JP2002228184A - 電路板及び空気調和機 - Google Patents

電路板及び空気調和機

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JP2002228184A
JP2002228184A JP2001020333A JP2001020333A JP2002228184A JP 2002228184 A JP2002228184 A JP 2002228184A JP 2001020333 A JP2001020333 A JP 2001020333A JP 2001020333 A JP2001020333 A JP 2001020333A JP 2002228184 A JP2002228184 A JP 2002228184A
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circuit board
refrigerant
indoor unit
electric circuit
air
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Application number
JP2001020333A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsubara
弘之 松原
Mitsuru Imoto
満 井本
Shinji Ehira
伸次 江平
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室外機に配置される電路板を備える空気調和
機において、電路板に隣接する制御板の電子部品を適切
に冷却することである。 【解決手段】 電路板33に多数の導入孔64を設け、
導入孔64を介して電装箱44内に外気を導入し電装箱
44の排出孔44aから排気することにより、制御板4
5に実装された電子部品を効率良く空冷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電路板、特に、空
気調和機に使用される電路板に関する。また本発明は、
空気調和機、特に、電路板を備える空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】室内機と室外機とから構成されるセパレ
ート型の空気調和機では、リモコンからの信号(運転モ
ード・設定室温など)が室内機に受信されると、その信
号は、電気ケーブルを介して室外機の制御板に送信され
る。制御板は受信した信号(運転モード・設定室温な
ど)に基づいて冷媒回路を制御し、これにより室内機か
ら室内に冷気又は暖気が供給される。また、制御板は室
温が設定室温になるように冷気又は暖気の温度を調節す
る。
【0003】制御板の一端には電路板が設けられてお
り、この電路板が制御板上の導電パターンと電気的に接
続されることにより、室外機の制御板が室内機及び商用
電源に接続されている。電路板は導体配線と絶縁樹脂と
から構成されている。より具体的には、電路板は、金属
薄板の導体配線を有し、この金属薄板の導体配線を覆う
ように絶縁樹脂を一体成形したものである。電路板の制
御板側の面には、制御板上のパターンと電気的に接続さ
れる接点が現れており、反対側の面には、室内機からの
信号線及び商用電源からの電源配線と接続される端子部
の導体が現れている。また、制御板側の面には電子部品
を実装するための孔が形成されており、この孔を介して
電子部品が電路板内部の導体配線に接続される。
【0004】制御板及び電路板は室外機に固定されて電
装箱の内部に配置されている。制御板は横置きに配置さ
れており、その一端に制御板の導体パターンと接点とが
接触するように電路板が配置されている。ここで、電装
箱の専有面積を抑制するために、電路板は電装箱の一側
面と合致するように縦置きに配置される。そして、電装
箱の上面が蓋で覆われており、結露による水滴が電子部
品に落下するのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の室外機では、電
装箱の一側面に合致するように電路板が縦置きに配置さ
れているために、電装箱に空気を流す流路が形成されな
い。そのため、制御板上の電子部品を空気流により冷却
することができない。制御板には整流回路やインバータ
を構成するパワー素子やアルミ電解コンデンサが実装さ
れているため、これらを適切に冷却しなければ、電子部
品が発熱により破壊されたり、アルミ電解コンデンサの
寿命が短くなり、空気調和機の信頼性を損なうおそれが
ある。
【0006】本発明の課題は、室外機に配置される電路
板を備える空気調和機において、電路板に隣接する制御
板の電子部品を適切に冷却することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電路板
は、室内機及び室外機を備える空気調和機において例え
ば室外機に設けられ、空気調和機の運転を制御する制御
板を室内機及び商用電源に電気的に接続するための電路
板であって、導体配線と樹脂部材とを備えている。導体
配線は、金属薄板により形成され、制御板、室内機及び
商用電源に電気的に接続されている。樹脂部材は、導体
配線と一体成形され、表面から裏面に貫通して形成され
て空気流を通過させる導入孔を有している。
【0008】請求項1に係る電路板では、リモコン等か
ら運転モード(暖房又は冷房)及び設定室温(例えば、
20℃)を室内機が受信したとき、これらの指令を表す
電気信号が信号線を介して室外機の電路板に送信され
る。そして、電路板の導体配線を介して制御板に電気信
号が送信される。また、商用電源からの電力が電路板の
導体配線を介して制御板のインバータに供給される。こ
こで、制御板は室外機の上方に設けられる電装箱に横置
きに配置され、電路板は制御板の一端に縦置きに配置さ
れている。また、電路板が配置される電装箱側面と底面
とには、それぞれ空気流を導入及び排出するための孔が
形成されている。空調運転時には、電装箱の下方に設け
られたファンが駆動されると、電装箱の側面の孔及び電
路板の孔を介して外気が導入され、電装箱の底面の孔か
ら排出される。この外気による空気流が、制御板上の電
子部品を冷却する。
【0009】請求項1に係る電路板によれば、電路板に
形成された導入孔を介して電装箱に外気を導入すること
ができるので、制御板上の電子部品を適切に冷却するこ
とができる。
【0010】請求項2に係る電路板は、請求項1に係る
電路板において、樹脂部材の一面には、導体配線を商用
電源及び室内機に電気的に接続可能な端子台が形成さ
れ、他面には、制御板を導体配線に電気的に接続可能な
接点が形成されかつ電子部品が実装可能である。
【0011】請求項3に係る空気調和機は、室内機と、
冷媒配管と、室外機と、制御板と、請求項1又は2に記
載の電路板と、電装箱とを備えている。室内機は、室内
空気を冷媒との間で熱交換させ、室内に冷気又は暖気を
供給する。冷媒配管は、室内機に一端が接続され、冷媒
を流通可能である。室外機は、冷媒配管の他端に接続さ
れ、室内機及び冷媒配管と共に冷媒回路を構成し、圧縮
又は減圧した冷媒を冷媒配管を介して室内機に供給す
る。制御板は、冷媒回路を制御する。請求項1に記載の
電路板は、制御板、室内機及び商用電源に電気的に接続
されている。電装箱は、制御板及び電路板を固定可能で
あり、電路板と反対側の端部付近の底面に空気排出用の
排出孔が形成されている。
【0012】請求項3に係る空気調和機では、電装箱の
一端より導入された外気が、制御板の全面を通過して、
電装箱の他端部付近の排出孔より排出される。この場
合、実装された電子部品の全てに外気が接触し、制御板
上の電子部品を効率良く冷却することができる。
【0013】請求項4に係る空気調和機は、請求項3に
係る空気調和機において、制御板は、電子部品実装面が
電装箱の底面に対向するように電装箱に固定され、電路
板は、電装箱の端部に縦置きで配置されている。実装面
を上向きにして制御板を配置した場合には、部品実装面
を通過した空気流を、制御板の部品実装面から裏面に通
過させ、制御板の下方に位置する電装箱底面の孔から排
出するために、制御板に空気流を通過させるための孔を
設ける必要がある。一方、請求項4に係る空気調和機で
は、電路板から導入された空気流は、下方に配置された
制御板の実装面に接触しながら通過し、そのまま電装箱
底面の孔より排出される。この場合、制御板に孔を設け
ることなく、電子部品を適切に冷却することができる。
また、電路板が縦置きに配置されるので、電装箱の面積
を抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1は、本発明の一
実施形態に係る空気調和機の概略構成を示すブロック図
である。本発明の空気調和機は、図1に示すように、冷
媒回路1と駆動回路2と制御回路3とを備えている。制
御回路3は、冷媒回路1及び駆動回路2を制御し、駆動
回路2からの出力によって冷媒回路1を駆動し、冷媒回
路1の冷媒の流れを制御して、室温を調節する。
【0015】冷媒回路1の具体的な構成を図2に示す。
この冷媒回路1は、圧縮機11と、圧縮機11の吐出側
に接続された四方切換弁12と、四方切換弁12に接続
された室外熱交換器13と、室外熱交換器13に接続さ
れた減圧器(電動膨張弁)14と、減圧器14に接続さ
れた室内熱交換器15と、アキュムレータ16とを備え
ている。圧縮機11、四方切換弁12、室外熱交換器1
3、減圧器14及びアキュムレータ16は室外機に設け
られており、室内熱交換器15は室内機に設けられてい
る。また室外機及び室内機には、室外熱交換器13及び
室内熱交換器15に空気流を供給するためのファンがそ
れぞれ配置されている。
【0016】圧縮機11は、吸入側から冷媒を吸引し、
冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒を吐出側から排出する装
置である。四方切換弁12は、4つの配管接続部(A,
B,C,D)を有しており、それぞれに接続される配管
をA−B間・C−D間(実線)又はA−D間・B−C間
(点線)で導通させ、流路を変更する装置である。室外
熱交換器13は、冷媒配管を折り返して平面視L字形に
形成されている。平面視L字形にするのは、空気流との
接触面積を大きくするためである。減圧器14は、冷媒
を減圧して排出する装置であり、例えば電動膨張弁が用
いられる。室内熱交換器15は、平行に配列される複数
の平板状のフィンと、それらを貫通する冷媒配管とから
構成されている。空気と冷媒との熱交換効率を高めるた
めにフィンは、アルミニウム等の熱伝導性の良好な材質
で形成され、複数が平行に配列され、空気との接触面積
が大きくなるように構成されている。アキュムレータ1
6は、圧縮機11の吸引側に接続され、圧縮機11に液
状の冷媒が混入するのを防止するための装置である。
【0017】冷媒回路1を駆動する駆動回路2の構成を
図3に示す。駆動回路2は、主に、整流回路21とイン
バータ22とを備えている。整流回路21は、ダイオー
ドブリッジや大容量のアルミ電解コンデンサ等から構成
され、入力側が商用電源20に接続されている。インバ
ータ22は、FETやIGBT等のパワー素子で構成さ
れるブリッジ回路であり、制御回路3からのドライブ信
号によって駆動される。この駆動回路では、商用電源2
0からの電力が整流回路21に入力されると、整流回路
21のダイオードブリッジによって整流され、アルミ電
解コンデンサによって平滑される。この整流及び平滑さ
れた電力がインバータ22に入力される。インバータ2
2のパワー素子が、制御回路3からのドライブ信号によ
って駆動されると、整流回路21からの出力が所定周波
数の電力信号に変換されて圧縮機11のモータ11aに
出力される。このようにして圧縮機11が駆動される。
また、制御回路3からのドライブ信号の周波数を調節す
ることによって圧縮機11の回転周波数を調節し、冷房
又は暖房の能力を調節する。
【0018】図4には、制御回路3の構成を示す。制御
回路3は、主に、制御部30、メモリ31、センサ3
2、電路板33、室内機マイコン51、I/F52、受
信部53及びセンサ54を備えている。制御部30、メ
モリ31、センサ32及び駆動回路2は、後述する制御
板45に実装されている。
【0019】制御部30は、冷媒回路1及び駆動回路2
を制御するための構成である。制御部30は、予め定め
られた制御手順のプログラムを実行して冷媒回路1及び
駆動回路2を制御するマイクロプロセッサや、駆動回路
2に出力するドライブ信号を発生させるためのドライブ
回路で構成されている。メモリ31は、設定室温、設定
湿度、運転モードや制御手順のプログラム等を格納して
いる。メモリ31は、図4のように制御部30と別途設
けても良いし、マイクロプロセッサに内蔵してもよい。
センサ32は、外気温を検出する温度センサや冷媒配管
温度を検出する温度センサを含んでいる。電路板33
は、駆動回路2、制御部30、商用電源20及びI/F
52に接続されている。電路板33は、I/F52から
の電気信号及び商用電源20に含まれるノイズを除去す
るノイズ除去回路や、I/F52からの電気信号を制御
部30が受信可能な電気信号に変換するインターフェー
ス回路を含んでいる。室内機マイコン51は、受信部5
3及びセンサ54からの電気信号をI/F52を介して
電路板33に送信する。I/F52は、室内機マイコン
51からの電気信号を所定レベルの電気信号に変換して
電路板33に出力する。受信部53は、リモコン等から
の信号を受信して室内機マイコン51に出力する。セン
サ54は、室温を検出する温度センサや室内湿度を検出
する湿度センサを含んでいる。
【0020】〔空調運転〕このような空気調和機では、
受信部53が運転モード、設定室温等を受信すると、こ
の指示の信号がマイコン51からI/F52に出力さ
れ、所定レベルの電気信号に変換されて電路板33に出
力される。この電気信号(運転モード、設定室温)は、
電路板33のノイズ除去回路でノイズを取り除かれ、イ
ンターフェース回路でマイコンが受信可能な電気信号に
変換される。そして、これらの指令(運転モード、設定
室温)は、制御部30によりメモリ31の所定領域に格
納される。制御部30は、この指令(運転モード、設定
室温)及びメモリ31に格納されているプログラムに基
づいて、冷媒回路1を制御し、駆動回路2にドライブ信
号を出力する。具体的には、制御部30は、四方切換弁
12を切り換え、減圧器14の弁を所定の開度に調節す
る。また、商用電源20から電路板33を介して駆動回
路2に入力される電力を所定周波数の電力信号に変換し
て、冷媒回路1の圧縮機11を駆動する。
【0021】以下、冷房時及び暖房時における冷媒回路
1での冷媒の流れを、図2を参照して説明する。冷房運
転時には、四方切換弁12を実線の位置とし、減圧器1
4を所定の開度に絞り、圧縮機11を起動する。圧縮機
11から吐出される高圧冷媒は、室外熱交換器13で凝
縮した後、減圧器14で減圧される。減圧された低圧冷
媒は、室内熱交換器15で蒸発した後、四方切換弁1
2、アキュムレータ16を介して圧縮機11に戻る。室
内熱交換器15で冷媒が蒸発する際に、室内空気は冷媒
に熱を奪われ、この熱を奪われた室内空気が冷気として
働く。
【0022】暖房運転時には、四方切換弁12を点線の
位置とし、減圧器14を所定の開度に絞り、圧縮機11
を起動する。圧縮機11から吐出される高圧冷媒は、室
内熱交換器15で凝縮した後、減圧器14によって減圧
される。減圧された低圧冷媒は、室外熱交換器13で蒸
発した後、四方切換弁12、アキュムレータ16を介し
て圧縮機11の吐出側に戻る。室内熱交換器15で冷媒
が凝縮する際に、室内空気に熱を放出するため、この熱
を吸収した室内空気が暖気として働く。
【0023】〔電路板〕以下、本実施形態に係る空気調
和機の室外機40及び室内機50の具体的な構成及び配
置を説明し、その後、電路板33について詳述する。
【0024】図5は、本実施形態に係る空気調和機の室
外機40及び室内機50の斜視図である。図6は、室外
機40の内部の斜視図である。プロペラファン(図示せ
ず)により後面から吸い込んだ外気を室外熱交換器13
に接触させ、前面より排出する。室内機50は、上方か
ら吸い込んだ室内空気を室内熱交換器15と接触させ、
クロスフローファン(図示せず)により吹き出し口から
室内に供給する。
【0025】室内機50は、上述した室内熱交換機1
5、室内機マイコン51、I/F52、受信部53及び
センサ54が本体ケーシング55の内部に設けられてい
る。室外機40は、図5に示すように、本体ケーシング
41と閉鎖弁カバー42とを備えている。
【0026】閉鎖弁カバー42は、内壁側に電気ケーブ
ル48が導通する突出部42aを有している。また、内
部には、図6に示すように、室外熱交換器13と機械室
43と電装箱44とを備えている。
【0027】機械室43には、圧縮機11、四方切換弁
12、減圧器14及びアキュムレータ16が設けられて
いる。これらの圧縮機11、四方切換弁12、減圧器1
4及びアキュムレータ16と室外熱交換器13とは、そ
れぞれ図2に示すように冷媒配管により接続され、さら
に配管46,47によって室内熱交換器15に接続され
て冷媒回路1を構成している。
【0028】電装箱44は、図6に示すように、略矩形
の箱状部材であり、本体ケーシング41に固定されて配
置される。また電装箱44は、機械室43から離れた他
端部付近の底面に、排出孔44aを有している。排出孔
44aは、1つ形成しても良いし、2つ以上形成しても
良い。この排出孔44aに部品実装面が対向するように
制御板45が下向きに配置される。制御板45上の部品
実装面には、制御部30、メモリ31、センサ32及び
駆動回路2を構成する電子部品が実装されている。制御
板45の出力は、圧縮機11、四方切換弁12、減圧器
14に接続されている。上述したように、駆動回路2の
出力が圧縮機11に接続されており、制御部30が四方
切換弁12及び減圧器14に接続されている。制御板4
5は、エポキシ樹脂又はフェノール樹脂上に導体パター
ンが描かれたプリント基板上に、マイコン、メモリ、パ
ワー素子等の電子部品が実装された装置である。
【0029】電路板33は、制御板45の一端に並んで
縦置きに配置されており、制御板45上の制御部30及
び駆動回路2の入力側と電気的に接続されている。ま
た、電気ケーブル48を介して商用電源20及び室内機
50(I/F52)と接続されている。電路板33は、
金属薄板の導体配線の立体パターンを形成した後、その
導体配線を絶縁樹脂で固めた装置である。この電路板3
3は、図6に示すように、ほぼ直方体の形状をしてい
る。
【0030】電装箱44は、これらの制御板45及び電
路板33が配置された後、結露による水滴が制御板45
へ落下するのを防止するために上部が蓋で覆われる。一
方、電路板33が装着される電装箱44の側面には、電
路板33の形状に沿った切り欠きが形成されており、電
路板33の片面は外部に曝されている。
【0031】電路板33の制御板45に対向する面(以
下、裏面という)の拡大図を図7に、電路板33の制御
板45に対向しない面(以下、表面という)の拡大図を
図8に示す。
【0032】電路板33の裏面には、図8に示すよう
に、商用電源20及び室内機50からの電気ケーブル4
8が接続される端子部63aから成る端子台63が形成
されている。それぞれの端子部63aは、電路板33内
部の導体配線と接続される導電金属からなる端子板63
bと、端子板63bに設けられる取付穴63cと、取付
穴63cに螺号されるボルト63dとを備えている。こ
れらの端子板63b、取付穴63c、ボルト63dは、
裏面の電子部品と電気的に接続されている。
【0033】図7のように、電路板33の制御板45に
対向する面は、部品実装面であり、多数の電子部品が実
装される。ここでは、説明の都合上、部品実装前の状態
を示している。この実装面には、駆動回路2と電気的に
接続される接続孔61及び制御部30と電気的に接続さ
れるハーネス62とが設けられている。これらの接続孔
61・ハーネス62がそれぞれ制御基板45上の導体パ
ターンと接続され、接続孔61と駆動回路2、ハーネス
62と制御部30がそれぞれ電気的に接続される。
【0034】また電路板33には、図7及び図8に斜線
で示すように、表面から裏面に貫通する導入孔64が多
数設けられている。これらの孔は、外気を電装箱44の
制御板45の部分に導入するための孔である。電路板3
3の導体配線は、プリント基板上の導体パターンに比べ
て厚く形成することができるので、導体配線の幅を広く
形成しなくても十分な電流容量を得ることができる。そ
のため、導体配線間に空気流を通過させるのに十分な径
の導入孔64を形成することがでる。但し、導入孔64
の径は、昆虫等の異物が電装箱44の内部に侵入しない
程度の大きさに形成するのが好ましい。また電路板33
は、導体配線を絶縁樹脂で固めたものであるため、多数
の導入孔64を形成しても十分に機械的強度を確保する
ことができる。
【0035】図9には、制御板45及び電路板33が装
着された電装箱44の断面図を示す。電装箱44の下方
に配置されたファンが回転すると、閉鎖板カバー42の
突起部42aを介して導入された外気が、電路板33の
導入孔64を通って制御板45側に導入される。この導
入された外気は、図9の矢印a及びbのように、電装箱
44の反対側の端部に流れ、底面の排出孔44aからフ
ァンにより排出される。このように、外気による空気流
が電装箱44内部を通過する際に、制御板45上に実装
された電子部品や導体パターンに接触して、これらを冷
却する。
【0036】ここで、導入孔64及び排出孔44aの
数、径又は位置を適宜変更して空気流の経路を調節する
ことができる。特に発熱により信頼性が低下する電子部
品や発熱の大きい導電パターンの部分には、十分に空気
流が接触するように導入孔64及び排出孔44aを設計
するのが好ましい。
【0037】本実施形態の電路板33によれば、電路板
33を縦置きにして電装箱44の省スペース化を図ると
ともに、制御板45上の電子部品を適切に冷却すること
ができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る電路板によれば、電路板
に形成された導入孔を介して電装箱に外気を導入するこ
とができるので、制御板上の電子部品を適切に冷却する
ことができる。
【0039】請求項3に係る空気調和機によれば、請求
項1に係る電路板の場合と同様の作用効果を奏する。ま
た、実装された電子部品の全てに外気が接触し、制御板
上の電子部品を効率良く冷却することができる。
【0040】請求項4に係る空気調和機によれば、制御
板に孔を設けることなく、電子部品を適切に冷却するこ
とができる。また、電路板が縦置きに配置されるので、
電装箱の面積を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による空気調和機の概略ブ
ロック図。
【図2】その冷媒回路。
【図3】その駆動回路。
【図4】その制御回路。
【図5】本発明の一実施形態による空気調和機の斜視
図。
【図6】その室外機の内部。
【図7】その電路板の部品実装面。
【図8】その電路板の端子接続面。
【図9】電装箱の断面図。
【符号の説明】
33 電路板 40 室外機 50 室内機 45 制御板 46,47 冷媒配管 64 導入孔 65 端子台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月1日(2001.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項2に係る電路板は、請求項1に係る
電路板において、樹脂部材の一面には、導体配線を商用
電源及び室内機に電気的に接続可能な端子台が形成さ
れ、他面には、制御板を導体配線に電気的に接続可能な
ハーネス及び接続孔が形成されかつ電子部品が実装可能
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江平 伸次 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L051 BJ10 5E322 BA01 EA11 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内機及び室外機を備える空気調和機に設
    けられ、空気調和機の運転を制御する制御板を室内機及
    び商用電源に電気的に接続するための電路板であって、 前記制御板、室内機及び商用電源に電気的に接続される
    金属薄板の導体配線と、 前記導体配線と一体成形され、表面から裏面に貫通して
    形成され、空気流を通過させる導入孔を有する樹脂部材
    と、を備える電路板。
  2. 【請求項2】前記樹脂部材の一面には、導体配線を商用
    電源及び前記室内機に電気的に接続可能な端子台が形成
    され、他面には、電子部品が実装可能であり、前記制御
    板を導体配線に電気的に接続可能な接点が形成される、
    請求項1に記載の電路板。
  3. 【請求項3】室内空気を冷媒との間で熱交換させ、室内
    に冷気又は暖気を供給する室内機と、 前記室内機に一端が接続され、冷媒を流通可能な冷媒配
    管と、 前記冷媒配管の他端に接続され、前記室内機及び冷媒配
    管と共に冷媒回路を構成し、圧縮又は減圧した冷媒を前
    記冷媒配管を介して前記室内機に供給するための室外機
    と、 前記冷媒回路を制御する制御板と、 前記制御板、室内機及び商用電源に電気的に接続される
    請求項1又は2に記載の電路板と、 前記制御板及び電路板を固定可能であり、電路板と反対
    側の端部付近の底面に空気排出用の排出孔が形成されて
    いる電装箱と、を備える空気調和機。
  4. 【請求項4】前記制御板は、電子部品実装面が前記電装
    箱の底面に対向するように前記電装箱に固定され、 前記電路板は、前記電装箱の端部に縦置きで配置され
    る、請求項3に記載の空気調和機。
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