JP2002221856A - プロセスカートリッジ及び端部部材 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び端部部材

Info

Publication number
JP2002221856A
JP2002221856A JP2001019775A JP2001019775A JP2002221856A JP 2002221856 A JP2002221856 A JP 2002221856A JP 2001019775 A JP2001019775 A JP 2001019775A JP 2001019775 A JP2001019775 A JP 2001019775A JP 2002221856 A JP2002221856 A JP 2002221856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developing
process cartridge
frame
sealing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001019775A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Sato
実 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001019775A priority Critical patent/JP2002221856A/ja
Publication of JP2002221856A publication Critical patent/JP2002221856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーシール部材を引き抜く際に、安定して
トナー枠体にトナー供給する開口をつくること。 【解決手段】 少なくとも感光体ドラム7にトナーを用
いて像を形成する現像手段10を有し、画像形成装置本
体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
現像ローラ10cに供給されるトナーを収容したトナー
枠体を構成するトナー現像枠体12の開口12a1を開
封可能に密封するトナーシール部材27を引き抜き可能
に有し、前記枠体12の長手方向端部に設ける端部部材
21に、前記トナーシール部材引き抜き時のトナーシー
ル部材27の巾方向のガイドとなる規制部82を設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置に使用されるプロセスカートリッジ、及びプロセス
カートリッジ並びに現像ユニットに設けられる端部部材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び該電子写真感光体に作用するプロセス手段をカートリ
ッジとして一体化し、このカートリッジを装置本体に着
脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されてい
る。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメ
ンテナンスをサービスマンによることなくユーザー自身
で行うことができるために操作性を格段に向上させるこ
とができる。このため、プロセスカートリッジ方式は電
子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0003】このようなプロセスカートリッジにあって
は、現像剤(トナー)を収納したトナー室を有するトナ
ー枠体と現像部材を収容した現像枠体を一体的に設け、
トナー枠体と現像枠体との間に、プロセスカートリッジ
を使用開始するまでトナーを密封封止しておく密封部材
(以下トナーシール部材)を設けている。そして、前記
両枠体と電子写真感光体を支持するクリーナ枠体とを結
合している。
【0004】ここで、前記トナーシール部材には前記ト
ナー枠体に一体に成形された把手部材に両面テープ等の
固定手段により固定されているものがある。そして、ト
ナー枠体と一体に成形されている把手部材の一部には、
ユーザーが容易に曲げ切ることができるように切り欠き
部が形成されており、ユーザーが把手部材の切り欠き部
を曲げ切り、把手部材を引き抜くことによってトナーシ
ール部材が開封される。
【0005】次に図19及び図20を用いて、トナーシ
ールを引き抜く際のトナーシール巾方向の規制(ガイ
ド)について説明する。
【0006】トナー枠体90に開口部93を封止したト
ナーシール部材91が固定され、長手方向の一端で折り
返され、トナー枠体90の他端方向に延び、トナー枠体
90内に長手方向(引き抜き方向も同じ)と直角方向の
トナーシール巾方向の規制となるガイドボス92の間を
通過し把手部94に固定される。
【0007】その後、現像枠体95と超音波溶着等によ
り一体化され、ガイドボス92がシール部材内に設けら
れた穴96に係合される。さらに現像ローラ(不図示)
や感光体ドラム(不図示)を持つクリーナ枠体97と一
体化され、プロセスカートリッジCが構成される。
【0008】プロセスカートリッジCを画像形成装置に
装着する前に、前把手部94を持ち、トナーシール部材
91を前記引き抜き方向に引くと、ガイドボス92の間
を引き剥がされたトナーシール部材91が通過し、トナ
ー枠体90から現像ローラを持つ現像枠体95にトナー
が供給され、画像形成の準備ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
を発展させたものであり、その目的とする処は、トナー
シール部材を引き剥がし、引き抜く際に、安定してトナ
ー枠体にトナー供給する開口をつくることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、少なくとも像担持体にトナ
ーを用いて像を形成する現像手段を有し、画像形成装置
本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおい
て、現像ローラに供給されるトナーを収容したトナー枠
体の開口を開封可能に密封する密封部材を引き抜き可能
に有し、前記トナー枠体の長手方向端部に設ける端部部
材に、前記密封部材引き抜き時の密封部材の巾方向のガ
イドとなる規制部を設けたことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、密封部材が斜めに引き
出されることがなく、トナー供給開口も安定して形成す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0013】ここでは、本実施の形態を、画像形成装
置及びプロセスカートリッジの全体構成、現像手段の
枠体構成、端部部材及び把手部材の構成の順に説明す
る。
【0014】尚、以下の説明において長手方向とは、装
置本体へのプロセスカートリッジの挿入方向に対して直
交する方向で、且つ、記録媒体の表面に平行な方向を言
う。又、長手方向に直交する方向を短手方向と言う。
【0015】(全体構成)先ず、電子写真画像形成装置
及びプロセスカートリッジの全体構成を図1〜図4に基
づいて説明する。尚、図1はプロセスカートリッジを装
着した電子写真画像形成装置の全体構成を示す断面図、
図2はプロセスカートリッジの断面図、図3は同プロセ
スカートリッジの斜視図、図4は開閉カバーを開いてプ
ロセスカートリッジを装置本体へ装着する状態を説明す
るための断面図である。
【0016】図1に示す電子写真画像形成装置Aは、電
子写真画像形成プロセスによって記録媒体に画像を形成
するものであり、この電子写真画像形成装置Aにおいて
は、像担持体であるドラム状の電子写真感光体(以下、
感光体ドラムと称する)7にトナー像が形成される。そ
して、前記トナー像の形成と同期して、給送トレイ3a
にセットされた記録媒体2がピックアップローラ3b及
び搬送ローラ3c等から成る搬送手段3によって搬送さ
れる。
【0017】次いで、プロセスカートリッジBに設けら
れた前記感光体ドラム7に形成されたトナー像が転写手
段としての転写ローラ4に電圧を印加することによって
記録媒体2に転写される。その後、トナー像の転写を受
けた記録媒体2はガイド3dに沿って定着手段5へと搬
送される。定着手段5は、駆動ローラ5a及びヒータを
内蔵した定着ローラ5bから成り、通過する記録媒体2
に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体
2上に定着する。そして、トナー像が定着された記録媒
体2は、排出ローラ3e,3fによって反転搬送されて
排出トレイ6へと排出される。
【0018】一方、前記プロセスカートリッジBにおい
ては、図1及び図2に示すように、像担持体としての感
光層を有する前記感光体ドラム7が回転駆動され、帯電
部材としての帯電ローラ8への電圧印加によって感光体
ドラム7の表面が一様に帯電される。次いで、光学系1
からの画像情報に応じたレーザービーム光が露光開口部
9を介して感光体ドラム7へ照射され、該感光体ドラム
7上に潜像が形成される。そしてこの潜像はトナーを用
いて現像手段10によって現像されてトナー像として顕
像化される。即ち、現像部材としての帯電ローラ8は感
光体ドラム7に接触して設けられ、感光体ドラム7に帯
電を行う。また、現像手段10は、感光体ドラム7の現
像領域へトナーを供給して感光体ドラム7に形成された
潜像を現像する。尚、光学系1は、レーザーダイオード
1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1c及び反射ミラー
1dを有している。
【0019】そして、現像手段10は、トナー収納部と
してのトナー室10a内のトナーを現像室10bへ供給
し、現像室10bに取り付けられた現像ローラ10cを
回転させると共に、現像ブレード10dによって摩擦帯
電電荷を付与したトナー層を固定磁石を内蔵した現像ロ
ーラ10cの表面に形成し、トナーを感光体ドラム7の
現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記潜像に
応じて感光体ドラム7へ転移させることによって、トナ
ー像を形成して潜像を可視像化する。
【0020】そして、転写ローラ4に前記トナー像と逆
極性の電圧を印加することによって、感光体ドラム7に
形成されたトナー像が記録媒体2に転写され、感光体ド
ラム7上の残留トナーがクリーニング手段11によって
除去される。ここで、クリーニング手段11は、感光体
ドラム7に残留したトナーを弾性クリーニングブレード
11aによって掻き落としてこれを廃トナー溜め11b
に回収する。
【0021】前記感光体ドラム7等の各部品は、トナー
現像枠体12とトナー現像壁部材13及びクリーニング
枠体14とを結合して構成されたカートリッジ枠体内に
収納されてカートリッジ化されている。即ち、トナー現
像枠体12とトナー現像壁部材13を溶着してトナー室
10a及び現像室10bを構成し、この現像室10bに
現像ローラ10c及び現像ブレード10dを取り付けて
いる。また、クリーニング枠体14には感光体ドラム
7、帯電ローラ8及びクリーニング手段11を構成する
各部材を取り付けている。そして、前記トナー現像枠体
12とクリーニング枠体14とを揺動可能に結合するこ
とによってプロセスカートリッジBが構成されている。
【0022】また、プロセスカートリッジBには、画像
情報に応じた光を感光体ドラム7へ照射するための露光
開口部9及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向するた
めの転写開口部15が設けられており、両開口部9,1
5はシャッタ部材16によって開閉される。尚、転写開
口部15は、感光体ドラム7に形成されたトナー像を記
録媒体2に転写するためのものである。
【0023】ところで、画像形成装置Aにおいては、図
4に示すように、装置本体17に対して開閉カバー18
が軸19を中心にして回動可能に取り付けられている。
そして、前記開閉カバー18を開けると、装置本体17
の内部にはプロセスカートリッジBをガイドするための
不図示のガイド部材(レール溝)が設けられており、操
作者はガイド部材に沿ってプロセスカートリッジBを着
脱することができる。このとき、図3に示すように、プ
ロセスカートリッジBの長手方向の端壁に設けられた第
1突起24と第2突起25が装置本体17のガイド部材
(不図示)に沿って案内される。
【0024】図2及び図3に示すように、シャッタ部材
16は、回転自在に支持された回転支軸16cにそれぞ
れ固定された第1シャッタ部16aとアーム部16dで
支持された第2シャッタ部16bを有し、回転支軸16
cに装着された捩りコイルバネ23のバネ力で第1シャ
ッタ部16aが露光開口部9を閉じ、第2シャッタ部1
6bが転写開口部15を閉じるように付勢され、プロセ
スカートリッジBが装置本体17外にあるときは、第1
シャッタ部16aと第2シャッタ部16bは露光開口部
9と転写開口部15をそれぞれ閉じている。
【0025】クリーニング枠体14に一体的に設けられ
た把手部26を持ってプロセスカートリッジBを装置本
体17へ装着する際、感光体ドラム7を覆う第2シャッ
タ部16bを支持するアーム部16dの先端部の長手方
向外方へ突出する係止突起16eが装置本体17に当た
り、カートリッジ装着部へのそれ以上の進入が阻止され
た状態でプロセスカートリッジBは第1、第2突起2
4,25が装置本体17の不図示のガイド部材に沿って
前進し、シャッタ部材16は図3に示すように露光開口
部9と転写開口部15を開放する位置に至る。そして、
プロセスカートリッジBを装置本体17から取り外す
と、捩りコイルバネ23のバネ力でシャッタ部材16は
露光開口部9と転写開口部15を閉じる。
【0026】(現像手段の構成)次に、前記現像手段1
0の構成について説明する。尚、図5は現像手段の断面
図、図6(a)はトナーシール部材(密封部材)の斜視
図、図6(b)はトナーシール部材(密封部材)の切り
裂き部断面図、図7はトナー現像枠体とトナーシール部
材の結合を説明する断面図、図8は現像ローラの支持構
成を説明する断面図、図9はトナー現像枠体及びトナー
現像壁部材を分離して示す斜視図、図10はトナー現像
枠体とトナー現像壁部材の組立構造を示す斜視図、図1
4はトナー現像枠体とトナーシール端部に設ける端部部
材の組立構造を示す斜視図である。
【0027】現像手段10は、図5及び図9に示すよう
に、トナー現像枠体12とトナー現像壁部材13とを結
合してトナー室10a及び現像室10bを構成してい
る。
【0028】また、トナー現像枠体12には、トナー室
10aに収納されているトナーが現像ローラ10cに供
給される際に通過するトナー通過開口12a1が設けら
れている。
【0029】トナー現像枠体12は、前記トナー室10
a及び現像室10bを構成する本体となるものであり、
トナー通過開口12a1を有するシール取付部12aを
境界として上方にトナー室10aを形成するトナー室部
12bを有し、シール取付部12aの下方に現像室10
bを形成する現像室部12cを有している。そして、前
記トナー室部12b及び現像室部12cの同一面壁部1
2a3,12c1を開放して構成している。尚、前記ト
ナー室部12b部分は開放側が幅広となるように形成さ
れており、長手方向における一端部には、トナー室10
aにトナーを充填するためのトナー充填口12gが設け
られている。
【0030】一方、トナー現像壁部材13は、前記トナ
ー現像枠体12の開放壁部に結合されるものであり、前
記トナー現像枠体12のトナー室10a部分の開放面に
結合されるトナー壁部13aと前記現像室10b部分の
開放面に結合される現像壁部13bとが一体的に構成さ
れている。そして、前記トナー壁部13aと現像壁部1
3bとの境界には、段差が設けられて外部側から見て現
像壁部13bに対してトナー壁部13aが凹むような凹
部13a1が形成されている。
【0031】前記トナー現像枠体12とトナー現像壁部
材13は共に樹脂の射出成型によって成形される。これ
らを組み立てるには前記トナー現像枠体12の開放壁部
分にトナー現像壁部材13を接合すると共に、該接合部
分を溶着して結合する。尚、本実施の形態では、前記ト
ナー現像枠体12とトナー現像壁部材13とを結合する
とき、図3、図10及び図14に示すように、トナー現
像枠体12とトナー現像壁部材13の長手方向両端に端
部部材21を取り付け、両者を正確に位置決めするよう
にしている。
【0032】そのため、図9、図10及び図14に示す
ように、トナー現像枠体12の長手方向両端側面には位
置決め用のボス穴12b1,12b2が形成されてお
り、同様にトナー現像壁部材13の長手方向両端側面に
も位置決め用のボス13cが形成されている。そして、
端部部材21には前記ボス穴12b1,12b2とボス
13cに嵌入し得る位置決め手段としてのボス21a1
とボス穴21a2が形成されている。
【0033】従って、前記トナー現像枠体12とトナー
現像壁部材13とを接合し、これらの接合部のうちトナ
ー壁部13aの部分は溶着し、現像壁部13b部分には
発泡ポリウレタンで構成されたトナー漏れ防止シール2
2(図5参照)を介在させて圧接することによって両者
を結合する。このとき、トナー漏れ防止シール22を介
在させた接合部分は溶着されていないため、溶着した場
合のように強固な接合状態ではない。
【0034】しかしながら、前記端部部材21のボス2
1a1をそれぞれのボス穴12b1,12b2に嵌入
し、且つ、端部部材21のボス穴21a2にトナー現像
壁部材13のボス13cを取り付けることにより、トナ
ー現像枠体12とトナー現像壁部材13とが位置決めさ
れる。そして、前記接合部に捩れ等の力が加わったとし
ても前記接合部に隙間が生ずることはなく、該部分から
トナーが漏れる可能性はなくなる。
【0035】ところで、図14に示すように、端部部材
21にはクリーニング枠体14へ向かってアーム部21
eが突出しており、該アーム部21eの先端に設けた長
手方向の結合穴21fとクリーニング枠体14に設けた
不図示の結合穴に嵌入する不図示のピンによりクリーニ
ング枠体14と端部部材21は回動可能に結合される。
そして、アーム部21eの上のバネ止め21gに内径が
嵌入する圧縮コイルバネ(不図示)がクリーニング枠体
14との間に縮設され、現像ローラ10c両側の隙間保
持部材50と感光体ドラム7が圧接される。
【0036】また、前述のようにしてトナー現像枠体1
2と壁部材13とを結合したとき、壁部材13に凹部1
3a1が形成されているため、トナー壁部13aの下端
がトナー通過開口12a1の縁部と略一致するようにな
る(図5参照)。尚、トナー通過開口12a1に密封部
材としてのシール部材27を熱溶着等することによって
トナー通過開口12a1を開封可能に封止している。
【0037】前述のように一体化されたトナー現像枠体
12とトナー現像壁部材13に、感光体ドラム7やクリ
ーニング手段11等を組み付けたクリーニング枠体14
を結合することによってプロセスカートリッジBが組み
立てられる。このとき、図5に示すように、トナー室1
0aは現像室10bの上方に位置し、トナー室10aの
一部が現像室10bよりも感光体ドラム7側へ突出する
ようにトナー現像枠体12の形状が決定されている。
【0038】また、トナー現像枠体12には、トナー現
像壁部材13の有する現像手段取付部13dに取り付け
る現像ローラ10cの周面に付着するトナーの量を規制
する現像ブレード10dを取り付けるための現像ブレー
ド取付部10d1が設けられている(図5参照)。そし
て、トナー現像枠体12の有するトナー収納部を構成す
る壁部10a1が前記トナー通過開口12a1方向へ向
って傾斜しているため、トナー収納部内のトナーを無駄
なく現像領域へ供給することができる。尚、前記トナー
通過開口12a1には、該トナー通過開口12a1を開
封可能に封止するシール部材27が取り付けられてお
り、このシール部材27によってトナー収納部内のトナ
ーがプロセスカートリッジBの使用前に漏れることはな
い。また、このシール部材27は、プロセスカートリッ
ジBを使用するに先立って操作者によって取り外され
る。
【0039】更に、トナー現像壁部材13の有する前記
蓋部材(トナー壁部13a)は、トナー現像枠体12と
トナー現像壁部材13とを結合した際に、前記トナー通
過開口12a1へ向って傾斜している傾斜面13a2を
有する。尚、この傾斜面13a2の下方端部13a3と
前記トナー通過開口12a1の下側縁部とがほぼ一致す
るため、トナー収納部内のトナーを無駄なく現像領域へ
供給することができる。
【0040】ここで、トナー現像枠体12とトナー現像
壁部材13とを結合する際には、前記トナー収納部が設
けられている側の端部12f,13fが結合される。こ
の結合は、例えば溶着(例えば超音波溶着)、接着、ね
じ止め或いはクリップ、スプリング等によって行われ
る。更に、トナー現像枠体12とトナー現像壁部材13
とを結合するため、トナー現像枠体12とトナー現像壁
部材13の長手方向両端部に結合する端部部材21が設
けられている。ここで、トナー現像枠体12とトナー現
像壁部材13にはボス穴12b1,12b2とボス13
cがそれぞれ形成され、端部部材21の長手方向端部に
は位置決め部としてのボス21a1が設けられている。
このため、トナー現像枠体12とトナー現像壁部材13
を結合する際、端部部材21のボス21a1をトナー現
像枠体12のボス穴12b1,12b2に嵌入すること
によってトナー現像枠体12とトナー現像壁部材13が
位置決めされる。また、トナー現像枠体12とトナー現
像壁部材13を結合する際、前記現像手段取付部13d
が設けられている側は弾性シール部材としてトナー漏れ
防止シール22を介在させた状態で結合される。
【0041】ところで、トナー現像枠体12とトナー現
像壁部材13は共にプラスチック(例えば、ハイインパ
クトスチロール)によって各々一体成形されている。こ
れにより、プロセスカートリッジBを大型化することな
くトナー室10aの容量が大きくなり、多くのトナーを
収納することが可能となる。そして、トナー室10aの
容量を大きくしても、トナー現像枠体12のトナー室1
0a部分は開放側が幅広になるように形成されているた
め、樹脂等の射出成形によってトナー現像枠体12を成
形することができる。
【0042】また、使用開始時にシール部材27を剥離
すると、前記トナー室10aのトナーは、トナー室10
aから下方に位置する現像室10bへトナー搬送部材9
0によって供給される。更に、プロセスカートリッジB
を画像形成装置Aに装着した状態(図5に示す状態)で
は、シール取付部12aが右下方へ傾斜している。
【0043】しかしながら、トナー通過開口12a1の
下側縁部にはトナー現像壁部材13に設けられた凹部1
3a1によってトナー壁部13aが位置しているため、
シール取付部12aの裏側にトナーが残留することはな
い。
【0044】尚、前記トナー現像枠体12とトナー現像
壁部材13との結合は、前述のように溶着によるのが接
合部が確実に密着してトナー漏れ等を防止する上で好ま
しいが、溶着以外であっても例えば接合部分に発泡ポリ
ウレタン等のシールを介在させることにより、ねじ止め
や掛り止め或いは接着等によって結合しても良い。
【0045】また、前記現像手段10のトナー室10a
には、図2に示すように、トナーを攪拌・搬送するトナ
ー搬送部材90が回転自在に設けられており、トナー室
10aからトナーが現像室10bに搬送される。そし
て、トナー搬送部材90の一端部は、図13に示すよう
に、搬送ギア76に接続されている。従って、感光体ド
ラム7の端部に固定されたドラムギア(不図示)から、
このドラムギアと噛み合っている現像ローラ10cの端
部に固定された現像ローラギアとアイドラギア(不図
示)を経て搬送ギア76に駆動力が伝達され、これによ
って前記トナー搬送部材90が回転駆動される。
【0046】(端部部材と把手部材の構成)一方の端部
部材21は、感光体ドラム7の端部に固定したドラムギ
ア(不図示)に噛み合っている現像ローラ10cの端部
に固定した現像ローラギア73(図8参照)と、該現像
ローラギア73から前記搬送部材90の搬送ギア76に
駆動を伝達するためのアイドラギア74,75(図13
参照)から成るギアトレイン(不図示)を覆っている。
また、他方の端部部材21には以下に述べる把手部材2
1bが設けられている。
【0047】次に、把手部材21bとトナーシール部材
27の構成を図15〜図20に基づいて説明する。尚、
図15は端部部材の組立説明図、図16は端部部材の斜
視図、図17は同端部部材の側面図、図18及び図20
は図17のA−A線断面図である。
【0048】図5に示すように、トナー現像枠体12の
トナー通過開口12a1を塞ぐ複数層から成るトナーシ
ール部材(特開平11−102105号公報参照)27
には、レーザー光により引き裂き可能なカバーフィルム
部27bがシール取付部12aに加熱溶着されており、
このカバーフィルム部27b(図6(a)参照)にはト
ナーシール部材27を固定するためのシーラント層31
が設けられている(図6(b)参照)。
【0049】上記トナーシール部材27は、前記トナー
通過開口12a1の4辺の縁に沿ってシール取付部12
aに貼り付けられており、このトナーシール部材27に
は、トナー通過開口12a1を開封するためにレーザー
によってハーフカット処理されている(特開平11−1
02105号公報)。
【0050】そして、トナーシール部材27の引き出し
部27aは、トナー通過開口12a1の長手方向一端で
折り返され、トナー現像枠体12のトナーシール短手方
向の巾がトナーシール部材27の交差及び貼付公差分よ
りより大きい穴12d(図14参照)を通って外部へ引
き出される。このトナーシール部材27の引き出し部2
7aの外部に引き出された端部27a1は更に端部部材
21の後に詳細に説明する穴21hを通って外部へ引き
出され、引き出し部27aの加熱固定可能な図6(b)
に示す面R(シーラント層31側)が把手部材21b側
になるように手掛けとなる板状の把手部材21bの貫通
穴80を通り、把手部材21bの決められた面81に加
熱固定される。尚、把手部材21bは端部部材21から
取り外し可能に設けられている。詳しくは、端部部材2
1に接続された接続部21cの肉厚を特に薄くして折曲
して切り離せるようにしてある。また、把手部材21b
と端部部材21とは一体成形されている。好ましくは、
ハイインパクトポリスチレン( HIPS) やアクリルニ
トリルブタジエンポリマー(ABS)等のスチレン系材
料を用いて一体成形するのが良い。そして、引き出し部
27aの端部27a1をこの把手部材21bに加熱溶着
している。
【0051】トナー現像枠体12に収納されたトナー
は、プロセスカートリッジBの外部へ突出しているトナ
ーシール部材27の引き出し部27aの端部27a1と
把手部材21bの根元側を端部部材21から切り離し、
引きちぎった後に把手部材21bの突部21kを操作者
が指に引っ掛けて引くことにより、引き出し部27aが
引き出されてカバーフィルム部27bが引き裂かれてト
ナー現像枠体12のトナー通過開口12a1が開封さ
れ、トナー室10aからトナーを現像室10bへ送り出
し可能となる。
【0052】次に穴21hについて図18を用いて説明
する。
【0053】トナーシール部材27の引き出し部27a
の巾方向は現像枠体12の穴12dを通過する。その穴
12dを密封するシール部材(不図示)をはめこむ。穴
12dはトナーシール部材巾がより広い他機種でも使用
可能な巾xを持っている。従って穴12dの巾xはトナ
ーシール部材27の交差及び貼付公差分より大きく設定
してあり、現像枠体12にはトナーシール部材27の引
き出し部27aの引き出し時の巾方向は規制はない。ト
ナーシール部材27の引き出し部27aが次に通過する
端部部材21の穴21hはトナーシール部材27の引き
出し部27aの巾の部品公差及び貼付位置公差の分を考
慮した穴巾yに設定してあり、穴12dよりも巾l+m
だけ狭く、かつ穴21hの壁の位置(規制部82)もそ
れぞれ上方向l、下方向mだけより内側にある。
【0054】穴21hによる規制部82が現像枠体12
でなくより長手方向外側の端部部材21の最外形部にあ
ることで、トナーシール引き抜き時に、仮に斜め方向8
3,84にトナーシール部材27の引き出し部27aが
引っ張られても長手方向内側の現像枠体12で規制部8
2を設けるよりも斜めの角度は抑えられ、トナーシール
部材27の引き裂き状態はより安定する。
【0055】即ち、上述の構成によれば、トナーシール
部材27の引き出しの規制(規制部82)をプロセスカ
ートリッジ長手外側に配置された端部部材21の最外形
部に設けることで、斜めにトナーシール部材27が引き
出されることがなく、トナー供給開口も安定して形成す
ることができる。
【0056】次に、端部部材21の構成について更に詳
しく説明する。
【0057】端部部材21のトナー現像枠体12に組み
付けられる側には、現像ローラ10cを位置決めするた
めのボス21a1が設けられている。具体的には、図1
4及び図15に示すように、現像ローラ10cの両端部
の軸10eを軸受部材10c1の受け穴10c2に嵌合
させた状態で、軸受部材10c1の位置決め穴10c3
の2箇所に前記ボス21a1を挿通させる。更に、この
ボス21a1を前記トナー現像枠体12の位置決め穴
(ボス穴)12b1,12b2に嵌入することによって
現像ローラ10cを位置決めする。
【0058】また、端部部材21の前記ボス21a1が
設けられている側には、トナー現像枠体12とトナー現
像壁部材13とを位置決めするためのボス穴21a2が
設けられている。このボス穴21a2にトナー現像壁部
材13のボス13c(図9参照)を嵌入することによっ
てトナー現像枠体12とトナー現像壁部材13とを位置
決めする。
【0059】そして、端部部材21にはクリーニング枠
体14に向かってアーム部21eが突設されており、こ
のアーム部21eの先端部には結合穴21fが設けられ
ている。そして、この結合穴21fとクリーニング枠体
14に設けられた結合穴(不図示)にピン(不図示)を
嵌入することによってクリーニング枠体14と端部部材
21が回動可能に結合される。
【0060】また、上記アーム部21eにはバネ止め2
1gが突出して設けられており、このバネ止め21gに
圧縮バネ(不図示)を圧入し、この圧縮バネをクリーニ
ング枠体14に圧接することによって前記現像ローラ1
0cの両端部に設けられた隙間保持部材50を感光体ド
ラム7に圧接する。
【0061】更に、2つの前記ボス21a1の間には、
端部部材21をトナー現像枠体12にねじ止めするため
のねじ穴21mが設けられている(図14〜図17参
照)。
【0062】次に、把手部材21bが端部部材21と接
続する接続部21cの構成について更に詳しく説明す
る。
【0063】接続部21cは、図11、図12、図16
に示すように、把手部材21bが端部部材21から分離
される部分の中央部に設けられた第1溝21c1と一端
部と他端部に設けられた第2溝21c2を有している。
そして、第1溝21c1は、第2溝21c2よりも幅が
広くて底が深い。
【0064】把手部材21bを端部部材21から分離す
る際には、先ず、把手部材21bを、図11に示す矢印
P方向へ曲げる。これにより、図12に示すように第2
溝21c2の底部に第1裂け目面21c3と第2裂け目
面21c4とが生じる。
【0065】次に、把手部材21bを図12に示す矢印
Q方向へ曲げる。これにより、第1裂け目面21c3と
第2裂け目面21c4とが当接し、接続部21cの一端
部と他端部の第1溝21c1及び第2溝21c2に形成
された面とは反対側の面に裂け目が生じる。また、把手
部材21bを図12の矢印Q方向へ曲げると、この裂け
目は中央部に向かって進向し、最終的に把手部材21b
は端部部材21から分離される。
【0066】(現像ユニットの組立方法)次に、図10
を参照してプロセスカートリッジBの現像手段10の組
立工程について説明する。
【0067】先ず、前記トナー現像枠体12にトナーを
搬送・攪拌を行うトナー搬送部材90を取り付ける。前
記トナー搬送部材90の一端部は前記トナー現像枠体1
2に回転自在に取り付けられ、他端部は前記搬送ギア7
6(図13参照)に接続されている。
【0068】次に、トナーシール部材27のカバーフィ
ルム部27bを前記トナー現像枠体12のシール取付部
12aに貼り付ける(図5参照)。前記トナーシール部
材27の引き出し部27aは、トナー通過開口12a1
の長手方向の一端のシール取付部端12a2(図7参
照)で折り返され、トナー現像枠体12の引き出し部及
びレーザーハーフカット巾(引き剥がし巾)より部品公
差、貼付公差以上に大きく設定した穴12dを通って外
部へ引き出される。そして、前記トナー搬送部材90と
トナーシール部材27を取り付けた前記トナー現像枠体
12に前記トナー現像壁部材13を一体に溶着して固定
する。その後、前記トナー現像枠体12の長手方向の一
側面に設けられたトナー充填口12gからトナーを充填
する。
【0069】このようにしてトナーを充填した後、トナ
ー充填口12gをキャップ12h(図14参照)で封止
し、前記現像ブレード10dをトナー現像枠体12の現
像ブレード取付部10d1(図2参照)に取り付ける。
次に、前記現像ローラ10cを前記トナー現像枠体12
に位置決めする。この現像ローラ10cの位置決めに際
しては、先ず、該現像ローラ10cの両端部に隙間保持
部材50を被せる。
【0070】次に、軸10eの両端を軸受部材10c1
の受け穴10c2に嵌合し、該軸10eの一端部に現像
ローラギア73(図8及び図13参照)を取り付ける。
その後、軸受部材10c1の位置決め穴10c3の2箇
所に端部部材21のボス21a1を挿通し、前記トナー
現像枠体12の位置決め穴(ボス穴)12b1,12b
2に嵌入して端部部材21を取り付け固定する。尚、こ
の端部部材21は、トナー充填口12gを覆うようにト
ナー室10aの長手方向一端部に設けられている。
【0071】また、前記端部部材21のボス穴21a2
にトナー現像壁部材13のボス13cを嵌入することに
より、トナー現像枠体12とトナー現像壁部材13とが
位置決めされる。この端部部材21を取り付ける際に
は、トナー現像枠体12の穴12dを通って外部へ引き
出されたトナーシール部材27の引き出し部27aの端
部27a1は前記端部部材21の穴21hを通って外部
へ引き出され、端部部材21と一体に成形された把手部
材21bに形成された貫通穴80を通った後に該端部部
材21の結合部(加熱固定部)21b1(図11及び図
12参照)に加熱溶着固定される。
【0072】また、前記把手部材21bが前記端部部材
21から切り離し可能に一体に設けられているが、前記
端部部材21及び前記把手部材21bはプラスチック製
であって、一体成形されている。そして、把手部材21
bは平板状であって、密封部材としてのトナーシール部
材27の長手方向に交差する方向の突起(図16、図1
7に示す突部21k)が板面上に一体成形されている。
【0073】尚、把手部材が端部部材でなく、現像剤収
容部に切り離し可能に一体に設けられていても良く、一
体に成形されていても良い。また、把手部材が平板状で
あって、前記密封部材の長手方向に交差する方向の突起
が板面上に一体成形されていても良い。
【0074】また、前述した実施形態では、像担持体
と、該像担持体に作用するプロセス手段として少なくと
も現像手段を有するプロセスカートリッジの枠体を構成
する端部部材(の最外形部)に密封部材の斜め引き出し
を規制する規制部を設けた場合を例示して説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、画像
形成装置本体に対して着脱可能な現像手段のみを有する
現像ユニットの枠体を構成する端部部材(の最外形部)
に前述の如き密封部材の斜め引き出しを規制する規制部
を設けた構成としても同様の効果が期待できる。
【0075】また、前述した実施の形態で示したプロセ
スカートリッジは単色画像を形成する場合を例示した
が、本発明に係るプロセスカートリッジは現像手段を複
数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像ある
いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に
適用することができる。
【0076】また、電子写真感光体としては、前記感光
体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含ま
れる。先ず感光体としては光導電体が用いられ、光導電
体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファス
セレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては例えばドラム状またはベルト状のものが用いられて
おり、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アルミ
合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或いは塗工を行っ
たものである。
【0077】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0078】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングスワイヤーの三方周囲にア
ルミ等の金属シールドを施し、前記タングスワイヤーに
高電圧を印加することによって生じた正または負のイオ
ンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を
一様に帯電する構成を用いても良いことは当然である。
【0079】なお、前記帯電手段としては前記ローラ型
以外にも、ブレード(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0080】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシなど用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0081】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1
つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリ
ッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外に
も、例えば、電子写真感光体と現像手段とを一体的にカ
ートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。更に
は電子写真感光体と、現像手段と、帯電手段又はクリー
ニング手段のいずれかを組み合わせて一体的にカートリ
ッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0082】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的に
カートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とする
ものをいう。そして、このプロセスカートリッジは、使
用者自身が装置本体に着脱することができる。従って、
装置本体のメンテナンスを使用者自身で行うことができ
る。
【0083】更に、前述した実施の形態では、電子写真
画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示した
が、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子
写真複写機、LEDプリンタ等の電子写真プリンタ、フ
ァクシミリ装置、ワードプロセッサ、或いはこれらの複
合機(マルチファンクションプリンタ等)等の電子写真
画像形成装置に使用することも当然可能である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
密封部材が斜めに引き出されることがなく、トナー供給
開口も安定して形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスカートリッジを装着した画像形成装置
の縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図3】プロセスカートリッジの斜視図である。
【図4】画像形成装置の開閉カバーを開いてプロセスカ
ートリッジを装着する状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係るプロセスカートリッジの縦断面図
である。
【図6】トナーシール部材(密封部材)の斜視図及びト
ナーシール部材(密封部材)の切り裂き部断面図であ
る。
【図7】トナー現像枠体とトナーシール部材の結合を説
明する正面図である。
【図8】現像ローラの支持構成を説明する断面図であ
る。
【図9】トナー現像枠体及びトナー現像壁部材を分離し
た状態を示す斜視図である。
【図10】トナー現像枠体とトナー現像壁部材を結合す
る組み立てを説明する斜視図である。
【図11】把手部材の分離手順を説明する断面図であ
る。
【図12】把手部材の分離手順を説明する断面図であ
る。
【図13】プロセスカートリッジの駆動側を説明する破
断側面図である。
【図14】トナー現像枠体と端部部材との組み立てを説
明する斜視図である。
【図15】端部部材の組み立てを説明する斜視図であ
る。
【図16】端部部材の斜視図である。
【図17】端部部材の側面図である。
【図18】トナーシール部材引き抜き開口部のM−M断
面図である。
【図19】従来のトナー枠体斜視図及び現像枠体斜視図
である。
【図20】従来のプロセスカートリッジ斜視図である。
【符号の説明】
A …電子写真画像形成装置 B …プロセスカートリッジ R …面 x …巾 y …穴巾 1 …光学系 1a …レーザーダイオード 1b …ポリゴンミラー 1c …レンズ 1d …反射ミラー 2 …記録媒体 3 …搬送手段 3a …給送トレイ 3b …ピックアップローラ 3c …搬送ローラ 3d …ガイド 3e,3f …排出ローラ 4 …転写ローラ 5 …定着手段 5a …駆動ローラ 5b …定着ローラ 6 …排出トレイ 7 …感光体ドラム 8 …帯電ローラ 9 …露光開口部 10 …現像手段 10a …トナー室 10a1 …壁部 10b …現像室 10c …現像ローラ 10c1 …軸受部材 10c2 …受け穴 10c3 …位置決め穴 10d …現像ブレード 10d1 …現像ブレード取付部 10e …軸 11 …クリーニング手段 11a …弾性クリーニングブレード 11b …廃トナー溜め 12 …トナー現像枠体 12a …シール取付部 12a1 …トナー通過開口 12a2 …シール取付部端 12a3,12c1 …壁部 12b …トナー室部 12b1,12b2 …ボス穴 12c …現像室部 12d …穴 12f,13f …端部 12g …トナー充填口 12h …キャップ 13 …トナー現像壁部材 13a …トナー壁部 13a1 …凹部 13a2 …傾斜面 13a3 …下方端部 13b …現像壁部 13c …ボス 13d …現像手段取付部 14 …クリーニング枠体 15 …転写開口部 16 …シャッタ部材 16a …第1シャッタ部 16b …第2シャッタ部 16c …回転支軸 16d …アーム部 16e …係止突起 17 …装置本体 18 …開閉カバー 19 …軸 21 …端部部材 21a1 …ボス 21a2 …ボス穴 21b …把手部材 21b1 …結合部 21c …接続部 21c1 …第1溝 21c2 …第2溝 21c3 …第1裂け目面 21c4 …第2裂け目面 21e …アーム部 21f …結合穴 21g …バネ止め 21h …穴 21k …突部 21m …ねじ穴 22 …トナー漏れ防止シール 23 …捩りコイルバネ 24 …第1突起 25 …第2突起 26 …把手部 27 …トナーシール部材 27a …引き出し部 27a1 …端部 27b …カバーフィルム部 31 …シーラント層 50 …隙間保持部材 73 …現像ローラギア 74,75 …アイドラギア 76 …搬送ギア 80 …貫通穴 81 …面 82 …規制部 83,84 …斜め方向 90 …トナー搬送部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも像担持体にトナーを用いて像
    を形成する現像手段を有し、画像形成装置本体に対して
    着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、 現像ローラに供給されるトナーを収容したトナー枠体の
    開口を開封可能に密封する密封部材を引き抜き可能に有
    し、 前記トナー枠体の長手方向端部に設ける端部部材に、前
    記密封部材引き抜き時の密封部材の巾方向のガイドとな
    る規制部を設けたことを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記規制部は、前記端部部材の密封部材
    引き抜き方向最外形部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 現像ローラに供給されるトナーを収容し
    たトナー枠体の開口を開封可能に密封する密封部材を引
    き抜き可能に有し、画像形成装置本体に対して着脱可能
    なプロセスカートリッジの枠体の最外形部を構成する端
    部部材であって、 且つ前記トナー枠体の長手方向端部に設ける端部部材
    に、前記密封部材引き抜く時の密封部材の巾方向のガイ
    ドとなる規制部を設けたことを特徴とする端部部材。
  4. 【請求項4】 前記規制部は、前記端部部材の密封部材
    引き抜き方向最外形部に設けられていることを特徴とす
    る請求項3に記載の端部部材。
JP2001019775A 2001-01-29 2001-01-29 プロセスカートリッジ及び端部部材 Pending JP2002221856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019775A JP2002221856A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 プロセスカートリッジ及び端部部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019775A JP2002221856A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 プロセスカートリッジ及び端部部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002221856A true JP2002221856A (ja) 2002-08-09

Family

ID=18885592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001019775A Pending JP2002221856A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 プロセスカートリッジ及び端部部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002221856A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038962A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Canon Inc プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジからプロセス手段を取り外す方法
WO2014010128A1 (ja) * 2012-07-09 2014-01-16 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
US10866536B2 (en) 2018-09-26 2020-12-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device with sealing unit, process cartridge using developing device, and image forming apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038962A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Canon Inc プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジからプロセス手段を取り外す方法
US8081898B2 (en) 2008-07-31 2011-12-20 Canon Kabushiki Kaisha Process cartridge and method for removing processing means from process cartridge
WO2014010128A1 (ja) * 2012-07-09 2014-01-16 ブラザー工業株式会社 現像カートリッジ
JP2014016497A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Brother Ind Ltd 現像カートリッジ
CN104471489A (zh) * 2012-07-09 2015-03-25 兄弟工业株式会社 显影盒
US10866536B2 (en) 2018-09-26 2020-12-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device with sealing unit, process cartridge using developing device, and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4612771B2 (ja) 端部部材、現像剤収納部及びプロセスカートリッジ
JP2877728B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2877729B2 (ja) シャッタ部材及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
KR100225209B1 (ko) 프로세스 카트리지, 프로세스 카트리지 조립 방법 및 화상 형성 장치
KR100223663B1 (ko) 프로세스 카트리지, 프로세스 카트리지 조립 방법 및 화상형성장치
US5815644A (en) Developing frame, process cartridge and image forming apparatus
JP3402860B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP3970161B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
EP1271265B1 (en) Cartridge detachably mountable on image forming apparatus
JP3728097B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP2003307993A (ja) 電子写真感光体ドラム、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2003307931A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JPH11125963A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JPH1115354A (ja) プロセスカートリッジ
JP3281483B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4545877B2 (ja) 現像フレーム及びその溶着接合方法及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
US6493527B1 (en) Process cartridge
JP2002221856A (ja) プロセスカートリッジ及び端部部材
JP3970275B2 (ja) プロセスカートリッジおよび現像カートリッジ
JP2000056657A (ja) 現像ユニット及びプロセスカ−トリッジ及び画像形成装置
JP2002278417A (ja) プロセスカートリッジ及び端部部材
AU682445B2 (en) Developing frame, process cartridge and image forming apparatus
JP2005049762A (ja) プロセスカートリッジ及びドラム支持部材
JPH0541994B2 (ja)
JP2000019801A (ja) プロセスカ−トリッジ及びトナ−収納枠体

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080116