JP2002221274A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP2002221274A
JP2002221274A JP2001017012A JP2001017012A JP2002221274A JP 2002221274 A JP2002221274 A JP 2002221274A JP 2001017012 A JP2001017012 A JP 2001017012A JP 2001017012 A JP2001017012 A JP 2001017012A JP 2002221274 A JP2002221274 A JP 2002221274A
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JP
Japan
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engagement
gear ratio
engine speed
predetermined
speed
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JP2001017012A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Nozaki
敏宏 野崎
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフト切替時のショックを軽減することがで
きる自動変速機の制御装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン回転数を検出するエンジン回転
数検出手段10と、エンジン冷却水温を検出する冷却水
温検出手段11とが接続され、エンジン回転数とエンジ
ン冷却水温との関係に基づいて係合許可領域が予め定め
られたマップが記憶された記憶手段6と、シフトレバ−
位置検出手段9によりニュ−トラルレンジから前進レン
ジへの操作が検出されたときの冷却水温検出手段11に
よる検出値とエンジン回転数検出手段10による検出値
とを、記憶手段6から読み出した係合許可領域マップと
照合し、検出値が係合許可領域内に位置しなければ、エ
ンジン回転数が所定のエンジン回転数以下に低下するま
で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
エンジン回転数が係合許可領域内の所定のエンジン回転
数以下に低下した後に、所定ギア比への係合を許可する
第1の切替許可手段5とを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動変速機の制御装
置に関し、より詳細にはシフト切替時のショックを軽減
させる自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用の自動変速機においては、
シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジに操
作されたときに、エンジンのトルクが急激に出力軸に伝
わることで発生するショックを軽減するために、ギア位
置をニュ−トラルからいきなり1速に係合せずに、いっ
たん1速より上段のギア(例えば、2速、3速又はオ−
バ−ドライブギア)にしてクラッチを係合させ、その
後、1速に係合することが行われていた。このような制
御によれば、1速より上段のギアのギア比が小さいた
め、シフトレバ−操作時のショックを軽減することがで
きた。
【0003】そして、自動変速機の上段のギアから1速
へ戻すタイミングは、車速またはアクセルペダル操作量
が予め定められた一定の値を越えたときや、シフトレバ
−が前進レンジに操作されたときから予め定められた一
定の時間が経過した後に行われるのが一般的であった。
【0004】特開昭59−175658号公報には、一
旦係合される上側のギア比において実際の係合状態に対
応するエンジン回転速度の変化率を求め、その変化率が
予め定められた一定の値に到達したことが判定されると
上側のギア比から最低速ギア比への切り替えを行う制御
により、上側のギア比への実際の係合状態に従って最低
速ギア比への切り替えが行われるので、上側のギア比か
ら最低速のギア比への切り替えに伴う伝達トルクの変化
を連続的かつ滑らかに行うことができ、上側のギア比か
ら最低速ギア比への切り替えに起因する不快なショック
を軽減できる車両用自動変速機の切換ショック防止装置
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された切換ショック防止装置では、エンジン回
転数が高い場合には、一旦上側のギア比を経由しても不
快なショックを十分に軽減させることができないという
課題があった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、シフト切替時のショックを軽減することができる
自動変速機の制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る自動変速機の制御装置
(1)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エ
ンジン冷却水温を検出する冷却水温検出手段とが接続さ
れ、前記エンジン回転数と前記エンジン冷却水温との関
係に基づいて係合許可領域が予め定められた第1の係合
許可領域マップが記憶された第1の記憶手段と、前記シ
フトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジから
前進レンジへの操作が検出されたときの前記冷却水温検
出手段による検出値と前記エンジン回転数検出手段によ
る検出値とを、前記第1の記憶手段から読み出した前記
第1の係合許可領域マップと照合し、前記検出値が前記
係合許可領域内に位置しなければ、エンジン回転数が所
定のエンジン回転数以下に低下するまで所定ギア比への
係合を中止して非係合状態に維持し、エンジン回転数が
前記係合許可領域内の所定のエンジン回転数以下に低下
した後に、所定ギア比への係合を許可する第1の切替許
可手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】上記自動変速機の制御装置(1)によれ
ば、係合許可領域を形成する前記マップを予め前記第1
の記憶手段に記憶させておき、実車両で検出したエンジ
ン回転数とエンジン冷却水温とを、前記マップと照合し
て該マップの係合許可領域内にあるか否かを判断し、該
係合許可領域内になければ、非係合状態を維持して、エ
ンジン回転数が前記係合許可領域内にまで低下した後に
所定ギア比との係合を行うので、ニュ−トラルレンジか
ら前進レンジへの切替時のエンジン回転数が前記マップ
の係合許可領域内にないときは、エンジン回転数が前記
係合許可領域内に低下するまで、所定ギア比との係合を
行わないので、エンジン回転数が高いときの係合時のシ
ョックを確実に軽減することができる。また、エンジン
冷却水温に対応して所定のエンジン回転数を係合許可領
域として設定しているので、例えば始動直後、暖機完了
後などのエンジンの状態に応じて、所定ギア比との係合
状態を制御することができ、駆動力伝達の応答性も向上
させることができる。
【0009】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(2)は、上記自動変速機の制御装置(1)において、
前記冷却水温検出手段により検出されたエンジン冷却水
温が予め定められた所定値以上の場合にのみ、前記第1
の切替許可手段による実行を許可する第1の切替許可判
定手段を備えていることを特徴としている。
【0010】上記自動変速機の制御装置(2)によれ
ば、エンジン冷却水温が予め定められた所定値以上の場
合にのみ、前記第1の切替許可手段による実行を許可す
るので、エンジン冷却水温が所定値より高い場合には、
エンジン回転数が前記マップの係合許可領域内に低下す
るまで非係合状態を維持することにより、ニュ−トラル
レンジから前進レンジへの切替時の所定ギア比への係合
によるショックを軽減することができる。また、エンジ
ン冷却水温が前記所定値より低い場合には、通常アイド
リング状態でエンジン回転数が高くなっているため、前
記シフト切替時に所定のエンジン回転数に低下するまで
非係合状態を維持すると駆動力の伝達が遅れ、応答性に
劣ることになるので、エンジン回転数の低下を待つこと
なく迅速に所定ギア比への係合を行うことにより、駆動
力伝達の応答性も向上させることができる。
【0011】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(3)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エ
ンジン冷却水温を検出する冷却水温検出手段とが接続さ
れ、前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レ
ンジに操作されたときの前記エンジン回転数が予め定め
られた所定値を越える場合には、該所定値以下に低下す
るまで所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持
し、前記所定値以下に低下した後に、所定ギア比への係
合を許可する第2の切替許可手段と、前記冷却水温検出
手段により検出されたエンジン冷却水温が予め定められ
た所定値以上の場合にのみ、前記第2の切替許可手段の
実行を許可する第2の切替許可判定手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0012】上記自動変速機の制御装置(3)によれ
ば、エンジン冷却水温が予め定められた所定値以上の場
合にのみ、前記第2の切替許可手段の実行を許可するの
で、エンジン回転数が予め定められた所定値より高い場
合には、該所定値以下に低下するまで所定ギア比との係
合を行わずに非係合状態を維持することにより、ニュ−
トラルレンジから前進レンジへの切替時の所定ギア比と
の係合によるショックを軽減することができる。また、
エンジン冷却水温が所定値より低い場合には、通常アイ
ドリング状態でエンジン回転数が高くなっているため、
前記シフト切替時のエンジン回転数の低下に時間がかか
り、低下するまで非係合状態を維持すると駆動力の伝達
が遅れて応答性に劣るので、エンジン回転数の低下を待
つことなく迅速に所定ギア比への係合を行うことによ
り、駆動力伝達の応答性も高めることができる。
【0013】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(4)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、ト
ランスミッション油温を検出するトランスミッション油
温検出手段とが接続され、前記エンジン回転数と前記ト
ランスミッション油温との関係に基づいて係合許可領域
が予め定められた第2の係合許可領域マップが記憶され
た第2の記憶手段と、前記シフトレバ−位置検出手段に
よりニュ−トラルレンジから前進レンジへの操作が検出
されたときの前記トランスミッション油温検出手段によ
る検出値と前記エンジン回転数検出手段による検出値と
を、前記第2の記憶手段から読み出した前記第2の係合
許可領域マップと照合し、前記検出値が前記係合許可領
域内に位置しなければ、エンジン回転数が所定のエンジ
ン回転数以下に低下するまで所定ギア比への係合を中止
して非係合状態に維持し、エンジン回転数が前記係合許
可領域内の所定のエンジン回転数以下に低下した後に、
所定ギア比への係合を許可する第3の切替許可手段とを
備えていることを特徴としている。
【0014】上記自動変速機の制御装置(4)によれ
ば、係合許可領域を形成する前記マップを予め前記第2
の記憶手段に記憶させておき、実車両で検出したエンジ
ン回転数とトランスミッション油温とを、前記マップと
照合して該マップの係合許可領域内にあるか否かを判断
し、該係合許可領域内なければ、非係合状態に維持し、
エンジン回転数が前記係合許可領域内まで低下した後に
所定ギア比との係合を行うので、ニュ−トラルレンジか
ら前進レンジへの切替時のエンジンの回転数が前記マッ
プの係合許可領域内にないときは、エンジン回転数が前
記係合許可領域内に低下するまで、所定ギア比との係合
を行わないので、エンジン回転数が高いときの係合時の
ショックを軽減することができる。またトランスミッシ
ョン油温に対応して所定のエンジン回転数を係合許可領
域として設定しているので、例えば始動直後、暖機完了
後などのエンジンの状態に応じて、所定ギア比との係合
状態を制御することができ、駆動力伝達の応答性も向上
させることができる。
【0015】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(5)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、ト
ランスミッション油温を検出するトランスミッション油
温検出手段とが接続され、前記シフトレバ−がニュ−ト
ラルレンジから前進レンジに操作されたときの前記エン
ジン回転数が予め定められた所定値を越える場合には、
該所定値以下に低下するまで所定ギア比への係合を中止
して非係合状態に維持し、前記所定値以下に低下した後
に、所定ギア比への係合を行う第2の切替許可手段と、
前記トランスミッション油温検出手段により検出された
トランスミッション油温が予め定められた所定値以上の
場合にのみ、前記第2の切替許可手段の実行を許可する
第3の切替許可判定手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0016】上記自動変速機の制御装置(5)によれ
ば、トランスミッション油温が所定値以上の場合にの
み、前記第2の切替許可手段の実行を許可するので、ト
ランスミッション油温が前記所定値より高く、エンジン
回転数が予め定められた所定値より高い場合には、所定
のエンジン回転数以下に低下するまで所定ギア比との係
合を行わずに非係合状態を維持することにより、ニュ−
トラルレンジから前進レンジへの切替時の所定ギア比と
の係合によるショックを軽減することができる。また、
トランスミッション油温が低い場合には、通常アイドリ
ング状態でエンジン回転数が高くなっているため、前記
シフト切替時のエンジン回転数の低下に時間がかかり、
低下するまで非係合状態を維持すると駆動力の伝達が遅
れて応答性に劣るので、エンジン回転数の低下を待つこ
となく迅速に所定ギア比への係合を行うことにより、駆
動力伝達の応答性も高めることができる。
【0017】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(6)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、ス
ロットル開度を検出するスロットル開度検出手段とが接
続され、前記エンジン回転数と前記スロットル開度との
関係に基づいて係合許可領域が予め定められた第3の係
合許可領域マップが記憶された第3の記憶手段と、前記
シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジか
ら前進レンジへの操作が検出されたときの前記スロット
ル開度検出手段による検出値と前記エンジン回転数検出
手段による検出値とを、前記第3の記憶手段から読み出
した前記第3の係合許可領域マップと照合し、前記検出
値が前記係合許可領域内に位置しなければ、エンジン回
転数が所定のエンジン回転数以下に低下するまで所定ギ
ア比への係合を中止して非係合状態に維持し、エンジン
回転数が前記係合許可領域内の所定のエンジン回転数以
下に低下した後に、所定ギア比への係合を許可する第4
の切替許可手段とを備えていることを特徴としている。
【0018】上記自動変速機の制御装置(6)によれ
ば、係合許可領域を形成する前記マップを予め前記第3
の記憶手段に記憶させておき、実車両で検出したエンジ
ン回転数とスロットル開度とを、前記マップと照合して
該マップの係合許可領域内にあるか否かを判断し、該係
合許可領域内なければ、非係合状態に維持し、エンジン
回転数が前記係合許可領域内まで低下した後に所定ギア
比との係合を行うので、ニュ−トラルレンジから前進レ
ンジへの切替時のエンジンの回転数が前記マップの係合
許可領域内にないときは、エンジン回転数が前記係合許
可領域内に低下するまで、所定ギア比との係合を行わな
いので、エンジン回転数が高いときの係合のショックを
軽減することができる。また、スロットル開度に対応し
て所定のエンジン回転数を係合許可領域として設定して
いるので、車両の操作状態に応じて所定ギア比との係合
状態を制御することができ、駆動力伝達の応答性も向上
させることができる。
【0019】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(7)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、ス
ロットル開度を検出するスロットル開度検出手段とが接
続され、前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前
進レンジに操作されたときの前記エンジン回転数が予め
定められた所定値を越える場合には、該所定値以下に低
下するまで所定ギア比への係合を中止して非係合状態に
維持し、前記所定値以下に低下した後に、所定ギア比へ
の係合を許可する第2の切替許可手段と、前記スロット
ル開度検出手段により検出されたスロットル開度が予め
定められた所定値以下の場合にのみ、前記第2の切替許
可手段の実行を許可する第4の切替許可判定手段とを備
えていることを特徴としている。
【0020】上記自動変速機の制御装置(7)によれ
ば、スロットル開度が所定値以下の場合にのみ、前記第
2の切替許可手段の実行を許可するので、スロットル開
度が所定値以下で、エンジンの回転数が予め定められた
所定値より高い場合には、所定のエンジン回転数に低下
するまで所定ギア比との係合を行わずに非係合状態を維
持することにより、ニュ−トラルレンジから前進レンジ
への切替時の所定ギア比との係合によるショックを軽減
することができる。また、スロットル開度が所定値より
大きい場合には、エンジン回転数が高くなっているた
め、前記シフト切替時のエンジン回転数の低下に時間が
かかり、低下するまで非係合状態を維持すると駆動力の
伝達が遅れて応答性に劣るので、エンジン回転数の低下
を待つことなく迅速に所定ギア比への係合を行うことに
より、駆動力伝達の応答性も高めることができる。
【0021】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(8)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、ア
クセルペダル開度を検出するアクセルペダル開度検出手
段とが接続され、前記エンジン回転数と前記アクセルペ
ダル開度との関係に基づいて係合許可領域が予め定めら
れた第4の係合許可領域マップが記憶された第4の記憶
手段と、前記シフトレバ−位置検出手段によりニュ−ト
ラルレンジから前進レンジへの操作が検出されたときの
前記アクセルペダル開度検出手段による検出値と前記エ
ンジン回転数検出手段による検出値とを、前記第4の記
憶手段から読み出した前記第4の係合許可領域マップと
照合し、前記検出値が前記係合許可領域内に位置しなけ
れば、エンジン回転数が所定のエンジン回転数以下に低
下するまで所定ギア比への係合を中止して非係合状態に
維持し、エンジン回転数が前記係合許可領域内の所定の
エンジン回転数以下に低下した後に、所定ギア比への係
合を許可する第5の切替許可手段とを備えていることを
特徴としている。
【0022】上記自動変速機の制御装置(8)によれ
ば、係合許可領域を形成する前記マップを予め前記第4
の記憶手段に記憶させておき、実車両で検出したエンジ
ン回転数とアクセルペダル開度とを、前記マップと照合
して該マップの係合許可領域内にあるか否かを判断し、
該係合許可領域内になければ、非係合状態に維持して、
エンジン回転数が前記係合許可領域内まで低下した後に
所定ギア比との係合を行うので、ニュ−トラルレンジか
ら前進レンジへの切替時のエンジンの回転数が前記マッ
プの係合許可領域内にないときは、前記所定値以下の係
合許可領域内に低下するまで、所定ギア比との係合を行
わないので、エンジン回転数が高いときの係合時のショ
ックを軽減することができる。また、アクセルペダル開
度に対応して所定のエンジン回転数を係合許可領域とし
て設定しているので、車両の操作状態に応じて所定ギア
比との係合状態を制御することができ、駆動力伝達の応
答性も向上させることができる。
【0023】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(9)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、シ
フトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段と
が接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−
トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出され
たとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切
り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせる
切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、エ
ンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、ア
クセルペダル開度を検出するアクセルペダル開度検出手
段とが接続され、前記シフトレバ−がニュ−トラルレン
ジから前進レンジに操作されたときの前記エンジン回転
数が予め定められた所定値を越える場合には、該所定値
以下に低下するまで所定ギア比への係合を中止して非係
合状態に維持し、前記所定値以下に低下した後に、所定
ギア比への係合を許可する第2の切替許可手段と、前記
アクセルペダル開度検出手段により検出されたアクセル
ペダル開度が予め定められた所定値以下の場合にのみ、
前記第2の切替許可手段の実行を許可する第5の切替許
可判定手段とを備えていることを特徴としている。
【0024】上記自動変速機の制御装置(9)によれ
ば、アクセルペダル開度が予め定められた所定値以下の
場合にのみ、前記第2の切替許可手段の実行を許可する
ので、アクセルペダル開度が前記所定値以下で、エンジ
ン回転数が予め定められた所定値より高い場合には、所
定のエンジン回転数に低下するまで所定ギア比との係合
を行わずに非係合状態を維持することにより、ニュ−ト
ラルレンジから前進レンジへの切替時の所定ギア比との
係合によるショックを軽減することができる。また、ア
クセルペダル開度が前記所定値より大きい場合は、通常
エンジン回転数が高くなっているため、前記シフト切替
時のエンジン回転数の低下に時間がかかり、低下するま
で非係合状態を維持すると駆動力の伝達が遅れて応答性
に劣るので、エンジン回転数の低下を待つことなく迅速
に所定ギア比への係合を行うことにより、駆動力伝達の
応答性も高めることができる。
【0025】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(10)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、
シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
とが接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ
−トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出さ
れたとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ
切り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせ
る切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
演算あるいは測定によってトルクを求めるトルク検出手
段とが接続され、前記シフトレバ−がニュ−トラルレン
ジから前進レンジに操作されたときの前記エンジン回転
数が予め定められた所定値を越える場合には、該所定値
以下に低下するまで所定ギア比への係合を中止して非係
合状態に維持し、前記所定値以下に低下した後に、所定
ギア比への係合を許可する第2の切替許可手段と、前記
トルク検出手段により検出されたトルク値が予め定めら
れた所定値以下の場合にのみ、前記第2の切替許可手段
の実行を許可する第6の切替許可判定手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0026】上記自動変速機の制御装置(10)によれ
ば、トルク値が予め定められた所定値以下の場合にの
み、前記第2の切替許可手段の実行を許可するので、ト
ルクが前記所定値以下で、エンジン回転数が予め定めら
れた所定値より高い場合には、所定のエンジン回転数に
低下するまで所定ギア比との係合を行わずに非係合状態
を維持することにより、ニュ−トラルレンジから前進レ
ンジへの切替時の所定ギア比との係合によるショックを
軽減することができる。また、トルク値が前記所定値よ
り大きい場合は、通常エンジン回転数が高くなっている
ため、前記シフト切替時のエンジン回転数の低下に時間
がかかり、低下するまで非係合状態を維持すると駆動力
の伝達が遅れて応答性に劣るので、エンジン回転数の低
下を待つことなく迅速に所定ギア比への係合を行うこと
により、駆動力伝達の応答性も高めることができる。
【0027】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(11)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、
シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
とが接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ
−トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出さ
れたとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ
切り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせ
る切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段が接
続され、燃料噴射制御手段から水温補正デ−タを取り込
む補正デ−タ取込手段と、前記シフトレバ−がニュ−ト
ラルレンジから前進レンジに操作されたときの前記エン
ジン回転数が予め定められた所定値を越える場合には、
該所定値以下に低下するまで所定ギア比への係合を中止
して非係合状態に維持し、前記所定値以下に低下した後
に、所定のギア比への係合を許可する第2の切替許可手
段と、前記補正デ−タ取込手段により取り込まれた水温
補正値が予め定められた所定値以下の場合にのみ、前記
第2の切替許可手段の実行を許可する第7の切替許可判
定手段とを備えていることを特徴としている。
【0028】上記自動変速機の制御装置(11)によれ
ば、燃料噴射制御手段において水温補正値が加算されて
いる場合には通常トルクが大きく、上段のギアに係合し
たとしてもショックが大きくなるが、前記補正デ−タ取
込手段により取り込んだ水温補正値が所定値以下の場合
にのみ前記第2の切替許可手段の実行を許可するので、
前記水温補正値が予め定められた所定値以下で、エンジ
ン回転数が予め定められた所定値より高い場合には、該
所定値以下にエンジン回転数が低下するまで所定のギア
比との係合を行わずに非係合状態を維持することによ
り、前記シフト切替時の所定ギア比との係合によるショ
ックを軽減することができる。また、水温補正値が前記
所定値より大きい場合には、通常トルクが大きく、エン
ジン回転数も高くなっているので、前記シフト切替時の
エンジン回転数が低下するまで非係合状態を維持すると
駆動力の伝達が遅れて応答性に劣るので、エンジン回転
数の低下を待つことなく迅速に所定ギア比への係合を行
うことにより、駆動力伝達の応答性も高めることができ
る。
【0029】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(12)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、
シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
とが接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ
−トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出さ
れたとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ
切り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせ
る切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
アクセルペダル開度を検出するアクセルペダル開度検出
手段とが接続され、該アクセルペダルの踏み込み速度を
算出する踏込速度算出手段と、前記シフトレバ−がニュ
−トラルレンジから前進レンジに操作されたときの前記
エンジン回転数が予め定められた所定値を越える場合に
は、該所定値以下に低下するまで所定ギア比への係合を
中止して非係合状態に維持し、前記所定値以下に低下し
た後に、所定のギア比への係合を許可する第2の切替許
可手段と、前記踏込速度算出手段により算出された踏み
込み速度が予め定められた所定値以下の場合にのみ、前
記第2の切替許可手段の実行を許可する第8の切替許可
判定手段とを備えていることを特徴としている。
【0030】上記自動変速機の制御装置(12)によれ
ば、アクセルペダルの踏み込み速度が所定値以下の場合
にのみ、前記第2の切替許可手段の実行を許可するの
で、アクセルペダルの踏み込み速度が所定値より大きい
ときには、ドライバ−が迅速な発進を望んでいることを
考慮して、前記第2の切替許可手段の実行を許可せず
に、駆動力伝達の応答性を優先して所定ギア比との係合
を速やかに行うことができる。また、踏み込み速度が所
定値以下でエンジン回転数が所定値を越える場合には、
所定値以下にエンジン回転数が低下するまで所定ギア比
への係合を行わずに非係合状態に維持し、前記所定値以
下に低下した後に、所定ギア比への係合を行うので、前
記シフト切替時の所定ギア比への係合によるショックを
軽減することができる。
【0031】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(13)は、自動変速機の変速切替を行う変速手段と、
シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
とが接続され、該シフトレバ−位置検出手段によりニュ
−トラルレンジから前進レンジへのシフト操作が検出さ
れたとき、前記変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ
切り替えた後に、より低速ギア比への変速切替を行わせ
る切替手段とを備えた自動変速機の制御装置において、
エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段とが
接続され、スロットルの開き速度を算出するスロットル
開速度算出手段と、前記シフトレバ−がニュ−トラルレ
ンジから前進レンジに操作されたときの前記エンジン回
転数が予め定められた所定値を越える場合には、該所定
値以下に低下するまで所定ギア比への係合を中止して非
係合状態に維持し、前記所定値以下に低下した後に、所
定のギア比への係合を許可する第2の切替許可手段と、
前記スロットル開速度算出手段により算出された開速度
が予め定められた所定値以下の場合にのみ、前記第2の
切替許可手段の実行を許可する第9の切替許可判定手段
とを備えていることを特徴としている。
【0032】上記自動変速機の制御装置(13)によれ
ば、スロットルの開速度が所定値以下の場合にのみ、前
記第2の切替許可手段の実行を許可するので、スロット
ルの開速度が所定値より大きいときには、ドライバ−が
迅速な発進を望んでいることを考慮して、前記第2の切
替許可手段の実行を許可せずに、駆動力伝達の応答性を
優先して所定ギア比との係合を速やかに行うことができ
る。また、スロットルの開速度が所定値以下で、エンジ
ン回転数が所定値を越える場合には、所定値以下にエン
ジン回転数が低下するまで所定ギア比への係合を行わず
に非係合状態に維持し、前記所定値以下に低下した後
に、所定のギア比への係合を行うので、ニュ−トラルレ
ンジから前進レンジへのシフト切替時の所定ギア比への
係合によるショックを軽減することができる。
【0033】また本発明に係る自動変速機の制御装置
(14)は、上記自動変速機の制御装置(1)〜(1
3)のいずれかにおいて、前記第1〜第5の切替許可手
段のいずれか、もしくはいずれかとの組み合わせにより
切替許可の判断を行う第6の切替許可手段、及び/又は
前記第1〜第9の切替許可判定手段のいずれか、もしく
はいずれかとの組み合わせにより前記第1又は第2の切
替許可手段の実行を許可する第10の切替許可判定手段
を備えていることを特徴としている。
【0034】上記自動変速機の制御装置(14)によれ
ば、判定条件を組み合わせることによって、判定精度を
高めることができ、シフト切替時のショックを軽減する
効果をさらに高めることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動変速機の
制御装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を
含んだシステムの概略構成を示している。
【0036】図中1は、自動変速機を示し、自動変速機
1はエンジンの出力を伝達するトルクコンバ−タ(図示
せず)とクラッチ、ブレ−キなどから構成される歯車式
の変速機(図示せず)と車速やエンジンの出力に応じて
変速段を自動的に制御する油圧制御回路2とを含んで構
成されている。なお、有段式である歯車式の変速機に代
えて無段式変速機を用いても良い。
【0037】前記トルクコンバ−タは、エンジンの出力
軸に直結されて、駆動するポンプインペラ、該ポンプイ
ンペラの回転によって流体の運動エネルギに変換し、こ
の流れを伝えて出力軸を回転させて動力を伝達するタ−
ビンライナ、及びステ−タなどを含んで構成されてい
る。
【0038】前記変速機は、遊星歯車機構とその各要素
を結合するクラッチ、ブレ−キ、バンドブレ−キ、ワン
ウェイクラッチ等からなる摩擦係合要素とを含んで構成
されている。
【0039】油圧制御回路2は、油圧制御用のコントロ
−ルバルブとソレノイドバルブとそれらをつなぐ油路と
を含んで構成されている。前記コントロ−ルバルブは、
第1シフトソレノイド2a、第2シフトソレノイド2
b、ロックアップ制御用のデュ−ティ−駆動のロックア
ップソレノイド2c、及び前記摩擦係合要素の作動圧と
して作用するライン圧PLを制御するデュ−ティ駆動の
ライン圧ソレノイド2dなどを含んで構成されている。
各ソレノイド2a〜2dは、制御ユニット3により駆動
制御が行なわれる。
【0040】制御ユニット3は入力回路4、CPU5、
ROM6、RAM7、出力回路8等を含んで構成されて
いる。制御ユニット3の出力回路8は、各ソレノイドバ
ルブ2a〜2dに接続されるとともに、入力回路4に
は、シフトレバ−の操作位置を検出するシフトレバ−位
置検出スイッチ9、エンジンの回転数を検出するエンジ
ン回転数検出手段としてのエンジン回転数センサ10、
エンジンの冷却水温を検出するエンジン冷却水温検出手
段としてのエンジン冷却水温センサ11、トランスミッ
ション油温を検出するトランスミッション油温検出手段
としてのトランスミッション油温センサ12、エンジン
のスロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と
してのスロットル開度センサ13、アクセルペダルの開
度を検出するアクセルペダル開度検出手段としてのアク
セル開度センサ14、エンジントルクを検出するトルク
センサ15、及び水温補正デ−タを取り込むための燃料
噴射制御ユニット16が接続されている。
【0041】CPU5は、予めROM6に記憶されたプ
ログラムに従ってRAM7の一時記憶機能を利用しつ
つ、入力回路4から入力信号に基づいて各種演算処理を
行い、出力回路8を介して各ソレノイド2a〜2dにそ
れぞれ駆動信号を出力して、ソレノイド2a〜2dへの
通電状態を制御することによって、自動変速機1の変速
機(図示せず)の変速タイミング、及び変速時の過渡特
性を自由にコントロ−ルすることができるように構成さ
れている。
【0042】次に、実施の形態(1)に係る自動変速機
の制御装置におけるCPU5の行う処理動作を図2に示
すフロ−チャ−トに基づいて説明する。なお、本発明
は、ニュ−トラルレンジから前進レンジへの操作時にお
ける変速制御に特徴があり、その特徴部分について説明
する。
【0043】まず、ステップS1では、シフトレバ−位
置検出スイッチ9からの位置検出信号を読み込んで、シ
フトレバ−位置が前進レンジであるか否かを判断する。
前進レンジでなければステップS8に進み、通常の変速
制御処理を実施する。すなわち、車速とアクセル開度と
から、走行条件に応じた最適変速パタ−ンを決定し、R
OM6に格納された変速線図に基づいてソレノイドバル
ブ2a〜2dを駆動する変速制御を行う。
【0044】一方、ステップS1で前進レンジであると
判断すると、ステップS2に進み、前回(例えば16m
sec前)のシフトレバ−位置がニュ−トラルレンジで
あったか否かを判断する。前回ニュ−トラルレンジでな
ければステップS8に進み、通常の変速制御処理を実施
する。一方、前回ニュ−トラルレンジであったと判断し
た場合は、今回のシフトチェンジがニュ−トラルレンジ
から前進レンジへの操作であると判断し、ステップS3
に進む。
【0045】ステップS3では、エンジン回転数とエン
ジン冷却水温との関係から予め設定された係合許可領域
マップをROM6から読み出す処理を行い、ステップS
4に進む。図3に係合許可領域マップの一例を示してい
る。X軸にエンジン冷却水温、Y軸にエンジン回転数を
とり、車両に搭載されるエンジン特性を考慮して、エン
ジン冷却水温に対応して係合を許可するエンジン回転数
が予め設定されたものである。
【0046】ステップS4では、実際の車両のエンジン
回転数とエンジン冷却水温との検出値の取り込みを行い
ステップS5に進む。ステップS5では、ステップS3
で読み出した係合許可領域マップにステップS4で取り
込んだエンジン回転数とエンジン冷却水温とを当てはめ
て、検出されたエンジン冷却水温におけるエンジン回転
数が係合許可領域内、すなわち係合許可領域を形成する
所定のエンジン回転数以下であるか否かを判断する。
【0047】ステップS5において、係合許可領域内で
あると判断すると、ステップS6に進み、上側の所定の
ギア比との係合を許可する制御を行い処理を終了する。
例えば、図3の係合許可領域マップに基づいて説明を行
うと、検出したエンジン冷却水温が85℃で、エンジン
回転数が800rpmであったとすると、図3では、A
点に位置することになり、A点は、検出された冷却水温
において係合を許可するエンジン回転数である900r
pm以下に位置するので、所定ギア比との係合を許可す
る判断を行う。
【0048】一方、ステップS5において、係合許可領
域内にはない、すなわち検出したエンジン回転数が係合
許可領域を形成する所定のエンジン回転数よりも高い時
は、ステップS7に進み、所定のギア比との係合を禁止
する非係合制御、すなわち、係合許可領域内にまでエン
ジン回転数が低下するまでニュ−トラル状態を維持する
制御を行う。
【0049】例えば、図3の係合許可領域マップにおい
て、検出したエンジン冷却水温が40℃でエンジン回転
数が1200rpmであったとすると、図3ではB点に
位置することになり、B点は、検出された冷却水温にお
いて係合を許可するエンジン回転数である1100rp
mよりも高いので、この場合は、所定ギア比との係合を
禁止する非係合制御を行う。
【0050】そして、ステップS4に戻り、再度エンジ
ン回転数とエンジン冷却水温との検出値の取り込みを行
って、ステップS5で係合を許可する所定のエンジン回
転数以下であるか否かを判断し、所定のエンジン回転数
以下に低下して、ステップS7の所定のギア比への係合
制御を行うまで上記処理を繰り返す。
【0051】上記実施の形態(1)に係る自動変速機の
制御装置によれば、エンジン冷却水温に対応させたエン
ジン回転数の所定値を示す係合許可領域マップを予めR
OM6に記憶させておき、実車両で検出したエンジン回
転数とエンジン冷却水温とから前記マップの係合許可領
域内にあるか否かを判断し、該係合許可領域内になけれ
ば、非係合状態を維持して、エンジン回転数が係合許可
領域内まで低下した後に所定ギア比との係合を行うの
で、ニュ−トラルレンジから前進レンジへの切替時にエ
ンジンの回転数が前記マップの係合許可領域内にないと
きは、係合許可領域内のエンジン回転数に低下するま
で、所定ギア比との係合を行わないので、エンジン回転
数が高いときの係合時のショックを確実に軽減すること
ができる。
【0052】また、エンジン冷却水温に対応して所定の
エンジン回転数を係合許可領域として設定しているの
で、例えば始動直後であり、エンジン冷却水温が低く実
車両のエンジン回転数が高くなっている場合にも、従来
のようにエンジン回転数が一定値に低下するまで係合を
行わない制御にすると、駆動力が加わるまでに時間がか
かり、応答性に劣ることになっていたのを防止でき、エ
ンジン冷却水温が低いときには、それらを考慮して係合
を許可するエンジン回転数が高めに設定されているの
で、駆動力伝達の応答性も向上させることができる。し
たがって、エンジンの作動状態に応じて、所定のギア比
との係合状態を制御することができ、駆動力伝達の応答
性も向上させることができる。
【0053】なお、実施の形態(1)では、エンジン回
転数に対してエンジン冷却水温をパラメ−タとしてモニ
タ−しながら係合制御を行っているが、別の実施の形態
では、エンジン冷却水温の代わりに、トランスミッショ
ン油温をパラメ−タとしてモニタ−することにより係合
制御を行ってもよく、この場合にも略同様の効果を得る
ことができる。この場合の係合許可領域マップは、図3
に示したものと同様にX軸にトランスミッション油温、
Y軸にエンジン回転数をとり、車両に搭載されるエンジ
ン特性を考慮して、トランスミッション油温に対応して
係合を許可するエンジン回転数が予め設定されたものを
ROM6に記憶させておく。
【0054】また、それ以外にもスロットル開度やアク
セルペダル開度をパラメ−タとしてモニタ−することに
より係合制御を行うこともできる。この場合の係合許可
領域マップの一例を図4に示している。X軸にスロット
ル開度、Y軸にエンジン回転数をとり、車両に搭載され
るエンジン特性を考慮して、スロットル開度に対応して
係合を許可するエンジン回転数が予め設定されたもので
ある。また、アクセルペダル開度の場合も略同様の係合
許可領域を形成することができる。
【0055】このようにスロットル開度あるいはアクセ
ルペダル開度が大きいときには、エンジンの回転数が高
くなるというエンジン特性を考慮して、スロットル開度
あるいはアクセルペダル開度とエンジン回転数との係合
許可領域を設定することで、車両の操作状態に応じて係
合状態を制御することができ、駆動力伝達の応答性も向
上させることができる。
【0056】さらに、これら複数のパラメ−タの係合許
可領域マップによる判定を組み合わせることもでき、こ
れにより判定精度を高めることができ、シフト切替時の
ショックを軽減する効果をさらに高めることができる。
【0057】次に実施の形態(2)に係る自動変速機の
制御装置について説明する。実施の形態(2)に係る自
動変速機の制御装置の概略構成は、図1に示したものと
略同様であるので、ここでは異なる機能を有するCPU
にのみ、異なる符号を付して説明し、その他の部分の説
明を省略することにする。
【0058】実施の形態(2)に係る自動変速機の制御
装置が実施の形態(1)に係る自動変速機の制御装置と
相違する点はCPU5aにあり、係合許可を判定するエ
ンジン回転数が固定値の場合に駆動力伝達の応答性を低
下させないために、パラメ−タの検出値に判定領域を設
けて、パラメ−タ検出値の所定領域内であれば、検出し
たエンジン回転数を予め設定されたエンジン回転数と比
較することにより係合、非係合制御を行うようにし、パ
ラメ−タ検出値の所定領域外であれば、駆動力伝達の応
答性を低下させないために所定ギア比への係合を速やか
に行う点にある。
【0059】以下に、実施の形態(2)に係る自動変速
機の制御装置におけるCPU5aの行う処理動作を図5
に示すフロ−チャ−トに基づいて説明する。まず、ステ
ップS11では、シフトレバ−位置検出スイッチ9から
の位置検出信号を読み込んで、シフトレバ−位置が前進
レンジであるか否かを判断する。前進レンジでなければ
ステップS18に進み、通常の変速制御処理を実施す
る。すなわち、車速とアクセル開度とから、走行条件に
応じた最適変速パタ−ンを決定し、ROM6に格納され
た変速線図に基づいてソレノイドバルブ2a〜2dを駆
動する変速制御を行う。
【0060】一方、ステップS11で前進レンジである
と判断すると、ステップS12に進み、前回(例えば1
6msec前)のシフトレバ−位置がニュ−トラルレン
ジであったか否かを判断する。前回ニュ−トラルレンジ
でなければステップS18に進み、通常の変速制御処理
を実施する。一方、前回ニュ−トラルレンジであったと
判断した場合は、今回のシフトチェンジがニュ−トラル
レンジから前進レンジへの操作であると判断し、ステッ
プS13に進む。
【0061】ステップS13では、実車両におけるエン
ジン回転数とエンジン冷却水温との検出値の取り込みを
行いステップS14に進む。ステップS14では、取り
込んだエンジン冷却水温が、予め定められた所定のエン
ジン冷却水温以上の範囲内にあるか否かを判断する。こ
のときの、エンジン冷却水温の所定範囲としては、エン
ジンの暖機が完了したと思われる程度の温度であれば良
く、例えば75℃以上100℃以下に設定すれば良い。
【0062】ステップS14で検出したエンジン冷却水
温が所定の冷却水温以上ではないと判断すれば、ステッ
プS16に進み、所定のギア比との係合を行う制御を行
う。つまり、エンジン冷却水温が所定の冷却水温以下で
あるということは、エンジンが暖機中で、エンジン回転
数が高くなっており、エンジン回転数の低下には時間を
要するため、例えば、エンジン回転数が所定値以下に低
下するまで所定ギア比との係合を行わないようにする
と、駆動力の伝達が遅れ、速やかな係合制御が行われな
いということになる。そこで所定の冷却水温以上でない
場合には所定のギア比との係合を速やかに行うことによ
り、駆動力の伝達の遅れを防止することができる。
【0063】一方ステップS14で、検出したエンジン
冷却水温が所定の冷却水温以上であると判断すれば、ス
テップS15に進む。ステップS15では、ステップS
13で読み込んだエンジン回転数が所定のギア比への係
合の許可を判断するために予め定められた所定のエンジ
ン回転数以下であるか否かを判断する。ステップS15
において、所定のエンジン回転数以下であると判断する
と、ステップS16に進み、1速以上の上側の所定のギ
ア比との係合を許可する制御を行い処理を終了する。
【0064】一方、ステップS15において、所定のエ
ンジン回転数以下ではない、すなわち検出したエンジン
回転数が所定値よりも高いと判断した場合には、ステッ
プS17に進み、所定のギア比との係合を禁止する非係
合制御、すなわち所定のエンジン回転数に低下するまで
ニュ−トラル状態を維持する制御を行う。そして、ステ
ップS13に戻り、再度エンジン回転数とエンジン冷却
水温との検出値の取り込みを行って、ステップS16の
所定のギア比への係合制御を行うまで上記ステップS1
3〜S17の処理を繰り返す。
【0065】上記実施の形態(2)に係る自動変速機の
制御装置によれば、エンジン冷却水温が予め定められた
所定値以上の場合にのみ、エンジンの回転数が予め定め
られた所定値以下に低下するまで所定ギア比との係合を
行わずに非係合状態を維持することにより、ニュ−トラ
ルレンジから前進レンジへの切替時の所定ギア比へのク
ラッチ係合のショックを軽減することができる。
【0066】また、エンジン冷却水温が所定値より低い
場合には、通常アイドリング状態でエンジン回転数が高
くなっているため、前記シフト切替時のエンジン回転数
の低下に時間がかかり、低下するまで非係合状態を維持
すると駆動力の伝達が遅れて応答性に劣るので、エンジ
ン回転数の低下を待つことなく迅速に所定ギア比への係
合を行うことにより、駆動力伝達の応答性も高めること
ができる。
【0067】また、実施の形態(2)では、ステップS
15による判断には予め設定されたエンジン回転数を基
準に用いたが、別の実施の形態では、実施の形態(1)
のように、係合許可領域マップを読み出す操作をステッ
プS13の前に行い、ステップS15における所定のエ
ンジン回転数を係合許可領域マップから読み出した係合
許可領域を形成する所定のエンジン回転数としてもよ
く、上記構成とすることによって、所定のエンジン冷却
水温以上においてもエンジン冷却水温に対応したエンジ
ン回転数により係合許可判断を行うことができるので、
上記効果に加え、より駆動力伝達の応答性に優れた係合
制御を行うことができる。
【0068】なお、実施の形態(2)では、エンジン冷
却水温をモニタ−しながらステップS14において所定
値以上であるか否かを判断したが、別の実施の形態で
は、エンジン冷却水温の代わりに、トランスミッション
油温をモニタ−することにより予め定められたトランス
ミッション油温以上であるか否かを判断するようにして
も、略同様の効果を得ることができる。
【0069】また、それら以外にもスロットル開度やア
クセルペダル開度をモニタ−することにより係合制御を
行うこともできる。この場合は、スロットル開度あるい
はアクセルペダル開度が予め定められた所定値以下であ
るか否かを判断するようにしても、略同様の効果を得る
ことができる。この場合のスロットル開度の所定値とし
ては、エンジン回転数があまり高くないことを判断する
ために例えば5%以下程度に設定すれば良い。また、ア
クセルペダル開度の所定値も例えば5%以下に設定すれ
ば良い。
【0070】また、エンジンのトルクをモニタ−するこ
とにより係合制御を行うこともでき、トルクセンサ15
から取り込んだり、もしくは演算により求めたトルクの
値が予め定められた所定値以下であるか否かの判断に基
づいて制御を行っても良い。
【0071】さらに、別の実施の形態として、パラメ−
タとしてエンジン冷却水温の代わりに、燃料噴射制御に
おいてエンジン冷態時に燃料を増量するために使用され
ている水温補正の補正係数値を燃料噴射制御ユニット1
6から取り込んで、取り込んだ補正係数値が所定値以下
であるか否かの判断を行うようにしても、略同様の効果
を得ることができる。
【0072】この場合におけるエンジン冷却水温と水温
補正の補正係数との関係は、図6に示すように冷却水温
が低いほど、補正係数値が大きくなるという関係にあ
る。したがって、暖機中などエンジン冷却水温が低く、
エンジン回転数が高くなっている時には、補正係数値が
大きくなるという関係にあるので、補正係数値の所定値
には、エンジンの暖機が完了して、アイドリング時のエ
ンジン回転数が十分低くなっていると思われる程度の補
正係数値を所定値として設定するようにすれば良い。
【0073】次に実施の形態(3)に係る自動変速機の
制御装置について説明する。実施の形態(3)に係る自
動変速機の制御装置の概略構成は、図1に示したものと
略同様であるので、ここでは異なる機能を有するCPU
にのみ、異なる符号を付して説明し、その他の部分の説
明を省略することにする。
【0074】実施の形態(3)に係る自動変速機の制御
装置が実施の形態(1)に係る自動変速機の制御装置と
相違する点はCPU5bにあり、ニュ−トラルレンジか
ら前進レンジへのシフト切替直後のアクセルペダルの踏
み込み速度を算出し、この踏み込み速度が所定値以上で
あれば、運転者が迅速な発進を望んでいると考えて、速
やかに所定のギア比への係合制御を行い、踏み込み速度
が所定値以下であれば、係合ショックを十分軽減させる
ための係合制御を行う点にある。
【0075】実施の形態(3)に係る自動変速機の制御
装置におけるCPU5bの行う処理動作を図7に示すフ
ロ−チャ−トに基づいて説明する。まず、ステップS2
1では、シフトレバ−位置検出スイッチ9からの位置検
出信号を読み込んで、シフトレバ−位置が前進レンジで
あるか否かを判断する。前進レンジでなければステップ
S33に進み、通常の変速制御処理を実施する。すなわ
ち、車速とアクセル開度とから、走行条件に応じた最適
変速パタ−ンを決定し、変速線図に沿ってソレノイドバ
ルブ2a〜2dを駆動する変速制御を行う。
【0076】一方、ステップS21で前進レンジである
と判断すると、ステップS22に進み、前回(例えば1
6msec前)のシフトレバ−位置がニュ−トラルレン
ジであったか否かを判断する。前回ニュ−トラルレンジ
でなければステップS33に進み、通常の変速制御処理
を実施する。一方、前回ニュ−トラルレンジであったと
判断した場合は、今回のシフトチェンジがニュ−トラル
レンジから前進レンジへの操作であると判断し、ステッ
プS23に進む。
【0077】ステップS23では、ニュ−トラルレンジ
から前進レンジへのシフト切替後の経過時間を計測する
ためのタイマ−tA を0にセットして、ステップS24
に進む。ステップS24では、タイマ−tA =0におけ
るアクセルペダル開度を取り込む。そしてステップS2
5に進んで、タイマ−により所定時間の経過を判断す
る。ステップS25で、所定時間経過と判断すれば、ス
テップS26に進み、アクセルペダル開度を取り込む。
そして、ステップS27に進んで、所定時間内における
アクセルペダル開度の変化量から、アクセルペダルの踏
み込み速度を算出し、ステップS28に進む。ステップ
S28では、ステップS27で算出したアクセルペダル
踏み込み速度が予め設定された所定の踏み込み速度以下
であるか否かを判断する。この予め設定された踏み込み
速度として、例えば1秒間でアクセルペダルを全開にす
る(0→100%/sec)程度の速さを踏み込み速度
として予め設定しておけば良い。
【0078】ステップS28において、所定の踏み込み
速度以下であると判断すれば、ステップS29に進ん
で、エンジン回転数の取り込みを行う。次に、ステップ
S30に進んで、取り込んだエンジン回転数が、予め設
定されたエンジン回転数以下であるか否かを判断する。
この予め設定されたエンジン回転数は、予め設定された
踏み込み速度以下の場合に、例えば、2000rpm程
度に設定される。
【0079】ステップS30において、所定のエンジン
回転数以下であると判断すると、ステップS31に進
み、1速以上の上側の所定のギア比との係合を許可する
係合制御を行い処理を終了する。
【0080】一方、ステップS30において、所定のエ
ンジン回転数以下ではない、すなわち検出したエンジン
回転数が所定値よりも高いと判断した時は、ステップS
32に進み、所定のギア比との係合を禁止する非係合制
御、すなわち所定のエンジン回転数以下に低下するまで
ニュ−トラル状態を維持する制御を行う。
【0081】その後、ステップS29に戻り、再度エン
ジン回転数の検出値の取り込みを行って、ステップS3
1の所定のギア比への係合制御を行うまで上記ステップ
S29〜S32の処理を繰り返す。
【0082】一方、ステップS28において、算出した
踏み込み速度が予め設定された踏み込み速度以下でない
と判断すれば、運転者が迅速な発進を望んでいると判断
し、ステップS31に進んで、所定ギア比への係合を速
やかに行うよう係合制御を行う。
【0083】上記実施の形態(3)に係る自動変速機の
制御装置によれば、アクセルペダルの踏み込み速度が所
定値以下の場合にのみ、エンジン回転数を取り込んで所
定のエンジン回転数以下であるか否かを判断して、係
合、非係合制御を行うので、アクセルペダルの踏み込み
速度が所定値より大きいときには、ドライバ−が迅速な
発進を望んでいることを考慮して、駆動力伝達の応答性
を優先して、所定ギア比へのクラッチの係合を速やかに
行うことができる。また、踏み込み速度が所定値以下で
エンジン回転数が所定値を越える場合には、該所定値以
下にエンジン回転数が低下するまで所定ギア比への係合
を行わずに非係合状態に維持し、前記所定値以下に低下
した後に、所定ギア比への係合を行うので、ニュ−トラ
ルレンジから前進レンジへの切替時の所定ギア比へのク
ラッチ係合によるショックを軽減することができる。
【0084】なお、上記実施の形態(3)の場合には、
アクセルペダルの踏み込み速度を算出する構成になって
いるが、別の実施の形態ではスロットル弁の開速度を算
出する構成にしてもよく、この場合にも略同様の効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装
置を含むシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態(1)に係る自動変速機の
制御装置のCPUの行う処理動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図3】エンジン回転数とエンジン冷却水温との関係に
基づいて設定された係合許可領域を示す係合許可領域マ
ップである。
【図4】エンジン回転数とスロットル開度との関係に基
づいて設定された係合許可領域を示す係合許可領域マッ
プである。
【図5】本発明の実施の形態(2)に係る自動変速機の
制御装置のCPUの行う処理動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図6】エンジン冷却水温と冷却水温の補正係数値との
関係を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態(3)に係る自動変速機の
制御装置のCPUの行う処理動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【符号の説明】
1 自動変速機 2 油圧制御回路 3 制御ユニット 4 入力回路 5、5a、5b CPU 6 ROM 7 RAM 8 出力回路 9 シフトレバ−位置検出スイッチ 10 エンジン回転数センサ 11 エンジン冷却水温センサ 12 トランスミッション油温センサ 13 スロットル開度センサ 14 アクセル開度センサ 15 トルクセンサ 16 燃料噴射制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:72 F16H 59:72 59:78 59:78

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 エンジン冷却水温を検出する冷却水温検出手段とが接続
    され、 前記エンジン回転数と前記エンジン冷却水温との関係に
    基づいて係合許可領域が予め定められた第1の係合許可
    領域マップが記憶された第1の記憶手段と、 前記シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレン
    ジから前進レンジへの操作が検出されたときの前記冷却
    水温検出手段による検出値と前記エンジン回転数検出手
    段による検出値とを、前記第1の記憶手段から読み出し
    た前記第1の係合許可領域マップと照合し、前記検出値
    が前記係合許可領域内に位置しなければ、エンジン回転
    数が所定のエンジン回転数以下に低下するまで所定ギア
    比への係合を中止して非係合状態に維持し、エンジン回
    転数が前記係合許可領域内の所定のエンジン回転数以下
    に低下した後に、所定ギア比への係合を許可する第1の
    切替許可手段とを備えていることを特徴とする自動変速
    機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却水温検出手段により検出された
    エンジン冷却水温が予め定められた所定値以上の場合に
    のみ、前記第1の切替許可手段による実行を許可する第
    1の切替許可判定手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 エンジン冷却水温を検出する冷却水温検出手段とが接続
    され、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定ギア比への係合を
    許可する第2の切替許可手段と、 前記冷却水温検出手段により検出されたエンジン冷却水
    温が予め定められた所定値以上の場合にのみ、前記第2
    の切替許可手段の実行を許可する第2の切替許可判定手
    段とを備えていることを特徴とする自動変速機の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 トランスミッション油温を検出するトランスミッション
    油温検出手段とが接続され、 前記エンジン回転数と前記トランスミッション油温との
    関係に基づいて係合許可領域が予め定められた第2の係
    合許可領域マップが記憶された第2の記憶手段と、 前記シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレン
    ジから前進レンジへの操作が検出されたときの前記トラ
    ンスミッション油温検出手段による検出値と前記エンジ
    ン回転数検出手段による検出値とを、前記第2の記憶手
    段から読み出した前記第2の係合許可領域マップと照合
    し、前記検出値が前記係合許可領域内に位置しなけれ
    ば、エンジン回転数が所定のエンジン回転数以下に低下
    するまで所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維
    持し、エンジン回転数が前記係合許可領域内の所定のエ
    ンジン回転数以下に低下した後に、所定ギア比への係合
    を許可する第3の切替許可手段とを備えていることを特
    徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 トランスミッション油温を検出するトランスミッション
    油温検出手段とが接続され、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定ギア比への係合を
    行う第2の切替許可手段と、 前記トランスミッション油温検出手段により検出された
    トランスミッション油温が予め定められた所定値以上の
    場合にのみ、前記第2の切替許可手段の実行を許可する
    第3の切替許可判定手段とを備えていることを特徴とす
    る自動変速機の制御装置。
  6. 【請求項6】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段とが
    接続され、 前記エンジン回転数と前記スロットル開度との関係に基
    づいて係合許可領域が予め定められた第3の係合許可領
    域マップが記憶された第3の記憶手段と、 前記シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレン
    ジから前進レンジへの操作が検出されたときの前記スロ
    ットル開度検出手段による検出値と前記エンジン回転数
    検出手段による検出値とを、前記第3の記憶手段から読
    み出した前記第3の係合許可領域マップと照合し、前記
    検出値が前記係合許可領域内に位置しなければ、エンジ
    ン回転数が所定のエンジン回転数以下に低下するまで所
    定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、エン
    ジン回転数が前記係合許可領域内の所定のエンジン回転
    数以下に低下した後に、所定ギア比への係合を許可する
    第4の切替許可手段とを備えていることを特徴とする自
    動変速機の制御装置。
  7. 【請求項7】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段とが
    接続され、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定ギア比への係合を
    許可する第2の切替許可手段と、 前記スロットル開度検出手段により検出されたスロット
    ル開度が予め定められた所定値以下の場合にのみ、前記
    第2の切替許可手段の実行を許可する第4の切替許可判
    定手段とを備えていることを特徴とする自動変速機の制
    御装置。
  8. 【請求項8】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 アクセルペダル開度を検出するアクセルペダル開度検出
    手段とが接続され、 前記エンジン回転数と前記アクセルペダル開度との関係
    に基づいて係合許可領域が予め定められた第4の係合許
    可領域マップが記憶された第4の記憶手段と、 前記シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレン
    ジから前進レンジへの操作が検出されたときの前記アク
    セルペダル開度検出手段による検出値と前記エンジン回
    転数検出手段による検出値とを、前記第4の記憶手段か
    ら読み出した前記第4の係合許可領域マップと照合し、
    前記検出値が前記係合許可領域内に位置しなければ、エ
    ンジン回転数が所定のエンジン回転数以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    エンジン回転数が前記係合許可領域内の所定のエンジン
    回転数以下に低下した後に、所定ギア比への係合を許可
    する第5の切替許可手段とを備えていることを特徴とす
    る自動変速機の制御装置。
  9. 【請求項9】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 アクセルペダル開度を検出するアクセルペダル開度検出
    手段とが接続され、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定ギア比への係合を
    許可する第2の切替許可手段と、 前記アクセルペダル開度検出手段により検出されたアク
    セルペダル開度が予め定められた所定値以下の場合にの
    み、前記第2の切替許可手段の実行を許可する第5の切
    替許可判定手段とを備えていることを特徴とする自動変
    速機の制御装置。
  10. 【請求項10】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 演算あるいは測定によってトルクを求めるトルク検出手
    段とが接続され、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定ギア比への係合を
    許可する第2の切替許可手段と、 前記トルク検出手段により検出されたトルク値が予め定
    められた所定値以下の場合にのみ、前記第2の切替許可
    手段の実行を許可する第6の切替許可判定手段とを備え
    ていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  11. 【請求項11】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段が接
    続され、 燃料噴射制御手段から水温補正デ−タを取り込む補正デ
    −タ取込手段と、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定のギア比への係合
    を許可する第2の切替許可手段と、 前記補正デ−タ取込手段により取り込まれた水温補正値
    が予め定められた所定値以下の場合にのみ、前記第2の
    切替許可手段の実行を許可する第7の切替許可判定手段
    とを備えていることを特徴とする自動変速機の制御装
    置。
  12. 【請求項12】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 アクセルペダル開度を検出するアクセルペダル開度検出
    手段とが接続され、 該アクセルペダルの踏み込み速度を算出する踏込速度算
    出手段と、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定のギア比への係合
    を許可する第2の切替許可手段と、 前記踏込速度算出手段により算出された踏み込み速度が
    予め定められた所定値以下の場合にのみ、前記第2の切
    替許可手段の実行を許可する第8の切替許可判定手段と
    を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  13. 【請求項13】 自動変速機の変速切替を行う変速手段
    と、 シフトレバ−位置を検出するシフトレバ−位置検出手段
    とが接続され、 該シフトレバ−位置検出手段によりニュ−トラルレンジ
    から前進レンジへのシフト操作が検出されたとき、前記
    変速手段に最低速ギア比以上の変速比へ切り替えた後
    に、より低速ギア比への変速切替を行わせる切替手段と
    を備えた自動変速機の制御装置において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段とが
    接続され、 スロットルの開き速度を算出するスロットル開速度算出
    手段と、 前記シフトレバ−がニュ−トラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときの前記エンジン回転数が予め定められ
    た所定値を越える場合には、該所定値以下に低下するま
    で所定ギア比への係合を中止して非係合状態に維持し、
    前記所定値以下に低下した後に、所定のギア比への係合
    を許可する第2の切替許可手段と、 前記スロットル開速度算出手段により算出された開速度
    が予め定められた所定値以下の場合にのみ、前記第2の
    切替許可手段の実行を許可する第9の切替許可判定手段
    とを備えていることを特徴とする自動変速機の制御装
    置。
  14. 【請求項14】 前記第1〜第5の切替許可手段のいず
    れか、もしくはいずれかとの組み合わせにより切替許可
    の判断を行う第6の切替許可手段、及び/又は前記第1
    〜第9の切替許可判定手段のいずれか、もしくはいずれ
    かとの組み合わせにより前記第1又は第2の切替許可手
    段の実行を許可する第10の切替許可判定手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1〜13のいずれかの項に
    記載の自動変速機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111433066A (zh) * 2017-12-04 2020-07-17 三菱自动车工业株式会社 离合器控制装置

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CN111433066A (zh) * 2017-12-04 2020-07-17 三菱自动车工业株式会社 离合器控制装置

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