JP2002226792A - 異方性導電接合材形成用材料 - Google Patents

異方性導電接合材形成用材料

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JP2002226792A
JP2002226792A JP2001329507A JP2001329507A JP2002226792A JP 2002226792 A JP2002226792 A JP 2002226792A JP 2001329507 A JP2001329507 A JP 2001329507A JP 2001329507 A JP2001329507 A JP 2001329507A JP 2002226792 A JP2002226792 A JP 2002226792A
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JP
Japan
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conductive bonding
vinyl
resin
ether
anisotropic conductive
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Application number
JP2001329507A
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English (en)
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Tomoharu Nakano
智治 中野
Chuichi Miyazaki
忠一 宮崎
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部の高い導電性と隣接する電極間の高い
絶縁性を両立した高精細で信頼性に優れた異方性導電接
合材を提供する。 【解決手段】 電気絶縁性接着シート(2)に導電性高
分子(1)をコーティングしてなることを特徴とする異
方性導電接合材形成用材料を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異方性導電接合材
形成用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】異方性導電接合材としては、導電粒子を
絶縁性接着樹脂中に1〜10体積%の割合で分散させた
ものが知られている(特開平4−36902号公報、特
開平4−269720号公報、特開平3−257710
号公報等)。導電粒子としては、例えば、ポリスチレン
やポリジビニルベンゼン等の絶縁樹脂からなる均質な絶
縁性粒子に、無電解メッキ法等により金、ニッケル又は
銅等のメッキ層を被覆したものが用いられており、絶縁
性接着樹脂としては、ウレタン、スチレン−ブタジエン
−スチレン型ブロック共重合体等の熱可塑性樹脂やエポ
キシ樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の異方性導電接合
材を使用した場合、導電粒子の含量が多いと隣り合う電
極間でのショート或いは電流リークが生じやすい一方、
導電粒子の含量を少なくすると、接続抵抗の増大或いは
各電極間での接続抵抗のばらつきといった問題が生じや
すい。従って、接続部の高い導電性及び隣接する電極間
の高い電気絶縁性を両立することが非常に困難であっ
た。この傾向は、接続部位の小面積化及び小ピッチ化が
進む程、大きくなる。すなわち、本発明は、接続部の高
い導電性と隣接する電極間の高い電気絶縁性を両立した
高精細で信頼性に優れた異方性導電接合材形成用材料を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、導電性高分子に光
照射を施すことにより、その部分を解重合させ電気絶縁
性とし、光照射を施さなかった部分のみに導電性を維持
させることにより異方性導電接合材を形成し得ることを
見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発明の異方
性導電接合材形成用材料の特徴は、電気絶縁性接着シー
ト(2)に導電性高分子(1)をコーティングしてなる
点にある。
【0005】
【発明の実施の形態】導電性高分子(1)の光照射前の
導電率(25℃)は、10-6〜104S/cmが好まし
く、さらに好ましくは10-5〜104S/cm、特に好
ましくは10- 4〜104S/cmである。導電性高分子
(1)の光照射後の導電率(25℃)は、10-10S/
cm以下が好ましく、さらに好ましくは10-11S/c
m以下、特に好ましくは10-12S/cm以下である。
光照射は、200〜500nmの波長光を用い、この波
長光の光源としては、例えば、LED、ガスレーザー、
半導体レーザー、ハロゲンランプ、キセノンランプ、タ
ングステンランプ、水銀灯及び蛍光灯等を用いることが
できる。また、露光エネルギーは、1μJ/cm2〜1
J/cm2が好ましく、さらに好ましくは10μJ/c
2〜1mJ/cm2である。なお、導電率の測定は、J
IS H0505(1999)に準拠する(以下同じで
ある)。
【0006】導電性高分子(1)としては、導電性を有
するポリマーであれば特に制限がなく使用でき、例え
ば、ポリアセチレン系高分子、ポリフェニレン系高分
子、複素環含有高分子及びイオン性ポリマー等が使用で
きる(導電性ポリマー技術の最新動向、東レリサーチセ
ンター、東レリサーチセンター調査研究部門編、199
9年)。ポリアセチレン系高分子としては、アセチレン
骨格を有する重量平均分子量1,000〜1,000,
000のポリマー等が用いられ、例えば、ポリアセチレ
ン及びポリフェニレンアセチレン等が挙げられる。な
お、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(GPC)により測定されるものであり、以
下Mwと略記する。ポリフェニレン系高分子としては、
フェニレン骨格を有するMw1,000〜1,000,
000のポリマー等が用いられ、例えば、ポリパラフェ
ニレン及びポリフェニレンビニレン等が挙げられる。
【0007】複素環含有高分子としては、複素環を有す
るMw1,000〜1,000,000のポリマー等が
用いられ、例えば、ポリピロール、ポリチオフェン及び
ポリ(3−メチル−2,5−チェニレン)等が挙げられ
る。イオン性ポリマーとしては、Mw1,000〜1,
000,000のイオン性ポリマー等が用いられ、例え
ば、ポリアニリン及びポリジアミノアントラキノン等が
挙げられる。これらの中で、コーティング時の電気絶縁
性接着シート(2)との密着性の観点から複素環含有高
分子及びイオン性ポリマーが好ましく、さらに酸化防止
の観点からポリアニリンが好ましい。
【0008】電気絶縁性接着シート(2)の体積抵抗
(25℃)は、108Ω以上が好ましく、さらに好まし
くは109Ω以上であり、特に好ましくは1010Ω以上
である。なお、電気絶縁性接着シート(2)の体積抵抗
は光照射後でも上記の範囲であることが好ましい。ま
た、体積抵抗の測定は、JIS C6481(198
6)、項目5.9に準拠する(以下同じである)。電気
絶縁性接着シート(2)は、電気絶縁性及び集積回路素
子とプリント回路基板等との接着性を兼ね備えていれば
特に制限なく使用でき、例えば、従来の異方性導電接合
材に用いられている絶縁性接着樹脂等が使用できる。
【0009】絶縁性接着樹脂としては、例えば、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、(メタ)アク
リル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ビニルエーテル樹脂、
ビニルエステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、カル
ボキシル基含有樹脂及びポリウレタン樹脂等が使用でき
る。エポキシ樹脂としては、以下のポリエポキシドと硬
化剤とからなる混合物等が使用できる。ポリエポキシド
としては、分子中に2〜7個又はそれ以上のエポキシ基
を有する化合物であれば特に限定なく使用できる。ポリ
エポキシドのエポキシ当量(エポキシ基1個あたりの分
子量)は、65〜1,000が好ましく、さらに好まし
くは90〜500である。
【00010】ポリエポキシドとしては、2価フェノー
ルのジグリシジルエーテル、多価フェノールのポリグリ
シジルエーテル、脂肪族2価アルコールのジグリシジル
エーテル、脂肪族多価アルコールのポリグリシジルエー
テル、芳香族ポリカルボン酸のポリグリシジルエステ
ル、脂肪族若しくは脂環式ポリカルボン酸のポリグリシ
ジルエステル、芳香族ポリグリシジルアミン、脂肪族若
しくは脂環式のポリグリシジルアミン、鎖状脂肪族エポ
キシド及び脂環式エポキシド等が用いられる。
【0011】2価フェノールのグリシジルエーテルとし
ては、2価フェノール(炭素数6〜33)のグリシジル
エーテル等が使用でき、例えば、ヒドロキノンジグリシ
ジルエーテル、1,5−ジヒドロキシナフタレンジグリ
シジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテ
ル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル及びビスフ
ェノールA2モルとエピクロロヒドリン3モルの反応か
ら得られるジグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0012】多価フェノールのポリグリシジルエーテル
としては、3〜5価又はそれ以上の多価フェノール(炭
素数6〜50又はそれ以上で、Mw294〜5,00
0)のポリグリシジルエーテル等が使用できる。3価フ
ェノールのポリグリシジルエーテルとしては、例えば、
ピロガロールトリグリシジルエーテル、トリス(ヒドロ
キシフェニル)メタントリグリシジルエーテル及びジナ
フチルトリオールトリグリシジルエーテル等が挙げられ
る。4価フェノールのポリグリシジルエーテルとして
は、例えば、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タンテトラグリシジルエーテル及びビス(ジヒドロキシ
ナフタレン)テトラグリシジルエーテル等が挙げられ
る。
【0013】5価以上のフェノールのポリグリシジルエ
ーテルとしては、例えば、フェノール又はクレゾールノ
ボラック樹脂(Mw400〜5,000)のポリグリシ
ジルエーテル、リモネンフェノールノボラック樹脂(M
w400〜5,000)のポリグリシジルエーテル、フ
ェノールとグリオキザール、グルタールアルデヒド又は
ホルムアルデヒドとの縮合反応によつて得られるポリフ
ェノール(Mw400〜5,000)のポリグリシジル
エーテル及びレゾルシンとアセトンとの縮合反応によっ
て得られるポリフェノール(Mw400〜5,000)
のポリグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0014】脂肪族2価アルコールのジグリシジルエー
テルとしては、ジオール(炭素数2〜100、Mw62
〜5,000)のジグリシジルエーテル等が使用でき、
例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ブチレング
リコールジグリシジルエーテル、へキシレングリコール
ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール(M
w180〜5,000)ジグリシジルエーテル及びビス
フェノールAのアルキレンオキシド〔エチレンオキシド
及び/又はプロピレンオキシド(1〜20モル)〕付加
物のジグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0015】脂肪族多価アルコールのポリグリシジルエ
ーテルとしては、3〜7価又はそれ以上の多価アルコー
ル(炭素数3〜50又はそれ以上で、Mw76〜10,
000の)のポリグリシジルエーテル等が使用でき、例
えば、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリント
リグリシジルエーテル、ジグリセリンジグリシジルエー
テル、テトラグリセリンジグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテル、ペンタエリ
スリトールトリグリシジルエーテル、ソルビトールヘキ
サグリシジルエーテル及びポリ(重合度が2〜5)グリ
セロールポリグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0016】芳香族ポリカルボン酸のポリグリシジルエ
ステルとしては、2〜6価又はそれ以上の芳香族ポリカ
ルボン酸(炭素数6〜20又はそれ以上)のポリグリシ
ジルエステル等が使用でき、例えば、フタル酸ジグリシ
ジルエステル、イソフタル酸ジグリシジルエステル、テ
レフタル酸ジグリシジルエステル及びトリメリット酸ト
リグリシジルエステル等が挙げられる。
【0017】脂肪族若しくは脂環式ポリカルボン酸のポ
リグリシジルエステルとしては、2〜6価又はそれ以上
の脂肪族もしくは脂環式ポリカルボン酸(炭素数6〜2
0又はそれ以上)のポリグリシジルエステル等が使用で
き、例えば、上記芳香族ポリカルボン酸のグリシジルエ
ステルの芳香核水添加物、ジグリシジルオキサレート、
ジグリシジルマレート、ジグリシジルスクシネート、ジ
グリシジルアジペート、グリシジル(メタ)アクリレー
トの(共)重合体(重合度は例えば2〜10)及びトリ
カルバリル酸トリグリシジルエステル等が挙げられる。
【0018】芳香族ポリグリシジルアミンとしては、2
〜10又はそれ以上の活性水素原子をもつ芳香族アミン
(炭素数6〜20又はそれ以上)から誘導される構造を
有する芳香族ポリグリシジルアミン等が使用でき、例え
ば、N,N,N’,N’−テトラグリシジルキシリレン
ジアミン、N,N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジ
グリシジルトルイジン、N,N,N’,N’−テトラグ
リシジルジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,
N’−テトラグリシジルジアミノジフェニルスルホン及
びN,N,O−トリグリシジルアミノフェノール等が挙
げられる。
【0019】脂肪族若しくは脂環式のポリグリシジルア
ミンとしては、2〜10又はそれ以上の活性水素原子を
持つ脂肪族若しくは脂環式のアミン(炭素数6〜20又
はそれ以上)から誘導される構造を有する脂肪族若しく
は脂環式のポリグリシジルアミン等が使用でき、例え
ば、N,N,N’,N’−テトラグリシジルヘキサメチ
レンジアミン及びN,N,N’,N’−テトラグリシジ
ルキシリレンジアミンの水添化合物等が挙げられる。
【0020】鎖状脂肪族エポキシドとしては、2〜6価
又はそれ以上の鎖状脂肪族エポキシド(Mw260〜
2,500又はそれ以上)等が使用でき、例えば、エポ
キシ当量130〜1,000のエポキシ化ポリブタジエ
ン(Mw260〜5,000)及びエポキシ化大豆油
(Mw260〜5,000)等が挙げられる。
【0021】脂環式エポキシドとしては、2〜4価又は
それ以上の脂環式エポキシド(炭素数6〜50又はそれ
以上)等が使用でき、例えば、ビニルシクロヘキセンジ
オキシド、リモネンジオキシド、ジシクロペンタジエン
ジオキシド、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)
エーテル、エチレングリコールビスエポキシジシクロペ
ンチルエーテル、3,4エポキシ−6−メチルシクロヘ
キシルメチル−3’、4’−エポキシ−6’−メチルシ
クロヘキサンカルボキシレート及びビス(3,4−エポ
キシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)ブチルアミン
ビニルシクロヘキセンジオキシド等が挙げられる。ま
た、脂環式エポキシドには、前記芳香族のエポキシ化合
物の核水添化物も含まれる。なお、上記以外のもので
も、活性水素と反応可能なグリシジル基をもつポリエポ
キシドであれば使用できる。また、これらのポリエポキ
シドは、2種以上を併用してもよい。
【0022】これらポリエポキシドの中で、2価フェノ
ールのジグリシジルエーテル、多価フェノールのポリグ
リシジルエーテル、脂肪族2価アルコールのジグリシジ
ルエーテル、脂肪族多価アルコールのポリグリシジルエ
ーテル、芳香族ポリカルボン酸のポリグリシジルエステ
ル及び脂肪族若しくは脂環式ポリカルボン酸のポリグリ
シジルエステルが好ましい。
【0023】ポリエポキシドには、必要により、反応性
希釈剤を添加することができる。反応性希釈剤として
は、例えば、モノエポキシド等が使用できる。モノエポ
キシドとしては、例えば、炭化水素(炭素数4〜24)
オキシド、炭化水素(炭素数3〜19)のグリシジルエ
ーテル、モノカルボン酸(炭素数3〜30)のグリシジ
ルエステル及びエピハロヒドリン等が使用できる。炭化
水素オキシドとしては、例えば、1−ブテンオキシド、
炭素数5〜24のα−オレフィンオキシド及びスチレン
オキシド等が挙げられる。炭化水素のグリシジルエーテ
ルとしては、例えば、n−ブチルグリシジルエーテル、
フェニルグリシジルエーテル及びp−sec−ブチルフ
ェニルエーテル等が挙げられる。モノカルボン酸のグリ
シジルエステルとしては、例えば、グリシジルラウレー
ト及びグリシジルオレエート等が挙げられる。反応希釈
剤を使用する場合、反応希釈剤の使用量は、ポリエポキ
シドの100重量部に対して、1〜50重量部が好まし
く、さらに好ましくは2〜40重量部、特に好ましくは
3〜30重量部である。
【0024】硬化剤としては、アミン硬化剤及びカルボ
ン酸又はカルボン酸酸無水物硬化剤の他に、レゾール型
フェノール樹脂(フェノール−ホルマリン樹脂等)、ユ
リア樹脂、メラミン樹脂、イソシアネート(TDI、I
PDI等)、ブロックイソシアネート、ジシアンジアミ
ド、有機酸ヒドラジド(味の素社製のアミキュア等)、
イミダゾール(2−メチルイミダゾール、2−エチル−
4−メチルイミダゾール等)及びポリメルカプタン硬化
剤(メルカプトプロピオン酸エステル等)等が使用でき
る。
【0025】アミン硬化剤としては、アミノ基数2〜1
0の脂肪族ポリアミン、ポリアミドポリアミン及びポリ
エーテルポリアミン等が使用できる。脂肪族ポリアミン
としては、炭素数2〜18のもの等が使用でき、例え
ば、(ポリ)アルキレンポリアミン、脂環式ポリアミ
ン、複素環含有脂肪族ポリアミン、芳香環含有ポリアミ
ン等が挙げられる。(ポリ)アルキレンポリアミンとし
ては、アルキレンの炭素数2〜6のもの等が使用でき、
例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリ
メチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、イミノビスプ
ロピルアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン及び
トリエチレンテトラミン等が挙げられる。
【0026】脂環式ポリアミンとしては、炭素数4〜1
8のもの等が使用でき、例えば、1,3−ジアミノシク
ロヘキサン、イソホロンジアミン、メンタンジアミン及
び4,4’−メチレンジシクロヘキサンジアミン等が挙
げられる。複素環含有脂肪族ポリアミンとしては、炭素
数4〜18のもの等が使用でき、例えば、3,9−ビス
(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオ
キサスピロ[5,5]ウンデカン等が挙げられる。芳香
環含有脂肪族ポリアミンとしては、炭素数8〜15のも
の等が使用でき、例えば、キシリレンジアミン及びテト
ラクロル−p−キシリレンジアミン等が挙げられる。
【0027】ポリアミドポリアミンとしては、Mw10
0〜2,000のもの等が使用でき、例えば、ダイマー
酸等のジカルボン酸と過剰のポリアミンとの縮合により
得られるポリアミドポリアミン等が使用でき、例えば、
商品名で、トーマイド(富士化成社製)、バーサミド
(ヘンケル白水社製)、ラーカーマイド(大日本インキ
社製)、サンマイド(三和化学社製)及びポリマイド
(三洋化成工業社製)等が挙げられる。
【0028】ポリエーテルポリアミンとしては、Mw1
48〜2,000のもの等が使用でき、例えば、ポリア
ルキレングリコール等のポリエーテルポリオールのシア
ノエチル化物の水素化物等が挙げられる。
【0029】カルボン酸又はカルボン酸酸無水物硬化剤
としては、脂肪族カルボン酸及びその無水物、脂環式カ
ルボン酸酸無水物、芳香族カルボン酸酸無水物及びハロ
ゲン化カルボン酸酸無水物等が使用できる。脂肪族カル
ボン酸及びその無水物としては、例えば、ドデセニルコ
ハク酸、ドデセニル無水コハク酸、ポリアジピン酸無水
物(Mw:750〜850)、ポリアゼライン酸無水物
(Mw:1、200〜1、300)及びポリセバシン酸
無水物(Mw:1、600〜1、700)等が挙げられ
る。脂環式カルボン酸酸無水物としては、例えば、メチ
ルテトラヒドロ無水フタル酸及びメチルヘキサヒドロ無
水フタル酸等が挙げられる。芳香族カルボン酸酸無水物
としては、例えば、無水フタル酸及び無水トリメリット
酸等が挙げられる。ハロゲン化カルボン酸酸無水物とし
ては、例えば、無水ヘット酸及びテトラブロモ無水フタ
ル酸等が挙げられる。
【0030】これらの硬化剤は2種以上を併用してもよ
い。これらのうち、アミン硬化剤、イミダゾール、カル
ボン酸又はカルボン酸酸無水物硬化剤が好ましく、さら
に好ましくはアミン硬化剤及びカルボン酸又はカルボン
酸酸無水物硬化剤である。これら硬化剤の配合量は、ポ
リエポキシド及び必要により使用する反応性希釈剤の全
重量100重量部に対して、5〜50重量部が好まし
く、さらに好ましくは10〜40重量部、特に好ましく
は15〜35である。
【0031】フェノール樹脂は、通常、フェノールとア
ルデヒドとからなる混合物及びこれらの一部付加縮合物
(縮合度:1.01〜5)等が使用できる。フェノール
としては、1〜4価のフェノール(炭素数6〜40)等
が使用でき、例えば、フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、パラアルキルフェノール、パラフェニルクレゾ
ール、ビスフェノール及びレゾルシノール等が挙げられ
る。アルデヒドとしては、アルデヒド基数1〜2のアル
デヒド(炭素数1〜5)等が使用でき、例えば、ホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、ブチルアルデヒド、ア
クロレイン及びフルフラール等が挙げられる。
【0032】メラミン樹脂は、通常、メラミンとアルデ
ヒドとからなる混合物及びこれらの一部重縮物(縮合
度:1.01〜5)等が使用できる。メラミンとして
は、炭素数3〜10のメラミン等が使用でき、例えば、
メラミン、メチロールメラミン、メチル化メチロールメ
ラミン及びブチル化メチロールメラミン等が挙げられ
る。アルデヒドとしては、フェノール樹脂で例示したも
の等が挙げられる。
【0033】(メタ)アクリル樹脂としては、(メタ)
アクリロイル基を有する化合物の1種又は2種以上及び
必要に応じて他のモノマーの1種又は2種以上を(共)
重合してなる(共)重合体(Mw1,000〜2,00
0,000)等が用いられる。
【0034】(メタ)アクリロイル基を有する化合物と
しては、アルキル(炭素数1〜30)(メタ)アクリレ
ート及び多価(2〜4価)アルコール(炭素数1〜5
0)の(メタ)アクリレート等が用いられる。アルキル
(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート及びオクタデシル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられ、この他、ビニル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート及びフェニル(メタ)アクリレー
ト等の(メタ)アクリレートが使用できる。
【0035】多価アルコールの(メタ)アクリレートと
しては、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコール(例えば重合度20)ジ(メタ)アクリレ
ート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ジグリセ
リンジ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0036】共重合できる他のモノマーとしては、その
共重合体を成形物とした場合の体積抵抗が108Ω以上
を示すものであれば、特に限定されない。例えば、以下
に例示するビニル炭化水素、ビニルエステル、ビニルエ
ーテル、ビニルケトン及びカルボキシル基含有ビニルモ
ノマー等が使用できる。ビニル炭化水素としては、脂肪
族ビニル炭化水素(炭素数2〜50)、脂環式ビニル炭
化水素(炭素数4〜50)及び芳香族ビニル炭化水素
(炭素数7〜50)等が用いられる。脂肪族ビニル炭化
水素としては、アルケン(例えば、エチレン、プロピレ
ン、ヘキセン、オクテン及び炭素数9〜50のα−オレ
フィン等)及びアルカジエン(例えば、ブタジエン、ヘ
キサジエン、オクタジエン等)等が挙げられる。
【0037】脂環式ビニル炭化水素としては、例えば、
シクロヘキセン、(ジ)シクロペンタジエン、ピネン、
リモネン、インデン、ビニルシクロヘキセン及びエチリ
デンビシクロヘプテン等が挙げられる。芳香族ビニル炭
化水素としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチ
ルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、
フェニルスチレン、シクロヘキシルスチレン、ベンジル
スチレン、クロチルベンゼン、ビニルナフタレン、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキシレン及
びトリビニルベンゼン等が挙げられる。
【0038】ビニルエステルとしては、炭素数3〜50
のビニルエステル等が使用でき、例えば、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ジアリルフタレー
ト、ジアリルアジペート、イソプロペニルアセテート、
メチル4−ビニルベンゾエート、ビニルメトキシアセテ
ート及びビニルベンゾエート等が挙げられる。
【0039】ビニルエーテルとしては、炭素数3〜50
のビニルエーテル等が使用でき、例えば、ビニルメチル
エーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエー
テル、ビニルブチルエーテル、ビニル2−エチルヘキシ
ルエーテル、ビニルフェニルエーテル、ビニル2−メト
キシエチルエーテル、メトキシブタジエン、ビニル2−
ブトキシエチルエーテル、3,4−ジヒドロ1,2−ピ
ラン、2−ブトキシ−2’−ビニロキシジエチルエーテ
ル及びビニル2−エチルメルカプトエチルエーテル等が
挙げられる。
【0040】ビニルケトンとしては、炭素数4〜50の
ビニルケトン等が使用でき、例えば、ジビニルケトン、
ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン及びビニルフ
ェニルケトン等が挙げられる。カルボキシル基含有ビニ
ルモノマーとしては、炭素数3〜50のカルボキシル基
含有ビニルモノマー等が使用でき、モノカルボン酸(例
えば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸及び桂皮酸
等)、ジカルボン酸(無水物)((無水)マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸)、ジカルボン酸
のモノハイドロカルビル(炭素数1〜30)若しくは
(ポリ)オキシアルキレン(炭素数2〜4、重合度1〜
30)ハイドロカルビル(炭素数1〜30)エステル
(マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアル
キルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル、イタ
コン酸グリコールモノエーテル及びシトラコン酸モノア
ルキルエステル等)等が挙げられ、さらにこれらのアル
カリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、アルカリ
土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アミ
ン塩及びアンモニウム塩等が挙げられる。
【0041】ポリオレフィン樹脂としては、前述のビニ
ル炭化水素の1種又は2種以上及び必要に応じて他のモ
ノマーの1種又は2種以上を(共)重合してなる(共)
重合体(Mw1,000〜2,000,000)等が使
用できる。共重合できる他のモノマーとしては、その共
重合体を成形体とした場合の体積抵抗が108Ω以上を
示すものであれば、特に限定されず、例えば、前述の
(メタ)アクリロイル基を有する化合物、ビニルエステ
ル、ビニルエーテル、ビニルケトン及びカルボキシル基
含有ビニルモノマー等が挙げられる。
【0042】ビニルエーテル樹脂としては、前述のビニ
ルエーテルの1種又は2種以上及び必要に応じて他のモ
ノマーの1種又は2種以上を(共)重合してなる(共)
重合体(Mw1,000〜2,000,000)等が使
用できる。共重合できる他のモノマーとしては、その共
重合体を成形体とした場合の体積抵抗が108Ω以上を
示すものであれば、特に限定されなず、例えば、前述の
(メタ)アクリロイル基を有する化合物、ビニルエステ
ル、ビニルエーテル、ビニルケトン及びカルボキシル基
含有ビニルモノマー等が挙げられる。
【0043】ビニルエステル樹脂としては、前述のビニ
ルエステルの1種又は2種以上及び必要に応じて他のモ
ノマーの1種又は2種以上を(共)重合してなる(共)
重合体(Mw1,000〜2,000,000)等が使
用できる。共重合できる他のモノマーとしては、その共
重合体を成形体とした場合の体積抵抗が108Ω以上を
示すものであれば、特に限定されなず、例えば、前述の
(メタアクリロイル基を有する化合物、ビニルエステ
ル、ビニルエーテル、ビニルケトン及びカルボキシル基
含有ビニルモノマー等が挙げられる。
【0044】カルボキシル基含有樹脂としては、前述の
カルボキシル基含有ビニルモノマーの1種又は2種以上
及び他のモノマーの1種又は2種以上を共重合してなる
共重合体(Mw1,000〜2,000,000)等が
使用できる。共重合できる他のモノマーとしては、その
共重合体を成形体とした場合の体積抵抗が108Ω以上
を示すものであれば、特に限定されず、例えば、前述の
(メタアクリロイル基を有する化合物、ビニルエステ
ル、ビニルエーテル、ビニルケトン及びカルボキシル基
含有ビニルモノマー等が挙げられる。
【0045】ポリアクリロニトリル樹脂としては、(メ
タ)アクリロニトリル及び必要に応じて他のモノマーの
1種又は2種以上を(共)重合してなる(共)重合体
(Mw1,000〜2,000,000)が用いられ
る。共重合できる他のモノマーとしては、その共重合体
を成形体とした場合の体積抵抗が108Ω以上を示すも
のであれば、特に限定されず、例えば、ビニル炭化水
素、ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルケトン、
カルボキシル基含有ビニルモノマー及びアルキル(メ
タ)アクリレート(アルキル基の炭素数1〜18)等が
挙げられる。
【0046】ポリウレタン樹脂としては、ポリイソシア
ネートとポリオールとを反応させてなる重合体(Mw
1,000〜2,000,000)等が使用できる。ポ
リイソシアネートとしては、芳香族ポリイソシアネー
ト、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネ
ート、芳香脂肪族ポリイソシアネート及びこれら有機ポ
リイソシアネートの変性物が使用できる。芳香族ポリイ
ソシアネートとしては、炭素数(NCO基中の炭素を除
く。以下同様である。)6〜20の芳香族ポリイソシア
ネートが使用でき、例えば、2,4−又は2,6−トリ
レンジイソシアネート(TDI)、2,4’−又は4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)及
び1,5−ナフチレンジイソシアネート等が挙げられ
る。
【0047】脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素
数2〜18の脂肪族ポリイソシアネートが使用でき、例
えば、エチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート(HDI)及びドデカメチレンジイソシア
ネート等が挙げられる。脂環式ポリイソシアネートとし
ては、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネートが使
用でき、例えば、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシア
ネート(水添MDI)、メチルシクロへキシレンジイソ
シアネート(水添TDI)及び2,5−又は2,6−ノ
ルボルナンジイソシアネート等が挙げられる。
【0048】芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、
炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネートが使用
でき、例えば、m−又はp−キシリレンジイソシアネー
ト及びα、α、α’、α’−テトラメチルキシリレンジ
イソシアネート等が挙げられる。これらの有機ポリイソ
シアネートの変性物としては、上記のポリイソシアネー
ト化合物の変性物が使用でき、例えば、変性MDI(ウ
レタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、トリヒ
ドロカルビルホスフェート変性MDI)、ウレタン変性
TDI、ビウレット変性HDI、イソシアヌレート変性
HDI、イソシアヌレート変性IPDI等のポリイソシ
アネートの変性物及びこれらの二種以上の混合物[例え
ば変性MDIとウレタン変性TDI(イソシアネート含
有プレポリマ)との併用]等が挙げられる。これらのポ
リイソシアネートは、2種以上を併用してもよい。
【0049】ポリオールとしては、ポリアルキレンエー
テルポリオール及びポリエステルポリオール等が使用で
きる。ポリアルキレンエーテルポリオールとしては、活
性水素原子含有多官能化合物にアルキレンオキシド(以
下、AOと略記する。)が付加した構造の化合物[数平
均分子量(水酸基価測定法によるものであり、以下Mn
と略記する。以下同様である。)500〜20,00
0]及びこれらの2種以上の混合物等が使用できる。
【0050】活性水素原子含有多官能化合物としては、
多価アルコール、多価フェノール、アミン及びポリカル
ボン酸等が使用できる。多価アルコールとしては、2〜
8価のアルコール(炭素数2〜24)が使用でき、例え
ば、エチレングリコール、ビス(ヒドロキシエチル)ベ
ンゼン等の2価アルコール、並びにグリセリン、ジグリ
セリン、トリメチロールプロパン、ソルビタン、ペンタ
エリスリトール、グルコース、ソルビトール及びショ糖
等の3〜8価のアルコール等が挙げられる。多価フェノ
ールとしては、2〜3価又はそれ以上のフェノール、並
びにビスフェノールA及びビスフェノールF等のビスフ
ェノール等が挙げられる。
【0051】アミンとしては、アミノ基数1〜2又はそ
れ以上のアミン(炭素数0、1〜24又はそれ以上)が
使用でき、例えば、アンモニア、炭素数1〜20のアル
キルアミン及びアニリン等のモノアミン;エチレンジア
ミン及びジエチレントリアミン等の脂肪族ポリアミン;
ピペラジン、n−アミノエチルピペラジン及びその他特
公昭55−21044号公報記載の複素環式ポリアミ
ン;ジシクロヘキシルメタンジアミン及びイソホロンジ
アミン等の脂環式ポリアミン;フェニレンジアミン、キ
シリレンジアミン及びポリフェニルメタンポリアミン等
の芳香族ポリアミン;並びにモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン及びトリエタノールアミン等のアルカ
ノールアミン等が挙げられる。
【0052】ポリカルボン酸としては、2〜3価のポリ
カルボン酸(炭素数4〜24)が使用でき、例えば、コ
ハク酸及びアジピン酸等の脂肪族ポリカルボン酸;並び
にフタル酸、テレフタル酸及びトリメリット酸等の芳香
族ポリカルボン酸等が挙げられる。
【0053】活性水素原子含有化合物に付加するAOと
しては、炭素数2〜24のAOが使用でき、例えば、エ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−、2,
3−もしくは1,3−ブチレンオキシド、オキセタン、
テトラヒドロフラン、スチレンオキシド、炭素数5〜2
4のα−オレフィンオキシド及びエピクロルヒドリン等
が挙げられる。AOは、単独でも二種以上併用してもよ
く、後者の場合はブロック付加(チップ型、バランス
型、活性セカンダリー型等)でもランダム付加でも両者
の混合系でもよい。
【0054】ポリエステルポリオールとしては、Mn5
00〜20,000のポリエステルポリオールが使用で
き、例えば、ポリエチレンアジペートジオール、ポリヘ
キサメチレンアジペートジオール、ポリエチレンプロピ
レンアジペートジオール、ポリ(ポリテトラメチレンエ
ーテル)アジペートジオール及びポリエチレンアゼレー
トジオール等が挙げられる。これらポリイソシアネート
及びポリオールは、それぞれ2種以上を併用してもよ
い。
【0055】上記のエポキシ樹脂、フェノール樹脂、メ
ラミン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリオレフィン樹
脂、ビニルエーテル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリア
クリロニトリル樹脂、カルボキシル基含有樹脂及びポリ
ウレタン樹脂は、常法により容易に得ることができる。
これらの絶縁性接着樹脂は、部分的に架橋された構造を
有するものであっても差し支えず、2種以上の絶縁性接
着樹脂の混合物であっても構わない。また、熱硬化性の
絶縁性接着樹脂と熱可塑性の絶縁性接着樹脂との混合物
も使用することができる。これら絶縁性接着樹脂の中
で、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
(メタ)アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ビニルエ
ーテル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリアクリロニトリ
ル樹脂及びポリウレタン樹脂が好ましく、さらに好まし
くはエポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、
(メタ)アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂及びポリウ
レタン樹脂、特に好ましくはエポキシ樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂及びポリウレタン樹脂、最も好まし
くはエポキシ樹脂及びフェノール樹脂である。
【0056】絶縁性接着樹脂のMwは、1、000〜
2,000,000が好ましく、さらに好ましくは5、
000〜1,000,000である。絶縁性接着樹脂及
び導電性高分子(1)には、必要に応じて他の成分を添
加することができる。他の成分としては、非導電性フィ
ラー(例えば、シリカ、タルク及び酸化チタン等)、消
泡剤(例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消
泡剤及び鉱物油系消泡剤等)、レベリング剤、防錆剤、
粘度調整剤、分散剤及び安定剤等が使用できる。他の成
分を使用する場合、他の成分の使用量は、導電性高分子
(1)100重量部に対し、0.01〜50重量部が好
ましく、さらに好ましくは0.05〜30重量部、特に
好ましくは0.1〜10重量部である。
【0057】本発明で用いられる電気絶縁接着シート
は、例えば、支持体に絶縁性接着樹脂を塗布し、必要に
より乾燥及び/又は1次硬化させた後、支持体を剥離す
ることにより容易に得ることができる。支持体として
は、絶縁性接着樹脂を塗布し、必要により乾燥及び1次
硬化させた後に容易に剥離できるものであれば制限なく
使用でき、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、ポリエチレンプロピレンフィルム及びテフロ
ン(登録商標)フィルム等が使用できる。電気絶縁接着
シートの厚みは、3〜280μmが好ましく、さらに好
ましくは4〜180μm、特に好ましくは5〜80μm
である。絶縁性接着樹脂の塗布には、公知の塗工装置等
が用いられ、例えば、ナイフコーター、スピンコータ
ー、ロールコーター、ディスペンサー、バーコーター及
びスクリーン印刷機等が用いられる。
【0058】また、塗布の際に、必要に応じて希釈剤を
使用できる。希釈剤としては、絶縁性接着樹脂を溶解又
は乳化・分散させることができ、加熱等により容易に除
去できるものであれば特に制限がないが、沸点が30〜
200℃のものが好ましく、好ましくは50〜150℃
のものである。希釈剤としては、例えば、水、芳香族系
溶剤(トルエン及びキシレン等)、ケトン系溶剤(メチ
ルエチルケトン及びアセトン等)、エーテル系溶剤(T
HF及びジオキサン等)、エステル系溶剤(酢酸エチル
及び酢酸n−ブチル等)等が挙げられる。希釈剤を使用
する場合、希釈溶液中の固形分濃度は特に制限はない
が、10〜70重量%が好ましい。
【0059】乾燥条件としては、例えば、温度:10〜
150℃(好ましくは50〜120℃)、時間:1〜3
0分(好ましくは2〜20分)である。一次硬化条件と
しては、例えば、温度:30〜150℃(好ましくは5
0〜120℃)、時間:1〜60分(好ましくは2〜4
0分)である。
【0060】電気絶縁性接着シート(2)に導電性高分
子(1)をコーティングする方法としては、例えば、
(2)の表面で(1)の構成モノマーを重合させる析出
重合法と、(1)を合成後、(2)の表面に(1)をコ
ーティングするヘテロ凝集法等がある。析出重合法とし
ては、公知の方法(例えば、polymer1991
年、255頁、LosAlamos National
Lab.)が利用でき、例えば、(1)としてポリア
ニリンを用いる場合、(2)をメタノール等のアルコー
ル溶媒に浸漬し、アニリンを過硫酸アンモニウム存在
下、20〜30℃、2〜4時間攪拌することでポリアニ
リンを(2)にコーティングすることができる。
【0061】ヘテロ凝集法としては、公知の方法(例え
ば、高分子論文集、1987年、108頁、筑波大学)
が利用でき、例えば、(1)としてポリアニリンを用い
る場合、アニリン、過硫酸アンモニウム、メタノール、
活性剤を撹拌・混合・重合して、ポリアニリンの分散液
を得た後、これに(2)を添加し、20〜30℃、2〜
4時間攪拌することでポリアニリンを(2)にコーティ
ングすることができる。なお、ポリアニリンは、この
他、例えば、FeCl3、(NH4228等の酸化剤
を用いる化学酸化重合や、酸性溶液中で電解酸化重合法
による方法等の公知の方法(分子機能材料と素子開発:
エヌ・ティー・エス社発刊)でも合成することができ
る。
【0062】コーティングされた導電性高分子(1)の
膜厚は、10nm〜10μmが好ましく、さらに好まし
くは20〜100nm、特に好ましくは30〜50nm
である。本発明の材料の膜厚は、5〜300μmが好ま
しく、さらに好ましくは10〜200μm、特に好まし
くは20〜100μmである
【0063】本発明の材料は、集積回路素子(7)をプ
リント回路基板(6)に実装して導電接合構造体を作成
する際に使用することができ、あらゆるプリント回路基
板に使用することができる。適用できるプリント回路基
板(6)として、例えば、厚膜基板、薄膜基板、片面プ
リント配線板、両面プリント配線板、メッキスルーホー
ル法又はビルドアップ法を用いた多層プリント回路基
板、フレキシブルプリント回路基板、LSIのパッケー
ジ基板及びMCM基板等が挙げられる。本発明の材料を
用いて作成されたプリント回路基板は、特に、ノートパ
ソコン、携帯電話及びPHS等の携帯電子機器、デスク
トップパソコン並びに液晶ディスプレイ等に好適であ
る。
【0064】次に、本発明の導電接合構造体の製造方法
について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の異
方性導電接合材形成用材料を使用して集積回路素子
(7)をプリント回路基板(6)に実装する工程を順に
示した断面図である。(a)は、電気絶縁性接着シート
(2)に導電性高分子(1)をコーティングしてなる本
発明の異方性導電接合材形成用材料の断面を模式的に表
したものである。(b)は、露光マスク(3)を介して
非導通部分となる部分に光照射を行い(矢印は光照射を
表す。)、導電性高分子を解重合させる様子の断面図を
模式的に表したものである。
【0065】(c)は、(b)において本発明の材料に
光照射した異方性導電接合材を無電解メッキ浴に含浸さ
せ、残存する導電性高分子上に無電解メッキを施した後
の断面を模式的に表したものである。なお、導電性高分
子を解重合したもの(1’)の一部又は全部はメッキ浴
に浸したとき等に剥がれ落ちる場合がある。無電解メッ
キ液としては、例えば、銅、ニッケル、パラジウム、
金、白金及びロジウム等の金属イオンを含んでなるもの
が好適に用いられる。この無電解メッキ液は、通常水溶
性金属塩に次亜リン酸ナトリウム、ヒドラジン及び水素
化ホウ素ナトリウム等の還元剤、アルカノールアミン、
酢酸ナトリウム、フェニレンジアミン及び酒石酸ナトリ
ウムカリウム等の錯化剤を配合して調製され、無電解メ
ッキ液として市販されており、容易に入手できる。
【0066】無電解メッキ液との接触条件は15〜12
0℃、好ましくは25〜85℃で1分〜16時間、好ま
しくは10〜60分間接触させることが好適であり、厚
さ0.01〜100μm、好ましくは0.1〜20μm
のメッキ被膜を形成することが実用的である。なお、こ
こで、無電解メッキを施さずにそのまま使用することも
でき、無電解メッキと電解メッキとを組み合わせてメッ
キ層を形成してもよく、また、無電解メッキの替わりに
半田メッキを施してもよい。
【0067】(d)は、電極端子(5)を有するプリン
ト回路基板(6)と電極パット(8)を有する集積回路
素子(7)との間に、本発明の材料に光照射した後無電
解メッキを施したもの(c)を挟み込み、外部刺激(エ
ネルギー)を加える直前の様子の断面を模式的に表した
ものである。外部刺激としては、熱、電気、磁気又は機
械(圧力)等の1又は2以上を用いることができ、これ
らのうち熱及び/又は圧力が好ましい。熱は120〜1
90℃、圧力は20〜60kg/cm2が好ましい。
(e)は、集積回路素子(7)とプリント回路基板
(6)とを接着させるとともに、集積回路素子(7)の
電極パット(8)とプリント回路基板(6)の電極端子
(5)とを電気的に接続させた導電接合構造体の断面を
模式的に表したものである。なお、(c)〜(e)の工
程において、導電性高分子を解重合したもの(1’)の
一部又は全部は、メッキ工程(c)等で除去されていて
もよく、(d)の工程の前に(1’)の一部又は全部を
除去することが好ましい。
【0068】
【実施例】次に、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0069】実施例1 <ポリアニリンの調製>メタンスルホン酸180重量
部、アニリン120重量部を水中1200重量部に加え
て均一に溶解した後、0℃に冷却した。次いで、ペルオ
キシ二硫酸塩240重量部を1200重量部の水に溶解
し、0℃に冷却した溶液を温度が5℃よりも上昇しない
ように3時間かけてアニリン・メタンスルホン酸塩水溶
液に滴下した。析出したポリマーを濾過し、メタンスル
ホン酸の1M水溶液1200重量部を用いて5回洗浄し
た後、水で固形分1重量%に調整し、高圧ホモジナイザ
ーで20℃、5分間混合、分散することにより粒子径が
40nmのポリアニリン分散液を得た。
【0070】<電気絶縁性接着シートの調製>フェノー
ル樹脂(商品名:YP50,東都化成社製)40重量
部、エポキシ樹脂(商品名:EP828、油化シェル社
製)30重量部及び硬化剤(商品名:HX3941H
P、旭化成工業社製)30重量部をトルエンで固形分7
0重量%に調整することにより絶縁性接着樹脂を調製し
た。これを剥離PETフィルム(3cm×3cm、厚さ
100μm)上に乾燥厚で50μmとなるようにスピン
コーターで塗布後、循風乾燥機中で脱トルエンし(70
℃、30分)、次いでPETフィルムを剥離して電気絶
縁性接着シート(2−1)を作成した。
【0071】<異方性導電接合材形成用材料の調製>上
記のポリアニリン分散液を、電気絶縁性接着シート(2
−1)の片面上に乾燥厚で0.5μmとなるようにスピ
ンコーターで塗布後、循風乾燥機中で乾燥(70℃、3
0分)し、引き続き、(2−1)の他方の面にも同様の
塗布・乾燥操作を行って本発明の異方性導電接合材形成
用材料を作成した。
【0072】<異方性導電接合材の形成>次いで、この
異方性導電接合材形成用材料を、露光マスク2枚ではさ
み電気的に接する部分{導電接合構造体に関する透視図
(図3)の(13)、30μm×30μmが4ヶ所、異
方性導電接合材形成材料には裏表の計8ケ所}に光が当
たらないようにした後、ORC製作所製の露光装置を用
い高圧水銀灯(波長365nm)により露光量100μ
J/cm2の光を両面からあててポリアニリンを解重合
させた。引き続き、無電解銅メッキ液(組成;硫酸銅
0.04mol/L、ホルムアルデヒド0.08mol
/L、水酸化ナトリウム0.10mol/L、アルカノ
ールアミン系錯化剤0.05mol/L、安定剤微量、
ダクティリティ促進剤微量含む水溶液)に50℃で30
分間浸漬した後、水1000重量部で水洗することによ
り、光が当たっていないポリアニリン部分に銅を無電解
メッキして、異方性導電接合材(12)を形成した。
【0073】<2枚のテスト用基板の接合(導電性接合
構造体の形成) 次いで、図2に示すようなテスト用基板(Tp1){ガ
ラスエポキシ基板上に、線幅30μm、線間隔30μ
m、厚み20μmの銅回路(9)を有する3cm×3c
m、厚み1.6mmのガラスエポキシ銅張り基板(1
0)}と同じ別のテスト用基板(Tp2)(11)との
間に異方性導電接合材(12)をはさみ、電気的に接す
る部分(13)同士が重なり合うようにこれら3者を重
ね合わせた後、これらをボンディングマシーンで温度1
60℃、圧力30kg/cm2で15秒間熱圧着するこ
とにより接合し、導電接合構造体を得た(図3)。
【0074】<評価結果> 熱衝撃試験;実施例1の導電接合構造体は、−40℃
及び85℃(昇温・降温速度、10℃/分)の熱衝撃試
験(1000サイクル)を経ても接続部の断線はおこら
ず、接続信頼性は良好であった。 耐熱耐湿試験;実施例1の導電接合構造体の耐熱耐湿
試験(85℃、95%RH、1000時間)後の接続部
の接続抵抗値は、試験前後で変化が見られず、安定して
いた(試験前0.1〜0.4Ω、試験後0.2〜0.6
Ω)。 オートクレーブ試験;実施例1の導電接合構造体は、
120℃、2気圧、50時間のオートクレーブ試験を経
ても接続部の接続抵抗値は試験前後で変化が見られず、
安定していた(試験前0.1〜0.4Ω、試験後0.2
〜0.5Ω)。又、〜の評価後の導電接合構造体の
隣接する電極間の接続抵抗値は、全て1×1012Ω以上
であり、絶縁性は充分に保持されていた。
【0075】比較例1 <異方性導電接合材の調製>絶縁性微粒子(商品名:ミ
クロパールSP210、積水ファインケミカル社製)に
約0.1μm厚の無電解ニッケルメッキ層、次いで約5
00Åの無電解金メッキ層を形成した粒径5μmの導電
性微粒子10重量部(異方性導電接合材全体積に対し
て、導電性微粒子として5体積%に相当)と、実施例1
と同じ絶縁性接着樹脂100重量部とを混合した後、こ
れを剥離PETフィルム(3cm×3cm、厚さ100
μm)上に乾燥厚で50μmとなるようにスピンコータ
ーで塗布後、循風乾燥機中で脱トルエンし(70℃、3
0分)、次いでPETフィルムを剥離して、異方性導電
接合材を作成した。
【0076】<プリント回路基板と集積回路素子の接合
>異方性導電接合材を比較例1の異方性導電接合材に変
更した以外は実施例1と同様にして、導電接合構造体を
得た。
【0077】<評価結果>比較例1の導電接合構造体
の、隣接する電極間の接続抵抗値を測定したところ1×
102Ω以下であり、接続信頼性に乏しかった。
【0078】
【発明の効果】本発明の異方性導電接合材形成用材料を
使用することで、光照射により接合部分のみに導電性を
付与させることができ、接合部分の高い導電性と隣接す
る電極間の高い絶縁性を得ることができる。従って、本
発明の異方性導電接合材形成用材料を使用することで、
集積回路素子の電極パッドと基板の電極端子間のみを電
気的に接続し、他の部分は高い絶縁性を保つため、接続
信頼性が非常に高く、特に高精細な接続に極めて有効で
ある。このため、特に軽薄短小が求められる携帯電子機
器用の電気回路基板等への適用に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異方性導電接合材形成用材料を使用し
て集積回路素子をプリント回路基板に実装する工程を順
に模式的に表した断面図である。
【図2】本発明の実施例及び比較例に用いたテスト用基
板を重ね合わせる直前の状態を模式的に示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例及び比較例で製造した導電接合
構造体を模式的に表した透視図である。
【符号の説明】
1 導電性高分子 1’導電性高分子を解重合したもの 2 電気絶縁性接着シート 3 露光マスク 4 メッキ膜 5 電極端子 6 プリント回路基板 7 集積回路素子 8 電極パッド 9 銅回路 10テスト用基板Tp1 11テスト用基板Tp2 12異方性導電接合材 13電気的に接続する部分
フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA07 AA08 AA10 AA11 AA12 AA13 AA14 CA04 CA05 CA06 CC02 FA05 FA08 4J040 DA001 DE011 DF031 DF081 DG051 EB031 EB131 EC001 EF001 JA09 MA10 MB09 NA19 5E319 AA03 AB05 AC01 BB16 CC61 CD60 5F044 KK02 LL09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性接着シート(2)に導電性高
    分子(1)をコーティングしてなることを特徴とする異
    方性導電接合材形成用材料。
  2. 【請求項2】 導電性高分子(1)の光照射前の導電率
    (JIS H0505−1999、25℃)が10-6
    104S/cmであって、光照射後の導電率が10-10
    /cm以下である請求項1記載の材料。
  3. 【請求項3】 導電性高分子(1)がポリアニリンであ
    る請求項1又は2記載の材料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の材料を
    用いてなる異方性導電接合材。
  5. 【請求項5】 さらに、無電解メッキを施してなる請求
    項4記載の異方性導電接合材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の材料を
    用いて集積回路素子(7)とプリント回路基板(6)と
    を電気的に接合させてなる導電接合構造体。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の異方性導電接合材
    を用いて集積回路素子(7)とプリント回路基板(6)
    とを電気的に接合させてなる導電接合構造体。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の導電接合構造体を
    用いてなる電子機器。
  9. 【請求項9】 異方性導電接合材を用いて集積回路素子
    (7)をプリント回路基板(6)に実装して導電接合構
    造体を製造する方法において、請求項1〜3のいずれか
    に記載の材料に光照射しパターニングする工程を含む導
    電接合構造体の製造方法。
  10. 【請求項10】 異方性導電接合材を用いて集積回路素
    子(7)をプリント回路基板(6)に実装して導電接合
    構造体を製造する方法において、請求項1〜3のいず
    れかに記載の材料に光照射しパターニングする工程と、
    パターニング後の該材料に無電解メッキする工程と、
    無電解メッキ後の該材料を集積回路素子(7)とプリ
    ント回路基板(6)との間に挟み込み該材料に外部刺激
    を加えることにより、集積回路素子(7)をプリント回
    路基板(6)の接合領域に接着させると共に電気的に接
    続させる工程とを含む導電接合構造体の製造方法。
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