JP2002221251A - 除振装置 - Google Patents

除振装置

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JP2002221251A
JP2002221251A JP2001016477A JP2001016477A JP2002221251A JP 2002221251 A JP2002221251 A JP 2002221251A JP 2001016477 A JP2001016477 A JP 2001016477A JP 2001016477 A JP2001016477 A JP 2001016477A JP 2002221251 A JP2002221251 A JP 2002221251A
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Japan
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vibration isolator
vibration
stage
frame
base plate
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JP2001016477A
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English (en)
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Toyoji Ishikawa
豊治 石川
Eisuke Kamimura
英助 上村
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は除振装置に関し、装置全体の高さを
上げる必要がなく、かつ装置重心に近い位置に除振器を
取り付けることができる除振装置を提供することを目的
としている。 【解決手段】 その上に物体が載置されるベースプレー
ト10と、該ベースプレート10を支持する架体2と、
前記ベースプレート10に固定して取り付けられた第1
の除振器11と、前記架体2に設けられた、第2の除振
器13を取り付けるためのタップと、を設け、前記第1
の除振器11はスペーサ18を介して前記架体と接合さ
れるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除振装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電子顕微鏡では、振動を受ける
と、測定精度に悪影響を与えるため、除振機構を設ける
ようになっている。
【0003】図3は従来装置の構成例を示す図である。
図において、1は電子顕微鏡の鏡筒、2は該鏡筒1を支
持する架体、3は架体2に取り付けられた除振器一段
目、4は該除振器一段目3が取り付けられた中間フレー
ム、5は該中間フレーム4を支持する除振器二段目、6
は該除振器二段目5が載置される床部である。
【0004】この装置では、架体2の下に剛性のある中
間フレーム4を設け、除振器を3、5と直列二段構成と
している。除振器を直列二段に構成することにより、従
来の一段構成の除振器に比べて良い除振効果を得ること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置の場
合、架体下に直列に除振器を並べるため、装置の高さが
標準よりも高くなってしまうという問題がある。また、
除振器の位置が装置全体の重心位置から遠く離れている
ため、水平方向の2次の固有振動が発生してしまう。
【0006】図4は振動伝達率の特性曲線を示す図であ
る。横軸は周波数f(Hz)を、縦軸はゲインを示す。
特性曲線f1は通常時の特性曲線、f2は固有振動数を
2個持つ場合をそれぞれ示している。特性曲線f1の場
合、固有振動数はP1のみであるのに比較して、f2の
場合には固有振動数がP2、P3の2個あることにな
り、その分除振特性が悪くなってしまう。
【0007】また、架体重量もバネ上の重量となるた
め、除振器にかかる重量が増えてしまうため、除振マウ
ントの耐荷重の大きな物を使用する必要がある。本発明
はこのような課題に鑑みてなされたものであって、装置
全体の高さを上げる必要がなく、かつ装置重心に近い位
置に除振器を取り付けることができる除振装置を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明は、その上に物体が載置されるベースプレート
と、該ベースプレートを支持する架体と、前記ベースプ
レートに固定して取り付けられた第1の除振器と、前記
架体に設けられた、第2の除振器を取り付けるためのタ
ップと、を設け、前記第1の除振器はスペーサを介して
前記架体と接合されるように構成されることを特徴とす
る。
【0009】このように構成すれば、必要に応じて第2
の除振器を取り付けることができ、除振機能を保持する
ことができる。また、本発明において、前記第2の除振
器は、前記第1の除振器を支えるように設けられ、かつ
該第2の除振器は、前記架体のタップに固定されること
を特徴とする。
【0010】このように構成すれば、装置全体の高さを
上げる必要がなく、かつ装置重心に近い位置に除振器を
取り付けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態例を示す構成図である。図3と同一のものは、同一の
符号を付して示す。図において、1は鏡筒、10は該鏡
筒1が載置されるベースプレート、2は鏡筒1及びベー
スプレート10を支持する架体である。11はベースプ
レート10の下部に取り付けられ、固定された一段目除
振器(標準除振器)、12は二段目除振器を取り付ける
ための中間フレーム、13は該中間フレーム12の下部
に取り付けられた二段目除振器である。中間フレーム1
2は二段目除振器13を後から取り付けることができる
ように、2ピース化されている。
【0012】14は二段目除振器13が取り付けられた
ブラケット、15は二段目除振器13が取り付けられた
構造体を架体2に固定するための取り付け部である。架
体2の取り付け部15には、二段目除振器13を取り付
けるためのタップ20が予め設けられている。16はカ
メラ室であり、透過顕微鏡の透過画像を撮影するカメラ
が取り付けられている。17は該カメラ室16の下部に
取り付けられるアタッチメントである。
【0013】この図において、円Aを拡大したものが円
Bである。この円Bは、標準時の状態を示している。ベ
ースプレート10の下部に標準除振器11が取り付けら
れ、該標準除振器11はスペーサ18を介して架体2に
接合している。このように構成された装置の動作を説明
すれば、以下の通りである。
【0014】先ず、本発明装置は、一段目除振器11だ
けを取り付けた状態とすることができる。この場合に、
標準除振器11は、スペーサ18を介して架体2に接合
し、固定されている。この段階では、二段目除振器13
は取り付けられていない。この結果、装置は標準除振器
11のみで架体2と接合され、外部からの振動は、標準
除振器11のみで除振される。一方、架体2の15に示
す位置に二段目除振器13を取り付けるためのタップ2
0が設けられている。
【0015】外部からの振動がそれほど強くない場合に
は、除振器一段の構成で必要な安定度の除振装置を構成
することができる。また、本発明によれば、架体2に二
段目除振器13を取り付けるためのタップ20が設けら
れているので、必要に応じて二段目除振器13を取り付
けることができ、除振機能を保持することができる。
【0016】本発明によれば、必要な場合に、後から二
段目除振器13を取り付けることができる。この場合に
は、中間フレーム12を架体2に取り付け部15で固定
する。この固定は、例えば図に示すようにボルト締めす
ることにより可能である。そして、円Bに記載されてい
るスペーサ18を除去し、このスペーサ18が存在して
いた空間に中間フレーム12の部材を滑り込ませるよう
にする。
【0017】この結果、後から取り付けた二段目除振器
13が一段目除振器11を支える構造となり、一段目除
振器11と二段目除振器13とが直列に接続されたもの
となり、除振機能を一段の場合に比較して向上させるこ
とができる。本発明によれば、二段目除振器13を装置
の重心位置に近づけて取り付けることができるために、
水平方向の2次の共振の発生を防止することができる。
また、標準マウントと同じ高さに二段目の除振器を取り
付けることができるため、標準構成時と高さの変化がな
い。更に、架体重量は、バネ下となるため、従来より対
荷重の小さいものが利用できる。
【0018】上述の実施の形態例では、本発明装置とし
て電子顕微鏡の場合を例にとって説明したが、本発明は
これに限るものではない。その他の精密機器を載置する
構成の装置に同様に適用することができる。
【0019】
【実施例】図2は本発明の効果の説明図で、振動伝達率
を示している。図において、横軸は周波数(Hz)、縦
軸はゲイン(dB)を示している。図の細い実線は一段
除振の場合の振動伝達率を、太い実線は二段除振の場合
の振動伝達率を示している。共振周波数は3Hz程度で
あり、一般に全周波数範囲で二段除振の方に除振効果が
出ていることがわかる。特に8Hz以上は、6dBから
10dBを超えるような大幅な改善が見られる。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下の効果が得られる。本発明によれば、必要
に応じて第2の除振器を取り付けることができ、除振機
能を保持することができる。
【0021】また、本発明において、装置全体の高さを
上げる必要がなく、かつ装置重心に近い位置に除振器を
取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示す構成図である。
【図2】本発明の効果の説明図である。
【図3】従来装置の構成例を示す図である。
【図4】振動伝達率の特性曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 鏡筒 2 架体 10 ベースプレート 11 一段目除振器 12 中間フレーム 13 二段目除振器 14 ブラケット 15 取り付け部 16 カメラ室 17 アタッチメント 18 スペーサ 20 タップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上に物体が載置されるベースプレー
    トと、 該ベースプレートを支持する架体と、 前記ベースプレートに固定して取り付けられた第1の除
    振器と、 前記架体に設けられた、第2の除振器を取り付けるため
    のタップと、を設け、前記第1の除振器はスペーサを介
    して前記架体と接合されるように構成された除振装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の除振器は、前記第1の除振器
    を支えるように設けられ、 かつ該第2の除振器は、前記架体のタップに固定される
    ことを特徴とする除振装置。
JP2001016477A 2001-01-25 2001-01-25 除振装置 Withdrawn JP2002221251A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015053209A1 (ja) * 2013-10-07 2015-04-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015053209A1 (ja) * 2013-10-07 2015-04-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子装置
JPWO2015053209A1 (ja) * 2013-10-07 2017-03-09 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子装置

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