JP2002231284A - 燃料電池用熱交換器 - Google Patents

燃料電池用熱交換器

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JP2002231284A
JP2002231284A JP2001018734A JP2001018734A JP2002231284A JP 2002231284 A JP2002231284 A JP 2002231284A JP 2001018734 A JP2001018734 A JP 2001018734A JP 2001018734 A JP2001018734 A JP 2001018734A JP 2002231284 A JP2002231284 A JP 2002231284A
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downstream
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JP2001018734A
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English (en)
Inventor
Eishin Kameda
英信 亀田
Hitoshi Takenaka
等 竹中
Hiroyuki Yoshida
宏行 吉田
Yuichi Kaitani
雄一 回谷
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/025Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements
    • F28F3/027Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being corrugated, plate-like elements with openings, e.g. louvered corrugated fins; Assemblies of corrugated strips
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0031Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
    • F28D9/0043Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタノールと水との液状の混合流体を、蒸発
させ、更に所定温度に過熱する事ができる構造を、小型
且つ安価に実現する。 【解決手段】 上記混合流体を互いに反対方向に向け流
す為の上流側、下流側被加熱流路34、35と、中間被
加熱流路36とを有する複数の伝熱管素子15を、隣り
合う素子15同士の間に1対の第一、第二金属板16、
17を挟持した状態で重ね合わせて、コア部19を構成
する。上記上流側、下流側各被加熱流路34、35の端
部同士は、上記中間被加熱流路36により連結する。使
用時には、上記各被加熱流路34〜36に上記混合流体
を流すと共に、上記各伝熱管素子15の外部に設けた複
数の加熱流路51内に加熱ガスを、上記上流側、下流側
各被加熱流路34、35を流れる混合流体の流通方向と
直交する方向に通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の燃料電池用熱交換器
は、燃料電池を構成する燃料改質装置に組み込んで、水
素ガス(H2 )を得るべく、例えばメタノール(CH3
OH)と水(H2O)との混合液を蒸発させ、更に所定
温度に過熱する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池の発電原理に就いて、図12に
より簡単に説明する。この図12は、燃料電池の単位と
なるセル1を1個のみ示している。このセル1の中間部
は、燐酸等の電解質2を水素極3と空気極(酸素極)4
とでサンドイッチ状に挟んで成る薄膜5により仕切って
いる。この薄膜5は、水素イオン(H+ )のみを透過さ
せる性質を有する。又、上記水素極3側の第一反応室6
には水素ガス(H2 )を、水素供給口7から送り込み、
水素還流口8から未反応の水素ガスを含むガスを排出自
在としている。又、上記空気極4側の第二反応室9には
酸素(O2 )を含む空気を、酸素供給口10から送り込
み、排気口11から排出自在としている。
【0003】発電を行なう際には、上記水素供給口7か
ら上記第一反応室6内に水素ガスを、上記酸素供給口1
0から第二反応室9内に酸素を含む空気を、それぞれ供
給する。この結果、上記第一反応室6に面した上記水素
極3部分で、 H2 →2H+ +2e- の反応が起こり、その結果生じた水素イオンが、上記薄
膜5を透過して上記第二反応室9内に進入する。そし
て、この第二反応室9に面した上記空気極4部分で、 2H+ +O2 /2+2e- →H2 O の反応が起こる。この結果、上記水素極3と上記空気極
4との間に電位差が生じる。1個のセル1毎に生じる電
位差は、1V程度しかない為、図12に示した様なセル
1を直列に必要数重ね合わせて燃料電池スタック(図示
せず)を構成し、必要とする電圧を確保する。又、この
燃料電池スタックにより得られる電流は直流である為、
交流を必要とする場合には、インバータにより変換す
る。
【0004】上述の様な原理で上記セル1に発電させる
為には、上記第一反応室6に水素ガスを送り込む必要が
ある。この水素ガスは、水素吸蔵合金等のタンクから直
接取り出したり、水素ガス以外のメタノール(CH3
H)等の燃料を改質して発生させる。例えば、メタノー
ルを燃料として水素ガスを発生させる場合、改質装置
で、 CH3 OH+H2 O→CO2 +3H2 なる反応をさせれば、必要とする水素ガスを得られる。
【0005】上述の様にして、メタノールを燃料として
水素ガスを発生させる場合、メタノールと水とを、所定
温度に過熱した高温の混合ガスの状態で、改質装置に送
り込む必要がある。この為に従来から、メタノールと水
との混合液を、上記改質装置に送り込む前に蒸発器及び
過熱器に送り込んで、上記混合液を蒸発させ、更に加温
する事が考えられている。例えば、従来は、図13に示
す様に、蒸発器12と過熱器13とを別体に設ける事が
考えられていた。そして、メタノールと水との混合液
を、高温の混合ガスにする場合には、先ず、上記混合液
を上記蒸発器12に送り込み、この蒸発器12で、約5
00℃の高温の加熱ガスとの間で被接触で熱交換をさせ
る。この熱交換により、上記混合液は加温されて、蒸発
し、メタノールと水との混合ガスになる。そして、この
混合ガスを、続いて、上記蒸発器12とは別体の過熱器
13に送り込む。そして、この過熱器13で、上記混合
ガスを、約500℃の高温の加熱ガスとの間で、やはり
非接触で熱交換させる事で、上記混合ガスを更に約16
0℃の所定の温度に過熱する。この様に過熱された混合
ガスは、図示しない改質器に送り込んで、水素ガスを発
生する反応を起こさせる為に利用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の様にメタノール
と水との混合液を蒸発させ、更に所定温度に過熱すべ
く、互いに別体である蒸発器12と過熱器13とを、燃
料電池に設けた場合、この燃料電池の回路が複雑になる
だけでなく、この燃料電池の部品点数が増えて、燃料電
池全体のコスト上昇や大型化を招く原因になる。又、蒸
発器12と加熱器13とには、それぞれ高温のガスを流
通させる為、互いに別体であるこれら蒸発器12と過熱
器13とを一体的に接合しても、接合方法を特に工夫し
ない限り、接合状態を長期間に亙り良好に維持する事が
難しくなる。又、上記蒸発器12と過熱器13とのう
ち、少なくとも一部の構成部材同士をろう付け接合した
場合には、これら蒸発器12と過熱器13とを、Tig
溶接等の溶接により一体的に接合すると、これら蒸発器
12と加熱器13とのろう付け接合部で、溶接の熱によ
り二次溶解が生じる可能性がある。この様に二次溶解が
生じた場合には、製品の歩留りが悪化して、やはりコス
ト上昇を招く原因となる。本発明は、この様な事情に鑑
みて、メタノールと水との混合液等の被加熱流体を、加
熱ガス等の加熱流体により蒸発させ、更に所定温度に過
熱する事ができる構造を、小型且つ安価に実現すべく発
明したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池用熱交
換器は、被加熱流体を互いに反対方向に向け流す為の扁
平な上流側、下流側被加熱流路及びこれら上流側、下流
側両被加熱流路の端部同士を連結する中間被加熱流路を
有する複数の伝熱管素子を、隣り合う伝熱管素子同士の
間に1対の第一、第二金属板を挟持した状態で重ね合わ
せて成るコア部と、隣り合う伝熱管素子同士の間で、上
記第一、第二金属板同士の間部分に設けられた、加熱流
体を流す為の加熱流路とを備える。そして、この加熱流
路内に上記加熱流体を、上記上流側、下流側各被加熱流
路内での上記被加熱流体の流通方向と直交する方向に通
過させる状態で使用する。
【0008】又、請求項2に記載した燃料電池用熱交換
器に於いては、上記加熱流体の流通方向に関してコア部
の上流側に、上流側、下流側被加熱流路のうち、下流側
の被加熱流体が流れる下流側被加熱流路を設けている。
【0009】又、請求項3に記載した燃料電池用熱交換
器に於いては、各伝熱管素子は、第三金属板の両側に1
対の仕切板を重ね合わせて成る。又、このうちの第三金
属板は、長さ方向端部で180度反対側に折り返したU
字形流路を設けている。又、上記各仕切板は、長さ方向
一端部に第一、第二の通孔を、同じく他端部に幅方向に
長い第三の通孔を、それぞれ設けている。そして、上記
第三金属板の両側に上記1対の仕切板を重ね合わせて伝
熱管素子を構成した状態で、上記U字形流路の一端寄り
部分に相当する部分に上流側被加熱流路を、同じく他端
寄り部分に相当する部分に下流側被加熱流路を、同じく
中間部に相当する部分に中間被加熱流路を、それぞれ設
けている。又、隣り合う伝熱管素子同士の間に設けた各
第一、第二中間金属板のうち、上記各伝熱管素子の長さ
方向に関して片側に設けた各第一金属板の両端部で、上
記各仕切板に設けた第一、第二の通孔とそれぞれ整合す
る位置に、第四、第五の通孔を設けている。又、上記各
第一、第二金属板のうち、上記各伝熱管素子の長さ方向
に関して他側に設けた各第二金属板の中間部で、上記各
仕切板に設けた第三の通孔と整合する位置に、第六の通
孔を設けている。そして、上記各第一〜第三金属板と各
仕切板とを重ね合わせた状態で互いに対向する、上記各
第一金属板に設けた第四の通孔の内側空間と、上記各上
流側被加熱流路の上流側端部と、上記各仕切板に設けた
第一の通孔の内側空間とを、互いに連通させる事によ
り、内側に送り込まれた被加熱流体を上記各上流側被加
熱流路に向け分流させる為の入口タンク部を構成してい
る。又、上記各第一金属板に設けた第五の通孔の内側空
間と、上記各下流側被加熱流路の下流側端部と、上記各
仕切板に設けた第二の通孔の内側空間とを、互いに連通
させる事により、上記各下流側被加熱流路内を流れる被
加熱流体を集合させる為の出口タンク部を構成してい
る。又、上記各第二金属板に設けた第六の通孔の内側空
間と、上記各中間被加熱流路と、上記各仕切板に設けた
第三の通孔の内側空間とを、互いに連通させる事によ
り、上記各上流側被加熱流路から送られた被加熱流体を
上記各下流側被加熱流路に向け送る為の中間タンク部を
構成している。
【0010】
【作用】上述の様に構成する本発明によれば、メタノー
ルと水との混合液等の被加熱流体を、加熱ガス等の加熱
流体により蒸発させ、更に所定温度に過熱する事ができ
る構造を、小型且つ安価に実現できる。即ち、本発明の
場合には、液状の上記被加熱流体が各上流側被加熱流路
を流れる間に、各加熱流路を流れる加熱流体との間での
熱交換を行なう事で、加温されて、蒸発する。そして、
蒸発した上記被加熱流体が各下流側被加熱流路を流れる
間に、この被過熱流体は、更に上記加熱流体との間での
熱交換を行なう事で、所定温度に過熱される。しかも、
本発明によれば、複数の伝熱管素子の一部により、被過
熱流体を互いに反対方向に流す為の上記上流側、下流側
各被加熱流路の端部同士を連結する、中間被加熱流路を
構成できる。この為、互いに別体である蒸発器と加熱器
とを接合する必要がなくなり、燃料電池全体での部品点
数の削減によるコスト低減及び小型化を図れる。しか
も、構成各部材の少なくとも一部を、ろう付け接合した
場合でも、ろう付け接合部で、溶接の熱により二次溶解
が生じる事を確実に防止できる。
【0011】更に、請求項2に記載した燃料電池用熱交
換器によれば、比較的高温の加熱流体と比較的高温の被
過熱流体とを、比較的低温の加熱流体と比較的低温の被
加熱流体とを、それぞれ互いに熱交換させる事ができ
る。この為、蒸発した上記被加熱流体をより所定温度に
過熱し易くできると共に、上流側、下流側各被加熱流路
と、各加熱流路とを仕切る為に設ける構成部材の両側で
の温度差を小さくできて、これら構成部材で生じる熱応
力を小さく抑えて、本発明の燃料電池用熱交換器の耐久
性を十分に確保できる。
【0012】更に、請求項3に記載した燃料電池用熱交
換器によれば、被加熱流体をコア部に送り込む為の配管
と、被加熱流体をコア部から取り出す為の配管との端部
の接続位置の自由度の向上を図れる為、本発明の燃料電
池用熱交換器を配置する空間の有効活用を図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜11は、本発明の実施の形
態の1例を示している。本発明の燃料電池用熱交換器で
ある、過熱部付蒸発器14は、それぞれの内側に被加熱
流体である、メタノールと水との混合流体を流す為の扁
平な流路を有する複数の伝熱管素子15、15を、隣り
合う伝熱管素子15、15同士の間に1対の第一、第二
金属板16、17とアウターフィン18とを設けた状態
で、互いに重ね合わせる事により構成したコア部19を
備える。
【0014】このうちの各伝熱管素子15は、全体を枠
状に形成した1枚の第三金属板21を、1対の仕切板2
2、22により、両側から挟持して成る。又、上記各第
三金属板21は、図4に詳示する様に、内周面の一部
で、長さ方向片側(図4の下側)に向いた側面の幅方向
一端寄り部分(図4の左端寄り部分)に、長さ方向(図
4の上下方向)に長い1本の仕切り部23を突出形成し
ている。そして、上記各第三金属板21の内側に、長さ
方向他端部(図4の下端部)で180度反対側に折り返
したU字形流路24を形成している。このU字形流路2
4の一端側(図4の右端側)半部の幅方向長さW24a
対する、同じく他端側(図4の左端側)半部の幅方向長
さW24b の比W24b /W24a は、約0.1〜0.2であ
る(W24b/W24a ≒0.1〜0.2)。更に、本例の
場合には、上記各第三金属板21の幅方向(図4の左右
方向)両側面のそれぞれ2箇所位置に突部25a、25
aを、これら幅方向両側面の長さ方向両端部近くから突
出形成している。又、本例の場合、上記過熱部付蒸発器
14の構成各部材をろう付けにより接合する前の状態
で、上記各突部25a、25aの先端部(図3に斜格子
で示す部分)に略円形の組み付け用支持部26a、26
aを形成している。そして、これら各組み付け用支持部
26a、26aに、後述するパイプ状の棒を挿通自在な
通孔27、27を形成している。上記各組み付け用支持
部26a、26aと上記各突部25a、25aとの連続
部は、上記過熱部付蒸発器14の各構成部材をろう付け
接合した後に切断して、上記各第三金属板21の本体部
分から上記各組み付け用支持部26a、26aを取り除
く。
【0015】又、上記各第三金属板20の内側で、上記
仕切り部23を挟んで両側に存在する空間に、幅方向長
さが互いに異なる2枚のインナーフィン28a、28b
を設けている。これら各インナーフィン28a、28b
は、ステンレス鋼板等の金属板を、一部に切れ目を形成
しつつ曲げ加工する事により、図5に詳示する様な形状
としている。この図5に詳示する様な形状は、従来から
周知である為、簡単に説明する。これら各インナーフィ
ン28a、28bは、前記混合流体の流通方向(図5の
上下方向)に関する形状を波形とすると共に、この波形
の位相が1/4ピッチ分ずつずれた部分を、幅方向(図
5の左右方向)に関して交互に配置して、幅方向に隣り
合う部分同士の境界部に多数の開口29、29を形成し
たものである。上記混合流体は、これら各開口29、2
9を通過しつつ蛇行して流れる。
【0016】又、前記各仕切板21は、図6に詳示する
様に、全体を四角形状としており、長さ方向一端面(図
6の上端面)で、幅方向一端部(図6の左端部)に、半
円状突部30を突出形成している。そして、上記各仕切
板21の長さ方向一端部で幅方向他半部(図6の右半
部)に幅方向に長い第一の通孔31を、同じく幅方向一
端寄り部分(図6の左半部)で上記半円状突部30とほ
ぼ整合する位置に略半円状の第二の通孔32を、それぞ
れ形成している。又、上記各仕切板21の長さ方向他端
部(図6の下端部)に、幅方向に長い第三の通孔33を
形成している。更に、上記各仕切板21の幅方向(図6
の左右方向)両側面のそれぞれ2個所位置に、前記各第
三金属板21の場合と同様の突部25b、25bを形成
すると共に、これら各突部25b、25bの先端部(図
6に斜格子で示す部分)にもやはり上記各第三金属板2
1の場合と同様の、組み付け用支持部26b、26b及
び通孔27、27を形成している。
【0017】そして、1対の上記仕切板21と上記第三
金属板21とを組み合わせて、前記伝熱管素子15を構
成した状態で、この伝熱管素子15の内側(1対の仕切
板21、21同士の間)で、前記U字形流路24のう
ち、幅方向長さが大きい一端寄り部分に相当する部分に
上流側被加熱流路34を、同じく幅方向長さが小さい他
端寄り部分に相当する部分に下流側被加熱流路35を、
同じく中間部に相当する部分に中間被加熱流路36を、
それぞれ設けている。従って、この中間被加熱流路36
は、上記上流側、下流側両被加熱流路34、35の端部
同士を連結する。
【0018】又、それぞれが上述の様にして構成する、
隣り合う伝熱管素子15、15の間部分の両端部に、前
記1対の第一、第二金属板16、17を挟持している。
これら各第一、第二金属板16、17は、それぞれ上記
各仕切板21の長さ方向両端部と同様の形状を有する。
尚、図7には、これら各第一、第二金属板16、17の
幅方向(図7の左右方向)両端面同士の間で、同図に斜
格子で示す部分に連結部37、37を設け、これら各連
結部37、37により上記各第一、第二金属板16、1
7同士を連結した構造を示している。即ち、前記加熱部
付蒸発器14の構成各部材をろう付け接合する前の状態
で、上記各第一、第二金属板16、17同士は、上記各
連結部37、37により連結されて、組み合わせ素子3
8と成る。そして、これら各組み合わせ素子38に設け
た各連結部37、37と、上記各第一、第二金属板1
6、17の端部との連続部は、上記過熱部付蒸発器14
の各構成部材をろう付け接合した後に切断して、上記各
第一、第二金属板16、17同士を分離する。又、上記
各連結部37、37の両端部に、図示しないパイプ状の
棒を挿通自在な通孔27、27を形成している。
【0019】又、上記各組み合わせ素子38の長さ方向
一端部(図7の上端部)で、上記第一金属板16に相当
する部分の幅方向一端側半部(図7の右半部)の、前記
各仕切板21に設けた第一の通孔31と整合する位置
に、第四の通孔39を形成している。又、上記各組み合
わせ素子38の長さ方向一端部で、上記第一金属板16
に相当する部分の幅方向他端部(図7の左端部)の、上
記各仕切板21に設けた第二の通孔32と整合する位置
に、第五の通孔40を形成している。又、上記各組み合
わせ素子38の長さ方向他端部(図7の下端部)で、上
記第二金属板17に相当する部分の、上記各仕切板21
に設けた第三の通孔33と整合する位置に、第六の通孔
41を形成している。そして、上記各組み合わせ素子3
8の内側で、上記各第一、第二金属板16、17にそれ
ぞれ相当する部分同士の間に、前記アウターフィン18
を配置している。このアウターフィン18は、図8に詳
示する様に、ステンレス鋼鈑等の金属板を波形に形成し
たものである。
【0020】そして、それぞれが上述の様に構成する、
各伝熱管素子15、15と各第一、第二金属板16、1
7と各インナー、アウターフィン28a、28b、18
とを互いに重ね合わせて前記コア部19を構成すると共
に、このコア部19の両端に1対のサイドプレート20
a、20bを重ね合わせている。この場合、上記各伝熱
管素子15の長さ方向に関して片側に上記各第一金属板
16を、他側に上記各第二金属板17を、それぞれ配置
する。又、上記各サイドプレート20a、20bは、そ
れぞれ図9、10に詳示する様に、全体を四角形状に形
成したものである。又、これら各サイドプレート20
a、20bの長さ方向一端面(図9、10の上端面)
で、幅方向一端部(図9、10の左端部)に、半円状突
部42を突出形成している。又、これら1対のサイドプ
レート20a、20bのうち、図9に詳示する、一方の
サイドプレート20aの長さ方向一端部で、上記各仕切
板21に設けた第一、第二の通孔31、32(又は各第
一金属板16に設けた第四、第五の通孔39、40)と
それぞれ整合する位置に、流体送り込み口43と流体取
り出し口44とを、それぞれ形成している。これに対し
て、上記1対のサイドプレート20a、20bのうち、
図10に詳示する、他方のサイドプレート20bには、
上述の様な流体送り込み口や流体取り出し口は形成して
いない。又、上記1対のサイドプレート20a、20b
の幅方向(図9、10の左右方向)両端面のそれぞれ2
個所位置で、図9、10に斜格子で示す部分に略円形の
組み付け用支持部26c、26cを突出形成すると共
に、これら各組み付け用支持部26c、26cの一部
に、図示しないパイプ状の棒を挿通自在な通孔27、2
7を形成している。
【0021】前記各組み合わせ素子38と、各第三金属
板21と、各仕切板22と、上記各サイドプレート20
a、20bとは、ステンレス鋼鈑等から成る芯材の両面
にNiを多く含むろう材層をメッキしたもの、或は、ス
テンレス鋼鈑等の両面にNiを多く含むペースト状のろ
う材を塗布したものである。或は、上記各部材38、2
1、22、20a、20bを単にステンレス鋼板等の金
属板製とすると共に、これら各部材38、21、22、
20a、20bを組み合わせる場合にこれら各部材3
8、21、22、20a、20bの間にろう箔を挟み込
ませる事もできる。本発明の燃料電池用熱交換器であ
る、加熱部付蒸発器14を造る場合には、上記各組み合
わせ素子38と、各第三金属板21と、各仕切板22
と、1対のサイドプレート20a、20bと、前記各イ
ンナー、アウターフィン28a、28b、18とを、両
端に1対のサイドプレート20a、20bを配置した状
態で組み合わせる。
【0022】又、上記各部材38、21、22、20
a、20b、28a、28b、18、を組み合わせた状
態で、互いに重ね合わされた、各組み合わせ素子38の
幅方向両端部と、各第三金属板21及び各仕切板22に
設けた各突部25a、25bと、1対のサイドプレート
20a、20bの片面の幅方向両端部とを互いに重ね合
わせる。又、この状態で、上記各組み合わせ素子38の
連結部37、37に設けた通孔27、27と、上記各第
三金属板及び各仕切板21及び各サイドプレート20
a、20bの各組み付け用支持部26a〜26cに設け
た通孔27、27とを、互いに整合させる。そして、こ
れら各通孔27、27に4本のパイプ状の棒を挿通し、
仮組み付けする。そして、この様に仮組み付けした状態
で、治具により拘束し、上記各部材を加熱炉中で加熱し
て、上記ろう材等により上記各部材38、21、22、
20a、20b、28a、28b、18を、互いにろう
付け接合して、図14に示す状態とする。
【0023】そして、この様に各部材をろう付け接合し
た後に、上記各組み合わせ素子38に設けた各連結部3
7、37と、上記各第三金属板21及び各仕切板22及
び各サイドプレート20a、20bに設けた各組み付け
用支持部26a〜26cとを、それぞれの本体部分から
取り除くと共に、第一、第二各金属板16、17同士を
分離する。そして、隣り合う伝熱管素子15、15同士
の間で、前記各アウターフィン18が存在する、上記各
第一、第二金属板16、17同士の間部分を、加熱流体
である、加熱ガスを流す為の加熱流路51としている。
【0024】又、上述の様に上記各構成部材をろう付け
接合するのと同時に、上記1対のサイドプレート20
a、20bのうち、一方のサイドプレート20aの外側
面の長さ方向一端部(図1、3、9の上端部)に、接続
用ブロック45と流体取り出し管46(図1、2、1
4)との端面をろう付け接合する。このうちの接続用ブ
ロック45は、断面形状を略H形としたもので、中間部
に両側面同士を貫通する矩形状の通孔47を形成してい
る。そして、この通孔47の内側を、上記一方のサイド
プレート20aに設けた流体送り込み口43の内側に通
じさせている。又、上記流体取り出し管46の内側は、
上記一方のサイドプレート20aに設けた流体取り出し
口44の内側に通じさせている。
【0025】又、上述の様に上記各構成部材を組み合わ
せた状態で互いに対向する、上記各第一金属板16に設
けた第四の通孔39の内側空間と、前記各上流側被加熱
流路34の上流側端部と、上記各仕切板22に設けた第
一の通孔31の内側空間とを、互いに連通して、入口タ
ンク部48を構成している。そして、本例の場合には、
この入口タンク部48と、上記接続用ブロック45と、
上記一方のサイドプレート20aに設けた流体送り込み
口43との内側に、前記混合流体を前記コア部19の内
側に送り込む為の図示しない流体供給部材を挿入してい
る。この流体供給部材は、例えば1対の金属板を重ね合
わせて互いに接合して成るもので、内側に、上記混合流
体を分散しつつ流す為の分散流路を形成している。又、
上記流体供給部材の下部で、上記分散流路と整合する複
数個所に、この流体供給部材の内、外を連通させる通孔
を形成している。
【0026】そして、上記流体供給部材以外の前記過熱
部付蒸発器14の各構成部材をろう付け接合した後に、
上記入口タンク部48と流体送り込み口43と接続用ブ
ロック45との内側に上記流体供給部材の一部を挿入す
ると共に、この流体供給部材の残部で、上記接続用ブロ
ック45よりも外側に突出する部分の外周面と、この接
続用ブロック45の外端面等とを溶接等により液密に接
合する。この状態で、上記流体供給部材に設けた複数の
通孔の下端部は、前記各伝熱管素子15に設けた上流側
被過熱流路34の上流側部分に開口させる。又、上記流
体供給部材の残部で、上記接続用ブロック45よりも外
側に突出する部分の一部に、上記混合流体を上記流体供
給部材の内部に送る為の配管の端部を接続自在としてい
る。
【0027】一方、上記各構成部材を組み合わせた状態
で互いに対向する、上記各第一金属板16に設けた第五
の通孔40の内側空間と、前記各下流側被加熱流路35
の下流側端部と、前記各仕切板22に設けた第二の通孔
32の内側空間とを、互いに連通して、出口タンク部4
9を構成している。そして、この出口タンク部49の長
さ方向一端部(図3の右端部)に、前記流体取り出し管
46の上流端を、前記一方のサイドプレート20aに設
けた流体取り出し口44を介して通じさせている。又、
上記流体取り出し管46の端部に、前記コア部19内か
ら前記混合流体を取り出す為の図示しない配管の端部を
接続自在としている。又、上記各構成部材を組み合わせ
た状態で互いに対向する、上記各第二金属板17に設け
た第六の通孔41の内側空間と、前記各中間被加熱流路
36と、上記各仕切板22に設けた第三の通孔33の内
側空間とを、互いに連通して、中間タンク部50を構成
している。
【0028】更に、本例の場合には、加熱ガスの流通方
向(図3の矢印α方向)に関して前記コア部19の上流
側(図3の表側)に、上記上流側、下流側各被加熱流路
34、35のうち、下流側の混合流体が流れる下流側被
加熱流路35を設けている。
【0029】上述の様に構成する本発明の燃料電池用熱
交換器の使用時には、図示しない配管を通じて前記流体
供給部材の内部に、メタノールと水との液状の混合流体
を送り込む。この流体供給部材の内部に送り込まれた混
合流体は、前記分流流路を流れた後、この流体供給部材
の下部に設けた複数の通孔を通じて、前記各伝熱管素子
15、15に設けた上流側被加熱流路34の内側に送り
込まれる。そして、上記混合流体は、これら各上流側被
加熱流路34内を、上記各第一、第二金属板16、17
同士の間部分に設けた各加熱流路51内を図3の矢印α
方向に流れる高温の加熱ガスとの間で熱交換を行ないつ
つ、上記中間タンク部50に、同図に矢印イで示す方向
に流れる。この様に混合流体が上記各上流側被加熱流路
34内を流れる間に、この混合流体は、上記高温のガス
との間で熱交換を行なう為、約100度に加熱され、蒸
発してガス状になる。
【0030】そして、上記中間タンク部50に達したガ
ス状の混合流体は、続いて、この中間タンク部50内
を、前記各下流側被加熱流路35に向け、同図に矢印ロ
で示す方向に流れる。そして、上記混合流体は、これら
各下流側被加熱流路35内を、上記熱交換を行ないつ
つ、前記出口タンク部49に、同図に矢印ハで示す方向
に流れる。この様に上記混合流体が各下流側加熱流路3
5内を流れる間に、この混合流体は、上記熱交換により
過熱されて、約160℃の所定温度になる。そして、上
記出口タンク部49に送られた上記混合流体は、この出
口タンク部49内を同図に矢印ニで示す方向に流れた
後、前記流体取り出し管46(図1、2、11)を通じ
て外部に流出する。この様にして外部に流出した混合流
体は、図示しない改質装置に送られて、水素ガスを発生
する反応を起こさせる為に利用する。
【0031】前述の様に構成し、上述の様にして混合流
体と加熱ガスとの間での熱交換を行ない、液状の混合流
体を蒸発させ、更に所定温度に過熱する、本発明の燃料
電池用熱交換器の場合、複数の伝熱管素子15、15の
一部により、混合流体を互いに反対方向に流す為の上流
側、下流側両被加熱流路34、35の端部同士を連結す
る、中間被加熱流路36を構成できる。この為、本発明
によれば、互いに別体の蒸発器と加熱器とを一体的に接
合する必要がなくなると共に、燃料電池全体での部品点
数の削減でき、しかも回路を簡略化できる。更に、本例
の様に加熱部付蒸発器14の各構成部材の一部をろう付
けにより接合した場合でも、ろう付け接合部で、溶接の
熱により二次溶解が生じる事を確実に防止できて、歩留
りの向上を図れる。従って、本発明によれば、液状の混
合流体を上記加熱ガスにより蒸発させ、更に所定温度に
過熱する事ができる構造を、小型且つ安価に実現でき
る。
【0032】更に、本例の場合には、加熱ガスの流通方
向αに関してコア部19の上流側に、上流側、下流側各
被加熱流路34、35のうち、下流側の混合流体が流れ
る下流側被加熱流路35を設けている。この為、比較的
高温の加熱ガスと比較的高温の混合流体とを、下流側被
加熱流路35内を流れる混合流体との間での熱交換を行
なって、比較的低温になった加熱ガスと、比較的低温の
混合流体とを、それぞれ互いに熱交換させる事ができ
る。この為、上記各下流側被加熱流路35内で、蒸発し
た上記混合流体を、より所定温度に過熱し易くできる。
更に、過熱ガスを、図3の矢印α方向と反対方向に流す
場合に比べて、上記上流側、下流側各被加熱流路34、
35と、各加熱流路51とを仕切る為に設ける一部の構
成部材(仕切板22)の両側での温度差を小さくする事
ができる。従って、これら構成部材で生じる熱応力を小
さく抑えて、加熱部付蒸発器14の耐久性を十分に確保
できる。
【0033】更に、本例の燃料電池用熱交換器によれ
ば、混合流体をコア部19に送り込む為の配管と、混合
流体を上記コア部19から取り出す為の配管との端部の
接続位置の自由度の向上を図れて、過熱部付蒸発器14
を配置する空間の有効活用を図れる。更に、本例の場合
には、この過熱部付蒸発器14の各構成部材をろう付け
接合する前の状態で、これら各構成部材の一部に組み付
け用支持部26a〜26cや連結部37、37を設ける
と共に、これら各部26a〜26c、37に設けた通孔
27、27にパイプ状の棒を挿通させる事により、これ
ら各構成部材の仮組み付けを行なっている。従って、こ
れら各構成部材の仮組み付け作業が容易になる。又、こ
れら各構成部材をろう付け接合する前に、第一、第二金
属板16、17同士を連結部37、37により連結し
て、組み合わせ素子38としている為、これら第一、第
二金属板16、17の取り扱いが容易になる。従って、
本例によれば、過熱部付蒸発器14の組み付け作業の容
易化を図れる。
【0034】
【発明の効果】本発明の燃料電池用熱交換器は、以上に
述べた通り構成され作用する為、メタノールと水との混
合液等の被加熱流体を蒸発させ、更に所定温度に過熱す
る事ができる構造を、小型且つ安価に実現できる。この
為、電気自動車等、燃料電池を組み込んだ各種機械装置
の高性能化と低コスト化とに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を、一部を省略して
示す図。
【図2】図1を下方から見た図。
【図3】本発明の燃料電池用熱交換器の部分分解斜視
図。
【図4】第三金属板を、幅方向両端に組み付け用支持部
を設けた状態で示す図。
【図5】インナーフィンの部分拡大図。
【図6】仕切板を、幅方向両端に組み付け用支持部を設
けた状態で示す図。
【図7】組み合わせ素子を示す図。
【図8】アウターフィンの部分拡大図。
【図9】1対のサイドプレートのうち、一方のサイドプ
レートを示す図。
【図10】同じく他方のサイドプレートを示す図。
【図11】本発明の実施の形態の1例を、ろう付け接合
直後の状態で示す図。
【図12】燃料電池の発電原理を説明する為に使用す
る、セルの略断面図。
【図13】メタノールと水との混合液を蒸発させ、更に
過熱する為に、従来から考えられていた構造の1例を示
す略斜視図。
【符号の説明】
1 セル 2 電解質 3 水素極 4 空気極 5 薄膜 6 第一反応質 7 水素供給口 8 水素還流口 9 第二反応質 10 酸素供給口 11 排気口 12 蒸発器 13 過熱器 14 過熱部付蒸発器 15 伝熱管素子 16 第一金属板 17 第二金属板 18 アウターフィン 19 コア部 20a、20b サイドプレート 21 第三金属板 22 仕切板 23 仕切り部 24 U字形流路 25a、25b 突部 26a、26b、26c 組み付け用支持部 27 通孔 28a、28b インナーフィン 29 開口 30 半円状突部 31 第一の通孔 32 第二の通孔 33 第三の通孔 34 上流側被加熱流路 35 下流側被加熱流路 36 中間被加熱流路 37 連結部 38 組み合わせ素子 39 第四の通孔 40 第五の通孔 41 第六の通孔 42 半円状突部 43 流体送り込み口 44 流体取り出し口 45 接続用ブロック 46 流体取り出し管 47 通孔 48 入口タンク部 49 出口タンク部 50 中間タンク部 51 加熱流路
フロントページの続き (72)発明者 吉田 宏行 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 回谷 雄一 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 4G040 EA02 EA06 EB03 EB44 EB46 4G140 EA02 EA06 EB03 EB44 EB46 5H027 AA02 BA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱流体を互いに反対方向に向け流す
    為の扁平な上流側、下流側被加熱流路及びこれら上流
    側、下流側両被加熱流路の端部同士を連結する中間被加
    熱流路を有する複数の伝熱管素子を、隣り合う伝熱管素
    子同士の間に1対の第一、第二金属板を挟持した状態で
    重ね合わせて成るコア部と、隣り合う伝熱管素子同士の
    間で、上記第一、第二金属板同士の間部分に設けられ
    た、加熱流体を流す為の加熱流路とを備え、この加熱流
    路内に上記加熱流体を、上記上流側、下流側各被加熱流
    路内での上記被加熱流体の流通方向と直交する方向に通
    過させる状態で使用する燃料電池用熱交換器。
  2. 【請求項2】 加熱流体の流通方向に関してコア部の上
    流側に、上流側、下流側被加熱流路のうち、下流側の被
    加熱流体が流れる下流側被加熱流路を設けた、請求項1
    に記載した燃料電池用熱交換器。
  3. 【請求項3】 各伝熱管素子は、第三金属板の両側に1
    対の仕切板を重ね合わせて成り、 このうちの第三金属板は、長さ方向端部で180度反対
    側に折り返したU字形流路を設けており、 上記各仕切板は、長さ方向一端部に第一、第二の通孔
    を、同じく他端部に幅方向に長い第三の通孔を、それぞ
    れ設けており、 上記第三金属板の両側に上記1対の仕切板を重ね合わせ
    て伝熱管素子を構成した状態で、上記U字形流路の一端
    寄り部分に相当する部分に上流側被加熱流路を、同じく
    他端寄り部分に相当する部分に下流側被加熱流路を、同
    じく中間部に相当する部分に中間被加熱流路を、それぞ
    れ設けており、 隣り合う伝熱管素子同士の間に設けた各第一、第二中間
    金属板のうち、上記各伝熱管素子の長さ方向に関して片
    側に設けた各第一金属板の両端部で、上記各仕切板に設
    けた第一、第二の通孔とそれぞれ整合する位置に、第
    四、第五の通孔を設けており、 上記各第一、第二金属板のうち、上記各伝熱管素子の長
    さ方向に関して他側に設けた各第二金属板の中間部で、
    上記各仕切板に設けた第三の通孔と整合する位置に、第
    六の通孔を設けており、 上記各第一〜第三金属板と各仕切板とを重ね合わせた状
    態で互いに対向する、上記各第一金属板に設けた第四の
    通孔の内側空間と、上記各上流側被加熱流路の上流側端
    部と、上記各仕切板に設けた第一の通孔の内側空間と
    を、互いに連通させる事により、内側に送り込まれた被
    加熱流体を上記各上流側被加熱流路に向け分流させる為
    の入口タンク部を構成しており、 上記各第一金属板に設けた第五の通孔の内側空間と、上
    記各下流側被加熱流路の下流側端部と、上記各仕切板に
    設けた第二の通孔の内側空間とを、互いに連通させる事
    により、上記各下流側被加熱流路内を流れる被加熱流体
    を集合させる為の出口タンク部を構成しており、 上記各第二金属板に設けた第六の通孔の内側空間と、上
    記各中間被加熱流路と、上記各仕切板に設けた第三の通
    孔の内側空間とを、互いに連通させる事により、上記各
    上流側被加熱流路から送られた被加熱流体を上記各下流
    側被加熱流路に向け送る為の中間タンク部を構成してい
    る、請求項1又は請求項2に記載した燃料電池用熱交換
    器。
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