JP2002233068A - 充電器 - Google Patents

充電器

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JP2002233068A
JP2002233068A JP2001023350A JP2001023350A JP2002233068A JP 2002233068 A JP2002233068 A JP 2002233068A JP 2001023350 A JP2001023350 A JP 2001023350A JP 2001023350 A JP2001023350 A JP 2001023350A JP 2002233068 A JP2002233068 A JP 2002233068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 残容量の少ない電池を劣化させることなく、
複数の電池のメモリ効果を有効に解消する。 【解決手段】 充電器は、複数の電池1を脱着できるよ
うに装着して、装着される電池1を充電する充電回路4
を備える。さらに、充電器は、装着される各々の電池1
を放電終止電圧まで放電できる放電回路5を備える。充
電回路4は、放電回路5で放電終止電圧まで放電された
各々の電池1を独立して満充電できる回路を備え、放電
回路5で放電した各々の電池1を充電回路4で充電して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電池を充電
する充電器に関し、とくに、メモリ効果を解消するため
の放電回路を備える充電器に関する。
【0002】
【従来の技術】単三タイプ等の乾電池を電源に使用する
電気機器は、単三タイプの二次電池を装着して使用する
こともできる。二次電池は、乾電池に代わって使用でき
るタイプ、すなわち、単一、単二、単三、単四タイプの
ものが市販されている。二次電池は、充電して何回も繰
り返し使用できるので、乾電池を使用するのに比較して
非常に経済的である。乾電池に代わって使用される二次
電池は、放電されると電気機器から取り出して充電器に
セットして充電される。また、電気機器に装着する状態
で二次電池を充電するように設計することもできる。こ
の状態で複数の二次電池を使用するとき、完全に放電し
ない状態で繰り返し充電すると、メモリ効果で二次電池
の実質容量が小さくなる。メモリ効果は、現在最も一般
的に使用されるニッケル−水素電池やニッケル−カドミ
ウム電池に発生する。メモリ効果は、電池が劣化したの
ではないので、深い放電をして解消できる。すなわち、
メモリ効果で実質容量が小さくなった電池は、放電終止
電圧まで深く放電して、実質容量を大きく回復できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】メモリ効果を解消する
ために電池を放電して充電する充電器は開発されてい
る。この充電器は、充電器に装着される電池を直列に接
続して放電終止電圧まで放電した後、充電を開始して満
充電する。この充電器は、複数の電池のトータル電圧が
放電終止電圧になるまで放電するので、全ての電池のメ
モリ効果をバランスよく解消できない。アンバランスな
容量の電池を直列に接続してトータル電圧が放電終止電
圧に低下するまで放電すると、残容量の少ない電池は過
放電となり、残容量の大きい電池は深く放電できないか
らである。
【0004】充電器に装着される複数の電池は、必ずし
も残容量が同じではない。たとえば、複数の二次電池を
電気機器に装着する場合、すべての二次電池は同じ電流
で放電されるので、残容量は同じになるはずである。し
かしながら、実際には、複数の電池を直列に接続して充
放電を繰り返すと、残容量にアンバランスが発生する。
残容量のアンバランスは、充放電を繰り返すにしたがっ
て大きくなる。それは、複数の電池は電気的な性能を完
全には同一にできないからである。充放電を繰り返して
電池のアンバランスが大きくなるにしたがって残容量に
差ができる。さらに、充電器に装着される電池は、必ず
しも同じ環境で使用されたものではない。たとえば、異
なる電気機器で放電した電池を装着して一緒に充電する
ことがあり、また、異なる残容量となるまで放電した電
池を一緒に装着して充電することもある。この場合、充
電器に装着された電池には、放電を開始するときから、
残容量に差がある。
【0005】二次電池は、過充電と過放電の両方で劣化
して寿命が短くなる。メモリ効果を解消して、実質的に
充放電できる容量を大きくすることは大切であるが、メ
モリ効果を解消するためには、電池を深く放電する必要
があるので、残容量の小さい電池は過放電となり、この
ことによってさらに容量が小さくなって寿命が短くなっ
てしまう。容量が小さくなった電池を直列に接続して充
放電すると、この電池は過充電と過放電を繰り返すこと
になって、加速度的に容量が小さくなって寿命が短くな
る。
【0006】したがって、メモリ効果を解消して電池の
実質容量を大きくすることは大切であるが、電池性能を
低下させないでメモリ効果を解消することが大切であ
る。本発明は、残容量の少ない電池を劣化させることな
く、複数の電池のメモリ効果を有効に解消できる充電器
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の充電器は、複数
の電池1を脱着できるように装着して、装着される電池
1を充電する充電回路4を備える。さらに、充電器は、
装着される各々の電池1を放電終止電圧まで放電できる
放電回路5を備える。充電回路4は、放電回路5で放電
終止電圧まで放電された各々の電池1を独立して満充電
できる回路を備え、放電回路5で放電した各々の電池1
を充電回路4で充電している。
【0008】放電回路5は、複数組の放電ユニット9を
設けて、各々の電池1を独立して放電することができ
る。放電回路5は、複数の電池1を並列に接続して、ひ
とつの放電ユニット9で放電することもできる。さら
に、放電回路5は、電池1を放電できる方向に接続して
いるダイオード13を介して、各々の電池1を放電回路
5に接続して放電終止電圧まで放電することができる。
さらにまた、放電回路5は、各々の電池1に接続される
放電スイッチ11を設けて、複数の電池1を放電終止電
圧になるまで順番に切り替えて放電することができる。
【0009】放電回路5は、電池1を連続放電させて、
あるいはパルス放電させて放電終止電圧まで放電させる
ことができる。放電回路5は、パルス放電切換電圧より
も高い電圧の電池1をパルス放電して放電し、パルス放
電切換電圧よりも低い電池1を連続放電して放電するこ
とができる。パルス放電する放電回路5は、隣接する電
池1を時間差ができるようにパルス電流を流してパルス
放電することができる。
【0010】充電回路4は、放電回路5が放電した電池
1を放電の直後に充電を開始することも、放電した後、
設定時間経過後に充電することもできる。充電回路4
は、放電回路5で放電された電池1を順番に充電するこ
ともできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための充電器を例示するもので
あって、本発明は充電器を以下のものに特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0013】図1の平面図に示す充電器は、複数の電池
1を脱着できるように装着する装着部2をケースに設け
ている。装着部2は、乾電池タイプ、すなわち、単三、
単四、単二、単一タイプの電池1を装着できる形状であ
って、ここに装着される各々の電池1の+−の電極に接
触する充電端子3を設けている。図の充電器は、装着部
2の形状を、円筒型電池を装着できるようにしている。
ただ、装着部は、角型電池やスリム電池を装着できる形
状とすることもできる。装着部2に装着される電池1
は、充電端子3を介して充電回路4に接続される。
【0014】充電器の回路図を図2と図3に示す。これ
らの図の充電器は、各々の電池1を充電する充電回路4
と、各々の電池1を放電する放電回路5とを備える。充
電回路4は、充電電源部6と、この充電電源部6と充電
端子3との間に接続されて充電電源部6を電池1に接続
する充電スイッチ7と、充電スイッチ7をオンオフに制
御する充電/放電制御部8とを備える。
【0015】充電/放電制御部8は、充電している電池
電圧で満充電を検出し、電池1が満充電されると充電ス
イッチ7をオフにして充電を終了させる。充電/放電制
御部8は、いずれかひとつの充電スイッチ7をオンにし
て、次々と順番に複数の電池1を満充電する。このよう
に、順番に複数の電池1を充電する充電器は、充電電源
部6の出力を小さくできるので製造コストを低減でき
る。
【0016】充電/放電制御部8は、電池電圧を検出し
て満充電を検出し、あるいは電池電圧がピーク電圧から
低下するΔV低下を検出して満充電を検出する。メモリ
効果で実質容量が低下する性質があるニッケル−水素電
池とニッケル−カドミウム電池は、電池電圧がピークに
なるピーク電圧を検出し、あるいは、ピーク電圧からの
ΔV低下を検出して満充電を検出できる。
【0017】放電回路5は、装着部2に装着される各々
の電池1を、放電終止電圧まで放電してメモリ効果を解
消する。ニッケル−水素電池とニッケル−カドミウム電
池の放電終止電圧は、たとえば0.9〜1.2V、好ま
しくは約1Vに設定する。電池1のメモリ効果を解消す
るときは、放電回路5で電池1を放電終止電圧まで放電
した後、充電回路4で各々の電池1を独立して満充電す
る。
【0018】図2の充電器は、放電回路5が、各々の電
池1を独立して放電できる複数組の放電ユニット9を備
える。各々の放電ユニット9は、放電器10と放電スイ
ッチ11を備える。放電器10は、放電スイッチ11を
介して電池1に接続される。放電スイッチ11が充電/
放電制御部8でオンオフに制御されて、電池1が放電さ
れる。放電スイッチ11がオンになると、電池1が放電
器10に接続されて放電終止電圧まで放電される。充電
/放電制御部8は、放電している電池1の電圧を検出
し、電池電圧が放電終止電圧まで低下すると、放電スイ
ッチ11をオンからオフに切り換えて放電を停止させ
る。
【0019】充電/放電制御部8が放電スイッチ11を
制御して電池1を放電する状態を図4〜図8に示す。図
4は、充電/放電制御部8が放電スイッチ11を順番に
オンに切り換えて、全ての電池1を放電する状態を示
す。この図は4個の電池1を放電終止電圧まで放電する
状態を示している。充電/放電制御部8は、常にひとつ
の放電スイッチ11をオンにし、その他の放電スイッチ
11をオフにする。最初に第1の電池1に接続している
放電スイッチ11をオンして、第1の電池1を放電終止
電圧まで放電させる。この電池1の電圧が放電終止電圧
まで低下すると、第1の電池1に接続している放電スイ
ッチ11をオフに切り換え、続いて第2の電池1に接続
している放電スイッチ11をオンにする。この状態で第
2の電池1が放電終止電圧まで放電されると、この放電
スイッチ11をオフにした後、続いて第3の電池1に接
続している放電スイッチ11をオンに切り換える。この
状態で第3の電池1を放電終止電圧まで放電した後、こ
の放電スイッチ11をオフにして、第4の電池1に接続
している放電スイッチ11をオンして、最後にこの電池
1を放電終止電圧まで放電させる。以上のように充電/
放電制御部8は、第1、第2、第3、第4と順番に、電
池1を放電終止電圧まで放電してメモリ効果を解消す
る。この充電器は、複数の電池1を順番に放電するので
放電回路5の発熱を少なくできる。
【0020】図5は、充電/放電制御部8が全ての放電
スイッチ11を一緒にオンに切り換えて、全ての電池1
の放電を開始する。充電/放電制御部8は、放電してい
る電池電圧を検出しており、電池電圧が放電終止電圧ま
で低下すると、その電池1に接続している放電スイッチ
11をオフに切り換えて放電を停止させる。残容量の小
さい電池1は、電圧低下が速いので、残容量の小さい電
池1に制御している放電スイッチ11から順番にオフに
切り換えられる。充電/放電制御部8がこのように放電
スイッチ11を制御する充電器は、短時間で全ての電池
1を放電終止電圧まで放電できる。
【0021】図4と図5は、充電/放電制御部8が放電
スイッチ11をオンに保持して、連続的に電流を流して
放電させる。すなわち、連続放電して電池1を放電終止
電圧まで放電する。充電/放電制御部8は、一定の周期
で放電スイッチ11をオンオフに切り換えて、電池1を
パルス放電して放電終止電圧まで放電することができ
る。図6は、全ての電池1に制御している放電スイッチ
11を、一定の周期でオンオフに切り換えてパルス放電
して放電終止電圧まで放電させる。パルス放電は、たと
えば、0.5秒間はパルス電流を流して、0.5秒間は
電流を流さない状態を繰り返して行う。このパルス放電
は、周期が1秒で、電流を流すデューティが50%であ
るが、周期は0.1〜10秒とすることができ、また、
電流を流すデューティは10〜50%とすることができ
る。この充電器は、複数の電池1を一緒にパルス放電さ
せるので、回路の発熱を少なくして短時間で放電でき
る。
【0022】図7は、各々の電池1をパルス放電した
後、連続放電させて放電終止電圧まで放電させる。充電
/放電制御部8は、放電スイッチ11を制御して、電池
電圧がパルス放電切換電圧よりも高いときにパルス放電
し、パルス放電切換電圧よりも低くなると連続放電して
放電終止電圧まで放電させる。この充電器は、電池電圧
が高くて放電電流が大きいときに、パルス放電して回路
の発熱を少なくし、電池電圧が低下して放電電流が小さ
くなると連続放電させて速やかに放電終止電圧まで電圧
を低下させる。したがって、回路の発熱を小さくしなが
ら、全ての電池1を速やかに放電終止電圧まで放電でき
る。
【0023】さらに、図8は、複数の電池1を一緒にパ
ルス放電する状態において、充電/放電制御部8が放電
スイッチ11を制御して、隣接する電池1を時間差がで
きるようにしてパルス放電する。このパルス放電は、隣
の電池1に放電電流を流すときに電流を遮断し、隣の電
池1の放電電流を流さないときにパルス電流を流すよう
にしたもので、隣接する電池1に交互に放電電流を流し
て放電する。このパルス放電は、隣接する電池1に、一
緒に放電電流を流すことがないので、回路の発熱を少な
くできる。さらに、図示しないが、たとえば、4本の電
池1をパルス放電する充電器においては、充電/放電制
御部8が放電スイッチ11を制御して、1本の電池1を
パルス放電する電流のデューティを25%として、4本
の電池1を順番にパルス電流を流しながら放電すること
もできる。
【0024】さらに、図8は、パルス放電して電池電圧
がパルス放電切換電圧まで低下すると、パルス放電から
連続放電に切り換えて放電終止電圧まで放電して、メモ
リ効果を解消させる。
【0025】図2と図3の充電器は、充電/放電制御部
8に放電開始スイッチ12を接続している。放電開始ス
イッチ12が押されると、放電信号が充電/放電制御部
8に入力される。充電/放電制御部8は、放電信号が入
力されると、電池1の放電を開始してメモリ効果を解消
する。電池1が装着部2に装着されて、放電信号が入力
されない場合、充電/放電制御部8は、電池1を放電さ
せることなく充電を開始する。この充電器は、必要なと
きに電池1を放電終止電圧まで放電してメモリ効果を解
消する。したがって、メモリ効果で実質容量が低下して
いない電池1を放電することなく充電できる。ただ、本
発明の充電器は、必ずしも放電開始スイッチ12を設け
る必要はない。この充電器は、電池が装着される際に放
電終止電圧まで放電して、その後に充電を開始するの
で、誰が使用しても電池のメモリ効果を確実に解消でき
る。
【0026】図3の充電器は、放電回路5が、ひとつの
放電ユニット9でもって、複数の電池1を並列に接続し
て放電する。この放電ユニット9は、放電器10と直列
に放電スイッチ11を接続しており、放電スイッチ11
を介して放電器10を電池1に接続している。放電ユニ
ット9は、ダイオード13で分岐して電池1に接続して
いる。ダイオード13は、電池1を放電する方向に接続
している。放電スイッチ11は、充電/放電制御部8に
制御される。
【0027】この充電器は、全ての電池1を並列に接続
して放電終止電圧まで放電する。放電される各々の電池
1は、残容量が異なり、電池電圧も同一ではないが、ダ
イオード13を介して並列に接続されるので、同じ電圧
で放電される。この充電器は、残容量が少なくて電圧の
低い電池の放電電流が小さく、残容量が大きくて電圧の
高い電池の放電電流が大きくなる。残容量が大きくて電
圧の高い電池が、放電器10の電圧を高くするからであ
る。したがって、放電器10の電圧が放電終止電圧にな
るまで放電して放電スイッチ11をオフに切り換える
と、全ての電池1は放電終止電圧まで放電される。ただ
し、ダイオード13の両端には、約0.6Vの電圧が発
生するので、放電終止電圧をダイオード13の電圧に相
当する電圧だけ高く設定する。
【0028】この充電器も、充電/放電制御部8でもっ
て放電スイッチ11を一定の周期でオンオフして、電池
1をパルス放電し、あるいは連続的にオン状態として、
連続放電させることができる。パルス放電は、回路の発
熱を小さくでき、連続放電は、速やかに放電終止電圧ま
で放電できる。
【0029】以上の充電器は、図9のフローチャートで
4個の電池1を放電終止電圧まで放電してメモリ効果を
解消する。このフローチャートは、図2に示すように、
4個の電池1を4チャンネルの装着部2にセットして、
図4に示すように電池1を順番に放電終止電圧まで放電
する工程を示している。
【0030】[S1のステップ]このステップにおい
て、放電開始スイッチ12が押されたかどうかを判別
し、放電開始スイッチ12が押されるまでこのステップ
をループする。このため、放電開始スイッチ12が押さ
れるまで、充電器はメモリ効果を解消するための放電を
しない。 [S2のステップ]放電開始スイッチ12が押される
と、このステップでチャンネル1の放電スイッチ11を
オンに切り換える。チャンネル2〜4の放電スイッチ1
1はオフに保持される。 [S3のステップ]放電しているチャンネル1の電池1
の電圧を検出し、電池電圧が放電終止電圧に低下するま
で、このステップをループする。 [S4のステップ]チャンネル1の電池1の電圧が放電
終止電圧まで低下すると、このステップでチャンネル1
の放電スイッチ11をオフにして放電を終了する。 [S5のステップ]続いて、チャンネル2の放電スイッ
チ11をオンに切り換えて、この放電スイッチ11に接
続している電池1の放電を開始する。 [S6のステップ]放電しているチャンネル2の電池1
の電圧を検出し、電池電圧が放電終止電圧に低下するま
で、このステップをループする。 [S7のステップ]チャンネル2の電池1の電圧が放電
終止電圧まで低下すると、このステップでチャンネル2
の放電スイッチ11をオフにして放電を終了する。 [S8のステップ]続いて、チャンネル3の放電スイッ
チ11をオンに切り換えて、この放電スイッチ11に接
続している電池1の放電を開始する。 [S9のステップ]放電しているチャンネル3の電池1
の電圧を検出し、電池電圧が放電終止電圧に低下するま
で、このステップをループする。 [S10のステップ]チャンネル3の電池1の電圧が放
電終止電圧まで低下すると、このステップでチャンネル
3の放電スイッチ11をオフにして放電を終了する。 [S11のステップ]続いて、チャンネル4の放電スイ
ッチ11をオンに切り換えて、この放電スイッチ11に
接続している電池1の放電を開始する。 [S12のステップ]放電しているチャンネル4の電池
1の電圧を検出し、電池電圧が放電終止電圧に低下する
まで、このステップをループする。 [S13のステップ]チャンネル4の電池1の電圧が放
電終止電圧まで低下すると、このステップでチャンネル
4の放電スイッチ11をオフにして放電を終了する。
【0031】以上のステップで、4個の電池1を放電終
止電圧まで放電してメモリ効果を解消する放電を終了す
る。その後、各々の電池1を満充電する。
【0032】図10のフローチャートは、4個の電池1
を放電終止電圧まで放電してメモリ効果を解消するので
あるが、このフローチャートは、4個の電池1を4チャ
ンネルの装着部2にセットして、図5に示すように、最
初に電池1を一緒に放電する工程を示している。
【0033】[S1のステップ]このステップにおい
て、放電開始スイッチ12が押されたかどうかを判別
し、放電開始スイッチ12が押されるまでこのステップ
をループする。このため、放電開始スイッチ12が押さ
れるまで、充電器はメモリ効果を解消するための放電を
しない。 [S2のステップ]放電開始スイッチ12が押される
と、このステップでチャンネル1〜4の全ての放電スイ
ッチ11をオンに切り換える。 [S3〜5のステップ]チャンネル1の電池1の放電が
終了したかどうかを判別し、放電が終了していないとS
4のステップに移行して、チャンネル1の電池電圧を検
出し、検出した電圧が放電終止電圧よりも小さいかどう
かを判別する。電池1の電圧が放電終止電圧よりも小さ
いと、S5のステップに移行して、チャンネル1の放電
スイッチ11をオフにして、チャンネル1の電池1の放
電を終了する。 [S6〜8のステップ]チャンネル2の電池1の放電が
終了したかどうかを判別し、放電が終了していないとS
7のステップに移行して、チャンネル2の電池電圧を検
出し、検出した電圧が放電終止電圧よりも小さいかどう
かを判別する。電池1の電圧が放電終止電圧よりも小さ
いと、S8のステップに移行して、チャンネル2の放電
スイッチ11をオフにして、チャンネル2の電池1の放
電を終了する。 [S9〜11のステップ]チャンネル3の電池1の放電
が終了したかどうかを判別し、放電が終了していないと
S10のステップに移行して、チャンネル3の電池電圧
を検出し、検出した電圧が放電終止電圧よりも小さいか
どうかを判別する。電池1の電圧が放電終止電圧よりも
小さいと、S11のステップに移行して、チャンネル3
の放電スイッチ11をオフにして、チャンネル3の電池
1の放電を終了する。 [S12〜14のステップ]チャンネル4の電池1の放
電が終了したかどうかを判別し、放電が終了していない
とS13のステップに移行して、チャンネル4の電池電
圧を検出し、検出した電圧が放電終止電圧よりも小さい
かどうかを判別する。電池1の電圧が放電終止電圧より
も小さいと、S14のステップに移行して、チャンネル
4の放電スイッチ11をオフにして、チャンネル4の電
池1の放電を終了する。 [S15のステップ]その後、全チャンネルの電池1の
放電が終了したかどうかを判別し、いずれかの電池1の
放電が終了していないと、S3のステップにジャンプ
し、全ての電池1の放電が終了すると、放電を終了した
として、次の充電工程に移行する。
【0034】図11は、充電器が、電池1を放電した後
に充電するフローチャートを示している。この図のフロ
ーチャートは、放電開始スイッチ12が押されて、全て
の電池1を放電終止電圧まで放電してメモリ効果を解消
した後、一定時間経過するのを待って、充電を開始す
る。このフローチャートは、放電を終了してから充電を
開始するまでの時間を5分としている。このフローチャ
ートに示すように、放電を終了した後、一定時間経過し
てから充電を開始する充電器は、放電で発熱した電池1
を冷却して充電を開始できる。ただ、本発明の充電器
は、放電を終了した後、ただちに充電を開始することも
できる。とくに、パルス放電して放電させた電池1は発
熱も少なく、ただちに充電を開始するのに適している。
【0035】図10のフローチャートは、複数の電池1
を一緒に放電させるので、図3に示す充電器で電池1を
放電することもできる。ただ、図3の充電器は、ひとつ
の放電スイッチ11で充電を終了するので、ダイオード
13を介して並列に接続している全ての電池1の電圧が
放電終止電圧に低下すると放電スイッチ11をオフにし
て放電を終了する。
【0036】
【発明の効果】本発明の充電器は、残容量の少ない電池
を劣化させることなく、複数の電池のメモリ効果を有効
に解消できる特長がある。それは、本発明の充電器が、
装着される各々の電池を放電できる放電回路を備えてお
り、放電回路で放電終止電圧まで放電された各々の電池
を充電回路で充電しているからである。この充電器は、
残容量がアンバランスな複数の電池を装着しても、各々
の電池を放電回路で放電終止電圧まで放電できるので、
残容量の少ない電池を過放電することなく、また残容量
の多い電池を深く放電できる。したがって、本発明の充
電器は、残容量がアンバランスな複数の電池を装着して
も、残容量の少ない電池の電池性能を低下させることな
く、複数の電池のメモリ効果を有効に解消して電池の実
質容量を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の充電器の平面図
【図2】本発明の実施例の充電器の回路図
【図3】本発明の他の実施例の充電器の回路図
【図4】充電/放電制御部が電池の放電を制御する状態
を示すタイミングチャート図
【図5】充電/放電制御部が電池の放電を制御する他の
一例を示すタイミングチャート図
【図6】充電/放電制御部が電池の放電を制御する他の
一例を示すタイミングチャート図
【図7】充電/放電制御部が電池の放電を制御する他の
一例を示すタイミングチャート図
【図8】充電/放電制御部が電池の放電を制御する他の
一例を示すタイミングチャート図
【図9】本発明の実施例の充電器が図4に示す状態で電
池を放電終止電圧まで放電する工程を示すフローチャー
【図10】本発明の実施例の充電器が図5に示す状態で
電池を放電終止電圧まで放電する工程を示すフローチャ
ート
【図11】本発明の実施例の充電器が電池を放電した後
に充電する状態を示すフローチャート
【符号の説明】
1…電池 2…装着部 3…充電端子 4…充電回路 5…放電回路 6…充電電源部 7…充電スイッチ 8…充電/放電制御部 9…放電ユニット 10…放電器 11…放電スイッチ 12…放電開始スイッチ 13…ダイオード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電池(1)を脱着できるように装着
    して、装着される電池(1)を充電する充電回路(4)を備え
    る充電器において、 装着される各々の電池(1)を放電終止電圧まで放電でき
    る放電回路(5)を備えており、充電回路(4)は、放電回路
    (5)で放電終止電圧まで放電された各々の電池(1)を独立
    して満充電できる回路を備え、放電回路(5)で放電した
    各々の電池(1)を充電回路(4)で充電するようにしてなる
    ことを特徴とする充電器。
  2. 【請求項2】 放電回路(5)が、各々の電池(1)を独立し
    て放電できる複数組の放電ユニット(9)を備える請求項
    1に記載される充電器。
  3. 【請求項3】 放電回路(5)が、複数の電池(1)を並列に
    接続して放電するひとつの放電ユニット(9)を備える請
    求項1に記載される充電器。
  4. 【請求項4】 放電回路(5)が、電池(1)を放電できる方
    向に接続しているダイオード(13)を備え、各々の電池
    (1)をダイオード(13)を介して放電ユニット(9)に接続し
    て放電終止電圧まで放電する請求項1に記載される充電
    器。
  5. 【請求項5】 放電回路(5)が、複数の電池(1)を放電終
    止電圧になるまで順番に切り替えて放電する放電スイッ
    チ(11)を備える請求項1に記載される充電器。
  6. 【請求項6】 放電回路(5)が、電池(1)を連続放電させ
    て放電終止電圧まで放電させる請求項1に記載される充
    電器。
  7. 【請求項7】 放電回路(5)が、電池(1)をパルス放電さ
    せて放電終止電圧まで放電させる請求項1に記載される
    充電器。
  8. 【請求項8】 放電回路(5)が、パルス放電切換電圧よ
    りも高い電圧の電池(1)をパルス放電して放電し、パル
    ス放電切換電圧よりも低い電池(1)を連続放電して放電
    する請求項1に記載される充電器。
  9. 【請求項9】 放電回路(5)が、隣接する電池(1)を時間
    差ができるようにパルス電流を流してパルス放電する請
    求項7または8に記載される充電器。
  10. 【請求項10】 充電回路(4)が、放電回路(5)が放電し
    た電池(1)を放電の直後に充電を開始する請求項1に記
    載される充電器。
  11. 【請求項11】 充電回路(4)が、放電回路(5)が放電し
    た電池(1)を放電した後、設定時間経過後に充電する請
    求項1に記載される充電器。
  12. 【請求項12】 充電回路(4)が、放電回路(5)で放電さ
    れた電池(1)を順番に充電する請求項1に記載される充
    電器。
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