JPH023762Y2 - - Google Patents

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JPH023762Y2
JPH023762Y2 JP629385U JP629385U JPH023762Y2 JP H023762 Y2 JPH023762 Y2 JP H023762Y2 JP 629385 U JP629385 U JP 629385U JP 629385 U JP629385 U JP 629385U JP H023762 Y2 JPH023762 Y2 JP H023762Y2
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Japan
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water
tank
sedimentation tank
partitioned
port
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JP629385U
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JPS61125302U (ja
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案の目的及び従来技術 この考案は家庭排水による環境汚濁の防止を図
ることを目的とした家庭用雑排水の沈澱槽に関す
るものである。
現在各家庭その他の一般に排出される厨房、風
呂、洗濯、掃除等の雑排水中には野菜、魚介等の
屑片や飯粒、繊維屑、洗剤等が多量が混入し、そ
のまま排水溝、下水溝を通じて河川や農業用水路
に流入している。
そのため排水路はもとより用水池や河川の水質
低下を招き、富栄養化による藻の大量発生による
腐敗汚濁と雑排物による悪臭汚染が進み、社会生
活や環境衛生にも大きな影響を及ぼしている。
特に人口急増の著しい都市近郊や地方都市は下
水道設備が完備していないのでこの傾向が著しく
公害問題となつている。
しかし従来は家庭用の雑排水に混入している食
べ滓や、野菜、魚介等の残片固形物を沈澱濾過も
しくは除去する適切な家庭用装置は便槽としての
浄化槽以外にみるべき開発はされていない。
出願人は上記の問題点に鑑み当業者として各家
庭より排出される雑排物の簡易有効な沈澱槽の開
発に意を注ぎ、その結果本考案を提供するに至つ
たものである。
本考案の要旨及び実施態様 本考案の構成は上記実用新案登録請求の範囲に
記載された構成に係るものである。
以下図面によりその実施態様について詳説す
る。図中1は沈澱槽本体で、材質としては機械的
強度、成形性にすぐれた塩化ビニール樹脂その他
熱可塑性樹脂材、またはガラス繊維を充填したポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等の強化プラスチ
ツクやグラスフアイバーその他の工業材で耐熱
性、耐水性と共に耐圧、耐蝕性の強質材で成形す
る。
形状としては実施例の如く逆梯形の長方形が安
定性にすぐれているが、その他の任意形状でもよ
い。
2は沈澱槽本体を上下二室に分設隔離した分設
板で、3は上部の水量調整室、4は下部の沈澱槽
である。
上部の水量調整室3の容積は一般家庭で廚房、
洗濯、掃除、風呂等に使用消費する1回の最高水
量約200リツトル乃至300リツトルの大きさとし、
下部沈澱槽4の容積については、およそ2日分の
使用量2立方米を貯溜する大きさが適当である。
上部水量調整室には側壁6に台所、風呂場に連
結する排水パイプの入水取付口5と槽の上面に点
検口7を設ける。点検口には開閉用の天蓋を取着
し(図示省略)、槽内の点検や沈澱槽の清掃用バ
キウムクリーナーの挿入口として利用する。
25は槽内に発生するガス、臭気等を地上に排
出する臭突の取付口である。
又水量調整室には底板となる分設板に点検口7
直下に点検清掃口8及び分設板より仕切槽15に
通ずる水量調整孔9を設ける。点検清掃口には下
部沈澱槽が透視できる貫通した筒体を立設し、調
整室に貯溜した雑排水が進入しない高さとする。
沈澱槽の点検と清掃時上部点検口より挿入した
バキウムクリーナーを沈澱槽内に差込み沈澱物の
除去清掃に利用する。
水量調整孔9は分設板下面に短寸の筒体を垂下
し、水量調整室に流入した大量の雑排水が沈殿槽
内に一時に流下しないように調整した口径とす
る。
実施例によれば200立の雑排水を約30分で流下
する程度の調整孔とするのが適している。
水量調整孔直下にはL状の抑止板10を下設
し、流下水の衝撃による沈澱槽内の沈澱物の撹乱
を防止する。
下部沈澱槽4には槽を長手方向に2分する中央
仕切板11を底板12と分設板2間に壁状に仕切
る。
更に槽を横方向に分割する仕切板13を上部切
欠空間14を残して底板上に垂設し、縦方向の中
央仕切板とによつて升目状の仕切槽15,16…
22を分設する。23は分設板下面より各仕切槽
内に垂下した水流調整板で仕切板13と上下に交
叉するように羽根状に取りつける。
そして上部水量調整室より水量調整孔9を介し
て沈澱槽に流下した雑排水は先づ仕切槽15に入
り上部を連通させた切欠空間部14より順次水流
調整板23で水流調整されながら次の仕切槽16
……22と移動し、仕切槽18と仕切槽19間の
中央仕切板部分は上部に設けた切欠空間部14を
介して連通し、雑排水は最後に仕切槽22に達し
ここで出水パイプの取付口24より下水溝等に流
出する。
本考案の作用効果 本願は上述の構造よりなる家庭用雑排水の沈澱
槽構造であるが、槽本体や仕切槽その他の構成上
の実施に際しては実施例に限らず請求範囲内で適
宜設計変更して実施するものである。
施工上は点検口を地上面に露出させ本体を地中
に埋設して台所、風呂等の排水管を槽の水量調整
室3の側壁入水口に連結して入水し一時貯溜した
上で分設板の一端に穿設した水量調整口9より少
量づつ下部沈澱槽4内に流下するようにしたもの
である。
沈澱槽に流下した雑排水は各仕切槽を順次移動
しその間に、野菜、魚介、残飯等の固形物Kを沈
澱させる。
一方分設板より下垂した水流調整板23は移動
する流勢を制御し緩やかに調整して沈澱作用を助
勢すると同時に表面に浮遊した微細小片Sを抑止
し、自然沈下させ微細片まで有効に沈澱させて上
澄みの雑排水のみが槽外に排出するように構造
的、作用的に組立てたものである。
叙上の様に本案は機械的、電気的構成装置によ
ることなく雑排水中の残留固形物を水勢を調整さ
せながら移動させ物理的に沈澱、沈下させ上澄液
に浄化させて下水溝に排出するものである。
従つて沈澱槽に沈下堆積した沈澱物は点検口を
介してバキウムクリーナーで1年〜3年に1回除
去清掃するものである。
本案により沈澱濾過した雑排水は上澄液となつ
て下水溝、河川、用水池等に流排水させるもので
環境汚染による悪臭や青藻等の発生を最小限にく
い止めるものである。
本案は価格的にも安価に提供でき経済性、実用
性に富み構造的にも簡易有効な沈澱槽として提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面において第1図は本考案の全体を示す正面
図、第2図は第1図の一部破断平面図、第3図は
第1図のA−A線横断面図、第4図は第1図の作
用等を示す縦断面図。 図中1は槽本体、2は分設板、3は水量調整
室、4は沈澱槽、5は入水取付口、7は点検口、
8は点検清掃口、9は水量調整孔、10は抑止
板、11は中央仕切板、15〜22は仕切槽、2
3は水流調整板、24は出水口を夫夫示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に点検口を設けた密閉状の沈澱槽におい
    て、前記沈澱槽本体を分設板を介して上部の水量
    調整室と下部の沈澱槽とに分設隔離し、水量調整
    室には側壁に設けた入水口と臭気口、および分設
    板には下部沈澱槽に通ずる点検口直下に立設した
    筒状の点検清掃口と水量調整孔を穿設し、下部沈
    澱槽には上部のみが順次連通するように仕切つた
    複数の仕切槽及び前記各仕切槽内に分設板下面よ
    り羽根状の水流調整板を垂設すると共に最後部仕
    切槽には出水口を設けてなることを特徴とする家
    庭用雑排水の沈澱槽。
JP629385U 1985-01-22 1985-01-22 Expired JPH023762Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP629385U JPH023762Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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JP629385U JPH023762Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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Publication Number Publication Date
JPS61125302U JPS61125302U (ja) 1986-08-06
JPH023762Y2 true JPH023762Y2 (ja) 1990-01-29

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JPS61125302U (ja) 1986-08-06

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