JP2002024301A - 部品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

部品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002024301A
JP2002024301A JP2000204594A JP2000204594A JP2002024301A JP 2002024301 A JP2002024301 A JP 2002024301A JP 2000204594 A JP2000204594 A JP 2000204594A JP 2000204594 A JP2000204594 A JP 2000204594A JP 2002024301 A JP2002024301 A JP 2002024301A
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Tetsuo Kon
哲夫 今
Takashi Yanagimoto
太加志 柳本
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路等の構成物の部品構成情報を最新の
部品情報に基づいて作成する際、その構成物の性能に関
する適合性を容易に判断できるようにし、部品構成情報
を正確且つ短時間で容易に作成できるようにする。 【解決手段】 リソース部品表作成編集部3が認定部品
DB2からリソースDB1内の部品構成情報の各部品に
対応する部品情報を検索して上記部品構成情報の各部品
の部品情報リストを作成し、それに基づいて新規部品構
成情報を作成・編集して記憶部6に記憶し、適合性予測
判断情報出力部7が新規の部品構成情報の部品情報リス
トに基づいて全部品をPWB内に配置したときの実装密
度を求め、その実装密度に基づいて所定条件への適合性
を予測する適合性予測判断情報を生成して表示部5に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子回路,電気
回路等の各種回路基板,製造機械,工作機械等の各種装
置等の構成物の部品構成情報を作成又は編集する部品構
成作成編集装置と、その部品構成情報を作成又は編集す
る部品構成作成編集方法と、その部品構成情報を作成又
は編集する機能をコンピュータに実現させる部品構成作
成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子回路を設計するときの常套
手段として、既存の電子回路情報を用いて新たな機能を
備えた新規の電子回路を作成する手法を取っている。こ
のような手法で新規の電子回路を設計するとき、既存の
電子回路に改変を加えて新たな電子回路を設計し、その
既存の電子回路上に含まれる抵抗,コンデンサ,及びI
C等の各種の部品を一覧するための部品構成表に、所望
の機能を実現するために必要な新たな部品の部品情報を
追加する作業が必要になる。
【0003】そこで従来は、設計者が、部品毎にその部
品の製造元から提供されるカタログやデータベースを参
照して、所望の機能,形状,価格等の条件を備えた部品
を探し出し、その部品情報を部品構成表に追加する作業
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにして製造元から提供されるカタログやデータベー
スを参照して必要な部品の部品情報を探し出す場合、カ
タログの様式やデータベースの操作方法が部品の製造元
毎に異なることが多く、その参照作業が大変な作業負担
になって新規電子回路の部品構成表の作成に時間がかか
ってしまうという問題があった。
【0005】また、手元にあるカタログが旧版だった場
合、その中から選定した部品の仕様,形状,価格等が現
在では変更されていたり、製造が中止されていたりする
こともあり、特に既存の電子回路基板に設けられた部品
は既に製造が中止されていることもある。
【0006】そのような場合、古い内容の部品情報に基
づいて部品構成表を作成してしまうので、再度部品構成
表を作り直さなければならなくなったり、場合によって
は他の部品も差し替えなければならなくなって初期の設
計まで変更する必要が生じ、正しい部品構成表を作成す
るまでに多大な時間を要してしまうという問題もあっ
た。
【0007】とくに、製造工程まで移行した後に部品構
成表中の部品が調達できなかったり、当初目論んでいた
機能が得られなかったり、製造の際に多大なコストがか
かったり、製造が困難であったりするような不都合が生
じた場合、今までの作業が無駄になり、再度回路設計を
し直してそれまでの工程を繰り返さなければならないの
で、新製品の開発から製造までの工程に遅延をきたし、
新製品を市場へタイムリーに投入できなくなってしま
い、莫大な損失を被ってしまう。
【0008】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、電子回路等の構成物の部品構成情報
を最新の部品情報に基づいて作成する際、その部品構成
情報に基づく構成物の所定条件への適合性を容易に判断
できるようにし、部品構成情報を正確且つ短時間で容易
に作成できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数種類の部品からなる構成物の部品構
成情報を記憶する部品構成情報記憶手段と、複数種類の
部品の部品情報を記憶する部品情報記憶手段と、その手
段から上記部品構成情報記憶手段に記憶された部品構成
情報の各部品に対応する部品情報を検索して上記部品構
成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品情報リ
スト作成手段と、その手段によって作成された部品情報
リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は編集す
る部品構成情報作成編集手段と、その手段によって作成
又は編集された新規の部品構成情報の部品情報リストに
基づいて全部品を所定実装領域内に配置したときの実装
密度を求め、該求められた実装密度に基づいて所定条件
への適合性を予測する判断情報を生成して出力する適合
性予測判断情報出力手段を備えた部品構成作成編集装置
を提供する。
【0010】また、複数種類の部品からなる構成物の部
品構成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶し、上
記部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して
上記部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成し、
その部品情報リストに基づいて新規の部品構成情報を作
成又は編集し、その作成又は編集された新規の部品構成
情報の部品情報リストに基づいて全部品を所定実装領域
内に配置したときの実装密度を求め、該求められた実装
密度に基づいて所定条件への適合性を予測する判断情報
を生成して出力する部品構成作成編集方法を提供する。
【0011】さらに、複数種類の部品からなる構成物の
部品構成情報を記憶する部品構成情報記憶機能と、複数
種類の部品の部品情報を記憶する部品情報記憶機能と、
上記部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索し
て上記部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成す
る部品情報リスト作成機能と、その部品情報リストに基
づいて新規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成
作成編集機能と、その機能によって作成又は編集された
新規の部品構成情報の部品情報リストに基づいて全部品
を所定実装領域内に配置したときの実装密度を求め、該
求められた実装密度に基づいて所定条件への適合性を予
測する判断情報を生成して出力する適合性予測判断情報
出力機能をコンピュータに実現させる部品構成作成編集
処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を提供する。
【0012】また、複数種類の部品からなる構成物の部
品構成情報を記憶する部品構成情報記憶手段と、複数種
類の部品の部品情報を記憶する部品情報記憶手段と、そ
の手段から上記部品構成情報記憶手段に記憶された部品
構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して上記部
品構成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品情
報リスト作成手段と、その手段によって作成された部品
情報リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は編
集する部品構成情報作成編集手段と、その手段によって
作成又は編集された新規の部品構成情報の部品情報リス
トに基づいて予め指定された制限事項情報を加味して各
部品を所定実装領域内に配置し、その配置結果に基づい
て所定条件への適合性を予測する判断情報を生成して出
力する適合性予測判断情報出力手段を備えた部品構成作
成編集装置を提供する。
【0013】さらに、上記制限事項情報を、上記所定量
域内の配置禁止領域情報,上記各部品の高さ制限情報,
上記各部品のコネクタ位置情報,上記各部品の配置指定
情報,パターン這い回し情報,等長配線情報等の情報に
するとよい。
【0014】また、複数種類の部品からなる構成物の部
品構成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶し、上
記部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して
上記部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成し、
その部品情報リストに基づいて新規の部品構成情報を作
成又は編集し、その作成又は編集された新規の部品構成
情報の部品情報リストに基づいて予め指定された制限事
項情報を加味して各部品を所定実装領域内に配置し、そ
の配置結果に基づいて所定条件への適合性を予測する判
断情報を生成して出力する部品構成作成編集方法を提供
する。
【0015】さらに、複数種類の部品からなる構成物の
部品構成情報を記憶する部品構成情報記憶機能と、複数
種類の部品の部品情報を記憶する部品情報記憶機能と、
上記部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索し
て上記部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成す
る部品情報リスト作成機能と、その部品情報リストに基
づいて新規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成
作成編集機能と、その機能によって作成又は編集された
新規の部品構成情報の部品情報リストに基づいて予め指
定された制限事項情報を加味して各部品を所定実装領域
内に配置し、その配置結果に基づいて所定条件への適合
性を予測する判断情報を生成して出力する適合性予測判
断情報出力機能をコンピュータに実現させる部品構成作
成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である部品構成作成編集装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0017】この部品構成作成編集装置は、CPU,R
OM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータ回路
と、ハードディスク等の記憶媒体等を内蔵したパーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置であり、電子回路の設
計の際、予め登録された電子回路の部品構成情報と部品
情報とに基づいて新規の電子回路の部品構成情報を作成
又は編集する。
【0018】また、その部品構成情報の部品情報リスト
に基づいて所定の検討項目を調査(正しく動作するか否
か及び所望の機能,性能が得られるか否かを検証する動
作検証等も含む)し、その調査結果に基づいて設計時に
定めた諸条件に適合するか否かを予測する適合性予測の
為の判断情報を出力する。設計者はこの判断情報に基づ
いて部品構成情報を再編集することができる。
【0019】そして、その作成,編集あるいは再編集さ
れた部品構成情報は、その後の電子回路基板製作に至る
までのシンボル図形を用いた回路図作成,製造時に用い
る詳細設計図,部品表,及び回路基板のレイアウト設計
仕様の作成等の工程において利用することができる。
【0020】図1に示すように、この部品構成作成編集
装置は、リソースデータベース(DB)1,認定部品デ
ータベース(DB)2,リソース部品表作成編集部3,
入力部4,表示部5,記憶部6及び適合性予測判断情報
出力部7からなる。
【0021】リソースDB1はハードディスク,光ディ
スク等の記憶装置であり、過去に製作された電子回路の
部品構成情報、及び既存の電子回路の部品構成情報を複
数種類登録したデータベース(部品構成情報記憶手段)
であり、各電子回路の部品構成情報にはその電子回路を
検索するためのキーワードである検索情報が付加されて
いる。各電子回路の部品構成情報を、その検索情報に基
づいて検索して読み出し可能な所定の体系に基づいたフ
ォーマットで記憶している。
【0022】上記検索情報は、電子回路の機能情報,名
称情報,用途情報,製造元情報,及びユーザ情報からな
る。また、上記部品構成情報は、その電子回路上に登録
された抵抗,コンデンサ,IC等の各部品の名称,製造
元,品番,型番,使用個数,単価等の各種の情報とから
なる。
【0023】そして、上記検索情報に基づいてリソース
DB1から必要な機能や用途に対応する電子回路を探し
出すことができる。また、リソースDB1から検索され
た電子回路の部品構成情報に基づいて、認定部品DB2
から上記電子回路に使用された部品の部品情報を検索す
ることができる。
【0024】認定部品DB2もハードディスク,光ディ
スク等の記憶装置であり、上記部品構成情報を構成する
複数種類の部品に係わる部品情報を記憶したデータベー
ス(部品情報記憶手段)であり、その各部品情報を上記
部品構成情報の各情報に基づいて検索して読み出し可能
な所定の体系に基づいたフォーマットで記憶している。
また、各部品情報はその中の項目、例えば機能情報に基
づいて他の同等機能を備えた部品の部品情報を参照可能
なフォーマットでも記憶している。
【0025】上記部品情報は、部品の識別情報,機能情
報,製造元情報,形状情報,将来情報,価格情報,及び
認定情報等からなる。
【0026】(1)部品の識別情報 メーカ(製造元)又はユーザが定めた部品の種類を特定
するための品番,部番,型番などのシリアル番号であ
る。
【0027】(2)機能情報 例えば、「コネクタ_基板間」「トランジスタ_抵抗内
蔵_チップ」「ロジック_LS」「抵抗アレイ_チッ
プ」「コンデンサ_セラミック_チップ」「メモリ_D
RAM」等の部品の機能を示す名称がある。
【0028】この名称に基づいて認定部品DB2の同等
機能を備えた他の部品の部品情報を検索することができ
る。すなわち、機能情報に基づいて製造時に使用された
部品と同等機能を持つ他の部品情報をも容易に検索する
ことができる。また、上記名称などに基づいて表示部5
に表示する部品構成表中の品種分類でソートして表示す
ることができる。
【0029】(3)製造元情報 部品を製造したメーカ名,その部品が製造された事業所
名や地名等の生産拠点名である。 (4)形状情報 部品の大きさや実物の形状,回路図上でのシンボル,電
子回路基板上のフットプリント等の情報である。
【0030】(5)将来情報 部品の改訂や製造中止,製造終了,型番,品番,名称等
の変更,特性の変更,材質の変更,生産地の変更,生産
の継続及び中止,形状の変更,寸法の変更,表示方法の
変更,処理方法の変更,荷姿変更等の改廃情報,その改
廃の変更,部品の価格の変動,将来の供給の安定性,入
手の容易等の予定等の情報である。 (6)価格情報 部品の現状単価,量産時の単価などの情報である。
【0031】(7)認定情報(「ステータス情報」とも
称する) 部品を使用して良いか否かを示す情報,制限付きで使用
して良いか否かを示す情報であり、部品の上記部品情報
や性能に基づいて予め付与される部品選定時の判断材料
になる情報である。
【0032】例えば、選定を積極的に勧めることを示す
「推奨」,単に選定を推奨することを示す「認定」,認
定作業中であることを示す「仮認定」,選定を推奨しな
いことを示す「非推奨」,入手が容易ではない等の制約
条件は有るが選定できることを示す「限定」,使用でき
ないことを示す「禁止」,生産が中止又は終了したこと
を示す「廃止」,認定部品DB2への登録が却下された
ことを示す「却下」等の情報である。
【0033】リソース部品表作成編集部3は、この装置
全体の制御を司る制御部であり、リソースDB1に記憶
された電子回路の部品構成情報を検索する処理と、その
検索された部品構成情報を読み出し、その部品構成情報
に対応する各部品情報(基板製作時の部品情報と同等機
能を備えた最新内容の部品情報をも含む)を認定部品D
B2から検索して読み出し、その部品情報に基づいて部
品情報リストを作成する処理を行う。
【0034】また、その部品情報リストに基づいて部品
構成情報作成及び編集のための部品構成表を表示部5に
表示する処理と、入力部4から入力された操作情報に基
づいて部品構成表中の部品情報の差し替え,削除,追加
等の処理を行って部品構成情報の作成,編集及び再編集
を行う処理と、その作成,編集又は再編集された部品構
成情報を記憶部6に書き込んで登録する処理と、その新
規の部品構成情報の部品情報リストを適合性予測判断情
報出力部7へ出力する処理等を行う。
【0035】入力部4は、キーボード,マウス等の入力
装置であり、使用者が表示部5に表示された検索画面に
基づいてリソースDB1から所望の電子回路の部品構成
情報を検索したり、表示部5に表示された部品構成表に
基づいて新たな部品構成表を作成,編集及び再編集した
り、予め決められた複数種類の検討項目の調査とその調
査結果に基づく適合性予測のための判断情報を出力させ
たりする際の操作情報を入力する。
【0036】表示部5は、CRT,LCD等のディスプ
レイ装置であり、上記検索時の作業画面や、部品構成情
報の作成,編集及び再編集時の作業画面や部品構成表
や、所定の検討項目の調査結果や適合性予測のための判
断情報等を表示する。記憶部6はハードディスク,光デ
ィスク等の記憶装置であり、上記作成,編集又は再編集
された部品構成情報を記憶する。
【0037】適合性予測判断情報出力部7は、リソース
部品表作成編集部3によって作成,編集又は再編集され
た部品構成情報の部品情報リストに基づいてプリント配
線板(PWB)実装密度,PWB製造コスト,部品のフ
ロアプラン,シミュレーション(回路動作検証)等の各
検討項目について調査し、その調査結果と共にその調査
結果に基づく適合性予測のための判断情報を作成して表
示部5に表示する。
【0038】上記PWB実装密度の検討項目の調査で
は、部品構成情報の部品情報リストに基づいて全部品を
プリント基板上に配置したときの実装密度を求め、その
実装密度に基づいて所定条件(実現可能性等)への適合
性、すなわち実装する際の難易度等を予測する判断情報
を生成して表示する。
【0039】上記PWB製造コストの検討項目の調査で
は、部品構成情報の部品情報リストに基づいて各部品を
実装するプリント基板の製造コストについて調査する。
そして、その調査結果に基づいて所定条件(予め設定さ
れた製造コスト)への適合性を予測する判断情報を生成
して表示する。
【0040】上記フロアプランの検討項目の調査では、
プリント基板上へ予め指定された制限事項情報を加味し
て各部品を配置して、その配置結果に基づいて所定条件
(予め設定した範囲内への配置)への適合性を予測する
判断情報を生成して表示する。
【0041】上記制限事項には、前記所定量域内の配置
禁止領域情報,前記各部品の高さ制限情報,前記各部品
のコネクタ位置情報,前記各部品の配置指定情報,パタ
ーン這い回し情報,等長配線情報等がある。
【0042】上記シミュレーション(回路動作検証)の
検討項目の調査では、プリント基板全体及び部分的な回
路の動作検証の調査を行う。上記部分的な回路の動作検
証の調査については、予め回路を構成する際に推測され
る技術的課題に基づいて作成された複数種類のシミュレ
ーションモデル情報を蓄積しておき、その中から選択さ
れたシミュレーションモデル情報に対する各種のパラメ
ータを設定してシミュレーションを実行し、そのシミュ
レーション結果に基づく調査情報を生成する。そして、
その調査結果に基づいて回路動作について所定条件(所
望の動作結果)への適合性を予測する判断情報を生成し
て表示する。
【0043】上述したように、この実施形態において
は、上記リソースDB1が、複数種類の部品からなる構
成物の部品構成情報を記憶する部品構成情報記憶手段の
機能を果たす。
【0044】また、上記認定部品DB2が、複数種類の
部品の識別情報,機能情報,製造元情報,大きさと形状
を示す形状情報,将来の予定を示す将来情報,価格情
報,及び使用の可不可等の認定を示す認定情報とを含む
部品情報を記憶する部品情報記憶手段の機能を果たす。
【0045】さらに、上記リソース部品表作成編集部3
が、上記部品情報記憶手段から上記部品構成情報記憶手
段に記憶された部品構成情報の各部品に対応する部品情
報を検索して上記部品構成情報の各部品の部品情報リス
トを作成する部品情報リスト作成手段と、その部品情報
リスト作成手段によって作成された部品情報リストに基
づいて新規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成
情報作成編集手段の機能を果たす。
【0046】そして、上記適合性予測判断情報出力部7
が、上記作成又は編集された新規の部品構成情報の部品
情報リストに基づいて全部品を所定実装領域内に配置し
たときの実装密度を求め、その求められた実装密度に基
づいて所定条件への適合性を予測する判断情報を生成し
て出力する適合性予測判断情報出力手段の機能を果た
す。
【0047】さらに、上記作成又は編集された新規の部
品構成情報の部品情報リストに基づいて予め指定された
制限事項情報を加味して各部品を所定実装領域内に配置
し、その配置結果に基づいて所定条件への適合性を予測
する判断情報を生成して出力する適合性予測判断情報出
力手段の機能も果たす。
【0048】次に、上記リソースDBのデータフォーマ
ットについて説明する。図2は、図1に示したリソース
DBに記憶された電子回路の検索情報のフォーマット例
を示す説明図である。なお、同図では検索情報を3分割
して示しているが、リソースDB1に格納する際には1
レコードで記憶すると良い。
【0049】この検索情報は、同図の(a)〜(c)に
示すように、複数種類の機能レベル,制御対象,機能デ
バイス,メーカ名,メーカ型番,メーカ部番,単価,個
数,PCB名,ユーザ部番,及びユニット名等の項目か
らなる。
【0050】(1)複数種類の機能レベル 電子回路の機能を複数種類に分類した機能レベル情報で
ある。同図では3段階のレベルを設定した場合を示して
おり、例えば、機能レベル1として「読み取り」等の主
要な機能説明情報と、機能レベル2として「イメージセ
ンサ」等の機能を示す名称情報と、機能レベル3として
「地肌除去」等の詳細な機能説明情報がある。
【0051】(2)制御対象 電子回路の機能を適用する対象であり、例えば、「セン
サ」「エレキ」等の情報である。 (3)機能デバイス名 例えば、「CCDリニアイメージセンサ」「カスタムI
C」等の具体的なパーツ名称を示す情報である。
【0052】(4)メーカ名 電子部品の製造元の名称である。 (5)メーカ型番 電子部品の製造元で付与された型番である。 (6)メーカ部番 電子部品の製造元で付与された部番である。
【0053】(7)単価 電子部品の製造元で設定あるいは市場における価格情報
である。 (8)個数 電子部品を用いたユニット(後述する)中の使用個数で
ある。 (9)PCB(電子回路基板)名 電子回路基板名称である。
【0054】(10)ユーザ部番 電子回路基板に対してユーザが任意に付与した部番であ
る。 (11)ユニット 例えば、「スキャナ」「プリンタ」等の電子回路を用い
た装置の名称である。この検索情報は、その他に用途を
示す用途情報などを加えるとよい。
【0055】また、図示を省略したが、この検索情報を
各電子回路の部品構成情報に付加している。この検索情
報の各項目のANDあるいはOR検索によって必要とす
る電子回路を検索し、その電子回路の部品構成情報に基
づいて認定部品DB2から対応する部品情報を検索して
読み出すことができる。また、読み出した部品情報中の
各項目に基づいて同等機能を備えた他の部品の部品情報
を検索して読み出すことができる。
【0056】次に、この部品構成作成編集装置における
部品構成作成編集処理について説明する。図3は、図1
に示した部品構成作成編集装置の部品構成作成編集処理
を示すフローチャートである。
【0057】リソース部品表作成編集部3は部品構成作
成編集処理において、ステップ(図中「S」で示す)1
で表示部に部品構成情報検索画面を表示し、ステップ2
へ進んで入力部から入力されたキーワード(検索情報)
に該当する電子回路をリソースDBから検索し、該当す
る電子回路の検索情報を一覧表示し、その中から入力部
で選択された電子回路の部品構成情報を読み出す。
【0058】ステップ3へ進んで認定部品DBから上記
読み出した部品構成情報に対応する部品情報を検索し、
検索された部品情報中の各情報(例えば、機能情報)に
基づいて該当する他の部品の部品情報をも検索して読み
出し、ステップ4へ進んで認定部品DBから読み出した
各部品情報に基づいて上記検索された電子回路の部品情
報リストを作成する。
【0059】ステップ5へ進んで表示部の部品構成情報
作成編集画面に部品情報リストに基づく製造時の部品の
部品情報からなる部品構成表を表示すると共に、各部品
に対する他の部品の部品情報を参照可能にする。
【0060】ステップ6へ進んで入力部からの操作情報
に基づいて部品構成表中の指定された部品の部品情報を
同等機能の他の部品の部品情報に差し替えたり、部品構
成表の指定された部品の部品情報を削除したり、部品構
成表に新たに他の部品の部品情報を追加したりする部品
構成情報の作成及び編集処理を行う。
【0061】ステップ7へ進んで上記部品構成表によっ
て作成又は編集された新たな部品構成情報を記憶部に記
憶し、ステップ8へ進んで新規の部品構成情報の部品情
報リストに基づいて予め設定されたPWB実装密度,P
WB製造コスト,部品のフロアプラン及びシミュレーシ
ョン等の検討項目について調査し、その調査結果に基づ
いて所定条件への適合性を予測する判断情報を生成して
表示部に表示する。
【0062】また、入力部からの入力操作に基づいて、
データベース化されている回路を構成する際に推測され
る技術的課題に基づいて作成された複数種類のシミュレ
ーションモデル情報のシミュレーション結果に基づく回
路動作及び性能の確認作業に供する判断情報を生成して
表示部に表示する。
【0063】ステップ9へ進んで上記調査結果及び判断
情報に基づいて再編集の指示があったか否かを判断し
て、有ったらステップ6へ戻って部品構成情報の再編集
と検討項目の調査及び判断情報の表示を実行し、無かっ
たら部品構成表の完成と判断し、この処理を終了する。
【0064】次に、上記部品構成情報作成編集処理にお
ける作業画面と操作の一例について説明する。図4は、
上記部品構成作成編集処理における検索作業画面の一例
を示す図である。
【0065】この検索作業画面において、検索キー入力
欄10の品種分類,PCB名称,生産拠点,PCB部
番,品名(品番),型番ステータス(型番)等の各項目
について所望の事項のキーワードを選択すると、検索結
果表示欄11にリソースDB1から検索された該当する
電子回路基板の検索情報の一部を一覧表示する。そし
て、その一覧の中から選択された電子回路基板のさらに
詳細な検索情報を検索結果表示欄12に表示する。
【0066】図5は、上記部品構成作成編集処理におけ
る部品構成情報作成編集画面の一例を示す図である。上
記検索作業画面において検索された電子回路基板の中か
ら所望のものを選択してリソース取込指示が入力される
と、選択された電子回路基板の部品構成情報に基づいて
認定部品DB2から対応する部品情報を検索し、図5に
示すように、部品情報リスト欄13に各部品の部品情報
を表示する。
【0067】図6は、上記部品構成作成編集処理におけ
る部品構成情報作成編集作業画面の一例を示す図であ
る。上記部品情報リスト欄13において、一部の部品を
他の部品に差し替える場合、リスト中の差し替え対象の
部品を選択し、その部品と同等機能の他の部品を参照す
る操作を行うと、差し替え対象の部品の行の近傍に他の
同等機能を有する部品の部品情報をリスト表示する。そ
のリスト中から所望の部品を選択すると、上記差し替え
対象の部品に代えて上記選択された部品の部品情報を入
力する。
【0068】また、新たな部品を追加する場合、図6に
示すように、例えば、必要な部品の現状価格(単価)に
基づいて検索された部品の部品情報(矢示14)を追加
する操作がされると、部品情報リスト欄13にその部品
情報を追加する。さらに、部品情報リスト欄13の部品
を削除することもできる。
【0069】上記部品情報リストの作成後、上記シミュ
レーションの検討項目の処理によって部分的な回路の動
作検証を行う。まず、波形シミュレータエンジンに対し
てトランジェントシミュレーション時の波形の終了時間
を設定する。この終了時間はドライバの動作周波数が変
更されると自動的に設定する。なお、この終了時間をマ
ニュアルで設定することも可能である。
【0070】さらに、シミュレーションに必要な時間と
精度のトレードオフであるシミュレーショングレードを
設定する。このシミュレーショングレードの精度を高く
するとシミュレーション時間が長くなる。
【0071】次に、シミュレーションモデルパラメータ
取り込み処理により、予め蓄積された回路を構成する際
に推測される技術的課題に基づいて作成された複数種類
のシミュレーションモデル情報である雛型シミュレーシ
ョンネットの中から所望のモデルを選択し、そのモデル
に対するパラメータを入力する。また、簡易アドバイス
機能により、回路中の例えばダンピング抵抗の初期値を
自動的に設定する。
【0072】そして、シミュレーションを実行すると、
波形表示処理によってシミュレーション結果の波形を表
示する。ここで、波形の任意のポイントが指定される
と、波形情報ダイアログを表示して、その指定された波
形ノードの時間と電圧を表示する。また、時間電圧との
差を計算して表示する。
【0073】さらに、スペクトル表示処理によって、伝
送電流スペクトル計算処理によって得られた伝送線毎の
スペクトルを表示する。そして、レイアウトルール作成
支援処理により、上記シミュレーション結果に基づいて
シミュレーション対象の回路に対する配線ルールを作成
し、レイアウトルール情報を編集する。
【0074】このようにして、過去に製作された電子回
路の部品構成情報に基づいて新たな機能を備えた電子回
路の部品構成情報を作成編集し、そのデータを記憶部6
に記憶し、所定の検討項目について検証して適合性を予
測した後に確定して、電子回路基板の製造プロセスの次
の工程に受け渡す。したがって、回路図作成前に部品構
成情報に基づいて電気的制約事項を見極めることがで
き、実際の回路図作成時に反映させることができる。
【0075】次に、上記PWB実装密度とフロアプラン
とシミュレーションの検討項目の調査処理についてさら
に詳しく説明する。図7は、部品情報リスト編集からレ
イアウトまでの処理の流れを示すフローチャート図であ
る。
【0076】ステップ(図中「S」で示す)11で部品
情報リストを編集し、ステップ12〜14においてそれ
ぞれPWB実装密度の調査,フロアプランの調査,シミ
ュレーションの調査の各処理を行い、ステップ15で上
記各調査処理によって得られた結果に基づいて回路図を
作成し、ステップ16で上記フロアプランと回路図に基
づく実装指示を作成し、ステップ17でレイアウトを作
成し、次の処理へ移行する。
【0077】次に、上記PWB実装密度の調査処理につ
いて詳しく説明する。まず、このPWB実装密度の調査
処理を行うPWB実行密度検討ツールは、自ツール単体
で起動することもフロアプランの調査処理のフロアプラ
ンツールから起動することもできる。
【0078】主機能としては、部品情報リストに基づい
てPWB内へ全部品を実装したときの実装密度の難易度
を過去の実績に基づいて調査する。例えば、過去の実績
として蓄積しているPWB実装密度グラフ内に新規に作
成するPWB実装密度をプロットすると、その上限ライ
ンからの差に基づいて実装の難易度を見極めるための実
装難易度コメントを表示する。
【0079】さらに、全ての部品を確定する前のキーパ
ーツのみの状態でPWB実装密度を調査するが、その他
の部品については、キーパーツを元に係数から想定搭載
部品数を割り出して実装密度計算を行う。
【0080】また、フロアプランで仮配置された部品構
成情報に基づいてPWB内へ全部品を実装したときの実
装密度の難易度を過去の実績に基づいて調査する。さら
に、PWBサイズを変更しながらPWB実装密度ポイン
トを把握することによってPWB最小可能サイズを調査
する。
【0081】その際、フロアプランツールからPWB外
形サイズを読み込むが、未作成の場合とPWB外形サイ
ズを小さくした場合の密度検討を行うために寸法の直接
入力も可能である。
【0082】また、PWB外形,板厚,材質,層数,V
IAの指定に基づいてPWB概算コストを割り出す。さ
らに、PWB実装密度の難易度を見極めるための情報と
して、転がし設計のベースになるPWB実装密度,面
積,ピン数,コストを表示する。
【0083】図8は、部品情報リストの作成及びPWB
実行密度検討ツールによるPWB実装密度の調査処理を
示すフローチャート図である。ステップ21で企画側か
らの要求としてPWBサイズとPCBコストの指示を受
けると、ステップ22で部品表ツールで前身機種を読み
込み、ステップ23でリソース編集によるキーパーツ部
品表(主要部品のみで構成される部品構成リスト)を作
成する。
【0084】ステップ24で前身機種の部品占有比率,
難易度プロット,PWBコスト,仕様を表示し、ステッ
プ25でPWB実装密度の検討を行うための搭載部品を
予測し、ステップ26で難易度プロットを行うためにP
WBサイズ,層数,ピン間,VIAを指定し、ステップ
27で部品占有率,難易度プロットによる検討を実施す
る。
【0085】ステップ28で難易度としての問題が有る
か否かを判断し、問題が有ればステップ26へ戻って上
述の処理を繰り返し、問題が無ければステップ29でP
WBサイズの再検討が必要か否かを判断して、必要でな
ければステップ33へ進み、必要ならステップ30へ進
む。
【0086】ステップ30ではPWB外形パラメータの
各値:W,Lを変更し、ステップ31で部品占有率,難
易度プロットによる検討を実施し、ステップ32で縮小
可能か否かを判断し、縮小可能ならステップ30へ戻っ
て上述の処理を繰り返し、縮小可能で無ければステップ
33でPWB概略コストを予測して、この処理を終了す
る。
【0087】次に、PWB実装密度の調査処理時に表示
される各操作画面とそれぞれの操作について説明する。
図9は、PWB実行密度検討ツールによるメイン操作画
面の一例を示す説明図である。
【0088】このメイン操作画面は、PWBサイズ表示
欄21,部品占有率表示切替選択欄22,PWBパラメ
ータ入力欄23,予測表示欄(部品点数予想搭載部品情
報表示欄)24,キーパーツ情報入力欄25,PWB外
形サイズ入力欄26,ピン間本数選択欄27を備えてお
り、PWBコスト概算表示画面,予測係数表示画面,リ
ソース部番入力画面へのそれぞれのインタフェースであ
るPWBコスト概算参照指示ボタン28,予測係数参照
指示ボタン29,リソース表示指示ボタン30も備えて
いる。
【0089】PWBサイズ表示欄21は、PWBにおけ
るPWB部品占有比率のイメージを表示し、部品占有率
表示切替選択欄22は、部品の片面実装と両面実装を選
択する。PWBパラメータ入力欄23は、PWB外形サ
イズ入力欄26とピン間本数選択欄27からなり、PW
B面積を表示する。
【0090】予測表示欄24は、予測係数に基づいて計
算したピン数,部品占有面積,ピン密度を表示し、キー
パーツ情報入力欄25は、部品点数,ピン数,部品専有
面積を入力し、PWBパラメータ入力欄23のPWB外
形サイズ入力欄26は,PWB外形サイズWとLを入力
し、ピン間本数選択欄27は、ピン間本数を選択する
と、PWB実装密度グラフを表示して、そのピン間本数
を変更するのに応じてPWB実装密度グラフの表示も変
更される。
【0091】PWBコスト概算参照指示ボタン28は、
押下によってPWBコスト概算表示画面の表示を指示す
るボタンであり、予測係数参照指示ボタン29は、押下
によって部品予測係数表示画面の表示を指示するボタン
であり、リソース表示指示ボタン30は、押下によって
リソース部番入力画面の表示を指示するボタンである。
【0092】図10は、PWBサイズ表示欄21におけ
るPWB占有面積比率の表示例を示す図である。PWB
サイズ表示欄21内にPWB外形とPWB上の搭載予想
部品の部品占有面積の比率であるPWB占有面積比率を
イメージ及びパーセンテージ表示する。例えば、同図の
(a)はPWB占有面積比率が24%の場合を、同図の
(b)はPWB占有面積比率が35%の場合を、同図の
(c)はPWB占有面積比率が40%の場合をそれぞれ
示している。
【0093】その際、30%以下では表示色を青色に、
25〜35%では表示色をピンク色に、36%以上では
表示色を赤色に表示するようにすると実装密度の難易度
の判断が容易になる。
【0094】図11乃至図13は、PWB実装密度グラ
フの表示例を示す図である。メイン操作画面のピン間本
数選択欄27でピン間本数を選択すると、そのピン間本
数の変更に連動させてPWB実装密度グラフの表示内容
を変更する。
【0095】まず、過去の実績から平均ラインと上限ラ
インを表示し、検討対象のPWBのPWB実装密度位置
がプロット(このプロット点は画面中では大きめに表示
される)されると、そのプロット位置についてのコメン
トを表示する。そして、プロット位置の変更に応じてコ
メント表示内容とバックカラーを変更する。
【0096】例えば、図11に示すように、上限ライン
よりも密度的に2ピン/cm以上の位置にPWB実装
密度位置がプロットされた場合、パラメータを変更して
他の方法を勧める内容のコメント40を赤色のバックカ
ラーで表示する。
【0097】あるいは、図12に示すように、上限ライ
ンよりも密度的に2ピン/cm以内の位置にPWB実
装密度位置がプロットされた場合、このままで進める場
合には実装区との調整を勧める内容のコメント41を黄
色のバックカラーで表示する。
【0098】また、リソース表示指示ボタン30の押下
によるリソース表示が実行された場合、図13に示すよ
うに、機種名とPCB名のコメント42を表示する。
【0099】図14は、PWBコスト概算表示画面の表
示例を示す図である。メイン操作画面のPWBコスト概
算参照指示ボタン28が押下されると、同図に示すよう
なPWBコスト概算表示画面を表示する。
【0100】このPWBコスト概算表示画面では、PW
Bサイズに基づいてシートから取れるPWB枚数である
板割り数を表示し、その板割り数と画面中で選択された
板厚,材質,VIA,層数とに基づいて算出した概略コ
ストも表示する。その概略コストは、例えば、シート使
用量10〜50cm/月の量産時の概算価格を割り出
して表示する。
【0101】図15は、部品予測係数表示画面の表示例
を示す図である。メイン操作画面の予測係数参照指示ボ
タン29が押下されると、同図に示すような部品予測係
数表示画面を表示する。
【0102】PWB密度予測では、部品情報リスト(キ
ーパーツ部品)のみの状態で密度予測を行うので、PC
B完成時にはチップ部品やディスクリート部品が多数盛
り込まれることになる。そこで、部品予測係数表示画面
では、これをある程度予測するためにキーパーツ総ピン
数に対する割合と1ピン当たりの面積との2種類の係数
を用いて割り出した値を表示する。
【0103】予測係数には、抵抗,コンデンサ,その他
の大きく分けて3種類の分類構成を使用している。ま
た、係数としては、キーパーツ総ピン数に対して何本の
割合で使われるのかを表すキーパーツ層ピン数に対する
ピン数の割合を使用している。アウトプットとして、部
品個数ではなくて予測ピン数としたのは、抵抗であれば
チップ抵抗だけでなくてアレー抵抗もあるからである。
【0104】1ピン当たりの面積は、抵抗では主にチッ
プを想定して0.8cmとし、コンデンサはチップ,
ラジアル混材を想定して3.7cm,その他は、SM
DとDIP形の平均的な値の7.7cmとしている。
【0105】なお、キーパーツと上記係数に基づいて搭
載予定部品を割り出して表示するが、キーパーツ構成,
バスの多い回路構成によっては係数を変更する必要があ
るので、ユーザ変更が可能な体系をとる。
【0106】図16は、リソース部番入力画面の表示例
を示す図である。リソース表示指示ボタン30が押下さ
れると、リソース表示として同図の(a)に示すような
リソース部番入力画面を表示する。このリソース部番入
力画面では、PWB部番が入力され、OKボタン43が
押下されると、サイズ,層ピン数,部品占有面積,ピン
密度,層数,VIA等の各種情報を読み込んで図13に
示したPWB実装密度グラフと共に表示する。
【0107】また、メイン操作画面では、リソース表示
前は同図の(b)に示すようにリソース表示指示ボタン
30を表示するが、リソース表示中は同図の(c)に示
すように復帰ボタン44を表示して、その復帰ボタン4
4の押下によってリソース表示前の画面に戻す。
【0108】次に、上記フロアプランの調査処理につい
て詳しく説明する。このフロアプランでは、次の作業が
行える。 (1)部品情報リスト又は回路図のデータを読み込み、
実フットプリントを使用した仮配置を行ってPWBサイ
ズ内で収まるか否かの検討 (2)高さ制限,コネクタ位置,信号パターンの這い回
しを考慮した部品配置の最適化
【0109】(3)シミュレーションを行うために仮配
置された部品への結線 (4)禁止エリア,配置指定,高さ制限,パターン這い
回し,等長配線等の仕様要件の作成 (5)論理設計者による解析結果を基に作成したレイア
ウト要件(仕様)のレイアウト区への伝達 (6)転がし設計時等に前回の仕様の確認と、仕様書と
しての再利用化
【0110】また、機能の概要としては次の処理が行え
る。 (1)PWB外形図の作成,層数,材質の設定と、実装
密度検討ツールへの受け渡し処理 (2)禁止エリア,配置指定,高さ制限,パターン這い
回し,等長配線等の入力した制限事項の実レイアウトで
の再利用処理
【0111】(3)シミュレーションを行うためにネッ
ト情報をシミュレーション側へ渡す機能及びシミュレー
ションした結果を受け取り、仕様として保存する処理 (4)ドラッグ及び座標指定による部品配置 (5)部品,配線に対して定量的な制限値(座標位置,
長さ,幅)とそれ以外に定量的に表現できない事項をコ
メントとして付加してレイアウトCADへ伝達する処理
【0112】さらに、フロアプランで行える機能を列挙
する。 (1)PWB外形図,層構成の作成 (2)禁止エリア(部品実装,パターン禁止)の作成 (3)高さ制限エリアの指定 (4)キリ穴作成と位置の指定 (5)部品情報リスト(部品表),回路図からの未配置
部品の表示
【0113】(6)部品情報リスト(部品表),回路図
に無い部品の追加 (7)部品情報リスト(部品表),回路図に有る部品の
変更 (8)部品の部品面,半田面への任意配置,又は座標指
定による配置 (9)部品位置のロック(完全ロックと範囲ロック) (10)部品間の距離指定 (11)部品へのコメント作成
【0114】(12)部品をクリック指定したときの制
限事項,コメント表示 (13)電源,GNDの作成 (14)信号線,バスの作成 (15)信号線,バスに対する長さ,幅の指定 (16)信号線,バスに対するコメント作成 (17)信号線をクリック指定したときの制限事項,コ
メント表示
【0115】(18)ネット名の自動作成とオリジナル
ネット名の作成 (19)その他の注意事項の記入 (20)部品素性PDFファイルの起動表示 (21)シミュレーションの起動
【0116】図17及び図18は、部品情報リストの作
成及びフロアプランツールによるフロアプランの調査処
理を示すフローチャート図である。図17に示すよう
に、ステップ41で部品表ツールで前身機種を読み込
み、ステップ42でリソース編集によるキーパーツ部品
表(部品情報リスト)を作成する。
【0117】ステップ43で実装密度とPWBを検討
し、ステップ44で前身機種のフロアプラン&レイアウ
ト仕様を確認し、ステップ45でPWB外形作成,層構
成を定義し、ステップ46で禁止エリア,キリ穴を作成
し、ステップ47で高さ制限を入力すると、ステップ4
8で仮配置による部品収納を確認し、ステップ49で検
討を要するか否かを判断する。
【0118】ステップ49の判断で検討を要するなら、
ステップ60でキー部品を変更してステップ48へ戻
り、ステップ48の処理を繰り返す。ステップ49の判
断で検討を要しないなら、図18に示すように、ステッ
プ50で高さ制限,コネクタ位置,信号パターンを考慮
した部品の配置を行い、ステップ51でシミュレーショ
ンのための仮配線を行い、ステップ52でシミュレーシ
ョンとトポロジを検討する。
【0119】ステップ53でシミュレーションからの要
件(配線長,幅)を入力し、ステップ54でトポロジを
考慮した配線指定を入力し、ステップ55で回路図を作
成し、ステップ56でレイアウト仕様書を再利用するか
否かを判断する。
【0120】ステップ56の判断でレイアウト仕様を再
利用するなら、ステップ57で前身機種レイアウト仕様
を読み込んで編集し、ステップ58へ進み、再利用しな
いならステップ61でレイアウト仕様を新規作成して、
ステップ58へ進む。ステップ58で部品,配線に対す
るコメントを入力し、ステップ59でレイアウトとAs
syを依頼して、次の処理へ移行する。
【0121】次に、フロアプランツールと他のツール間
とのインタフェースについて説明する。 (1)部品情報リストとのインタフェース 部品情報リストに記載されている部品を読み、対応する
フットプリントを未配置ボックス(BOX)に表示す
る。まず、部品情報リストに対する部品の追加,削除,
変更があった場合は、リアルタイムに未配置ボックスと
フロアプランへ通知する。
【0122】追加では、未配置ボックスに追加する。削
除では、未配置ボックスから削除し、フロアプラン側で
既に配置されていた場合は、対象部品近辺に部品情報リ
ストから削除された旨のバルーン表示を行い、フロアプ
ランからの削除確認を行う。また、削除NGの場合は部
品情報リストで部品の復帰を行う。変更では、未配置ボ
ックスにまだある場合は、変更前の部品を削除して変更
後のフットプリント追加を行う。
【0123】一方、フロアプラン側で部品の追加,削
除,変更があった場合は、リアルタイムに変更を反映す
る。
【0124】(2)回路図CADとのインタフェース 回路図で部品の追加,削除,変更があった場合は、リア
ルタイムに未配置ボックスとフロアプランへ通知する。
【0125】追加では、未配置ボックスへ追加する。削
除では、未配置ボックスから削除し、フロアプラン側で
既に配置されていた場合は、対象部品近辺に部品情報リ
ストから削除された旨のバルーン表示を行い、フロアプ
ランからの削除確認を行う。また、削除NGの場合は部
品情報リストで部品の復帰を行う。変更では、未配置ボ
ックスにまだある場合は、変更前の部品を削除して変更
後のフットプリント追加を行う。
【0126】また、回路図未作成の場合は、フロアプラ
ンで結線されたネット情報を回路図側で確認し、回路図
側で結線するときにはガイドを行って結線作業を行う。
回路図作成中で結線が引かれている状態に戻す場合は、
ネットの整合をかけて構成が違うものに対してネット情
報を返す。その際、回路図側でネットアンマッチが確認
可能なこと。
【0127】フロアプランで部品の追加,削除,変更が
あった場合は、リアルタイムに回路図へ変更ボックスの
通知を行う。回路図側でネットの追加,変更,削除を行
った場合は、フロアプラン側への自動更新を行わない。
そして、フロアプラン側では回路図のネット情報を参照
可能であり、フロアプランネットに基づいて整合を行っ
て回路図とのアンマッチ部分を確認することができる。
【0128】(3)シミュレータとのインタフェース シミュレーション側へネット情報を渡し、シミュレーシ
ョンの結果,ダンピング,プルアップ,プルダウン抵抗
が追加された場合、部品情報,配線長,配線幅,位置情
報(距離)を数値情報として受け渡し、フロアプラン側
で自動的に部品位置,配線修正を反映させる。また、ト
ポロジ検討による結果として、ネット情報だけでなく結
線経路(結線方式:スター型,一筆,ETC)を受け渡
す。
【0129】(4)レイアウトCADとのインタフェー
ス 次に、可能な処理を列挙する。PWB外形がレイアウト
CADで流用できる形態で受け渡す。トポロジ情報が渡
され、DRCがかかること。ネットに対して指定された
配線長,幅の情報が渡され、DRCがかかること。部品
間の距離指定が受け渡され、DRCがかかること。PW
B上の部品位置の指定が固定の場合と、範囲指定の2種
類の指定が受け渡され、DRCがかかること。禁止エリ
ア,高さ情報が受け渡し可能であること。
【0130】なお、上記部品構成作成編集装置は、この
発明に係わる機能部のみを示しており、回路設計に係わ
る設計,作図等のその他の機能部を設けるとよい。その
ようにすれば、同一装置において、上記新たに作成され
た電子回路基板の部品構成情報に基づいて上記回路設計
に係わる設計,作図等の各作業を行える。
【0131】また、上記部品構成作成装置において、上
記リソースDB1と認定部品DB2を公衆回線網,光通
信網等の通信ネットワークを介して接続し、その通信ネ
ットワーク上に接続された他の多数の部品構成作成編集
装置によっても上記リソースDBと認定部品DBを参照
できるように構成すれば、上記リソースDBと認定部品
DBを多数の利用者によって共有化することができ、多
数の利用者が共通のリソースを利用して最適な部品構成
を選定する作業を効率よく行うことができる。
【0132】次に、上述の実施形態では、上記部品構成
情報作成編集処理を行う専用の装置構成を示したが、フ
ロッピーディスク,光ディスク等の記録媒体に上記部品
構成情報作成編集処理を行う部品構成情報作成編集処理
プログラムを記憶させて、一般的なパーソナルコンピュ
ータ等の情報処理装置に対して、上記記録媒体を介して
上記部品構成情報作成編集処理プログラムをインストー
ルし、情報処理装置の制御部(CPU,ROM,及びR
AM等からなるマイクロコンピュータによって実現され
る機能部)で動作させることにより、上述のような部品
構成情報作成編集処理を実行させることができる。
【0133】すなわち、上記フロッピー(登録商標)デ
ィスク,光ディスク等の記録媒体が、次の(1)〜
(6)の機能をコンピュータに実現させる部品構成作成
編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に相当する。
【0134】(1)複数種類の部品からなる構成物の部
品構成情報を記憶する部品構成情報記憶機能 (2)上記部品の識別情報,機能情報,製造元情報,大
きさと形状を示す形状情報,将来の予定を示す将来情
報,価格情報,及び使用の可不可等の認定を示す認定情
報等の部品情報を記憶する部品情報記憶機能
【0135】(3)上記部品構成情報の各部品に対応す
る部品情報を検索して上記部品構成情報の各部品の部品
情報リストを作成する部品情報リスト作成機能 (4)上記部品情報リストに基づいて新規の部品構成情
報を作成又は編集する部品構成情報作成編集機能
【0136】(5)上記作成又は編集された新規の部品
構成情報の部品情報リストに基づいて全部品を所定実装
領域内に配置したときの実装密度を求め、その求められ
た実装密度に基づいて所定条件への適合性を予測する判
断情報を生成して出力する適合性予測判断情報出力機能
【0137】(6)上記作成又は編集された新規の部品
構成情報の部品情報リストに基づいて予め指定された制
限事項情報を加味して各部品を所定実装領域内に配置
し、その配置結果に基づいて所定条件への適合性を予測
する判断情報を生成して出力する適合性予測判断情報出
力機能
【0138】また、上記パーソナルコンピュータ等の情
報処理装置の制御部が、上記部品構成作成編集処理プロ
グラムに基づいて、複数種類の部品からなる構成物の部
品構成情報を記憶し、その部品の識別情報,機能情報,
製造元情報,大きさと形状を示す形状情報,将来の予定
を示す将来情報,価格情報,及び使用の可不可等の認定
を示す認定情報等の部品情報を記憶し、上記部品構成情
報の各部品に対応する部品情報を検索して上記部品構成
情報の各部品の部品情報リストを作成し、その部品情報
リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は編集す
る処理を行う。
【0139】さらに、複数種類の部品からなる構成物の
部品構成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶し、
その部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索し
て部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成し、そ
の部品情報リストに基づいて新規の部品構成情報を作成
又は編集し、その作成又は編集された新規の部品構成情
報の部品情報リストに基づいて全部品を所定実装領域内
に配置したときの実装密度を求め、その求められた実装
密度に基づいて所定条件への適合性を予測する判断情報
を生成して出力する処理を行う。
【0140】さらにまた、複数種類の部品からなる構成
物の部品構成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶
し、その部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検
索して部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成
し、その部品情報リストに基づいて新規の部品構成情報
を作成又は編集し、その作成又は編集された新規の部品
構成情報の部品情報リストに基づいて予め指定された制
限事項情報を加味して各部品を所定実装領域内に配置
し、その配置結果に基づいて所定条件への適合性を予測
する判断情報を生成して出力する処理を行う。
【0141】この実施形態によれば、既存の電子回路の
部品構成情報から新規の電子回路の部品構成情報を作成
編集する際、従来のようにして製造元から提供されるカ
タログやデータベースを一つ一つの部品について参照す
る必要が無いので、参照作業の作業負担を軽減すること
ができる。
【0142】また、参照する部品情報は常に最新の内容
であり、各部品には選定判断時に有用なステータス情報
(認定情報)も参照できるので、新規電子回路の部品構
成情報の作成を短時間で能率良く行うことができる。
【0143】つまり、部品構成情報の作成後に、その部
品構成情報中の部品の仕様,形状,価格等が変更されて
いたり、製造が中止されていたりすることも無く、再度
部品構成情報を作り直さなければならなくなったり、他
の部品を差し替えなければならなくなって初期の設計ま
で変更するような事態に至らずに済み、製造コストを浪
費せずに済む。
【0144】さらに、新規の部品構成情報の作成後は、
その部品情報リストに基づいてPWB実装密度,PWB
製造コスト,部品のフロアプラン,シミュレーション
(回路動作検証)等の各検討項目についての調査結果
と、その調査結果に基づく適合性予測のための判断情報
を参照することができるので、回路図を作成する前に、
新規の部品構成情報によるプリント基板の不具合や実現
の容易性等を直ちに予測することができ、所望のコスト
内で所望の機能を備えたプリント基板の設計時の作業負
担を大幅に軽減することができる。
【0145】さらに、回路図作成前の段階で、設計した
回路を技術課題毎に部分的に検証することが容易にでき
るので、その都度回路設計を最初からやり直さなくても
所望の回路の動作及び性能を容易に検討することができ
る。
【0146】したがって、正しい部品構成情報を以後の
製造工程まで素早く移行させることができるので、新製
品の開発から製造までの工程をスムーズに進行させるこ
とができ、新製品を市場へタイムリーに投入することが
できる。
【0147】なお、上述の実施形態では電子回路の部品
情報に基づく部品構成情報の作成編集を行う場合につい
て説明したが、上記リソースDBに各種の機械等の装置
の部品構成情報を蓄積し、上記認定部品DBに各種の機
械部品の部品情報を蓄積して、上記リソース部品表作成
編集部によってリソースDBから検索された部品構成情
報に基づいて上記認定部品DBから対応する機械部品の
部品情報を検索して部品情報リストを作成し、適合性予
測判断情報出力部によって筐体実装密度,製造コスト,
部品の配置(フロアプラン),シミュレーション(駆動
動作検証)等の検討項目を調査し、その調査結果と共に
その調査結果に基づく適合性予測のための判断情報を作
成して表示するようにすれば、各種の工作機械や制御装
置等の装置についても同様に適用することができる。
【0148】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の部
品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成
作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体によれば、電子回路等の構成物の部品
構成情報を最新の部品情報に基づいて作成する際、その
部品構成情報に基づく構成物の性能に関する適合性を容
易に判断することができ、部品構成情報を正確且つ短時
間で容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である部品構成作成編集
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したリソースDBに記憶された電子回
路の検索情報のフォーマット例を示す説明図である。
【図3】図1に示した部品構成作成編集装置の部品構成
作成編集処理を示すフローチャートである。
【図4】図3に示した部品構成作成編集処理における検
索作業画面の一例を示す図である。
【図5】図3に示した部品構成作成編集処理におけるリ
ソース取込時の部品構成作成編集作業画面の一例を示す
図である。
【図6】図3に示した部品構成作成編集処理における編
集作業時の部品構成作成編集作業画面の一例を示す図で
ある。
【図7】図1に示した部品構成作成編集装置における部
品情報リスト編集からレイアウトまでの処理の流れを示
すフローチャート図である。
【図8】図1に示した部品構成作成編集装置における部
品情報リストの作成及びPWB実行密度検討ツールによ
るPWB実装密度の調査処理を示すフローチャート図で
ある。
【図9】図1に示した部品構成作成編集装置におけるP
WB実行密度検討ツールによるメイン操作画面の一例を
示す説明図である。
【図10】図9に示したメイン操作画面のPWBサイズ
表示欄21におけるPWB占有面積比率の表示例を示す
図である。
【図11】図9に示したメイン操作画面の操作によるP
WB実装密度グラフの表示例を示す図である。
【図12】同じく図9に示したメイン操作画面の操作に
よるPWB実装密度グラフの表示例を示す図である。
【図13】また同じく図9に示したメイン操作画面の操
作によるPWB実装密度グラフの表示例を示す図であ
る。
【図14】図9に示したメイン操作画面の操作によるP
WBコスト概算表示画面の表示例を示す図である。
【図15】図9に示したメイン操作画面の操作による部
品予測係数表示画面の表示例を示す図である。
【図16】図9に示したメイン操作画面の操作によるリ
ソース部番入力画面の表示例を示す図である。
【図17】図1に示した部品構成作成編集装置における
部品情報リストの作成及びフロアプランツールによるフ
ロアプランの調査処理を示すフローチャート図である。
【図18】図17の続きの処理を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
1:リソースデータベース(DB) 2:認定部品データベース(DB) 3:リソース部品表作成編集部 4:入力部 5:表示部 6:記憶部 7:適合性予測判断情報出力部 10:検索キー入力欄 11:検索結果表示欄 12:検索結果表示欄 13:部品情報リスト欄 21:PWBサイズ表示欄 22:部品占有率表示切替選択欄 23:PWBパラメータ入力欄 24:予測表示欄(部品点数予想搭載部品情報表示欄) 25:キーパーツ情報入力欄 26:PWB外形サイズ入力欄 27:ピン間本数選択欄 28:PWBコスト概算参照指示ボタン 29:予測係数参照指示ボタン 30:リソース表示指示ボタン 43:OKボタン 44:復帰ボタン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報を記憶する部品構成情報記憶手段と、 複数種類の部品の部品情報を記憶する部品情報記憶手段
    と、 該手段から前記部品構成情報記憶手段に記憶された部品
    構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記部
    品構成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品情
    報リスト作成手段と、 該手段によって作成された部品情報リストに基づいて新
    規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成情報作成
    編集手段と、 該手段によって作成又は編集された新規の部品構成情報
    の部品情報リストに基づいて全部品を所定実装領域内に
    配置したときの実装密度を求め、該求められた実装密度
    に基づいて所定条件への適合性を予測する判断情報を生
    成して出力する適合性予測判断情報出力手段とを備えた
    ことを特徴とする部品構成作成編集装置。
  2. 【請求項2】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶し、前記部
    品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記
    部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成し、該部
    品情報リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は
    編集し、該作成又は編集された新規の部品構成情報の部
    品情報リストに基づいて全部品を所定実装領域内に配置
    したときの実装密度を求め、該求められた実装密度に基
    づいて所定条件への適合性を予測する判断情報を生成し
    て出力することを特徴とする部品構成作成編集方法。
  3. 【請求項3】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報を記憶する部品構成情報記憶機能と、複数種類の
    部品の部品情報を記憶する部品情報記憶機能と、前記部
    品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記
    部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品
    情報リスト作成機能と、該部品情報リストに基づいて新
    規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成作成編集
    機能と、該機能によって作成又は編集された新規の部品
    構成情報の部品情報リストに基づいて全部品を所定実装
    領域内に配置したときの実装密度を求め、該求められた
    実装密度に基づいて所定条件への適合性を予測する判断
    情報を生成して出力する適合性予測判断情報出力機能と
    をコンピュータに実現させる部品構成作成編集処理プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報を記憶する部品構成情報記憶手段と、 複数種類の部品の部品情報を記憶する部品情報記憶手段
    と、 該手段から前記部品構成情報記憶手段に記憶された部品
    構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記部
    品構成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品情
    報リスト作成手段と、 該手段によって作成された部品情報リストに基づいて新
    規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成情報作成
    編集手段と、 該手段によって作成又は編集された新規の部品構成情報
    の部品情報リストに基づいて予め指定された制限事項情
    報を加味して各部品を所定実装領域内に配置し、その配
    置結果に基づいて所定条件への適合性を予測する判断情
    報を生成して出力する適合性予測判断情報出力手段とを
    備えたことを特徴とする部品構成作成編集装置。
  5. 【請求項5】 前記制限事項情報が、前記所定実装領域
    内の配置禁止領域情報,前記各部品の高さ制限情報,前
    記各部品のコネクタ位置情報,前記各部品の配置指定情
    報,パターン這い回し情報,等長配線情報等の情報であ
    ることを特徴とする請求項4記載の部品構成作成編集装
    置。
  6. 【請求項6】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶し、前記部
    品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記
    部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成し、該部
    品情報リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は
    編集し、該作成又は編集された新規の部品構成情報の部
    品情報リストに基づいて予め指定された制限事項情報を
    加味して各部品を所定実装領域内に配置し、その配置結
    果に基づいて所定条件への適合性を予測する判断情報を
    生成して出力することを特徴とする部品構成作成編集方
    法。
  7. 【請求項7】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報を記憶する部品構成情報記憶機能と、複数種類の
    部品の部品情報を記憶する部品情報記憶機能と、前記部
    品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記
    部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品
    情報リスト作成機能と、該部品情報リストに基づいて新
    規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成作成編集
    機能と、該機能によって作成又は編集された新規の部品
    構成情報の部品情報リストに基づいて予め指定された制
    限事項情報を加味して各部品を所定実装領域内に配置
    し、その配置結果に基づいて所定条件への適合性を予測
    する判断情報を生成して出力する適合性予測判断情報出
    力機能とをコンピュータに実現させる部品構成作成編集
    処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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