JP2002237510A - 真空搬送装置 - Google Patents

真空搬送装置

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JP2002237510A
JP2002237510A JP2001031390A JP2001031390A JP2002237510A JP 2002237510 A JP2002237510 A JP 2002237510A JP 2001031390 A JP2001031390 A JP 2001031390A JP 2001031390 A JP2001031390 A JP 2001031390A JP 2002237510 A JP2002237510 A JP 2002237510A
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carrier
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opening
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Shinichi Yamabe
真一 山辺
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜処理前の円形ドーム状のワークWを上昇
させて入口室5に底壁の円形状開口9及び搬送ローラ1
4a,14b間を通って搬入した後にキャリア12に移
載し、そのキャリア12を搬送ローラ14a,14bに
より蒸着室1に移送してワークWに成膜し、その後にキ
ャリア12を搬送ローラ14a,14bにより蒸着室1
から出口室6に移送し、成膜後のワークWをキャリア1
2から降ろした後に下降させて搬送ローラ14a,14
b間及び出口室6底壁の円形状開口10を通って出口室
6から搬出する場合に、昇降移動するワークWの搬送ロ
ーラ14a,14bとの干渉を防止しつつ、搬送ローラ
14a,14bの幅方向の間隔dを短くして入口室5及
び出口室6の容積を小さくする。 【解決手段】 搬送ローラ14a,14bの位置を開口
9,10の幅方向最大位置Pよりもワーク搬送方向前後
両側にオフセットし、ローラ幅方向の間隔dを短くす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空空間でワーク
をキャリアに支持して搬送するようにした真空搬送装置
に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、真空室内で基板に蒸着等の成
膜処理を行うための真空成膜用の搬送装置として、基板
を有するワークをキャリアに載置して入口ロードロック
室に搬入し、その入口ロードロック室を真空引きして真
空状態にした後、入口ロードロック室に隣接する真空室
からなる成膜室との間のゲート弁を開いて、ワークを載
せたキャリアを入口ロードロック室から成膜室に搬送
し、上記ゲート弁を閉じた状態で真空室でワークの基板
に対する各種の成膜処理を行う一方、その成膜が終了す
ると、成膜室に隣接する出口ロードロック室との間のゲ
ート弁を開いて、成膜後のワークを載せたキャリアを成
膜室から出口ロードロック室に搬送し、ゲート弁を閉じ
た状態で出口ロードロック室を大気に開放してワークを
キャリアと共に取り出し、ワークをキャリアから降ろし
て、その空になったキャリアを入口側に還流させるよう
にしたものが一般的に知られている(例えば特開平2―
200779号や特開平3―287766号等の各公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
真空搬送装置において、成膜室(真空室)とロードロッ
ク室との間でキャリアを移送させるキャリア移送機構と
して、各室内の下部に複数の搬送ローラをワーク搬送方
向と略直交する幅方向に対向して対となるように設置
し、その搬送ローラにキャリアを上載して移送させるこ
とで、ワークをキャリアに載置支持して搬送するように
したものがある。
【0004】その場合、入口ロードロック室内に外部か
らワークを搬入するための開口(搬入口)、及び出口ロ
ードロック室内のワークを外部に搬出するための開口
(搬出口)を各ロードロック室の底壁(下壁)に形成す
ると、上記ワークは、上記キャリアの移送面(水平面)
と略直交する上下方向に搬送ローラ間を通って昇降移動
して開口を通過することとなるが、そのワークが搬送ロ
ーラ間を通る際にその搬送ローラと干渉する虞れがあ
る。従って、このようなワークと搬送ローラとの干渉を
避けるには、その搬送ローラの位置を開口のワーク搬送
方向と略直交する幅方向の位置よりも外側に配置する必
要があり、このため、搬送ローラ間の間隔が大きくな
り、ロードロック室の幅方向の大きさが増大してその容
積が大きくなり、その真空引きに時間がかかる等の問題
が生じる。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上記のように、ロードロック室等の移
載室と真空室との間でキャリアを移載室壁部の開口と略
平行なキャリア移送面に沿って搬送ローラにより移送
し、移載室においてワークをキャリア移送面と略直交す
る方向に搬送ローラ間を通って移動させて開口を通過さ
せるようにした真空搬送装置に対し、その搬送ローラの
レイアウトを改良することで、移動するワークとの搬送
ローラの干渉を防止しつつ、その搬送ローラの幅方向の
間隔を短くして移載室の容積を小さくしようとすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、ワークが通過可能な開口を
壁部に有する移載室、及びこの移載室に接続される真空
室の間で移動可能に設けられ、ワークを支持するキャリ
アと、このキャリアを移載室及び真空室間で上記開口と
略平行なキャリア移送面に沿って移送する搬送ローラを
有するキャリア移送機構とを備え、キャリアがない状態
の移載室でワークを上記キャリア移送面と略直交する方
向に搬送ローラ間を通って移動させて上記開口を通過さ
せるようにした真空搬送装置が対象であり、上記移載室
における搬送ローラの位置を、上記開口のワーク搬送方
向と略直交する幅方向の最大位置よりもワーク搬送方向
前後両側にオフセットする。
【0007】上記の構成によると、ワークを支持したキ
ャリアがキャリア移送機構の搬送ローラにより移載室及
び真空室間で移載室壁部の開口と略平行なキャリア移送
面に沿って移送され、このことでワークがキャリアに支
持されて移載室及び真空室間で搬送される。そして、移
載室においては、キャリアがない状態で、ワークがキャ
リア移送面と略直交する方向に搬送ローラ間を通って移
動して開口を通過する。
【0008】そのとき、上記移載室における搬送ローラ
の位置が開口の幅方向最大位置よりもワーク搬送方向前
後両側にオフセットしているので、上記キャリア移送面
と略直交する方向の開口を経由して移動するワークがキ
ャリア移送機構の搬送ローラ間を通る際に、そのワーク
が搬送ローラと干渉するのを防止することができるとと
もに、上記搬送ローラ間の幅方向の間隔を可及的に短く
してキャリア移送機構の幅を狭くし、延いては移載室の
容積を小さくすることができる。これらにより、ワーク
の開口の通過時の搬送ローラへの干渉の防止と、移載室
の容積の縮小化とを両立させることができる。
【0009】請求項2の発明では、上記移載室をロード
ロック室とした。すなわち、この発明では、入出口ゲー
ト弁により開閉される開口を経てワークの搬入又は搬出
の少なくとも一方が行われるロードロック室、及びこの
ロードロック室に中間ゲート弁を介して接続された真空
室の内部で移動可能に設けられ、ワークを支持するキャ
リアと、このキャリアをロードロック室及び真空室間で
上記開口と略平行なキャリア移送面に沿って移送する搬
送ローラを有するキャリア移送機構とを備え、キャリア
がない状態のロードロック室でワークを上記キャリア移
送面と略直交する方向に搬送ローラ間を通って移動させ
て上記開口を通過させるようにした真空搬送装置とし
て、上記ロードロック室における搬送ローラの位置が、
上記開口のワーク搬送方向と略直交する幅方向の最大位
置よりもワーク搬送方向前後両側にオフセットされてい
ることを特徴とする。
【0010】この構成によれば、入出口ゲート弁の開弁
により開かれた開口を経てワークをロードロック室に搬
入し又はロードロック室から搬出するとき、そのロード
ロック室にキャリアがない状態で、ワークがキャリア移
送面と略直交する方向に搬送ローラ間を通って移動して
開口を通過し、このことでワークのロードロック室に対
する搬入出が行われる。そして、上記ロードロック室に
おける搬送ローラの位置が開口の幅方向最大位置よりも
ワーク搬送方向前後両側にオフセットしているので、上
記ロードロック室に搬入又は搬出されるワークがキャリ
ア移送面と略直交する方向の開口を経由してキャリア移
送機構の搬送ローラ間を通る際の搬送ローラとの干渉を
防止できるとともに、上記搬送ローラ間の幅方向の間隔
を可及的に短くしてキャリア移送機構の幅を狭くし、ロ
ードロック室の容積を小さくすることができる。よって
ワークの開口の通過時の搬送ローラへの干渉の防止と、
ロードロック室の容積の縮小化との両立を図ることがで
きる。
【0011】請求項3の発明では、ワークは平面視で円
形状のものとし、搬送ローラはキャリアを上載して移送
するものとし、開口は搬送ローラの下側の壁部に設けら
れているものとする。
【0012】このことで、ワークを搬送ローラの上側に
ある位置と下側にある位置との間で昇降移動させて開口
を通過させるときに、そのワークの搬送ローラへの干渉
の防止と、室の容積の縮小化との両立を図ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る真
空搬送装置Aの全体構成を示し、この真空搬送装置A
は、真空空間でワークWを搬送して該ワークW上の各基
板(図示せず)に蒸着膜を成膜するためのものである。
【0014】図1に示すように、上記ワークWは平面視
で円形状となる円形ドーム形状のもので、表面に複数の
基板が支持された基板ドームW1と、この基板ドームW
1の中心部に着脱可能に設けられ、基板に対する例えば
複数種類の多層の成膜状態をモニタする複数枚のモニタ
ガラス(図示せず)を収容するモニタガラスカートリッ
ジW2とを備えてなる。
【0015】図1において、1は常時真空状態に保たれ
る常時真空室としての蒸着室で、この蒸着室1内の底壁
には蒸着源2が配置されており、この蒸着源2を加熱し
て蒸発させてワークWにおける基板ドームW1上の各基
板に対し蒸着膜を成膜するようにしている。
【0016】上記蒸着室1の上部において対向する側壁
の一方の外側には入口ロードロック室又は移載室として
の入口室5が、また他方の外側には出口ロードロック室
又は移載室としての出口室6がそれぞれ配設されてい
る。上記入口室5と蒸着室1とは、開閉により両室1,
5を連通又は連通遮断する入口中間ゲート弁7を介して
接続されている。一方、蒸着室1及び出口室6について
も、開閉して両室1,6を連通又は連通遮断する出口中
間ゲート弁8を介して接続されている。
【0017】上記入口室5の底壁(下壁)にはワークW
を搬送姿勢(水平姿勢)のまま昇降させて通過可能な大
きさの円形状の開口9が形成され、この開口9は、後述
するワーク搬入機構30の円板状の搬入テーブル31に
より外部から気密状に開閉される。つまり、この搬入テ
ーブル31は入口ゲート弁を構成している。
【0018】一方、出口室6の底壁(下壁)にもワーク
Wを搬送姿勢のまま昇降させて通過可能な大きさの円形
状の開口10が形成され、この開口10は後述のワーク
搬出機構34の円板状の搬出テーブル35により外部か
ら気密状に開閉されるようになっており、この搬出テー
ブル35は出口ゲート弁を構成している。
【0019】上記ワークWは入口室5、蒸着室1及び出
口室6の各々の内部で移動可能な1台のキャリア12に
より載置支持された状態で入口室5から蒸着室1を経由
して出口室6に順に搬送される。上記キャリア12は、
図5に拡大詳示するように、矩形枠状のもので、その各
辺の中央部には細板状のガイド部12a,12a,…が
立設されており、ワークWは、これら4本のガイド部1
2a,12a,…間に位置するように上方から降下して
キャリア12上に載置支持される。
【0020】上記蒸着室1、入口室5及び出口室6の各
々に亘り上記キャリア12を上記入口室5及び出口室6
の各開口9,10と略平行なキャリア移送面(水平面)
に沿ってワーク搬送方向(入口室5から蒸着室1を経由
して出口室6に向かう方向)と同じ方向に順移送させ又
はワーク搬送方向と逆の方向に逆移送させるキャリア移
送機構13が設けられている。このキャリア移送機構1
3は、例えば図2及び図3に拡大して示するように(こ
の図2及び図3では蒸着室1及び出口室6にある部分を
示しており、入口室5のものも同様の構造である)、各
室1,5,6においてワーク搬送方向と直交する幅方向
に対向する側壁に該幅方向に対向配置された状態で回転
可能に支持されかつ各室1,5,6毎に4対ずつ設けら
れた2種類の搬送ローラ14a,14bを備えてなる。
これらの搬送ローラ14a,14bはキャリア12の幅
方向側部を上載支持するもので、いずれも入口室5、蒸
着室1及び出口室6で同じ高さ位置となるように配置さ
れている。各室1,5,6の4対の搬送ローラ14a,
14bのうち、ワーク搬送方向前後両端において幅方向
に対向する2対の端部側搬送ローラ14a,14a同士
は各室1,5,6を幅方向に貫通する1本の支持軸15
上に回転一体に固定されている。図4に示すように、こ
の支持軸15の一端部は各室1,5,6の側壁を貫通す
る軸受部16に気密状に支持されて室外に突出し、その
突出部分には歯付プーリ17が取り付けられ、この各歯
付プーリ17はいずれも図外の駆動制御部に駆動連結さ
れている。各室1,5,6において幅方向の側壁には、
ワーク搬送方向に沿った方向の中央側に向かうようにワ
ーク搬送方向と平行に延びかつ基端部を上記各軸受部1
6に一体的に固定した支持ブラケット19が固定支持さ
れ、この各支持ブラケット19の先端部に、各室1,
5,6の4対の搬送ローラ14a,14bのうちワーク
搬送方向前後中間側において幅方向に対向する2対の中
間側搬送ローラ14b,14bが回転自在に支持されて
いる。そして、この各中間側搬送ローラ14bは、支持
ブラケット19の基端部に位置する端部側搬送ローラ1
4aに対し、スプロケット18a及びそれに噛合するチ
ェーン18bからなるチェーン伝動機構18を介して駆
動連結されており、駆動制御部の駆動により各室1,
5,6毎の2対の端部側搬送ローラ14aを、またこれ
ら端部側搬送ローラ14aにチェーン伝動機構18を介
して中間側搬送ローラ14bをそれぞれ同じ方向に連動
して回転させ、これら4対の搬送ローラ14a,14b
の同方向の回転により、その例えば正転時にあってはキ
ャリア12をワーク搬送方向と同じ方向に順移送させる
一方、逆転時にあってはワーク搬送方向と逆の方向に逆
移送させるようにしている。
【0021】さらに、上記入口室5及び出口室6におい
て各々の内部の上壁部にはそれぞれワークWを保持する
ワーク保持機構20が設けられている。これら両ワーク
保持機構20はいずれも同じ構造のもので、各室5,6
の上壁に気密状に貫通した状態で回転可能にかつ昇降可
能に支持されかつ室5,6の外部から駆動されて回転動
作及び昇降動作が行われる回転昇降部21と、この回転
昇降部21の下端に中央部にて一体的に固定され、外周
縁部でワークWにおける基板ドームW1の外周縁部を回
転しながら係止する係止アーム部22とを備えてなる。
【0022】そして、入口室5では、その内部(詳しく
はその搬送ローラ14a,14b上)にキャリア12が
ない状態で、ワーク保持機構20の係止アーム部22を
回転昇降部21により下降させておいて、後述のワーク
搬入機構30の搬入テーブル31により開口9を経て入
口室5内に搬入された処理前(未処理)のワークWを係
止アーム部22の正回転により係止し、その係止アーム
部22の上昇動作によりワークWをワーク搬入機構30
から取り上げて入口室5内の上部に保持する一方、入口
室5に空のキャリア12が位置している状態で、上記ワ
ーク保持機構20に保持されている処理前のワークWを
係止アーム部22の下降移動により下降させ、その係止
アーム部22の逆回転によりワークWとの係止を解除し
て該ワークWをキャリア12上に移載するようにしてい
る。
【0023】これに対して、出口室6では、処理後(処
理済み)のワークWを載置支持したキャリア12が出口
室6内(詳しくはその搬送ローラ14a,14b上)に
位置している状態で、係止アーム部22を下降位置に位
置づけた状態で正回転させてワークWに係止し、その係
止アーム部22の上昇動作によりワークWをキャリア1
2から取り上げて出口室6内の上部に保持する一方、出
口室6にキャリア12がないときに、後述のワーク搬出
機構34の搬出テーブル35を上昇させておき、上記ワ
ーク保持機構20に保持されているワークWを係止アー
ム部22の下降移動により下降させて、その係止アーム
部22の逆回転によりワークWとの係止を解除して該ワ
ークWを搬出テーブル35に移載するようにしている。
【0024】蒸着室1内の上壁部にはワークWを保持し
て回転させるワーク回転機構23が設けられている。こ
のワーク回転機構23は、上記入口室5及び出口室6の
ワーク保持機構20と略同様のもので、蒸着室1の上壁
に気密状に貫通した状態で回転可能に支持されかつ蒸着
室1の外部から駆動されて回転動作が行われる回転軸部
24と、この回転軸部24の下端に中央部にて一体的に
固定され、外周縁部でワークWにおける基板ドームW1
の外周縁部を回転しながら係止する係止アーム部25
と、この係止アーム部25に支持されたワークWのモニ
タガラスカートリッジW2を取り出して、その内部の複
数枚のモニタガラスを多層膜の蒸着処理の変更の都度交
換するモニタガラス交換機構(図示せず)とを備えてな
る。
【0025】また、蒸着室1内の下部にはそのキャリア
移送機構13の搬送ローラ14a,14b上にあるキャ
リア12を上昇動作により上昇させるキャリア昇降機構
27が設置されており、ワークWの各基板に成膜すると
きには、処理前のワークWを載置支持したキャリア12
が蒸着室1(詳しくはその搬送ローラ14a,14b
上)に位置している状態で、キャリア昇降機構27の上
昇動作によりキャリア12を搬送ローラ14a,14b
から持ち上げ、その状態でワーク回転機構23の係止ア
ーム部25によりワークWを係止してキャリア12から
取り上げた後、このワーク回転機構23によりワークW
を保持したままで回転させることにより、そのワークW
の基板に蒸着源2からの蒸着膜を成膜する一方、ワーク
Wの基板に対する成膜処理が終了すると、上記成膜時と
は逆に、ワーク回転機構23の係止アーム部25のワー
クWとの係止を解除してワークWを係止アーム部25か
らキャリア12上に預けるとともに、キャリア昇降機構
27を下降移動させてキャリア12をキャリア移送機構
13の搬送ローラ14a,14b上に載置支持するよう
にしている。
【0026】また、入口室5底壁の下方(室外側)の床
面上には、処理前のワークWを上記入口室5に搬入する
ワーク搬入機構30が設置されている。このワーク搬入
機構30は、上記入口室5底壁の開口9を開閉する入口
ゲート弁としての搬入テーブル31を構成部材の一部と
して有し、この搬入テーブル31は図外の昇降手段によ
り昇降移動される。そして、搬入テーブル31の上面に
はワークWを上載支持する支持部31aが突設されてお
り、搬入テーブル31が下降端位置にあるときに、搬入
台車32により供給された処理前のワークWを搬入テー
ブル31の支持部31a上に移載し、入口室5にキャリ
ア12がない状態で搬入テーブル31の上昇により支持
部31a上のワークWを開口9及び搬送ローラ14a,
14b間を通って入口室5内に搬入した後に、ワーク保
持機構20に移載するようにしている。
【0027】一方、出口室6底壁の下方(室外側)の床
面上には、処理後のワークWを出口室6から搬出するワ
ーク搬出機構34が設置されている。このワーク搬出機
構34は、上記ワーク搬入機構30と同様に、上記出口
室6底壁の開口10を開閉する出口ゲート弁としての搬
出テーブル35を構成部材の一部として有し、この搬出
テーブル35は図外の昇降手段により昇降移動される。
搬出テーブル35の上面にはワークWを上載支持する支
持部35aが突設されており、搬出テーブル35が上昇
端位置にあるときに、出口室6にキャリア12がない状
態でワーク保持機構20から処理後のワークWを搬出テ
ーブル35の支持部35a上に移載した後、搬出テーブ
ル35の下降により支持部35a上のワークWを出口室
6外にその搬送ローラ14a,14b間及び底壁の開口
10を通って搬出し、搬出テーブル35の下降端位置で
支持部35a上のワークWを図外の搬出台車に移載する
ようにしている。
【0028】尚、上記ワーク搬入機構30及びワーク搬
出機構34の各テーブル31,35は常時は上昇端位置
にあり、この上昇端位置にあるテーブル31,35によ
り入口室5及び出口室6の各底壁の開口9,10を閉塞
するようにしている。
【0029】そして、上記キャリア移送機構13の作動
制御により、蒸着室1でワークWの各基板に対する成膜
処理が終了した後、その成膜処理後のワークWが積み込
まれたキャリア12を蒸着室1から下流側に隣接する出
口室6に順移送して該出口室6でワーク保持機構20に
よりワークWを保持してキャリア12から降ろした後、
空のキャリア12を元の蒸着室1を経て該蒸着室1の上
流側に隣接する入口室5まで逆移送して該入口室5で、
ワーク保持機構20に保持されている次の処理前のワー
クWをキャリア12に積み込み、次いで、その処理前の
ワークWを蒸着室1で成膜処理するために、キャリア1
2を元の蒸着室1に順移送させる搬送動作を繰り返すよ
うに構成されている。
【0030】また、この実施形態では、上記の如く、上
記キャリア移送機構13は、入口室5、蒸着室1及び出
口室6の各々においてワーク搬送方向と直交する幅方向
の両側に対向して配置された4対の搬送ローラ14a,
14bを有する。そして、入口室5及び出口室6におい
ては、その底壁の開口9,10が上記搬送ローラ14
a,14bの下方で搬送ローラ14a,14bによるワ
ーク搬送方向と直交する上下方向に延びるように配置さ
れ、入口室5及び出口室6にキャリア12がない状態
で、円形ドーム形状のワークWを搬送姿勢(水平姿勢)
のままで上記キャリア移送面(水平面)と直交する上下
方向に上記キャリア移送機構13における対向する4対
の搬送ローラ14a,14b間を通って昇降移動させ、
開口9,10を通過させるように設定されている。
【0031】さらに、入口室5及び出口室6の4対の搬
送ローラ14a,14bの位置は、いずれも上記円形状
の開口9,10のワーク搬送方向と直交する幅方向の最
大位置P(幅方向に沿った内径位置)よりもワーク搬送
方向前後両側(図2で左右両側)にオフセットされ、開
口9,10の幅方向に沿った周縁位置がワーク搬送方向
から見て搬送ローラ14a,14bと重なるかそれより
も幅方向外側に位置している。
【0032】尚、入口室5内の下部にはハロゲンヒータ
38が、また上部にはシースヒータ39がそれぞれ配置
されており、入口室5においてワーク保持機構20によ
り処理前のワークWを保持して回転させながら各ヒータ
38,39を作動させることにより、ワークWを加熱す
るようにしている。
【0033】また、蒸着室1の上部にもシースヒータ3
9が配置されており、蒸着室1でワーク回転機構23に
よりワークWを回転させながら成膜するときにヒータ3
9の作動により加熱するようにしている。
【0034】次に、上記実施形態の真空搬送装置Aの作
動について説明する。今、最初の状態として、ワークW
の各基板が成膜処理される状態を仮定する。すなわち、
入口及び出口の中間ゲート弁7,8は閉弁しており、蒸
着室1のみが真空状態にある(尚、入口室5及び出口室
6は、後述するようにワークWの搬入出のためにいずれ
も一時的に大気に開放される)。そして、この蒸着室1
においては、蒸着源2の加熱状態でワークWがワーク回
転機構23により支持されて回転し、このワークWの各
基板に蒸着源2による蒸着膜が成膜される。また、上記
基板に対する成膜が変更される都度、モニタガラス交換
機構によりモニタガラスカートリッジW2からモニタガ
ラスが取り出されて交換される。このとき、蒸着室1の
キャリア昇降機構27は上昇していて、キャリア12は
蒸着室1に位置している。
【0035】このようなワークWの基板に対する多層の
成膜が全て終了すると、上記蒸着源2の加熱が停止する
とともに、ワーク回転機構23の作動停止によりワーク
Wの回転が停止する。また、上記基板の成膜状態をモニ
タしたモニタガラスがモニタガラス交換機構からワーク
WのモニタガラスカートリッジW2内に収容され、この
モニタガラスカートリッジW2が基板ドームW1に戻さ
れる。このとき、ワーク搬入機構30の搬入テーブル3
1及びワーク搬出機構34の搬出テーブル35はいずれ
も上昇していて、これらのテーブル31,35により入
口室5及び出口室6の各底壁の開口9,10がいずれも
気密状に閉塞され、入口室5及び出口室6は真空状態と
される。
【0036】そして、まず、ワークWがワーク回転機構
23からキャリア12に支持され、このキャリア12
は、上昇しているキャリア昇降機構27に支持される。
この後、キャリア昇降機構27の下降移動によりワーク
Wを載せたキャリア12が下降してキャリア移送機構1
3の搬送ローラ14a,14b上に載置支持される。こ
のような動作と並行して、上記入口及び出口の中間ゲー
ト弁7,8が開き、蒸着室1が入口室5及び出口室6と
いずれも真空のままで連通した状態となる。
【0037】そして、キャリア移送機構13が作動して
各室1,5,6の搬送ローラ14a,14bがキャリア
12の順移送方向に回転し、上記成膜処理後のワークW
を載せたキャリア12が蒸着室1から出口室6に順移送
され、そのワークWが蒸着室1から出口室6に搬送され
る。この出口室6ではワーク保持機構20の係止アーム
部22が上昇位置にあり、順移送されたキャリア12が
出口室6の所定位置で停止すると、上記係止アーム部2
2が上昇位置から下降し、キャリア12上のワークWに
係止した後に上昇する。このことでワークWがキャリア
12から降ろされてワーク保持機構20に保持され、キ
ャリア12が空になる。尚、上記ワーク保持機構20の
係止アーム部22は、処理後のワークWを係止した状態
で回転し、このことで処理後のワークWが回転しながら
出口室6で冷却される。
【0038】次いで、キャリア移送機構13が作動して
各1,5,6の搬送ローラ14a,14bが今度はキャ
リア12の逆移送方向に回転する。これにより、上記空
になったキャリア12が元の蒸着室1を経てその上流側
に隣接する入口室5まで逆移送される。この入口室5で
はワーク保持機構20の係止アーム部22が上昇位置に
あり、その係止アーム部22には、次の成膜処理前のワ
ークWが保持されて回転しながらヒータ38,39によ
り加熱されており、上記逆移送されたキャリア12が入
口室5の所定位置で停止すると、上記係止アーム部22
によるワークWの回転が停止し、その係止アーム部22
がワークWを係止保持したまま上昇位置から下降して、
このワークWをキャリア12上に載置支持した後に上昇
する。このことでワークWがワーク保持機構20から降
ろされてキャリア12に載置支持される。
【0039】この後、キャリア移送機構13が作動して
各室1,5,6の搬送ローラ14a,14bが再びキャ
リア12の順移送方向に回転し、このことで上記成膜処
理前のワークWを載せたキャリア12が入口室5から蒸
着室1に順移送され、そのワークWが入口室5から蒸着
室1に搬送される。そして、この蒸着室1では、キャリ
ア昇降機構27の上昇動作によりキャリア12がワーク
Wと共に持ち上げられ、そのワークWのモニタガラスカ
ートリッジW2がモニタガラス交換機構に取り出される
とともに、ワークWがワーク回転機構23に係止支持さ
れる。しかる後に、上記と同様にして、蒸着源2が加熱
された状態でワークWがワーク回転機構23により支持
されて回転し、このワークWの各基板に蒸着膜が成膜さ
れる。
【0040】そして、こうして蒸着室1でワークWの成
膜処理が行われている間に、ワーク搬入機構30が下降
動作し、その搬入テーブル31(入口ゲート弁)が下降
して入口室5底壁の開口9が開かれ、入口室5が大気に
開放される。上記搬入テーブル31が下降位置に移動す
ると、搬入台車32により供給された次の処理前のワー
クWが搬入テーブル31の支持部31a上に移載され
る。その後に、搬入テーブル31が上昇して入口室5底
壁の開口9が気密状に閉じられるとともに、この搬入テ
ーブル31の支持部31a上のワークWが開口9及び搬
送ローラ14a,14b間を経て入口室5に搬入され
る。このワークWの搬入後、入口室5が真空引きされる
とともに、ワーク保持機構20の係止アーム部22が下
降して上記搬入テーブル31の支持部31a上のワーク
Wを係止してから上昇し、このことでワークWが搬入テ
ーブル31からワーク保持機構20に吊り上げられる。
そして、入口室5が真空状態になると、ワーク保持機構
20によりワークWが回転しながらヒータ38,39の
作動により加熱される。
【0041】また、このワークWの搬入動作と並行して
処理後のワークWの搬出動作が行われる。すなわち、出
口室6ではワーク保持機構20の係止アーム部22によ
るワークWの回転が停止した後、その係止アーム部22
が下降してワーク搬出機構34における搬出テーブル3
5(出口ゲート弁)の支持部35a上に上記成膜処理後
のワークWを移載してから上昇する。しかる後、ワーク
搬出機構34が下降動作し、その搬出テーブル35が下
降して出口室6底壁の開口10が開かれ、出口室6が大
気に開放されるとともに、搬出テーブル35の支持部3
5a上に支持された処理後のワークWが搬送ローラ14
a,14b間及び開口10を通って出口室6外に搬出さ
れる。そして、上記搬出テーブル35が下降位置に移動
すると、その支持部35a上のワークWが搬出台車に移
載される。このワークWの移載後に、搬出テーブル35
が上昇して出口室6底壁の開口10が気密状に閉じら
れ、その後に入口室5が真空引きされる。
【0042】以上の動作を1サイクルとして、以後は同
様のサイクルが繰り返される。このようにキャリア12
が入口室5及び出口室6と蒸着室1との間で真空状態の
まま大気に触れることなく循環移動(往復移動)し、ワ
ークWのみが大気中と入口室5及び出口室6との間で搬
入出され、その両室5,6が真空状態になったときにキ
ャリア12に移載されて蒸着室1に対し搬送される。こ
のため、キャリア12が大気中で還流される場合の大気
との接触に伴う諸問題を解消することができる。
【0043】また、この実施形態では、上記入口室5及
び出口室6におけるキャリア移送機構13の4対の搬送
ローラ14a,14bの位置が各室5,6の底壁におけ
る円形状の開口9,10の幅方向最大位置Pよりもワー
ク搬送方向前後両側にオフセットされているので、ワー
ク搬入機構30により処理前のワークWを上昇させ、入
口室5底壁の開口9から該開口9の上側にあるキャリア
移送機構13の搬送ローラ14a,14b間を通して入
口室5内に搬入する際、或いは出口室6のワーク保持機
構20に保持されている処理後のワークWをワーク搬出
機構34により下降させ、キャリア移送機構13の搬送
ローラ14a,14b間を経てその下側にある底壁の開
口10を通して搬出する際、その円形ドーム形状のワー
クWが搬送ローラ14a,14bと干渉することを防止
することができる。
【0044】しかも、上記4対の搬送ローラ14a,1
4bの位置が各室5,6の開口の幅方向最大位置Pより
もワーク搬送方向前後両側にオフセットされていること
で、その搬送ローラ14a,14b間の間隔dを可及的
に短くしてキャリア移送機構13の幅を狭くし、延いて
は入口室5及び出口室6の容積を小さくすることがで
き、その各室5,6を真空引きする際に素早く真空状態
にすることができる。よって、ワークWの搬入出時の搬
送ローラ14a,14bへの干渉の防止と、キャリア移
送機構13の幅の縮小化による入口室5及び出口室6の
容積の縮小化とを両立させることができる。
【0045】(他の実施形態)尚、上記実施形態では、
常時真空状態に保たれる常時真空室としての蒸着室1を
1つとし、それに対してキャリア12を蒸着室1と同数
の1つとしているが、2つ以上の蒸着室1を入口室5及
び出口室6間に直列に接続し、キャリア12も蒸着室1
毎につまり蒸着室1と同数設けて複数として、これら複
数のキャリア12を各々が常在する室を含めた上下流側
の3室間で並行して移送させるようにしてもよい。
【0046】また、同様に、常時真空室としての蒸着室
1を複数設ける一方、キャリア12は蒸着室1の数より
も1つ以上少ない台数だけ設けて、その各キャリア12
を下流側の3室間で移送させてワークWを搬送した後に
上流側の3室間で移送させてワークWを搬送するように
することもできる。その場合、上記のように蒸着室1と
同数のキャリア12を設けた場合のように、複数のキャ
リア12が並行して移送されないので、搬送タクト時間
が長くなるが、キャリア12の必要数を少なくすること
ができる。
【0047】尚、これらの場合、各蒸着室1にも、移送
されるキャリア12との干渉をさけるために、ワークW
のみをキャリア12から吊り上げて保持するワーク保持
機構20(ワーク回転機構23で兼用してもよい)が必
要となる。
【0048】また、上記実施形態では、ワークWを入口
室5に搬入した後、キャリア12に載置支持して入口室
5から蒸着室1に送って成膜処理し、その成膜後のワー
クWをキャリア12に載置支持して出口室6に搬送して
該出口室6から搬出するようにしているが、上記入口室
5及び出口室6をいずれも入出口室とし、その各入出口
室にワークWを搬入した後、その入出口室から1つの蒸
着室1に送って成膜処理し、その成膜後のワークWを元
の同じ入出口室から搬出するインターバック動作を各入
出口室について交互に行うようにしてもよい。
【0049】その場合、キャリア12は1台とし、各室
のキャリア移送機構13により、成膜処理後のワークW
が積み込まれたキャリア12を蒸着室1から一方の入出
口室に移送して該入出口室でワーク保持機構20により
ワークWをキャリア12から降ろした後、空のキャリア
12を元の蒸着室1を経て他方の入出口室まで移送して
該入出口室でワーク保持機構20によりキャリア12に
成膜処理前の次のワークWを積み込み、そのキャリア1
2を蒸着室1に移送させる搬送動作を両入出口室間で交
互に繰り返すようにすればよい。
【0050】さらに、上記実施形態では、基板を支持し
た円形ドーム形状のワークWをキャリア12で搬送して
蒸着室1において基板に蒸着膜を成膜処理するようにし
ているが、本発明はこのように基板に対する蒸着処理や
成膜処理に限らず、ワークを真空室に搬入した後に所定
の処理を行い、その後にワークを真空室から搬出する真
空搬送装置であれば適用することができる。
【0051】また、本発明は、上記実施形態のようにキ
ャリア12を常時真空状態に保つ場合に限らず、キャリ
アが真空空間と大気中とに亘って移送される真空搬送装
置に対しても適用することができ、同様の作用効果が得
られる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明によると、ワークが通過可能な開口を壁部に有する移
載室及びそれに連通する真空室間でワークをキャリアに
支持して搬送し、開口を有する移載室においては、キャ
リアがない状態でワークを上記開口と略平行なキャリア
移送面と略直交する方向に搬送ローラ間を通って移動さ
せて開口を通過させるようにする場合に、移載室におけ
る搬送ローラの位置を開口の幅方向最大位置よりもワー
ク搬送方向前後両側にオフセットしたことにより、搬送
ローラ間の幅方向の間隔を可及的に短くしてキャリア移
送機構の幅を狭くすることができ、よってワークの開口
の通過時の搬送ローラへの干渉の防止と、開口を有する
室の容積の縮小化との両立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る真空搬送装置の全体構
成を概略的に示す断面図である。
【図2】キャリア移送機構の搬送ローラの配置を拡大し
て示す平面図である。
【図3】搬送ローラの配置を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】搬送ローラの連動機構を示す拡大平面図であ
る。
【図5】キャリアの拡大平面図である。
【符号の説明】
A 真空搬送装置 1 蒸着室(真空室) 5 入口室(入口ロードロック室、移載室) 6 出口室(出口ロードロック室、移載室) 7 入口中間ゲート弁 8 出口中間ゲート弁 9,10 開口 12 キャリア 13 キャリア移送機構 14a,14b 搬送ローラ 20 ワーク保持機構 23 ワーク回転機構 27 キャリア昇降機構 30 ワーク搬入機構 31 搬入テーブル(入口ゲート弁) 34 ワーク搬出機構 35 搬出テーブル(出口ゲート弁) W ワーク P 開口の幅方向最大位置 d 搬送ローラの幅方向間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが通過可能な開口を壁部に有する
    移載室と、該移載室に接続される真空室との間で移動可
    能に設けられ、ワークを支持するキャリアと、 上記キャリアを移載室及び真空室間で上記開口と略平行
    なキャリア移送面に沿って移送する搬送ローラを有する
    キャリア移送機構とを備え、 キャリアがない状態の移載室でワークを上記キャリア移
    送面と略直交する方向に搬送ローラ間を通って移動させ
    て上記開口を通過させるようにした真空搬送装置であっ
    て、 上記移載室における搬送ローラの位置は、上記開口のワ
    ーク搬送方向と略直交する幅方向の最大位置よりもワー
    ク搬送方向前後両側にオフセットされていることを特徴
    とする真空搬送装置。
  2. 【請求項2】 入出口ゲート弁により開閉される開口を
    経てワークの搬入又は搬出の少なくとも一方が行われる
    ロードロック室と、該ロードロック室に中間ゲート弁を
    介して接続された真空室との内部で移動可能に設けら
    れ、ワークを支持するキャリアと、 上記キャリアをロードロック室及び真空室間で上記開口
    と略平行なキャリア移送面に沿って移送する搬送ローラ
    を有するキャリア移送機構とを備え、 キャリアがない状態のロードロック室でワークを上記キ
    ャリア移送面と略直交する方向に搬送ローラ間を通って
    移動させて上記開口を通過させるようにした真空搬送装
    置であって、 上記ロードロック室における搬送ローラの位置は、上記
    開口のワーク搬送方向と略直交する幅方向の最大位置よ
    りもワーク搬送方向前後両側にオフセットされているこ
    とを特徴とする真空搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の真空搬送装置におい
    て、 ワークは平面視で円形状のもので、 搬送ローラはキャリアを上載して移送するものとされ、 開口は搬送ローラの下側の壁部に設けられていることを
    特徴とする真空搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007073540A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置、ロードロック室ユニット、および搬送装置の搬出方法
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