JP2002236763A - 情報利用システム、携帯端末及び登録端末 - Google Patents

情報利用システム、携帯端末及び登録端末

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JP2002236763A
JP2002236763A JP2001034350A JP2001034350A JP2002236763A JP 2002236763 A JP2002236763 A JP 2002236763A JP 2001034350 A JP2001034350 A JP 2001034350A JP 2001034350 A JP2001034350 A JP 2001034350A JP 2002236763 A JP2002236763 A JP 2002236763A
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芳樹 福井
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真也 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の削除を適切かつ容易に行うのに好適で
あるとともに、サービスのバリエーションを向上するの
に好適な情報利用システム、携帯端末および登録端末を
提供する。 【解決手段】 登録端末100は、地図情報を利用許可
位置情報と対応付けて記憶した地図情報登録DB42を
有し、携帯端末200からの送信要求に応じて地図情報
登録DB42の地図情報およびそれに対応する利用許可
位置情報を携帯端末200に送信する。携帯端末200
は、携帯端末200の位置を特定するための携帯端末2
00位置情報を取得する位置情報取得装置66を有し、
地図情報および利用許可位置情報を受信し、位置情報取
得装置66で取得した携帯端末200位置情報に基づい
て、受信した利用許可位置情報により特定される有効範
囲内に携帯端末200が属していないと判定したとき
は、受信した地図情報を削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末と、地図
情報等の利用対象情報を登録する登録端末とをネットワ
ークを介して接続し、携帯端末において登録端末から利
用対象情報をダウンロードして利用するシステムおよび
そのシステムに適用する端末に係り、特に、情報の削除
を適切かつ容易に行うのに好適であるとともに、サービ
スのバリエーションを向上するのに好適な情報利用シス
テム、携帯端末および登録端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークに接続された端末か
ら情報をダウンロードして利用するシステムとしては、
例えば、特開平11-126184号公報に開示された情報閲覧
システムがあった。この情報閲覧システムは、ユーザが
所持する記憶媒体が記憶媒体接続手段を介して情報提供
端末装置に接続されると、情報提供端末装置は、ネット
ワークを介して情報サーバから情報を取得し、取得した
情報を記憶媒体に転送して記憶する。記憶媒体に記憶さ
れた情報は、記憶媒体を情報表示端末装置に接続するこ
とにより、ユーザが閲覧し得るように情報表示端末装置
に表示される。
【0003】これにより、ユーザは、情報を選択するた
めの明示的な操作を必要とすることなく、必要とする情
報を容易に取得して閲覧することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の情報閲覧システムにあっては、記憶媒体に情報を蓄積
する構成となっているため、情報を閲覧するたびに記憶
媒体に情報が蓄積され、ユーザが情報を閲覧し続ける
と、当然のことながら最終的には、記憶媒体の記憶容量
がいっぱいとなって情報が蓄積できなくなる。この場
合、新たな情報を閲覧するには、蓄積された情報のいず
れかを削除せざるを得ない。
【0005】しかしながら、記憶媒体の記憶容量が大き
く、既に膨大な数の情報が蓄積されてしまっている場合
には、ユーザにとって、どの情報が必要でありまたどの
情報が不要であるのかが非常に分かりづらい。必要かど
うか内容を閲覧しても判断に迷う情報はともかく、明ら
かに不要な情報であっても、ユーザは、その膨大な数の
情報のなかに重要な情報が蓄積されている可能性がある
場合には、一つ一つ情報を閲覧し、削除するか残すかの
判断を行っていかなければならない。したがって、蓄積
された情報を選択的に削除していくのは、実は意外にも
手間がかかる作業であった。
【0006】また、上記従来の情報閲覧システムにあっ
ては、記憶媒体に蓄積された情報の利用について一切制
限が設けられていないため、情報の提供者が、ユーザに
情報を提供したのちに、ユーザのその後の状況に応じて
情報の取扱態様を異ならせるといったサービスを実施す
ることは、極めて難しい。すなわち、上記従来の構成か
らは、情報の一部だけを提供するなど、情報の提供時
に、その利用を制限することはできてもせいぜいそこま
でであり、情報が一旦ユーザに提供されたのちは、例え
ば、ある特定のエリア内では情報の利用を認めてもよい
が、その特定のエリア外では情報の利用を制限または禁
止したいなど、ユーザのその後の状況に応じて情報の取
扱態様を異ならせるといったサービスを実施することま
ではできない。したがって、上記従来の情報閲覧システ
ムにあっては、サービスの提供者側からみてサービスの
バリエーションが乏しいという問題があった。
【0007】具体的には、例えば、携帯端末で利用する
ための地図情報を販売することを考えたときに、地図情
報の提供者は、ユーザが地図情報をダウンロードする行
為に対して課金を行うことも考えられるが、それ以外
に、ユーザが特定の地域内で地図情報を閲覧する行為に
対して課金を行うことが考えられる。すなわち、地図情
報の提供者は、ユーザに地図情報を提供したのちに、地
図情報の地図が示す地域内(例えば、長野県の地図であ
れば長野県内、東京都の地図であれば東京都内)にユー
ザが存在するときはその地図情報の利用を認めてもよい
が、地図情報の地図が示す地域内にユーザが存在しない
ときはその地図情報の利用を制限または禁止したいとい
うサービスの実施を希望するかもしれない。
【0008】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、情報の削除を適切かつ容易に行うのに好適であると
ともに、サービスのバリエーションを向上するのに好適
な情報利用システム、携帯端末および登録端末を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の情報利用システムは、
携帯端末と、前記携帯端末の利用対象となる利用対象情
報を、その利用を許可する位置または範囲を特定するた
めの利用許可位置情報と対応付けて登録する登録端末と
を通信可能に接続し、前記利用許可位置情報に基づいて
前記利用対象情報を利用するシステムであって、前記利
用対象情報の取扱態様を、当該利用対象情報に対応する
利用許可位置情報により特定される位置または範囲と、
前記携帯端末との位置関係に基づいて、決定するように
なっている。
【0010】このような構成であれば、登録端末と携帯
端末との間では、利用対象情報の取扱態様が、その利用
対象情報に対応する利用許可位置情報により特定される
位置または範囲と、携帯端末との位置関係に基づいて、
決定される。ここで、利用対象情報の取扱形態として
は、例えば、利用対象情報の利用を制限または禁止する
こと、利用対象情報を削除すること、携帯端末が記憶容
量がいっぱいとなったときにFIFO(First In First
Out)方式で情報を順次削除する構成であれば、利用対
象情報の格納順位を先頭方向に入れ替えるなど、利用対
象情報を削除する優先順位を高くすることが挙げられ
る。
【0011】また、取扱態様の決定は、携帯端末および
登録端末のいずれか一方または両方で行うようになって
いればよいが、これに限らず、さらには、携帯端末およ
び登録端末以外の別の端末で行うようになっていてもよ
い。また、携帯端末の位置は、GPS(Global Positio
ning System)等により、携帯端末または携帯端末が通
信する基地局からの位置情報に基づいて詳細に特定する
ようになっていてもよいし、携帯端末が特定の基地局の
通信エリアに属したか否かを判定することによりその特
定の基地局の位置をもって大まかに特定するようになっ
ていてもよい。
【0012】また、携帯端末の位置は、利用許可位置情
報により特定される位置または範囲との相対的な位置と
して特定するようになっていてもよいし、緯度および経
度等を用いて絶対的な位置として特定するようになって
いてもよい。また、利用許可位置情報の範囲は、利用対
象情報の利用を許可する範囲として積極的な指定により
設定するほか、利用対象情報の利用を許可しない位置ま
たは範囲として消極的な指定により設定してもよい。
【0013】また、登録端末は、利用対象情報をあらゆ
る手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、利用
対象情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよい
し、利用対象情報をあらかじめ記憶することなく、本装
置の動作時に外部からの入力等によって利用対象情報を
記憶するようになっていてもよい。さらに、本発明に係
る請求項2記載の情報利用システムは、請求項1記載の
情報利用システムにおいて、前記登録端末は、前記利用
対象情報を前記利用許可位置情報と対応付けて記憶する
ための記憶手段を有し、前記携帯端末からの送信要求に
応じて前記記憶手段の利用対象情報およびそれに対応す
る利用許可位置情報を前記携帯端末に送信するようにな
っており、前記携帯端末は、当該携帯端末の位置を特定
するための携帯端末位置情報を取得する位置情報取得手
段を有し、前記利用対象情報および前記利用許可位置情
報を受信し、受信した利用許可位置情報により特定され
る位置または範囲と、前記位置情報取得手段で取得した
携帯端末位置情報により特定される位置との位置関係に
基づいて、受信した利用対象情報の取扱態様を決定する
ようになっている。
【0014】このような構成であれば、携帯端末では、
まず、ユーザの操作等により、利用対象情報の送信要求
が登録端末に送信される。登録端末では、送信要求を受
信すると、それに応じて記憶手段の利用対象情報および
それに対応する利用許可位置情報が携帯端末に送信され
る。携帯端末では、利用対象情報および利用許可位置情
報を受信すると、位置情報取得手段により、携帯端末位
置情報が取得され、受信した利用許可位置情報により特
定される位置または範囲と、取得された携帯端末位置情
報により特定される位置との位置関係に基づいて、受信
した利用対象情報の取扱態様が決定される。
【0015】ここで、記憶手段は、利用対象情報をあら
ゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであり、利
用対象情報をあらかじめ記憶してあるものであってもよ
いし、利用対象情報をあらかじめ記憶することなく、本
装置の動作時に外部からの入力等によって利用対象情報
を記憶するようになっていてもよい。以下、請求項14
記載の登録端末において同じである。
【0016】さらに、本発明に係る請求項3記載の情報
利用システムは、請求項2記載の情報利用システムにお
いて、前記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得し
た携帯端末位置情報に基づいて、受信した利用許可位置
情報により特定される位置または範囲内に前記携帯端末
が属していないと判定したときは、受信した利用対象情
報の利用を制限または禁止するようになっている。
【0017】このような構成であれば、携帯端末では、
取得された携帯端末位置情報に基づいて、受信した利用
許可位置情報により特定される位置または範囲内に携帯
端末が属していないと判定されると、受信した利用対象
情報の利用が制限または禁止される。さらに、本発明に
係る請求項4記載の情報利用システムは、請求項2およ
び3のいずれかに記載の情報利用システムにおいて、前
記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得した携帯端
末位置情報に基づいて、受信した利用許可位置情報によ
り特定される位置または範囲内に前記携帯端末が属して
いないと判定したときは、受信した利用対象情報を削除
するようになっている。
【0018】このような構成であれば、携帯端末では、
取得された携帯端末位置情報に基づいて、受信した利用
許可位置情報により特定される位置または範囲内に携帯
端末が属していないと判定されると、受信した利用対象
情報が削除される。さらに、本発明に係る請求項5記載
の情報利用システムは、請求項2ないし4のいずれかに
記載の情報利用システムにおいて、前記記憶手段は、前
記利用対象情報を、さらに、その利用を許可する時間帯
または時間を特定するための利用許可時間情報と対応付
けて記憶可能となっており、前記登録端末は、前記送信
要求に応じて前記記憶手段の利用対象情報およびそれに
対応する利用許可時間情報を前記携帯端末に送信するよ
うになっており、前記携帯端末は、前記携帯端末での現
在時刻または前記利用対象情報の利用時間を特定するた
めの携帯端末時間情報を取得する時間情報取得手段を有
し、前記利用対象情報および前記利用許可時間情報を受
信し、受信した利用許可時間情報により特定される時間
帯または時間と、前記時間情報取得手段で取得した携帯
端末時間情報により特定される時刻または時間との時間
関係に基づいて、受信した利用対象情報の取扱態様を決
定するようになっている。
【0019】このような構成であれば、携帯端末では、
まず、ユーザの操作等により、利用対象情報の送信要求
が登録端末に送信される。登録端末では、送信要求を受
信すると、それに応じて記憶手段の利用対象情報および
それに対応する利用許可時間情報が携帯端末に送信され
る。携帯端末では、利用対象情報および利用許可時間情
報を受信すると、時間情報取得手段により、携帯端末時
間情報が取得され、受信した利用許可時間情報により特
定される時間帯または時間と、取得された携帯端末時間
情報により特定される時刻または時間との時間関係に基
づいて、受信した利用対象情報の取扱態様が決定され
る。
【0020】ここで、利用許可時間情報の時間帯は、利
用対象情報の利用を許可する時間帯として積極的な指定
により設定するほか、利用対象情報の利用を許可しない
時刻または時間帯として消極的な指定により設定しても
よい。また、利用対象情報の利用時間は、利用対象情報
の1回の利用についての時間を規定してもよいし、利用
対象情報の利用についての合計時間を規定してもよい。
【0021】さらに、本発明に係る請求項6記載の情報
利用システムは、請求項5記載の情報利用システムにお
いて、前記携帯端末は、前記時間情報取得手段で取得し
た携帯端末時間情報に基づいて、受信した利用許可時間
情報により特定される時間帯が現在時刻を含まないと判
定したとき、または前記利用対象情報の利用時間が前記
受信した利用許可時間情報により特定される時間を超過
したと判定したときは、受信した利用対象情報の利用を
制限または禁止するようになっている。
【0022】このような構成であれば、携帯端末では、
取得された携帯端末時間情報に基づいて、受信した利用
許可時間情報により特定される時間帯が現在時刻を含ま
ないと判定され、または利用対象情報の利用時間が受信
した利用許可時間情報により特定される時間を超過した
と判定されると、受信した利用対象情報の利用が制限ま
たは禁止される。
【0023】さらに、本発明に係る請求項7記載の情報
利用システムは、請求項5および6のいずれかに記載の
情報利用システムにおいて、前記携帯端末は、前記時間
情報取得手段で取得した携帯端末時間情報に基づいて、
受信した利用許可時間情報により特定される時間帯が現
在時刻を含まないと判定したとき、または前記利用対象
情報の利用時間が前記受信した利用許可時間情報により
特定される時間を超過したと判定したときは、受信した
利用対象情報を削除するようになっている。
【0024】このような構成であれば、携帯端末では、
取得された携帯端末時間情報に基づいて、受信した利用
許可時間情報により特定される時間帯が現在時刻を含ま
ないと判定され、または利用対象情報の利用時間が受信
した利用許可時間情報により特定される時間を超過した
と判定されると、受信した利用対象情報が削除される。
【0025】さらに、本発明に係る請求項8記載の情報
利用システムは、請求項2ないし7のいずれかに記載の
情報利用システムにおいて、前記登録端末は、前記利用
対象情報を登録した外部端末と通信可能に接続し、さら
に、前記利用対象情報を前記外部端末から取得する利用
対象情報取得手段を有し、前記利用対象情報取得手段で
取得した利用対象情報を前記記憶手段に記憶するように
なっている。
【0026】このような構成であれば、登録端末では、
利用対象情報取得手段により、利用対象情報が外部端末
から取得され、取得された利用対象情報が記憶手段に記
憶される。さらに、本発明に係る請求項9記載の情報利
用システムは、請求項2ないし8のいずれかに記載の情
報利用システムにおいて、前記記憶手段は、前記利用対
象情報の取扱態様を決定する処理を前記携帯端末に実行
させるためのプログラムデータを記憶可能となってお
り、前記登録端末は、前記送信要求に応じて前記記憶手
段の利用対象情報および前記プログラムデータを前記携
帯端末に送信するようになっており、前記携帯端末は、
前記利用対象情報および前記プログラムデータを受信
し、受信したプログラムデータに基づいて処理を実行
し、受信した利用対象情報の取扱態様を決定するように
なっている。
【0027】このような構成であれば、携帯端末では、
まず、ユーザの操作等により、利用対象情報の送信要求
が登録端末に送信される。登録端末では、送信要求を受
信すると、それに応じて記憶手段の利用対象情報および
プログラムデータが携帯端末に送信される。携帯端末で
は、利用対象情報およびプログラムデータを受信する
と、受信したプログラムデータに基づいて処理が実行さ
れ、その実行により、受信した利用対象情報の取扱態様
が決定される。
【0028】さらに、本発明に係る請求項10記載の情
報利用システムは、請求項2ないし9のいずれかに記載
の情報利用システムにおいて、前記利用対象情報は、地
図情報であり、前記利用許可位置情報は、前記地図情報
の利用を許可する地域を特定するための情報であり、前
記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得した携帯端
末位置情報に基づいて、受信した利用許可位置情報によ
り特定される地域内に前記携帯端末が属していないと判
定したときは、受信した地図情報の利用を制限または禁
止するようになっている。
【0029】このような構成であれば、携帯端末では、
取得された携帯端末位置情報に基づいて、受信した利用
許可位置情報により特定される地域内に携帯端末が属し
ていないと判定されると、受信した地図情報の利用が制
限または禁止される。さらに、本発明に係る請求項11
記載の情報利用システムは、請求項2ないし10のいず
れかに記載の情報利用システムにおいて、前記利用対象
情報は、地図情報であり、前記利用許可位置情報は、前
記地図情報の利用を許可する地域を特定するための情報
であり、前記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得
した携帯端末位置情報に基づいて、受信した利用許可位
置情報により特定される地域内に前記携帯端末が属して
いないと判定したときは、受信した地図情報を削除する
ようになっている。
【0030】このような構成であれば、携帯端末では、
取得された携帯端末位置情報に基づいて、受信した利用
許可位置情報により特定される地域内に携帯端末が属し
ていないと判定されると、受信した地図情報が削除され
る。さらに、本発明に係る請求項12記載の情報利用シ
ステムは、請求項1記載の情報利用システムにおいて、
前記携帯端末は、当該携帯端末の位置を特定するための
携帯端末位置情報を取得する位置情報取得手段を有し、
前記位置情報取得手段で取得した携帯端末位置情報を送
信要求とともに前記登録端末に送信し、前記登録端末に
よる判定結果および前記利用許可情報を受信したとき
は、受信した判定結果に基づいて、受信した利用許可情
報の取扱態様を決定するようになっており、前記登録端
末は、前記利用対象情報を前記利用許可位置情報と対応
付けて記憶するための記憶手段を有し、前記送信要求と
ともに前記携帯端末位置情報を受信したときは、前記記
憶手段の利用許可位置情報のうち前記送信要求に係る利
用対象情報に対応するものにより特定される位置または
範囲と、受信した携帯端末位置情報により特定される位
置との位置関係を判定し、その判定結果および前記記憶
手段の利用対象情報のうち前記送信要求に係るものを前
記携帯端末に送信するようになっている。
【0031】このような構成であれば、携帯端末では、
位置情報取得手段により、携帯端末位置情報が取得さ
れ、ユーザの操作等により、取得された携帯端末位置情
報が利用対象情報の送信要求とともに登録端末に送信さ
れる。登録端末では、送信要求とともに携帯端末位置情
報を受信すると、記憶手段の利用許可位置情報のうち送
信要求に係る利用対象情報に対応するものにより特定さ
れる位置または範囲と、受信した携帯端末位置情報によ
り特定される位置との位置関係が判定され、その判定結
果および記憶手段の利用対象情報のうち送信要求に係る
ものが携帯端末に送信される。
【0032】携帯端末では、登録端末による判定結果お
よび利用許可情報を受信すると、受信した判定結果に基
づいて、受信した利用許可情報の取扱態様が決定され
る。一方、上記目的を達成するために、本発明に係る請
求項13記載の携帯端末は、請求項2ないし12のいず
れかに記載の情報利用システムにおける登録端末と通信
可能に接続する携帯端末であって、当該携帯端末の位置
を特定するための携帯端末位置情報を取得する位置情報
取得手段を備え、前記利用対象情報および前記利用許可
位置情報を受信し、受信した利用許可位置情報により特
定される位置または範囲と、前記位置情報取得手段で取
得した携帯端末位置情報により特定される位置との位置
関係に基づいて、受信した利用対象情報の取扱態様を決
定するようになっている。
【0033】このような構成であれば、請求項2記載の
情報利用システムにおける携帯端末と同等の効果が得ら
れる。一方、上記目的を達成するために、本発明に係る
請求項14記載の登録端末は、請求項2ないし12のい
ずれかに記載の情報利用システムにおける携帯端末と通
信可能に接続する登録端末であって、前記利用対象情報
を前記利用許可位置情報と対応付けて記憶するための記
憶手段を備え、前記携帯端末からの要求に応じて前記記
憶手段の利用対象情報およびそれに対応する利用許可位
置情報を前記携帯端末に送信するようになっている。
【0034】このような構成であれば、請求項2記載の
情報利用システムにおける登録端末と同等の効果が得ら
れる。以上では、上記目的を達成するための情報利用シ
ステム、携帯端末および登録端末を提案したが、これに
限らず、上記目的を達成するために、次に掲げる第1お
よび第2の記憶媒体を提案することができる。
【0035】第1の記憶媒体は、請求項2ないし12の
いずれかに記載の情報利用システムにおける携帯端末に
適用するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体であって、当該携帯端末の位置を特定する
ための携帯端末位置情報を取得する位置情報取得手段を
備えたコンピュータに対して、前記利用対象情報および
前記利用許可位置情報を受信し、受信した利用許可位置
情報により特定される位置または範囲と、前記位置情報
取得手段で取得した携帯端末位置情報により特定される
位置との位置関係に基づいて、受信した利用対象情報の
取扱態様を決定する処理を実行させるためのプログラム
を記憶した。
【0036】このような構成であれば、記憶媒体に記憶
されたプログラムがコンピュータによって読み取られ、
読み取られたプログラムに従ってコンピュータが実行し
たときは、請求項2記載の情報利用システムにおける携
帯端末と同等の作用および効果が得られる。第2の記憶
媒体は、請求項2ないし12のいずれかに記載の情報利
用システムにおける登録端末に適用するプログラムを記
憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記利用対象情報を前記利用許可位置情報と対応付けて
記憶するための記憶手段を備えたコンピュータに対し
て、前記携帯端末からの要求に応じて前記記憶手段の利
用対象情報およびそれに対応する利用許可位置情報を前
記携帯端末に送信する処理を実行させるためのプログラ
ムを記憶した。
【0037】このような構成であれば、記憶媒体に記憶
されたプログラムがコンピュータによって読み取られ、
読み取られたプログラムに従ってコンピュータが実行し
たときは、請求項2記載の情報利用システムにおける登
録端末と同等の作用および効果が得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1ないし図7は、本発明に
係る情報利用システム、携帯端末および登録端末の実施
の形態を示す図である。本実施の形態は、本発明に係る
情報利用システム、携帯端末および登録端末を、図1に
示すように、地図情報を登録する登録端末100と、携
帯端末200とをネットワークを介して接続し、携帯端
末200において登録端末100から地図情報をダウン
ロードして利用する場合について適用したものである。
【0039】まず、本発明を適用するネットワークシス
テムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本
発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロ
ック図である。インターネット199には、図1に示す
ように、地図情報を登録する登録端末100と、携帯端
末200とインターネット199との通信を中継する中
継局220とが接続されている。なお、発明の理解を容
易にするため、携帯端末200を1台しか図示していな
いが、実際には、複数の携帯端末200がインターネッ
ト199に接続されている。
【0040】中継局220には、携帯端末200と無線
通信を行う複数の基地局210が接続されており、中継
局220は、携帯端末200がインターネット199に
接続するときは、携帯端末200に代わってインターネ
ット199上での一端末となって、基地局210を介し
て受信した携帯端末200からのデータをインターネッ
ト199を介して目的の端末に送信するとともに、イン
ターネット199上にある目的の端末のデータを基地局
210を介して携帯端末200に送信するようになって
いる。
【0041】次に、登録端末100の構成を図2を参照
しながら詳細に説明する。図2は、登録端末100の構
成を示すブロック図である。登録端末100は、図2に
示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシス
テム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじ
めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM
32と、ROM32等から読み出したデータやCPU3
0の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM
34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI
/F38とで構成されており、これらは、データを転送
するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授
受可能に接続されている。
【0042】I/F38には、外部装置として、ヒュー
マンインターフェースとしてデータの入力が可能なキー
ボードやマウス等からなる入力装置40と、地図情報を
登録する地図情報登録データベース(以下、データベー
スのことを単にDBと略記する。)42と、画像信号に
基づいて画面を表示する表示装置44とが接続されてい
る。
【0043】地図情報登録DB42には、例えば、所定
の地域ごとに(例えば、都道府県ごとに)分類された複
数の地図情報が格納されているとともに、図3に示すよ
うに、地図情報の利用を許可する地域を特定するための
利用許可位置情報および地図情報と利用許可位置情報と
の対応付けを登録した地図情報管理テーブル400が格
納されている。図3は、地図情報管理テーブル400の
データ構造を示す図である。
【0044】地図情報管理テーブル400は、図3に示
すように、各地図情報ごとに、1つのレコードが登録さ
れている。各レコードは、連続番号を登録したフィール
ド402と、地図情報のタイトルを登録したフィールド
404と、地図情報の利用を許可する地域である有効範
囲を表した表示用テキスト文を登録したフィールド40
6と、地図情報のファイル名を登録したフィールド40
8と、有効範囲の中心位置を登録したフィールド410
と、有効範囲を円形領域で表すものとしてフィールド4
10の中心位置からの半径を登録したフィールド412
とを含んで構成されている。ここで、フィールド41
0,412のデータが利用許可位置情報に対応してい
る。
【0045】図3の例では、図中第1段目のレコードに
は、フィールド402に連続番号として「1」が、フィ
ールド404にタイトルとして「東京都全域」が、フィ
ールド406に表示用テキスト文として「東京都内」
が、フィールド408にファイル名として「xxxx.db」
が、フィールド410に中心位置として「(100,100)」
が、フィールド412に半径として「50〔m〕」がそ
れぞれ登録されている。これは、座標(100,100)を中心
として半径50〔m〕の円形領域からなる有効範囲内に
携帯端末200が属しているときに、「xxxx.db」とい
うファイル名の地図情報を携帯端末200で閲覧するこ
とができ、閲覧時には、「東京都内」というタイトルが
表示されるとともに、「東京都全域」が有効範囲である
ことを通知するテキスト文が表示されることを意味して
いる。
【0046】CPU30は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納
されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラ
ムに従って、図4のフローチャートに示す地図情報提供
処理を実行するようになっている。図4は、地図情報提
供処理を示すフローチャートである。地図情報提供処理
は、携帯端末200からの送信要求に応じて地図情報登
録DB42の地図情報を提供する処理であって、図4に
示すように、まず、ステップS100に移行するように
なっている。
【0047】ステップS100では、地図情報の送信要
求を受信したか否かを判定し、送信要求を受信したと判
定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、
そうでないと判定したとき(No)は、送信要求を受信する
までステップS100で待機する。ステップS102で
は、地図情報登録DB42の地図情報の一覧を作成し、
ステップS104に移行して、作成した地図情報の一覧
を携帯端末200に送信し、ステップS106に移行す
る。
【0048】ステップS106では、地図情報の一覧に
基づく地図情報の送信要求を受信したか否かを判定し、
送信要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップ
S108に移行して、地図情報登録DB42の地図情報
のうち送信要求に係るものおよびそれに対応する利用許
可位置情報を読み出し、ステップS110に移行して、
読み出した地図情報および利用許可位置情報を携帯端末
200に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰
させる。
【0049】一方、ステップS106で、地図情報の一
覧に基づく地図情報の送信要求を受信しないと判定した
とき(No)は、送信要求を受信するまでステップS106
で待機する。次に、携帯端末200の構成を図5を参照
しながら詳細に説明する。図5は、携帯端末200の構
成を示すブロック図である。
【0050】携帯端末200は、図5に示すように、制
御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御
するCPU50と、所定領域にあらかじめCPU50の
制御プログラム等を格納しているROM52と、ROM
52等から読み出したデータやCPU50の演算過程で
必要な演算結果を格納するためのRAM54と、外部装
置に対してデータの入出力を媒介するI/F58とで構
成されており、これらは、データを転送するための信号
線であるバス59で相互にかつデータ授受可能に接続さ
れている。
【0051】I/F58には、外部装置として、基地局
210と無線通信により通信を行う無線通信装置60
と、ヒューマンインターフェースとして複数のキーによ
りデータの入力が可能なキーパネル62と、画像信号に
基づいて画面を表示するLCD(Liquid Crystal Displ
ay)64と、携帯端末200の現在位置を測定してその
位置を特定するための携帯端末位置情報を取得する位置
情報取得装置66とが接続されている。
【0052】位置情報取得装置66は、現在の時刻を示
す時刻信号を送信する周回衛星から時刻信号を受信し、
それら時刻信号により示される時刻のずれおよび各周回
衛星の周回軌道に基づいて、位置を測定するいわゆるG
PSを利用して、現在地点の位置を測定し、測定した現
在地点の位置を携帯端末位置情報として出力するように
なっている。
【0053】CPU50は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、ROM52の所定領域に格納
されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラ
ムに従って、図6および図7のフローチャートに示す地
図情報ダウンロード処理および地図情報表示処理をそれ
ぞれ時分割で実行するようになっている。初めに、地図
情報ダウンロード処理を図6を参照しながら詳細に説明
する。図6は、地図情報ダウンロード処理を示すフロー
チャートである。
【0054】地図情報ダウンロード処理は、ユーザから
の指示に応じて、登録端末100に対して地図情報の送
信を要求する処理であって、CPU50において実行さ
れると、図6に示すように、まず、ステップS200に
移行するようになっている。ステップS200では、携
帯端末200のユーザにより地図情報のダウンロードが
指示されたか否かを判定し、地図情報のダウンロードが
指示されたと判定したとき(Yes)は、ステップS202
に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、地図
情報のダウンロードが指示されるまでステップS200
で待機する。
【0055】ステップS202では、地図情報の送信要
求を登録端末100に送信し、ステップS204に移行
して、地図情報の一覧を受信し、ステップS206に移
行して、受信した地図情報の一覧をLCD64に表示
し、ステップS208に移行する。ステップS208で
は、地図情報の一覧のなかからダウンロード対象として
いずれかが選択されたか否かを判定し、地図情報の一覧
のなかからいずれかが選択されたと判定したとき(Yes)
は、ステップS210に移行して、地図情報の一覧に基
づく地図情報の送信要求を登録端末100に送信し、ス
テップS212に移行して、地図情報および利用許可位
置情報を受信し、ステップS214に移行して、受信し
た地図情報および利用許可位置情報を対応付けてRAM
54の所定領域に格納し、一連の処理を終了して元の処
理に復帰させる。
【0056】一方、ステップS208で、地図情報の一
覧のなかからダウンロード対象としていずれも選択され
ないと判定したとき(No)は、地図情報の一覧のなかから
いずれかが選択されるまでステップS208で待機す
る。次に、地図情報表示処理を図7を参照しながら詳細
に説明する。図7は、地図情報表示処理を示すフローチ
ャートである。
【0057】地図情報表示処理は、ユーザからの指示に
応じて、地図情報を表示する処理であって、CPU50
において実行されると、図7に示すように、まず、ステ
ップS300に移行するようになっている。ステップS
300では、携帯端末200のユーザにより地図情報の
表示が指示されたか否かを判定し、地図情報の表示が指
示されたと判定したとき(Yes)は、ステップS302に
移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、地図情
報の表示が指示されるまでステップS300で待機す
る。
【0058】ステップS302では、位置情報取得装置
66から携帯端末位置情報を取得し、ステップS304
に移行して、表示指示に係る地図情報に対応する利用許
可位置情報をRAM54から読み出し、ステップS30
6に移行して、取得した携帯端末位置情報に基づいて有
効範囲内に携帯端末200が属しているか否かを判定す
る。具体的に、ステップS306では、有効範囲内に携
帯端末200が属しているか否かの判定を、ステップS
302で取得した携帯端末位置情報により特定される位
置が、ステップS304で読み出した利用許可位置情報
により特定される有効範囲内に属しているか否かを判定
することにより行う。
【0059】ステップS306で、有効範囲内に携帯端
末200が属していないと判定したとき(No)は、ステッ
プS308に移行して、表示要求に係る地図情報を削除
し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。一
方、ステップS306で、有効範囲内に携帯端末200
が属していると判定したとき(Yes)は、ステップS31
0に移行して、表示要求に係る地図情報をLCD64に
表示し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0060】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
初めに、携帯端末200において登録端末100から地
図情報をダウンロードする場合を説明する。携帯端末2
00において登録端末100から地図情報をダウンロー
ドする場合、ユーザは、まず、携帯端末200において
地図情報のダウンロードを指示する。
【0061】携帯端末200では、地図情報のダウンロ
ードが指示されると、ステップS200,S202を経
て、地図情報の送信要求が登録端末100に送信され
る。登録端末100では、送信要求を受信すると、ステ
ップS100〜S104を経て、地図情報の一覧が作成
され、作成された地図情報の一覧が携帯端末200に送
信される。
【0062】携帯端末200では、地図情報の一覧を受
信すると、ステップS204,S206を経て、受信し
た地図情報の一覧が表示され、ダウンロードしようとす
る地図情報を選択すべき旨がユーザに対して要求され
る。ここで、ユーザは、その選択要求に応じて、ダウン
ロードを希望する地図情報を選択する。携帯端末200
では、地図情報が選択されると、ステップS208,S
210を経て、選択された地図情報を送信すべき送信要
求が登録端末100に送信される。
【0063】登録端末100では、送信要求を受信する
と、ステップS106〜S110を経て、地図情報登録
DB42の地図情報のうち送信要求に係るものおよびそ
れに対応する利用許可位置情報が読み出され、読み出さ
れた地図情報および利用許可位置情報が携帯端末200
に送信される。携帯端末200では、地図情報および利
用許可位置情報を受信すると、ステップS212,S2
14を経て、受信した地図情報および利用許可位置情報
が対応付けられてRAM54の所定領域に格納される。
【0064】次に、携帯端末200においてダウンロー
ドした地図情報を閲覧する場合を、ユーザが有効範囲内
に属している場合とそうでない場合とに分けて説明す
る。ユーザが有効範囲内に属している場合において、地
図情報の閲覧を行うには、ユーザは、まず、携帯端末2
00において地図情報の表示を指示する。携帯端末20
0では、地図情報の表示が指示されると、ステップS3
00〜S304を経て、位置情報取得装置66から携帯
端末位置情報が取得され、閲覧指示に係る地図情報に対
応する利用許可位置情報がRAM54から読み出され
る。このとき、ユーザが有効範囲内に属しているので、
読み出された利用許可位置情報に基づいて有効範囲内に
携帯端末200が属していると判定される。有効範囲内
に属していると判定されると、ステップS306,S3
10を経て、表示指示に係る地図情報がLCD64に表
示される。
【0065】一方、ユーザが有効範囲内に属していない
場合において、地図情報の閲覧を行うには、ユーザは、
まず、携帯端末200において地図情報の表示を指示す
る。携帯端末200では、地図情報の表示が指示される
と、ステップS300〜S304を経て、位置情報取得
装置66から携帯端末位置情報が取得され、閲覧指示に
係る地図情報に対応する利用許可位置情報がRAM54
から読み出される。このとき、ユーザが有効範囲内に属
していないので、読み出された利用許可位置情報に基づ
いて有効範囲内に携帯端末200が属していないと判定
される。有効範囲内に属していないと判定されると、ス
テップS306,S308を経て、表示指示に係る地図
情報が削除される。
【0066】このようにして、本実施の形態では、登録
端末100は、地図情報を利用許可位置情報と対応付け
て記憶した地図情報登録DB42を有し、携帯端末20
0からの送信要求に応じて地図情報登録DB42の地図
情報およびそれに対応する利用許可位置情報を携帯端末
200に送信するようになっており、携帯端末200
は、携帯端末200の位置を特定するための携帯端末2
00位置情報を取得する位置情報取得装置66を有し、
地図情報および利用許可位置情報を受信し、位置情報取
得装置66で取得した携帯端末200位置情報に基づい
て、受信した利用許可位置情報により特定される有効範
囲内に携帯端末200が属していないと判定したとき
は、受信した地図情報を削除するようになっている。
【0067】これにより、携帯端末200のユーザが有
効範囲からでると地図情報が削除されるので、ユーザに
よる地図情報の利用を有効範囲内に制限することが可能
となり、従来に比して、地図情報の提供者にとってサー
ビスのバリエーションを比較的向上することができる。
また、有効範囲内でしか利用価値のない地図情報をユー
ザがその有効範囲からでたときに削除することが可能と
なり、従来に比して、地図情報の削除を比較的適切かつ
容易に行うことができる。
【0068】上記実施の形態において、地図情報は、請
求項1、2、4、11、13または14記載の利用対象
情報に対応し、地図情報登録DB42は、請求項2また
は14記載の記憶手段に対応し、位置情報取得装置66
は、請求項2、4、11または13記載の位置情報取得
手段に対応している。なお、上記実施の形態において
は、携帯端末200は、位置情報取得装置66で取得し
た携帯端末位置情報に基づいて、利用許可位置情報によ
り特定される有効範囲内に携帯端末200が属していな
いと判定したときは、地図情報を削除するように構成し
たが、これに限らず、位置情報取得装置66で取得した
携帯端末位置情報に基づいて、利用許可位置情報により
特定される有効範囲内に携帯端末200が属していない
と判定したときは、地図情報の利用を制限または禁止す
るように構成してもよい。
【0069】これにより、携帯端末200のユーザが有
効範囲からでると地図情報が削除されるので、ユーザに
よる地図情報の利用を有効範囲内に制限することが可能
となり、従来に比して、地図情報の提供者にとってサー
ビスのバリエーションを比較的向上することができる。
この場合において、地図情報は、請求項1または10記
載の利用対象情報に対応し、位置情報取得装置66は、
請求項10記載の位置情報取得手段に対応している。
【0070】また、上記実施の形態においては、ユーザ
の位置に応じて地図情報を削除するように構成したが、
これに加えて、現在時刻に応じて地図情報を削除するよ
うに構成してもよい。具体的な構成としては、地図情報
登録DB42は、地図情報を、さらに、その利用を許可
する時間帯または時間を特定するための利用許可時間情
報と対応付けて記憶している。登録端末100は、送信
要求に応じて地図情報登録DB42の地図情報およびそ
れに対応する利用許可時間情報を携帯端末200に送信
するようになっている。携帯端末200は、携帯端末2
00での現在時刻を特定するための携帯端末時間情報を
取得する時間情報取得装置を有し、地図情報および利用
許可時間情報を受信し、時間情報取得装置で取得した携
帯端末時間情報に基づいて、受信した利用許可時間情報
により特定される時間帯が現在時刻を含まないと判定し
たときは、受信した地図情報を削除するようになってい
る。
【0071】さらに、これに限らず、地図情報の利用時
間に応じて地図情報を削除するように構成してもよい。
具体的な構成としては、携帯端末200は、地図情報の
利用時間を特定するための携帯端末時間情報を取得する
時間情報取得装置を有し、地図情報および利用許可時間
情報を受信し、時間情報取得装置で取得した携帯端末時
間情報に基づいて、地図情報の利用時間が受信した利用
許可時間情報により特定される時間を超過したと判定し
たときは、受信した地図情報を削除するようになってい
る。
【0072】これにより、特定の時刻や利用時間が超過
すると地図情報が削除されるので、ユーザによる地図情
報の利用を特定の時刻や利用時間内に限定することが可
能となり、サービスのバリエーションをさらに向上する
ことができる。ここでは、地図情報の削除について説明
したが、これが地図情報ではなく、例えば特定の時刻し
か利用価値のないイベント情報等であれば、イベント情
報等をその特定の時刻を超過したときに削除することが
可能となり、イベント情報の削除を比較的適切かつ容易
に行うことができる。
【0073】もちろん、この場合も、携帯端末200で
の地図情報の取扱態様としては、地図情報を削除するに
限らず、地図情報の利用を制限または禁止するようにし
てもよい。これにより、特定の時刻や利用時間が超過す
ると地図情報の利用が削除されるので、ユーザによる地
図情報の利用を特定の時刻や利用時間内に制限すること
が可能となり、サービスのバリエーションをさらに向上
することができる。
【0074】この場合において、時間情報取得装置は、
請求項5ないし7記載の時間情報取得手段に対応し、地
図情報は、請求項5ないし7記載の利用対象情報に対応
し、地図情報登録DB42は、請求項5記載の記憶手段
に対応している。また、上記実施の形態においては、地
図情報登録DB42に地図情報をあらかじめ登録するよ
うに構成としたが、これに限らず、登録端末100は、
地図情報を登録した外部端末とインターネット199を
介して通信可能に接続し、地図情報を外部端末から取得
し、取得した地図情報を地図情報登録DB42に記憶す
るように構成してもよい。
【0075】この場合において、地図情報は、請求項8
記載の利用対象情報に対応し、地図情報登録DB42
は、請求項8記載の記憶手段に対応している。また、上
記実施の形態においては、携帯端末200は、ROM5
2に格納されているプログラムに基づいて処理を実行
し、その実行により、地図情報を削除するように構成し
たが、これに限らず、地図情報登録DB42は、地図情
報を削除する処理を携帯端末200に実行させるための
プログラムデータを記憶しており、登録端末100は、
送信要求に応じて地図情報登録DB42の地図情報およ
びプログラムデータを携帯端末200に送信するように
なっており、携帯端末200は、地図情報およびプログ
ラムデータを受信し、受信したプログラムデータに基づ
いて処理を実行し、受信した地図情報を削除するように
構成してもよい。
【0076】これにより、携帯端末200の内部設定を
変更せずに、登録端末100のプログラムデータを変更
するだけで、サービス内容を変更することができるの
で、サービスの変更に対してある程度柔軟に対応するこ
とができる。この場合において、地図情報は、請求項9
記載の利用対象情報に対応し、地図情報登録DB42
は、請求項9記載の記憶手段に対応している。
【0077】また、上記実施の形態においては、有効範
囲内に携帯端末200が属しているか否かの判定を携帯
端末200側で行うように構成したが、これに限らず、
登録端末100側で行うように構成してもよい。具体的
には、携帯端末200は、位置情報取得装置66で取得
した携帯端末位置情報を送信要求とともに登録端末10
0に送信し、登録端末100による判定結果および利用
許可情報を受信したときは、受信した判定結果に基づい
て、受信した利用許可情報の取扱態様を決定するように
なっている。
【0078】登録端末100は、送信要求とともに携帯
端末位置情報を受信したときは、地図情報登録DB42
の利用許可位置情報のうち送信要求に係る地図情報に対
応するものにより特定される有効範囲内に携帯端末20
0が属しているか否かを判定し、その判定結果および地
図情報登録DB42の地図情報のうち送信要求に係るも
のを携帯端末200に送信するようになっている。
【0079】この場合において、地図情報は、請求項1
2記載の利用対象情報に対応し、地図情報登録DB42
は、請求項12記載の記憶手段に対応し、位置情報取得
装置66は、請求項12記載の位置情報取得手段に対応
している。また、上記実施の形態において、図4、図6
および図7のフローチャートに示す処理を実行するにあ
たってはいずれも、ROM32,52にあらかじめ格納
されている制御プログラムを実行する場合について説明
したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラ
ムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM
34,54に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0080】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0081】また、上記実施の形態においては、本発明
に係る情報利用システム、携帯端末および登録端末を、
インターネット199からなるネットワークシステムに
適用した場合について説明したが、これに限らず、例え
ば、インターネット199と同一方式により通信を行う
いわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、
インターネット199と同一方式により通信を行うネッ
トワークに限らず、通常のネットワークに適用すること
もできる。
【0082】また、上記実施の形態においては、本発明
に係る情報利用システム、携帯端末および登録端末を、
図1に示すように、地図情報を登録する登録端末100
と、携帯端末200とをネットワークを介して接続し、
携帯端末200において登録端末100から地図情報を
ダウンロードして利用する場合について適用したが、こ
れに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合
にも適用可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし12記載の情報利用システムによれば、携帯
端末を所持したユーザの位置に応じて利用対象情報の取
扱形態を変化させられるので、例えば、ユーザによる利
用対象情報の利用を特定の場所や地域内に制限すること
も可能となり、従来に比して、サービスのバリエーショ
ンを比較的向上することができるという効果が得られ
る。また、特定の場所や地域内でしか利用価値のない利
用対象情報をユーザがその特定の場所や地域からでたと
きに削除することも可能となり、従来に比して、利用対
象情報の削除を比較的適切かつ容易に行うことができる
という効果も得られる。
【0084】さらに、本発明に係る請求項3記載の情報
利用システムによれば、携帯端末のユーザが特定の場所
や地域からでると利用対象情報の利用が制限または禁止
されるので、ユーザによる利用対象情報の利用を特定の
場所や地域内に制限することが可能となり、サービスの
バリエーションをさらに向上することができるという効
果も得られる。
【0085】さらに、本発明に係る請求項4記載の情報
利用システムによれば、携帯端末のユーザが特定の場所
や地域からでると利用対象情報が削除されるので、ユー
ザによる利用対象情報の利用を特定の場所や地域内に限
定することが可能となり、サービスのバリエーションを
さらに向上することができるという効果も得られる。ま
た、特定の場所や地域内でしか利用価値のない利用対象
情報をユーザがその特定の場所や地域からでたときに削
除することが可能となり、利用対象情報の削除をさらに
適切かつ容易に行うことができるという効果も得られ
る。
【0086】さらに、本発明に係る請求項5記載の情報
利用システムによれば、現在時刻または利用対象情報の
利用時間に応じて利用対象情報の取扱形態を変化させら
れるので、例えば、ユーザによる利用対象情報の利用を
特定の時刻や利用時間内に制限することも可能となり、
サービスのバリエーションをさらに向上することができ
るという効果が得られる。また、特定の時刻や利用時間
内でしか利用価値のない利用対象情報をその特定の時刻
や利用時間を超過したときに削除することも可能とな
り、利用対象情報の削除をさらに適切かつ容易に行うこ
とができるという効果も得られる。
【0087】さらに、本発明に係る請求項6記載の情報
利用システムによれば、特定の時刻や利用時間が超過す
ると利用対象情報の利用が制限または禁止されるので、
ユーザによる利用対象情報の利用を特定の時刻や利用時
間内に制限することが可能となり、サービスのバリエー
ションをさらに向上することができるという効果も得ら
れる。
【0088】さらに、本発明に係る請求項7記載の情報
利用システムによれば、特定の時刻や利用時間が超過す
ると利用対象情報が削除されるので、ユーザによる利用
対象情報の利用を特定の時刻や利用時間内に限定するこ
とが可能となり、サービスのバリエーションをさらに向
上することができるという効果も得られる。また、特定
の時刻や利用時間内でしか利用価値のない利用対象情報
をその特定の時刻や利用時間を超過したときに削除する
ことが可能となり、利用対象情報の削除をさらに適切か
つ容易に行うことができるという効果も得られる。
【0089】さらに、本発明に係る請求項9記載の情報
利用システムによれば、携帯端末の内部設定を変更せず
に、登録端末のプログラムデータを変更するだけで、サ
ービス内容を変更することができるので、サービスの変
更に対してある程度柔軟に対応することができるという
効果も得られる。さらに、本発明に係る請求項10記載
の情報利用システムによれば、携帯端末のユーザが特定
の地域からでると地図情報の利用が制限または禁止され
るので、ユーザによる地図情報の利用を特定の地域内に
制限することが可能となり、従来に比して、地図提供サ
ービスのバリエーションを比較的向上することができる
という効果も得られる。
【0090】さらに、本発明に係る請求項11記載の情
報利用システムによれば、携帯端末のユーザが特定の地
域からでると地図情報が削除されるので、ユーザによる
地図情報の利用を特定の地域内に制限することが可能と
なり、従来に比して、地図提供サービスのバリエーショ
ンを比較的向上することができるという効果も得られ
る。また、特定の地域内でしか利用価値のない地図情報
をユーザがその特定の地域からでたときに削除すること
が可能となり、従来に比して、地図情報の削除を比較的
適切かつ容易に行うことができるという効果も得られ
る。
【0091】一方、本発明に係る請求項13記載の携帯
端末によれば、請求項2記載の情報利用システムと同等
の効果が得られる。一方、本発明に係る請求項14記載
の登録端末によれば、請求項2記載の情報利用システム
と同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】登録端末100の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】地図情報管理テーブル400のデータ構造を示
す図である。
【図4】地図情報提供処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】携帯端末200の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】地図情報ダウンロード処理を示すフローチャー
トである。
【図7】地図情報表示処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 登録端末 200 携帯端末 30,50 CPU 32,52 ROM 34,54 RAM 38,58 I/F 60 無線通信装置 42 地図情報登録DB 66 位置情報取得装置 62 キーパネル 64 LCD 400 地図情報管理テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 310 G06F 17/30 310Z G09B 29/00 G09B 29/00 A Z (72)発明者 北田 成秀 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB02 HB05 HB15 HB22 HB25 HC11 HC27 HD13 5B075 ND20 PP10 UU14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末と、前記携帯端末の利用対象と
    なる利用対象情報を、その利用を許可する位置又は範囲
    を特定するための利用許可位置情報と対応付けて登録す
    る登録端末とを通信可能に接続し、前記利用許可位置情
    報に基づいて前記利用対象情報を利用するシステムであ
    って、 前記利用対象情報の取扱態様を、当該利用対象情報に対
    応する利用許可位置情報により特定される位置又は範囲
    と、前記携帯端末との位置関係に基づいて、決定するよ
    うになっていることを特徴とする情報利用システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記登録端末は、前記利用対象情報を前記利用許可位置
    情報と対応付けて記憶するための記憶手段を有し、前記
    携帯端末からの送信要求に応じて前記記憶手段の利用対
    象情報及びそれに対応する利用許可位置情報を前記携帯
    端末に送信するようになっており、 前記携帯端末は、当該携帯端末の位置を特定するための
    携帯端末位置情報を取得する位置情報取得手段を有し、
    前記利用対象情報及び前記利用許可位置情報を受信し、
    受信した利用許可位置情報により特定される位置又は範
    囲と、前記位置情報取得手段で取得した携帯端末位置情
    報により特定される位置との位置関係に基づいて、受信
    した利用対象情報の取扱態様を決定するようになってい
    ることを特徴とする情報利用システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得した携帯
    端末位置情報に基づいて、受信した利用許可位置情報に
    より特定される位置又は範囲内に前記携帯端末が属して
    いないと判定したときは、受信した利用対象情報の利用
    を制限又は禁止するようになっていることを特徴とする
    情報利用システム。
  4. 【請求項4】 請求項2及び3のいずれかにおいて、 前記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得した携帯
    端末位置情報に基づいて、受信した利用許可位置情報に
    より特定される位置又は範囲内に前記携帯端末が属して
    いないと判定したときは、受信した利用対象情報を削除
    するようになっていることを特徴とする情報利用システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかにおいて、 前記記憶手段は、前記利用対象情報を、さらに、その利
    用を許可する時間帯又は時間を特定するための利用許可
    時間情報と対応付けて記憶可能となっており、 前記登録端末は、前記送信要求に応じて前記記憶手段の
    利用対象情報及びそれに対応する利用許可時間情報を前
    記携帯端末に送信するようになっており、 前記携帯端末は、前記携帯端末での現在時刻又は前記利
    用対象情報の利用時間を特定するための携帯端末時間情
    報を取得する時間情報取得手段を有し、前記利用対象情
    報及び前記利用許可時間情報を受信し、受信した利用許
    可時間情報により特定される時間帯又は時間と、前記時
    間情報取得手段で取得した携帯端末時間情報により特定
    される時刻又は時間との時間関係に基づいて、受信した
    利用対象情報の取扱態様を決定するようになっているこ
    とを特徴とする情報利用システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記携帯端末は、前記時間情報取得手段で取得した携帯
    端末時間情報に基づいて、受信した利用許可時間情報に
    より特定される時間帯が現在時刻を含まないと判定した
    とき、又は前記利用対象情報の利用時間が前記受信した
    利用許可時間情報により特定される時間を超過したと判
    定したときは、受信した利用対象情報の利用を制限又は
    禁止するようになっていることを特徴とする情報利用シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項5及び6のいずれかにおいて、 前記携帯端末は、前記時間情報取得手段で取得した携帯
    端末時間情報に基づいて、受信した利用許可時間情報に
    より特定される時間帯が現在時刻を含まないと判定した
    とき、又は前記利用対象情報の利用時間が前記受信した
    利用許可時間情報により特定される時間を超過したと判
    定したときは、受信した利用対象情報を削除するように
    なっていることを特徴とする情報利用システム。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至7のいずれかにおいて、 前記登録端末は、前記利用対象情報を登録した外部端末
    と通信可能に接続し、さらに、前記利用対象情報を前記
    外部端末から取得する利用対象情報取得手段を有し、 前記利用対象情報取得手段で取得した利用対象情報を前
    記記憶手段に記憶するようになっていることを特徴とす
    る情報利用システム。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至8のいずれかにおいて、 前記記憶手段は、前記利用対象情報の取扱態様を決定す
    る処理を前記携帯端末に実行させるためのプログラムデ
    ータを記憶可能となっており、 前記登録端末は、前記送信要求に応じて前記記憶手段の
    利用対象情報及び前記プログラムデータを前記携帯端末
    に送信するようになっており、 前記携帯端末は、前記利用対象情報及び前記プログラム
    データを受信し、受信したプログラムデータに基づいて
    処理を実行し、受信した利用対象情報の取扱態様を決定
    するようになっていることを特徴とする情報利用システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至9のいずれかにおいて、 前記利用対象情報は、地図情報であり、前記利用許可位
    置情報は、前記地図情報の利用を許可する地域を特定す
    るための情報であり、 前記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得した携帯
    端末位置情報に基づいて、受信した利用許可位置情報に
    より特定される地域内に前記携帯端末が属していないと
    判定したときは、受信した地図情報の利用を制限又は禁
    止するようになっていることを特徴とする情報利用シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項2乃至10のいずれかにおい
    て、 前記利用対象情報は、地図情報であり、前記利用許可位
    置情報は、前記地図情報の利用を許可する地域を特定す
    るための情報であり、 前記携帯端末は、前記位置情報取得手段で取得した携帯
    端末位置情報に基づいて、受信した利用許可位置情報に
    より特定される地域内に前記携帯端末が属していないと
    判定したときは、受信した地図情報を削除するようにな
    っていることを特徴とする情報利用システム。
  12. 【請求項12】 請求項1において、 前記携帯端末は、当該携帯端末の位置を特定するための
    携帯端末位置情報を取得する位置情報取得手段を有し、
    前記位置情報取得手段で取得した携帯端末位置情報を送
    信要求とともに前記登録端末に送信し、前記登録端末に
    よる判定結果及び前記利用許可情報を受信したときは、
    受信した判定結果に基づいて、受信した利用許可情報の
    取扱態様を決定するようになっており、 前記登録端末は、前記利用対象情報を前記利用許可位置
    情報と対応付けて記憶するための記憶手段を有し、前記
    送信要求とともに前記携帯端末位置情報を受信したとき
    は、前記記憶手段の利用許可位置情報のうち前記送信要
    求に係る利用対象情報に対応するものにより特定される
    位置又は範囲と、受信した携帯端末位置情報により特定
    される位置との位置関係を判定し、その判定結果及び前
    記記憶手段の利用対象情報のうち前記送信要求に係るも
    のを前記携帯端末に送信するようになっていることを特
    徴とする情報利用システム。
  13. 【請求項13】 請求項2乃至12のいずれかに記載の
    情報利用システムにおける登録端末と通信可能に接続す
    る携帯端末であって、 当該携帯端末の位置を特定するための携帯端末位置情報
    を取得する位置情報取得手段を備え、 前記利用対象情報及び前記利用許可位置情報を受信し、
    受信した利用許可位置情報により特定される位置又は範
    囲と、前記位置情報取得手段で取得した携帯端末位置情
    報により特定される位置との位置関係に基づいて、受信
    した利用対象情報の取扱態様を決定するようになってい
    ることを特徴とする携帯端末。
  14. 【請求項14】 請求項2乃至12のいずれかに記載の
    情報利用システムにおける携帯端末と通信可能に接続す
    る登録端末であって、 前記利用対象情報を前記利用許可位置情報と対応付けて
    記憶するための記憶手段を備え、 前記携帯端末からの要求に応じて前記記憶手段の利用対
    象情報及びそれに対応する利用許可位置情報を前記携帯
    端末に送信するようになっていることを特徴とする登録
    端末。
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