JP2001256153A

JP2001256153A - ネットワークデバイス制御装置および方法

Info

Publication number: JP2001256153A
Application number: JP2000065243A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Hagyuda; 忠萩生田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2000-03-09
Filing date: 2000-03-09
Publication date: 2001-09-21

Abstract

(57)【要約】【課題】ネットワークデバイスが有する機能を見やすく
表示する。【解決手段】ネットワークに接続された管理者用のコン
ピュータ上で実行されるネットワークデバイス制御ソフ
トウエアは、複合機能を有するデバイスをネットワーク
から見いだすと、そのデバイス自身をアイコン９２０と
してデバイスリストに表示するとともに、そのデバイス
が有する機能のアイコン９２１〜９２３を、どのデバイ
スの葉としてツリー表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タネットワークに関し、特にネットワークに接続された
デバイス等を制御するためのネットワークデバイス制御
装置および方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】コンピュータは、ローカルエリアネット
ワーク（ＬＡＮ）によって相互に接続することができ
る。ローカルエリアネットワークは、ビルのフロアまた
はビル全体、ビル群（構内）、地域、あるいはさらに大
きいエリアにわたる、最大のものでは世界的システムに
及ぶ更に大きなシステムに組み込むよう相互に接続する
ことができる。各々のＬＡＮは、多様なハードウェア相
互接続技術といくつものネットワークプロトコルをもつ
ことがある。

【０００３】他と切り離された簡単なＬＡＮは個々のユ
ーザが管理することができる。すなわち、ユーザが機器
を取り替えたり、ソフトウェアをインストールしたり、
問題点を診断したりすることができる。

【０００４】一方、規模の大きい複雑なＬＡＮや相互接
続された大きなＬＡＮグループは「管理」を必要とす
る。「管理」とは、人間のネットワーク管理者とその管
理者が使用するソフトウェアの両方による管理を意味す
る。以下では、「管理」とはシステム全体を管理するた
めのソフトウェア（ネットワークデバイス制御ソフトウ
エア）による管理を意味し、「ユーザ」とはネットワー
クデバイス制御ソフトウェアを使用する人を意味するも
のとする。ユーザは、通常、システム管理責任者であ
る。ユーザは、ネットワークデバイス制御ソフトウェア
を使うことによって、ネットワーク上で管理データを得
て、このデータを変更することができる。

【０００５】大規模ネットワークシステムは、通常、機
器の増設と除去、ソフトウェアの更新、および問題の検
出などを絶えず行うことが必要な動的システムである。
このようなネットワークシステムには、一般に、様々な
人が所有する様々なシステムがある。

【０００６】ネットワークシステムにおいては、ネット
ワークデバイス制御ソフトウェアは、ローカルエリアネ
ットワーク（ＬＡＮ）に接続されたパーソナルコンピュ
ータ（ＰＣ）などの上で動作し、ネットワークボード
（ＮＢ）を介してローカルエリアネットワーク（ＬＡ
Ｎ）に接続されたネットワークデバイスを探索し、検出
したネットワークデバイスから必要な情報（例えば、デ
バイス名、ネットワークアドレス、ＭＡＣアドレス）を
取得するといった機能を有するものが一般的である。

【０００７】ネットワークデバイス制御ソフトウェアで
は、検出したネットワークデバイスをデバイス毎にデバ
イスリスト表示ウィンドウに一覧表示するのが一般的で
ある。デバイスリスト表示ウィンドウには、個々のネッ
トワークデバイスから取得した情報を表示することもで
きる。

【０００８】図１６に、従来のデバイスリスト表示ウイ
ンドウの一例を示す。図１６においては、デバイス１〜
デバイス４がネットワークに接続されていることが見い
だされ、デバイス１及びデバイス２が複合機能を有し、
デバイス３がプリンタ、デバイス４がスキャンであるこ
とがデバイスのアイコンとともに表示される。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のネ
ットワークデバイス制御ソフトウェアは、検出したネッ
トワークデバイスを、その機能によらず、デバイス毎に
リスト形式で一覧表示しているため、表示されたネット
ワークデバイスがどのような機能を持つのかを利用者が
一見して判断することが難しいという問題があった。

【００１０】例えば、複合機能を有するデバイスを検出
した場合、デバイスリストからは、複合機能を有するデ
バイスがネットワークに接続されていることが確認でき
るだけで、具体的にそれがどのような機能を有するデバ
イスなのかを利用者が知ることはできなかった。

【００１１】また、複合機能を持つネットワークデバイ
ス（事務機器）はスキャナ機能、プリンタ機能、ファク
シミリ機能などをネットワーク上のＰＣから制御可能で
あり、複数のネットワークデバイスの機能をユーザの好
みにより組み合わせて利用することも可能である。

【００１２】しかしながら、従来の一般的なネットワー
クデバイス制御ソフトウェアでは、デバイス単位の制御
のみ可能であり、複数のデバイスの機能を組み合わせて
利用することはできなかった。

【００１３】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、ネットワークデバイスが持つ機能を直感的に把握で
きるように表示するネットワークデバイス制御装置及び
方法を提供することを目的とする。特に、デバイスの有
する機能毎にツリービュー表示をおこなうことによりネ
ットワークデバイスの持つ機能の認識性を高めるネット
ワーク制御装置及び方法を提供することを目的とする。

【００１４】また本発明の他の目的は、複数のネットワ
ークデバイスが持つ機能を組み合わせて利用する場合
に、ユーザが選択した複数の機能の組み合わせを仮想的
なネットワークデバイスとして表現することにより操作
性を飛躍的に向上させたネットワーク制御装置及び方法
を提供することを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成からなる。

【００１６】ネットワークに接続されたネットワークデ
バイスを検出する検出手段と、前記検出手段により検出
したネットワークデバイスのうち、複数の機能を有して
いるネットワークデバイスについては、それが有する各
機能についてさらに表示可能なように、前記検出手段に
より検出されたネットワークデバイスに対応する画像オ
ブジェクトを表示する表示手段とを備える。

【００１７】あるいは、ネットワークに接続されたネッ
トワークデバイス及び該デバイスが有する機能を検出す
る検出手段と、前記検出手段により検出されたネットワ
ークデバイス及びその機能を、それぞれに対応する画像
オブジェクトにより表示する第１の表示手段と、ユーザ
の操作に応じて、仮想デバイスに対応する画像オブジェ
クトを生成する生成手段と、ユーザの操作に応じて、前
記表示手段により表示された各ネットワークデバイスの
有する機能に対応する画像オブジェクトを、前記仮想デ
バイスに対応する画像オブジェクトの有する機能として
表示する第２の表示手段とを備える。

【００１８】さらに好ましくは、前記表示手段は、前記
ネットワークデバイスに対応する画像オブジェクトを、
前記ネットワークから分岐するツリーの葉となるように
ツリー構造で表示する。

【００１９】さらに好ましくは、前記表示手段は、前記
複数の機能を有しているネットワークデバイスについて
は、該ネットワークデバイスに対応する画像オブジェク
トから分岐するツリーの葉となるように、前記ネットワ
ークデバイスの有している複数の機能に対応する画像オ
ブジェクトをツリー構造で表示する。

【００２０】

【発明の実施の形態】［第１の実施の形態］以下図面を
用いて本発明の実施形態であるネットワークデバイス制
御ソフトウェアの動作について説明する。

【００２１】＜ネットワークの構成＞まず、ネットワー
クデバイス制御ソフトウエアにより管理されるネットワ
ークの一例について説明する。

【００２２】図１は、開放型アーキテクチャを持ち、プ
リンタ機能、スキャナ機能、モデム（ファクシミリ）機
能など複数の機能を有する複合機能デバイス１０２が、
ネットワークボード（ＮＢ）１０１を経由して接続され
たネットワークの一例を示す図である。ＮＢ１０１はロ
ーカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）１００へ、例え
ば、同軸コネクタをもつＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）
インタフェース10Base-2や、RJ-45をもつ10Base-T等の
ＬＡＮインタフェースを介してつながれている。

【００２３】ＰＣ１０３やＰＣ１０４等の複数のパーソ
ナルコンピュータ（ＰＣ）もまた、ＬＡＮ１００に接続
されており、ネットワークオペレーティングシステムの
制御の下、これらのＰＣはＮＢ１０１と通信することが
できる。ＰＣの１つ、例えばＰＣ１０３を、ネットワー
ク管理部として使用するように指定することができる。
ＰＣに、ＰＣ１０４に接続されているプリンタ１０５の
ようなプリンタを接続してもよい。

【００２４】また、ＬＡＮ１００にファイルサーバ１０
６が接続されており、これは大容量（例えば１００億バ
イト）のネットワークディスク１０７に記憶されたファ
イルへのアクセスを管理する。プリントサーバ１０８
は、接続されたプリンタ１０９ａおよび１０９ｂ、また
は遠隔地にあるプリンタ１０５などのプリンタに印刷を
行わせる。また他の図示しない周辺機器をＬＡＮ１００
に接続してもよい。

【００２５】更に詳しくは、図１に示すネットワーク
は、様々なネットワークメンバー間で効率良く通信を行
うために、NovellやＵＮＩＸのソフトウェアなどのネッ
トワークソフトウェアを使用することができる。どのネ
ットワークソフトウェアを使用することも可能である
が、例えば、Novell社のNetWare（Novell社の商標。以
下省略）ソフトウェアを使用することができる。このソ
フトウェアパッケージに関する詳細な説明は、NetWare
パッケージに同梱されているオンラインドキュメンテー
ションを参照のこと。これは、Novell社からNetWareパ
ッケージとともに購入可能である。

【００２６】簡潔に説明すると、ファイルサーバ１０６
は、ＬＡＮメンバ間でデータのファイルの受信や、記
憶、キューイング、キャッシング、および送信を行う、
ファイル管理部としての役割を果たす。例えば、ＰＣ１
０３およびＰＣ１０４それぞれによって作られたデータ
ファイルは、ファイルサーバ１０６へ送られ、ファイル
サーバ１０６はこれらのデータファイルを順に並べ、そ
してプリントサーバ１０８からのコマンドに従って、並
べられたデータファイルをプリンタ１０９ａへ送信す
る。

【００２７】ＰＣ１０３とＰＣ１０４はそれぞれ、デー
タファイルの生成や、生成したデータファイルのＬＡＮ
１００への送信や、また、ＬＡＮ１００からのファイル
の受信や、更にそのようなファイルの表示および／また
は処理を行うことのできる、通常のＰＣで構成される。
図１にパーソナルコンピュータ機器が示されているが、
ネットワークソフトウェアを実行するのに適切であるよ
うな、他のコンピュータ機器を含んでもよい。例えば、
ＵＮＩＸのソフトウェアを使用している場合に、ＵＮＩ
Ｘワークステーションをネットワークに含んでもよく、
これらのワークステーションは、適切な状況下で、図示
されているＰＣと共に使用することができる。

【００２８】通常、ＬＡＮ１００などのＬＡＮは、１つ
の建物内の１つの階または連続した複数の階でのユーザ
グループ等の、幾分ローカルなユーザグループにサービ
スを提供する。例えば、ユーザが他の建物や他県に居る
など、あるユーザが他のユーザから離れるに従って、ワ
イドエリアネットワーク（ＷＡＮ）を作ってもよい。Ｗ
ＡＮは、基本的には、いくつかのＬＡＮを高速度サービ
ス総合デジタルネットワーク（ＩＳＤＮ）電話線等の高
速度デジタルラインで接続して形成された集合体であ
る。従って、図１に示すように、ＬＡＮ１００と、ＬＡ
Ｎ１１０と、ＬＡＮ１２０とは変調／復調（ＭＯＤＥ
Ｍ）／トランスポンダー１３０およびバックボーン１４
０を介して接続されＷＡＮを形成する。これらの接続
は、数本のバスによる単純な電気的接続である。それぞ
れのＬＡＮは専用のＰＣを含み、また、必ずしも必要な
わけではないが、通常はファイルサーバおよびプリント
サーバを含む。

【００２９】従って図１に示すように、ＬＡＮ１１０
は、ＰＣ１１１と、ＰＣ１１２と、ファイルサーバ１１
３と、ネットワークディスク１１４と、プリントサーバ
１１５と、プリンタ１１６およびプリンタ１１７とを含
む。対照的に、ＬＡＮ１２０はＰＣ１２１とＰＣ１２２
のみを含む。ＬＡＮ１００と、ＬＡＮ１１０と、ＬＡＮ
１２０とに接続されている機器は、ＷＡＮ接続を介し
て、他のＬＡＮの機器の機能にアクセスすることができ
る。

【００３０】前述のような大規模ネットワークシステム
を構成するネットワーク上のデバイスを管理するための
方法として、これまでにいくつかの試みが数多くの標準
機関でなされている。国際標準化機構（ＩＳＯ）は開放
型システム間相互接続（OpenSystem Interconnect、Ｏ
ＳＩ）モデルと呼ばれる汎用基準フレームワークを提供
した。ネットワーク管理プロトコルのＯＳＩモデルは、
共通管理情報プロトコル（Common Management Informat
ion Protocol、ＣＭＩＰ）と呼ばれる。ＣＭＩＰはヨー
ロッパの共通ネットワーク管理プロトコルである。

【００３１】米国においては、より共通性の高いネット
ワーク管理プロトコルとして、簡易ネットワーク管理プ
ロトコル（Simple Network Management Protocol、ＳＮ
ＭＰ）と呼ばれるＣＭＩＰに関連する一変種のプロトコ
ルがある（「TCP/IPネットワーク管理入門実用的な管
理をめざして」Ｍ．Ｔ．ローズ著／西田竹志訳（株）
トッパン発行１９９２年８月２０日初版を参照のこ
と）。ＳＮＭＰネットワーク管理技術によれば、ネット
ワーク管理システムには、少なくとも１つのネットワー
ク管理ステーション（ＮＭＳ）、各々がエージェントを
含むいくつかの管理対象ノード、および管理ステーショ
ンやエージェントが管理情報を交換するために使用する
ネットワーク管理プロトコルが含まれる。ユーザは、Ｎ
ＭＳ上でネットワークデバイス制御ソフトウェアを用い
て管理対象ノード上のエージェントソフトウェアと通信
することにより、ネットワーク上のデータを得、またデ
ータを変更することができる。

【００３２】エージェントとは、各々のターゲット装置
についてのバックグラウンドプロセスとして走るソフト
ウェアである。ユーザがネットワーク上の装置に対して
管理データを要求すると、管理ソフトウェアはオブジェ
クト識別情報を管理パケットまたはフレームに入れてタ
ーゲットエージェントへ送り出す。エージェントは、そ
のオブジェクト識別情報を解釈して、そのオブジェクト
識別情報に対応するデータを取り出し、そのデータをパ
ケットに入れてユーザに送り返す。時には、データを取
り出すために対応するプロセスが呼び出される場合もあ
る。

【００３３】エージェントは、自分の状態に関するデー
タをデータベースの形式で保持している。このデータベ
ースのことを、ＭＩＢ(Management Information Base)
と呼ぶ。図３は、ＭＩＢの構造を示す概念図である。図
３に示すように、ＭＩＢは木構造のデータ構造をしてお
り、全てのノードが一意に番号付けされている。図３に
おいて、かっこ内に書かれている番号が、そのノードの
識別子である。

【００３４】例えば、図３においてノード３０１の識別
子は１である。ノード３０２の識別子は、ノード３０１
の下の３なので、１．３と表記される。同様にして、ノ
ード３０３の識別子は、１．３．６．１．２と表記され
る。

【００３５】このノードの識別子のことを、オブジェク
ト識別子(Object Identifier)と呼ぶ。

【００３６】このＭＩＢの構造は、管理情報構造（Stru
cture of Management Information、ＳＭＩ）と呼ば
れ、RFC1155 Structure and Identification of Manage
ment Information for TCP/IP-based Internetsで規定
されている。

【００３７】図３には、標準として規定されているＭＩ
Ｂのうち、一部のもののみを抜き出して記載してある。

【００３８】３０４は、ＳＮＭＰで管理される機器が標
準的に備えている標準ＭＩＢと呼ばれるオブジェクト群
の頂点になるノードであり、このノードの下のオブジェ
クトの詳細な構造については、RFC1213 Management Inf
ormation Base for NetworkManagement of TCP/IP-base
d Internets:MIB-IIに規定されている。

【００３９】３０５は、ＳＮＭＰで管理されるプリンタ
が標準的に備えているプリンタＭＩＢと呼ばれるオブジ
ェクト群の頂点になるノードであり、このノードの下の
オブジェクトの詳細な構造については、RFC1759 Printe
r MIBで規定されている。

【００４０】さらに、３０６はプライベートＭＩＢと呼
ばれ、企業や団体などが独自のＭＩＢ定義を行うための
頂点となるノードである。３０７は企業拡張ＭＩＢと呼
ばれ、プライベートＭＩＢの中で企業が独自の拡張を行
うための頂点となるノードである。例えばキヤノン株式
会社には、独自の定義を行うために企業番号として１６
０２が割り当てられており、キヤノン独自のＭＩＢであ
るキヤノンＭＩＢ(Canon MIB)を定義するための頂点ノ
ード３０８が、企業を意味するノードであるノード３０
７の下に位置している。キヤノンＭＩＢの頂点ノードの
オブジェクト識別子は、１．３．６．１．４．１．１６
０２である。

【００４１】エージェントの実装例として、プリンタを
ネットワークに接続するためのネットワークボード上に
エージェントを実装することが考えられる。これによ
り、プリンタをネットワークデバイス制御ソフトウェア
による管理の対象とすることができる。ユーザは、ネッ
トワークデバイス制御ソフトウェアを用いて制御対象の
プリンタの情報を得、また状態を変更することができ
る。より具体的には、例えばプリンタの液晶ディスプレ
イに表示されている文字列を取得したり、デフォルトの
給紙カセットを変更したりすることができる。

【００４２】＜複合機能デバイスの構成＞図２は、ＮＢ
１０１とプリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機
能を持つ複合機能デバイス１０２とＬＡＮ１００との電
気的接続を示すブロック図である。ＮＢ１０１は、ＬＡ
Ｎ１００へはＬＡＮインタフェースを介して、複合機能
デバイス１０２へは複合機能デバイスインタフェースカ
ード１５０を介して直接接続されている。ＮＢ１０１上
にはＮＢ１０１を制御するためのマイクロプロセッサ２
０１と、マイクロプロセッサ２０１の動作プログラムを
格納するためのＲＯＭ２０３と、マイクロプロセッサ２
０１がプログラムを実行する上でワークエリアとして用
いるためのＲＡＭ２０２と、ＮＢ１０１と複合デバイス
インタフェースカード１５０とが相互にデータをやりと
りするための共有メモリ２００があり、内部バスを通じ
て相互に接続されている。ＮＢ１０１がＳＮＭＰのエー
ジェントとして動作するためのプログラムはＲＯＭ２０
３に格納されている。マイクロプロセッサ２０１は、Ｒ
ＯＭ２０３に格納されたプログラムに従って動作し、ワ
ークエリアとしてＲＡＭ２０２を用いる。また、複合デ
バイスインタフェースカード１５０と相互に通信するた
めのバッファ領域として共有メモリ２００を用いる。

【００４３】複合デバイスインタフェースカード１５０
上のマイクロプロセッサ１５１はＮＢ１０１とのデータ
のアクセスを、ＮＢ１０１に設置されている共有メモリ
２００を介して行う。複合デバイスインタフェースカー
ド１５０上のマイクロプロセッサ１５１は、実際に印刷
機構を動かすプリンタエンジン１６０、読み取り機構を
動かすスキャナエンジン１７０、ファクシミリ通信をお
こなうためのモデム１８０とも通信する。

【００４４】＜ＰＣの構成＞一方、ネットワークデバイ
ス制御ソフトウェアが稼動するＰＣ側について、以下で
説明する。

【００４５】図４は、ネットワークデバイス制御ソフト
ウェアが稼動可能なＰＣの構成を示すブロック図であ
る。

【００４６】図４において、４００は、ネットワークデ
バイス制御ソフトウェアが稼動するＰＣであり、図１に
おける１０３と同等である。ＰＣ４００は、ＲＯＭ４０
２もしくはハードディスク（ＨＤ）４１１に記憶され
た、あるいはフロッピー（登録商標）ディスクドライブ
（ＦＤ）４１２より供給されるネットワークデバイス制
御プログラムを実行するＣＰＵ４０１を備え、システム
バス４０４に接続される各デバイスを総括的に制御す
る。

【００４７】４０３はＲＡＭで、ＣＰＵ４０１の主メモ
リ、ワークエリア等として機能する。４０５はキーボー
ドコントローラ（ＫＢＣ）で、キーボード（ＫＢ）４０
９や不図示のポインティングデバイス等からの指示入力
を制御する。４０６はＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）
で、ＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）４１０の表示を制御
する。４０７はディスクコントローラ（ＤＫＣ）で、ブ
ートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイ
ル、ユーザファイルそしてネットワークデバイス制御プ
ログラム等を記憶するハードディスク（ＨＤ）４１１お
よびフロッピーディスクコントローラ（ＦＤ）４１２と
のアクセスを制御する。

【００４８】４０８はネットワークインタフェースカー
ド（ＮＩＣ）で、ＬＡＮ１００を介して、エージェント
あるいはネットワーク機器と双方向にデータをやりとり
する。

【００４９】＜ネットワーク制御ソフトウエアの構成＞
次に、本発明のネットワークデバイス制御ソフトウェア
の構成について説明する。

【００５０】本発明のネットワークデバイス制御装置
は、図４に示したような従来のネットワークデバイス制
御装置を実現可能なＰＣと同様の構成のＰＣ上に実現さ
れる。ハードディスク（ＨＤ）４１１には、後述のすべ
ての説明で動作主体となる本願に係るネットワークデバ
イス制御ソフトウェアのプログラムが格納される。後述
のすべての説明において、特に断りのない限り、実行の
主体はハード上はＣＰＵ４０１である。一方、ソフトウ
ェア上の制御の主体は、ハードディスク（ＨＤ）４１１
に格納されたネットワークデバイス制御ソフトウェアで
ある。本実施例においては、ＯＳは例えば、ウィンドウ
ズ９５（マイクロソフト社製）を想定しているが、これ
に限るものではない。

【００５１】なお本願に係るネットワークデバイス制御
プログラムは、フロッピーディスクやＣＤ−ＲＯＭなど
の記憶媒体に格納された形で供給されても良く、その場
合には図４に示すフロッピーディスクコントローラ（Ｆ
Ｄ）４１２または不図示のＣＤ−ＲＯＭドライブなどに
よって記憶媒体からプログラムが読み取られ、ハードデ
ィスク（ＨＤ）４１１にインストールされる。

【００５２】図５は、本発明に係るネットワークデバイ
ス制御ソフトウェアのモジュール構成図である。

【００５３】本発明に係るネットワークデバイス制御ソ
フトウェアは、図４におけるハードディスク４１１に格
納されており、ＣＰＵ４０１によって実行される。その
際、ＣＰＵ４０１はワークエリアとしてＲＡＭ４０３を
使用する。

【００５４】図５において、５０１はデバイスリストモ
ジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されたデバイス
を一覧にしてデバイスリスト表示ウインドウに表示する
モジュールである。５０２は全体制御モジュールと呼ば
れ、デバイスリストモジュール５０１からの指示をもと
に、他のモジュールを統括する。５０３はコンフィグレ
ータと呼ばれ、エージェントのネットワーク設定に関す
る特別な処理を行うモジュールである。５０４は、探索
モジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されているデ
バイスを探索するモジュールである。探索モジュール５
０４によって探索されたデバイスが、デバイスリスト５
０１によって一覧表示される。５０５は、プリントジョ
ブの状況をNetWare API５１６を用いてネットワークサ
ーバから取得するNetWareジョブモジュールである（な
お、NetWare APIについては、例えばNovell社から発行
されている「NetWare Programer's Guide for C」等を
参照のこと。この書籍はノベル株式会社から購入可能で
ある）。５０６および５０７は後述する機能詳細情報を
表示するためのＵＩモジュールであり、詳細情報を表示
する機能、および、対象機種毎にＵＩモジュールが存在
する。５０８および５０９は制御モジュールと呼ばれ、
詳細情報を取得する対象機種に特有の制御を受けもつモ
ジュールである。ＵＩモジュールと同様に、制御モジュ
ールも詳細情報を表示する対象機種毎に存在する。制御
Ａモジュール５０８および制御Ｂモジュール５０９は、
ＭＩＢモジュール５１０を用いて管理対象デバイスから
ＭＩＢデータを取得し、必要に応じてデータの変換を行
い、各々対応するＵＩＡモジュール５０６またはＵＩ
Ｂモジュール５０７にデータを渡す。

【００５５】さて、ＭＩＢモジュール５１０は、オブジ
ェクト識別子とオブジェクトキーとの変換を行うモジュ
ールである。ここでオブジェクトキーとは、オブジェク
ト識別子と１対１に対応する３２ビットの整数のことで
ある。オブジェクト識別子は可変長の識別子であり、ネ
ットワークデバイス制御ソフトウェアを実装する上で扱
いが面倒なので、本願に係るネットワークデバイス制御
ソフトウェアにおいてはオブジェクト識別子と１対１に
対応する固定長の識別子を内部的に用いている。ＭＩＢ
モジュール５１０より上位のモジュールはこのオブジェ
クトキーを用いてＭＩＢの情報を扱う。これにより、ネ
ットワークデバイス制御ソフトウェアの実装が楽にな
る。

【００５６】５１１はＳＮＭＰモジュールと呼ばれ、Ｓ
ＮＭＰパケットの送信と受信を行う。

【００５７】５１２は共通トランスポートモジュールと
呼ばれ、ＳＮＭＰデータを運搬するための下位プロトコ
ルの差を吸収するモジュールである。実際には、動作時
にユーザが選択したプロトコルによって、ＩＰＸハンド
ラ５１３かＵＤＰハンドラ５１４のいずれかがデータを
転送する役割を担う。なお、ＵＤＰハンドラは、実装と
してＷｉｎＳｏｃｋ（登録商標）５１７を用いている
（WinSockについては、例えばＷｉｎｄｏｗｓ（登録商
標）ＳｏｃｋｅｔＡＰＩｖ１．１の仕様書を参照の
こと。このドキュメントは、複数箇所から入手可能であ
るが、例えばマイクロソフト社製のコンパイラであるMi
crosoft Visual C/C++に同梱されている）。

【００５８】コンフィグレータ５０３が用いる現在のプ
ロトコル５１５というのは、動作時にユーザが選択して
いるＩＰＸプロトコルかＵＤＰプロトコルのいずれかの
ことを示す。

【００５９】＜デバイスリストの表示手順＞次に、ネッ
トワークデバイス制御ソフトウエアによるデバイスリス
トの表示手順について説明する。なお、後述のすべての
説明において、特に断りのない限り、実行の主体はハー
ド上は図４のＣＰＵ４０１であり、ソフトウェア上の制
御の主体は、ハードディスク（ＨＤ）４１１（図４）に
インストールされたネットワークデバイス制御ソフトウ
ェアである。また、図１においてネットワークに接続さ
れたネットワークボード（ＮＢ）１０１とそのネットワ
ークボードが装着された複合機能デバイス１０２の組み
合わせをネットワークデバイスと呼ぶ。

【００６０】図６は、本実施形態のネットワークデバイ
ス制御ソフトウェアにおける、ネットワークデバイス検
出、および、デバイスリストの表示時の処理を示すフロ
ーチャートである。

【００６１】図６において、ステップＳ６０１では、検
出したネットワークデバイスの数をカウントするための
変数ｉの値を０に初期化しステップＳ６０２に進む。

【００６２】ステップＳ６０２では、ｉ番目のネットワ
ークデバイスを探索し、ステップＳ６０３に進む。ステ
ップＳ６０２におけるデバイス探索手順の一例として、
ネットワークプロトコルにＴＣＰ／ＩＰを使用した場合
についての一実施例を以下に説明する。

【００６３】探索対象となるネットワークデバイスのＩ
Ｐアドレスが指定された場合は、そのＩＰアドレスをも
つデバイスに対してネットワークデバイスが必ずサポー
トするＭＩＢオブジェクトを問い合わせる。これらの情
報は、各ネットワークデバイスのＭＩＢに格納されてお
り、指定されたＩＰアドレスをもつデバイスのエージェ
ントのみがこの問い合わせに応答する。設定されたＩＰ
アドレスをもつデバイスが存在しなければ問い合わせに
対してタイムアウトエラーが生じ、前記情報は得られな
い。

【００６４】探索対象となるネットワークデバイスのＩ
Ｐアドレスを指定しない場合は、ブロードキャストアド
レスでの探索を行う。その場合、ネットワークデバイス
が必ずサポートするＭＩＢオブジェクトを問い合わせる
リクエストをネットワーク上にブロードキャストする。
当該サブネット上に存在し、問い合わせたＭＩＢオブジ
ェクトをもつネットワークデバイスは、ブロードキャス
トされたリクエストに対して問い合わせた情報を返信す
る。それ以外のネットワークデバイスは問い合わせたＭ
ＩＢオブジェクトをもたない旨返答する。問い合わせた
情報をもたない旨の返答をしたネットワークデバイスを
管理対象デバイスとするかどうかは実装に依存する。

【００６５】ステップＳ６０３では、前記ステップＳ６
０２のネットワークデバイス探索手順において、ネット
ワークデバイスが検出された場合はステップＳ６０４に
進み（ステップＳ６０３：Ｙｅｓ）、検出されなかった
場合はステップＳ６１０に進む（ステップＳ６０３：Ｎ
ｏ）。

【００６６】ステップＳ６０４では、前記ステップＳ６
０３において検出したネットワークデバイスから、デバ
イスリスト表示ウィンドウに表示する情報や、後述のデ
バイスの持つ機能に関する情報を取得し、ステップＳ６
０５に進む。これらの情報は、例えば、ＳＮＭＰプロト
コルを使って適切なＭＩＢオブジェクトの値を取得する
ことにより行うことができる。

【００６７】ステップＳ６０５では、前記ステップＳ６
０４で取得したデバイスの持つ機能に関する情報から検
出されたデバイスがプリンタや、スキャナなど単一の機
能を持つデバイスであるか、あるいは、それらの機能を
併せ持つ複合機能デバイスのであるかの判断がおこなわ
れ、複合機能デバイスである場合にはステップＳ６０６
に進み（ステップＳ６０５：Ｙｅｓ）、単一機能デバイ
スである場合にはステップＳ６０７に進む（ステップＳ
６０５：Ｎｏ）。

【００６８】ステップＳ６０６では、前記ステップＳ６
０３において検出されたデバイスが前記ステップＳ６０
５において複合機能デバイスと判断された場合、複合機
能デバイスアイコンを表示してステップＳ６０８に進
む。

【００６９】ステップＳ６０７では、前記ステップＳ６
０３において検出されたデバイスが前記ステップＳ６０
５において単一機能デバイスと判断された場合、単一機
能デバイスアイコンを表示してステップＳ６０８に進
む。

【００７０】ステップＳ６０８では、前記ステップＳ６
０４で取得したデバイスの情報を後で参照できる形式で
ＲＡＭ等に保存し、ステップＳ６０９に進む。

【００７１】ステップＳ６０９では、変数ｉの値を１加
算し、ステップＳ６０２に進む。

【００７２】ステップＳ６１０では、前記変数ｉの値
（検出したデバイスの数を示す）をＲＡＭ等に保存し、
処理を終了する。

【００７３】図８は図６の手順により表示されたデバイ
スリスト表示ウインドウの例である。図８においては、
デバイスリスト表示ウインドウ８０１内に、複合機能デ
バイスとしてデバイス１及びデバイス２が、単機能デバ
イスとしてデバイス３及びデバイス４が、各デバイスの
アイコンをツリー形状につなげたツリーとして表示され
ている。ここで、複合機能を有するデバイス１及びデバ
イス２については、そのアイコンと、デバイス１及びデ
バイス２の親（未表示）との間に「＋」記号が表示され
ている。この「＋」記号は、このアイコンを親とするサ
ブツリーが未表示のまま存在していることを示す。この
ように、図８の手順により、複合機能デバイスについて
は、それが複数の機能を有することがデバイスリストと
して表示される。

【００７４】図７は、本実施形態のネットワークデバイ
ス制御ソフトウェアにおける、デバイスリスト表示ウイ
ンドウに表示されたデバイスアイコン、例えば図８のデ
バイスアイコン８０２〜８０５のいずれかをクリックし
た時の動作を示すフローチャートである。

【００７５】なお、本フローチャートでは、ユーザから
のアイコンのクリックをきっかけとして図７の手順が実
行されるが、ユーザからの入力はアイコンのクリックに
限らず、所望のアイコンを選択し、選択したアイコンの
詳細を表示させるための何らかの操作により実行される
のであれば、操作の種類は問わない。

【００７６】図７において、ステップＳ７０１では、前
記デバイスリスト表示ウィンドウに表示されたアイコン
が、ネットワークデバイス制御ソフトウェアのユーザに
よってクリックされる。

【００７７】ステップＳ７０２では、前記ステップＳ７
０１においてユーザからクリックされたアイコンが複合
機能デバイスを示すアイコンであるか否かの判断がおこ
なわれ、複合機能デバイスを示すアイコンである場合に
は、ステップＳ７０３に進み（ステップＳ７０２：Ｙｅ
ｓ）、単一機能デバイスを示すアイコンである場合に
は、ステップＳ７０４に進む（ステップＳ７０２：Ｎ
ｏ）。

【００７８】ステップＳ７０３では、ステップＳ７０１
においてユーザからのクリックがなされたアイコンが示
すデバイスの持つ複数の機能を示すアイコンを表示し、
ステップＳ７０１に移行する。

【００７９】ステップＳ７０４では、ステップＳ７０１
においてユーザからのクリックがなされたアイコンが示
すデバイスの持つ機能の詳細情報を表示する。

【００８０】図９は、ネットワークデバイス制御ソフト
ウェアによる図７の手順によって表示されるデバイスリ
ストにおける、機能毎のアイコンによるツリービュー表
示の一例を示す図である。

【００８１】図９において、アイコン９１０は、複合機
能デバイスを示す（“＋”を付加した）アイコンであ
る。

【００８２】アイコン９２０は、アイコン９１０と同様
に複合機能デバイスであるが、ユーザからのクリックに
より選択され、図７の手順によって、デバイス２の持つ
機能がツリービュー表示されている。なお図９にいおい
ては、アイコン９２０は単一機能を示すアイコンと同様
のものである。

【００８３】アイコン９２１は、デバイス２の持つプリ
ンタ機能を示すアイコンである。

【００８４】同様にアイコン９２２及び９２３は、それ
ぞれデバイス２の持つ、スキャナ機能、モデム（ファク
シミリ）機能を示すアイコンである。

【００８５】アイコン９３０は、プリンタ機能のみを持
つネットワークデバイスを示すアイコンである。

【００８６】アイコン９４０は、スキャナ機能のみを持
つネットワークデバイスを示すアイコンである。

【００８７】このように、複合機能デバイス９２０は、
アイコン９２０、９２１、９２２、９２３が示すよう
に、ネットワークデバイス（デバイス２）の持つ機能を
容易に認識できるように表示される。

【００８８】図１０は、本実施形態のネットワークデバ
イス制御ソフトウェアにおける、機能詳細情報の一表示
例を示す図である。図１０もまた図７の手順による表示
されであるが、図９はステップＳ７０３で表示された画
面であるのに対して、図１０はステップＳ７０４により
表示される。

【００８９】図１０はプリンタ機能の詳細を示すもので
あり、例えば、図９のアイコン９２１をクリックするこ
とにより表示されるものである。このように、各機能の
詳細がアイコンを選択して、例えばアイコンをクリック
するなどにより詳細表示を指示することで表示される。

【００９０】また、本実施形態のネットワークデバイス
制御ソフトウェアは、外部からインストールされるプロ
グラムによって、ネットワークデバイス制御ソフトウェ
アが稼動可能なＰＣの構成を示すブロック図である図４
におけるＰＣ４００によって遂行されても良い。その場
合、そのプログラムはＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリ
やフロッピーディスクなどの記憶媒体により、あるいは
電子メールやパソコン通信などのネットワークを介し
て、外部の記憶媒体からプログラムを含む情報群をＰＣ
４００上にロードすることにより、ＰＣ４００に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。

【００９１】図１１は、記憶媒体の一例であるＣＤ−Ｒ
ＯＭのメモリマップを示す図である。９９９９はディレ
クトリ情報を記憶してある領域で、以降のインストール
プログラムを記憶してある領域９９９８およびネットワ
ークデバイス制御ソフトウェアを記憶してある領域９９
９７の位置を示している。９９９８は、インストールプ
ログラムを記憶してある領域である。９９９７は、ネッ
トワークデバイス制御ソフトウェアを記憶してある領域
である。本発明のネットワークデバイス制御ソフトウェ
アがＰＣ４００にインストールされる際には、まずイン
ストールプログラムを記憶してある領域９９９８に記憶
されているインストールプログラムがシステムにロード
され、ＣＰＵ４０１によって実行される。次に、ＣＰＵ
４０１によって実行されるインストールプログラムが、
ネットワークデバイス制御ソフトウェアを記憶してある
領域９９９７からネットワークデバイス制御ソフトウェ
アを読み出して、ハードディスク４１１に格納する。

【００９２】以上説明したように、本実施形態のネット
ワークデバイス制御ソフトウエアによれば、ネットワー
ク上で稼動しているネットワークデバイスを検出し、検
出したネットワークデバイスが複合機能を有するか否か
に応じてデバイスリスト表示ウィンドウにデバイスに対
応したデバイスアイコンを表示する。これにより、複合
機能のデバイスであるか単機能のデバイスであるかを、
デバイスリストから判別できる。さらに、複合機能デバ
イスについては、そのデバイスアイコンを選択して所定
の操作を行うことにより、そのデバイスが有する各機能
をそれに対応するアイコンとして、ツリー表示する。こ
れにより、利用者はネットワークデバイスの持つ機能を
容易に知ることができる。

【００９３】［第２の実施の形態］次に、複合機能を有
する仮想的なネットワークデバイスを、既存のネットワ
ークデバイスの有する機能をデバイスリスト上でアイコ
ンを組み合わせることで簡単に構築可能なネットワーク
デバイス制御ソフトウエアを、第２の実施の形態として
説明する。図１乃至図５の構成は第１の実施形態と同様
であるので、その説明は省略する。

【００９４】図１２は、本実施形態のネットワークデバ
イス制御ソフトウェアにおける、ネットワークデバイス
検出、および、デバイスリストの表示時の処理を示すフ
ローチャートである。

【００９５】図１２において、ステップＳ１２０１で
は、検出したネットワークデバイスの数をカウントする
ための変数ｉの値を０に初期化してステップＳ１２０２
に進む。

【００９６】ステップＳ１２０２では、ｉ番目のネット
ワークデバイスを探索し、ステップＳ１２０３に進む。
ステップＳ１２０２におけるデバイス探索手順は図６の
それと同様であればよい。

【００９７】ステップＳ１２０３では、前記ステップＳ
１２０２のネットワークデバイス探索手順において、ネ
ットワークデバイスが検出された場合はステップＳ１２
０４に進み（ステップＳ１２０３：Ｙｅｓ）、検出され
なかった場合はステップＳ１２１０に進む（ステップＳ
１２０３：Ｎｏ）。

【００９８】ステップＳ１２０４では、前記ステップＳ
１２０３において検出したネットワークデバイスから、
デバイスリスト表示ウィンドウに表示する情報や、後述
のデバイスの持つ機能に関する情報を取得し、ステップ
Ｓ１２０５に進む。これらの情報は、例えば、ＳＮＭＰ
プロトコルを使って適切なＭＩＢオブジェクトの値を取
得することにより行うことができる。

【００９９】ステップＳ１２０５では、前記ステップＳ
１２０２で検出されたネットワークデバイスを、前記ス
テップＳ１２０４でメモリに格納された情報とともに、
デバイスリスト表示ウィンドウにデバイスアイコンとし
て表示し、ステップＳ１２０６に進む。

【０１００】ステップＳ１２０６では、前記ステップＳ
１２０４で取得したネットワークデバイスが持つ機能に
関する情報をもとにデバイスリスト表示ウィンドウに機
能アイコンを表示して、ステップＳ１２０７に進む。

【０１０１】ステップＳ１２０７では、前記ステップＳ
１２０４で取得したネットワークデバイスの情報を後で
参照できる形式でＲＡＭ等に保存し、ステップＳ１２０
８に進む。

【０１０２】ステップＳ１２０８では、変数ｉの値を１
加算し、ステップＳ１２０２に進む。

【０１０３】ステップＳ１２０９では、前記変数ｉの値
（検出したネットワークデバイスの数を示す）をＲＡＭ
等に保存し、処理を終了する。の一例として、ネットワ
ークプロトコルにＴＣＰ／ＩＰを使用した場合について
の一実施例を以下に説明する。

【０１０４】図１４は、図１２の手順で表示されるデバ
イスリスト表示ウィンドウにおけるデバイスアイコン、
および、機能アイコンの表示の一例を示すイメージ図で
ある。

【０１０５】同図において、アイコン１４１０は、プリ
ンタ機能、および、スキャナ機能を持つ複合機能ネット
ワークデバイス（デバイス１）を示すアイコンである。

【０１０６】アイコン１４１１は、デバイス１の持つプ
リンタプリンタ機能を示すアイコンである。

【０１０７】同様にアイコン１４１２は、デバイス１の
持つスキャナ機能を示すアイコンである。

【０１０８】アイコン１４２０は、プリンタ機能、スキ
ャナ機能、および、モデム（ファクシミリ）機能を持つ
ネットワークデバイス（デバイス２）を示すデバイスア
イコンである。

【０１０９】アイコン１４２１は、デバイス２の持つプ
リンタ機能を示す機能アイコンである。

【０１１０】同様にアイコン１４２２、１４２３は、そ
れぞれデバイス２の持つ、スキャナ機能、モデム機能を
示すアイコンである。

【０１１１】アイコン１４３０は、プリンタ機能のみを
持つネットワークデバイス（デバイス３）を示すデバイ
スアイコンである。

【０１１２】アイコン１４３１は、デバイス３の持つプ
リンタ機能を示す機能アイコンである。

【０１１３】このように、各デバイスは、それが有する
機能が子であるようなツリーとして表示される。

【０１１４】図１３は、図１２で表示されたデバイスの
機能を組み合わせて作成される仮想ネットワークデバイ
スのデバイスリスト表示ウィンドウへのアイコン表示処
理の一実施例を示すフローチャートである。

【０１１５】図１３において、ステップＳ１３０１で
は、ユーザからの操作により、仮想ネットワークデバイ
スアイコンを生成し、ステップＳ１３０２に進む。この
操作によりデバイスリストには新たに作成された仮想ネ
ットワークデバイスのアイコンが追加される。この時点
では機能が定義されていないために、デバイスアイコン
のみが表示され、その子となるべき機能アイコンは表示
されていない。この操作の例としては、例えばメニュー
に「新規仮想デバイスの作成」といった項目を設けてお
き、その項目がユーザに選択されると新たな仮想デバイ
スが作成される。

【０１１６】ステップＳ１３０２では、ステップＳ１３
０１において生成された仮想ネットワークデバイスアイ
コンに、ユーザの操作によって任意のネットワークデバ
イスから任意の機能アイコンが組み合わされ、ステップ
Ｓ１３０３に進む。このとき、ユーザは、図１４のデバ
イスリストに表示された機能アイコンのうち所望のアイ
コンを選択することで選択し、そのアイコンを新たに機
能を付加しようとする仮想デバイスのアイコン上にい移
動する、いわゆるドラッグアンドドロップ操作によって
仮想デバイスに機能を付加できる。

【０１１７】ステップＳ１３０３では、ステップＳ１３
０２においてユーザにより選択された機能を実現するた
めに必要な各種のデータ（デバイス名、各種サーバの設
定等）が、所定のメモリ領域などに設定される。これに
より、新たに設定された仮想デバイスが有する機能が定
義され、ネットワークの利用者に対してそのデバイスが
提供される。この仮想デバイスは、例えば、ネットワー
クデバイス制御ソフトウエアが実行されるコンピュータ
４００のメモリなどに、各機能を実行するためのデバイ
ス及びその機能に対して与えられた、ユニークな識別子
を、仮想デバイスを定義するその他の情報とともに記憶
するなどして実現される。また、この仮想デバイスは、
図１２のステップＳ１２０２におけるデバイス探索にお
いても探索の対象となり、もし見いだされた場合には、
デバイスリスト表示ウインドウにデバイスアイコンとし
て機能を表すアイコンとともに表示される。

【０１１８】図１５は、本実施形態のネットワークデバ
イス制御ソフトウェアによる、デバイスリスト表示ウィ
ンドウにおけるデバイスアイコンの表示の一例を示すイ
メージ図である。

【０１１９】同図において、デバイスアイコン１５００
は、プリンタ機能およびスキャナ機能を持つ仮想ネット
ワークデバイス（新規作成デバイス）を示すデバイスア
イコンである。

【０１２０】機能アイコン１５０１は、新規作成デバイ
スの持つプリンタ機能を示す機能アイコンである。この
アイコンは、例えば、図１４の１４１１によって示され
るプリンタ機能アイコンをデバイスアイコン１５００に
ドラッグアンドドロップしたものである。

【０１２１】同様に機能アイコン１５０２は、新規作成
デバイスの持つスキャナ機能を示す機能アイコンであ
り、例えば、図１４のアイコン１４２２によって示され
るスキャナ機能アイコンをデバイスアイコン１５００に
ドラッグアンドドロップしたものである。

【０１２２】このように、デバイスリストに表示された
ツリー表示中に新たな仮想ネットワークデバイスアイコ
ンを作成し、そのアイコンにユーザの所望する機能を選
択して付加する操作を行うだけで、仮想ネットワークデ
バイスを作成することができる。

【０１２３】なお、本実施形態のネットワークデバイス
制御ソフトウェアにおける機能詳細情報の表示例は、第
１実施形態の図１０と同様である。

【０１２４】また、本実施形態で説明した図１３の手順
は、第１の実施形態のネットワークデバイス制御ソフト
ウエアにより合わせて実現することも可能である。この
場合には、デバイスリストの表示は第１の実施形態にお
ける図６の手順で実現される。そして、図６の手順で表
示されたツリー状のデバイスリストの上でアイコンを図
１３で説明したように操作することで、仮想ネットワー
クデバイスを簡単に作成できる。

【０１２５】［その他の実施形態］なお、本発明は、複
数の機器（例えばホストコンピュータ、インタフェース
機器、リーダなど）から構成されるシステムあるいは統
合装置に適用しても、ひとつの機器からなる装置に適用
してもよい。

【０１２６】また、前述した第１及び第２の実施形態の
機能を実現するための、それぞれ図６，７及び図１２，
１３の手順のソフトウェアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭ
ＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し実行することによっても、本発明の目的が達成され
る。

【０１２７】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【０１２８】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、Ｃ
Ｄ−Ｒ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ
などを用いることができる。

【０１２９】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することによって、前述した実施形態の
機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基
づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳなどが実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述
した実施形態の機能が実現され得る。

【０１３０】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現
され得る。

【０１３１】なお、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体から、そのプログラムをパソコン通信など通信
ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合
にも適用できる。

【０１３２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークデバイスが持つ機能を直感的に把握できる
ように表示することができる。特に、デバイスの有する
機能毎にツリービュー表示をおこなうことによりネット
ワークデバイスの持つ機能の認識性を高めることができ
る。

【０１３３】また、複数のネットワークデバイスが持つ
機能を組み合わせて利用する場合に、ユーザが選択した
複数の機能の組み合わせを仮想的なネットワークデバイ
スとして表現することにより操作性を飛躍的に向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】開放型アーキテクチャに対応した複合機能を持
つネットワークデバイスにネットワークボードをつなげ
た場合を示す図である。

【図２】ネットワークボードと複合機能デバイスとＬＡ
Ｎとの電気的接続を示すブロック図である。

【図３】ＭＩＢの構造を示す概念図である。

【図４】ネットワークデバイス制御ソフトウェアが稼動
可能なＰＣの構成を示すブロック図である。

【図５】ネットワークデバイス制御ソフトウェアのモジ
ュール構成図である。

【図６】実施形態のネットワークデバイス制御ソフトウ
ェアにおける、ネットワークデバイス検出、および、デ
バイスリストへのアイコン表示時の処理の一実施例を示
すフローチャートである。

【図７】本実施形態のネットワークデバイス制御ソフト
ウェアにおける、アイコンクリック時の動作の一実施例
を示すフローチャートである。

【図８】実施形態のネットワークデバイス制御ソフトウ
ェアによる、デバイスリスト表示の一例を示すイメージ
図である。

【図９】実施形態のネットワークデバイス制御ソフトウ
ェアによる、デバイスリストにおける機能毎のアイコン
によるツリービュー表示の一例を示すイメージ図であ
る。

【図１０】実施形態のネットワークデバイス制御ソフト
ウェアにおける、機能詳細情報の一表示例を示すイメー
ジ図である。

【図１１】ネットワークデバイス制御ソフトウェアが記
憶された記憶媒体の一例であるＣＤ−ＲＯＭのメモリマ
ップを示すイメージ図である。

【図１２】実施形態のネットワークデバイス制御ソフト
ウェアにおける、ネットワークデバイス検出、および、
デバイスリスト表示ウィンドウへのアイコン表示処理の
一実施例を示すフローチャートである。

【図１３】実施形態のネットワークデバイス制御ソフト
ウェアにおける、仮想デバイスアイコン表示処理の一実
施例を示すフローチャートである。

【図１４】実施形態のネットワークデバイス制御ソフト
ウェアによる、デバイスリスト表示ウィンドウへのデバ
イスアイコン、および、機能アイコンの表示の一例を示
すイメージ図である。

【図１５】実施形態のネットワークデバイス制御ソフト
ウェアによる、デバイスリスト表示ウィンドウへの仮想
デバイスアイコンの表示の一例を示すイメージ図であ
る。

【図１６】従来のネットワークデバイス制御ソフトウェ
アによる、デバイスリスト表示ウィンドウの一例を示す
イメージ図である。

【符号の説明】

１００，１１０，１２０ローカルエリアネットワーク
（ＬＡＮ）１０１ネットワークボード（ＮＢ）１０１ａ印刷回路ボード１０１ｂフェースプレート１０２開放型アーキテクチャに対応した複合機能を持
つネットワークデバイス１０３，１０４，１１１，１１２，１２１，１２２Ｌ
ＡＮに接続されているパーソナルコンピュータ（ＰＣ）１０５ＰＣ１０４に接続されているプリンタ１０６，１１３ＬＡＮに接続されているファイルサー
バ１０７，１１４ＬＡＮに含まれるネットワークディス
ク１０８，１１５ＬＡＮに含まれるプリントサーバ１０９ａ，１０９ｂ，１１６，１１７プリントサーバ
に接続されたプリンタ１３０変調／復調（ＭＯＤＥＭ）／トランスポンダー１４０バックボーン１５０複合機能デバイスインタフェースカード１５１マイクロプロセッサ１６０プリンタエンジン１７０スキャナエンジン１８０ファクシミリエンジン２００共有メモリ２０１マイクロプロセッサ２０２マイクロプロセッサ２０１の動作プログラムを
格納するためのＲＯＭ２０３ＲＡＭ４００ネットワークデバイス制御ソフトウェアが稼動
するＰＣ４０１ＦＤ４１２より供給されるネットワーク管理
プログラムを実行するＣＰＵ４０２ＰＣ４００のＲＯＭ４０３ＰＣ４００のＲＡＭ４０４ＰＣ４００のシステムバス４０５ＰＣ４００のキーボードコントローラ（ＫＢ
Ｃ）４０６ＰＣ４００のＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）４０７ＰＣ４００のディスクコントローラ（ＤＫＣ）４０８ＰＣ４００のネットワークインタフェースカー
ド（ＮＩＣ）４０９ＰＣ４００のキーボード（ＫＢ）４１０ＰＣ４００のＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）４１１ＰＣ４００のハードディスク（ＨＤ）４１２フロッピーディスクドライブ（ＦＤ）５０１デバイスリストモジュール５０２全体制御モジュール５０３コンフィグレータ５０４探索モジュール５０５ NetWareジョブモジュール５０６ＵＩモジュールＡ５０７ＵＩモジュールＢ５０８制御モジュールＡ５０ら制御モジュールＢ５１０ＭＩＢモジュール５１１ＳＮＭＰモジュール５１２共通トランスポートモジュール５１３ＩＰＸハンドラ５１４ＵＤＰハンドラ５１５コンフィグレータ６０３が用いる現在のプロト
コル５１６ NetWare API ５１７ WinSock

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワークに接続されたネットワーク
デバイスを検出する検出手段と、前記検出手段により検出したネットワークデバイスのう
ち、複数の機能を有しているネットワークデバイスにつ
いては、それが有する各機能についてさらに表示可能な
ように、前記検出手段により検出されたネットワークデ
バイスに対応する画像オブジェクトを表示する表示手段
とを備えることを特徴とするネットワークデバイス制御
装置。
【請求項２】ネットワークに接続されたネットワーク
デバイス及び該デバイスが有する機能を検出する検出手
段と、前記検出手段により検出されたネットワークデバイス及
びその機能を、それぞれに対応する画像オブジェクトに
より表示する第１の表示手段と、ユーザの操作に応じて、仮想デバイスに対応する画像オ
ブジェクトを生成する生成手段と、ユーザの操作に応じて、前記表示手段により表示された
各ネットワークデバイスの有する機能に対応する画像オ
ブジェクトを、前記仮想デバイスに対応する画像オブジ
ェクトの有する機能として表示する第２の表示手段とを
備えることを特徴とするネットワークデバイス制御装
置。
【請求項３】前記表示手段は、前記ネットワークデバ
イスに対応する画像オブジェクトを、前記ネットワーク
から分岐するツリーの葉となるようにツリー構造で表示
することを特徴とする請求項１または２に記載のネット
ワークデバイス制御装置。
【請求項４】前記表示手段は、前記複数の機能を有し
ているネットワークデバイスについては、該ネットワー
クデバイスに対応する画像オブジェクトから分岐するツ
リーの葉となるように、前記ネットワークデバイスの有
している複数の機能に対応する画像オブジェクトをツリ
ー構造で表示することを特徴とする請求項１乃至３のい
ずれか１項に記載のネットワークデバイス制御装置。
【請求項５】前記表示手段は、前記機能に対応する画
像オブジェクトを、ユーザによる操作に応じて表示し、
また、消去することを特徴とする請求項４に記載のネッ
トワークデバイス制御装置。
【請求項６】ネットワークに接続されたネットワーク
デバイスを検出する検出工程と、前記検出工程により検出したネットワークデバイスのう
ち、複数の機能を有しているネットワークデバイスにつ
いては、それが有する各機能についてさらに表示可能な
ように、前記検出工程により検出されたネットワークデ
バイスに対応する画像オブジェクトを表示する表示工程
とを備えることを特徴とするネットワークデバイス制御
方法。
【請求項７】ネットワークに接続されたネットワーク
デバイス及び該デバイスが有する機能を検出する検出工
程と、前記検出工程により検出されたネットワークデバイス及
びその機能を、それぞれに対応する画像オブジェクトに
より表示する第１の表示工程と、ユーザの操作に応じて、仮想デバイスに対応する画像オ
ブジェクトを生成する生成工程と、ユーザの操作に応じて、前記表示工程により表示された
各ネットワークデバイスの有する機能に対応する画像オ
ブジェクトを、前記仮想デバイスに対応する画像オブジ
ェクトの有する機能として表示する第２の表示工程とを
備えることを特徴とするネットワークデバイス制御方
法。
【請求項８】前記表示工程は、前記ネットワークデバ
イスに対応する画像オブジェクトを、前記ネットワーク
から分岐するツリーの葉となるようにツリー構造で表示
することを特徴とする請求項６または７に記載のネット
ワークデバイス制御方法。
【請求項９】前記表示工程は、前記複数の機能を有し
ているネットワークデバイスについては、該ネットワー
クデバイスに対応する画像オブジェクトから分岐するツ
リーの葉となるように、前記ネットワークデバイスの有
している複数の機能に対応する画像オブジェクトをツリ
ー構造で表示することを特徴とする請求項６乃至８のい
ずれか１項に記載のネットワークデバイス制御方法。
【請求項１０】前記表示工程は、前記機能に対応する
画像オブジェクトを、ユーザによる操作に応じて表示
し、また、消去することを特徴とする請求項９に記載の
ネットワークデバイス制御方法。
【請求項１１】コンピュータにより、請求項１乃至５
のいずれか１項に記載のネットワークデバイス制御装置
を実現するためのコンピュータプログラムを格納するこ
とを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。