JP2002221207A - 連結具 - Google Patents
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Abstract
あって、薄肉の部材の連結に適する連結具を提供する。 【解決手段】 一方の連結部材1に固着される雄型連結
金具3と、他方の連結部材2に固着される雌型連結金具
11とからなる。雄型連結金具3には一方の連結部材1
の接合端面1aから突出する板状の連結片5を有する。
雌型連結金具11には、前記雄型連結金具3の連結片5
が挿入される扁平状の連結片挿入室13を形成するとと
もに連結片5の挿入によりこの連結片5の抜けを阻止す
る係止部材15,16を設け、該雌型連結金具11を扁
平状に形成する。両係止部材15,16の係止状態を解
除する手段20Aを設ける。
Description
で、より詳しくは、例えば連結される2部材を相互に連
結する場合に、その両部材を相互に接近することにより
部材相互を連結できる連結具に関する。
結部材相互をボルト及びナットで連結する方式がある
が、この方式ではボルトの挿通作業とナットの回転作業
が必要であり、狭い場所でのこの作業が困難である上
に、多数のボルト及びナットで連結する場合は、その連
結に時間がかかり非能率的である。
わたって複数のセグメントを軸方向に移動可能に設け、
ボルトを回転することなくナット内へ挿入することで連
結できるようにした連結具も提案されている。
向の全周にわたって複数のセグメントを有するナット
と、該ナットに挿通するボルトで構成される連結具にお
いては、ナットの軸芯の全周にわたって複数のセグメン
トが配置されるため、そのボルト及びナットの直径が大
きくなる。そのため、連結具の占有空間が大きくなり、
例えば連結部材に前記のボルト及びナットからなる連結
具を埋設的に固設して連結部材を連結する場合には、連
結部材における連結部(接合部)の肉厚を大きくする必
要がある。
部)が薄い場合には前記のボルト及びナット方式の連結
具が使用できない。
ることで容易に連結でき、また、必要時には分離でき、
かつ、薄肉の連結部(接合部)が要求される場合におい
ても対応できる連結具を提供することを目的とするもの
である。
決するために、請求項1記載の第1の発明は、一方の連
結部材に固着される雄型連結金具と、他方の連結部材に
固着される雌型連結金具とからなり、前記雄型連結金具
には、両側面を先に向かって開いたテーパ面に形成した
連結片を有し、前記雌型連結金具には、前記雄型連結金
具の連結片が挿入される連結片挿入室を形成するととも
に該連結片挿入室の両側面を奥部に向かって開いたテー
パ面に形成し、前記連結片挿入室の両側には、前記連結
片の挿入によりこの連結片と連結片挿入室の両側との間
に介在係合して連結片の抜けを阻止する係止部材を設
け、更に、該係止部材の前記の係合を外部から解除する
解除手段を設けたことを特徴とするものである。
部材に固着される雄型連結金具と、他方の連結部材に固
着される雌型連結金具とからなり、前記雄型連結金具に
は連結片を有し、かつ、該連結片の両側には先部に至る
につれて拡がるテーパ面を形成し、前記雌型連結金具に
は、前記連結片が挿入する連結片挿入室を設けるととも
にその両側面を奥に向って拡がるテーパ面に形成し、該
連結片挿入室の両側には、該室の前記テーパ面に沿って
前後方向に移動する係止部材を設けるとともに該係止部
材を連結片挿入室の前方へ付勢する付勢手段を設け、前
記雄型連結金具の連結片を雌型連結金具の連結片挿入室
へ挿入することにより、該連結片の両側テーパ面と前記
連結片挿入室の両側テーパ面間に前記係止部材が介在し
て連結片の抜け外れを阻止するようにし、更に、雌型連
結金具の外部から、前記係止部材を前記付勢手段の付勢
力に抗して後方へ移動する解除手段を設けたことを特徴
とするものである。
発明において、前記連結片を板材で形成したものであ
る。
は3の発明において、前記雌型連結金具に、外部から後
方への移動操作ができる1個の抜き治具を設け、該抜き
治具に前記両係止部材を係合させ、該抜き治具の後方へ
の移動により両係止部材を同時に後方へ移動できるよう
にして前記の解除手段を構成したものである。
発明において、前記抜き治具が前後方向に移動できるよ
うにして該抜き治具を被覆するカバーを前記雌型連結金
具に設けるとともに該カバーに窓を形成し、前記抜き治
具の表面には操作部を突設し、該操作部を、前記窓に前
後方向に移動可能に収めるとともに該操作部が窓より外
部へ突出しないように収めたものである。
実施の形態について説明する。図1乃至図4に示す第1
実施例について説明する。
て連結しようとする一方の連結部材、2は同じく連結具
によって連結しようとする他方の連結部材で、これらの
連結部材1,2は、例えば相互に連結するコンクリート
製品などである。
結金具3が固設されている。該雄型連結金具3は、一方
の連結部材1内に埋設などで固定される軸部4と、一方
の連結部材1の接合側端面1aより突出する連結片5と
からなり、これらがプレス或いは鍛造で一体に形成され
ている。更に、その軸部4の奥端には両側方へ膨出した
係止部6が一体形成されている。更に軸部4の外周には
図3に示すように、ゴム等の弾性材料からなる筒状の吸
震部材7が嵌合して設けられており、コンクリート部材
などの連結部材1内に埋設された軸部4と連結片5が、
係止部6側を中心として連結片5側が軸芯X−Xに対し
て直交する方向へ若干移動できるようになっている。
至る程漸次増大するようにその両側面が先に向って外側
へ開いたテーパ面8,8に形成され、かつその両テーパ
面8,8の先端からは逆に内側へ向って幅が漸次縮小す
る逆テーパ面9,9に形成されている。連結片5の基部
側の両側には鍔部10が形成されている。
形成され、実施例では図4に示すようにその板厚d1 を
約10mmに設定し、図3に示すように軸部4の幅W1
を約30mmに設定し、連結片5の先端側の拡幅部9a
の幅と鍔部10の幅W2 を約40mmに設定し、更に連
結片5の縮幅部9bのW3 を約25mmに設定した。な
お、軸部4と係止部6は丸棒、角棒などで形成してもよ
い。
が、その一端面を他方の連結部材2の接合端面2aに露
出させて埋設されている。
金属で形成され、その主体部12には、前記接合端面2
aに開口する矩形の開口部13aが形成されている。該
開口部13aの開口形状は、前記板状の連結片5が一ぱ
いに挿入できる偏平状に形成されている。この開口部1
3a側を前方とし、該開口部13aと反対側の奥部を後
方とする。
室13が形成されているとともに挿入される前記連結片
5の幅方向における連結片挿入室13の両側面が、奥部
に至るについて拡がるテーパ面14,14に形成されて
いる。また、このテーパ面14,14の軸芯X−Xに対
する傾斜角と、前記連結片5のテーパ面8,8の軸芯X
−Xに対する傾斜角との関係は、その後者よりも前者の
方が大きく設定されている。
5を図3に示すように挿入した場合に連結片5のテーパ
面8と連結片挿入室13のテーパ面14との間に、後述
の係止部材15,16が介在する空間と、この空間の奥
部に位置して係止部材15,16が後退できる空間1
7,18とを有する。また、前記の連結片挿入室13
は、連結片5の板厚d1 の寸法とほぼ同様の寸法の偏平
な空間に形成されている。
部、すなわち、連結片挿入室13の中心を通る一平面上
において係止部材15,16が、前記テーパ面14に沿
って進退自在に備えられており、該両係止部材15,1
6は、その両側面が前記開口部13a側に向かって縮径
する楔状に形成されている。この係止部材15,16の
表裏面には案内ピン20が固着されて立設されており、
該案内ピン20が、後述する表裏板23,24に貫通形
成した案内長孔19に前後方向に摺動可能に嵌合されて
いる。更に、該係止部材15,16は金属の平板を立て
た状態に形成されている。
スプリング21,22が収納され、該スプリング21の
前端を前記の係止部材15,16に当てて、両係止部材
15,16を常時開口部13a方向へ付勢している。
すように、前記の空間13,17,18を形成する凹部
を内面に形成した2枚の金属製の表裏板23,24を重
合して、これらをビス25で固定して薄肉の板状(偏
平)に形成されている。
ン20が摺動可能に嵌合する案内長孔19が貫通形成さ
れているとともに、該案内長孔19が前記テーパ面14
の前後方向の面に沿って形成され、案内ピン20が案内
長孔19内を、テーパ面14に沿って前後方向に移動で
きるようになっている。
うに、前記案内ピン20が貫通する窓2bが形成され、
この窓2bから前記案内ピン20の先端(操作端)20
aが外部へ突出している。更に、窓2bは前記案内長孔
19と同様の長孔に形成されている。
(操作端)20aによって係止部材15,16の解除手
段20Aを構成している。
の外形を図1及び図3に示すように略ハの字形にして、
連結部材2から抜けないようにしている。
る。
ト製などの連結部材1に埋設的に固着され、雌型連結金
具11が他方のコンクリート製などの連結部材2に埋設
的に固着され、これら両連結部材1,2が相互に分離し
ている状態、すなわち図1に示すように連結片5が雌型
連結金具11より抜けている状態からの連結について説
明する。なお、前記案内ピン20は他方の連結部材2の
表裏面より外部へ突出している。
5を開口部13aから挿入すると、先ず、図1に示す位
置にある係止部材15,16の先端部に連結片5の逆テ
ーパ面9が当って係止部材15,16がスプリング2
1,22の付勢力に抗して奥部へ押し移動される。この
係止部材15,16の移動は案内長穴19とピン20に
よってテーパ面14に沿って後方へ移動し、両係止部材
15,16の対向間距離が漸次長く(広く)なる。
れ、両係止部材15,16における先端部の対向間距離
が連結片5の拡幅部9aの幅寸法より広くなると、両係
止部材15,16はスプリング21,22の付勢力によ
って開口部13a側へ押し移動され、図2及び図3の位
置へ進出する。これにより、両係止部材15,16が主
体部12のテーパ面14と連結片5のテーパ面8との間
に楔のように介在し、連結片5の自然の抜けを確実に阻
止し、両連結部材1,2が連結される。
際には、連結片5を開口部13aの前部に位置させて両
連結部材1,2を相対的に接近させるのみでよく、ボル
ト及びナットを使用する連結に比べて連結作業が容易に
行える。
2を分離する場合には、表裏板23,24及び連結部材
2より外部へ突出した案内ピン20の先端20aを手操
作で後方(図2の矢印方向)へ移動させて両係止部材1
5,16を後方へ移動させる。これにより、両係止部材
15と16間の間隔が広がり、その間隔が、連結片5の
拡幅部9aより大きくなると連結片5を抜き外すことが
でき、この連結片5を抜き外すことにより両連結部材
1,2を分離することができる。
は共に図1及び図4に示すように薄肉の板状に偏平に形
成されているため、これら両連結金具3,11を薄い連
結部材1,2に埋設して薄い部材の相互の連結に使用で
き、また、連結部材を薄肉の部分で連結したい場合にも
適用できる。
記の連結片挿入室13などの室に該当する部分を切欠し
て形成した連結板30と、表裏板31,32の3枚の金
属板を重合して形成したものである。
め、同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。本第2実施例においても前記第1実施例と同様の作
用、効果を発揮できる。
部材2への固着手段の変形例で、雌型連結金具11の後
部に止着用ボルト40を螺着固定し、その止着用ボルト
40の頭部41をコンクリートなどの連結部材2に埋設
係合することにより、雌型連結金具11を連結部材2に
固着するようにしたものである。また、雄型連結金具3
側の係止部6もナットと座板で形成したものである。
るため、同様の部分に前記第1実施例と同一の符号を付
してその説明を省略する。本第3実施例においても前記
第1実施例と同様の作用、効果を発揮できる。
止部材15,16を楔型とせず、その前後方向に同一断
面の方形状の板材とし、かつ連結片5のテーパ面8を主
体部12のテーパ面14と略平行に形成したものであ
る。その他の構造は前記第1実施例と同様であるため、
同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。本
第4実施例においても前記第1実施例と同様の作用、効
果を発揮できる。
プリングの代わりに板ばねを使用して付勢手段を形成し
たものである。
端に円弧状の板ばね71の一端を固着して備え、該板ば
ね71の他端を前記の連結片5に係合するようにしたも
のである。また、雌型連結金具11側には前記板ばね7
1に係合する係合部材72が図のように設けられてい
る。
同様であるため、前記と同一部分には同一符号を付して
その説明を省略する。
が前記実施例のスプリング21,22と同様の作用を
し、前記実施例と同様の作用、効果が得られる。
第6実施例は、前記雄型連結金具3の軸部4を、幅の広
い平板で形成した連結板4Aとし、これに取付用穴80
を形成したものである。更に、前記雌型連結金具11の
後部に幅の広い平板で形成した連結板40Aを固着し、
これに取付用穴81を形成したものである。
るため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。本第6実施例においても前記第1実施例と
同様の作用、効果を奏する。
連結金具3の連結板4Aに、その取付用穴80を介して
板状、紐状などの連結部材を連結し、また、雌型連結金
具11の連結板40Aに、その取付用穴81を介して板
状、紐状などの連結部材を連結し、その雄型連結金具3
と雌型連結金具11を前記と同様に連結することによ
り、板状や紐状などの連結部材を連結したり、これを分
離することできる。
の雄型連結金具3と雌型連結金具11を連結部材内に埋
設するものであるが、第6実施例においては、このよう
な埋設方式ではなく、両連結金具3,11が露出状態で
連結を行う場合に適するものである。尚、前記各実施例
においては、案内ピン20を、係止部材15,16の表
裏面に設けたが、該案内ピン20は係止部材15,16
の片側の面のみに設けてもよい。
第7実施例は前記図10乃至図12に示す第6実施例の
変形例で、主として、前記第6実施例における両係止部
材15,16の案内ピン20,20を1個の抜き治具で
解除操作できるようにしたものである。
の裏カバー、91は金属製の裏板、92は金属製の連結
板、93は金属製の表板、94は樹脂製の抜き治具、9
5は樹脂製の表カバーで、これらをこの順序で図15に
示すように積層状に重合し、各ピン穴H1を通じてピン
96により一体的に結合して薄肉の板状(偏平状)の雌
型連結金具11を形成している。
前側に開口部13aを形成した連結片挿入室13、テー
パ面14、空間17,18が形成され、空間17,18
内には付勢手段であるスプリング21,22が収納され
ている。更に、連結片挿入室13内には、その両側部、
すなわち、該連結片挿入室の中心を通る一平面上におい
て係止部材15,16が前記と同様にテーパ面14に沿
って前後方向に移動可能に収納されている。該両係止部
材15,16の表面には案内ピン20が一体に立設され
ている。
動可能に嵌合する案内長孔19が貫通形成されていると
ともに、該案内長孔19が前記テーパ面14に沿って形
成され、案内ピン20が案内長孔19内をテーパ面14
に沿って前後移動できるようになっている。
部97を有する板状に形成され、該係止部97に前端係
止面97aと後端係止面97bが形成されている。更
に、該抜き治具94の裏側には、前記両案内ピン20,
20が夫々嵌合する凹部98,98が形成されている。
該凹部98,98の前後方向長は案内ピン20,20の
前後方向長と略同長に形成され、左右方向長は案内ピン
20,20の左右方向長よりも長く形成されている。更
に、抜き治具94の表面には、係止部97の左右幅より
短い幅の操作部99が一体に突設されている。
る案内凹部100が形成されており、該案内凹部100
内に前記抜き治具94が前後方向に移動可能に嵌合され
る。更に、該案内凹部100の前端は前記抜き治具94
の前端係止面97aが当たる前端規制面100aとなっ
ており、後端は抜き治具94の後端係止面97bが当た
る後端規制面100bになっている。更に、表板95の
中央部には前記操作部99が前後方向に移動可能に嵌合
する窓101が形成されている。更に、前記操作部99
は、図15に示すように、前記窓101内に収まり、か
つ、上面が窓101より上方へ突出しないように形成さ
れている。
具94、操作部99などにより解除手段20Bを形成し
ている。前記各部材には共通する位置に取付用穴H2が
形成され、該取付用穴H2に連結部材を連結するように
なっている。
製の連結板で、その先部に前記各実施例と同様の連結片
5が形成されている。該連結片5には前記と同様のテー
パ面8と逆テーパ面9が形成されている。
バー104が配置され、裏側には樹脂製の裏カバー10
5が配置され、これらがピン穴H3を通じてピン106
で一体的に結合されて薄肉の平板状(偏平状)の雄型連
結金具3を形成している。
05には共通する位置に取付用穴H 4が形成され、該取
付用穴H4に連結部材を連結するようになっている。
について説明する。前記の組み付けられた雄型連結金具
3を、その取付用穴H4を通じて一方の連結部材に連結
し、雌型連結金具11を、その取付用穴H2を通じて他
方の連結部材に連結して備える。
雌型連結金具11の開口部13aから挿入する。この挿
入により、前記第1実施例と同様に連結片5が両係止部
材15,16によって図14に示すように挟持されて雌
型連結金具11に連結され、両連結部材が連結される。
この連結状態では、図14及び図15に示すように、両
係止部材15,16が前進位置にあり、また、抜き治具
94も前進位置にある。
抜き治具94を、その操作部99に指を掛けて手操作で
図15に示す矢印方向へ後退移動させる。このとき、そ
の1個の抜き治具94に、両凹部98,98によって2
個の係止部材15,16のピン20,20が係合してい
ることにより、両係止部材15,16が共に同時に後方
へ移動される。この両係止部材15,16の後方への移
動により、該両係止部材15,16間の間隔が広がり、
前記と同様に連結片5を抜き外すことができ、連結部材
を分離することができる。
6実施例に比べて、1個の抜き治具94の移動によって
同時に両係止部材15,16を解除方向へ移動でき、そ
の分離操作が容易に行える特長がある。また、操作部9
9の上面が窓101内に収まっているため、他物が不用
意に操作部99に触れて係止部材15,16が解除され
ることを防止できる。更に、雄型連結金具3と雌型連結
金具11の夫々の表裏面が樹脂製のカバー90,95,
104,105で被覆されているため、該両連結金具が
他物に当たった場合にもその他物を損傷することを防止
できる。
92の裏側を裏カバー90と裏板91で被覆したのみで
あるが、この裏カバー90と裏板91の代わりに、連結
板92の裏側にも、前記表側の各部材を同様に重ねて配
置し、かつ両係止部材15,16の裏側にも案内ピン2
0,20を突設して、前記第1乃至第6実施例と同様に
裏側からも両係止部材15,16を後方移動できるよう
にしてもよい。前記各実施例では、雄型連結金具と雌型
連結金具を偏平な板状に形成したが、このような板状に
限るものではなく、各々横断面が全体として略正方形に
なるような非偏平状(非板状)に形成してもよい。
を連結部材に固設することにより、一方の連結部材を他
方の連結部材に接近するのみで両連結部材を連結でき、
連結作業が容易になる。
ともできる。
形成することもできるため、薄肉の連結部材に連結金具
を埋設する場合や連結部(接合部)が厚くとれない場合
にも本発明の連結具を使用して連結することもできる特
長がある。
係止部材を1個の抜き治具によって解除操作できるた
め、連結部材の分離作業が容易になる。更に、請求項5
記載の発明においては、前記抜き治具が他物に触れて不
用意に係止部材が解除されることを防止できる。
図。
金具の表板を外した図。
金具の表板を外した図。
金具の表板を外した図。
た図。
を分離した斜視図。
と雌型連結金具を連結した状態を示し、その雌型連結金
具はカバーが外されている。
金具の側断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 一方の連結部材に固着される雄型連結金
具と、他方の連結部材に固着される雌型連結金具とから
なり、前記雄型連結金具には、両側面を先に向かって開
いたテーパ面に形成した連結片を有し、前記雌型連結金
具には、前記雄型連結金具の連結片が挿入される連結片
挿入室を形成するとともに該連結片挿入室の両側面を奥
部に向かって開いたテーパ面に形成し、前記連結片挿入
室の両側には、前記連結片の挿入によりこの連結片と連
結片挿入室の両側との間に介在係合して連結片の抜けを
阻止する係止部材を設け、更に、該係止部材の前記の係
合を外部から解除する解除手段を設けたことを特徴とす
る連結具。 - 【請求項2】 一方の連結部材に固着される雄型連結金
具と、他方の連結部材に固着される雌型連結金具とから
なり、前記雄型連結金具には連結片を有し、かつ、該連
結片の両側には先部に至るにつれて拡がるテーパ面を形
成し、 前記雌型連結金具には、前記連結片が挿入する連結片挿
入室を設けるとともにその両側面を奥に向って拡がるテ
ーパ面に形成し、該連結片挿入室の両側には、該室の前
記テーパ面に沿って前後方向に移動する係止部材を設け
るとともに該係止部材を連結片挿入室の前方へ付勢する
付勢手段を設け、 前記雄型連結金具の連結片を雌型連結金具の連結片挿入
室へ挿入することにより、該連結片の両側テーパ面と前
記連結片挿入室の両側テーパ面間に前記係止部材が介在
して連結片の抜け外れを阻止するようにし、更に、雌型
連結金具の外部から、前記係止部材を前記付勢手段の付
勢力に抗して後方へ移動する解除手段を設けたことを特
徴とする連結具。 - 【請求項3】 前記連結片を板材で形成した請求項2記
載の連結具。 - 【請求項4】 前記雌型連結金具に、外部から後方への
移動操作ができる1個の抜き治具を設け、該抜き治具に
前記両係止部材を係合させ、該抜き治具の後方への移動
により両係止部材を同時に後方へ移動できるようにして
前記の解除手段を構成した請求項2又は3記載の連結
具。 - 【請求項5】 前記抜き治具が前後方向に移動できるよ
うにして該抜き治具を被覆するカバーを前記雌型連結金
具に設けるとともに該カバーに窓を形成し、前記抜き治
具の表面には操作部を突設し、該操作部を、前記窓に前
後方向に移動可能に収めるとともに該操作部が窓より外
部へ突出しないように収めた請求項4記載の連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017057A JP4510305B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017057A JP4510305B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 連結具 |
Publications (2)
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