JP2002234991A - 複合成形体用樹脂組成物 - Google Patents

複合成形体用樹脂組成物

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JP2002234991A
JP2002234991A JP2001032218A JP2001032218A JP2002234991A JP 2002234991 A JP2002234991 A JP 2002234991A JP 2001032218 A JP2001032218 A JP 2001032218A JP 2001032218 A JP2001032218 A JP 2001032218A JP 2002234991 A JP2002234991 A JP 2002234991A
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JP2001032218A
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Takashi Kawamura
孝 川村
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Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクリル系成形材料で構成される部位と熱可
塑性樹脂組成物で構成される部位とを有する複合成形体
の製造に有用な、アクリル系成形材料を用いた成形体に
対する熱融着性に優れた熱可塑性樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 熱可塑性ポリエステル系樹脂(A)と、
ポリカーボネート系樹脂(B)と、アクリル系ゴム
(C)、及び充填材(D)を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱融着性に優れた
熱可塑性樹脂組成物に関する。更に詳しくは、アクリル
系成形材料で構成される部位と耐熱性、耐薬品性に優れ
た熱可塑性樹脂組成物で構成される部位とを有する複合
成形体の製造に有用な、アクリル系成形材料を用いた成
形体に対する熱融着性に優れた熱可塑性樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリブチレンテレフタレート樹脂(以
下、「PBT樹脂」と略称する)に代表される熱可塑性
ポリエステル系樹脂は、優れた成形性、機械的特性、耐
熱性、電気的特性、耐薬品性等を有するため、電気・電
子分野や自動車分野において幅広く使用されている。特
に、自動車用途では、ワイヤーハーネスコネクタ、イグ
ニッションコイル等の各種電装部品及び各種ミラ−のハ
ウジング等には前述の特性に加え、良好な流動性や高い
寸法精度のために、熱可塑性ポリエステル系樹脂が広く
用いられている。
【0003】しかしながら、アクリル系成形材料と熱可
塑性ポリエステル系樹脂とを、多重成形法、超音波融着
法、振動融着法等の方法で熱融着させた場合には、熱融
着性が悪く、両者を強固に融着させることは困難であ
り、実用上問題であった。
【0004】このため、アクリル系樹脂と熱可塑性ポリ
エステル系樹脂を複合化して付加価値の高い複合部品、
複合成形体を製造しようとする場合、両者の接合部分に
凹凸の係止部を設けて機械的に接合する方法、あるいは
両者の接合部に接着剤を塗布して接合する方法など、極
めて非生産的な接合手段を採用せざるを得ないのが現状
であった。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目
的は、アクリル系成形材料から構成される部位と熱可塑
性ポリエステル系樹脂から構成される部位とを強固に接
合した構造の複合成形体の製造に不可欠な熱融着性に優
れた熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。更に本
発明は、機械的強度、熱融着性に優れた熱可塑性樹脂組
成物と透明性、意匠性に優れたアクリル系成形材料を多
重成形法、振動融着法等の方法により強固に熱融着させ
て、水中眼鏡等の強度と防水性能が要求される製品や、
機密性、耐薬品性、耐衝撃性が必要な赤外線を発する家
電製品に使用されるリモコン部品等々、新規な機能部
品、高付加価値部品等を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決するために、鋭意検討した結果、アクリル系成形
材料に熱融着させて複合成形体とするために使用される
熱可塑性樹脂組成物において、熱可塑性ポリエステル系
樹脂とポリカーボネート系樹脂を配合することにより、
優れた熱融着性を有する複合成形用樹脂組成物が得られ
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】即ち、本発明は、アクリル系成形材料に熱
融着させて複合成形体とするために使用される熱可塑性
樹脂組成物において、該熱可塑性樹脂組成物が、成分
(A)として熱可塑性ポリエステル系樹脂と、成分
(B)としてポリカーボネート系樹脂からなることを特
徴とする複合成形体用樹脂組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるアクリ
ル系成形材料とは、メチルメタアクリレート単位を80
重量%以上含有するポリメチルメタアクリレート系樹脂
(以下、「PMMA系樹脂」と略す)を用いて成形され
た成形品であり、特に限定されるものではないが、通
常、メチルメタアクリレート単位80重量%以上と、他
の共重合性の単量体単位20重量%以下からなる共重合
体であってもよい。
【0009】メチルメタアクリレート系共重合体を得る
のに使用される他の共重合性の単量体としては、例え
ば、プロピルメタアクリレート、ブチルメタアクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタアクリレート等のアルキル
メタアクリレート類;メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート等のアルキルアクリレート類;スチレン等の
芳香族ビニル単量体;アクリロニトリル等のシアン化ビ
ニル単量体;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸、フマル酸等のα,β−不飽和カルボン酸;
ビニルトルエン等のビニル化合物等が挙げられる。
【0010】本発明においては、メチルメタアクリレー
ト系共重合体の重合方法は、特に限定されるものではな
く、一般に公知の重合方法、例えば、乳化重合法、懸濁
重合法、バルク重合法、溶液重合法、又はそれらを組み
合わせた方法等を目的に応じて選択すればよい。
【0011】本発明における成分(A)である熱可塑性
ポリエステル系樹脂としては、特に限定するものではな
いが、少なくとも1種の2官能性カルボン酸成分と、少
なくとも1種のグリコール成分又はオキシカルボン酸と
の重縮合反応により得られる熱可塑性ポリエステル樹脂
等が挙げられる。
【0012】2官能性カルボン酸成分としては、例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,
4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニル
エーテルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデ
カン2酸、スベリン酸、アゼライン酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸、又はこれらのカルボキシル基をエ
ステル化したエステル形成性誘導体等を挙げることが出
来、中でも芳香族ジカルボン酸、又はこれらのカルボキ
シル基をエステル化したエステル形成性誘導体が好まし
く、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、及
び、これらのエステル形成性誘導体が特に好ましい。
【0013】本発明において用いられるグリコール成分
としては、特に限定されるものではないが、例えば、下
記一般式[1]で表される、α,ω−アルキレングリコ
ールが挙げられ、その中でもエチレングリコール、1,
4−ブタンジオールが好ましい。
【0014】
【化1】
【0015】(構造式[1]中、nは2〜20のいずれ
かの整数)
【0016】α,ω−アルキレングリコール以外のグリ
コール成分としては、例えば、ネオペンチルグリコー
ル、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,4−
シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール、ビスフェノールA、ポリオキシエチレングリ
コール、ポリオキシテトラメチレングリコール、または
これらの水酸基をエステル化したエステル形成誘導体等
が挙げられる。また、カテコール、レゾルシノール、ハ
イドロキノン、ジヒドロキシジフェニル、ジヒドロキシ
ジフェニルエーテル、ジヒドロキシジフェニルメタン、
ジヒドロキシジフェニルケトン、ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、ジヒドロキシジフェニルスルフォン等が
例示されている。α,ω−アルキレングリコールを含
め、これらのグリコール成分は単独あるいは混合して用
いることが出来る。
【0017】オキシカルボン酸成分としては、例えば、
オキシ安息香酸、4−(2−ヒドロキシエトキシ)安息
香酸、ヒドロキシナフトエ酸、ヒドロキシジフェニルカ
ルボン酸、ω−ヒドロキシカプロン酸等、またはこれら
のカルボキシル基をエステル化したエステル形成誘導体
等が挙げられる。
【0018】また、特に限定するものではないが、この
ような熱可塑性ポリエステル系樹脂を形成する全酸成分
または全ジオール成分の70モル%以上が単一成分であ
ることが好ましい。
【0019】上記各成分から得られる熱可塑性ポリエス
テル系樹脂(A)の中でも、特に、ポリブチレンテレフ
タレ−ト樹脂(以下、「PBT樹脂」と略記する)が好
ましい。PBT樹脂は、一般に、1,4−ブタンジオー
ルとジメチルテレフタレート又はテレフタル酸とから製
造されるが、必要に応じて1,3−プロパンジオール、
2−メチル−1,3−プロパンジオール、エチレングリ
コール、ポリオキシテトラメチレングリコール等のグリ
コール成分やテレフタル酸以外のジカルボン酸等の第3
成分を少量用いて共重合してもよい。
【0020】本発明で用いる熱可塑性ポリエステル系樹
脂(A)は、フェノ−ル/テトラクロルエタン=6/4
重量比の混合溶媒を用い、測定温度30±0.1℃で測
定した極限粘度〔η〕に特に制限はないが、一般には
0.6〜1.5dl/gの範囲であることが、成形性及
び耐衝撃性の点から好ましく、より好ましくは0.7〜
1.3dl/gである。
【0021】本発明で用いる熱可塑性ポリエステル系樹
脂(A)の酸価は特に制限はないが、一般には2.5m
gKOH/g以下が好ましく、より好ましくは2.0m
gKOH/g以下である。
【0022】本発明に用いられるポリカーボネート系樹
脂(B)とは、例えば、1種以上のビスフェノール化合
物と、ホスゲン又はジフェニルカーボネートのような炭
酸エステルを反応させて得られるものである。ビスフェ
ノール化合物の具体例としては、ハイドロキノン、4,
4’−ジヒドロキシフェニル、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルな
どが挙げられ、これらは単独又は2種以上を組み合わせ
て用いられる。特に本発明にとって好ましいビスフェノ
ール化合物は、広く市販されている2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンである。
【0023】本発明で用いられるポリカーボネート系樹
脂(B)は、測定温度300℃、荷重1.2kgで測定
したメルトフローレート(以下、「MFR」と略す)で
表した値が、好ましくは1〜80g/10分のものであ
り、より好ましくはMFRが4〜70g/10分のもの
である。
【0024】本発明の複合成形体用樹脂組成物における
熱可塑性ポリエステル系樹脂(A)とポリカーボネート
系樹脂(B)との配合比率は、これを特に限定するもの
ではないが、好ましくは(A)/(B)=5〜95/9
5〜5重量%、より好ましくは(A)/(B)=10〜
90/90〜10重量%である。
【0025】更に、本発明の樹脂組成物の耐衝撃性及び
熱融着性を向上させる目的で、アクリル系ゴム(C)を
用いることが出来る。
【0026】本発明で用いられるアクリル系ゴム(C)
としては、好ましくは、下記―般式[2]で表される
α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルを主成分と
するモノマー単位より得られる共重合体であり、且つ、
α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体が、
75〜99.8重量%からなるゴム状弾性体である。
【0027】
【化2】
【0028】(構造式[2]中、R1は水素原子または
低級アルキル基を、R2は炭素数1〜12のアルキル基
を示す。)
【0029】本発明で用いられるアクリル系ゴム(C)
には、他の単量体として架橋用単量体、グラフト結合用
単量体からなる単量体系を前記一般式[2]で示される
不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体と共重合した
ものでも差し支えない。
【0030】具体的には炭素数1〜12個の不飽和カル
ボン酸であり、例えば、アクリル酸、メタアクリル酸な
どのアルキルエステルであって、構造式[2]の具体例
としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチ
ル、メタアクリル酸n−プロピル、メタアクリル酸イソ
プロピル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアクリル酸
t−ブチル、メタアクリル酸イソブチル等があり、これ
らの内、特にアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸n−ブチルが好ましい。また、これらのα,β
−不飽和カルボン酸アルキルエステルは単独で用いても
よく2種以上を併用しても差し支えない。
【0031】本発明で用いられるアクリル系ゴム(C)
に共重合可能なその他の単量体としては、無水マレイン
酸等の上記不飽和カルボン酸アルキルエステルのその酸
無水物やグリシジルメタアクリレ−ト等のα,β−不飽
和カルボン酸のグリシジルエステル等が使用出来る。
【0032】本発明で用いられるアクリル系ゴム(C)
には、他の単量体として架橋用単量体、グラフト結合用
単量体からなる単量体系を前記一般式[2]で示される
不飽和カルボン酸アルキルエステルと共重合したもので
も差し支えない。
【0033】架橋用単量体としては、複数の二重結合を
有し、且つその全てが実質的に同一速度で重合する、ブ
チレンジアクリレ−ト、ジメタアクリレ−ト、ジビニル
ベンゼン、トリメチロ−ルプロパントリアクリレ−トお
よびトリメタアクリレ−ト、並びに同様の化合物である
ポリエチレン性不飽和単量体である。この中では、ブチ
レンジアクリレ−トが好ましい。
【0034】また、グラフト結合用単量体とは、複数の
二重結合を有するが、その少なくとも1個は他の二重結
合とは実質的に異なる重合速度で重合するポリエチレン
性不飽和単量体である。これらの例としては、アリルメ
タアクリレート、エチレングリコ−ルジメタアクリレ−
ト、プロピレングリコ−ルジメタアクリレ−ト、1,3
−ブチレングリコ−ルジメタアクリレ−ト、1,4−ブ
チレングリコ−ルジメタアクリレ−ト、トリアリルシア
ヌレート、トリアリルイソシアヌレート等が挙げられ
る。好ましいグラフト結合用単量体としては、アリルメ
タアクリレ−ト、ジアリルフマレ−トが挙げられる。
【0035】グラフト結合用単量体の使用量は、通常、
アルキル(メタ)アクリレ−ト成分中、好ましくは0.
1〜20重量%であり、より好ましくは0.5〜10重
量%である。
【0036】本発明において、架橋用単量体及びグラフ
ト結合用単量体は、単独で使用しても2種以上を併用し
てもよい。
【0037】本発明におけるアクリル系ゴム(C)の配
合量は、熱可塑性ポリエステル系樹脂(A)とポリカー
ボネート系樹脂(B)の合計量、即ち、(A)+(B)
に対して、好ましくは1〜20重量%、より好ましくは
3〜15重量%である。アクリル系ゴム(C)がかかる
範囲の配合量であれば、より優れた耐衝撃性、熱融着
性、流動性をもたらすことが出来る。
【0038】本発明においては、成分(D)として充填
材が用いられる。本発明で用いられる充填材(D)の種
類は、無機充填材でも有機充填材でも何れでもよく、特
に限定はしない。充填材(D)としては、例えば、ガラ
ス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウムウィスカー等のセ
ラミック系ウィスカ−、繊維状メタ珪酸カルシウム、ア
ラミド繊維等から選ばれ、好ましくは、本組成物混合前
の重量平均アスペクト比が10以上の繊維状充填材、ア
ルカリガラスフレ−クや無アルカリガラスフレ−ク等の
ガラスフレ−ク、金マイカ、黒マイカ、白マイカ等のマ
イカ等の平板状充填材、炭酸カルシウム、タルク、カリ
オン、メタ珪酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタ
ン、硫酸カルシウム等の粒状無機充填材等である。その
中でも、ガラス繊維、ガラスフレ−ク、マイカ等が好ま
しい。
【0039】本発明の熱可塑性樹脂組成物の樹脂成分と
充填材(D)の界面との密着性を向上させる目的で、例
えば、シランカップリング剤やチタネ−ト系カップリン
グ剤等のカップリング剤で処理された無機系の充填材
(D)の使用が好ましい。そのためのシランカップリン
グ剤の具体例としては、γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリジトリメトキシメチルシランな
どのアミノ基含有シランカップリング剤;γ−グリシド
キシプロピルメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシランなどのグリシジル基含
有シランカップリング剤;イソプロピルトリステアロイ
ルチタネ−ト、イソプロピルトリドデシルベンゼンスル
ホニルチタネ−ト、テトライソプロピルビス(ジオクチ
ルホスファイト)チタネ−トなどのチタン系カップリン
グ剤で表面されたものが好ましい。特にγ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメ
トキシシランが好ましい。
【0040】本発明においては、カップリング剤は上述
のように充填材(D)に予め表面処理をして用いてもよ
く、本組成物の配合時に所定の量を添加して用いてもよ
い。
【0041】更に、繊維状充填材の収束性を上げるため
には、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等の収束剤で処
理されたものが好ましい。
【0042】また、無機系の充填材(D)として好まし
いものは、ガラス繊維、ガラスフレ−ク、マイカが挙げ
られ、ガラス繊維の直径がφ15μm以下のものが好ま
しく、特に好ましくはφ13μm以下のガラス繊維であ
る。
【0043】充填材(D)の内、板状無機充填材として
好ましいものは、本組成物混合前の重量平均フレ−ク径
が40〜800μm、重量平均アスペクト比が10〜1
00の極めて薄い板状無機充填材であり、通常、アルカ
リガラスフレ−クや無アルカリガラスフレ−ク等のガラ
スフレ−ク、金マイカ、黒マイカ、白マイカ等のマイカ
から選ばれる1種以上を用いる。その中でも、熱可塑性
ポリエステル系樹脂(A)の分解を抑えるために、無ア
ルカリガラスフレ−ク、金マイカ、白マイカ、黒マイカ
等の使用が好ましい。
【0044】更に、本組成物の樹脂成分と板状無機充填
材との密着性を向上させるために、カップリング剤を前
述と同様な方法で用いるのが好ましい。好ましい板状無
機充填材は、マイカ、ガラスフレ−クであり、アスペク
ト比が30以上、重量平均粒径が200μm以上のもの
が好ましい。
【0045】本発明においては、該充填材(D)を単独
で用いてもよく、あるいは2種以上の充填材を併用して
も差し支えない。併用して用いる場合の好ましい組み合
わせとしては、ガラス繊維/ガラスフレ−ク、ガラス繊
維/マイカの組み合わせが好ましい。
【0046】充填材(D)の使用量は、成分(A)+
(B)+(C)の合計量に対して、好ましくは60重量
%以下、より好ましくは50重量%以下である。
【0047】また、本発明の組成物に本発明の熱可塑性
樹脂以外の熱可塑性樹脂及び熱硬化樹脂を30重量%以
下で混合し使用しても差し支えない。その際、用いられ
る熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂の例としては、ポリ
アミド、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、PTX、ポリスチレン系、AS、PVC、POM、
ポリサルホン、ポリエ−テルサルホン、ポリフェニレン
サルファイド、ポリフェニレンオキサイド、液晶ポリマ
−等の熱可塑性樹脂;ビニルエステル樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、
ジアリルフタレ−ト樹脂、アルキッド樹脂、フェノ−ル
樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹
脂;エチレン/グリシジルメタアクリレ−ト共重合体、
エチレン/アクリレ−ト/グリシジルメタアクリレ−ト
共重合体、SBR、水添SBR、エポキシ基含有SB
R、エポキシ基含有水添SBR、無水マレイン酸含有S
BR、NBR、水添NBR、カルボキシル基含有NB
R、本発明以外のアクリルゴム、官能基含有アクリルゴ
ム、エチレン/プロピレン共重合体、官能基含有エチレ
ン/プロピレン共重合体、シリコンゴム、フッ素系ゴ
ム、ポリエステル系エラストマ−、ポリアミド系エラス
トマ−、官能基含有ポリオレフィン系ポリマ−等の耐衝
撃改良剤を添加することも可能である。
【0048】更に、本発明の樹脂組成物には、必要に応
じて、安定剤、可塑剤、滑剤、難燃剤、顔料等を配合す
ることが出来、具体的には、ヒンダードフェノ−ル系、
ホスファイト系、チオエ−テル系等の熱安定剤;エステ
ル系ワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレン
ワックス、ビスアマイド系等の滑剤および離型剤;トリ
フェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート等の
ホスフェート系難燃剤;デカブロモビフェニル、デカブ
ロモフェニルエーテル、ブロム化エポキシ樹脂、ブロム
化ポリカ−ボネ−ト、ブロム化ポリスチレン、ブロム化
ベンジル(メタ)アクリレ−ト系、ブロム化イミド系樹
脂等の臭素系難燃剤;五酸化アンチモン、三酸化アンチ
モン等の難燃助剤;酸化チタン、硫化亜鉛、酸化亜鉛等
の顔料;本発明以外の充填材等が挙げられる。
【0049】本発明の樹脂組成物は公知の方法により得
ることが出来、例えば、ブレンダーやミキサーなどを用
いて、ドライブレンドした後、押出機を用いて溶融混合
する方法などが挙げられるが、通常、1軸または2軸タ
イプのスクリュー押出機を用いて溶融混合してストラン
ド状に押し出し、ペレット化する方法等が行われる。
【0050】本発明における複合成形体の成形方法とし
ては、予め成形されたアクリル系樹脂成形材料成形体に
本発明の熱可塑性樹脂組成物を熱融着させてもよく、あ
るいは逆に本発明の熱可塑性樹脂組成物にアクリル系樹
脂成形材料成形体を熱融着させてもよい。
【0051】熱融着の方法としては、本発明はこれを限
定するものではなく、公知の方法が用いられ、例えば、
射出成形機、押出成形機、圧縮成形機、ブロ−成形機、
カレンダ−成形機、トランスファー成形機等の成形機等
を用いた多重成形法、あるいは超音波融着法、振動融着
法、熱カシメ法等の加熱融着法等の方法が用いれられ
る。これらの中では生産性に優れる射出成形機を用いた
多重成形法が好ましく用いられる。
【0052】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、射出成
形、押出成形、圧縮成形などの種々の成形法で容易に成
形可能であり、機械的性質に優れているので、一例を挙
げれば、コネクタ、スイッチ、リレー、トランス、フラ
イバックトランス、コイルボビン、リモコン部品等の電
気・電子製品の部品、イグニッションコイル、イグナイ
ター等の自動車用電装部品、ハーネスコネクタ、エアバ
ック用コネクタ等の自動車用各種コネクタ、エンジンコ
ントロールユニットケース、エンジンコンピューターユ
ニットケース、ABSユニットケース等の自動車用電子
部品や自動車外板材料等々、多岐にわたり有用な成形品
を得ることが出来る。
【0053】尚、本発明の態様は、上述したように、ア
クリル系成形材料に熱融着させて複合成形体とするため
に使用される熱可塑性樹脂組成物において、該熱可塑性
樹脂組成物が、成分(A)として熱可塑性ポリエステル
系樹脂と、成分(B)としてポリカ−ボネ−ト系樹脂か
らなることを特徴とする複合成形体用樹脂組成物にかか
るものである。
【0054】本発明の他の態様の一つとしては、成分
(A)+(B)の他に、成分(C)としてアクリル系ゴ
ムを配合することを特徴とする上記の複合成形体用樹脂
組成物にかかるものである。
【0055】本発明の他の態様の一つとしては、成分
(A)+(B)、又は、成分(A)+(B)+(C)の
他に、成分(D)として充填材を配合することを特徴と
する上記の各複合成形体用樹脂組成物にかかるものであ
る。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例と比較例により、一
層、具体的に説明する。以下において、%は、特にこと
わりのない限り、全て重量基準であるものとする。
【0057】[熱可塑性ポリエステル系樹脂の酸価の測
定方法]200mlの三角フラスコに熱可塑性ポリエス
テル系樹脂を1.0〜2.0g精秤し、次いで、ベンジ
ルアルコールを60ml加えて、三角フラスコ内を窒素
ガスで充分に置換した後、直ちにアルミ箔で封をして三
角フラスコを油温160℃の恒温油槽に浸して、振動さ
せながら樹脂を溶解させた。完全に溶解したことを確認
し、0.1%ブロモチモ−ルブルー/エタノール溶液を
加え、撹拌子を入れ、加熱スタ−ラ−上で加熱撹拌しな
がら、1/50N水酸化カリウム/ベンジルアルコール
溶液にて滴定した。滴定の終点は、液が黄色から黄緑色
に変化した時点とした。次式に従い、酸価を算出する。
【0058】酸価(mgKOH/g)=〔(V−V0)×
F×1.122〕/S V(ml):試料での1/50N水酸化カリウム/ベンジルア
ルコール溶液の滴定量 V0(ml):フ゛ランクの1/50N水酸化カリウム/ベンジルア
ルコール溶液の滴定量 F:1/50N水酸化カリウム/ベンジルアルコール溶液の
ファクター S(g):試料の重さ
【0059】[熱融着性の評価方法]長さ127mm×
幅12.7mm×厚み6.35mmの棒状の成形品をア
クリル系樹脂を用いて射出成形機にて成形し、図1に示
すような形状に切削する。切削した成形品を再び金型に
設置し、本発明の組成物および比較例の組成物を射出成
形し、図2に示す形状の成形品を成形する。図2に示す
成形品を用いて、図2の矢印の方向に荷重を加え、曲げ
試験を行い、破断強度を測定する。計算方法、及び曲げ
試験方法は、ASTM D−790に準拠し、荷重速度
5mm/分、スパン間距離100mmで、島津オートグ
ラフ AG5000を用いて測定した。
【0060】[荷重たわみ温度の測定方法]射出成形機
により、長さ127mm×幅12.7mm×厚み3.0
1mmの棒状の試験片を成形し、ASTM D−648
に準拠し、荷重1.82MPaで荷重たわみ温度を測定
した。
【0061】《実施例1〜4》及び《比較例1〜3》成
分(A)として極限粘度0.8dl/gで酸価1.5m
gKOH/gのPBT樹脂と、成分(B)としてMFR
が30g/10分のポリカ−ボネ−ト樹脂(住友ダウ製
カリバー 301−30)、成分(C)としてパラロイ
ド EXL−2311(クレハ化学製)を表1に示す割
合で配合し、タンブラーで10分間攪拌した配合物を得
た。この配合物に成分(D)として直径が10μmのガ
ラス繊維を表1に示す割合で配合し、タンブラーで40
秒間攪拌した配合物を得た。この配合物を40mmのベ
ントタイプ1軸押出機(アイ・ケ−・ジ−社製)を用い
て、250℃で混練してストランドに押し出し、ペレッ
ト化した。
【0062】アクリル系成形材料としてスミペックLG
2(住友化学工業製)を使用し、射出成形機にて前述し
た棒状の試験片を成形し、図1に示す形状に切削した。
次いで、この切削したアクリル成形品を棒状試験片を作
成した金型に取り付け、表1に示す組成物を成形した。
この試験片を前述の熱融着性の評価方法に従い、曲げ試
験を行い、破断強度を測定した。その測定結果を表1に
示した。併せて、荷重たわみ温度の測定用試験片を成形
し、荷重たわみ温度を測定し、その結果を表1に示し
た。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、熱融着
性、耐熱性に優れ、アクリル系成形品部位と熱可塑性樹
脂成形部位からなる複合成形体の製造に極めて有用であ
る。また、これらの複合成形体は、本発明の熱可塑性樹
脂組成物と射出成形などの熱融着手段により、効率的か
つ経済的に製造することが可能となる。更に、射出成形
法により強固な熱融着性を持つ成形品を得ることが出来
るため、新規な性能および機能を持つ複合成形体が効率
よく提供される
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、熱融着性の評価に用いるための試験
片の片側部分の概略図である。長さ125mm×幅1
2.7mm×厚み6.35mmの棒状の成形品を射出成
形機にて成形し、図1に示すような形状に切削する。
【図2】 図2は、熱融着性の評価に用いるための試験
片の概略図である。図1に示したように切削したアクリ
ル系樹脂成形品を再び金型へ設置し、本発明の実施例の
樹脂組成物(又は、比較例の樹脂組成物)を射出成形
し、図2に示すような形状の成形品を作成し、熱融着性
の評価に用いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 69/00 C08L 69/00 Fターム(参考) 4F100 AG00 AK25A AK27B AK29B AK41B AK42 AK45B AL05B AN02B BA02 CA23B DG03 GB32 GB48 JB16B JL12 4J002 BG02Y BG04Y BG05Y BG06Y CF03W CF04W CF07W CF18W CG01X CG02X CL064 CQ00 DA016 DE136 DE186 DE236 DG046 DG056 DJ006 DJ036 DJ046 DJ056 DL006 FA016 FA044 FA046 FA066 FB086 FD014 FD016 GC00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル系成形材料に熱融着させて複合
    成形体とするために使用される熱可塑性樹脂組成物にお
    いて、該熱可塑性樹脂組成物が、成分(A)として熱可
    塑性ポリエステル系樹脂と、成分(B)としてポリカ−
    ボネ−ト系樹脂からなることを特徴とする複合成形体用
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 成分(A)+(B)の他に、成分(C)
    としてアクリル系ゴムを配合することを特徴とする請求
    項1に記載の複合成形体用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)+(B)、又は、成分(A)
    +(B)+(C)の他に、成分(D)として充填材を配
    合することを特徴とする請求項1又は2に記載の複合成
    形体用樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005035657A1 (ja) * 2003-10-07 2006-12-21 ウィンテックポリマー株式会社 レーザ溶着用樹脂組成物及び成形品
CN1793225B (zh) * 2004-12-24 2010-11-10 胜技高分子株式会社 振动熔敷用聚对苯二甲酸丁二醇酯树脂组合物
WO2020196512A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 東洋紡株式会社 ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物

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