JP2002222883A - デバイス収納用パッケージ - Google Patents
デバイス収納用パッケージInfo
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- JP2002222883A JP2002222883A JP2001020614A JP2001020614A JP2002222883A JP 2002222883 A JP2002222883 A JP 2002222883A JP 2001020614 A JP2001020614 A JP 2001020614A JP 2001020614 A JP2001020614 A JP 2001020614A JP 2002222883 A JP2002222883 A JP 2002222883A
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- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
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Abstract
(57)【要約】
【課題】絶縁基板上に金属製蓋体を気密に封止でき、高
い信頼性を有する小型のデバイス収納用パッケージを提
供する。 【解決手段】半導体素子を実装するための凹状キャビテ
ィ1aを形成するために、側壁部4を一体的に形成して
なる絶縁基板1と、該該側壁部4上に被着形成され、前
記キャビティを気密に封止するために金属製蓋体とロウ
材によって接合されるメタライズ層5とを具備し、前記
絶縁基板1及び側壁部4が窒化珪素質焼結体からなると
ともに、前記メタライズ層5がW及びW5Si3からな
り、X線回折によるピーク比I(W5Si3)/I(W)
が0.08以下であって、且つ前記側壁部4の最小厚み
が0.15〜0.5mm、側壁部4高さが0.1〜1m
mであることを特徴とする。
い信頼性を有する小型のデバイス収納用パッケージを提
供する。 【解決手段】半導体素子を実装するための凹状キャビテ
ィ1aを形成するために、側壁部4を一体的に形成して
なる絶縁基板1と、該該側壁部4上に被着形成され、前
記キャビティを気密に封止するために金属製蓋体とロウ
材によって接合されるメタライズ層5とを具備し、前記
絶縁基板1及び側壁部4が窒化珪素質焼結体からなると
ともに、前記メタライズ層5がW及びW5Si3からな
り、X線回折によるピーク比I(W5Si3)/I(W)
が0.08以下であって、且つ前記側壁部4の最小厚み
が0.15〜0.5mm、側壁部4高さが0.1〜1m
mであることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子や発振
子等のデバイスが搭載され、これらのデバイスを蓋体に
よって気密に封止するデバイス収納用パッケージに関す
るものである。
子等のデバイスが搭載され、これらのデバイスを蓋体に
よって気密に封止するデバイス収納用パッケージに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】半導体素子などを搭載するデバイス収納用
パッケージには、高い信頼性が求められることから、耐
湿性、放熱性が要求され、従来からこのようなパッケー
ジにはアルミナなどのセラミック製の絶縁基板を金属製
の蓋体で封止するハーメチックパッケージが使用されて
いる。
パッケージには、高い信頼性が求められることから、耐
湿性、放熱性が要求され、従来からこのようなパッケー
ジにはアルミナなどのセラミック製の絶縁基板を金属製
の蓋体で封止するハーメチックパッケージが使用されて
いる。
【0003】しかしながら、近年半導体素子の高集積化
に伴い、半導体装置から発生する熱も増加しており、該
半導体装置の誤動作をなくす為には、このような熱を装
置外に速やかに放出する基板が必要となり、同時に、近
年の小型化に伴う高密度配線化が進んできているため、
従来から用いられてきたアルミナ材料では、熱伝導率が
約20W/mK、3点曲げ強度が約400MPaと低い
事からそれに代わるものとして高い熱伝導率を有する窒
化アルミニウムが注目され始めた。
に伴い、半導体装置から発生する熱も増加しており、該
半導体装置の誤動作をなくす為には、このような熱を装
置外に速やかに放出する基板が必要となり、同時に、近
年の小型化に伴う高密度配線化が進んできているため、
従来から用いられてきたアルミナ材料では、熱伝導率が
約20W/mK、3点曲げ強度が約400MPaと低い
事からそれに代わるものとして高い熱伝導率を有する窒
化アルミニウムが注目され始めた。
【0004】例えば、半導体素子を実装するパッケージ
の構造は、図1に示すように、半導体素子を実装するた
めに凹状のキャビティ1aが絶縁基板1の中央部に設け
られている。つまり、絶縁基板1は、キャビティ底面1
bと、その外周に設けられた側壁部4を具備している。
さらに、側壁部4の上には、蓋体をロー付けするために
メタライズ層5が設けられている。
の構造は、図1に示すように、半導体素子を実装するた
めに凹状のキャビティ1aが絶縁基板1の中央部に設け
られている。つまり、絶縁基板1は、キャビティ底面1
bと、その外周に設けられた側壁部4を具備している。
さらに、側壁部4の上には、蓋体をロー付けするために
メタライズ層5が設けられている。
【0005】しかし、近年のパッケージの小型化にとも
ない、絶縁基板の側壁部の肉厚が薄くなりつつあるが、
従来のアルミナや窒化アルミニウムを用いたパッケージ
では、絶縁基板、メタライズ層、ロウ材、蓋体の相互の
熱膨張差により発生する熱応力のため絶縁基板や側壁部
にクラックが発生し、気密性が保持できなくなり、ハー
メチック封止の信頼性が低下するという問題があった。
ない、絶縁基板の側壁部の肉厚が薄くなりつつあるが、
従来のアルミナや窒化アルミニウムを用いたパッケージ
では、絶縁基板、メタライズ層、ロウ材、蓋体の相互の
熱膨張差により発生する熱応力のため絶縁基板や側壁部
にクラックが発生し、気密性が保持できなくなり、ハー
メチック封止の信頼性が低下するという問題があった。
【0006】そこで、高強度、高熱伝導材料として、最
近、絶縁基板材料として注目されている窒化珪素質焼結
体と、WやMo等の高融点金属をメタライズ層とを用い
ることが考えられている。
近、絶縁基板材料として注目されている窒化珪素質焼結
体と、WやMo等の高融点金属をメタライズ層とを用い
ることが考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、WやM
o等の高融点金属をメタライズ層として用いた場合、W
やMoの珪化物が生成されやすく、金属製蓋体との密着
性が低下するため、メタライズ層の幅を大きくして密着
強度を高める必要があった。従って、それに伴って側壁
部の肉厚も大きくならざるを得ないという問題があっ
た。
o等の高融点金属をメタライズ層として用いた場合、W
やMoの珪化物が生成されやすく、金属製蓋体との密着
性が低下するため、メタライズ層の幅を大きくして密着
強度を高める必要があった。従って、それに伴って側壁
部の肉厚も大きくならざるを得ないという問題があっ
た。
【0008】また、高融点金属を用いたメタライズ層で
は、気密性がばらつきやすく、信頼性の高い機密性が得
られないという問題があった。
は、気密性がばらつきやすく、信頼性の高い機密性が得
られないという問題があった。
【0009】従って、本発明は、絶縁基板上に金属製蓋
体を気密に封止でき、高い信頼性を有する小型のデバイ
ス収納用パッケージを提供することを目的とする。
体を気密に封止でき、高い信頼性を有する小型のデバイ
ス収納用パッケージを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、側壁部とメタ
ライズ層との界面に高融点金属の珪化物が形成される
と、接着強度が低下し、その結果、気密性が低下すると
いう知見に基づき、生成する珪化物量を制御すると同時
に側壁部の形状を特定することによって気密性に優れ、
且つ小型のデバイス収納用パッケージを実現したもので
ある。
ライズ層との界面に高融点金属の珪化物が形成される
と、接着強度が低下し、その結果、気密性が低下すると
いう知見に基づき、生成する珪化物量を制御すると同時
に側壁部の形状を特定することによって気密性に優れ、
且つ小型のデバイス収納用パッケージを実現したもので
ある。
【0011】即ち、半導体素子を実装するための凹状キ
ャビティを形成するために、側壁部を一体的に形成して
なる絶縁基板と、該側壁部上に被着形成され、前記キャ
ビティを気密に封止するために金属製蓋体とロウ材によ
って接合されるメタライズ層とを具備し、前記絶縁基板
及び側壁部が窒化珪素質焼結体からなるとともに、前記
メタライズ層がW及びW5Si3からなり、X線回折によ
るピーク比I(W5Si3)/I(W)が0.08以下で
あって、且つ前記側壁部の最小厚みが0.15〜0.5
mm、側壁部高さが0.1〜1mmであることを特徴と
するもので、これにより、パッケージの外形寸法を大型
化させることなく、気密性を向上することができる。
ャビティを形成するために、側壁部を一体的に形成して
なる絶縁基板と、該側壁部上に被着形成され、前記キャ
ビティを気密に封止するために金属製蓋体とロウ材によ
って接合されるメタライズ層とを具備し、前記絶縁基板
及び側壁部が窒化珪素質焼結体からなるとともに、前記
メタライズ層がW及びW5Si3からなり、X線回折によ
るピーク比I(W5Si3)/I(W)が0.08以下で
あって、且つ前記側壁部の最小厚みが0.15〜0.5
mm、側壁部高さが0.1〜1mmであることを特徴と
するもので、これにより、パッケージの外形寸法を大型
化させることなく、気密性を向上することができる。
【0012】特に、前記窒化珪素質焼結体の熱伝導率が
40W/mK以上、3点曲げ強度が600MPa以上で
あることが好ましく、これにより、半導体素子からの発
熱を速やかに冷却でき、且つ高強度のためパッケージの
機械的信頼性を改善できる。
40W/mK以上、3点曲げ強度が600MPa以上で
あることが好ましく、これにより、半導体素子からの発
熱を速やかに冷却でき、且つ高強度のためパッケージの
機械的信頼性を改善できる。
【0013】また、金属製蓋体がFe−Ni−Co合金
から成ることが好ましく、これにより、コストを低くで
き、且つ窒化珪素質焼結体の熱膨張係数に近く、信頼性
をより高めることができる。
から成ることが好ましく、これにより、コストを低くで
き、且つ窒化珪素質焼結体の熱膨張係数に近く、信頼性
をより高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のデバイス収納用パッケー
ジは、図1(a)及び(b)に示すように、窒化珪素質
焼結体からなる絶縁基板1は、上面の中央部に設けられ
たキャビティ1aと、キャビティ1aの側面に形成され
た側壁部4を具備している。そして、側壁部4の上面に
メタライズ層5が設けられている。
ジは、図1(a)及び(b)に示すように、窒化珪素質
焼結体からなる絶縁基板1は、上面の中央部に設けられ
たキャビティ1aと、キャビティ1aの側面に形成され
た側壁部4を具備している。そして、側壁部4の上面に
メタライズ層5が設けられている。
【0015】このキャビティ1aは、内部に半導体素子
を実装した後、蓋体によって気密に封止される。即ち、
図2に示すように、絶縁基板11の上面中央部に設けら
れたキャビティ11aの底部に半導体素子12が載置さ
れ、金属製蓋体13が側壁部14の上面に設けられたメ
タライズ層15上でロー材によって接合されている。
を実装した後、蓋体によって気密に封止される。即ち、
図2に示すように、絶縁基板11の上面中央部に設けら
れたキャビティ11aの底部に半導体素子12が載置さ
れ、金属製蓋体13が側壁部14の上面に設けられたメ
タライズ層15上でロー材によって接合されている。
【0016】窒化珪素質焼結体は、窒化珪素と焼結助剤
とを主体とするものであり、焼結助剤としては、低温焼
成を可能とするために、周期律表第3a族元素(Y、L
a、Ce、Yb、Er等)及びその化合物、周期律表第
2a族元素(Ca、Mg等)及びその化合物、又はAl
及びその化合物等を例示することができる。さらに、所
望により着色の目的でW、Mo等の化合物を加えること
ができる。
とを主体とするものであり、焼結助剤としては、低温焼
成を可能とするために、周期律表第3a族元素(Y、L
a、Ce、Yb、Er等)及びその化合物、周期律表第
2a族元素(Ca、Mg等)及びその化合物、又はAl
及びその化合物等を例示することができる。さらに、所
望により着色の目的でW、Mo等の化合物を加えること
ができる。
【0017】特に、窒化珪素質焼結体の熱伝導率は、4
0W/mK以上、特に50W/mK以上、さらには60
W/mK以上が好ましく、これにより、パッケージ形外
への熱放散を促進することができる。また、窒化珪素質
焼結体の3点曲げ強度は、600MPa以上、特に70
0MPa以上、さらには750MPa以上であることが
好ましい。これにより、パッケージの小型化ができる。
0W/mK以上、特に50W/mK以上、さらには60
W/mK以上が好ましく、これにより、パッケージ形外
への熱放散を促進することができる。また、窒化珪素質
焼結体の3点曲げ強度は、600MPa以上、特に70
0MPa以上、さらには750MPa以上であることが
好ましい。これにより、パッケージの小型化ができる。
【0018】絶縁基板11の主面には、図2に示すよう
なキャビティ11aが設けられている。このキャビティ
11aは、半導体素子12を積載し、キャビティ底面1
1bに設けられた接続端子と接続されている。
なキャビティ11aが設けられている。このキャビティ
11aは、半導体素子12を積載し、キャビティ底面1
1bに設けられた接続端子と接続されている。
【0019】そして、本発明によれば、側壁部14の最
小厚みが0.15〜0.5mm、且つ側壁部14の高さ
が0.1〜1mmであることが重要である。側壁部の最
小厚みが0.15mm未満であると金属製蓋体13が実
装できなくなり、また、0.5mmを超えるとパッケー
ジの小型化を阻害する。特に、パッケージの小型化とい
う点で、側壁部14の最小厚みは0.15〜0.3m
m、さらには0.15〜0.2mmであることが好まし
い。また、側壁部14の高さが0.1mm未満では半導
体素子12と金属製蓋体14が接触するため実装出来な
くなり、また、1mmを超えるとパッケージの低背化の
阻害となる。特に、パッケージの低背化という点で、側
壁部14の高さは0.1〜0.5mm、さらには0.1
〜0.3mmであることが好ましい。
小厚みが0.15〜0.5mm、且つ側壁部14の高さ
が0.1〜1mmであることが重要である。側壁部の最
小厚みが0.15mm未満であると金属製蓋体13が実
装できなくなり、また、0.5mmを超えるとパッケー
ジの小型化を阻害する。特に、パッケージの小型化とい
う点で、側壁部14の最小厚みは0.15〜0.3m
m、さらには0.15〜0.2mmであることが好まし
い。また、側壁部14の高さが0.1mm未満では半導
体素子12と金属製蓋体14が接触するため実装出来な
くなり、また、1mmを超えるとパッケージの低背化の
阻害となる。特に、パッケージの低背化という点で、側
壁部14の高さは0.1〜0.5mm、さらには0.1
〜0.3mmであることが好ましい。
【0020】Wメタライズ層を形成すると珪化物である
W5Si3が形成されやすく、層中に存在する。しかし、
この珪化物は、窒化珪素からなる側壁部14とメタライ
ズ層15との界面に形成され、密着力に乏しいため、気
密性の低下の原因になる。
W5Si3が形成されやすく、層中に存在する。しかし、
この珪化物は、窒化珪素からなる側壁部14とメタライ
ズ層15との界面に形成され、密着力に乏しいため、気
密性の低下の原因になる。
【0021】従って、本発明によれば、メタライズ層
5、15は、W及びW5Si3からなり、X線回折による
ピーク比I(W5Si3)/I(W)が0.08以下であ
ることが重要であり、特に0.05以下、さらには0.
03以下が好ましい。これにより、金属蓋体13と絶縁
基板11とを強固に接合し、気密性の長期信頼性を改善
できる。
5、15は、W及びW5Si3からなり、X線回折による
ピーク比I(W5Si3)/I(W)が0.08以下であ
ることが重要であり、特に0.05以下、さらには0.
03以下が好ましい。これにより、金属蓋体13と絶縁
基板11とを強固に接合し、気密性の長期信頼性を改善
できる。
【0022】なお、WのX線回折ピークI(W)とは、
Wの(110)面のX線回折ピークであり、また、W5
Si3のX線回折ピークI(W5Si3)は、主ピークを
用いることができる。
Wの(110)面のX線回折ピークであり、また、W5
Si3のX線回折ピークI(W5Si3)は、主ピークを
用いることができる。
【0023】また、メタライズ層5、15の厚みは10
〜30μm、特に15〜25μmであることが、気密性
を維持し、メタライズ層5、15の剥離を防止する点で
好ましい。
〜30μm、特に15〜25μmであることが、気密性
を維持し、メタライズ層5、15の剥離を防止する点で
好ましい。
【0024】このメタライズ層5は、図1(a)に示す
ように、絶縁基板1のキャビティ1aを有する主面の外
周部、即ち側壁部4の上部に、気密性が保たれるよう
に、主面の全周に渡って、つまり1周するように設けら
れており、メタライズ層5の強度が高まることにより、
メタライズ層5の幅を1mm以下、特に0.5mm以
下、さらには0.3mm以下にすることができる。
ように、絶縁基板1のキャビティ1aを有する主面の外
周部、即ち側壁部4の上部に、気密性が保たれるよう
に、主面の全周に渡って、つまり1周するように設けら
れており、メタライズ層5の強度が高まることにより、
メタライズ層5の幅を1mm以下、特に0.5mm以
下、さらには0.3mm以下にすることができる。
【0025】なお、メタライズ層5、15の露出部に
は、ロー付けのために、Ni、Co、Cr、Au及びC
uのうち少なくとも1種から成るメッキ層が形成されて
いても良い。
は、ロー付けのために、Ni、Co、Cr、Au及びC
uのうち少なくとも1種から成るメッキ層が形成されて
いても良い。
【0026】金属製蓋体13は、メタライズ層15とロ
ー材を介して接合されており、気密性を保てるものであ
れば良いが、特に、安価且つパッケージ材料との熱膨張
係数差が小さいという点で、Fe−Ni−Co合金から
成ることが好ましい。
ー材を介して接合されており、気密性を保てるものであ
れば良いが、特に、安価且つパッケージ材料との熱膨張
係数差が小さいという点で、Fe−Ni−Co合金から
成ることが好ましい。
【0027】ロー材は、気密性を保つという点でAu−
Snから成ることが好ましい。
Snから成ることが好ましい。
【0028】以上のような構成を有するデバイス収納用
パッケージは、小型で、気密性が高く、信頼性が高いた
め、長期間に渡って安定した動作を保証することができ
る。
パッケージは、小型で、気密性が高く、信頼性が高いた
め、長期間に渡って安定した動作を保証することができ
る。
【0029】次に、本発明のデバイス収納用パッケージ
を製造する方法について説明する。
を製造する方法について説明する。
【0030】まず、絶縁基板11を作製するために原料
粉末を準備する。主原料の窒化珪素粉末は、不純物酸素
量が0.5〜3.0重量%、特に0.8〜1.2重量%
が望ましい。これは不純物酸素量が3.0重量%よりも
多いと、焼結体表面が荒れ、強度劣化を招くことがあ
り、0.5重量%よりも少ないと焼結性が悪くなる傾向
があるからである。なお、窒化珪素粉末の酸素量が上記
の値となるように、酸化珪素粉末を添加してもかまわな
い。
粉末を準備する。主原料の窒化珪素粉末は、不純物酸素
量が0.5〜3.0重量%、特に0.8〜1.2重量%
が望ましい。これは不純物酸素量が3.0重量%よりも
多いと、焼結体表面が荒れ、強度劣化を招くことがあ
り、0.5重量%よりも少ないと焼結性が悪くなる傾向
があるからである。なお、窒化珪素粉末の酸素量が上記
の値となるように、酸化珪素粉末を添加してもかまわな
い。
【0031】また、窒化珪素粉末の平均粒子径は、0.
1〜1.5μm、特に0.7〜1.0μmであり、α率
が80%以上であることが望ましい。
1〜1.5μm、特に0.7〜1.0μmであり、α率
が80%以上であることが望ましい。
【0032】窒化珪素質焼結体からなる絶縁基板11
は、後述の組成からなるメタライズ層15と同時焼成を
行なう際に珪化物の生成を抑制するため、1600〜1
750℃の低温で焼成することが好ましく、このような
低温焼成を実現させるため、窒化珪素粉末に対して、焼
結助剤として、周期律表第3a族元素(Y、La、C
e、Yb、Er等)及びその化合物、周期律表第2a族
元素(Ca、Mg等)及びその化合物又はAl及びその
化合物を用いることができる。
は、後述の組成からなるメタライズ層15と同時焼成を
行なう際に珪化物の生成を抑制するため、1600〜1
750℃の低温で焼成することが好ましく、このような
低温焼成を実現させるため、窒化珪素粉末に対して、焼
結助剤として、周期律表第3a族元素(Y、La、C
e、Yb、Er等)及びその化合物、周期律表第2a族
元素(Ca、Mg等)及びその化合物又はAl及びその
化合物を用いることができる。
【0033】焼結助剤となる化合物は、酸化物、炭酸
塩、酢酸塩など焼成によって酸化物を形成しうる化合物
であることが望ましい。特に、希土類酸化物を5〜20
重量%、特に10〜15重量%、酸化マグネシウムを1
〜5重量%、特に1.5〜4重量%、アルミナが1重量
%以下、特に0.5重量%以下であることが望ましい。
例えば、酸化エルビウム、酸化マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム等を使用することができる。そして、これらの
化合物原料の平均粒子径は、焼結性を向上させるため
に、1〜3μmであることが好ましい。
塩、酢酸塩など焼成によって酸化物を形成しうる化合物
であることが望ましい。特に、希土類酸化物を5〜20
重量%、特に10〜15重量%、酸化マグネシウムを1
〜5重量%、特に1.5〜4重量%、アルミナが1重量
%以下、特に0.5重量%以下であることが望ましい。
例えば、酸化エルビウム、酸化マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム等を使用することができる。そして、これらの
化合物原料の平均粒子径は、焼結性を向上させるため
に、1〜3μmであることが好ましい。
【0034】これらの粉末を混合した混合粉末に有機バ
インダーと溶媒とを添加してスラリーを調製し、ドクタ
ーブレード法、圧延法、押し出し成形法等の周知の成形
方法でグリーンシートを作製する。このグリーンシート
は、単層でもよいし、薄肉のグリーンシートを積層した
ものであってもよい。次に金型により□形状に打ち抜
き、キャビティを作製する。
インダーと溶媒とを添加してスラリーを調製し、ドクタ
ーブレード法、圧延法、押し出し成形法等の周知の成形
方法でグリーンシートを作製する。このグリーンシート
は、単層でもよいし、薄肉のグリーンシートを積層した
ものであってもよい。次に金型により□形状に打ち抜
き、キャビティを作製する。
【0035】次に、メタライズ層15を作製するための
原料粉末として、純度99%、平均粒子径0.5〜2.
0μmの炭化タングステン粉末を準備する。炭化タング
ステンはWCであっても、W2Cのいずれであってもか
まわない。この出発原料として炭化タングステンを用い
ることにより、珪化物の生成をさらに抑制することがで
きる。
原料粉末として、純度99%、平均粒子径0.5〜2.
0μmの炭化タングステン粉末を準備する。炭化タング
ステンはWCであっても、W2Cのいずれであってもか
まわない。この出発原料として炭化タングステンを用い
ることにより、珪化物の生成をさらに抑制することがで
きる。
【0036】炭化タングステン粉末とニトロセルロース
等の有機バインダーをボールミルにより混練し、配線ペ
ーストを作製する。
等の有機バインダーをボールミルにより混練し、配線ペ
ーストを作製する。
【0037】上記のグリーンシートの外周部に、周回状
に配線ペーストをスクリーン印刷等により塗布し、ま
た、側壁部14用として適宜打ち抜き加工を行ったグリ
ーンシートを圧着により、逐次、積層して積層体を得
る。この積層体は、絶縁基板11を構成するグリーンシ
ートの積層体と積層体の表面に設けられた炭化タングス
テンを主成分とする配線ペーストとを同時に焼成するこ
とが重要であり、特に弱酸化性雰囲気中にて、脱バイン
ダー処理した後、窒素などの非酸化性雰囲気中、常圧に
て1600〜1750℃、特に1630℃〜1720℃
の温度で焼成することが好ましく、相対密度90〜98
%に焼成条件を制御することによりデバイス収納用パッ
ケージを作製することが出来る。
に配線ペーストをスクリーン印刷等により塗布し、ま
た、側壁部14用として適宜打ち抜き加工を行ったグリ
ーンシートを圧着により、逐次、積層して積層体を得
る。この積層体は、絶縁基板11を構成するグリーンシ
ートの積層体と積層体の表面に設けられた炭化タングス
テンを主成分とする配線ペーストとを同時に焼成するこ
とが重要であり、特に弱酸化性雰囲気中にて、脱バイン
ダー処理した後、窒素などの非酸化性雰囲気中、常圧に
て1600〜1750℃、特に1630℃〜1720℃
の温度で焼成することが好ましく、相対密度90〜98
%に焼成条件を制御することによりデバイス収納用パッ
ケージを作製することが出来る。
【0038】メタライズ層15の露出部には、Ni、C
o、Cr、AuおよびCuのうち少なくとも1種から成
るメッキ層を形成することが好ましく、最終的に絶縁基
板11のキャビティ11aに半導体素子12を実装し、
ワイヤボンディング法などによりメタライズ配線層と電
気的な接続を行った後、メッキ層が被覆されたメタライ
ズ層15に対して金属製蓋体13をロウ材によって接合
することにより半導体素子12が気密に封止されたデバ
イス収納用パッケージを得ることができる。
o、Cr、AuおよびCuのうち少なくとも1種から成
るメッキ層を形成することが好ましく、最終的に絶縁基
板11のキャビティ11aに半導体素子12を実装し、
ワイヤボンディング法などによりメタライズ配線層と電
気的な接続を行った後、メッキ層が被覆されたメタライ
ズ層15に対して金属製蓋体13をロウ材によって接合
することにより半導体素子12が気密に封止されたデバ
イス収納用パッケージを得ることができる。
【0039】
【実施例】主原料として平均粒子径1μm、酸素量が1
重量%、α率89%の直接窒化法により製造された窒化
珪素原料粉末を準備した。また、窒化珪素粉末の焼結助
剤として平均粒子径1μm、純度99%の酸化エルビウ
ム粉末、及び平均粒子径2μm、純度99%の酸化マグ
ネシウム粉末、平均粒子径1μm、純度99%のシリカ
粉末を準備した。
重量%、α率89%の直接窒化法により製造された窒化
珪素原料粉末を準備した。また、窒化珪素粉末の焼結助
剤として平均粒子径1μm、純度99%の酸化エルビウ
ム粉末、及び平均粒子径2μm、純度99%の酸化マグ
ネシウム粉末、平均粒子径1μm、純度99%のシリカ
粉末を準備した。
【0040】主原料の窒化珪素粉末に、全量中酸化エル
ビウム粉末を14重量%、酸化マグネシウムを3重量
%、アルミナ0.3を重量%、シリカ粉末を1重量%加
えた。なお、試料No.14及び15は酸化エルビウム
を7重量%、試料No.16は酸化エルビウムを11重
量%とし、他の添加物は上記の割合で加えた。
ビウム粉末を14重量%、酸化マグネシウムを3重量
%、アルミナ0.3を重量%、シリカ粉末を1重量%加
えた。なお、試料No.14及び15は酸化エルビウム
を7重量%、試料No.16は酸化エルビウムを11重
量%とし、他の添加物は上記の割合で加えた。
【0041】また、比較例として、試料No.18は、
主原料である平均粒子径2μm、純度99%のアルミナ
粉末に対して、その焼結助剤として平均粒子径1μm、
純度99%のシリカ粉末を5重量%加えた。
主原料である平均粒子径2μm、純度99%のアルミナ
粉末に対して、その焼結助剤として平均粒子径1μm、
純度99%のシリカ粉末を5重量%加えた。
【0042】また、試料No.19は、主原料である平
均粒子径1.3μm、純度99.9%の窒化アルミニウ
ム粉末に対して、その焼結助剤として平均粒子径1μ
m、純度99%の酸化エルビウム粉末を8重量%加え
た。
均粒子径1.3μm、純度99.9%の窒化アルミニウ
ム粉末に対して、その焼結助剤として平均粒子径1μ
m、純度99%の酸化エルビウム粉末を8重量%加え
た。
【0043】上記の割合で主原料粉末とそれに対する焼
結助剤とをそれぞれ混合し、得られた混合粉末に対して
アクリル樹脂バインダーとトルエンを溶媒として添加
し、混練後、ドクターブレード法により約0.035m
m厚みのグリーンシートを作製した。
結助剤とをそれぞれ混合し、得られた混合粉末に対して
アクリル樹脂バインダーとトルエンを溶媒として添加
し、混練後、ドクターブレード法により約0.035m
m厚みのグリーンシートを作製した。
【0044】次に、平均粒子径1.5μm、純度99%
の炭化タングステン(WC)粉末及び平均粒子径1.8μ
m、純度99.9%のタングステン(W)粉末を有機バ
インダーをそれぞれ混練し、メタライズペーストを作製
した。
の炭化タングステン(WC)粉末及び平均粒子径1.8μ
m、純度99.9%のタングステン(W)粉末を有機バ
インダーをそれぞれ混練し、メタライズペーストを作製
した。
【0045】前記グリーンシートにメタライズペースト
を、図1に示すようなリング形状にスクリーン印刷によ
り塗布した。そして、このシートを側壁部とし、キャビ
ティは金型によりキャビティに相当する部位を打ち抜
き、その後シートを4枚積層して6MPaの圧力で加圧
積層した。
を、図1に示すようなリング形状にスクリーン印刷によ
り塗布した。そして、このシートを側壁部とし、キャビ
ティは金型によりキャビティに相当する部位を打ち抜
き、その後シートを4枚積層して6MPaの圧力で加圧
積層した。
【0046】その後、上記成形体を弱酸化性雰囲気中に
て、脱バインダー処理した後、常圧で、表1に示す条件
で同時焼成することにより、メタライズを施した窒化珪
素質焼結体の絶縁基板を得た。
て、脱バインダー処理した後、常圧で、表1に示す条件
で同時焼成することにより、メタライズを施した窒化珪
素質焼結体の絶縁基板を得た。
【0047】このようにして作製したパッケージは、キ
ャビティの内径寸法が縦20mm、横35mmであり、
側壁部厚み及び側壁部高さを表1のようになるように作
製した。
ャビティの内径寸法が縦20mm、横35mmであり、
側壁部厚み及び側壁部高さを表1のようになるように作
製した。
【0048】次に、絶縁基板表面のメタライズ層の表面
に無電解Niメッキを施し、さらにその表面に0.2μ
mのAuメッキを施した。このパッケージに対して、図
1に示すように、メッキ層が施されたメタライズ層に対
して、Au−Sn合金からなるロウ材を用いてFe−C
o−Ni合金からなる厚み0.5mmの金属製蓋体3を
接合し、絶縁基板のキャビティを気密に封止した。
に無電解Niメッキを施し、さらにその表面に0.2μ
mのAuメッキを施した。このパッケージに対して、図
1に示すように、メッキ層が施されたメタライズ層に対
して、Au−Sn合金からなるロウ材を用いてFe−C
o−Ni合金からなる厚み0.5mmの金属製蓋体3を
接合し、絶縁基板のキャビティを気密に封止した。
【0049】上記のように作製した試料を−65℃にて
5分、150℃にて5分保持を1サイクルとして100
サイクルまでの熱サイクル試験を行い、気密封止性をH
eリーク法によって評価した。Heリーク法は、5at
mのHe加圧雰囲気中に2時間保持した後、取り出し、
真空雰囲気中で検出されるHeガス量を測定し、1×1
0-9atm・cc/sec以下を○を5×10-8atm
・cc/secを超えるものを×として評価した。
5分、150℃にて5分保持を1サイクルとして100
サイクルまでの熱サイクル試験を行い、気密封止性をH
eリーク法によって評価した。Heリーク法は、5at
mのHe加圧雰囲気中に2時間保持した後、取り出し、
真空雰囲気中で検出されるHeガス量を測定し、1×1
0-9atm・cc/sec以下を○を5×10-8atm
・cc/secを超えるものを×として評価した。
【0050】また、メタライズ層の形成された絶縁基板
を、メタライズ層にX線が照射されるように試料を配設
し、X線回折を行った。得られたピークのうち、W5S
i3の主ピークである(411)面とW(110)面と
のピーク強度を測定し、ピーク比I(W5Si3)/I
(W)を算出した。
を、メタライズ層にX線が照射されるように試料を配設
し、X線回折を行った。得られたピークのうち、W5S
i3の主ピークである(411)面とW(110)面と
のピーク強度を測定し、ピーク比I(W5Si3)/I
(W)を算出した。
【0051】さらに、熱伝導率は、直径10mm、厚み
2mmの試験片を別途作製し、JISR1611のレー
ザーフラッシュ法にて測定し、強度は、JISR160
1に基づく4点曲げ試験により、室温にて測定した。
2mmの試験片を別途作製し、JISR1611のレー
ザーフラッシュ法にて測定し、強度は、JISR160
1に基づく4点曲げ試験により、室温にて測定した。
【0052】また、半導体素子を実装し、金属製蓋体を
ロー付けしたときの半導体収納用パッケージの寸法を測
定し、縦21mm以下、横36mm以下、厚み5mm以
下のものを○、それ以外を×とした。結果を表1に示し
た。
ロー付けしたときの半導体収納用パッケージの寸法を測
定し、縦21mm以下、横36mm以下、厚み5mm以
下のものを○、それ以外を×とした。結果を表1に示し
た。
【0053】
【表1】
【0054】本発明の試料No.5〜16は、リーク不
良がなく、小型のパッケージが実現できた。
良がなく、小型のパッケージが実現できた。
【0055】一方、側壁部肉厚が薄く、本発明の範囲外
の試料No.1は、金属製蓋体を接合する際に接合ズレ
が大きく、気密封止が出来なかった。
の試料No.1は、金属製蓋体を接合する際に接合ズレ
が大きく、気密封止が出来なかった。
【0056】また、側壁部高さが浅く、本発明の範囲外
の試料No.2は、金属製蓋体とキャビティが封止時に
接触し、気密封止が出来なかった。
の試料No.2は、金属製蓋体とキャビティが封止時に
接触し、気密封止が出来なかった。
【0057】さらに、X線回折によるピーク比I(W5
Si3)/I(W)が0.4と大きく、本発明の範囲外
の試料No.4はメタライズ層が剥離し、側壁部厚みが
大きい試料No.3は剥離しなかったが、寸法を満足で
きなかった。
Si3)/I(W)が0.4と大きく、本発明の範囲外
の試料No.4はメタライズ層が剥離し、側壁部厚みが
大きい試料No.3は剥離しなかったが、寸法を満足で
きなかった。
【0058】また、側壁部高さが1.2mmと大きく、
本発明の範囲外の試料No.17は、小型化に対する寸
法要求が満足できなかった。
本発明の範囲外の試料No.17は、小型化に対する寸
法要求が満足できなかった。
【0059】さらに、主原料がアルミナ、窒化アルミニ
ウムで作製したパッケージではいずれも熱サイクル試験
にてリーク不良が発生し、パッケージを観察した結果、
本発明の範囲外の試料No.18、19は、パッケージ
端部からクラックが内部へ進行しており、気密封止がで
きなかった。
ウムで作製したパッケージではいずれも熱サイクル試験
にてリーク不良が発生し、パッケージを観察した結果、
本発明の範囲外の試料No.18、19は、パッケージ
端部からクラックが内部へ進行しており、気密封止がで
きなかった。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、炭化タングステンを用
いてタングステンを主体とするメタライズ層を絶縁基板
上に形成し、ロー付けによって蓋体と気密性の高い接合
が実現でき、高い信頼性を有する小型のデバイス収納用
パッケージを提供することができる。
いてタングステンを主体とするメタライズ層を絶縁基板
上に形成し、ロー付けによって蓋体と気密性の高い接合
が実現でき、高い信頼性を有する小型のデバイス収納用
パッケージを提供することができる。
【図1】本発明のデバイス収納用パッケージの一例を示
すもので、(a)正面図、(b)概略断面図である。
すもので、(a)正面図、(b)概略断面図である。
【図2】半導体を実装し、蓋体を接合した本発明のデバ
イス収納用パッケージの概略断面図を示す。
イス収納用パッケージの概略断面図を示す。
1、11・・・絶縁基板 1a,11a・・・キャビティ 1b,11b・・・キャビティ底面 4、14・・・側壁部 5、15・・・メタライズ層 12・・・半導体素子 13・・・金属製蓋体
Claims (3)
- 【請求項1】半導体素子を実装するための凹状キャビテ
ィを形成するために、側壁部を一体的に形成してなる絶
縁基板と、該側壁部上に被着形成され、前記キャビティ
を気密に封止するために金属製蓋体とロウ材によって接
合されるメタライズ層とを具備し、前記絶縁基板及び側
壁部が窒化珪素質焼結体からなるとともに、前記メタラ
イズ層がW及びW5Si3からなり、X線回折によるピー
ク比I(W5Si3)/I(W)が0.08以下であっ
て、且つ前記側壁部の最小厚みが0.15〜0.5m
m、側壁部高さが0.1〜1mmであることを特徴とす
るデバイス収納用パッケージ。 - 【請求項2】前記窒化珪素質焼結体の熱伝導率が40W
/mK以上、3点曲げ強度が600MPa以上であるこ
とを特徴とする請求項1記載のデバイス収納用パッケー
ジ。 - 【請求項3】金属製蓋体がFe−Ni−Co合金からな
ることを特徴とする請求項1又は2記載のデバイス収納
用パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020614A JP2002222883A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | デバイス収納用パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020614A JP2002222883A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | デバイス収納用パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002222883A true JP2002222883A (ja) | 2002-08-09 |
Family
ID=18886296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001020614A Pending JP2002222883A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | デバイス収納用パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002222883A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525660A (ja) * | 2003-05-01 | 2006-11-09 | クイーン メアリー アンド ウェストフィールド カレッジ | ケース型熱管理素子およびその製造方法 |
-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001020614A patent/JP2002222883A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525660A (ja) * | 2003-05-01 | 2006-11-09 | クイーン メアリー アンド ウェストフィールド カレッジ | ケース型熱管理素子およびその製造方法 |
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