JP2002232570A - 個人情報活用システム - Google Patents

個人情報活用システム

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JP2002232570A
JP2002232570A JP2001029356A JP2001029356A JP2002232570A JP 2002232570 A JP2002232570 A JP 2002232570A JP 2001029356 A JP2001029356 A JP 2001029356A JP 2001029356 A JP2001029356 A JP 2001029356A JP 2002232570 A JP2002232570 A JP 2002232570A
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personal
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JP2001029356A
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Atsushi Fukumoto
敦 福本
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己の求める商品および/またはサービスの
広告を各消費者が得やすく、また、企業が消費者のニー
ズや購買動向の情報を得やすい個人情報活用システムを
提供する。 【解決手段】 消費者が、自己の個人用情報端末PT内
に記録しておいた氏名や購入予定商品等の個人情報を、
店頭に設けられた接続インタフェースやネットワークN
Tを介して、販売店やメーカー、サービス提供者等の各
企業の情報処理部に与える。一方、企業からは、自己の
要望に合った商品および/またはサービスの広告情報を
受け取ることで、個人情報を有効に商業および産業に活
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、氏名、住所、連
絡先、趣味嗜好や購入予定の商品および/またはサービ
スなど、各消費者に関する個人情報を、有効に商業およ
び産業に活用することが可能な個人情報活用システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、消費者は、紙媒体やテレビ、ラジ
オ等のマスメディアを介した広告、インターネット上の
ホームページによる広告、電子メールによる広告、等を
参照することにより、商品および/またはサービスの購
入を行っている。
【0003】また、消費者は、景品等の対価を得る代わ
りに、ハガキ、電話、店頭またはインターネット上等で
アンケートに答えるなどして、自身の氏名や住所、メー
ルアドレス、趣味嗜好、購入予定の商品などの個人情報
を、企業に与えている。
【0004】一方、販売店やメーカー、サービス提供者
(金融機関等のように、サービスを商品として提供する
事業者を指す)等の各企業は、上記のような広告によ
り、新商品および/または新サービスの宣伝活動や、販
売中の商品および/またはサービスの情報の消費者への
報知を行っている。
【0005】また、上記のようなアンケートを回収する
ことで、各企業は、消費者のニーズや購買動向を探り、
新商品および/または新サービスの開発を行っている。
さらに、上記のようなアンケートの内容に基づいて顧客
情報に関するデータベースを構築し、新規顧客開拓等、
自己の営業活動に利用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】企業がたとえ広告を行
っていたとしても、消費者が必ずしもその広告を参照し
て来店するとは限らない。例えば、消費者が、全く初め
ての販売店や事業所に偶然立ち寄った場合、例えばチラ
シ類が置かれていないと、そこで扱われている商品およ
び/またはサービスの情報を詳しく知ることはなかなか
困難である。もちろん、店員に商品および/またはサー
ビスについて質問することはできるが、その店員が全て
の商品および/またはサービスを熟知しているとは限ら
ず、また、会話により得られる情報量にも限界がある。
【0007】また、たとえチラシ類を取得できたとして
も、チラシ類は散逸しやすいため、例えば後日、消費者
が他店の商品および/またはサービスと比較検討したい
場合に、その店での価格や品揃え等の情報を失念しやす
い。すなわち、広告情報の保管・整理が困難であった。
【0008】また、上記のような広告は、不特定多数の
消費者に向けて作成されるのが一般的である。ところが
実際には、個々の消費者の求める商品および/またはサ
ービスの内容は消費者それぞれに応じて様々であり、不
特定多数に向けて作成された広告は、個々の消費者にと
って必ずしも有益な情報であるとはいえない。
【0009】また、消費者がインターネット利用の広告
から自己の希望する商品を探す場合、各企業の商品およ
び/またはサービスの価格や機能、サービス内容等、比
較・検討したい項目を、消費者は各ホームページや電子
メール内で探し出す必要がある。しかし、インターネッ
ト利用の広告の場合、各企業ごとでホームページや電子
メールの様式や表示内容が異なっているのが一般的であ
る。そのため、比較・検討したい項目を各ホームページ
や電子メール内から探し出すことは、消費者にとって煩
わしかった。
【0010】また、上記のようなアンケートに答える場
合、消費者は、各企業ごとのアンケートのそれぞれに、
氏名、住所等の同じ内容の回答を毎回記入しなければな
らず、面倒であった。よって、アンケートの回答率は低
くなりがちであった。
【0011】一方、販売店やメーカー、サービス提供者
等の各企業側の立場に立てば、景品等の対価がよほど優
れていない限りはアンケートの回答率は低く、多大な手
間と費用(アンケート用紙の印刷費や回答内容のデータ
ベースへの入力の手間など)がかかる割には、その効果
が必ずしもはかばかしいとはいえなかった。
【0012】また、アンケートの回答率が低いことなど
から、個々の消費者の求める商品および/またはサービ
スの情報を得ることは一般に困難であり、また、たとえ
得られたとしても個々の消費者に対する個別の広告(例
えば、個々の消費者の要望に応じて内容をアレンジした
ダイレクトメール等)は高コストとなるので、企業は、
不特定多数の消費者に向けて広告を行わざるを得なかっ
た。
【0013】そこで、この発明の課題は、自己の求める
商品および/またはサービスの広告を各消費者が得やす
く、また、企業が消費者のニーズや購買動向の情報を得
やすい個人情報活用システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所有者たる消費者に関する個人情報が電子的データ
として記録された個人用情報端末と、前記個人用情報端
末を、ネットワークを介さずに接続可能な接続インタフ
ェースを有し、商品および/またはサービスに関する広
告情報が電子的データとして記録された情報処理部とを
備え、前記個人用情報端末が前記接続インタフェースを
介して前記情報処理部に接続されたときに、前記個人情
報が前記情報処理部に読み込まれ、前記広告情報が前記
個人用情報端末に読み込まれる個人情報活用システムで
ある。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の個人情報活用システムであって、前記個人情報には、
前記消費者が希望する商品および/またはサービスに関
する情報が含まれ、前記広告情報には、以前に読み込ま
れた前記個人情報に基づいて選択された、前記消費者の
希望する商品および/またはサービスに関する広告情報
が含まれる個人情報活用システムである。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の個人情報活用システムであって、前記情報処理部は、
表示部をさらに有し、前記個人用情報端末が前記接続イ
ンタフェースを介して前記情報処理部に電気的に接続さ
れたときに、前記消費者の希望する商品および/または
サービスに関する広告情報を前記表示部に表示する個人
情報活用システムである。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の個人情報活用システムであって、前記個人用情報端末
および情報処理部は、電子決済機能を有し、前記個人用
情報端末が前記接続インタフェースを介して前記情報処
理部に接続された状態で、前記電子決済機能を実行可能
である個人情報活用システムである。
【0018】請求項5に記載の発明は、所有者たる消費
者に関する個人情報が電子的データとして記録された個
人用情報端末と、前記個人用情報端末とネットワークを
介して、または、ネットワークを介さずに接続可能であ
って、商品および/またはサービスに関する広告情報が
電子的データとして記録された複数の情報処理部とを備
え、前記個人用情報端末が前記複数の情報処理部の一つ
に接続されたときに、前記個人情報が前記情報処理部に
読み込まれ、前記広告情報が前記個人用情報端末に読み
込まれ、前記個人情報は、前記複数の情報処理部のいず
れもが読み取り可能な共通のフォーマットで記録された
電子的データである個人情報活用システムである。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の個人情報活用システムであって、前記複数の情報処理
部からの前記広告情報はいずれも、前記個人用情報端末
において共通の表示形式で表示される個人情報活用シス
テムである。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の個人情報活用システムであって、前記個人用情報端末
および複数の情報処理部は、電子決済機能を有し、前記
個人用情報端末が前記情報処理部に接続された状態で、
前記電子決済機能を実行可能である個人情報活用システ
ムである。
【0021】請求項8に記載の発明は、所有者たる消費
者に関する個人情報が電子的データとして記録された複
数の個人用情報端末と、商品および/またはサービスに
関する広告情報が電子的データとして記録された複数の
第1の情報処理部と、前記個人用情報端末および第1の
情報処理部とネットワークを介して、または、ネットワ
ークを介さずに接続可能であって、前記個人用情報端末
および第1の情報処理部から前記個人情報および広告情
報を読み込んで記録する第2の情報処理部とを備え、前
記個人情報には、前記消費者が希望する商品および/ま
たはサービスに関する情報が含まれ、前記第2の情報処
理部は、前記個人情報に基づいて作成された消費者一般
の傾向に関する消費者情報を前記第1の情報処理部に送
り、以前に読み込まれた前記個人情報に基づいて前記広
告情報から選択された、前記消費者の希望する商品およ
び/またはサービスに関する広告情報を前記個人用情報
端末に送る個人情報活用システムである。
【0022】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の個人情報活用システムであって、前記第1の情報処理
部は、前記第2の情報処理部に記録された前記個人情報
を読み込むことが可能な個人情報活用システムである。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の個人情報活用システムであって、前記個人用情報端
末および第1の情報処理部は、ネットワークを介して、
または、ネットワークを介さずに接続可能であって、前
記個人用情報端末および第1の情報処理部は、電子決済
機能を有し、前記個人用情報端末が前記第1の情報処理
部に接続された状態で、前記電子決済機能を実行可能で
ある個人情報活用システムである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態は、消費
者が、自己の個人用情報端末(パソコンやPDA:Pers
onal Digital Asistant、携帯電話などの携帯情報端末
など)内に電子的データとして記録しておいた個人情報
を、店頭に設けられた接続インタフェースを介して、ま
たはネットワークを介して、販売店やメーカー、サービ
ス提供者等の各企業の情報処理部に与え、一方、企業か
らは、自己の要望に合った商品および/またはサービス
の広告情報を受け取ることで、個人情報を有効に商業お
よび産業に活用することが可能な個人情報活用システム
である。
【0025】図1は、本実施の形態に係る個人情報活用
システムを示す図である。図1においては、商品および
/またはサービスの購入者である消費者、商品および/
またはサービスを販売する販売店、金融機関等のサービ
スを提供するサービス提供者、商品を製造するメーカ
ー、消費者の個人情報を管理する個人情報管理業者、が
登場する。このうち個人情報管理業者は、消費者の個人
情報を管理するとともに、メーカーやサービス提供者か
らの商品および/またはサービスの広告情報、並びに販
売店の広告情報を広告代理し、さらに、金融機関と同様
の決済業務をも行う事業者のことである。この個人情報
管理業者については、後に詳述する。
【0026】さて、消費者は、氏名、住所、メールアド
レス、趣味嗜好や購入予定の商品および/またはサービ
スなど、自己に関する個人情報を予め電子的データとし
て記録しておいた個人用情報端末PTを所有している。
なお、この個人用情報端末PTは、クレジットカードや
キャッシュカードの機能、または電子マネーの機能等の
電子決済機能を有している。
【0027】販売店は、ネットワーク上での経路選択を
司るルーターRT1、ネットワーク上での情報のやり取
りを制御するサーバーSV1、商品および/またはサー
ビスの売買に伴う金銭のやり取りを管理するレジスター
RG、商品および/またはサービスの受発注を司る受発
注システムOS1、顧客に関する情報を電子的データと
して記録した顧客情報データベースDB1a、広告情報
を表示するための広告情報表示ディスプレイDP2、並
びにメーカーやサービス提供者からの商品および/また
はサービスの情報を電子的データとして記録したサービ
ス・商品情報データベースDB1bを含む情報処理部を
所有している。なお、ルーターRT1、レジスターR
G、受発注システムOS1、顧客情報データベースDB
1a、広告情報表示ディスプレイDP2およびサービス
・商品情報データベースDB1bはいずれも、サーバー
SV1に接続されている。
【0028】サービス提供者は、ネットワーク上での経
路選択を司るルーターRT2、ネットワーク上での情報
のやり取りを制御するサーバーSV2、顧客に関する情
報を電子的データとして記録した顧客情報データベース
DB2a、取り扱うサービスの情報を電子的データとし
て記録したサービス情報データベースDB2b、および
金融決済を司る決済システムPS1を含む情報処理部を
所有している。なお、ルーターRT2、決済システムP
S1、顧客情報データベースDB2aおよびサービス情
報データベースDB2bはいずれも、サーバーSV2に
接続されている。
【0029】メーカーは、ネットワーク上での経路選択
を司るルーターRT3、ネットワーク上での情報のやり
取りを制御するサーバーSV3、取り扱う商品の情報を
電子的データとして記録した商品情報データベースDB
3a、自社商品のユーザーに関する情報を電子的データ
として記録したユーザー情報データベースDB3b、消
費者のニーズや購買動向など消費者一般の傾向に関する
消費者情報を電子的データとして記録した消費者情報デ
ータベースDB3c、および商品の受発注を司る受発注
システムOS2を含む情報処理部を所有している。な
お、ルーターRT3、受発注システムOS2、商品情報
データベースDB3a、ユーザー情報データベースDB
3bおよび消費者情報データベースDB3cはいずれ
も、サーバーSV3に接続されている。
【0030】個人情報管理業者は、ネットワーク上での
経路選択を司るルーターRT4、ネットワーク上での情
報のやり取りを制御するサーバーSV4、各種の情報に
加工を行う情報加工システムIS、金融決済を司る決済
システムPS2、金融決済を司る際に認証を行う認証シ
ステムCS、消費者の個人情報を電子的データとして記
録した個人情報データベースDB4a、メーカーおよび
サービス提供者が取り扱う商品およびサービスの情報を
電子的データとして記録したサービス・商品情報データ
ベースDB4b、並びに販売店が取り扱う商品および/
またはサービスの情報を電子的データとして記録した販
売店情報データベースDB4cを含む情報処理部を所有
している。なお、ルーターRT4、情報加工システムI
S、決済システムPS2、認証システムCS、個人情報
データベースDB4a、サービス・商品情報データベー
スDB4bおよび販売店情報データベースDB4cはい
ずれも、サーバーSV4に接続されている。
【0031】なお、各ルーターRT1〜RT4はいずれ
も、インターネット等のネットワークNTに接続されて
いる。
【0032】ここで、消費者の個人情報の具体例を図2
〜図5に示す。まず、図2に示すように、消費者の、住
所、氏名、生年月日、銀行口座番号、クレジットカード
番号、自動車運転免許証番号、パスポート番号、および
メールアドレスが、その例として挙げられる。これらの
情報は消費者の認証用などに用いられる。さらに、消費
者が過去に購入した商品および/またはサービスの情報
も商品購入履歴情報として個人情報に含めてよい。
【0033】また、図3に示すような、消費者の趣味嗜
好に関する情報も個人情報に含まれる。図3では例とし
て、スポーツ、海外旅行等の趣味嗜好の各分野について
の興味の有無を、チェックボックスにチェックすること
で表す場合を示している。
【0034】また、図4に示すような、購入予定である
など消費者が興味を示している商品および/またはサー
ビスに関する情報も個人情報に含まれる。図4では例と
して、パソコン、コンサート等の商品およびサービスの
各分野についての興味の有無を、チェックボックスにチ
ェックすることで表す場合を示している。
【0035】さらに、図5に示すような、任意の文章入
力形式で記載された、消費者の希望する商品および/ま
たはサービスについての要望事項も個人情報に含まれ
る。
【0036】このような個人情報は、電子的データとし
て個人用情報端末PTに記録され、さらに、販売店、メ
ーカー、サービス提供者および個人情報管理業者にも一
定の条件下で与えられて、有効に商業および産業に活用
される。以下にこのことについて説明する。
【0037】なお、上記のような個人情報は、販売店、
メーカー、サービス提供者および個人情報管理業者のい
ずれもの情報処理部が読み取り可能な共通のフォーマッ
トで記録されているものとする。そして、このようなフ
ォーマットは、例えば販売店のサーバーSV1からネッ
トワークNTを介して、消費者が自由にダウンロードで
きるようにしておけばよい。
【0038】また、興味を有する商品および/またはサ
ービスなどは時の経過に応じて変化するので、消費者は
個人情報の内容に変化があったときには、個人用情報端
末PTに記録される個人情報の内容を更新しておく。
【0039】A.消費者−販売店間の関係 a1.消費者が実際に来店する場合 ここでは、図1における消費者が個人用情報端末PTを
携帯して、情報処理部を設置した販売店に実際に(ネッ
トワークNTを介さずに)赴いたときの、個人情報と広
告情報の流れについて説明する。
【0040】なお、販売店のレジスターRGは、例えば
図6に示すように、個人用情報端末PTを電気的に接続
することが可能なスロットタイプの接続インタフェース
IFを有しているものとする。また、レジスターRGも
電子決済機能を備えているものとする。
【0041】まず、消費者は、販売店において商品およ
び/またはサービスを購入するに当たり、個人用情報端
末PTの電子決済機能を用いる。電子決済機能を用いれ
ば、消費者が容易に決済を済ませることができる。この
際、消費者は個人用情報端末PTをレジスターRGの接
続インタフェースIFに接続し、個人用情報端末PTと
レジスターRGとの間で購入代金の決済を済ませる。
【0042】さて、個人用情報端末PTが接続インタフ
ェースIFを介してレジスターRGに接続されたとき
に、レジスターRGは個人用情報端末PTに記録された
個人情報を読み込む。そして、レジスターRGは、読み
込んだ個人情報を顧客情報データベースDB1aに記録
する。なお、この個人情報のうち、クレジットカード番
号や銀行口座番号の情報は電子決済に利用され、また、
パスポート番号や自動車運転免許証番号の情報は認証に
利用される。
【0043】一方、レジスターRGは、サービス・商品
情報データベースDB1bに記録された商品および/ま
たはサービスの情報を、広告情報として個人用情報端末
PTに読み込ませる。なお、広告情報の一例を図7に示
す。図7は、商品の場合の広告例であり、商品名、メー
カー名、価格、商品の特徴および商品の写真が記載され
ている。
【0044】なお、もちろん、消費者がレジスターRG
に個人情報を読み込まれたくないときには、プライバシ
ーの保護のために個人用情報端末PTから個人情報が読
み取れないよう設定できるようにしておけばよい。具体
的には、例えば個人情報を暗号化できるようにしておけ
ばよい。上述の一定の条件とはこのことである。
【0045】このように、個人用情報端末PTがレジス
ターRGに接続されたときに、個人情報が読み込まれ、
広告情報が個人用情報端末PTに読み込まれるようにす
れば、消費者が個人用情報端末PTを携帯して販売店に
赴いたときに、個人情報と引き換えに広告情報を得るこ
とができる。よって、例えば、消費者が全く初めての販
売店を訪れた場合であっても、扱っている商品および/
またはサービスの情報を得ることができ、自己の求める
商品および/またはサービスの広告を各消費者が得やす
い。また、販売店から得られる広告情報は電子的データ
であるので、チラシ類の場合と異なり散逸しにくく、保
管・整理が容易である。
【0046】一方、販売店は、訪れた消費者の個人情報
を得ることができ、そこから消費者のニーズや動向を探
ることができる。そしてその情報に基づいて、売れ筋商
品の発注量を調節したり、季節変動による購買動向の変
化を読みとるなど、経営に活用することができる。また
この場合、消費者のニーズや動向を調査するためのアン
ケート用紙の印刷費や回答内容のデータベースへの入力
の手間などが省けるため、消費者のニーズや動向の情報
を低コストで得ることができる。
【0047】このように、本発明の実施の形態に係る個
人情報活用システムを用いれば、個人情報を有効に商業
および産業に活用することが可能である。
【0048】なお、図6では接続インタフェースIFの
例としてスロットタイプのものを示したが、そのほかに
も例えば、ブルートゥース技術のように無線で個人用情
報端末PTと電気的に接続するインタフェースであって
もよい。
【0049】なお、初めて来店した消費者の場合は、そ
の消費者の個人情報が得られていないので、その消費者
の興味を有する商品および/またはサービスが何である
のか販売店は予測がつかない。よって、広告情報として
は、例えばその月の最も売上の高い商品をピックアップ
するなど任意に選択を行えばよい。
【0050】一方、以前に来店したことのある消費者に
対しては、以前に個人情報が読み込まれているので、そ
の個人情報に基づいて広告情報を選択するようにすれば
よい。具体的には例えば、図4中の「パソコン」に興味
を示した消費者については、パソコンについての広告情
報をレジスターRGから送付するようにすればよい。
【0051】なお、広告情報の選択についてはレジスタ
ーRGに行わせるようにすればよい。図3および図4の
ようにチェックボックス形式で個人情報が記録されてお
れば、該当する商品の広告情報をサービス・商品情報デ
ータベースDB1bから容易に取り出せる。
【0052】その他にも、広告情報の選択については例
えば、個人情報の商品購入履歴情報に基づいて、消費者
が以前に購入した生活関連商品のストックがなくなる時
期を予測して追加購入を促す広告情報や買い忘れを指摘
する広告情報を送付したり、個人情報の趣味嗜好情報に
基づいて、消費者の嗜好に合わせた商品および/または
サービスの広告情報を送付したりするようにしてもよ
い。
【0053】このように、レジスターRGから送付され
る広告情報に消費者の希望する商品および/またはサー
ビスに関する広告情報が含まれておれば、消費者が自己
の求める商品および/またはサービスの広告を得やす
い。その結果、広告がより効果的となり消費者の購買意
欲を高めることができる。また、各消費者に適した広告
情報を消費者に送信できることになり、販売店にとっ
て、不特定多数の消費者に広告を行う場合よりも効果的
に広告が行えるようになる。
【0054】なお、図6に示すようにレジスターRGに
ディスプレイDPを設け、ディスプレイDPに広告情報
を表示するようにしてもよい。そうすれば、より消費者
に商品および/またはサービスの購入を促すことができ
る。
【0055】また、複数の販売店が読み取り可能な共通
のフォーマットで上記のような個人情報が記録されてお
れば、一度、消費者が個人用情報端末PTに個人情報を
入力しておけば、各販売店に個人情報を与えたいとき
に、販売店ごとに個人情報を入力する手間が省ける。よ
って、消費者が各販売店に個人情報を与えやすくなり、
販売店は消費者のニーズや動向の情報を得やすい。
【0056】一方、各販売店から送付される広告情報に
ついても、個人用情報端末PTにおいて共通の表示形式
で表示されるようにしておけばよい。すなわち、各販売
店からの広告情報がいずれも、例えば図7に示すような
表示形式で表示されるようにしておくのである。そうす
れば、消費者が、各販売店の商品および/またはサービ
スの価格や機能、サービス内容等の項目を比較・検討し
やすい。
【0057】さらに、図8に示すように、接続インタフ
ェースIFと同様の接続インタフェースIF2が設けら
れた広告情報表示ディスプレイDP2に、個人用情報端
末PTを電気的に接続してもよい。この場合、接続イン
タフェースIF2を通じて読み込んだ個人情報を顧客情
報データベースDB1aに記録し、一方、サービス・商
品情報データベースDB1bに記録された商品および/
またはサービスの情報を、広告情報として個人用情報端
末PTに読み込ませると同時に広告情報表示ディスプレ
イDP2の画面上にも表示する。
【0058】このようにすれば、消費者が必ずしもレジ
スターRGに個人用情報端末PTを接続しなくても(つ
まり、商品および/またはサービスを購入せず、店内を
見て回るだけのつもりで来店した消費者に対しても)、
各消費者に適した広告情報を提示し、商品および/また
はサービスの購入を促すことができる。
【0059】広告情報表示ディスプレイDP2の広告情
報表示画面の一例を図9に示す。図9は、商品の場合の
広告例であり、商品名、メーカー名、価格、商品の特徴
のほか、商品PR用動画再生画面と店内での現品の展示
場所案内図で構成されている。
【0060】a2.消費者がネットワークを介して販売
店にアクセスする場合 上記では消費者が個人用情報端末PTを携帯して、情報
処理部を設置した販売店に実際に赴いたときの説明を行
ったが、ネットワークNTを介してネットトレーディン
グを行う場合も、上記と同様の効果を得ることができ
る。その場合は、受発注システムOS1が上記のレジス
ターRGの役割を果たし、個人用情報端末PTとの間で
個人情報および広告情報のやり取りを行う。
【0061】B.消費者−サービス提供者またはメーカ
ー間の関係 消費者が、金融機関等のサービス提供者の扱うサービス
を購入する場合も、上記A.の場合と同様、個人用情報
端末PTとサービス提供者の情報処理部との間で、個人
情報と広告情報とをやり取りすればよい。この場合は、
サービス提供者の決済システムPS1に、上記a1.の
場合のレジスターRG、上記a2.の場合の受発注シス
テムOS1と同様の機能を持たせておけばよい。そうす
れば、決済システムPS1は、個人情報を顧客情報デー
タベースDB2aに記録し、サービス情報データベース
DB2bからサービスの広告情報を個人用情報端末PT
に送付して、上述と同様の効果を得ることができる。
【0062】また、消費者がメーカーから直接、商品の
購入を行う場合も考えられる。その場合も、上記A.の
場合と同様、個人用情報端末PTとメーカーの情報処理
部との間で、個人情報と広告情報とをやり取りすればよ
い。この場合は、メーカーの受発注システムOS2に、
上記a1.の場合のレジスターRG、上記a2.の場合
の受発注システムOS1と同様の機能を持たせておけば
よい。そうすれば、受発注システムOS2は、個人情報
をユーザー情報データベースDB3bに記録し、商品情
報データベースDB3aから商品の広告情報を個人用情
報端末PTに送付して、上述と同様の効果を得ることが
できる。
【0063】C.販売店−サービス提供者またはメーカ
ー間の関係 A.で述べたように、販売店には多数の個人情報が集ま
る。よって、販売店は、これら多数の個人情報を有効に
商業および産業に活用することができる。
【0064】すなわち、販売店は、顧客情報データベー
スDB1aに記録された個人情報を分析し、統計処理な
どを行って、売れ筋商品の予測、季節変動による購買動
向の変化、ユーザーニーズの傾向など、消費者一般の傾
向に関する消費者情報を作成する。そして、その消費者
情報を、メーカーやサービス提供者に有償提供する。な
お、消費者情報の作成に当たっては、統計処理機能に優
れたコンピュータを受発注システムOS1に含ませて、
これにより行えばよい。
【0065】一方、販売店は、メーカーやサービス提供
者からネットワークNTを介して送信された商品やサー
ビスの広告情報を、サービス・商品情報データベースD
B1bに記録する。そして、それらの広告情報を、個人
情報を送信した各消費者に送信する。
【0066】このとき、販売店は、以前に読み込まれた
個人情報に基づいて各消費者ごとの趣味嗜好・要望に合
わせて広告情報を取捨選択し、各消費者に適した広告情
報を接続インタフェースIFまたはネットワークNTを
介して個人用情報端末PTに送信する。
【0067】このように販売店が、個人情報に基づいて
作成された消費者情報をメーカーやサービス提供者に送
るので、メーカーやサービス提供者は、消費者一般の傾
向に関する消費者情報を得ることができ、そこから消費
者のニーズや動向を探ることができる。この場合、メー
カーやサービス提供者は、消費者のニーズや動向を調査
するためのアンケート用紙の印刷費や回答内容のデータ
ベースへの入力の手間などが省けるため、消費者のニー
ズや動向の情報を低コストで得ることができる。また、
販売店が各消費者に適した広告情報を個人用情報端末P
Tに送信するので、メーカーやサービス提供者にとっ
て、不特定多数の消費者に広告を行う場合よりも効果的
に広告が行えるようになる。
【0068】一方、販売店は、メーカーやサービス提供
者からの広告情報を消費者に送付するので、メーカーや
サービス提供者から広告代理費として対価を得ることが
できる。また、個人情報に基づいて作成された消費者一
般の傾向に関する消費者情報をメーカーやサービス提供
者に送るので、マーケットリサーチ費として対価を得る
ことができる。
【0069】D.消費者−個人情報管理業者間の関係 ここで、個人情報管理業者について説明する。上述のよ
うに、この個人情報管理業者は、消費者の個人情報を管
理するとともに、メーカーやサービス提供者からの商品
および/またはサービスの広告情報、並びに販売店の広
告情報を広告代理し、さらに、金融機関と同様の決済業
務をも行う事業者である。
【0070】個人情報の管理とは、個人用情報端末PT
に記録された個人情報を、情報消失時のバックアップ用
に保管することを指す。すなわち、個人用情報端末PT
の所有者が自己の個人情報をネットワークNTを介して
個人情報管理業者の情報処理部に送信し、個人情報管理
業者は、送信された個人情報を個人情報データベースD
B4aに記録する。
【0071】なお、個人情報はプライバシーに関わる情
報であるので、改竄や盗用に多大な注意を払う必要があ
る。そのため、個人情報のやり取りの際には認証システ
ムCSが認証を行う。
【0072】また、個人用情報端末PTに記録された個
人情報の内容が更新されたときには、個人用情報端末P
Tは、更新後の個人情報を自動で、または所有者の意思
により再び個人情報管理業者に送信するようにしておけ
ばよい。
【0073】一方、商品および/またはサービスの広告
情報や販売店の広告情報の広告代理とは、以下のことを
指す。すなわち、個人情報管理業者は、メーカーやサー
ビス提供者からネットワークNTを介して送信された商
品やサービスの広告情報、および、販売店からネットワ
ークNTを介して送信された販売店の広告情報を、サー
ビス・商品情報データベースDB4bおよび販売店情報
データベースDB4cに記録する。そして、それらの広
告情報を、個人情報を送信した各消費者に送信する。
【0074】このとき、個人情報管理業者は、以前に読
み込まれた個人情報に基づいて各消費者ごとの趣味嗜好
・要望に合わせて広告情報を取捨選択し、各消費者に適
した広告情報をネットワークNTを介して個人用情報端
末PTに送信する。
【0075】また、金融機関と同様の決済業務とは、個
人情報管理業者が銀行等の金融機関と同様の業務を行う
ことを意味している。すなわち、消費者と個人情報管理
業者との間で予め預金口座開設契約が締結されている場
合で、消費者が販売店やサービス提供者等から商品およ
び/またはサービスの購入を行ったときには、その消費
者の預金口座と販売店やサービス提供者等の預金口座と
の間で電子決済が行われることを指す。
【0076】このような事業を行う企業は現状では見ら
れないが、事業化できたときには以下のような利点を有
する。
【0077】すなわち、上記のように個人情報管理業者
が、記録された個人情報に基づいて広告情報から消費者
の希望する商品および/またはサービスに関する広告情
報を選択し、個人用情報端末に送るようにすれば、消費
者は自己の求める商品および/またはサービスの広告を
得やすい。
【0078】また、消費者にとっては、個人情報管理業
者が複数の広告情報から選択を行ってくれるので、各販
売店やメーカー、サービス提供者の商品および/または
サービスの価格や機能、サービス内容等の項目を比較・
検討しやすい。さらに、広告情報は電子的データである
ので、チラシ類の場合と異なり散逸しにくく、保管・整
理が容易である。
【0079】なお、上記においては、個人情報管理業者
の情報処理部と消費者の個人用情報端末PTとがネット
ワークNTを介して接続されているとしたが、ネットワ
ークNTを介さずに、例えば、サーバーSV4と個人用
情報端末PTとを、接続インタフェースIFのようなイ
ンタフェースを介して直接、接続可能なようにしたり、
そのほかにも例えば、ブルートゥース技術のように無線
で電気的に接続するようにしてもよい。
【0080】個人情報管理業者の情報処理部と、販売
店、メーカーおよびサービス提供者の情報処理部との接
続についても同様であり、ネットワークNTを介して接
続される場合であっても、ネットワークNTを介さずに
接続される場合であってもよい。ここで、ネットワーク
NTを介さずに接続される場合とは、例えば販売店の情
報処理部が、携帯可能なノートパソコンで構成されてお
り、そのノートパソコンを携帯して販売店の担当者が個
人情報管理業者のもとに赴き、個人情報管理業者の情報
処理部に、接続インタフェースIFのようなインタフェ
ースを介して直接、接続したり、ブルートゥース技術の
ように無線で電気的に接続するなどの場合を指す。
【0081】E.個人情報管理業者−販売店、メーカー
およびサービス提供者間の関係 D.で述べたように、個人情報管理業者には多数の個人
情報が集まる。よって、個人情報管理業者は、これら多
数の個人情報を有効に商業および産業に活用することが
できる。
【0082】すなわち、個人情報管理業者は、多数寄せ
られた個人情報を分析し、統計処理などを行って、売れ
筋商品の予測、季節変動による購買動向の変化、ユーザ
ーニーズの傾向など、消費者一般の傾向に関する消費者
情報を作成する。そして、その消費者情報を、販売店や
メーカー、サービス提供者に有償提供する。
【0083】なお、消費者情報の作成に当たっては、統
計処理機能に優れたコンピュータなどを含む情報加工シ
ステムISにより行えばよい。また、消費者情報を受け
取った販売店やメーカー、サービス提供者は、自己のデ
ータベースに記録すればよい。図1では例としてメーカ
ーが消費者情報データベースDB3cに、この消費者情
報を記録する。
【0084】このように個人情報管理業者が、個人情報
に基づいて作成された消費者情報を販売店やメーカー、
サービス提供者に送るので、販売店やメーカー、サービ
ス提供者は、消費者一般の傾向に関する消費者情報を得
ることができ、そこから消費者のニーズや動向を探るこ
とができる。この場合、販売店やメーカー、サービス提
供者は、消費者のニーズや動向を調査するためのアンケ
ート用紙の印刷費や回答内容のデータベースへの入力の
手間などが省けるため、消費者のニーズや動向の情報を
低コストで得ることができる。また、個人情報管理業者
が各消費者に適した広告情報を個人用情報端末PTに送
信するので、販売店やメーカー、サービス提供者にとっ
て、不特定多数の消費者に広告を行う場合よりも効果的
に広告が行えるようになる。
【0085】一方、個人情報管理業者は、販売店やメー
カー、サービス提供者からの広告情報を消費者に送付す
るので、販売店やメーカー、サービス提供者から広告代
理費として対価を得ることができる。また、個人情報に
基づいて作成された消費者一般の傾向に関する消費者情
報を販売店やメーカー、サービス提供者に送るので、マ
ーケットリサーチ費として対価を得ることができる。
【0086】さらに、販売店やメーカー、サービス提供
者が、個人情報管理業者の個人情報データベースDB4
aに記録された個人情報を、有償で読み込むことができ
るようにしてもよい。そうすれば、販売店やメーカー、
サービス提供者は、その個人情報を参照して新規顧客を
開拓することが可能となる。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、個人用
情報端末が情報処理部に接続されたときに、個人情報が
情報処理部に読み込まれ、広告情報が個人用情報端末に
読み込まれるので、消費者が個人用情報端末を携帯し
て、情報処理部を設置した販売店やメーカー、サービス
提供者等の企業の事業所に赴いたときに、個人情報と引
き換えに広告情報を得ることができる。よって、例え
ば、全く初めての販売店や事業所を訪れた場合であって
も、扱っている商品および/またはサービスの情報を得
ることができ、自己の求める商品および/またはサービ
スの広告を各消費者が得やすい。また、広告情報は電子
的データであるので、チラシ類の場合と異なり散逸しに
くく、保管・整理が容易である。一方、情報処理部を設
置した販売店やメーカー、サービス提供者等の企業は、
訪れた消費者の個人情報を得ることができ、そこから消
費者のニーズや購買動向を探ることができる。この場
合、消費者のニーズや購買動向を調査するためのアンケ
ート用紙の印刷費や回答内容のデータベースへの入力の
手間などが省けるため、消費者のニーズや購買動向の情
報を低コストで得ることができる。
【0088】請求項2に記載の発明によれば、広告情報
に消費者の希望する商品および/またはサービスに関す
る広告情報を含まれるので、消費者が自己の求める商品
/サービスの広告を得やすく、その結果、広告がより効
果的となり消費者の購買意欲を高めることができる。ま
た、各消費者に適した広告情報を消費者に送信できるこ
とになり、情報処理部を設置した販売店やメーカー、サ
ービス提供者等の企業にとって、不特定多数の消費者に
広告を行う場合よりも効果的に広告が行えるようにな
る。
【0089】請求項3に記載の発明によれば、消費者の
希望する商品および/またはサービスに関する広告情報
が表示部に表示されるので、より消費者に商品および/
またはサービスの購入を促すことができる。
【0090】請求項4に記載の発明によれば、個人用情
報端末および情報処理部が電子決済機能を有しているの
で、消費者が情報処理部を設置する企業との間で容易に
決済を済ませることができる。
【0091】請求項5に記載の発明によれば、消費者が
個人用情報端末を、販売店やメーカー、サービス提供者
等の企業の事業所に設置された情報処理部に接続したと
きに個人情報と引き換えに広告情報を得ることができ
る。また、広告情報は電子的データであるので、チラシ
類の場合と異なり散逸しにくく、保管・整理が容易であ
る。また、個人情報が、複数の情報処理部のいずれもが
読み取り可能な共通のフォーマットで記録された電子的
データであるので、一度、消費者が個人用情報端末に個
人情報を入力しておけば、企業の情報処理部に個人情報
を与えたいときに、企業ごとに個人情報を入力する手間
が省ける。よって、消費者が企業に個人情報を与えやす
くなり、企業は消費者のニーズや購買動向の情報を得や
すい。この場合、企業は、消費者のニーズや購買動向を
調査するためのアンケート用紙の印刷費や回答内容のデ
ータベースへの入力の手間などが省けるため、消費者の
ニーズや購買動向の情報を低コストで得ることができ
る。
【0092】請求項6に記載の発明によれば、広告情報
はいずれも、個人用情報端末において共通の表示形式で
表示されるので、消費者が、各企業の商品および/また
はサービスの価格や機能、サービス内容等の項目を比較
・検討しやすい。
【0093】請求項7に記載の発明によれば、個人用情
報端末および複数の情報処理部が電子決済機能を有して
いるので、消費者が複数の情報処理部をそれぞれ設置す
る各企業との間で容易に決済を済ませることができる。
【0094】請求項8に記載の発明によれば、第2の情
報処理部は、以前に読み込まれた前記個人情報に基づい
て広告情報から選択された、消費者の希望する商品およ
び/またはサービスに関する広告情報を個人用情報端末
に送るので、消費者は自己の求める商品および/または
サービスの広告を得やすい。また、第2の情報処理部
は、複数の第1の情報処理部からの広告情報から選択を
行うので、消費者が、第1の情報処理部を設置する各企
業の商品および/またはサービスの価格や機能、サービ
ス内容等の項目を比較・検討しやすい。また、広告情報
は電子的データであるので、チラシ類の場合と異なり散
逸しにくく、保管・整理が容易である。また、第2の情
報処理部に記録された個人情報は、個人用情報端末に記
録された個人情報のバックアップとして機能する。ま
た、第2の情報処理部は、個人情報に基づいて作成され
た消費者情報を第1の情報処理部に送るので、第1の情
報処理部を設置した販売店やメーカー、サービス提供者
等の企業は、消費者一般の傾向に関する消費者情報を得
ることができ、そこから消費者のニーズや購買動向を探
ることができる。この場合、第1の情報処理部を設置し
た企業は、消費者のニーズや購買動向を調査するための
アンケート用紙の印刷費や回答内容のデータベースへの
入力の手間などが省けるため、消費者のニーズや購買動
向の情報を低コストで得ることができる。また、第2の
情報処理部の設置者は、第1の情報処理部を設置した企
業からの広告情報を消費者に送付するので、第1の情報
処理部を設置した企業から広告代理費として対価を得る
ことができる。また、個人情報に基づいて作成された消
費者一般の傾向に関する消費者情報を第1の情報処理部
に送るので、第1の情報処理部を設置した企業からマー
ケットリサーチ費として対価を得ることができる。
【0095】請求項9に記載の発明によれば、第1の情
報処理部は、第2の情報処理部に記録された個人情報を
読み込むことが可能であるので、第1の情報処理部を設
置した企業は、個人情報を参照して新規顧客を開拓する
ことが可能である。
【0096】請求項10に記載の発明によれば、個人用
情報端末および第1の情報処理部が電子決済機能を有し
ているので、消費者が第1の情報処理部を設置する各企
業との間で容易に決済を済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る個人情報活用シス
テムを示す図である。
【図2】 消費者の個人情報の具体例を示す図である。
【図3】 消費者の個人情報の具体例を示す図である。
【図4】 消費者の個人情報の具体例を示す図である。
【図5】 消費者の個人情報の具体例を示す図である。
【図6】 消費者の個人用情報端末PTが販売店のレジ
スターRGの接続インタフェースIFに接続される様子
を示す図である。
【図7】 販売店から送付される広告情報の具体例を示
す図である。
【図8】 消費者の個人用情報端末PTが販売店の広告
情報表示ディスプレイDP2の接続インタフェースIF
2に接続される様子を示す図である。
【図9】 広告情報表示ディスプレイDP2の広告情報
表示画面の具体例を示す図である。
【符号の説明】
NT ネットワーク、PT 個人用情報端末、SV1〜
SV4 サーバー、RT1〜RT4 ルーター、DB1
a,DB1b,DB2a,DB2b,DB3a〜DB3
c,DB4a〜DB4c データベース、RG レジス
ター、PS1,PS2 決済システム、OS1,OS2
受発注システム、IS 情報加工システム、CS 認
証システム、IF 接続インタフェース、DP ディス
プレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303 H04M 11/00 303 15/00 15/00 Z Fターム(参考) 5K015 AB01 5K024 AA71 AA76 AA77 CC11 FF03 FF04 5K025 BB10 DD06 EE24 5K027 AA11 BB01 CC08 FF22 5K101 KK16 KK17 KK18 LL12 NN02 NN03 NN18 NN21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所有者たる消費者に関する個人情報が電
    子的データとして記録された個人用情報端末と、 前記個人用情報端末を、ネットワークを介さずに接続可
    能な接続インタフェースを有し、商品および/またはサ
    ービスに関する広告情報が電子的データとして記録され
    た情報処理部とを備え、 前記個人用情報端末が前記接続インタフェースを介して
    前記情報処理部に接続されたときに、前記個人情報が前
    記情報処理部に読み込まれ、前記広告情報が前記個人用
    情報端末に読み込まれる個人情報活用システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の個人情報活用システム
    であって、 前記個人情報には、前記消費者が希望する商品および/
    またはサービスに関する情報が含まれ、 前記広告情報には、以前に読み込まれた前記個人情報に
    基づいて選択された、前記消費者の希望する商品および
    /またはサービスに関する広告情報が含まれる個人情報
    活用システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の個人情報活用システム
    であって、 前記情報処理部は、表示部をさらに有し、前記個人用情
    報端末が前記接続インタフェースを介して前記情報処理
    部に電気的に接続されたときに、前記消費者の希望する
    商品および/またはサービスに関する広告情報を前記表
    示部に表示する個人情報活用システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の個人情報活用システム
    であって、 前記個人用情報端末および情報処理部は、電子決済機能
    を有し、 前記個人用情報端末が前記接続インタフェースを介して
    前記情報処理部に接続された状態で、前記電子決済機能
    を実行可能である個人情報活用システム。
  5. 【請求項5】 所有者たる消費者に関する個人情報が電
    子的データとして記録された個人用情報端末と、 前記個人用情報端末とネットワークを介して、または、
    ネットワークを介さずに接続可能であって、商品および
    /またはサービスに関する広告情報が電子的データとし
    て記録された複数の情報処理部とを備え、 前記個人用情報端末が前記複数の情報処理部の一つに接
    続されたときに、前記個人情報が前記情報処理部に読み
    込まれ、前記広告情報が前記個人用情報端末に読み込ま
    れ、 前記個人情報は、前記複数の情報処理部のいずれもが読
    み取り可能な共通のフォーマットで記録された電子的デ
    ータである個人情報活用システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の個人情報活用システム
    であって、 前記複数の情報処理部からの前記広告情報はいずれも、
    前記個人用情報端末において共通の表示形式で表示され
    る個人情報活用システム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の個人情報活用システム
    であって、 前記個人用情報端末および複数の情報処理部は、電子決
    済機能を有し、 前記個人用情報端末が前記情報処理部に接続された状態
    で、前記電子決済機能を実行可能である個人情報活用シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 所有者たる消費者に関する個人情報が電
    子的データとして記録された複数の個人用情報端末と、 商品および/またはサービスに関する広告情報が電子的
    データとして記録された複数の第1の情報処理部と、 前記個人用情報端末および第1の情報処理部とネットワ
    ークを介して、または、ネットワークを介さずに接続可
    能であって、前記個人用情報端末および第1の情報処理
    部から前記個人情報および広告情報を読み込んで記録す
    る第2の情報処理部とを備え、 前記個人情報には、前記消費者が希望する商品および/
    またはサービスに関する情報が含まれ、 前記第2の情報処理部は、 前記個人情報に基づいて作成された消費者一般の傾向に
    関する消費者情報を前記第1の情報処理部に送り、 以前に読み込まれた前記個人情報に基づいて前記広告情
    報から選択された、前記消費者の希望する商品および/
    またはサービスに関する広告情報を前記個人用情報端末
    に送る個人情報活用システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の個人情報活用システム
    であって、 前記第1の情報処理部は、前記第2の情報処理部に記録
    された前記個人情報を読み込むことが可能な個人情報活
    用システム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の個人情報活用システ
    ムであって、 前記個人用情報端末および第1の情報処理部は、ネット
    ワークを介して、または、ネットワークを介さずに接続
    可能であって、 前記個人用情報端末および第1の情報処理部は、電子決
    済機能を有し、 前記個人用情報端末が前記第1の情報処理部に接続され
    た状態で、前記電子決済機能を実行可能である個人情報
    活用システム。
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