JP3794044B2 - 部品情報出力方法および部品情報出力方法により選択された部品 - Google Patents
部品情報出力方法および部品情報出力方法により選択された部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3794044B2 JP3794044B2 JP27883195A JP27883195A JP3794044B2 JP 3794044 B2 JP3794044 B2 JP 3794044B2 JP 27883195 A JP27883195 A JP 27883195A JP 27883195 A JP27883195 A JP 27883195A JP 3794044 B2 JP3794044 B2 JP 3794044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- actual
- component
- parts
- total
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、設計装置で仕様および接続関係が定められた構成部品に見合う実部品の品名情報などからなる部品情報を出力する部品情報出力方法、および部品情報出力方法により選択された部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電気製品開発において、CADシステム等を用いて電子回路を設計して回路部品(構成部品の一例)の仕様および回路図上での配置を決定した後に、その回路部品に対応して実際に使用する具体的な電子部品(実部品の一例)を決定する作業がある。従来、このような実部品を決定する作業では、各設計者が多くのカタログの中から該当する実部品が掲載されたカタログを探し出し、探し出したカタログから所望の仕様を満足する適当な実部品を選択している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなカタログから実部品を選択して決定する場合、検索範囲が限られるため、最適な実部品に選択決定されるとは限らず、しかも多くの労力と時間とを費やし、回路設計の効率の悪化を招いている。
【0004】
そこで、効率的に実部品を選択決定できるシステムとして、階層的に設定された複数段のパラメータに基づいて実部品を分類した部品分類情報と各パラメータ値に関する参考情報(技術情報や資材情報)とを格納した部品データベースを用いて部品の選択決定を支援するシステムが提案されている(特願平6−273873号)。このシステムでは、階層的に設定されたパラメータを選択するとともにそのパラメータにおけるパラメータ値を選択するという操作を繰り返すことにより実部品を絞り込んで構成部品の仕様を満足する実部品を決定することができる。また、パラメータ値の選択に際しパラメータ値に関する詳しい参考情報を呼び出してそれを参照しながら部品を選択できるので、最終のパラメータのパラメータ値を選択した時点で実部品をほぼ確定的に決定できる。このような選択決定システムでは、仕様や品質をほぼ満足できる実部品を効率的に選択決定できる。
【0005】
この種の選択決定の作業では、仕様や品質を満足できる実部品を選択決定するだけでは充分ではない場合がある。即ち、製品のコストが製品を販売する上で重要な要素になることが多いため、実部品の選択決定の際には部品コスト等の経済的要求も考慮しなければならない場合がある。しかし、前記選択決定システムでは、決定された実部品が経済的要求を満足するものであるか否かを判断できない。このため、実部品を決定しても、決定された実部品を使用した製品が経済的要求を満たすか否かを判断するためには別に経済計算(原価計算)を行う必要がある。
【0006】
また、この経済計算を行った結果、経済的要求を満足しない場合には、決定された実部品の資材情報を再度読み出し、それを参考にして実部品を再度選択する必要が生じる。
【0007】
本発明の課題は、決定された実部品が経済的要求を満足するか否かの判断を迅速に行えるようにすることにある。
【0008】
本発明の別の課題は、多数の実部品の中から経済的要求を満足できる実部品を効率よく選択決定できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る部品情報出力方法は、接続関係が定められた構成部品に見合う実部品情報を出力する方法であって、読出工程と、受け付ける工程と、数量算出工程と、合計演算工程と、比較工程と、出力工程とを含んでいる。読出工程は、実部品毎の品名情報、単価情報および仕様情報を含む属性情報を格納した部品データベースから決定された実部品の品名情報と単価情報とを読み出す工程である。受け付ける工程は、実部品の試行単価情報を受け付ける工程である。数量算出工程は、各構成部品の接続情報に基づき、各実部品の数量を算出する工程である。合計演算工程は、算出された数量と読み出された実部品の単価情報とにより各実部品の金額情報を算出し、その合計を演算するとともに、前記算出された数量と前記試行単価情報とにより各実部品の試行金額情報を算出し、その試行金額合計を演算する工程である。比較工程は、演算された合計と演算された試行金額合計と予め設定された目標合計とを比較する工程である。出力工程は、実部品の品名を、その単価情報と試行単価情報並びに演算された合計、演算された試行金額合計、比較工程での比較結果からなる部品情報を出力する工程である。
【0010】
ここでは、実部品の品名を出力するとともに演算された合計、演算された試行金額合計および比較結果が出力されるので、実部品により製品を製造した場合に経済的要求を満たすか否かが迅速に判断できる。またここでは、部品データベースに格納された単価に基づく合計やその比較結果だけではなく、試行単価に基づく試行金額合計や比較結果も出力されるので、目標値に近づけるためのシミュレーションを簡単に実施できる。
【0011】
請求項2に係る部品情報出力方法より選択された部品は、選択された部品により製造される製品の経済的要求を満たすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態による部品情報出力方法の実施に用いられる部品選択支援システムを示している。
【0013】
図1において、部品選択支援システムは部品の決定および決定された部品の最適化を支援する演算処理装置1を有している。演算処理装置1は、LAN等の通信回線2により部品データベース3、回路図設計装置(回路CAD)4および購買データベース5に接続されている。
【0014】
演算処理装置1は、たとえば、ワークステーションで構成されており、MPU,RAM,ROM,I/Oインターフェイスおよび各種ドライバーを含んでいる。演算処理装置1には、キーボード10と、マウス11と、通信インターフェイス(I/F)12と、表示用のCRTディスプレイ13と、外部記憶装置(DISK)14とが接続されている。外部記憶装置14には、この発明方法の一実施例を実施する部品表示プログラムが格納されている。通信インターフェイス12は通信回線2に接続されている。
【0015】
部品データベース3には、階層的に設定された複数段のパラメータに基づいて各種実部品を分類した部品分類情報と、各パラメータのパラメータ値に関する技術情報(仕様情報)や資材情報(仕入れ単価等)や製造情報(使用履歴等)などの参考情報とが格納されている。このうち、資材情報は、購買データベース5により適宜のタイミングで定期的に更新される。
【0016】
部品データベース3における部品分類情報は、図2に示すように、たとえばパラメータS1〜S8の8段階の階層に設定されている。第1階層のパラメータS1は機電区分であり、ここでは部品を抵抗素子、容量素子、接続部品、ダイオード等の機能別要素に大きく区分している。第2階層のパラメータS2では、機能別要素をさらに、抵抗素子であれば、小型炭素被膜抵抗、集合抵抗、表面実装抵抗等の部品カテゴリにまで区分している。第3〜第6階層のパラメータS3〜S6は、パラメータS2の部品カテゴリーそれぞれに対応したものに設定されている。図3に示すように、部品カテゴリが小型炭素被膜抵抗であると、各パラメータS3〜S6は、メーカ、シリーズ、耐電圧、抵抗値に設定されている。また、第7、第8階層のパラメータS7、S8は、部品カテゴリとは関係なく、実装方式と包装形式等の識別連番とに設定されている。これらの各パラメータS1〜S8のパラメータ値を順次選択することによって仕様を満足する部品品番を特定できるようにパラメータS1〜S8は設定されている。
【0017】
また、部品データベース3における参考情報は、図4に示すような技術情報、資材情報、製造情報等が各パラメータ値毎に設定されている。たとえば、技術情報としては、電圧、電流、電力、耐電圧、動作電圧等の情報が、資材情報としては、資材単位、仕入単価、品名、採用実績等の情報がそれぞれ格納されている。製造情報としては、P板(プリント基板)シンボル名称、配置面可能コード、実装可能形式等の情報がそれぞれ格納されている。
【0018】
次に、本発明方法の一実施例の実施手順について図5および図6に示す制御フローチャートにしたがって説明する。
【0019】
部品表示プログラムがスタートすると、図5のステップP1で初期設定を行う。ここでは、各種のフラグやRAM内が初期値にセットされる。ステップP2では、表示対象の機種の選択入力を待つ。オペレータは、回路図設計装置4で設計された回路図を使用する機種の名前を入力する。ここでは、複数の機種名の入力も可能である。
【0020】
ステップP3では、部品決定支援処理が指定されたか否かを判断する。オペレータは、通常、回路設計が終了すると、回路図上で決定された構成部品に対して技術的な仕様を満足する実際に使用する実部品を決定する。この決定作業を支援する処理が部品決定支援処理である。ステップP4では、原価検討処理が指定されたか否かを判断する。オペレータは、通常、実部品を決定すると、決定された実部品が技術的な仕様だけではなく、経済的に見ても妥当であるか否かを判断するためにこの処理を指定する。原価検討処理が指定されていない場合には、終了指令がなされたか否かを判断する。終了指令がなされていない場合にはステップP2に戻り、終了指令がなされると処理の終了する。
【0021】
部品決定支援処理が指定されるとステップP3からP6に移行する。ステップP6の部品決定支援処理では、回路図設計装置4から回路図を呼び出し、図7に示すように、CRTディスプレイ13に区画配置された回路画面20に必要箇所を表示する。そして、マウス11等のポインティング装置で表示された回路図上の構成部品を指定することにより決定対象の構成部品を選択する。なお、CRTディスプレイ13には、部品決定画面21に加えてパラメータ値画面22および技術情報や資材情報等を表示する参考情報表示画面23も合わせて表示可能である。ここで、部品決定画面21およびパラメータ値画面22の具体例を図8に示す。これらの画面の表示は必要に応じて表示/消去可能であり、かつ表示位置も任意に設定可能である。
【0022】
マウス11による部品の選択により部品カテゴリ、つまりパラメータS1,S2までが自動的に設定される。図8では、コンデンサの素子カテゴリまでが固定状態で設定される。続いて、パラメータS3〜S6までを順次設定していく。図8の例では、部品カテゴリがセラミック容量素子であるので、パラメータS3〜S6としては、メーカ、シリーズ名、耐電圧、静電容量がオペレータにより選択されて設定される。ここでは、パラメータS3〜S6のいずれかを選択すると、パラメータ値画面22に、1対のパラメータS3とS4、S5とS6、S7とS8とを1組としてパラメータ値をマトリックス状に画面に表示する。図8では、パラメータS5を選択した結果、パラメータS5とS6の耐電圧と静電容量のパラメータ値がマトリックス状に表示されている。このパラメータ値の表示に対しては、部品データベース3に存在するものは「*」で表示し、さらに、実績がある部品についてはその旨を表示している。そしてパラメータ値画面22で順次パラメータ値を決定することで、実部品を決定していく。このとき、技術情報や資材情報を参照してもよい。このようにして、実部品が決定されると、その最終的に決定された部品品番(実部品の型番)は、部品決定画面21の素子品番の欄に表示される。この操作を回路図上の全ての部品に対して繰り返すと、全ての部品に対して実部品が決定される。
【0023】
部品決定が終了し、原価検討処理が指定されるとステップP4からP7に移行する。ステップP7では、図6に示す、原価検討処理を行う。
【0024】
ここでは、図6のステップP11では、図9に示すように、CRTディスプレイ13の回路画面20の横に原価検討画面24を表示する。原価検討画面24の具体例を図10および図11に示す。ここでは、画面上部左側に、機種名、回路名、基板名およびブロック名の表示範囲を選択するための4つの選択ボックスを表示し、上部右側に、製造工場、製造ラインおよび目標値を表示している。また、画面中央部には、選択された表示範囲の実部品の回路番号、品番(素子品番)、実装区分、標準、単価、個数等の情報が回路、基板、ブロック単位に表示されている。
【0025】
ここで、実装区分は、アキシャル(A)、ランダム(R)、チップ(C)の3つに区分けされている。また、標準欄で「〇」は、標準品、つまり実績がありかつ標準化対象の部品で標準的に使用される部品を示し、「△」は、部品データベース3に登録されておりかつ標準化対象の部品であるが標準的に使用されるものではない部品を示し、「−」は、部品データベース3に登録されているが、標準化対象ではない部品を示している。また、単価欄の「契約」は、実際に仕入れたときの値段(仕入れ原価)であり、「試行」は、実績がない部品や実績がある部品でもこれぐらいで購入できると思われる目やす金額である。この試行金額は随時入力が可能である。さらに、画面上部には、「終了」、「保存」、「品番キー出力」、「回路番号出力キー」、画面下部には、「情報一覧」、「グラフ」、「PC出力」等の各種操作指令用のボタンが表示されている。ここで、「品番キー出力」ボタンは、素子品番をキーにして金額の高いものからソートして出力するためのボタンである。また、「グラフ」ボタンは、機種単位で原価をグラフ表示するためのボタンである。「情報一覧」ボタンは、選択された部品と同等な仕様の代替部品を原価順に表示するためのボタンである。
【0026】
ステップP12では、機種単位に決定された全部品の単価(仕入原価)を部品データベース3から読み出し、回路図設計装置4で決定された接続関係から実部品の個数を求め、読み出した単価と、算出された実部品の個数とから機種単位の部品合計金額(原価)を算出する。ステップP13では、原価の目標値の入力を受け付け、受け付けた目標値から算出した合計を減算する。つまり、原価と目標値とを比較するための演算を行う。
【0027】
一方、オペレータは、原価検討画面が表示されると、表示範囲を選択するために、いずれか1つの選択ボックスをドラッグする。選択ボックスをドラッグすると、選択された選択ボックスに応じた選択項目ボックス24aが図11に示すようにウィンドウ表示される。オペレータは、カーソルを選択項目に合わせて、マウス11のクリックボタンを放すと表示範囲が決定される。図11は、基板の選択ボックスをドラッグし、選択項目ボックス24aで基板Board1を選択した状態を示している。
【0028】
ステップP14では、いずれの表示範囲が選択されたかを判断する。ステップP15では、画面右上の「品番キー出力」ボタンがクリックされか否かを判断する。ステップP16では、「情報一覧」ボタンがクリックされたか否かを判断する。オペレータは、代替部品を知りたいとき、その部品にカーソルを合わせてこのボタンをクリックすると代替部品が一覧表示される。
【0029】
ステップP17では、「グラフ」ボタンがクリックされたか否かを判断する。ステップP18では、他のボタンや画面消去や他の指令等の他の処理が指定されたか否かを判断する。ステップP20では、終了指令がなされたか否かを判断する。終了指令の有無は、「終了」ボタンをクリックしたり、他の画面を開いたことで判断される。終了指令がなされていない場合はステップP12に戻り、終了指令がなされた場合はメインルーチンに戻る。
【0030】
表示範囲が選択されると、ステップP14からP21に移行する。ステップP21では、試行単価が入力されたか否かを判断する。試行単価が入力されたと判断すると、ステップP23に移行し、選択された表示範囲の決定された実部品を部品データベース3から全て抽出し、その原価を算出するとともに試行単価による原価も合わせて算出する。試行単価が入力されていない場合には、ステップP21からステップP22に移行し、選択された表示範囲の決定された実部品を部品データベース3から全て抽出し、その原価を算出する。ステップP24では、選択された表示範囲の部品を項目別に表示するように表示を切り換える。また、表示範囲の算出された試行単価による原価と仕入れ単価(契約)による原価とを表示する。さらに機種単位の原価と目標値との差を表示する。この結果、オペレータは、決定した実部品が経済的に妥当であるか否かを瞬時に判断できる。
【0031】
たとえば、図10は、機種全体が選択された場合を示しており、この場合、機種全体の原価と目標値とを表示する。また、仕入れ単価(契約)による金額と試行による金額とを表示している。これにより、原価を目標値にするためにはどのような部品を使用すれば良いかのシミュレーションを簡単に行える。また、図11は、ブロックAが選択された場合を示しており、ブロックAの原価が表示されている。たとえば、機種全体の原価が目標値を上回っているとき、いずれのブロックまたは基板が高いのかが、ブロックまたは基板を選択することで簡単に確認できる。したがって、高いブロックまたは基板から順に原価を確認し、実部品に対して試行単価を入力することで効率よく原価検討作業を行える。たとえば、図10に示す例では、ブロックCが原価が一番高いブロックになる。
【0032】
「品番キー出力」ボタンがクリックされるとステップP15からステップP25に移行する。ステップP25では、原価検討表24の表示範囲の部品を品番単位で金額の高い順にソートする。この具体例を図12に示す。ここでは、表示範囲として原価が一番高いブロックCが選択されたときのソート結果を示している。ステップP26では、ソート結果を表示する。このように、品番をキーにしてソートすることでいずれの品番の部品が多く使われかつ原価に影響を与えているかが一目で判り、原価検討作業を円滑に進めることができる。
【0033】
カーソルにより部品が選択され、「情報一覧」ボタンがクリックされるとステップP16からステップP27に移行する。ステップP27では、カーソルで選択された部品と同等な仕様の部品を原価が安い順に部品情報一覧画面27に表示する。図12では、部品情報一覧画面25において品番「resist222」と同等な仕様の抵抗が単価が安い順に表示される。オペレータはこの画面を参考にして部品決定支援処理で部品の再決定を行える。
【0034】
「グラフ」ボタンがクリックされるとステップP17からステップP28に移行する。ステップP28では、契約による原価、試行による原価および目標値を、図13に示すように、たとえば、棒グラフで画面上に機種毎に表示する。このとき、前記2つの原価については基板毎に区分けして表示している。
【0035】
他の処理が指定されると、ステップP18からステップP29に移行し、指定された他の処理を実行する。なお、これらのフローチャートでは、表記の都合であたかも処理に優先順があるように記載されているが、これらの処理に優先順はない。また、画面の配置はWindows(商標)やMac(商標)OSで一般的に行われているように、アクチィブな画面を選ぶと他の画面は背面に配置される。
【0036】
ここでは、全体の原価および目標値との差額が表示されるので、経済的な面を考慮した部品選択を迅速に行える。また、基板やブロックといった所定のグループ別の小計が得られるので、グループ別の原価を簡単に把握できる。さらに、仕様が同等な部品の一覧画面が原価が安い順に表示されるので、技術的仕様や経済的な面の双方を検討して最適な部品を迅速に選択できる。
【0037】
〔他の実施形態〕
(a) 図14に示すように、原価検討表で実部品を変更した後に品番の欄をたとえばマウス11をダブルクリックして選択すると、選択された品番の実部品の決定画面を表示し、表示された実部品を使用する部品として再決定するようにしてもよい。この際にさらに部品情報を一覧表示して、再決定された実部品をさらに再決定し直すようにしてもよい。この場合の処理手順を図15に示す。ここでは、ステップP19で品番欄にカーソルがあるときにダブルクリックされ、原価検討表画面24で実部品が選択されたと判断するとステップP30に移行し、図5のステップP6と同様な部品品番決定画面21を表示して部品決定処理を行う。その他の処理は図6に示した処理と同じであり説明を省略する。この結果の決定しなおされた実部品の情報は、回路図設計装置4等に送られて、そこでの部品情報も更新すると、部品の一元管理が可能になる。
(b) 上記実施形態では電気部品を例に説明したが、配管部品や他の部品の選択の支援にも本発明を適用できる。
(c) 上記実施形態では、演算処理装置は回路図設計装置とオンラインで結ばれていたが、オフラインで単独でも動作するものでもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の部品情報出力方法によれば、実部品の品名を出力するとともに、演算された合計と演算された試行金額合計および比較結果が出力されるので、実部品により製品を製造した場合に経済的要求を満たすか否かが迅速に判断でき、また試行単価に基づく試行金額合計や比較結果も出力されるので、目標値に近づけるためのシミュレーションを簡単に実施できる。
【0039】
また、本発明の部品情報出力方法により選択された部品で製造される製品が経済的要求を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法の実施に用いる部品選択支援システムのブロック図
【図2】 階層的に設定されたパラメータの説明図
【図3】 部品カテゴリ毎に設定されたパラメータ名を例示した説明図
【図4】 参考情報の説明図
【図5】 部品選択支援システムのメインルーチンの制御フローチャート
【図6】 原価検討処理の制御フローチャート
【図7】 表示画面の一例を示す図
【図8】 部品品番決定画面の表示の一例を示す図
【図9】 表示画面の一例を示す図
【図10】 原価検討表画面の表示の一例を示す図
【図11】 原価検討表画面の表示の一例を示す図
【図12】 原価検討表画面の表示の一例を示す図
【図13】 グラフ処理の表示の一例を示す図
【図14】 他の実施形態の表示の一例を示す図
【図15】 他の実施形態の図6に相当するフローチャート
【符号の説明】
1 演算処理装置
3 部品データベース
4 回路図設計装置
5 購買データベース
11 マウス
13 CRTディスプレイ
Claims (3)
- 接続関係が定められた構成部品に見合う実部品情報を出力する部品情報出力方法であって、
前記実部品毎の品名情報、単価情報および仕様情報を含む属性情報を格納した部品データベースから前記実部品の前記品名情報と単価情報とを読み出す読出工程と、
前記実部品の試行単価情報を受け付ける工程と、
前記各構成部品の接続情報に基づき、前記各実部品の数量を算出する数量算出工程と、
前記算出された数量と前記読み出された実部品の単価情報とにより前記各実部品の金額情報を算出し、その合計を演算するとともに、
前記算出された数量と前記試行単価情報とにより前記各実部品の試行金額情報を算出してその試行金額合計を演算する合計演算工程と、
前記演算された合計と前記演算された試行金額合計と予め設定された目標合計とを比較する比較工程と、
前記実部品の品名情報と、その単価情報と試行単価情報並びに前記演算された合計、前記演算された試行金額合計、比較工程での比較結果からなる部品情報を出力する出力工程と、
を含む部品情報出力方法。 - 請求項1に記載の部品情報出力方法により出力された部品情報に基づき選択された部品。
- 選択は、予め設定された目標合計との差が小さい実部品の合計、または実部品の試行金額合計から選択されることを特徴とする請求項2に記載の部品情報出力方法により選択された部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27883195A JP3794044B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 部品情報出力方法および部品情報出力方法により選択された部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27883195A JP3794044B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 部品情報出力方法および部品情報出力方法により選択された部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09120415A JPH09120415A (ja) | 1997-05-06 |
JP3794044B2 true JP3794044B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=17602768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27883195A Expired - Fee Related JP3794044B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 部品情報出力方法および部品情報出力方法により選択された部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3794044B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11443081B2 (en) * | 2017-09-29 | 2022-09-13 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Part procurement system and part procurement method |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3549994B2 (ja) * | 1997-02-28 | 2004-08-04 | 東芝エレベータ株式会社 | 収納指示データ作成装置及び収納指示リスト |
JP4184590B2 (ja) * | 2000-12-04 | 2008-11-19 | 松下電器産業株式会社 | 回路基板の実装コスト評価方法及びその装置 |
KR20010079304A (ko) * | 2001-07-06 | 2001-08-22 | 최웅학 | 부품 구매 요청 도면이 자동으로 생성되는 캐드 시스템 |
KR100767150B1 (ko) | 2003-05-20 | 2007-10-15 | 니혼 빅터 가부시키가이샤 | 전자화 서비스 매뉴얼 표시용 프로그램이 기록된 기록매체, 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어방법 및 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어장치 |
US7409640B2 (en) | 2003-05-20 | 2008-08-05 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Electronic service manual for product constituted by electric or electronic circuit |
WO2009038147A1 (ja) * | 2007-09-18 | 2009-03-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | 部品情報表示装置、部品情報表示方法、プログラムおよび記録媒体 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0447373A (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-17 | Nippon Kensetsu Computer Kk | 建築用cadシステム |
JPH04188279A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-06 | Nec Corp | プリント基板設計の部品表作成装置 |
JPH04277864A (ja) * | 1991-03-05 | 1992-10-02 | Toshiba Corp | 部品表データ作成装置 |
JPH0594488A (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-16 | Nec Software Kansai Ltd | 部品図作成装置 |
JPH06139252A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-20 | Toshiba Syst Kaihatsu Kk | 見積書作成方法及び携帯型見積書作成装置 |
JPH06332913A (ja) * | 1993-05-18 | 1994-12-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 部品検索システム |
JP2518155B2 (ja) * | 1993-06-28 | 1996-07-24 | 日本電気株式会社 | 部品情報システム |
JP3151091B2 (ja) * | 1993-08-24 | 2001-04-03 | 株式会社ケイディエス | 車載用ユニットレイアウト支援装置 |
JP2850720B2 (ja) * | 1993-10-07 | 1999-01-27 | 横河電機株式会社 | 部品表作成システム |
JPH07249072A (ja) * | 1994-03-11 | 1995-09-26 | Kenroku Computer Service:Kk | 見積明細作成装置 |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP27883195A patent/JP3794044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11443081B2 (en) * | 2017-09-29 | 2022-09-13 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Part procurement system and part procurement method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09120415A (ja) | 1997-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5761093A (en) | Quality forecasting engine | |
US8799849B2 (en) | System and method for design, procurement and manufacturing collaboration | |
US7571392B2 (en) | User definable task based interface | |
US20060129261A1 (en) | System for aiding the design of product configuration | |
KR20000053252A (ko) | 엔지니어링 객체 시스템을 이미징하여 분석하고, 특별한 설계변경 값을 표시하는 컴퓨터 기반 시스템 | |
JP2003535389A (ja) | 回路およびチップ設計で使用される電子コンポーネントの選択および取得のための自動化方法およびシステム | |
JP2001521249A (ja) | 生産分析において分類及び属性を拡張するソフトウエアシステム及び方法 | |
US6041268A (en) | Method for transforming original bill-of-material for printed circuit board into standard bill-of-material | |
US10540710B2 (en) | Electronic component sourcing user interface | |
JP3794044B2 (ja) | 部品情報出力方法および部品情報出力方法により選択された部品 | |
US6895291B2 (en) | Process for structuring and managing the configuration of industrial products, and particularly aircraft | |
WO2001084407A1 (fr) | Systeme, dispositif et procede de simulation d'informations environnementales et support enregistre | |
US6345270B1 (en) | Data management system | |
US20030050967A1 (en) | Apparatus and method for optimal selection of IP modules for design integration | |
JP3926496B2 (ja) | プロジェクト管理システム | |
US20080027701A1 (en) | Printed Circuit Board Design Instruction Support Method and Device | |
Peng et al. | CAD-integrated engineering-data-management system for spring design | |
US20010032222A1 (en) | System, method and computer accessible storage medium, for creating and editing structured parts list | |
US20030122877A1 (en) | Graphical user interface tools for specifying preferences in e-commerce applications | |
JP3790594B2 (ja) | 部品表生成装置及び部品表生成方法 | |
JP2002329101A (ja) | 自動車修理見積システムおよびその動作方法 | |
JP2002024301A (ja) | 部品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2012128555A (ja) | 設計手配統合システムおよび設計手配統合方法 | |
JPH09141532A (ja) | 製造工程設計支援システム | |
JP2023150771A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060404 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |