JP2002224163A - 介護用担架 - Google Patents
介護用担架Info
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- JP2002224163A JP2002224163A JP2001027320A JP2001027320A JP2002224163A JP 2002224163 A JP2002224163 A JP 2002224163A JP 2001027320 A JP2001027320 A JP 2001027320A JP 2001027320 A JP2001027320 A JP 2001027320A JP 2002224163 A JP2002224163 A JP 2002224163A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】要介護者を担架に載せたまま入浴作業を可能と
する。 【解決手段】長方形の枠体と、該枠体内に吊り下げ展張
される柔軟シートとからなり、枠体の一部には上記柔軟
シートの吊り下げロープを巻上げ、または巻戻し可能な
ウインチを取りつけることにより、水平な枠体に対し、
柔軟シートを垂直方向に上下動可能に構成した。 これ
により持ち運びに便利で、しかも少ない労力にて被介護
者に対する十分な入浴作業を実施することができる。
する。 【解決手段】長方形の枠体と、該枠体内に吊り下げ展張
される柔軟シートとからなり、枠体の一部には上記柔軟
シートの吊り下げロープを巻上げ、または巻戻し可能な
ウインチを取りつけることにより、水平な枠体に対し、
柔軟シートを垂直方向に上下動可能に構成した。 これ
により持ち運びに便利で、しかも少ない労力にて被介護
者に対する十分な入浴作業を実施することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として老人ある
いは身体障害者の入浴介護のために用いられる担架に関
し、持ち運びに便利で、しかも少ない労力にて被介護者
に対する十分な入浴作業を実施することができるように
したものである。
いは身体障害者の入浴介護のために用いられる担架に関
し、持ち運びに便利で、しかも少ない労力にて被介護者
に対する十分な入浴作業を実施することができるように
したものである。
【０００２】
【従来の技術】要介護者宅に入浴の出張サービスをおこ
なうためには、これまでに車内に浴槽や給湯設備等を積
み込んだ介護車両を介護要員とともに出張させ、これを
要介護者宅のできるだけ近くまで寄せ、浴槽内に適温の
温湯を貯めた後、要介護者を護車輛内に導いて、車輛内
において入浴介護することが一般的に知られている。
なうためには、これまでに車内に浴槽や給湯設備等を積
み込んだ介護車両を介護要員とともに出張させ、これを
要介護者宅のできるだけ近くまで寄せ、浴槽内に適温の
温湯を貯めた後、要介護者を護車輛内に導いて、車輛内
において入浴介護することが一般的に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、老人や
身体障害者の入浴には、これら要介護者の身体を抱き抱
えて入浴させることになるために、体力のある介護者で
なければ十分な入浴作業ができない。 また入浴場所ま
では担架に載せて搬送することが多いが、担架自体が嵩
張るために持ち運びに不便であり、また入浴時には担架
から降ろし、また入浴終了後に再度担架に載せて搬送す
る等の作業があるために介護要員の労力ばかりでなく、
要介護者自身にかかる労力の負担も大きいものといえ
る。
身体障害者の入浴には、これら要介護者の身体を抱き抱
えて入浴させることになるために、体力のある介護者で
なければ十分な入浴作業ができない。 また入浴場所ま
では担架に載せて搬送することが多いが、担架自体が嵩
張るために持ち運びに不便であり、また入浴時には担架
から降ろし、また入浴終了後に再度担架に載せて搬送す
る等の作業があるために介護要員の労力ばかりでなく、
要介護者自身にかかる労力の負担も大きいものといえ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における課題を解決し、要介護者
を担架にのせたまま十分な入浴作業ができるようにした
ものであって、具体的には請求項１の発明は、長方形の
枠体と、該枠体内に吊り下げ展張される柔軟シートとか
らなり、枠体の一部には上記柔軟シートの吊り下げロー
プを巻上げ、または巻戻し可能なウインチを取りつける
ことにより、水平な枠体に対し、柔軟シートを垂直方向
に上下動可能に構成したことを特徴とする介護用担架に
関する。
は、上記した従来技術における課題を解決し、要介護者
を担架にのせたまま十分な入浴作業ができるようにした
ものであって、具体的には請求項１の発明は、長方形の
枠体と、該枠体内に吊り下げ展張される柔軟シートとか
らなり、枠体の一部には上記柔軟シートの吊り下げロー
プを巻上げ、または巻戻し可能なウインチを取りつける
ことにより、水平な枠体に対し、柔軟シートを垂直方向
に上下動可能に構成したことを特徴とする介護用担架に
関する。
【０００５】また請求項２の発明は、枠体の一部に取り
つけられたウインチが、柔軟シートの左右両側端に取り
つけたそれぞれの吊り下げロープを同軸スプール上に同
時に巻上げ、または巻戻し可能なダブル巻型であるとこ
ろの請求項１に記載の介護用担架に関する。 さらに請
求項３の発明は、枠体の一部に取りつけられたウインチ
と、柔軟シートの左右両側端の吊り下げロープ取りつけ
部との間には吊り下げロープを支承する１個又は複数個
の遊動滑車が介在されているところの請求項１又は２に
記載の介護用担架に関する。
つけられたウインチが、柔軟シートの左右両側端に取り
つけたそれぞれの吊り下げロープを同軸スプール上に同
時に巻上げ、または巻戻し可能なダブル巻型であるとこ
ろの請求項１に記載の介護用担架に関する。 さらに請
求項３の発明は、枠体の一部に取りつけられたウインチ
と、柔軟シートの左右両側端の吊り下げロープ取りつけ
部との間には吊り下げロープを支承する１個又は複数個
の遊動滑車が介在されているところの請求項１又は２に
記載の介護用担架に関する。
【０００６】さらに請求項４の発明は、長方形の枠体
が、一定の長さを有し、ウインチの取りつけが可能な主
幹材と、該主幹材と略等しい長さであって主幹材との間
に一定の間隔を介してこれと平行に位置する従幹材と、
主幹材および従幹材の、それぞれの端部間に着脱自在に
介在される連結バーとからなるものであるところの請求
項１〜３に記載の介護用担架に関する。
が、一定の長さを有し、ウインチの取りつけが可能な主
幹材と、該主幹材と略等しい長さであって主幹材との間
に一定の間隔を介してこれと平行に位置する従幹材と、
主幹材および従幹材の、それぞれの端部間に着脱自在に
介在される連結バーとからなるものであるところの請求
項１〜３に記載の介護用担架に関する。
【０００７】さらに請求項５の発明は、長方形の枠体
が、一定の長さを有し、ウインチの取りつけが可能な主
幹材と、該主幹材と略等しい長さであって主幹材との間
に一定の間隔を介してこれと平行に位置する従幹材と、
主幹材および従幹材の、それぞれの端部間に着脱自在に
介在される連結バーとからなり、しかも主幹材および従
幹材の、それぞれの端部には互いに対向方向に突出させ
た一定長さの連結用突出部が形成され、該各連結用突出
部に連結バーの結合端部を嵌合させるようにしたもので
あるところの請求項１〜４に記載の介護用担架に関す
る。
が、一定の長さを有し、ウインチの取りつけが可能な主
幹材と、該主幹材と略等しい長さであって主幹材との間
に一定の間隔を介してこれと平行に位置する従幹材と、
主幹材および従幹材の、それぞれの端部間に着脱自在に
介在される連結バーとからなり、しかも主幹材および従
幹材の、それぞれの端部には互いに対向方向に突出させ
た一定長さの連結用突出部が形成され、該各連結用突出
部に連結バーの結合端部を嵌合させるようにしたもので
あるところの請求項１〜４に記載の介護用担架に関す
る。
【０００８】さらに請求項６の発明は、主幹材および従
幹材の、それぞれの端部に突出させた各連結用突出部に
連結バーの結合端部を嵌合させる場合において、各結合
部のうち１ヶ所のみをネジ結合としたものであるところ
の請求項１〜５に記載の介護用担架に関する。 さらに
請求項７の発明は、枠体内に吊り下げ展張される柔軟シ
ートが、ポリエチレン、ポリエステル等の合成樹脂材あ
るいはゴム等の水切れの良好な材質からなるものである
ところの請求項１〜６に記載の介護用担架に関する。
さらに請求項８の発明は、枠体内に吊り下げ展張される
柔軟シートが、ネット網状あるいは多孔状であるところ
の請求項１〜７に記載の介護用担架に関する。
幹材の、それぞれの端部に突出させた各連結用突出部に
連結バーの結合端部を嵌合させる場合において、各結合
部のうち１ヶ所のみをネジ結合としたものであるところ
の請求項１〜５に記載の介護用担架に関する。 さらに
請求項７の発明は、枠体内に吊り下げ展張される柔軟シ
ートが、ポリエチレン、ポリエステル等の合成樹脂材あ
るいはゴム等の水切れの良好な材質からなるものである
ところの請求項１〜６に記載の介護用担架に関する。
さらに請求項８の発明は、枠体内に吊り下げ展張される
柔軟シートが、ネット網状あるいは多孔状であるところ
の請求項１〜７に記載の介護用担架に関する。
【０００９】上記の構成により、組み立てられた担架の
柔軟シート上に要介護者を載せ、これをそのまま適温の
温湯が入れられた浴槽内に浸漬し、枠体の端部を浴槽の
縁部に載せたまま略水平状態に固定するとともに、ウイ
ンチを操作して柔軟シートの吊り下げロープを巻上げ、
または巻戻ししながら柔軟シートを垂直方向に上下動さ
せつつ入浴作業を実施する。 また作業終了後は枠体か
ら柔軟シートを取り外すとともに、枠体自体も各結合部
により取り外し分解し、コンパクト化して持ち運ぶ。
柔軟シート上に要介護者を載せ、これをそのまま適温の
温湯が入れられた浴槽内に浸漬し、枠体の端部を浴槽の
縁部に載せたまま略水平状態に固定するとともに、ウイ
ンチを操作して柔軟シートの吊り下げロープを巻上げ、
または巻戻ししながら柔軟シートを垂直方向に上下動さ
せつつ入浴作業を実施する。 また作業終了後は枠体か
ら柔軟シートを取り外すとともに、枠体自体も各結合部
により取り外し分解し、コンパクト化して持ち運ぶ。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的な
内容を図１〜３の実施例をもとに説明すると、１は長方
形の枠体、１３は該枠体内に吊り下げ展張される柔軟シ
ートをあらわす。 長方形の枠体１はアルミニウム製
で、通常の成人が横臥可能な一定の長さを有し、しかも
ウインチ４の取りつけが可能な主幹材２と、該主幹材２
と略等しい長さであって主幹材２との間に一定の間隔を
介してこれと平行に位置する従幹材９と、主幹材２およ
び従幹材９の、それぞれの端部間に着脱自在に介在され
る連結バー１２とから構成される。
内容を図１〜３の実施例をもとに説明すると、１は長方
形の枠体、１３は該枠体内に吊り下げ展張される柔軟シ
ートをあらわす。 長方形の枠体１はアルミニウム製
で、通常の成人が横臥可能な一定の長さを有し、しかも
ウインチ４の取りつけが可能な主幹材２と、該主幹材２
と略等しい長さであって主幹材２との間に一定の間隔を
介してこれと平行に位置する従幹材９と、主幹材２およ
び従幹材９の、それぞれの端部間に着脱自在に介在され
る連結バー１２とから構成される。
【００１１】すなわち主幹材２および従幹材９の、それ
ぞれの端部には、これと交差方向に丸棒状の部材が貫通
され、そのそれぞれの一端を外方に突出させて保持ハン
ドル３ａおよび１０ａを形成するとともに、他端部を互
いに対向方向に突出させて一定長さの連結用突出部３お
よび１０を形成し、しかも該各連結用突出部３および１
０に連結バー１２の結合端部を印籠状に嵌合させる等に
より結合させる。 なお連結バー１２は、それぞれの略
中間部にて１２ａの部分と１２ｂの部分とに２分割さ
れ、同じく印籠繋ぎにより一体的に接続される。
ぞれの端部には、これと交差方向に丸棒状の部材が貫通
され、そのそれぞれの一端を外方に突出させて保持ハン
ドル３ａおよび１０ａを形成するとともに、他端部を互
いに対向方向に突出させて一定長さの連結用突出部３お
よび１０を形成し、しかも該各連結用突出部３および１
０に連結バー１２の結合端部を印籠状に嵌合させる等に
より結合させる。 なお連結バー１２は、それぞれの略
中間部にて１２ａの部分と１２ｂの部分とに２分割さ
れ、同じく印籠繋ぎにより一体的に接続される。
【００１２】なお上記した主幹材２および従幹材９の、
それぞれの端部に突出させた各連結用突出部３および１
０に連結バー１２の結合端部を嵌合させる場合におい
て、各結合部のうち１ヶ所のみをネジ結合により構成す
ると、枠体の組み立てる際における作業性が良好となる
ため、本実施例においては主幹材２の片方の連結用突出
部３のみの先端部に雄螺子部３ｂを施し、これを相手部
材である連結バー１２ｂの端部に施した雌螺子部（図示
省略）内に螺入固定させる構造としてある。
それぞれの端部に突出させた各連結用突出部３および１
０に連結バー１２の結合端部を嵌合させる場合におい
て、各結合部のうち１ヶ所のみをネジ結合により構成す
ると、枠体の組み立てる際における作業性が良好となる
ため、本実施例においては主幹材２の片方の連結用突出
部３のみの先端部に雄螺子部３ｂを施し、これを相手部
材である連結バー１２ｂの端部に施した雌螺子部（図示
省略）内に螺入固定させる構造としてある。
【００１３】さらに枠体１の一部に取りつけたウインチ
４は、柔軟シート１３の左右両側端に取りつけたそれぞ
れの吊り下げロープ１７・１７を同軸スプール上に同時
に巻上げ、または巻戻し可能なダブル巻型のものを用い
ている。 すなわちウインチ４は１個の回転するスプー
ル５および互いに噛合するギアを介して該スプール５を
回転させる手動式のハンドル６とからなり、ハンドル６
を正または逆方向に回転させることによりスプール５に
対して吊り下げロープ１７・１７を同軸に巻き上げまた
は巻き戻すことにより柔軟シート１３を垂直方向にゆっ
くりと上下動させることができる。
４は、柔軟シート１３の左右両側端に取りつけたそれぞ
れの吊り下げロープ１７・１７を同軸スプール上に同時
に巻上げ、または巻戻し可能なダブル巻型のものを用い
ている。 すなわちウインチ４は１個の回転するスプー
ル５および互いに噛合するギアを介して該スプール５を
回転させる手動式のハンドル６とからなり、ハンドル６
を正または逆方向に回転させることによりスプール５に
対して吊り下げロープ１７・１７を同軸に巻き上げまた
は巻き戻すことにより柔軟シート１３を垂直方向にゆっ
くりと上下動させることができる。
【００１４】なおこの場合において、上記したところの
枠体１の一部に取りつけたウインチ４と、柔軟シート１
３の左右両側端の吊り下げロープ取りつけ部１５・１５
との間には吊り下げロープ１７・１７それぞれを支承す
る１個又は複数個の遊動滑車１６・１６が介在されてい
る。 すなわち図の実施例においては主幹材２の左右両
端方向に取り付けられた固定滑車７・７および８・８を
有するとともに、固定滑車７と８との間に、前記吊り下
げロープ取り付け部１５に保持させた１個の遊動滑車１
６を介在せしめてあり、これによってウインチ４による
柔軟シート１３の引っ張り力を半減させるようにしてあ
る。 なおこの場合において、介在させる遊動滑車１６
の数を複数にすれば、上記引張り力がさらに軽減される
ことはいうまでもない。
枠体１の一部に取りつけたウインチ４と、柔軟シート１
３の左右両側端の吊り下げロープ取りつけ部１５・１５
との間には吊り下げロープ１７・１７それぞれを支承す
る１個又は複数個の遊動滑車１６・１６が介在されてい
る。 すなわち図の実施例においては主幹材２の左右両
端方向に取り付けられた固定滑車７・７および８・８を
有するとともに、固定滑車７と８との間に、前記吊り下
げロープ取り付け部１５に保持させた１個の遊動滑車１
６を介在せしめてあり、これによってウインチ４による
柔軟シート１３の引っ張り力を半減させるようにしてあ
る。 なおこの場合において、介在させる遊動滑車１６
の数を複数にすれば、上記引張り力がさらに軽減される
ことはいうまでもない。
【００１５】また枠体１内に吊り下げ展張される柔軟シ
ート１３は、ポリエチレン、ポリエステル等の合成樹脂
材あるいはゴム等の水切れの良好な材質のものが好まし
く、さらにこの柔軟シート１３がネット網状あるいは多
孔状であると、水切れの点において、より一層好ましい
ものといえる。 また柔軟シート１３の四隅部には吊り
下げロープ取り付け部１４・１４および１５・１５を有
し、これらを吊り下げロープ取り付け部の係合部１１・
１１および遊動滑車１６・１６に接続することにより図
１にあらわしたように枠体１内に吊り下げ展張される。
ート１３は、ポリエチレン、ポリエステル等の合成樹脂
材あるいはゴム等の水切れの良好な材質のものが好まし
く、さらにこの柔軟シート１３がネット網状あるいは多
孔状であると、水切れの点において、より一層好ましい
ものといえる。 また柔軟シート１３の四隅部には吊り
下げロープ取り付け部１４・１４および１５・１５を有
し、これらを吊り下げロープ取り付け部の係合部１１・
１１および遊動滑車１６・１６に接続することにより図
１にあらわしたように枠体１内に吊り下げ展張される。
【００１６】上記した構成において、組み立てられた担
架の柔軟シート１３上に要介護者を載せ、両端の各連結
用突出部３および１０のそれぞれの一端を外方に突出さ
せて形成した保持ハンドル３ａ・３ａおよび１０ａ・１
０ａを持って、これをそのまま適温の温湯が入れられた
図示しない浴槽内に浸漬し、枠体１の端部を浴槽の縁部
に載せたまま略水平状態に固定するとともに、ウインチ
４を操作して柔軟シート１３の吊り下げロープ１７・１
７を巻上げ、または巻戻ししながら柔軟シート１３を垂
直方向にゆっくりと上下動させて入浴作業を実施する。
架の柔軟シート１３上に要介護者を載せ、両端の各連結
用突出部３および１０のそれぞれの一端を外方に突出さ
せて形成した保持ハンドル３ａ・３ａおよび１０ａ・１
０ａを持って、これをそのまま適温の温湯が入れられた
図示しない浴槽内に浸漬し、枠体１の端部を浴槽の縁部
に載せたまま略水平状態に固定するとともに、ウインチ
４を操作して柔軟シート１３の吊り下げロープ１７・１
７を巻上げ、または巻戻ししながら柔軟シート１３を垂
直方向にゆっくりと上下動させて入浴作業を実施する。
【００１７】また作業終了後は枠体１から柔軟シート１
３を取り外すとともに、枠体１自体も各結合部、すなわ
ち各連結用突出部３および１０から連結バー１２・１２
のそれぞれの接合端部を引き抜いて取り外し、さらに連
結バー１２・１２についても、それぞれの中間部におい
て１２ａ・１２ｂの両部分に二分割して図２に示したよ
うに分解し、さらにこれを持ち運びが便利なように束ね
ることによりコンパクト化して持ち運ぶ。
３を取り外すとともに、枠体１自体も各結合部、すなわ
ち各連結用突出部３および１０から連結バー１２・１２
のそれぞれの接合端部を引き抜いて取り外し、さらに連
結バー１２・１２についても、それぞれの中間部におい
て１２ａ・１２ｂの両部分に二分割して図２に示したよ
うに分解し、さらにこれを持ち運びが便利なように束ね
ることによりコンパクト化して持ち運ぶ。
【００１８】
【発明の効果】本発明は上記した通り介護用の担架とし
て、長方形の枠体と、該枠体内に吊り下げ展張した柔軟
シートとからなり、枠体の一部には上記柔軟シートの吊
り下げロープを巻上げ、または巻戻し可能なウインチを
取りつけることにより、水平な枠体に対し、柔軟シート
を垂直方向に上下動可能に構成したものであるために、
持ち運びに便利で、しかも少ない労力にて被介護者に対
する十分な入浴作業を実施することができる。
て、長方形の枠体と、該枠体内に吊り下げ展張した柔軟
シートとからなり、枠体の一部には上記柔軟シートの吊
り下げロープを巻上げ、または巻戻し可能なウインチを
取りつけることにより、水平な枠体に対し、柔軟シート
を垂直方向に上下動可能に構成したものであるために、
持ち運びに便利で、しかも少ない労力にて被介護者に対
する十分な入浴作業を実施することができる。
【００１９】また枠体の一部に取りつけたウインチは、
柔軟シートの左右両側端に取りつけたそれぞれの吊り下
げロープを同軸スプール上に同時に巻上げ、または巻戻
し可能なダブル巻型であり、またウインチと、柔軟シー
トの左右両側端の吊り下げロープ取りつけ部との間には
吊り下げロープを支承する１個又は複数個の遊動滑車が
介在されているために、柔軟シートの垂直方向の上下動
作業が著しく容易で、しかも急激な動作がなく安全性が
高い。
柔軟シートの左右両側端に取りつけたそれぞれの吊り下
げロープを同軸スプール上に同時に巻上げ、または巻戻
し可能なダブル巻型であり、またウインチと、柔軟シー
トの左右両側端の吊り下げロープ取りつけ部との間には
吊り下げロープを支承する１個又は複数個の遊動滑車が
介在されているために、柔軟シートの垂直方向の上下動
作業が著しく容易で、しかも急激な動作がなく安全性が
高い。
【００２０】さらに長方形の枠体は、一定の長さを有
し、ウインチの取りつけが可能な主幹材と、該主幹材と
略等しい長さであって主幹材との間に一定の間隔を介し
てこれと平行に位置する従幹材と、主幹材および従幹材
の、それぞれの端部間に着脱自在に介在される連結バー
とからなるものであるために仕舞い寸法をコンパクトに
折りたたむことができでき、出張介護作業がより一層容
易となるばかりでなく、保管に場所をとらない。
し、ウインチの取りつけが可能な主幹材と、該主幹材と
略等しい長さであって主幹材との間に一定の間隔を介し
てこれと平行に位置する従幹材と、主幹材および従幹材
の、それぞれの端部間に着脱自在に介在される連結バー
とからなるものであるために仕舞い寸法をコンパクトに
折りたたむことができでき、出張介護作業がより一層容
易となるばかりでなく、保管に場所をとらない。
【００２１】また主幹材および従幹材の、それぞれの端
部に突出させた各連結用突出部に連結バーの結合端部を
嵌合させる場合において、各結合部のうち１ヶ所のみを
ネジ結合とした場合においては、枠体の組み立てに際し
て各連結用突出部に対する連結バーの差込み結合作業が
著しく容易となり、担架の組みたて性がより一層良好と
なる。
部に突出させた各連結用突出部に連結バーの結合端部を
嵌合させる場合において、各結合部のうち１ヶ所のみを
ネジ結合とした場合においては、枠体の組み立てに際し
て各連結用突出部に対する連結バーの差込み結合作業が
著しく容易となり、担架の組みたて性がより一層良好と
なる。
【００２２】さらに柔軟シートは、ポリエチレン、ポリ
エステル等の合成樹脂材あるいはゴム等の水切れの良好
な材質で、しかもネット網状あるいは多孔状である場合
においては入浴作業直後の水切れが良好で使い勝手に優
れる。
エステル等の合成樹脂材あるいはゴム等の水切れの良好
な材質で、しかもネット網状あるいは多孔状である場合
においては入浴作業直後の水切れが良好で使い勝手に優
れる。
【図１】本発明の一実施例である介護用担架の全体をあ
らわした斜視図。
らわした斜視図。
【図２】本発明における介護用担架を分解した状態の斜
視図。
視図。
【図３】図１の実施例における、ウインチによる柔軟シ
ートの垂直方向に上下動させる機構をあらわした要部斜
視図。
ートの垂直方向に上下動させる機構をあらわした要部斜
視図。
１ 枠体 ２ 主幹材 ３ 連結用突出部 ３ａ 保持ハンドル ３ｂ 雄螺子部 ４ ウインチ ５ スプール ６ ハンドル ７ 固定滑車 ８ 固定滑車 ９ 従幹材 １０ 連結用突出部 １０ａ 保持ハンドル １１ 吊り下げロープ取り付け部の係合部 １２ 連結バー １３ 柔軟シート １４ 吊り下げロープ取り付け部 １５ 吊り下げロープ取り付け部 １６ 遊動滑車 １７ 吊り下げロープ
Claims (8)
- 【請求項１】長方形の枠体と、該枠体内に吊り下げ展張
される柔軟シートとからなり、枠体の一部には上記柔軟
シートの吊り下げロープを巻上げ、または巻戻し可能な
ウインチを取りつけることにより、水平な枠体に対し、
柔軟シートを垂直方向に上下動可能に構成したことを特
徴とする介護用担架。 - 【請求項２】枠体の一部に取りつけられたウインチは、
柔軟シートの左右両側端に取りつけたそれぞれの吊り下
げロープを同軸スプール上に同時に巻上げ、または巻戻
し可能なダブル巻型であるところの請求項１に記載の介
護用担架。 - 【請求項３】枠体の一部に取りつけられたウインチと、
柔軟シートの左右両側端の吊り下げロープ取りつけ部と
の間には吊り下げロープを支承する１個又は複数個の遊
動滑車が介在されているところの請求項１又は２に記載
の介護用担架。 - 【請求項４】長方形の枠体は、一定の長さを有し、ウイ
ンチの取りつけが可能な主幹材と、該主幹材と略等しい
長さであって主幹材との間に一定の間隔を介してこれと
平行に位置する従幹材と、主幹材および従幹材の、それ
ぞれの端部間に着脱自在に介在される連結バーとからな
るものであるところの請求項１〜３に記載の介護用担
架。 - 【請求項５】長方形の枠体は、一定の長さを有し、ウイ
ンチの取りつけが可能な主幹材と、該主幹材と略等しい
長さであって主幹材との間に一定の間隔を介してこれと
平行に位置する従幹材と、主幹材および従幹材の、それ
ぞれの端部間に着脱自在に介在される連結バーとからな
り、しかも主幹材および従幹材の、それぞれの端部には
互いに対向方向に突出させた一定長さの連結用突出部が
形成され、該各連結用突出部に連結バーの結合端部を嵌
合させるようにしたものであるところの請求項１〜４に
記載の介護用担架。 - 【請求項６】主幹材および従幹材の、それぞれの端部に
突出させた各連結用突出部に連結バーの結合端部を嵌合
させる場合において、各結合部のうち１ヶ所のみをネジ
結合としたものであるところの請求項１〜５に記載の介
護用担架。 - 【請求項７】枠体内に吊り下げ展張される柔軟シート
は、ポリエチレン、ポリエステル等の合成樹脂材あるい
はゴム等の水切れの良好な材質からなるものであるとこ
ろの請求項１〜６に記載の介護用担架。 - 【請求項８】枠体内に吊り下げ展張される柔軟シート
は、ネット網状あるいは多孔状であるところの請求項１
〜７に記載の介護用担架。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001027320A JP2002224163A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 介護用担架 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001027320A JP2002224163A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 介護用担架 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002224163A true JP2002224163A (ja) | 2002-08-13 |
Family
ID=18892004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001027320A Pending JP2002224163A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 介護用担架 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002224163A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002291836A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-08 | Debero:Kk | 入浴用担架 |
-
2001
- 2001-02-02 JP JP2001027320A patent/JP2002224163A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002291836A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-08 | Debero:Kk | 入浴用担架 |
| JP4558972B2 (ja) * | 2001-04-02 | 2010-10-06 | 株式会社デベロ | 入浴用担架 |
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