JP2002233052A - 蓄電装置 - Google Patents

蓄電装置

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JP2002233052A
JP2002233052A JP2001019874A JP2001019874A JP2002233052A JP 2002233052 A JP2002233052 A JP 2002233052A JP 2001019874 A JP2001019874 A JP 2001019874A JP 2001019874 A JP2001019874 A JP 2001019874A JP 2002233052 A JP2002233052 A JP 2002233052A
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Yoshimi Miyamoto
好美 宮本
Tomonori Hagio
友紀 萩尾
Noriyuki Miyajima
教至 宮嶋
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】時間帯による電気料金の価額の差異と、蓄電に
よる充電・放電の時間帯の差異で生じる電気料金の差額
を算出して表示する蓄電装置を提供する。 【解決手段】入力電圧及び電流の計測値から入力電力を
算出する入力電力算出部、及び出力電圧及び電流の計則
値から出力電力を算出する出力電力算出部9と、入力電
力及び出力電力と、計時手段16で計測した時刻情報と
から入力電力量と出力電力量とを算出し、入力電力量及
び出力電力量と記録手段に記録した契約料金体系の情報
と時刻情報とにより充電時の電力料金と放電時の相当電
力料金とを算出し、電力料金の差額を算出する電力料金
算出部と、差額を表示する表示手段11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電手段として二
次電池を用い、商用電源の交流入力で蓄電する蓄電装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄電手段を利用した装置として無
停電電源装置があり、例えば特開平08−292825
号公報に記載されるものがある。これは無停電電源装置
を用いたシステムで、停電時に電源喪失と残存運転可能
時間に関する情報をマイクロプロセッサ応用機器の表示
画面に表示するものである(従来技術1)。
【0003】また、蓄電池による蓄電手段を交流入力で
充電し、交流出力で放電する蓄電装置として、例えば特
開平9−233710号公報で提案されるものがあり、
これはフルブリッジの双方向コンバータと昇降圧チョッ
パとにより充放電するものである(従来技術2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1に記載
の蓄電手段を利用した装置においては、情報の表示は消
費電力、電力料金等に付いて配慮されておらず、そのた
め、これら情報を収集したり算出したりすることはでき
ないものであった。
【0005】また上記従来技術2に記載の蓄電装置の場
合、充放電時に昇降圧チョッパと双方向コンバータとで
スイッチングによりそれぞれ2段に電圧変換を行なうも
のであって、蓄電効率については必ずしも配慮されたも
のではなかった。
【0006】本発明の目的は、蓄電装置を利用する時の
消費電力や、夜間電力の電気料金を表示する手段を備え
る蓄電装置を提供することにある。
【0007】また本発明は、降圧チョッパをなくし蓄電
効率の向上を図れる蓄電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発の蓄電装置に係る第1の発明の構成は、蓄電手段と
して二次電池を用い、商用電源の交流入力で蓄電する蓄
電装置において、充電側の入力電圧及び電流の計測手段
と放電側の出力電圧及び電流の計測手段と、契約電力料
金体系を記録する記録手段と、時刻を計測する計時手段
と、前記入力電圧及び電流の計測値から入力電力を算出
する入力電力算出部、及び前記出力電圧及び電流の計則
値から出力電力を算出する出力電力算出部と、入力電力
及び出力電力と、前記計時手段で計測した時刻情報とか
ら入力電力量と出力電力量とを算出し、入力電力量及び
出力電力量と前記記録手段に記録した契約料金体系の情
報と前記時刻情報とにより充電時の電力料金と放電時の
相当電力料金とを算出し、電力料金の差額を算出する電
力料金算出部と、前記差額を表示する表示手段もしくは
差額の表示情報を外部に伝達する報知手段とを備えるも
のである。
【0009】詳しくは、入力電力算出部と出力電力算出
部と、電力料金算出部とを同一の算出部で行なうもので
ある。
【0010】また、計時手段の時刻を外部からの時刻情
報により自動補正するものである。
【0011】さらに、入力電力算出のための充電側の入
力電圧及び電流の計測手段と出力電力算出のための放電
側の出力電圧及び電流の計測手段、充電制御のための入
力電圧・電流計測手段と放電出力制御のための出力電圧
・電流計測手段をそれぞれ兼用するものである。
【0012】さらにまた、記録手段に、契約電力料金体
系の情報を外部より記録できる外部入力インタフェース
を設けるものである。
【0013】さらにまた、外部に伝達する報知手段とし
て、外部のネットワークに接続するネットワークインタ
フェース手段を設け、このネットワークインタフェース
手段により差額の表示情報を報知するものである。
【0014】さらにまた、蓄電装置に自己点検機能を設
け、この自己点検機能により自動的に自己点検を実施す
るとともに、その結果を表示手段もしくは表示情報を外
部に伝達する報知手段により報知するものである。
【0015】また、上記目的を達成するため本発明の蓄
電装置に係る第2の発明の構成は、蓄電手段として二次
電池を用い、商用電源の交流入力で蓄電する蓄電装置に
おいて、交流入力を整流するとともに交流入力電圧の波
高値よりも高い直流電圧に昇圧するコンバータを備え、
前記蓄電手段の充放電電圧範囲を商用電源の交流入力電
圧の波高値よりも高い電圧に設定し、この蓄電手段を前
記コンバータで入力交流電流を商用電源の周波数の略正
弦波状に制御するとともに入力交流電流の実効値を予め
設定した所定の範囲に制限しながら充電するものであ
る。
【0016】詳しくは、コンバータと蓄電手段との間に
コンデンサとインダクタとにより構成したπ形のローパ
スフィルタを設けるものである。
【0017】また、コンバータを双方向変換形とするも
のである。
【0018】さらに、蓄電装置の出力を商用電源に重畳
させるものである。
【0019】さらにまた、蓄電装置の出力を直流とし、
蓄電手段の電圧で出力するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蓄電装置に係る実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、第1の実施例のブロック構成図で
ある。1は商用電源であり、通常は夜間に給電するもの
である。2(破線枠内)は蓄電装置であり、内部に二次
電池を用いた蓄電手段10を具備している。3は充電電
源スイッチであり、商用電源1は充電電源スイッチ3の
一端に接続され、この充電電源スイッチ3の他端は入力
電流・電圧計測手段4を介して、電力変換部5に接続さ
れている。この電力変換部5は蓄電手段10に接続され
るとともに、出力電圧・電流計測手段12を介して出力
切替スイッチ13のノーマルオープン側に接続されてい
る。また電力変換部5は、商用電源1からの交流入力を
入力電流・電圧計測手段4からの情報によって電流・電
圧を制御し直流に変換して前記蓄電手段10に充電する
とともに、蓄電手段10の直流出力を出力電圧・電流計
測手段12からの情報によって電圧・電流を制御し交流
に変換して出力切替スイッチ13を介して負荷15に給
電するものである。
【0022】前記出力切替スイッチ13のノーマルクロ
ーズ側は電灯電源14に接続され、コモン側は負荷15
に接続されている。この出力切替スイッチ13は、負荷
15への給電を電灯電源14もしくは蓄電手段10のい
ずれかからに切替える。9は電力算出部であり、入力電
流・電圧計測手段4と出力電圧・電流計測手段12とに
接続され、入力電流・電圧計測手段4からの情報によっ
て入力電力を算出する入力電力算出部、出力電圧・電流
計測手段12からの情報によって出力電力を算出する出
力電力算出部を兼ねている。この電力算出部9は、例え
ばマイクロコンピュータにより構成した制御部6に接続
され、この制御部6には、前記電力算出部9から入力電
流・電圧,入力電力,出力電圧・電流,出力電力などの
情報が伝達される。また、この制御部6には、契約電力
料金体系等の情報を記録する半導体メモリ等で構成した
記録手段8が内蔵され、電力料金等の外部情報をネット
ワークによって入力して前記記録手段8に記録するため
の外部入力インタフェース及び外部に情報を伝達する報
知手段とを兼ねるネットワークインタフェース手段7
と、制御部6の情報を表示する表示手段11とが接続さ
れている。さらに制御部6には、標準時刻を電波により
受信し時刻を自動補正する機能を有する計時手段16が
接続されている。
【0023】この制御部6は、計時手段16の時刻情報
と電力算出部9の電力情報とから入力電力量と出力電力
量とを算出する機能と、記録手段8に記録された電力料
金体系の情報と時刻情報とから充電時の電力料金と放電
時の相当電力料金とを算出し、これらの電力料金の差額
を算出する機能とを有して、電力料金算出部を兼ねてい
る。この制御部6で算出された電気料金の差額は、表示
部11に表示される。この時、ネットワークに接続して
あるパーナルコンピュータ等に電力料金の差額を表示さ
せたい場合には、外部に情報を伝達する報知手段を兼ね
るネットワークインタフェース手段7を介して差額の表
示情報を外部に伝達する。
【0024】また、制御部6は電力変換部5に接続され
ており、前記電力算出部9からの入力電流・電圧,出力
電圧・電流の情報,電力変換部5からの電池電圧等の情
報により、蓄電手段10の充放電を制御する。また制御
部6は、蓄電装置2の各部の自己点検を計時手段16か
らの時刻情報により定期的に行なうとともに、ネットワ
ークインタフェース手段7を介して外部の蓄電装置2の
サービスセンタ(図示せず)からネットワークを介して入
力される自己診断指示信号によって自己点検を実施し、
異常があった場合はその結果を表示手段11に表示し、
またネットワークインタフェース手段7を介して前記サ
ービスセンタに連絡できるようになっている。なお、外
部から自己点検指示信号を受けた場合には、異常の有無
に関わらず、前記サービスセンタにその結果を連絡する
ものである。
【0025】次に、電力料金の差額表示の手順を、図2
のフローチャートによって説明する。電気料金が廉価な
夜間電力もしくは時間帯別料金の夜間時間帯に充電し電
力料金が割高になる昼間の時間帯に放電する。電気料金
の差額は、蓄電手段10からの給電電力に相当する電力
を昼間電灯電力14からの給電で消費した場合を想定
し、この場合の電力料金を想定電力料金として、この想
定電力料金と蓄電手段10に充電するのに消費した電力
料金との差分を算出して求める。
【0026】まず制御部6は、充電するかどうかを調べ
(17)、充電する場合には充電電源スイッチ3をオン
し、電力変換部5を充電動作させて充電を開始する(1
8)。計時手段16からの時刻情報によって開始時刻を
記録手段8に記録(19)した後に、入力電流・電圧計
測手段4からの入力電流・電圧情報により電力算出部9
で入力電力の実効値を算出する(20)。計時手段16
からの時刻情報によって入力電力を前回算出してからの
経過時間を計測し、経過時間の間に入力された電力の実
効値を積算して積算電力量を算出する(21)。
【0027】次に、制御部6は記録手段8に記録されて
いる入力時間帯の電力料金の値と前記積算電力量の値よ
り入力電力料金を算出し(22)、充電開始以降の入力
電力料金の積算値を算出して記録手段8の入力積算電力
料金記録のメモリに上書きする(23)。その後、充電
を終了するかどうかを調べ(24)、終了する場合は電
力変換部5の充電動作を停止し、充電電源スイッチ3を
オフして充電を終了する(25)。
【0028】次に、制御部6は放電するかどうかを調べ
(26)、放電する場合は電力変換部5を放電動作さ
せ、電力変換部5の出力電圧の波高値と位相が電灯電源
14と略同等になってから出力切替スイッチ13をオン
させて負荷15への給電を、蓄電手段10からの放電に
切替えて開始する(27)。放電を開始すると計時手段
16からの時刻情報によって開始時刻を記録手段8に記
録する(28)。その後、出力電圧・電流計測手段12
で出力電圧・電流を計測し、電力算出部9で出力電力の
実効値を算出する(29)。計時手段16からの時刻情
報によって出力電力を前回算出してからの経過時間を計
測し、経過時間の間に出力された電力の実効値を積算し
て積算電力量を算出する(30)。その後、制御部6は
記録手段8に記録されている出力時間帯の電力料金の値
と前記積算電力量の値とから想定出力電力料金を算出し
(31)、放電開始以降の想定出力電力料金の積算値を
算出して記録手段8の想定出力積算電力料金記録のメモ
リに上書きする(32)。
【0029】次に放電を終了するかどうかを調べ(3
3)、終了する場合は出力切替スイッチ13をオフし、
電力変換部5の放電動作を停止して放電を終了する(3
4)。制御部6は、記録手段8のメモリ内の入力積算電
力料金記録のデータと想定出力積算電力料金記録のデー
タとの差額を算出し(35)、その差額を記録手段8の
メモリに記録してから、表示手段11に表示する(3
6)。
【0030】本実施例によれば、次の効果がある。 (1)入力電力量、出力電力量の情報と、時刻の情報
と、電気料金との情報とによって、時間帯による電気料
金の価額の差異と、蓄電による充電・放電の時間帯の差
異で生じる電気料金の差額を算出して表示できるので、
ユーザーは蓄電のユーザーメリットを容易に認識するこ
とができる。これによって、蓄電装置の利用が促進さ
れ、電力利用の平準化が促進される。 (2)入力電力算出部と出力電力算出部と電気料金算出
部とを同一算出部で行なうことにより、1つのマイクロ
コンピュータ等で算出部を構成することが可能になり、
コストが低減できる。 (3)計時手段を外部からの時刻情報により自動補正す
る構成にすることによって、常時高精度で電気料金を算
出できる。 (4)入力電力算出のための入力電圧・電流計測手段と
出力電力算出のための出力電圧・電流計測手段、充電制
御のための入力電圧・電流計測手段と放電制御のための
出力電圧・電流計測手段を兼用することにより、計測用
センサを増やすことなく機能拡張をできる。 (5)記録手段に契約電気料金体系の情報を外部より記
録できる外部入力インタフェースを設けることにより、
契約変更等によって電気料金体系が変わる場合にも容易
に記録データの変更ができる。 (6)外部に伝達する報知手段として、外部のネットワ
ークに接続するネットワークインタフェース手段を設
け、斯かるネットワークインタフェース手段により差額
の表示情報を報知することにより、蓄電装置が設置され
ている場所とは別の場所で情報の報知を受けることがで
きる。 (7)蓄電装置本体に自己点検機能を設け、この自己点
検機能により自動的に自己点検を実施するとともにその
結果を表示手段もしくは表示情報を外部に伝達する報知
手段により報知することにより、蓄電装置の異常の有無
を容易に認識することができる。
【0031】図3は、上記第1の実施例の記録手段、計
時手段、表示手段及びネットワークなどを除いた第1の
具体例であり、そのブロック結線図である。101a、
101b、101c、101dは半導体スイッチ素子で
あり、フルブリッジ構成で接続されている。これら各半
導体スイッチ素子101a、101b、101c、10
1dには、それぞれダイオード102a、102b、1
02c、102dが並列に逆接続されている。半導体ス
イッチ素子101a、101bの接続点にはリアクトル
103の一端が接続され、リアクトル103の他端には
チョークコイル104とフィルタコンデンサ105の一
端とが接続され、チョークコイル104の他端には入出
力電圧検出部119の一端と入切スイッチ106とが接
続されている。ここで、各半導体スイッチ素子101
a、101b、101c、101dと、ダイオード10
2a、102b、102c、102dと、リアクトル1
03とは双方向コンバータ118を構成している。
【0032】半導体スイッチ素子101c、101dの
接続点には、交流電流計測センサ107を介して前記フ
ィルタコンデンサ105の他端と入切スイッチ106と
が接続されている。また交流電流計測センサ107は、
交流電流計測部120に接続されている。前記入切スイ
ッチ106は2回路接点構成になっており、入切スイッ
チ106は商用電源108に接続されて蓄電装置125
と商用電源108との接続を開閉する。入切スイッチ1
06の商用電源108側には商用電源電圧検出部124
が接続され、商用電源108側の線間には負荷109が
接続されている。半導体スイッチ101a、101cの
接続点には平滑コンデンサ110の一端と、直流電圧検
出部111と、インダクタ116とが接続されている。
半導体スイッチ101b、101dの接続点には前記平
滑コンデンサ110の他端と、直流電流計測センサ11
2を介してフィルタコンデンサ115の一端と、二次電
池で構成した蓄電手段113の負極側と、電池入出力電
圧検出部114とが接続されている。インダクタ116
の他端はフィルタコンデンサ115の一端と、電池入出
力電圧検出部114と、切離しスイッチ117を介して
蓄電手段113の正極側とが接続されている。
【0033】前記直流電流計測センサ112には直流電
流検出部122が接続され、この直流電流検出部122
と、直流電圧検出部111と、電池入出力電圧検出部1
14と、入出力電圧検出部119と、交流電流計測部1
20と、商用電源電圧検出部124とが装置制御部12
1に接続され、各検出情報が装置制御部121に伝達さ
れる構成になっている。123は保護部であり、この保
護部123は装置制御部121と入切スイッチ6及び切
離しスイッチ117に接続され、装置制御部121から
の情報によって入切スイッチ106及び切離しスイッチ
117を開路する構成になっている。
【0034】次に、上記第1の具体例の充放電時の動作
について説明する。まず、充電時の動作について説明す
る。
【0035】図4は、蓄電装置125の各部の電圧波形
を示すもので、126、127は交流入力波形及び交流
出力波形である。128は充電時の蓄電手段113の両
極間の充電電圧波形であり、129は放電時の蓄電手段
113の両極間の放電電圧波形である。
【0036】交流入力波形126は商用電源108の電
圧波形と同等である。蓄電装置125の充電時は、装置
制御部121の司令信号により入切スイッチ106を
「入」にすると商用電源108により交流入力電圧が入
力される。チョークコイル104とフィルタコンデンサ
105とで構成されるローパスフィルタを通過した後、
双方向コンバータ118に入力される。この交流入力電
圧を入出力電圧検出部119で検出し、入出力電圧検出
部119の検出情報に応じて装置制御部121は高周波
スイッチング信号を半導体スイッチ素子101a、10
1b、101c、101dのゲートに入力する。この入
力信号は各半導体スイッチ素子101a、101b、1
01c、101dをオン・オフし、入力電流波形を交流
電流計測部120でモニターし、商用電源8に等しい周
波数の略正弦波形になるように制御しながら整流・昇圧
する。
【0037】双方向コンバータ118の整流・昇圧の動
作を説明すると、交流入力電圧のリアクタ103側の電
圧が正の場合には、半導体スイッチ101b、101c
をオンすると、電流が半導体スイッチ素子101b・ダ
イオード102d及びダイオード102a・半導体スイ
ッチ素子101cを経由して流れ、この電流によりリア
クトル103にエネルギーが蓄積される。半導体スイッ
チ素子101b、101cをオフすると、前記リアクト
ル103に蓄えられたエネルギーがダイオード102a
・平滑コンデンサ110と、インダクタ116と蓄電手
段113・フィルタコンデンサ115で構成された回路
・ダイオード102dを経由して流れ、エネルギーが平
滑コンデンサ110・インダクタ115・フィルタコン
デンサ115及び蓄電手段113に蓄えられる。
【0038】またリアクトル103側の電圧が負の場合
には、半導体スイッチ101a、101dをオンする
と、電流が半導体スイッチ素子101d・ダイオード1
02b及びダイオード102c・半導体スイッチ素子1
01aを経由して流れ、この電流によりリアクトル10
3にエネルギーが蓄積される。半導体スイッチ素子10
1a、101dをオフすると、前記リアクトル103に
蓄えられたエネルギーがダイオード102c・平滑コン
デンサ110と、インダクタ116と蓄電手段113・
フィルタコンデンサ115で構成された回路・ダイオー
ド102bを経由して流れ、エネルギーが平滑コンデン
サ110・インダクタ115・フィルタコンデンサ11
5及び蓄電手段113に蓄えられる。リアクトル103
に蓄えられるエネルギー量は、通電電流と通電時間に依
存し、平滑コンデンサ110の電圧すなわち中間直流電
圧(図示せず)は平滑コンデンサ110に蓄えられたエ
ネルギー量に依存する。したがって、前記半導体スイッ
チ素子101b、101c及び101a、101dのオ
ン時間を制御することにより、交流入力126を整流・
昇圧して中間直流電圧を発生できる。
【0039】中間直流電圧は、インダクタ116及びフ
ィルタコンデンサ115を介して蓄電手段113に印加
されるので、蓄電手段113には直流分及び低周波成分
が加わり、蓄電手段113の内部インピーダンスの影響
で蓄電手段113の充電電圧波形は波線128のように
なる。
【0040】双方向コンバータ118を構成するフルブ
リッジの半導体スイッチ素子101a、101b、10
1c、101dは、上記の動作説明では対角の半導体ス
イッチ素子をそれぞれ同時にオン/オフするものとして
説明したが、それぞれ個別にオン/オフするように制御
してもよい。また充電時には切離しスイッチ117は閉
じられている。
【0041】なお、装置制御部121は、交流電流計測
部120によって検出した交流入力電流の情報と、電池
入出力電圧検出部114で検出した蓄電手段113の充
電電圧波形128の情報とにより、双方向コンバータ1
18内の半導体スイッチ素子101a、101b、10
1c、101dのゲートに入力する高周波のオン/オフ
信号の比率を制御して、交流入力電流の実効値を蓄電手
段113が許容する所定の電流値の範囲内になるように
制御する。
【0042】次に、放電時の動作について説明する。ま
ず、切離しスイッチ117を閉じるが、この切離しスイ
ッチ117は、蓄電手段113への充電完了後も開かず
に閉じておいてもよい。蓄電装置125の放電動作は、
装置制御部121の司令によって行なう。放電時は、入
切スイッチ106をオンする前に、商用電源電圧検出部
124によって商用電源108の入力電圧波形126を
モニターし、装置制御部121から高周波のオン/オフ
信号を双方向コンバータ118の各半導体スイッチ素子
101a、101b、101c、101dのゲートに加
え、インバータとして双方向コンバータ118を動作さ
せる。入出力電圧検出部119により出力電圧波形12
7をモニターし、商用電源108の電圧波形126より
若干高い交流出力波形127を出力する。
【0043】次に入切スイッチ106をオンし、交流出
力波形127を商用電源波形126に重畳させて負荷1
09に給電する。この時、装置制御部121は、交流電
流計測部120によって出力電流をモニターし、出力電
流が一定になるように電流を制御する。放電時の蓄電手
段113の両極間の電圧波形は波線129のようにな
る。蓄電装置125の出力が交流であるため、蓄電手段
113に交流波形の電流が流れ、蓄電手段113の内部
インピーダンスの影響で交流分が電圧に現れる。上記第
1の具体例においては、出力を商用電源108と連系さ
せる出力方式となり、また、放電時の出力電流が一定に
なる。このため、放電電流の経路となる半導体スイッチ
素子101a、101b、101c、101d、ダイオ
ード102a、102b、102c、102d、リアク
トル3、チョークコイル104、切離しスイッチ117
の部品定格を小さくできるとともに損失が小さくなる。
【0044】なお、上記第1の具体例では商用電源10
8と連系運転させる方式としているが、負荷への給電を
商用電源108からと蓄電装置125からとを切替えら
れるようにして、蓄電装置125の自立運転で負荷に給
電する方式で放電してもよい。この場合、出力電圧を一
定にする定電圧制御で蓄電装置125の出力を制御する
ことになる。また、双方向コンバータ118は本実施例
ではフルブリッジとしているが、これに限定されるもの
でなく、例えばハーフブリッジやその他の方式にしても
よい。
【0045】次に、図5及び図6によって第2の具体例
について説明する。図5は、ブロック結線図であり、図
6は、各部の電圧波形であり、第1の具体例と同等部分
には同一符号をもって示す。
【0046】蓄電手段113として負極に非晶質炭素を
用いたリチウムイオン二次電池を使用している。商用電
源108は蓄電装置125内の入切スイッチ106に接
続され、入切スイッチ106はチョークコイル104と
フィルタコンデンサ105とで構成されたローパスフィ
ルタと入力電圧検出部137とに接続されている。チョ
ークコイル104とフィルタコンデンサ105とで構成
されたローパスフィルタの他端は、交流電流計測センサ
7を介してダイオードブリッジ130の交流入力端に接
続されている。このダイオードブリッジ130の直流端
の負側は、スイッチング素子131のエミッタ側に接続
されており、前記ダイオードブリッジ130の直流端の
正側はリアクトル103に接続されている。リアクトル
103の他端は、前記スイッチング素子131のコレク
タとダイオード132のカソードとに接続されている。
ダイオード132のアノードと前記スイッチング素子1
31のエミッタとは、平滑コンデンサ110の両端にそ
れぞれ接続されており、ダイオードブリッジ130とリ
アクトル103とスイッチング素子131とダイオード
32とで昇圧コンバータ133を構成している。負荷1
36は直流で動作する機器であり、蓄電装置125の蓄
電手段113と負荷136との間には逆流防止ダイオー
ド134と給電開閉スイッチ135とが設けられてい
る。
【0047】次に、第2の具体例の充放電時の動作につ
いて説明する。まず、充電時の動作について説明する。
【0048】入切スイッチ106及び切離しスイッチ1
17をオンした後に充電動作を行なう。入切スイッチ1
06をオンすると、商用電源108より蓄電装置125
に電力が供給され、入力電圧検出部137に入力電圧波
形126の電圧が印加される。交流入力の電圧で、チョ
ークコイル104側が正の場合に、スイッチング素子1
31のゲートに装置制御部121からオン信号が印加さ
れてスイッチング素子131がオンする。これによっ
て、商用電源108から入切スイッチ106、チョーク
コイル104、ダイオードブリッジ130、リアクトル
103、スイッチング素子131、ダイオードブリッジ
130、交流電流計測センサ107、入切スイッチ10
6、商用電源108の経路で電流が流れ、リアクトル1
03にエネルギーが蓄積される。この時、スイッチング
素子131をオフすると、上記経路の電流が遮断される
ため、リアクトル103に蓄えられたエネルギーがダイ
オード132を通って平滑コンデンサ110、蓄電手段
113に流入する。
【0049】また、交流入力の電圧で、チョークコイル
104側が負の場合に、スイッチング素子131のゲー
トに装置制御部121からオン信号が印加されてスイッ
チング素子131がオンする。これによって、商用電源
108から入切スイッチ106、交流電流計測センサ1
07、ダイオードブリッジ130、リアクトル103、
スイッチング素子131、ダイオードブリッジ130、
チョークコイル104、入切スイッチ6、商用電源10
8の経路で電流が流れ、リアクトル103にエネルギー
が蓄積される。この時、スイッチング素子131をオフ
すると、上記経路の電流が遮断されるため、リアクトル
103に蓄えられたエネルギーがダイオード132を通
って平滑コンデンサ110、蓄電手段113に流入す
る。蓄電手段113の端子間電圧は交流入力電圧の波高
値よりも高いので、昇圧コンバータ133は交流入力を
昇圧して平滑コンデンサ110及び蓄電手段113に充
電される。充電中の蓄電手段113の端子間電圧の波形
は波線138のようになる。昇圧コンバータ133の昇
圧率及び電流値はスイッチング素子131のオン/オフ
の比率を変えることによって制御できるので、入力電流
波形を交流電流計測部120でモニターし、入力電圧波
形を入力電圧検出部137でモニターし、蓄電手段11
3の端子間電圧を電池入出力電圧検出部114でモニタ
ーする。これらのデータによって装置制御部121でス
イッチング素子131のオン/オフの比率を制御し、蓄
電手段113の端子間電圧を適正値に保ちながら、交流
入力電流の波形を商用電源周波数の略正弦波形になるよ
うに調整し、交流入力電流の実効値を予め設定した所定
の範囲に制限して充電する。
【0050】なお、第2の具体例では、蓄電手段113
として負極に非晶質炭素を用いたリチウムイオン二次電
池を使用しているので、蓄電手段113の充電時の端子
間電圧の充電率に対する変化率が大きく、このため、蓄
電手段113の端子間電圧による充電率の把握が容易に
なり、蓄電手段113を過充電にするおそれがなくな
る。
【0051】次に、放電時の動作について説明する。こ
の第2の具体例では、放電時は入切スイッチ106をオ
フし、給電開閉スイッチ135をオンして、負荷136
に直流を給電し、放電を行なう。この時の蓄電手段11
3の端子間電圧波形は直線139のようになる。蓄電装
置125の放電中は、電池入出力電圧検出部114及び
直流電流検出部122により蓄電手段113の端子間電
圧と放電電流とを装置制御部121で監視し、蓄電手段
113の端子間電圧が低下して放電を完了した場合や放
電電流が予め設定した蓄電手段113の充放電電圧範囲
に達した場合には、給電開閉スイッチ135をオフして
放電を終了する。
【0052】以上の第1、第2の具体例によれば、次の
効果がある。 (1)蓄電手段の充放電電圧範囲を交流入力電圧の波高
値よりも高い電圧に設定したので、入力側の交流電圧を
印加しても昇圧しなければ蓄電手段に充電電流が流れ
ず、安全に充電制御できる。 (2)昇圧コンバータで入力交流電流を商用電源の周波
数の略正弦波状に制御するとともに、入力交流電流の実
効値を予め設定した所定の範囲に制限しながら充電する
ので、蓄電装置の入力の力率が1近くなり効率が向上す
るとともに入力側の高調波歪が抑制され、蓄電手段への
充電電流が過大な値になることがない。 (3)蓄電手段に充電する電流・電圧を制御するチョッ
パ回路を有しないので、チョッパ回路を有する電力変換
回路に比べて効率が向上し、コスト低減を図れる。 (4)コンバータと蓄電手段との間にコンデンサとイン
ダクタとにより構成したπ形のローパスフィルタを設け
ることにより、コンバータのスイッチング時に発生する
高周波成分が蓄電手段に直接印加されることがなくな
り、蓄電手段の特性への影響を防止できる。 (5)コンバータを双方向変換形とすることにより、放
電時に交流で給電する方式では電力変換部が入出力共用
になるので安価にできる。 (6)蓄電手段としてリチウムイオン二次電池を用いる
ことにより、充放電を途中で中断したり、緊急時対応の
ために蓄電手段の通常の放電深度を浅くして使用して
も、メモリ効果がないため、蓄電容量の低下が起こらな
い。 (7)蓄電装置の出力を交流とし、斯かる出力を商用電
源に重畳させることにより、出力電流を一定にできるの
で、使用部品を出力電流に合わせて最適化でき、効率を
上げることができるとともにコストを低減できる。 (8)蓄電装置の出力を直流とし、かつ蓄電手段の電圧
を昇降圧しないで負荷に供給することにより、放電時の
電力変換損失を発生せず、効率が向上する。
【0053】図7は、第2の実施例のブロック構成図で
ある。図1の実施例と同等機能を有するブロックは、同
一符号をもって示す。第2の実施例では、入力電圧・電
流計測手段4からの入力電圧・電流の情報と出力電圧・
電流計測手段12からの出力電圧・電流の情報とを制御
部6に直接伝達する構成としたものである。
【0054】すなわち、入力電力算出部と出力電力算出
部と電気料金の算出部とを制御部6が兼ねる構成とした
ものである。制御部6は、入力電圧・電流計測手段4か
らの入力電圧・電流の情報によって入力電力の実効値を
算出し、また、出力電圧・電流計測手段12からの出力
電圧・電流の情報によって出力電力の実効値を算出す
る。これらの電力情報と計時手段16からの時刻情報と
記録手段8に記録された契約料金体系の情報とから、入
力電力量と入力の電力料金、及び出力の電力量と想定出
力電力料金とを算出し、さらにそれらの差額を算出し
て、表示手段11にその差額を表示する。この第2の実
施例の場合は負荷15には直流で給電しているので、負
荷電流に交流分が重畳されていない場合には出力電力は
平均値でよい。なお、蓄電装置2の各部の動作は第1の
実施例と同様であり、説明を省く。
【0055】上記第2の実施例によれば、電力変換部は
蓄電手段の充電時にのみ動作し、蓄電手段の放電時は出
力切替スイッチを負荷側に切替え、蓄電手段の電圧をそ
のまま負荷に給電している。そのため、放電時の電力変
換が不用になり、放電時の電力損失を低減できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
の効果が得られる。 (1)入力電力量、出力電力量の情報と、時刻の情報
と、電気料金との情報とによって、時間帯による電気料
金の価額の差異と、蓄電による充電・放電の時間帯の差
異で生じる電気料金の差額を算出して表示できるので、
ユーザーは蓄電のユーザーメリットを容易に認識するこ
とができる。これによって、蓄電装置の利用が促進さ
れ、電力利用の平準化が可能となる。 (2)入力電力算出部と出力電力算出部と電気料金算出
部とを同一の算出部で行なうことにより、1つのマイク
ロコンピュータ等で算出部を構成することが可能にな
り、コスト低減ができる。 (3)計時手段を外部からの時刻情報により自動補正す
る構成にすることによって、常時高精度で電気料金を算
出できる。 (4)入力電力算出のための入力電圧・電流計測手段と
出力電力算出のための出力電圧・電流計測手段、充電制
御のための入力電圧・電流計測手段と放電制御のための
出力電圧・電流計測手段を兼用することにより、計測用
センサを増やすことなく機能を拡張できる。 (5)記録手段に契約電気料金体系の情報を外部より記
録できる外部入力インタフェースを設けることにより、
契約変更等によって電気料金体系が変わる場合にも容易
に記録データの変更ができる。 (6)外部に伝達する報知手段として、外部のネットワ
ークに接続するネットワークインタフェース手段を設
け、このネットワークインタフェース手段によって差額
の表示情報を報知することにより、蓄電装置が設置され
ている場所とは別の場所で情報の報知を受けることがで
きる。 (7)蓄電装置本体に自己点検機能を設け、この自己点
検機能により自動的に自己点検を実施するとともにその
結果を表示手段もしくは表示情報を外部に伝達する報知
手段によって報知することにより、蓄電装置の異常の有
無を容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄電装置に係る第1の実施例のブロッ
ク構成図である。
【図2】図1の実施例の電力料金の差額表示手順のフロ
ーチャートである。
【図3】第1の具体例のブロック結線図である。
【図4】図3の第1の具体例の各部の電圧波形図であ
る。
【図5】第2の具体的例のブロック結線図である。
【図6】図3の第2の具体例の各部の電圧波形図であ
る。
【図7】本発明の蓄電装置に係る第2の実施例のブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
1、108…商用電源 2、125…蓄電装置 4…入力電圧・電流計測手段 6…制御御部 7…ネットワーククインタフェース手段 8…記録録手段 9…電力算出部 10、113…蓄電手段 11…表示手段 12…出力電圧・電流計測手段 16…計時手段 101a、101b、101c、101d…半導体スイ
ッチ素子 102a、102b、102c、102d…ダイオード 103…リアクトル 110…平滑コンデンサ 115…フィルタコンデンサ 116…インダクタ 118…双方向コンバータ 130…ダイオードブリッジ 131…スイッチング素子 132…ダイオード 133…昇圧コンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮嶋 教至 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 Fターム(参考) 5G066 CA07 CA08 DA08 FB11 HB09 JA07 JB03 KA12 KB03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄電手段として二次電池を用い、商用電源
    の交流入力で蓄電する蓄電装置において、 充電側の入力電圧及び電流の計測手段と放電側の出力電
    圧及び電流の計測手段と、 契約電力料金体系を記録する記録手段と、 時刻を計測する計時手段と、入力電圧及び電流の計測値
    から入力電力を算出する入力電力算出部、及び出力電圧
    及び電流の計則値から出力電力を算出する出力電力算出
    部と、入力電力及び出力電力と、前記計時手段で計測し
    た時刻情報とから入力電力量と出力電力量とを算出し、
    入力電力量及び出力電力量と前記記録手段に記録した契
    約料金体系の情報と時刻情報とにより充電時の電力料金
    と放電時の相当電力料金とを算出し、電力料金の差額を
    算出する電力料金算出部と、前記差額を表示する表示手
    段とを備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 【請求項2】差額の表示情報を外部に伝達する報知手段
    とを備えることを特徴とする請求項1記載の蓄電装置。
  3. 【請求項3】入力電力算出部と出力電力算出部と、電力
    料金算出部とを同一の算出部で行なうことを特徴とする
    請求項1記載の蓄電装置。
  4. 【請求項4】計時手段の時刻を外部からの時刻情報によ
    り自動補正することを特徴とする請求項1記載の蓄電装
    置。
  5. 【請求項5】入力電力算出のための充電側の入力電圧及
    び電流の計測手段と出力電力算出のための放電側の出力
    電圧及び電流の計測手段と、充電制御のための入力電圧
    ・電流計測手段と放電出力制御のための出力電圧・電流
    計測手段とをそれぞれ兼用することを特徴とする請求項
    1記載の蓄電装置。
  6. 【請求項6】記録手段に、契約電力料金体系の情報を外
    部より記録できる外部入力インタフェースを設けること
    を特徴とする請求項1記載の蓄電装置。
  7. 【請求項7】外部に伝達する報知手段として、外部のネ
    ットワークに接続するネットワークインタフェース手段
    を設け、このネットワークインタフェース手段により差
    額の表示情報を報知することを特徴とする請求項1記載
    の蓄電装置。
  8. 【請求項8】蓄電装置に自己点検機能を設け、この自己
    点検機能により自動的に自己点検を実施するとともに、
    その結果を表示する表示手段もしくは表示情報を外部に
    伝達する報知手段により報知することを特徴とする請求
    項1記載の蓄電装置。
  9. 【請求項9】蓄電手段として二次電池を用い、商用電源
    の交流入力で蓄電する蓄電装置において、交流入力を整
    流するとともに交流入力電圧の波高値よりも高い直流電
    圧に昇圧するコンバータを備え、前記蓄電手段の充放電
    電圧範囲を商用電源の交流入力電圧の波高値よりも高い
    電圧に設定し、この蓄電手段を前記コンバータで入力交
    流電流を商用電源の周波数の略正弦波状に制御するとと
    もに入力交流電流の実効値を予め設定した所定の範囲に
    制限しながら充電することを特徴とする蓄電装置。
  10. 【請求項10】コンバータと蓄電手段との間にコンデン
    サとインダクタとにより構成したπ形のローパスフィル
    タを設けることを特徴とする請求項9記載の蓄電装置。
  11. 【請求項11】コンバータを双方向変換形とすることを
    特徴とする請求項9記載の蓄電装置。
  12. 【請求項12】蓄電装置の出力を商用電源に重畳させる
    ことを特徴とする請求項9記載の蓄電装置。
  13. 【請求項13】蓄電装置の出力を直流とし、蓄電手段の
    電圧で出力することを特徴とする請求項9記載の蓄電装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004208480A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 Kyokuto Giko Consultant:Kk 新エネルギーハイブリッド電源システムの最適契約電力計算プログラム及び最適契約電力を算出する計算装置
JP2010102658A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Panasonic Electric Works Co Ltd 感知器
US7772806B2 (en) 2006-04-11 2010-08-10 Mitsubishi Electric Corporation Power storage system
CN103401260A (zh) * 2013-08-19 2013-11-20 山东大学 一种复合储能的超前优化递进控制方法

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