JP2002229836A - ピア・ツー・ピアで情報を共有し活用する方法 - Google Patents
ピア・ツー・ピアで情報を共有し活用する方法Info
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Abstract
いるユーザが、その場で、すぐに、かつ簡単に相手を選
択でき、或いは、共有する情報を選択でき、自由自在に
共有情報を検索して活用できるようにする。 【解決手段】 ネットワーク40で接続されているコン
ピュータ10,20,30の各記憶装置3a,3b,3
cに記憶されている任意の情報を共有情報としてファイ
ルまたはレコード単位で各コンピュータの記憶装置内に
設定した情報共有フォルダ6a,6b,6cに保管し、
この共有情報について、提供先ユーザ名または参照先ユ
ーザ名、電子メールアドレス名等の各項目を各記憶装置
内に情報共有定義テーブル7a,7b,7cとして記憶
し、この情報共有定義テーブルを基に個々の共有情報と
1対1で対応する個別ボタンを各コンピュータ毎に固有
の操作ボタンとして自動生成する。
Description
続されている複数のコンピュータの各記憶装置に分散し
て保管されている任意の情報を、個々のコンピュータの
ユーザ同士(Peer-to-Peer)で共有し、それぞれの電子
メール(eメール、以降も同様)アドレスを使って、容
易に取り出して活用できるようにした方法、即ち、電子
メールが使えるコンピュータ環境さえあれば、情報共有
のための特別なサーバ・コンピュータを使用することな
く、ユーザ同士で直接且つ簡単に情報を共有し活用でき
るようにしたピア・ツー・ピアで情報を共有し活用する
方法に関する。
コンピュータのユーザが、相互の情報を共有し活用する
ためには、これらの情報を共通してアクセス可能なデー
タベース或いはファイルにまとめて蓄積し管理するため
のサーバ・コンピュータを核にして、目的とするアプリ
ケーション・システムを構築し運用する方法が広く行わ
れている。これは、企業内の業務処理を中心とするクラ
イアント/サーバ(C/Sシステム)でも、インターネ
ットを中心とするブラウザー/Webサーバ(Webシ
ステム)でも同様である。つまり、従来の技術では、例
えば、ユーザのパソコン同士で、相互の記憶装置を使っ
て、直接データや情報を共有し、検索し、活用すること
が一般にかなり困難であったため、サーバ・コンピュー
タを使用することなく、ピア・ツー・ピアで情報を共有
し活用するようにした利用方法は、未だほとんど普及し
ていないのが現状であった。
技術にあっては、例えば、共有したい情報を一括して
管理する必要がある、情報共有のための特別なサーバ
・コンピュータが必要である、アクセスが集中する
と、自分の共有情報が少量でも、レスポンスが悪くなる
恐れがある、 専用のシステム構築が必要であり、ユ
ーザ自身が手軽にできるものではない、 システム構
築及びメンテナンスに相当の費用が必要である、 す
ぐに利用を開始しづらく、諸準備や教育が必要である、
OS及びプラットフォームのメーカーやバージョン
が異なるコンピュータ間の接続が難しい、 障害が発
生するとその影響が大きい、等々の問題があった。
で、 電子メールアドレスさえ分かれば、任意に相手
のパソコンに保管されている共有情報にアクセスした
い、すぐに手軽に情報の共有を始めたい、 数人か
ら始めて、徐々に共有する相手を増やしていきたい、
共有の相手や条件を、各ユーザが、いつでも簡単に設
定・変更できるようにしたい、 各ユーザ毎に共有し
たい情報が異なるので、パーソナライズされた操作メニ
ューが欲しい、 共有情報が変わったら、共有相手の
操作メニューに自動的に反映させたい、 情報の個々
について、誰と共有しているか、そのメンバーがいつで
も分かるようにしたい、等々の要望があっても、簡単に
応えることができなかった。
の特別なサーバ・コンピュータを必要としたり、目的に
応じてアプリケーション(システム)を別途開発する必
要がなく、ユーザが、その場で、すぐに、かつ簡単に相
手を選択でき、或いは、共有する情報を選択でき、自由
自在に情報を検索して活用できるようにした、ピア・ツ
ー・ピアで情報を共有し活用する方法を提供することを
目的とする。
は、ネットワークで接続されている複数のコンピュータ
の各記憶装置に記憶されている任意の情報を共有情報と
してファイルまたはレコード単位で各コンピュータの記
憶装置内に設定した情報共有フォルダに保管し、この共
有情報について、共有条件、ファイル名またはレコード
名、提供先ユーザ名または参照先ユーザ名、電子メール
アドレス名の各項目を前記各記憶装置内に情報共有定義
テーブルとして記憶し、この情報共有定義テーブルを基
に個々の共有情報と1対1で対応する個別ボタンを前記
各コンピュータ毎に固有の操作ボタンとして自動生成す
ることを特徴とするピア・ツー・ピアで共有情報を供給
し活用する方法である。
れたコンピュータの各記憶装置に情報共有フォルダを設
定し、上記各コンピュータのユーザ同士で相互に利用す
る共有情報をファイルまたはレコードの単位で保管して
おき、更に、情報共有及び活用のための項目をまとめて
情報共有定義テーブルに保管しておくことによって、個
々の共有情報に対応する個別ボタンを固有のコンピュー
タ処理用操作ボタンとして自動生成することができるの
で、ユーザはこの操作ボタンを選択することで、相手ユ
ーザのコンピュータの記憶装置に保管されている共有情
報を簡単且つ個別に指定することができる。
の方法で自動生成した操作ボタンを操作するにあたり、
ユーザが任意の操作ボタンを選択すると、該ユーザのコ
ンピュータの記憶装置内に記憶されている前記情報共有
定義テーブルを基に該選択した操作ボタンに対応する前
記共有情報の参照先ユーザとその電子メールアドレスを
検索し、この電子メールアドレスを使って前記共有情報
のファイル名またはレコード名による検索を依頼する電
子メールを参照先ユーザ宛てに送信し、この参照先ユー
ザのコンピュータでこの電子メールを受信すると、依頼
された前記共有情報のファイルまたはレコードを該コン
ピュータの記憶装置内の情報共有フォルダに対して検索
し、その内容を複写したファイルまたはレコードを電子
メールに添付して依頼元ユーザ宛てに返送し、依頼元ユ
ーザのコンピュータでこの電子メールを受信すると該コ
ンピュータの記憶装置内の情報共有フォルダに、そのフ
ァイルまたはレコードを保存、或いは該コンピュータの
表示装置に表示することを特徴とするピア・ツー・ピア
で情報を共有し活用する方法である。
ザとその電子メールアドレスを基に、参照先ユーザのコ
ンピュータの記憶装置に設定されている情報共有フォル
ダから該共有情報のファイルまたはレコードを検索し、
返送する等の一連の電子メール処理を内部的に自動実行
することができるので、ユーザは、相手ユーザと共有情
報の検索に関して手操作による電子メールのやり取りを
行うことなく、自分のコンピュータの表示装置上で検索
結果(他のユーザのコンピュータに保管されている共有
情報)を表示して見ることができる。
る電子メール処理を自動実行する情報共有エージェント
と、一般の電子メールの送受信処理を実行するメーラ
と、インターネットのメールサーバを経由して送信され
てきた電子メールの内、情報共有に関する電子メールを
抽出する情報共有メール抽出サーバとを備え、前記情報
共有メール抽出サーバによって、コンピュータに送信さ
れてきた電子メールを受信し、そのヘッダ内容を識別し
て、情報共有のために定めた専用のヘッダを有する電子
メールを抽出して前記情報共有エージェントに振り分け
て自動送信することを特徴とする請求項1または2に記
載のピア・ツー・ピアで情報を共有し活用する方法であ
る。
ーバが、インターネットのメールサーバを経由して送信
されてきた電子メールの内、情報共有に関する電子メー
ルを自動的に抽出し情報共有エージェントに振り分けて
送信するので、ユーザは、同一の電子メールアドレスを
使って、一般の電子メールを従来通り利用しつつ、任意
のユーザとボタン操作による情報の共有と活用をいつで
も簡単に実施できるようになる。
て、図面を参照して説明する。本発明を実施するための
システムは、ネットワークで接続された複数のコンピュ
ータを前提とするので、ここではその一例として、図1
に示すように、3台のパソコン10,20,30がイン
ターネット(メールシステム)40で接続されており、
各パソコン10,20,30の各ユーザをユーザA,
B,Cとし、各ユーザA,B,Cの各電子メールアドレ
スを電子メールアドレスA1,B1,C1とした例を示
す。
2a、記憶装置3a、表示装置4a、入力装置5aから
構成されており、記憶装置3aには、情報共有フォルダ
6aと情報共有定義テーブル7aが設定されている。ま
た、情報共有フォルダ6aには、この例では、3個のフ
ァイルa1,a2,a3(まとめて共有情報a0と呼
ぶ)が保管されている。更に、表示装置4aには、提供
情報がボタンaで、参照情報がボタンb,cでそれぞれ
表示されている。ここで、提供とは、ユーザ(例えば、
ユーザA)が保管している情報を他のユーザ(同じく、
ユーザB,C)に共有情報として提供するという意味で
あり、参照とは、他のユーザ(同じく、ユーザB,C)
が保管している情報をユーザ(同じく、ユーザA)が共
有情報として入手して参照するという意味である。
ソコン10と同様な構成であり、それぞれの数字にbを
付けて区別する。記憶装置3bには、情報共有フォルダ
6bと情報共有定義テーブル7bが設定されている。ま
た、情報共有フォルダ6bには、この例では3個のファ
イルb1,b2,b3(まとめて共有情報b0と呼ぶ)
が保管されている。更に、表示装置4bには、提供情報
がボタンbで、参照情報がボタンa,cでそれぞれ表示
されている。
ソコン10と同様な構成であり、それぞれの数字にcを
付けて区別する。情報共有フォルダ6cと情報共有定義
テーブル7cの設定も同様である。また、情報共有フォ
ルダ6cには、この例では3個のファイルc1,c2,
c3(まとめて共有情報c0と呼ぶ)が保管されてい
る。更に、表示装置4cには、提供情報がボタンcで、
参照情報がボタンa,bでそれぞれ表示されている。
パソコン10,20,30の記憶装置3a,3b,3c
内に設定した情報共有フォルダ6a,6b,6cに、相
互に利用する情報、即ち、共有情報a0,b0,c0を
ファイルまたはレコード(以下、ファイルについて説明
するが、レコードも同様である)の単位で保管してい
る。これらの共有情報a0,b0,c0は、図2に示す
ように、共有条件、ファイル名、提供先ユーザ名または
参照先ユーザ名(電子メールアドレス名)、共有期間の
各項目をまとめて、各パソコン10,20,30の各情
報共有定義テーブル7a,7b,7cに記憶されてい
る。
設定されている情報共有定義テーブル7aを示すもの
で、これは、ユーザAが情報をどのように共有するのか
を定義しており、1行目は、共有条件が“提供”、ファ
イル名が“ファイルa1”、提供先ユーザ名と電子メー
ルアドレス名が各2件あって、“ユーザB”と“電子メ
ールアドレスB1”、及び“ユーザC”と“電子メール
アドレスC1”、共有期間が“2000.12.01〜2001.11.3
0”となっている。尚、共有条件が“提供”の場合は提
供先ユーザ名を、“参照”の場合は参照先ユーザ名をそ
れぞれ記憶させている。
行目と3行目は、1行目と同じ共有条件(“提供”)で
あるが、提供先ユーザ名と電子メールアドレス名が各1
件である。また、4行目は、共有条件が“参照”、ファ
イル名が“ファイルb1”、参照先ユーザ名と電子メー
ルアドレス名が、“ユーザB”と“電子メールアドレス
B1”、共有期間が“2000.12.01〜2002.11.30”と定義
されている。5〜9行目は、4行目と同じ共有条件
(“参照”)である。
設定されている情報共有定義テーブル7bを、図2
(c)は、ユーザCのパソコン30に設定されている情
報共有定義テーブル7cをそれぞれ示す。これらの情報
共有定義テーブル7b,7cは、前記ユーザAのパソコ
ン10に設定されている情報共有定義テーブル7aと同
様であるので、詳細な説明は省略するが、両ユーザB,
Cが、自分で保管している提供情報と他人が保管してい
る参照情報とを、それぞれどのように共有するのかにつ
いて定義している。
テーブル7a,7b,7cで各項目をどのように定義し
記憶するかについて説明してきたが、この情報共有定義
テーブル7a,7b,7cに対し、共有情報とその項目
値をユーザ同士で自由に設定・変更して、共有情報やそ
の条件等が変わった時に、各ユーザの操作ボタンも自動
的に更新できるようにする。これは、次に述べる情報共
有定義テーブル7a,7b,7cから操作ボタンを自動
生成することによって実現する。
b,7cを基に、各ユーザA,B,Cのパソコン10,
20,30毎に固有の操作ボタンを自動生成する方法に
ついて、図3を参照して説明する。この操作ボタンは、
図1における各パソコン10,20,30内に保管され
ている共有情報a0,b0,c0の個別ファイルと1対
1で対応する個別ボタンで構成される。
自動生成した操作ボタンを表示装置4aに表示した状態
を示す。この操作ボタンは、提供(OUT)と参照(IN)
の2つのグループから構成されている。提供(OUT)で
は、図2(a)に示す情報共有定義テーブル7aの内、
共有条件が“提供”の1〜3行目(各項目値)を基に、
ファイルa1,a2,a3に1対1で対応する個別ボタ
ンで構成される情報一覧ボタンaと、提供先ユーザ名の
ユーザB,Cに対応する個別ボタンで構成される提供先
一覧とを自動生成し、ユーザAのパソコン10の表示装
置4aに表示する。ここで、情報一覧ボタンa或いは提
供先一覧のいずれかの個別ボタンを選択すると、関連す
る相手方の個別ボタンを絞り込んで再表示する。例え
ば、提供先一覧でユーザBの個別ボタンを選択すると、
図2(a)に示す情報共有定義テーブル7aの1行目と
2行目(項目値)を基に、情報一覧ボタンaではファイ
ルa1,a2の個別ボタンに絞り込まれる。
有定義テーブル7aの内、共有条件が“参照”の4〜9
行目(各項目値)を基に、ファイルb1,b2,b3,
c1,c2,c3に1対1で対応する個別ボタンで構成
される情報一覧ボタンb,cと、参照先ユーザ名のユー
ザB,Cに対応する個別ボタンで構成される参照先一覧
とを自動生成し、ユーザAのコンピュータ10の表示装
置4aに表示する。ここで、提供(OUT)の場合と同様
に、情報一覧ボタンb,c或いは参照先一覧のいずれか
の個別ボタンを選択すると、関連する相手方の個別ボタ
ンを絞り込んで再表示する。例えば、参照先一覧でユー
ザCの個別ボタンを選択すると、図2(a)に示す情報
共有定義テーブル7aの7〜9行目(項目値)を基に、
情報一覧ボタンb,cではファイルc1,c2,c3の
個別ボタンに絞り込まれる。
定義テーブル7bを基に、ユーザBのパソコン20で自
動生成した操作ボタンを表示装置4bに表示した状態
を、図3(c)は、図2(c)に示す情報共有定義テー
ブル7cを基に、ユーザCのパソコン30で自動生成し
た操作ボタンを表示装置4cに表示した状態をそれぞれ
示す。これらの操作ボタンも、上記のユーザAの操作ボ
タンを自動生成する場合と同様の方法で、それぞれの提
供(OUT)と参照(IN)の2つのグループから構成され
て自動的に生成され、各々のユーザB,Cのパソコン2
0,30の表示装置4b,4cに表示される。これで、
ユーザA,B,Cは、ピア・ツー・ピアで相互の共有情
報の中から自分が欲しい情報を簡単に指定できるように
なる。
ン10,20,30の表示装置4a,4b,4cに、上
記のようにして自動生成した操作ボタンを表示させて、
入力装置5a,5b,5cを使って、欲しい共有情報に
対応する個別ボタンを選択入力するだけで、例えばユー
ザAが自分のパソコン10の記憶装置3aに保管されて
いる共有情報a0は勿論のこと(以降、この部分は省略
する)、他ユーザB,Cのパソコン20,30の記憶装
置3b,3cに保管されている共有情報b0,c0の中
から、選択した個別ボタンに該当するものを、インター
ネット40を経由して自動的に検索して、自分のパソコ
ン10の記憶装置3aに保存したり、表示装置4aに表
示する方法について、図1〜図3を参照して説明する。
の表示装置4a上に図3(a)に示す自動生成された操
作ボタンを表示し、参照(IN)の情報一覧ボタンb,c
の個別ボタン“ファイルb3”を選択すると、 記憶装置3a内に記憶されている情報共有定義テーブ
ル7aに対して、上記選択した個別ボタンに対応する共
有情報“ファイルb3”で検索する、 その結果、図2(a)に示す情報共有定義テーブル7
aの6行目が該当し、参照先ユーザが“ユーザB”、電
子メールアドレスが“電子メールアドレスB1”である
ことが分かる、 この“電子メールアドレスB1”を使って、共有情報
“ファイルb3”の検索を依頼する電子メールを参照先
ユーザ“ユーザB”宛てに送信する、 “ユーザB”のコンピュータ20でこの電子メールを
受信する、 依頼された共有情報“ファイルb3”を、このコンピ
ュータ20の記憶装置3b内の情報共有フォルダ6bか
ら検索し取り出す、 取り出した“ファイルb3”の複写ファイルを電子メ
ールに添付して、依頼元ユーザ“ユーザA”宛てに返送
する、 更に、依頼元ユーザ“ユーザA”のコンピュータ10
でこの電子メールを受信する、 同コンピュータ10の記憶装置3a内の情報共有フォ
ルダ6aに、“ファイルb3”の複写ファイルを保存
し、或いは同コンピュータ10の表示装置4aに表示す
る。
連の電子メール処理を、参照先ユーザ“ユーザB”及び
依頼元ユーザ“ユーザA”に特に意識させることなく、
パソコン10,20の記憶装置3a,3b内に常駐させ
ておいたプログラム・情報共有エージェント12(図4
参照)で内部的に自動実行する。これでユーザAは、自
分のパソコン10の表示装置4aに表示された操作ボタ
ンの内の任意のボタンを選択するだけで、ユーザBのパ
ソコン20の記憶装置3bに保管している任意の共有情
報b0(上記例では“ファイルb3”)を、ピア・ツー
・ピアで自動的に検索することができるようになる。
0,20,30において、インターネット40を経由し
て電子メールが送信されてきた場合に、上記プログラム
・情報共有エージェント12によって内部的に自動実行
する情報共有に関する電子メール処理と、手操作による
一般の電子メール処理とを、それぞれ同一の電子メール
アドレスを使って並存して実行する方法について、図4
を参照して説明する。なお、ここでは、ユーザAのパソ
コン10について説明するが、他のユーザB,Cのパソ
コン20,30においても同様である。
に、情報共有メール抽出サーバ11、情報共有エージェ
ント12及びメーラ13の各プログラムを常駐させてお
き、電子メールアドレスを“電子メールアドレスA1”
とする。インターネットのメールサーバ(IPアドレスを
“IPアドレス1”とする)14から電子メールが送信さ
れてくると、情報共有メール抽出サーバ11(IPアドレ
スを“IPアドレス2”とする)が受信し、その中から、
共有情報の検索依頼など、情報共有に関する電子メール
を抽出し、情報共有エージェント12に送信する。抽出
は、各電子メールのヘッダ内容を識別して、情報共有の
専用ヘッダが付いた電子メール、例えば、“X-Mailer:
InfoNature”というヘッダが付いた電子メールを対象に
する。一方、情報共有の専用ヘッダが付いていない電子
メールは、従来通り、メーラ13に送信する。
メール抽出サーバ11から送信されてきた情報共有に関
する電子メール、即ち、情報共有の専用ヘッダが付いた
電子メールを受信し、例えば、前述した共有情報の検索
依頼(情報共有定義テーブル7aに対する検索から、参
照先ユーザが保管している共有情報を取り出し、その結
果を情報共有フォルダ6aに保存するまで)など、情報
共有に関する一連の電子メール処理を自動実行する。
出サーバ11から送信されてきた電子メール、即ち、情
報共有の専用ヘッダが付いていない電子メールを受信
し、一般の電子メールとして、従来通りに利用する。従
来の方法では、メーラ13がインターネットのメールサ
ーバ(IPアドレスを“IPアドレス1”とする)14から
直接、電子メールを受信するのであるが、本発明では、
同一の電子メールアドレス宛てに来た電子メールを、2
つの異なる処理(内部的な自動実行による電子メール処
理と一般の電子メール処理)に振り分ける必要があるた
め、メーラ13におけるIPアドレス(受信)の設定を変
更し、情報共有メール抽出サーバ11(IPアドレスを
“IPアドレス2”とする)を経由して受信する。
ても、ユーザAのパソコン10の場合と同様であり、以
上によって、ピア・ツー・ピアで情報共有に関する電子
メール自動処理と一般の電子メール処理を並存させるこ
とができる。これにより、ユーザは、同一の電子メール
アドレスを使って、一般の電子メールを従来通り利用し
つつ、任意のユーザとボタン操作による情報の共有と活
用をいつでも簡単に実施できるようになる。
例を示す。図5(a)に示す例は、同一個人(例えば:
鈴木)が、会社、自宅、携帯(移動先)で3台のパソコ
ン10a,10b,10cを保有し、各々のユーザ名
(ユーザA,B,C)と電子メールアドレス(電子メー
ルアドレスA1,B1,C1)を使い、インターネット
40を介して、共有情報がどのパソコン10a,10
b,10cに記憶されていても、どのパソコン10a,
10b,10cからでも自在に参照できるようにしたも
のである。図5(b)に示す例は、複数の個人(ユーザ
D,E,F)が、各自のパソコン10d,10e,10
f同士で、各記憶装置に保管されている共有情報を電子
メールアドレスD1,E1,F1を使い、インターネッ
ト40を介して互いに検索できるようにしたものであ
る。図5(c)に示す例は、例えば売買物件の購入顧客
(ユーザG)、売却顧客(ユーザH)、仲介業者(ユー
ザI,J)間で、売買の物件及び条件に関する情報を任
意の当事者間のみで共有し、各々のパソコン10g〜1
0jから電子メールアドレスG1〜J1を使い、インタ
ーネット40を介して直接参照できるようにしたもので
ある。
取りを、電子メールアドレスを使って行うことで、電子
メールが使えるコンピュータでさえあれば、情報共有の
ための特別なサーバは不要であり、各ユーザのコンピュ
ータ同士で直接、すぐに、情報の共有と活用を行うこと
ができる。例えば、他ユーザのコンピュータの記憶装置
に保管されている共有情報に対して、自分のコンピュー
タの表示装置に表示されている操作ボタンを選択するだ
けで、当該ユーザの電子メールアドレス宛てに一連の電
子メール処理を内部的に自動実行し、該当する情報を自
動的に検索し、その結果を自分のコンピュータの表示装
置に表示して見ることができる。
から送信されてきた電子メールを、ユーザの各パソコン
内に常駐した情報共有メール抽出サーバ11で受信し、
一般の電子メールと情報共有に関する電子メールとを、
各々の処理プログラムに自動的に振り分けて送信するこ
とができるので、ユーザは、メーラ13による一般の電
子メールを従来通り利用しながら、同一のメールアドレ
スを多目的に使用して、新たに任意のユーザと、情報の
共有と活用をいつでも簡単に行えるようになる。
ネットワークで接続されている複数のコンピュータの各
記憶装置に分散して保管されている個々のユーザの情報
に対して、各コンピュータのユーザ同士(Peer-to-Pee
r)で、相互に且つ任意に共有を定義し、自分のコンピ
ュータの表示装置にそれらの共有情報に対応した操作ボ
タンを表示できるので、これを選択することによって、
いつでも、簡単に、共有情報を取り出して活用できるよ
うになる。
する方法を実施するためのシステムの一例を示すブロッ
ク図である。
義テーブル(CSV形式)の一例を示す図である。
ータの表示装置に表示した一例を示す図である。
出サーバの一例を示す図である。
れぞれ異なる例を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ネットワークで接続されている複数のコ
ンピュータの各記憶装置に記憶されている任意の情報を
共有情報としてファイルまたはレコード単位で各コンピ
ュータの記憶装置内に設定した情報共有フォルダに保管
し、 この共有情報について、共有条件、ファイル名またはレ
コード名、提供先ユーザ名または参照先ユーザ名、電子
メールアドレス名の各項目を前記各記憶装置内に情報共
有定義テーブルとして記憶し、 この情報共有定義テーブルを基に個々の共有情報と1対
1で対応する個別ボタンを前記各コンピュータ毎に固有
の操作ボタンとして自動生成することを特徴とするピア
・ツー・ピアで共有情報を供給し活用する方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法で自動生成した操
作ボタンを操作するにあたり、 ユーザが任意の操作ボタンを選択すると、該ユーザのコ
ンピュータの記憶装置内に記憶されている前記情報共有
定義テーブルを基に該選択した操作ボタンに対応する前
記共有情報の参照先ユーザとその電子メールアドレスを
検索し、 この電子メールアドレスを使って前記共有情報のファイ
ル名またはレコード名による検索を依頼する電子メール
を参照先ユーザ宛てに送信し、 この参照先ユーザのコンピュータでこの電子メールを受
信すると、依頼された前記共有情報のファイルまたはレ
コードを該コンピュータの記憶装置内の情報共有フォル
ダに対して検索し、その内容を複写したファイルまたは
レコードを電子メールに添付して依頼元ユーザ宛てに返
送し、 依頼元ユーザのコンピュータでこの電子メールを受信す
ると該コンピュータの記憶装置内の情報共有フォルダ
に、そのファイルまたはレコードを保存、或いは該コン
ピュータの表示装置に表示することを特徴とするピア・
ツー・ピアで情報を共有し活用する方法。 - 【請求項3】 情報共有に関する電子メール処理を自動
実行する情報共有エージェントと、一般の電子メールの
送受信処理を実行するメーラと、インターネットのメー
ルサーバを経由して送信されてきた電子メールの内、情
報共有に関する電子メールを抽出する情報共有メール抽
出サーバとを備え、 前記情報共有メール抽出サーバによって、コンピュータ
に送信されてきた電子メールを受信し、そのヘッダ内容
を識別して、情報共有のために定めた専用のヘッダを有
する電子メールを抽出して前記情報共有エージェントに
振り分けて自動送信することを特徴とする請求項1また
は2に記載のピア・ツー・ピアで情報を共有し活用する
方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001028109A JP3955181B2 (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ピア・ツー・ピアで情報を共有し活用する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028109A JP3955181B2 (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | ピア・ツー・ピアで情報を共有し活用する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002229836A true JP2002229836A (ja) | 2002-08-16 |
JP3955181B2 JP3955181B2 (ja) | 2007-08-08 |
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ID=18892666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
JP (1) | JP3955181B2 (ja) |
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