JP2002231171A - 試料保持装置 - Google Patents

試料保持装置

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JP2002231171A
JP2002231171A JP2001020634A JP2001020634A JP2002231171A JP 2002231171 A JP2002231171 A JP 2002231171A JP 2001020634 A JP2001020634 A JP 2001020634A JP 2001020634 A JP2001020634 A JP 2001020634A JP 2002231171 A JP2002231171 A JP 2002231171A
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Yasuo Kobayashi
康夫 小林
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工や分析、観察等を行う種々の機器に適用
され、各々の機器において、各回の観察等終了のたびに
試料を試料台から取り外し、次回の観察等に必要な方向
や角度に向けて試料を試料台に保持し直す等の手間をか
けることなく、試料を所望の傾斜方向及び/又は傾斜角
度で保持することができる試料保持装置を提供する。 【解決手段】 基端側が機器本体側に取り付けられてこ
の機器本体側から突出する支持部材と、この支持部材の
先端側に回転可能に取り付けられ、試料を保持する試料
ホルダと、試料ホルダを所定の位置で固定し、この試料
ホルダに保持された試料の傾斜方向及び/又は傾斜角度
を段階的に又は無段階的に位置決めする位置規制手段と
を備えている試料保持装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走査型電子顕微鏡
(以下SEM)、X線マイクロアナライザー(以下EP
MA)、オージェ電子分光装置(XPS)等の分析観察
機器や、集束イオンビーム加工装置等の試料加工機器
や、更には試料の加工と分析観察の両機能を備えた集束
イオンビーム加工観察装置等の試料加工分析観察機器等
のような種々の機器に搭載され、各種の試料を当該機器
の所定の位置に、また、所定の姿勢に保持してその観
察、測長、分析、加工等を行う試料保持装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、高集積化、超微細化が進むULS
Iの分野や、より高度な機能や特性が求められる材料開
発の分野等においては、半導体や金属材料等の各種の試
料をより高い加工精度で作製し、また、より高い位置精
度で分析及び/又は観察する必要が生じている。更に、
これらの試料においては、試料の形状や試料自体に特徴
的な構造を有すること等から、一つの試料を複数の方向
や角度から加工、分析、観察を必要とする場合がある。
【0003】上記の加工、分析、観察を行うには、試料
を各々の機器の試料室に入れるが、その試料室の内部
は、試料を保持させる試料台、その試料台をセットする
試料ステージ、試料に対して電子線やイオンビームを照
射することにより試料から発せられるX線や二次電子等
の信号を検出する検出器、及び/又は試料を観察する対
物レンズ等で構成される。試料を複数の角度や方向から
加工、分析、観察を行う場合、試料を保持した試料台を
セットする試料ステージを傾斜させるのが一般的であ
る。しかしながら、上記のように試料室の内部は複数の
ものが存在し、かつ、これら電子光学コラムや検出器等
は、観察、分析等に必要な試料から発せられる信号強度
を充分得るため、それらは互いに近い位置に配置されて
いる。そこで、試料のセットされた試料ステージを所望
の方向や角度に傾斜させようとしても、互いの構成物が
干渉したり、あるいは、はじめから機器本体自体の傾斜
機能が制限されていること等があり、これらの機器では
必ずしも充分な試料傾斜機能を備えているとは言えな
い。
【0004】実際にこれらの機器を使用しての観察等で
は、試料の観察等を一度終了するたびに、機器の試料室
から試料のセットされた試料台を取り出し、試料が接着
剤等で接着固定されている場合は試料を剥がし取り、あ
るいは、固定治具で留められている場合は固定治具を外
し、次回の観察等に必要な方向あるいは面に向けて試料
を再度試料台に取り付け、あらためて試料台を試料室内
の試料ステージにセットする必要がある。また、試料を
取り付ける方向や面を変えても、機器の試料傾斜機能で
は、所望の傾斜角度が得られない場合は、あらかじめ所
定の傾斜角度を有した試料台を使用して試料を取り付
け、機器の試料傾斜機能と併せて観察等を行う必要があ
る。つまり、機器が備える試料傾斜機能が充分ではない
と、上記のように多くの段取りを必要とするため手間が
かかり観察等の効率が悪くなるほか、一度観察等を行う
たびに試料の着脱をする必要があるため、試料の損傷や
汚染、変形、歪み等を引き起こす原因にもなる。さら
に、機器の試料傾斜機能には使用範囲があり、どうして
も得られない傾斜角度が存在し、充分な観察等が行えな
いといった大きな問題があった。
【0005】従来において、上記のような機器の傾斜機
能を補充するような試みがなされてきた。例えば特開平
10−172484号公報では、走査型電子顕微鏡(S
EM)等の荷電粒子装置において、試料ステージの傾斜
機能に加えて、試料に電子線を照射する電子光学コラム
側にも傾斜機能を持たせる方法が提案されている。しか
し、上記のような方法では、電子光学コラム側に傾斜機
能を持たせることで従来の機器よりコスト高になってし
まうほか、試料ステージの傾斜機能と電子光学コラム側
の傾斜機能との関係で傾斜の精度調整が難しくなり、さ
らに機器の操作が複雑化することが考えられる。また、
既設の機器には上記手段を適用することができない等の
問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、種々の機器に搭載されて各種の試料を当該機器の所
定の位置に、また、所定の姿勢に保持する試料保持装置
について、試料を所望の傾斜方向及び/又は傾斜角度に
保持して位置決めすることができる手段について鋭意検
討し、本発明を完成した。
【0007】従って、本発明の目的は、試料を所定の位
置に所定の姿勢で保持してその加工や分析、観察等を行
う必要のある種々の機器に適用され、各々の機器におい
て、試料を所望の傾斜方向及び/又は傾斜角度で保持す
ることが可能で、各回の観察等終了のたびに試料を試料
台から取り外し、次回の観察等に必要な方向や角度に向
けて試料を試料台に保持し直す等の手間をかけることな
く、試料を容易に所望の位置で保持することができ、既
設の機器に簡単に適用することができる安価な試料保持
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、基
端側が機器本体側に取り付けられてこの機器本体側から
突出する支持部材と、この支持部材の先端側に回転可能
に取り付けられ、試料を保持する試料ホルダと、試料ホ
ルダを所定の位置で固定し、この試料ホルダに保持され
た試料の傾斜方向及び/又は傾斜角度を段階的に又は無
段階的に位置決めする位置規制手段とを備えている試料
保持装置である。
【0009】本発明において、支持部材は、その基端側
が機器本体側に取り付けられてこの機器本体側から突出
し、かつ、その先端側に試料ホルダを回転可能に取り付
けることができるものであればよく、機器本体と一体に
形成されていてもよく、また、機器本体とは別体に形成
されて、基端側にベース部を有し、このベース部を介し
て機器本体側に着脱可能に取り付けられてもよい。ま
た、支持部材がその基端側にベース部を有する場合は、
機器本体側との着脱が容易となり、同一試料を複数の機
器で観察等を行う場合は、試料ホルダから試料を取り外
すことなく、試料保持装置を使い回すこともできる。
【0010】また、この支持部材については、単に1本
の支柱で構成されて、その先端側に試料ホルダが取り付
けられていてもよく、また、互いに相対向して立設する
一対の突出支柱で構成され、これら一対の突出支柱間に
試料ホルダが取り付けられていてもよい。これらの支持
部材と試料ホルダは回転可能に架設され、この試料ホル
ダに保持した試料を任意の傾斜方向及び/又は傾斜角度
に傾斜させることが可能となる。
【0011】また、試料ホルダは、試料の形状及びその
大きさに応じて確実に保持することができるものであれ
ば、平板状のもので試料をその表面に粘着テープあるい
は導電性の銀ペーストやカーボンペースト等の接着剤で
貼り付けて保持するものであっても、挿入穴を有し、棒
状の試料の一端をこの挿入穴内に嵌入して保持するもの
であっても、更に、互いに相対向する一対の挟持部を有
し、板状の試料の一端、あるいは、薄膜試料等をあらか
じめ備え付けた試料プレートをこれら一対の挟持部の間
に挟み込んで保持するものであってもよい。以上のよう
に、試料の形状及びその大きさに応じた試料ホルダを使
用することで、多種の試料に対しても、任意の傾斜方向
及び/又は傾斜角度に保持することが可能となる。
【0012】試料ホルダは、試料ホルダ側端面の中心線
上の位置で支持部材の先端側と架設され、なおかつ、支
持部材側又は試料ホルダ側が有する軸が、試料ホルダ側
又は支持部材側の嵌合穴内に嵌合されていれば、回転可
能に取り付けられ、その取り付け方法は、例えば、試料
ホルダが、一対の突出支柱側に各々設けられ、試料ホル
ダの両側端面に形成された凹溝に挿嵌する固定ネジによ
り一対の突出支柱間に取り付けられてあっても、試料ホ
ルダが試料ホルダ側に突出状態で設けられた支持軸を有
し、支持部材が一対の突出支柱であって、その突出支柱
の片側に設けられた嵌合穴内に、試料ホルダの支持軸が
嵌合されたものであっても、試料ホルダが側端面の中心
線上に貫通穴を有し、支持部材が一対の突出支柱であっ
て、その突出支柱の片側から、その貫通穴にボルトを通
し、他方の突出支柱外側に貫けたボルト端をナットで留
めたものであってもよく、これにより、試料ホルダは任
意の傾斜方向及び/又は傾斜角度の位置に回転させるこ
とが可能となる。
【0013】位置規制手段は、支持部材の先端側で回転
可能に取り付けられた試料ホルダの回転を規制できるも
のであればよく、また、その手段は、試料ホルダと支持
部材が回転可能に取り付けられている方法に応じて適用
され、例えば、試料ホルダが、一対の突出支柱側に各々
設けられ、試料ホルダの両側端面に形成された凹溝に挿
嵌する固定ネジにより一対の突出支柱間に取り付けられ
ている場合、一対の突出支柱の両方からそれぞれ試料ホ
ルダの凹溝底壁に当接してこの試料ホルダの回転を規制
する固定ネジであってもよく、例えば、試料ホルダが、
一方の突出支柱側又は試料ホルダ側に突出状態に設けら
れ、試料ホルダ側又は一方の突出支柱側に設けられた嵌
合穴内に回転可能に嵌合する支持軸により一対の突出支
柱間に回転可能に取り付けられている場合、他方の突出
支柱に設けられ、試料ホルダを一方の突出支柱側に押圧
してこの試料ホルダの回転を規制する固定ネジであって
もよく、例えば、試料ホルダが側端面の中心線上に貫通
穴を有し、支持部材が一対の突出支柱であって、その突
出支柱の片側から、その貫通穴にボルトを通して取り付
けられている場合、他方の突出支柱外側に貫けたボルト
端に嵌めて締め込むことで、試料ホルダの側端面が突出
支柱の内側面に圧接して固定するナットであってもよ
く、これによりこの試料ホルダに保持された試料の傾斜
方向及び/又は傾斜角度を無段階的に位置決めすること
が可能となる。また、上記の試料ホルダ側に突出状態で
設けられた支持軸が一方の突出支柱側に設けられた嵌合
穴内に回転可能に嵌合した取り付け方法において、その
支持軸の側面が歯車状のピッチを有した形状であり、こ
の支持軸が嵌合されるような同じ歯車状のピッチの溝を
有した突出支柱の嵌合穴内に嵌合される場合、他方の突
出支柱側から試料ホルダに向かって差し込んだネジによ
り試料ホルダを押圧すると、その回転を段階的に規制す
ることが可能となる。
【0014】さらに、試料ホルダが、一対の突出支柱の
間に回転可能に架設された回転軸部と、この回転軸部の
中間部分から回転軸部の軸方向に対して直角方向に突出
する筒状の中空基部と、試料が保持される平板部及びこ
の平板部の裏面中央部分から下方に向けて突設されてそ
の先端が上記中空基部の中空部内に回転可能に嵌入する
支持棒部を有するステージ部とで構成され、また、一方
の突出支柱側又は試料ホルダの回転軸部の一端側に突出
状態に設けられ、試料ホルダの回転軸部の一端側又は一
方の突出支柱側に設けられた嵌合穴内に回転可能に嵌合
する支持軸により一対の突出支柱間に回転可能に取り付
けられている場合、位置規制手段は、例えば、他方の突
出支柱側に設けられ、試料ホルダの回転軸部を一方の突
出支柱側に押圧してこの試料ホルダの回転を規制する第
1固定ネジと、上記試料ホルダの中空基部に設けられ、
先端が支持棒部に係合してステージ部の回転を規制する
第2固定ネジとであってもよく、例えば、回転軸部及び
/又は支持軸部がボルトナットで固定され、回転軸部の
側端面及び/又は支持軸部の側面を圧接してその回転を
規制していてもよい。これにより、試料を保持した試料
ホルダは一対の突出支柱に架設された回転軸部を中心に
傾斜させることが可能となり、同時に回転軸部の中間の
中空基部に嵌入された支持棒部を中心として回転させる
ことが可能となる。
【0015】試料ホルダ、支持部材及び位置規制手段は
使用する機器の種類や観察等の内容に応じて、その材質
が決まり、SEMやEPMA装置で使用する場合は、ス
テンレスや黄銅、アルミニウム、カーボン等の導電性材
料で形成される必要がある。
【0016】本発明の試料保持装置を構成する支持部材
と試料ホルダについては、両者を一度組み付けた後には
常にそのままの関係で使用してもよいし、試料の種類に
応じて複数の試料ホルダを用意し、目的に応じてこれら
の試料ホルダを交換して使用できるようにしてもよい。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて、本
発明をより具体的に説明する。
【0018】(実施例1)図1及び図2において、本発
明の実施例1に係る試料保持装置100が示されてい
る。この試料保持装置100は、互いに相対向して立設
された一対の突出支柱101及びこれら一対の突出支柱
101の基端側に設けられて図示外の種々の機器本体側
に固定されるベース部102からなる支持部材103
と、上記一対の突出支柱101の先端側の間に回転可能
に取り付けられた平板状の試料ホルダ104とを有して
いる。また、ベース部102には、機器本体側と固定す
るためのボルト穴105が設けられている。そして、上
記試料ホルダ104の一方の側端面には一方の突出支柱
101bに向けて突出し、この突出支柱101bに形成
された嵌合穴107内に回転可能に嵌合する支持軸10
6が設けられており、また、他方の突出支柱101aに
は固定ネジ108が螺着されており、この固定ネジ10
8の先端が上記試料ホルダ104の他方の側端面に形成
した凹溝109底壁に当接し、この固定ネジ108を締
め込むことにより上記一対の突出支柱101の間に試料
ホルダ104を無段階的に所望の傾斜角度で固定できる
ようになっている。
【0019】この実施例1において、上記試料ホルダ1
04の回転軸心線はこの試料ホルダ104の中心線上に
位置し、また、この回転軸心線からの回転半径は一対の
突出支柱101の高さより小さく設計されており、これ
によって試料ホルダ104はその回転軸心線を中心に3
60°回転できるようになっている。更に、上記支持軸
106、嵌合穴107、固定ネジ108、及び凹溝10
9は、試料ホルダ104の中心を通る回転軸心線上に位
置し、固定ネジ108を締め込んだ際に支持軸106が
突設された試料ホルダ104の側端面が突出支柱101
bの内側面に確実に圧接され、また、この固定ネジ10
8の先端も凹溝109内に確保され、これによって一対
の突出支柱101の間で試料ホルダ104が所望の位置
で確実に固定されるようになっている。
【0020】上記実施例1の試料保持装置100を用い
て、試料を集束イオンビーム(以下FIB)加工した
後、次いでSEM観察及びエネルギー分散型X線(以下
EDX)分析を行う場合の使用例について図3及び図4
を参照して説明する。図3の使用例は、試料保持装置1
00のベース部102をFIB用試料台151の所定の
位置に載せ、取り付けボルト150にて固定し、試料ホ
ルダ104に試料110を接着剤111で接着固定した
ものである。図3の使用例のように試料表面110aを
水平にして試料ホルダ104を位置決めし、イオン銃か
らイオンビームの照射を受けて、次のSEM観察及びE
DX分析を行うために必要となる試料断面110bを得
る。
【0021】上記FIB加工の終了後、一度取り付けボ
ルト150を緩めて、試料保持装置100をFIB用試
料台151から取り外し、次いで、図4の使用例のよう
にSEM観察及びEDX用試料台152の所定の位置に
ベース部102を載せて取り付けボルト150にて固定
する。このとき、試料ホルダ104は前工程のFIB加
工の場合より、90°傾斜させた位置で固定ネジ108
により固定し、FIB加工して得た試料断面110bを
電子線発生源から電子線を垂直に受ける位置で位置決め
すれば試料断面110bのSEM観察及びEDX分析が
行え、これにより、FIB加工並びにSEM観察及びE
DX分析といった異なる機器において、接着固定した試
料を取り外すことなく、所望の方向に試料を保持してF
IB加工並びにSEM観察及びEDX分析を行うことが
できる。また、上記において、FIB装置と、SEMに
EDXを付加した装置とが互換性を有する場合は、試料
保持装置100をFIB用試料台151から取り外す手
間を要さずに試料ホルダ104を所望の傾斜角度に調整
するだけでSEM観察及びEDX分析まで行うことがで
きる。
【0022】実施例1の試料保持装置100を用いて、
試料に任意の傾斜角度を付けてSEM観察を行う場合の
使用例について図5及び図6を参照して説明する。図5
の使用例は、SEM用試料台153の所定の位置に試料
保持装置100のベース部102を載せ、取り付けボル
ト150にて固定し、試料ホルダ104に試料110を
接着剤111にて接着固定したものである。まず、試料
110の上方にある対物レンズ160に対して試料表面
110aが水平になるように試料ホルダ104を位置決
めし、試料表面110aのSEM観察を行う。その後、
図6の使用例のように固定ネジ108を緩めて、試料ホ
ルダ104を次の観察に必要な傾斜角度の位置まで回転
させ、固定ネジ108を締めて固定すれば試料ホルダ1
04が位置決めされ、試料表面110aの所望の傾斜角
度にてSEM観察が行える。さらに試料表面110aを
別な傾斜角度でSEM観察をする場合でも、同様に試料
ホルダ104の傾斜角度を変えて観察を行えばよく、接
着剤で固定した試料110を剥がして、再度取り付ける
等の手間を必要とせずに任意の傾斜角度を付けてSEM
観察が行える。また、接着固定させる試料110は試料
ホルダ104の片側の試料取り付け面104aに限る必
要はなく、もう一方の試料取り付け面104bに試料1
20を接着剤111にて接着固定させ、試料ホルダ10
4に対して一度に試料を2つ取り付ければ、SEM用試
料台153に固定した試料保持装置100を取り外す手
間をかけずに、試料ホルダ104を180°反転させれ
ば2つの試料の観察が行え、効率よく観察が行える。
【0023】(実施例2)図7及び図8において、本発
明の実施例2に係る試料保持装置200が示されてい
る。この試料保持装置200は、互いに相対向して立設
された一対の突出支柱201及びこれら一対の突出支柱
201の基端側に設けられて図示外の種々の機器本体側
に固定されるベース部202からなる支持部材203
と、上記一対の突出支柱201の間には、互いに相対向
する一対の挟持部240を持つ試料ホルダ204が回転
可能に取り付けられている。また、ベース部202に
は、機器本体側と固定するためのボルト穴205が設け
られている。そして、一対の突出支柱201にはそれぞ
れ固定ネジ208が螺着されており、この固定ネジ20
8の先端が上記試料ホルダ204の側端面に形成された
凹溝209底壁に当接し、この固定ネジ208を締め込
むことにより上記一対の突出支柱201の間に試料ホル
ダ204を無段階的に所望の傾斜角度で固定できるよう
になっている。この実施例2において、上記試料ホルダ
204の回転軸心線はこの試料ホルダ204の凹溝20
9中心に位置し、試料ホルダ204はその回転軸心線を
中心に180°以上回転できるようになっている。更
に、試料ホルダ204の両面には、それぞれ試料固定ネ
ジ穴212が設けられ、これに螺合する試料固定ネジ2
13を締め込むことにより、一対の挟持部240の間に
挟み込まれた試料を固定する。
【0024】上記実施例2の試料保持装置200を用い
て、薄板状の試料210の表裏両面をSEMにて観察す
る場合の使用例を図9及び図10を参照して説明する。
図9の使用例はSEM用試料台251の所定の位置に試
料保持装置200のベース部202を載せ、取り付けボ
ルト250にて固定し、さらに、薄板状の試料210の
片端を試料ホルダ204の挟持部240に挟み込み、薄
板状の試料表面210aの面を試料固定ネジ213の先
端が押圧するように固定し、薄板状の試料表面210a
を対物レンズ260に対して水平になる位置まで試料ホ
ルダ204を傾斜させ、固定ネジ208にて試料ホルダ
204を固定したものである。この状態で、薄板状の試
料表面210aのSEM観察を行う。その後、一度固定
ネジ208を緩めて、試料ホルダ204を180°反転
させた後、固定ネジ208を再度締め込み固定する。こ
のとき、試料ホルダ204は図10の使用例のように薄
板状の試料裏面210bを対物レンズ260に対して水
平になる位置で位置決めする。これにより一度保持させ
た薄板状の試料210を試料ホルダから取り外して、再
度取り付ける等の手間を必要とせずに、薄板状の試料の
表裏両面をSEM観察することができる。さらに、図1
0に示したように薄板状の試料210の側面の一部を試
料断面210cとした場合、上記と同様にして試料ホル
ダ204を垂直に立てて位置決めすれば、薄板状の試料
断面210cのSEM観察も行うことができる。
【0025】試料が薄膜等のように破損し易いものであ
る場合は、図11及び図12に示した試料プレート21
4を使用すれば、実施例2の試料保持装置200を用い
て試料の表裏両面をSEM観察することができる。つま
り、試料プレート214に設けられた試料取り付け窓2
15に薄膜状の試料220を接着剤211にて接着固定
させ、試料プレート214を実施例2の試料保持装置2
00における試料ホルダ204の挟持部240の間に挟
み込めば、薄板状の試料での使用例と同様に薄膜状の試
料220についても表裏両面を試料の着脱を必要とせず
にSEM観察を行うことができる。また、図13及び図
14に示したように凹状をした試料プレート216を使
用すれば、薄膜状の試料220の側面一部を試料断面2
20aとした場合、上記と同様に薄膜状の試料220を
凹状の試料取り付け窓217に保持させ、試料取り付け
窓217とは逆側の試料プレート216基端部を挟持部
240の間に挟み込めば、薄膜状の試料断面220aの
SEM観察も行うことができる。
【0026】試料が棒状のものである場合は、実施例2
で示した試料保持装置200の試料ホルダ204の替わ
りに、図15に示した挿入穴241を有する試料ホルダ
244を使用すれば、任意の傾斜方向及び/又は傾斜角
度でSEM観察が行える。つまり、棒状の試料230を
挿入穴241に差し込み、試料固定ネジ223によって
試料ホルダ内に挿入した棒状の試料230の片側先端を
固定することで、薄板状の試料での使用例と同様に棒状
の試料230についても、試料の着脱を必要とせずにS
EM観察を行うことができる。
【0027】(実施例3)図16及び図17において、
本発明の実施例3に係る試料保持装置300が示されて
いる。この試料保持装置300は、支持部材303と試
料ホルダ304からなる。支持部材303は、互いに相
対向して立設された一対の突出支柱301及びこれら一
対の突出支柱301の基端側に設けられて図示外の種々
の機器本体側に固定されるベース部302から構成され
る。このベース部302には機器本体側との固定の際に
使用するボルト穴305が設けられている。また、試料
ホルダ304は、上記一対の突出支柱301の先端側の
間に回転可能に取り付けられた回転軸部340と、この
回転軸部340の中間に突出する筒状の中空基部341
と、試料が保持される平板部343及びこの平板部34
3の裏面中央部分から下方に向けて突設されてその先端
が上記中空基部341に回転可能に嵌入された支持棒部
344を有するステージ部342から構成される。上記
回転軸部340の一方の側端面には一方の突出支柱30
1bに向けて突出し、この突出支柱301bに形成され
た嵌合穴307内に回転可能に嵌合する支持軸306が
設けられており、また、他方の突出支柱301aには第
1固定ネジ308が螺着されており、この第1固定ネジ
308の先端が上記回転軸部340の他方の側端面に形
成した凹溝309底壁に当接し、この第1固定ネジ30
8を締め込むことにより上記一対の突出支柱301の間
に試料ホルダ304を無段階的に所望の傾斜角度で固定
できるようになっている。また、中空基部341には、
その先端が支持棒部344に係合してステージ部342
の回転を規制する第2固定ネジ312が付設されてい
る。この実施例3において、上記試料ホルダ304の回
転軸心線は回転軸部340側面の中心線上に位置し、ま
た、上記支持軸306、嵌合穴307、第1固定ネジ3
08、及び凹溝309は、試料ホルダ304の中心を通
る回転軸心線上に位置し、第1固定ネジ308を締め込
んだ際に支持軸306が突設された試料ホルダ304の
側端面が突出支柱301bの内側面に確実に圧接され、
また、この第1固定ネジ308の先端も凹溝309内に
確保され、これによって一対の突出支柱301の間で試
料ホルダ304が所望の位置で確実に固定されるように
なっている。
【0028】上記実施例3の試料保持装置300を用い
て、多面体の試料310をEPMAにてX線分析する場
合の使用例について図18及び図19を参照して説明す
る。図18の使用例は、試料保持装置300のベース部
302をEPMA用試料台351の所定の位置に載せ、
取り付けボルト350にて固定し、試料ホルダ304の
平板部343に多面体の試料310を接着剤311で接
着固定したものである。図18の使用例のように多面体
の試料表面310aが電子線を垂直に受ける位置で試料
ホルダ304を位置決めし、第1固定ネジ308により
固定して、試料表面310aをX線分析する。その後、
図19の使用例のように、試料ホルダ304をベース部
302側に傾斜させ、次いで支持棒部344を中心軸と
して平板部343を回転させ、多面体の試料側面310
bが電子線を垂直に受ける位置で試料ホルダ304を位
置決めし、多面体の試料側面310bをX線分析する。
これにより、試料ホルダ304は2軸を中心に回転で
き、多面的な試料についても任意の傾斜方向及び/又は
傾斜角度でX線分析が行える。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、種々の機器に搭載され
て各種の試料を当該機器の所定の位置に、また、所定の
姿勢に保持する試料保持装置について、試料を所望の傾
斜方向及び/又は傾斜角度に保持して位置決めすること
ができる試料保持装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、試料保持装置の斜視図である。
【図2】 図2は、図1の試料保持装置における試料ホ
ルダが突出支柱に取り付けられる部分を分解した斜視図
である。
【図3】 図3は、図1の試料保持装置を使用した使用
例の正面説明図である。
【図4】 図4は、図1の試料保持装置を使用した使用
例の正面説明図である。
【図5】 図5は、図1の試料保持装置を使用した使用
例の正面説明図である。
【図6】 図6は、図1の試料保持装置を使用した使用
例の正面説明図である。
【図7】 図7は、試料ホルダが挟持部を有する試料保
持装置の斜視図である。
【図8】 図8は、図7の試料保持装置における試料ホ
ルダが突出支柱に取り付けられる部分を分解した斜視図
である。
【図9】 図9は、図7の試料保持装置を使用した使用
例の正面説明図である。
【図10】 図10は、図7の試料保持装置を使用した
使用例の正面説明図である。
【図11】 図11は、図7の試料保持装置に使用する
試料プレートの平面図である。
【図12】 図12は、図7の試料保持装置に使用する
試料プレートの側面図である。
【図13】 図13は、図7の試料保持装置に使用する
試料プレートの平面図である。
【図14】 図14は、図7の試料保持装置に使用する
試料プレートの側面図である。
【図15】 図15は、図7の試料保持装置における試
料ホルダが挿入穴を有する試料保持装置の斜視図であ
る。
【図16】 図16は、試料ホルダが2軸を中心に回転
可能である試料保持装置の斜視図である。
【図17】 図17は、図16の試料保持装置における
試料ホルダが突出支柱に取り付けられる部分を分解した
斜視図である。
【図18】 図18は、図16の試料保持装置を使用し
た使用例の正面説明図である。
【図19】 図19は、図16の試料保持装置を使用し
た使用例の正面説明図である。
【符号の説明】
100、200、300 試料保持装置 101、201、301 突出支柱 101a、101b、301a、301b 突出支柱 102、202、302 ベース部 103、203、303 支持部材 104、204、244、304 試料ホルダ 104a、104b 試料取り付け面 105、205、305 ボルト穴 106、306 支持軸 107、307 嵌合穴 108、208 固定ネジ 109、209、309 凹溝 110、120、210、220、230、310 試
料 110a、210a、310a 試料表面 110b、210c、220a 試料断面 210b 試料裏面 310b 試料側面 111、211、311 接着剤 150、250、350 取り付けボルト 151 FIB用試料台 152 SEM用及びEDX用試料台 153、251 SEM用試料台 160、260 対物レンズ 351 EPMA用試料台 212 試料固定ネジ穴 213、223 試料固定ネジ 214、216 試料プレート 215、217 試料取り付け窓 240 挟持部 241 挿入穴 308 第1固定ネジ 312 第2固定ネジ 340 回転軸部 341 中空基部 342 ステージ部 343 平板部 344 支持棒部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側が機器本体側に取り付けられてこ
    の機器本体側から突出する支持部材と、この支持部材の
    先端側に回転可能に取り付けられ、試料を保持する試料
    ホルダと、試料ホルダを所定の位置で固定し、この試料
    ホルダに保持された試料の傾斜方向及び/又は傾斜角度
    を段階的に又は無段階的に位置決めする位置規制手段と
    を備えていることを特徴とする試料保持装置。
  2. 【請求項2】 支持部材は、その基端側にベース部を有
    し、このベース部を介して機器本体側に取り付けられる
    請求項1に記載の試料保持装置。
  3. 【請求項3】 支持部材は、互いに相対向して立設され
    た一対の突出支柱で構成されており、これら一対の突出
    支柱間に試料ホルダが取り付けられる請求項1〜2に記
    載の試料保持装置。
  4. 【請求項4】 試料ホルダは、互いに相対向する一対の
    挟持部を有し、板状の試料の一端をこれら一対の挟持部
    の間に挟み込んで保持する請求項1〜3のいずれかに記
    載の試料保持装置。
  5. 【請求項5】 試料ホルダは、挿入穴を有し、棒状の試
    料の一端をこの挿入穴内に嵌入して保持する請求項1〜
    4のいずれかに記載の試料保持装置。
  6. 【請求項6】 試料ホルダが、一対の突出支柱側に各々
    設けられ、試料ホルダの両側端面に形成された凹溝に挿
    嵌する固定ネジにより一対の突出支柱間に回転可能に取
    り付けられており、位置規制手段は、試料ホルダの凹溝
    底壁に当接してこの試料ホルダの回転を規制する上記固
    定ネジで構成されている請求項3〜5のいずれかに記載
    の試料保持装置。
  7. 【請求項7】 試料ホルダが、一対の突出支柱の間に回
    転可能に架設された回転軸部と、この回転軸部の中間部
    分から回転軸部の軸方向に対して直角方向に突出する筒
    状の中空基部と、試料が保持される平板部及びこの平板
    部の裏面中央部分から下方に向けて突設されてその先端
    が上記中空基部の中空部内に回転可能に嵌入する支持棒
    部を有するステージ部とで構成され、また、一方の突出
    支柱側又は試料ホルダの回転軸部の一端側に突出状態に
    設けられ、試料ホルダの回転軸部の一端側又は一方の突
    出支柱側に設けられた嵌合穴内に回転可能に嵌合する支
    持軸により一対の突出支柱間に回転可能に取り付けられ
    ており、位置規制手段が、他方の突出支柱に設けられ、
    試料ホルダの回転軸部を一方の突出支柱側に押圧してこ
    の試料ホルダの回転を規制する第1固定ネジと、上記試
    料ホルダの中空基部に設けられ、先端が支持棒部に係合
    してステージ部の回転を規制する第2固定ネジとで構成
    されている請求項3〜5のいずれかに記載の試料保持装
    置。
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