JP2002235039A - 光輝性非水分散粉体塗料組成物 - Google Patents

光輝性非水分散粉体塗料組成物

Info

Publication number
JP2002235039A
JP2002235039A JP2001031980A JP2001031980A JP2002235039A JP 2002235039 A JP2002235039 A JP 2002235039A JP 2001031980 A JP2001031980 A JP 2001031980A JP 2001031980 A JP2001031980 A JP 2001031980A JP 2002235039 A JP2002235039 A JP 2002235039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
resin
powder coating
resin particles
glittering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001031980A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kamisaka
和夫 上坂
Yoshiji Inaba
好次 稲葉
Haruhiko Okazaki
晴彦 岡崎
Akiko Tagami
明子 田上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Toryo KK
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Toryo KK, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Dai Nippon Toryo KK
Priority to JP2001031980A priority Critical patent/JP2002235039A/ja
Publication of JP2002235039A publication Critical patent/JP2002235039A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粉体塗料専用の塗装設備を使用する必要がな
く、従来の溶剤型塗料に準じた塗装設備で粉体塗料を塗
装でき、しかもオ−バ−スプレ−塗料を回収して再使用
しても塗布される塗膜のメタリック感が常に一定となる
光輝性非水分散粉体塗料組成物を提供すること。 【解決手段】粉体塗料固形樹脂粒子及び光輝性顔料が該
固形樹脂粒子に対して非溶媒であるか又は貧溶媒である
非水媒体中に分散している光輝性非水分散粉体塗料組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光輝性非水分散粉
体塗料組成物に関し、より詳しくは、粉体塗料固形樹脂
粒子及び光輝性顔料を該固形樹脂粒子に対して非溶媒で
あるか又は貧溶媒である非水媒体中に分散させた光輝性
非水分散粉体塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体塗料は、一回の塗装で塗布膜厚を厚
くすることが可能であることや、揮発性溶剤成分を全く
含まないこと等の特徴から、現在問題となっている地球
環境保護に対応できる塗料として脚光をあびている。し
かし、粉体塗料を用いて塗装する場合の一番の問題点は
専用設備を必要とすることである。即ち、粉体塗料は分
散媒体として空気を用いて被塗装物に塗布されるため、
粉体塗料の搬送、塗布において液状塗料とは全く異なる
設備を必要とし、従って、既存の溶剤型等の塗装設備で
は粉体塗料を用いて塗装することができないので、粉体
塗料専用の塗装設備に改造する必要がある。
【0003】光輝性粉体塗料を用いて光輝性塗膜を形成
するには、粉体塗料の樹脂粒子と光輝性顔料であるアル
ミニウム顔料や雲母顔料等とを均一に混合して塗装する
必要がある。有機物である樹脂粒子は粒子の表面電気抵
抗が大きく、また誘電率も大きいので、粉体塗料の塗装
法で用いる静電塗装機で容易に帯電し、被塗装物に容易
に付着する。しかし、アルミニウム顔料は、アルミニウ
ム金属の性質上、顔料の電気抵抗が極めて小さく、誘電
率も小さい。この為、静電塗装機で塗布しようとして
も、帯電し難く、また、導電性の被塗装物に塗着したと
しても、その静電気による帯電が除電されやすい。この
結果、樹脂粒子は被塗装物に塗着し易いが、アルミニウ
ム顔料は塗着し難く、塗着した塗膜組成中のアルミニウ
ム顔料が少なくなる。この性質のため、粉体塗料を塗装
し、オ−バ−スプレ−粉末を回収して再使用している
と、次第に粉体塗料組成中のアルミニウム顔料が多くな
り、塗布される塗膜のメタリック感が常に変動し、均一
な仕上がりとはならない。また、アルミニウム顔料は、
微細な金属粉末として扱われる為、表面積が大きく火災
等の危険性も大きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題が生じることなしで塗装できる光輝性非水分散粉体
塗料組成物を提供すること、即ち、粉体塗料専用の塗装
設備を使用する必要がなく、従来の溶剤型塗料に準じた
塗装設備で粉体塗料を塗装でき、しかもオ−バ−スプレ
−塗料を回収して再使用しても塗布される塗膜のメタリ
ック感が常に一定となる光輝性非水分散粉体塗料組成物
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
達成するために鋭意研究を行った結果、粉体塗料固形樹
脂粒子及び光輝性顔料を非水媒体中に、好ましくは環境
負荷の小さい非水媒体中に分散させて液状の塗料として
供給すれば、従来の溶剤型塗料に準じた塗装設備でも塗
装が可能であり、しかもオ−バ−スプレ−塗料を回収し
て再使用しても塗布される塗膜のメタリック感が常に一
定となることを見出し、本発明を完成した。即ち、本発
明の光輝性非水分散粉体塗料組成物は、粉体塗料固形樹
脂粒子及び光輝性顔料が該固形樹脂粒子に対して非溶媒
であるか又は貧溶媒である非水媒体中に分散しているこ
とを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を具体的に説明す
る。粉体塗料の塗装における一番の問題点は前記したよ
うに専用設備を必要とすることである。しかし、この問
題点は、粉体塗料の固形樹脂粒子及び光輝性顔料を非水
媒体中に分散させて液状にして塗装機の先端まで搬送
し、液状の塗料組成物として塗布することによって解決
できる。
【0007】即ち、粉体塗料の固形樹脂粒子及び光輝性
顔料をこの固形樹脂粒子に対して非溶媒であるか又は貧
溶媒である非水媒体中に分散させて光輝性非水分散粉体
塗料組成物、即ち液状の塗料とする。この液状の塗料を
塗布することにより被塗装物表面に粉体塗料の固形樹脂
粒子層を形成させ、この固形樹脂粒子層を加熱焼付する
ことにより成膜させる。
【0008】本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物を
調製するためには、先ず粉体塗料の固形樹脂粒子を調製
する。この粉体塗料の固形樹脂粒子の調製方法は通常の
粉体塗料の製造方法であり、例えば、粉体塗料用原料を
均一に配合し、均一に練合分散させ、圧延し、冷却し、
粗砕し、その後、乾式粉砕して微細な固形樹脂粒子を形
成する方法や、懸濁重合反応によって水中に微細な固形
樹脂粒子を形成させ、この水中から固形樹脂粒子を分離
し、乾燥することによって固形樹脂粒子を回収する方法
等があり、これらのいずれの方法で得られた固形樹脂粒
子でも使用することができる。
【0009】固形樹脂粒子の樹脂成分として、アルキド
樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ブロックイソシアネ−ト樹脂、フッ
素樹脂、シリコン樹脂、アミド樹脂、ABS樹脂、ノボ
ラック樹脂、ケトン樹脂、ブチラ−ル樹脂、フェノキシ
樹脂、ポリオレフィン樹脂等を使用することができ、こ
れらの樹脂は1種を単独で用いても、複数種を任意の配
合比率で併用してもかまわない。
【0010】上記の樹脂成分及びその他の成分の具体例
を例示すると次の通りである。 <アクリル樹脂>アクリル樹脂の製造に用いることので
きるアクリル系モノマーとして、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、i−
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、i−
ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、t
−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、トリデシルアクリレート、
ステアリルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、テトラヒドロフルフリルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−メトキシエチル
アクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−
ブトキシエチルアクリレート、2−フェノキシエチルア
クリレート、エチルカルビトールアクリレート、アリル
アクリレート、グリシジルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルアクリレート、アクリル酸、アクリル酸ソー
ダ、トリメチロールプロパンアクリレート、1,4−ブ
タンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート等のアクリ
ル酸及びアクリル酸エステルモノマーを挙げることがで
きる。
【0011】更に、アクリル樹脂の製造に用いることの
できるアクリル系モノマーとして、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、イ
ソブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリ
レート、トリデシルメタクリレート、ステアリルメタク
リレート、シクロヘキシルメタクリレート、プロピルメ
タクリレート、ベンジルメタクリレート、イソプロピル
メタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、グリシジ
ルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレ
ート、アリルメタクリレート、エチレングリコールメタ
クリレート、トリエチレングリコールメタクリレート、
テトラエチレングリコールメタクリレート、1,3−ブ
チレングリコールメタクリレート、トリメチロールプロ
パンメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリレー
ト、2−メトキシエチルメタクリレート、ジメチルアミ
ノエチルメチルクロライド塩メタクリレート、メタクリ
ル酸、メタクリル酸ソーダ等のメタクリル酸及びメタク
リル酸エステルモノマーを挙げることができる。
【0012】また、上記したアクリル系モノマー成分に
加えて、共重合成分として、アクリルアミド、アクリロ
ニトリル、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン、イソブ
チレン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等のビ
ニルモノマー、グリシジル(メタ)アクリレート、メチ
ルグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジル
エーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メ
タ)アクリレート等のエポキシ基含有エチレン性不飽和
モノマー、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸等のカルボキシル基含有エチ
レン性不飽和モノマー、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等の水酸基
含有エチレン性不飽和モノマーを用いることができる。
【0013】アクリル樹脂の製造方法としては、通常の
溶液重合法により高分子量の樹脂を合成した後、薄膜加
熱減圧法等によって溶媒を除去して固形樹脂を製造する
方法や、懸濁重合法により樹脂を合成した後、スプレー
ドライ法等により水分を除去して固形樹脂を製造する方
法がある。
【0014】上記のようなアクリル樹脂のための架橋剤
としては、アクリル樹脂中の反応極性基がグリシジル基
の場合には、セバチン酸、ドデカンジカルボン酸等の多
官能カルボキシル基含有化合物や、多官能酸無水物等を
用いることができ、また、アクリル樹脂中の反応極性基
が水酸基であるか、水酸基とカルボキシル基の両方であ
る場合には、ブロックイソシアネ−ト樹脂、メラミン樹
脂等を用いることができる。
【0015】架橋剤として使用できるブロックイソシア
ネート樹脂としては、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、水添キシレンジイソ
シアネート、トルエンジイソシアネート等のイソシアネ
ートモノマーとトリメチロールプロパンとを付加反応さ
せて樹脂化したイソシアネート樹脂や、多官能化したイ
ソシアネート樹脂、水添し多官能化したイソシアネート
樹脂等を、カプロラクトンやオキシム類でブロックした
ブロックイソシアネート樹脂を挙げることができる。
【0016】これらのブロックイソシアネート樹脂を架
橋剤として使用する場合には、固形樹脂粒子の安定性を
確保する必要性の点でブロックイソシアネート樹脂単体
でも固形になる樹脂が好ましく、イソホロンジイソシア
ネートからの樹脂をε−カプロラクタムでブロックした
ブロックイソシアネート樹脂等が好ましい。しかし、液
状のブロックイソシアネート樹脂でも、添加配合量、顔
料の配合量等を調整することにより、あるいは、ガラス
転移温度の高いアクリル樹脂、ポリエステル樹脂等との
組み合わせで使用することができる。
【0017】<ポリエステル樹脂>ポリエステル樹脂の
製造に用いることのできるカルボン酸成分として、例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、
1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカル
ボン酸、1、12−ドデカンジカルボン酸、1,2−オ
クタデカンジカルボン酸、アイサコサンジカルボン酸、
マレイン酸、フマル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸等の多価カルボン酸、これら
の多価カルボン酸の低級アルキルエステル及び無水物、
あるいはリンゴ酸、酒石酸、1,2−ヒドロキシステア
リン酸、パラオキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸
等を挙げることができる。
【0018】また、ポリエステル樹脂の製造に用いるこ
とのできるアルコ−ル成分として、例えば、エチレング
リコ−ル、ジエチレングリコ−ル、トリエチレングリコ
−ル、1,2−プロパンジオ−ル、1,3−プロパンジ
オ−ル、、1,3−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジ
オ−ル、1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサン
ジオ−ル、1,9−ノナンジオ−ル、1,10−デカン
ジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、スピログリコ−
ル、1,10−デカンジオ−ル、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノ−ル、2,2,4−トリメチルペンタン−
1,3−ジオ−ル、トリメチロ−ルエタン、トリメチロ
−ルプロパン、グリセリン、ペンタエリスリト−ル等を
挙げることができる。
【0019】ポリエステル樹脂は、上記の酸成分とアル
コ−ル成分とを原料とし、粉体塗料用ポリエステル樹脂
製造の常法によって製造することができる。例えば、上
記の諸原料を適当な組み合わせ、配合比で用い、常法に
従って200〜280℃の温度でエステル化またはエス
テル交換反応を行った後、500pa以下に減圧し、触
媒の存在下に230〜290℃で重縮合反応を行って高
重合度の樹脂にし、その後、アルコ−ル成分で解重合反
応を行ってポリエステル樹脂とすることができる。
【0020】これらポリエステル樹脂の架橋硬化には、
前記したブロックイソシアネ−ト樹脂を使用することが
好ましく、その場合には、反応に寄与するブロックイソ
シアネ−ト樹脂の潜在的イソシアネ−ト基とポリエステ
ル樹脂の水酸基との比率は、NCO/OH比で0.6〜
1.2であることが好ましく、0.8〜1.0であるこ
とが更に好ましい。
【0021】固形樹脂粒子を構成する前記した種々の樹
脂成分と共に用いるとのできる架橋剤として、それぞれ
の樹脂成分に応じて、一般的には、多塩基酸、酸無水
物、アミノ化合物、グリシジル基含有化合物、アミノブ
ラスト樹脂、ジシアンジアミド、ブロックイソシアネ−
ト樹脂、ヒドラジド等を挙げることができ、樹脂の種類
に応じて適宜選択して使用する。
【0022】また、本発明の光輝性非水分散粉体塗料組
成物を構成する固形樹脂粒子は、本発明の光輝性非水分
散粉体塗料組成物を用いる用途に応じて、上記の樹脂成
分及び架橋剤以外に、意匠性付与の為の着色顔料、塗膜
光沢値の調節、塗膜堅さの調節、塗膜強度等の付与の為
の体質顔料、艶消しの為の艶消し顔料、磁性付与の為の
磁性顔料、導電性付与の為の導電性顔料、防錆顔料、流
展性付与の為の流動性付与剤、表面調整剤、硬化促進
剤、紫外線吸収剤等のその他の機能を与えるための添加
剤等を含有することができる。又は、これらの添加剤を
本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物中に固形樹脂粒
子と共存させることができる。当然のことであるが、意
匠によっては着色顔料や体質顔料を含まないクリヤー塗
膜を形成する固形樹脂粒子であっても良い。
【0023】着色顔料として、黄色酸化鉄、チタン黄、
ベンガラ、酸化チタン、亜鉛華、リトポン、鉛白、硫化
亜鉛、酸化アンチモン等の無機系顔料や、ハンザイエロ
ー5G、パーマネントエローFGL、フタロシアニンブ
ルー、インダンスレンブルーRS、パーマネントレッド
F5RK、ブリリアントファーストスカーレットG、パ
リオゲンレッド3910等の有機顔料等を挙げることが
できる。また、体質顔料として、硫酸バリウム、炭酸バ
リウム、炭酸カルシウム、クレー、シリカ粉、微粉珪
酸、珪藻土、タルク、塩基性炭酸マグネシウム、アルミ
ナホワイト等を挙げることができる。
【0024】本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物は
光輝性顔料を必須成分として含有するものである。光輝
性顔料を固形樹脂粒子中に加えて塗料化することも可能
であるが、この場合には塗膜を形成した時に光輝性顔料
が塗膜面と平行に並ぶ確率が小さく、メタリック感が小
さくなる。また、本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成
物においては微細に粉砕した固形樹脂粒子を用いるの
で、その微細に粉砕する事で光輝性顔料も微細に粉砕さ
れ、メタリック感が小さくなる。
【0025】従って、これらの欠点を発生させない方法
として、光輝性顔料を固形樹脂粒子の内部に含ませない
で、即ち、非溶媒であるか又は貧溶媒である非水媒体中
に光輝性顔料と固形樹脂粒子とを別個の状態で共存させ
る事が好ましい。この時、光輝性非水分散粉体塗料組成
物の塗料としての流動性を確保する為に、固形樹脂粒子
と光輝性顔料との合計量が非水媒体100質量部当たり
10質量部よりも多く500質量部以下である事が好ま
しい。
【0026】本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物で
用いる光輝性顔料として、通常のアルミニウム顔料、ニ
ッケル粉顔料、ステンレス粉顔料、銅粉、ブロンズ粉、
金粉、銀粉、雲母顔料、グラファイト顔料、ガラスフレ
−ク顔料、薄片化加工したプラスチック顔料、薄片状酸
化鉄顔料等を挙げることができる。これらの顔料は各々
単独で含有させることも、2種以上を併用する事も可能
である。これら光輝性顔料の添加量(2種以上を併用す
る場合には合計量)は、塗膜にメタリック感を与える場
合には、通常固形樹脂粒子100質量部当たり好ましく
は0.5〜50質量部程度、より好ましくは1〜30質
量部程度である。
【0027】しかし、導電性塗膜の形成のために光輝性
顔料を使用する場合には、光輝性顔料の内でも導電性の
大きい顔料であるグラファイト顔料、アルミニウム顔
料、ニッケル粉顔料、ステンレス粉顔料、銅粉、ブロン
ズ粉、金粉、銀粉に限定して、各々単独で、又は2種以
上を併用する。特に、塗膜中でこれら顔料が接触して導
電性が保たれるようにするために、光輝性顔料分を多く
配合して光輝性非水分散粉体塗料組成物とする。通常固
形樹脂粒子100質量部当たり好ましくは20〜500
質量部程度、より好ましくは30〜500質量部程度で
ある。
【0028】樹脂粒子中に存在させるか、又は光輝性非
水分散粉体塗料組成物中に樹脂粒子と共存させるこれら
顔料の添加量は、通常はPWCで0.5〜60%程度で
あるが、クリヤー塗料の様に全く添加しない場合もあ
る。逆に顔料の添加量が多い場合、特に吸油量の高い顔
料の場合、形成する塗膜の平滑性が損なわれる傾向があ
る。ここで、PWCとは Pigment Weight Concentratio
n (顔料質量濃度)のことであり、下記の式により算出
される。 PWC=[(含有顔料質量%)/(全塗料固形分質量
%)]×100
【0029】また、本発明の光輝性非水分散粉体塗料組
成物に用いる固形樹脂粒子は、非水媒体中に分散させた
時にも固形のままであり、塗料の貯蔵安定性があり、塗
料として成膜でき、塗膜を形成する時の焼付架橋条件で
溶融、または軟化して塗膜を形成できるものである必要
がある。このため、固形樹脂粒子の軟化温度が35〜2
00℃の範囲内であることが好ましい。
【0030】なお、固形樹脂粒子の軟化温度が50℃よ
りも低い場合には、固形樹脂粒子のままで長期間保管し
た時にブロッキングを生じることもあり、また、軟化温
度が150℃よりも高い場合には、塗布後の塗膜形成
時、塗膜の平滑性や連続性が損なわれることもあるの
で、固形樹脂粒子の軟化温度が50〜150℃であるこ
とが一層好ましい。
【0031】<固形樹脂粒子の製造>アクリル樹脂粉体
塗料、ポリエステル樹脂粉体塗料、エポキシ樹脂粉体塗
料等の前記した樹脂の粉体塗料は、通常の粉体塗料の調
製方法に従って調製することができる。例えば、樹脂、
顔料、添加剤等からなる粉体塗料用原料を均一に配合
し、溶融練合機で均一に練合分散させ、圧延し、冷却
し、粗砕してペレットを調製し、その後、乾式粉砕して
微細な固形樹脂粒子を形成することができる。
【0032】前記の諸原料を混合して配合物を得る工程
においては、固形の樹脂原料を中心に着色顔料、架橋
剤、添加剤、更に必要によっては少量の液状原料をでき
るだけ均質に混合する。このための装置としては、原料
を混合する通常の装置であるフラッシュミキサー、スク
リューミキサー、コニカルブレンダ、Vミキサー、タン
ブリングミキサー、ジェットミキサー、ニーダー、リボ
ンミキサー等が使用できる。
【0033】次に溶融練合に用いる装置としては、ロー
ルミル、スクリューニーダー、マーラー、ニーダー等が
ある。装置としては、樹脂の結晶化や樹脂内部での架橋
反応を防止するために、溶融練合後、練合物を速やかに
装置より排出して冷却することができる装置が好まし
い。特に、粉体塗料固形樹脂粒子中に架橋剤が含まれる
場合には、溶融練合工程で樹脂成分と架橋剤等とを均質
に混合する時に、樹脂成分の軟化温度以上に加熱される
ので、溶融練合する時の滞留時間が長くなると樹脂成分
の一部が架橋剤と反応してしまい、結果として平滑に連
続した塗膜を形成することが困難になったり、光沢不足
の欠陥が生じたりする傾向がある。従って、一方から供
給し、他方から連続的に排出する形式の装置を用いるこ
とが好適である。
【0034】この排出された溶融混合物を、必要により
圧延し、冷却し、粗砕し、粉砕分級機で所定の粒度分布
の固形樹脂粒子粉末にする。固形樹脂粒子の形状、大き
さとしては、本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物を
用いて意図する塗布膜厚の2分の1から3分の1程度の
平均粒子径であることが好ましい。しかし、光輝性非水
分散粉体塗料組成物の貯蔵安定性の点では、固形樹脂粒
子径が一層微細であることが好ましい。
【0035】<光輝性非水分散粉体塗料組成物の製造方
法>本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物における非
水媒体は固形樹脂粒子に対して非溶媒であるか又は貧溶
媒であることが必要である。この非水媒体が固形樹脂粒
子の一部を溶解させたり、膨潤させたり、軟化させたり
すると、固形樹脂粒子どうしが非水媒体中で付着して塗
料としての流動性を失う傾向があるが、通常の溶媒で
も、使用する固形樹脂粒子に対し溶解力が小さい場合に
は、貧溶媒の程度を考慮して使用することができる。
【0036】使用できる非溶媒又は貧溶媒としては、具
体的には、メチルアルコ−ル、エチルアルコ−ル、プロ
ピルアルコ−ル、t−ブタノ−ル、n−ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、石油ベンジン、ホワイトガソリン及び
それらの異性体等を挙げることができ、これらは1種を
単独で用いても、複数種を任意の配合比率で併用しても
かまわない。
【0037】この非溶媒又は貧溶媒中に分散させる固形
樹脂粒子の量は、非溶媒又は貧溶媒100質量部に対し
好ましくは10〜200質量部であり、より好ましくは
30〜150質量部である。10質量部よりも少ない場
合、即ち塗料濃度が薄い場合には、所望の塗膜厚を達成
するのに必要な非溶媒又は貧溶媒の量が、単位面積当た
り過多となり、資源の浪費、コストアップとなる。また
200質量部を越す場合には、光輝性非水分散粉体塗料
組成物の流動性が損なわれ、塗装し難くなる。また、前
記したように、光輝性非水分散粉体塗料組成物の塗料と
しての流動性を確保する為に、固形樹脂粒子と光輝性顔
料との合計量が非水媒体100質量部当たり10質量部
よりも多く500質量部以下である事が好ましい。
【0038】本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物
は、上記のようにして調製した微細な固形樹脂粒子及び
光輝性顔料を該固形樹脂粒子に対して非溶媒であるか又
は貧溶媒である非水媒体中に分散させることによって調
製しても、或いは、上記した乾式粉砕の代わりに非溶媒
又は貧溶媒である非水媒体中で湿式粉砕し、さらに光輝
性顔料を添加することによって調製しても良い。
【0039】更には、これらの乾式粉砕と湿式粉砕を組
み合わせて、所定の粒度分布を持つ光輝性非水分散粉体
塗料組成物にすることもできる。また、エマルション樹
脂の固形樹脂粒子や懸濁重合反応によって形成した固形
樹脂粒子をエアドライヤ−等で乾燥して固形樹脂粒子を
回収し、この固形樹脂粒子及び光輝性顔料を非溶媒又は
貧溶媒中に分散させて光輝性非水分散粉体塗料組成物と
することもできる。
【0040】本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物
は、必要に応じて、非溶媒又は貧溶媒中に塗料の流動性
改質剤や沈殿防止剤等の添加剤を含有することもでき
る。この様にして調製した光輝性非水分散粉体塗料組成
物について、その塗料組成物中の固形樹脂粒子の粒度分
布を更に小さくするためや、粒度分布をシャ−プにする
ために、ビ−ズミル等を通過させて粒度分布に調整する
こともできる。
【0041】<艶調整用光輝性非水分散粉体塗料組成物
の調製>塗膜の艶を調整する方法として、本発明の光輝
性非水分散粉体塗料組成物中に艶消し用顔料を加えるこ
とも可能であり、また塗料組成物中の固形樹脂粒子を2
種類以上にして樹脂粒子間の相溶性や反応速度の差で艶
を調整することもできる。光輝性非水分散粉体塗料組成
物用の艶調整剤としては、塗料に通常使用されているコ
ロイダルシリカ、アルミナ、タルク等が使用できる。ま
た、アクリル樹脂、フッ素樹脂の微粒子なども艶消し用
顔料と同様に艶を調整したり、摩擦抵抗を低下させたり
する目的で加えることもできる。
【0042】<塗膜の形成>本発明の光輝性非水分散粉
体塗料組成物を用いる塗装方法としては、浸漬塗装、刷
毛塗り塗装、スピンコ−タ−塗装、エア−スプレ−塗
装、静電塗装等による塗装方法が可能である。本発明の
光輝性非水分散粉体塗料組成物の粘性は、用いた非溶媒
又は貧溶媒の持つ粘性に近く、塗装までは極めて低粘度
のままである。しかし、本発明の光輝性非水分散粉体塗
料組成物においては、塗料組成物中の非溶媒又は貧溶媒
は固形樹脂粒子との親和性が無いことと、固形樹脂粒子
の毛細管現象に起因して、塗装後に極めて短時間に蒸発
し、固形樹脂粒子層を被塗装物表面に形成する。
【0043】本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物が
非溶媒又は貧溶媒中に粘結剤を含有していない場合に
は、非溶媒又は貧溶媒の蒸発とともに被塗装物に対する
固形樹脂粒子及び光輝性顔料の付着力が低下して振動や
風力で固形樹脂粒子層が剥離し易くなる。このため、で
きるだけ速やかに軟化温度以上に加温して固形樹脂粒子
を被塗装物に融着させる。しかし、この時、急激に加温
して非溶媒又は貧溶媒の沸点以上になると融着と突沸の
バランス関係で塗膜にピンホ−ルが発生する恐れがあ
る。この防止対策としては固形樹脂粒子層が被塗装物に
粘結力を持って付着するように、非溶媒又は貧溶媒中に
粘結剤を添加することも有効である。
【0044】
【実施例】以下、本発明について実施例により詳細に説
明する。尚、実施例中の「部」は質量部である。 実施例1 <ポリエステル樹脂光輝性非水分散粉体塗料組成物>軟
化温度120℃、酸価45のポリエステル樹脂44部、
エポキシ当量910のビスフェノールAタイプのエポキ
シ樹脂44部、フタロシアニンブルー顔料4部、アクリ
ルオリゴマー(表面調整剤)7部及びベンゾトリアゾー
ル系架橋促進剤1部をスクリューミキサー中で配合し、
さらにフラッシュミキサーで均一に混合した。
【0045】溶融練合機として、2軸スクリューニーダ
ーを115℃に加温し、溶融練合機の先端に2本ロール
冷却機を設けて圧延冷却できるようにし、その先にハン
マクラッシャを設置して、練合と粗砕の準備をした。フ
ラッシュミキサーで混合した配合物を2軸スクリューニ
ーダーのフィーダーより供給し、約20秒間滞留させ
て、溶融・練合・分散させた後、約120℃の粘性液体
として2軸スクリューニーダーの先端から2本ロール冷
却機の圧延ロールに落下させ、圧延し、約10秒で常温
近くまで冷却させた。この板状の樹脂をハンマクラッシ
ャで一次粉砕して約0.5mmの大きさの粗粉にした。
【0046】この一次粉砕した粗粉をタ−ボ粉砕機で粉
砕し、150メッシュの分級機で分級して固形樹脂粒子
とした。この固形樹脂粒子50部及びアルミニウム顔料
5部を石油ベンジン(沸点78℃から82℃)45部中
に分散させて光輝性ポリエステル樹脂非水分散粉体塗料
組成物とした。
【0047】この光輝性ポリエステル樹脂非水分散粉体
塗料組成物をリン酸亜鉛処理した軟鋼板部材に塗布膜厚
が40μmとなるようにエア−スプレ−塗装し、7分間
風乾し、200℃に保った乾燥炉中に10分間保持し、
その後に取り出して冷却した。この塗膜の外観は光沢8
5、鉛筆硬度Hであり、ブルーメタリック感のある平滑
で良好な塗膜に仕上がっていた。
【0048】実施例2 <光輝性ポリエステル樹脂非水分散粉体塗料組成物>軟
化温度110℃、水酸基価40のポリエステル樹脂(フ
ァインディックM8023、大日本インキ化学工業製)
80部、NCO含有量15%のブロックイソシアネ−ト
樹脂(IPDI−B1530、ダイセルヒュルス社製)
16部、ジブチルチンジラウレート(表面調整剤)1部
及びベンゾイン(流展性付与剤)3部を実施例1と同様
に配合し、溶融練合し、押し出し、粉砕し、分級して平
均粒子径25μmの固形樹脂粒子とした。
【0049】ポリアミド系増粘剤1部をn−ヘキサン4
9部中に分散させて、乳白色の溶液にした。攪拌しつつ
この溶液に固形樹脂粒子40部、雲母箔顔料7部及びア
ルミニウム箔顔料3部を加え、分散させて光輝性ポリエ
ステル樹脂非水分散粉体塗料組成物にした。この光輝性
ポリエステル樹脂非水分散粉体塗料組成物を、リン酸系
処理を実施し、白塗料を下塗りしたマグネシウム合金部
材にエア−スプレ−塗装した。
【0050】この塗装部材を180℃に保った乾燥炉中
に20分間保持した後、取り出し、冷却した。被塗装物
の塗布膜厚は50μmで均一であった。また、塗膜外観
はパール感が良好にある塗膜で光沢90、鉛筆硬度HB
であり、均一で平滑で良好な塗膜に仕上がっていた。
【0051】実施例3 <光輝性アクリル樹脂非水分散粉体塗料組成物>反応槽
中でメチルメタクレート60部、ブチルアクリレート6
部、グリシジルメタクレート33部及びアゾイソブチロ
ニトリル1部を攪拌混合し、120℃で均一に溶解させ
た。この反応槽内容物を120℃に維持し、攪拌しつ
つ、滴下槽よりキシロール100部を1時間で滴下し、
その後2時間保持した。その後、更にアゾイソブチロニ
トリル0.3部を加え、150℃に約4時間保持し、重
合させて樹脂溶液を得た。この樹脂溶液を薄膜減圧乾燥
機で処理して溶剤を除去し、固形のアクリル樹脂を得
た。このアクリル樹脂は軟化温度約55℃、エポキシ当
量430、分子量約7000であった。
【0052】このアクリル樹脂77部、ドデカンジカル
ボン酸19部、アクリルオリゴマー(表面調整剤)1部
及びベンゾイン(流展性付与剤)3部を実施例1と同様
に配合し、溶融練合し、押し出し、粉砕し、分級して平
均粒子径10μmのアクリル固形樹脂粒子とした。
【0053】ポリアミド系増粘剤1部をn−ヘキサン3
9部中に分散させて、乳白色の溶液にした。また、銅箔
顔料50部をn−ヘキサン 部中に分散させ、この分
散液を攪拌しつつこの分散液に上記の乳白色の溶液を添
加し、直ちにアクリル固形樹脂粒子10部を加え、分散
させて光輝性アクリル樹脂非水分散粉体塗料組成物にし
た。この光輝性アクリル樹脂非水分散粉体塗料組成物を
耐熱性プラスチック素材の裏面にエア−スプレ−塗装し
た。
【0054】この塗装部材を150℃に保った乾燥炉中
に20分間保持した後、取り出し、冷却した。被塗装物
の塗布膜厚は65μmであり、塗膜外観は銅金属感のあ
る艶消しで、平滑な塗膜に仕上がっていた。この塗膜の
表面電気抵抗は1Ω以下であった。
【0055】
【発明の効果】本発明の光輝性非水分散粉体塗料組成物
は、粉体塗料固形樹脂粒子及び光輝性顔料を該固形樹脂
粒子に対して非溶媒であるか又は貧溶媒である非水媒体
中に分散させているので、粉体塗料専用の塗装設備を使
用する必要がなく、従来の溶剤型塗料に準じた塗装設備
で塗装することができる。
フロントページの続き (72)発明者 稲葉 好次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岡崎 晴彦 愛知県小牧市三ツ渕字西ノ門878 大日本 塗料株式会社小牧工場内 (72)発明者 田上 明子 愛知県小牧市三ツ渕字西ノ門878 大日本 塗料株式会社小牧工場内 Fターム(参考) 4J038 CB001 CD091 CE071 CG001 CP081 DA061 DA161 DB001 DD001 DF061 DG301 DH001 DL001 HA036 HA066 HA216 HA486 HA546 JA02 JA03 JA18 KA08 KA20 MA07 MA10 NA01 NA23 PA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体塗料固形樹脂粒子及び光輝性顔料が該
    固形樹脂粒子に対して非溶媒であるか又は貧溶媒である
    非水媒体中に分散していることを特徴とする光輝性非水
    分散粉体塗料組成物。
  2. 【請求項2】固形樹脂粒子がアルキド樹脂、アクリル樹
    脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、
    ブロックイソシアネ−ト樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹
    脂、アミド樹脂、ABS樹脂、ノボラック樹脂、ケトン
    樹脂、ブチラ−ル樹脂、フェノキシ樹脂及びポリオレフ
    ィン樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種を含有
    していることを特徴とする請求項1記載の光輝性非水分
    散粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】固形樹脂粒子がPWCで0.5〜60%の
    顔料を含有していることを特徴とする請求項1又は2記
    載の光輝性非水分散粉体塗料組成物。
  4. 【請求項4】固形樹脂粒子の軟化温度が35℃〜200
    ℃の範囲内であることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の光輝性非水分散粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】非水媒体がメチルアルコ−ル、エチルアル
    コ−ル、プロピルアルコ−ル、t−ブタノ−ル、n−ヘ
    キサン、ヘプタン、オクタン、石油ベンジン、ホワイト
    ガソリン及びそれらの異性体からなる群から選ばれた1
    種単独、又は2種以上の組み合わせであることを特徴と
    する請求項1〜4の何れかに記載の光輝性非水分散粉体
    塗料組成物。
  6. 【請求項6】固形樹脂粒子が非水媒体100質量部当た
    り10〜200質量部の量で分散していることを特徴と
    する請求項1〜5の何れかに記載の光輝性非水分散粉体
    塗料組成物。
  7. 【請求項7】光輝性顔料がアルミニウム顔料、ニッケル
    粉顔料、ステンレス粉顔料、銅粉、ブロンズ粉、金粉、
    銀粉、雲母顔料、グラファイト顔料、ガラスフレ−ク顔
    料、薄片化工したプラスチック顔料及び薄片状酸化鉄顔
    料からなる群から選ばれた1種単独、又は2種以上の組
    み合わせであることを特徴とする請求項1〜6の何れか
    に記載の光輝性非水分散粉体塗料組成物。
  8. 【請求項8】固形樹脂粒子と光輝性顔料との合計量が非
    水媒体100質量部当たり10質量部よりも多く500
    質量部以下であることを特徴とする請求項1〜7の何れ
    かに記載の光輝性非水分散粉体塗料組成物。
JP2001031980A 2001-02-08 2001-02-08 光輝性非水分散粉体塗料組成物 Withdrawn JP2002235039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001031980A JP2002235039A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 光輝性非水分散粉体塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001031980A JP2002235039A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 光輝性非水分散粉体塗料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002235039A true JP2002235039A (ja) 2002-08-23

Family

ID=18895981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001031980A Withdrawn JP2002235039A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 光輝性非水分散粉体塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002235039A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110010919A (zh) * 2017-12-20 2019-07-12 丰田自动车株式会社 燃料电池用隔板的制造方法以及隔板原材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110010919A (zh) * 2017-12-20 2019-07-12 丰田自动车株式会社 燃料电池用隔板的制造方法以及隔板原材
CN110010919B (zh) * 2017-12-20 2022-02-22 丰田自动车株式会社 燃料电池用隔板的制造方法以及隔板原材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004043669A (ja) 粉体塗料の調色方法
JP2002235038A (ja) 非水分散粉体塗料組成物
EP0536791B1 (en) Powdered paint
JP5300044B2 (ja) 塗膜形成用組成物及び塗膜の形成方法
JP6641835B2 (ja) 静電粉体塗装方法、及び粉体塗料
CN115667421B (zh) 粉末涂料组合物及经此粉末涂料组合物涂覆的基材
JP2000176373A (ja) 内面塗装水道パイプ及びその製造方法
CN115667422B (zh) 单组分粉末涂料组合物及经此粉末涂料组合物涂覆的基材
JP4612177B2 (ja) 塗膜形成方法
JP2002235039A (ja) 光輝性非水分散粉体塗料組成物
JP2002235040A (ja) 基材の塗装方法
JPS584743B2 (ja) 塗料組成物
JP2003211083A (ja) 粉体塗料による複層塗膜の形成方法
JP3322570B2 (ja) 粉体塗料組成物
JP2704368B2 (ja) 粉体塗料
JP4088065B2 (ja) 光輝性粉体塗料の製造方法
JP4111295B2 (ja) 粉体塗料の塗装方法
JP4111287B2 (ja) 塗装方法
JP4232883B2 (ja) 塗装無機質建材の製造方法
JP2001190999A (ja) 粉体塗料の塗装方法及び塗装システム
JP4104358B2 (ja) メタリック粉体塗料用光輝顔料の表面処理方法
JP2002332456A (ja) 水分散粉体塗料、その製造方法及び塗装無機質建材の製造方法
JP2004018827A (ja) 粉体塗料の製造方法
JP2002177872A (ja) 塗膜形成方法およびそれから得られる塗膜
JP2004123969A (ja) メタリック粉体塗料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040407

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040402

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513