JP2002230082A - 設備工事の積算見積装置 - Google Patents

設備工事の積算見積装置

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JP2002230082A
JP2002230082A JP2001027299A JP2001027299A JP2002230082A JP 2002230082 A JP2002230082 A JP 2002230082A JP 2001027299 A JP2001027299 A JP 2001027299A JP 2001027299 A JP2001027299 A JP 2001027299A JP 2002230082 A JP2002230082 A JP 2002230082A
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Akinobu Kuwabara
彰聲 桑原
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Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
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Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気設備工事の積算見積を正確に容易に行う
こと。 【解決手段】 CADなどの設計図作成手段12によっ
て、高圧引込設備工事、電灯設備工事などの各工事項目
毎に、機器材料、たとえばケーブル、分電盤、照明器具
などと、各機器材料の数量とに関するデータをメモリM
1〜M3にストアしておき、拾い出し手段14によって
各工事項目内の小単位、たとえば回別、盤別、回路別な
ど毎に、各機器材料の数量を拾い出して拾い出し表(図
12〜図17)を作成し、各工事項目毎の複数の拾い出
し表にわたって、各機器材料毎の数量を加算した集計値
を含む集計表(図19〜図22)を集計手段15によっ
て作成し、この集計値に基づいて、見積手段16は、図
29および図33に示される集計比較表を作成し、これ
によって機器材料の選択、決定を行い、その結果、各機
器材料の価格S1に対応した各工事項目の機器材料毎の
合計価格S2を演算し、こうして見積表を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築設備工事、特
に電気設備工事に好適する積算見積を行う装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気設備工事の積算見積というのは、電
気設備工事を受注または発注するために、設計図から機
器材料の拾い出し、集計を行い、工事金額を算出して見
積を行う作業をいう。このような積算見積は、正確でな
ければならず、さもなければ、事業計画に支障を来し、
あるいはまた発注者と受注者との契約を成立させること
ができなくなる。従来から積算者は、設計図から多数の
機器材料を確実に過不足なく拾い出さなければならず、
その作業に習熟していなければならない。
【0003】図44は、先行技術の電灯設備工事におけ
る拾い出し表1を示す図である。この拾い出し表1に
は、電灯設備工事において用いられる分電盤、照明器
具、スイッチなどの機器材料を表す品名欄2と、各機器
材料の規格を表す欄3と、数量を表す欄4と、立上りお
よび引下げなどの取付寸法を表す欄5と、数量の合計欄
6とが設けられる。積算作業者は、設計図を見ながら、
このような図44に示される電灯設備工事の拾い出し表
を手作業で作成する。図44にはまた同様に、コンセン
ト設備工事のための拾い出し表7も示されている。この
ような拾い出し表7もまた、積算作業者によって手作業
で作成される。
【0004】したがって先行技術では、拾い出し表1,
7の作成には多くの時間を必要とし、しかも積算見積の
誤りを生じやすい。またこれらの拾い出し表1,7に
は、設計図に示されているシンボルが表示されておら
ず、拾い出し表1,7の各機器材料と設計図のシンボル
とを対応して確認する作業を、容易に行うことができ
ず、この観点からも不便である。
【0005】また図44に示される電灯設備工事の拾い
出し表1における品名欄2に記載された「FL20W×
4」は、20W蛍光灯を4灯用いる照明器具を表してい
るが、その姿図に対応するいわゆるデバイス番号が記載
されておらず、また取付状態が記載されておらず、した
がって照明器具の具体的な種別が、拾い出し表1では不
明である。このようなシンボル、デバイス番号、種別な
どのデータを、拾い出し表1に記入するとすれば、積算
作業者は、さらに多くの労力を必要とする。照明機器の
種別というのは、たとえば直付形、埋込形、半埋込形が
あり、埋込形と半埋込形とには、下面開放形とアクリル
カバー付形とがあり、アクリルカバー付形には、乳白
形、プリズムライト形およびOAコンフォート形などが
あり、このように多くの種別に関する情報を、拾い出し
表1から得ることはできない。
【0006】図45は、従来から積算作業者が作成して
いる建物の部屋毎の電気設備機器の数量を表す表8を表
す図である。部屋名「事務室」には、デバイス番号b
1,z1,b1−1を有する各照明器具などの機器材料
の必要な数量が記入される。このような図45に示され
る表8を、積算作業者が設計図から機器材料を拾い出し
て、正確に作成することは困難であり、習熟を必要とす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電気
設備工事などの建築設備工事の積算見積を、正確に、迅
速に行うことができるようにした設備工事の積算見積装
置を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、設計図に基づいて作
成される拾い出し表などの各種の表に、確認などのため
に必要な情報を正確に含めることができるようにした設
備工事の積算見積装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、設備の工事項
目毎に、設備の複数の機器材料と各機器材料の数量とに
関するデータを有する設計図を作成する手段と、設計図
作成手段の出力に応答し、各工事項目内の1または複数
の各小単位毎に、設計図に表される各機器材料毎に数量
を拾い出して各小単位毎の複数の拾い出し表を作成する
拾い出し手段と、拾い出し手段の出力に応答し、各工事
項目毎の複数の拾い出し表にわたって、各機器材料毎に
数量を加算した集計値を含む集計表を作成する集計手段
と、集計手段の出力に応答し、各機器材料の価格S1を
決定し、各工事項目の機器材料毎に合計価格S2を演算
して見積表を作成する見積手段と、設計図作成手段と、
拾い出し手段と、集計手段と、見積手段との各出力に応
答し、設計図と、拾い出し表と、集計手段と、見積表と
を、表示する表示手段とを含むことを特徴とする設備工
事の積算見積装置である。
【0010】また本発明は、工事項目は、高圧引込設備
工事、受変電設備工事、幹線設備工事、動力設備工事、
中央監視設備工事、電灯設備工事、コンセント設備工
事、電話配管設備工事から成るグループから選ばれた1
または複数を含み、小単位は、階別、盤別、回路別、系
統別から成るグループから選ばれた1または複数を含む
ことを特徴とする。
【0011】また本発明は、機器材料は、高圧引込設備
工事では、ケーブル、電線管を含み、受変電設備工事で
は、キュービクル、変圧器、高圧進相コンデンサー、直
列リアクトルを含み、幹線設備工事では、電線、ケーブ
ル、電線管を含み、動力設備工事では、電線、ケーブ
ル、電線管を含み、中央監視設備工事では、中央監視
盤、無停電電源装置を含み、電灯設備工事では、分電
盤、照明器具、電線、ケーブル、スイッチを含み、コン
セント設備工事では、ケーブル、電線管、コンセントを
含み、電話配管設備工事では、配線盤、端子盤、電線、
電線管、アウトレットボックスを含むことを特徴とす
る。
【0012】本発明に従えば、設計図作成手段12から
の工事項目毎のデータに基づいて、各小単位毎の拾い出
し表を拾い出し手段14によって作成し、複数の小単位
にわたる拾い出し表に基づいて集計表を集計手段15に
よって作成し、見積手段16で各工事項目の機器材料毎
の合計価格S2を演算して見積表を作成し、表示手段1
8,19によって表示または印字する。設備工事は、電
気設備工事であってもよく、あるいはまた機械設備工事
であってもよい。機械設備工事には、空気調和設備工
事、給排水衛生設備工事などが挙げられる。設計図作成
手段の前記データは、設計図の図面およびその設計図に
関連する仕様書などに含まれるデータである。設計図
は、たとえば建物配置図、平面図、系統図、配線図、盤
類結線図、照明器具の姿図、単線結線図などを含む。表
示手段は、液晶表示装置または陰極線管などによって実
現されてもよく、プリンタ19が含まれてもよい。
【0013】本発明に従えば、積算見積を行う単位とな
るたとえば1つの建物における個別的な機器材料を、後
述の表2および表3に示されるように設計図の表示位置
に対応してストアしておくことによって、原設計および
その後の1または複数回にわたる設計変更が生じたとき
における拾い出し、集計、見積の各演算動作を簡単なプ
ログラムの実行によって正確な積算見積が可能になる。
【0014】また本発明は、設計図作成手段は、設備の
工事項目毎に、設備の複数の機器材料と各機器材料の数
量とに関するデータを入力する入力手段と、入力手段の
出力に応答し、入力手段によって入力されたデータを、
複数の各機器材料と、複数の作成する各設計図とを対応
づけて、ストアするメモリM1〜M3と、メモリの出力
に応答し、メモリにストアされているデータを用いて演
算して複数種類の設計図を作成し、表示手段に設計図を
表示する設計図演算手段とを含むことを特徴とする。
【0015】また本発明は、設計図作成手段は、設計図
の中で、各機器材料を、その各機器材料の種類に対応し
たシンボルで表示し、拾い出し手段は、拾い出し表の中
で、各機器材料を表す文字とシンボルと数量とを対応さ
せて表示手段に表示することを特徴とする。
【0016】また本発明は、設計図作成手段は、設計図
の中で、各機器材料を、その各機器材料の種類に対応し
たシンボルで表示し、集計手段は、集計表の中で、各機
器材料を表す文字とシンボルと数量とを対応させて表示
手段に表示することを特徴とする。
【0017】また本発明は、設計図作成手段は、設計図
の中で、各機器材料を、その各機器材料の種類に対応し
たシンボルで表示し、拾い出し手段は、拾い出し表の中
で、各機器材料を表す文字とシンボルと数量とを対応さ
せて表示手段に表示し、集計手段は、集計表の中で、各
機器材料を表す文字とシンボルと数量とを対応させて表
示手段に表示することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、設計図作成手段は、たと
えばキーボードまたはマウスなどを用いる入力手段22
によってデータを入力し、そのデータをメモリM1〜M
8にストアし、データの演算によって設計図を作成し、
たとえばCAD(ComputerAided Design)装置によって
実現されてもよい。設計図作成手段はまた、他のCAD
装置などによって入力、作成されたデータまたは設計図
などがストアされたフロッピディスクなどの記録媒体1
3を、コンピュータなどの処理回路21に着脱可能に装
着し、その記録媒体の内容を読出し、設計図を作成して
表示手段18,19に表示する構成によって実現されて
もよい。
【0019】本発明に従えば、拾い出し表または集計表
の少なくともいずれか一方または両者において、機器材
料を表す品名などの文字だけでなく、シンボルを表示
し、このシンボルと設計図に表示されるシンボルとが対
応していることによって、拾い出しおよび集計の確認作
業を容易に行うことができる。シンボルは、日本工業規
格などによって予め定められた図形、記号などであって
もよい。
【0020】また本発明は、設計図作成手段は、設計図
の中で表示される各機器材料に予め定めるデバイス番号
を表示し、拾い出し手段または集計手段は、拾い出し表
または集計表に各機器材料に対応したデバイス番号を表
示手段に表示することを特徴とする。
【0021】さらに本発明に従えば、拾い出し表または
集計表のいずれか少なくとも一方に、姿図などに対応し
た機器材料の種別を表す数字などの文字または記号など
から成るデバイス番号を表示する。これによって拾い出
し表または集計表を見ることによって、機器材料の把握
を容易に行うことができる。デバイス番号はまた、設計
図の各機器材料に対応して、その各機器材料が表された
位置の付近に表示されるようにしてもよい。
【0022】また本発明は、各機器材料の施工方法に関
するデータを、各機器材料に対応して拾い出し表または
集計表に表示することを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、拾い出し表または集計表
の少なくともいずれか一方に、施工方法すなわち施工区
分に関するデータを表示し、このようなデータもまた、
設計図の各機器材料が表示された位置の付近などに表示
されるようにしてもよい。施工方法に関するデータとい
うのは、各種機器材料の壁面取付時における隠蔽または
露出の別、配線配管の場合における管路内、ケーブルラ
ック、ピット、ころがしなどをいう。このような施工方
法に関するデータが拾い出し表または集計表に表示され
ることによって、機器材料の把握を容易に行うことがで
き、拾い出し、集計の確認作業を容易に行うことができ
る。この施工方法に関するデータはまた、設計図に表示
された機器材料に対応して、その機器材料の表示位置の
付近に表示されるようにしてもよい。
【0024】また本発明は、設計変更手段を含み、この
設計変更手段は、設計図作成手段によって作成した設計
図に含まれる機器材料と、その各機器材料の数量とに関
するデータを、原設計から1回または複数回にわたって
設計変更し、各回の設計変更されたデータを、前記メモ
リM1〜M8にストアし、拾い出し手段と集計手段と見
積手段とは、前記メモリM1〜M3にストアされている
設計変更されたデータを用いて、設計変更の各回毎の拾
い出し表と集計表と見積表とを作成し、表示手段は、集
計表の中で、各拾い出し表毎の機器材料に対応する数量
の集計値を表示する表示領域に、その表示領域に表示さ
れていない設計変更による集計値の有無に対応して、前
記集計値の表示態様を変化して、表示することを特徴と
する。
【0025】本発明に従えば、図19〜図28に関連し
て後述されるように、設計図のデータを、原設計から1
回または複数回にわたって設計変更をするにあたって
は、最後の設計変更のデータだけでなく、それ以前の原
設計および設計変更のデータもまた、各設計毎にメモリ
M1〜M8に、設計変更手段によってストアしておく。
このような設計変更は、たとえば設計図作成手段の前記
入力手段の操作によって行うことができる。このような
設計変更毎のデータに基づき、設計変更の各回毎の拾い
出し表、集計表、見積表を、それぞれ作成する。
【0026】集計表の中では、各機器材料の集計値を表
示する表示領域31;34,35に、設計変更による集
計値であって、その表示領域に表示されていないものが
あるときと、無いときとにそれぞれ対応して、表示態様
を変化する。これによって作業者は、集計表の表示領域
を見ることによって、設計変更された最新のデータだけ
でなく、過去のデータの存在の有無を容易に知ることが
でき、機器材料の設計変更の履歴を知ることができ、確
認作業が容易になる。もしもこのような表示態様が変化
されないとするならば、集計表の表示領域に表示された
データのほかに、設計変更されたものが残っているかど
うかを確認することが困難になる。本発明はこの問題を
解決する。
【0027】また本発明は、表示領域に表示されていな
い設計変更による集計値が存在するとき、表示領域内に
予め定めるキャラクタを表示することを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、後述の図25、図27に
示されるように、設計変更による集計値のうち、表示領
域に表示されていないものが残っているとき、その表示
領域内に予め定めるキャラクタ36,38,41を表示
し、これによって作業者に対して設計変更後のデータに
対する注意を喚起することができる。したがって作業者
は、設計変更後のデータを把握し、正確な積算見積を行
うことができる。
【0029】キャラクタというのは、たとえば矩形の表
示領域31;34,35の角隅部に表示される比較的小
さな直角三角形などの図形であってもよく、あるいはま
た記号、文字などであってもよい。
【0030】また本発明は、表示領域に表示されていな
い設計変更による集計値の有無に対応して、表示領域に
表示されている集計値の色を異ならせることを特徴とす
る。
【0031】本発明に従えば、図26に関連して後述さ
れるように、設計変更による機器材料の数量データの集
計値のうち、表示領域に未だ表示されていないものが存
在するとき、作業者の注意を喚起するために、表示領域
に表示されている機器材料の数量データの集計値の色
を、すべての設計変更による集計値の表示が完了した後
の色とは異ならせる。
【0032】たとえば集計表の表示領域は、各機器材料
毎に2つの集計値を同時に表示することができるように
構成される。たとえば合計2回の設計変更が行われ、作
業者の操作によって、図26(1)のように、原設計お
よび第1回設計変更の集計値が同時に表示された状態で
は、厚設計の集計値の数字は、たとえば黒色で表示さ
れ、その第1回設計変更の集計値の数字はたとえば赤色
で表示され、これによって第2回設計変更の集計値はま
だ表示されていないことを作業者に知らせることができ
る。作業者がさらに操作することによって、図26
(2)のように表示領域に第1回および第2回の設計変
更の各集計値を表示し、この表示を行う集計値の数字を
いずれも、たとえば黒色とする。したがって作業者は、
第3回の設計変更が行われなかったことを知ることがで
きる。
【0033】本発明の実施の他の形態では、未だ表示さ
れていない回の設計変更による集計値が存在するとき、
それよりも前の回の設計変更の集計値および原設計の集
計値を、たとえば点滅させ、未だ表示されていない設計
変更による集計値が存在しなくなった状態では、点滅す
ることなく連続して表示を行うようにし、このようにし
て表示態様の変化を行うようにしてもよく、本発明の実
施のさらに他の形態では、未だ表示されていない設計変
更による集計値が存在するときと、すべての集計値が表
示されたときとにおける表示領域の表示態様を、前述以
外の構成によって、異ならせるようにしてもよい。
【0034】また本発明は、表示領域は、隣接して設け
られる複数の表示領域部分を有し、そのうちの1つの表
示領域部分には、最終回の設計変更の集計値が表示さ
れ、残余の表示領域部分に、原設計から、最終回よりも
1回前の設計変更までの1または複数回毎の集計値が表
示されることを特徴とする。
【0035】本発明に従えば、後述の図27および図2
8に示されるように、各機器材料毎に上下にまたは左右
に隣接して複数の表示領域部分34,35が設けられ、
その複数の表示領域部分のうち、1つの表示領域部分に
は、最終回の設計変更の集計値が常に表示され、これに
よって最終設計の集計値を見ながら、その前の回の設計
変更または原設計の集計値と比較し、作業者が確認作業
を行うことができる。設計変更がされないとき、表示領
域には、原設計の集計値だけが表示される。
【0036】集計表の複数の表示領域部分は、上下に隣
接して設けられ、たとえば最上部の表示領域部分に最終
回の設計変更の集計値が表示されるようにしてもよい。
また本発明の実施の他の形態では、表示領域部分は左右
に隣接して複数、設けられ、最も左の表示領域部分に、
最終回の設計変更の集計値が表示されるように構成して
もよい。
【0037】また本発明は、見積手段は、(a)各工事
をする工事項目の機器材料毎に、複数の各製品名と単価
S1との組合せを、対応して表示手段によって表示する
集計比較表を作成する集計比較手段と、(b)集計比較
表の機器材料毎の複数の組合せのうち、単一の組合せを
選択して決定する選択手段と、(c)選択手段の出力に
応答し、選択された組合せを、表示手段によって表示し
たままとし、表示されなかった残余の組合せを表示しな
いようにする選択表示手段と、(d)選択手段の出力に
応答し、選択された組合せの単価S1と、集計手段によ
る集計値L1とによって、各工事項目毎の機器材料毎に
合計価格S2を演算する合計演算手段とを含むことを特
徴とする。
【0038】本発明に従えば、後述の図29〜図31に
示されるように、集計比較手段によって作成された集計
比較表には、複数の組合せ45a〜45cが表示され、
この組合せというのは、たとえば製造会社毎の各製品名
と単価S1とを含み、入力手段などの選択手段によっ
て、複数の組合せのうちの1つを選択して決定し、これ
によって選択された組合せだけ、たとえば45aを表示
したままとし、選択されなかった残余のすべての組合
せ、たとえば45b,45cの表示を消去し、こうして
選択表示手段による表示動作を行う。したがって機器材
料の選択、確認の作業が容易になる。
【0039】また本発明は、見積手段は、(a)各工事
をする工事項目の機器材料毎に、複数の各製品名と単価
S1との組合せを、対応して表示手段によって表示する
集計比較表を作成し、この集計比較表には、選択された
組合せを表示するための選択表示欄が設けられる集計比
較手段と、(b)集計比較表の機器材料毎の複数の組合
せのうち、単一の組合せを選択して決定する選択手段
と、(c)選択手段の出力に応答し、選択された組合せ
を、表示手段によって選択表示欄に表示される選択表示
手段と、(d)選択手段の出力に応答し、選択された組
合せの単価S1と、集計手段による集計値L1とによっ
て、各工事項目毎の機器材料毎に合計価格S2を演算す
る合計演算手段とを含むことを特徴とする。
【0040】本発明に従えば、後述の図32および図3
3に示されるように、集計比較表に設けられた選択表示
欄51には、選択された単一の組合せが選択表示手段に
よって表示される。これによって作業者は、選択表示欄
だけを見て、選択された種別の機器材料を確認すること
ができ、確認作業が容易となる。
【0041】組合せが選択された後、集計比較表の組合
せ45a〜45cは表示されたままであってもよいけれ
ども、その全ての表示が消去されてもよい。
【0042】また本発明は、集計比較表にはまた、組合
せ毎に見積金額欄が設けられ、組合せ集計演算手段が備
えられ、この組合せ集計演算手段は、組合せ毎に、単価
S1と集計手段による集計値とによって、各見積金額S
3を演算して、表示手段によって見積金額欄に表示させ
ることを特徴とする。
【0043】本発明に従えば、後述の図29および図3
3に示されるように、複数の各組合せ45a〜45c毎
に、集計比較表には見積金額欄が設けられ、この見積金
額欄には、機器材料の単価S1と、数量である集計値と
によってたとえば掛算などして演算される各見積金額S
3が表示される。したがって各種別の機器材料を選択す
る際、この各見積金額S3を見ながら、選択操作を行う
ことができ、選択作業が容易になる。
【0044】本発明は、電気設備工事に関連して実施さ
れるだけでなく、さらにそのほか、たとえば機械設備工
事およびそのほかの建設設備工事に関連して広範囲に実
施することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
電気設備工事の積算見積装置11の基本的な構成を示す
ブロック図である。設計図作成手段12は、電気設備の
工事項目毎に、電気設備の複数の機器材料と各機器材料
の数量とに関するデータを有する設計図を作成する。こ
の設計図作成手段12は、たとえばCAD装置などによ
って実現することができる。このような設計図に関する
データは、フロッピディスクなどの記録媒体13に、設
計図作成手段12と同様な他の設計図作成手段によって
作成された設計図に関するデータがストアされており、
このような記録媒体13のストア内容が、設計図作成手
段12によって読出されて、積算見積が行われるように
してもよい。
【0046】拾い出し手段14は、設計図作成手段12
によって作成された設計図のデータまたは記録媒体13
のストア内容を読出したデータに応答し、各工事項目内
の1または複数の各小単位毎に、設計図に表される各機
器材料毎に数量を拾い出して各小単位毎の複数の図12
〜図17に示される拾い出し表を作成する。拾い出し手
段14によって作成された拾い出し表のデータは、集計
手段15に与えられる。集計手段15は、各工事項目毎
の複数の拾い出し表にわたって、各機器材料毎に数量を
加算した集計値L1を含む図19〜図22に示される集
計表を作成する。見積手段16は、集計手段15によっ
て作成された集計表のデータを用い、手入力要素17か
ら入力される各機器材料の選択、決定のための図29お
よび図33に示される集計比較表を作成するとともに、
この各機器材料の選択、決定による各工事項目の機器材
料毎の単価S1と、合計価格S2(=L1・S1)とを
演算して見積表を作成する。
【0047】表示手段18は、設計図作成手段12の出
力に応答して設計図を表示し、拾い出し手段14の出力
に応答して拾い出し表を表示し、集計手段15の出力に
応答して集計表を出力し、さらに見積手段16の出力に
応答して集計比較表および見積表を表示する。表示手段
18は、液晶表示装置または陰極線管などによって実現
され、さらにこれらの設計図、拾い出し表、集計表、集
計比較表および見積表などのデータは、図2に示される
プリンタ19によって記録紙に印字される。
【0048】図2は、図1に示される電気設備工事の積
算見積装置1の具体的な電気的構成を示すブロック図で
ある。マイクロコンピュータなどによって実現される処
理回路21には、キーボードまたはマウスなどの手入力
を行う入力手段22が接続され、これによって電気設備
の工事項目毎に、電気設備の複数の機器材料と各機器材
料の数量とに関するデータが入力され、さらにそのほか
のデータが入力される。処理回路21にはまた、記録媒
体13のストア内容を読取る読取手段23が備えられ
る。メモリM1〜M8は、処理回路21に接続され、総
括的に参照符24で示す。処理回路21には、機器材料
の数量の拾い出し、集計などの演算のためのカウンタ2
5が備えられる。
【0049】処理回路21は、設計図、拾い出し表、集
計表、集計比較表および見積表などを、記録紙に印字す
るプリンタ19を動作させる。処理回路21は、入力手
段22、読取手段23、メモリ24およびカウンタ25
などと協働して、図1に関連して前述した設計図作成手
段12、拾い出し手段14、集計手段15、見積手段1
6および手入力要素17などを構成する。
【0050】図3は、処理回路21によって行われる電
気設備工事の原設計と1または複数回の設計変更の動作
を説明するための系統図である。原設計は、参照符26
で示され、このとき設計図作成手段12によって設計図
A1を作成し、拾い出し手段14によって拾い出し表A
2を作成し、集計手段15によって集計表A3を作成
し、手入力要素17によって手作業を行い、こうして見
積手段16によって比較集計表に基づく見積表A4を作
成し、表示手段18およびプリンタ19によって出力を
行う。
【0051】その後、第1回設計変更17〜第N回設計
変更18が、入力手段22の操作によって行われる。N
は、自然数である。第1回設計変更17による設計図B
1が得られ、これによって第1回設計変更17による拾
い出し表B2、集計表B3、および集計比較表の手入力
作業による操作を加えることによって見積表B4が作成
される。拾い出し手段14は、拾い出し表B2aを作成
する。この拾い出し表B2aのデータは、原設計16の
拾い出し表A2のデータと第1回設計変更17による拾
い出し表B2のデータとの差、すなわち異なる部分のみ
のデータであり、同一の参照符を用いて表すと、B2a
=A2−B2となる。同様にして集計手段15は、集計
表B3a(=A3−B3)を作成する。さらに手入力作
業による集計比較表に基づく見積表B4a(=A4−B
4)を作成する。
【0052】同様な設計変更が繰返され、第N回設計変
更18によって、最新の設計図N1が得られる。拾い出
し手段14によって拾い出し表N2が作成され、集計手
段15によって集計表N3が作成され、さらに手入力要
素による集計比較表に基づいて見積手段16によって見
積表N4が作成される。この第N回設計変更18によっ
て、拾い出し手段14は、拾い出し表N2a(=(N2
−1)−N2)を作成し、また集計手段15は、集計表
N3a(=(N3−1)−N3)を作成し、さらに手作
業による集計比較表に基づき、見積表N4a(=(N4
−1)−N4)を作成する。こうして第N回設計変更に
よる見積表N4aを手作業によってさらに変更し、設計
変更分のみの見積表N4bを見積手段16によって作成
し、表示手段18およびプリンタ19によって出力す
る。拾い出し表N2aを演算する際に用いられる参照符
N2−1は、第(N−1)回設計変更による拾い出し表
のデータを表す。N3−1およびN4−1は、第(N−
1)回設計変更による集計表のデータおよび見積表のデ
ータを表す。
【0053】処理回路21において積算見積を行う電気
設備工事の工事項目は、表1に示されるとおりである。
【0054】
【表1】
【0055】拾い出し手段14によって作成される拾い
出し表の前述の小単位というのは、階別、盤別、回路
別、系統別などの1または複数である。機器材料は、高
圧引込設備工事では、ケーブル、電線管を含み、受変電
設備工事では、キュービクル、変圧器、高圧進相コンデ
ンサー、直列リアクトルを含み、幹線設備工事では、電
線、ケーブル、電線管を含み、動力設備工事では、電
線、ケーブル、電線管を含み、中央監視設備工事では、
中央監視盤、無停電電源装置を含み、電灯設備工事で
は、分電盤、照明器具、電線、ケーブル、スイッチを含
み、コンセント設備工事では、ケーブル、電線管、コン
セントを含み、電話配管設備工事では、本配線盤、端子
盤、電線、電線管、アウトレットボックスを含む。
【0056】図4は、複数種類の各機器材料を、設計
図、拾い出し表、集計表および集計比較表などにおいて
表示するシンボル、すなわち図形、記号などを示す図で
ある。この図4に示されるシンボルと、シンボルは、日
本工業規格などによって予め定められたものでもよい。
そのシンボルに対応する機器材料の種類とは、メモリM
1に予めストアされる。
【0057】図5は、設計図作成手段12によって作成
される建物のたとえば3〜9階の平面図である。図6
は、設計図作成手段12によって作成される建物のたと
えば2階の電灯空調火報弱電設備図である。図7は、設
計図作成手段12によって作成される受電設備工事の単
線接続図である。図8は、設計図作成手段12によって
作成される幹線設備工事の系統図である。さらに図9
は、電気設備工事において用いられる機器材料のうち、
照明器具を示す姿図である。図9において各姿図に対応
してデバイス番号A321;A322;B402,B2
01W,B202;B201,B202,B402,
B;…が設定される。さらに図10は、電気設備工事に
用いられる機器の施工情報のうち、取付寸法を示す取付
寸法図である。このような図10に示される取付寸法図
によって、各機器の取付高さが指定される。
【0058】図5〜図10に示される各情報は、メモリ
M2に、設計図作成手段12の働きによってストアされ
る。これらの図5〜図10に示されるデータおよびその
ほかのデータは、原設計およびその後の1または複数回
の設計変更に対応して、メモリM3には、次の表2およ
び表3に示されるデータがストアされる。
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】
【表4】
【0062】こうして原設計および各回の設計変更毎の
各機器材料毎の数量は、表4に示されるように、カウン
タ25(前述の図2参照)によって計数され、メモリM
3にストアされる。
【0063】前述の表2,表3および表4は、各機器材
料毎に設けられる。この表2は、工事項目、図4のシン
ボル、図10のデバイス番号、品名および品質・形状の
情報を含む。品名は、図14〜図17、図19〜図2
2、図29および図33に示されているように、機器材
料の名称である。品質・形状の情報は、形式別、容量
別、図10の姿図のデータ、さらに製造会社であるメー
カ名およびその商品番号、規格、単価S1などを含む。
【0064】工事項目毎の各機器材料の情報はまた、表
3に示されるように、設計図の図面内の位置情報と、各
機器材料の施工情報と、拾い出し手段14によって作成
された複数の拾い出し表の識別のための番号、たとえば
図19〜図22に示されるようにNO.1,NO.2,
…を含む。図面内の位置情報は、図5の各階別、図6お
よび図7の盤別、回路別、図8の系統別などの小単位毎
に演算されてストアされる。本発明では特に、多種類の
設計図における表示の座標位置が、各機器材料毎に表3
に示されるようにメモリM3にストアされるので、各機
器材料を誤って複数回重ねて計数して拾い出すことが避
けられ、拾い出しの計数を正確に行うことができること
が重要である。
【0065】さらに機器材料が設けられる部屋の名称、
たとえば事務室などと、各部屋毎の機器材料とその数量
とがストアされる。施工情報のうち、施工区分というの
は、たとえば後述の図14に示されるように施工方法の
データである。取付寸法は、図10に示される取付高さ
などの取付け位置を指定する情報である。
【0066】図11は、処理回路21による拾い出し手
段14の動作を説明するためのフローチャートである。
拾い出し手段14は、設計図作成手段12からの機器材
料に関する設計図に含まれるデータに基づいて、図12
〜図17にそれぞれ示される拾い出し表を作成する。図
11のステップa1からa2に移り、表1に示される複
数の工事項目のうち、1つの工事項目を選択する。ステ
ップa3では、この選択された工事項目の原設計の設計
図、またはその原設計の設計変更が行われた第i回の設
計変更の設計図を選択する。i,Nは、1≦i≦Nであ
る自然数である。ステップa4では、前述のステップa
3で選択された設計図に関するデータの中から、各機器
材料を選択し、次のステップa5では、その選択された
機器材料に関する小単位内における数量を検索して、カ
ウンタ25(図2参照)によって計数する。こうしてス
テップa6では、原設計および各回の設計変更による各
機器材料の小単位毎の拾い出し表のためのデータを得
て、メモリM4にストアする。ステップa8では、拾い
出し表のデータによって、図12〜図17に示される拾
い出し表を作成し、こうしてステップa8では一連のス
テップから成る拾い出し表作成動作を終了する。
【0067】ステップa5における各機器材料毎の数量
は、前述の表4に示されるとおりである。この表4のデ
ータは、メモリM4にストアされる。
【0068】図12は、拾い出し手段14によって作成
される拾い出し表を示す正面図である。幹線設備工事に
関する原設計または第i回の設計変更に関して、階別、
配電盤別、さらに幹線番号で示されるように回路別また
は系統別に、小単位の検索が行われて、拾い出し表が作
成される。
【0069】図13は、拾い出し手段14によって作成
される本発明の実施の他の形態の拾い出し表の正面図で
ある。放送設備工事において、階別、および幹線番号で
示される回路別または系統別に、原設計、第i回の設計
変更毎に、拾い出し表のデータが計数され、拾い出し表
が作成される。
【0070】図14は、拾い出し表14によって作成さ
れた本発明の実施の他の形態の拾い出し表の正面図であ
る。高圧引込設備工事に関して、原設計、第i回の設計
変更毎に、品名の欄に示される各機器材料毎に、階別、
施工区分などの小単位の計数が行われて拾い出し表のデ
ータが得られ、図14の拾い出し表が作成される。図1
4の最も右側の「合計」欄には、拾い出しを行って計数
した数量が表示される。
【0071】特にこの図14の拾い出し表では、各機器
材料毎に設計図に示されるシンボルと各機器材料のデバ
イス番号とが表示される。これによって図44に関連し
て前述した先行技術に比べて、機器材料の確認作業を作
業者によって容易に行うことができるという優れた効果
が達成される。
【0072】図15は、拾い出し手段14によって作成
される本発明の実施の他の形態の拾い出し表を示す正面
図である。受変電設備工事に関する原設計または第i回
の設計変更において、品名で示される機器材料毎に、階
別、盤別、施工区分別などの小単位毎に、拾い出し表の
データが検索によって得られる。図15の拾い出し表で
もまた、機器材料毎のシンボルおよびデバイス番号が表
示され、確認作業が容易となる。
【0073】図16は、拾い出し手段14によって作成
される本発明の実施のさらに他の形態の拾い出し表の正
面図である。この拾い出し表でもまた、電灯設備工事に
関する原設計、第i回の設計変更毎に、品名の欄に示さ
れる機器材料毎に、階別、盤名称で示される盤別、施工
区分別などの小単位におけるデータの検索が行われて、
拾い出し表の作成が行われる。この図16の拾い出し表
にもまた、機器材料のシンボルおよびデバイス番号が表
示され、確認作業が容易となる。
【0074】図17は、拾い出し手段14によって作成
される本発明の実施の他の形態の拾い出し表の正面図で
ある。この拾い出し表では、電灯設備工事に関する原設
計、第i回の設計変更での品名で示される機器材料毎
に、盤名称で示される盤別および施工区分別などの小単
位のデータの検索が行われる。図17の拾い出し表でも
また、機器材料のシンボルおよびデバイス番号が表示さ
れる。
【0075】図14〜図17に示される各拾い出し表で
はまた、機器材料の品質・形状の情報も、表示され、確
認作業が容易である。このような各機器材料の品質・形
状および施工区分などの組合せ毎に、数量が計数され、
前述のように、その合計した値が拾い出し表の最も右側
の「合計」欄に表示される。
【0076】図18は、処理回路21における集計手段
15および見積手段16の動作を説明するためのフロー
チャートである。集計手段15は、図18のステップb
1〜b5を実行し、見積手段16は図18のステップb
6〜b9を実行する。集計手段15によって作成される
集計表は、図19〜図22に示され、見積手段16によ
って作成される見積比較表は後述の図29に示される。
【0077】図18のステップb1からステップb2に
移り、集計手段15は、拾い出し手段14によって演算
されたメモリM4にストアされたデータに応答し、ステ
ップb1からステップb2に移り、工事項目の1つを選
択し、次のステップb3では、設計図の原設計または第
i回の設計変更の1つを選択し、各原設計および設計変
更毎の機器材料の選択を行なって、次のステップb5で
は、各拾い出し表の集計を行い、ステップb6では、図
19〜図22に示される集計表を作成する。このような
集計表のデータは、メモリM5にストアされる。
【0078】図19は、集計手段15によって作成され
る本発明の実施の一形態の集計表を示す正面図である。
この図19の集計表では、受変電設備工事において、原
設計または第i回の設計変更毎に、品名で示される機器
材料毎に関して、1または複数の各拾い出し表における
「合計」の値を加算して集計し、図19の「数量」で示
される欄に、集計値を表示する。この集計表にはまた、
機器材料のシンボル、品質・形状の情報、さらに施工区
分が記入されて表示されるとともに、数量の単位もまた
表示される。図19では、各機器材料は、識別番号N
O.1を有する一例として、拾い出し表にのみ、挙げら
れている。
【0079】各機器材料毎の拾い出し表毎の合計値が表
示される表示領域は、参照符31で示され、この表示領
域31の表示態様は、図23〜図28に関連して後述さ
れる。
【0080】図20は、集計手段15によって作成され
る本発明の実施の他の形態の集計表を示す正面図であ
る。この集計表は、受変電設備工事における前述の図1
9に続く集計表であり、各設備機器に関する拾い出し表
の集計後の数量が表示される。さらに図20では、入力
手段22によって手入力情報32もまた、入力されてメ
モリM5にストアされ、図20の集計表に表示される。
手入力情報32は、拾い出し表には挙げられていない情
報であって、たとえば接地埋設標、機器搬入費、申請手
続および試験費などであってもよい。
【0081】図21は、集計手段15によって作成され
る本発明の実施の他の形態の集計表を示す正面図であ
る。幹線設備工事に関して、原設計、第i回の設計変更
毎に、機器材料の複数の各拾い出し表毎の合計値を「拾
い出し表NO.」の欄に表示するとともに、これらの各
合計値を加算した集計値を、「数量」の欄に表示する。
集計表にはまた、前述の図19の実施の形態と同様に、
シンボル、品質・形状の情報、施工区分および数量の単
位などが表示される。
【0082】さらに図21の集計表では、手入力情報と
して、端末処理材に関する情報が入力手段22の操作に
よって入力され、表示される。図21の集計表では、拾
い出し表NO.1〜NO.6の各合計値が加算されて数
量が求められる。
【0083】図22は、集計手段15によって作成され
る本発明の実施のさらに他の形態の集計表を示す正面図
である。この集計表は、電灯設備工事における機器材料
毎の複数の拾い出し表毎の合計値が加算されて集計され
た数量が演算され、また各機器材料のシンボル、品質・
形状および施工区分などもまた表示される。
【0084】集計表には品名である機器材料とともにシ
ンボルが表示され、さらにその機器材料の品質・形状が
表示される。このことによって、作業者は、設計図など
との対応を行って確認する作業を容易に行うことができ
る。
【0085】図23は、本発明の実施の一形態の図19
に示される集計表の表示領域31の表示態様を示す正面
図である。表示手段18は、その表示画面上に複数色か
ら成る画像の表示が可能であり、この表示手段18によ
る表示動作は、処理回路21によって制御される。
【0086】図24は、処理回路21によって制御され
る表示手段18の動作を説明するためのフローチャート
である。図24のステップc1からステップc2に移
り、図19の集計表を表示している状態において、表示
領域31に対応する機器材料である油入変圧器の拾い出
し表NO.1において、設計図の原設計のみが行われ、
その後の設計変更が行われていないとき、ステップc2
からステップc3に移り、図23(1)に示されるよう
に、原設計における拾い出し表NO.1における合計の
値「2」が、予め定める第1の色、たとえば黒色で、上
下に隣接して設けられた表示領域部分34,35のう
ち、予め定める表示領域部分、たとえば最上部の表示領
域部分34に、表示される。設計変更が行われていない
とき、ステップc9において表示動作を終了する。
【0087】ステップc2において、原設計から少なく
とも第1回の設計変更が行われていることが、メモリM
3,M4のストア内容に基づいて判断されると、次のス
テップc4では、図23(2)に示されるように上下の
表示領域部分34,35に、原設計の合計の値「2」お
よび第1回設計変更による合計の値「4」がそれぞれ表
示される。
【0088】ステップc5において、第2回以降の設計
図の設計変更が行われているかどうかが、メモリM3,
M4のストア内容に基づいて判断され、第2回以降の設
計変更が行われていれば、ステップc6において表示領
域31で表示されている最後の回の設計変更の値、たと
えばこの実施の形態では第1回設計変更の合計の値
「4」が表示されている表示領域部分35の左上の角隅
部に、直角三角形状のマークであるキャラクタ36が表
示される。作業者は、このキャラクタ36を見ることに
よって、表示領域31には表示されていない第2回以降
の設計変更による合計の値が存在することを知ることが
できる。前述の図23(2)では、表示領域部分35に
は、このキャラクタ36が表示されておらず、したがっ
て第2回設計変更が行われていないことを知ることがで
きる。
【0089】そこで図25(1)のキャラクタ36を見
た作業者は、入力手段22における変更キー37を操作
する。この変更キー37が操作されたかどうかが、ステ
ップc7において判断される。変更キー37が操作され
ることによって、表示領域31が指定され、その表示の
変更が指示されると、次のステップc8では、表示手段
18によって表示領域31の表示状態を、図25(2)
に示されるように変化する。こうして表示領域部分34
には、第1回設計変更による合計の値「4」を表示し、
表示領域部分35には、第3回の設計変更による合計の
値「3」が表示される。この表示領域部分35には、キ
ャラクタ36が表示されておらず、これによってステッ
プc8からステップc5を経てステップc9に移り、表
示動作を終了する。
【0090】第4回以降の設計変更がさらに存在すると
き、図25(2)の表示領域部分35には、キャラクタ
36と同様なキャラクタ38が表示され、作業者はこの
キャラクタ38を見て変更キー37を操作する。これに
よってステップc5からステップc6以降の動作が繰返
される。
【0091】前述の図25では、図24のステップc6
によって、キャラクタ36,38が表示されるように構
成されたけれども、本発明の実施の他の形態では、図2
6に示されるように、表示領域31の表示領域部分34
には、図25(1)に示されるように原設計の合計の値
「2」が表示され、第2回以降の設計変更が存在する場
合、第2回の設計変更による合計の値、合計の黒色で表
示される値「2」とは異なる第2の色、たとえば赤色
で、合計の値「4」が表示される。こうして表示領域部
分34,35の表示の第1および第2の色が相互に異な
ることによって、作業者は、表示領域部分35には未だ
表示されたことがない回の設計変更による合計の値が存
在することを知ることができる。
【0092】図27は、本発明の実施の他の形態の表示
手段18による前述の図19の表示領域31の表示状態
を示す正面図である。図28は、処理回路21における
集計手段15の制御動作による表示手段18の図27に
示される表示状態を達成するための制御動作を説明する
ためのフローチャートである。表示領域31は、この実
施の形態では上下に隣接して複数(たとえば2)の表示
領域部分34,35が設けられる。これらの表示領域部
分34,35のうち、そのうちの1つの表示領域部分、
たとえばこの実施の形態では最上部の表示領域部分34
には、最終回、たとえば第3回の設計変更の合計の値
「3」が常時表示される。これによって作業者は、最上
部の表示領域部分34に表示された集計値「3」を見る
ことによって、最新の設計図による合計の値を知ること
ができる。残余の表示領域部分、たとえばこの実施の形
態では表示領域部分34の下方に隣接する表示領域部分
35には、図27(1)に示されるように原設計の合計
の値「2」が表示され、図27(2)に示されるように
第1回の設計変更の集計値「4」が表示され、または図
27(3)に示されるように最終回よりも1回前である
第2回の設計変更の合計の値「6」が表示され、このよ
うな各回の設計変更による合計の値は、入力手段22の
変更キー37の操作によって順次的に表示されることが
できる。
【0093】図27に示される表示手段18による表示
状態を達成するために、処理回路21は図28のステッ
プd1からステップd2に移り、メモリM3,M4のス
トア内容に基づき、設計図の第1回設計変更があるかど
うかを判断し、原設計のままであって、設計変更がなけ
れば、次のステップd3に移る。ステップd3では、前
述の図24のステップc3と同様に、図23(1)に示
されるように表示領域31の最上部の表示領域部分34
に、原設計の集計値「2」を表示し、ステップd12に
移り、一連の動作を終了する。
【0094】ステップd2において、少なくとも第1回
の設計変更があると判断されたとき、ステップd4で
は、図27(1)に示されるように、最上部の表示領域
部分34に、最終回N、たとえばこの実施の形態では第
3回(N=3)の設計変更の集計値「3」を表示したま
まにする。ステップd5では、変数iを零に初期設定
し、次のステップd6では、表示領域31の下の表示領
域部分35に、第i回の集計値を表示する。この場合、
i=0であり、表示領域部分35には、i=0に対応す
る原設計の集計値「2」を表示する。
【0095】ステップd7では、第(i+1)回以降の
設計変更があるかどうかを判断し、少なくとも第1回の
設計変更があれば、次のステップd8では、図27
(1)に示されるように、表示領域部分35の左上の角
隅部に三角形状の図形であるキャラクタ41が表示され
る。作業者は、このキャラクタ41を見て、表示領域部
分35に表示されている合計の値「2」のほかに、さら
に未だ表示されたことがない設計変更による合計値が存
在することを容易に知ることができる。
【0096】そこで作業者は、入力手段22の変更キー
37を、次のステップd9で操作し、表示変更の指示を
行う。ステップd10では、iを+1だけインクリメン
トし、次のステップd11では、iが設計変更の最大回
数N以下(i≦N)であれば、再びステップd6に移
る。これによってステップd6では、図27(2)に示
されるように第1回の設計変更の集計値「4」を、下の
表示領域部分35に表示する。ステップd7において、
少なくとも第2回の設計変更の合計の値がメモリM3,
M4に存在すると判断されたとき、ステップd8では、
図27(2)に示される表示領域部分35にキャラクタ
41を引続き、表示する。
【0097】作業者がさらに入力手段22の変更キー3
7をステップd9で操作することによって、ステップd
10,d11を経て、ステップd6に戻り、図27
(3)の表示状態が達成される。ステップd6では、図
27(3)に示されるように表示領域31の下の表示領
域部分35に、第2回の設計変更の集計値「6」を表示
する。ステップd7において第3回以降の設計変更がな
いとき、表示領域部分35にはキャラクタ41が表示さ
れず、ステップd12に移り、一連の動作を終了する。
【0098】前述の図23〜図28の実施の各形態で
は、図19における拾い出し表NO.1における油入変
圧器に関する合計の値の原設計およびその後の各回の設
計変更による表示状態が説明され、このような表示領域
31の表示状態に対応して、各拾い出し表の合計の値で
ある図19の「数量」の欄における集計値が、表示領域
31と同様な表示対応で、変化される。拾い出し表N
O.1以外の残余の拾い出し表の現設計および各回の設
計変更に関しても、同様な動作が行われ、表示状態が変
化される。これらの集計表の情報は、処理回路21によ
る集計表15の働きによってメモリM5にストアされ
る。
【0099】図29は、処理回路21の見積手段16に
よって作成される集計比較表の正面図である。集計比較
表は、各工事、たとえばこの実施の形態では電灯コンセ
ント設備工事に関して、階別、施工区分毎に各部屋にお
いて装着される品名で示されている機器材料の拾い出し
数量、すなわち集計値が表示される。さらにこの集計比
較表では、各工事をする工事項目の機器材料毎に、複数
の各製造会社A,B,Cの製品名43a,43b,43
cと、単価S1である44a,44b,44cとを含む
組合せ45a,45b,45cを対応して表示手段18
によって、処理回路21における見積手段16の集計比
較手段の働きによって表示する。こうして集計比較手段
によって集計比較表が図29のように作成される。参照
符の数字に付けられた添字a,b,cを省略して総括的
に数字だけで示すことがある。これらの各製造会社の
A,B,Cの製品名43、単価44、さらに各製品名毎
のデバイス番号、品質・形状の情報、施工区分などに関
する情報は、メモリM6に、予めストアされる。メモリ
M6にストアされたデータが読出され、図29の集計比
較表に、表示される。
【0100】集計比較表にはまた、各機器材料毎に合計
価格S2を表示する合計価格欄46が設けられる。この
合計価格S2は、各組合せ45a,45b,45cのう
ち、入力手段22の選択キー48の操作によって選択さ
れた組合せ、たとえば45aの単価欄44aに表示され
る単価S1と、拾い出し数量欄49に表示される拾い出
し数量L1との積である。 S2=S1・L1 …(1)
【0101】さらに各組合せ45a,45b,45c毎
に、組合せ集計価格S3を表示する欄47a,47b,
47cが設けられる。この組合せ集計価格S3の欄47
a,47b,47cには、図29の集計比較表では、
「見積金額」と表示されている。各組合せ集計価格欄4
7a,47b,47cの組合せ集計価格S3は、各組合
せ45a,45b,45cの単価S1と、拾い出し数量
L1との積であり、前述のように選択キー48の操作に
よって選択された組合せが決定されたとき、この組合せ
集計価格S3が、合計価格S2として、欄46にもまた
表示される。 S3=S1・L1 …(2)
【0102】こうして前述のように組合せ45a,45
b,45cのうちの1つが選択されたとき、その選択さ
れた組合せ45a,45b,45cのうちの1つの組合
せ集計価格S3は、合計価格欄46で合計価格S2とし
て表示されることになる。
【0103】集計比較表には、図29に明らかに示され
るように、各機器材料の品名だけでなく、前述のように
部屋名が表示され、さらにシンボルとデバイス番号とが
表示され、さらに品質・形状の情報が表示される。した
がって作業者は、各機器材料を、設計図と対応させて、
確認作業を容易に行うことができる。
【0104】図30は、処理回路21による見積手段1
6の図29に示される集計比較表を用いた機器材料の選
択動作を説明するためのフローチャートである。ステッ
プe1からステップe2に移り、図29に示される集計
比較表を、表示手段18によって表示する。ステップe
3では、作業者は、入力手段22の選択キー48を操作
し、各製品毎の組合せ45a,45b,45cのうちの
1つを選択する。このような製品、したがって組合せの
選択された情報は、メモリM3,M4にストアされる。
組合せの選択は、原設計およびさらに行われることがあ
る1または複数回の設計変更毎にメモリM3,M4にス
トアされる。また図29に示される集計比較表の情報
は、メモリM7にストアされるとともに、選択キー48
の操作による選択決定後の見積比較表の情報もまたメモ
リM7にストアされ、集計表の演算のために用いられ
る。
【0105】ステップe5では、選択された組合せ、た
とえば45aのみを表示したままにし、選択されなかっ
た残余の他の組合せ45b,45cを消去し、こうして
図31に示される選択後の集計比較表を得る。
【0106】図32は、本発明の実施の他の形態におけ
る処理回路21の集計手段16によって見積比較表の表
示が行われる表示手段18の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。図33は、図32に示される処理回
路21の動作によって達成される組合せ45a,45
b,45cの選択後における集計比較表を示す正面図で
ある。この図33に示される集計比較表では、図29の
合計価格欄46に代えて、選択表示欄51が設けられ
る。この選択表示欄51には、選択キー48の操作によ
って選択された組合せ45a,45b,45cのうちの
1つが複写されて表示される。
【0107】図32のステップf1〜f4は、前述の図
30のステップe1〜e4と同様である。ステップe5
では、複数の組合せ45a,45b,45cのうち、選
択された1つの組合せ、たとえば45aの内容が、選択
表示欄51に複写されて表示される。本発明の実施の他
の形態では、選択表示欄51には、製品名と単価S1と
組合せ集計価格S3のみが表示されるように構成されて
もよく、あるいはまた製品名と組合せ集計価格S3のみ
が表示されるようにしてもよい。
【0108】図34は、処理回路21の見積手段16に
よって図35〜図43に示される見積表を作成するため
の動作を説明するためのフローチャートである。見積表
は、図35に示される単一のビルなどのひとまとまりの
ある電気設備工事全体の合計金額を表す見積書に挙げら
れた各設備工事毎の金額を表す図36および図37に示
される内訳書と、各設備工事に含まれる機器材料毎の金
額を表す図38〜図43に示される内訳明細書とを含
む。図35の見積書に記載された合計金額53は、図3
6および図37に示される内訳書の各設備工事毎の金額
の合計値と等しい。図38および図39は、高圧引込設
備工事の内訳明細書を示し、この高圧引込設備工事の合
計金額は、図36に示される内訳書の高圧引込設備工事
の金額と等しい。また同様に図40〜図42に示される
受変電設備工事の合計金額は、図36に示される内訳書
の受変電設備工事の金額に等しい。図43は、照明コン
セント設備工事の内訳明細書の一部を同様に示してい
る。内訳明細書における各設備工事毎の機器材料の数量
は、集計比較表における拾い出し数量である集計値と等
しく、単価は、集計比較表において選択、決定された製
品の単価S1であり、金額は、前述の合計価格S2に等
しい。
【0109】処理回路21は、動作中、図34のステッ
プg1からステップg2に移り、先ず内訳明細書の作成
のために、各設備工事毎の品名である機器材料、品質・
形状の情報、数量単位、数量、単価S1がメモリM7の
見積比較表に基づいて読出される。ステップg3では、
各工事毎の設備機器の合計価格である金額S2が、メモ
リM7から読出される。こうしてステップg4では、図
38〜図43に示される各設備工事毎の内訳メモリが作
成される。ステップg5では、各設備工事毎の内訳明細
書の内容に基づき、それらの各設備工事の内訳明細書の
合計値を、工事毎に列挙して図36および図37に示さ
れる内訳書を作成する。こうしてこれらの内訳書に基づ
き、図35の見積書がステップg6で作成される。こう
してステップg7では、一連の動作が終了する。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、設備工事の工事項目毎
の機器材料とその数量との拾い出し、集計を、正確にし
かも容易に行うことができるようになり、見積表の作成
が自動化される。またこのような拾い出し表と集計表の
確認作業を、設計図を見ながら、または設計図を見るこ
となく、正確に確認作業を行うことができるようにな
る。さらに原設計後の1または複数回にわたる設計変更
に対応して、拾い出し、集計および見積の動作を自動化
することができ、正確な積算見積が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の電気設備工事の積算見
積装置1の基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示される電気設備工事の積算見積装置1
の具体的な電気的構成を示すブロック図である。
【図3】処理回路21によって、電気設備工事の原設計
と1または複数回の設計変更の動作を説明するための系
統図である。
【図4】複数種類の各機器材料を、設計図、拾い出し
表、集計表および集計比較表などにおいて表示するシン
ボル、すなわち記号を示す図である。
【図5】設計図作成手段12によって作成される建物の
たとえば3〜9階の平面図である。
【図6】設計図作成手段12によって作成される建物の
たとえば2階の電灯空調火方弱電設備図である。
【図7】設計図作成手段12によって作成される受電設
備工事の単線接続図である。
【図8】設計図作成手段12によって作成される幹線設
備工事の系統図である。
【図9】電気設備工事において用いられる機器材料のう
ち、照明器具を示す姿図である。
【図10】電気設備工事に用いられる機器の施工情報の
うち、取付寸法を示す取付寸法図である。
【図11】処理回路21による拾い出し手段14の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図12】拾い出し手段14によって作成される拾い出
し表を示す正面図である。
【図13】拾い出し手段14によって作成される本発明
の実施の他の形態の拾い出し表の正面図である。
【図14】拾い出し表14によって作成された本発明の
実施の他の形態の拾い出し表の正面図である。
【図15】拾い出し手段14によって作成される本発明
の実施の他の形態の拾い出し表を示す正面図である。
【図16】拾い出し手段14によって作成される本発明
の実施のさらに他の形態の拾い出し表の正面図である。
【図17】拾い出し手段14によって作成される本発明
の実施の他の形態の拾い出し表の正面図である。
【図18】処理回路21における集計手段15および見
積手段16の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図19】集計手段15によって作成される本発明の実
施の一形態の集計表を示す正面図である。
【図20】集計手段15によって作成される本発明の実
施の他の形態の集計表を示す正面図である。
【図21】集計手段15によって作成される本発明の実
施の他の形態の集計表を示す正面図である。
【図22】集計手段15によって作成される本発明の実
施のさらに他の形態の集計表を示す正面図である。
【図23】本発明の実施の一形態の図19に示される集
計表の表示領域31の表示態様を示す正面図である。
【図24】処理回路21によって制御される表示手段1
8の動作を説明するためのフローチャートである。
【図25】本発明の実施の一形態の図19に示される集
計表の表示領域31の表示態様を示す正面図である。
【図26】本発明の実施の他の形態の表示手段18によ
る前述の図19の表示領域31の表示状態を示す正面図
である。
【図27】本発明の実施の他の形態の表示手段18によ
る前述の図19の表示領域31の表示状態を示す正面図
である。
【図28】処理回路21における集計手段15の制御動
作による表示手段18の図27に示される表示状態を達
成するための制御動作を説明するためのフローチャート
である。
【図29】処理回路21の見積手段16によって作成さ
れる集計比較表の正面図である。
【図30】処理回路21による見積手段16の図29に
示される集計比較表を用いた機器材料の選択動作を説明
するためのフローチャートである。
【図31】図30に示される処理回路21の動作によっ
て達成される組合せ45a,45b,45cの選択後に
おける集計比較表を示す正面図である。
【図32】本発明の実施の他の形態における処理回路2
1の集計手段16によって行われる表示手段18の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図33】図32に示される処理回路21の動作によっ
て達成される組合せ45a,45b,45cの選択後に
おける集計比較表を示す正面図である。
【図34】処理回路21の見積手段16によって図35
〜図43に示される見積表を作成するための動作を説明
するためのフローチャートである。
【図35】本発明の実施の一形態の見積表の一部を構成
する見積書の図である。
【図36】見積表を構成する内訳書の一部を示す図であ
る。
【図37】図36に示される内訳書の残余の部分を示す
図である。
【図38】高圧引込設備工事の内訳明細書の一部を示す
図である。
【図39】図38に示される高圧引込設備工事の内訳明
細書の残余の部分を示す図である。
【図40】受変電設備工事の内訳明細書の一部を示す図
である。
【図41】図40に示される受変電設備工事の内訳明細
書の残余の一部を示す図である。
【図42】図40および図41に示される受変電設備工
事の内訳明細書の残余の部分を示す図である。
【図43】照明コンセント設備工事の内訳明細書の一部
を示す図である。
【図44】先行技術の電灯設備工事における拾い出し表
1を示す図である。
【図45】従来から積算作業者が作成している建物の部
屋毎の電気設備機器の数量を表す表8を示す図である。
【符号の説明】
11 積算見積装置 12 設計図作成手段 13 記録媒体 14 拾い出し手段 15 集計手段 16 見積手段 17 手入力要素 18 表示手段 19 プリンタ 21 処理回路 22 入力手段 24 メモリ 31 表示領域 34,35 表示領域部分 36,38,39,41 キャラクタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備の工事項目毎に、設備の複数の機器
    材料と各機器材料の数量とに関するデータを有する設計
    図を作成する手段と、 設計図作成手段の出力に応答し、各工事項目内の1また
    は複数の各小単位毎に、設計図に表される各機器材料毎
    に数量を拾い出して各小単位毎の複数の拾い出し表を作
    成する拾い出し手段と、 拾い出し手段の出力に応答し、各工事項目毎の複数の拾
    い出し表にわたって、各機器材料毎に数量を加算した集
    計値を含む集計表を作成する集計手段と、 集計手段の出力に応答し、各機器材料の価格S1を決定
    し、各工事項目の機器材料毎に合計価格S2を演算して
    見積表を作成する見積手段と、 設計図作成手段と、拾い出し手段と、集計手段と、見積
    手段との各出力に応答し、設計図と、拾い出し表と、集
    計手段と、見積表とを、表示する表示手段とを含むこと
    を特徴とする設備工事の積算見積装置。
  2. 【請求項2】 工事項目は、高圧引込設備工事、受変電
    設備工事、幹線設備工事、動力設備工事、中央監視設備
    工事、電灯設備工事、コンセント設備工事、電話配管設
    備工事から成るグループから選ばれた1または複数を含
    み、 小単位は、階別、盤別、回路別、系統別から成るグルー
    プから選ばれた1または複数を含むことを特徴とする請
    求項1記載の設備工事の積算見積装置。
  3. 【請求項3】 機器材料は、 高圧引込設備工事では、ケーブル、電線管を含み、 受変電設備工事では、キュービクル、変圧器、高圧進相
    コンデンサー、直列リアクトルを含み、 幹線設備工事では、電線、ケーブル、電線管を含み、 動力設備工事では、電線、ケーブル、電線管を含み、 中央監視設備工事では、中央監視盤、無停電電源装置を
    含み、 電灯設備工事では、分電盤、照明器具、電線、ケーブ
    ル、スイッチを含み、 コンセント設備工事では、ケーブル、電線管、コンセン
    トを含み、 電話配管設備工事では、配線盤、端子盤、電線、電線
    管、アウトレットボックスを含むことを特徴とする請求
    項2記載の設備工事の積算見積装置。
  4. 【請求項4】 設計図作成手段は、 設備の工事項目毎に、設備の複数の機器材料と各機器材
    料の数量とに関するデータを入力する入力手段と、 入力手段の出力に応答し、入力手段によって入力された
    データを、複数の各機器材料と、複数の作成する各設計
    図とを対応づけて、ストアするメモリM1〜M3と、 メモリの出力に応答し、メモリにストアされているデー
    タを用いて演算して複数種類の設計図を作成し、表示手
    段に設計図を表示する設計図演算手段とを含むことを特
    徴とする請求項1記載の設備工事の積算見積装置。
  5. 【請求項5】 設計図作成手段は、設計図の中で、各機
    器材料を、その各機器材料の種類に対応したシンボルで
    表示し、 拾い出し手段は、拾い出し表の中で、各機器材料を表す
    文字とシンボルと数量とを対応させて表示手段に表示す
    ることを特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記載の
    設備工事の積算見積装置。
  6. 【請求項6】 設計図作成手段は、設計図の中で、各機
    器材料を、その各機器材料の種類に対応したシンボルで
    表示し、 集計手段は、集計表の中で、各機器材料を表す文字とシ
    ンボルと数量とを対応させて表示手段に表示することを
    特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記載の設備工事
    の積算見積装置。
  7. 【請求項7】 設計図作成手段は、設計図の中で、各機
    器材料を、その各機器材料の種類に対応したシンボルで
    表示し、 拾い出し手段は、拾い出し表の中で、各機器材料を表す
    文字とシンボルと数量とを対応させて表示手段に表示
    し、 集計手段は、集計表の中で、各機器材料を表す文字とシ
    ンボルと数量とを対応させて表示手段に表示することを
    特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記載の設備工事
    の積算見積装置。
  8. 【請求項8】 設計図作成手段は、設計図の中で表示さ
    れる各機器材料に予め定めるデバイス番号を表示し、 拾い出し手段または集計手段は、拾い出し表または集計
    表に各機器材料に対応したデバイス番号を表示手段に表
    示することを特徴とする請求項7記載の設備工事の積算
    見積装置。
  9. 【請求項9】 各機器材料の施工方法に関するデータ
    を、各機器材料に対応して拾い出し表または集計表に表
    示することを特徴とする請求項7または8記載の設備工
    事の積算見積装置。
  10. 【請求項10】 設計変更手段を含み、この設計変更手
    段は、設計図作成手段によって作成した設計図に含まれ
    る機器材料と、その各機器材料の数量とに関するデータ
    を、原設計から1回または複数回にわたって設計変更
    し、各回の設計変更されたデータを、前記メモリM1〜
    M8にストアし、 拾い出し手段と集計手段と見積手段とは、 前記メモリM1〜M3にストアされている設計変更され
    たデータを用いて、設計変更の各回毎の拾い出し表と集
    計表と見積表とを作成し、 表示手段は、集計表の中で、各拾い出し表毎の機器材料
    に対応する数量の集計値を表示する表示領域に、その表
    示領域に表示されていない設計変更による集計値の有無
    に対応して、前記集計値の表示態様を変化して、表示す
    ることを特徴とする請求項1〜9のうちの1つに記載の
    設備工事の積算見積装置。
  11. 【請求項11】 表示領域に表示されていない設計変更
    による集計値が存在するとき、表示領域内に予め定める
    キャラクタを表示することを特徴とする請求項10記載
    の設備工事の積算見積装置。
  12. 【請求項12】 表示領域に表示されていない設計変更
    による集計値の有無に対応して、表示領域に表示されて
    いる集計値の色を異ならせることを特徴とする請求項1
    0記載の設備工事の積算見積装置。
  13. 【請求項13】 表示領域は、隣接して設けられる複数
    の表示領域部分を有し、 そのうちの1つの表示領域部分には、最終回の設計変更
    の集計値が表示され、残余の表示領域部分に、原設計か
    ら、最終回よりも1回前の設計変更までの1または複数
    回毎の集計値が表示されることを特徴とする請求項10
    〜12のうちの1つに記載の設備工事の積算見積装置。
  14. 【請求項14】 見積手段は、 (a)各工事をする工事項目の機器材料毎に、複数の各
    製品名と単価S1との組合せを、対応して表示手段によ
    って表示する集計比較表を作成する集計比較手段と、 (b)集計比較表の機器材料毎の複数の組合せのうち、
    単一の組合せを選択して決定する選択手段と、 (c)選択手段の出力に応答し、選択された組合せを、
    表示手段によって表示したままとし、表示されなかった
    残余の組合せを表示しないようにする選択表示手段と、 (d)選択手段の出力に応答し、選択された組合せの単
    価S1と、集計手段による集計値L1とによって、各工
    事項目毎の機器材料毎に合計価格S2を演算する合計演
    算手段とを含むことを特徴とする請求項1〜13のうち
    の1つに記載の設備工事の積算見積装置。
  15. 【請求項15】 見積手段は、 (a)各工事をする工事項目の機器材料毎に、複数の各
    製品名と単価S1との組合せを、対応して表示手段によ
    って表示する集計比較表を作成し、この集計比較表に
    は、選択された組合せを表示するための選択表示欄が設
    けられる集計比較手段と、 (b)集計比較表の機器材料毎の複数の組合せのうち、
    単一の組合せを選択して決定する選択手段と、 (c)選択手段の出力に応答し、選択された組合せを、
    表示手段によって選択表示欄に表示される選択表示手段
    と、 (d)選択手段の出力に応答し、選択された組合せの単
    価S1と、集計手段による集計値L1とによって、各工
    事項目毎の機器材料毎に合計価格S2を演算する合計演
    算手段とを含むことを特徴とする請求項1〜13のうち
    の1つに記載の設備工事の積算見積装置。
  16. 【請求項16】 集計比較表にはまた、組合せ毎に見積
    金額欄が設けられ、 組合せ集計演算手段が備えられ、この組合せ集計演算手
    段は、組合せ毎に、単価S1と集計手段による集計値と
    によって、各見積金額S3を演算して、表示手段によっ
    て見積金額欄に表示させることを特徴とする請求項13
    〜15のうちの1つに記載の設備工事の積算見積装置。
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