JP2002222983A - 光通信用受光モジュール - Google Patents

光通信用受光モジュール

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JP2002222983A
JP2002222983A JP2001018812A JP2001018812A JP2002222983A JP 2002222983 A JP2002222983 A JP 2002222983A JP 2001018812 A JP2001018812 A JP 2001018812A JP 2001018812 A JP2001018812 A JP 2001018812A JP 2002222983 A JP2002222983 A JP 2002222983A
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capacitor
amplifier
light receiving
electrode
optical communication
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JP2001018812A
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Takahito Abe
孝人 阿部
Tadatoshi Tomimoto
忠利 冨本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作製コストが低減でき、かつ、高周波数動作
において動作周波数帯域内で共振が生じない。 【解決手段】 光通信用受光モジュール10は、受光素
子12と、この受光素子12からの光電流を増幅する増
幅器14と、この増幅器14の共振防止用の第1コンデ
ンサ16とを、ヘッダ18上に具えている。増幅器14
は増幅器IC20内に含まれている構造になっている。
そして、ヘッダ上に増幅器ICと第1コンデンサとが、
直接に接触して設置されている。第1コンデンサ上に
は、受光素子が直接に接触して設置されている。その他
に、ヘッダには、モジュールの電圧印加端子22と、モ
ジュールの+側出力端子24と、モジュールの−側出力
端子26とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信用受光モ
ジュール、特に共振防止用のバイパスコンデンサを具え
る光通信用受光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信用に用いられる受光モジュ
ール(以後、光通信用受光モジュールと称する。)とし
ては、受光素子が受光したときに発生する光電流を増幅
する機能を有する構成が主流になっている。
【0003】この従来用いられている光通信用受光モジ
ュールとしては、例えば、マキシム(MAXIM)社の
カタログに開示された構成がある。この構成について、
図6及び図7を参照して説明する。図6は、従来技術の
光受信モジュールの上面図であり、図7は、従来技術の
光受信モジュールの要部側面図である。
【0004】ヘッダ302上に、順次に、絶縁体である
セラミック板304、受光素子310が設置されてい
る。このセラミック板304の上下の主表面上には、第
1及び第2導電性材料膜306及び308が形成されて
いる。この第1及び第2導電性材料膜306及び308
としては、例えば、Ti/W膜を用いており、及びさら
にその上に金電極を蒸着すれば良い。受光素子310と
しては、pn接合層310aを有するフォトダイオード
を用いている。そして、受光素子310のp型電極31
4側に受光窓を設け、受光できるように配置する。従っ
て、セラミック板304の上側の第1導電性材料膜30
6と、受光素子310のn型電極312とが接触してい
る。
【0005】また、図6に示すように、増幅器IC20
の入力端子40と受光素子310のp型電極314とが
ワイヤ316により接続され、第1導電性材料膜306
とフィルタ端子42とがワイヤ318により接続されて
いる。また、増幅器IC20の共振防止用のコンデンサ
322が、ヘッダ302上に実装されている。そして、
このコンデンサ322のヘッダ302と接していない側
の電極と第1導電性材料膜306とがワイヤ320によ
り接続されている。さらに、増幅器IC20の電圧印加
端子44とヘッダ302上の電圧印加端子324とが、
増幅器IC20の+側並びに−側の出力端子46及び4
8とヘッダ302上の出力端子326および328と
が、及び増幅器IC20の二つの接地端子50及び52
とヘッダ302とが、それぞれワイヤ330,332,
334,336及び338により接続されている。ここ
で、ヘッダ302表面はすべて接地されてあるために、
コンデンサ322のヘッダ302と接している電極は接
地される。
【0006】上述の図6及び図7の構成において、セラ
ミック板304を設けた理由としては、コンデンサ32
2のヘッダ302と接していない電極と増幅器IC20
のフィルタ端子42とをセラミック板304上の第1導
電性材料膜306によって導通させ、かつ、受光素子3
10のn型電極312とヘッダ302間に絶縁体を挟む
ことによってn型電極312を接地させないためであ
る。
【0007】従って、図6及び図7を用いて説明した構
成は、図3に示す回路図と等価になる。つまり、受光素
子310のp型電極314と増幅器IC20の入力端子
40とが、受光素子310のn型電極312並びにコン
デンサ322のヘッダ302と接していない電極と増幅
器IC20のフィルタ端子42とが、増幅器IC20の
電圧印加端子44とモジュール300外の直流電源と
が、及び、増幅器IC20の出力端子46及び48とモ
ジュール300外のアンプとが、それぞれ接続されてい
る。増幅器IC20の接地端子50及び52は接地され
ている。
【0008】次に、上述の図6及び図7に示した構成の
モジュール300の動作について説明する。受光素子3
10のp型電極314側の受光窓に光が照射されると、
受光素子310内においてn型電極312側からp型電
極314側に向かって光電流が発生する。このとき、増
幅器IC20の電圧印加端子44に電圧を印加すると、
増幅器IC20内の増幅器に入力された光電流が、増幅
器に印加された電圧により増幅される。そして、増幅電
流は増幅器IC20の出力端子46及び48から出力さ
れる。
【0009】図6に示した構成では、共振防止用のコン
デンサ322を有している。共振防止用のコンデンサ3
22を有しない場合においては、周期的に強度が変化す
る光電流が原因となって、このモジュール300の回路
内において、共振を生ずる。その結果、電気信号中にノ
イズが混入したり、増幅特性が低下する。これに対し、
共振防止用のコンデンサ322を有しているので、共振
電流は、このコンデンサ322を通して、アースに流れ
る。このため、上述の共振を防止することができる。図
6におけるこのような共振防止用の機能を有するコンデ
ンサ322を、バイパスコンデンサとも称する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光通信用受光モジュールにおいては、セラミック板30
4及びセラミック板304上の第1導電性材料膜306
とコンデンサ322とを接続させるためのワイヤ320
を有する構造であった。このように実装部品数が多いた
め、モジュール300の作製コストが高くなると共に、
実装時間が長くなることによる作製コストが高くなると
いう問題点が発生する。より詳細には、セラミック板3
04の価格及び実装時間と、ワイヤ320の実装時間が
作製コストの増大につながり、このうち、特にセラミッ
ク板304の価格及び実装時間が問題になる。
【0011】また、上述のワイヤ320を有するため、
ワイヤ320のインダクタンスに起因して、モジュール
300を増幅動作させたときに、入力する光信号の周波
数に対応した増幅器IC20の動作周波数帯域内におい
て共振が生じてしまい、その結果、所定の増幅電流が得
られないといったモジュール300の特性劣化が起こる
という問題点が発生する。より詳細には、バイパスコン
デンサ322を含むバイパス回路の共振波長がワイヤ3
20のインダクタンスにより短波長側にずれるため、モ
ジュール300に入力される光信号が高周波のとき、こ
の動作周波数帯域内における共振をバイパス回路に逃が
すことができない。従って、高周波動作において、共振
が生じてしまう。
【0012】この発明は、上述の問題点に鑑みなされた
ものであり、従って、この発明の目的は、作製コストが
低減でき、かつ、高周波動作において動作周波数帯域内
で共振が生じない光通信用受光モジュールを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明の光通信用受光モジュールは、第1電極及
び第2電極を有する受光素子と、この受光素子からの光
電流を増幅する増幅器と、この増幅器の共振防止用であ
って第1電極及び第2電極を有する第1コンデンサと
を、ヘッダ上に具えている。そして、前述の受光素子の
第2電極と、前述の第1コンデンサの第1電極とが、直
接に接触して設置されている。
【0014】上述の第1コンデンサは、増幅器の動作周
波数帯域において発生する共振電流を第1コンデンサに
よって吸収することによって、増幅された光電流が流れ
る光電流回路における共振を防止するコンデンサであっ
て、バイパスコンデンサである。入力される光信号の周
波数及び増幅器の動作周波数帯域は、通常高周波数帯域
であるので、光電流回路において発生する高周波数の共
振電流を、押さえる必要がある。そこで、光電流回路か
ら枝分かれした第1コンデンサを含む回路、すなわちバ
イパス回路が、共振周波数としてこの高周波数帯域を有
していれば、上述の共振電流をバイパス回路に逃がすこ
とができ、その結果、増幅器における共振を防止するこ
とができる。このバイパス回路における共振周波数は、
バイパス回路が有するキャパシタンスやインダクタンス
の大きさで決まる。
【0015】このような構成にすることにより、従来の
光通信用受光モジュールのように、受光素子の第2電極
と、第1コンデンサの第1電極との間を、ワイヤを用い
て電気的に接続する必要がないので、以下に述べるよう
な効果を奏する。すなわち、ワイヤが有するインダクタ
ンスが発生しないので、第1コンデンサを含むバイパス
回路が有する共振周波数を大きくすることができる。従
って、入力される光信号によって増幅器の動作周波数帯
域において発生する共振電流をバイパス回路に逃がすこ
とでき、その結果、増幅器回路における共振を防止する
ことができる。同時に、光信号や直流電源のノイズによ
って発生する共振電流をバイパス回路に逃がすことで
き、その結果、増幅器回路における共振を防止すること
ができる。
【0016】さらに、従来技術と比較すると、第1コン
デンサと受光素子を接続するワイヤを有しないだけでな
く、セラミック板も有していない。従って、ワイヤ及び
セラミック板自体のコストを低減することができると共
に、ワイヤ及びセラミック板を設置或いは作製する時間
及びコストを低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0018】第1の実施の形態 まず、第1の実施の形態の光通信用受光モジュールの構
成について、図1、図2及び図3を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態の光通信用受光モジュールの上
面図であり、図2は第1の実施の形態の光通信用受光モ
ジュールの要部断面図であり、及び、図3は第1の実施
の形態の光通信用受光モジュールの回路ブロック図であ
る。
【0019】この光通信用受光モジュール10は、受光
素子12と、この受光素子12からの光電流を増幅する
増幅器14と、この増幅器14の共振防止用の第1コン
デンサ16とを、ヘッダ18上に具えている。この実施
の形態では、増幅器14は増幅器IC20内に含まれて
いる構造になっている。そして、ヘッダ18上に増幅器
IC20と第1コンデンサ16とが、直接に接触して設
置されている。第1コンデンサ16上には、受光素子1
2が直接に接触して設置されている。その他に、ヘッダ
18には、モジュールの電圧印加端子22と、モジュー
ルの+側出力端子24と、モジュールの−側出力端子2
6とを具えている。
【0020】この受光素子12及び第1コンデンサ16
の構造及び設置方法について、図2を参照して説明す
る。図2は、この発明のモジュール10のうち、主とし
て、ヘッダ18の一部分、受光素子12及び第1コンデ
ンサ16の部分を示す図である。受光素子12は、pn
接合層12aを有する通常のフォトダイオードを使用し
ている。このうち、受光素子12の二つの主表面上に
は、第1電極28及び第2電極30が形成されている。
そして、第1電極28を光電流が流れ出る側の電極と
し、第2電極30を受光素子12にバイアスをかける、
つまり電圧を印加する側の電極とする。ここで、pn接
合を有する通常のフォトダイオードでは、第2電極30
をn型電極として正の電圧を印加し、第1電極28であ
るp型電極から光電流が流れ出る。この実施の形態にお
いて、第1電極28をp型電極とし、第2電極30をn
型電極とした。そして、n型電極30は受光素子12の
一方の主表面全体にわたって形成されており、p型電極
28は他方の主表面のうち一部のみに形成されている。
このp型電極28が形成されている主表面のうち、p型
電極28が形成されていない領域は、光電流に変換する
ための光を受光する受光面32になっている。
【0021】第1コンデンサ16としては、セラミック
誘電体が二つの電極に挟まれた構造である通常の単層セ
ラミックコンデンサを使用すればよく、例えば、AVX
/KYOCERA製のGH35(商品名)等がある。ま
た、第1コンデンサ16は、単層セラミックコンデンサ
に限られず、多層のセラミック誘電体及び多層の内部電
極が二つの外部電極に挟まれた構造である通常の積層セ
ラミックコンデンサを用いても良い(この実施の形態で
は誘電体層35としてある。)。そして、第1コンデン
サ16が単層セラミックコンデンサの場合には、二つの
電極を第1電極34及び第2電極36とする。また、第
1コンデンサ16が積層セラミックコンデンサの場合に
は、二つの外部電極を第1電極34及び第2電極36と
する。但し、コンデンサの二つの電極には区別がないた
め、モジュールへのコンデンサの設置状態によって、便
宜上第1電極及び第2電極と称している。
【0022】そして、図2に示すように、受光素子10
のn型電極である第2電極30と、第1コンデンサ16
の第1電極34とが直接に接触した状態で設置されてい
る。また、上述したように、第1コンデンサ16はヘッ
ダ18上に直接に接触して設置されている。つまり、第
1コンデンサ16の第2電極36がヘッダ18と直接に
接触している。
【0023】また、この実施の形態においては、上述し
たように、増幅器14として独立した増幅器を用いるの
ではなく、増幅器14を含む増幅器IC20を利用して
いる。この増幅器IC20としては、この実施の形態に
おいては、マキシム(MAXIM)社製のMAX326
6又はMAX3267(いずれも商品名)を使用してい
る。この増幅器IC20には、図3に示すように、増幅
器14や抵抗38を含んでいる。
【0024】図1又は図3に示すように、この増幅器I
C20は、入力端子40とフィルタ端子42と電圧印加
端子44と+側出力端子46と−側出力端子48と二つ
の接地端子50及び52とを具えている。そして、図3
に示すように、増幅器IC20内の増幅器14は、入力
端子54と電圧印加端子56と+側出力端子58と−側
出力端子60と二つの接地端子62及び64を具えてい
る。但し、増幅器IC20においては、二つの接地端子
50及び52を有するが、図3においては一つに省略し
て示してあり、また、増幅器14においても、二つの接
地端子62及び64を有するが、図3においては一つの
接地端子に省略して示してある。
【0025】増幅器14のそれぞれの端子の機能として
は、入力端子54は受光素子12からの光電流が入力さ
れ、電圧印加端子56は増幅器14に電圧印加するため
の電源と接続され、+側出力端子58並びに−側出力端
子60は増幅器14によって増幅された電流が出力さ
れ、及び、接地端子62、64はグランド線に接続され
る。
【0026】そして、増幅器IC20内においては、増
幅器IC20及び増幅器14のそれぞれの端子が、次の
ように接続されている。つまり、入力端子40と入力端
子54とが、フィルタ端子42及び電圧印加端子44と
電圧印加端子56とが、+側出力端子46と+側出力端
子58とが、−側出力端子48と−側出力端子60と
が、接地端子50と接地端子62とが接続されており、
及び、接地端子52と接地端子64とが、それぞれ接続
されている。
【0027】次に、上述した各構成要素の電気的接続に
ついて説明する。
【0028】受光素子12のp型電極28と増幅器IC
20の入力端子40とがワイヤ66によって接続されて
いる。第1コンデンサ16の第1電極34と増幅器IC
20のフィルタ端子42とがワイヤ68によって接続さ
れている。上述したように、第1コンデンサ16の第1
電極34と受光素子12のn型電極30とは直接に接触
しているので、受光素子12のn型電極30と増幅器I
C20のフィルタ端子42も電気的に接続されている。
ヘッダ18上の電圧印加端子22と増幅器IC20の電
圧印加端子44とがワイヤ70によって接続されてい
る。ヘッダ18上の+側出力端子24及び−側出力端子
26と、増幅器IC20の+側出力端子46及び−側出
力端子48とが、それぞれワイヤ72及び74によって
接続されている。増幅器IC20の接地端子50及び5
2とヘッダ18とが、それぞれワイヤ76及び78によ
って接続されている。
【0029】ヘッダ18は、グランド線と接続されてい
る。従って、ヘッダ18と接している第1コンデンサ1
6の第2電極36は、グランド線と接続されていること
になる。同様に、ヘッダ18と接続されている増幅器I
C20の接地端子50及び52は、グランド線と接続さ
れていることになる。
【0030】また、図1には示されていないが、この発
明のモジュール10外に、増幅器14に電圧印加するた
めの直流電源80、及び増幅器14の共振防止用のコン
デンサ82を具えている。さらに、この発明のモジュー
ル10外に、モジュール10から出力される増幅電流を
さらに増幅する二次増幅器84、バイパスコンデンサ8
6並びに88、及び終端抵抗90を具えている(図3参
照)。
【0031】そして、直流電源80とヘッダ18上の電
圧印加端子22とが接続されている。ヘッダ18上の+
側出力端子24及び−側出力端子26と、バイパスコン
デンサ86及び88の一方の電極とが、それぞれ接続さ
れている。バイパスコンデンサ86及び88の他方の電
極と、二次増幅器84の+側出力端子92及び−側出力
端子94とが、それぞれ接続されている。バイパスコン
デンサ86及び88の他方の電極同士の接続間に終端抵
抗90が挿入されている。
【0032】次に、この実施の形態のモジュール10を
用いたときの受光モジュールとしての動作について、説
明する。
【0033】まず、直流電源80に所定の電圧例えば電
源電圧Vccを印加することにより、増幅器14の電圧
印加端子56に、光電流を増幅するための正の電圧を印
加することができる。同時に、受光素子12のn型電極
30に、正の電圧を印加することができる。受光素子1
2は通常のフォトダイオードなので、n型電極30に正
の電圧が印加されているとき、フォトダイオードに光が
照射されると、フォトダイオード中において、n型電極
30からp型電極28に向かう方向に光電流が流れる。
【0034】そして、光ファイバなどで伝達された光情
報を、受光素子12の受光面32によって受光する。こ
の光情報は、デジタル情報をパルスの振幅などによって
示した情報である。従って、高周波数を有する情報にな
っている。受光素子12の受光面32がこの光情報を受
けると、上述したように光電流が発生する。この光電流
の大きさは、受光面32が受光した光情報の振幅に対応
しているので、光電流も高周波数を有するパルス情報に
なっている。すなわち、広義の交流電流になっている。
【0035】この光電流は、p型電極28から流れ出る
と、増幅器14の入力端子54に入力される。そして、
増幅器14の電圧印加端子56には、電圧が印加されて
いるので、増幅器14の+側出力端子58及び−側出力
端子60から増幅電流が出力される。この出力される増
幅電流の光電流に対する増幅率は使用する増幅器IC2
0により、10〜10,000倍の範囲内にある。とこ
ろで、増幅器IC20内に抵抗38を有しているのは、
受光素子12から光電流が発生したときに、抵抗38の
存在により受光素子12のp型電極28にかかる電圧が
低下する。従って、光電流が大量に流れるのを防止す
る。
【0036】この出力された増幅電流は、ヘッダ18上
の+側出力端子24及び−側出力端子26からモジュー
ル10外に出力され、次に、それぞれバイパスコンデン
サ86及び88を通過し、最後に二次増幅器84のそれ
ぞれ+側入力端子92及び−側入力端子94に入力さ
れ、さらに増幅される。ここで、増幅器14に入力され
る光電流は、ベースラインとして常に微少電流を有して
いるので、増幅器14から出力された増幅電流のベース
ラインは高くなる。つまり、増幅電流はこのベースライ
ンの高さに相当する直流成分と、実際の情報に相当する
交流成分の重ね合わせになっている。従って、上述した
バイパスコンデンサ86及び88により直流成分が除か
れ、交流成分のみの信号となる。
【0037】第1コンデンサ16及びコンデンサ82
は、上述したようにバイパスコンデンサとしての機能を
有するが、このことについて、詳しく説明する。ここ
で、図3におけるモジュール10内外の回路を機能の観
点から分類する。直流電源80から増幅器14の電圧印
加端子56に至る回路をバイアス回路と称し、直流電源
80から分岐点96を経て抵抗38を経由し、分岐点9
8を経て受光素子12を経由し、増幅器14の入力端子
54に至る回路を、光電流回路と称する。また、接続点
(分岐点)98から第1コンデンサ16を経由しグラン
ド線に至る回路を、第1バイパス回路と称し、接続点
(分岐点)100からコンデンサ82を経由しグランド
線に至る回路を、第2バイパス回路と称する。
【0038】上述したように、このモジュール10にお
いては、増幅器14の電圧印加端子56への電圧印加と
受光素子12への電圧印加とを、共通の直流電源80と
接続することにより行っている。従って、直流電源80
により印加される電圧中にノイズが混入している場合に
は、このノイズがバイアス回路を経由することにより増
幅器14への印加電圧に影響がでるだけではなく、この
ノイズが光電流回路を経由することにより受光素子12
にも影響が及び、その結果、光電流にノイズが混入して
しまう。また、受光素子12に入射される光情報中にノ
イズが混入している場合もあり、このときには光電流中
にノイズが混入する。従って、このような直流電源80
又は光情報中のノイズにより、光電流回路において共振
が生ずる可能性がある。
【0039】さらに、上述したように光電流は交流であ
るので、この光電流により光電流回路において共振が生
ずる。この共振電流の周波数が、増幅器14の動作周波
数帯域の周波数であったり、また、交流である光電流の
周波数と近い場合には、増幅器14が所定の機能を有し
た状態で動作しなかったり、光電流が共振電流などの信
号によって悪影響を受ける可能性がある。その結果、増
幅器14の出力端子58及び60から所定の増幅された
信号が出力されない可能性がある。
【0040】これに対し、第1コンデンサ16を含む第
1バイパス回路とコンデンサ82を含む、第2バイパス
回路とをそれぞれ設けることにより、上述の共振が発生
するのを防止することができる。以下、この原理につい
て説明する。
【0041】第1バイパス回路及び第2バイパス回路共
に、回路自体のインピーダンスは低くなっている。従っ
て、これらのバイパス回路における共振電流は最大限に
流れる。ここで、それぞれの回路における共振電流の周
波数は固有の値fを有しており、fは下記の(1)式を
満たす。但し、Lはその回路におけるインダクタンスの
値であり、Cはその回路におけるキャパシタンスの値で
ある。
【0042】
【数1】
【0043】従って、バイパス回路における共振周波数
と、バイパス回路が接続されている回路(本回路と称す
る。)における共振周波数とが近い場合には、本回路に
おいて発生した共振電流がバイパス回路に流れ込みやす
くなる。すなわち、本回路においては共振電流が流れな
くなり、その結果、上述したような共振に起因して発生
する問題点が生じない。実際には、上述したように、本
回路における共振周波数が増幅器14の動作周波数帯域
の周波数であったり、また、交流である光電流の周波数
と近い場合において問題になるので、バイパス回路にお
ける共振周波数が増幅器14の動作周波数帯域の周波数
であったり、また、交流である光電流の周波数になるよ
うに、式(1)から、L及びCの大きさを設計すればよ
い。実際には、増幅器14の動作周波数帯域を考慮して
バイパス回路を設計する。
【0044】さらに、バイパス回路における共振周波数
と、上述したノイズの周波数が近い場合には、本回路に
おいて発生したノイズがバイパス回路に流れ込みやすく
なる。すなわち、本回路においてはノイズが流れなくな
り、その結果、上述したようにノイズに伴って共振が発
生するという問題点が生じない。
【0045】この実施の形態においては、第1バイパス
回路として、図1及び図2に示した第1コンデンサ16
を用いた。この第1コンデンサ16としては静電容量C
の値が400pFを用いた。そして、第1コンデンサ1
6の第1電極34と、受光素子12のn型電極30とが
直接に接触して設置されており、従来技術のように、ワ
イヤによって接続を行っていない。従って、図3におけ
る分岐点98から第1コンデンサ16に至る経路の長さ
が最小限に短くなる。同様に、第1コンデンサ16の第
2電極36と、ヘッダ18とが直接に接触している。従
って、図3における第1コンデンサ16からグランドに
至る経路の長さが最小限に短くなる。すなわち、第1バ
イパス回路中に、全くワイヤを有しない。
【0046】従って、従来技術のバイパス回路において
は、ワイヤがインダクタンスLを有していたのに対し、
この発明のバイパス回路においては、ワイヤによるイン
ダクタンスLを有しない。その結果、第1バイパス回路
が有するインダクタンスLを最小限に抑えることができ
る。
【0047】すなわち、式(1)から明らかなように、
第1バイパス回路の共振周波数の大きさを最大限に大き
くすることができる。つまり、動作周波数帯域が高周波
数であっても、この動作周波数帯域に近い共振周波数を
有することが可能になる。従って、上述したように、光
電流回路において発生した共振電流やノイズは、第1バ
イパス回路に流れ込み、その結果、光電流回路において
共振が発生しなくなる。
【0048】さらに、この実施の形態のモジュール10
においては、従来技術の構成と比較すると、第1コンデ
ンサ16と受光素子12を接続するワイヤを有しないだ
けでなく、セラミック板も有していない。従って、ワイ
ヤ及びセラミック板自体のコストを低減することができ
ると共に、ワイヤ及びセラミック板を設置或いは作製す
る時間及びコストを低減することができる。
【0049】第2の実施の形態 次に、第2の実施の形態の光通信用受光モジュールの構
成について、図4及び図5を参照して説明する。図4は
第2の実施の形態の光通信用受光モジュールの上面図で
あり、図5は第2の実施の形態の光通信用受光モジュー
ルの要部断面図である。
【0050】但し、第1の実施の形態の光通信用受光モ
ジュール10の構成と同様の構成部分については説明を
省略し、構成が異なる部分のみについて説明する。
【0051】この実施の形態の光通信用受光モジュール
200(以後、モジュール200とも称する。)は、第
1の実施の形態において説明した第2バイパス回路を、
この発明のモジュール200内に形成した構造になって
いる。
【0052】すなわち、この実施の形態のモジュール2
00は、第1コンデンサ202以外に、増幅器の共振防
止用の第2コンデンサ204を具えている。この第2コ
ンデンサ204は、第1電極206及び第2電極208
を有する。また、第2コンデンサ204の第1電極20
6は電圧印加端子44にワイヤ218で接続されてお
り、第2電極208はグランド線に接続されている。
【0053】そして、図5に示すように、第1コンデン
サ202及び第2コンデンサ204のそれぞれの第2電
極は一体化されて1つの第2電極208として形成さ
れ、ヘッダ18と直接に接触するように設置されてい
る。また、第1コンデンサ202及び第2コンデンサ2
04のそれぞれの誘電体層は、一体化されて一つの誘電
体層210として形成されている。そして、第1コンデ
ンサ202及び第2コンデンサ204のそれぞれの第1
電極212及び206は、別個に形成されている。
【0054】これらの第1コンデンサ202及び第2コ
ンデンサ204としては、第2電極208及び誘電体層
210を、順次に形成した後に、第1電極212及び2
06を形成するが、これらのコンデンサの材料及び構造
については、第1の実施の形態において説明した通常の
コンデンサと同様のものとすればよい。
【0055】この第2コンデンサ204は、第1の実施
の形態におけるコンデンサ82と回路図的には等価であ
る。しかしながら、上述したように、このコンデンサ8
2の場合とは異なり、第2コンデンサ204は、第1コ
ンデンサ202と一体化して形成することができる。従
って、第1コンデンサ202及び第2コンデンサ204
を、従来より容易に作製することができる。
【0056】次に、この実施の形態のモジュール200
の電気的接続について説明する。
【0057】第1コンデンサ202の第1電極212
は、第1の実施の形態と同様に、増幅器IC20のフィ
ルタ端子42とワイヤ214によって接続されている。
【0058】第2コンデンサ204の第1電極206
は、増幅器IC20の電圧印加端子44及びヘッダ18
上の電圧印加端子22と、ワイヤ216及び218によ
ってそれぞれ接続されている(図4参照)。
【0059】次に、この実施の形態のモジュール200
の動作について説明する。
【0060】光電流回路において発生したノイズや共振
電流は、第1バイパス回路に流れる。第1バイパス回路
中の第1コンデンサ202が、第1の実施の形態におけ
る第1コンデンサ16と同様のキャパシタンスCの値を
有していれば、第1の実施の形態の第1バイパス回路と
同じ動作及び効果を奏する。
【0061】また、第2バイパス回路中の第2コンデン
サ204は、モジュール200中に設置されているが、
動作及び効果については、第1の実施の形態における第
2バイパス回路と同じである。つまり、第1バイパス回
路と同様に、直流電源80中のノイズや光電流中のノイ
ズを吸収する効果と、光電流回路中において発生する共
振電流を吸収する効果がある。
【0062】さらに、第2コンデンサ204は、好まし
くは、静電容量が50〜200pFの範囲内の値を有し
ていると良い。このとき、第2バイパス回路における共
振周波数は3〜10Ghz程度まで大きくなる。従っ
て、実用レベルの高周波数における動作周波数帯域であ
っても、モジュール200の共振を防ぐことができる。
【0063】なお、第1及び第2の実施の形態において
は、受光素子12をフォトダイオードとしたが、これに
限られず、光信号を電流信号に変換可能な素子であれば
使用可能である。
【0064】また、増幅器14としての増幅器IC20
は、第1及び第2の実施の形態において使用した構成に
限られず、光電流を増幅できる構成であれば、任意好適
な増幅器を使用することが出来る。
【0065】第1の変形例 次に、この発明の光通信用受光モジュールの第1の変形
例について説明する。
【0066】第1の実施の形態のモジュールにおいて
は、第1コンデンサを一つ有している構成であったが、
この第1の変形例においては複数個有している構成にな
っている。この第1の変形例においては、この第1コン
デンサをN個有する構成とする。
【0067】このN個の第1コンデンサは、以下に述べ
るように形成してある。すなわち、第2の実施の形態で
説明した第1コンデンサ及び第2コンデンサの第2電極
を共通に形成した構成と同様の構成を用いている。つま
り、N個の第1コンデンサの第2電極を共通とし、ま
た、誘電体層を共通とする。そして、第1電極が別個に
形成されていることにより、一連のN個の第1コンデン
サとして形成してある。このとき、このN個の第1コン
デンサのそれぞれを、第(i−1)コンデンサ(但し、
i=1,2,・・・,N)とする。
【0068】また、第1コンデンサをN個設けたのと同
時に、N個の受光素子及び増幅器ICを有しているのが
好ましい。さらには、ヘッダ上に、N個の出力端子を有
しているのが好ましい。これらの受光素子、増幅器IC
及び出力端子を、それぞれ第i受光素子、第i増幅器I
C及び第i出力端子と称する。このとき、第(i−1)
コンデンサの第1電極は、それぞれ第i増幅器ICのフ
ィルタ端子及び第i受光素子のn型電極と接続されてい
る。第(i−1)コンデンサの共通の第2電極はヘッダ
に接触しているので、グランド線と接続されている。第
i受光素子のp型電極は、第i増幅器ICの入力端子と
接続されている。第i増幅器ICの電圧印加端子は、共
通の直流電源に接続すればよい。第i増幅器ICの出力
端子は、第i出力端子と接続されている。それぞれの増
幅器ICの接地端子は、ヘッダ表面に接続されているの
で、グランド線と接続されている。
【0069】この変形例においても、第i受光素子、第
(i−1)コンデンサ及び第i増幅器ICに対応する構
成それぞれについて、第1の実施の形態と同様に、第1
バイパス回路が存在するので、第1の実施の形態と同様
の共振を防止する効果が生ずる。
【0070】さらに、第i受光素子、第(i−1)コン
デンサ及び第i増幅器ICに対応する構成それぞれにお
いて、入力された光信号は、独立に増幅され、その後、
出力される。従って、複数の光信号を同時に受信し、そ
れぞれ独立に電流に変換し増幅することが出来る受光ア
レイを形成することが出来る。
【0071】第2の変形例 次に、この発明の光通信用受光モジュールの第2の変形
例について説明する。
【0072】この第2の変形例の構成は、第1の変形例
のモジュールにおいて、さらに第2の実施の形態と同様
の第2コンデンサを、複数個有している構成である。従
って、第1の変形例と同様の構成部分に関しては、説明
を省略する。この第2の変形例においては、この第2コ
ンデンサをN個有する構成とする。
【0073】この複数の第2コンデンサは、第1の変形
例における第1コンデンサと同様に、一連のN個の第2
コンデンサによって形成してある。このとき、このN個
の第2コンデンサを、第(i−2)コンデンサ(但し、
i=1,2,・・・,N)とする。
【0074】そして、第(i−2)コンデンサの第1電
極は、それぞれ対応する第i増幅器ICの電圧印加端子
及び直流電源と接続されている。また、共通の第2電極
はヘッダに接触しているので、グランド線と接続されて
いる。
【0075】この変形例においても、第i受光素子、第
(i−1)コンデンサ、第(i−2)コンデンサ及び第
i増幅器ICに対応する構成それぞれについて、第2の
実施の形態と同様に、第2バイパス回路が存在するの
で、第2の実施の形態と同様の共振を防止する効果が生
ずる。
【0076】さらに、第1の変形例と同様に、複数の光
信号を同時に受信し、それぞれ独立に電流に変換し増幅
することが出来る受光アレイを形成することが出来る。
【0077】第1又は第2の変形例においては、受光素
子、第1コンデンサ、第2コンデンサ及び増幅器ICの
数を等しくした構成としたが、これにとらわれず、これ
らの構成要素の接続の仕方によっては、異なる数を有し
ている構成であっても良い。
【0078】また、第i受光素子、第(i−1)コンデ
ンサ、第(i−2)コンデンサ及び第i増幅器ICの構
成は、同じであっても良いし、異なる性能を有していて
も良い。
【0079】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明によれば、第1電極及び第2電極を有する受光素子
と、受光素子からの光電流を増幅する増幅器と、増幅器
の共振防止用であって第1電極及び第2電極を有する第
1コンデンサとを、ヘッダ上に具える光通信用受光モジ
ュールにおいて、受光素子の第2電極と、第1コンデン
サの第1電極とが、直接に接触して設置されている。
【0080】従って、第1バイパス回路中に、全くワイ
ヤを有しない構成となり、第1コンデンサからグランド
に至る経路の長さが最小限に短くなる。その結果、第1
バイパス回路が有するインダクタンスLを最小限に抑え
ることができ、第1バイパス回路の共振周波数の大きさ
を最大限に大きくすることができる。つまり、動作周波
数帯域が高周波数であっても、この動作周波数帯域に近
い共振周波数を有することが可能になる。従って、上述
したように、光電流回路において発生した共振電流やノ
イズは、第1バイパス回路に流れ込み、その結果、光電
流回路において共振が発生しなくなる。
【0081】さらに、第1コンデンサと受光素子とを接
続するワイヤを有しないだけでなく、セラミック板も有
していない。従って、ワイヤ及びセラミック板自体のコ
ストを低減することができると共に、ワイヤ及びセラミ
ック板を設置或いは作製する時間及びコストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の光通信用受光モジュールの
上面図である。
【図2】第1の実施の形態の光通信用受光モジュールの
要部断面図である。
【図3】第1の実施の形態の光通信用受光モジュールの
回路ブロック図である。
【図4】第2の実施の形態の光通信用受光モジュールの
上面図である。
【図5】第2の実施の形態の光通信用受光モジュールの
要部断面図である。
【図6】従来技術の光通信用受光モジュールの上面図で
ある。
【図7】従来技術の光通信用受光モジュールの要部断面
図である。
【符号の説明】
10,200:光通信用受光モジュール 12:受光素子 12a:pn接合層 14:増幅器 16,202:第1コンデンサ 18:ヘッダ 20:増幅器IC 22:(モジュールの)電圧印加端子 24:(モジュールの)+側出力端子 26:(モジュールの)−側出力端子 28:(受光素子の)p型電極 30:(受光素子の)n型電極 32:受光面 34,212:(第1コンデンサの)第1電極 35:(第1コンデンサの)誘電体層 36:(第1コンデンサの)第2電極 38,90:抵抗 40:(増幅器ICの)入力端子 42:(増幅器ICの)フィルタ端子 44:(増幅器ICの)電圧印加端子 46:(増幅器ICの)+側出力端子 48:(増幅器ICの)−側出力端子 50,52:(増幅器ICの)接地端子 54:(増幅器の)入力端子 56:(増幅器の)電圧印加端子 58:(増幅器の)+側出力端子 60:(増幅器の)−側出力端子 62,64:(増幅器の)接地端子 66〜78、214〜220:ワイヤ 80:直流電源 82:コンデンサ 84:二次増幅器 86,88:バイパスコンデンサ 92:(二次増幅器の)+側出力端子 94:(二次増幅器の)−側出力端子 96,98,100:分岐点 204:第2コンデンサ 206:(第2コンデンサの)第1電極 208:(第1及び第2コンデンサの)第2電極 210:(第1コンデンサ及び第2コンデンサの)誘電
体層 212:(第1コンデンサの)第1電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電極及び第2電極を有する受光素子
    と、該受光素子からの光電流を増幅する増幅器と、該増
    幅器の共振防止用であって第1電極及び第2電極を有す
    る第1コンデンサとを、ヘッダ上に具える光通信用受光
    モジュールにおいて、 該受光素子の第2電極と、該第1コンデンサの第1電極
    とが、直接に接触して設置されていることを特徴とする
    光通信用受光モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光通信用受光モジュー
    ルにおいて、 前記第1コンデンサの第2電極は、グランド線と接続さ
    れている前記ヘッダ上に直接に接触して設置されている
    ことを特徴とする光通信用受光モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光通信用受光モ
    ジュールにおいて、 前記受光素子の第1電極がp型電極であり、及び該受光
    素子の第2電極がn型電極であることを特徴とする光通
    信用受光モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光
    通信用受光モジュールにおいて、 前記増幅器は、 前記光電流が入力される入力端子と、 該増幅器に電圧印加する電源と接続される電圧印加端子
    と、 該増幅器によって増幅された電流が出力される出力端子
    と、 グランド線に接続される接地端子とを具えており、かつ
    前記受光素子の第1電極は前記入力端子に接続されてい
    ると共に、前記受光素子の第2電極は前記電圧印加端子
    に接続されていることを特徴とする光通信用受光モジュ
    ール。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光通信用受光モジュー
    ルにおいて、 前記増幅器の共振防止用のコンデンサであって、第1電
    極及び第2電極を有する、第2コンデンサを具えてお
    り、かつ該第2コンデンサの第1電極は前記電圧印加端
    子に接続されていると共に、該第2コンデンサの第2電
    極はグランド線と接続されている前記ヘッダ上に直接に
    接触して設置されていることを特徴とする光通信用受光
    モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光通信用受光モジュー
    ルにおいて、 前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサのそれぞれ
    の第2電極及び誘電体層は一体化されて形成されてお
    り、及び前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサの
    それぞれの第1電極は、別個に形成されていることを特
    徴とする光通信用受光モジュール。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の光通信用受光モ
    ジュールにおいて、 前記第2コンデンサの静電容量が、50〜200pFの
    範囲内の値を有していることを特徴とする光通信用受光
    モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の光通信用受光モジュー
    ルにおいて、 前記第1コンデンサを、複数個有していることを特徴と
    する光通信用受光モジュール。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光通信用受光モジュー
    ルにおいて、 前記第2コンデンサを、複数個有していることを特徴と
    する光通信用受光モジュール。
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