JP2002236802A - 自動契約システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動契約装置でカード発行を行なう場合、不正
取引防止の為、必ず本人確認を行なう必要があり、この
為、持参した免許証／パスポート／保険証等による本人
確認を実施する。この持参した書類により、その場で本
人確認を実施する為、審査に要する時間も多く費やすた
め取引時間の増大を招く事になる。また、事前に証明書
類による本人確認を実施するにも事前入力端末に画像を
入力し転送する機能を有する必要がある。 【解決手段】取引の事前受付が可能な、受付端末を設
け、携帯端末（ＰＣ／モバイル／電話等）よりインター
ネット等でカード契約に対する申込みの受付ができるよ
うにする。受付端末では入力された個人情報および免許
証に記載する生年月日／免許証番号または、健康保険証
に記載する保険証番号／生年月日の入力、パスポートに
記載するパスポート番号／生年月日、社員証に記載する
社員番号／氏名等、個人で所有する身分証明書類の記載
情報の、入力情報に基づき金融機関または警察機関に照
会し本人確認ができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カード発行等のサ
ービスを行なう自動契約装置の取引方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、金融機関などにおいて新規契約を
受け付け、キャッシュカードを発行する自動契約装置が
普及しているが、それらの装置はカードの即日発行であ
る為、取引の成立には申込書の記入や受付を行ない、更
に身分書類又は申込書による本人確認及び審査をその場
で実施するので取引時間が長時間になっている。このた
め、特開平１０−１６２０５５号公報に示されるよう
に、申込みを別に存在する端末を用いて行ない取引時間
の短縮を図っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】カード発行に対する申
込みを事前入力端末により事前に行ない顧客待ち時間の
短縮を図る技術が上記従来技術の様に公知であるが、自
動契約装置でカード発行を行なう場合、不正取引防止の
為、必ず本人確認を行なう必要があり、この為、持参し
た免許証、パスポート、保険証、社員証等による本人確
認を実施する。この持参した書類により、その場で本人
確認を実施する為、審査に要する時間も多く費やすため
取引時間の増大を招く事になる。また、事前に証明書類
による本人確認を実施するにも事前入力端末で画像を取
込み、転送する機能を有する必要があるとの問題が考え
られる。

【０００４】本発明は上記問題点を解決する自動契約機
を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】取引の事前受付が可能
な、受付端末を設け、携帯端末（例えば、ＰＣ、モバイ
ル、電話等）よりインターネット等でカード契約に対す
る申込みの受付ができるようにする。受付端末では入力
された個人情報および免許証に記載する生年月日や免許
証番号の入力または、健康保険証に記載する保険証番号
や生年月日の入力、パスポートに記載するパスポート番
号や生年月日、社員証に記載する社員番号や氏名等、個
人で所有する身分証明書類の記載情報を入力させ、入力
情報に基づき警察機関や保険機関等の各証明書類の交付
機関または情報照会センタに照会させ、個人情報の審査
後に自動契約装置等で個人情報の照会に使用した保険証
または免許証またはパスボート等を自動契約装置に搭載
するカメラ等で偽造や記載内容の相違等が無い事を確認
できるようにする。また、自動契約装置は、受付情報を
受付端末に照会する事で実現を図る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図１から
図４により説明する。

【０００７】図１及び図２において、１は自動契約装置
であり、自動契約装置１はタッチパネルを備えたディス
プレイを持ち、操作者がディスプレイの表示に従ってタ
ッチパネルを押下することで必要な情報を入力する表示
及び入力手段５、磁気カードの読み取り又は書き込み、
カード発行可能なカードリード／発行部６、各種申込書
を発行する印字部２、書類やカードのデータを画像で読
み取るカメラ機構３、通信制御部４を備え、この通信制
御部４から通信回線を介して受付端末８、センタ端末
９、金融機関または警察機関の照会センタと接続されて
いる。

【０００８】受付端末８では、携帯端末７（例えば、Ｐ
Ｃ、モバイル、電話等を含む）からの申込み内容や本人
確認データを受取り、審査を行なう。一方、センタ端末
９では、自動契約装置１から伝送される各画像データや
取引データの処理を行なうと共に、事前に携帯端末７で
申込みの受付けを行なった取引は、受付端末８より取引
データを受取り、契約端末１との処理を行なう。

【０００９】以下、図３に示す受付処理と図４に示すカ
ード発行処理とのフロー図により、取引の流れを説明す
る。

【００１０】最初に利用者は携帯端末７でインターネッ
ト等を使用して受付端末８と接続する（１０１）。携帯
端末７にはカード発行に伴う申込画面が表示され（１０
２）、利用者は住所や氏名等の個人情報の入力、申込み
内容の入力を行なう（１０３）。その後、本人確認デー
タの入力として免許証に記載する生年月日や免許証番号
または、健康保険証に記載する保険証番号や生年月日の
入力、パスポートに記載するパスポート番号や生年月日
の入力、社員証に記載する社員番号や氏名等、個人で所
有する身分証明書類の記載情報を携帯端末７より入力
し、受付端末８に伝送する（１０４）。

【００１１】また、申込み情報のセキュリティの為、携
帯端末７から申込み時にパスワードの入力し、受付端末
８では本取引情報に関してパスワードとして登録する
（１０５）。

【００１２】受付端末８では、携帯端末７より伝送され
た個人情報（氏名／住所／電話番号等）で個人データの
照会を行なうと共に本人確認データ（免許証に記載する
生年月日／免許証番号または、保険証、パスポート／社
員証等）の入力情報に基づき保険機関や警察機関等の各
証明書類の交付機関または情報照会センタに照会し、免
許証又は保険証、パスポート等証明書類の存在の有無を
確認する。更に、先に入力した個人情報とつき合わせ、
事前の本人確認を行なう。本人確認が終了すると、受付
端末８は、携帯端末７に受付番号等の受付完了通知をメ
ール等で通知する（１０６）。また、本申込みに対する
有効期限を携帯端末７へ伝送する。

【００１３】利用者の受付処理はここで終了し、受付端
末８では、受信した申込内容や本人確認書類を審査済み
データとして登録する。

【００１４】受付完了通知を受けた利用者は、通知され
た受付番号および登録したパスワードを覚えておき、自
動契約装置１の入力手段５より入力する。また、自動契
約装置１で個人情報の照会に使用した保険証または免許
証、パスポート等を自動契約装置１に搭載するカメラ機
構３で画像取得することで、事前に携帯端末７によって
入力されたデータと比較を行ない、書類の偽造や記載内
容の相違等が無い事を確認できるようにする。従って、
本人確認データの現物（免許証等）を持参の上、有効期
限内に最寄りの自動契約装置でカードの発行処理を行な
う（１０７）。

【００１５】受付端末８では、本人確認データの各機関
への照会により、その証明書類の有無および入力された
個人データとのつき合わせで、不正取引やいたずら等の
事前防止を図ることが可能となる。

【００１６】次に、図４に示すカード発行処理について
説明する。

【００１７】受付端末８より携帯端末７に対して受付完
了通知を受けた利用者は、受付端末８より通知を受けた
有効期限内（事前受付処理の有効期限）に最寄りの自動
契約機１にてカードの発行処理を行なう。自動契約装置
１にて、「受付済み」の項目選択（２０１）を入力手段
５から行なうと、受付ＩＤ番号、パスワードの入力画面
が表示手段５より表示されるので、受付処理にて表示さ
れた受付ＩＤ及び受付時に登録したパスワードの入力を
行なう。この入力後、自動契約装置１より受付端末８に
受付時の登録情報の照会が行われ、受付内容がセンタ端
末９に伝送される（２０２）。以降は、自動契約装置１
とセンタ端末９とが接続し、以下に説明する処理が行わ
れる。

【００１８】自動契約装置１では、本人確認が実施さ
れ、携帯端末７で登録した本人確認データの現物書類の
カメラ機構３からの読み取りや利用者の人物画像の読み
取りが行われ、センタ端末９に送信される。センタ端末
９では、送信された身分証明書類が受付処理にて登録さ
れた書類と同じであるかチェック（申し込み時に、使用
した保険証または免許証、パスポート等を自動契約装置
に搭載するカメラ等で偽造／記載内容の相違等無い事を
確認する）し、更に、人物画像と身分証明書類とのチェ
ックを行なう。

【００１９】本人確認がＯＫであれば、センタ端末９よ
り契約内容を送信し、自動契約装置１の印字部２にて契
約書類の印刷をおこなう。利用者は発行された契約書類
の確認を行ない、サイン又は捺印等の書類の確認を行な
う。尚、この契約書類は自動契約装置１に回収される。
センタ端末９では、契約の確認を受信するとカードの発
行処理を行ない、自動契約装置１のカード発行部６より
カードが発行される。利用者はカードを受け取り取引が
終了となる。

【００２０】以上のように、カード発行業務に対し携帯
端末による申込み、即日発行する為の本人確認（身元等
の確認）を事前に行なう事で自動契約装置によるカード
発行時間（取引時間）の短縮を図ると共に、申込み時に
簡易的な本人確認を行なう事で不正取引／いたずら等の
事前防止を図ることが可能となる。

【００２１】

【発明の効果】本発明により自動契約装置のカード発行
までの取引時間の短縮を図ると共に申込み時に簡易的な
本人確認を行なう事で不正取引／いたずら等の事前防止
を図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動契約装置、携帯端末、受付端末、センタ端
末の構成例

【図２】各装置のシステム構成

【図３】受付処理のフロー図

【図４】カード発行処理のフロー図

【符号の説明】

１…自動契約装置、２…印字部、３…カメラ機構、４…
通信制御部、５…表示および入力手段、６…カードリー
ダ／発行部、７…個人端末、８…受付端末、９…センタ
端末

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】契約の申し込みを行なう携帯端末と、契約
   に伴い利用者へカードを発行する自動契約装置とを有
   し、前記携帯端末は利用者からの個人情報を受け付ける
   手段を有し、前記自動契約装置は画像を取得する画像取
   得手段と、前記携帯端末からの個人情報と前記画像取得
   手段からのデータとの比較結果から契約内容を印字する
   印字手段と、利用者にカードを発行する発行手段とを有
   することを特徴とする自動契約システム。
2. 【請求項２】前記契約端末からの個人情報を受け付ける
   手段と、受け付けた情報から各機関の紹介センタにその
   情報の正当性を確認する手段と、正当と確認したとき、
   受け付けたことを示す受付完了通知を前記携帯端末に送
   信する手段とを有する受付端末を含むことを特徴とする
   請求項１記載の自動契約システム。
3. 【請求項３】前記受付端末は前記受付完了通知と共に契
   約までの有効期限を送信することを特徴とする請求項２
   記載の自動契約システム。
4. 【請求項４】前記個人情報と前記画像取得手段からのデ
   ータとの比較を行なうセンタ端末を有することを特徴と
   する請求項１記載の自動契約システム。
5. 【請求項５】自動契約装置におけるカード発行に対する
   受付処理及び本人確認処理を携帯端末で行ない、前記携
   帯端末からの申込みの受付及び本人確認を受付端末で処
   理した後、前記受付端末から前記携帯端末に受付ＩＤを
   発行し、自動契約装置で受付ＩＤの確認及び登録書類の
   現物確認を実施して、利用者へカードの発行を行なう自
   動契約の取引方法。
6. 【請求項６】携帯端末で事前に個人で所有する身分証明
   書類の記載情報を入力させ、入力情報に基づき各証明書
   類の交付機関または情報照会センタに照会させて個人情
   報の審査後、自動契約装置で個人情報の照会に使用した
   前記身分署名書類の画像を取得して偽造又は記載内容の
   相違が無い事を確認する自動契約の取引方法。