JP2000196665A - ネットワークデバイス制御装置及び方法 - Google Patents

ネットワークデバイス制御装置及び方法

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JP2000196665A
JP2000196665A JP36816798A JP36816798A JP2000196665A JP 2000196665 A JP2000196665 A JP 2000196665A JP 36816798 A JP36816798 A JP 36816798A JP 36816798 A JP36816798 A JP 36816798A JP 2000196665 A JP2000196665 A JP 2000196665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探索シーケンスにおいて、真に必要なパケッ
トのみを送受信させることにより、ネットワークトラフ
ィックを低減させたネットワークデバイス制御装置及び
方法を提供する。 【解決手段】 ブロードキャスト通信により、ネットワ
ークに接続されているデバイスを探索し、探索されたデ
バイスからの応答が「オブジェクトなし」と判断した場
合、探索されたデバイスを標準デバイスとして扱い、標
準オブジェクトを問い合わせる標準パケットを送信して
そのデバイスの情報を探索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークデバ
イス制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータを相互に接続したロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)が普及しており、
このようなローカルエリアネットワークは、ビルのフロ
ア又はビル全体、ビル群(構内)、地域或いは更に広い
地域に渡って構築されている。更に、LANは相互に接
続され、世界的規模のネットワークにも接続可能であ
る。このような相互接続されたそれぞれのLANは、多
様なハードウェア相互接続技術といくつものネットワー
クプロトコルを持つことがある。
【0003】これに対し、他と切り離された簡単なLA
Nは個々のユーザが管理することができる。即ち、ユー
ザが機器を取り替えたり、ソフトウェアをインストール
したり、問題点を診断したりすることができる。
【0004】しかし、規模の大きい複雑なLANや相互
接続された大きなLANグループは「管理」を必要とす
る。ここで「管理」とは、一般に人間のネットワーク管
理者とその管理者が使用するソフトウェアの両方による
管理を意味するが、本願ではシステム全体を管理するた
めのソフトウェアによる管理を意味し、「ユーザ」はネ
ットワーク管理ソフトウェアを使用する人を意味するも
のとする。
【0005】尚、ユーザは、通常、システム管理責任者
であり、ネットワーク管理ソフトウェアを使うことによ
り、ネットワーク上で管理データを取得して、このデー
タを変更することができる。
【0006】また、大規模ネットワークシステムは、通
常、機器の増設と除去、ソフトウェアの更新、及び問題
の検出などを絶えず行うことが必要な動的システムであ
る。一般に、様々な人が所有する、様々な業者から供給
される様々なシステムが存在する。
【0007】このような大規模ネットワークシステムを
構成するネットワーク上のデバイスを管理するための方
法として、これまでにいくつかの試みが数多くの標準機
関でなされている。例えば、国際標準化機構(ISO)
からは開放型システム間相互接続(OSI:Open Syste
m Interconnect)モデルと呼ばれる汎用基準フレームワ
ークが提供されている。ネットワーク管理プロトコルの
OSIモデルは、共通管理情報プロトコル(CMIP:
Common Management Information Protocol)と呼ばれ
る。CMIPはヨーロッパの共通ネットワーク管理プロ
トコルである。
【0008】また近年では、より共通性の高いネットワ
ーク管理プロトコルとして、簡易ネットワーク管理プロ
トコル(SNMP:Simple Network Management Protoc
ol)と呼ばれるCMIPに関連する一変種のプロトコル
がある(「TCP/IPネットワーク管理入門 実用的
な管理をめざして」M.T.ローズ著/西田竹志訳
(株)トッパン発行 1992年8月20日初版を参照)。
【0009】このSNMPネットワーク管理技術によれ
ば、ネットワーク管理システムには、少なくとも1つの
ネットワーク管理ステーション(NMS)、各々がエー
ジェントを含むいくつかの管理対象ノード、及び管理ス
テーションやエージェントが管理情報を交換するために
使用するネットワーク管理プロトコルが含まれる。
【0010】ユーザは、NMS上でネットワーク管理ソ
フトウェアを用いて管理対象ノード上のエージェントソ
フトウェアと通信することにより、ネットワーク上のデ
ータを獲得し、またデータを変更することができる。
【0011】ここでエージェントとは、各々のターゲッ
ト装置についてのバックグラウンドプロセスとして動作
するソフトウェアである。ユーザがネットワーク上の装
置に対して管理データを要求すると、管理ソフトウェア
はオブジェクト識別情報を管理パケット又はフレームに
入れてターゲットエージェントへ送り出す。エージェン
トは、そのオブジェクト識別情報を解釈し、そのオブジ
ェクト識別情報に対応するデータを取り出し、そのデー
タをパケットに入れてユーザに送り返す。時には、デー
タを取り出すために対応するプロセスが呼び出される場
合もある。
【0012】またエージェントは、自分の状態に関する
データをデータベースの形式で保持している。このデー
タベースのことをMIB(Management Information Bas
e)と呼ぶ。図4は、MIBの構造を示す概念図である。
図4に示すように、MIBは木構造のデータ構造をして
おり、全てのノードが一意に番号付けられている。図4
において、括弧内に書かれている番号が、そのノードの
識別子である。例えば、図4に示すノード401の識別
子は「1」である。ノード402の識別子は、ノード4
01の下の“3”なので、「1.3」と表記される。以
下同様にして、ノード403の識別子は、「1.3.
6.1.2」と表記される。このノードの識別子のこと
を、オブジェクト識別子(Object Identifier)と呼ぶ。
【0013】このMIBの構造は、管理情報構造(SM
I:Structure of Management Inforrnation)と呼ば
れ、RFC1155 Structure and Identification of Manage
ment Information for TCP/IP-based Internetsで規定
されている。
【0014】図4に示すものは、標準として規定されて
いるMIBのうち、一部のもののみを抜き出したもので
ある。
【0015】次に、簡易ネットワーク管理プロトコル
(SNMP)について簡単に説明する。ネットワーク管
理ユーティリティソフトウェアが動作するPC(以下、
マネージャと呼称する)と、SNMPエージェントが動
作する管理対象ネットワークデバイス(以下、エージェ
ントと呼称する)とは、SNMPを用いて通信を行う。
SNMPには5種類のコマンドがあり、それぞれGet-re
quest、Get-next-request、Get-response、Set-reques
t、Trapと呼ばれる。図8は、これらのコマンドがマネ
ージャとエージェントの間で授受される様子を示す図で
ある。
【0016】図8において、Get-request及びGet-next-
requestコマンドは、マネージャがエージェントのMI
Bオブジェクトの値を取得するために、マネージャから
エージェントへ送出されるコマンドである。Get-respon
seコマンドは、Get-request及びGet-next-requestコマ
ンドを受け取ったエージェントがMIBの値をマネージ
ャに通知するために、マネージャに対して送出されるコ
マンドである(801及び802)。
【0017】尚、Get-requestコマンドとGet-next-requ
estコマンドの違いは、Get-requestコマンドが指定した
オブジェクトID(OID)のMIBオブジェクトの値
を取得するものであるのに対して、Get-next-requestコ
マンドは、指定したOIDのMIBツリーにおける次の
MIBオブジェクトの値を返すことである。
【0018】また、Set-requestコマンドは、マネージ
ャがエージェントのMIBオブジェクトの値を設定する
ために、マネージャからエージェントへ送出されるコマ
ンドである。Get-responseコマンドは、Set-requestコ
マンドを受け取ったエージェントが設定結果をマネージ
ャに通知するために、マネージャに対して送出されるコ
マンドである(803)。
【0019】更に、Trapコマンドは、エージェントが自
分自身の状態の変化をマネージャに通知するために、マ
ネージャに対して送出されるコマンドである(80
4)。
【0020】図7は、SNMPメッセージのフォーマッ
トを示す図である。この例は、Trapコマンドを除くGet-
request、Get-next-request、Get-response及びSet-req
uestのフォーマットを示す図である。
【0021】図示するように、SNMPメッセージは、
バージョン701、コミュニティ名702及びPDUと
呼ばれる領域703で構成されている。更に、PDU7
03の詳細な構成はPDUタイプ711、リクエストI
D712、エラーステータス713、エラーインデック
ス714及びMIB情報715である。PDUタイプ7
11には、コマンドを識別する値が格納される。即ち、
このフィールドの値が“0”であるならばGet-request
コマンドと識別され、以下同様に“1”であるならばGe
t-next-requestコマンド、“2”であるならばGet-resp
onseコマンド、“3”であるならばSet-requestと識別
される。また、エラーステータス713には、エラー情
報を示す値が格納される。エラーが無い場合は、このフ
ィールドの値は“0”である。また、MIB情報715
には、オブジェクトIDとその値が組みになって格納さ
れる。
【0022】次に、管理が必要な大規模なネットワーク
の構成について説明する。図1は、プリンタをネットワ
ークに接続するためのネットワークボード(NB)10
1を、開放型アーキテクチャを持つプリンタ102へ接
続した場合を示す図である。NB101はローカルエリ
アネットワーク(LAN)100へ、例えば同軸コネク
タを持つEthernetインターフェース10Base-2やRJ-45
を持つ10Base-T等のLANインターフェースを介して
接続されている。
【0023】PC103やPC104等の複数のパーソ
ナルコンピュータ(PC)もまた、LAN100に接続
されており、ネットワークオペレーティングシステムの
制御の下、これらのPCはNB101と通信することが
できる。PCの1つ、例えばPC103をネットワーク
管理部として使用するように指定することができる。P
C103に、PC104に接続されているプリンタ10
5のようなプリンタを接続してもよい。
【0024】また、LAN100にファイルサーバー1
06が接続されており、これは大容量(例えば10Gバ
イト)のネットワークディスク107に記憶されたファ
イルへのアクセスを管理する。プリントサーバー108
は接続されたプリンタ109a及び109b、又は遠隔
地にあるプリンタ105などのプリンタに印刷を行わせ
る。また他の図示しない周辺機器をLAN100に接続
してもよい。
【0025】更に詳しくは、図1に示すネットワーク
は、様々なネットワークメンバー間で効率良く通信を行
うために、例えばNovell社やUNIXのネットワークソフト
ウェアを使用することができる。どのネットワークソフ
トウェアを使用することも可能であるが、例えばNovell
社のネットワークソフトウェアであるNetWare(Novell
社の商標)を使用することができる。このソフトウェア
パッケージに関する詳細な説明は、NetWareパッケージ
に同梱されているオンラインドキュメンテーションを参
照のこと。これは、Novell社からNetWareパッケージと
ともに購入可能である。
【0026】ここで、図1の構成について簡潔に説明す
ると、ファイルサーバー106は、LANメンバー間で
データファイルの受信や記憶、キューイング、キャッシ
ング、及び送信を行う、ファイル管理部としての役割を
果たす。例えば、PC103及びPC104それぞれに
よって作られたデータファイルは、ファイルサーバー1
06へ送られ、ファイルサーバー106はこれらのデー
タファイルを順に並べ、プリントサーバー108からの
コマンドに従って、並べられたデータファイルをプリン
タ109aへ送信する。
【0027】また、PC103とPC104はそれぞ
れ、データファイルの生成や生成したデータファイルの
LAN100への送信、或いはLAN100からのファ
イルの受信や、更にそのようなファイルの表示及び/又
は処理を行える、通常のPCで構成されている。図1に
パーソナルコンピュータ機器が示されているが、ネット
ワークソフトウェアを実行するのに適切であるような、
他のコンピュータ機器を含んでも良い。例えば、UNIXの
ソフトウェアを使用している場合に、UNIXワークステー
ションをネットワークに含んでも良く、これらのワーク
ステーションは、適切な状況下で、図示されているPC
と共に使用することができる。
【0028】通常、LAN100などのネットワーク
は、1つの建物内の1つの階又は連続した複数の階での
ユーザーグループ等のローカルなユーザーグループにサ
ービスを提供している。例えば、ユーザーが他の建物や
他県に居るなど、あるユーザーが他のユーザーから離れ
るに従って、ワイドエリアネットワーク(WAN)を構
成しても良い。WANは、基本的には、いくつかのLA
Nを高速度サービス総合デジタルネットワーク(ISD
N)回線等の高速度デジタル回線で接続して形成された
集合体である。従って、図1に示すように、LAN10
0、LAN110、及びLAN120と変調/復調(M
ODEM)/トランスポンダー130又はバックボーン
140を介して接続され、WANを形成している。これ
らの接続は、数本のバスによる単純な電気的接続であ
る。それぞれのLANは専用のPCを含み、また、必ず
しも必要なわけではないが、通常はファイルサーバー及
びプリントサーバーを含む。
【0029】従って、図1に示すように、LAN110
は、PC111、PC112、ファイルサーバー11
3、ネットワークディスク114、プリントサーバー1
15、プリンタ116、及びプリンタ117を含む。対
照的に、LAN120は、PC121及びPC122を
含む。尚、LAN100、LAN110、LAN120
に接続されている機器は、WAN接続を介して他のLA
Nに接続されている機器の機能にアクセスすることがで
きる。
【0030】次に、エージェントの実装例として、プリ
ンタをネットワークに接続するためのネットワークボー
ド(NB)上にエージェントを実装することが考えられ
る。これにより、プリンタをネットワーク管理ソフトウ
ェアによる管理の対象とすることができる。ユーザー
は、ネットワーク管理ソフトウェアを用いて制御対象の
プリンタの情報を取得し、また状態を変更することがで
きる。より具体的には、例えばプリンタの液晶ディスプ
レイに表示されている文字列を取得したり、デフォルト
の給紙カセットを変更したりすることができる。
【0031】以下、エージェントを実装したネットワー
クボード(NB)をプリンタに接続する実施形態につい
て説明する。
【0032】図2は、NB101をプリンタ102にイ
ンストールした状態を示す断面図である。図示するよう
に、NB101はプリンタ102の内部拡張I/Oスロ
ットに内蔵されており、後述する処理及びデータ記憶機
能を持つ「埋め込まれた」ネットワークノードとして作
用する。このNB101の構成により、ワイドエリアネ
ットワーク(WAN)を統括及び管理するための、特徴
的な補助機能を有するという利点をもたらす。これらの
補助機能は、例えばネットワーク上の遠隔地(ネットワ
ーク統括者の事務所など)からのプリンタ制御及び状態
観察や、各印刷ジョブ後の次のユーザーのための保証初
期環境を提供するためのプリンタ構成の自動管理、及び
プリンタの負荷量を特徴付け、或いはトナーカートリッ
ジの交換スケジュールを組むためにネットワークを通し
てアクセスできる、プリンタログ又は使用統計を含む。
【0033】このNB設計において重要な要因は、共有
メモリ等の両方向インターフェースを介してNB101
からプリンタ制御状態にアクセスする機能である。尚、
共有メモリ以外にSCSIインターフェース等のインタ
ーフェースを使用することもできる。これにより、多数
の便利な補助機能のプログラムを利用でき、プリンタ操
作情報をNB101又は外部ネットワークノードへ送出
することが可能となる。印刷画像データ及び制御情報の
ブロックは、NB101上にあるマイクロプロセッサー
によって構成され、共有メモリに格納され、そして、プ
リンタ102によって読み込まれる。また同様に、プリ
ンタ状態情報はプリンタ102から共有メモリへ送ら
れ、そこからNBプロセッサーによって読み込まれる。
【0034】図2に示すように、NB101はネットワ
ーク接続のためのフェースプレート101bを設置した
印刷回路ボード101aで構成されており、コネクタ1
70を介してプリンタインターフェースカード150に
接続されている。プリンタインターフェースカード15
0は、プリンタ102のプリンタエンジンを直接制御す
る。印刷データ及びプリンタ状態コマンドは、NB10
1からコネクタ170を介してプリンタインターフェー
スカード150へ入力され、プリンタ状態情報はプリン
タインターフェースカード150からコネクタ170を
介して得られる。NB101は、この情報をフェースプ
レート101bのネットワークコネクタを介してLAN
100上で通信する。同時に、プリンタ102は従来の
シリアルポート102a及びパラレルポート102bか
ら印刷データを受信することもできる。
【0035】図3は、NB101、プリンタ102、及
びLAN100の電気的接続を示すブロック図である。
NB101は、LAN100へはLANインターフェー
スを介して接続され、プリンタ102へはプリンタイン
ターフェースカード150を介して接続されている。N
B101上にはNB101を制御するためのマイクロプ
ロセッサー301、マイクロプロセッサー301の動作
プログラムを格納するためのROM303、マイクロプ
ロセッサー301がプログラムを実行する上でワークと
して用いるためのRAM302、NB101とプリンタ
インタフェースカード150とが相互にデータをやりと
りするための共有メモリ200を備え、内部バスにより
相互に接続されている。NB101がSNMPのエージ
ェントとして動作するためのプログラムはROM303
に格納されている。尚、マイクロプロセッサー301
は、ROM303に格納されたプログラムに従って各種
制御を実行し、その制御を実行する際にワークエリアと
してRAM302を用いる。また、プリンタインターフ
ェースカード150と相互に通信するためのバッファ領
域として共有メモリ200を用いる。
【0036】プリンタインタフェースカード150上の
マイクロプロセッサー151はNB101とのデータの
アクセスを、NB101に設置されている共有メモリ2
00を介して行う。プリンタインタフェースカード15
0上のマイクロプロセッサー151は、実際に印刷機構
を動かすプリンタエンジン160とも通信する。
【0037】一方、ネットワーク管理ソフトウェアが稼
動するPC側について、以下に説明する。
【0038】図5は、ネットワーク管理ソフトウェアが
稼動可能なPCの構成を示すブロック図である。同図に
おいて、500はネットワーク管理ソフトウェアが稼動
するPCであり、図1に示すPC103と同等である。
PC500は、ROM502若しくはハードディスク
(HD)511に記憶された、或いはフロッピーディス
クドライブ(FD)512より供給されるネットワーク
管理プログラムを実行するCPU501を備え、システ
ムバス504に接続された各デバイスを総括的に制御す
る。
【0039】503はRAMであり、CPU501の主
メモリ、ワークエリア等として機能する。505はキー
ボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(K
B)509や不図示のポインティングデバイス等からの
指示入力を制御する。506はCRTコントローラ(C
RTC)であり、ディスプレイ(CRT)510への表
示を制御する。507はディスクコントローラ(DK
C)であり、ブートプログラム、種々のアプリケーショ
ン、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワーク
管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)5
11やフロッピーディスクコントローラ(FD)512
とのアクセスを制御する。508はネットワークインタ
フェースカード(NIC)であり、LAN100を介し
てエージェント或いはネットワーク機器と双方向にデー
タを授受する。
【0040】次に、従来例におけるネットワーク管理ソ
フトウェアの構成について説明する。従来例におけるネ
ットワーク管理装置は、図5に示すようなネットワーク
管理装置を実現可能なPCと同様の構成のPC上で実現
される。尚、ハードディスク(HD)511には、後述
するすべての説明で動作主体となるネットワーク管理ソ
フトウェアのプログラムが格納されている。後述するす
べての説明において、特に断りのない限り、実行の主体
はハード上はCPU501である。
【0041】一方、ソフトウェア上の制御の主体は、ハ
ードディスク(HD)511に格納されたネットワーク
管理ソフトウェアである。従来例においては、OSは例
えば、ウィンドウズ95(マイクロソフト社製)を想定
しているが、これに限るものではない。また、ネットワ
ーク管理プログラムは、フロッピーディスクやCD−R
OMなどの記憶媒体に格納された形で供給されても良
く、その場合には図5に示すフロッピーディスクコント
ローラ(FD)512又は不図示のCD−ROMドライ
ブなどによって記憶媒体からプログラムが読み取られ、
ハードディスク(HD)511にインストールされる。
【0042】図6は、従来例におけるネットワーク管理
ソフトウェアのモジュール構成を示す図である。このネ
ットワーク管理ソフトウェアは、図5に示すハードディ
スク511に格納されており、CPU501によって実
行される。その際に、CPU501はワークエリアとし
てRAM503を使用する。
【0043】図6において、601はデバイスリストモ
ジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されたデバイス
を一覧にして表示するモジュールである。602は全体
制御モジュールと呼ばれ、デバイスリストからの指示に
基づき、他のモジュールを統括する。603はコンフィ
グレータと呼ばれ、エージェントのネットワーク設定に
関する特別な処理を行うモジュールである。604は探
索モジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されている
デバイスを探索するモジュールである。この探索モジュ
ール604によって探索されたデバイスがデバイスリス
トモジュール601によって一覧表示される。605は
NetWareジョブモジュールであり、プリントジョブの状
況をNetWare API616を用いてネットワークサーバか
ら取得する。尚、NetWare APIについては、例えばNovel
l社から発行されている“NetWareProgrammer*s Guide f
or C”等を参照のこと。この書籍はノベル株式会社から
購入可能である。
【0044】606,607は共に後述するデバイス詳
細ウィンドウを表示するためのUI(User Interface)モ
ジュールであり、詳細情報を表示する対象機種毎にUI
モジュールが存在する。608,609は共に制御モジ
ュールと呼ばれ、詳細情報を取得する対象機種に特有の
制御を受け持つモジュールである。UIモジュールと同
様に、各制御モジュールも詳細情報を表示する対象機種
毎に存在する。制御Aモジュール608及び制御Bモジ
ュール609は、後述するMIBモジュールを用いて管
理対象デバイスからMIBデータを取得し、必要に応じ
てデータの変換を行い、各々対応するUIAモジュール
606或いはUIBモジュール607にデータを渡す。
【0045】610はMIBモジュールと呼ばれ、オブ
ジェクト識別子とオブジェクトキーとの変換を行うモジ
ュールである。ここでオブジェクトキーとは、オブジェ
クト識別子と一対一に対応する32ビットの整数のこと
である。オブジェクト識別子は可変長の識別子であり、
ネットワーク管理ソフトウェアを実装する上で扱いが面
倒なので、このネットワーク管理ソフトウェアではオブ
ジェクト識別子と一対一に対応する固定長の識別子を内
部的に用いている。MIBモジュール610より上位の
モジュールはこのオブジェクトキーを用いてMIBの情
報を扱う。これにより、ネットワーク管理ソフトウェア
の実装が容易に行える。
【0046】611はSNMPモジュールと呼ばれ、S
NMPパケットの送信と受信を行う。612は共通トラ
ンスポートモジュールと呼ばれ、SNMPデータを運搬
するための下位プロトコルの差を吸収するモジュールで
ある。実際には、動作時にユーザーが選択したプロトコ
ルによって、IPXハンドラ613かUDPハンドラ6
14の何れかがデータを転送する役割を担う。尚、IP
Xハンドラ613は、実装としてNetWare616を用
い、UDPハンドラ614は、実装としてWinSock61
7を用いている。このWinSockについては、例えばWindo
ws Socket API v1.1の仕様書を参照のこと。このドキュ
メントは複数の箇所から入手可能であるが、例えばマイ
クロソフト社製のコンパイラであるVisual C++に同梱さ
れている。
【0047】コンフィグレータ603が用いる現在のプ
ロトコル615というのは、動作時にユーザが選択して
いるIPXプロトコルかUDPプロトコルの何れかのこ
とを示す。
【0048】次に、従来例で使用する探索モジュール6
04とMIBモジュール610との間のインタフェース
について説明する。MIBモジュール610は図9に示
すC言語のAPI(Appllcation Program Interface)を
上位モジュールに提供する。最初に、上位モジュールは
MIBモジュールとの間で、指定したアドレスに対する
インタフェース(これをポートと呼ぶ)を開設するため
に、MIB Open API901の呼び出しを行う。MIBモジ
ュールは、開設されたインタフェースを識別するための
識別子(これをポート識別子と呼ぶ)を上位モジュール
に返す(MIBOpen API901の第1引数portに返される
値)。以降、上位モジュールはポート識別子を用いてM
IBモジュールとのやりとりを行う。
【0049】ここで指定するアドレスは、動作している
プロトコルのアドレスであり、IPプロトコルの場合は
IPアドレス、NetWareプロトコルの場合はNetWareアド
レスである。また、ブロードキャストアドレスを指定す
ることもできる。このブロードキャストアドレスを指定
してポートをオープンした場合は、ブロードキャストア
ドレスに応答する複数のデバイスと通信を行うことが可
能である。上位モジュールがポートを使用しなくなった
とき、MIB Close API904の呼び出しを行いポートを
閉じる。
【0050】次に、上位モジュールがMIBオブジェク
トの読み出しを行う場合は、MIB Read Objects API90
2の呼び出しを行う。MIB Read Objects API902の呼
び出しには、ポート識別子、読み出すべきMIBオブジ
ェクトのオブジェクトキーを指定すると共に、MIBモ
ジュールが読み出したMIBオブジェクトの値を上位モ
ジュールへ通知するためのコールバック関数のアドレス
を指定する。
【0051】MIB Read Objects API902の呼び出しに
よりSNMPのGet-requestコマンドが生成され、ネッ
トワーク上に送信される。図8に示したように、このGe
t-requestコマンドに応答するエージェントを持っデバ
イスはGet-responseコマンドを送信する。
【0052】また、上位モジュールがMIBオブジェク
トへの書き込みを行う場合は、MIBWrite Objects API9
03の呼び出しを行う。MIB Write Objects API903
呼び出しにはポート識別子、書き込むMIBオブジェク
トのオブジェクトキーとその値を指定すると共に、MI
Bモジュールが書き込みの結果を上位モジュールへ通知
するためのコールバック関数のアドレスを指定する。
【0053】MIB Write Objects API903の呼び出し
によりSNMPのGet-requestコマンドが生成され、ネ
ットワーク上に送信される。図8に示したように、この
Get-requestコマンドに応答するエージェントを持っデ
バイスはGet-responseコマンドを送信する。
【0054】コールバック関数はMIB Read Objects API
902若しくはMIB Write ObjectsAPI903の結果を上
位モジュールに通知するためのものである。具体的に
は、デバイスのアドレスと受信したGet-responseコマン
ドの内容を上位へ通知する。次に、ブロードキャストア
ドレスの指定によりオープンされたボートに対してMIB
Read Objects API902の呼び出しを行った場合は、ネ
ットワーク上に送信されるGet-requestコマンドを運ぶ
パケット(IPプロトコルの場合はIPパケット、NetW
areプロトコルの場合はIPXパケット)の宛先アドレ
スがブロードキャストアドレスになる。従って、このパ
ケットは複数のデバイスで受信されるので、Get-reques
tコマンドには複数のデバイスが応答する。つまり、マ
ネージャ側では複数のGet-responseコマンドを受信す
る。この場合、コールバック関数は、ポート識別子は同
じでデバイスのアドレスが異なる複数回の呼び出しが行
われる。上位モジュールはアドレス情報を調べることに
より、そのコールバックがどのデバイスからのものかを
知ることができる。
【0055】ここで、具体的なデータの流れを説明す
る。MIBモジュール610では上位モジュールからの
要求によりオブジェクトキーからオブジェクトIDへの
変換等の処理を行い、SNMPモジュール611へコマ
ンド送信要求を行う。SNMPモジュール611はMI
Bモジュール610からの送信要求によりSNMP P
DUをRAM503上で組み立て、共通トランスポート
モジュール612へ送信要求を行う。共通トランスポー
トモジュール612では、動作プロトコルによりヘッダ
の付加等の所定の処理を行い、TCP/IPプロトコル
であればWinSockモジュール617へ、NetWareプロトコ
ルであればNetWare APIモジュール616へパケット送
信要求を行う。以下、TCP/IPプロトコルで動作し
ているものとして説明を行う。
【0056】WinSockモジュール617は送信要求のあ
ったパケットをIPパケット化し、OSに対してネット
ワークへのデータ送信要求を行う。OSはRAM503
上のデータをシステムバス504を介してNIC508
へ書き込む。NIC508では、書き込まれたデータを
所定のフレームにフレーム化してLAN100に送信す
る。
【0057】LAN100に接続されているデバイスか
らのパケットはNIC508で受信される。NIC50
8ではパケット受信を割り込みによりOSに通知する。
OSはNIC508から受信パケットをシステムバス5
04経由で読み出してRAM503に置く。OSは動作
プロトコル若しくは受信したパケットからプロトコルを
判断し、TCP/IPプロトコルであればWinSockモジ
ュール617へ、NetWareプロトコルであればNetWare A
PIモジュール616へパケット受信を通知する。以下T
CP/IPプロトコルで動作しているものとして説明を
行う。
【0058】WinSockモジュール617では、受信パケ
ットが自分宛のものかどうかを受信パケットの中のアド
レスにより判断する。受信パケットが自分宛のものでは
無いときは受信パケットを破棄する。また、受信パケッ
トが自分宛であった場合は、UPDハンドラ614起動
し、共通トランスポートモジュール612にパケット受
信を通知する。共通トランスポートモジュール612で
は、トランスポートヘッダの除去等の所定の処理を行
い、SNMPモジュール611へパケット受信を通知す
る。SNMPモジュール611では、SNMPヘッダの
除去等の所定の処理を行い、MIBモジュールへPDU
受信を通知する。MIBモジュール610では所定処理
を行うと共に、受信した情報をMIB APIで規定さ
れた形式に変換し上位モジュールのコールバック関数を
呼び出すことにより、デバイスからの応答を上位モジュ
ールへ通知する。
【0059】尚、以下の説明において、本実施形態にお
けるネットワーク管理ソフトウェアのことを「NetS
pot」と呼称する。
【0060】NetSpotのインストールに必要なフ
ァイルは、通常、フロッピーディスク(FD)やCD−
ROMなどの物理媒体に記録されて配布されるか、或い
はネットワークを経由して伝送される。ユーザは、これ
らの手段によりNetSpotのインストールに必要な
ファイルを入手した後、所定のインストール手順に従っ
てNetSpotのインストールを開始する。
【0061】NetSpotのインストール手順は、他
の一般的なソフトウェアのインストール手順と同様であ
る。即ち、ユーザがNetSpotのインストーラをパ
ーソナルコンピュータ(PC)上で起動すると、その後
はインストーラが自動的にインストールを実行する。イ
ンストーラは、NetSpotの動作に必要なファイル
をPCのハードディスクにコピーし、また必要に応じて
ユーザから情報を入力してもらいながら、NetSpo
tの動作に必要なファイルの修正又は新規作成なども行
う。
【0062】次に、従来例におけるネットワーク管理プ
ログラムの探索シーケンスについて説明する。
【0063】図10は、従来のネットワーク管理プログ
ラムにおける探索シーケンスを示す図である。図示する
ように、探索モジュール1030はネットワーク管理プ
ログラムの探索モジュールを示し、これは図6に示す探
索モジュール604と同等である。この探索モジュール
1030は、ネットワーク管理プログラムの他のモジュ
ールと同様に、図1に示すPC103上で図5に示すC
PU501によって実行される。
【0064】デバイス1031は、ネットワーク上に接
続されており、かつ、SNMPエージェントが動作して
いるデバイスで、プリンタとして標準的なMIBのみを
搭載しているプリンタを示し、例えば図1に示すNB1
18である。ここで、標準的なMIBとは、RFC12
13、RFC1514及びRFC1759に規定されて
いるMIBなどを言う。
【0065】デバイス1032は、ネットワーク上に接
続されており、かつ、SNMPエージェントが動作して
いるデバイスで、プリンタとして標準的なMIB及び企
業独自のプライベートMIBを搭載しているプリンタを
示し、例えば図1に示すNB101である。本実施形態
では、NB101が企業独自のプライベートMIBとし
て、キヤノンMIBを実装しているものとして説明を行
う。キヤノンMIBは、図4に示す408のcanon
ノード以下のMIBオブジェクトである。
【0066】上位モジュールから探索開始の指示が出さ
れると、探索モジュール1030はブロードキャストア
ドレスを指定してデバイスの状態とデバイスの種別を取
得するためのGetリクエストSNMPパケットをネッ
トワークに送出する(1001及び1002)。このパ
ケットは、ネットワークに接続されている全てのデバイ
スに届けられる。
【0067】ここで、問い合わせるMIBオブジェクト
として、1001では標準的なMIBのみを、1002
ではキヤノンMIBを用いる。異なるMIBオブジェク
トを問い合わせるのは、キヤノンMIBを搭載している
デバイスと、標準MIBのみを搭載しているデバイスの
両方を見つけたいためである。
【0068】このSNMPパケットに対して、SNMP
エージェントを実装しているネットワークデバイスは、
それぞれSNMP応答パケットを送出する(1003〜
1006)。
【0069】ここで、1003は標準MIBを問い合わ
せるブロードキャストパケット1001に対するデバイ
ス1031の応答であり、デバイス1031の状態に応
じた値が返る。1004は標準MIBを問い合わせるブ
ロードキャストパケット1001に対するデバイス10
32の応答であり、デバイス1032の状態に応じた値
が返る。1005はキヤノンMIBを問い合わせるブロ
ードキャストパケット1002に対するデバイス103
1の応答であり、デバイス1031は標準MIBのみを
実装しており、キヤノンMIBは実装していないので、
エラーとしてnoSuch Nameが返される。1006はキヤ
ノンMIBを問い合わせるブロードキャストパケット1
002に対するデバイス1032の応答であり、デバイ
ス1032の状態に応じた値が返る。
【0070】その後、探索を開始してから一定の時間が
経過すると、一時応答タイマー1023が満了するの
で、探索モジュール1030は更に詳細な情報を取得す
るために、それぞれのデバイスに対してSNMPパケッ
トを送信する。より具体的には、一時探索タイマー10
23が満了した時点までに、デバイス1031からはキ
ヤノンMIBに対してno Such Nameエラーが返ってきた
ことがわかっているので、このデバイスをキヤノンMI
Bには対応していないデバイス、即ち標準MIBのみに
対応しているデバイスとみなして、標準MIBを用いて
より詳細な取得を行う。この取得及びデバイス1031
の返答が1007及び1008である。
【0071】同様に、デバイス1032からは標準MI
B及びキヤノンMIBの両方から正常な応答が返ってき
ているので、このデバイスをキヤノンMIBを実装して
いるデバイスとみなし、キヤノンMIBを用いてより詳
細な取得を行う。この取得及びデバイス1032の返答
が1009及び1010である。更に時間が経過し、デ
バイス応答タイマー1021が満了した時点で、上位モ
ジュールに対してそれまでに探索したデバイスの情報を
通知する。更に時間が経過し、探索間隔タイマー102
2が満了した時点で、再度探索を開始する。以降、今ま
で説明した動作と全く同一のシーケンスであるので、説
明を省略する。
【0072】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、無駄な通信が行われており、ネットワークの
トラフィックを過剰に消費するという問題点がある。よ
り具体的には、一時探索タイマー1023が満了するま
でになされたシーケンスは、ネットワーク上に存在する
SNMP対応デバイスを発見し、更にキヤノンMIB対
応デバイスを選り分けるということを目的としている。
【0073】SNMP対応デバイスを発見するのであれ
ば、ブロードキャスト送信1001に対応するデバイス
の応答である1003及び1004が返ってきた時点で
SNMP対応デバイスが発見されている分けだから、2
つ目のブロードキャスト送信1002は不要なはずであ
る。
【0074】更に、デバイス1032がキヤノンMIB
対応デバイスであるとわかった後は、標準MIBオブジ
ェクトの値は使われないので、標準MIBオブジェクト
への応答である通信1004は無駄なパケットというこ
とになる。
【0075】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、探索シーケンスにおいて、真に必要な
パケットのみを送受信させることにより、ネットワーク
トラフィックを低減させたネットワークデバイス制御装
置及び方法を提供することを目的とする。
【0076】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のネットワークデバイス制御装置は、ブロー
ドキャスト通信により、ネットワークに接続されている
デバイスを探索する一次探索手段と、前記一次探索手段
で探索されたデバイスからの応答により所定のオブジェ
クトが実装されているか否かを判断する判断手段と、前
記判断手段での結果に応じて前記探索されたデバイスの
情報を探索する二次探索手段とを有することを特徴とす
る。
【0077】更に、本発明の他のネットワークデバイス
制御装置は、ネットワークに接続されているデバイスの
デバイスとしてのインデックスを要求する要求手段と、
前記要求手段で要求したインデックスを用いてデバイス
の状態を取得する取得手段とを有することを特徴とす
る。
【0078】また、上記目的を達成するために、本発明
のネットワークデバイス制御方法は、ブロードキャスト
通信により、ネットワークに接続されているデバイスを
探索する一次探索工程と、前記一次探索工程で探索され
たデバイスからの応答により所定のオブジェクトが実装
されているか否かを判断する判断工程と、前記判断工程
での結果に応じて前記探索されたデバイスの情報を探索
する二次探索工程とを有することを特徴とする。
【0079】更に、本発明の他のネットワークデバイス
制御方法は、ネットワークに接続されているデバイスの
デバイスとしてのインデックスを要求する要求工程と、
前記要求工程で要求したインデックスを用いてデバイス
の状態を取得する取得工程とを有することを特徴とす
る。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0081】図11は、実施形態におけるネットワーク
管理プログラムとネットワーク上のデバイスが通信する
様子を示すシーケンス図である。特に、図11に示す例
では、ネットワーク管理プログラムがネットワーク上に
存在するデバイスを探索する様子を示している。
【0082】図11において、1020、1021、1
022、1030、1031及び1032は図10に示
す同一番号のものと同じものである。また、探索モジュ
ール1030は実施形態におけるネットワーク管理プロ
グラムの探索モジュールを示し、これは図6に示す探索
モジュール604と同等である。この探索モジュール
は、実施形態におけるネットワーク管理プログラムの他
のモジュールと同様に、図1に示すPC103上で図5
に示すCPU501によって実行される。
【0083】また、図11に示す1101から1110
は探索モジュール1030とネットワークデバイス10
31及び1032との間で通信が行われていることを示
す。これらの通信内容については、後述するフローチャ
ートに従って詳述する。
【0084】図12は、本実施形態における検出デバイ
ステーブルの構成を示す図である。この検出デバイステ
ーブルは、探索モジュール604が動作の過程において
探索するデバイスの情報を記憶するために使用するテー
ブルである。このテーブルは図5に示すRAM503内
に保持されている。
【0085】図12において、1220は検出デバイス
テーブルであり、検出したデバイスの情報が登録され
る。ここでは、デバイスが1つ検出される毎に、検出デ
バイステーブル1220の行が1行追加される。以下、
検出デバイステーブル1220に登録する情報について
説明する。
【0086】1201はネットワークアドレスフィール
ドであり、検出したデバイスのネットワークアドレスを
登録する。1202はポートフィールドであり、MIB
モジュール610が提供するMibOpen関数によっ
て返されるポート値を登録する。1203はデバイスタ
イプフィールドであり、デバイスの種別を登録する。1
204はデバイス状態フィールドであり、デバイスが現
在どのような状態になっているかを登録する。
【0087】図12に示す例では、現在2つのデバイス
が検出デバイステーブル1220に登録されている。1
つはネットワークアドレス「192.1.16.13
0」のデバイスであり、このデバイスと通信するための
MIBモジュール610におけるポート値は「0x12
FE」である。また、このデバイスはデバイスタイプが
「LBP」であり、デバイスは「Ready」(使用可
能)である。
【0088】また同様に、ネットワークアドレス「19
2.1.16.150」のデバイスのポート値は「0x
2501」であり、デバイスタイプは「複写機(Copie
r)」である。このデバイスでは現在紙詰まり(Jam)が発
生している。
【0089】これらの情報のうち、動的に変化する可能
性のある情報はポート1202及びデバイス状態120
4のみである。即ち、ポート値はMIBモジュール61
0が割り当てるものであり、MibOpen関数を呼び
出す度に一意な値が返される。そして、デバイス状態は
ネットワークデバイスの現在の状態を判定しており、デ
バイスの状態の変化につれて変化するものである。
【0090】不図示の前回検出テーブルは、前回の探索
動作によって検出したデータの情報を保持するテーブル
である。前回検出テーブルは検出デバイステーブル12
20と同様のデータ構造をしているので、その説明は省
略する。
【0091】これらのテーブルの使用方法については、
後述するフローチャートと共に更に詳述する。
【0092】図13は、PC103上で動作するネット
ワークデバイス管理プログラム全体の動作を示すフロー
チャートである。プログラムが起動されると、まずステ
ップS1301において、探索を開始するための処理を
行う。尚、この処理については図14を参照して更に後
述する。次に、ステップS1302において、生じたイ
ベントがSNMPパケットの受信であるか、デバイス応
答タイマーの満了であるか、探索間隔タイマーの満了で
あるか、或いはそれ以外のイベントであるか(全くイベ
ントが生じていない場合も含む)を判断する。
【0093】次に、発生したイベントに応じて、それぞ
れ対応するステップS1303からステップS1306
へ移行し、詳細は後述するサブルーチンを呼び出す。そ
の後、それぞれの処理が終了したら、ステップS130
2に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0094】尚、ステップS1305は意図的には探索
間隔タイマーの満了処理であるが、処理内容はステップ
S1301と全く同じ処理を行う。
【0095】図14は、探索を開始する際の処理を示す
フローチャートである。この処理は、図13に示すステ
ップS1301の探索開始処理に相当する。
【0096】まず、ステップS1401において、検出
デバイステーブル1220の内容をすべて消去し、テー
ブルを初期化する。次に、ステップS1402に進み、
図6に示すMIBモジュール610が提供するMibO
pen関数を呼び出し、一次探索用のポートをブロード
キャストアドレスでオープンし、そのポート値を図1に
示すRAM503に記憶する。
【0097】次に、ステップS1403において、ステ
ップS1402で取得したポートを引数とし、MIBオ
ブジェクトとしてデバイス名を指定してMibRead
Objects関数を呼び出す。これにより、図11に
示すブロードキャスト1101の通信が行われる。この
通信はブロードキャストアドレス宛てであるので、図1
に示すLAN100に接続されているすべてのデバイス
に通知される。当然、NB101及び118、即ち、図
11に示すデバイス1031及び1032にも通知され
る。
【0098】次に、ステップS1404において、デバ
イス応答タイマーT1を起動する。そして、ステップS
1405において、探索間隔タイマーT2を起動する。
【0099】図15は、SNMPパケットを受信した場
合の動作を示すフローチャートである。この処理は、図
13に示すステップS1303のSNMPパケット受信
処理に相当する。
【0100】この動作は、本実施形態においては、図1
1に示す通信1102、1103、1105及び110
7が行われた際に、図1に示すPC103がSNMPパ
ケットを受信し、それが図6に示す探索モジュール60
4に通知された時点で起動される。
【0101】SNMPパケットを受信した場合には、ま
ずステップS1501において一次探索ポートへの応答
かどうかを判断する。この判断は、SNMPパケットを
受信した際に呼び出される探索モジュールのコールバッ
ク関数における第2の引数であるポート値が、図14に
示すステップS1402で記憶したポート値と同じ値で
あるかどうかによって行われる。もし同じ値である場合
には、一次探索ポートに対する通信であるとみなされ、
ステップS1502に進む。そうでない場合には、ステ
ップS1511に進む。尚、図11においては、110
2及び1103が一次探索ポートへの応答である。
【0102】ステップS1502において、正常応答か
どうかを判断する。ここで正常応答とは、図7に示すS
NMPパケットのエラーステータス713が“0”であ
ることである。ステップS1502において、正常応答
であると判断された場合にはステップS1503に進
む。そうでない場合はステップS1506に進む。尚、
後述するステップS1511においても全く同様の判断
を行う。
【0103】ステップS1503においては、受信内容
を検出デバイステーブル1220に登録する。図14に
示すステップS1403で問い合わせるMIBオブジェ
クトとしてデバイス種別を指定したので、受信内容には
このオブジェクトの値が含まれているはずである。この
値と、コールバック関数における第1引数であるデバイ
スのネットワークアドレスを検出デバイステーブル12
20に登録する。
【0104】次に、ステップS1504において、個別
デバイス毎に更に通信を行うために、二次探索用の個別
通信ポートをオープンする。より具体的には、ステップ
S1503で判明したデバイスのネットワークアドレス
を引数としてMibOpen関数を呼び出し、得られた
ポート値を検出デバイステーブル1220のポート値フ
ィールド1202に記入する。次に、ステップS150
5において、デバイスの状態に関する情報を取得するた
めに、MibReadObjects関数を用いてデバ
イスに対して問い合わせを行う。ここで、問い合わせる
オブジェクトは、通信対象デバイスが既にキヤノンMI
B対応デバイスと判明しているので、キヤノンMIBに
おけるデバイス状態を示すMIBオブジェクトとする。
この問い合わせにより、図11に示す1106の通信が
行われることになる。
【0105】一方、ステップS1502において、受信
したパケットが正常応答でないと判断された場合には、
ステップS1506に進み、エラーコードが「no Such
Name」であったかどうかを判断する。「no Such Name」
とは、問い合わせのパケットに含まれていたMIBオブ
ジェクトを実装していないことを示すエラーコードであ
る。ここで、エラーコードが「no Such Name」であるな
らば、そのデバイスはSNMPエージェントを搭載して
いるが、キヤノンMIBは実装していないことを示す。
【0106】ステップS1506において、エラーコー
ドが「no Such Name」であった場合にはステップS15
07に進み、対象デバイスがキヤノンMIBは実装して
いないがSNMPエージェントを搭載していることがわ
かっているので、コールバック関数における第1引数で
あるデバイスのネットワークアドレスを検出デバイステ
ーブル1220に登録するとともに、デバイスタイプと
して「標準MIBデバイス」を示す予め決めておいた定
数を書き込む。
【0107】次に、ステップS1508に進み、個別デ
バイス毎に更に通信を行うために、二次探索用の個別通
信ポートをオープンする。より具体的には、ステップS
1507で登録したネットワークアドレスを引数として
MibOpen関数を呼び出し、得られたポート値を検
出デバイステーブル1220のポート値フィールド12
02に記入する。
【0108】次に、ステップS1509において、デバ
イスの状態に関する情報を取得するために、MibRe
adObjects関数を用いてデバイスに対して問い
合わせを行う。ここで、問い合わせるオブジェクトは、
通信対象デバイスが標準MIB対応デバイスと判明して
いるので、標準MIBにおけるデバイス状態を示すMI
Bオブジェクトとする。この問い合わせにより、図11
に示す1105の通信が行われることになる。
【0109】また、上述のステップS1506でエラー
コードが「no Such Name」でないと判断された場合はス
テップS1510に進み、そのパケットは有効な情報を
保持していないので、そのパケットを破棄する。
【0110】また、上述のステップS1501で、受信
したパケットが一時探索ポートへの応答ではないと判断
された場合にはステップS1511に進み、応答パケッ
トが正常応答であったかどうかを判断する。この判断の
方法はステップS1502で用いた方法と同様であるの
で説明を省略する。ステップS1511で正常応答であ
ると判断されたら、ステップS1512に進み、受信し
たパケットは二次探索パケットへの応答パケットである
と判断されるから、受信したパケットの中に、デバイス
の状態を示す情報が含まれているはずである。その情報
を取り出して、図12に示す検出デバイステーブル12
20のデバイス状態フィールド1204に記憶する。
【0111】一方、ステップS1511で正常応答では
ないと判断された場合はステップS1513に進み、そ
のパケットは有効な情報を保持していないので、パケッ
トを破棄する。多くの場合、この処理が行われるのは、
通信対象デバイスはSNMPエージェントを搭載してい
るが、ステップS1509で問い合わせた標準MIBオ
ブジェクトを実装していなかった場合である。いずれに
しろ、そのパケットは有効な情報を保持していないの
で、破棄される。
【0112】ステップS1505、S1509、S15
10、S1512及びS1513の処理が終了すると、
パケット受信処理全体の処理は終了する。
【0113】図16は、デバイス応答タイマーが満了し
た際の処理を示すフローチャートである。タイマーサー
ビスはOS(オペレーティングシステム)によって提供
され、指定したタイマー時間が経過すると、OSが本手
順を呼び出す。この処理は、図13に示すステップS1
304のデバイス応答タイマー満了処理に相当する。デ
バイス応答タイマーT1満了においては、まずステップ
S1601において一次探索ポートをクローズする。よ
り具体的には、ステップS1403においてMibOp
en関数を用いてオープンしたポートのポート値を図5
に示すRAM503に記憶させたが、そのポート値を引
数としてMibClose関数を呼び出す。同時に、R
AM503に記憶させておいたポート値を値NULLで
クリアする。
【0114】次に、ステップS1602において、全て
の二次探索ポートをクローズする。より具体的には、検
出デバイステーブル1220のポート値フィールド12
02を上から下に向かって順に走査し、それぞれのポー
ト値を引数としてMibClose関数を呼び出す。同
時に、ポート値フィールド1202に、ポートがクロー
ズされたことを示すために値NULLを登録する。
【0115】最後に、ステップS1603において、検
出デバイステーブル1220に格納されている情報を上
位モジュールに通知する。より具体的には、検出デバイ
ステーブル1220に登録されているデバイスの数、即
ち検出デバイステーブル1220の行数と、RAM50
3上における検出デバイステーブル1220の先頭アド
レスを上位モジュールに通知する。上位モジュールは、
この通知された情報を基に、検出されたデバイスの一覧
をディスプレイ510に表示する。
【0116】このように、本実施形態によれば、単一の
ブロードキャストパケットの送信によりネットワーク上
に存在する全てのSNMP対応デバイスを発見できるだ
けでなく、更には企業独自のプライベートMIBを実装
しているかどうかまでを判断することができる。これに
より、ネットワークトラフィックを低減させることがで
きるという効果がある。
【0117】[他の実施形態]次に、図面を参照しなが
ら本発明に係る他の実施形態を詳細に説明する。
【0118】図17は、ネットワーク管理プログラムに
おいて、RFC1514で規定されているホスト資源M
IB対応プリンタのエラー状態を取得するシーケンスを
示す図である。このシーケンスは、典型的にはネットワ
ークデバイスの探索時に探索モジュールによって実行さ
れるが、それ以外にも詳細なデバイス情報を取得する時
点で実行されても良い。
【0119】このシーケンスにおいては、最終的にプリ
ンタのエラー状態を示すhrDetectedErrorStatusを取得
するのが目的である。しかし、このMIBはRFC15
14で規定されているとおり、テーブルエントリないの
MIBオブジェクトである。しかも、その値にアクセス
するために必須のテーブルインデックスは、hrDeviceEn
tryという別のテーブルエントリにおいて、hrDeviceTyp
eの値がhrDevicePrinterである時のインデックスである
と規定されている。
【0120】これについて、具体例をあげて説明する。
図18は、図17に示すRFC1514ホスト資源MI
B対応プリンタ1031におけるMIBの状態を示す図
である。図18において、上段はhrDeviceEntryの状態
を、下段はhrPrinterEntryの状態をそれぞれ示してい
る。尚、hrDeviceEntryには、図に示した以外にも列が
いくつかあるが、説明に直接関係ないので表示を省略し
てある。更に、概念行と記された列は説明のために付け
加えた列であり、実際のRFC1514の定義では、イ
ンデックスとして定義されるものである。
【0121】さて、RFC1514ホスト資源MIB対
応プリンタ1031のコントローラは、このプリンタに
は3つのデバイスが接続されていると認識しており、そ
のためhrDeviceEntryには3つの概念行がある。3つの
デバイスとは、hrDeviceType列からわかる通り、それぞ
れネットワークボード、プリンタ並びに不明デバイスで
ある。ここで、hrDeviceIndex列を見ると、hrDeviceTyp
eがhrDevicePrinterである行のインデックスが2つある
ことがわかる。これに従って、hrPrinterEntryには概念
行が1行だけ存在し、そのインデックスは「2」とな
る。hrPrinterEntryにはそれ以外の概念行は存在しな
い。hrPrinterDetectedErrorStateの値は、このインデ
ックス2の行を見ることによって取得することができ
る。
【0122】つまり、hrPrinterDetectedErrorStateの
値を取得するには、まず、デバイスにおけるプリンタデ
バイスとしてのインデックスを取得することが必要であ
る。尚、これらの定義は、RFC1514に詳細に記述
されている。
【0123】図17に戻り、先ずデバイスにおけるプリ
ンタのインデックスを取得するために、シーケンス17
01において、探索モジュール1030がデバイス10
31に対してhrDeviceTypeをオブジェクトID(OI
D)として指定して、Get-Nextパケットを発行する。こ
れに対して、デバイス1031はシーケンス1702で
概念行1行目のhrDeviceTypeの値をGet-Replyパケット
で返す。この値は図18に示すように、hrDeviceNetwor
kである。これを受けた探索モジュール1030は、受
けた値がhrDevicePrinterではないので、次の概念行の
値を求めるために、シーケンス1703でhrDeviceTyp
e.1をOIDとして指定して、再びGet-Nextパケットを
発行する。これを受けてデバイス1031は、シーケン
ス1704で概念行2行目のhrDeviceTypeの値をGet-Re
plyパケットで返す。この値は図18に示すようにhrDev
icePrinterである。この値により、デバイス1031が
プリンタデバイスをサポートしていることがわかり、更
にそのインデックスは「2」であることがわかる。
【0124】そこで、最終的にhrDetectedErrorStateの
値を取得するために、探索モジュール1030はシーケ
ンス1705でOIDとしてhDetectedErrorState.2を
指定して、Getパケットを発行する。これに対して、デ
バイス1031はシーケンス1706でその値を返す。
図18によればその値は0x01であり、これはRFC
1514によると紙が少なくなっていることを示す値で
ある。
【0125】しかしながら、図18に示すように、hrPr
interEntryには、基本的には概念行がプリンタデバイス
のインデックスに対応する1行しか存在しない。これを
利用すると、hrDetectedErrorStateの値を取得するまで
に必要な通信の量を削減することができる。
【0126】そこで、他の実施形態の目的は、プリンタ
の状態を取得するまでに要する通信パケット量を削減す
ることである。
【0127】図19は、他の実施形態のプリンタ状態取
得処理の動作を示すフローチャートである。この手順
は、例えばプログラムの起動時に図6に示す全体制御部
602が探索部602を呼び出すことによって実行され
る。
【0128】まず、ステップS1901において、デバ
イスに対してhrPrinterStatusをGet-Nextパケットで問
い合わせる。パケットの送出は、図9に示すMibReadObj
ect()関数を呼び出すことによって行われ、ネットワー
ク上ではこのパケットの送信は図20に示すシーケンス
2001として示されている。このパケットを送信した
後、探索モジュール1030はステップS1902に進
み、デバイス1031からの応答が来るまで待つ。
【0129】一方、パケットを受けたデバイス1031
では、hrPrinterStatusの値が存在するかどうかを調べ
る。既に図18を用いて説明したように、デバイス10
31のhrPrinterEntryには概念行が一行だけ存在し、そ
のインデックスは「2」である。そこで、デバイス10
31は応答としてインデックスの値が「2」であるGet-
Replyパケットを返す。このパケットの中では、OID
としてhrPrinterStatus.2が、値として“3”が入れら
れる。このパケットの送信は、図20に示すシーケンス
2002として示されている。
【0130】Get-Replyパケットを受けた図5に示すデ
バイス500では、パケットの受信がNIC508によ
って検知され、システムバス504を介してCPU50
1に通知される。ソフト的には、この通知は図9に示す
コールバック関数の形で行われ、これによってプログラ
ムは次のステップに進む。
【0131】図19に戻り、ステップS1903におい
て、デバイス1031からの応答が「エラー応答」若し
くは「オブジェクトなし」であるかどうかを判断する。
ここで、「オブジェクトなし」とは、hrPrinterErrorエ
ントリに一行も概念行が存在しない場合を言う。この状
態であることは、Get-ReplyパケットのOIDフィール
ドを調べることにより可能である。「エラー応答」でも
「オブジェクトなし」でもなければ、ステップS190
4に進み、受信したGet-Replyパケットの中からhrPrint
erStatusのインデックス値を取得する。この場合、この
値は「2」である。この値は、図5に示すシステムバス
504を介してRAM503の適切な場所に格納され
る。
【0132】次に、ステップS1905において、hrPr
interDetectedErrorStateの値を取得するためのGet-Rep
lyパケットを送出する。ここで、hrPrinterDetectedErr
orStateのインデックスとして、上述のステップS19
04で取得したインデックス値2を使用する。即ち、Ge
t-RequestパケットのOIDとしてhrPrinterDetectedEr
rorState.2を指定してパケットを送出する。このパケッ
トの送出は、図20に示すシーケンス2003として記
されている。パケットを送出したらステップS1906
に進み、デバイス1031からの応答を待つ。ここでの
処理はステップS1902と同様であるので、説明を省
略する。
【0133】一方、パケットを受信したデバイス103
1は、図18に示すように、hrPrinterDetectedErrorSt
ate.2の値は0x01であるので、その値を返すため
に、Get-Replyパケットを送出する。このパケット送出
は、図20に示すシーケンス2004として記されてい
る。
【0134】このGet-Replyパケットを受信した探索モ
ジュール1030は、プログラムを次のステップS19
07に進め、受信したパケットの中からhrPrinterDetec
tedErrorState.2の値を取り出す。その値は0x01で
あり、紙が少なくなっていることを示している。次に、
ステップS1908に進み、探索したデバイスの情報を
上位モジュールである図6に示す全体制御部602に通
知する。これにより、全体制御部602はhrPrinterDet
ectedErrorStateの値をデバイスリスト部601に通知
し、例えば図21に示すように、プリンタが何らかの警
告を発していることをアイコンによって示しても良い。
この処理は、ハードウェア的には図5に示すCPU50
1がシステムバス504を介してCRTコントローラ5
06を制御し、CRT510に図21に示すウィンドウ
を表示させる処理である。
【0135】一方、図19のステップS1903におい
て、デバイス1031からの応答が「エラー応答」又は
「オブジェクトなし」であった場合にはそのまま処理を
終了する。このような場合は、デバイス1031がプリ
ンタをサポートしないデバイスである場合であり、探索
モジュールの探索対象外であるので、上位モジュールに
何ら情報を通知することなしに処理を終了する。
【0136】このように、プリンタの状態を取得するま
でに要する通信パケットの量を削減することができる。
また、上述したパケットの削減効果は、プリンタ一台当
たりについての説明であり、ネットワークに接続された
プリンタの数がN台ある場合には、その効果はN倍にな
り、更に有効である。
【0137】尚、前述したネットワークデバイス制御プ
ログラムは、外部からインストールされるプログラムに
よって、PC500によって遂行されても良い。その場
合、そのプログラムはCD−ROMやフラッシュメモリ
やフロッピーディスクなどの記憶媒体により、或いは電
子メールやパソコン通信などのネットワークを介して外
部の記憶媒体からプログラムを含む情報群をPC500
上にロードすることにより、PC500に供給される場
合にも適用されるものである。
【0138】図22は、記憶媒体の一例であるCD−R
OMのメモリマップを示す図である。9999はディレ
クトリ情報を記憶している領域であり、以降のインスト
ールプログラムを記憶している領域及びネットワークデ
バイス制御プログラムを記憶している領域の位置を示し
ている。9998はインストールプログラムを記憶して
いる領域である。9997はネットワークデバイス制御
プログラムを記憶している領域である。
【0139】このネットワーク制御プログラムがPC5
00にインストールされる際には、まずインストールプ
ログラムを記憶している領域9998に記憶されている
インストールプログラムがシステムにロードされ、CP
U501によって実行される。次に、CPU501によ
って実行されるインストールプログラムが、ネットワー
クデバイス制御プログラムを記憶している領域9997
からネットワークデバイス制御プログラムを読み出し、
ハードディスク511に格納する。
【0140】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0141】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0142】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0143】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0144】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
探索シーケンスにおいて、真に必要なパケットのみを送
受信することにより、ネットワークトラフィックを低減
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタをネットワークに接続するためのネッ
トワークボードを、開放型アーキテクチャを持つプリン
タへ接続した場合を示す図である。
【図2】ネットワークボードをプリンタにインストール
した状態を示す断面図である。
【図3】ネットワークボード、プリンタ及びLANとの
電気的接続を示すブロック図である。
【図4】MIBの構造を示す概念図である。
【図5】ネットワーク管理ソフトウェアが稼動可能なP
Cの構成を示すブロック図である。
【図6】ネットワーク管理ソフトウェアのモジュール構
成を示す図である。
【図7】SNMPメッセージのフォーマットである。
【図8】マネージャとエージェント間でのSNMPコマ
ンドのやりとりを示す図である。
【図9】MIBモジュールAPIを示す図である。
【図10】ネットワーク管理プログラムにおける探索シ
ーケンスを示す図である。
【図11】実施形態におけるネットワーク管理プログラ
ムとネットワーク上のデバイスが通信する様子を示すシ
ーケンス図である。
【図12】本実施形態における検出デバイステーブルの
構成を示す図である。
【図13】ネットワークデバイス管理プログラム全体の
動作を示すフローチャートである。
【図14】探索を開始する際の処理を示すフローチャー
トである。
【図15】SNMPパケットを受信した場合の動作を示
すフローチャートである。
【図16】デバイス応答タイマーが満了した際の処理を
示すフローチャートである。
【図17】プリンタ管理端末とプリンタの通信シーケン
スを示す図である。
【図18】プリンタ1031におけるMIBオブジェク
トの状態を示す図である。
【図19】プリンタ状態取得処理の動作を示すフローチ
ャートである。
【図20】プリンタ管理端末とプリンタの通信シーケン
スを示す図である。
【図21】プリンタの状態を示すウィンドウである。
【図22】ネットワーク管理ソフトウェアの記憶媒体に
おけるメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
1030 探索モジュール 1031 ネットワークデバイス1 1032 ネットワークデバイス2 1220 検出デバイステーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/26 Fターム(参考) 5B089 GA21 GB02 HA06 JA35 JB14 KA07 KB04 KE07 5K030 GA13 HC01 HC14 HD06 MA06 MA07 MA08 MA09 MD08 5K033 BA08 DA05 EC03 9A001 BB02 BB03 BB04 CC07 CC08 DD10 FF06 HH09 JJ18 JJ27 KK56 LL09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロードキャスト通信により、ネットワ
    ークに接続されているデバイスを探索する一次探索手段
    と、 前記一次探索手段で探索されたデバイスからの応答によ
    り所定のオブジェクトが実装されているか否かを判断す
    る判断手段と、 前記判断手段での結果に応じて前記探索されたデバイス
    の情報を探索する二次探索手段とを有することを特徴と
    するネットワークデバイス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記二次探索手段は、前記判断手段にて
    前記デバイスからの応答が「オブジェクトなし」と判断
    された場合、前記探索されたデバイスを標準デバイスと
    して扱い、標準オブジェクトを問い合わせる標準パケッ
    トを送信して当該デバイスの情報を探索することを特徴
    とする請求項1に記載のネットワークデバイス制御装
    置。
  3. 【請求項3】 ネットワークに接続されているデバイス
    のデバイスとしてのインデックスを要求する要求手段
    と、 前記要求手段で要求したインデックスを用いてデバイス
    の状態を取得する取得手段とを有することを特徴とする
    ネットワークデバイス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記要求手段は、RFC1514に規定
    されたプリンタデバイスとしてのインデックスを要求す
    ることを特徴とする請求項3に記載のネットワークデバ
    イス制御装置。
  5. 【請求項5】 ブロードキャスト通信により、ネットワ
    ークに接続されているデバイスを探索する一次探索工程
    と、 前記一次探索工程で探索されたデバイスからの応答によ
    り所定のオブジェクトが実装されているか否かを判断す
    る判断工程と、 前記判断工程での結果に応じて前記探索されたデバイス
    の情報を探索する二次探索工程とを有することを特徴と
    するネットワークデバイス制御方法。
  6. 【請求項6】 前記二次探索工程は、前記判断工程にて
    前記デバイスからの応答が「オブジェクトなし」と判断
    された場合、前記探索されたデバイスを標準デバイスと
    して扱い、標準オブジェクトを問い合わせる標準パケッ
    トを送信して当該デバイスの情報を探索することを特徴
    とする請求項5に記載のネットワークデバイス制御方
    法。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続されているデバイス
    のデバイスとしてのインデックスを要求する要求工程
    と、 前記要求工程で要求したインデックスを用いてデバイス
    の状態を取得する取得工程とを有することを特徴とする
    ネットワークデバイス制御方法。
  8. 【請求項8】 前記要求工程は、RFC1514に規定
    されたプリンタデバイスとしてのインデックスを要求す
    ることを特徴とする請求項7に記載のネットワークデバ
    イス制御方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークデバイス制御方法のプログ
    ラムコードが格納されたコンピュータ可読記憶媒体であ
    って、 ブロードキャスト通信により、ネットワークに接続され
    ているデバイスを探索する一次探索工程のコードと、 探索されたデバイスからの応答により所定のオブジェク
    トが実装されているか否かを判断する判断工程のコード
    と、 判断結果に応じて前記探索されたデバイスの情報を探索
    する二次探索工程のコードとを有することを特徴とする
    記憶媒体。
  10. 【請求項10】 ネットワークデバイス制御方法のプロ
    グラムコードが格納されたコンピュータ可読記憶媒体で
    あって、 ネットワークに接続されているデバイスのデバイスとし
    てのインデックスを要求する要求工程のコードと、 要求したインデックスを用いてデバイスの状態を取得す
    る取得工程のコードとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
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