JP2002236629A - ネットワーク画像形成装置 - Google Patents

ネットワーク画像形成装置

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JP2002236629A
JP2002236629A JP2001033255A JP2001033255A JP2002236629A JP 2002236629 A JP2002236629 A JP 2002236629A JP 2001033255 A JP2001033255 A JP 2001033255A JP 2001033255 A JP2001033255 A JP 2001033255A JP 2002236629 A JP2002236629 A JP 2002236629A
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Ritsuji Tanabe
律司 田辺
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視・操作するためのソフトウェアを頻繁に
更新することなく、新規の画像形成装置に合わせた表示
・操作を従来のソフトウェアにて行うことの出来る画像
形成装置を提供すること。 【解決手段】 ネットワークに接続するためのネットワ
ークインターフェース手段と、画像データまたはプリン
ト指示用のデータを送受信するコントロール手段と、前
記コントロール手段に接続される画像入出力手段を持
ち、前記ネットワークに接続されたネットワークデバイ
スの制御装置と前記ネットワークインターフェース手段
により通信を行う画像形成装置において、前記コントロ
ール手段内に画像形成装置自身の機種固有設定画面を作
成するための機種固有設定画面データ(MIB)を記憶し
ておく不揮発性記憶手段を持つことを特徴とする画像形
成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、ネットワークを介してホストコンピュータと接続し
た環境での画像形成装置及びその装置を管理するソフト
ウエアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークでホストコンピュー
タに接続されたプリンタ装置や複写機等の画像形成装置
は印刷機能のほかに、装置の状態(オンラインやオフラ
イン、データ処理中など)をネットワークを用いて、遠
隔地にあるホストコンピュータからユーザが監視でき、
さらには、プリンタの設定を操作することが可能となっ
てきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、次のような問題点が発生する。
【0004】画像形成装置を監視・操作するためのソフ
トウエアは、対応する画像形成装置に合わせて作られて
いるために、名称が変わったり、または機能を一部追加
した画像形成装置を作る毎に監視・操作するためのソフ
トウエアを新しく用意していく必要があった。
【0005】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、監視・操作するためのソフトウエアを頻繁に更新
することなく、新規の画像形成装置に合わせた表示・操
作を従来のソフトウエアにて行うことの出来る画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1の画像形成装置は、ネットワーク
に接続するためのネットワークインターフェース手段
と、画像データまたはプリント指示用のデータを前記ネ
ットワークインターフェース手段を介して送受信するコ
ントロール手段と、前記コントロール手段に接続される
画像入出力手段を持ち、前記ネットワークに接続された
ネットワークデバイスの制御装置と前記ネットワークイ
ンターフェース手段により通信を行う画像形成装置にお
いて、前記コントロール手段内に画像形成装置自身の機
種固有設定画面を作成するための機種固有設定画面デー
タを記憶しておく不揮発性記憶手段を持つことを特徴と
するものである。
【0007】また、別の発明は、請求項1に記載の前記
機種固有設定画面データをSNMPプロトコル上の管理
データベースであるMIBとして定義していることを特
徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態の画像形成装置について説明する。
【0009】図1は、本発明の実施の画像形成装置とネ
ットワークデバイスの制御装置との接続を表す図であ
る。NIB101はローカルエリアネットワーク(LA
N)100へ、例えば、RJ−45コネクタをもつEthe
rnetインターフェース100Base−T等のLANインタ
ーフェースを介して接続されている。
【0010】PC103やPC104等の複数のパーソ
ナルコンピュータ(PC)もまた、LAN100に接続
されており、ネットワークオペレーティングシステムの
制御の下、これらのPC103、104はNIB101
と通信することができる。この状態でPCの一つ、例え
ばPC103をネットワーク管理部として使用するよう
に指定することができる。またPC103に、PC10
4に接続されているプリンタ105のようなプリンタを
接続してもよい。
【0011】また、LAN100にファイルサーバ(FI
LE SERVER)106が接続されており、これは大容量
(例えば100億バイト)のネットワークディスク(NE
TWORKDISK)107に記憶されたファイルヘのアクセス
を管理する。プリントサーバ(PSERVER)108は、接
続されたプリンタ109(109a、109b等(不図
示))、又は遠隔地にあるプリンタ105などのプリン
タに印刷を行わせる。また他の図示しない周辺機器をL
AN100に接続してもよい。
【0012】更に詳しくは、図1に示すネットワーク
は、様々なネットワークメンバ間で効率良く通信を行う
ために、NovellやUNIX(登録商標)のソフトウエア
などのネットワークソフトウエアを使用することができ
る。どのネットワークソフトウエアを使用することも可
能であるが、例えば、Novell社のNet Ware(Novell社の
登録商標。以下省略)ソフトウエアを使用することがで
きる。このソフトウエアパッケージに関する詳細な説明
は、Net Wareパッケージに同梱されているオンラインド
キュメンテーションを参照のこと。これは、Novell社か
らNet Wareパッケージとともに購入可能である。
【0013】図1の構成について簡潔に説明すると、フ
ァイルサーバ106は、LANメンバ間でデータのファ
イルの受信や、記憶、キューイング、キャッシング、及
び送信を行うファイル管理部としての役割を果たす。例
えば、PC103及びPC104のそれぞれによって作
られたデータファイルは、ファイルサーバ106へ送ら
れ、ファイルサーバ106はこれらのデータファイルを
順に並べ、そしてプリントサーバ108からのコマンド
に従って、並べられたデータファイルをプリンタ109
へ送信する。
【0014】またPC103とPC104はそれぞれ、
データファイルの生成や、生成したデータファイルのL
AN100への送信や、また、LAN100からのファ
イルの受信や、更にそのようなファイルの表示及び/又
は処理を行うことのできる通常のPCで構成される。
尚、図1ではパーソナルコンピュータ機器が示されてい
るが、ネットワークソフトウエアを実行するのに適切で
あるような、他のコンピュータ機器を含んでもよい。例
えば、UNIXのソフトウエアを使用している場合に、UNIX
ワークステーションをネットワークに含んでもよく、こ
れらのワークステーションは、適切な状況下で、図示さ
れているPCと共に使用することができる。
【0015】通常、LAN100などのLANは、一つ
の建物内の一つの階又は連続した複数の階でのユーザグ
ループ等の、幾分ローカルなユーザグループにサービス
を提供する。例えば、ユーザが他の建物や他県にいるな
ど、あるユーザが他のユーザから離れるに従って、ワイ
ドエリアネットワーク(WAN)を作ってもよい。WA
Nは、基本的には、いくつかのLANを高速度サービス
総合デジタルネットワーク(ISDN)電話線等の高速
度デジタルラインで接続して形成された集合体である。
従って、図1に示すように、LAN100と、LAN1
10と、LAN120とは変調/復調(MODEM)/トラ
ンスポンダ(MODEM/ROUTER)130及びバックボーン
(BACKBONE)140を介して接続されてWANを形成す
る。これらの接続は、数本のバスによる単純な電気的接
続である。それぞれのLANは専用のPCを含み、ま
た、必ずしも必要なわけではないが、通常はファイルサ
ーバ及びプリントサーバを含む。
【0016】従って図1に示すように、LAN110
は、PC111と、PC112と、ファイルサーバ11
3と、ネットワークディスク114と、プリントサーバ
115と、プリンタ116及びプリンタ117とを含
む。対照的に、LAN120はPC121とPC122
のみを含む。LAN100と、LAN110と、LAN
120とに接続されている機器は、WAN接続を介し
て、他のLANの機器の機能にアクセスすることができ
る。
【0017】前述のような大規模ネットワークシステム
を構成するネットワーク上のデバイスを管理するための
方法として、これまでにいくつかの試みが数多くの標準
機関でなされている。国際標準化機構(ISO)は開放
型システム間相互接続(0penSystem Interconnection、
OSI)モデルと呼ばれる汎用基準フレームワークを提
供した。ネットワーク管理プロトコルのOSIモデル
は、共通管理情報プロトコル(Common Management Info
rmation Protocol、CMIP)と呼ばれる。CMIPは
ヨーロッパの共通ネットワーク管理プロトコルである。
【0018】また米国においては、より共通性の高いネ
ットワーク管理プロトコルとして、簡易ネットワーク管
理プロトコル(Simple Network Management Protocol、
SNMP)と呼ばれるCMIPに関連する一変種のプロ
トコルがある。(「TCP/IPネットワーク管理入門
実用的な管理をめざしてJM.T.ローズ=著/西田竹
志=訳(株)トッパン発行、1992年8月20日初版
を参照」。
【0019】このSNMPネットワーク管理技術によれ
ば、ネットワーク管理システムには少なくとも1つのネ
ットワーク管理ステーション(NMS)、各々がエージ
ェントを含むいくつかの管理対象ノード、及び管理ステ
ーションやエージェントが管理情報を交換するために使
用するネットワーク管理プロトコルが含まれる。ユーザ
は、NMS上でネットワーク管理ソフトウエアを用いて
管理対象ノード上のエージェントソフトウエアと通信す
ることにより、ネットワーク上のデータを得、またデー
タを変更することができる。
【0020】ここでエージェントとは、各々のターゲッ
ト装置についてのバックラウンドプロセスとして走るソ
フトウエアである。ユーザがネットワーク上の装置に対
して管理データを要求すると、管理ソフトウエアはオブ
ジェクト識別情報を管理パケットまたはフレームに入れ
てターゲットエージェントヘ送り出す。エージェント
は、そのオブジェクト識別情報を解釈して、そのオブジ
ェクト識別情報に対応するデータを取り出し、そのデー
タをパケットに入れてユーザに送り返す。時には、デー
タを取り出すために対応するプロセスが呼び出される場
合もある。
【0021】またエージェントは、自分の状態に関する
データをデータベースの形式で保持している。このデー
タベースのことを、MIB(Management Information B
ase)と呼ぶ。図4は、MIBの構造を示す概念図であ
る。図4に示すように、MIBは木構造のデータ構造を
しており、全てのノードが一意に番号付けされている。
図4において、かっこ内に書かれている番号が、そのノ
ードの識別子である。例えば、図4において、ノード4
01の識別子は「1」である。ノード402の識別子
は、ノード401の下の「3」なので、「1・3」と表
記される。同様にして、ノード403の識別子は、「1
・3・6・1・2」と表記される。このノードの識別子
のことを、オブジェクト識別子(OBJECT IDENTIFIER)
と呼ぶ。
【0022】このMIBの構造は、管理情報構造(SM
I:Structure of Management Information)と呼ば
れ、RFC1155 Structure and Identification of
Management Information for TCP/IP−based In
ternetsで規定されている。
【0023】図4には、標準として規定されているMI
Bのうち、一部のもののみを抜き出して記載してある。
【0024】404は、SNMPで管理される機器が標
準的に備えている標準MIBと呼ばれるオブジェクト群
の頂点になるノードであり、このノードの下のオブジェ
クトの詳細な構造については、RFC1213Manageme
nt Information Base for Network Management of TC
P/IP−based internets:MIB−IIに規定され
ている。405は、SNMPで管理されるプリンタが標
準的に備えているプリンタMIBと呼ばれるオブジェク
ト群の頂点になるノードであり、このノードの下のオブ
ジェクトの詳細な構造については、RFC1759Prin
terMIBで規定されている。更に、406はプライベ
ートMIBと呼ばれ、企業や団体などが独自のMIB定
義を行うための頂点となるノードである。407は企業
拡張MIBと呼ばれ、プライベートMIBの中で企業が
独自の拡張を行うための頂点となるノードである。キヤ
ノン株式会社には、独自の定義を行うために企業番号と
して「1602」が割り当てられており、キヤノン独自
のMIBであるキヤノンMIB(Canon MIB)を定義
するための頂点ノード408が、企業を意味するノード
であるノード407の下に位置している。キヤノンMI
Bの頂点ノードのオブジェクト識別子は、「1・3・6
・1・4・1・1602」である。
【0025】<ネットワークコントローラ上へのエージ
ェントの実装>エージェントの実装例として、プリンタ
をネットワークに接続するためのネットワークコントロ
ーラ上にエージェントを実装することが考えられる。こ
れにより、プリンタをネットワーク管理ソフトウエアに
よる管理の対象とすることができる。ユーザは、ネット
ワーク管理ソフトウエアを用いて制御対象のプリンタの
情報を得、また状態を変更することができる。より具体
的には、例えばプリンタの液晶ディスプレイに表示され
ている文字列を取得したり、デフォルトの給紙カセット
を変更したりすることができる。以下、エージェントを
実装したネットワークインターフェースボード(NI
B)をプリンタに接続する例で説明する。
【0026】図2に示すように、好ましくは、NIB1
01は、プリンタ102の内部拡張I/Oスロットに内
蔵されるか、プリンタコントローラに直接組み込まれて
おり、NIB101は、下に示す処理及びデータ記憶機
能を持つ「埋め込まれた」ネットワークノードとなる。
このNIB101の構成により、大きなマルチエリアW
ANネットワークを統括及び管理するための、特徴的な
補助機能を持つという利点をもたらす。これらの補助機
能は、例えば、ネットワーク上の遠隔地(ネットワーク
統括者の事務所など)からのプリンタ制御及び状態観察
や、各印刷ジョブ後の次のユーザのための保証初期環境
を提供するためのプリンタ構成の自動管理、及びプリン
タの負荷量を特徴付け、あるいはトナーカートリッジの
交換スケジュールを組むためにネットワークを通してア
クセスできる、プリンタログ又は使用統計を含む。
【0027】このNIB設計において重要な要因は、共
有メモリ200等の両方向インターフェースを介して、
NIB101からプリンタ制御状態にアクセスする機能
である。共有メモリ以外に、SCSIインターフェース
等のインターフェースを使用することもできる。これに
より、多数の便利な補助機能のプログラムができるよう
に、プリンタ操作情報をNIB101又は外部ネットワ
ークノードヘ送出することができる。印刷画像データ及
び制御情報のブロックは、NIB101上にあるマイク
ロプロセッサ301によって構成され、共有メモリ20
0に記述され、そして、プリンタ102によって読み込
まれる。同様に、プリンタ状態情報は、プリンタ102
から共有メモリ200へ送られ、そこからNIB上のマ
イクロプロセッサ301によって読み込まれる。
【0028】図2は、NIB101をプリンタ102に
インストールした状態を示す一部破断図である。図2に
示すように、NIB101はネットワーク接続の為のフ
ェースプレート101bを設置した印刷回路ボード10
1aから構成されており、コネクタ170を介してプリ
ンタインターフェースカード150に接続されている。
プリンタインターフェースカード150は、プリンタ1
02のプリンタエンジンを直接制御する。印刷データ及
びプリンタ状態コマンドは、NIB101からコネクタ
170を介して、プリンタインターフェースカード15
0へ入力され、また、プリンタ状態情報はプリンタイン
ターフェースカード150からやはりコネクター170
を介して得られる。NIB101はこの情報を、フェー
スプレート101bのネットワークコネクタを介して、
LAN100上で通信する。同時に、プリンタ102
は、一般的なシリアルポート102a及びパラレルポー
ト102bから、印刷データを受信することもできる。
ここでは、プリンターインターフェースカードとネット
ワークインターフェースボードとを別のボードとして説
明したが、プリント機能とネットワークインターフェー
ス機能を持った1枚のマルチデバイスコントローラとし
てもよい。
【0029】<PC側の構成>一方、ネットワーク管理
ソフトウエアが稼動するPC側について、以下に説明す
る。
【0030】図5は、ネットワーク管理ソフトウエアが
稼動可能なPCの構成を示すブロック図である。
【0031】図5において、500は、ネットワーク管
理ソフトウエアが稼動するPC(コンピュータ)であ
り、図1における103と同等である。PC500は、
ROM502もしくはハードディスク(HD)511に
記憶された、あるいはフロッピー(登録商標)ディスク
ドライブ(FD)512より供給されるネットワーク管
理プログラムを実行するCPU501を備え、システム
バス504に接続される各デバイスを総括的に制御す
る。503はRAMで、CPU501の主メモリ、ワー
クエリア等として機能する。505はキーボードコント
ローラ(KBC)で、キーボード(KB)509や不図
示のポインティングデバイス等からの指示入力を制御す
る。506はCRTコントローラ(CRTC)で、CR
Tディスプレイ(CRT)510の表示を制御する。5
07はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプロ
グラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユー
ザファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶
するハードディスク(HD)511およびフロッピーデ
ィスクコントローラ(FD)512とのアクセスを制御
する。508はネットワークインターフェースカード
(NIC)で、LAN100を介して、エージェントあ
るいはネットワーク機器と双方向にデータをやりとりす
る。なお、本実施の形態は、ハードウェア的にはPC
(図5参照)と同じ構成のPC上に実現されるが、以下
で説明するようにソフトウエアによる制御にその特徴が
ある。
【0032】本実施の形態のネットワーク管理装置は、
図5に示したようなネットワーク管理装置を実現可能な
PCと同様の構成のPC上に実現される。ハードディス
ク(HD)511には、後述のすべての説明で動作主体
となる本実施の形態に係るネットワーク管理ソフトウエ
アのプログラムが格納される。後述のすべての説明にお
いて、特に断りのない限り、実行の主体はハード上はC
PU501である。一方、ソフトウエア上の制御の主体
は、ハードディスク(HD)511に格納されたネット
ワーク管理ソフトウエアである。また本実施の形態にお
いては、OSは例えば、ウィンドウズ95(マイクロソ
フト社製)を想定しているが、これに限るものではな
い。なお、本実施の形態に係るネットワーク管理プログ
ラムは、フロッピーディスクやCD−ROMなどの記憶
媒体に格納された形で供給されても良く、その場合には
図5に示すフロッピーディスクコントローラ(FD)5
12またはCD−ROMドライブ513または不図示の
DVD−ROMドライブなどによって記憶媒体からプロ
グラムが読み取られ、ハードディスク(HD)511に
インストールされる。
【0033】図6は、本発明の実施の形態に係るネット
ワーク管理ソフトウエアのモジュール構成図である。こ
のネットワーク管理ソフトウエアは、図5におけるハー
ドディスク511に格納されており、CPU501によ
って実行される。その際、CPU501はワークエリア
としてRAM503を使用する。
【0034】図6において、601はデバイスリストモ
ジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されたデバイス
を一覧にして表示するモジュールである。実際の画面と
しては、図9のようになっている。602は全体制御モ
ジュールと呼ばれ、デバイスリストからの指示をもと
に、他のモジュールを統括する。603はコンフィグレ
ータと呼ばれ、エージェントのネットワーク設定に関す
る特別な処理を行うモジュールである。604は、探索
モジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されているデ
バイスを探索するモジュールである。探索モジュール6
04によって探索されたデバイスが、デバイスリスト6
01によって一覧表示される。605は、プリントジョ
ブの状況をNet Ware API 616を用いてネットワークサー
バから取得するNet Wareジョブモジュールである。(な
お、Net Ware APIについては、例えばNovell社から発行
されている“Net Ware Programmer's Guide for C"等を
参照。この書籍はノベル株式会社から購入可能である)。
606および607は後述するデバイス詳細ウィンドウ
を表示するためのUIモジュールであり、詳細情報を表
示する対象機種毎にUIモジュールが存在する。608
および609は制御モジュールと呼ばれ、詳細情報を取
得する対象機種に特有の制御を受け持つモジュールであ
る。UIモジュールと同様に、制御モジュールも詳細情
報を表示する対象機種毎に存在する。制御Aモジュール
608および制御Bモジュール609は、MIBモジュ
ール610を用いて管理対象デバイスからMIBデータ
を取得し、必要に応じてデータの変換を行い、各々対応
するUIAモジュール606またはUIBモジュール6
07にデータを渡す。
【0035】さて、MIBモジュール610は、オブジ
ェクト識別子とオブジェクトキーとの変換を行うモジュ
ールである。ここでオブジェクトキーとは、オブジェク
ト識別子と一対一に対応する32ビットの整数のことで
ある。オブジェクト識別子は可変長の識別子であり、ネ
ットワーク管理ソフトウエアを実装する上で扱いが面倒
なので、本願に係るネットワーク管理ソフトウエアにお
いてはオブジェクト識別子と一対一に対応する固定長の
識別子を内部的に用いている。MIBモジュール610
より上位のモジュールはこのオブジェクトキーを用いて
MIBの情報を扱う。これにより、ネットワーク管理ソ
フトウエアの実装が楽になる。
【0036】611はSNMPモジュールと呼ばれ、S
NMPパケットの送信と受信を行う。612は共通トラ
ンスポートモジュールと呼ばれ、SNMPデータを運搬
するための下位プロトコルの差を吸収するモジュールで
ある。実際には、動作時にユーザが選択したプロトコル
によって、IPXハンドラ613かUDPハンドラ61
4のいずれかがデータを転送する役割を担う。なお、U
DPハンドラは、実装としてWinSock617を用いてい
る。(WinSockについては、例えばWindows Socket Apl
v1.1の仕様書を参照。このドキュメントは、複数箇所
から入手可能であるが、例えばマイクロソフト社製のコ
ンパイラであるVisual C ++に同梱されている)。コン
フィグレータ603が用いる現在のプロトコル615と
いうのは、動作時にユーザが選択しているIPXプロト
コルかUDPプロトコルのいずれかのことを示す。な
お、以下の説明において、本願に係るネットワーク管理
ソフトウエアのことを「Net Spot5」と呼称する。
【0037】<Net Spot5のインストール>Net Spot5
のインストールに必要なファイルは、通常、フロッピー
ディスク(FD)やCD−ROMなどの物理媒体に記録
されて配布されるか、あるいはネットワークを経由して
伝送される。ユーザは、これらの手段によりNet Spot5
のインストールに必要なファイルを入手した後、所定の
インストール手順に従ってNet Spot5のインストールを
開始する。このNet Spot5のインストール手順は、他の
一般的なソフトウエアのインストール手順と同様であ
る。すなわち、ユーザがNet Spot5のインストーラをパ
ーソナルコンピュータ(PC)上で起動すると、その後
はインストーラが自動的にインストールを実行する。イ
ンストーラは、Net Spot5の動作に必要なファイルをP
Cのハードディスクにコピーし、また、必要に応じてユ
ーザから情報を入力してもらいながら、Net Spot5の動
作に必要なファイルの修正または新規作成なども行う。
【0038】このNet Spot5のインストール時にユーザ
から入力してもらう情報には、以下に述べる2種類の動
作モード(管理者モードと一般ユーザモード)の選択が
含まれる。
【0039】<Net Spot5の動作モード>Net Spot5
は、以下のように管理者モードと一般ユーザモードの2
種類の動作モードを持つ。ユーザはNet Spot5のインス
トール時に、これらの動作モードのどちらを使用するか
を指定する。ユーザがNet Spot5の動作モードを変更す
るためには、原則的にNet Spot5をインストールし直す
必要がある。
【0040】管理者モード:特定の権限を持つユーザ
(例えば、ネットワーク管理者やネットワーク周辺機器
管理者)が使用するモード。
【0041】一般ユーザモード:特定の権限を持たない
一般ユーザが使用するモード。
【0042】一般ユーザモードでサポートしている機能
は、管理者モードでサポートしている機能に制限を加え
たものである。つまり、一般ユーザモードでサポートし
ている機能は、管理者モードでサポートしている機能の
一部分に相当する。
【0043】<Net Spot5の起動とパスワード認証>Ne
t Spot5が一般ユーザモードでインストールされた場合
は、ユーザはNet Spot5の実行ファイルを実行させるだ
けで、Net Spot5を起動できる。一方、NetSpot5が管
理者モードでインストールされた場合は、ユーザはNet
Spot5の実行ファイルを実行させた直後にNet Spot5パ
スワードの入力を要求される。この時ユーザは、適切な
パスワードを入力しなければNet Spot5を管理者モード
で起動することができない。Net Spot5の管理者モード
では、ユーザがネットワーク周辺機器(デバイス)の各
種設定を行うことが可能であり、これらの設定を間違え
ると機器の誤動作や故障の原因になることがある。そこ
で、一般ユーザが管理者モードを起動できないようにす
るため、管理者モードの起動時にNet Spot5はユーザに
対してNet Spotパスワードの入力を要求するのである。
ただし、ユーザはNet Spot5パスワードの入力を要求さ
れた時に、パスワードを入力せずに、一般ユーザモード
でNet Spot5を起動することができる。
【0044】Net Spot5を管理者モードでインストール
する時、インストールを行っているユーザは、管理者モ
ード起動時のNet Spot5パスワードを設定することがで
きる。また、ユーザはNet Spot5を管理者モードで起動
した後に、管理者モード起動時のNet Spot5パスワード
の設定あるいは変更を行うことができる。
【0045】設定あるいは変更されたNet Spot5パスワ
ードは、次回Net Spot5を管理者モードで起動する時か
ら使用される。Net Spot5の管理者モードは、管理者モ
ード起動時に入力されたNet Spot5パスワードが実際の
設定値と一致すれば起動するが、一致しなければ起動し
ない。
【0046】Net Spot5の管理者モードは、起動時にNe
t Spot5パスワードをユーザに要求する代わりに、Net
Wareファイルサーバに管理者としてログインしているこ
とをチェックするように動作することもできる。すなわ
ち、Net Spot5の管理者モードの起動時に、既にユーザ
がNet Wareファイルサーバに管理者としてログインして
いるならば、Net Spot5パスワードの入力要求を省略す
ることができる。
【0047】実際のネットワークにおいては、1つのネ
ットワーク環境で複数の管理者が存在し、ネットワーク
周辺機器(デバイス)毎に管理者が異なる場合がある。
そこで、Net Spot5の管理者モードでは、上記管理者モ
ード起動時のNet Spot5パスワードに加えて、オプショ
ンとしてネットワークインターフェースボード毎にされ
たデバイスパスワードを設定することができ、それによ
り、デバイスリスト表示ウィンドウからネットワーク周
辺機器をユーザが選択した時にネットワーク周辺機器ご
とにデバイスパスワードの認証を行う機能がサポートさ
れている。
【0048】このネットワーク周辺機器選択時のデバイ
スパスワードは、必要に応じて管理者がネットワークイ
ンターフェースボード毎に設定する。ネットワークイン
ターフェースボードにデバイスパスワードが設定されて
いる場合は、Net Spot5の管理者モードでデバイスリス
ト表示ウィンドウからネットワーク周辺機器をユーザが
新たに選択する時、すなわち新たにデバイス詳細ウィン
ドウを開く時に、ネットワークインターフェースボード
毎に管理者により設定されたデバイスパスワードを認証
する。
【0049】ユーザは、ネットワーク周辺機器選択時の
デバイスパスワードを管理者モード起動時のNet Spot5
パスワードと等しく設定することによって、Net Spot5
の管理者モードでデバイスリスト表示ウィンドウからネ
ットワーク周辺機器を新たに選択する際に、デバイスパ
スワードの入力を省略することができる。
【0050】<Net Spot5の排他制御>1つのネットワ
ーク周辺機器に対して、複数のNet Spot5の管理者モー
ドを起動した場合、ネットワーク周辺機器(デバイス)
の設定やネットワークの設定に矛盾が発生する可能性が
ある。このため、1つのネットワーク周辺機器に対して
起動可能なNet Spot5の管理者モードは、1つに制限さ
れている。すなわち、複数のNet Spot5の管理者モード
により、同じネットワーク周辺機器を選択することはで
きない。これに対して、Net Spot5の一般ユーザモード
は、1つのネットワーク周辺機器に対して、複数起動す
ることができる。すなわち、複数のNet Spot5の一般ユ
ーザモードにより、同じネットワーク周辺機器を選択す
ることができる。
【0051】<Net Spot5が表示するウィンドウの遷移
図>図7および図8は、ユーザがNet Spot5を管理者モ
ードで起動した時に、ユーザの指示に応じてNet Spot5
が順次表示していくウィンドウの遷移図である。ただ
し、図7および図8に示されたウィンドウは、Net Spot
5が表示するウィンドウのすべてではない。Net Spot5
はユーザからの指示がない場合でも、Net Spot5の動作
状況やネットワークから得られた情報に応じて、各種の
ウィンドウを自動的に表示する。
【0052】ユーザは、Net Spot5が表示する各種のウ
ィンドウに表示された情報を見ることでネットワーク周
辺機器(デバイス)の動作状態を監視し、また、これら
のウィンドウに適切な値を設定することでネットワーク
周辺機器(デバイス)を制御することができる。
【0053】図7は、Net Spot5が管理者モードで起動
した時に、後述する各種シートから呼び出されるダイア
ログボックスの一覧を示す図である。
【0054】図7において、701は、例えば図10に
例示されるデバイス詳細ウィンドウであり、本ウィンド
ウ701は、状態シート702(図10参照)、ジョブ
シート703(図11参照)、情報シート704(図1
2参照)、ネットワークシート705(図13参照)の
4枚のシートを持っている。ここで、状態シート702
からは、エラー詳細情報表示ダイアログボックス706
が表示される。このエラー詳細情報表示ダイアログボッ
クス706からは、プリンタ給排紙部選択ダイアログボ
ックス707が選択される。
【0055】次に、ジョブシート703からは、プリン
タキュー設定変更ダイアログボックス726が呼び出さ
れ、プリンタキュー設定変更ダイアログボックス726
からは、Net Wareログインダイアログボックス727が
呼び出される。情報シート704からは管理者情報表示
ダイアログボックス728が呼び出される。最後に、ネ
ットワークシート705からは、プロトコル設定ダイア
ログボックス729が呼び出される。このプロトコル設
定ダイアログボックス729は、Net Ware設定シート7
30、TCP/IP設定シート732、Apple Talk設定
シート733の3枚のシートを持っており、Net Ware設
定シート730からは、Net Wareログインダイアログボ
ックス727が呼び出される。なお、デバイスリスト表
示ウィンドウ801については、図8に関連付けて詳細
に説明するので、ここでは、説明を割愛する。
【0056】図8は、Net Spot5が管理者モードで起動
した時に、後述する各種メニューバーから呼び出される
ダイアログボックスの一覧を示す図である。
【0057】図8において、801は、図9に例示され
るデバイスリスト表示ウィンドウであり、本ウィンドウ
801はNet Spot5から管理化可能なデバイス一覧を表
示することが出来る。デバイスリスト表示ウィンドウ8
01は、デバイスメニュー802、表示メニュー80
3、設定メニュー804、ヘルプメニュー805の4つ
のメニューを持つ。このうち、デバイスメニュー802
からは、新規追加デバイス設定ダイアログボックス80
6、オペレーティングシステムに標準のプリンタドライ
バインストールウィンドウ807が呼び出される。次
に、表示メニュー803からは表示オプションダイアロ
グボックス808が呼び出される。さらに、設定メニュ
ー804からは、デバイス検索範囲設定ダイアログボッ
クス809、デバイス表示設定ダイアログボックス81
0、デバイスリスト表示自動更新設定ダイアログボック
ス811、Net Wareログインダイアログボックス72
7、NetWareログアウトダイアログボックス813、Net
Spot5の実行時に使用するパスワードを変更するため
のNet Spot5パスワード変更ダイアログボックス814
が呼び出される。最後に、ヘルプメニュー805から
は、Net Spot5のヘルプを表示するヘルプファイルウィ
ンドウ815、Net Spot5のバージョンを表示するため
のNet Spot5バージョン情報表示ダイアログボックス8
16が呼び出される。
【0058】[デバイス詳細ウィンドウ]デバイスリス
ト表示ウィンドウ801(図9)において、デバイスを
示す各アイコンをユーザがダブルクリックすることによ
り、図10(A)に示すデバイス詳細ウィンドウを表示
する。ユーザが開くことが可能なデバイス詳細ウィンド
ウの数は、各デバイスにつき1つに制限する。デバイス
詳細ウィンドウ(図10(A))の左側の各タブ([状
態]・[ジョブ]・[情報]・[ネットワーク])をユ
ーザがクリックすることにより、各タブに対応するシー
トはデバイス詳細ウィンドウの最前面に移動される。こ
のデバイス詳細ウィンドウに表示する内容は、デバイス
の機種によって異なる。さらに、デバイス詳細ウィンド
ウに表示する内容は、管理者モードか一般ユーザモード
かによって異なる。基本的に一般ユーザモードにおいて
は、管理者モードに対して、表示する項目や変更可能な
項目に制限を加えている。
【0059】図10(A)のデバイス詳細ウィンドウ7
01は、デバイスメニュー817(図10(B))、表
示メニュー819、設定メニュー820、テストメニュ
ー821、ヘルプメニュー822の5つのメニューバー
を持つ。そして、この状態で、デバイスメニュー817
のコントローラの初期化メニューを選択することによ
り、図16に示すコントローラ初期化ダイアログボック
スが表示される。このコントローラ初期化ダイアログボ
ックスは、このデバイスのコントローラの各設定値を工
場出荷時の状態に戻すダイアログボックスである。
【0060】ここで、ある特定のデバイスにのみ有効な
機能設定を行う場合、ここのデバイスメニュー817の
中でそのメニューを表示することが出来る。そのことに
ついて、図19のNet Spot5のフローチヤートを参考に
以下に説明する。Net Spot5を起動して、デバイス検索
を実施すると(S101)、デバイスリスト801上に
対応可能な機種一覧が表示される(S102)。ここ
で、特定のデバイスを選択すると(S104)デバイス
詳細ウィンドウ701を表示するための処理(S10
4)に移る。
【0061】ここでの処理は図21のフローに従って進
む。すなわち、指定したデバイスに機種固有の設定メニ
ューがあるかどうかを確かめ(S301)、もしあれば
その機種固有の設定メニュー名情報を取得し(S30
2)、共通で備えているメニュー名と合わせてデバイス
設定メニューを作成する(S303)。ここで、指定デ
バイスに機種固有の設定メニューがあるかどうかは、表
1にあるようなMIBを含めて組み込んでいるデバイス
の場合、can utility Menu IndexのMIBをGetNextす
ればよい。デバイス内にそのような機種固有メニューに
関するMIBが組み込まれていなければ、デバイス側が
“no such name"を返すか、まったく返事をしない場合
は、タイムアウト処理で未サポートの判断をすればよ
い。返事が返った場合は、とりあえず、デバイスリスト
801で必要な機種固有メニューの個数と、タイトル名
を取得しておけば、デバイス詳細ウィンドウ701の情
報は作成できる。Net Spot5は標準でデバイス詳細ウィ
ンドウ701の初期画面として、状態ページを表示する
ので、その処理を行う(S105)。
【0062】
【表1】
【0063】表1 本実施の形態のネットワーク管理ソ
フトおよび、デバイスで対応するMIBの一例ここで、
デバイスから、can utility Menu Index=1、can Util
ity Menu Title="プリンタ設定"が返ってきた場合、Ne
t Spot5のデバイス詳細ウィンドウ701のデバイスメ
ニュー817を選択すると(S110)、Net Spot5
は、選択したデバイスのデバイス詳細ウィンドウのデバ
イスメニューに1つだけの機種固有設定メニューである
“プリンタ設定"と、共通設定メニューの"コントローラ
のリセット"と、"コントローラの初期化"を合わせて、
図10(B)のように表示する。ここのデバイスメニュ
ーでいずれかを選択すると(S201)、図20に示す
フローチヤートに従った処理が行われる。"コントロー
ラのリセット"や、"コントローラの初期化"が選ばれた
場合は、もともと共通で設定するためのGUIをNet Sp
ot5側で備えているので、それらのウィンドウ(図15
または図16)が表示される(S202−203)。こ
れらのウィンドウの処理は、OKかキャンセルを行うこ
とによって実施または中断される(S204−S205
またはS206)。また、共通でない機種固有設定メニ
ューを選択した場合は、指定した機種固有設定メニュー
情報MIBをデバイスから取得する(S207)。ここ
では、機種固有設定メニューを作るのに必要なMIBを
デバイスから読み込む。具体的には、表1中にある設定
メニューのスタイルを表すcan utility Menu Style ID
と、そのメニューウィンドウ中に盛り込まれる設定項目
数を表すcan utility Menu Indexと、その項目数分存在
する、設定項目のタイトルを表すcan utility Menu Ite
m Titleと、設定方式を示すcan utility Menu Input Ty
peを始めとして、設定方式に応じたそれぞれのMIBを
続けて読み込んで、一つの機種固有設定メニューを作り
上げて表示する(S208)。図14はそうして作られ
た機種固有メニューの例である。ここからあとの処理
は、共通設定メニューの場合と同等に、OKかキャンセ
ルを行うことによって実施または中断される(S209
−S210またはS211)。一方、図3はデバイス側
の動きを示したフローチャートである。通常のプリント
処理等のほかに、SNMPで問い合わせや設定の処理が
入ってきた時に、図3に示すSNMP処理が行われる。
ステップS1は、機種固有メニューに関しての問い合わ
せかどうかの判断を行う。Yesであれば、デバイス内メ
モリに格納されている機種固有メニュー情報を返してや
る(S2)。
【0064】ここでいう、機種固有メニュー情報とは表
1に記載のRead onlyの情報を指している。具体的に
は、 ・固有設定メニュー(ウインド)の数 ・固有設定メニューのタイトル ・固有設定メニューのスタイル番号 ・1つの固有設定メニュー内のメニュー項目の数 ・メニュー項目のタイトル・メニューの設定タイプ ・メニュータイプでSWの時のSW個数 ・SWの名前・メニュータイプでvolume設定時のステッ
プ数 ・メニュータイプでVolume設定時の最小値 ・メニュータイプでVolume設定時の最大値 といった情報である。ステップS1でNOの場合は、共
通MIBかどうかを判断し(S3)、YESであれば、
通常のMIB情報をRead/Writeする処理を行う(S
4)。NOの場合は、ステップS1で与えた機種固有メ
ニューの値に関する問い合わせであるかどうかの判断を
行う(S5)。ここで、YESであれば、デバイス自身
が与えたメニューに対する応答を判断し、その中身に伴
った処理を行う(S6)。また、NOの場合は、未対応
のMIBに対しての応答であるか、通信エラーとなるの
で、エラー処理を行う(S7)。この図3のフローチャ
ートでわかるように、デバイスのファームウエアをバー
ジョンアップすれば、機種固有メニューの表示から、そ
れに対するデバイスの動きまで変えることが出来、その
場合、クライアント側の表示・設定ソフトウエアはほと
んど変える必要がないことがわかる。
【0065】以上説明したように本発明の画像形成装置
によれば、監視・操作するためのソフトウエアを頻繁に
更新することなく、新規の画像形成装置に合わせた表示
・操作を行うことの出来る画像形成装置用の監視・操作
をするためのソフトウエアを提供することが出来る効果
がある。
【0066】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【0067】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0068】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0069】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0070】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0071】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、監
視・操作するためのソフトウエアを頻繁に更新すること
なく、新規の画像形成装置に合わせた表示・操作を従来
のソフトウエアにて行うことの出来る画像形成装置を提
供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施のネットワークデバイスの制御
装置と管理されるネットワークプリンタとの接続を表す
【図2】 エージェントを実装したネットワークボード
をプリンタに接続した実施形態を示す一部破断図
【図3】 本実施の形態のデバイス内のSNMP通信処
理をあらわすフローチャート
【図4】 MIBの構造を示す概念図
【図5】 ネットワーク管理ソフトウエアが稼動可能な
PCの構成を示すブロック図
【図6】 ネットワーク管理ソフトウエアのモジュール
構成図
【図7】 Net Spot5を管理者モードで起動したときの
ウィンドウの遷移図
【図8】 Net Spot5を管理者モードで起動したときの
ウィンドウの遷移図
【図9】 本実施の形態のデバイスリスト表示ウィンド
ウの表示例を示す図
【図10】 本実施の形態のデバイス詳細ウィンドウの
表示例を示す図
【図11】 本実施の形態のジョブ表示ウィンドウの表
示例を示す図
【図12】 本実施の形態の情報表示ウィンドウの表示
例を示す図
【図13】 本実施の形態のネットワーク設定ウィンド
ウの表示例を示す図
【図14】 本実施の形態の機種固有設定メニューの表
示例を示す図
【図15】 本実施の形態の共通設定メニューの表示例
を示す図
【図16】 本実施の形態の共通設定メニューの表示例
を示す図
【図17】 本実施の形態の共通設定メニューの表示例
を示す図
【図18】 本実施の形態の機種固有設定メニューの表
示例を示す図
【図19】 本実施の形態のネットワーク管理ソフトの
操作フローチャート
【図20】 本実施の形態のネットワーク管理ソフトの
デバイス固有メニューの操作フローチャート
【図21】 本実施の形態のネットワーク管理ソフトの
操作フローチャートである。
【符号の説明】
100 ローカルエリアネットワーク 102 プリンタ 103 PC 104 PC 105 FILE SERVER

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続するためのネットワ
    ークインターフェース手段と、画像データまたはプリン
    ト指示用のデータを前記ネットワークインターフェース
    手段を介して送受信するコントロール手段と、前記コン
    トロール手段に接続される画像入出力手段を持ち、前記
    ネットワークに接続されたネットワークデバイスの制御
    装置と前記ネットワークインターフェース手段により通
    信を行う画像形成装置において、 前記コントロール手段内に画像形成装置自身の機種固有
    設定画面を作成するための機種固有設定画面データを記
    憶しておく不揮発性記憶手段を持つことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記機種固有設定画面データがSNMP
    プロトコル上の管理データベースであるMIBとして定
    義していることを特徴とした請求項1に記載の画像形成
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157769A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Kyocera Mita Corp 画像形成システム、それに含まれる情報端末装置及び画像形成システムの制御方法
US7290276B2 (en) 2003-02-06 2007-10-30 Lenovo Singapore Pte. Ltd. Information processing apparatus for secure information recovery
JP2009160848A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成方法、ならびに、画像形成プログラム

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