JP2002236181A - シンチレータパネル、放射線検出装置及びシステム - Google Patents
シンチレータパネル、放射線検出装置及びシステムInfo
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Abstract
する。 【解決手段】 蛍光体層112を支持するための導電性
基材111と、蛍光体層112で変換された光を外部に
出射するための反射層114とを備えたシンチレータパ
ネル110において、導電性基材111と反射層114
との間に絶縁層115を形成する。
Description
ル、放射線検出装置及びシステムに関し、特に、産業用
非破壊検査や、医療用のX線撮像装置などのシンチレー
タパネル、放射線検出装置及びシステムに関する。
ゅうにX線、α線、β線、γ線などの種々の電磁波を含
むものとして説明する。
ており、レントゲン撮影の方式もコンベンショナルなフ
ィルムスクリーン方式からX線デジタルラジオグラフィ
ー方式へのパラダイムシフトが進んでいる。
トゲン撮影用のX線検出装置には、アモルファスシリコ
ンなどを用いたフォトセンサー及びTFTを有する光電
変換素子部を備えたセンサパネルと、柱状の蛍光体より
なる蛍光体層及び蛍光体層で発光した可視光をセンサパ
ネル側へ反射させる金属薄膜などの反射膜を備えたシン
チレータとを、透明な接着剤よりなる接着層によって接
着したものがある。
の素子構成やシンチレータの蛍光体材料の制約を受ける
ことなく、さまざまなものを用途に応じて組み合わせる
ことが可能である。
する。まず、装置本体にX線が入射されると、このX線
は、反射層を透過し、蛍光体層で吸収される。その後、
蛍光体層は吸収したX線に応じた強度の可視光を発光す
る。可視光は光電変換素子部のフォトセンサーで電気信
号に変換され、TFTのオン/オフの切り替えに応じて
外部に出力される。こうして、入射したX線情報を2次
元のデジタル画像に変換している。
モルファスカーボンなどがよく用いられている。その理
由は、 (1)アモルファスカーボン等がガラスやアルミニウム
に比べ、X線の吸収が少ないため、より多くのX線を蛍
光体層側へ送ることができるからである。たとえば、各
材料を実用的な厚み(日本電気硝子製OA−10ガラス
板:0.7mm、Al板:0.5mm、アモルファスカ
ーボン板:1mm)にした場合には、どの材料もフォト
ンエネルギー60keV以上ならば90%以上の透過率
を確保できるが、OA−10ガラス板は60keV以
下、Al板は35keV以下で、急激に透過率が低下す
る。一方、他の材料よりも厚いにもかかわらず、アモル
ファスカーボン板は20keVまで95%以上を確保す
るので、医療で使用されるX線のエネルギー領域では、
ほぼフラットな透過率特性を示すことが可能である。
に優れているからである。アモルファスカーボンは、フ
ッ酸などの強酸や、溶剤に対しても侵食されることはな
い。
優れているからである。アモルファスカーボンは、ガラ
スやアルミニウムよりも高い耐熱性を有する。
よいからである。アモルファスカーボンは、導電率がσ
=2.4×10-2Ω-1cm-1なので、電磁シールドとし
ても機能するし、製造時の静電気対策としても機能す
る。
数がガラスと近いため、貼り合わせ後の膨張率の差によ
る剥がれ等の心配が少ないからである。一般的に用いら
れるパネルガラスの熱膨張係数は、4.6×10-6だ
が、アモルファスカーボンはそれに近い2.0×10-6
である。
スカーボン等の反射率が対空気層では約20%と低いた
め、金属薄膜からなる反射層を設けることによって、光
の利用効率を向上させるためである。
料として用いる理由は、 (1)アルミニウム等が、可視光のほぼ全域に渡って高
い反射率を示すからである。なお、詳細は、Journal of
the optical society of America,vol45,no.11,p945,1
955に詳しい。
ので、乱反射による解像力の乱れを生じることが少ない
からである。
うな手法により製造する。まず、表面を鏡面に研磨され
たアモルファスカーボンなどの基材を洗浄し、スパッタ
等でアルミニウム薄膜を成膜する。アルミニウム薄膜は
厚すぎると表面の凹凸によって乱反射を起こし、薄すぎ
ると光が透過してしまうので、通常、厚みは100nm
〜500nmとしている。
ルミニウム薄膜上に蒸着する。この時のプロセス温度は
200℃を超える。つぎに、周りに保護層を形成し、シ
ンチレータを完成する。
は、アモルファスカーボンなどからなる導電性を有する
基材に形成した反射層の上にアルカリハライド蛍光体、
たとえばCsIを形成すると、数日の内に反射層に腐食
が開始することが我々の検討から判明した。この原因と
しては、CsI中のハロゲン、つまりヨウ素が、反射層
の材料であるアルミニウムを腐食させることが考えられ
る。
て、反射層の表面側に保護層を設けてみたが、反射層と
基材との接触がある限り、本件のような短期間で発生す
る腐食は抑制できないこともわかった。
ガラスを用い、反射層の材料としてアルミニウムを用い
た場合には発生が極端に抑制されることもわかった。従
って、反射層が腐食するもう一つの原因として、アモル
ファスカーボンなどカーボンを成分に有するものやシリ
コンなどと、アルミニウムなどをはじめとする金属とい
う異種の導電性材料とを積層したことによる電気化学的
腐食が考えられる。
には、基板の全面にアルミニウム蒸着膜を介して沃化セ
シウムよりなる蛍光体を設ける旨の記載があるが、この
公報に記載されている技術では、上記と同様の理由によ
り電気化学的腐食を防止することができない。
は、光反射層の蛍光体が設けられていない側に保護膜と
してPET (ポリエチレンテレフタレート)を設ける旨
が記載されているが、PETは200℃を超える蛍光体
形成プロセスに耐えうる材料でないので、アモルファス
カーボンやシリコン、アルミニウムという異種の導電性
材料を積層したことによる電気化学的腐食を抑制するも
のではなく、また基材にPETもしくはガラスなどの絶
縁体を用いた構成になっているのでそもそも電気化学的
腐食はほとんど起こらない。
基材の電気化学的腐食、すなわち基材と反射層との反応
を防止することを課題とする。
めに、本発明は、蛍光体層を支持するための導電性基材
と、前記蛍光体層で変換された光を外部へ出射するため
の反射層とを備えたシンチレータパネルにおいて、前記
導電性基材と前記反射層との間に絶縁層を形成してなる
ことを特徴とする。
シンチレータパネルを備えた放射線検出装置であって、
前記シンチレータパネル側から出射された光を電気信号
に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子によって
変換された電気信号を伝送する配線部とを有することを
特徴とする。
めの導電性基材と、前記蛍光体層で変換された光を外部
へ出射するための反射層とを備えたシンチレータパネル
の製造方法において、前記導電性基材と前記反射層との
間に、前記蛍光体層の成膜時の温度に対して耐熱性を有
する絶縁層を形成する工程を有することを特徴とする。
は、上記放射線検出装置と、前記放射線検出装置からの
信号を処理する信号処理手段と、前記信号処理手段から
の信号を記録するための記録手段と、前記信号処理手段
からの信号を表示するための表示手段と、前記信号処理
手段からの信号を伝送するための伝送処理手段と、前記
放射線を発生させるための放射線発生源とを具備するこ
とを特徴とする。
たとえばアモルファスカーボン基材と、絶縁層と、反射
層と、蛍光体層と、保護層とが順次積層されたものであ
る。
が1×1010Ωcm以上、耐熱温度として、200℃以
上であり、シリコンを含む材料か、金属酸化膜か、耐熱
性樹脂よりなる単層、又はそれらいずれかの材料の積層
膜である。
ビニルシロキサンビスベンゾブテン系樹脂、メチルシル
セスキオキサン系樹脂、ポリアミドイミド、ポリエーテ
ルスルホン、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル
などが挙げられる。
は、アモルファスカーボンの凹凸差が0.02μmから
5μm程度とすることが望ましい。
(CVD法)で複数形成する場合には、各絶縁層を気体
を変えて連続して形成すると、各層間の密着度を高める
ことができて好ましい。
は金を含む材料からなる。また、光電変換素子は、アモ
ルファスシリコン又はクリスタルシリコンからなる。
ーボン基材などを研磨する工程と、アモルファスカーボ
ン基材などを洗浄する工程と、アモルファスカーボン基
材などに絶縁層を形成する工程と、絶縁層に反射層を形
成する工程と、反射層に蛍光体を形成する工程と、上記
各層を覆うように保護層を形成する工程とによって製造
されている。
法、真空蒸着法、プラズマ重合法、スピンナー法又はス
プレー法で形成している。なお、基材の表面を粗し、そ
の表面に絶縁層を形成すると、密着度が増すので好まし
い。
必要とする理由は、蛍光体を形成する際に一般的に必要
とされる温度が200℃以上に達するためであり、この
ような耐熱性を備えておけば、絶縁層の形成工程以外
は、従来の放射線検出装置の製造工程をそのまま用いる
ことができるので好ましい。
図面を用いて説明する。
の原理について簡単に説明する。本発明の実施形態の放
射線検出装置のシンチレータパネルは、導電性を有する
基材と、腐食されやすいアルミニウムなどの反射層との
間に、基材と反射層との反応を防止する絶縁層とを備え
る。
プロセス時に高温状態となるような場合には耐熱性を有
する必要がある。
成分として有するものが用いられ、特にアモルファスカ
ーボンが好適に利用される。
えられるようにしておけば、反射層やアルカリハライド
からなる柱状結晶蛍光体などの蛍光体層を形成する際に
かかる熱に耐えられるようになる。
が、少なくとも反射層との接触部に相当する絶縁層の体
積抵抗率が1×1010Ωcm以上であることが必要であ
る。これは、体積抵抗率が、ほぼ1×108Ωcm以下
までは半導体の領域であり、この領域であれば、状態の
変化たとえば、温度の上昇などによって、抵抗率が変化
する可能性があり、完全な絶縁を得ることは難しいの
で、これにマージンを含んだ値としたものである。ちな
みに、半導体のシリコン単体の体積抵抗率は3×105
Ωcm、GaAsでは7×107Ωcmである。
ドギャップが広くなり体積抵抗率が1×1010Ωcm以
上の絶縁物となる。ちなみに、SiOX、SiNXなどは
全てこれを満足する材料である。さらに、このようなシ
リコン化合物はカーボンと化学結合しやすく、SiCな
どは非常に硬い材料であることが知られている。
l合金薄膜が一般的に用いられており、シリコン化合物
との密着は半導体デバイスとして実績がある。一方、プ
ラズマ重合より得られるテトラアルキルシラン(Si−
OR、R=CH3、C2H5、C 3H7)は、1×1010Ω
cm以上の絶縁性があり、カーボンを主体とした有機材
料と金属とのカップリング層として実用化されているも
のである。
ので、アルキル基の炭素数が1〜3程度であれば、20
0℃以上の耐熱性も有するものである。つまり、シリコ
ンを含む材料は導電性を有する基材と反射層との間の絶
縁耐熱層として機能するし、密着性もよい。
ほとんどは、1×1010Ωcm以上の体積抵抗率と20
0℃以上の耐熱性を有する。ちなみに、Al2O3、Si
O2、TiO2、MgO、BeO、CeO、HfO2、T
hO2、UO2、ZrO2などを具体的に用いることがで
きる。但し、これらは、組成比が変化すると半導体転移
を示すものもあるため、組成比が変化しないようにする
ことが必要である。
スベンゾブテン系樹脂、メチルシルセスキオキサン系樹
脂、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエ
ーテルイミド、芳香族ポリエステルなどは、全て体積抵
抗率1×1010Ωcm以上で、200℃以上の耐熱性を
有する絶縁材料である。これらの耐熱性樹脂を使用する
場合は、シリコンを含む材料を用いる場合に比べ、膜厚
を厚くできるので、下地の粗れやゴミによる絶縁破壊を
起こす可能性が減少する。
合は自身の内部応力の影響から厚くしすぎることはでき
ないため、一般的には数10nm〜数100nmにする
のが適切であるが、耐熱性樹脂は数100nm〜数10
000nmの範囲で制御が可能である。さらに、これら
の樹脂はカーボンを含むため、カーボンとの密着性は良
好であるが、下地を凹凸差が0.02μm以上に粗らし
てアンカー効果をもたせることで、更に密着力を向上さ
せることが可能である。
反射層の平坦性を確保し、鏡面を維持することが可能で
ある。但し、凹凸差が5μmを超えると、上記の平坦化
効果が減少してしまうので、0.02μmから5μmに
納まるようにするとよい。Alとの密着性に関しては、
弱い組み合わせもあるが、Al成膜前に何らかの表面処
理、たとえば逆スパッタを行なえば密着力が向上する。
及び耐熱性樹脂はどちらも密着力のよいものであるが、
更なる効果をもたせるために、これらから選ばれる複数
の材料を積層してもかまわない。この場合は、少なくと
も金属薄膜と接触する層に1×1010Ωcm以上の絶縁
性を持たせればよく、その下の層の抵抗率を問うもので
はない。
できる限りアモルファスカーボンとの密着性の高い材料
を、Alとの接触層はできる限りAlとの密着性の高い
材料を選ぶとよい。もしも、積層する層同士の密着性が
悪くなる場合は、組成を漸進的に変化させるとよい。
1の放射線検出装置の模式的な断面図である。図1にお
いて、110はシンチレータで、アルカリハライドより
なる柱状結晶化した蛍光体112と、アモルファスカー
ボン等よりなる蛍光体112を支持するための基材11
1と、アルミニウム薄膜よりなる蛍光体112で変換さ
れた光を後述するセンサパネル100側へ反射する反射
層114と、基材111と反射層114との間に形成さ
れたSiNXなどからなる絶縁層115と、蛍光体11
2等を外気から保護する有機樹脂よりなる保護層113
とを備えている。
ボンの炭素は強固な結合が作られるため、密着力が高
い。さらに、SiNXとアルミニウム薄膜との間もシリ
コン系薄膜とアルミニウムとの密着になるので、半導体
でも実績のあるように密着力が高い状態を作り出すこと
が可能となるものである。
ているので、アモルファスカーボン基材111とアルミ
ニウム薄膜114とは電気的に絶縁される。
ルであり、ガラス基板101と、アモルファスシリコン
を用いたフォトセンサー及びTFTからなる光電変換素
子部102と、光電変換素子部102で変換された電気
信号を伝送する配線部103と、配線部103を伝送さ
れた電気信号を外部に取り出す電極取り出し部104
と、窒化シリコン等よりなる第一の保護層105と、ポ
リイミド等よりなる第二の保護層106とを備えてい
る。
とは、接着剤121により貼り合わされ、その周囲を封
止材122によって封止されている。なお、光電変換素
子部102は、蛍光体層112からの可視光を検知でき
る物であればよく、センサーとしてはアモルファスシリ
コンなどからなるMIS型のものやPIN型のもの、ス
イッチとしては、TFTやPIN型ダイオードスイッチ
のものでもよい。更にはCMOSセンサーやCCD撮像
素子を用いてもかまわない。この場合、基板101はク
リスタルシリコンを用いることになる。
応じて複数枚タイリングしてもよい。さらに、シンチレ
ータパネル110は、図1の上から、基材111、絶縁
層115、反射層114、蛍光体112の順になるよう
に積層している場合を例に図示しているが、反射層11
4、絶縁層115、基材111、蛍光体112の順にな
るように積層してもよい。
工程図である。鏡面に研磨されたアモルファスカーボン
などからなる基材111を一度洗浄・乾燥し、スパッタ
法等により、絶縁層115であるSiNX薄膜を約30
0nmの厚さで成膜する(図2(a))。絶縁層115
の成膜は、CVD(化学気相成長法)によっても可能であ
る。
反射層114としてアルミニウム薄膜を約300nmの
厚さで成膜する(図2(b))。反射層114の成膜方
法は、真空蒸着法や電子ビーム(EB)法などによって
も可能である。絶縁層115と反射層114との成膜は
同じ成膜装置で連続的に行なえば、それぞれの成膜ごと
に成膜チャンバーから取り出すよりは、ゴミ等の影響に
よる不良を防止することができるので望ましい。
ライドの蛍光体を反射層114上に200℃以上の温度
で柱状結晶させた後、全体を保護層113で被覆して図
1のシンチレータ110が出来上がる。保護層113
は、特開2000−9845号公報にあるように、耐湿
性の高いパリレン等のCVD膜を用いるのが望ましい。
NXの例を示したが、SiNX以外にもSiOXなどのシ
リコン化合物やテトラアルキルシラン(Si−OR、R
=CH 3、C2H5、C3H7)などのシリコンを主体とし
た絶縁層や、金属酸化膜を用いてもかまわない。絶縁層
115にシリコン化合物を用いた場合には、膜厚をでき
る限り厚くする方がよいが、厚すぎると内部応力による
剥がれを起こす場合があるので、好適には、数10nm
から数100nmにするとよい。
て、アルミニウム薄膜を用いる場合を例に説明したが、
蛍光体が発光する波長によっては、アルミニウム合金、
銀、銀合金、銅、金などの他の金属層を用いてもよい。
について説明する。
放射線は基材111、絶縁層115、及び反射層114
を透過し、蛍光体層112で吸収される。蛍光体層11
2は吸収した放射線の強度に応じた光量で可視光を発光
する。
気信号に変換され、TFTのオン/オフの切り替えに従
って、配線103に出力される。各配線103に出力さ
れた電気信号は、電極取り出し部104を通して外部に
読み出される。外部では図示しない処理装置で、表示部
に表示等される2次元のデジタル画像を得るための処理
がされる。こうして、放射線検出装置に入射された放射
線情報を変換して、外部で2次元のデジタル画像を得る
ことができる。
2の放射線検出装置に係るシンチレータ210の断面図
である。本実施形態では、絶縁層115にポリイミドを
用いており、基材111の表面を、絶縁層115との密
着性を良好にするために粗らして、絶縁層115と基材
111との間はアンカー効果による密着力が得られるよ
うにしている。
同一符号を付している。また、センサパネル100につ
いては、図1と同様である。
15の表面は、塗布した際、平坦化されるため、反射層
114を平坦に形成することが可能となり、反射層11
4の表面を鏡面反射にすることができる。絶縁層115
は、より平坦化させるために膜厚を基材111表面の粗
さよりも充分に厚く取る必要がある。好適な厚さとして
は、1μm〜20μm程度である。
間は、反射層114を成膜する前に、逆スパッタ等の処
理を行っておけば、必要な密着力は確保できるものであ
る。当然、ポリイミドは耐熱性絶縁膜なので、導電性を
有する基材と反射層とを電気的に絶縁することができ
る。
程図である。表面を所望の粗さにした状態で処理された
アモルファスカーボンなどからなる基材111を一度洗
浄・乾燥し、スピンコート法等により、絶縁層115で
あるポリイミドを約数μmの厚さで塗布・キュアする
(図4(a))。絶縁層115の塗布は、スリットを設
けたノズルからの噴出し法やスプレー法によっても可能
である。
反射層114としてアルミニウム薄膜を約300nmの
厚さで成膜する(図4(b))。反射層114の成膜に
あたっては、絶縁層115であるポリイミドとの密着性
を更に強化するため、直前に逆スパッタ等の表面処理を
施すとよい。反射層114の成膜方法は、真空蒸着法や
EB法などによっても可能である。
ライドの蛍光体を反射層114上に200℃以上の温度
で柱状結晶させた後、全体を保護層113で被覆して図
3のシンチレータ210が出来上がる。
イミドの例を示したが、これ以外にもジビニルシロキサ
ンビスベンゾブテン系樹脂、メチルシルセスキオキサン
系樹脂、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、ポ
リエーテルイミド、芳香族ポリエステル等を用いてもよ
い。さらに、基材111に用いる材料との密着性のよい
樹脂であれば粗らす必然性はない。
示すものに比べて、絶縁層115を厚く(数μm〜20
μm)形成することができるので、異物等による絶縁破
壊に対しては強い構造となるというメリットと、基材1
11を鏡面研磨する必要がない分、コストが安いという
メリットがある。
3の放射線検出装置に係るシンチレータ310の断面図
である。本実施形態では、絶縁層115にジビニルシロ
キサンビスベンゾブテン系樹脂(以下、「BCB」と称
する。)を用いており、絶縁層115と反射層114と
の間にSiNX等よりなる第二の絶縁層116を設けて
いる。なお、図5において図3と同様の部分には同一符
号を付している。また、センサパネル100について
は、図1と同様である。
示すものと同様に、基材111の表面を、絶縁層115
との密着性を良好にするために粗らしており、絶縁層1
15の表面も平坦である。絶縁層115の膜厚も図3と
同様に決めればよく、好適な厚さは、1μm〜10μm
程度である。
間の密着度が高いとされているため、第二の絶縁層11
6としてSiNX等を用いると、絶縁層115の材料で
あるBCBとの接合を強固とすることができる。さら
に、SiNXは、耐湿性の高い膜であるため、耐湿層と
しても機能する。BCBもSiNXも絶縁材料なので、
導電性を有する基材と反射層との間の電気的絶縁も確保
される。当然両材料とも200℃以上の耐熱性を有して
いるので、放射線検出装置の製造を困難とはしない。
工程図である。表面をある程度粗らした状態で処理され
たアモルファスカーボンなどからなる基材111を一度
洗浄・乾燥し、スピンコート法等により、絶縁層115
であるBCBを約数μmの厚さで塗布・キュアする(図
6(a))。絶縁層115の塗布は、スリットを設けた
ノズルからの噴出し法やスプレー法によっても可能であ
る。
で、第二の絶縁層116としてSiN Xを成膜する(図
6(b))。SiNXは、CVDによる成膜でもかまわ
ない。
6上に反射層114を約300nmの厚さで成膜する
(図6(c))。反射層114の成膜にあたっては、第
二の絶縁層116であるSiNXとの密着性を更に強化
するため、直前に逆スパッタ等の表面処理を施すとよ
い。反射層114の成膜方法は、真空蒸着法やEB法な
どによっても可能である。
ライドの蛍光体を反射層114上に200℃以上の温度
で柱状結晶させた後、全体を保護層113で被覆して図
5のシンチレータ310が出来上がる。
説明した種々の材料を用いることができる。さらに、基
材111の材料であるアモルファスカーボンなどとの密
着性のよい樹脂であれば、基材111の表面は粗らす必
然性はない。
6として、SiNXを用いる場合を例に説明したが、こ
れ以外にも、SiOXなどのシリコン系絶縁膜や、金属
酸化膜を用いてもよい。
絶縁層116を形成することにより、図3に示すものよ
りも、更に耐湿性を向上させることができる。
4の放射線検出装置に係るシンチレータ410の断面図
である。本実施形態では、絶縁層115及び第二の絶縁
層116の各材料を共にシリコン系とし、絶縁層115
にはアモルファスカーボンとの結合では構造乱れを最小
限にすることができるSi−C結合を有するSiCX膜
を、第二の絶縁層116には反射層114との密着性の
よいSiOX膜を用いている。なお、図7において図3
と同様の部分には同一符号を付している。また、センサ
パネル100については、図1と同様である。
示すものと同様に、基材111の表面を、鏡面仕上げし
ている。絶縁層115は、上記のようにSi−C結合を
有するSiCXを用いているので、基材111との密着
力を高めることができる。また、当然に、SiOXとS
iCXとは共にシリコン系材料なので、第二の絶縁層1
16と絶縁層115との密着力はもともとよい。さら
に、SiOXとアルミニウムとは半導体分野では実績の
ある構成であるので、密着度に優れている。さらに、S
iCXとSiOXの組成を漸進的に変化させれば、層間の
界面を無くすことができ、密着力を一層向上させること
ができる。
cmと低いが、SiO2に絶縁性を有するため、SiC
とSiO2の2層を構成することで、絶縁層として機能
するものである。
様、反射層114としてはアルミニウム薄膜以外にアル
ミ合金、銀、銀合金、銅、金を用いることもできる。第
二の絶縁層116としては、反射層114の材料に応じ
て密着度などを考慮して変更してもよく、実施形態1で
説明したようにシリコン系以外の材料を用いてもよい。
工程図である。表面を鏡面仕上げしたアモルファスカー
ボンなどからなる導電性を有する基材111を一度洗浄
・乾燥し、CVD法等でSiH4+CH4のガスを流しな
がらプラズマで分解して絶縁層115であるSiCXを
形成する(図8(a))。
スを流しながら絶縁層115上に第二の絶縁層116で
あるSiOXを成膜する(図8(b))。絶縁層115
と第二の絶縁層116との密着力を更に向上させる方法
として、放電を続けながらガスの組成をSiH4+CH4
からSiH4+H2Oへと漸進的に変更してもかまわな
い。
反射層114としてアルミニウム薄膜を約300nmの
厚さで成膜する(図8(c))。反射層114の成膜に
あたっては、第二の絶縁層116の材料であるSiOX
との密着性を更に強化するため、直前に逆スパッタ等の
表面処理を施すとよい。反射層114の成膜方法は、真
空蒸着法やEB法などを用いてもよい。
ライドの蛍光体を反射層114上に柱状結晶させた後、
全体を保護層113で被覆して図7のシンチレータ41
0が出来上がる。
る基材111の材料との密着のよいものを、第二の絶縁
層116は上層となる反射層114の材料との密着性の
よいものを選択しているため、密着力が向上する。
第二の絶縁層116との組成を漸進的に変化させること
で、より強固な密着力を実現している。
5のX線診断システムへ模式的な構成を示すブロック図
である。X線チューブ6050で発生したX線6060
は患者あるいは被験者6061の胸部6062を透過
し、蛍光体を上部に実装した光電変換装置6040に入
射する。この入射したX線には患者6061の体内部の
情報が含まれている。X線の入射に対応して蛍光体は発
光し、これを光電変換して電気的情報を得る。この情報
は、ディジタルに変換されイメージプロセッサ6070
により画像処理され制御室のディスプレイ6080で観
察できる。
送手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタール
ームなどディスプレイ6081に表示もしくは光ディス
ク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医師が
診断することも可能である。またフィルムプロセッサ6
100によりフィルム6110に記録することもでき
る。
を、X線診断システムへ適用する場合について説明した
が、たとえば非破壊検査装置などの放射線撮像システム
にも適用することができる。
導電性を有する基材によって反射層が電気化学的に腐食
されることがなくなるので、放射線検出装置の信頼性を
向上させることが可能となる。
な断面図である。
る。
ンチレータの断面図である。
ンチレータの断面図である。
る。
ンチレータの断面図である。
る。
的な構成を示すブロック図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 蛍光体層を支持するための導電性基材
と、前記蛍光体層で変換された光を外部へ出射するため
の反射層とを備えたシンチレータパネルにおいて、 前記導電性基材と前記反射層との間に絶縁層を形成して
なることを特徴とするシンチレータパネル。 - 【請求項2】 前記絶縁層は、前記蛍光体層を形成する
際に必要な温度に耐えられるように耐熱性を有している
ことを特徴とする請求項1記載のシンチレータパネル。 - 【請求項3】 前記導電性基材は、アモルファスカーボ
ンを含む材料としていることを特徴とする請求項1又は
2記載のシンチレータパネル。 - 【請求項4】 前記絶縁層は、シリコンを含む材料より
なることを特徴とする請求項1又は2記載のシンチレー
タパネル。 - 【請求項5】 前記絶縁層は、金属酸化膜よりなること
を特徴とする請求項1又は2記載のシンチレータパネ
ル。 - 【請求項6】 前記絶縁層は、ポリイミド、ジビニルシ
ロキサンビスベンゾブテン系樹脂、メチルシルセスキオ
キサン系樹脂、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホ
ン、ポリエーテルイミド、又は芳香族ポリエステルより
なることを特徴とする請求項1又は2記載のシンチレー
タパネル。 - 【請求項7】 前記絶縁層は、前記反射層との接触部の
体積抵抗率が1×1010Ωcm以上であることを特徴と
する請求項1から6のいずれか1項記載のシンチレータ
パネル。 - 【請求項8】 前記絶縁層は、少なくとも200℃の温
度に耐えられることを特徴とする請求項1から7のいず
れか1項記載のシンチレータパネル。 - 【請求項9】 前記導電性基材は、前記絶縁層を形成す
る側の面を凹凸差が0.02μmから5μmとなるよう
に粗らしていることを特徴とする請求項1から8のいず
れか1項記載のシンチレータパネル。 - 【請求項10】 前記絶縁層と前記反射層との間に、該
絶縁層と異なる第二の絶縁層を形成することを特徴とす
る請求項1から9のいずれか1項記載のシンチレータパ
ネル。 - 【請求項11】 前記第二の絶縁層は、シリコンを含む
材料よりなることを特徴とする請求項10記載のシンチ
レータパネル。 - 【請求項12】 前記第二の絶縁層は、金属酸化膜より
なることを特徴とする請求項10記載のシンチレータパ
ネル。 - 【請求項13】 前記第二の絶縁層は、ポリイミド、ジ
ビニルシロキサンビスベンゾブテン系樹脂、メチルシル
セスキオキサン系樹脂、ポリアミドイミド、ポリエーテ
ルスルホン、ポリエーテルイミド、又は芳香族ポリエス
テルよりなることを特徴とする請求項10記載のシンチ
レータパネル。 - 【請求項14】 前記絶縁層及び前記第二の絶縁層は、
共に化学気相成長法で形成されており、前記絶縁層を所
要の厚さで形成した後に気体の成分を変えて前記第二の
絶縁層を形成することを特徴とする請求項10から13
のいずれか1項記載のシンチレータパネル。 - 【請求項15】 前記反射層は、アルミニウム、銀、銅
又は金を含む材料であることを特徴とする請求項1から
14のいずれか1項記載のシンチレータパネル。 - 【請求項16】 前記光電変換素子はアモルファスシリ
コン又はクリスタルシリコンにより形成されることを特
徴とする請求項1から15のいずれか1項記載のシンチ
レータパネル。 - 【請求項17】 前記導電性基材は、体積抵抗率が1×
1010Ωcm以下の材料からなることを特徴とする請求
項1から16のいずれか1項記載のシンチレータパネ
ル。 - 【請求項18】 請求項1から17のいずれか1項記載
のシンチレータパネルを備えた放射線検出装置であっ
て、 前記シンチレータパネル側から出射された光を電気信号
に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子によって
変換された電気信号を伝送する配線部とを有することを
特徴とする放射線検出装置。 - 【請求項19】 蛍光体層を支持するための導電性基材
と、前記蛍光体層で変換された光を外部へ出射するため
の反射層とを備えたシンチレータパネルの製造方法にお
いて、 前記導電性基材と前記反射層との間に、前記蛍光体層の
成膜時の温度に対して耐熱性を有する絶縁層を形成する
工程を有することを特徴とするシンチレータパネルの製
造方法。 - 【請求項20】 前記絶縁層は、スパッタ法、化学気相
成長法、真空蒸着法、プラズマ重合法、スピンナー法又
はスプレー法によって形成することを特徴とする請求項
19記載のシンチレータパネルの製造方法。 - 【請求項21】 さらに、前記導電性基材の表面を粗ら
す工程を備え、前記絶縁層の表面に前記反射層を形成す
ることを特徴とする請求項19又は20記載のシンチレ
ータパネルの製造方法。 - 【請求項22】 請求項18に記載の前記放射線検出装
置からの信号を処理する信号処理手段と、前記信号処理
手段からの信号を記録するための記録手段と、前記信号
処理手段からの信号を表示するための表示手段と、前記
信号処理手段からの信号を伝送するための伝送処理手段
と、前記放射線を発生させるための放射線発生源とを具
備することを特徴とする放射線検出システム。
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