JP2002236486A - 弦楽器用ピックアップ - Google Patents
弦楽器用ピックアップInfo
- Publication number
- JP2002236486A JP2002236486A JP2001034440A JP2001034440A JP2002236486A JP 2002236486 A JP2002236486 A JP 2002236486A JP 2001034440 A JP2001034440 A JP 2001034440A JP 2001034440 A JP2001034440 A JP 2001034440A JP 2002236486 A JP2002236486 A JP 2002236486A
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- JP
- Japan
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- string
- pickup
- string receiver
- shaped piece
- receiver
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- Pending
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- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 弦楽器の持つ繊細に変化する特有の音韻を的
確に、且つ、素直に電気信号に変換して出力し得る弦楽
器用ピックアップを提供する。 【解決手段】 中空円筒状の弦受体７を形成し、該弦受
体の両端部に一対のコンデンサーマイク９を固着し、該
弦受体に弦楽器の複数本の弦３を支持させ、該弦の振動
が該弦受体を介してコンデンサーマイクに集音され電気
信号に変換されるようにした。
確に、且つ、素直に電気信号に変換して出力し得る弦楽
器用ピックアップを提供する。 【解決手段】 中空円筒状の弦受体７を形成し、該弦受
体の両端部に一対のコンデンサーマイク９を固着し、該
弦受体に弦楽器の複数本の弦３を支持させ、該弦の振動
が該弦受体を介してコンデンサーマイクに集音され電気
信号に変換されるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はギター等の弦楽器の
弦の振動を電気信号に変換して出力するためのピックア
ップの構造に関するものである。
弦の振動を電気信号に変換して出力するためのピックア
ップの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からギターにその音を電気信号に変
換して出力するために設けられているピックアップは、
ピエゾと呼称される圧電素子を弦受用の駒の下に置き、
弦振動，弦圧力の変化により発生する起電力を電気信号
として取り出すものであった。しかし従来のこのピック
アップでは、弦圧力の弱い物、弦の振幅が小さい物につ
いては小さな出力しか出ず、弦振動による微妙な音の変
化にまで追従した出力信号が得られない欠点があった。
また、従来のピックアップは、音質が硬くて金属的な音
色が出易く、アコースティックで柔らかな音色は得難い
ものであったので、クラシック音楽等の演奏に不向きで
あるという問題があった。
換して出力するために設けられているピックアップは、
ピエゾと呼称される圧電素子を弦受用の駒の下に置き、
弦振動，弦圧力の変化により発生する起電力を電気信号
として取り出すものであった。しかし従来のこのピック
アップでは、弦圧力の弱い物、弦の振幅が小さい物につ
いては小さな出力しか出ず、弦振動による微妙な音の変
化にまで追従した出力信号が得られない欠点があった。
また、従来のピックアップは、音質が硬くて金属的な音
色が出易く、アコースティックで柔らかな音色は得難い
ものであったので、クラシック音楽等の演奏に不向きで
あるという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、弦楽
器の持つ繊細に変化する特有の音韻を的確に、且つ、素
直に電気信号に変換して出力し得る弦楽器用ピックアッ
プを提供しようとするものである。
器の持つ繊細に変化する特有の音韻を的確に、且つ、素
直に電気信号に変換して出力し得る弦楽器用ピックアッ
プを提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
弦楽器用ピックアップは、中空円筒状の弦受体を形成
し、該弦受体の両端部に一対のコンデンサーマイクを固
着し、該弦受体に弦楽器の複数本の弦を支持させ、該弦
の振動が該弦受体を介して前記コンデンサーマイクに集
音され電気信号に変換されるようにしたことを特徴とす
る。また本発明は上記弦楽器用ピックアップにおいて、
弦受体の周側壁に調整ネジを螺合するとともに、弦受体
の内部に棒状片を設け、該調整ネジの先端を該棒状片に
当接させ、該調整ネジによって該棒状片の締付具合を調
節し得るようにしたことを特徴とする。また本発明は上
記弦楽器用ピックアップにおいて、棒状片は鉄心の周囲
に樹脂皮膜を設けてなるものであることを特徴とする。
弦楽器用ピックアップは、中空円筒状の弦受体を形成
し、該弦受体の両端部に一対のコンデンサーマイクを固
着し、該弦受体に弦楽器の複数本の弦を支持させ、該弦
の振動が該弦受体を介して前記コンデンサーマイクに集
音され電気信号に変換されるようにしたことを特徴とす
る。また本発明は上記弦楽器用ピックアップにおいて、
弦受体の周側壁に調整ネジを螺合するとともに、弦受体
の内部に棒状片を設け、該調整ネジの先端を該棒状片に
当接させ、該調整ネジによって該棒状片の締付具合を調
節し得るようにしたことを特徴とする。また本発明は上
記弦楽器用ピックアップにおいて、棒状片は鉄心の周囲
に樹脂皮膜を設けてなるものであることを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明の実施の形
態を説明する。図１は本発明に係る弦楽器であるギター
の外観斜視図、図２はその一部の拡大図である。このギ
ターは、一端に糸巻１が設けられた棹２上に弦３が６本
張設され、該棹２の両側に曲線状のフレーム４〜６を着
脱自在に固着してなる。７は棹２上に横断面Ｌ状の枕木
８を置き該枕木８上に横置した程良い硬度のあるプラス
チック材で成形された中空円筒状の弦受体で、該弦受体
上に６本の弦３が支持される。
態を説明する。図１は本発明に係る弦楽器であるギター
の外観斜視図、図２はその一部の拡大図である。このギ
ターは、一端に糸巻１が設けられた棹２上に弦３が６本
張設され、該棹２の両側に曲線状のフレーム４〜６を着
脱自在に固着してなる。７は棹２上に横断面Ｌ状の枕木
８を置き該枕木８上に横置した程良い硬度のあるプラス
チック材で成形された中空円筒状の弦受体で、該弦受体
上に６本の弦３が支持される。
【０００６】そして、図３，図４の断面図に示したよう
に、弦受体７の両端部に一対のコンデンサーマイク９を
その集音部が内向きとなるように固着する。１０は該弦
受体７の周側壁に螺合した調整ネジ、１１は該弦受体の
内部に収容された棒状片で、該調整ネジを締め付けるこ
とにより該調整ネジ１０の先端を該棒状片１１に当接さ
せ該棒状片を弦受体内で固定させている。なお、棒状片
１１は、丸棒状の鉄心１２の周囲に塩化ビニル等の樹脂
皮膜１３を設けてなるものである。なお、１４は弦受体
７の脱落を防ぐために枕木８上に固植されたピンであ
る。また、１５はコンデンサーマイク９から出された導
線、１６，１７は出力調整用ボリューム摘子である。
に、弦受体７の両端部に一対のコンデンサーマイク９を
その集音部が内向きとなるように固着する。１０は該弦
受体７の周側壁に螺合した調整ネジ、１１は該弦受体の
内部に収容された棒状片で、該調整ネジを締め付けるこ
とにより該調整ネジ１０の先端を該棒状片１１に当接さ
せ該棒状片を弦受体内で固定させている。なお、棒状片
１１は、丸棒状の鉄心１２の周囲に塩化ビニル等の樹脂
皮膜１３を設けてなるものである。なお、１４は弦受体
７の脱落を防ぐために枕木８上に固植されたピンであ
る。また、１５はコンデンサーマイク９から出された導
線、１６，１７は出力調整用ボリューム摘子である。
【０００７】このように構成したギターでは、弦３の振
動が中空状の弦受体７を振動させ、該弦受体内の気柱振
動が両端部のコンデンサーマイク９に集音され、該コン
デンサーマイク９はその振動を電気信号に変換して出力
することから、アコースティックな音色を得ることがで
きる。また、調整ネジ１０の頭部に六角レンチ等を嵌合
させて該調整ネジの締め付け具合を調節することで、棒
状片１１の弦受体７内面への圧着力が調節され、それに
よって該弦受体７の剛性，固有振動数が変わるので、そ
の両端部に設けられたコンデンサーマイク９によって拾
われる音色も微妙に変化し、その調整如何によって所期
の繊細な音韻を得ることができる。また、調整ネジ１０
を調節することで該弦受体７の固有振動数が変わること
からハウリングを防止する作用もある。なお、該棒状片
１１は鉄心１２に樹脂皮膜１３がされていることによっ
て弦受体７内での異音の発生が防がれる。
動が中空状の弦受体７を振動させ、該弦受体内の気柱振
動が両端部のコンデンサーマイク９に集音され、該コン
デンサーマイク９はその振動を電気信号に変換して出力
することから、アコースティックな音色を得ることがで
きる。また、調整ネジ１０の頭部に六角レンチ等を嵌合
させて該調整ネジの締め付け具合を調節することで、棒
状片１１の弦受体７内面への圧着力が調節され、それに
よって該弦受体７の剛性，固有振動数が変わるので、そ
の両端部に設けられたコンデンサーマイク９によって拾
われる音色も微妙に変化し、その調整如何によって所期
の繊細な音韻を得ることができる。また、調整ネジ１０
を調節することで該弦受体７の固有振動数が変わること
からハウリングを防止する作用もある。なお、該棒状片
１１は鉄心１２に樹脂皮膜１３がされていることによっ
て弦受体７内での異音の発生が防がれる。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る弦楽器
用ピックアップは、中空円筒状の弦受体を形成し、該弦
受体の両端部に一対のコンデンサーマイクを固着し、該
弦受体に弦楽器の複数本の弦を支持させ、該弦の振動が
該弦受体を介して前記コンデンサーマイクに集音され電
気信号に変換されるようにしたので、弦楽器の持つ繊細
に変化する特有の音韻が素直に的確に出力され、より自
然な音色が表されるようになる効果がある。
用ピックアップは、中空円筒状の弦受体を形成し、該弦
受体の両端部に一対のコンデンサーマイクを固着し、該
弦受体に弦楽器の複数本の弦を支持させ、該弦の振動が
該弦受体を介して前記コンデンサーマイクに集音され電
気信号に変換されるようにしたので、弦楽器の持つ繊細
に変化する特有の音韻が素直に的確に出力され、より自
然な音色が表されるようになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態を示した弦楽器の斜視図。
【図２】本発明の実施形態を示した弦楽器の要部の拡大
斜視図。
斜視図。
【図３】本発明の実施形態を示した弦楽器用ピックアッ
プの縦断面図。
プの縦断面図。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図。
２ 棹 ３ 弦 ７ 弦受体 ９ コンデンサーマイク １０ 調整ネジ １１ 棒状片 １２ 鉄心 １３ 樹脂皮膜
Claims (3)
- 【請求項１】 中空円筒状の弦受体を形成し、該弦受体
の両端部に一対のコンデンサーマイクを固着し、該弦受
体に弦楽器の複数本の弦を支持させ、該弦の振動が該弦
受体を介して前記コンデンサーマイクに集音され電気信
号に変換されるようにしたことを特徴とする弦楽器用ピ
ックアップ。 - 【請求項２】 弦受体の周側壁に調整ネジを螺合すると
ともに、弦受体の内部に棒状片を設け、該調整ネジの先
端を該棒状片に当接させ、該調整ネジによって該棒状片
の締付具合を調節し得るようにしたことを特徴とする請
求項１に記載の弦楽器用ピックアップ。 - 【請求項３】 棒状片は鉄心の周囲に樹脂皮膜を設けて
なるものである請求項２に記載の弦楽器用ピックアッ
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001034440A JP2002236486A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 弦楽器用ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001034440A JP2002236486A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 弦楽器用ピックアップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002236486A true JP2002236486A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18898049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001034440A Pending JP2002236486A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 弦楽器用ピックアップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002236486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7446255B2 (en) | 2003-10-23 | 2008-11-04 | Kiyohiko Yamaya | Method of processing sounds from stringed instrument and pickup device for the same |
-
2001
- 2001-02-09 JP JP2001034440A patent/JP2002236486A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7446255B2 (en) | 2003-10-23 | 2008-11-04 | Kiyohiko Yamaya | Method of processing sounds from stringed instrument and pickup device for the same |
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