JP2002235914A - 燃焼溶融炉および廃棄物処理装置 - Google Patents
燃焼溶融炉および廃棄物処理装置Info
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- JP2002235914A JP2002235914A JP2001033024A JP2001033024A JP2002235914A JP 2002235914 A JP2002235914 A JP 2002235914A JP 2001033024 A JP2001033024 A JP 2001033024A JP 2001033024 A JP2001033024 A JP 2001033024A JP 2002235914 A JP2002235914 A JP 2002235914A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼溶融炉が運転中であっても、スラグ排出
口の監視が容易であり、また、固化スラグを簡単に除去
できるように除去作業を改善する。 【解決手段】 燃焼溶融炉1は、スラグ排出口4の周囲
の堰5にスラグ排出溝6が設けられ、スラグ排出溝6が
設置されている炉底7aに比較して、スラグ排出溝6と
反対側の炉底7bを高く上げ底にすることにより、スラ
グ排出溝6と同レベルの正面に点検口8を設置した。こ
の点検口8により、スラグ排出溝6を真正面から観察で
き、固化スラグを容易に除去できて、メンテナンスを向
上できる。
口の監視が容易であり、また、固化スラグを簡単に除去
できるように除去作業を改善する。 【解決手段】 燃焼溶融炉1は、スラグ排出口4の周囲
の堰5にスラグ排出溝6が設けられ、スラグ排出溝6が
設置されている炉底7aに比較して、スラグ排出溝6と
反対側の炉底7bを高く上げ底にすることにより、スラ
グ排出溝6と同レベルの正面に点検口8を設置した。こ
の点検口8により、スラグ排出溝6を真正面から観察で
き、固化スラグを容易に除去できて、メンテナンスを向
上できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼溶融炉および廃
棄物処理装置に係り、特に、廃棄物(家庭やオフィスな
どから出される都市ごみなどの一般廃棄物、廃プラスチ
ック、カーシュレッダー・ダスト、廃オフィス機器、電
子機器、化成品等の産業廃棄物など、可燃物を含むも
の)を熱分解するのに好適な燃焼溶融炉および廃棄物処
理装置に関する。
棄物処理装置に係り、特に、廃棄物(家庭やオフィスな
どから出される都市ごみなどの一般廃棄物、廃プラスチ
ック、カーシュレッダー・ダスト、廃オフィス機器、電
子機器、化成品等の産業廃棄物など、可燃物を含むも
の)を熱分解するのに好適な燃焼溶融炉および廃棄物処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみ等の一般廃棄物や、廃プラスチ
ックなどの産業廃棄物等、種々の廃棄物を、焼却等によ
り処理する廃棄物処理装置としては、種々の方式のもの
が提案されている。
ックなどの産業廃棄物等、種々の廃棄物を、焼却等によ
り処理する廃棄物処理装置としては、種々の方式のもの
が提案されている。
【0003】例えば、特公平6−56253号公報に記
載された廃棄物処理装置によれば、まず、廃棄物を低酸
素雰囲気で加熱することにより、熱分解してガスと固体
(以下、熱分解残留物という。)とに分け、熱分解ガス
は燃焼溶融炉に導いて燃焼処理し、その燃焼廃熱を廃熱
ボイラで回収するようにしている。
載された廃棄物処理装置によれば、まず、廃棄物を低酸
素雰囲気で加熱することにより、熱分解してガスと固体
(以下、熱分解残留物という。)とに分け、熱分解ガス
は燃焼溶融炉に導いて燃焼処理し、その燃焼廃熱を廃熱
ボイラで回収するようにしている。
【0004】一方、熱分解残留物は、篩などの分離装置
によって微細な細粒成分、やや細かい粗粒成分、やや粗
い粗粒成分など、大きさに応じた成分に適宜分離する。
そして、細粒成分とやや細かい粗粒成分からなる熱分解
残留物は、上述した燃焼溶融炉に送って熱分解ガスとと
もに焼却処理する。
によって微細な細粒成分、やや細かい粗粒成分、やや粗
い粗粒成分など、大きさに応じた成分に適宜分離する。
そして、細粒成分とやや細かい粗粒成分からなる熱分解
残留物は、上述した燃焼溶融炉に送って熱分解ガスとと
もに焼却処理する。
【0005】この焼却処理において発生する燃焼残留
物、つまり灰分など不燃性成分の大部分は、燃焼熱によ
り溶融されて溶融スラグとなる。また、熱分解ガスに同
伴して運ばれてくる不燃性の飛散灰の大部分も、燃焼溶
融炉における燃焼熱により溶融されて溶融スラグとな
る。この溶融スラグは、燃焼溶融炉の底部から排出して
冷却することにより固形化される。
物、つまり灰分など不燃性成分の大部分は、燃焼熱によ
り溶融されて溶融スラグとなる。また、熱分解ガスに同
伴して運ばれてくる不燃性の飛散灰の大部分も、燃焼溶
融炉における燃焼熱により溶融されて溶融スラグとな
る。この溶融スラグは、燃焼溶融炉の底部から排出して
冷却することにより固形化される。
【0006】他方、燃焼溶融炉で溶融されず、燃焼排ガ
スに同伴して排出される飛散灰等の微細な不燃性成分
(以下、ダストという。)は、例えば燃焼溶融炉の後段
に配置されている廃熱ボイラ、排ガス冷却塔、あるいは
排ガス濾過装置などにおいて補集され、これら補集され
たダストを燃焼溶融炉へ戻し、溶融スラグに混入させて
固形化するようにしている。
スに同伴して排出される飛散灰等の微細な不燃性成分
(以下、ダストという。)は、例えば燃焼溶融炉の後段
に配置されている廃熱ボイラ、排ガス冷却塔、あるいは
排ガス濾過装置などにおいて補集され、これら補集され
たダストを燃焼溶融炉へ戻し、溶融スラグに混入させて
固形化するようにしている。
【0007】つまり、熱分解残留物のうちの微細成分な
いし比較的細かな粗粒成分、及び排ガス濾過装置などに
補集された飛散灰等のダストなどを燃焼溶融炉で溶融さ
せ、しかる後に冷却して固形化することにより、取り扱
いが容易な形状等に形成している。
いし比較的細かな粗粒成分、及び排ガス濾過装置などに
補集された飛散灰等のダストなどを燃焼溶融炉で溶融さ
せ、しかる後に冷却して固形化することにより、取り扱
いが容易な形状等に形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た廃棄物処理装置において、燃焼溶融炉から排出される
溶融スラグ(溶融温度は、約1300℃)を、炉底に設
けたスラグ排出口から水槽内に落下させて冷却している
から、スラグ排出口付近の温度は水槽温度(約60〜8
0℃)の影響を受けて炉内に比べて低くなっている。
た廃棄物処理装置において、燃焼溶融炉から排出される
溶融スラグ(溶融温度は、約1300℃)を、炉底に設
けたスラグ排出口から水槽内に落下させて冷却している
から、スラグ排出口付近の温度は水槽温度(約60〜8
0℃)の影響を受けて炉内に比べて低くなっている。
【0009】そのため、スラグ排出口に達した溶融スラ
グは放射冷却により温度が低下し、スラグ排出口の縁部
に固化スラグが成長することがあり、これによってスラ
グ排出口が閉塞されてしまうという問題がある。
グは放射冷却により温度が低下し、スラグ排出口の縁部
に固化スラグが成長することがあり、これによってスラ
グ排出口が閉塞されてしまうという問題がある。
【0010】このようなスラグ排出口のスラグ排出部に
生じた固化スラグを除去する方法として、スラグ排出口
よりさらに下方に延在された側壁にメンテナンス用の穴
を設け、その穴からスラグ溶融バーナを挿入してスラグ
排出部の固化スラグを溶融したり、また、鉄棒などを挿
入して固化スラグを鉄棒で剥いだり、叩き壊すことによ
り除去することが考えられる。
生じた固化スラグを除去する方法として、スラグ排出口
よりさらに下方に延在された側壁にメンテナンス用の穴
を設け、その穴からスラグ溶融バーナを挿入してスラグ
排出部の固化スラグを溶融したり、また、鉄棒などを挿
入して固化スラグを鉄棒で剥いだり、叩き壊すことによ
り除去することが考えられる。
【0011】しかし、いずれにしても、スラグ排出口と
いう最悪の環境下で、斜め下方からの作業となり、バー
ナ火炎や清掃治具を固化スラグに命中させることが困難
であり、また、スラグ排出部付近の監視も容易ではなか
った。そのため、スラグ排出部付近の固化スラグを効率
的に除去することができなかった。
いう最悪の環境下で、斜め下方からの作業となり、バー
ナ火炎や清掃治具を固化スラグに命中させることが困難
であり、また、スラグ排出部付近の監視も容易ではなか
った。そのため、スラグ排出部付近の固化スラグを効率
的に除去することができなかった。
【0012】本発明の課題は、燃焼溶融炉が運転中であ
っても、スラグ排出口の監視が容易であり、また、固化
スラグを簡単に除去できるように除去作業を改善するこ
とにある。
っても、スラグ排出口の監視が容易であり、また、固化
スラグを簡単に除去できるように除去作業を改善するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、燃焼溶融炉において、固化スラグが形成
しやすいスラグ排出部を最も容易に監視でき、かつ、点
検作業が簡単にできる位置として、スラグ排出部と同レ
ベルの反対側に点検口を設置するため、燃焼溶融炉の構
造を次のように工夫した。
に、本発明は、燃焼溶融炉において、固化スラグが形成
しやすいスラグ排出部を最も容易に監視でき、かつ、点
検作業が簡単にできる位置として、スラグ排出部と同レ
ベルの反対側に点検口を設置するため、燃焼溶融炉の構
造を次のように工夫した。
【0014】すなわち、点検口設置位置の炉底をスラグ
排出部の炉底より高く、あるいは、スラグ排出部を点検
口設置位置の炉底より低く構成した。これにより、スラ
グ排出部のメンテナンスが容易となり、また、スラグ排
出口付近の溶融スラグも、炉底の高低差によって、容易
にスラグ排出部に流下するという効果も得られる。
排出部の炉底より高く、あるいは、スラグ排出部を点検
口設置位置の炉底より低く構成した。これにより、スラ
グ排出部のメンテナンスが容易となり、また、スラグ排
出口付近の溶融スラグも、炉底の高低差によって、容易
にスラグ排出部に流下するという効果も得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の燃焼溶融炉の
一実施形態を示す縦断面図で、図中左側が燃焼溶融炉1
を構成し、生成した高温の燃焼排ガス2によって、図中
左側の高温空気加熱器3を加熱するようになっている。
また、図2は、図1のスラグ排出口付近のA部詳細図、
図3は、図2のB矢視図である。
面を参照して説明する。図1は、本発明の燃焼溶融炉の
一実施形態を示す縦断面図で、図中左側が燃焼溶融炉1
を構成し、生成した高温の燃焼排ガス2によって、図中
左側の高温空気加熱器3を加熱するようになっている。
また、図2は、図1のスラグ排出口付近のA部詳細図、
図3は、図2のB矢視図である。
【0016】図1〜図3に示すように、本実施形態の燃
焼溶融炉1は、スラグ排出口4の周囲の堰5にスラグ排
出溝6が設けられ、本実施形態では、スラグ排出溝6が
設置されている炉底7aに比較して、スラグ排出溝6と
反対側の炉底7bを高く上げ底にすることにより、スラ
グ排出溝6と同レベルの正面に点検口8を設置した。
焼溶融炉1は、スラグ排出口4の周囲の堰5にスラグ排
出溝6が設けられ、本実施形態では、スラグ排出溝6が
設置されている炉底7aに比較して、スラグ排出溝6と
反対側の炉底7bを高く上げ底にすることにより、スラ
グ排出溝6と同レベルの正面に点検口8を設置した。
【0017】図4および図5は、それぞれスラグ排出口
4の上面図である。図4のものは、堰5が円環状に形成
され、堰5の一部にスラグ排出溝6が形成されている。
また、図5のものは、堰5が角形に形成され、同様にス
ラグ排出溝6が形成されている。堰は円環状の方が、周
囲の溶融スラグfはスラグ排出溝6に向かって流れやす
い。なお、スラグ排出口4の形状は、図4や図5のもの
に限定されず、円環状や角形以外でもよい。
4の上面図である。図4のものは、堰5が円環状に形成
され、堰5の一部にスラグ排出溝6が形成されている。
また、図5のものは、堰5が角形に形成され、同様にス
ラグ排出溝6が形成されている。堰は円環状の方が、周
囲の溶融スラグfはスラグ排出溝6に向かって流れやす
い。なお、スラグ排出口4の形状は、図4や図5のもの
に限定されず、円環状や角形以外でもよい。
【0018】上記燃焼溶融炉1は一般に旋回溶融炉とも
言われ、廃棄物等を熱分解した熱分解残渣中の燃焼性成
分および熱分解ガスなどを炉内に供給し、バーナ9によ
り1300℃程度の高温で燃焼溶融させ、溶融したスラ
グfはスラグ排出口4から水槽内に落下させ固化させ
る。
言われ、廃棄物等を熱分解した熱分解残渣中の燃焼性成
分および熱分解ガスなどを炉内に供給し、バーナ9によ
り1300℃程度の高温で燃焼溶融させ、溶融したスラ
グfはスラグ排出口4から水槽内に落下させ固化させ
る。
【0019】この際、スラグ排出口4付近の温度は水槽
温度(約60〜80℃)の影響を受けて炉内に比べて低
くなっているため、スラグ排出口4付近に達した溶融ス
ラグfは、スラグ排出溝6や堰5の周りで固化すること
がある。
温度(約60〜80℃)の影響を受けて炉内に比べて低
くなっているため、スラグ排出口4付近に達した溶融ス
ラグfは、スラグ排出溝6や堰5の周りで固化すること
がある。
【0020】図6〜図8は、点検口8によるメンテナン
スの状況を示す図である。図6では、スラグ排出溝6の
所で固化した固化スラグfaに、真正面から火炎バーナ
10の火炎をあて、溶融することができる。火炎バーナ
としては、プロパンバーナ、酸素リッチバーナ、灯油バ
ーナなどが使用できる。
スの状況を示す図である。図6では、スラグ排出溝6の
所で固化した固化スラグfaに、真正面から火炎バーナ
10の火炎をあて、溶融することができる。火炎バーナ
としては、プロパンバーナ、酸素リッチバーナ、灯油バ
ーナなどが使用できる。
【0021】また、図7に示すように、点検口8から鉄
棒11を挿入し、固化スラグfaを壊すことができる。
鉄棒11としては、図のように、先端の尖った回転する
ドリル型でもよいし、先端の曲がったカギ型、あるい
は、直線型のものでもよい。材質も鉄製に限るものでは
ない。
棒11を挿入し、固化スラグfaを壊すことができる。
鉄棒11としては、図のように、先端の尖った回転する
ドリル型でもよいし、先端の曲がったカギ型、あるい
は、直線型のものでもよい。材質も鉄製に限るものでは
ない。
【0022】また、図8に示すように、点検口8から、
スラグ排出口4付近の状況を、目視るいはカメラ等によ
り、いつでも観察することができる。点検口8が、スラ
グ排出溝6の真正面に位置するので、正確な観察ができ
る。
スラグ排出口4付近の状況を、目視るいはカメラ等によ
り、いつでも観察することができる。点検口8が、スラ
グ排出溝6の真正面に位置するので、正確な観察ができ
る。
【0023】図9は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。スラグ排出溝6を形成した燃焼溶融炉1側の炉底
7aを低くした例である。結局、反対側の炉底7bに比
較して高低差ができるため、スラグ排出溝6の真正面に
点検口8を設置することができる。
ある。スラグ排出溝6を形成した燃焼溶融炉1側の炉底
7aを低くした例である。結局、反対側の炉底7bに比
較して高低差ができるため、スラグ排出溝6の真正面に
点検口8を設置することができる。
【0024】次に、図10を参照して、上述した本発明
の燃焼溶融炉を適用してなる廃棄物処理装置の一実施形
態を説明する。廃棄物は、例えば150mm以下に粉砕
されて、スクリューフィーダ51により回転ドラム式の
熱分解反応器52に導入され、内壁に配設された複数の
加熱管に通流される熱媒により、300℃〜600℃
(通常は450℃)程度に加熱され、これにより低酸素
雰囲気で熱分解される。
の燃焼溶融炉を適用してなる廃棄物処理装置の一実施形
態を説明する。廃棄物は、例えば150mm以下に粉砕
されて、スクリューフィーダ51により回転ドラム式の
熱分解反応器52に導入され、内壁に配設された複数の
加熱管に通流される熱媒により、300℃〜600℃
(通常は450℃)程度に加熱され、これにより低酸素
雰囲気で熱分解される。
【0025】熱分解反応器52にて発生した熱分解ガス
と熱分解残留物は、排出装置53に導かれ、熱分解ガス
は管路を介して燃焼溶融炉1のバーナ9に供給される。
熱分解残留物は、冷却装置54において80℃程度にま
で冷却された後、分離装置55に送られる。
と熱分解残留物は、排出装置53に導かれ、熱分解ガス
は管路を介して燃焼溶融炉1のバーナ9に供給される。
熱分解残留物は、冷却装置54において80℃程度にま
で冷却された後、分離装置55に送られる。
【0026】分離装置55は、例えば篩、磁選式、うず
電流式、遠心式または風力選別式等の公知の分離装置が
用いられ、熱分解カーボン等の可燃性の粉粒体と、不燃
焼性成分である金属成分および非金属成分等に分離す
る。
電流式、遠心式または風力選別式等の公知の分離装置が
用いられ、熱分解カーボン等の可燃性の粉粒体と、不燃
焼性成分である金属成分および非金属成分等に分離す
る。
【0027】なお、可燃性の粉粒体には、熱分解カーボ
ンの他に、微細な灰分等の不燃性成分が含まれ、ホッパ
ー56に排出される。他の分離成分は、適宜、コンテナ
ないしホッパーに排出される。ホッパー56内の粉粒体
は、管路を介して燃焼溶融炉1のバーナ9に供給され
る。
ンの他に、微細な灰分等の不燃性成分が含まれ、ホッパ
ー56に排出される。他の分離成分は、適宜、コンテナ
ないしホッパーに排出される。ホッパー56内の粉粒体
は、管路を介して燃焼溶融炉1のバーナ9に供給され
る。
【0028】この燃焼溶融炉1に、前述の図1〜図9で
説明したように、本発明におけるスラグ排出口および点
検口の構造を採用している。これにより、排出口付近の
固化スラグを容易に除去でき、溶融スラグの排出が円滑
で、メンテナンスに優れた燃焼溶融炉となっている。
説明したように、本発明におけるスラグ排出口および点
検口の構造を採用している。これにより、排出口付近の
固化スラグを容易に除去でき、溶融スラグの排出が円滑
で、メンテナンスに優れた燃焼溶融炉となっている。
【0029】燃焼溶融炉1で発生した高温の燃焼排ガス
は、熱交換器(高温空気加熱器3)で熱分解反応器52
の加熱管に通流する加熱空気を加熱した後、管路を介し
て廃熱ボイラ60へ供給される。廃熱ボイラ60は燃焼
排ガスの熱により蒸気を発生し、これにより蒸気タービ
ン発電機61を回転して電力を回収する。
は、熱交換器(高温空気加熱器3)で熱分解反応器52
の加熱管に通流する加熱空気を加熱した後、管路を介し
て廃熱ボイラ60へ供給される。廃熱ボイラ60は燃焼
排ガスの熱により蒸気を発生し、これにより蒸気タービ
ン発電機61を回転して電力を回収する。
【0030】廃熱ボイラ60から排出される燃焼排ガス
は、集塵器62に導かれて除塵され、さらに脱塩素装置
等のガス浄化装置63で処理された後、誘引送風機64
を介して煙突65からへ大気へ放出される。この燃焼排
ガスの一部は管路66を経て冷却装置54に冷却媒体と
して供給されている。
は、集塵器62に導かれて除塵され、さらに脱塩素装置
等のガス浄化装置63で処理された後、誘引送風機64
を介して煙突65からへ大気へ放出される。この燃焼排
ガスの一部は管路66を経て冷却装置54に冷却媒体と
して供給されている。
【0031】以上、本発明を図示の実施形態について詳
述したが、本発明はそれらの実施形態のみに限定される
ものではなく、本発明の精神を逸脱せずして種々改変を
加え、多種多様の変形をなし得ることはいうまでもな
い。
述したが、本発明はそれらの実施形態のみに限定される
ものではなく、本発明の精神を逸脱せずして種々改変を
加え、多種多様の変形をなし得ることはいうまでもな
い。
【0032】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、燃焼
溶融炉のスラグ排出口付近を、常時監視でき、また、ス
ラグ排出口付近に形成される固化スラグを簡単に除去で
きるので、作業性が向上し、メンテナンスに優れた燃焼
溶融炉が得られる。
溶融炉のスラグ排出口付近を、常時監視でき、また、ス
ラグ排出口付近に形成される固化スラグを簡単に除去で
きるので、作業性が向上し、メンテナンスに優れた燃焼
溶融炉が得られる。
【図1】本発明の燃焼溶融炉の一実施形態を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】図1のスラグ排出口付近のA部詳細図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】スラグ排出口の一例を示す上面図である。
【図5】スラグ排出口の他の例を示す上面図である。
【図6】本発明におけるメンテナンスの一例を示す図で
ある。
ある。
【図7】本発明におけるメンテナンスの他の例を示す図
である。
である。
【図8】本発明におけるメンテナンスの別の例を示す図
である。
である。
【図9】本発明の燃焼溶融炉の他の実施形態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図10】本発明の燃焼溶融炉を適用した廃棄物処理装
置の一例を示す構成図である。
置の一例を示す構成図である。
1 燃焼溶融炉 2 燃焼排ガス 3 高温空気加熱器 4 スラグ排出口 5 堰 6 スラグ排出溝 7a、7b 炉底 8 点検口 9 バーナ 10 火炎バーナ 11 鉄棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K061 AA16 AB03 AC01 AC13 BA04 BA05 PB01 3K065 AA16 AB03 AC01 AC13 BA04 BA05 HA00 4G012 JB03 JC06
Claims (3)
- 【請求項1】 廃棄物を熱分解して得られる熱分解残渣
中の燃焼性成分を燃焼溶融し、溶融スラグとして炉底に
開口しているスラグ排出口から排出する燃焼溶融炉にお
いて、前記スラグ排出口のスラグ排出部とほぼ同じ高さ
の位置に点検口を設置したことを特徴とする燃焼溶融
炉。 - 【請求項2】 前記スラグ排出口は、前記スラグ排出部
と反対側の炉底が、前記スラグ排出部の炉底より高く構
成され、前記スラグ排出部と反対側の炉底の下方に、前
記点検口が設置されている請求項1に記載の燃焼溶融
炉。 - 【請求項3】 廃棄物を熱分解して熱分解ガスと主とし
て不揮発成分からなる熱分解残渣を生成する熱分解反応
器と、前記熱分解残渣中の灰分を含む燃焼性成分および
前記熱分解ガスを燃焼させて溶融し、溶融スラグとして
排出する燃焼溶融炉とを備えている廃棄物処理装置にお
いて、前記燃焼溶融炉は、請求項1または2に記載の燃
焼溶融炉であることを特徴とする廃棄物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001033024A JP2002235914A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 燃焼溶融炉および廃棄物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001033024A JP2002235914A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 燃焼溶融炉および廃棄物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002235914A true JP2002235914A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18896844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001033024A Withdrawn JP2002235914A (ja) | 2001-02-09 | 2001-02-09 | 燃焼溶融炉および廃棄物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002235914A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247615A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 炉内壁用耐火物及び廃棄物処理装置 |
-
2001
- 2001-02-09 JP JP2001033024A patent/JP2002235914A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247615A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 炉内壁用耐火物及び廃棄物処理装置 |
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