JP2002227944A - ケーブル駆動装置 - Google Patents

ケーブル駆動装置

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Publication number
JP2002227944A
JP2002227944A JP2001029661A JP2001029661A JP2002227944A JP 2002227944 A JP2002227944 A JP 2002227944A JP 2001029661 A JP2001029661 A JP 2001029661A JP 2001029661 A JP2001029661 A JP 2001029661A JP 2002227944 A JP2002227944 A JP 2002227944A
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JP
Japan
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cable
tension
roller
support shaft
rotator
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001029661A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Sekine
義隆 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの弛みを吸収するためのテンション
発生装置を有するケーブル駆動装置の小型化かつ取付け
レイアウト性を向上する。 【解決手段】 ケーシングに固設された支持軸2により
長尺の枠型テンションアーム3を支持し、テンションア
ームの長手方向の両円弧状端面3aにより円環状ローラ
5を摺接状態に支持し、テンションアームの一方の長手
方向内面と支持軸との間に圧縮コイルばね4を介装し、
ケーブルをローラにより弾発付勢してケーブルの弛みを
吸収するためのテンションを発生させる。 【効果】 支持軸をローラ内に受容されるように配設し
て、テンションアームや圧縮コイルばねをローラの外方
に大きく出るように配設しないようにすることができ、
テンション発生装置をコンパクト化し得るため、テンシ
ョン発生装置を設けたアクチュエータを小型化でき、車
体への取付けレイアウト性を向上し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動開閉す
るスライドドアなどの被駆動体に牽引力を与えるための
ケーブル駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用開閉体として乗降用ドアやサンル
ーフ用可動パネルなどがあるが、例えば後席乗降用ドア
をスライドさせて車体開口部としての後席乗降口を開閉
するようにした車両がある。さらに、そのドアの開閉を
容易にするためにパワーアシストまたは自動開閉するこ
とができ、例えば、パワースライドドアのモータアクチ
ュエータの一例を図5に模式的に示す。
【0003】図において、レール(図示せず)によりス
ライド自在に支持されたスライドドア11にケーブル1
2が結合され、アクチュエータ13内のドラム14の外
周面に設けた螺旋溝の一端側から他端側へ向けてケーブ
ル12が巻回されていると共に、螺旋溝の各端にケーブ
ル12の端末をそれぞれ繋着し、ドラム14を電動機1
5により正逆回転させることにより、スライドドア11
が開閉駆動されるようになっている。例えば、ドラム1
4を図における時計回りに回転させることにより、ケー
ブル12のドラムに既に巻回されている一端部12aが
繰り出されつつ他端部12bが巻き取られ、ケーブル1
2に矢印に示される全閉方向への牽引力が発生し、その
牽引力で被駆動体であるスライドドア11を閉じ方向に
駆動することができる。
【0004】このような装置にあっては、スライドドア
11を全閉状態にする際には車体外方に飛び出して変位
する状態から車体側へ引き込むべくレールRが湾曲して
おり、その湾曲部にガイドされる際の曲線運動に伴って
ケーブル12の周長が変化する。また、アクチュエータ
13を限られたスペースに設置することから、反転プー
リ16やアウタチューブ12cを用いてケーブル12を
引き回すようにしているため、ケーブル12に張力が発
生した場合にはケーブル12の引き回し形状が変化す
る。
【0005】このようなケーブル12の状態変化に対応
可能にするべく、本アクチュエータ13にあっては、ケ
ーシング10内におけるケーブル12の両出入り口近傍
にそれぞれ設けられた各アイドラ19とドラム14との
間に、作動中のケーブル12の張力を一定に保つために
引っ張りコイルばね17で付勢されたテンションアーム
18により枢支された一対のローラ18aが設けられて
いる。なお、ドラム14の支持軸14aと電動機15の
出力軸との間には、動力伝達を行うための複数の歯車か
らなる減速機構(図示せず)が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造により、スラ
イドドア11の開閉動作時におけるケーブル12の撓み
などを引っ張りコイルばね17の伸縮により吸収するこ
とができる。しかしながら、上記したように、ローラ1
8aを弾発付勢する引っ張りコイルばね17をテンショ
ンアーム18とケーシング10との間に設けているた
め、その設置スペース確保のためにアクチュエータ13
が大型化し、車体への取付けレイアウト性が損なわれる
という問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、ケーブルの弛みを吸収するためのテンション発生装
置を有するケーブル駆動装置の小型化かつ取付けレイア
ウト性の向上を実現するために、本発明に於いては、回
転ドラムによりケーブルを巻き取ることにより当該ケー
ブルに接続された被駆動体を変位させるようにしたケー
ブル駆動装置であって、前記ケーブルの弛みを吸収する
ためのテンション発生装置が、回転体と、前記回転体を
回転自在に支持する回転体支持部材と、前記回転体支持
部材を前記ケーブルに対する接離方向へ変位自在にガイ
ドすると共に固定物に固設されたガイド部材と、前記回
転体を前記ケーブルに接触させる向きに弾発付勢するよ
うに前記ガイド部材と前記回転体支持部材との間に介装
されたばねとを有するものとした。
【0008】これによれば、固定部に固設されたガイド
部材により回転体支持部材をガイドすると共に、両者間
にばねを介装したことから、ガイド部材を回転体内に受
容されるように配設して、回転体支持部材やばねを回転
体の外方に大きく出るように配設しないようにすること
ができ、テンション発生装置をコンパクト化し得る。
【0009】また、前記回転体が中空に形成され、かつ
前記ばねが前記回転体内に受容されていることによれ
ば、回転体の中空部分にばねを収めることから、テンシ
ョン発生装置を好適にコンパクト化し得る。
【0010】また、前記回転体支持部材が、前記回転体
をその対角位置にて摺接状態で支持していることによれ
ば、回転体支持部材を中空形状に形成することができ、
その中にばねを受容することができ、テンション発生装
置のコンパクト化を容易に実現し得る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明が適用されたケーブル駆動
装置としてのアクチュエータ8を示す従来例で示した図
5と同様の図である。なお、図5と同様の部分について
は同一の符合を付してその詳しい説明を省略する。図に
示されるように、ドラム14と各アイドラ19との間
に、本発明に基づくテンション発生装置1が設けられて
いる。
【0013】図2に示されるように、本テンション発生
装置1は、固定部としてのケーシング10に立設状態に
固設される支持軸2と、支持軸2に組み付けられる回転
体支持部材としてのテンションアーム3と、支持軸2と
テンションアーム3との間に介装される圧縮コイルばね
4と、テンションアーム3により回転自在に支持される
回転体としての中空の円環状からなるローラ5と、テン
ションアーム3に取り付けられる蓋体6とにより構成さ
れている。
【0014】支持軸2は矩形断面形状をなし、テンショ
ンアーム3は、ローラ5のケーブル12に対する接離方
向に支持軸2の両側面によりガイドされる向きに長尺の
枠型に形成されている。テンションアーム3には、ロー
ラ5の内周面における対角位置の2箇所を摺接状態にて
支持するべく長手方向両外方端面3aが円弧状に形成さ
れていると共に、ローラ5の軸線方向の一方に対する抜
け止め用に両外方端面3aから半径方向外向きに突出す
る各壁部3bが形成されている。
【0015】また、テンションアーム3の長手方向両内
面の一方には、圧縮コイルばね4の一端部を挿入状態で
支持するためのボス部3cが突設されている。このよう
にして、テンションアーム3の空間に受容されるように
組み付けられた圧縮コイルばね4のテンションアーム3
からの脱落が防止される。なお、支持軸2側にも、圧縮
コイルばね4の他端部を同様に支持するためのボス部を
設けても良い。
【0016】上記支持軸2をテンションアーム3の枠内
に突入させた状態で両者が組み付けられ、支持軸2の軸
線に直交する一方向にテンションアーム3が往復変位す
るように、支持軸2の軸線方向中間部がテンションアー
ム3の内幅に合わせた幅にて形成されている。また、蓋
体6は、上下のアーム部6aを有するようコ字状に形成
されており、各アーム部6aをテンションアーム3の上
下の壁部3bにそれぞれ固着して、テンションアーム3
に一体的に組み付けられる。その組み付け状態では壁部
3bと蓋体6との間に、ローラ5がその軸線方向に挟ま
れるようになり、ローラ5の脱落が防止される。
【0017】また、支持軸2の突出側には幅を狭く形成
された小幅部2aが設けられており、蓋体6には、組み
付け状態で小幅部2aをテンションアーム3の長手方向
に変位可能に受容するためのスロット6bが形成されて
いる。そして、支持軸2の突出端に設けられたねじ部に
ナット7を螺合して、テンション発生装置1が組み上げ
られている。
【0018】本テンション発生装置1にあっては、従来
例で示したように、全閉動作時におけるレールの曲線部
によりガイドされる際のケーブル12の周長変化や、ケ
ーブル12の撓み変化が生じた場合には、その変化によ
るケーブル12の挙動をローラ5の変位により吸収す
る。すなわち、図3に示されるように、ケーブル12が
実線に示される状態から張るようになって想像線に示さ
れる状態になる場合には、ケーシング10に固定されて
いる支持軸2に対して、ローラ5と一体をなすテンショ
ンアーム3が図の矢印Aの向きに圧縮コイルばね4の弾
発付勢力に抗して変位する。
【0019】このように、ローラ5の外径と略同一長さ
のテンションアーム3をローラ5と共に変位させるよう
にして、そのテンションアーム3内(ローラ5内)に圧
縮コイルばね4を受容するようにしたことから、従来例
で示したようにローラの外方に引っ張りコイルばねを配
設することなく、ケーブル12に対する同等のテンショ
ンを作用させることができる。そして、上記構造によ
り、従来例で設けていたコイルばね設置スペースを無く
すことができるため、アクチュエータ8を小型化し得
る。
【0020】また、ローラ5をディスク部を有する形状
にすると共にそのディスク部の枢軸をコイルばねで弾発
付勢する構造のものでは、枢軸をガイド支持するガイド
部材をローラ内に収めようとすると、ローラの内周面と
ガイド部材との間に変位量に応じた隙間を必要とし、そ
の結果、同一外径のローラに対して相対的に変位量を大
きくすることができない。それに対して、本図示例によ
れば、圧縮コイルばね4が伸びた状態でローラ5の内周
面近傍まで支持軸2(ガイド部材)を変位させることが
でき、変位量を大きくすることができる。
【0021】なお、本実施の形態においては、テンショ
ンアーム3の長手方向の両外方向端面3aのみでローラ
5の内周面を摺接させているが、図4に示すように、テ
ンションアーム3の両端面3a同士を左右一対の円弧片
3dで連結して、両端面3a及び両円弧片3dの外周面
により実質的な円形の摺接面を形成し、ローラ5の内周
面との摺接面積を増やして、ローラ5の円滑な回転摺動
を行わせるようにすることもできる。
【0022】
【発明の効果】このように本発明によれば、ガイド部材
を回転体内に受容されるように配設して、回転体支持部
材やばねを回転体の外方に大きく出るように配設しない
ようにすることができ、テンション発生装置をコンパク
ト化し得るため、テンション発生装置を設けたアクチュ
エータを小型化でき、車体への取付けレイアウト性を向
上し得る。また、回転体の中空部分にばねを収めたり、
回転体支持部材を中空形状に形成してその中にばねを受
容したりすることにより、テンション発生装置のコンパ
クト化を容易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたスライドドア開閉用アクチ
ュエータを示す要部破断全体図。
【図2】本発明に基づくテンション発生装置の分解組み
立て斜視図。
【図3】テンション発生装置の蓋体を取り除いて示す正
面図。
【図4】テンション発生装置の第2の例を示す要部斜視
図。
【図5】従来のスライドドア開閉用アクチュエータを示
す要部破断全体図。
【符号の説明】
1 テンション発生装置 2 支持軸 3 テンションアーム 4 圧縮コイルばね 5 ローラ 6 蓋体 7 ナット 8 アクチュエータ 10 ケーシング 11 スライドドア 12 ケーブル 13 アクチュエータ 14 ドラム 15 電動機 16 プーリ 17 圧縮コイルばね 18 テンションアーム、18a ローラ 19 アイドラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムによりケーブルを巻き取るこ
    とにより当該ケーブルに接続された被駆動体を変位させ
    るようにしたケーブル駆動装置であって、 前記ケーブルの弛みを吸収するためのテンション発生装
    置が、回転体と、前記回転体を回転自在に支持する回転
    体支持部材と、前記回転体支持部材を前記ケーブルに対
    する接離方向へ変位自在にガイドすると共に固定物に固
    設されたガイド部材と、前記回転体を前記ケーブルに接
    触させる向きに弾発付勢するように前記ガイド部材と前
    記回転体支持部材との間に介装されたばねとを有するこ
    とを特徴とするケーブル駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体が中空に形成され、かつ前記
    ばねが前記回転体内に受容されていることを特徴とする
    請求項1に記載のケーブル駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体支持部材が、前記回転体をそ
    の対角位置にて摺接状態で支持していることを特徴とす
    る請求項1若しくは請求項2に記載のケーブル駆動装
    置。
JP2001029661A 2001-02-06 2001-02-06 ケーブル駆動装置 Pending JP2002227944A (ja)

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JP2001029661A JP2002227944A (ja) 2001-02-06 2001-02-06 ケーブル駆動装置

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ID=18893978

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10174541B2 (en) 2014-01-27 2019-01-08 Mitsuba Corporation Control apparatus for opening and closing unit for vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10174541B2 (en) 2014-01-27 2019-01-08 Mitsuba Corporation Control apparatus for opening and closing unit for vehicle

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