JP2007272757A - 使用者認証方法、使用者認証装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents

使用者認証方法、使用者認証装置、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末において実現が容易で、かつ認証の精度を高めることができる認証方法、認証装置及びコンピュータプログラムをを提供する。
【解決手段】カードCの表面に表された図像を画像データに変換する撮像装置3と、撮像装置3で変換した画像データを記憶する基準画像記憶部6と、撮像装置3で撮影した画像データを基準画像として基準画像記憶部6に登録する基準画像登録部5と、撮像装置3で基準画像とは別に撮影した画像データと前記基準画像とを比較し、それらの類似度を判定する類似度判定部8と、類似度判定部8で判定した前記画像データと前記基準画像との類似度が所定の値より大きい場合に、機器1の機能の使用を許可する認証処理部9と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器の機能の使用を許可する認証技術に関する。より詳しくは、画像データを用いて携帯端末機器の機能の使用を許可する認証技術に関する。
今日、携帯電話等の携帯端末は、決済手段又は航空券やチケットとして利用される場合がある。また、携帯端末に含まれる個人情報を他人に知られないように保護する必要がある。そこで、携帯電話など個人用携帯端末機器(以下、機器という)では、機器の一部又は全部の機能の使用をある使用者に許可するかどうかを決定するために、正規使用者であることを認証する必要がある。従来、正規使用者しか知らない秘密情報としての暗証番号又はパスワードと呼ばれる文字列を予め機器に登録しておき、この暗証番号が正しく入力された場合に、認証成功とする方法が多く用いられている。
暗証番号等の代わりに使用者が描いた文字列や図形等を予め端末に記憶させ、端末が記憶した文字列や図形等と同じ文字列や図形等を使用者が描き、両者が一致するか否かを判定することにより、利用者を認証する仕組みがある(例えば、特許文献2)。
また、正規使用者の顔の容貌などの生体特徴(バイオメトリクス)を用いた認証方法がある。生体特徴を用いた認証方法では、予め正規使用者の顔の画像をカメラで撮影して機器に登録し、認証時には機器を使用しようとする者が同様にカメラで顔を撮影して、撮影した顔画像と登録された顔画像が充分類似している場合に、その者を正規使用者と認証する。
生体認証としては、正規の使用者の掌紋をデジタルスチルカメラに予め登録しておき、電源投入時にロック状態であれば使用者に対して掌紋の撮像を要求し、撮像された掌紋を登録されている掌紋と比較して、認証する方法がある(特許文献1参照)。
さらに、正規使用者のみが保有する無線鍵が携帯機の近くにある場合に、機器の使用を許可する認証方法がある。例えば、SPC(Secure Private Cosm)として知られる技術では、機器と相互に微弱電波による無線通信を常時行う無線鍵(ウエアラブル・キー)を正規使用者が保持し、機器が無線鍵から一定の距離範囲にある場合に限って、機器を使用できる。無線鍵が充分小さく、正規使用者が常時携行することが容易であれば、使用者に負担をかけずに認証できるという利点がある。
特開2001−326841号公報 特開2003−44158号公報
しかし、例えば暗証番号等による利用者の認証では、暗証番号等の文字列等を推測されることにより、本人以外の利用者が認証されてしまう可能性が高い。また、利用者に図形等を描かせることによって利用者の認証をする場合は、必ずしも同じ図形等を描くことができるとは限らず、利用者にとってもわざわざその図形等を描くという操作が必要となり、手間が掛かる。
また、生体特徴を用いる使用者の認証では、なりすましを防ぐことはできるが、例えば携帯端末の使用者の認証では、周りに人がいる環境で、カメラ等で自分の顔を撮影することに抵抗のある使用者も多く、必ずしも使い勝手がよいとは言えない。また、携帯電話においては多くの場合、顔認証に用いる内側に設けられたカメラでは、照明機能や自動焦点機能がなく、また画素数が少ないなど、外側のカメラに比較して機能が低い。そのため、特に暗い場所では認証に充分な品質の画像が得られないという問題もある。
さらに、前述のSPCを用いる認証方法では、そのための無線通信機能を備える必要がある。その無線通信機能の分だけ、機器のコストがかかり、その無線通信機能が故障すれば機器が使用できない場合があり、また、無線鍵の稼働には電池が必要でその交換もしなければならないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、携帯端末において実現が容易で、かつ認証の精度を高めることができる使用者認証方法、使用者認証装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る使用者認証方法は、
機器の機能の使用を許可するための使用者認証方法であって、
物体の表面に表された図像を撮像装置で画像データに変換する基準画像撮影ステップと、
前記基準画像撮影ステップで撮影した画像データを基準画像として記憶手段に登録する登録ステップと、
前記撮像装置で前記基準画像撮影ステップとは別に撮影した画像データと前記基準画像とを比較し、それらの類似度を判定する判定ステップと、
前記判定ステップで判定した前記画像データと前記基準画像との類似度が所定の値より大きい場合に、前記機器の機能の使用を許可する認証ステップと、
を備えることを特徴とする。
また、前記物体は、図像を表面に表すことができる板状部材であって、
前記基準画像撮影ステップは、前記板状部材の表面に表された図像を前記撮像装置で画像データに変換することを特徴としてもよい。
さらに、前記基準画像は、前記画像データにおける前記図像の向きの情報を含み、
前記判定ステップは、前記図像の前記画像データにおける向きの情報の一致も含めて類似度を判定することを特徴としてもよい。
また、前記基準画像撮影ステップは、複数の図像についてそれぞれ画像データに変換し、
前記登録ステップは、前記複数の図像の画像データをそれぞれに順序をつけて複数の基準画像として前記記憶手段に登録し、
前記判定ステップは、前記撮像装置で撮影される複数の画像データを順に、前記複数の基準画像の同じ順序を有する基準画像と比較して、それぞれの類似度を判定し、
前記認証ステップは、前記複数の画像データそれぞれの類似度から所定の方法で演算される値が所定の基準値より大きい場合に、前記機器の使用を許可する、
ことを特徴としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る使用者認証装置は、
機器の機能の使用を許可するための使用者認証装置であって、
物体の表面に表された図像を画像データに変換する撮像手段と、
前記撮像手段で変換した画像データを記憶する記憶手段と、
前記撮像手段で撮影した画像データを基準画像として記憶手段に登録する登録手段と、
前記撮像手段で前記基準画像とは別に撮影した画像データと前記基準画像とを比較し、それらの類似度を判定する判定手段と、
前記判定手段で判定した前記画像データと前記基準画像との類似度が所定の値より大きい場合に、前記機器の機能の使用を許可する認証手段と、
を備えることを特徴とする。
また、前記物体は、図像を表面に表すことができる板状部材であって、
前記撮像手段は、前記板状部材の表面に表された図像を画像データに変換することを特徴としてもよい。
さらに、前記基準画像は、前記画像データにおける前記図像の向きの情報を含み、
前記判定手段は、前記図像の前記画像データにおける向きの情報の一致も含めて類似度を判定することを特徴としてもよい。
また、前記撮像手段は、前記物体の表面に表された図像から複数の画像データに変換し、
前記登録手段は、前記撮像手段で変換された複数の画像データをそれぞれに順序をつけて複数の基準画像として前記記憶手段に登録し、
前記判定手段は、前記撮像手段で前記複数の基準画像とは別に撮影される複数の画像データを順に、前記複数の基準画像の同じ順序を有する基準画像と比較して、それぞれの類似度を判定し、
前記認証手段は、前記複数の画像データそれぞれの類似度から所定の方法で演算される値が所定の基準値より大きい場合に、前記機器の使用を許可する、
ことを特徴としてもよい。
本発明の第3の観点に係るコンピュータプログラムは、
機器の機能の使用を許可するために、コンピュータを、
物体の表面に表された図像を画像データに変換する撮像手段と、
前記撮像手段で変換した画像データを記憶する記憶手段と、
前記撮像手段で撮影した画像データを基準画像として記憶手段に登録する登録手段と、
前記撮像手段で前記基準画像とは別に撮影した画像データと前記基準画像とを比較し、それらの類似度を判定する判定手段と、
前記判定手段で判定した前記画像データと前記基準画像との類似度が所定の値より大きい場合に、前記機器の機能の使用を許可する認証手段と、
して機能させることを特徴とする。
本発明によれば、生体特徴を用いる認証方法に比較して、認証のための画像の照合の実現が容易で、かつ認証の精度を高めることができる。また、図形等を直接入力する方法に比べて、認証画像の再現性が高く、認証の精度が高い。そして、SPCのように別の無線通信を用いる認証技術に比べて、専用の装置を備える必要がない。特に、デジタルカメラを内蔵した携帯端末機器にハードウェアを追加することなく、認証機能を実現できる。
(実施の形態)
以下、本発明の一実施の形態に係る使用者認証方法及び使用者認証装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る使用者認証方法に従う使用者認証装置を備える携帯端末機器の構成を示すブロック図である。図2は、図1の使用者認証装置の物理的構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る携帯端末機器1は、使用者認証装置2と機器機能部10とから構成される。使用者認証装置2は、ある条件に適合した場合に、携帯端末機器(以下、機器という)1の機能の使用を許可する。機器機能部10は、機器1の本来の機能を実現する。例えば、機器1が携帯電話の場合は、音声通話、メールの作成・送受信、インターネットを経由したホームページの閲覧、ファイルのダウンロード、アドレスデータの作成と検索、デジタルカメラによる撮影などの機能を含む。
本発明において機器1は、電子装置に限られない。特定の者に使用を限定する必要のある機器一般に適用することができる。使用者認証装置2は、機械的に機器1の機能の使用を許可又は制限するロック機構であってもよい。一般に使用者認証装置2は、機器機能部10を実現するプログラムの動作を許可又は禁止するプログラムスイッチとして実現できる。本発明は特に、デジタルカメラを備える電子機器に適している。
使用者認証装置2は、撮像装置3と、位置合わせ正規化部4と、基準画像登録部5と、基準画像記憶部6と、基準画像読出部7と、類似度判定部8と、認証処理部9と、撮影指示部11とから構成される。
撮像装置3は、被写体の像をデジタルな値を有する画素の集合である画像データに変換する、例えば、デジタルカメラである。機器1がデジタルカメラを備える場合は、そのデジタルカメラを用いることができる。位置合わせ正規化部4は、撮像装置3で撮影した画像データを、画面内で所定の位置、向き、大きさに合うように整える。
基準画像登録部5は、認証の際に比較する基準となる画像を、認証に先立って予め登録する。基準画像記憶部6は、認証の基準となる画像データを記憶する。基準画像読出部7は、認証の際に基準画像を基準画像記憶部6から読み出して、類似度判定部8に供給する。
類似度判定部8は、認証の際に撮影された画像データと、予め登録された基準画像とを比較して、それらの類似度を判定する。例えば、DPマッチング(dynamic programming matching)を用いて、類似度を数値として表す。認証処理部9は、類似度判定部8で判定した類似度に応じて、機器機能部10の機能の使用を許可又は禁止する。類似度が所定の値を超えている場合は、対象となる機能の使用を許可する。類似度が所定の値を超えていない場合は、対象となる機能の使用を禁止する。
撮影指示部11は、撮像装置3のオン・オフスイッチと、シャッターボタンを備える。使用者は、撮影指示部11を操作して、撮像装置3で画像を撮影する(画像データに変換する)指令を与える。
図1に示す本発明の使用者認証方法に従う使用者認証装置2は、図2に示すように、制御部21、記憶部22、画像表示部23、操作部24及び撮像装置3から構成される。記憶部22、画像表示部23、操作部24及び撮像装置3はいずれも内部バス20を介して制御部21に接続されている。
また、機器1の機器機能部10として、例えば、音声入出力部12及び通信部13を備える。例えば機器1が携帯電話の場合、音声入出力部12はマイクとスピーカを備え、通話する音声を入出力し、ダウンロードした楽曲などを再生する。通信部13は、例えば、携帯電話基地局との通信を行う。通信部13は、他の電子機器とシリアルインタフェースや赤外線通信などを用いてデータを送受信する機能を備える場合もある。
制御部21はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部22に記憶されているプログラムに従って、位置合わせ正規化部4と、基準画像登録部5と、基準画像記憶部6と、基準画像読出部7と、類似度判定部8と、認証処理部9と、撮影指示部11の処理を実行する。位置合わせ正規化部4と、基準画像登録部5と、基準画像記憶部6と、基準画像読出部7と、類似度判定部8及び認証処理部9は、制御部21とその上で実行されるプログラムで実現される。
なお、機器機能部10の処理も制御部21で実現される。例えば、機器1が携帯電話機の場合、前述の音声通話等の機能は、音声入出力部12と通信部13を用いて、制御部21で実現される。
記憶部22はRAM(Random-Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ及びハードディスク等から構成される。RAMは、制御部21の作業領域として用いられる。認証の際に撮影された画像データ及び、読み出した基準画像は、類似度判定のために、RAMに保持される。ROMは、前記の処理を制御部21に行わせるためのプログラム(の一部)を予め記憶する。フラッシュメモリ又はハードディスクは、制御部21の指示に従って、このプログラムのデータを制御部21に供給し、制御部21から供給されたデータを記憶する。フラッシュメモリ又はハードディスクは、基準画像記憶部6を構成する。
操作部24はテンキーなどの各種キースイッチ等と、各種キースイッチ等を内部バス20に接続するインターフェース装置から構成されている。操作部24は、撮影指示部11を含む。操作部24を介して、認証の基準画像登録、認証の起動・停止、画像データの入力(撮像)などの指令が入力され制御部21に供給される。また、操作部24を介して、機器1の各機能の起動・停止、機器1の状況表示などの指令が入力され制御部21に供給される。
画像表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)などから構成され、操作部24から入力された指令に応じた制御部21の命令によって、撮影された画像や登録時の基準画像などを表示する。
つぎに、使用者認証装置2における使用者認証の方法について説明する。図3は、使用者認証に用いる図像を表面に表した物体の例を示す。本実施の形態では物体として、板状部材でできた矩形のカードCを想定する。理解を容易にするために、矩形のカードCで説明するが、表面に任意の図像を表すことができれば、物体の形状及び材質は特に限定されない。
基準画像となる図像を表すことのできるカードCを用意する。例えば、機器1の供給業者が機器1にカードCを付属して供給してもよい。機器1の正規使用者となる者は、カードCに自分で決めた図像を描く。例えば、図3に示すような線画を描く。図像としては、手書きでなくても、他人に容易に作成できない図であればよい。例えば、「プリント倶楽部」(登録商標)のようなシール写真などを貼り付けるものであってもよい。
また、カードCは使用者認証のための専用のものである必要はなく、例えば、免許証、定期券、社員証など他の目的に用いるものを流用してもよい。これらの場合、何を用いるかは使用者本人のみしか知らず、また、複製することがより困難なので、安全性がより高くなる。
カードCには、画像を正規化するための基準となるマークを予め記載しておいてもよい。図3(b)は基準となるマークMが記載されている例を示す。例えば、位置合わせ正規化部4(図1参照)は、このマークMを画像データから抽出して、画面内におけるそのマークMの位置、2つのマークMの向き、マークMの間の距離が所定の位置、向き、長さになるように、画像データを変換する。
基準マークMを用いない場合は、描かれた図像から基準となる方向を抽出する。基準となる方向は任意の図像について一意に定まる方法であればよい。例えば、図像を囲む最小の面積の長方形の長辺としてよい。また、例えば、図像の最大の直径が所定の長さになるように画像データを拡大又は縮小して正規化してもよい。
図像を表したカードCを撮像装置3で撮影する。図4は、機器1でカードCの図像を撮影する様子を示す。例えば携帯電話である機器1の撮像装置3のデジタルカメラで、図像を描いたカードCを撮影する。機器1の画像表示部23に撮影する画像を表示させて、位置を確認しながら撮影指示部11のシャッターボタンを押して、画像データを取り込む。使用者の顔の容貌などの生体特徴を認証に用いる方法に比べて、カードCの撮影は容易にかつ正確に行うことができる。
位置合わせ正規化部4は、前述のとおり基準マークMを抽出して画像データを正規化する。又は、図像から基準となる方向を抽出して、さらに正規化する。基準画像登録部5は、位置合わせ正規化部4で正規化された画像データを基準画像として、基準画像記憶部6に格納する。基準画像は、その基準となる方向及び正規化のための基準となる長さの情報を含む。
機器1の何らかの機能を使用するために使用者認証をする場合、カードCの図像を撮像装置3で撮影し、画像データを入力する。位置合わせ正規化部4は、二値化、雑音除去を行った後、基準画像のときと同じように、画像データの位置合わせ、基準方向への回転、基準長さに合わせた正規化を行う。カードCに所定の基準マークMがない場合は、基準画像の基準となる方向及び正規化のための基準となる長さの情報を用いる。それらの情報は、基準画像読出部7で読み出して供給される。
図5は、画像データの正規化の一例を説明する図である。図5(a)は撮影された画像データ、図5(b)は正規化した画像データを示す。使用者認証のときに撮影された画像データPは、基準画像とは異なる角度で撮影されている場合(図5(a))、例えば、基準マークMの一方の位置を基準画像の同じマークの位置に合わせて移動する。そして、基準マークMの間の角度φが基準画像の角度θに一致するように、画像データPを回転し、基準マークMの間の長さlが基準画像の長さLに一致するように、画像データPを拡大又は縮小する(図5(b))。このように画像データPを正規化することによって、認証画像の撮影条件が登録時と異なる場合でも、認証画像と基準画像の画像データPの類似度を正しく判定できる。
位置合わせ正規化部4で正規化された画像データPは類似度判定部8に送られる。また、基準画像読出部7は基準画像記憶部6から基準画像を読み出して、類似度判定部8に送る。類似度判定部8は、画像データPと基準画像を比較して、それらの類似度を判定する。例えば、DPマッチング(dynamic programming matching)を用いて類似度を判定することができる。
次に、使用者認証装置の動作について、図を参照して説明する。図6は基準画像を登録する場合の動作の一例を示すフローチャートである。
基準画像を登録する場合、カードCの表面に表された図像をカメラで撮影し、画像データPを入力する(ステップA1)。ついで、前述のとおり、基準マークの位置を合わせて、正規化する(ステップA2)。基準マークを用いない場合は、図像から特徴となる方向と長さを抽出して、正規化する。そして、正規化した画像データPを基準画像として記憶部(基準画像記憶部6)へ登録する(ステップA3)。
図7は、使用者認証の動作の一例を示すフローチャートである。使用者の認証が必要な場合、例えば、機器1の電源を入れたとき、又は機器1の決済機能を起動したときのような場合、機器1の制御部21は、画像表示部23に要求画面を表示して、使用者に認証画像の入力を要求する(ステップB1)。
使用者の認証が必要な場合としては、制御部21は機器1の機能ごとに認証を要求してもよい。また、機器1の機能ごとに異なる基準画像を登録できるようにしてもよい。
図9は、使用者に認証画像の入力を要求する画面表示の例を示す。画像データPの判定回数を表すカウンタをリセットする(ステップB1)。そして、基準画像を基準画像記憶部6から読み出す(ステップB2)。
撮像装置3のカメラで図像を撮像し(ステップB3)、位置合わせ正規化部4で画像データPの位置合わせ及び正規化を行う(ステップB4)。そして、類似度判定部8で正規化した画像データPと基準画像を比較して、類似度を判定する(ステップB5)。
図8は、画像データPの位置合わせ・正規化処理の動作を示すフローチャートである。画像データPの特徴パターンを抽出する(ステップC1)。基準マークMを用いる場合は、基準マークMの位置と向きを抽出する。そして、画像データPの主軸方向を抽出する(ステップC2)。基準マークMを用いる場合は、基準マークMの方向を主軸方向とする。
つぎに、主軸が基準画像に定義されている主軸の方向に合うように、画像データPを画面に対して回転する(ステップC3)。特徴パターンの間の距離が基準画像に定義されている特徴パターンの間の長さになるように画像データPを伸縮する(ステップC4)。基準マークMを用いる場合は、基準マークMの間の長さが基準画像と同じになるように、画像データPを伸縮する。そして、特徴パターンの位置が、基準画像における特徴パターンの位置と同じになるように、画像を画面内で移動する(ステップC5)。
こうして、認証画像の正規化された画像データPを得る。位置合わせ、回転、伸縮は順序を変えて行ってもよい。
類似度判定部8で判定された画像データPと基準画像の類似度は、認証処理部9で所定の値と比較される(ステップB6)。認証処理部9は、類似度が所定の値を超えている場合に(ステップB6;Yes)、画像データPが基準画像と一致すると判断して、機器機能部10の機能の使用を許可する(ステップB7)。
類似度が所定の値を超えていない場合は(ステップB6;No)、判定の回数を表すカウンタを加算して(ステップB8)、判定の回数が規定の回数になったかどうかを調べる(ステップB9)。判定回数が規定の回数に達していなければ(ステップB9;No)、再度認証画像を入力する画面を表示して(ステップB11)、図像の撮像(ステップB3)から類似度の比較(ステップB6)までを繰り返す。
判定回数が規定の回数に達している場合は(ステップB9;Yes)、認証が失敗して、機能の使用が許可されないことを表示する(ステップB10)。図10は、認証が失敗した場合の画面表示の例を示す。
本実施の形態によれば、2次元的な画像を用いて、基準画像と認証画像の画像データPを比較するので、認証のための画像の照合の実現が容易で、かつ認証の精度を高めることができる。また、図形等を直接入力する方法に比べて、認証画像の再現性が高く、認証の精度が高い。そして、SPCのように別の無線通信を用いる認証技術に比べて、専用の装置を備える必要がない。特に、デジタルカメラを内蔵した携帯端末機器にハードウェアを追加することなく、認証機能を実現できる。
なお、上述の方法では、基準画像を登録したときのカードCを用いて認証画像の入力を行うように説明したが、図像を表す物体はカード状のものに限らず、撮影しやすく携行できるものであれば何でもかまわない。例えば、使用者が常時携帯する時計の裏面を用いることができる。あるいは、例えば手の甲などの使用者の身体の一部で平らな部分に描いた図などであってもよい。これらの場合、機器1の使用を認証する目的だけのためにカードCを携帯する必要がないので、使用者の利便性が増す。
さらに、カードCなどに表す図像を使用者が再現できれば、登録時の基準画像を表した物体(カードC)と認証時の図像を表した物体(カードC)は異なっていてもよい。例えば、登録時のカードCを破り捨てるか図像を消去して、認証画像がわからないようにする。認証が必要なときに、図像を改めてカードCなど何らかの物体の表面に再現して撮影する。認証のときに図像を再現する方法では、カードCを盗用されるおそれがないので、さらに安全性が高い。
(実施の形態の変形例1)
基準画像の画面に対する向きの情報をさらに追加して利用する場合について説明する。図11及び図12は、図像の向きを複数の角度に正規化する方法を説明する図である。
例えば、カードCの図像を縦位置と横位置で撮影する場合を区別して認識する。そのために、画像データPの特徴となる方向を、基準画像の方向とその±90°の方向の近いほうに合わせるように、画像データPを回転する。
例えば、基準画像が図3(b)であったとして、図11(a)のように、認証画像の特徴点の角度が基準画像の向きに近い場合は、図11(b)のように、基準画像の向きに回転する。図12(a)では、認証画像の特徴点の角度が基準画像の角度+90°に近いので、図12(b)に示すように、基準画像を反時計方向に90°回転させた向きに画像データPを回転させる。
図13は、図像の向きを複数の角度に正規化する場合の画像位置合わせ正規化処理の動作を示すフローチャートである。画像データPの特徴パターン抽出(ステップD1)及び画像の主軸抽出(ステップD2)は、図8のフローチャートで説明したステップC1及びC2と同じである。
画像データPから抽出した主軸の方向が、基準画像で定義されている主軸方向と、その方向の±90°の方向のいずれか近い方向に合うように、画像データPを回転する(ステップD3)。すなわち、図11及び図12で説明したように、認証画像の画像データPを画面に対して回転させる。
図8のフローチャートで説明したように、特徴パターン間の距離を基準画像に合わせて画像データPを伸縮し(ステップD4)、位置を合わせる(ステップD5)。基準画像と異なる向きになった場合は位置合わせができないことになるが、その場合は例えば、特徴パターンの中心が基準画像と一致するように平行移動する。
本実施の形態では、カードCの図像を縦位置と横位置で撮影する場合を区別して基準画像が登録される。認証画像は、縦位置と横位置の近いほうに正規化される。基準画像の向きと認証画像の向きが異なる場合は、認証されない。その結果、認証をより安全にすることができる。
画像データPの向き区別する角度は、縦と横に限らない。90°以外に、120°(三角形)、60°(六角形)、45°(八角形)など、識別しやすい角度を用いてもよい。
(実施の形態の変形例2)
複数の基準画像をその順序で用いて、複数の認証画像の類似判定を行う場合について説明する。図14は、複数の基準画像を登録する動作を示すフローチャートである。
複数の基準画像を登録する場合、1つの基準画像について、カードCの表面に表された図像をカメラで撮影し(ステップE1)、正規化して(ステップE2)、記憶部(基準画像記憶部6)へ登録する(ステップE3)動作は、図6のステップA1〜A3と同じである。ただし、基準画像はその順序の情報を含む。
1つの基準画像を登録したとき、基準画像の枚数が終了したかどうか判断する(ステップE4)。基準画像の枚数は、あらかじめ決めた数でもよいし、使用者が基準画像を登録するときに任意に設定できるようにしてもよい。例えば、1つの基準画像を登録したときに、終了を示すキーを操作することによって、基準画像の枚数が終了したことを判断する。
登録すべき基準画像がまだあれば(ステップE4;No)、ステップE1に戻って、次の基準画像を登録する。基準画像の枚数が終了すれば(ステップE4;Yes)、基準画像の数を基準画像記憶部6に登録する(ステップE5)。
複数の基準画像としては、例えば、カードCの表と裏の両方に異なる図像を表し、それらを使用者のみが知る特定の順序で撮影する。変形例2で説明した方法を用いて、表裏の図像の向きの情報を含めて、それらを組み合わせて画像の順序を構成してもよい。さらに、複数のカードCを用いて複数の基準画像を構成してもよい。
また、カメラのマクロ撮影(拡大撮影)機能を用いて、カードCの図像の部分を基準画像の1つとしたり、複数の部分の画像を組み合わせて複数の基準画像を構成してもよい。さらに、カメラの動画撮影機能を用いて、カードCの上を一定の走査パターンで連続撮影するなどの方法を用いてもよい。
図15は、複数の認証画像の類似判定を行う認証装置の動作を示すフローチャートである。使用者の認証が必要な場合、例えば、機器1の電源を入れたとき、又は機器1の決済機能を起動したときのような場合、機器1の制御部21は、画像表示部23に要求画面を表示して、使用者に認証画像の入力を要求し、画像データPの判定回数を表すカウンタをリセットする(ステップF1)。そして、複数の基準画像を基準画像記憶部6から読み出す(ステップF2)。
撮像装置3のカメラで図像を撮像し(ステップF3)、位置合わせ正規化部4で画像データPの位置合わせ及び正規化して(ステップF4)、類似度判定部8で正規化した画像データPとその順序の基準画像を比較して、類似度を判定する(ステップF5)。ステップF3からステップF5までの処理を、複数の基準画像の数繰り返す(ステップF6;No)。画像データPの正規化は、図8のフローチャート又は図13のフローチャートで表される方法を用いる。
基準画像記憶部に登録された基準画像の数だけ、認証画像を入力して類似度を判定したら(ステップF6;Yes)、複数の認証画像のそれぞれの類似度から所定の演算方法で演算される判定値を求める(ステップF7)。判定値は認証処理部9で所定の値と比較される(ステップF8)。認証処理部9は、判定値が所定の値を超えている場合に(ステップF8;Yes)、複数の画像データPが複数の基準画像とそれぞれ一致すると判断して、機器機能部10の機能の使用を許可する(ステップF9)。
判定値が所定の値を超えていない場合は(ステップF8;No)、判定の回数を表すカウンタを加算して(ステップF10)、判定の回数が規定の回数になったかどうかを調べる(ステップF11)。判定回数が規定の回数に達していなければ(ステップF11;No)、再度認証画像を入力する画面を表示して(ステップF13)、図像の撮像(ステップF3)から判定値の演算(ステップF7)までを繰り返す。
判定回数が規定の回数に達している場合は(ステップF11;Yes)、認証が失敗して、機能の使用が許可されないことを表示する(ステップF12)。
判定値は、例えば、複数の画像データPそれぞれの類似度の合計、又は、複数の類似度の最小値としてもよい。あるいは、複数の類似度それぞれについて、基準となる所定の値を定めて、すべての類似度がそれぞれ所定の値を超えることを条件としてもよい。その場合は、1つの認証画像を入力するごとに類似度と対応する基準値を比較して、認証画像ごとに撮影のリトライを行うように構成してもよい。
以上説明したように、複数の基準画像の順序を秘密の情報とすることによって、機器1の使用者認証をさらに安全なものにすることができる。
その他、前記のハードウエア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。
機器1における使用者認証装置2は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する装置を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで本発明の使用者認証装置2を構成してもよい。
また、前記の各機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波に上述のコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
本発明の実施の形態に係る使用者認証方法に従う使用者認証装置を備える携帯端末機器の構成を示すブロック図である。 図1の使用者認証装置の物理的構成の一例を示すブロック図である。 使用者認証に用いる図像を表面に表した物体の例を示す図である。 機器でカードの図像を撮影する様子を示す図である。 画像データの正規化の一例を説明する図である。 基準画像を登録する場合の動作の一例を示すフローチャートである。 使用者認証の動作の一例を示すフローチャートである。 画像データの位置合わせ・正規化処理の動作を示すフローチャートである。 使用者に認証画像の入力を要求する画面表示の例を示す図である。 認証が失敗した場合の画面表示の例を示す図である。 図像の向きを複数の角度に正規化する方法を説明する図である。 図像の向きを複数の角度に正規化する方法を説明する図である。 図像の向きを複数の角度に正規化する場合の画像位置合わせ正規化処理の動作を示すフローチャートである。 複数の基準画像を登録する動作を示すフローチャートである。 複数の認証画像の類似判定を行う認証装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末機器(機器)
2 使用者認証装置
3 撮像装置(撮像手段)
4 位置合わせ正規化部
5 基準画像登録部(登録手段)
6 基準画像記憶部(記憶手段)
7 基準画像読出部
8 類似度判定部(判定手段)
9 認証処理部(認証手段)
10 機器機能部
11 撮影指示部
12 音声入出力部
13 通信部
20 内部バス
21 制御部(登録手段、判定手段、認証手段)
22 記憶部(記憶手段)
23 画像表示部
24 操作部
C カード(物体)
P 画像データ

Claims (10)

  1. 機器の機能の使用を許可するための使用者認証方法であって、
    物体の表面に表された図像を撮像装置で画像データに変換する基準画像撮影ステップと、
    前記基準画像撮影ステップで撮影した画像データを基準画像として記憶手段に登録する登録ステップと、
    前記撮像装置で前記基準画像撮影ステップとは別に撮影した画像データと前記基準画像とを比較し、それらの類似度を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで判定した前記画像データと前記基準画像との類似度が所定の値より大きい場合に、前記機器の機能の使用を許可する認証ステップと、
    を備えることを特徴とする使用者認証方法。
  2. 前記物体は、図像を表面に表すことができる板状部材であって、
    前記基準画像撮影ステップは、前記板状部材の表面に表された図像を前記撮像装置で画像データに変換することを特徴とする請求項1に記載の使用者認証方法。
  3. 前記基準画像は、前記画像データにおける前記図像の向きの情報を含み、
    前記判定ステップは、前記図像の前記画像データにおける向きの情報の一致も含めて類似度を判定することを特徴とする請求項1に記載の使用者認証方法。
  4. 前記基準画像撮影ステップは、複数の図像についてそれぞれ画像データに変換し、
    前記登録ステップは、前記複数の図像の画像データをそれぞれに順序をつけて複数の基準画像として前記記憶手段に登録し、
    前記判定ステップは、前記撮像装置で撮影される複数の画像データを順に、前記複数の基準画像の同じ順序を有する基準画像と比較して、それぞれの類似度を判定し、
    前記認証ステップは、前記複数の画像データそれぞれの類似度から所定の方法で演算される値が所定の基準値より大きい場合に、前記機器の使用を許可する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の使用者認証方法。
  5. 前記物体の表面に表された図像は、前記機器の機能の使用をする使用者が前記物体の表面に表した図像であることを特徴とする請求項1に記載の使用者認証方法。
  6. 機器の機能の使用を許可するための使用者認証装置であって、
    物体の表面に表された図像を画像データに変換する撮像手段と、
    前記撮像手段で変換した画像データを記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段で撮影した画像データを基準画像として記憶手段に登録する登録手段と、
    前記撮像手段で前記基準画像とは別に撮影した画像データと前記基準画像とを比較し、それらの類似度を判定する判定手段と、
    前記判定手段で判定した前記画像データと前記基準画像との類似度が所定の値より大きい場合に、前記機器の機能の使用を許可する認証手段と、
    を備えることを特徴とする使用者認証装置。
  7. 前記物体は、図像を表面に表すことができる板状部材であって、
    前記撮像手段は、前記板状部材の表面に表された図像を画像データに変換することを特徴とする請求項6に記載の使用者認証装置。
  8. 前記基準画像は、前記画像データにおける前記図像の向きの情報を含み、
    前記判定手段は、前記図像の前記画像データにおける向きの情報の一致も含めて類似度を判定することを特徴とする請求項6に記載の使用者認証装置。
  9. 前記撮像手段は、前記物体の表面に表された図像から複数の画像データに変換し、
    前記登録手段は、前記撮像手段で変換された複数の画像データをそれぞれに順序をつけて複数の基準画像として前記記憶手段に登録し、
    前記判定手段は、前記撮像手段で前記複数の基準画像とは別に撮影される複数の画像データを順に、前記複数の基準画像の同じ順序を有する基準画像と比較して、それぞれの類似度を判定し、
    前記認証手段は、前記複数の画像データそれぞれの類似度から所定の方法で演算される値が所定の基準値より大きい場合に、前記機器の使用を許可する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の使用者認証装置。
  10. 機器の機能の使用を許可するために、コンピュータを、
    物体の表面に表された図像を画像データに変換する撮像手段と、
    前記撮像手段で変換した画像データを記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段で撮影した画像データを基準画像として記憶手段に登録する登録手段と、
    前記撮像手段で前記基準画像とは別に撮影した画像データと前記基準画像とを比較し、それらの類似度を判定する判定手段と、
    前記判定手段で判定した前記画像データと前記基準画像との類似度が所定の値より大きい場合に、前記機器の機能の使用を許可する認証手段と、
    して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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