JP2002222241A - エネルギ供給者決定方法及び装置 - Google Patents

エネルギ供給者決定方法及び装置

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JP2002222241A JP2001017888A JP2001017888A JP2002222241A JP 2002222241 A JP2002222241 A JP 2002222241A JP 2001017888 A JP2001017888 A JP 2001017888A JP 2001017888 A JP2001017888 A JP 2001017888A JP 2002222241 A JP2002222241 A JP 2002222241A
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Takahiko Miyairi
入 崇 彦 宮
Shigeru Kawasaki
崎 茂 川
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種エネルギ毎に、使用者の実績に基づき、
最適な業者、例えば最安価な業者を選択出来る方法及び
装置の提供。 【解決手段】 使用するべきエネルギの種類を選択する
工程と、選択されたエネルギを供給する複数のエネルギ
供給者(10S)の情報をシステム内のデータベース
(20I)から或いは通信回線(30)を介して外部デ
ータベース(20G)から入力する工程と、該入力する
工程で読み込まれた複数のエネルギ供給者(10S)の
情報を比較する工程と、最適なエネルギ供給者(11s
または12sまたは13s)を選択する工程、とを有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気やガス
等、企業や工場等が経済活動を営む上で必要とする各種
のエネルギを供給する業者(例えば電気会社、ガス会
社)が複数存在する場合に、その中から1社を選択する
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気・ガスの様なエネルギは、地
域毎に供給者(電気会社、ガス会社)が特定されている
場合が多かった。
【0003】ここで、昨今の(売電等の)規制緩和に見
られるように、各種エネルギの価格の自由化傾向が活発
化され、複数の業者(エネルギ供給者)が電気或いはガ
ス等のエネルギを供給することが自由になる趨勢にあ
る。また、例え電力の売買規制緩和や自由化が他のエネ
ルギより遅れても、ガスや、液体燃料とを比較選択して
コスト低減をする必要がある。
【0004】このような自由市場では、利用者(例え
ば、各種法人やメーカ、工場)は、複数のエネルギ供給
者の中から最適の業者を選択する必要がでてくる。しか
し、最適のエネルギ供給者を選択するツールは、従来、
存在せず、上述した様な必要性に応える技術は現時点で
は提案されていない。
【0005】図7は、空調装置のコンプレッサPoを駆
動の場合の従来例で、料金テーブルDpoとコンプレッ
サ駆動状況を勘案して、クラッチCgを介したガスエン
ジン4eとクラッチCmを介した電動モータ3eのどち
らかで運転するようにしていた。この場合に、料金テー
ブルDpoが改定されると、その都度メンテナス要員が
テーブルを更新している。しかし、エネルギ供給者が複
数で、しかも料金テーブルDpoの更新が頻発すると、
最適料金テーブルの書き換えが遅れるという問題が生じ
る。係る問題に対処する技術も、現時点では存在しな
い。
【0006】その他の従来技術として、例えば、特開平
11−313441号公報では、家庭内電気設備の消費
する電力を電力DSM(Demand Side Ma
nagement)で、消費抑制をするシステム、を提
案している。
【0007】しかし、このシステムは、エネルギが電力
に限定され、各々の設備にエネルギ消費料金を示す料金
テーブルは設けられていない。従って、電気、ガス、液
体燃料等の多種エネルギとその供給者の選択決定という
上述の問題に対しては、解決策を提示するものではな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたもので、エネルギ使用
者の使用実績に基づいて、各種エネルギ毎に最適(例え
ば最安価)な業者を選択出来る方法及び装置の提供を目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコンピュータを
利用したエネルギ供給者決定方法は、使用するべきエネ
ルギの種類を選択する工程(S2)と、選択されたエネ
ルギを供給する複数のエネルギ供給者(10S)の情報
をシステム内のデータベース(20I)から或いは通信
回線(30)を介して外部データベース(20G)から
入力する工程(S1、S11)と、該入力する工程で読
み込まれた複数のエネルギ供給者(10S)の情報を比
較する工程(S4、S5)と、最適なエネルギ供給者
(11s、12s、13s)を選択する工程(S6、S
7)、とを有している(請求項1:図3)。
【0010】上記によって、電力、各種流体燃料等の複
数のエネルギと、その供給者をユーザにとって最良条件
となるよう比較して選択できる。
【0011】前記コンピュータを利用したエネルギ供給
者決定方法において、前記情報を比較する工程で比較さ
れる情報は、料金或いは供給量に関する情報であること
が好ましい(請求項2)。
【0012】より具体的には、前記情報を比較する工程
では、地域、使用量、使用時期、使用時間等で決まるエ
ネルギ料金テーブルと、エネルギの安定供給性に関する
情報を、主に比較するのが好ましい。
【0013】使用するべきエネルギは空調機駆動用のエ
ネルギであることが好ましい(請求項3:図6)。
【0014】空調機駆動用エネルギとしては、圧縮式冷
凍機の場合、空調機構内を循環する冷媒を圧縮するコン
プレッサ(Po)駆動用のエネルギであり、該コンプレ
ッサ(Po)は燃焼機関(4e)或いは電動機(3e)
により駆動される様に構成されている。一方、吸収式冷
凍機の場合は、前記空調機駆動用エネルギは、再生器に
供給される熱エネルギが該当する。
【0015】空調用コンプレッサを燃焼機関と電動機に
よって選択駆動する場合には、本発明のエネルギ供給者
決定方法によって、エネルギと供給者を選択できる。こ
の場合のエネルギ供給者は、エネルギの価格が安く、コ
ンプレッサ駆動に必要なエネルギが安定して供給される
ことが、必須の要件となる。
【0016】本発明のコンピュータを利用したエネルギ
供給者決定装置は、使用するべきエネルギを供給するエ
ネルギ供給者(10S)に関する情報をエネルギの種類
毎に記憶しているデータベース(20I、21g、22
g)を有し、該データベースはシステム内に包含されて
いるか或いはシステム外に設けられて通信回線を介して
接続されており、前記データベースに記憶されているエ
ネルギ供給者の情報を一時的に記憶する入力情報記憶手
段(40)と、入力情報記憶手段に一時的に記憶されて
いる情報を比較する比較手段(52)と、最安価の料金
のエネルギ供給者を選択する選択手段(54)と、選択
手段により選択されたエネルギ供給者を表示する表示手
段(例えば、選択装置54と一体化されている)、とを
有している(請求項4:図1、図2)。
【0017】上記エネルギ供給者決定装置は、エネルギ
情報を収集し加工して提供するサービス機関が所有して
運営しても、またはエネルギ使用者が所有して運営して
もよい。
【0018】前記コンピュータを利用したエネルギ供給
者決定装置は、前記比較する手段で比較される情報が、
料金或いは供給量に関する情報であることが好ましい
(請求項5)。
【0019】このために、内部記憶装置及び外部記憶装
置からの比較情報が、つねに最新情報である必要があ
る。
【0020】ここで、使用するべきエネルギは空調機駆
動用のエネルギであることが好ましい(請求項6:図
6)。
【0021】空調機駆動用エネルギとしては、圧縮式冷
凍機の場合、空調機構内を循環する冷媒を圧縮するコン
プレッサ(Po)駆動用のエネルギであり、該コンプレ
ッサ(Po)は燃焼機関(4e)或いは電動機(3e)
により駆動される様に構成されている。一方、吸収式冷
凍機の場合は、前記空調機駆動用エネルギは、再生器に
供給される熱エネルギが該当する。
【0022】上記のように、2種の原動機で選択駆動さ
れる空調用コンプレッサが、必要なエネルギをガスと電
気で切り換える場合のエネルギ選択機器として適用しや
すいが、季節や時間でエネルギ消費量が大きく変動する
水ポンプ、工場内の圧気供給用コンプレッサ等にも適用
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明のエネルギ供給者決
定に適用される装置の全体構成を示し、図2はこれを簡
略化してエネルギ供給要素を加え、絵図表現した構成図
を示している。
【0024】図1及び図2において、本発明に係るシス
テムは、エネルギ使用ユーザ2と、エネルギデータセン
タ(以降、データセンタと略記する)20と、インター
ネットゾーン(以降、インターネットと略記する。)3
0と、外部のデータ記憶装置20Gと、エネルギ供給者
10S、とで概略構成されている。
【0025】エネルギ使用ユーザ2は、データセンタ2
0からの情報にもとづいて例えばガスまたは電気、また
は液体燃料を選択するエネルギ選択装置8と、エネルギ
受給部2Eとで構成されている。図1においては、ユー
ザ2の図示表示は1つであるが、各種エネルギを受給す
る複数のユーザ2が並列に存在している。また、データ
センタ20とユーザ2とは別個に示されているが、ユー
ザ2内にデータセンタ20を内蔵していても良い。
【0026】エネルギ受給部2Eは、受電装置3eと、
ガスを受ける装置4eと、液体燃料を受ける装置5eと
で構成されそれぞれがラインL3、L4、L5でエネル
ギ選択装置8に連通されている。
【0027】受電装置3eと、ガスを受ける装置4e
と、液体燃料を受ける装置5eは、図示しない駆動源、
例えば空調コンプレッサの原動機である駆動装置等に連
結されている。
【0028】エネルギ選択装置8は、運転実績等のエネ
ルギ使用情報を送信するラインL8によって後記する入
力情報記憶手段である入力情報一時記憶装置(以降、一
時記憶装置と略記する。)40に連通されている。ま
た、最適エネルギの使用に関する情報を受信するライン
L9によってインターネット30に連通されている。そ
して、エネルギ供給者10Sのホームページや、各種デ
ータベース21g、22g等から、石油、ガス、電気等
の各種エネルギの料金や、必要量が安定して供給される
か否かに関する情報等を取り入れている。なお、ライン
L8はインターネット30を介して一時記憶装置40に
連通していてもよい。ここで、上記した情報は、遠隔監
視システム、その他のネットワーク経由、または直接伝
達可能である。
【0029】データセンタ20は、エネルギ供給会社情
報記憶装置(以降、会社情報記憶装置と略記する。)2
0Iと、一時記憶装置40と、エネルギ供給会社の諸情
報を比較検討する比較手段である比較装置52と、比較
装置52の出力情報にもとづいてエネルギ供給会社を選
択する選択手段である選択装置54、とで構成されてい
る。
【0030】会社情報記憶装置20Iは、各電気供給会
社の料金、電力供給量、実績等の情報を常時記憶させる
第1の記憶装置21iと、各ガス供給会社の同様情報を
常時記憶させる第2の記憶装置22iと、各種液体燃料
の同様情報を常時記憶させる第3の記憶装置23i、と
で構成されている。なお、図示の構成では会社情報記憶
装置20Iは、データセンタ20内に設けられているが
ユーザ2内にあってもよい。
【0031】一時記憶装置40は、エネルギ供給会社の
選択に必要な各種情報を、情報の種類別に一時記憶させ
る複数の記憶装置41、42、43、44等で構成さ
れ、例えば記憶装置41は検討対象とするユーザ2の使
用エネルギの種類、運転負荷実績即ちエネルギ使用実
績、等を一時記憶させるようになっている。
【0032】また、記憶装置42は、後記する外部記憶
装置20Gからの情報を一時記憶させるようになってい
て、記憶装置43、44は会社情報20Iの情報をそれ
ぞれ一時記憶させるようになっている。
【0033】記憶装置41、42、43、44は、ライ
ンL41、L42、L43、L44によってそれぞれが
比較装置52に連通されている。
【0034】比較装置52は、ユーザ2の運転実績等の
情報、各種の既納情報、新規情報等を比較検討する機能
を有し、出力情報を送信するラインL52によって選択
装置54に連通されている。
【0035】選択装置54は、ユーザ2にとって料金コ
スト、エネルギの安定供給等が最適となるように選択し
その結果を送信するラインL54によってインターネッ
ト30に連通されている。また、選択装置54は、選択
されたエネルギ供給者とその表示手段であるエネルギ供
給者記憶装置および表示サイトを有している。
【0036】エネルギ供給者10Sは、同一エネルギを
供給する複数の供給者11s、12s、13s等がそれ
ぞれあって、供給エネルギ、供給能力、実績等の自社情
報を常時開示(ただし、キーで解錠)すると共に、発注
対応用の受、送信機能を有して、各者がラインLl1
s、L12s、L13sでインターネット30に連通さ
れている。
【0037】外部記憶装置20Gは、会社情報記憶装置
20Iのメモリ補完及び新規会社とそのエネルギ情報を
記憶し開示する機能を有し、複数の記憶装置21g、2
2g等がラインL21、L22によってインターネット
30に連通されている。
【0038】上記図1の構成を簡略に表現した図2にお
いて、エネルギ供給者11s、12s等からのエネルギ
Peは動力供給線、配送管等を介してユーザ2に連結さ
れている。
【0039】料金テーブルDpはエネルギ供給者11
s、12sからインターネット30を介してデータセン
タ20に連通され、エネルギ利用情報や機器特性情報D
eはユーザ2からインターネット30を介してデータセ
ンタ20に連通されている。
【0040】最適供給者名Ds及び料金テーブルDpは
データセンタ20からインターネット30を介してユー
ザ2に連通されている。
【0041】上記構成により、最適エネルギ供給者の決
定をする決定方法を、図3のフローチャートを用いて説
明する。
【0042】ステップS1では、ユーザ2におけるエネ
ルギ消費実績データ及び運転負荷実績データをデータセ
ンタ20の会社情報記憶装置20Iに収集する。情報の
1部は、場合によってはデータセンタ20外の外部記憶
装置20Gに収集する。その実施作業は、次のステップ
11によって行う。
【0043】ステップS11では、各供給者10Sの料
金テーブルデータを収集する。ステップS1及びステッ
プS11がエネルギ供給者の情報を入力する工程であ
る。
【0044】ステップS12では、各供給者10S内の
1者の料金テーブルを仮に選択する。
【0045】ステップS2では、エネルギの種別をそれ
までのエネルギ種にかえてステップS12で選択したエ
ネルギに変更することを仮定する。なお、このステップ
S2は、使用するべきエネルギの種類を選択する工程で
もある。
【0046】ステップS13では、ユーザ2が使用する
機器のエネルギ消費特性を入力する。
【0047】ステップS3では、上記運転実績データ及
び料金テーブルにもとづいて変更を仮定したエネルギの
コストを試算する。
【0048】ステップS4では、変更を仮定したエネル
ギ選択によって、最安コストのエネルギになっているか
を確認する。NOであれば、ステップS2に戻ってエネ
ルギを別種別に再仮定してステップ3、4を繰り返す。
このようにして、最安価エネルギ種別を追及する。最安
価エネルギが決定したらステップS5に行く。
【0049】ステップS5では、ステップS4で求めら
れた最安価なエネルギの使用割合、すなわち、エネルギ
の種別及び購入量(或いは、想定されるエネルギ使用
量)を決定する。ステップS4及びステップS5が複数
のエネルギ供給者の情報を比較する工程である。
【0050】ステップS6では、それまでに決定した特
定のエネルギ種を、最安値で供給するエネルギ供給者を
追求する。そのためにステップS12に戻って、供給者
の選択をする。最安値供給者が見つかったら、ステップ
S7に行く。
【0051】ステップS7では、ステップS6で選択し
た最安値の供給者が、従来の供給者と異なっているかど
うかを確認する。異なった新供給者であれば、ステップ
S14でエネルギ新供給者名をユーザ2に連絡して推奨
する。最安値の供給者が従来の供給者と同じであれば、
新供給者さがしの作業は終了する。そして、安値の供給
者が現れれば、ステップS1から作業を再開する。ステ
ップS6およびステップS7が最適な供給者を選択する
工程である。
【0052】図4及び図5は、ユーザ2内のエネルギ消
費機器、例えば空調装置で使用するエネルギの料金テー
ブルを、データセンタからの送信情報によって最新の改
定料金データに書き換えする実施形態を示している。
【0053】図4は、適用される装置の構成を簡略に絵
図表現したもので、エネルギ供給者11s、12s等か
らの実エネルギPeは動力供給線、配送管等を介してユ
ーザ2に連結されている。
【0054】料金情報Dpは、エネルギ供給者11s、
12sからインターネット30を介してデータセンタ2
0に連通され、エネルギ利用情報や機器特性情報Deは
ユーザ2からインターネット30を介してデータセンタ
20に連通されている。ここで、料金情報Dp等は、イ
ンターネット30のみを介して伝達されるものではな
く、例えば、遠隔監視システム、その他のネットワーク
経由、または直接伝達可能である。
【0055】なお、料金情報Dpはインターネット30
を介することは必須ではないが、ユーザ2ではダウンロ
ードによってデータをそのまま使用できるので最も便利
な受信手段である。
【0056】最適供給者名Ds及び料金テーブルDpは
データセンタ20からインターネット30を介してユー
ザのエネルギ消費機器2Eに連通されている。
【0057】エネルギ消費機器、ここではコンプレッサ
を有する空調設備2Eが、ユーザ装置として構成されて
いる。そして、空調設備2E内には、外部からの料金テ
ーブルデータを受信してエネルギのコストを試算し、最
安値をもとめ、料金データを書き換える機能を有してい
る。
【0058】上記構成にもとづいて、エネルギのコスト
を最小にする料金データに書き換える作用を図5のフロ
ーチャートによって説明する。
【0059】ステップS20は、料金の変更が発生した
スタート状態である。
【0060】ステップS21では、データセンタ20か
ら空調設備2Eに料金テーブルデータを送信する。以降
の各ステップは空調設備2E内での処理になる。
【0061】ステップS22では、新料金テーブルデー
タに従ってエネルギのコストを試算する。
【0062】ステップS23では、ステップS22にお
けるコストの試算結果を現在のコストと比較する。新料
金テーブルデータによって、従来コストより高価になれ
ば検討を終了して従来のままとする。新料金が従来料金
より低減されれば、ステップS24に行く。
【0063】ステップS24では、機器へ入力するエネ
ルギを切り換える際の負荷の値(エネルギの種類を切り
換えた方がコストが低減される臨界点)を変更する。例
えば、ある種の機器で、負荷が0−70%では電気の方
が安価であり、負荷が70%以上ではガスに切り換えた
方がコストが低減される場合、前記「エネルギを切り換
える際の負荷の値」は、70%となる。
【0064】上記においては、燃料コストが最小になる
制御について説明しているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば、エネルギの消費量が最小とな
る様に、制御することが可能であることは勿論である。
【0065】切り換えに際しては、各種特性の異なる入
力エネルギへの切り換えを、スムーズにするよう負荷を
調整する。切換前のエネルギを入力した場合と、切換後
のエネルギを入力した場合とを比較した際に、トルク特
性が大きく相違するのであれば、トルク変動を出来る限
り減少する様に負荷を調整する。その他の特性が相違す
る場合においても同様である。
【0066】ステップS25では、エネルギのコストを
再試算する。即ち、原動機特性の相違を減少するために
負荷を調整することにより、エネルギ消費量がステップ
S24の演算の際とは異なった場合を想定しているので
ある。
【0067】ステップS26では、コスト再試算の結果
が、最も安価となったかを確認する。YESであれば、
ステップS27に行く。NOであれば、ステップS24
に戻って切り替える際の負荷の値を再変更してみる。
【0068】ステップS27では、料金データの自動書
き換えをする。また、ステップS28でこの結果をユー
ザに連絡する。そして、終了する。
【0069】上記の構成と方法によれば、従来の人手に
よる料金テーブルの書き換えでは、工賃・経費が600
00円/1人・日で、1日20台のエネルギ消費機器を
書き換えるときに3000円/台の費用がかかっていた
ものが、通信費の10円だけになりしかも、ほとんどリ
アルタイムで完了する。したがって、頻繁なエネルギ変
更に対しても、料金テーブルデータの変更がほぼ無料で
かつ即応できる。
【0070】図6は、前記図4で示した装置構成図にお
ける空調設備2Eを空調用コンプレッサPo(前記「空
調機」が圧縮式冷凍機であり、その駆動手段として空調
用コンプレッサを用いた場合)に限定した作用構成図で
ある。特に異なる機構は、図4におけるデータセンタ2
0の機能が、たとえば空調装置内の制御装置に内臓で
も、あるいは外設の制御装置内であってもよく、外部に
特定されていないことである。
【0071】コンプレッサPoは、駆動源がガスエンジ
ン4eと電動モータ3eのいづれかで選択運転されるよ
う構成されている。
【0072】図4の装置構成も参照して作用を説明す
る。図6において、外部情報収集手段30Aによって各
エネルギ供給者の料金テーブルDpを収集する。これに
合わせて、運転実績記憶装置Rrから運転負荷の実績デ
ータを受信する。
【0073】上記データを判断手段Hgcで判断して、
最適なエネルギ供給者とその料金テーブルについて比較
判断する。即ち、ガス及び電力の複数の供給者とそれぞ
れの料金テーブルを、運転負荷にてらして最安価で、安
定供給が得られる点を比較する。
【0074】ついで、選択手段Tcで、特定供給者の電
気、ガスの料金テーブルを選択する。
【0075】上記選択にしたがって、ガスエンジン4e
または電気モータ3eを、クラッチCgまたはCmを操
作して駆動源を選択する。
【0076】上記構成と作用によって、図7で示した従
来の料金テーブル入手からの手作業が、最新の料金テー
ブル入手〜最適料金テーブルの選択まで自動的に行われ
る。さらには、駆動源の自動切り換えも可能となる。
【0077】なお、図示の実施形態はあくまでも例示で
あり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記載ではな
い。換言すれば、図示の実施形態は、本発明の技術的範
囲内において、各種の変形や変更が可能である旨を付記
する。
【0078】
【発明の効果】本発明の作用効果を、以下に列記する。 (1) 本発明のエネルギデータセンタの機能によっ
て、エネルギ消費ユーザの機器と運転状態に応じて、最
安価なエネルギたとえば、電力、ガス、液体燃料等とそ
の供給者を選択してユーザのエネルギ使用の実態に即し
た最適な料金テーブルをサービスできる。 (2) 随時行われる各供給者の改定料金テーブルを収
集して、比較検討し、ユーザへ最適料金テーブルに書き
換えのサービスができる。 (3) 従来の手作業による料金テーブルの書き換えを
自動的に行うので、極小の通信費のみにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエネルギ供給者決定に適用される装置
の全体構成を示すブロック図。
【図2】図1を簡略に絵図表現した装置構成図。
【図3】図1及び図2の装置構成によりフローチャー
ト。
【図4】エネルギ消費機器内のエネルギ料金データを最
新の改定料金データに書き換えるシステムを示す構成
図。
【図5】図4の装置構成を作用させエネルギ消費機器に
最新の料金データを送信し、料金テーブルを書き換えさ
せるフローチャート。
【図6】エネルギ消費機器が空調用コンプレッサで、駆
動装置がガスエンジンと、電動モータのいづれかを選択
する場合の作用構成図。
【図7】エネルギ消費機器が空調用コンプレッサで、駆
動装置がガスエンジンと、電動モータのいづれかを選択
する場合の従来の作用構成図。
【符号の説明】
2・・・エネルギ使用ユーザ 2E・・エネルギ使用装置 3e・・電動モータ 4e・・ガスエンジン 5e・・液体燃料エンジン 8・・・エネルギ選択装置 10S・・エネルギ供給業者(総称) 11s、12s、13s・・エネルギ供給業者 20・・・エネルギデータセンタ 20G・・外部記憶装置(総称) 21g、22g・・外部記憶装置 20I・・エネルギ供給(料金、供給量)関係情報記憶
装置 21i・・電力供給関係情報記憶装置 22i・・ガス供給関係情報記憶装置 23i・・液体燃料関係情報記憶装置 30・・・インターネット 40・・・一時記憶装置(総称) 41、42、43、44・・・一時記憶装置 52・・・比較装置 54・・・選択装置(表示手段を含む)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用するべきエネルギの種類を選択する
    工程と、選択されたエネルギを供給する複数のエネルギ
    供給者の情報をシステム内のデータベースから或いは通
    信回線を介して外部データベースから入力する工程と、
    該入力する工程で読み込まれた複数のエネルギ供給者の
    情報を比較する工程と、最適なエネルギ供給者を選択す
    る工程、とを有することを特徴とするコンピュータを利
    用したエネルギ供給者決定方法。
  2. 【請求項2】 前記比較する工程で比較される情報は、
    料金或いは供給量に関する情報である請求項1のコンピ
    ュータを利用したエネルギ供給者決定方法。
  3. 【請求項3】 使用するべきエネルギは空調機駆動用の
    エネルギである請求項1、2のいずれかのコンピュータ
    を利用したエネルギ供給者決定方法。
  4. 【請求項4】 使用するべきエネルギを供給するエネル
    ギ供給者に関する情報をエネルギの種類毎に記憶してい
    るデータベースを有し、該データベースはシステム内に
    包含されているか或いはシステム外に設けられて通信回
    線を介して接続されており、前記データベースに記憶さ
    れているエネルギ供給者の情報を一時的に記憶する入力
    情報記憶手段と、入力情報記憶手段に一時的に記憶され
    ている情報を比較する比較手段と、最安価の料金のエネ
    ルギ供給者を選択する選択手段と、選択手段により選択
    されたエネルギ供給者を表示する表示手段、とを有する
    ことを特徴とするコンピュータを利用したエネルギ供給
    者決定装置。
  5. 【請求項5】 前記比較する手段で比較される情報は、
    料金或いは供給量に関する情報である請求項4のコンピ
    ュータを利用したエネルギ供給者決定装置。
  6. 【請求項6】 使用するべきエネルギは空調機駆動用の
    エネルギである請求項4、5のいずれかのコンピュータ
    を利用したエネルギ供給者決定装置。
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