JP2002224485A - ル−プ糸付き針 - Google Patents

ル−プ糸付き針

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JP2002224485A
JP2002224485A JP2001067775A JP2001067775A JP2002224485A JP 2002224485 A JP2002224485 A JP 2002224485A JP 2001067775 A JP2001067775 A JP 2001067775A JP 2001067775 A JP2001067775 A JP 2001067775A JP 2002224485 A JP2002224485 A JP 2002224485A
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Japan
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needle
thread
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looped
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JP2001067775A
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Masamitsu Takahashi
正光 高橋
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BANKOKU NEEDLE Manufacturing
BANKOKU NEEDLE Manufacturing CO Ltd
Original Assignee
BANKOKU NEEDLE Manufacturing
BANKOKU NEEDLE Manufacturing CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】裁縫針や医療用縫合針又は釣り針等の種々の針
の頭部にル−プ状にした糸を取り付けて簡単に糸が外れ
たり切れたりすることのないル−プ糸付き針を安価に提
供せんとすることを目的とするものである。 【構成】針の頭部に適当な深さの孔を穿設し、該孔にル
−プ状にした糸の両端部を挿入して、該糸と糸の挿入箇
所間を縦の加圧線と該加圧線の両面から加圧して該ル−
プ糸を圧縮固定し、該ル−プ糸の挿入箇所の断面形状が
略8の字状に形成されるように構成されたことを特徴と
するル−プ糸付き針であって、家庭用裁縫針や医療用縫
合針や釣り針又は種々の針に適用できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裁縫針や医療用縫
合針又は釣り針等の種々の針の頭部にル−プ状にした糸
を取り付けたル−プ糸付き針の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より市販されている裁縫針には頭部
に小さな孔を設けて、該孔の径とほぼ同じ太さの糸を挿
入して裁縫をしている。しかしながら、これらの該頭部
の小さな孔に糸を挿入することが誰でも簡単にできるも
のではなかった。特に、視力の弱い方や乱視又は遠視や
近視などの方には簡単に小さな孔に糸を挿入することが
容易ではなかった。
【0003】又、医療用縫合針に公開特許公報(特開平
8−238251号)や公開特許公報(特開平9−56
720号)などがあるが、これらは、縫合針の頭部をか
しめる際、頭部周囲を強制的に圧縮させているため、余
肉の撓みによって弱い部分から隙間が生じて糸が外れた
り糸を千切れるほど圧縮させているため、非常に外れや
すく直ぐに糸が切れたりすることが多かった。
【0004】更に、釣り針等の頭部を平たく圧縮させ
て、該釣り針に糸の結び目から外れないように平たい部
分に糸を係止する結び方があるが、これらの結び方には
熟練を要し、誰でも簡単に結ぶことができず、釣りの最
中に糸が外れたりして折角の楽しさが損なわれることが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実情に鑑みて発明したもので、裁縫針や医療用縫合針
又は釣り針等の種々の針の頭部にル−プ状にした糸を取
り付けて簡単に糸が外れたり切れたりすることのないル
−プ糸付き針を安価に提供せんとすることを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した目的を
達成するために、請求項1では、針の頭部に適当な深さ
の孔を穿設し、該孔にル−プ状にした糸の両端部を挿入
して、該糸と糸の挿入箇所間を縦の加圧線と該加圧線の
両面から加圧して該ル−プ糸を圧縮固定し、該ル−プ糸
の挿入箇所の断面形状が略8の字状に形成されるように
構成されたことを特徴とするル−プ糸付き針とした。
【0007】請求項2では、前記針が家庭用裁縫針から
なることを特徴とする請求項1記載のル−プ糸付き針と
した。
【0008】請求項3では、前記針が医療用縫合針から
なることを特徴とする請求項1記載のル−プ糸付き針と
した。
【0009】請求項4では、前記針が釣り針からなるこ
とを特徴とする請求項1記載のル−プ糸付き針とした。
【0010】
【発明の実施の形態】これを図7から図9の図面に基づ
いて実施の形態を請求項1から順に説明すると、針本体
1、10、20の頭部2、11、21に適当な深さの孔
3、12、22を穿設し、該孔3、12、22にル−プ
状にした糸4、13、23の両端部5、14、24(図
示できず)を挿入して該糸4、13、23と糸4、1
3、23の挿入箇所間6、15、25を縦の加圧線7、
15、25と該加圧線7、15、25の表面又は裏面等
の両面から加圧して該ル−プ糸4、13、23を圧縮固
定し、該ル−プ糸4、13、23の挿入箇所の断面形状
が図8に示すように略8の字状に形成されるように構成
されたことを特徴とするル−プ糸付き針Aである。
【0011】尚、このル−プ糸付き針Aを使用するとき
には、そのル−プ状にした糸4、13、23に縫合する
時に必要な糸8、18、28を挿通するもので、従来の
ように小さな針孔に挿通する面倒さがなく、誰でも簡単
にル−プ状にした糸4、13、23に縫合する時に必要
な糸8、18、28を挿通することができる。
【0012】請求項2を図1の本案のル−プ糸付き針A
である家庭用裁縫針aの全体斜視図であり、針本体1の
頭部2に適当な深さの孔3が穿設されている。該孔3に
ル−プ状にした糸4の両端部5を挿入して、該糸4と糸
4の両端部5の挿入箇所間6を縦の加圧線7と該加圧線
7の表面及び裏面等の両面から圧縮固定し、更にル−プ
糸4の挿入箇所の断面形状が図8に示すように略8の字
状に形成されるように構成されたもので、このル−プ糸
付き針Aである裁縫針aを使用するときには、図2の使
用説明図に示すようにル−プ糸4に裁縫する時に必要な
糸8の端部9を挿通して裁縫するだけで、従来のように
針の頭部に明けられた小さな孔に挿通する面倒さもな
く、誰でも簡単に裁縫をすることができるものである。
【0013】請求項3を図3の本案のル−プ糸付き針A
である医療用縫合針bの全体を示した斜視図であり、針
本体10の頭部11に適当な深さの孔12が穿設されて
いる。該孔12にル−プ状にした糸13の両端部14を
挿入して、該糸13と糸14の両端部14の挿入箇所間
15を縦の加圧線16と該加圧線16の表面又は裏面等
の両面から圧縮固定したもので、更に該ル−プ糸13の
挿入箇所の断面形状が略8の字状に形成されるように構
成されたもので、このル−プ糸付き針Aである医療用縫
合針bを使用するときには、図4の使用説明図に示すよ
うにル−プ糸13に縫合するときに必要な糸17の端部
18を挿通して縫合するだけで、従来のように縫合途中
で該糸17が外れたり又は切れたりすることもなく、非
常に安全で確実、且つ、即座に縫合することができる。
【0014】図5は本案のル−プ糸付き針Aである釣り
針cの全体を示した斜視図であり、針本体20の頭部2
1に適当な深さの孔22が穿設されている。該孔22に
ル−プ状にした糸23の両端部24を挿入して、該糸2
3と糸23の両端部24の挿入箇所間25を縦の加圧線
26と該加圧線26の表面及び裏面等の両面から圧縮固
定したもので、更に該ル−プ糸23の挿入箇所27の断
面形状が略8の字状に形成されるように構成されたもの
で、このル−プ糸付き針Aである釣り針cを使用すると
きには、図6の使用説明図に示すようにル−プ糸23に
釣り糸28の端部29を挿通して、該釣り糸28を外れ
ないように結ぶだけで確実に固定することができるもの
である。特に、ル−プ糸23に該釣り糸28を結びたい
ときには、特別の結び方をしなくても充分に固定するこ
とができるだけでなく、釣り途中で重たいものを釣った
場合でもル−プ状にした部分が弾力性を持ち、ル−プ糸
28の周辺から外れたり切れたりすることもなく、釣り
を楽しくすることができるものである。
【0015】以上のように、ル−プ糸付き針Aとして、
裁縫針aや医療用縫合針bや釣り針cを代表例として揚
げたが、これら以外に種々の針にも適用できるだけでな
く、針の頭部には図7の部分的拡大図に示すように、ル
−プ糸の両端部を確実に固定するための縦の加圧線と、
更に、該表面及び裏面等の両面から圧縮固定されている
ため、自然にル−プ糸の挿入箇所の断面形状が略8の字
状になるので、外観形状も優れたものとなる。
【0016】前記した断面形状は略8の字状にこだわる
こともなく、8の字に近づく形状であればどの様な形状
であっても良い。又、種々の針にル−プ糸を取り付ける
ものとして活用できるものであれば、どのような針でも
使用用途に合わせて実施できるものである。
【0017】
【発明の効果】本案は、以上のように簡単な構造で安価
に提供できるだけでなく、下記のような多大の効果を提
供することができるものである。
【0018】ル−プ糸付き針Aは、ル−プ状にした糸に
必要な糸を挿通するだけで、従来のように小さな針孔に
挿通する面倒さがなく、誰でも簡単にル−プ状にした糸
に挿通することができる。
【0019】家庭用裁縫針aにル−プ糸を取り付けるこ
とによって、必要な糸8の端部を挿通して裁縫するだけ
で、従来のように針の頭部に明けられた小さな孔に挿通
する面倒さもなく、誰でも簡単に裁縫をすることができ
るものである。
【0020】医療用縫合針bにル−プ糸を取り付けるこ
とによって、縫合するときに必要な糸の端部を挿通して
縫合するだけで、従来のように縫合途中で該糸が外れた
り又は切れたりすることもなく、非常に安全で確実、且
つ、即座に縫合することができる。
【0021】釣り針cにル−プ糸を取り付けることによ
って、該ル−プ糸に釣り糸を結ぶだけで確実に固定する
ことができるだけでなく、釣り途中で重たいものを釣っ
た場合でもル−プ状にした部分が弾力性を持っているの
で、ル−プ糸や挿入した釣り糸の周辺から外れたり切れ
たりすることもなく、釣りを楽しむことができる。
【0022】前記したル−プ糸付き針Aである家庭用裁
縫針a、医療用縫合針b、釣り針cの使用例に限らず、
針にル−プ糸を取り付けたものとして使用できるもので
あれば、どのような針でも使用用途に合わせて実施でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案のル−プ糸付き針である家庭用裁縫針の全
体を示した斜視図。
【図2】図1の使用説明図。
【図3】本案のル−プ糸付き針である医療用縫合針の全
体を示した斜視図。
【図4】図1の使用説明図。
【図5】本案のル−プ糸付き針である釣り針の全体を示
した斜視図。
【図6】図1の使用説明図。
【図7】縦の加圧線の一例を示した部分的拡大図。
【図8】ル−プ糸の挿入箇所の断面を示す部分的拡大
図。
【図9】針の頭部の外観形状を示す部分的拡大図。
【符号の説明】
A ル−プ糸付き針 a ル−プ糸付き針である家庭用裁縫針 b ル−プ糸付き針である医療用縫合針 c ル−プ糸付き針である釣り糸 1 針本体 2 頭部 3 孔 4 ル−プ糸 5 両端部 6 挿入箇所間 7 縦の加圧線 8 裁縫するときに必要な糸 9 端部 10 針本体 11 頭部 12 孔 13 ル−プ糸 14 両端部 15 挿入箇所間 16 縦の加圧線 17 挿入箇所 18 縫合するときに必要な糸 19 端部 20 針本体 21 頭部 22 孔 23 ル−プ糸 24 両端部 25 挿入箇所間 26 縦の加圧線 27 挿入箇所 28 釣り糸 29 端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の頭部に適当な深さの孔を穿設し、該孔
    にル−プ状にした糸の両端部を挿入して、該糸と糸の挿
    入箇所間を縦の加圧線と該加圧線の両面から加圧して該
    ル−プ糸を圧縮固定し、該ル−プ糸の挿入箇所の断面形
    状が略8の字状に形成されるように構成されたことを特
    徴とするル−プ糸付き針。
  2. 【請求項2】前記針が家庭用裁縫針からなることを特徴
    とする請求項1記載のル−プ糸付き針。
  3. 【請求項3】前記針が医療用縫合針からなることを特徴
    とする請求項1記載のル−プ糸付き針。
  4. 【請求項4】前記針が釣り針からなることを特徴とする
    請求項1記載のル−プ糸付き針。
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