JP2001282806A - 部品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

部品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001282806A
JP2001282806A JP2000094614A JP2000094614A JP2001282806A JP 2001282806 A JP2001282806 A JP 2001282806A JP 2000094614 A JP2000094614 A JP 2000094614A JP 2000094614 A JP2000094614 A JP 2000094614A JP 2001282806 A JP2001282806 A JP 2001282806A
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Susumu Takahashi
進 高橋
Takashi Yanagimoto
太加志 柳本
Hideo Mieno
英夫 三重野
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品構成情報に基づく電子回路基板の所定条
件への適合性を容易に判断できるようにし、部品構成情
報を正確且つ短時間で容易に作成する。 【解決手段】 リソースDB1に電子回路の部品構成情
報を、認定部品DB2に各部品の部品情報をそれぞれ記
憶して、リソース部品表作成編集部3が認定部品DB2
からリソースDB1に記憶された部品構成情報の各部品
に対応する部品情報を検索して上記部品構成情報の各部
品の部品情報リストを作成し、その部品情報リストに基
づいて新規の部品構成情報を作成又は編集して記憶部6
に記憶し、適合性予測判断情報出力部7が新規の部品構
成情報の部品情報リストに基づいて予め設定された検討
項目について調査し、その調査結果に基づいて所定条件
への適合性を予測する判断情報を生成して表示部5に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子回路,電気
回路等の各種回路基板,製造機械,工作機械等の各種装
置等の構成物の部品構成情報を作成又は編集する部品構
成作成編集装置と、その部品構成情報を作成又は編集す
る部品構成作成編集方法と、その部品構成情報を作成又
は編集する機能をコンピュータに実現させる部品構成作
成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子回路を設計するときの常套
手段として、既存の電子回路基板を用いて新たな機能を
備えた新規の電子回路基板を作成する手法を取ってい
る。このような手法で新規の電子回路を設計するとき、
既存の電子回路基板に改変を加えて新たな電子回路基板
を設計し、その既存の電子回路基板上に設けられた抵
抗,コンデンサ,及びIC等の各種の部品を一覧するた
めの部品構成表に、所望の機能を実現するために必要な
新たな部品の部品情報を追加する作業が必要になる。
【0003】そこで従来は、設計者が、部品毎にその部
品の製造元から提供されるカタログやデータベースを参
照して、所望の機能,形状,価格等の条件を備えた部品
を探し出し、その部品情報を部品構成表に追加する作業
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにして製造元から提供されるカタログやデータベー
スを参照して必要な部品の部品情報を探し出す場合、カ
タログの様式やデータベースの操作方法が部品の製造元
毎に異なることが多く、その参照作業が大変な作業負担
になって新規電子回路基板の部品構成表の作成に時間が
かかってしまうという問題があった。
【0005】また、手元にあるカタログが旧版だった場
合、その中から選定した部品の仕様,形状,価格等が現
在では変更されていたり、製造が中止されていたりする
こともあり、特に既存の電子回路基板に設けられた部品
は既に製造が中止されていることもある。
【0006】そのような場合、古い内容の部品情報に基
づいて部品構成表を作成してしまうので、再度部品構成
表を作り直さなければならなくなったり、場合によって
は他の部品も差し替えなければならなくなって初期の設
計まで変更する必要が生じ、正しい部品構成表を作成す
るまでに多大な時間を要してしまうという問題もあっ
た。
【0007】とくに、製造工程まで移行した後に部品構
成表中の部品が調達できなかったり、当初目論んでいた
機能が得られなかったり、製造の際に多大なコストがか
かったり、製造が困難であったりするような不都合が生
じた場合、今までの作業が無駄になり、再度回路設計を
し直してそれまでの工程を繰り返さなければならないの
で、新製品の開発から製造までの工程に遅延をきたし、
新製品を市場へタイムリーに投入できなくなってしま
い、莫大な損失を被ってしまう。
【0008】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、電子回路基板等の構成物の部品構成
情報を最新の部品情報に基づいて作成する際、その部品
構成情報に基づく構成物の所定条件への適合性を容易に
判断できるようにし、部品構成情報を正確且つ短時間で
容易に作成できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数種類の部品からなる構成物の部品構
成情報を記憶する部品構成情報記憶手段と、複数種類の
部品の部品情報を記憶する部品情報記憶手段と、その手
段から上記部品構成情報記憶手段に記憶された部品構成
情報の各部品に対応する部品情報を検索して上記部品構
成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品情報リ
スト作成手段と、その手段によって作成された部品情報
リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は編集す
る部品構成情報作成編集手段と、その手段によって作成
又は編集された新規の部品構成情報の部品情報リストに
基づいて予め設定された検討項目について調査し、その
調査結果に基づいて所定条件への適合性を予測する判断
情報を生成して出力する適合性予測判断情報出力手段を
備えた部品構成作成編集装置を提供する。
【0010】また、上記検討項目が、部品の実装密度,
部品の配置,動作検証の各項目を含むようにするとよ
い。
【0011】さらに、複数種類の部品からなる構成物の
部品構成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶し、
上記部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索し
て上記部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成
し、その部品情報リストに基づいて新規の部品構成情報
を作成又は編集し、その作成又は編集された新規の部品
構成情報の部品情報リストに基づいて予め設定された検
討項目について調査し、その調査結果に基づいて所定条
件への適合性を予測する判断情報を生成して出力する部
品構成作成編集方法を提供する。
【0012】さらにまた、複数種類の部品からなる構成
物の部品構成情報を記憶する部品構成情報記憶機能と、
複数種類の部品の部品情報を記憶する部品情報記憶機能
と、上記部品構成情報の各部品に対応する部品情報を検
索して上記部品構成情報の各部品の部品情報リストを作
成する部品情報リスト作成機能と、その部品情報リスト
に基づいて新規の部品構成情報を作成又は編集する部品
構成作成編集機能と、その機能によって作成又は編集さ
れた新規の部品構成情報の部品情報リストに基づいて予
め設定された検討項目について調査し、その調査結果に
基づいて所定条件への適合性を予測する判断情報を生成
して出力する適合性予測判断情報出力機能をコンピュー
タに実現させる部品構成作成編集処理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である部品構成作成編集装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0014】この部品構成作成編集装置は、CPU,R
OM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内
蔵したパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であ
り、電子回路基板の設計の際、予め登録された電子回路
基板の部品構成情報と部品情報とに基づいて新規の電子
回路基板の部品構成情報を作成又は編集する。
【0015】また、その部品構成情報の部品情報リスト
に基づいて所定の検討項目を調査(正しく動作するか否
か及び所望の機能が得られるか否かを検証する動作検証
等も含む)し、その調査結果に基づいて設計時に定めた
諸条件に適合するか否かを予測する適合性予測の為の判
断情報を出力する。設計者はこの判断情報に基づいて部
品構成情報を再編集することができる。
【0016】そして、その作成,編集あるいは再編集さ
れた部品構成情報は、その後の電子回路基板製作に至る
までのシンボル図形を用いた回路図作成,製造時に用い
る詳細設計図,部品表,及び回路図の作成等の工程にお
いて利用することができる。
【0017】図1に示すように、この部品構成作成編集
装置は、リソースデータベース(DB)1,認定部品デ
ータベース(DB)2,リソース部品表作成編集部3,
入力部4,表示部5,記憶部6及び適合性予測判断情報
出力部7からなる。
【0018】リソースDB1はハードディスク,光ディ
スク等の記憶装置であり、過去に製作された電子回路基
板の部品構成情報、及び既存の電子回路基板の部品構成
情報を複数種類登録したデータベース(部品構成情報記
憶手段)であり、各電子回路基板の部品構成情報にはそ
の電子回路基板を検索するためのキーワードである検索
情報が付加されている。各電子回路基板の部品構成情報
を、その検索情報に基づいて検索して読み出し可能な所
定の体系に基づいたフォーマットで記憶している。
【0019】上記検索情報は、電子回路基板の機能情
報,名称情報,用途情報,製造元情報,及びユーザ情報
からなる。また、上記部品構成情報は、その電子回路基
板上に設けられた抵抗,コンデンサ,IC等の各部品の
名称,製造元,品番,型番,使用個数,単価等の各種の
情報とからなる。
【0020】そして、上記検索情報に基づいてリソース
DB1から必要な機能や用途に対応する電子回路基板を
探し出すことができる。また、リソースDB1から検索
された電子回路基板の部品構成情報に基づいて、認定部
品DB2から上記電子回路基板の製造時に使用された部
品の部品情報を検索することができる。
【0021】認定部品DB2もハードディスク,光ディ
スク等の記憶装置であり、上記部品構成情報を構成する
複数種類の部品に係わる部品情報を記憶したデータベー
ス(部品情報記憶手段)であり、その各部品情報を上記
部品構成情報の各情報に基づいて検索して読み出し可能
な所定の体系に基づいたフォーマットで記憶している。
また、各部品情報はその中の項目、例えば機能情報に基
づいて他の同等機能を備えた部品の部品情報を参照可能
なフォーマットでも記憶している。
【0022】上記部品情報は、部品の識別情報,機能情
報,製造元情報,形状情報,将来情報,価格情報,及び
認定情報等からなる。
【0023】(1)部品の識別情報 メーカ(製造元)又はユーザが定めた部品の種類を特定
するための品番,部番,型番などのシリアル番号であ
る。
【0024】(2)機能情報 例えば、「コネクタ_基板間」「トランジスタ_抵抗内
蔵_チップ」「ロジック_LS」「抵抗アレイ_チッ
プ」「コンデンサ_セラミック_チップ」「メモリ_D
RAM」等の部品の機能を示す名称がある。
【0025】この名称に基づいて認定部品DB2の同等
機能を備えた他の部品の部品情報を検索することができ
る。すなわち、機能情報に基づいて製造時に使用された
部品と同等機能を持つ他の部品情報をも容易に検索する
ことができる。また、上記名称などに基づいて表示部5
に表示する部品構成表中の品種分類でソートして表示す
ることができる。
【0026】(3)製造元情報 部品を製造したメーカ名,その部品が製造された事業所
名や地名等の生産拠点名である。 (4)形状情報 部品の大きさや実物の形状,回路図上でのシンボル,電
子回路基板上のフットプリント等の情報である。
【0027】(5)将来情報 部品の改訂や製造中止,製造終了,型番,品番,名称等
の変更,特性の変更,材質の変更,生産地の変更,生産
の継続及び中止,形状の変更,寸法の変更,表示方法の
変更,処理方法の変更,荷姿変更等の改廃情報,その改
廃の変更,部品の価格の変動,将来の供給の安定性,入
手の容易等の予定等の情報である。 (6)価格情報 部品の現状単価,量産時の単価などの情報である。
【0028】(7)認定情報(「ステータス情報」とも
称する) 部品を使用して良いか否かを示す情報,制限付きで使用
して良いか否かを示す情報であり、部品の上記部品情報
や性能に基づいて予め付与される部品選定時の判断材料
になる情報である。
【0029】例えば、選定を積極的に勧めることを示す
「推奨」,単に選定を推奨することを示す「認定」,認
定作業中であることを示す「仮認定」,選定を推奨しな
いことを示す「非推奨」,入手が容易ではない等の制約
条件は有るが選定できることを示す「限定」,使用でき
ないことを示す「禁止」,生産が中止又は終了したこと
を示す「廃止」,認定部品DB2への登録が却下された
ことを示す「却下」等の情報である。
【0030】リソース部品表作成編集部3は、この装置
全体の制御を司る制御部であり、リソースDB1に記憶
された電子回路基板の部品構成情報を検索する処理と、
その検索された部品構成情報を読み出し、その部品構成
情報に対応する各部品情報(基板製作時の部品情報と同
等機能を備えた最新内容の部品情報をも含む)を認定部
品DB2から検索して読み出し、その部品情報に基づい
て部品情報リストを作成する処理を行う。
【0031】また、その部品情報リストに基づいて部品
構成情報作成及び編集のための部品構成表を表示部5に
表示する処理と、入力部4から入力された操作情報に基
づいて部品構成表中の部品情報の差し替え,削除,追加
等の処理を行って部品構成情報の作成,編集及び再編集
を行う処理と、その作成,編集又は再編集された部品構
成情報を記憶部6に書き込んで登録する処理と、その新
規の部品構成情報の部品情報リストを適合性予測判断情
報出力部7へ出力する処理等を行う。
【0032】入力部4は、キーボード,マウス等の入力
装置であり、使用者が表示部5に表示された検索画面に
基づいてリソースDB1から所望の電子回路基板の部品
構成情報を検索したり、表示部5に表示された部品構成
表に基づいて新たな部品構成表を作成,編集及び再編集
したり、予め決められた複数種類の検討項目の調査とそ
の調査結果に基づく適合性予測のための判断情報を出力
させたりする際の操作情報を入力する。
【0033】表示部5は、CRT,LCD等のディスプ
レイ装置であり、上記検索時の作業画面や、部品構成情
報の作成,編集及び再編集時の作業画面や部品構成表
や、所定の検討項目の調査結果や適合性予測のための判
断情報等を表示する。記憶部6はハードディスク,光デ
ィスク等の記憶装置であり、上記作成,編集又は再編集
された部品構成情報を記憶する。
【0034】適合性予測判断情報出力部7は、リソース
部品表作成編集部3によって作成,編集又は再編集され
た部品構成情報の部品情報リストに基づいてプリント配
線板(PWB)実装密度,PWB製造コスト,部品のフ
ロアプラン,シミュレーション(回路動作検証)等の各
検討項目について調査し、その調査結果と共にその調査
結果に基づく適合性予測のための判断情報を作成して表
示部5に表示する。
【0035】上記PWB実装密度の検討項目では、部品
構成情報の部品情報リストに基づいてプリント基板上の
部品の実装密度について調査する。そして、その調査結
果に基づいて所定条件(実現可能性等)への適合性、す
なわち実装する際の難易度等を予測する判断情報を生成
して表示する。
【0036】上記PWB製造コストの検討項目では、部
品構成情報の部品情報リストに基づいて各部品を実装す
るプリント基板の製造コストについて調査する。そし
て、その調査結果に基づいて所定条件(予め設定された
製造コスト)への適合性を予測する判断情報を生成して
表示する。
【0037】上記フロアプランの検討項目では、プリン
ト基板上への各部品の配置について調査する。そして、
その調査結果に基づいて所定条件(予め設定した範囲内
への配置)への適合性を予測する判断情報を生成して表
示する。
【0038】上記シミュレーション(回路動作検証)の
検討項目では、プリント基板全体及び部分的な回路の動
作検証の調査を行う。そして、その調査結果に基づいて
回路動作について所定条件(所望の動作結果)への適合
性を予測する判断情報を生成して表示する。
【0039】上述したように、この実施形態において
は、上記リソースDB1が、複数種類の部品からなる構
成物の部品構成情報を記憶する部品構成情報記憶手段の
機能を果たす。
【0040】また、上記認定部品DB2が、複数種類の
部品の識別情報,機能情報,製造元情報,大きさと形状
を示す形状情報,将来の予定を示す将来情報,価格情
報,及び使用の可不可等の認定を示す認定情報とを含む
部品情報を記憶する部品情報記憶手段の機能を果たす。
【0041】さらに、上記リソース部品表作成編集部3
が、上記部品情報記憶手段から上記部品構成情報記憶手
段に記憶された部品構成情報の各部品に対応する部品情
報を検索して上記部品構成情報の各部品の部品情報リス
トを作成する部品情報リスト作成手段と、その部品情報
リスト作成手段によって作成された部品情報リストに基
づいて新規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成
情報作成編集手段の機能を果たす。
【0042】そして、上記適合性予測判断情報出力部7
が、上記部品構成情報作成編集手段によって作成又は編
集された新規の部品構成情報の部品情報リストに基づい
て予め設定された検討項目について調査し、その調査結
果に基づいて所定条件への適合性を予測する判断情報を
生成して出力する適合性予測判断情報出力手段の機能を
果たす。
【0043】次に、上記リソースDBのデータフォーマ
ットについて説明する。図2は、図1に示したリソース
DBに記憶された電子回路基板の検索情報のフォーマッ
ト例を示す説明図である。なお、同図では検索情報を3
分割して示しているが、リソースDB1に格納する際に
は1レコードで記憶すると良い。
【0044】この検索情報は、同図の(a)〜(c)に
示すように、複数種類の機能レベル,制御対象,機能デ
バイス,メーカ名,メーカ型番,メーカ部番,単価,個
数,PCB名,ユーザ部番,及びユニット名等の項目か
らなる。
【0045】(1)複数種類の機能レベル 電子回路基板の機能を複数種類に分類した機能レベル情
報である。同図では3段階のレベルを設定した場合を示
しており、例えば、機能レベル1として「読み取り」等
の主要な機能説明情報と、機能レベル2として「イメー
ジセンサ」等の機能を示す名称情報と、機能レベル3と
して「地肌除去」等の詳細な機能説明情報がある。
【0046】(2)制御対象 電子回路基板の機能を適用する対象であり、例えば、
「センサ」「エレキ」等の情報である。 (3)機能デバイス名 例えば、「CCDリニアイメージセンサ」「カスタムI
C」等の具体的なパーツ名称を示す情報である。
【0047】(4)メーカ名 電子回路基板の製造元の名称である。 (5)メーカ型番 電子回路基板の製造元で付与された型番である。 (6)メーカ部番 電子回路基板の製造元で付与された部番である。
【0048】(7)単価 電子回路基板の製造元で設定あるいは市場における価格
情報である。 (8)個数 電子回路基板を用いたユニット(後述する)中の使用個
数である。 (9)PCB(電子回路基板)名 電子回路基板名称である。
【0049】(10)ユーザ部番 電子回路基板に対してユーザが任意に付与した部番であ
る。 (11)ユニット 例えば、「スキャナ」「プリンタ」等の電子回路基板を
用いた装置の名称である。この検索情報は、その他に用
途を示す用途情報などを加えるとよい。
【0050】また、図示を省略したが、この検索情報を
各電子回路基板の部品構成情報に付加している。この検
索情報の各項目のANDあるいはOR検索によって必要
とする電子回路基板を検索し、その電子回路基板の部品
構成情報に基づいて認定部品DB2から対応する部品情
報を検索して読み出すことができる。また、読み出した
部品情報中の各項目に基づいて同等機能を備えた他の部
品の部品情報を検索して読み出すことができる。
【0051】次に、この部品構成作成編集装置における
部品構成作成編集処理について説明する。図3は、図1
に示した部品構成作成編集装置の部品構成作成編集処理
を示すフローチャートである。
【0052】リソース部品表作成編集部3は部品構成作
成編集処理において、ステップ(図中「S」で示す)1
で表示部に部品構成情報検索画面を表示し、ステップ2
へ進んで入力部から入力されたキーワード(検索情報)
に該当する電子回路基板をリソースDBから検索し、該
当する電子回路基板の検索情報を一覧表示し、その中か
ら入力部で選択された電子回路基板の部品構成情報を読
み出す。
【0053】ステップ3へ進んで認定部品DBから上記
読み出した部品構成情報に対応する部品情報を検索し、
検索された部品情報中の各情報(例えば、機能情報)に
基づいて該当する他の部品の部品情報をも検索して読み
出し、ステップ4へ進んで認定部品DBから読み出した
各部品情報に基づいて上記検索された電子回路基板の部
品情報リストを作成する。
【0054】ステップ5へ進んで表示部の部品構成情報
作成編集画面に部品情報リストに基づく製造時の部品の
部品情報からなる部品構成表を表示すると共に、各部品
に対する他の部品の部品情報を参照可能にする。
【0055】ステップ6へ進んで入力部からの操作情報
に基づいて部品構成表中の指定された部品の部品情報を
同等機能の他の部品の部品情報に差し替えたり、部品構
成表の指定された部品の部品情報を削除したり、部品構
成表に新たに他の部品の部品情報を追加したりする部品
構成情報の作成及び編集処理を行う。
【0056】ステップ7へ進んで上記部品構成表によっ
て作成又は編集された新たな部品構成情報を記憶部に記
憶し、ステップ8へ進んで新規の部品構成情報の部品情
報リストに基づいて予め設定されたPWB実装密度,P
WB製造コスト,部品のフロアプラン及びシミュレーシ
ョン等の検討項目について調査し、その調査結果に基づ
いて所定条件への適合性を予測する判断情報を生成して
表示部に表示する。
【0057】ステップ9へ進んで上記調査結果及び判断
情報に基づいて再編集の指示があったか否かを判断し
て、あったらステップ6へ戻って部品構成情報の再編集
と検討項目の調査及び判断情報の表示を実行し、無けれ
ば部品構成表の完成と判断し、この処理を終了する。
【0058】次に、上記部品構成情報作成編集処理にお
ける作業画面と操作の一例について説明する。図4は、
上記部品構成作成編集処理における検索作業画面の一例
を示す図である。
【0059】この検索作業画面において、検索キー入力
欄10の品種分類,PCB名称,生産拠点,PCB部
番,品名(品番),型番ステータス(型番)等の各項目
について所望の事項のキーワードを選択すると、検索結
果表示欄11にリソースDB1から検索された該当する
電子回路基板の検索情報の一部を一覧表示する。そし
て、その一覧の中から選択された電子回路基板のさらに
詳細な検索情報を検索結果表示欄12に表示する。
【0060】図5は、上記部品構成作成編集処理におけ
る部品構成情報作成編集画面の一例を示す図である。上
記検索作業画面において検索された電子回路基板の中か
ら所望のものを選択してリソース取込指示が入力される
と、選択された電子回路基板の部品構成情報に基づいて
認定部品DB2から対応する部品情報を検索し、図5に
示すように、部品情報リスト欄13に各部品の部品情報
を表示する。
【0061】図6は、上記部品構成作成編集処理におけ
る部品構成情報作成編集作業画面の一例を示す図であ
る。上記部品情報リスト欄13において、一部の部品を
他の部品に差し替える場合、リスト中の差し替え対象の
部品を選択し、その部品と同等機能の他の部品を参照す
る操作を行うと、差し替え対象の部品の行の近傍に他の
同等機能を有する部品の部品情報をリスト表示する。そ
のリスト中から所望の部品を選択すると、上記差し替え
対象の部品に代えて上記選択された部品の部品情報を入
力する。
【0062】また、新たな部品を追加する場合、図6に
示すように、例えば、必要な部品の現状価格(単価)に
基づいて検索された部品の部品情報(矢示14)を追加
する操作がされると、部品情報リスト欄13にその部品
情報を追加する。さらに、部品情報リスト欄13の部品
を削除することもできる。
【0063】このようにして、過去に製作された電子回
路基板の部品構成情報に基づいて新たな機能を備えた電
子回路基板の部品構成情報を作成編集し、そのデータを
記憶部6に記憶し、所定の検討項目について検証して適
合性を予測した後に確定して、電子回路基板の製造プロ
セスの次の工程に受け渡す。
【0064】なお、上記部品構成作成編集装置は、この
発明に係わる機能部のみを示しており、回路設計に係わ
る設計,作図等のその他の機能部を設けるとよい。その
ようにすれば、同一装置において、上記新たに作成され
た電子回路基板の部品構成情報に基づいて上記回路設計
に係わる設計,作図等の各作業を行える。
【0065】また、上記部品構成作成装置において、上
記リソースDB1と認定部品DB2を公衆回線網,光通
信網等の通信ネットワークを介して接続し、その通信ネ
ットワーク上に接続された他の多数の部品構成作成編集
装置によっても上記リソースDBと認定部品DBを参照
できるように構成すれば、上記リソースDBと認定部品
DBを多数の利用者によって共有化することができ、多
数の利用者が共通のリソースを利用して最適な部品構成
を選定する作業を効率よく行うことができる。
【0066】また、上述の実施形態では、上記部品構成
情報作成編集処理を行う専用の装置構成を示したが、フ
ロッピー(登録商標)ディスク,光ディスク等の記録媒
体に上記部品構成情報作成編集処理を行う部品構成情報
作成編集処理プログラムを記憶させて、一般的なパーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置に対して、上記記録
媒体を介して上記部品構成情報作成編集処理プログラム
をインストールし、情報処理装置の制御部(CPU,R
OM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータによ
って実現される機能部)で動作させることにより、上述
のような部品構成情報作成編集処理を実行させることが
できる。
【0067】すなわち、上記フロッピーディスク,光デ
ィスク等の記録媒体が、複数種類の部品からなる構成物
の部品構成情報を記憶する部品構成情報記憶機能と、そ
の部品の識別情報,機能情報,製造元情報,大きさと形
状を示す形状情報,将来の予定を示す将来情報,価格情
報,及び使用の可不可等の認定を示す認定情報等の部品
情報を記憶する部品情報記憶機能と、上記部品構成情報
の各部品に対応する部品情報を検索して上記部品構成情
報の各部品の部品情報リストを作成する部品情報リスト
作成機能と、その部品情報リストに基づいて新規の部品
構成情報を作成又は編集する部品構成情報作成編集機能
と、その機能によって作成又は編集された新規の部品構
成情報の部品情報リストに基づいて予め設定された検討
項目について調査し、その調査結果に基づいて所定条件
への適合性を予測する判断情報を生成して出力する適合
性予測判断情報出力機能とをコンピュータに実現させる
部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に相当する。
【0068】また、上記パーソナルコンピュータ等の情
報処理装置の制御部が、上記部品構成作成編集処理プロ
グラムに基づいて、複数種類の部品からなる構成物の部
品構成情報を記憶し、その部品の識別情報,機能情報,
製造元情報,大きさと形状を示す形状情報,将来の予定
を示す将来情報,価格情報,及び使用の可不可等の認定
を示す認定情報等の部品情報を記憶し、上記部品構成情
報の各部品に対応する部品情報を検索して上記部品構成
情報の各部品の部品情報リストを作成し、その部品情報
リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は編集
し、その作成又は編集された新規の部品構成情報の部品
情報リストに基づいて予め設定された検討項目について
調査し、その調査結果に基づいて所定条件への適合性を
予測する判断情報を生成して出力する。
【0069】この実施形態によれば、既存の電子回路基
板の部品構成情報から新規の電子回路基板の部品構成情
報を作成編集する際、従来のようにして製造元から提供
されるカタログやデータベースを一つ一つの部品につい
て参照する必要が無いので、参照作業の作業負担を軽減
することができる。
【0070】また、参照する部品情報は常に最新の内容
であり、各部品には選定判断時に有用なステータス情報
(認定情報)も参照できるので、新規電子回路基板の部
品構成情報の作成を短時間で能率良く行うことができ
る。
【0071】つまり、部品構成情報の作成後に、その部
品構成情報中の部品の仕様,形状,価格等が変更されて
いたり、製造が中止されていたりすることも無く、再度
部品構成情報を作り直さなければならなくなったり、他
の部品を差し替えなければならなくなって初期の設計ま
で変更するような事態に至らずに済み、製造コストを浪
費せずに済む。
【0072】さらに、新規の部品構成情報の作成後は、
その部品情報リストに基づいてPWB実装密度,PWB
製造コスト,部品のフロアプラン,シミュレーション
(回路動作検証)等の各検討項目についての調査結果
と、その調査結果に基づく適合性予測のための判断情報
を参照することができるので、新規の部品構成情報によ
るプリント基板の不具合や実現の容易性等を直ちに予測
することができ、所望のコスト内で所望の機能を備えた
プリント基板の設計時の作業負担を大幅に軽減すること
ができる。
【0073】したがって、正しい部品構成情報を以後の
製造工程まで素早く移行させることができるので、新製
品の開発から製造までの工程をスムーズに進行させるこ
とができ、新製品を市場へタイムリーに投入することが
できる。
【0074】なお、上述の実施形態では電子回路基板の
部品情報に基づく部品構成情報の作成編集を行う場合に
ついて説明したが、上記リソースDBに各種の機械等の
装置の部品構成情報を蓄積し、上記認定部品DBに各種
の機械部品の部品情報を蓄積して、上記リソース部品表
作成編集部によってリソースDBから検索された部品構
成情報に基づいて上記認定部品DBから対応する機械部
品の部品情報を検索して部品情報リストを作成し、適合
性予測判断情報出力部によって筐体実装密度,製造コス
ト,部品の配置(フロアプラン),シミュレーション
(駆動動作検証)等の検討項目を調査し、その調査結果
と共にその調査結果に基づく適合性予測のための判断情
報を作成して表示するようにすれば、各種の工作機械や
制御装置等の装置についても同様に適用することができ
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の部
品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成
作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体によれば、電子回路基板等の構成物の
部品構成情報を最新の部品情報に基づいて作成する際、
その部品構成情報に基づく構成物の所定条件への適合性
を容易に判断できるようにし、部品構成情報を正確且つ
短時間で容易に作成できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である部品構成作成編集
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したリソースDBに記憶された電子回
路基板の検索情報のフォーマット例を示す説明図であ
る。
【図3】図1に示した部品構成作成編集装置の部品構成
作成編集処理を示すフローチャートである。
【図4】図3に示した部品構成作成編集処理における検
索作業画面の一例を示す図である。
【図5】図3に示した部品構成作成編集処理におけるリ
ソース取込時の部品構成作成編集作業画面の一例を示す
図である。
【図6】図3に示した部品構成作成編集処理における編
集作業時の部品構成作成編集作業画面の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1:リソースデータベース(DB) 2:認定部品データベース(DB) 3:リソース部品表作成編集部 4:入力部 5:表示部 6:記憶部 7:適合性予測判断情報出力部
フロントページの続き (72)発明者 三重野 英夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B046 AA05 AA07 AA08 GA01 HA05 JA07 KA05 5B075 ND20 PP02 PP03 PP22 PQ02 PQ46 UU22 UU38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報を記憶する部品構成情報記憶手段と、 複数種類の部品の部品情報を記憶する部品情報記憶手段
    と、 該手段から前記部品構成情報記憶手段に記憶された部品
    構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記部
    品構成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品情
    報リスト作成手段と、 該手段によって作成された部品情報リストに基づいて新
    規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成情報作成
    編集手段と、 該手段によって作成又は編集された新規の部品構成情報
    の部品情報リストに基づいて予め設定された検討項目に
    ついて調査し、その調査結果に基づいて所定条件への適
    合性を予測する判断情報を生成して出力する適合性予測
    判断情報出力手段とを備えたことを特徴とする部品構成
    作成編集装置。
  2. 【請求項2】 前記検討項目が、部品の実装密度,部品
    の配置,動作検証の各項目を含むことを特徴とする請求
    項1記載の部品構成作成編集装置。
  3. 【請求項3】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報と、複数種類の部品の部品情報を記憶し、前記部
    品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記
    部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成し、該部
    品情報リストに基づいて新規の部品構成情報を作成又は
    編集し、該作成又は編集された新規の部品構成情報の部
    品情報リストに基づいて予め設定された検討項目につい
    て調査し、その調査結果に基づいて所定条件への適合性
    を予測する判断情報を生成して出力することを特徴とす
    る部品構成作成編集方法。
  4. 【請求項4】 複数種類の部品からなる構成物の部品構
    成情報を記憶する部品構成情報記憶機能と、複数種類の
    部品の部品情報を記憶する部品情報記憶機能と、前記部
    品構成情報の各部品に対応する部品情報を検索して前記
    部品構成情報の各部品の部品情報リストを作成する部品
    情報リスト作成機能と、該部品情報リストに基づいて新
    規の部品構成情報を作成又は編集する部品構成作成編集
    機能と、該機能によって作成又は編集された新規の部品
    構成情報の部品情報リストに基づいて予め設定された検
    討項目について調査し、その調査結果に基づいて所定条
    件への適合性を予測する判断情報を生成して出力する適
    合性予測判断情報出力機能とをコンピュータに実現させ
    る部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000094614A 2000-02-08 2000-03-30 部品構成作成編集装置と部品構成作成編集方法と部品構成作成編集処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2001282806A (ja)

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