JP2002227119A - アスファルト合材の熔融機及びアスファルト合材の打設方法 - Google Patents
アスファルト合材の熔融機及びアスファルト合材の打設方法Info
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Abstract
スファルト合材の打設方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 基体1にアスファルト合材を熔融せしめ
る熔融部2を設け、また、この熔融部2には該熔融部2
へアスファルト合材を投入する投入部3が設けられ、更
に、熔融部2内には熔融したアスファルト合材を撹拌搬
送し回動軸4に撹拌搬送体5を突出した構造の撹拌搬送
部6が設けられ、この撹拌搬送部6の軸端部位には熔融
したアスファルト合材を排出する排出部7が設けられた
ものである。
Description
の熔融機及びアスファルト合材の打設方法に関するもの
である。
ら、作業現場においてアスファルト合材を熔融し得るよ
うに構成した熔融機(以下、従来機という。)が提案さ
れている。
どアスファルト構造物の施工及び該アスファルト構造物
の表面に生じた亀裂や陥没穴などを埋める補修作業など
に使用される。
材の投入口と排出口とが兼用される開口部を備えた容体
に、投入されたアスファルト合材を熔融する熔融部を設
けた構造で、現場において、開口部から容体にアスファ
ルト合材を投入し、該アスファルト合材を熔融させた
後、所定位置で該容体を傾け、開口部から熔融アスファ
ルト合材を導出し、該熔融アスファルト合材により例え
ば亀裂を埋めて補修をする。
下の問題点があることを確認した。
作出が容体の容量に依存する為、多量の熔融アスファル
ト合材が必要な場合、数回に分けて熔融アスファルト合
材を作出しなければならない。そして、更に、従来機は
投入口と排出口とが同一の為、既に作出された熔融アス
ファルト合材を使い切るまで次の熔融アスファルト合材
を作出する為のアスファルト合材を容体に投入すること
ができず、この点において作業効率が著しく悪くなって
いる。
出は、容体を傾けることにより行うものである為、所望
位置に正確に排出することが難しいという問題点もあ
る。
場で熔融アスファルト合材を効率的に作出でき、しか
も、この熔融アスファルト合材を打設する作業が良好に
行えるアスファルト合材の熔融機及びアスファルト合材
の打設方法を提供するものである。
明の要旨を説明する。
熔融部2を設け、また、この熔融部2には該熔融部2へ
アスファルト合材を投入する投入部3が設けられ、更
に、熔融部2内には熔融したアスファルト合材を撹拌搬
送し回動軸4に撹拌搬送体5を突出した構造の撹拌搬送
部6が設けられ、この撹拌搬送部6の軸端部位には熔融
したアスファルト合材を排出する排出部7が設けられて
いることを特徴とするアスファルト合材の熔融機に係る
ものである。
しめる熔融部2を設け、また、この熔融部2には該熔融
部2へアスファルト合材を投入する投入部3が設けら
れ、更に、熔融部2内には熔融したアスファルト合材を
撹拌搬送し正逆回転自在に設けられる回動軸4に撹拌搬
送体5を突出した構造の撹拌搬送部6が設けられ、この
撹拌搬送部6の軸端部位には熔融したアスファルト合材
を排出する排出部7が設けられ、この排出部7はスクリ
ュー式搬送機構により構成されていることを特徴とする
アスファルト合材の熔融機に係るものである。
て、請求項1,2いずれか1項に記載のアスファルト合
材の熔融機により熔融したアスファルト合材を打設する
ことを特徴とするアスファルト合材の打設方法に係るも
のである。
ら熔融部2へアスファルト合材を投入し、熔融部2にて
アスファルト合材を熔融せしめるとともに、この熔融部
2で熔融された熔融アスファルト合材を撹拌搬送部6で
撹拌搬送し、この撹拌搬送部6で撹拌搬送された熔融ア
スファルト合材を排出部7から排出する。
し、アスファルト合材の投入、熔融、排出が効率良く行
えることになり、多量の熔融アスファルト合材が簡易に
連続的に得られることになるから極めて作業能率に秀れ
ることになる。
設け、この撹拌搬送部6の軸端部位に排出部7を設けた
から、所望の箇所に熔融アスファルト合材を適確に排出
することが可能となり、この点においても作業能率が向
上することになる。
撹拌搬送する撹拌搬送部6を、回動軸4に撹拌搬送体5
を突設して構成し、更に、この撹拌搬送部6で撹拌搬送
されるアスファルト合材を排出する排出部7を、当該撹
拌搬送部6の軸端部位に設けて構成している。
軸上(回動軸4)に設けられているから、アスファルト
合材の撹拌作業及び排出作業が回動軸4の回動による一
連の作業の中で極めて効率良く行われることになり、し
かも、装置全体をコンパクトにすることができてコスト
面及び量産面においても秀れることになる。
たものであり、以下に説明する。
上部にアスファルト合材16を投入する投入部3としての
開閉蓋8a付きホッパー8が設けられ、更に、下部に車
輪9から成る移動手段が設けられている。符号10は基体
1の壁内に配設される断熱材、12は基体1の移動時に支
持するためのハンドル、19は接地部である。
る。
に基体1内に設けられ、この熔融部2の外周と基体1の
内周との間には空間Sが設けられ、この空間Sには燃焼
装置11から燃焼ガスが供給され、この燃焼ガスは空間S
及び熔融部2を通過して排気部21から基体1の外部に排
気されるように構成されている。
中の矢印Gで図示したように燃焼装置11から放出される
燃焼ガスは、熔融部2の周囲の空間Sを通過し、この空
間Sから熔融部2の正面部の第一燃焼ガス導入口22及び
第二燃焼ガス導入口23を通過し、熔融部2内に導入さ
れ、熔融部3内を通過した後に排気部21から基体1の外
部に強制的に排出されるように構成されている。
ファルト合材16の熔融は、熔融部2の周囲に形成される
空間Sを燃焼ガスが通過することによる間接加熱と、熔
融部2内に燃焼ガスが導入されることによる直接加熱と
の双方により行われることになる。
れたアスファルト合材16を燃焼装置11から放出された直
後の高温の燃焼ガスを空間Sを通過させることで間接加
熱し、該空間Sを通過して温度の下がった燃焼ガスは熔
融部2内に導入されてアスファルト合材16を直接加熱す
ることになり、急速な過度の加熱によりアスファルト合
材16が劣化するのを防止するとともに、酸化を起こしに
くくしながら良好に熔融することができることになる。
軸4が架設されている。
後位置に設けた軸受け部13a,13bで軸受され、基体後
方部(図3中右端部)に連設された駆動装置14の作動に
より正逆回動自在に設けられており、この回動軸4の周
面には3本の撹拌搬送体5が放射状に突設されて撹拌搬
送部6が構成されている。尚、回動軸4は熔融部2内が
暖まるまでは回動しないように制御されており、これは
硬化したアスファルト合材16との衝突による撹拌搬送体
5及び後述するスクリュー体17の破損を防止するためで
ある。
体24の先端に板状の撹拌部材15が設けられたもので、基
体前方部、基体中央部及び基体後方部の3カ所に設けら
れている。このうち基体中央部及び基体後方部の撹拌部
材15は長尺板部15aと短尺板部15bとを先端で連設した
平面視略V字状の構成であり(図7参照)、基体前方部
の撹拌部材15は一つの板部15cにより構成されている。
ルト合材16を撹拌搬送するに適した所定の角度で撹拌搬
送体5に付設されている。
向から見た際、基体前方部の撹拌部材15の板部15cは回
動軸4と平行状態となるように設定され、基体中央部及
び基体後方部の撹拌部材15は回動軸4と平行状態でなく
後方側へ下り傾斜した状態となるように設定されてお
り、更に、図6に図示したように平面方向から見た際、
基体前方部の板部15cと、基体中央部の長尺板部15aと
基体後方部15aとは回動軸4に対しての傾斜(図6にお
いて前端が回動軸4の下方に位置する傾斜)が同一の角
度θとなるように設定されている(尚、図6は各撹拌部
材15の傾斜状態を説明するため、便宜上、各撹拌搬送体
5全てを一列に並設した状態で図示している。)。
方向(図6中a方向)に回動させた際、熔融部2内のア
スファルト合材16を基体前方向(図6中a’方向)へ撹
拌搬送する機能を発揮し、反対に、回動軸4を他方向
(図6中b方向)へ回動させた際、アスファルト合材16
を基体後方向(図6中b’方向)へ撹拌搬送する機能を
発揮するための構成である。
を一方向に回動させることで、アスファルト合材16を撹
拌し、回動軸4を逆方向に回動させることで、アスファ
ルト合材16を搬送して排出することになる。
に係る撹拌部材15の短尺板部15bは、図7,8に図示し
たように長尺板部15aの約半分の長さに設定され、平面
方向から見て略V字状となるように構成されている。
を基体後方向へ撹拌搬送する際、長尺板部15aの約半分
の裏面部位(図7中r部分)のみに搬送機能を発揮させ
る為の構成であり、アスファルト合材16の撹拌中に該ア
スファルト合材16が基体後方向へ戻り過ぎ、熔融部2の
後部にアスファルト合材16が集中する撹拌の不均一を防
止している。よって、アスファルト合材16を均一化させ
た状態で撹拌作業が良好に行える。
ュー式搬送機構から成る排出部7が設けられている。
に熔融部2の端部に形成される排出開口部2a’を有す
る筒状部2a内に周面に螺旋羽根部材17aを突設したス
クリュー体17を配設して構成されている。
の前端部に付設されており、回動軸4を一方向(図6中
a方向)に回動させた際、アスファルト合材16を熔融部
2から排出するように構成され、反対に、回動軸4を他
方向(図6中b方向)に回動させた際、アスファルト合
材16の熔融部2からの排出を防止するとともに、筒状部
2a内にあるアスファルト合材16を熔融部2へ戻し搬送
するように構成されている。
て、本出願人が提案した特許第2923587号に開示
されるアスファルト合材16が採用される。
ルト系バインダーと粗・細色々な骨材とから成り、常温
でも保存可能な粒状のアスファルト合材16であり、その
製造法は、アスファルトに合成樹脂,ゴムなどを配合し
たアスファルト本来の性能を向上させた改質アスファル
ト系バインダーと、粗骨材・細骨材など色々な骨材を加
熱混合(バインダーの配合を15〜25%程度に多くす
る。)し、この加熱混合物を網目を通過させることで粒
状化状態とし、これを急冷せしめることになる。
り扱い易く常温で長期保管可能であり袋詰状態で作業現
場に搬送することができ、しかも、粒状混合物であるた
め容易に熱が吸収され、短時間で熔融することができ、
そして、バインダーが略均一厚に付着していて加熱する
だけで再びバインダーが溶解し、加圧することにより相
互に接着固化して伸縮性の秀れた舗装層を形成すること
ができるなど、本実施例に係る熔融機を使用してのアス
ファルト構造物の補修作業などに特に有効にその効果を
発揮することになる。
16としては、従来からこの種の作業で使用される一般的
なアスファルト合材や掘削するなどして廃材となったア
スファルト合材でも良く、本実施例の特性を発揮する構
成であれば適宜採用するものである。
を破る為の破袋歯である。
スファルト構造物の表面に生じた陥没穴18の補修方法に
ついて説明する。
スファルト合材16を投入し、続いて、撹拌搬送部6に係
る回動軸4を回動させて撹拌搬送体5によりアスファル
ト合材16を撹拌しながら加熱熔融せしめ、続いて、この
熔融された熔融アスファルト合材16を回動軸4を逆回転
させて撹拌搬送体5により基体前方向に搬送せしめる
と、この熔融アスファルト合材16は排出部7に係るスク
リュー体17で搬送され、熔融部2に係る筒状部2aの開
口部2a’から排出して陥没穴18に打設することにな
る。その後、必要に応じて移動手段により移動させなが
ら熔融アスファルト合材16を打設し、この打設されたア
スファルト合材16は締め固められて補修作業は完了す
る。
ュー体17を逆回転させることで筒状部2a内の熔融アス
ファルト合材16を熔融部2へ搬送されることになる。即
ち、作業が終了した際や工事を一時ストップする際など
筒状部2aに熔融アスファルト合材16が残っている場合
には、この熔融アスファルト合材16をスクリュー体17を
逆回転させることで再び熔融部2に送り返すことがで
き、よって、作業を再開するまで熔融部2に戻して熔融
アスファルト合材16を保温させておくことができること
になる。
来機に比し、アスファルト合材16の投入、熔融、排出が
効率良く行えることになり、多量の熔融アスファルト合
材16が簡易に連続的に得られることになるから極めて作
業能率に秀れることになる。
を設け、この撹拌搬送部6にスクリュー式搬送機構から
成る排出部7を設けたから、所望の箇所に適量の熔融ア
スファルト合材16を適確に排出することが可能となり、
この点においても作業能率が向上することになる。
部7が同一軸上(回動軸4)に設けられ、且つ、同一駆
動源により作動するように構成されているから、アスフ
ァルト合材16の撹拌作業及び排出作業が回動軸4の回動
による一連の作業の中で極めて効率良く行われることに
なり、しかも、装置全体をコンパクトにすることができ
てコスト面及び量産面においても秀れることになる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基体にアスファルト合材を熔融せしめる
熔融部を設け、また、この熔融部には該熔融部へアスフ
ァルト合材を投入する投入部が設けられ、更に、熔融部
内には熔融したアスファルト合材を撹拌搬送し回動軸に
撹拌搬送体を突出した構造の撹拌搬送部が設けられ、こ
の撹拌搬送部の軸端部位には熔融したアスファルト合材
を排出する排出部が設けられていることを特徴とするア
スファルト合材の熔融機。 - 【請求項2】 基体にアスファルト合材を熔融せしめる
熔融部を設け、また、この熔融部には該熔融部へアスフ
ァルト合材を投入する投入部が設けられ、更に、熔融部
内には熔融したアスファルト合材を撹拌搬送し正逆回転
自在に設けられる回動軸に撹拌搬送体を突出した構造の
撹拌搬送部が設けられ、この撹拌搬送部の軸端部位には
熔融したアスファルト合材を排出する排出部が設けら
れ、この排出部はスクリュー式搬送機構により構成され
ていることを特徴とするアスファルト合材の熔融機。 - 【請求項3】 アスファルト合材の打設方法であって、
請求項1,2いずれか1項に記載のアスファルト合材の
熔融機により熔融したアスファルト合材を打設すること
を特徴とするアスファルト合材の打設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001024778A JP4510306B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | アスファルト合材の熔融機及びアスファルト合材の打設方法 |
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---|---|
JP2002227119A true JP2002227119A (ja) | 2002-08-14 |
JP4510306B2 JP4510306B2 (ja) | 2010-07-21 |
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JP2001024778A Expired - Lifetime JP4510306B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | アスファルト合材の熔融機及びアスファルト合材の打設方法 |
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- 2001-01-31 JP JP2001024778A patent/JP4510306B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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