JP2002228196A - 制御装置及び空気調和機 - Google Patents

制御装置及び空気調和機

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JP2002228196A
JP2002228196A JP2001020339A JP2001020339A JP2002228196A JP 2002228196 A JP2002228196 A JP 2002228196A JP 2001020339 A JP2001020339 A JP 2001020339A JP 2001020339 A JP2001020339 A JP 2001020339A JP 2002228196 A JP2002228196 A JP 2002228196A
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circuit board
refrigerant
control device
unit
electric circuit
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Application number
JP2001020339A
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English (en)
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Hiroyuki Matsubara
弘之 松原
Mitsuru Imoto
満 井本
Shinji Ehira
伸次 江平
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機において、室外機の電路板と本体
ケーシングとの間の絶縁を確実にすることにある。また
作業者の安全を確保することにある。 【解決手段】 空気調和機の室外機に配置される制御装
置は、制御板と電路板と制御板・電路板を取り付け可能
な電装箱とを備えている。この制御装置では、電装箱の
本体ケーシングに近い側に電路板33が縦置きに取り付
けられる。電装箱には、電路板33の端子部を露出する
ように開口44aが設けられ、開口44aを開閉できる
ように蓋44dが設けられ、さらに電路板33に実装さ
れるLEDを視認できるように開口44eが設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電路板、特に、空
気調和機に用いられる電路板に関する。また本発明は、
空気調和機、特に、室外機に配置される電路板を備える
空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】室内機と室外機とから構成されるセパレ
ート型の空気調和機では、リモコンからの信号(運転モ
ード・設定室温など)が室内機に受信されると、その信
号は、電気ケーブルを介して室外機の制御装置に送信さ
れる。制御装置は、受信した信号(運転モード・設定室
温など)に基づいて、冷媒回路を制御し、室内機から室
内に冷気又は暖気が供給される。また、室温が設定室温
になるように、冷気又は暖気の温度を調節する。
【0003】制御装置は、制御板と電路板とこれらが取
り付けられる電装箱とを備えている。制御板は、室外機
の圧縮機・四方切換弁等に接続されており、これらを制
御する。また制御板は電路板に接続されており、電路板
は室内機及び商用電源と接続される端子部を有してい
る。制御板は電装箱に横置きにして取り付けられ、電路
板はその一端に縦置きに取り付けられている。電路板の
制御板に対向する面(内側面)は、部品実装面であり、
ノイズ除去回路やインターフェイス回路を構成する電子
部品が実装されている。一方、電路板の反対側の面(外
側面)は端子部を有している。内側面には、内側面から
外側面に貫通し内部の導体配線を露出する孔が複数形成
されている。この孔に電子部品のリードを挿入し、外側
面においてリードを導体配線に半田付けしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電路板の外側面にはリ
ード及び半田が露出しており、空気調和機の運転時には
この半田部は高電圧となる。また電路板は、電装箱の端
部、即ち室外機の端部に配置されており、室外機本体ケ
ーシングと接近している。このため、電路板の半田部と
本体ケーシングとの間の絶縁距離が不足し、この間で電
気的に短絡するおそれがある。
【0005】また空気調和機運転後にも電路板のコンデ
ンサ等には電荷が蓄積されていることがある。そのた
め、室外機をメンテナンスする際に作業者が誤ってこの
部分に触れ、感電するおそれもある。
【0006】本発明の課題は、空気調和機において、電
路板と本体ケーシングとの間の絶縁を確実にすることに
ある。また本発明の別の課題は、空気調和機において、
作業者の安全を確保することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る制御装置
は、空気調和機に設けられる制御装置であって、制御板
と電路板と電装箱とを備えている。制御板は、室外機を
制御する。電路板は、制御板と電気的に接続され、室内
機及び商用電源が接続可能な端子部を有している。また
電路板は、ノイズ除去回路やインターフェイス回路を構
成する電子部品が実装されている。電装箱は、制御板及
び電路板を取り付け可能であり、電路板に実装される電
子部品の充電部を覆っている。例えば、制御板は、電装
箱に横置きに取り付けられる。その制御板の一端に、電
路板が縦置きに取り付けられる。電路板の制御板に対向
する面(内側面)は、部品実装面であり、電子部品が実
装される。電路板の反対側の面(外側面)は、半田面で
あり、電子部品のリード及び半田部が露出されている。
また外側面には、端子部が設けられている。
【0008】請求項1に係る制御装置によれば、電路板
のリード及び半田部が電装箱に覆われるため、電路板と
室外機本体ケーシングとの絶縁距離を確保し易い。ま
た、室外機をメンテナンスする際に作業者が誤ってこの
部分に触れ、感電するのを防止することができる。
【0009】請求項2に係る制御装置は、請求項1に係
る制御装置において、電装箱は端子部を覆うことができ
る開閉可能な蓋をさらに有している。この制御装置で
は、蓋を開いて端子部に室内機又は商用電源からの電気
ケーブルを接続し、接続後は蓋を閉じて端子部を覆う。
請求項2に係る制御装置によれば、電気ケーブルの接続
時には端子部を露出し、その後は蓋により端子部を覆う
ことができる。これにより、電路板の充電部を全て覆う
ことができ、電路板と室外機本体との絶縁距離を確保し
易くなる。
【0010】請求項3に係る制御装置は、請求項1又は
2に係る制御装置において、電装箱に電子部品を露出さ
せるための開口がさらに形成されている。例えば、室外
機の異常を知らせる発光ダイオードを露出させるための
開口を形成する。この場合、電路板を取り外さずに発光
ダイオードが点灯しているか視認することがすることが
できる。
【0011】請求項4に係る制御装置は、請求項1から
3のいずれかに係る制御装置において、電装箱は風通し
のための孔をさらに有している。請求項4に係る制御装
置によれば、電装箱内部に配置される電子部品を効率良
く空冷することができる。
【0012】請求項5に係る空気調和機は、室内機と冷
媒配管と室外機と制御装置とを備えている。室内機は、
室内空気を冷媒との間で熱交換させ、室内に冷気又は暖
気を供給する。冷媒配管は、室内機に一端が接続され、
冷媒を流通可能である。室外機は、冷媒配管の他端に接
続され、室内機及び冷媒配管と共に冷媒回路を構成し、
圧縮又は減圧した冷媒を冷媒配管を介して室内機に供給
する。制御装置は、冷媒回路を制御する請求項1から4
のいずれかに記載の制御装置である。請求項5に係る空
気調和機によれば、請求項1から4のいずれかに係る制
御装置の場合と同様の効果を奏する。
【0013】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1は、本発明の一
実施形態に係る空気調和機の概略構成を示すブロック図
である。本発明の空気調和機は、図1に示すように、冷
媒回路1と駆動回路2と制御回路3とを備えている。制
御回路3は、冷媒回路1及び駆動回路2を制御し、駆動
回路2からの出力によって冷媒回路1を駆動し、冷媒回
路1の冷媒の流れを制御して、室温を調節する。
【0014】冷媒回路1の具体的な構成を図2に示す。
この冷媒回路1は、圧縮機11と、圧縮機11の吐出側
に接続された四方切換弁12と、四方切換弁12に接続
された室外熱交換器13と、室外熱交換器13に接続さ
れた減圧器(電動膨張弁)14と、減圧器14に接続さ
れた室内熱交換器15と、アキュムレータ16とを備え
ている。圧縮機11、四方切換弁12、室外熱交換器1
3、減圧器14及びアキュムレータ16は室外機に設け
られており、室内熱交換器15は室内機に設けられてい
る。また室外機及び室内機には、室外熱交換器13と室
内熱交換器15とに空気流を供給するためのファンがそ
れぞれ配置されている。
【0015】圧縮機11は、吸入側から冷媒を吸引し、
冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒を吐出側から排出する装
置である。四方切換弁12は、4つの配管接続部(A,
B,C,D)を有しており、それぞれに接続される配管
をA−B間・C−D間(実線)又はA−D間・B−C間
(点線)で導通させ、流路を変更する装置である。室外
熱交換器13は、冷媒配管を折り返して平面視L字形に
形成されている。平面視L字形にするのは、空気流との
接触面積を大きくするためである。減圧器14は、冷媒
を減圧して排出する装置であり、例えば電動膨張弁が用
いられる。室内熱交換器15は、平行に配列される複数
の平板状のフィンと、それらを貫通する冷媒配管とから
構成されている。空気と冷媒との熱交換効率を高めるた
めにフィンは、アルミニウム等の熱伝導性の良好な材質
で形成され、複数が平行に配列され、空気との接触面積
が大きくなるように構成されている。アキュムレータ1
6は、圧縮機11の吸引側に接続され、圧縮機11に液
状の冷媒が混入するのを防止するための装置である。
【0016】冷媒回路1を駆動する駆動回路2の構成を
図3に示す。駆動回路2は、主に、整流回路21とイン
バータ22とを備えている。整流回路21は、ダイオー
ドブリッジや大容量のアルミ電解コンデンサ等から構成
され、入力側が商用電源20に接続されている。インバ
ータ22は、FETやIGBT等のパワー素子で構成さ
れるブリッジ回路であり、制御回路3からのドライブ信
号によって駆動される。この駆動回路では、商用電源2
0からの電力が整流回路21に入力されると、整流回路
21のダイオードブリッジによって整流され、アルミ電
解コンデンサによって平滑される。この整流及び平滑さ
れた電力がインバータ22に入力される。インバータ2
2のパワー素子が、制御回路3からのドライブ信号によ
って駆動されると、整流回路21からの出力が所定周波
数の電力信号に変換されて圧縮機11のモータ11aに
出力される。このようにして圧縮機11が駆動される。
また、制御回路3からのドライブ信号の周波数を調節す
ることによって圧縮機11の回転周波数を調節し、冷房
又は暖房の能力を調節する。
【0017】図4には、制御回路3の構成を示す。制御
回路3は、主に、制御部30、メモリ31、センサ3
2、電路板33、室内機マイコン51、I/F52、受
信部53及びセンサ54を備えている。室内機マイコン
51、I/F52、受信部53及びセンサ54は、室内
機50に備えられている。また、制御部30、メモリ3
1、センサ32及び駆動回路2は、後述するように、室
外機40の制御板45に実装されている。
【0018】制御部30は、冷媒回路1及び駆動回路2
を制御するための構成である。制御部30は、予め定め
られた制御手順のプログラムを実行して冷媒回路1及び
駆動回路2を制御するマイクロプロセッサや、駆動回路
2に出力するドライブ信号を発生させるためのドライブ
回路で構成されている。メモリ31は、設定室温、設定
湿度、運転モードや制御手順のプログラム等を格納して
いる。メモリ31は、図4のように制御部30と別途設
けても良いし、マイクロプロセッサに内蔵してもよい。
センサ32は、外気温を検出する温度センサや冷媒配管
温度を検出する温度センサを含んでいる。電路板33
は、駆動回路2、制御部30、商用電源20及びI/F
52に接続されている。電路板33は、I/F52から
の電気信号及び商用電源20に含まれるノイズを除去す
るノイズ除去回路や、I/F52からの電気信号を制御
部30が受信可能な電気信号に変換するインターフェー
ス回路を含んでいる。室内機マイコン51は、受信部5
3、センサ54からの電気信号をI/F52を介して電
路板33に送信する。I/F52は、室内機マイコン5
1からの電気信号を所定レベルの電気信号に変換して電
路板33に出力する。受信部53は、リモコン等からの
信号を受信して室内機マイコン51に出力する。センサ
54は、室温を検出する温度センサや室内湿度を検出す
る湿度センサを含んでいる。
【0019】〔空調運転〕このような空気調和機では、
受信部53が運転モード、設定室温等を受信すると、こ
の指示の信号がマイコン51からI/F52に出力さ
れ、所定レベルの電気信号に変換されて電路板33に出
力される。この電気信号(運転モード、設定室温)は、
電路板33のノイズ除去回路でノイズを取り除かれ、イ
ンターフェース回路でマイコンが受信可能な電気信号に
変換される。そして、これらの指令(運転モード、設定
室温)は、制御部30によりメモリ31の所定領域に格
納される。制御部30は、この指令(運転モード、設定
室温)及びメモリ31に格納されているプログラムに基
づいて、冷媒回路1を制御し、駆動回路2にドライブ信
号を出力する。具体的には、制御部30は、四方切換弁
12を切り換え、減圧器14の弁を所定の開度に調節す
る。また、商用電源20から電路板33を介して駆動回
路2に入力される電力を所定周波数の電力信号に変換し
て、冷媒回路1の圧縮機11を駆動する。
【0020】以下、冷房時及び暖房時における冷媒回路
1での冷媒の流れを、図2を参照して説明する。冷房運
転時には、四方切換弁12を実線の位置とし、減圧器1
4を所定の開度に絞り、圧縮機11を起動する。圧縮機
11から吐出される高圧冷媒は、室外熱交換器13で凝
縮した後、減圧器14で減圧される。減圧された低圧冷
媒は、室内熱交換器15で蒸発した後、四方切換弁1
2、アキュムレータ16を介して圧縮機11に戻る。室
内熱交換器15で冷媒が蒸発する際に、室内空気は冷媒
に熱を奪われ、この熱を奪われた室内空気が冷気として
働く。暖房運転時には、四方切換弁12を点線の位置と
し、減圧器14を所定の開度に絞り、圧縮機11を起動
する。圧縮機11から吐出される高圧冷媒は、室内熱交
換器15で凝縮した後、減圧器14によって減圧され
る。減圧された低圧冷媒は、室外熱交換器13で蒸発し
た後、四方切換弁12、アキュムレータ16を介して圧
縮機11の吐出側に戻る。室内熱交換器15で冷媒が凝
縮する際に、室内空気に熱を放出するため、この熱を吸
収した室内空気が暖気として働く。
【0021】〔制御装置〕図5は、本実施形態に係る空
気調和機の室内機40及び室外機50の斜視図である。
図6は、室外機40の内部の斜視図である。室外機40
は、屋外に後面を建物に向けて設置され、プロペラファ
ン(図示せず)により後面から吸い込んだ外気を室外熱
交換器13に接触させ、前面より排出する。室内機50
は、上方から吸い込んだ室内空気を室内熱交換器15と
接触させ、クロスフローファン(図示せず)により吹き
出し口から室内に供給する。
【0022】室内機50は、上述した室内熱交換機1
5、室内機マイコン51、I/F52、受信部53及び
センサ54が本体ケーシング55の内部に設けられてい
る。室外機40は図5に示すように本体ケーシング41
を備えており、本体ケーシング41は閉鎖弁カバー42
を有している。そして本体ケーシング41の内部には、
図6に示すように、室外熱交換器13と機械室43と電
装箱44とを備えている。
【0023】機械室43には、圧縮機11、四方切換弁
12、減圧器14及びアキュムレータ16が設けられて
いる。これらの圧縮機11、四方切換弁12、減圧器1
4及びアキュムレータ16と室外熱交換器13とは、そ
れぞれ図2に示すように冷媒配管により接続され、さら
に配管46,47によって室内熱交換器15に接続され
ている。
【0024】電装箱44には、制御板45及び電路板3
3が設けられている。制御板45は、上述したように、
制御部30、メモリ31、センサ32及び駆動回路2を
備えている。駆動回路2の出力が圧縮機11に接続され
ており、制御部30が四方切換弁12及び減圧器14に
接続されている。電路板33は、図6に示すように制御
板45の一端に並んで配置されており、制御板45上の
制御部30及び駆動回路2の入力側と電気的に接続され
ている。また電路板33は、電気ケーブル48を介して
商用電源20及び室内機50と接続されている。電路板
33は、薄厚金属の導体配線の配線パターンを形成して
おき、その導体配線を絶縁樹脂で固めた装置である。こ
の電路板33は、図6に示すように、ほぼ直方体の形状
をしている。
【0025】電路板33の制御板45に対向する面の拡
大図(以下、表面という)を図7に、電路板33の制御
板45に対向しない面(以下、裏面という)の拡大図を
図8に示す。電路板33の表面は図7に示すように部品
実装面であり、ノイズ除去回路及びインターフェイス回
路等を構成する電子部品が実装されている。電路板33
の表面には、電子部品のリードを挿入するための接続孔
が多数形成されている。この接続孔は、電路板33の裏
面まで貫通しており、内部において導体配線が露出して
いる。電子部品のリードは、この接続孔に挿入され、導
体配線と接触して裏面に貫通される。そして、電路板3
3の裏面からリードが導体配線に半田付けされて、電子
部品が電路板33に実装される。また電路板33の表面
には接続孔61とハーネス62とが設けられている。接
続孔61はケーブルを介して制御板45上の制御部30
に電気的に接続され、ハーネス62はケーブルを介して
駆動回路2に電気的に接続されている。
【0026】電路板33の裏面には、図8に示すよう
に、複数の端子部からなる端子台63が設けられてい
る。この端子台63には、商用電源20及び室内機50
からの電気ケーブルの先端がネジ止めにより固定され、
商用電源20及び室内機50と電気的に接続されてい
る。また電路板33の裏面には、上述した電子部品のリ
ードを挿入する孔が貫通しており、この孔から現れるリ
ードが半田付けされている。
【0027】図5及び図6に示したように、電路板33
は、本体ケーシング41(閉鎖弁カバー42)の側に裏
面を向けて配置されている。このため、電路板33の充
電部と本体ケーシング41との絶縁距離が問題となる。
そこで、本実施形態では図9に示すような電装箱44に
よりこれを解決する。図9は、電路板33が取り付けら
れた電装箱44の拡大図である。電装箱44は、一側面
に開口44aが形成されており、この開口44aにより
電路板33の端子台63のみを露出している。一方、電
路板33裏面の他の部分は電装箱44に覆われており、
電子部品のリード及び半田が露出されないようにしてい
る。したがって、電子部品の充電部が電装箱44に覆わ
れて露出しないので、電路板33と本体ケーシング41
との絶縁を確保することができる。また、端子台63の
部分は開口44aにより露出されているので、商用電源
20及び室内機50からの電気ケーブルを端子台63に
接続することができる。
【0028】〔他の実施形態〕 (a)本発明の他の実施形態に係る電装箱44を図10
に示す。この実施形態では、電装箱44の一側面に開口
44aを設けるとともに蓋44dを設けており、さらに
開口44eを設けている。蓋44dは、開口44aの上
端部付近の両端部44b及び44cにおいて回転可能に
電装箱44に装着されている。これにより蓋44dは、
開口44aを開閉することができる。開口44eは、電
路板33に実装される発光ダイオードが露出されるよう
に形成されている。前述したように発光ダイオードは電
路板33の表面に実装されるが、電路板33の発光ダイ
オード実装位置には貫通孔を形成し、裏面から発光ダイ
オードを視認できるようにしている。
【0029】この実施形態では、商用電源20及び室内
機50からの電気ケーブルを端子台63に接続する場合
には蓋44dを開けて開口44aを開放し、その後は蓋
44dを閉じて開口44aを閉鎖する。これにより、電
気ケーブル接続時以外には、端子台63も蓋44dに覆
われるので、電路板33と本体ケーシング41との絶縁
がさらに確実となる。またこの実施形態では、開口44
eを通じて発光ダイオードを視認することができる。こ
れにより、例えば制御板45上の電子回路に異常がある
か否かを確認することができる。 (b)また上記2つの実施形態において、電装箱44の
開口44a以外の部分に風通し用の孔を設けても良い。
風通し用の孔は、高電圧となるリード及び半田の部分を
さけて形成する。この場合、電装箱44内部の電子部品
を効率良く空冷することができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る制御装置によれば、電路
板のリード及び半田部が電装箱に覆われるため、電路板
と室外機本体ケーシングとの絶縁距離を確保し易い。ま
た、室外機をメンテナンスする際に作業者が誤ってこの
部分に触れ、感電するのを防止することができる。
【0031】請求項2に係る制御装置によれば、電気ケ
ーブルの接続時には端子部を露出し、その後は蓋により
端子部を覆うことができる。これにより、電路板の充電
部を全て覆うことができ、電路板と室外機本体との絶縁
距離を確保し易くなる。
【0032】請求項3に係る制御装置によれば、電路板
を取り外さずに発光ダイオードが点灯しているか視認す
ることがすることができる。請求項4に係る制御装置に
よれば、電装箱内部に配置される電子部品を効率良く空
冷することができる。
【0033】請求項5に係る空気調和機によれば、請求
項1から4のいずれかに係る制御装置の場合と同様の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による空気調和機の概略ブ
ロック図。
【図2】その冷媒回路。
【図3】その駆動回路。
【図4】その制御回路。
【図5】本発明の一実施形態による空気調和機の斜視
図。
【図6】その室外機の内部。
【図7】その電路板の部品実装面。
【図8】その電路板の端子接続面。
【図9】電装箱に取り付けられた電路板の拡大図。
【図10】電装箱に取り付けられた電路板の拡大図(他
の実施形態)。
【符号の説明】
1 冷媒回路 33 電路板 40 室外機 44 電装箱 44a,44e 開口 44b,44c 開口の上端部付近の両端 44d 蓋 45 制御板 46,47 冷媒配管 50 室内機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江平 伸次 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機に設けられる制御装置であっ
    て、 前記室外機を制御する制御板と、 前記制御板と電気的に接続され、前記室内機及び商用電
    源が接続可能な端子部を有し、電子部品が実装される電
    路板と、 前記制御板及び電路板を取り付け可能であり、前記電路
    板に実装される電子部品の充電部を覆う電装箱と、を備
    える制御装置。
  2. 【請求項2】前記電装箱は、前記端子部を覆うことがで
    きる開閉可能な蓋をさらに有する、請求項1に記載の制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記電装箱は、前記電子部品を露出させる
    ための開口がさらに形成されている、請求項1又は2に
    記載の制御装置。
  4. 【請求項4】前記電装箱は風通しのための孔をさらに有
    する、請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 【請求項5】室内空気を冷媒との間で熱交換させ、室内
    に冷気又は暖気を供給する室内機と、 前記室内機に一端が接続され、冷媒を流通可能な冷媒配
    管と、 前記冷媒配管の他端に接続され、前記室内機及び冷媒配
    管と共に冷媒回路を構成し、圧縮又は減圧した冷媒を前
    記冷媒配管を介して前記室内機に供給するための室外機
    と、 前記冷媒回路を制御する請求項1から4のいずれかに記
    載の制御装置と、を備える空気調和機。
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JPH02275232A (ja) * 1989-04-14 1990-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分離型空気調和機の2室切換え装置

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