JP2002226170A - ガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法 - Google Patents

ガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法

Info

Publication number
JP2002226170A
JP2002226170A JP2001024258A JP2001024258A JP2002226170A JP 2002226170 A JP2002226170 A JP 2002226170A JP 2001024258 A JP2001024258 A JP 2001024258A JP 2001024258 A JP2001024258 A JP 2001024258A JP 2002226170 A JP2002226170 A JP 2002226170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gantry crane
gate
iron piece
distance
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001024258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4766756B2 (ja
Inventor
Motomu Kamiya
求 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2001024258A priority Critical patent/JP4766756B2/ja
Publication of JP2002226170A publication Critical patent/JP2002226170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4766756B2 publication Critical patent/JP4766756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Barrages (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置合わせが正確にできるガントリクレーン
によるゲート位置換えの自動運転方法を提供する。 【解決手段】 ダムの水門1上を走行するガントリクレ
ーン4により水門1に挿入・抽出されるゲート2を吊り
上げて移動させるゲート位置換えにおいて、ガントリク
レーン4に2つの近接スイッチ10を走行方向の前後対
称位置に取り付け、走行路5には、ガントリクレーン4
の中心が水門中心線c上にあるときに前記2つの近接ス
イッチ10により各々検出される2つの鉄片9を水門1
毎に配置しておき、ガントリクレーン4を所望の水門1
まで走行させるときに、2つの近接スイッチ10がそれ
ぞれ鉄片9を検出する位置をガントリクレーン4を停止
させる目標位置としたので、自動的にガントリクレーン
4の中心が水門中心線c上にあるよう位置合わせをする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダムの水門を開閉
するゲート位置換えに係り、特に、位置合わせが正確に
できるガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運
転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダムでは複数の水門のそれぞれにゲート
が挿入・抽出可能に設けられている。水門にゲートを挿
入すると、その水門は閉じられたことになる。水門から
ゲートを抽出すると、その水門は開かれたことになる。
抽出されたゲートは、ゲート置き場に格納される。水門
の開閉の作業は、ゲートの場所を移動させる作業である
から、ゲート位置換えと呼ぶ。
【0003】ゲートは重量物であるので、ガントリクレ
ーンを用いて挿入・抽出、及び搬送が行われる。ガント
リクレーンは、水門の並びに沿って敷設されたレール上
を走行するための車輪と、ゲートを掛け止めるフックを
設けた吊りビームと、吊りビームを巻き上げるワイヤと
を備えている。ガントリクレーンでゲートを挿入するに
は、ワイヤに偏った荷重がかからないよう、ゲートが正
しく水門の真上に位置しなくてはならない。即ち、ゲー
トの中心線と水門の中心線とが一致することが必要であ
る。
【0004】このためには、まず、吊りビームの中心
(ガントリクレーンの中心)と水門の中心線とが一致す
る位置にあることが必要である。しかし、フックでゲー
トを掛け止めて持ち上げたとき、フックの掛かり具合が
いつも一定ではないため、ゲートの位置がガントリクレ
ーンに対して前後にずれてしまう。すると、ガントリク
レーンが適正位置にあっても、ゲートが正しく水門の真
上に位置しているとは限らない。従って、ガントリクレ
ーンを適正位置から少し動かしてゲートを正しく水門の
真上に位置させることが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、ゲート位置換え
作業は、オペレータがガントリクレーンを手動運転して
行っていた。このため、ガントリクレーンの速度調整、
位置合わせ等に時間が掛かり、オペレータの負担が大き
かった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、位置合わせが正確にできるガントリクレーンによる
ゲート位置換えの自動運転方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ダムの水門上を走行するガントリクレーン
により水門に挿入・抽出されるゲートを吊り上げて移動
させるゲート位置換えにおいて、ガントリクレーンに2
つの近接スイッチを走行方向の前後対称位置に取り付
け、走行路には、ガントリクレーンの中心が水門中心線
上にあるときに前記2つの近接スイッチにより各々検出
される2つの鉄片を水門毎に配置しておき、ガントリク
レーンを所望の水門まで走行させるときに、2つの近接
スイッチがそれぞれ鉄片を検出する位置をガントリクレ
ーンを停止させる目標位置とするものである。
【0008】ガントリクレーンに車輪の回転から走行距
離を検出する走行距離センサを搭載し、この走行距離を
累積して現在位置を認識し、この現在位置が先行する近
接スイッチによって1つ目の鉄片が検出されるべき位置
から所定距離に近付くまではガントリクレーンを高速走
行させ、現在位置が前記所定距離に達したら減速して低
速走行させ、先行する近接スイッチによって1つ目の鉄
片が検出されたとき、さらに減速して微速走行させ、2
つの近接スイッチがそれぞれ鉄片を検出したときガント
リクレーンを停止させる。
【0009】前記近接スイッチによって鉄片が検出され
たとき、前記走行距離の累積による現在位置を補正して
もよい。
【0010】ガントリクレーンと吊り下げたゲートとの
間隔を検出する距離センサをガントリクレーンに取り付
け、検出される間隔を基にガントリクレーンが目標位置
に停止したときの水門に対するゲートの位置ずれを検出
してもよい。
【0011】目標位置より前記位置ずれ分だけガントリ
クレーンを走行させてゲートの位置を水門に合わせても
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0013】図1に示されるように、ダムには、複数の
水門1が並べて設けられており、併せてゲート2を格納
するゲート置き場3も設けられている。水門上には、ガ
ントリクレーン4が走行する走行路5が設けられてい
る。ガントリクレーン4は、走行路を走行するための車
輪6と、ゲートを掛け止めるフックを設けた吊りビーム
7と、吊りビーム7を巻き上げるワイヤ8とを備えてい
る。さらに、本発明では、ガントリクレーン4の下部
に、走行路5に埋設された鉄片9を検出するための2つ
の近接スイッチ10が取り付けられている。cは、水門
1及びゲート置き場3の中心線であり仮想的なものであ
る。
【0014】近接スイッチ10は、ガントリクレーン4
の中心を基準に走行方向の前後対称位置に配置されてい
る。鉄片9は、ガントリクレーン4の中心が水門中心線
c上にあるときに2つの近接スイッチ10により各々検
出される場所に配置されるが、近接スイッチ10の感度
範囲を考慮し、ガントリクレーン4の中心が水門中心線
c上から外れると、必ず一方の近接スイッチ10が非検
出となるように、近接スイッチ10の感度範囲の中でガ
ントリクレーン4の中心寄りに配置されている。鉄片9
は、水門1毎、ゲート置き場3毎に設けられている。
【0015】図1には示されないが、ガントリクレーン
4には、車輪6の回転から走行距離を検出する走行距離
センサとしてロータリエンコーダが搭載されている。
【0016】また、図2に示されるように、ガントリク
レーン4には、ガントリクレーン4と吊り下げたゲート
2との間隔を検出する距離センサとしてレーザ距離計1
1が取り付けられている。レーザ距離計11は、ガント
リクレーン4の脚部とゲート2の辺との間隔を検出して
いるが、ガントリクレーン4の脚部から中心までの距離
やゲート2の幅は既知であるから、レーザ距離計11の
出力からガントリクレーン4が目標位置にあるときの水
門1に対するゲート2の位置ずれを求めるのは容易であ
る。
【0017】ガントリクレーン4の自動運転装置は、図
3に示されるように、プログラム可能なデジタル制御装
置(PLC)31で構成されている。PLC31には、
オペレータがさまざまの操作指令を入力するための操作
机32、レーザ距離計11、ロータリエンコーダ(走行
距離センサ)33、近接スイッチ10が接続されてい
る。また、ガントリクレーン4の走行駆動装置としての
インバータユニット34がPLC31に接続されてい
る。インバータユニット34は、PLC31からの速度
指令に応じて電動機35、スラスタブレーキ36を駆動
し、電動機35に取り付けられたパルスジェネレータ3
7からの速度信号をPLC31に入力するようになって
いる。
【0018】フックの詳細を図4に示す。吊りビーム7
は、所定の長さを有する剛体である。この吊りビーム7
の両端に、それぞれワイヤ8が掛け回されている。これ
らワイヤ8の一端は、ガントリクレーン4に搭載された
巻き取りドラム(図示せず)に収容されている。ワイヤ
8を案内するシーブ41の一つには、巻き上げ量(フッ
ク高さ)を検出するためのエンコーダ42が取り付けら
れている。43は、張力を検出するロードセルである。
【0019】フック44は、2つの湾曲した鉤部45を
相向かいにして吊りビーム7の両端に配置し、鉤部45
が開閉するよう鉤部45の基端部を回動可能に保持し、
鉤部45を回動させるクランク部材46を吊りビーム7
内に設け、このクランク部材46の中央部分を引き上げ
ることによりフックを開く開閉ワイヤ47を設け、この
開閉ワイヤ47をガントリクレーン4内のシリンダで駆
動できるように構成されている。
【0020】操作机32の詳細を図5に示す。操作机3
2には、手動/自動を切り換える切換スイッチ51、手
動運転用の走行指令ボタン52、巻上げ指令ボタン5
3、フック開閉指令ボタン54、自動運転用の開始位置
入力デジタルスイッチ55、終了位置入力デジタルスイ
ッチ56、停止/起動ボタン57、非常停止ボタン58
が設けられている。自動運転を行う時には、ゲート2を
抽出する水門1またはゲート置き場3の番号を開始位置
としてデジタルスイッチ55に入力し、その抽出したゲ
ート2を挿入する水門1またはゲート置き場3の番号を
終了位置としてデジタルスイッチ56に入力し、起動ボ
タン57を押すことで、自動運転を開始させる。
【0021】PLC31にプログラムされる制御手順を
図6〜図8に示す。
【0022】図6は、指定されたゲート置き場3に格納
されているゲート2を抽出し、このゲート2を指定され
た水門1まで搬送してその水門1に挿入するまでの制御
手順を示したものである。水門1に挿入されているゲー
ト2を抽出してゲート置き場3に格納する制御手順は、
図6とほぼ同様に構成されるので、省略してある。
【0023】この制御手順は、起動ボタン57によって
スタートされる。ガントリクレーン4を指定されたゲー
ト置き場3へ向けて走行させ、ゲート置き場3に到着す
ると走行を停止する(S601−S603)。フックの
巻き下げ(吊りビーム7の巻き下げ)を開始し、エンコ
ーダ42によりフック44がゲート2に接近したことを
検出したら、巻き下げを低速運転に切換え、ロードセル
43によりフック44がゲート2に着床したことを検出
したら、巻き下げを停止する(S604−608)。次
に、開閉ワイヤ47を緩めて鉤部45の自重によりフッ
クを閉じる(S609)。これにより、ゲート2にフッ
クが掛かった状態になる。フックの巻き上げ(吊りビー
ム7の巻き上げ)を開始し、エンコーダ42によりフッ
ク44が巻上上限に達したことを検出したら、巻き上げ
を停止する(S610−S612)。次に、ガントリク
レーン4を指定された水門1へ向けて走行させ、水門1
に到着すると走行を停止する(S613−S615)。
フックの巻き下げを開始し、エンコーダ42によりゲー
ト2が水門1の底面に接近したことを検出したら、巻き
下げを低速運転に切換え、ロードセル43によりゲート
2が水門1の底面に着床したことを検出したら、巻き下
げを停止する(S616−S620)。次に、開閉ワイ
ヤ47を引いてフックを開く(S621)。フックの巻
き上げを開始し、エンコーダ42によりフック44が巻
上上限に達したことを検出したら、巻き上げを停止する
(S622−S624)。以上の制御手順により、所望
の水門を閉じることができる。
【0024】図7は、ガントリクレーン4の走行及び停
止の制御手順を図6より詳細に示したものである。走行
開始のときガントリクレーン4の最高速度(定格速度)
で高速走行させるものとする。走行開始後、走行距離セ
ンサとしてのロータリエンコーダ33の出力に基づいて
現在位置を認識し、この現在位置が先行する近接スイッ
チ10によって、指定された水門1上の1つ目の鉄片9
(図7では鉄片1)が検出されるべき位置から、例え
ば、1mに近付くまでは最高速度を維持する(S701
−S702)。現在位置が鉄片1の位置に1mまで近付
いたら、走行速度を最高速度の、例えば、1/3に低下
させて低速走行させる(S703)。その後、現在位置
が鉄片1位置に0.3mまで近付いてもパルスジェネレ
ータ37からの速度信号により減速が完了していないこ
とが判明したら、警報表示と共に走行を停止する(S7
04−S706)。減速が完了し、先行する近接スイッ
チ10によって1つ目の鉄片9(図7では鉄片1)が検
出されたら(S704−S707)、ロータリエンコー
ダ33の出力に基づいた現在位置を予め知られている鉄
片1の位置(絶対位置)で補正する(S708)。これ
により車輪6のスリップ等による位置検出のずれが解消
される。
【0025】前記鉄片1が検出されたとき、走行速度を
最高速度の、例えば、1/20に低下させて微速走行さ
せる(S709)。その後、現在位置が鉄片1の位置を
0.1m通り過ぎてもパルスジェネレータ37からの速
度信号により減速が完了していないことが判明したら、
警報表示と共に走行を停止する(S710−S71
2)。減速が完了し、2つの近接スイッチ10によって
それぞれ鉄片9(図7では鉄片1,2)が検出された
ら、ガントリクレーン4が目標位置に来ていることが判
るので、走行停止させる(S710−S714)。その
後、2つの近接スイッチ10によって、ガントリクレー
ン4が正しく目標位置にあるかどうかを再確認する(S
715)。ガントリクレーン4の中心が水門中心線c上
から外れると、必ず一方の近接スイッチ10が非検出と
なるので、ガントリクレーン4のオーバーランが精密に
検査できる。もし、オーバーランであれば、逆方向へ微
速走行させ、鉄片1,2の検出による走行停止を再試行
する(S716−S713)。以上の制御手順により、
ガントリクレーン4を可及的に高速移動させつつ、円滑
な減速を経てガントリクレーン4の中心が水門中心線c
上にあるよう位置合わせをすることができる。
【0026】図8は、ゲートを挿入する際のガントリク
レーン4の走行停止からフック巻き下げ開始までの制御
手順を図6より詳細に示したものである。図7の制御手
順が完了した状態で、レーザ距離計11によりゲート2
の位置を計測する(S801−S802)。レーザ距離
計11の出力からガントリクレーン4が目標位置にある
ときの水門1に対するゲート2の位置ずれを求める(S
803)。位置ずれがあれば、その位置ずれ分だけガン
トリクレーン4をずれ補正方向へ走行させて停止させる
(S804−S805)。再度、ゲート2の位置を計測
し、ゲート2の位置ずれを求める(S803)。位置ず
れがなければ終了する。以上の制御手順により、ゲート
2を抽出したときに生じたゲート2の位置ずれを解消し
てゲート2を正しく水門1の真上に位置させることがで
きる。
【0027】次に、図7による走行及び停止制御の様子
を、図9のタイムチャートを用いて説明する。ここで
は、水門1上の2つの鉄片9(図9の鉄片1,2)が2
00mmの間隔で設置され、ガントリクレーン4の近接
スイッチ10(図9の近接スイッチ1,2)がそれより
やや広い間隔で設置されているものとする。
【0028】最初に走行速度が最高速度(定格速度)
0.255m/secであるとする。現在位置が指定さ
れた水門1上の1つ目の鉄片9(図9の鉄片1)の位置
に1000mmまで近付いたとき(*1)、定格速度の
1/3である0.085m/secに減速する。現在位
置が図9の鉄片1の位置に300mmまで近付いたとき
(*2)、定格速度の1/3に減速されていることを確
認する。定格速度の1/3を維持して走行中に、図9の
鉄片1を先行する近接スイッチ10(図9の近接スイッ
チ2)で検出したとき(*3)、定格速度の1/20で
ある0.013m/secに減速する。現在位置の補正
もこのとき行う。現在位置が図9の鉄片1の位置を10
0mm通り過ぎたとき(*4)、定格速度の1/20に
減速されていることを確認する。定格速度の1/20を
維持して走行中に、図9の近接スイッチ1,2が鉄片
1,2を検出したとき(*5)、走行を停止させる。
【0029】本発明では、ガントリクレーン4の位置合
わせを精密に行うために、位置合わせのときには走行距
離センサによる相対位置を用いず、2つの鉄片9を2つ
の近接スイッチ10で検出する絶対位置を停止の目標位
置としたが、ガントリクレーン4の慣性が大きいため、
近接スイッチ10が配置できる幅の範囲で最高速度によ
る高速走行から目標位置で正確に停止できる速度まで減
速することが困難である。そこで、近接スイッチ10が
目標位置の鉄片を検出する以前に低速走行へ移行するよ
うにした。その低速走行へ移行するタイミングは、走行
距離センサによる相対位置で求めることにより、多箇所
に配置されている鉄片を識別する必要をなくした。さら
に、目標位置で正確に停止できるよう、1つ目の鉄片を
検出後、低速走行から微速走行するようにした。高速走
行、低速走行、微速走行の速度や比率は上記の例に限定
されないことは勿論である。
【0030】また、本発明では、ガントリクレーン4に
2つの近接スイッチ10を走行方向の前後対称位置に取
り付け、2つの鉄片9を水門中心線cに対して対称に設
置したので、ガントリクレーン4が往復いずれに走行し
ても同じ制御手順を適用することができる。
【0031】また、本発明では、鉄片9、近接スイッチ
10による絶対位置が得られたタイミングで走行距離セ
ンサによる現在位置を補正するようにしたので、車輪ス
リップ等による位置検出ずれの蓄積が解消され、現在位
置の信頼性が高まった。
【0032】また、本発明では、ガントリクレーン4の
位置合わせを精密に行っても、吊り上げたゲート2の位
置がガントリクレーン4に対してずれてしまうことを考
慮し、ガントリクレーン4を基準にしたゲート2の位置
を検出してガントリクレーンの位置補正を行うようにし
たので、ゲート2が円滑に水門1に挿入できるようにな
った。
【0033】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0034】(1)従来は、オペレータが手動運転して
いたゲートの位置換え作業を自動化することができる。
【0035】(2)従来は、オペレータが目視して手動
運転していたゲートの位置合わせ作業を自動化し、正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動運転方法でゲート位置換えが行わ
れるダムの側面図である。
【図2】本発明においてゲートを吊り上げているガント
リクレーンの側面図である。
【図3】本発明の自動運転方法を実行する装置の構成図
である。
【図4】本発明に用いるフックの詳細構造図である。
【図5】本発明に用いる操作机の操作パネル図である。
【図6】本発明の自動運転方法に基づく制御手順図であ
る。
【図7】本発明の自動運転方法に基づく制御手順図であ
る。
【図8】本発明の自動運転方法に基づく制御手順図であ
る。
【図9】本発明の自動運転方法を用いたタイムチャート
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 水門 2 ゲート 3 ゲート置き場 4 ガントリクレーン 5 走行路 6 車輪 7 吊りビーム 8 ワイヤ 9 鉄片 10 近接スイッチ 11 レーザ距離計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダムの水門上を走行するガントリクレー
    ンにより水門に挿入・抽出されるゲートを吊り上げて移
    動させるゲート位置換えにおいて、ガントリクレーンに
    2つの近接スイッチを走行方向の前後対称位置に取り付
    け、走行路には、ガントリクレーンの中心が水門中心線
    上にあるときに前記2つの近接スイッチにより各々検出
    される2つの鉄片を水門毎に配置しておき、ガントリク
    レーンを所望の水門まで走行させるときに、2つの近接
    スイッチがそれぞれ鉄片を検出する位置をガントリクレ
    ーンを停止させる目標位置とすることを特徴とするガン
    トリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法。
  2. 【請求項2】 ガントリクレーンに車輪の回転から走行
    距離を検出する走行距離センサを搭載し、この走行距離
    を累積して現在位置を認識し、この現在位置が先行する
    近接スイッチによって1つ目の鉄片が検出されるべき位
    置から所定距離に近付くまではガントリクレーンを高速
    走行させ、現在位置が前記所定距離に達したら減速して
    低速走行させ、先行する近接スイッチによって1つ目の
    鉄片が検出されたとき、さらに減速して微速走行させ、
    2つの近接スイッチがそれぞれ鉄片を検出したときガン
    トリクレーンを停止させることを特徴とする請求項1記
    載のガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転
    方法。
  3. 【請求項3】 前記近接スイッチによって鉄片が検出さ
    れたとき、前記走行距離の累積による現在位置を補正す
    ることを特徴とする請求項2記載のガントリクレーンに
    よるゲート位置換えの自動運転方法。
  4. 【請求項4】 ガントリクレーンと吊り下げたゲートと
    の間隔を検出する距離センサをガントリクレーンに取り
    付け、検出される間隔を基にガントリクレーンが目標位
    置に停止したときの水門に対するゲートの位置ずれを検
    出することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のガ
    ントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法。
  5. 【請求項5】 目標位置より前記位置ずれ分だけガント
    リクレーンを走行させてゲートの位置を水門に合わせる
    ことを特徴とする請求項4記載のガントリクレーンによ
    るゲート位置換えの自動運転方法。
JP2001024258A 2001-01-31 2001-01-31 ガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法 Expired - Fee Related JP4766756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024258A JP4766756B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 ガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024258A JP4766756B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 ガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002226170A true JP2002226170A (ja) 2002-08-14
JP4766756B2 JP4766756B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=18889417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001024258A Expired - Fee Related JP4766756B2 (ja) 2001-01-31 2001-01-31 ガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4766756B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110984081A (zh) * 2019-11-25 2020-04-10 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 高边坡尾水洞出口检修闸门的布置方法及结构
CN112707321A (zh) * 2020-12-23 2021-04-27 樊星 一种基于水利工程闸门拼接用起吊架设装置
CN114476951A (zh) * 2022-01-10 2022-05-13 中国长江电力股份有限公司 一种控制台车式起重设备操作闸门提落的方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557313A (en) * 1978-06-29 1980-01-19 Kajima Corp Lifting device for intake curtain wall
JPS5947721A (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 Hitachi Ltd 静止誘導電器
JPH10105235A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 移動体の連続位置検出・制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557313A (en) * 1978-06-29 1980-01-19 Kajima Corp Lifting device for intake curtain wall
JPS5947721A (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 Hitachi Ltd 静止誘導電器
JPH10105235A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 移動体の連続位置検出・制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110984081A (zh) * 2019-11-25 2020-04-10 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 高边坡尾水洞出口检修闸门的布置方法及结构
CN112707321A (zh) * 2020-12-23 2021-04-27 樊星 一种基于水利工程闸门拼接用起吊架设装置
CN114476951A (zh) * 2022-01-10 2022-05-13 中国长江电力股份有限公司 一种控制台车式起重设备操作闸门提落的方法
CN114476951B (zh) * 2022-01-10 2024-05-10 中国长江电力股份有限公司 一种控制台车式起重设备操作闸门提落的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4766756B2 (ja) 2011-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6880712B2 (en) Crane and method for controlling the crane
JP6441008B2 (ja) グラブバケット式アンローダの運転支援装置
JP4870482B2 (ja) 交走式索道の速度制御装置
JP2001240372A (ja) ケーブルクレーンの制御システム
JP2002226170A (ja) ガントリクレーンによるゲート位置換えの自動運転方法
JP3881873B2 (ja) クレーン制御装置及び制御方法
CN111542484B (zh) 起重机设备
JPH1179659A (ja) クレーンの半自動運転方法
JPS6131029B2 (ja)
JPH0698392B2 (ja) コイル状鋼材搬送用天井クレーンの制御装置
JPH0780670B2 (ja) 振れ抑止運転装置付天井クレーン
JP3386589B2 (ja) ケーブル延線システム
US4007811A (en) Control for elevator
JPH0585693A (ja) スラブ認識センサを有するスラブリフタ
JPH0912266A (ja) 天井クレーンの走行制御装置
JP2003192268A (ja) コンテナクレーン走行位置決め装置およびコンテナクレーン走行位置決め方法
JP2001122586A (ja) コンテナクレーンの自動運転制御方法及びその装置
JP2002160891A (ja) クレーンの吊具高さ制御方法および吊具高さ制御装置
JP6881481B2 (ja) 作業車両
JP2003246583A (ja) クレーンの横行トロリー衝突防止方法及び装置
JP2786318B2 (ja) ケーブルクレーン
JP2684939B2 (ja) ケーブルクレーンの制御方法
JP2684940B2 (ja) ケーブルクレーンの制御方法
JPS591674B2 (ja) クレ−ンの自動制御方法及び自動クレ−ン装置
JP3636518B2 (ja) 軌索式ケーブルクレーン

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050929

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees