JP2002226705A - ポリアミド樹脂組成物および成形品 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物および成形品

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JP2002226705A JP2001023115A JP2001023115A JP2002226705A JP 2002226705 A JP2002226705 A JP 2002226705A JP 2001023115 A JP2001023115 A JP 2001023115A JP 2001023115 A JP2001023115 A JP 2001023115A JP 2002226705 A JP2002226705 A JP 2002226705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス繊維などの繊維状補強材によって強化
されたポリアミド樹脂組成物であって、伸び、耐衝撃性
などの機械的特性、高温での高剛性などの耐熱性に優
れ、繊維状補強材の異方性などによるウエルドライン部
分の強度低下の少ない成形品が得られるポリアミド樹脂
組成物、およびこの組成物より得られる成形品を提供す
ること。 【解決手段】 第1発明は、ポリアミドMX樹脂(成分
A)、ポリスチレン系樹脂またはポリオレフィン系樹脂
(成分B)、粒状等方性無機質充填材(成分C)および
繊維状無機質補強材(成分D)を含有してなるポリアミ
ド樹脂組成物であって、成分Aと成分Bとの合計量10
0重量部に対して成分Bの含有量が0.5〜20重量
部、および、成分Cの含有量が0.05〜10重量部で
あり、かつ、ポリアミド樹脂組成物に対する成分Cと成
分Dの含有割合が5〜65重量%であるポリアミド樹脂
組成物を要旨とし、第2発明は、この樹脂組成物より得
られる成形品を要旨とする。 【効果】 上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド樹脂組
成物および成形品に関する。さらに詳しくは、機械的特
性、耐化学薬品性などに優れ、金属の代替として使用で
きるポリアミド樹脂組成物、およびこのポリアミド樹脂
組成物より得られる成形品に関する。
【0002】
【従来技術】従来、メタキシリレンジアミンを主成分と
するキシレンジアミンと、α,ω−直鎖脂肪族二塩基酸
とから合成されるポリアミド樹脂(以下「ポリアミドM
X樹脂」と略称する)は、高弾性率繊維または二軸延伸
フィルムなどの製造用として優れている。また、ポリア
ミドMX樹脂にガラス繊維などの充填材を配合すること
により、化学的性質、熱的性質、機械的性質などの優れ
た成形材料として、自動車分野、建築分野、住宅設備関
連分野など、多くの分野で使用されている。
【0003】例えば、自動車分野では、エンジン近傍の
金属部品を代替した部品、ハンドル、ギア近傍の部品な
どが挙げられる。また、建築分野では、建築用コンクリ
ート内で使用される、コンクリートパネル固定部品や埋
め込み型の雌ねじ、錆びないボルト、ナット、釘、ヒン
ジ、ハンマーなどが挙げられる。住宅設備関連分野で
は、ドアのノブ、ブラインドの歯車、カーテンポール、
カーテンキャップ、階段の手摺などが挙げられる。
【0004】ガラス繊維などの繊維状補強材によって強
化されたポリアミドMX樹脂は、樹脂組成物から製品を
成形する際に、基体樹脂に配合されたガラス繊維が流動
の方向に配向して異方性を生じたり、ウエルドライン部
分の強度が十分でなかった。本発明者らの実験によれ
ば、ガラス繊維を配合した成形品の流動方向に沿った強
度を1とすると、流動方向に直角方向やウエルドライン
部分の強度は、0.5〜0.2程度になることがあり、
ガラス繊維を配合したことによる強度が十分には発揮さ
れないという欠点があった。
【0005】また、ガラス繊維などの繊維状補強材によ
って強化されたポリアミドMX樹脂は、伸びが小さく変
形が大きい用途には不向きであった。伸びを大きくする
目的でエラストマーを添加すると、ガラス繊維などの繊
維状補強材によって強化されたポリアミドMX樹脂本来
の特性、例えば常温で高剛性、高温で高剛性などの特性
を、大幅に低下させてしまうという欠点があった。
【0006】従って、常温で高剛性、高温での高剛性な
どの特性を低下させることなく、強度を高めることがで
きると、従来樹脂材料で代替が不可能であった部品、製
品を樹脂化することができる。繊維状補強材による強化
樹脂組成物の場合、射出成形法で製品を製造する際に、
含有させた繊維状補強材が任意の方向に配向すること
(異方性)によって、強度低下の原因になる。この強度
低下を改善するためには、板状補強材や粒状充填材を配
合することが考えられるが、異方性を改良するに十分な
量を配合すると、強度や衝撃値が著しく低下し、繊維状
補強材による強化樹脂組成物の強度には到底及ぶもので
はない。
【0007】ポリアミドMX樹脂の成形時の流動性、成
形性などを改良する目的で、ポリアミドMX樹脂に、不
飽和有機酸変性ポリオレフィンまたはアイオノマーを含
有させる方法(特開昭53-120761号公報参照)、ポリア
ミドMX樹脂に、α−オレフィンおよび/または共役ジ
オレフィン系化合物と、α、β−不飽和カルボン酸およ
び/またはその金属塩とから誘導される構造単位必須と
する共重合物とを含有させる方法(特開昭58-201845号
公報参照)、ポリアミドMX樹脂に、エチレン成分を含
めたエラストマーに同様に相溶化変性したものを含有さ
せる方法(特開昭58-206666号公報参照)などが挙げら
れる。しかし、これら提案の方法によると、原料樹脂を
相溶化変性する必要がある。
【0008】一般に、相溶性のない二種類以上の樹脂を
混合すると、この混合樹脂組成物から得られる成形品は
耐衝撃性が低下する、ウエルド部の強度が大幅に低下す
るなどのため、これらを改良する方法が多数提案されて
いる。上記の刊行物に記載されている方法は、複数の樹
脂を混合する際には、樹脂相互間の相溶性が重要で、相
溶性のない複数の樹脂を積極的に利用する可能性は衝撃
や強度を必要とする用途では、殆ど考えられないのが実
情であった。
【0009】ポリアミド樹脂に、非相溶樹脂を含有させ
ることによって発揮される特性を利用して易裂性フィル
ムとする方法(例えば、特開平7-299858号公報、特開平
7-299859号公報、特開平9-111060号公報などを参照)、
超微細繊維を製造する方法(例えば、特開平6-341018号
公報、特開平7-34325号公報、特開平8-13249号公報など
を参照)などが挙げられる。
【0010】
【本発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かか
る状況にあって、ガラス繊維などの繊維状補強材によっ
て強化されたポリアミドMX樹脂組成物であって、機械
的特性、高温での高剛性などに優れ、配合された繊維状
補強材の異方性とウエルド部分に強度低下が少ない成形
品が得られるポリアミド樹脂組成物、および、金属材料
製の部品などを代替し得る厚肉成形品を提供することを
目的として、鋭意検討した結果本発明に到達したもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明では、ポリアミドMX樹脂(成分A)、ポ
リスチレン系樹脂またはポリオレフィン系樹脂(成分
B)、粒状等方性無機質充填材(成分C)、および、繊
維状無機質強化材(成分D)を含有してなるポリアミド
樹脂組成物であって、成分Aと成分Bとの合計量100
重量部に対して、成分Bの含有量が0.5〜20重量
部、および、成分Cの含有量が0.05〜10重量部で
あり、かつ、ポリアミド樹脂組成物に対する成分Cと成
分Dの含有割合が5〜65重量%であることを特徴とす
るポリアミド樹脂組成物を提供する。
【0012】さらに第2発明では、ポリアミドMX樹脂
(成分A)、ポリスチレン系樹脂またはポリオレフィン
系樹脂(成分B)、粒状等方性無機質充填材(成分
C)、および、繊維状無機質強化材(成分D)を含有し
てなるポリアミド樹脂組成物よりなる成形品であって、
成分Aと成分Bとの合計量100重量部に対して、成分
Bの含有量が0.5〜20重量部、および、成分Cの含
有量が0.05〜10重量部であり、かつ、ポリアミド
樹脂組成物に対する成分Cと成分Dの含有割合が5〜6
5重量%であるポリアミド樹脂組成物より製造されたも
のである、ことを特徴とする成形品を提供する。
【0013】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においてポリアミドMX樹脂(成分A)は、本発
明に係る樹脂組成物の基体樹脂として機能する。本発明
において成分Aとしては、(1)メタキシリレンジアミン
を99〜50モル%とパラキシリレンジアミン1〜50
モル%からなる混合メタキシリレンジアミンとの混合ジ
アミン化合物と、炭素数6〜12のα、ω−直鎖脂肪族
二塩基酸、または芳香族二塩基酸とした原料の組合わせ
から得られるポリアミド樹脂、または、(2)ジアミン化
合物をメタキシリレンジアミン単独とし、二塩基酸を炭
素数6〜12のα、ω−直鎖脂肪族二塩基酸または芳香
族二塩基酸とした原料の組合わせから得られるポリアミ
ド樹脂などが挙げられる。
【0014】成分Aは、上記(2)のポリアミド樹脂に上
記(1)のポリアミド樹脂を混合すると、射出成形法で成
形品を製造する際に、成形サイクルを短縮できるので好
ましい。また、ポリアミドMX樹脂(成分A)は20重
量%まで、脂肪族ポリアミド樹脂で置換することができ
る。置換する量は、好ましくは10重量%以下である。
成分Aの一部を脂肪族ポリアミドで置換すると、成形サ
イクルを短縮させ易い。脂肪族ポリアミドとしては、ポ
リアミド66、ポリアミド6などが挙げられ、好ましく
はポリアミド66である。
【0015】本発明においてポリスチレン系樹脂または
ポリオレフィン系樹脂(成分B)は、本発明に係る樹脂
組成物を成形材料として使用する際に流動性や、ウエル
ド部分の強度などを改良するように機能する。成分Bと
しては、ポリスチレン(GPPS)、ゴム強化ポリスチ
レン(HIPS)などのポリスチレン系樹脂、および、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体などのポリオレフィン系樹脂である。
【0016】本発明における成分Bとしては、若干の官
能基の導入や、成分Aと非相溶性でかつ非反応性の熱可
塑性樹脂であることが好ましい。非相溶性の確認方法
は、充填材や補強材を配合していない成分Aと成分Bと
を適当な比率で混合し、射出成形機によって製品を製造
して、成形金型からの離型性や、製品表面の層分離の状
況を目視観察して確認することができる。相溶化しない
ものは、成形品の表面に相分離が発生してゲートを折る
際に成形品に表皮分離が生じたり、金型からの離型時に
表皮が金型に残ったりする。しかし、成分Aと成分Bと
の組合わせに成分Cおよび成分Dを配合することによ
り、成形品に表皮分離が生じない。
【0017】成分Bの配合量は、成分Aと成分Bとの合
計量100重量部に対して、0.5〜20重量部の範囲
で選ぶものとする。成分Bの配合量が0.5重量部未満
であると、成分Bを配合することによる流動性、成形性
などの改良効果が不十分であり、20重量部を超える
と、樹脂組成物より得られる成形品の強度などの機械的
特性やウエルドライン部分の強度が低下し易い。成分B
の配合量は、成分Aと成分Bとの合計量100重量部に
対して、上記の範囲であるが、好ましくは0.5〜10
重量部であり、より好ましくは1〜5重量部である。
【0018】本発明に係るポリアミド樹脂樹脂組成物
は、粒状等方性無機質充填材(成分C)と繊維状無機質
強化材(成分D)とを含有してなる。本発明において成
分Cは、本発明に係るポリアミド樹脂組成物を成形する
際に、結晶核剤として機能するほか、成形品の剛性など
の機械的物性を向上させるように機能する。
【0019】粒状等方性無機質充填材(成分C)の具体
例としては、炭酸カルシウム、クレー、シリカ、酸化マ
グネシウム、酸化アルミニウム、微小ガラスフレーク、
窒化硼素、ウオラストナイト、硫酸マグネシウム、セピ
オライト、カオリン、クレー、酸化チタン、硫酸バリウ
ム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、ガラスビーズ、バ
ルーンなどが挙げられる。中でも、炭酸カルシウム、窒
化硼素、シリカなどが好ましい。
【0020】上記成分Cは、基体樹脂との界面の親和性
を改良する目的で、その表面があらかじめカップリング
剤で表面処理されていてもよい。成分Cは、1種類でも
2種類以上の混合物であってもよい。成分Cの配合量
は、成分Aと成分Bとの合計量100重量部に対して、
0.05〜10重量部の範囲で選ぶものとする。成分C
の配合量が0.05重量部を下回ると核剤としての効
果、補強材としての効果が不十分である。成分Cの配合
量は好ましくは、0.1〜6重量部である。また、成分
Cの配合量は後記する成分Dと加算した量としてポリア
ミド樹脂組成物に対して5〜65重量%である。
【0021】繊維状無機質強化材(成分D)としては、
外観が繊維状を呈する無機質強化材(D1)のほか、異方性
が高くアスペクト比が5以上の繊維状強化材(D2)が挙げ
られる。上記(D1)の具体例としては、ガラス繊維、炭素
繊維、セラミック繊維、ステンレススチール繊維、黄銅
繊維などの金属繊維類を挙げることができ、上記(D2)の
具体例としては、例えば、チタン酸カリウムやホウ酸ア
ルミニウム、酸化チタン、炭酸カルシウムなどのウィス
カー類、ウォラストナイトのような鉱物アスペクト比が
5以上の繊維状のものが挙げられる。成分Dは、上に例
示したものに限定されるものではない。
【0022】本発明に係るポリアミド樹脂組成物に対す
る成分Cおよび成分Dの配合量は、ポリアミド樹脂組成
物に対する成分Cと成分Dとの含有割合を5〜65重量
%とする。含有割合が5重量%未満であると、補強効果
が低下し、最終的に得られる射出成形品の強度が低下す
る。含有割合が65重量%を超えると、ポリアミド樹脂
組成物の流動性が低下して、成形品の製造が困難とな
る。ポリアミド樹脂組成物に対する成分Cと成分Dとの
含有割合の特に好ましい範囲は、10〜60重量%であ
る。
【0023】本発明に係るポリアミド樹脂樹脂組成物
は、上記のとおり、成分A、成分B、成分Cおよび成分
Dの4成分を含有するが、本発明の目的や効果を損なわ
ない範囲で、従来から知られている各種の樹脂添加剤、
例えば、難燃剤、安定剤、顔料、染料、離型剤、滑剤、
発泡剤、成分C以外の核剤、耐候性改良剤などを配合す
ることができる。
【0024】本発明に係るポリアミド樹脂樹脂組成物を
製造するには、従来から知られている混合方法によるこ
とができる。例えば、上記の成分A、成分B、成分Cお
よび成分Dの4成分を所定量秤量し、リボンブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、ドラムタンブラーなどで混合
して混合物とし、この混合物を単軸または2軸スクリュ
ー押出機、コニーダーなどで溶融、混練してペレット状
の樹脂樹脂組成物とすることができる。
【0025】本発明に係るポリアミド樹脂樹脂組成物
は、各種成形品製造用の成形材料として使用できる。適
用できる成形方法は、射出成形法、押出成形法、中空成
形法、圧縮成形法、トランスファー成形法などが挙げら
れる。中でも、射出成形法が特に好ましい。
【0026】成形品は、自動車分野では、エンジン近傍
に装備され金属によって調製されていた部品を代替した
部品、ハンドル、ギア近傍の部品などが挙げられる。ま
た、建築分野では、建築用コンクリート内で使用され
る、コンクリートパネル固定部品や埋め込み型の雌ね
じ、錆びないボルト、ナット、釘、ヒンジ、ハンマーな
どが挙げられる。住宅設備関連分野では、ドアのノブ、
ブラインドの歯車、カーテンポール、カーテンキャッ
プ、玄関・階段・風呂場などの手摺などが挙げられる。
成形品は、上に例示したものに限定されるものではな
い。
【0027】本発明に係るポリアミド樹脂樹脂組成物
は、従来の繊維強化材のみを配合した場合には、強度を
充分に発揮し得ない厚肉の成形品の製造に好適である。
従来の繊維強化材のみを配合したポリアミド樹脂樹脂組
成物より得られる厚肉の成形品にあっては、流動時の抵
抗が少なく、強化材を含む溶融樹脂が金型内に流動する
と、溶融樹脂の流動先端が金型面から剥離していわゆる
ジェッティングを起こしたり、エアーを巻き込んだりし
て異常な繊維配向が生じ易く、成形品強度の低下が生じ
易い。しかしながら、本発明に係るポリアミド樹脂樹脂
組成物から得られる厚肉の成形品にあっては、成形品強
度の低下が生じ難い。本発明において成形品の厚さと
は、板状の部分を有するものはその厚さ(mm)を意味し、
棒状のものは最小の径(mm)を意味する。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はその趣旨を逸脱しない限り、以下の記載例
に限定されるものではない。なお、以下に記載の例で使
用した、成分Aないし成分Dおよびその他の成分は、次
のような特性を有するものである。
【0029】1.成分Aは、以下に記載の方法で調製し
た。 1.1.ポリアミド(A1)の製造例 撹拌装置、温度計、還流冷却器、原料滴下装置、加熱装
置などを装備した容量が3リットルのフラスコに、アジ
ピン酸730gを仕込み、窒素雰囲気下、フラスコ内温
を160℃に昇温してアジピン酸を溶融させた。フラス
コ内に、パラキシリレンジアミンを30モル%、メタキ
シレンジアミンを70モル%含有する混合キシリレンジ
アミン680gを、約2.5時間かけて逐次滴下した。
この間撹拌下、内温を生成物の融点を常に上回る温度に
維持して反応を継続し、反応の終期には270℃に昇温
した。反応によって発生する水は、分縮機によって反応
系外に排出させた。滴下終了後、撹拌下に275℃の温
度で1時間反応を続けて反応を終了した。生成物をフラ
スコより取り出し、水冷しペレット化した。得られた芳
香族ポリアミド{以下、これをポリアミド(A1)と略称す
る}は、融点が258℃、結晶化温度が216℃、相対
粘度(96%硫酸溶液1g/100ml)が2.08であっ
た。
【0030】1.2.ポリアミド(A2)の製造例 上記ポリアミド(A1)の製造例に記載の例において、ジア
ミン成分をメタキシレンジアミンを680gと変更し
て、これを約2.5時間かけて逐次滴下した。この間撹
拌下、内温を生成物の融点を常に上回る温度に維持して
反応を継続し、反応の終期には255℃に昇温した。滴
下終了後、撹拌下に260℃の温度で1時間反応を続け
て反応を終了した。生成物を反応釜より取り出し、水冷
しペレット化した。得られた芳香族ポリアミド{以下、
これをポリアミド(A2)と略称する}は、融点が234
℃、結晶化温度が206℃、相対粘度(96%硫酸溶液
1g/100ml)が2.16であった。
【0031】2.成分Bは、次のような特性を有する市
販品を使用した。 2-1.HIPS(B1):シス型を多く含むブチレンゴム成分
を12.25%含み、ゴム粒径が0.83μm、ゲル濃
度が27%、温度200℃、荷重10kgの条件下で測定
したメルトインデックス(MI)が1.4g/10分の耐
衝撃性ポリスチレンである。 2-2.GPPS(B2):温度200℃、荷重5kgの条件下で
測定したMIが3.0g/10分の一般用ポリスチレンで
ある。
【0032】2-3.PP/PE(B3):温度220℃、荷重
2.16kgの条件下で測定したMIが0.5g/10分
であって、曲げ弾性率が11000kgf/cm2のプロピレ
ンとエチレンとの共重合体(PP/PEのモル比が95
/5のもの)である。 2-4.HDPE(B4):温度190℃、荷重2.16kgの条
件下で測定したMIが1.0g/10分の高密度ポリエチ
レンである。
【0033】3.成分Cは、次のような特性を有する市
販品を使用した。 3-1.炭酸カルシウム(C):平均粒径が0.89μmの炭酸
カルシウム(甘粕化学社製、商品名:NS#2500)
である。 4.成分Dは、次のような特性を有する市販品を使用し
た。 4-1.ガラス繊維(D):直径10μのガラス繊維のチョップ
ドストランド(旭ファイバーグラス社製、商品名:CS
03JAFT−2)である。
【0034】5.その他の成分 5-1.ポリアミド66:米国デュポン社製、商品名:Zy
tel−101である。 5-2.AS樹脂:温度220℃、荷重10kgの条件下で
測定したMIが6g/10分のスチレン−アクリロニトリ
ル共重合体(A&Mポリスチレン社製、商品名:サンレ
ックスSAN−H)である。 3-1.タルク(C1):平均粒径が4.1μmのタルク(林化
成社製、商品名:ミクロホワイト5000A)である。
【0035】[実施例1〜実施例3、比較例1〜比較例
3] <ペレットの調製>上記の成分Aないしその他の成分
を、表−2に記載の割合(重量部)で秤量し、まずガラ
ス繊維を除いた成分をタンブラーによって混合した。得
られた混合物を、2軸押出機(東芝機械社製、型式:T
EM35B)のホッパーに投入し、シリンダー温度を2
80℃として混練し、サイドフィード口からガラス繊維
を仕込み、シリンダー温度を260℃として混練し、ペ
レットを得た。
【0036】<試験片、ボルト成形品の製造>上記の方
法で調製したペレットを原料とし、射出成形機(住友重
機社製、型式:SH100、100トン、シリンダー径
36mm)によって引張試験用の試験片、リング状成形品
(外径26mm、内径20mm、厚さ3mm、幅15.3mm、
ゲートとウエルドの直角方向に幅方向5mm、長さ6.3
mmの切れ込みが刻設されている)、および、ボルト成形
品(六角ボルトで、頭部の2面幅30mm、頭部の厚さ1
3mm、首下長さ180mm、ネジ部の長さ50mm、ネジピ
ッチ2.5mmのもの)を、次の成形条件でそれぞれ成形
した。
【0037】
【表1】
【0038】得られた試験片、リング状成形品およびボ
ルト成形品につき、次の方法で物性、強度などを測定
し、測定結果を表−2に記載した。 (a)引張強度(MPa):ASTM D690に準拠して測定
する方法。 (b)ウエルド引張強度(MPa):引張強度試験のASTM
D690に基づいた形状のキャビティに、切り換え式で
ゲートの位置を試験片の長さ方向の一方の端に一個設け
た試験片(ウエルドラインを有しない試験片)と、ゲー
トの位置を試験片の長さ方向の双方に設けた試験片(ウ
エルドラインを有する試験片)とに変更できる金型を使
用して成形した試験片につき、クロスヘッド速度5mm/
分とし、引張強度を測定した。
【0039】(c)リング強度(kgf):鈴木式摺動試験用の
リング成形品を成形した。上記の形状のリング状成形品
は、切れ込みの位置は最大応力位置とならないので破壊
強度には関係しない。ウエルドラインが形成される位置
は、ゲートの位置とは反対側となる。ウエルドラインと
ゲートの方向にクロスヘッド速度1mm/分として圧縮荷
重を負荷し、その破壊強度を測定した。数値は大きいほ
ど好ましい。破壊は、全てウエルド部分に発生した。
【0040】(d)ボルト強度(kgf):ボルト成形品(上記
した寸法のもの)は、ボルトヘッドが6角でヘッドの横
に軸方向に垂直方向にゲートが設けられた金型を使用し
た。ボルト強度測定には、ボルトのネジ山に金属ナット
を螺合し、ボルトヘッドとナットとの間の引張強度を、
引張試験機でクロスヘッド10mm/分として測定した。
数値は大きいほど好ましい。
【0041】
【表2】
【0042】表−2より、次のことが明らかとなる。 (1)成分Aないし成分Dを請求項1に規定する量含有す
る本発明に係る樹脂組成物より得られた成形品は、引張
強度が高く機械的特性に優れており、ウエルド引張強
度、リング強度、ボルト強度などにおいても優れている
(実施例1〜実施例3参照)。 (2)これに対してポリスチレン系樹脂(成分B)に該当
したいAS樹脂を用いた樹脂組成物より得られた比較例
1の成形品は、リング強度、ボルト強度が低い。 (3)また、炭酸カルシウムの代わりにタルクを用いた樹
脂組成物(比較例2)より得られた成形品は、ボルト強
度が低い。 (4)ポリスチレン系樹脂(成分B)を含有しない樹脂組
成物(比較例3)より得られた成形品は、ボルト強度が
低い。
【0043】[実施例4〜実施例9]実施例1に記載の
例において、成分Aないし成分Eを、表−3に記載の割
合の変更したほかは、同例に記載したのと同様の手順で
ペレットを調製し、得られたペレットから同例における
と同様の手順で試験片、成形品を製造し、同例における
と同様の手順で評価試験を行なった。測定結果を表−3
に記載した。
【0044】
【表3】
【0045】表−3より、次のことが明らかとなる。 (1)成分Aないし成分Dを請求項1に規定する量含有す
る本発明に係る樹脂組成物より得られた成形品は、引張
強度が高く機械的特性に優れており、かつ、樹脂組成物
のウエルド引張強度、リング強度、ボルト強度などにお
いても優れている(実施例4〜実施例9参照)。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したとおりで
あり、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上
の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係るポリアミド樹脂組成物は、ポリアミド
MX樹脂(成分A)を主成分とし、これに繊維状補強材
(成分D)を含有し、さらにポリスチレン系樹脂または
ポリオレフィン系樹脂(成分B)と、粒状等方性無機質
充填材(成分C)とを含有しているので、この樹脂組成
物より得られた成形品は、引張強度が高く機械的特性に
優れている。 2.本発明に係るポリアミド樹脂組成物は、含有する繊
維状補強材の異方性などによる強度低下が少なく、高温
での高剛性などの耐熱性に優れた成形品が得られる。 3.本発明に係るポリアミド樹脂組成物は、成形品にウ
エルドライン部分があってもこのウエルドライン部分が
好適に融合するので、ウエルド引張強度の優れた成形品
が得られる。 4.本発明に係るポリアミド樹脂組成物より得られた厚
肉の成形品は、上記の2ないし3のような効果を奏する
ので、金属材料製の部品などを代替し得る厚肉の成形品
製造用として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/18 C08K 7/18 C08L 25/06 C08L 25/06 25/10 25/10 //(C08L 77/06 (C08L 77/06 25:04 25:04 23:00) 23:00) (72)発明者 森本 馨 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱エンジニアリングプラスチックス株式会 社技術センター内 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA20 AA22 AA34 AA55 AB21 AB26 AB28 AD01 AH17 BB05 BC03 BC06 4F072 AA02 AA03 AA08 AA09 AB08 AB09 AB10 AB11 AB15 AD04 AD05 AD44 AE25 AF02 AF04 AF06 AG20 AH23 AJ03 AK15 AL16 4J002 BB032 BB122 BB152 BC032 BC042 CL031 DA017 DC007 DE076 DE106 DE136 DE146 DE147 DE187 DE236 DE237 DG046 DJ006 DJ016 DJ036 DK006 DK007 DL006 DL007 DM007 FA047 FA067 FA106 FD016

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミドMX樹脂(成分A)、ポリス
    チレン系樹脂またはポリオレフィン系樹脂(成分B)、
    粒状等方性無機質充填材(成分C)、および、繊維状無
    機質強化材(成分D)を含有してなるポリアミド樹脂組
    成物であって、成分Aと成分Bとの合計量100重量部
    に対して、成分Bの含有量が0.5〜20重量部、およ
    び、成分Cの含有量が0.05〜10重量部であり、か
    つ、ポリアミド樹脂組成物に対する成分Cと成分Dの含
    有割合が5〜65重量%であることを特徴とするポリア
    ミド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリアミドMX樹脂(成分A)が、20
    重量%まで脂肪族ポリアミドで置換されたものである、
    請求項1に記載のポリアミド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリスチレン系樹脂が、ポリスチレンま
    たはゴム変性ポリスチレンである、請求項1または請求
    項2に記載のポリアミド樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 繊維無機質強化材(成分D)がガラス繊
    維である、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記
    載のポリアミド樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ポリアミドMX樹脂(成分A)、ポリス
    チレン系樹脂またはポリオレフィン系樹脂(成分B)、
    粒状等方性無機質充填材(成分C)、および、繊維状無
    機質強化材(成分D)とを含有してなるポリアミド樹脂
    組成物よりなる成形品であって、成分Aと成分Bとの合
    計量100重量部に対して、成分Bの含有量が0.5〜
    20重量部、および、成分Cの含有量が0.05〜10
    重量部であり、かつ、ポリアミド樹脂組成物に対する成
    分Cと成分Dの含有割合が5〜65重量%とされてなる
    ポリアミド樹脂組成物より製造されたものである、こと
    を特徴とする成形品。
  6. 【請求項6】 成形品が、平均厚さが5mm以上のもので
    ある、請求項5に記載の成形品。
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