JP2002222426A - ユーザ認証システム、ユーザ認証方法、及びプログラム - Google Patents

ユーザ認証システム、ユーザ認証方法、及びプログラム

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JP2002222426A
JP2002222426A JP2001019302A JP2001019302A JP2002222426A JP 2002222426 A JP2002222426 A JP 2002222426A JP 2001019302 A JP2001019302 A JP 2001019302A JP 2001019302 A JP2001019302 A JP 2001019302A JP 2002222426 A JP2002222426 A JP 2002222426A
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JP2001019302A
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English (en)
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Ryuji Yamazaki
龍治 山崎
Eiichi Iimura
永一 飯村
Shigeru Saito
繁 齊藤
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Original Assignee
Daiwa Securities Group Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的にユーザを認証するユーザ認証システ
ムを提供する。 【解決手段】 ユーザを認証するユーザ認証システムで
あって、ユーザが署名したサインのサイン画像をユーザ
の登録画像として、ユーザを識別するユーザ識別情報に
対応付けて格納する登録画像データベース130と、ユ
ーザ識別情報と、一のサイン画像を入力する入力部と、
登録画像データベース130においてユーザのユーザ識
別情報に対応付けられている登録画像と、入力されたサ
イン画像との一致度を求める画像比較部108と、一致
度に応じて、ユーザとの取引を許可する取引許可部11
0とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ認証システ
ム、ユーザ認証方法、及びプログラムに関する。特に本
発明は、サイン画像を利用したユーザ認証システム、ユ
ーザ認証方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば取引を行う場合などにおいては、
本人を証明する必要がある。本人を認証する手段とし
て、例えば、本人による署名、印鑑、及び身分証明書な
どがある。また、近年は、インターネットを利用した取
引も増加している。インターネットにおける認証として
は、取引を行うユーザに対し、予めユーザを識別するユ
ーザ識別情報を取り決め、ユーザ識別情報を利用する方
法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印鑑や、身分
証明書による認証は、手間がかかり効率が悪い。また、
インターネットにおける認証は、安全面での問題がある
場合がある。このため、新たな認証方法の提供が望まれ
ている。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるユーザ認証システム、ユーザ認証方法、及び
記録媒体を提供することを目的とする。この目的は特許
請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせに
より達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具
体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、ユーザを認証するユーザ認証システムであ
って、前記ユーザが署名したサインのサイン画像を前記
ユーザの登録画像として、前記ユーザを識別するユーザ
識別情報に対応付けて格納する登録画像データベース
と、前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像を入力する
入力部と、前記登録画像データベースにおいて前記ユー
ザの前記ユーザ識別情報に対応付けられている登録画像
と、入力された前記サイン画像との一致度を求める画像
比較部と、前記一致度に応じて、前記ユーザとの取引を
許可する取引許可部とを備える。
【0006】前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像が
入力された場合に、入力された前記サイン画像を、前記
ユーザ識別情報に対応付けて格納するサイン履歴データ
ベースと、前記取引許可部によって判断された前記ユー
ザとの前記取引の可否を示す情報を提供する提供部と、
前記提供部が提供した情報が誤っている可能性があると
通知された場合に、誤っている可能性があると指定され
た前記サイン画像及び前記サイン画像に対応する前記登
録画像を提示する提示部とをさらに備えてもよい。
【0007】前記ユーザとの取引を許可する基準となる
前記一致度が予め定められていてもよい。前記入力部
は、複数の異なる前記サイン画像を入力し、前記画像比
較部は、複数の前記サイン画像のうち少なくとも1つの
サイン画像と、前記登録画像との一致度を求め、前記複
数のサイン画像のうち少なくとも1つのサイン画像と前
記登録画像との一致度が、予め定められた前記一致度以
上の場合に、前記取引許可部は、前記取引を許可しても
よい。
【0008】前記取引許可部が前記取引を許可する前記
一致度を設定する一致度設定部をさらに備えてもよい。
前記画像比較部が求めた前記一致度が、前記一致度設定
部が設定した一致度以上の場合に、前記取引許可部は、
前記取引を許可してもよい。
【0009】前記入力部は、前記取引の内容を入力し、
前記一致度設定部は、入力された前記取引の内容に基づ
いて前記一致度を設定してもよい。
【0010】前記取引の内容と、当該取引を許可する基
準となる一致度とを対応付ける取引テーブルをさらに備
えてもよい。前記一致度設定部は、前記取引テーブルを
用いて、前記一致度を設定してもよい。
【0011】前記サイン画像の濃淡の程度を判断する濃
淡判定部をさらに備えてもよい。前記登録画像データベ
ースは、前記登録画像の前記濃淡の程度を、前記登録画
像に対応付けて格納し、前記画像比較部は、前記濃淡判
定部が判定した前記濃淡の程度と、前記登録画像データ
ベースにおいて前記ユーザ識別情報に対応付けて格納さ
れる前記登録画像の前記濃淡の程度とを比較し、比較結
果を利用して前記一致度を求めてもよい。
【0012】前記画像比較部が求めた前記サイン画像の
前記濃淡の程度を、前記サイン画像とともに、前記ユー
ザ識別情報に対応付けて格納するサイン履歴データベー
スをさらに備えてもよい。
【0013】前記サイン画像中の文字の傾きの程度を判
定する傾き判定部をさらに備えてもよい。前記登録画像
データベースは、前記登録画像中の文字の傾きの程度
を、前記登録画像に対応付けて格納し、前記画像比較部
は、前記傾き判定部が判定した前記サイン画像中の文字
の傾きの程度と、前記登録画像データベースにおいて前
記ユーザ識別情報に対応付けて格納される前記登録画像
中の前記文字の傾きの程度とを比較し、比較結果を利用
して前記一致度を求めてもよい。
【0014】前記サイン画像と前記登録画像とが完全に
一致したと、前記画像比較部が判断した場合に、前記取
引許可部は、前記取引を許可しなくてもよい。
【0015】前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像が
入力された場合に、入力された前記サイン画像を、前記
ユーザ識別情報に対応付けて格納するサイン履歴データ
ベースをさらに備えてもよい。前記入力部が、一のサイ
ン画像と前記ユーザ識別情報とを入力し、前記画像比較
部が、入力された前記一のサイン画像と、前記サイン履
歴データベースにおいて前記ユーザ識別情報に対応付け
て格納される前記サイン画像とが完全に一致したと判断
した場合に、前記取引許可部は、前記取引を許可しなく
てもよい。
【0016】前記入力部は、通信回線を通じて、前記サ
イン画像を取得してもよい。
【0017】前記取引許可部が前記取引を許可しないと
判断した場合に、前記入力部は、前記利用者が前記サイ
ン画像と別に署名したサイン画像をさらに入力し、前記
取引許可部は、前記入力部が再び入力したサイン画像と
登録画像との一致度に応じて、前記ユーザとの取引を許
可してもよい。
【0018】前記入力部は、複数の前記サイン画像を入
力し、前記画像比較部は、前記入力部が入力した複数の
前記サイン画像と前記登録画像との一致度をそれぞれ求
め、複数のサイン画像と前記登録画像との一致度のいず
れもが、予め定められた前記一致度以上の場合に、前記
取引許可部は、前記取引を許可してもよい。
【0019】前記登録画像データベースは、前記ユーザ
が署名した異なる種類の複数のサイン画像を、それぞれ
前記登録画像として、前記ユーザ識別情報に対応付けて
格納し、前記入力部は、前記ユーザ識別情報と前記サイ
ン画像とを入力し、記取引許可部は、前記登録画像デー
タベースに格納される複数の前記登録画像のうち少なく
とも1つの登録画像と、前記サイン画像との一致度に応
じて、前記ユーザとの取引を許可してもよい。
【0020】前記登録画像データベースは、前記ユーザ
が署名した異なる種類の複数のサイン画像を、それぞれ
前記登録画像として、前記ユーザ識別情報に対応付けて
格納し、前記入力部は、前記ユーザ識別情報と、前記複
数の登録画像に対応する複数のサイン画像を入力し、前
記画像比較部は、前記登録画像データベースにおいて前
記ユーザの前記ユーザ識別情報に対応付けられている複
数の前記登録画像と、前記複数の登録画像それぞれに対
応する、前記入力部が入力した複数のサイン画像との一
致度をそれぞれ求め、前記画像比較部が求めた複数の前
記一致度に応じて、前記取引許可部は、前記ユーザとの
取引を許可してもよい。
【0021】前記登録画像データベースは、前記ユーザ
が異なるペンを利用して署名した複数のサインそれぞれ
のサイン画像を、前記ユーザの登録画像として、前記ペ
ンの種類を示すペン情報に対応付けて格納し、前記入力
部は、さらに前記ペン情報を入力し、前記画像比較部
は、前記登録画像データベースにおいて、前記ユーザの
識別情報及びペン情報に対応付けられている前記登録画
像と、入力した前記サイン画像との一致度を求めてもよ
い。
【0022】前記ユーザの署名に特徴的な部分を抽出す
る特徴パターン抽出部をさらに備えてもよい。前記サイ
ン履歴データベースは、前記入力部が入力した複数の前
記サイン画像を前記ユーザ識別情報に対応付けて格納
し、前記特徴パターン抽出部は、前記サイン履歴データ
ベースに格納される複数のサイン画像を比較して、前記
ユーザの署名に特徴的な部分を抽出し、前記画像判断部
は、前記特徴パターン抽出部が抽出した前記特徴的な部
分について、前記登録画像と前記サイン画像との一致度
を求めてもよい。
【0023】本発明の第2の形態によれば、ユーザを認
証するユーザ認証方法であって、前記ユーザ識別情報
と、一のサイン画像を入力する入力段階と、前記ユーザ
が署名したサインのサイン画像を前記ユーザの登録画像
として、前記ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付
けて格納する登録画像データベースにおいて、前記ユー
ザの前記ユーザ識別情報に対応付けられている登録画像
と、入力された前記サイン画像との一致度を求める画像
比較段階と、前記一致度に応じて、前記ユーザとの取引
を許可する取引許可段階とを備える。
【0024】前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像が
入力された場合に、入力された前記サイン画像を、前記
ユーザ識別情報に対応付けて格納する格納段階と、前記
取引許可段階で判断された前記ユーザとの前記取引の可
否を示す情報を提供する提供段階と、提供した情報が誤
っている可能性があると通知された場合に、誤っている
可能性があると指定された前記サイン画像及び前記サイ
ン画像に対応する前記登録画像を提示する提示段階と、
提示された前記サイン画像及び前記サイン画像に対応す
る前記登録画像に基づいて、提供した情報が誤っている
と確認された場合に、賠償金を支払う支払段階とをさら
に備えてもよい。
【0025】本発明の第3の形態によれば、ユーザを認
証するコンピュータのプログラムであって、前記ユーザ
識別情報と、一のサイン画像を入力する入力モジュール
と、前記ユーザが署名したサインのサイン画像を前記ユ
ーザの登録画像として、前記ユーザを識別するユーザ識
別情報に対応付けて格納する登録画像データベースにお
いて、前記ユーザの前記ユーザ識別情報に対応付けられ
ている登録画像と、入力された前記サイン画像との一致
度を求める画像比較モジュールと、前記一致度に応じ
て、前記ユーザとの取引を許可する取引許可モジュール
とを備える。
【0026】本発明の第4の形態によれば、ユーザを認
証するコンピュータのプログラムを格納する記録媒体で
あって、前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像を入力
する入力モジュールと、前記ユーザが署名したサインの
サイン画像を前記ユーザの登録画像として、前記ユーザ
を識別するユーザ識別情報に対応付けて格納する登録画
像データベースにおいて、前記ユーザの前記ユーザ識別
情報に対応付けられている登録画像と、入力された前記
サイン画像との一致度を求める画像比較モジュールと、
前記一致度に応じて、前記ユーザとの取引を許可する取
引許可モジュールとを備える。
【0027】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0029】なお、特許請求の範囲に記載の「入力部」
は、その一例としては「受信部」であってもよく、発明
の実施の形態における受信部は、特許請求の範囲に記載
の「入力部」に対応する。また、発明の実施の形態にお
ける「総合一致度」は、特許請求の範囲に記載の「一致
度」の一例である。
【0030】図1は、サイン認証サーバ100を含むユ
ーザ認証システムを示す。ユーザ認証システムは、サイ
ン認証サーバ100、取引会社サーバ30、及びユーザ
端末20を備える。サイン認証サーバ100は、本サイ
ン認証サーバ100に登録している登録ユーザが署した
サインのサイン画像を登録ユーザの登録画像として格納
している。サイン認証サーバ100は、取引会社サーバ
30から通信回線を介して、ユーザが、認証を目的とし
て署名したサイン画像を受信する。サイン認証サーバ1
00は、登録画像と比較することによって、受信したサ
イン画像から登録ユーザを認証する。本実施の形態にお
ける通信回線は、インターネット10である。
【0031】取引会社サーバ30は、サイン認証サーバ
100からサイン画像の認証結果を受信し、認証結果に
基づいて、サイン画像を提供したユーザと取引を行うか
否かを決定することができる。
【0032】例えば、取引会社サーバ30と取引を行お
うとするユーザは、ユーザと取引会社との間の取引の契
約書などにサインする。ユーザは、サイン画像をスキャ
ナー22でユーザ端末20に取り込む。ユーザ端末20
は、取り込んだサイン画像を、例えば電子メールに含ま
せて、インターネット10を介して取引会社サーバ30
に送信する。取引会社サーバ30は、ユーザ端末20か
ら受信したサイン画像をサイン認証サーバ100に送信
する。サイン認証サーバ100は、受け取ったサイン画
像に基づいてユーザの認証を行い、認証結果をインター
ネット10を介して取引会社サーバ30に送信する。こ
のように、取引会社サーバ30は、サイン認証サーバ1
00から受け取った結果に基づいて、ユーザ端末20の
ユーザと取引をするか否かを決定することができる。
【0033】図2は、サイン認証サーバ100の機能構
成を示すブロック図である。サイン認証サーバ100の
一連の動作は、主にCPUとROM及びRAMに格納さ
れたプログラムの共働によって実現される。但し、それ
以外の構成要素によってサイン認証サーバ100が実現
されてもよく、その設計の自由度は高い。サイン認証サ
ーバ100は、受信部102と、濃淡判定部104と、
傾き判定部106と、画像比較部108と、取引許可部
110と、提供部112と、特徴パターン抽出部114
と、一致度設定部116と、取引テーブル118と、提
示部120と、登録画像データベース130と、サイン
履歴データベース132とを有する。
【0034】受信部102は、インターネット10を介
して、取引会社サーバ30から、取引会社サーバ30が
取引しようとするユーザを識別するユーザ識別情報と、
ユーザが署名したサインのサイン画像と、署名するとき
に利用したペンの種類を示すペン種別情報を受信する。
受信部102は、さらにユーザと取引会社サーバ30と
の取引の内容を示す取引情報を受信する。受信部102
は、これらの情報を含む電子メールを受信してもよい。
【0035】濃淡判定部104は、受信部102からサ
イン画像及びユーザ識別情報を受け取る。濃淡判定部1
04は、受け取ったサイン画像に示されたサインの濃淡
の程度を求める。濃淡判定部104は、求めた濃淡の程
度及び受信部102から受け取ったユーザ識別情報を画
像比較部108に送る。
【0036】ここで濃淡判定部104が判定するサイン
画像の濃淡の一例について説明する。サイン画像は、ユ
ーザが署名したサインを示す画像である。従って、ユー
ザが署名するときの、力の程度によって、1つの文字で
あっても、その濃淡に差が生じる。濃淡判定部104
は、この濃淡の差を判定する。具体的には、一番薄い領
域と、一番濃い領域を検出し、これらの領域の差を濃淡
の程度として求める。これによって、ユーザ固有の特徴
を検出することができる。
【0037】濃淡判定部104は、さらにサイン画像中
の全ての文字について濃淡の程度を求めてもよい。
【0038】他の例としては、濃淡判定部104は、サ
イン画像に含まれる全ての文字を一回の検出対象とし
て、最も濃い領域、及び最も薄い領域を検出し、これら
の領域の差を濃淡の程度として求めてもよい。
【0039】また、他の例としては、濃淡判定部104
は、最も濃い領域及び最も薄い領域を、それぞれの領域
のサイン画像における位置を認識可能に求めてもよい。
これによって、サイン認証サーバ100は、ユーザの署
名に特有の濃淡に関する情報を取得することができる。
【0040】また、他の例としては、濃淡判定部104
は、サインを含む所定の領域を複数の領域に分割し、各
領域毎の濃度を検出し、サイン画像を含む所定の領域に
おける濃度分布を求めてもよい。これによって、サイン
認証サーバ100は、ユーザの署名に特有の濃淡に関す
る情報を取得することができる。
【0041】傾き判定部106は、受信部102からサ
イン画像及びユーザ識別情報を受け取る。傾き判定部1
06は、受け取ったサイン画像に示されたサイン中の文
字の傾きの程度を求める。傾き判定部106は、求めた
傾きの程度及び受信部102から受け取ったユーザ識別
情報を画像比較部108に送る。
【0042】登録画像データベース130は、サイン認
証サーバ100に登録している登録ユーザがサインした
サイン画像を、登録ユーザの登録画像として登録ユーザ
のユーザ識別情報に対応付けて格納する。ユーザ識別情
報は、例えばユーザ毎に付与された識別番号であっても
よい。サイン履歴データベース132は、ユーザ認証の
目的で、取引会社サーバ30から受信したサイン画像、
及びサイン画像に関する情報を、受信部102が受信し
たユーザ識別情報に対応付けて格納する。
【0043】画像比較部108は、受信部102からサ
イン画像及びユーザ識別情報を受け取り、さらに濃淡判
定部104が求めた濃淡の程度、及び傾き判定部106
が求めた傾きの程度を受け取る。画像比較部108は、
登録画像データベース130に格納される登録画像と、
受信部102が受信したサイン画像とを比較し、サイン
画像と登録画像との一致度を求める。このとき、画像比
較部108は、受け取った濃淡の程度及び傾きの程度を
判断材料の1つとして、総合一致度を求める。画像比較
部108は、受け取ったユーザ識別情報に対応付けて、
サイン画像、濃淡の程度、傾きの程度及び求めた一致度
などをサイン履歴データベース132に格納する。さら
に画像比較部108は、登録画像のうち登録ユーザの署
名に特徴的な部分、すなわち特徴パターンについて、登
録画像とサイン画像とを比較し、一致度を求める。
【0044】特徴パターン抽出部114は、サイン履歴
データベース132において、登録ユーザのユーザ識別
情報に対応付けて格納される複数のサイン画像同士を比
較して、類似している部分を登録ユーザの署名するサイ
ン画像の特徴パターンとして抽出する。特徴パターンと
しては、例えば、横線がいつも右上がりであるなど、文
字全般に関する情報でもよく、また例えば、「田」の十
の部分が省略形であるなど、サイン画像中の特定の文字
に関する情報であってもよい。また例えば、氏名の間を
広く空けるなど、サイン全体のバランスに関する情報で
あってもよい。特徴パターン抽出部114は、抽出した
特徴パターンのうち多くのサイン画像について共通する
特徴パターンを登録画像データベース130に登録す
る。特徴パターン抽出部114は、定期的にサイン履歴
データベース132に格納される複数のサイン画像に基
づいて特徴パターンを抽出するので、サイン履歴データ
ベース132にサイン画像が格納される毎により統計的
な特徴パターンを、登録画像データベース130に登録
することができる。
【0045】他の例としては、特徴パターン抽出部11
4は、サイン履歴データベース132に格納される複数
の登録ユーザのサイン画像中の同一の文字を比較し、登
録ユーザ毎に特徴的な部分と、登録ユーザによらず類似
する部分とを検出してもよい。特徴パターン抽出部11
4は、各登録ユーザ毎に特徴的な部分と判断された部分
から特徴パターンを検出してもよい。これによって、特
徴パターン抽出部114は、サイン画像のうち予め定め
られた所定の部分のみを比較すればよいので、比較的容
易に特徴パターンを抽出することができる。
【0046】取引テーブル118は、ユーザと取引会社
サーバ30との取引の内容と、取引を許可する基準とな
る登録画像とサイン画像との一致度とを対応付けて格納
する。
【0047】一致度設定部116は、受信部102から
取引情報を受け取る。一致度設定部116は、受け取っ
た取引情報に基づいて取引テーブル118を用いて、取
引許可部110が取引を許可する一致度を設定する。
【0048】取引許可部110は、画像比較部108か
ら一致度を受け取る。取引許可部110は、受け取った
一致度に応じて、ユーザと取引会社サーバ30との取引
を許可する。すなわち、受け取った一致度が一致度設定
部116が設定した一致度以上の場合に、取引許可部1
10は、取引を許可することを示す取引許可情報を提供
部112に送る。このように、取引許可部110は、画
像比較部108が求めた一致度と、予め取引内容に応じ
て設定された一致度とを比較することによって取引を許
可するか否かを判断することができる。受け取った一致
度が一致度設定部116が設定した一致度以上の場合
に、取引許可部110は、取引を許可しないことを示す
取引不可情報を提供部112に送る。
【0049】提供部112は、取引許可部110から取
引許可情報または取引不可情報を受け取り、インターネ
ット10を介して取引会社サーバ30に送信する。提供
部112から取引会社サーバ30に提供された情報が誤
っている可能性がある旨の通知を、受信部102を介し
て受信した場合に、提示部120は、受信部102が受
信した通知によって指定されたサイン画像及びサイン画
像に対応する登録画像をユーザ認証サーバ100のオペ
レータに提示する。これにより、サイン認証サーバ10
0のオペレータは、通知によって指定されたサイン画像
の認証に誤りがあったか否かを調べることができる。さ
らに、通知によって指定されたサイン画像の認証に誤り
があったとオペレータが認めた場合には、取引の可否を
誤って通知した取引会社サーバ30に対して賠償金を電
子マネーにより支払うなどの処置を取ることができる。
賠償金として例えば1億円を支払ってもよい。
【0050】次に、図3を用いて、傾き判定部106が
判定するサイン画像の傾きについて説明する。図3は、
サイン画像中の文字「田」の傾きを示す。それぞれのユ
ーザは、特有の癖を有するため、文字の傾きの程度は、
ユーザ毎に異なっている。傾き判定部106は、この傾
きを判定する。具体的には、ユーザが署名した紙面に対
する傾きを判定する。このように、傾き判定部106
は、サイン画像からサインの傾きを判定するので、画像
比較部108は、サインの傾きをユーザ特有の特徴の1
つとして、サイン画像と登録画像との一致度を求めると
きの判断材料として利用することができる。
【0051】他の例としては、標準の文字に比べて横線
が概して右上がりであるなど、例えば明朝体やゴシック
体などの標準的な文字と比較して、サイン画像中の文字
の傾きの程度を判定してもよい。
【0052】図4は、登録画像データベース130のデ
ータ構成を示す。登録画像データベース130は、登録
ユーザIDフィールドと、登録ユーザ氏名フィールド
と、ペン種別フィールドと、濃淡フィールドと、登録画
像1フィールドと、特徴パターンフィールドと、傾きフ
ィールドと、登録画像2フィールドと、・・・を有す
る。
【0053】登録ユーザIDフィールドは、登録ユーザ
を識別するユーザIDを格納する。登録ユーザ氏名フィ
ールドは、登録ユーザの氏名を格納する。ペン種別フィ
ールドは、ユーザがサインを署名するときに利用したペ
ンの種類を示すペン種別情報を格納する。ペン種別情報
は、例えばボールペン、鉛筆、サインペンなどを示す情
報である。濃淡フィールドは、登録画像の濃淡の程度を
格納する。
【0054】登録画像1フィールドは、登録ユーザが署
名した一のサインのサイン画像を、登録画像1として格
納する。登録画像データベース130は、登録画像1フ
ィールド、登録画像2フィールドを有し、それぞれの登
録画像フィールドは、異なる登録画像を格納する。異な
る登録画像は、例えば、漢字でのサイン、ローマ字での
サインなど、異なる文字でのサインであってもよく、ま
た例えば、フルネームとイニシャルであってもよく、ま
た例えば、丁寧な署名と、省略した署名であってもよ
い。
【0055】このように、登録画像データベース130
は、複数の登録画像を予め格納しているので、サイン認
証サーバ100は、ユーザが署名する複数のサイン画像
を認証することができる。
【0056】特徴パターンフィールドは、登録画像のう
ち、ユーザの署名に特徴的な部分を特徴パターンとして
格納する。傾きフィールドは、登録画像の傾きの程度を
格納する。特徴パターンフィールド及び傾きフィールド
は、それぞれ登録画像1フィールド及び登録画像2フィ
ールドに対してそれぞれ設けられている。
【0057】このように、登録画像データベース130
は、登録ユーザ毎に、登録ユーザの登録画像及び、登録
画像の署名に利用したペンの種別、特徴パターン、濃淡
の程度、及び傾きの程度を格納するので、画像比較部1
08は、サイン画像と登録画像との総合一致度を求める
場合に、登録画像と共に格納されるペンの種別、特徴パ
ターン等を容易に特定し、利用することができる。
【0058】本実施の形態の登録画像データベース13
0は、1つの登録画像について、1つの特徴パターン及
び1つの傾きの程度を格納し、それぞれの登録画像につ
いてペン種別毎に濃淡の程度を格納している。他の例と
しては、これにかえて登録画像データベース130は、
1つの登録画像に対応付けて複数の特徴パターンを格納
してもよい。また他の例としては、登録画像データベー
ス130は、特徴パターン及び傾きの程度を、各登録画
像の各ペン種別毎にそれぞれ格納してもよい。また他の
例としては、登録画像データベース130は、各登録画
像について1つの濃淡の程度のみ格納してもよい。
【0059】特徴パターン、濃淡の程度、及び傾きの程
度は、各登録画像毎に格納してもよく、また例えば、1
人の登録ユーザに対応付けて、1つの特徴パターン、濃
淡の程度、及び傾きの程度を格納してもよい。
【0060】このように、登録画像データベース130
は、登録ユーザIDに対応付けて、登録画像を格納す
る。従って、画像比較部108は、受信部102が受信
したサイン画像と、登録画像データベース130に格納
される登録画像を比較することによって、受信したサイ
ン画像が登録ユーザの署名によるか否かを判断すること
ができる。
【0061】さらに、登録画像データベース130は、
各登録画像に対応付けて、各登録画像の特徴パターンな
ど、登録画像に関連する情報を格納しているので、画像
比較部108は、登録画像データベース130に格納さ
れている、登録画像に関連する情報を利用することによ
って、容易にサイン画像と登録画像との一致度を求める
ことができる。
【0062】このように、サイン認証サーバ100は、
登録画像データベース130に格納される登録画像を利
用して、受信したサイン画像が登録ユーザの署名による
か否かを判断することによって、ユーザの認証を行うこ
とができる。
【0063】他の例としては、登録画像データベース1
30は、登録ユーザの個人情報をさらに格納してもよ
い。例えば、取引会社サーバ30が銀行の場合、登録ユ
ーザの取引会社における口座番号を格納してもよい。こ
れにより、サイン認証サーバ100は、さらに個人情報
を利用して、ユーザとの取引の可否を判断することがで
きる。
【0064】図5は、サイン履歴データベース132の
データ構成を示す。サイン履歴データベース132は、
各ユーザ毎のテーブルを有する。各ユーザ毎のテーブル
は、取引IDフィールドと、サイン画像フィールドと、
一致登録画像フィールドと、総合一致度フィールドと、
特徴パターン一致度フィールドと、濃淡フィールドと、
傾きフィールドとを含む。
【0065】取引IDフィールドは、ユーザと取引会社
サーバ30との取引を識別する取引IDが格納される。
サイン画像フィールドは、サイン認証サーバ100の受
信部102が受け取った、ユーザのサイン画像を格納す
る。一致登録画像フィールドは、サイン画像を、ユーザ
の署名によると判断したときに、画像比較部108がサ
イン画像と比較した登録画像を示す情報が格納される。
総合一致度フィールドは、サイン画像と登録画像との総
合的な一致度を格納する。
【0066】特徴パターン一致度フィールドは、利用し
た登録画像の特徴パターンと、サイン画像の対応する部
分との一致度を格納する。濃淡フィールドは、サイン画
像の濃淡の程度を格納する。傾きフィールドは、サイン
画像の傾きの程度を格納する。
【0067】このように、サイン履歴データベース13
2は、各取引IDに対応付けて、受信部102が、取引
の許可の可否の判断を受けることを目的として受信した
サイン画像と登録画像との総合一致度等を格納する。従
って、取引会社サーバ30に提供された情報が誤ってい
る可能性がある旨の通知を受けた場合に、提示部120
は、サイン履歴データベース132に格納されているサ
イン画像及びユーザ認証に利用した情報を提示すること
ができる。従って、オペレータは、サイン認証サーバ1
00の判断結果を確認することができる。
【0068】他の例としては、濃淡フィールドは、登録
画像の濃淡の程度とサイン画像の濃淡の程度との差分を
格納してもよく、傾きフィールドは、登録画像の傾きの
程度とサイン画像の傾きの程度との差分を格納してもよ
い。
【0069】また他の例としては、1つのサイン画像に
ついて、登録画像データベース130に格納される複数
の登録画像と比較した場合は、複数の登録画像をそれぞ
れ格納し、各登録画像について、総合一致度、特徴パタ
ーン一致度を格納してもよい。
【0070】図6は、取引テーブル118のデータ構成
を示す。取引テーブル118は、取引内容フィールド
と、一致度フィールドとを有する。取引内容フィールド
は、取引の内容を示す取引情報を格納する。本実施の形
態における取引情報は、取引の金額を示す情報である。
一致度フィールドは、対応する取引内容を許可するため
に必要な最低限の一致度を格納する。例えば一万円以下
の場合一万円以下の取引を許可する場合に70パーセン
トの一致度が必要で有ることがわかる。この様に、取引
内容に対応付けて一致度が格納されているので、一致度
設定部は、取引の内容を受信した場合に受信した取引内
容に基づいてその取引を許可すべきか否かを判断するた
めの一致度を決定することができる。他の例としては、
取引情報は、取引の種類や、取引会社を示す情報であっ
てもよい。
【0071】図7は、サイン認証サーバ100の動作を
示すフローチャートである。サイン認証サーバ100の
受信部102は、インターネット10を介して取引会社
サーバ30から、サイン画像、ペン種別情報、及び取引
情報を含んだ電子メールを受信する(S100)。次
に、一致度設定部116は、受信部102から取引情報
を受け取り、取引テーブル118において、受け取った
取引情報に対応付けられた一致度を、取引を許可すべき
許可一致度として設定する(S102)。このように、
取引テーブル118は、取引内容と一致度とを対応付け
て格納しており、取引許可部110は、一致度設定部1
16によって設定された許可一致度に基づいて、取引の
可否を判断する。従って、サイン認証サーバ100は、
取引に応じた認証精度で認証を行うことができる。
【0072】次に、濃淡判定部104は、受信部102
からサイン画像を受け取り、サイン画像の濃淡の程度を
判定する(S104)。次に、傾き判定部106は、受
信部102からサイン画像を受け取り、サイン画像の傾
きの程度を判定する(S106)。次に、画像比較部1
08は、サイン画像と登録画像との総合一致度を求める
(S108)。このとき、画像比較部108は、サイン
画像と、ユーザ識別情報に対応付けて格納される複数の
登録画像とをそれぞれ比較する。
【0073】S108において求めた、複数の登録画像
とサイン画像との一致度のうち最も高い最高総合一致度
が、一致度設定部116によって設定された許可一致度
よりも高く(S110)、かつサイン画像と登録画像と
が完全に一致せず(S112)、また、複数の登録画像
とサイン画像との一致度のうち最も低い最低一致度が、
予め定められた基準一致度よりも高い(S114)場合
は、取引許可部110は、取引許可情報を提供部112
に送る。さらに、提供部112は、インターネット10
を介して取引会社サーバ30に取引を許可する旨を通知
する(S116)。
【0074】S108で求めた最高総合一致度が、許可
一致度よりも高く(S110)、かつサイン画像と登録
画像とが完全に一致する場合(S112)、一致したサ
イン画像すなわち受信したサイン画像とは別にユーザが
署名したサイン画像を再度ユーザ認証サーバ100に送
信する旨を取引会社サーバ30に要求する(S12
0)。要求に対して、再度サイン画像を受信した場合は
(S122)、再び許可一致度設定段階(S102)に
戻り、ユーザ認証システム100は、S122で受信し
たサイン画像と登録画像との一致度を求める。S122
で、要求に対して、サイン画像を受信しない場合、取引
許可部110は、取引不可情報を提供部112に送る。
さらに提供部112は、インターネット10を介して取
引会社サーバ30に取引を許可しない旨を通知する。取
引を許可しない旨を通知する(S124)。
【0075】このように、サイン認証サーバ100は、
サイン画像と登録画像が完全に一致した場合に、取引を
許可しない。サイン画像は、ユーザが署名したサインで
あるから、完全に一致することはありえない。従って、
サイン画像と登録画像とが完全に一致するのは、登録画
像をサイン画像として利用した場合のみである。従っ
て、サイン画像と登録画像が完全に一致した場合は、登
録画像がサイン認証に不正に利用された場合と判断でき
る。従って、このように、完全に一致した場合には、取
引を許可しないことにすることによって、登録画像を不
正に入手した者との不正な取引を防止することができ
る。
【0076】また、サイン認証サーバ100は、1つの
サイン画像についてできなかった場合でも、再度別のサ
イン画像を利用してユーザ認証を行うことができる。こ
れによって、より確実にユーザ認証を行うことができ
る。
【0077】S108で求めた最高総合一致度が、許可
一致度よりも高い場合(S110)、S120にジャン
プする。以上で、サイン認証サーバ100の動作は終了
する。
【0078】このように、サイン認証サーバ100は、
予め登録画像データベース130に、登録ユーザの登録
画像を格納しているので、登録画像と比較することによ
って、サイン画像を認証することができる。
【0079】サイン認証サーバ100の登録画像データ
ベース130は、複数の登録画像を予め格納しており、
画像比較部108は、複数の登録画像それぞれとサイン
画像とを比較する。従って、登録画像データベース13
0に、ユーザが丁寧に署名した登録画像及び省略して署
名した登録画像を格納しておけば、丁寧な署名及び省略
した署名いずれに対応するサイン画像についても、登録
ユーザの署名によるものと認識することができる。ま
た、登録画像データベース130は、予め複数の登録画
像を格納しているので、複数の登録画像のうちいずれか
と一致すれば、サイン画像を認証することができる。
【0080】図8は、図7における総合一致度を求める
段階(S108)における、サイン認証サーバ100の
詳細な動作を示すフローチャートである。画像比較部1
08は、受信部102からユーザ識別情報、サイン画
像、及びペン種別情報を受け取る(S200)、次に、
画像比較部108は、登録画像データベース130にお
いて受け取ったユーザ識別情報に対応付けて格納される
複数の登録画像のうち、受け取ったペン種別情報に対応
付けて格納される登録画像を抽出する(S202)。こ
のとき、画像比較部108は、登録画像データベース1
30において登録画像に対応付けて格納される特徴パタ
ーンを、登録画像と共に抽出する。
【0081】このように、画像比較部108は、サイン
画像を署名するときに利用したペンの種別に基づいて、
比較対象となる登録画像を選択するので、より確実に、
サイン画像と登録画像とを比較することができる。
【0082】次に、画像比較部108は、サイン履歴デ
ータベース132から抽出した特徴パターンと、サイン
画像のうち特徴パターンに対応する部分との一致度を求
める(S204)。次に、画像比較部108は、濃淡判
定部104から濃淡の程度を受け取り、傾き判定部10
6から傾きの程度を受け取る。画像比較部108は、濃
淡の程度、傾きの程度、及び特徴パターンの一致度に基
づいて、総合一致度を決定する(S206)。このと
き、画像比較部108は、各登録画像との総合一致度の
うち、最も大きい最大総合一致度及び最も低い最低総合
一致度をさらに求める。
【0083】画像比較部108は、例えば、特徴パター
ンとの一致度、濃淡の程度、及び傾きの程度にあるパラ
メータを乗じた値を加算した値を総合一致度として求め
てもよい。また例えば、画像比較部108は、特徴パタ
ーンとの一致度に、濃淡の程度及び傾きの程度に基づく
パラメータを乗じた値を総合一致度として求めてもよ
い。
【0084】このように、画像比較部108は、登録画
像データベース130に格納される複数の登録画像全て
とサイン画像とを比較するので、より確実にサイン画像
と登録画像とを比較することができる。
【0085】次に画像比較部108は、サイン画像、サ
イン画像との総合一致度が最も高くなった登録画像を示
す情報、登録画像の特徴パターンとの一致度、サイン画
像の濃淡の程度及び傾きの程度を、取引IDに対応づけ
てサイン履歴データベース132に格納する(S20
8)。このように、サイン認証サーバ100は、特徴パ
ターンの一致度およびサイン画像の濃淡の程度及び傾き
の程度などに基づいて、総合的にサイン画像と登録画像
との一致度、すなわち総合一致度を求めることができ
る。
【0086】図9は、サイン認証サーバ100のハード
ウェア構成を示す図である。サイン認証サーバ100
は、CPU700と、ROM702と、RAM704
と、通信インタフェース706と、ハードディスクドラ
イブ708と、データベースインタフェース710と、
フロッピー(登録商標)ディスクドライブ712と、C
D−ROMドライブ714とを備える。CPU700
は、ROM702及びRAM704に格納されたプログ
ラムに基づいて動作する。通信インタフェース706
は、インターネット10を介して外部と通信する。デー
タベースインタフェース710は、データベースへのデ
ータの書込、及びデータベースの内容の更新を行う。格
納装置の一例としてのハードディスクドライブ708
は、設定情報及びCPU700が動作するプログラムを
格納する。
【0087】フロッピーディスクドライブ712はフロ
ッピーディスク720からデータまたはプログラムを読
み取りCPU700に提供する。CD−ROMドライブ
714はCD−ROM722からデータまたはプログラ
ムを読み取りCPU700に提供する。通信インタフェ
ース706は、インターネット10に接続してデータを
送受信する。データベースインタフェース710は、各
種データベース724と接続してデータを送受信する。
【0088】CPU700が実行するソフトウエアは、
フロッピーディスク720またはCD−ROM722等
の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体
に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧縮で
あってもよい。ソフトウエアは記録媒体からハードディ
スクドライブ708にインストールされ、RAM704
に読み出されてCPU700により実行される。
【0089】記録媒体に格納されて提供されるソフトウ
エア、即ちハードデイスクドライブ708にインストー
ルされるソフトウェアは、機能構成として、受信モジュ
ールと、濃淡判定モジュールと、傾き判定モジュール
と、画像比較モジュールと、取引許可モジュールと、提
供モジュールと、一致度設定モジュールと、提示モジュ
ールと、特徴抽出モジュールとを有する。前記各モジュ
ールがコンピュータに働きかけて、CPU700に行わ
せる処理は、それぞれ本実施形態のサイン認証サーバ1
00における、対応する部材の機能及び動作と同一であ
るから、説明を省略する。
【0090】図9に示した、記録媒体の一例としてのフ
ロッピーディスク720またはCD−ROM722に
は、本出願で説明した全ての実施形態におけるサイン認
証サーバ100の動作の一部または全ての機能を格納す
ることができる。
【0091】これらのプログラムは記録媒体から直接R
AMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にRAMに読み出され
て実行されてもよい。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されてもよ
い。又、符号化した形態で格納されていてもよい。
【0092】記録媒体としては、フロッピーディスク、
CD−ROMの他にも、DVD等の光学記録媒体、MD
等の磁気記録媒体、PD等の光磁気記録媒体、テープ媒
体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードな
どの半導体メモリー等を用いることができる。又、専用
通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバ
システムに設けたハードディスクまたはRAM等の格納
装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラ
ムをサイン認証サーバ100に提供してもよい。このよ
うな記録媒体は、サイン認証サーバ100を製造するた
めのみに使用されるものであり、そのような記録媒体の
業としての製造および販売等が本出願に基づく特許権の
侵害を構成することは明らかである。
【0093】次に、第2実施形態のユーザ認証システム
について説明する。本実施の形態では、取引会社サーバ
30が、ユーザ認証を行う。この点で、サイン認証サー
バ100がサインの認証を行った第1実施形態のユーザ
認証システムと異なる。本実施の形態のサイン認証サー
バ100は、登録画像データベース130を備え、取引
会社サーバ30から登録ユーザの登録画像の要求を受け
ると、要求された登録画像を取引会社サーバ30に送信
する。一方、本実施の形態の取引会社サーバ30は、第
1実施形態におけるサイン認証サーバ100と同様の機
能及び構成を有する。
【0094】図10は、第2実施形態における取引会社
サーバ30の機能構成を示すブロック図である。取引会
社サーバ30は、第1実施形態のサイン認証サーバ10
0の機能のうち、提示部120及び登録画像データベー
ス130を備えない。また取引会社サーバ30は、入力
部150をさらに備える。この点で、本実施の形態の取
引会社サーバ30は、第1実施形態における取引会社サ
ーバ30と異なる。
【0095】本実施の形態の取引会社サーバ30の入力
部150は、取引会社に配設された端末装置を介してユ
ーザのサイン画像を取得する。端末装置は、例えばスキ
ャナー等を用いて、ユーザが署名したサインをサイン画
像として取り込む。入力部150は、入力したサイン画
像を濃淡判断部104及び傾き判定部106に送る。受
信部102は、インターネット10を介して、サイン認
証サーバ100から、認証を行うユーザの登録画像、登
録画像の濃淡の程度、傾きの程度、及び特徴パターンを
受信する。これ以外の取引会社サーバ30の構成及び動
作は、図2から図9を用いて説明したサイン認証サーバ
100の動作と同様なので説明を省略する。
【0096】このように、本実施の形態においては、取
引会社サーバ30は、サイン認証サーバ100から登録
画像を受信し、ユーザから入力されたサイン画像を受信
した登録画像と比較してサイン画像を認証することがで
きる。
【0097】この場合、さらに取引会社サーバ30は、
定期的にサイン履歴データベース132に格納されるサ
イン画像から特徴パターンを抽出し、サイン認証サーバ
100に送信してもよい。これによって、サイン認証サ
ーバ100は、特徴パターンをより信頼性の高いデータ
に更新することができる。
【0098】他の例としては、本実施の形態において
は、取引会社に配設された端末装置を介して、入力部1
50がサイン画像を入力したが、これにかえて、受信部
102が、インターネット10を介してユーザのユーザ
端末20からサイン画像を受信してもよい。
【0099】また、他の例としては、提供部112は、
取引会社に配設された端末装置に取引の可否を表示して
もよい。これによって、取引会社のオペレータは、取引
の可否を確認することができる。
【0100】また他の例としては、取引情報は、取引会
社サーバ30を識別する取引会社識別情報であってもよ
い。この場合、取引テーブル118は、取引会社識別情
報と一致度とを対応付けて格納し、一致度設定部116
は、取引会社サーバ30に応じた一致度を設定してもよ
い。
【0101】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0102】そうした第1の変更例としては、本実施の
形態においては、特徴パターンは、特徴パターン抽出部
114によって決定されていたが、これにかえて、登録
画像の入力のときに、ユーザまたはサイン認証サーバ1
00のオペレータ等が特徴パターンを登録してもよい。
【0103】第2の変更例としては、本実施の形態にお
いてサイン認証サーバ100は、1つのサイン画像を利
用してユーザ認証を行ったが、これにかえて、サイン認
証サーバ100は、1つの取引に対して複数のサイン画
像を利用して、サイン画像を認証してもよい。この場
合、S100で、受信部102は、複数のサイン画像を
受信する。さらにサイン認証サーバ100は、受信した
全てのサイン画像について、登録画像との総合一致度を
求める。取引許可部110は、受信したサイン画像のう
ち少なくとも1つのサイン画像について、最も高い総合
一致度が許可一致度より高く、完全に一致せず、かつ最
も低い総合一致度が、予め定められた一致度よりも高い
場合に、取引許可通知を提供部112に送る。これによ
って、より確実に認証を行うことができる。
【0104】第3の変更例としては、取引許可部110
は、受信したすべてのサイン画像のうち少なくとも1つ
のサイン画像の最高総合一致度が許可一致度よりも高
く、これらの画像が完全に一致せず、かつ受信した全て
のサイン画像についての最低一致度が、予め定められた
一致度よりも高い場合に、取引許可通知を提供部112
に送ってもよい。これによって、より確実に認証を行う
ことができる。
【0105】第4の変更例としては、本実施の形態にお
いて図7で説明した最低総合一致度と基準一致度との比
較(S114)を行わなくてもよい。すなわち、取引許
可部110は、登録データベース130に格納される複
数の登録画像のうち少なくとも1つの登録画像と、受信
部102が受信したサイン画像との最高総合一致度が、
許可一致度以上で、かつこれらの画像が完全に一致しな
い場合に、取引許可情報を提供部112に送ってもよ
い。
【0106】第5の変更例としては、本実施の形態で
は、ユーザが各種ペンで署名したサインをスキャナー等
で読み取って、ユーザ端末20に読み込んだが、これに
かえて、署名用のパネルに専用のペンで入力してもよ
い。さらに、この場合、パネルは、筆圧を感知すること
ができてもよく、濃淡判定部104は、濃淡の程度にか
えて、ユーザの署名するときの筆圧の程度を判定しても
よい。
【0107】第6の変更例としては、本実施の形態で
は、取引許可部110は、サイン画像と登録画像とが完
全に一致した場合に、取引を許可しないと判断したが、
取引許可部110は、サイン履歴データベース132に
格納された、以前取引に利用したサイン画像と、今回の
取引で利用するサイン画像とが一致した場合に、取引を
許可しないと判断してもよい。これによって、以前取引
に利用したサイン画像を不正に入手した者との不正な取
引を防止することができる。
【0108】第7の変更例としては、本実施の形態のサ
イン認証サーバ100は、取引テーブル118を有し、
一致度設定部116は、取引テーブル118を利用して
一致度を設定したが、これにかえて、一致度設定部11
6は、サイン認証サーバ100のオペレータからの入力
によって、一致度を設定してもよい。
【0109】第8の変更例としては、本実施の形態のサ
イン認証サーバ100の受信部102は、取引会社10
からサイン画像を受信したが、これにかえて、受信部1
02は、ユーザのユーザ端末20からサイン画像を受信
し、受信したサイン画像に対する取引の可否を取引会社
サーバ30及びユーザ端末20に通知してもよい。
【0110】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば効率的にユーザを認証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイン認証サーバ100を含むユーザ認証シス
テムを示す図である。
【図2】サイン認証サーバ100の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図3】サイン画像中の文字「田」の傾きを示す図であ
る。
【図4】登録画像データベース130のデータ構成を示
す図である。
【図5】サイン履歴データベース132のデータ構成を
示す図である。
【図6】取引テーブル118のデータ構成を示す図であ
る。
【図7】サイン認証サーバ100の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】図7における総合一致度を求める段階(S10
8)における、サイン認証サーバ100の詳細な動作を
示すフローチャートである。
【図9】サイン認証サーバ100のハードウェア構成を
示す図である。
【図10】第2実施形態における取引会社サーバ30の
機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 インターネット 20 ユーザ端末 30 取引会社サーバ 100 サイン認証サーバ 102 受信部 104 濃淡判定部 106 傾き判定部 108 画像比較部 110 取引許可部 112 提供部 114 特徴パターン抽出部 116 一致度設定部 118 取引テーブル 130 登録画像データベース 132 サイン履歴データベース 150 入力部 700 CPU 702 ROM 704 RAM 706 通信インタフェース 708 ハードディスクドライブ 710 データベースインタフェース 712 フロッピーディスクドライブ 714 CD−ROMドライブ 720 フロッピーディスク 722 CD−ROM 724 各種データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 350 G06F 17/30 350C 370 370Z H04L 9/32 H04L 9/00 673D (72)発明者 齊藤 繁 東京都江東区冬木15番6号 株式会社大和 総研内 Fターム(参考) 5B043 AA09 BA06 GA02 5B075 KK07 KK13 KK33 KK40 ND06 ND20 ND23 PP10 PP12 PP30 PQ02 PQ05 PR06 QM08 QS03 UU40 5J104 AA07 KA01 KA16 PA10 5L096 BA17 FA67 HA09 JA11

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザを認証するユーザ認証システムで
    あって、 前記ユーザが署名したサインのサイン画像を前記ユーザ
    の登録画像として、前記ユーザを識別するユーザ識別情
    報に対応付けて格納する登録画像データベースと、前記
    ユーザ識別情報と、一のサイン画像を入力する入力部
    と、 前記登録画像データベースにおいて前記ユーザの前記ユ
    ーザ識別情報に対応付けられている登録画像と、入力さ
    れた前記サイン画像との一致度を求める画像比較部と、 前記一致度に応じて、前記ユーザとの取引を許可する取
    引許可部とを備えることを特徴とするユーザ認証システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像
    が入力された場合に、入力された前記サイン画像を、前
    記ユーザ識別情報に対応付けて格納するサイン履歴デー
    タベースと、 前記取引許可部によって判断された前記ユーザとの前記
    取引の可否を示す情報を提供する提供部と、 前記提供部が提供した情報が誤っている可能性があると
    通知された場合に、誤っている可能性があると指定され
    た前記サイン画像及び前記サイン画像に対応する前記登
    録画像を提示する提示部とをさらに備えることを特徴と
    する請求項1に記載のユーザ認証システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザとの取引を許可する基準とな
    る前記一致度が予め定められており、 前記入力部は、複数の異なる前記サイン画像を入力し、 前記画像比較部は、複数の前記サイン画像のうち少なく
    とも1つのサイン画像と、前記登録画像との一致度を求
    め、 前記複数のサイン画像のうち少なくとも1つのサイン画
    像と前記登録画像との一致度が、予め定められた前記一
    致度以上の場合に、前記取引許可部は、前記取引を許可
    することを特徴とする請求項1に記載のユーザ認証シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記取引許可部が前記取引を許可する前
    記一致度を設定する一致度設定部をさらに備え、 前記画像比較部が求めた前記一致度が、前記一致度設定
    部が設定した一致度以上の場合に、前記取引許可部は、
    前記取引を許可することを特徴とする請求項1に記載の
    ユーザ認証システム。
  5. 【請求項5】 前記入力部は、前記取引の内容を入力
    し、 前記一致度設定部は、入力された前記取引の内容に基づ
    いて前記一致度を設定することを特徴とする請求項4に
    記載のユーザ認証システム。
  6. 【請求項6】 前記取引の内容と、当該取引を許可する
    基準となる一致度とを対応付ける取引テーブルをさらに
    備え、 前記一致度設定部は、前記取引テーブルを用いて、前記
    一致度を設定することを特徴とする請求項4または5に
    記載のユーザ認証システム。
  7. 【請求項7】 前記サイン画像の濃淡の程度を判断する
    濃淡判定部をさらに備え、 前記登録画像データベースは、前記登録画像の前記濃淡
    の程度を、前記登録画像に対応付けて格納し、 前記画像比較部は、前記濃淡判定部が判定した前記濃淡
    の程度と、前記登録画像データベースにおいて前記ユー
    ザ識別情報に対応付けて格納される前記登録画像の前記
    濃淡の程度とを比較し、比較結果を利用して前記一致度
    を求めることを特徴とする請求項1に記載のユーザ認証
    システム。
  8. 【請求項8】 前記画像比較部が求めた前記サイン画像
    の前記濃淡の程度を、前記サイン画像とともに、前記ユ
    ーザ識別情報に対応付けて格納するサイン履歴データベ
    ースをさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の
    ユーザ認証システム。
  9. 【請求項9】 前記サイン画像中の文字の傾きの程度を
    判定する傾き判定部をさらに備え、 前記登録画像データベースは、前記登録画像中の文字の
    傾きの程度を、前記登録画像に対応付けて格納し、 前記画像比較部は、前記傾き判定部が判定した前記サイ
    ン画像中の文字の傾きの程度と、前記登録画像データベ
    ースにおいて前記ユーザ識別情報に対応付けて格納され
    る前記登録画像中の前記文字の傾きの程度とを比較し、
    比較結果を利用して前記一致度を求めることを特徴とす
    る請求項1に記載のユーザ認証システム。
  10. 【請求項10】 前記サイン画像と前記登録画像とが完
    全に一致したと、前記画像比較部が判断した場合に、前
    記取引許可部は、前記取引を許可しないことを特徴とす
    る請求項1に記載のユーザ認証システム。
  11. 【請求項11】 前記ユーザ識別情報と、一のサイン画
    像が入力された場合に、入力された前記サイン画像を、
    前記ユーザ識別情報に対応付けて格納するサイン履歴デ
    ータベースをさらに備え、 前記入力部が、一のサイン画像と前記ユーザ識別情報と
    を入力し、前記画像比較部が、入力された前記一のサイ
    ン画像と、前記サイン履歴データベースにおいて前記ユ
    ーザ識別情報に対応付けて格納される前記サイン画像と
    が完全に一致したと判断した場合に、前記取引許可部
    は、前記取引を許可しないことを特徴とする請求項1に
    記載のユーザ認証システム。
  12. 【請求項12】 前記入力部は、通信回線を通じて、前
    記サイン画像を取得することを特徴とする請求項1に記
    載のユーザ認証システム。
  13. 【請求項13】 前記取引許可部が前記取引を許可しな
    いと判断した場合に、前記入力部は、前記利用者が前記
    サイン画像と別に署名したサイン画像をさらに入力し、 前記取引許可部は、前記入力部が再び入力したサイン画
    像と登録画像との一致度に応じて、前記ユーザとの取引
    を許可することを特徴とする請求項1に記載のユーザ認
    証システム。
  14. 【請求項14】 前記入力部は、複数の前記サイン画像
    を入力し、 前記画像比較部は、前記入力部が入力した複数の前記サ
    イン画像と前記登録画像との一致度をそれぞれ求め、 複数のサイン画像と前記登録画像との一致度のいずれも
    が、予め定められた前記一致度以上の場合に、前記取引
    許可部は、前記取引を許可することを特徴とする請求項
    3に記載のユーザ認証システム。
  15. 【請求項15】 前記登録画像データベースは、前記ユ
    ーザが署名した異なる種類の複数のサイン画像を、それ
    ぞれ前記登録画像として、前記ユーザ識別情報に対応付
    けて格納し、 前記入力部は、前記ユーザ識別情報と前記サイン画像と
    を入力し、 前記取引許可部は、前記登録画像データベースに格納さ
    れる複数の前記登録画像のうち少なくとも1つの登録画
    像と、前記サイン画像との一致度に応じて、前記ユーザ
    との取引を許可することを特徴とする請求項1に記載の
    ユーザ認証システム。
  16. 【請求項16】 前記登録画像データベースは、前記ユ
    ーザが署名した異なる種類の複数のサイン画像を、それ
    ぞれ前記登録画像として、前記ユーザ識別情報に対応付
    けて格納し、 前記入力部は、前記ユーザ識別情報と、前記複数の登録
    画像に対応する複数のサイン画像を入力し、 前記画像比較部は、前記登録画像データベースにおいて
    前記ユーザの前記ユーザ識別情報に対応付けられている
    複数の前記登録画像と、前記複数の登録画像それぞれに
    対応する、前記入力部が入力した複数のサイン画像との
    一致度をそれぞれ求め、 前記画像比較部が求めた複数の前記一致度に応じて、前
    記取引許可部は、前記ユーザとの取引を許可することを
    特徴とする請求項1に記載のユーザ認証システム。
  17. 【請求項17】 前記登録画像データベースは、前記ユ
    ーザが異なるペンを利用して署名した複数のサインそれ
    ぞれのサイン画像を、前記ユーザの登録画像として、前
    記ペンの種類を示すペン情報に対応付けて格納し、 前記入力部は、さらに前記ペン情報を入力し、 前記画像比較部は、前記登録画像データベースにおい
    て、前記ユーザの識別情報及びペン情報に対応付けられ
    ている前記登録画像と、入力した前記サイン画像との一
    致度を求めることを特徴とする請求項1に記載のユーザ
    認証システム。
  18. 【請求項18】 前記ユーザの署名に特徴的な部分を抽
    出する特徴パターン抽出部をさらに備え、 前記サイン履歴データベースは、前記入力部が入力した
    複数の前記サイン画像を前記ユーザ識別情報に対応付け
    て格納し、 前記特徴パターン抽出部は、前記サイン履歴データベー
    スに格納される複数のサイン画像を比較して、前記ユー
    ザの署名に特徴的な部分を抽出し、 前記画像判断部は、前記特徴パターン抽出部が抽出した
    前記特徴的な部分について、前記登録画像と前記サイン
    画像との一致度を求めることを特徴とする請求項2に記
    載のユーザ認証システム。
  19. 【請求項19】 ユーザを認証するユーザ認証方法であ
    って、 前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像を入力する入力
    段階と、 前記ユーザが署名したサインのサイン画像を前記ユーザ
    の登録画像として、前記ユーザを識別するユーザ識別情
    報に対応付けて格納する登録画像データベースにおい
    て、前記ユーザの前記ユーザ識別情報に対応付けられて
    いる登録画像と、入力された前記サイン画像との一致度
    を求める画像比較段階と、 前記一致度に応じて、前記ユーザとの取引を許可する取
    引許可段階とを備えることを特徴とするユーザ認証方
    法。
  20. 【請求項20】 前記ユーザ識別情報と、一のサイン画
    像が入力された場合に、入力された前記サイン画像を、
    前記ユーザ識別情報に対応付けて格納する格納段階と、 前記取引許可段階で判断された前記ユーザとの前記取引
    の可否を示す情報を提供する提供段階と、 提供した情報が誤っている可能性があると通知された場
    合に、誤っている可能性があると指定された前記サイン
    画像及び前記サイン画像に対応する前記登録画像を提示
    する提示段階と、 提示された前記サイン画像及び前記サイン画像に対応す
    る前記登録画像に基づいて、提供した情報が誤っている
    と確認された場合に、賠償金を支払う支払段階とをさら
    に備えることを特徴とする請求項19に記載のユーザ認
    証方法。
  21. 【請求項21】ユーザを認証するコンピュータのプログ
    ラムであって、 前記ユーザ識別情報と、一のサイン画像を入力する入力
    モジュールと、 前記ユーザが署名したサインのサイン画像を前記ユーザ
    の登録画像として、前記ユーザを識別するユーザ識別情
    報に対応付けて格納する登録画像データベースにおい
    て、前記ユーザの前記ユーザ識別情報に対応付けられて
    いる登録画像と、入力された前記サイン画像との一致度
    を求める画像比較モジュールと、 前記一致度に応じて、前記ユーザとの取引を許可する取
    引許可モジュールとを備えることを特徴とするプログラ
    ム。
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