JP2002228059A - 耐圧ホース - Google Patents
耐圧ホースInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L11/00—Hoses, i.e. flexible pipes
- F16L11/04—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
- F16L11/08—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with reinforcements embedded in the wall
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L11/00—Hoses, i.e. flexible pipes
- F16L11/04—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
- F16L11/11—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with corrugated wall
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 断面形状が殆ど変形することなく円滑に屈曲
させることができると共に水密性に優れた耐圧ホースを
提供する。 【解決手段】 耐圧ホースは、両端部の外周面が平坦な
肉厚端部に形成され且つこの両端部間の管壁を全長に亘
って薄肉に形成してその外周面に補強螺旋突条を連続的
に形成している合成樹脂製可撓管の外周面を金属製編筒
で被覆してなり、この耐圧ホースの補強螺旋突条を設け
ていない上記両端部にフランジ付ニップルを挿嵌してい
ると共にホースの両端部外周面に金属製短筒体を被嵌し
て縮径方向に圧搾することにより、上記フランジ付ニッ
プルをホースの端部内周面に全面的に強固に圧着させた
水密構造としている。
させることができると共に水密性に優れた耐圧ホースを
提供する。 【解決手段】 耐圧ホースは、両端部の外周面が平坦な
肉厚端部に形成され且つこの両端部間の管壁を全長に亘
って薄肉に形成してその外周面に補強螺旋突条を連続的
に形成している合成樹脂製可撓管の外周面を金属製編筒
で被覆してなり、この耐圧ホースの補強螺旋突条を設け
ていない上記両端部にフランジ付ニップルを挿嵌してい
ると共にホースの両端部外周面に金属製短筒体を被嵌し
て縮径方向に圧搾することにより、上記フランジ付ニッ
プルをホースの端部内周面に全面的に強固に圧着させた
水密構造としている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯、給水器の接続
配管として使用される耐圧ホースの改良に関するもので
ある。
配管として使用される耐圧ホースの改良に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】給湯器等に配管される耐圧ホースとして
金属製管を採用している場合には、内部の流体圧に対し
て充分な耐圧強度を有する構造とし得るが、合成樹脂製
可撓管を採用している場合には、その外周面を金属細線
又は合成樹脂モノフィラメントによって編粗してなる編
筒で被覆して耐圧強度を増大させる必要がある。図６は
その合成樹脂製可撓管を用いた耐圧ホースで、内外周面
を全長に亘って平坦な面に形成している一体長さの合成
樹脂製可撓管21の外周面を上記編筒22によって被覆して
なり、この合成樹脂製可撓管21にニップル23を装着する
には、まず、該可撓管21の両端開口部内に上記ニップル
23を挿嵌すると共に該両端開口部における編筒の外周面
に薄肉の金属製短管24を被嵌してこの金属製短管24を縮
径方向に圧縮することにより、上記ニップル23を合成樹
脂製可撓管21の両端開口部に固定し、さらに、金属製短
管24上に回転自在に被嵌させたユニオンナット25をニッ
プル23における合成樹脂製可撓管21の開口端から突出し
たフランジ部23a に係止させた構造としている。
金属製管を採用している場合には、内部の流体圧に対し
て充分な耐圧強度を有する構造とし得るが、合成樹脂製
可撓管を採用している場合には、その外周面を金属細線
又は合成樹脂モノフィラメントによって編粗してなる編
筒で被覆して耐圧強度を増大させる必要がある。図６は
その合成樹脂製可撓管を用いた耐圧ホースで、内外周面
を全長に亘って平坦な面に形成している一体長さの合成
樹脂製可撓管21の外周面を上記編筒22によって被覆して
なり、この合成樹脂製可撓管21にニップル23を装着する
には、まず、該可撓管21の両端開口部内に上記ニップル
23を挿嵌すると共に該両端開口部における編筒の外周面
に薄肉の金属製短管24を被嵌してこの金属製短管24を縮
径方向に圧縮することにより、上記ニップル23を合成樹
脂製可撓管21の両端開口部に固定し、さらに、金属製短
管24上に回転自在に被嵌させたユニオンナット25をニッ
プル23における合成樹脂製可撓管21の開口端から突出し
たフランジ部23a に係止させた構造としている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造の耐圧ホースによれば、編筒で被覆している合成樹脂
製可撓管21は、その内外周面共に全長に亘って同一径の
平坦な面に形成されているため、この耐圧ホースを給湯
器に屈曲した状態で配管した場合、その屈曲部が図７に
示すように、偏平状に圧潰、変形して流通面積が著しく
減少し、円滑な流通の妨げとなる上に、偏平状に屈折し
た屈曲部に折り癖がついてその位置を配管時にホースの
長さ方向に変移させることが困難であるため、給湯器の
配管予定部位に沿って正確に配管することができなくな
るという問題点がある。
造の耐圧ホースによれば、編筒で被覆している合成樹脂
製可撓管21は、その内外周面共に全長に亘って同一径の
平坦な面に形成されているため、この耐圧ホースを給湯
器に屈曲した状態で配管した場合、その屈曲部が図７に
示すように、偏平状に圧潰、変形して流通面積が著しく
減少し、円滑な流通の妨げとなる上に、偏平状に屈折し
た屈曲部に折り癖がついてその位置を配管時にホースの
長さ方向に変移させることが困難であるため、給湯器の
配管予定部位に沿って正確に配管することができなくな
るという問題点がある。
【０００４】このような問題点は、合成樹脂製可撓管と
して外周面に補強螺旋突条を一体に設けてなる管体を採
用すれば解消することができるが、この合成樹脂可撓管
の両端開口部にニップルを挿嵌して合成樹脂可撓管を被
覆している金属製編筒の端部外周面に被せた金属製短管
を縮径方向に圧縮させることにより合成樹脂可撓管の端
部内周面をニップルの外周面に圧着、固定した場合、合
成樹脂製可撓管は縮径してもその外周面に突設している
補強螺旋突条は偏平に変形させることができないために
この補強螺旋条突条間で形成している螺旋溝が合成樹脂
製可撓管の開口端面に連通した構造となり、ニップルの
外周面と合成樹脂製可撓管の開口端部の内周面間に浸入
する流体が該螺旋溝の開口端を通じて外部に漏水するこ
とになって耐圧ホースとしての機能を果たすことができ
なくなるという問題点があった。
して外周面に補強螺旋突条を一体に設けてなる管体を採
用すれば解消することができるが、この合成樹脂可撓管
の両端開口部にニップルを挿嵌して合成樹脂可撓管を被
覆している金属製編筒の端部外周面に被せた金属製短管
を縮径方向に圧縮させることにより合成樹脂可撓管の端
部内周面をニップルの外周面に圧着、固定した場合、合
成樹脂製可撓管は縮径してもその外周面に突設している
補強螺旋突条は偏平に変形させることができないために
この補強螺旋条突条間で形成している螺旋溝が合成樹脂
製可撓管の開口端面に連通した構造となり、ニップルの
外周面と合成樹脂製可撓管の開口端部の内周面間に浸入
する流体が該螺旋溝の開口端を通じて外部に漏水するこ
とになって耐圧ホースとしての機能を果たすことができ
なくなるという問題点があった。
【０００５】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは優れた耐圧強度を有
するばかりでなく、偏平状に圧潰変形することなく断面
円形状の内部空間を保持した状態で全長に亘って均一且
つ良好な屈曲性を発揮すると共にニップルを取付けても
両端部から漏水する虞れのない耐圧ホースを提供するに
ある。
たもので、その目的とするところは優れた耐圧強度を有
するばかりでなく、偏平状に圧潰変形することなく断面
円形状の内部空間を保持した状態で全長に亘って均一且
つ良好な屈曲性を発揮すると共にニップルを取付けても
両端部から漏水する虞れのない耐圧ホースを提供するに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の耐圧ホースは、請求項１に記載したよう
に、内周面を全長に亘って同一径の平坦な面に形成して
いると共に外周面に両端部を除いて一定高さの補強螺旋
突条を一体に設けてなる合成樹脂製可撓管に全長に亘っ
て補強編筒を被覆してあり、さらに、この合成樹脂製可
撓管の両端部を外周面が全長に亘って平坦な面に形成し
た肉厚端部に形成した構造としている。
に、本発明の耐圧ホースは、請求項１に記載したよう
に、内周面を全長に亘って同一径の平坦な面に形成して
いると共に外周面に両端部を除いて一定高さの補強螺旋
突条を一体に設けてなる合成樹脂製可撓管に全長に亘っ
て補強編筒を被覆してあり、さらに、この合成樹脂製可
撓管の両端部を外周面が全長に亘って平坦な面に形成し
た肉厚端部に形成した構造としている。
【０００７】上記耐圧ホースにおいて、請求項２に係る
発明は、合成樹脂製可撓管の肉厚端部内にニップルを挿
嵌すると共に合成樹脂可撓管の外周面を被覆している編
筒の両端部外周面に金属製短筒体を被嵌してこの金属製
短筒体を縮径方向に圧縮することにより肉厚端部を介し
て上記ニップルを固着してあり、さらに、合成樹脂製可
撓管の開口両端から突出した上記ニップルのフランジ部
の背面に上記金属製短筒体上に回転自在に被嵌したユニ
オンナットを係止させていることを特徴とするものであ
る。
発明は、合成樹脂製可撓管の肉厚端部内にニップルを挿
嵌すると共に合成樹脂可撓管の外周面を被覆している編
筒の両端部外周面に金属製短筒体を被嵌してこの金属製
短筒体を縮径方向に圧縮することにより肉厚端部を介し
て上記ニップルを固着してあり、さらに、合成樹脂製可
撓管の開口両端から突出した上記ニップルのフランジ部
の背面に上記金属製短筒体上に回転自在に被嵌したユニ
オンナットを係止させていることを特徴とするものであ
る。
【０００８】請求項３に係る発明は、上記請求項１に記
載の耐圧ホースとは別な構造に形成している耐圧ホース
であって、内外周面を全長に亘って平坦な面に形成して
いる合成樹脂製可撓管の外周面に両端部を除いて鋼線製
のコイルスプリングを巻着すると共にこのコイルスプリ
ングを含む合成樹脂製可撓管の外周面に全長に亘って補
強編筒を被覆してなる構造を有している。
載の耐圧ホースとは別な構造に形成している耐圧ホース
であって、内外周面を全長に亘って平坦な面に形成して
いる合成樹脂製可撓管の外周面に両端部を除いて鋼線製
のコイルスプリングを巻着すると共にこのコイルスプリ
ングを含む合成樹脂製可撓管の外周面に全長に亘って補
強編筒を被覆してなる構造を有している。
【０００９】また、請求項４に係る発明は、上記請求項
３に記載の耐圧ホースにおいて、合成樹脂製可撓管のコ
イルスプリングを巻着していない両端部内にニップルを
挿嵌すると共に該両端部の外周面に金属製短筒体を被嵌
してこの金属製短筒体を縮径方向に圧縮することにより
上記ニップルを固着してあり、さらに、合成樹脂製可撓
管の開口両端から突出した上記ニップルのフランジ部の
背面に上記金属製短筒体上に回転自在に被嵌したユニオ
ンナットを係止させた構造としている。
３に記載の耐圧ホースにおいて、合成樹脂製可撓管のコ
イルスプリングを巻着していない両端部内にニップルを
挿嵌すると共に該両端部の外周面に金属製短筒体を被嵌
してこの金属製短筒体を縮径方向に圧縮することにより
上記ニップルを固着してあり、さらに、合成樹脂製可撓
管の開口両端から突出した上記ニップルのフランジ部の
背面に上記金属製短筒体上に回転自在に被嵌したユニオ
ンナットを係止させた構造としている。
【００１０】
【作用】外周面を金属細線又は合成樹脂モノフィラメン
トを編粗してなる補強編筒によって被覆された合成樹脂
製可撓管は、その両端部以外の外周面に補強螺旋突条を
設けているので、優れた耐圧強度を発揮すると共に、所
望部分を屈曲させた場合には、該補強螺旋突条によって
断面円形状を保持しながら屈曲して該屈曲部においても
直状部と同様に湯水を抵抗なく円滑に流通させて給湯器
等の機能を向上させることができる。さらに、両端部を
除く管壁が補強螺旋突条によって補強されているから、
該管壁の肉厚を薄く形成しても充分な耐圧強度を維持す
ることができ、従って、Ｕ字状に大きく屈曲させても該
屈曲部が偏平状に圧潰することなく円滑な屈曲が可能と
なり、狭い空間部における配管が能率よく且つ正確に行
うことができる。
トを編粗してなる補強編筒によって被覆された合成樹脂
製可撓管は、その両端部以外の外周面に補強螺旋突条を
設けているので、優れた耐圧強度を発揮すると共に、所
望部分を屈曲させた場合には、該補強螺旋突条によって
断面円形状を保持しながら屈曲して該屈曲部においても
直状部と同様に湯水を抵抗なく円滑に流通させて給湯器
等の機能を向上させることができる。さらに、両端部を
除く管壁が補強螺旋突条によって補強されているから、
該管壁の肉厚を薄く形成しても充分な耐圧強度を維持す
ることができ、従って、Ｕ字状に大きく屈曲させても該
屈曲部が偏平状に圧潰することなく円滑な屈曲が可能と
なり、狭い空間部における配管が能率よく且つ正確に行
うことができる。
【００１１】また、上記合成樹脂製可撓管の両端部を上
記補強螺旋突条の高さに達する肉厚に形成し且つその外
周面を全長に亘って補強螺旋突条が突設していない平坦
な面に形成しているので、この合成樹脂製可撓管の両端
部にニップルを取付ける場合、その平坦な外周面に補強
編筒を介して金属製短筒体の内周面を全面的に且つ均一
に圧着させながら該金属製短筒体を縮径方向に圧縮させ
ることによって肉厚端部を介して上記合成樹脂製可撓管
の端部内に挿嵌した上記ニップルを強固に且つ隙間を生
じることなく固定することができ、従って、両端部から
の漏水が生じる虞れのない確実な水密性を発揮するニッ
プルの取付構造を構成し得る。なお、合成樹脂可撓管の
両端部の外周面は全長に亘って同一径の平坦な面に形成
しておくことが望ましい。
記補強螺旋突条の高さに達する肉厚に形成し且つその外
周面を全長に亘って補強螺旋突条が突設していない平坦
な面に形成しているので、この合成樹脂製可撓管の両端
部にニップルを取付ける場合、その平坦な外周面に補強
編筒を介して金属製短筒体の内周面を全面的に且つ均一
に圧着させながら該金属製短筒体を縮径方向に圧縮させ
ることによって肉厚端部を介して上記合成樹脂製可撓管
の端部内に挿嵌した上記ニップルを強固に且つ隙間を生
じることなく固定することができ、従って、両端部から
の漏水が生じる虞れのない確実な水密性を発揮するニッ
プルの取付構造を構成し得る。なお、合成樹脂可撓管の
両端部の外周面は全長に亘って同一径の平坦な面に形成
しておくことが望ましい。
【００１２】一方、請求項３に記載した耐圧ホースによ
れば、内外周面を全長に亘って平坦な面に形成している
合成樹脂製可撓管の外周面に両端部を除いて鋼線製のコ
イルスプリングを巻着すると共にこのコイルスプリング
を含む合成樹脂製可撓管の外周面に全長に亘って補強編
筒を被覆しているので、この補強編筒によりコイルスプ
リングを合成樹脂製可撓管の所定部位に巻装した状態で
固定しておくことができると共に、コイルスプリングに
よって大きな耐圧強度を維持することができ、その上、
所望部分を屈曲させた場合、合成樹脂製可撓管が内外周
面が全長に亘って平坦な面に形成されているにもかかわ
らず、コイルスプリングによって屈曲部が断面円形状に
保持された状態に屈曲して湯水を抵抗なく円滑に流通さ
せることができる。
れば、内外周面を全長に亘って平坦な面に形成している
合成樹脂製可撓管の外周面に両端部を除いて鋼線製のコ
イルスプリングを巻着すると共にこのコイルスプリング
を含む合成樹脂製可撓管の外周面に全長に亘って補強編
筒を被覆しているので、この補強編筒によりコイルスプ
リングを合成樹脂製可撓管の所定部位に巻装した状態で
固定しておくことができると共に、コイルスプリングに
よって大きな耐圧強度を維持することができ、その上、
所望部分を屈曲させた場合、合成樹脂製可撓管が内外周
面が全長に亘って平坦な面に形成されているにもかかわ
らず、コイルスプリングによって屈曲部が断面円形状に
保持された状態に屈曲して湯水を抵抗なく円滑に流通さ
せることができる。
【００１３】また、この合成樹脂製可撓管の両端部にニ
ップルを取付ける場合、該両端部の外周面にはコイルス
プリングが巻着されていないので、その平坦な外周面に
上記同様に金属製短筒体の内周面を全面的に且つ均一に
圧着させて確実な水密性を確保し得るニップルの取付構
造とすることができる。
ップルを取付ける場合、該両端部の外周面にはコイルス
プリングが巻着されていないので、その平坦な外周面に
上記同様に金属製短筒体の内周面を全面的に且つ均一に
圧着させて確実な水密性を確保し得るニップルの取付構
造とすることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な実施の形態を図
面について説明すると、図１において、１はＥＶＡ樹脂
やポリエチレン、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン
系樹脂、或いは塩化ビニル樹脂よりなる所望長さを有す
る軟質合成樹脂製の可撓管で、その管壁11を両端部を除
く全長に亘って薄肉円筒形状に形成していると共にこの
管壁11の内周面を全長に亘って同一径の平坦な内周面12
に形成してあり、さらに、該管壁11における両端部を除
く外周面に同一合成樹脂材によって中空螺旋突条13a を
一体に形成し、この中空螺旋突条13a 内に適度な弾性を
有するポリエチレン樹脂等の合成樹脂製補強線条物13b
を連続螺旋状に内装することによって補強螺旋突条13を
形成している。なお、この補強螺旋突条13は中空螺旋突
条13a を設けることなく、管壁11の形成時に、該管壁11
の外周面にこの管壁11と同一合成樹脂よりなる補強螺旋
突条を直接、一体に形成してもよい。
面について説明すると、図１において、１はＥＶＡ樹脂
やポリエチレン、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン
系樹脂、或いは塩化ビニル樹脂よりなる所望長さを有す
る軟質合成樹脂製の可撓管で、その管壁11を両端部を除
く全長に亘って薄肉円筒形状に形成していると共にこの
管壁11の内周面を全長に亘って同一径の平坦な内周面12
に形成してあり、さらに、該管壁11における両端部を除
く外周面に同一合成樹脂材によって中空螺旋突条13a を
一体に形成し、この中空螺旋突条13a 内に適度な弾性を
有するポリエチレン樹脂等の合成樹脂製補強線条物13b
を連続螺旋状に内装することによって補強螺旋突条13を
形成している。なお、この補強螺旋突条13は中空螺旋突
条13a を設けることなく、管壁11の形成時に、該管壁11
の外周面にこの管壁11と同一合成樹脂よりなる補強螺旋
突条を直接、一体に形成してもよい。
【００１５】上記合成樹脂製可撓管１の両端部は、その
外径を補強螺旋突条13の螺旋巻き外径に略等しい径とな
る肉厚端部1a、1aに形成されている。詳しくは、この肉
厚端部1aは、上記管壁11の外周面両端部に補強螺旋突条
13を設けることなく該管壁11と同一合成樹脂材を層着す
ることによって肉厚に形成しているか、或いは、管壁11
の外周面に巻着している上記補強螺旋突条13の両端部を
開口端部に向かって徐々に細径にしながら肉厚に形成さ
れる合成樹脂材層内に埋設させることによって形成され
ている。
外径を補強螺旋突条13の螺旋巻き外径に略等しい径とな
る肉厚端部1a、1aに形成されている。詳しくは、この肉
厚端部1aは、上記管壁11の外周面両端部に補強螺旋突条
13を設けることなく該管壁11と同一合成樹脂材を層着す
ることによって肉厚に形成しているか、或いは、管壁11
の外周面に巻着している上記補強螺旋突条13の両端部を
開口端部に向かって徐々に細径にしながら肉厚に形成さ
れる合成樹脂材層内に埋設させることによって形成され
ている。
【００１６】なお、この肉厚端部1aはその外径を全長に
亘って同一径の平坦な面に形成しているが、開口端に向
かって徐々に肉厚となるように形成してもよく、また、
該肉厚端部1a内に補強螺旋突条13を埋設している場合に
は、その補強螺旋突条13の一部が端部外周面から僅かに
突出させた構造、即ち、径方向への圧縮によって平坦に
変形し得る構造となっていてもよく、要するに、外周面
が略平坦な面に形成しておけばよい。
亘って同一径の平坦な面に形成しているが、開口端に向
かって徐々に肉厚となるように形成してもよく、また、
該肉厚端部1a内に補強螺旋突条13を埋設している場合に
は、その補強螺旋突条13の一部が端部外周面から僅かに
突出させた構造、即ち、径方向への圧縮によって平坦に
変形し得る構造となっていてもよく、要するに、外周面
が略平坦な面に形成しておけばよい。
【００１７】２は上記合成樹脂製可撓管１の外周面を全
長に亘って被覆している金属製又は合成樹脂製の補強編
筒で、複数本の金属細線又は合成樹脂モノフィラントを
引き揃えてなる細幅平帯状被覆材2a、2aを合成樹脂製可
撓管１の外周面にそれぞれ右螺旋巻き方向と左螺旋巻き
方向に互いに編組しながら巻着することによって形成さ
れ、その内周面は補強螺旋突条13の表面及び隣接する補
強螺旋突条13、13間の管壁11の外周面と両端部外周面に
全面的に密着して合成樹脂製可撓管１と略同じ外観を呈
しているものであり、合成樹脂製可撓管１の外周面をこ
の補強編筒２によって被覆することにより耐圧ホースＡ
を形成している。
長に亘って被覆している金属製又は合成樹脂製の補強編
筒で、複数本の金属細線又は合成樹脂モノフィラントを
引き揃えてなる細幅平帯状被覆材2a、2aを合成樹脂製可
撓管１の外周面にそれぞれ右螺旋巻き方向と左螺旋巻き
方向に互いに編組しながら巻着することによって形成さ
れ、その内周面は補強螺旋突条13の表面及び隣接する補
強螺旋突条13、13間の管壁11の外周面と両端部外周面に
全面的に密着して合成樹脂製可撓管１と略同じ外観を呈
しているものであり、合成樹脂製可撓管１の外周面をこ
の補強編筒２によって被覆することにより耐圧ホースＡ
を形成している。
【００１８】図２は上記のように構成した耐圧ホースＡ
の両端開口部にニップル３を取付けて給水、給湯器等の
接続配管として使用するように構成した耐圧ホースA'を
示すもので、上記合成樹脂製可撓管１の両端開口部内
に、ニップル３を、そのフランジ部3aを合成樹脂製可撓
管１の開口端から外部に突出させた状態、即ち、該フラ
ンジ部3aの背面を合成樹脂製可撓管１の開口端面に当接
させた状態で挿嵌していると共に、上記補強編筒２によ
って被覆されている合成樹脂製可撓管１における外周面
が略平坦な両端部（肉厚端部1a）に、該端部に略等しい
長さを有する金属製短筒体４を被嵌してこの金属製短筒
体４の外周面を適宜な圧搾工具又は装置により縮径方向
に圧搾することにより、合成樹脂製可撓管１を圧縮さ
せ、該合成樹脂製可撓管１の内周面をニップル３の外周
面に圧着させることによって合成樹脂製可撓管１の両端
開口部にこのニップル３を固着してなるものである。
の両端開口部にニップル３を取付けて給水、給湯器等の
接続配管として使用するように構成した耐圧ホースA'を
示すもので、上記合成樹脂製可撓管１の両端開口部内
に、ニップル３を、そのフランジ部3aを合成樹脂製可撓
管１の開口端から外部に突出させた状態、即ち、該フラ
ンジ部3aの背面を合成樹脂製可撓管１の開口端面に当接
させた状態で挿嵌していると共に、上記補強編筒２によ
って被覆されている合成樹脂製可撓管１における外周面
が略平坦な両端部（肉厚端部1a）に、該端部に略等しい
長さを有する金属製短筒体４を被嵌してこの金属製短筒
体４の外周面を適宜な圧搾工具又は装置により縮径方向
に圧搾することにより、合成樹脂製可撓管１を圧縮さ
せ、該合成樹脂製可撓管１の内周面をニップル３の外周
面に圧着させることによって合成樹脂製可撓管１の両端
開口部にこのニップル３を固着してなるものである。
【００１９】ニップル３の外周面には複数条の周溝3bが
形成されてあり、合成樹脂製可撓管１の両端部外周面に
被嵌した上記金属製短筒体４を縮径方向に圧搾して合成
樹脂製可撓管１の端部を補強編筒２と一体に圧縮させる
と共に、上記周溝3bに対向する該金属製短筒体４の部分
を強く圧搾して周溝3bを被覆している合成樹脂製可撓管
１の内層部分を該周溝3b内に圧入させている。従って、
合成樹脂製可撓管１の開口端部内周面はニップル３の外
周面に全面的に圧着していると共に補強編筒２で被覆さ
れた該合成樹脂製可撓管１の端部外周面は金属製短筒４
の内周面に全面的に密着し且つニップル３の周溝3bに対
向した金属製短管体４の部分が周溝部4aに圧絞、形成さ
れたニップル３の取付構造を構成している。
形成されてあり、合成樹脂製可撓管１の両端部外周面に
被嵌した上記金属製短筒体４を縮径方向に圧搾して合成
樹脂製可撓管１の端部を補強編筒２と一体に圧縮させる
と共に、上記周溝3bに対向する該金属製短筒体４の部分
を強く圧搾して周溝3bを被覆している合成樹脂製可撓管
１の内層部分を該周溝3b内に圧入させている。従って、
合成樹脂製可撓管１の開口端部内周面はニップル３の外
周面に全面的に圧着していると共に補強編筒２で被覆さ
れた該合成樹脂製可撓管１の端部外周面は金属製短筒４
の内周面に全面的に密着し且つニップル３の周溝3bに対
向した金属製短管体４の部分が周溝部4aに圧絞、形成さ
れたニップル３の取付構造を構成している。
【００２０】５は合成樹脂製可撓管１の両端部に被嵌し
ている上記金属製短筒体４の端部外周面、又は、合成樹
脂製可撓管１の開口端から突出しているニップル３のフ
ランジ部3aの背面側外周面に回転自在に被嵌しているユ
ニオンナットで、その円環状の後端面5aの前面をニップ
ル３のフランジ部3aの背面に係止させるように構成して
いる。なお、このユニオンナット５の取付けは、合成樹
脂製可撓管１の開口端部内にニップル３を挿嵌する際
に、該ニップル３上に設けておくことによって行われ
る。
ている上記金属製短筒体４の端部外周面、又は、合成樹
脂製可撓管１の開口端から突出しているニップル３のフ
ランジ部3aの背面側外周面に回転自在に被嵌しているユ
ニオンナットで、その円環状の後端面5aの前面をニップ
ル３のフランジ部3aの背面に係止させるように構成して
いる。なお、このユニオンナット５の取付けは、合成樹
脂製可撓管１の開口端部内にニップル３を挿嵌する際
に、該ニップル３上に設けておくことによって行われ
る。
【００２１】上記のように構成した耐圧ホースＡ、A'
は、合成樹脂製可撓管１の管壁11の肉厚を内外周面が平
坦な通常の合成樹脂製管よりも薄くしているので、屈曲
性が良好で長さ方向のどの部分からでも大きく且つ容易
に屈曲させることができ、給湯器や給水器に配管するに
際して狭い配管空間であっても所定部分に容易に且つ正
確に配管することができるものであり、その上、管壁11
の外周面には補強螺旋突条13を一体に設けているので、
この補強螺旋突条13によって管壁11が所定の強度を維持
すると共にホースを大きく屈曲させても図３に示すよう
に、該屈曲部が偏平状に圧潰変形することなく断面円形
状を維持したまま円滑に屈曲して湯水が殆ど抵抗を受け
ることなく直状部と同様に良好に流通することができ
る。
は、合成樹脂製可撓管１の管壁11の肉厚を内外周面が平
坦な通常の合成樹脂製管よりも薄くしているので、屈曲
性が良好で長さ方向のどの部分からでも大きく且つ容易
に屈曲させることができ、給湯器や給水器に配管するに
際して狭い配管空間であっても所定部分に容易に且つ正
確に配管することができるものであり、その上、管壁11
の外周面には補強螺旋突条13を一体に設けているので、
この補強螺旋突条13によって管壁11が所定の強度を維持
すると共にホースを大きく屈曲させても図３に示すよう
に、該屈曲部が偏平状に圧潰変形することなく断面円形
状を維持したまま円滑に屈曲して湯水が殆ど抵抗を受け
ることなく直状部と同様に良好に流通することができ
る。
【００２２】また、合成樹脂製可撓管１の両端部が肉厚
端部1aに形成され且つその外周面を略平坦な面に形成し
ているから、金属製短筒体４の内周面が全面に亘ってそ
の端部外周面に補強編筒２を介して強固に圧着すると共
に合成樹脂製可撓管１の端部内周面をニップル３の外周
面に全面的に隙間なく圧着し、従って、漏水などが生じ
ることのない水密性に優れた耐圧ホースを構成している
ものである。
端部1aに形成され且つその外周面を略平坦な面に形成し
ているから、金属製短筒体４の内周面が全面に亘ってそ
の端部外周面に補強編筒２を介して強固に圧着すると共
に合成樹脂製可撓管１の端部内周面をニップル３の外周
面に全面的に隙間なく圧着し、従って、漏水などが生じ
ることのない水密性に優れた耐圧ホースを構成している
ものである。
【００２３】次に、図４は本発明の別な耐圧ホース構造
の実施例を示すもので、この耐圧ホースA1は、外周面も
内周面と同様に全長に亘って同一径の平坦な面に形成し
ている一定の肉厚を有する合成樹脂製可撓管1'（肉厚が
２ｍｍ程度）の外周面に、両端部1'a 、1'a を除いて鋼
線製のコイルスプリング６を巻着していると共にこのコ
イルスプリング６を含む合成樹脂製可撓管1'の外周面全
面に全長に亘って上記補強編筒２を被覆して、この補強
編筒２によりコイルスプリング６を合成樹脂製可撓管1'
に固定してなる構造としている。
の実施例を示すもので、この耐圧ホースA1は、外周面も
内周面と同様に全長に亘って同一径の平坦な面に形成し
ている一定の肉厚を有する合成樹脂製可撓管1'（肉厚が
２ｍｍ程度）の外周面に、両端部1'a 、1'a を除いて鋼
線製のコイルスプリング６を巻着していると共にこのコ
イルスプリング６を含む合成樹脂製可撓管1'の外周面全
面に全長に亘って上記補強編筒２を被覆して、この補強
編筒２によりコイルスプリング６を合成樹脂製可撓管1'
に固定してなる構造としている。
【００２４】なお、合成樹脂製可撓管1'は図１に示す合
成樹脂製可撓管１と同じ軟質合成樹脂よりなるものであ
り、補強編筒２も複数本の金属細線又は合成樹脂モノフ
ィラントを引き揃えてなる細幅平帯状被覆材2a、2aを合
成樹脂製可撓管１の外周面にそれぞれ右螺旋巻き方向と
左螺旋巻き方向に互いに編組しながら巻着することによ
って形成されている。
成樹脂製可撓管１と同じ軟質合成樹脂よりなるものであ
り、補強編筒２も複数本の金属細線又は合成樹脂モノフ
ィラントを引き揃えてなる細幅平帯状被覆材2a、2aを合
成樹脂製可撓管１の外周面にそれぞれ右螺旋巻き方向と
左螺旋巻き方向に互いに編組しながら巻着することによ
って形成されている。
【００２５】図５は上記のように構成した耐圧ホースA1
の両端開口部にニップル３を取付けて給水、給湯器等の
接続配管として使用するように構成した耐圧ホースA2を
示すもので、上記耐圧ホース本体A1における上記コイル
スプリング６を巻着していない合成樹脂製可撓管1'の両
端開口部内に、上記図２で示した耐圧ホースと同様にニ
ップル３を挿嵌すると共に、補強編筒２によって被覆さ
れた両端部外周面に金属製短筒体４を被嵌してこの金属
製短筒体４を縮径方向に圧縮することにより上記ニップ
ル３を固着し、さらに、合成樹脂製可撓管1'の開口両端
から突出した上記ニップル３のフランジ部3aの背面にユ
ニオンナット５を回転自在に係止させているものであ
る。
の両端開口部にニップル３を取付けて給水、給湯器等の
接続配管として使用するように構成した耐圧ホースA2を
示すもので、上記耐圧ホース本体A1における上記コイル
スプリング６を巻着していない合成樹脂製可撓管1'の両
端開口部内に、上記図２で示した耐圧ホースと同様にニ
ップル３を挿嵌すると共に、補強編筒２によって被覆さ
れた両端部外周面に金属製短筒体４を被嵌してこの金属
製短筒体４を縮径方向に圧縮することにより上記ニップ
ル３を固着し、さらに、合成樹脂製可撓管1'の開口両端
から突出した上記ニップル３のフランジ部3aの背面にユ
ニオンナット５を回転自在に係止させているものであ
る。
【００２６】なお、ニップル３の外周面には、上述した
ように、複数条の周溝3bが形成されてあり、合成樹脂製
可撓管1'の両端部1'a 、1'a の外周面に被嵌した上記金
属製短筒体４を縮径方向に圧搾して合成樹脂製可撓管1'
の端部を補強編筒２と一体に圧縮させると共に、上記周
溝3bに対向する該金属製短筒体４の部分を強く圧搾して
周溝3bを被覆している合成樹脂製可撓管1'の内層部分を
該周溝3b内に圧入させることによりニップル３の取付構
造を構成している。その他の構造については、上記図２
で示した耐圧ホースと同様であるので、同一部分には同
一符号を付してその詳細な説明を省略する。
ように、複数条の周溝3bが形成されてあり、合成樹脂製
可撓管1'の両端部1'a 、1'a の外周面に被嵌した上記金
属製短筒体４を縮径方向に圧搾して合成樹脂製可撓管1'
の端部を補強編筒２と一体に圧縮させると共に、上記周
溝3bに対向する該金属製短筒体４の部分を強く圧搾して
周溝3bを被覆している合成樹脂製可撓管1'の内層部分を
該周溝3b内に圧入させることによりニップル３の取付構
造を構成している。その他の構造については、上記図２
で示した耐圧ホースと同様であるので、同一部分には同
一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【００２７】このように構成した耐圧ホースA1、A2は、
合成樹脂製可撓管1'の外周面にコイルスプリング６を巻
着しているので、該合成樹脂製可撓管1'の内外周面が平
坦面に形成されているにもかかわらず、充分な耐圧強度
を発揮すると共に大きく屈曲させても、該屈曲部が偏平
な圧潰状に変形することはなく、断面円形状を維持して
湯水を円滑に流通させることができるものである。ま
た、金属製短筒体４によってニップル３を固着している
合成樹脂製可撓管1'の両端部には上記コイルスプリング
６が設けられていないので、合成樹脂製可撓管1'の端部
内周面がニップル３の外周面に全面的に隙間なく圧着し
た構造となって漏水などが生じることのない水密性に優
れた耐圧ホースを構成することができる。
合成樹脂製可撓管1'の外周面にコイルスプリング６を巻
着しているので、該合成樹脂製可撓管1'の内外周面が平
坦面に形成されているにもかかわらず、充分な耐圧強度
を発揮すると共に大きく屈曲させても、該屈曲部が偏平
な圧潰状に変形することはなく、断面円形状を維持して
湯水を円滑に流通させることができるものである。ま
た、金属製短筒体４によってニップル３を固着している
合成樹脂製可撓管1'の両端部には上記コイルスプリング
６が設けられていないので、合成樹脂製可撓管1'の端部
内周面がニップル３の外周面に全面的に隙間なく圧着し
た構造となって漏水などが生じることのない水密性に優
れた耐圧ホースを構成することができる。
【００２８】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１に係る耐
圧ホースによれば、内周面を全長に亘って同一径の平坦
な面に形成していると共に外周面に両端部を除いて一定
高さの補強螺旋突条を一体に設けてなる合成樹脂製可撓
管に全長に亘って補強編筒を被覆してあり、さらに、こ
の合成樹脂製可撓管の両端部を外周面が全長に亘って平
坦な面に形成した肉厚端部に形成しているので、合成樹
脂製可撓管の両端部を除く全長に亘って連続的に突設し
ている補強螺旋突条により、耐圧強度を増大させること
ができると共に、配管時等においてどの部分を屈曲させ
ても該補強螺旋突条により断面円形状を保持しながら円
滑に屈曲させることができ、従って、直状部と同じ良好
な流通性を発揮して給湯器等の機能を向上させることが
できる。
圧ホースによれば、内周面を全長に亘って同一径の平坦
な面に形成していると共に外周面に両端部を除いて一定
高さの補強螺旋突条を一体に設けてなる合成樹脂製可撓
管に全長に亘って補強編筒を被覆してあり、さらに、こ
の合成樹脂製可撓管の両端部を外周面が全長に亘って平
坦な面に形成した肉厚端部に形成しているので、合成樹
脂製可撓管の両端部を除く全長に亘って連続的に突設し
ている補強螺旋突条により、耐圧強度を増大させること
ができると共に、配管時等においてどの部分を屈曲させ
ても該補強螺旋突条により断面円形状を保持しながら円
滑に屈曲させることができ、従って、直状部と同じ良好
な流通性を発揮して給湯器等の機能を向上させることが
できる。
【００２９】さらに、両端部を除く合成樹脂製可撓管の
外周面が補強螺旋突起によって補強されているから、該
合成樹脂製可撓管の肉厚を薄く形成することができると
共に肉薄に形成しても充分な耐圧強度を発揮することが
でき、そのため、屈曲性が良好となって該屈曲部を偏平
状に圧潰変形させることなくＵ字状に大きく且つ円滑に
屈曲させることができ、狭い空間部における配管が能率
よく且つ正確に行うことができる。
外周面が補強螺旋突起によって補強されているから、該
合成樹脂製可撓管の肉厚を薄く形成することができると
共に肉薄に形成しても充分な耐圧強度を発揮することが
でき、そのため、屈曲性が良好となって該屈曲部を偏平
状に圧潰変形させることなくＵ字状に大きく且つ円滑に
屈曲させることができ、狭い空間部における配管が能率
よく且つ正確に行うことができる。
【００３０】また、上記合成樹脂製可撓管の両端部にニ
ップルを取付けている請求項２に記載の耐圧ホースによ
れば、上記合成樹脂製可撓管の両端部を上記補強螺旋突
条の高さに達する肉厚に形成し且つその外周面を全長に
亘って補強螺旋突条が突設していない平坦な面に形成し
ているので、この合成樹脂製可撓管の両端部にニップル
を取付ける場合、その平坦な外周面に補強編筒を介して
金属製短筒体の内周面を全面的に且つ均一に圧着させる
ことができ、従って、確実な水密性を確保し得ると共に
フランジ付接続口金具を強固に固定することができるも
のである。
ップルを取付けている請求項２に記載の耐圧ホースによ
れば、上記合成樹脂製可撓管の両端部を上記補強螺旋突
条の高さに達する肉厚に形成し且つその外周面を全長に
亘って補強螺旋突条が突設していない平坦な面に形成し
ているので、この合成樹脂製可撓管の両端部にニップル
を取付ける場合、その平坦な外周面に補強編筒を介して
金属製短筒体の内周面を全面的に且つ均一に圧着させる
ことができ、従って、確実な水密性を確保し得ると共に
フランジ付接続口金具を強固に固定することができるも
のである。
【００３１】請求項３又は請求項４に記載の耐圧ホース
によれば、内外周面を全長に亘って平坦な面に形成して
いる合成樹脂製可撓管の外周面に両端部を除いて鋼線製
のコイルスプリングを巻着すると共にこのコイルスプリ
ングを含む合成樹脂製可撓管の外周面に全長に亘って補
強編筒を被覆しているので、合成樹脂製可撓管の内外周
面が平坦面に形成されているにもかかわらず、その外周
面に巻着しているコイルスプリングによって優れた耐圧
強度を発揮することができると共に大きく屈曲させて
も、該屈曲部が偏平な圧潰状に変形することはなく、断
面円形状を維持して湯水を円滑に流通させることができ
るものである。
によれば、内外周面を全長に亘って平坦な面に形成して
いる合成樹脂製可撓管の外周面に両端部を除いて鋼線製
のコイルスプリングを巻着すると共にこのコイルスプリ
ングを含む合成樹脂製可撓管の外周面に全長に亘って補
強編筒を被覆しているので、合成樹脂製可撓管の内外周
面が平坦面に形成されているにもかかわらず、その外周
面に巻着しているコイルスプリングによって優れた耐圧
強度を発揮することができると共に大きく屈曲させて
も、該屈曲部が偏平な圧潰状に変形することはなく、断
面円形状を維持して湯水を円滑に流通させることができ
るものである。
【００３２】さらに、金属製短筒体によってニップルを
固着している合成樹脂製可撓管の両端部には上記コイル
スプリングが設けられていないので、合成樹脂製可撓管
の端部内周面がニップルの外周面に全面的に隙間なく圧
着した構造となって漏水などが生じることのない水密性
に優れた耐圧ホースを得ることができる。
固着している合成樹脂製可撓管の両端部には上記コイル
スプリングが設けられていないので、合成樹脂製可撓管
の端部内周面がニップルの外周面に全面的に隙間なく圧
着した構造となって漏水などが生じることのない水密性
に優れた耐圧ホースを得ることができる。
【図１】両端部を除く外周面に補強螺旋突条を設けてな
る一部を断面した簡略側面図、
る一部を断面した簡略側面図、
【図２】両端部にニップルを取付けている耐圧ホースの
一部縦断側面図、
一部縦断側面図、
【図３】屈曲させた状態の一部の側面図、
【図４】本発明の別な耐圧ホースを示す一部を断面した
簡略側面図、
簡略側面図、
【図５】両端部にニップルを取付けている耐圧ホースの
一部縦断側面図、
一部縦断側面図、
【図６】従来例を示す一部を断面した簡略側面図、
【図７】屈曲させた状態の一部の側面図。
【符号の説明】 Ａ 耐圧ホース本体 １ 軟質合成樹脂製可撓管 ２ 補強編筒 ３ ニップル ４ 金属製短筒体 ５ ユニオンナット ６ コイルスプリング 12 内周面 13 補強螺旋突条
Claims (4)
- 【請求項１】 内周面を全長に亘って同一径の平坦な面
に形成していると共に外周面に両端部を除いて一定高さ
の補強螺旋突条を一体に設けてなる合成樹脂製可撓管に
全長に亘って補強編筒を被覆してあり、さらに、この合
成樹脂製可撓管の両端部を外周面が全長に亘って平坦な
面に形成した肉厚端部に形成していることを特徴とする
耐圧ホース。 - 【請求項２】 合成樹脂製可撓管の肉厚端部内にニップ
ルを挿嵌すると共に該肉厚端部の外周面に金属製短筒体
を被嵌してこの金属製短筒体を縮径方向に圧縮すること
により肉厚端部を介して上記ニップルを固着してあり、
さらに、合成樹脂製可撓管の開口両端から突出した上記
ニップルのフランジ部の背面に上記金属製短筒体上に回
転自在に被嵌したユニオンナットを係止させていること
を特徴とする請求項１に記載の耐圧ホース。 - 【請求項３】 内外周面を全長に亘って平坦な面に形成
している合成樹脂製可撓管の外周面に両端部を除いて鋼
線製のコイルスプリングを巻着すると共にこのコイルス
プリングを含む合成樹脂製可撓管の外周面に全長に亘っ
て補強編筒を被覆していることを特徴とする耐圧ホー
ス。 - 【請求項４】 合成樹脂製可撓管のコイルスプリングを
巻着していない両端部内にニップルを挿嵌すると共に該
両端部の外周面に金属製短筒体を被嵌してこの金属製短
筒体を縮径方向に圧縮することにより上記ニップルを固
着してあり、さらに、合成樹脂製可撓管の開口両端から
突出した上記ニップルのフランジ部の背面に上記金属製
短筒体上に回転自在に被嵌したユニオンナットを係止さ
せていることを特徴とする請求項３に記載の耐圧ホー
ス。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001029018A JP2002228059A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 耐圧ホース |
| KR1020010078364A KR20020065332A (ko) | 2001-02-06 | 2001-12-12 | 내압호스 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001029018A JP2002228059A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 耐圧ホース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002228059A true JP2002228059A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18893406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001029018A Pending JP2002228059A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 耐圧ホース |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002228059A (ja) |
| KR (1) | KR20020065332A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003004175A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Kuraray Plast Co Ltd | キンク防止耐圧フレキシブルホース |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8291941B1 (en) * | 2011-11-04 | 2012-10-23 | Blue Gentian, Llc | Expandable and contractible hose |
-
2001
- 2001-02-06 JP JP2001029018A patent/JP2002228059A/ja active Pending
- 2001-12-12 KR KR1020010078364A patent/KR20020065332A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003004175A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Kuraray Plast Co Ltd | キンク防止耐圧フレキシブルホース |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20020065332A (ko) | 2002-08-13 |
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| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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