JP2002224682A - 汚水浄化槽 - Google Patents
汚水浄化槽Info
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Landscapes
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流入口からの流入水及び汚泥移送管からの採
水が容易となり、流入バッフルのメンテナンスが容易と
なって維持管理性が向上し、コスト増も防止できる汚水
浄化槽を提供する。 【解決手段】 嫌気濾床槽(第1室)22に備えた流入管
の流入水の流入口32と好気濾床槽24からの汚泥移送
管30の返送口を、上面開口を容器状とした流入バッフ
ル1の対向する側面に接続して、流入水及び返送水がこ
の流入バッフル1内に一旦入って嫌気濾床槽(第1室)2
2に流下するようにする。
水が容易となり、流入バッフルのメンテナンスが容易と
なって維持管理性が向上し、コスト増も防止できる汚水
浄化槽を提供する。 【解決手段】 嫌気濾床槽(第1室)22に備えた流入管
の流入水の流入口32と好気濾床槽24からの汚泥移送
管30の返送口を、上面開口を容器状とした流入バッフ
ル1の対向する側面に接続して、流入水及び返送水がこ
の流入バッフル1内に一旦入って嫌気濾床槽(第1室)2
2に流下するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嫌気濾床槽に備え
た汚水の流入口と好気濾床槽からの返送水の返送口に流
入バッフルを備えた汚水浄化槽に関する。
た汚水の流入口と好気濾床槽からの返送水の返送口に流
入バッフルを備えた汚水浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】屎尿、台所からの排水、洗濯排水等の生
活排水(以下、汚水という)を浄化処理する汚水消化槽
においては、図3に示すように流入口32から槽内に入
った汚水は流出口(放流口)36へ至るまでに、上流側
から順次、嫌気濾床槽(第1室)22、嫌気濾床槽(第
2室)23、好気濾床槽24、処理水槽25及び消毒槽
26を通過し汚水を浄化処理して放流する。その間、好
気濾床槽24で処理された処理水の一部を汚泥移送管3
0によって嫌気濾床槽(第1室)22に返送して、汚水
浄化槽内の汚水は常時循環するようになっている。
活排水(以下、汚水という)を浄化処理する汚水消化槽
においては、図3に示すように流入口32から槽内に入
った汚水は流出口(放流口)36へ至るまでに、上流側
から順次、嫌気濾床槽(第1室)22、嫌気濾床槽(第
2室)23、好気濾床槽24、処理水槽25及び消毒槽
26を通過し汚水を浄化処理して放流する。その間、好
気濾床槽24で処理された処理水の一部を汚泥移送管3
0によって嫌気濾床槽(第1室)22に返送して、汚水
浄化槽内の汚水は常時循環するようになっている。
【0003】嫌気濾床槽では汚水が流入すると、嫌気濾
床槽内部の濾材に汚泥を捕捉したり底部に汚泥を沈殿さ
せ汚水の処理を行う。この処理の過程で、汚泥内部に発
生したガスにより、そのガスの上昇とともにガス周辺の
汚泥を巻き上げ、水面上にスカムと呼ばれる浮上物を発
生させる場合がある。
床槽内部の濾材に汚泥を捕捉したり底部に汚泥を沈殿さ
せ汚水の処理を行う。この処理の過程で、汚泥内部に発
生したガスにより、そのガスの上昇とともにガス周辺の
汚泥を巻き上げ、水面上にスカムと呼ばれる浮上物を発
生させる場合がある。
【0004】嫌気濾床槽へ汚泥の流入若しくは好気濾床
槽24からの返送水がある場合、流入口及び返送口位置
と嫌気濾床槽の水位に高低差があると嫌気濾床槽水面汚
水等の落下水による衝撃が発生する。これにより嫌気濾
床槽上部のスカムを破壊するばかりでなく嫌気濾床槽全
体が攪拌され、処理能力以上の汚水が好気濾床槽24に
移送されてしまい、汚水処理性能を悪化させる可能性が
ある。
槽24からの返送水がある場合、流入口及び返送口位置
と嫌気濾床槽の水位に高低差があると嫌気濾床槽水面汚
水等の落下水による衝撃が発生する。これにより嫌気濾
床槽上部のスカムを破壊するばかりでなく嫌気濾床槽全
体が攪拌され、処理能力以上の汚水が好気濾床槽24に
移送されてしまい、汚水処理性能を悪化させる可能性が
ある。
【0005】そこで、従来、図3及び図4に示すように
嫌気濾床槽(第1室)22における汚水の流入口32及
び汚泥移送管30の返送口に管状の流入バッフル11を
設けて、嫌気濾床槽内の攪拌を防止する方法が知られて
いる。また、流入バッフル11に接続される汚泥移送管
30の途中には、図5に示すように上部に採水窓12a
を設けた採水管12が設けられ、この採水管12を18
0°回転させることで汚泥が採水できるようになってい
る。
嫌気濾床槽(第1室)22における汚水の流入口32及
び汚泥移送管30の返送口に管状の流入バッフル11を
設けて、嫌気濾床槽内の攪拌を防止する方法が知られて
いる。また、流入バッフル11に接続される汚泥移送管
30の途中には、図5に示すように上部に採水窓12a
を設けた採水管12が設けられ、この採水管12を18
0°回転させることで汚泥が採水できるようになってい
る。
【0006】また、嫌気濾床槽における汚水の流入口下
方の槽壁に、接着又はボルト等により平面コの字形の流
入バッフルを取付けるようにした汚水浄化槽も上市され
ている。
方の槽壁に、接着又はボルト等により平面コの字形の流
入バッフルを取付けるようにした汚水浄化槽も上市され
ている。
【0007】しかし、従来の技術で述べたもののうち前
者の図3及び図4に示した管状の流入バッフル11の場
合、その形状から流入口部分からの採水が困難であると
ともに、常に汚水にさらされて糸状菌などが発生する流
入バッフル内部の清掃が難しいため流入バッフル内部が
閉塞しやすく、その結果、上部より排水などがあふれ流
入バッフルとしての機能がなくなる問題がある。また、
この流入バッフル11に接続される汚泥移送管30の採
水管12は構造的に複雑になってコストアップとなるば
かりでなく、採水管12の回転部に生物膜等が付着、固
着化して回転しなくなる等の維持管理上の問題も有して
いた。
者の図3及び図4に示した管状の流入バッフル11の場
合、その形状から流入口部分からの採水が困難であると
ともに、常に汚水にさらされて糸状菌などが発生する流
入バッフル内部の清掃が難しいため流入バッフル内部が
閉塞しやすく、その結果、上部より排水などがあふれ流
入バッフルとしての機能がなくなる問題がある。また、
この流入バッフル11に接続される汚泥移送管30の採
水管12は構造的に複雑になってコストアップとなるば
かりでなく、採水管12の回転部に生物膜等が付着、固
着化して回転しなくなる等の維持管理上の問題も有して
いた。
【0008】また、後者のコの字形の流入バッフルを浄
化槽本体に接着又はボルトにより取付けるようにしたも
のにおいては、槽本体と一体となっているため流入バッ
フル取付部分における槽本体部分の清掃等の維持管理が
面倒となり、また、ボルト取付部分からの水漏れの心配
がある。
化槽本体に接着又はボルトにより取付けるようにしたも
のにおいては、槽本体と一体となっているため流入バッ
フル取付部分における槽本体部分の清掃等の維持管理が
面倒となり、また、ボルト取付部分からの水漏れの心配
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、流入口から
の汚水及び汚泥移送管からの採水が確実にできるように
するとともに、流入バッフルのメンテナンスを容易とす
ることにより維持管理性を向上させ、併せてコスト増を
防止できる汚水浄化槽を提供することにある。
の汚水及び汚泥移送管からの採水が確実にできるように
するとともに、流入バッフルのメンテナンスを容易とす
ることにより維持管理性を向上させ、併せてコスト増を
防止できる汚水浄化槽を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 (1)嫌気濾床槽に備えた流入水の流入口と好気濾床槽
からの返送水の返送口に、上面開口を容器状とした流入
バッフルの対向する側面を接続して、この流入バッフル
を介して流入水及び返送水が嫌気濾床槽に導入される汚
水浄化槽。 (2)流入バッフルの返送口が接続された側の側面下方
を、流入口が接続された側の方向に向けて傾斜して形成
し、流入バッフル内に入った流入水及び返送水が上記の
傾斜面を伝って嫌気濾床槽に導入される上記(1)記載
の汚水浄化槽。
する。 (1)嫌気濾床槽に備えた流入水の流入口と好気濾床槽
からの返送水の返送口に、上面開口を容器状とした流入
バッフルの対向する側面を接続して、この流入バッフル
を介して流入水及び返送水が嫌気濾床槽に導入される汚
水浄化槽。 (2)流入バッフルの返送口が接続された側の側面下方
を、流入口が接続された側の方向に向けて傾斜して形成
し、流入バッフル内に入った流入水及び返送水が上記の
傾斜面を伝って嫌気濾床槽に導入される上記(1)記載
の汚水浄化槽。
【0011】
【発明の実施の形態】流入バッフルは、流入バッフルの
上面開口内に清掃ブラシや手を入れて内部の清掃や流入
水及び返送水の採水が容易にできるように、上面の略全
面を開口した容器状に形成するとともに上面開口の一辺
が15cm以上〜35cm程度の大きさとなるように形
成するのが好ましく、また、この流入バッフルの対向す
る側面に設けた穴に流入口を備えた流入管と汚泥移送管
をそれぞれ挿通して、穴と流入管及び汚泥移送管挿通部
分外周をシリコーンゴム又はブチルゴム等のシーリング
材により固定し、必要に応じてシール材を剥がすことで
流入バッフルを流入管及び汚泥移送管から取り外して、
浄化槽本体部分の点検、清掃ができるようにするのが好
ましい。さらに、流入バッフルの返送口が接続される側
の側面下方は、流入口が接続された側の方向に向けて傾
斜して形成することにより、流入バッフル内に入った流
入水及び返送水が上記の傾斜面を伝わって嫌気濾床槽に
流下することにより嫌気濾床槽への直接落下による衝撃
を緩和するようにするのがよく、この傾斜角は流入バッ
フルへの流水速度にもよるが、嫌気濾床槽の水面に対し
30〜70°の範囲とするのが好ましい。流入バッフル
は、通常、塩化ビニルやポリエステルなどの熱硬化性樹
脂、又はポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂を成形加工して形成される。
上面開口内に清掃ブラシや手を入れて内部の清掃や流入
水及び返送水の採水が容易にできるように、上面の略全
面を開口した容器状に形成するとともに上面開口の一辺
が15cm以上〜35cm程度の大きさとなるように形
成するのが好ましく、また、この流入バッフルの対向す
る側面に設けた穴に流入口を備えた流入管と汚泥移送管
をそれぞれ挿通して、穴と流入管及び汚泥移送管挿通部
分外周をシリコーンゴム又はブチルゴム等のシーリング
材により固定し、必要に応じてシール材を剥がすことで
流入バッフルを流入管及び汚泥移送管から取り外して、
浄化槽本体部分の点検、清掃ができるようにするのが好
ましい。さらに、流入バッフルの返送口が接続される側
の側面下方は、流入口が接続された側の方向に向けて傾
斜して形成することにより、流入バッフル内に入った流
入水及び返送水が上記の傾斜面を伝わって嫌気濾床槽に
流下することにより嫌気濾床槽への直接落下による衝撃
を緩和するようにするのがよく、この傾斜角は流入バッ
フルへの流水速度にもよるが、嫌気濾床槽の水面に対し
30〜70°の範囲とするのが好ましい。流入バッフル
は、通常、塩化ビニルやポリエステルなどの熱硬化性樹
脂、又はポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂を成形加工して形成される。
【0012】汚水浄化槽は、上流側から嫌気濾床槽(第
1室)、嫌気濾床槽(第2室)、好気濾床槽、処理水槽
及び消毒槽の順で配置して構成され、嫌気濾床槽(第1
室)の上部には汚水の流入口を有する流入管が取付けら
れ、また、この流入口と対向する位置に、好気濾床槽で
処理された処理水の一部を嫌気濾床槽(第1室)に返送
するための汚泥移送管の返送口を開口して設ける。ま
た、嫌気濾床槽(第1室)及び嫌気濾床槽(第2室)に
はそれぞれ嫌気濾床を、好気濾床槽には好気濾床と下方
側に散気部材を備えて、汚水浄化槽本体上面のマンホー
ル口にはマンホールカバーが装着される。
1室)、嫌気濾床槽(第2室)、好気濾床槽、処理水槽
及び消毒槽の順で配置して構成され、嫌気濾床槽(第1
室)の上部には汚水の流入口を有する流入管が取付けら
れ、また、この流入口と対向する位置に、好気濾床槽で
処理された処理水の一部を嫌気濾床槽(第1室)に返送
するための汚泥移送管の返送口を開口して設ける。ま
た、嫌気濾床槽(第1室)及び嫌気濾床槽(第2室)に
はそれぞれ嫌気濾床を、好気濾床槽には好気濾床と下方
側に散気部材を備えて、汚水浄化槽本体上面のマンホー
ル口にはマンホールカバーが装着される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例による汚水浄化槽を図
1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の実施例に
よる汚水浄化槽の概略構成図、図2は図1の汚水浄化槽
に設ける流入バッフルを示し、(A)は平面図、(B)
は側面図、(C)は斜視図である。図1において、上面
のマンホール口がマンホールカバー31で覆われる汚水
浄化槽21は、流入口32から槽内に入った汚水は嫌気
濾床槽(第1室)22、嫌気濾床槽(第2室)23、好
気濾床槽24、処理水槽25及び消毒槽26を通過して
浄化処理し流出口(放流口)36から放流するように構
成される。
1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の実施例に
よる汚水浄化槽の概略構成図、図2は図1の汚水浄化槽
に設ける流入バッフルを示し、(A)は平面図、(B)
は側面図、(C)は斜視図である。図1において、上面
のマンホール口がマンホールカバー31で覆われる汚水
浄化槽21は、流入口32から槽内に入った汚水は嫌気
濾床槽(第1室)22、嫌気濾床槽(第2室)23、好
気濾床槽24、処理水槽25及び消毒槽26を通過して
浄化処理し流出口(放流口)36から放流するように構
成される。
【0014】上記好気濾床槽24で処理された処理水の
一部を嫌気濾床槽(第1室)22に返送するための汚泥
移送管30先端の返送口と流入口32の両方にかかるよ
うに流入バッフル1を設け、流入口32からの汚水と汚
泥移送管30返送口からの返送水は流入バッフル1内に
入った後、流入バッフル1の下部開口から嫌気濾床槽
(第1室)22に流下される。
一部を嫌気濾床槽(第1室)22に返送するための汚泥
移送管30先端の返送口と流入口32の両方にかかるよ
うに流入バッフル1を設け、流入口32からの汚水と汚
泥移送管30返送口からの返送水は流入バッフル1内に
入った後、流入バッフル1の下部開口から嫌気濾床槽
(第1室)22に流下される。
【0015】合成樹脂の成形品からなる流入バッフル1
は、流入口32から流入する汚水の採水と汚泥移送管3
0の返送口から返送される返送水の採水が流入バッフル
1の上面側からそれぞれ行えるようにするとともに、清
掃ブラシを使って流入バッフル1内の清掃も容易に行え
るように、図2(A)及び(C)に示すように上面の全
面を開口した容器状の形状で上面開口の一辺が30c
m、図2(B)に示す側面図の高さ寸法を約50cmの
大きさに形成した。
は、流入口32から流入する汚水の採水と汚泥移送管3
0の返送口から返送される返送水の採水が流入バッフル
1の上面側からそれぞれ行えるようにするとともに、清
掃ブラシを使って流入バッフル1内の清掃も容易に行え
るように、図2(A)及び(C)に示すように上面の全
面を開口した容器状の形状で上面開口の一辺が30c
m、図2(B)に示す側面図の高さ寸法を約50cmの
大きさに形成した。
【0016】図2(C)に示すように流入バッフル1の
対向する側面の一方には汚水浄化槽に備えられた外径1
00mm程度の流入管を挿通して接続するための流入管
用穴1aを、他方には外径40〜60mm程度の汚泥移
送管30(図1参照)を挿通して接続するための移送管
用穴1bを予め設けておき、この流入管用穴1aと移送
管用穴1bに流入管と汚泥移送管30の先端をそれぞれ
挿入して流入管先端の流入口と汚泥移送管先端の返送口
が流入バッフル1内に臨むようにして、流入バッフル1
を流入管と汚泥移送管30に取付けた。
対向する側面の一方には汚水浄化槽に備えられた外径1
00mm程度の流入管を挿通して接続するための流入管
用穴1aを、他方には外径40〜60mm程度の汚泥移
送管30(図1参照)を挿通して接続するための移送管
用穴1bを予め設けておき、この流入管用穴1aと移送
管用穴1bに流入管と汚泥移送管30の先端をそれぞれ
挿入して流入管先端の流入口と汚泥移送管先端の返送口
が流入バッフル1内に臨むようにして、流入バッフル1
を流入管と汚泥移送管30に取付けた。
【0017】流入バッフル1の流入管と汚泥移送管30
への取付けは、流入管用穴1aと移送管用穴1bへの流
入管及び汚泥移送管挿通部分をブチルゴムにより固定し
て、このブチルゴムを剥がすことにより流入バッフル1
を流入管及び汚泥移送管30から取り外して、マンホー
ル口から浄化槽本体部分の点検、清掃ができるようにし
た。
への取付けは、流入管用穴1aと移送管用穴1bへの流
入管及び汚泥移送管挿通部分をブチルゴムにより固定し
て、このブチルゴムを剥がすことにより流入バッフル1
を流入管及び汚泥移送管30から取り外して、マンホー
ル口から浄化槽本体部分の点検、清掃ができるようにし
た。
【0018】また、流入バッフル1の返送口が接続され
る側の側面下方は、図2(B)に示すように流入口が接
続された側の方向に向けて傾斜した傾斜面1cを形成し
て、図1に示すように流入バッフル1内に入った流入水
及び返送水が上記の傾斜面1cを伝わって嫌気濾床槽
(第1室)に流下することにより嫌気濾床槽への直接落
下による衝撃を緩和するようにした。
る側の側面下方は、図2(B)に示すように流入口が接
続された側の方向に向けて傾斜した傾斜面1cを形成し
て、図1に示すように流入バッフル1内に入った流入水
及び返送水が上記の傾斜面1cを伝わって嫌気濾床槽
(第1室)に流下することにより嫌気濾床槽への直接落
下による衝撃を緩和するようにした。
【0019】
【発明の効果】本発明は、嫌気濾床槽に備えた流入水の
流入口と好気濾床槽からの返送水の返送口に、上面開口
を容器状とした流入バッフルの対向する側面を接続する
構成としており、上面開口を容器状とした流入バッフル
であるので流入バッフルの上面側から流入汚水と汚泥移
送管からの採水が容易にできるようになり、また、流入
バッフル自体の清掃も容易となって維持管理性が向上
し、さらに構造的にも簡単であるためコスト増が防止で
きる。
流入口と好気濾床槽からの返送水の返送口に、上面開口
を容器状とした流入バッフルの対向する側面を接続する
構成としており、上面開口を容器状とした流入バッフル
であるので流入バッフルの上面側から流入汚水と汚泥移
送管からの採水が容易にできるようになり、また、流入
バッフル自体の清掃も容易となって維持管理性が向上
し、さらに構造的にも簡単であるためコスト増が防止で
きる。
【図1】本発明の実施例による汚水浄化槽の概略全体構
成図である。
成図である。
【図2】図1に示した汚水浄化槽に設ける流入バッフル
を示し、(A)は上面図、(B)は側面図、(C)は斜
視図である。
を示し、(A)は上面図、(B)は側面図、(C)は斜
視図である。
【図3】従来の汚水浄化槽の概略全体構成図である。
【図4】図3に示した汚水浄化槽の流入バッフルを示
し、(A)は上面図、(B)は左側面図、(C)は側面
図である。
し、(A)は上面図、(B)は左側面図、(C)は側面
図である。
【図5】従来の汚水浄化槽の汚泥返送管に設けられた採
水管を示し、(A)は上面図、(B)側面図、(C)は
返送水採水時の状態を示す側面図である。
水管を示し、(A)は上面図、(B)側面図、(C)は
返送水採水時の状態を示す側面図である。
1 流入バッフル 1a 流入
管用穴 1b 移送管用穴 1c 傾
斜面 2 採水部 11 流入
バッフル 12 採水管 12a 採
水窓 21 汚水浄化槽 22 嫌気
濾床槽(第1室) 23 嫌気濾床槽(第2室) 24
好気濾床槽 25 処理水槽 26 消
毒槽 27 ブロワ 28 散
気部材 29 汚泥排出部材 30 汚
泥移送管 31 マンホールカバー 32 流
入口 33 嫌気濾床 34 嫌
気濾床 35 好気濾床 36 流
出口(放流口)
管用穴 1b 移送管用穴 1c 傾
斜面 2 採水部 11 流入
バッフル 12 採水管 12a 採
水窓 21 汚水浄化槽 22 嫌気
濾床槽(第1室) 23 嫌気濾床槽(第2室) 24
好気濾床槽 25 処理水槽 26 消
毒槽 27 ブロワ 28 散
気部材 29 汚泥排出部材 30 汚
泥移送管 31 マンホールカバー 32 流
入口 33 嫌気濾床 34 嫌
気濾床 35 好気濾床 36 流
出口(放流口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 康弘 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 (72)発明者 石垣 力 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 (72)発明者 田岡 英実 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 Fターム(参考) 4D027 AB03 AB14 BA13
Claims (2)
- 【請求項1】嫌気濾床槽に備えた流入水の流入口と好気
濾床槽からの返送水の返送口に、上面開口を容器状とし
た流入バッフルの対向する側面を接続して、この流入バ
ッフルを介して流入水及び返送水が嫌気濾床槽に導入さ
れる汚水浄化槽。 - 【請求項2】流入バッフルの返送口が接続された側の側
面下方を、流入口が接続された側の方向に向けて傾斜し
て形成し、流入バッフル内に入った流入水及び返送水が
上記の傾斜面を伝って嫌気濾床槽に導入される請求項1
記載の汚水浄化槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001023047A JP2002224682A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 汚水浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001023047A JP2002224682A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 汚水浄化槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002224682A true JP2002224682A (ja) | 2002-08-13 |
Family
ID=18888376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001023047A Pending JP2002224682A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 汚水浄化槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002224682A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016120471A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | フジクリーン工業株式会社 | バッフル |
CN107814439A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-03-20 | 凌志环保股份有限公司 | 一种新农村生活污水脱氮除磷净化湿地系统 |
CN107814468A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-03-20 | 凌志环保股份有限公司 | 一种农村生活污水净化湿地系统 |
CN107814467A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-03-20 | 凌志环保股份有限公司 | 一种简易农村生活污水湿地处理系统 |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001023047A patent/JP2002224682A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016120471A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | フジクリーン工業株式会社 | バッフル |
CN107814439A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-03-20 | 凌志环保股份有限公司 | 一种新农村生活污水脱氮除磷净化湿地系统 |
CN107814468A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-03-20 | 凌志环保股份有限公司 | 一种农村生活污水净化湿地系统 |
CN107814467A (zh) * | 2017-12-14 | 2018-03-20 | 凌志环保股份有限公司 | 一种简易农村生活污水湿地处理系统 |
CN107814439B (zh) * | 2017-12-14 | 2023-09-05 | 凌志环保股份有限公司 | 一种新农村生活污水脱氮除磷净化湿地系统 |
CN107814468B (zh) * | 2017-12-14 | 2023-09-08 | 凌志环保股份有限公司 | 一种农村生活污水净化湿地系统 |
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