JP2002221060A - 複数気筒を有する予混合圧縮自着火機関 - Google Patents

複数気筒を有する予混合圧縮自着火機関

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JP2002221060A JP2001020972A JP2001020972A JP2002221060A JP 2002221060 A JP2002221060 A JP 2002221060A JP 2001020972 A JP2001020972 A JP 2001020972A JP 2001020972 A JP2001020972 A JP 2001020972A JP 2002221060 A JP2002221060 A JP 2002221060A
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本 智 史 森
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端 康 晴 川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数気筒を有し、複数気筒の各々における圧
力、温度を正確且つ高精度に制御することが出来る予混
合圧縮自着火機関の提供。 【解決手段】 複数の気筒(C1〜C4)の各々には、
気筒内の燃焼状態を検出する検出手段(N1〜N4)
と、各気筒に燃料、環流排気ガス、燃焼促進剤或いは燃
焼抑制剤を供給する供給手段(81〜84)と、燃料、
環流排気ガス、燃焼促進剤或いは燃焼抑制剤の供給量を
調節する流量制御バルブ(V1〜V4)が設けられてお
り、前記検出手段(N1〜N4)の検出結果に応答して
前記流量制御バルブ(V1〜V4)の開度を決定する制
御手段(5)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の気筒を有
し、各気筒に空気及び燃料の混合気を供給し、当該混合
気を圧縮して自着火せしめる予混合圧縮自着火機関に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の予混合自着火圧縮自着火機関で
は、着火時期、筒内圧力は、着火期間に依存しており、
供給された混合気の供給温度、圧力、燃料供給量の僅か
な差異により変動してしまうため、着火と燃焼の精密な
制御が困難であった。
【0003】さらに、複数気筒を有する機関では、各気
筒毎に温度に微妙な差異(数℃)があり、吸気マニホル
ドの長さの差異等の理由に起因して気筒内の圧力にも微
妙な差異が生じていた。この様な差異の存在は、各気筒
の着火と燃焼の状態を不均一なものとせしめ、効率の変
動、最大圧力の変動というデメリットをもたらしてい
た。
【0004】上記デメリットを解消するために、各気筒
毎に圧力、温度を調整することが考えられる。しかし、
圧力、温度という制御因子は応答性が悪く、高精度の制
御が困難である。
【0005】すなわち、複数気筒を有する予混合圧縮自
着火機関では、圧力、温度を正確且つ高精度に制御出来
ないと運転が困難となる恐れがあるが、現状では、各気
筒毎に圧力、温度を制御していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、複数気筒
を有し、複数気筒の各々における圧力、温度を正確且つ
高精度に制御することが出来る予混合圧縮自着火機関の
提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複数気筒を有す
る予混合圧縮自着火機関は、複数の気筒を有し、各気筒
に空気及び燃料の混合気を供給し、当該混合気を圧縮し
て自着火せしめる予混合圧縮自着火機関において、各気
筒(本発明では、たとえば、4気筒であり、符号順にC
1〜C4)毎に筒内圧力或いは筒内温度を制御する様に
構成したことを特徴としている(請求項1、図1〜図1
0に対応)。
【0008】本発明の実施に際して、複数の気筒(C1
〜C4)の各々には、気筒内の燃焼状態を検出する検出
手段(N1〜N4)と、各気筒(C1〜C4)に燃料、
環流排気ガス、燃焼促進剤或いは燃焼抑制剤を供給する
供給手段(81〜84、ER1〜ER4、801〜80
4)と、燃料、環流排気ガス、燃焼促進剤或いは燃焼抑
制剤の供給量を調節する流量制御バルブ(V1〜V4、
V11〜V14、V21〜V24)が設けられており、
前記検出手段(N1〜N4)の検出結果に応答して前記
流量制御バルブ(V1〜V4、V11〜V14、V21
〜V24)の開度を決定する制御手段(5)を有するの
が好ましい(請求項2:図1〜図4に対応)。
【0009】また、複数の気筒(C1〜C4)の各々に
は、気筒内の燃焼状態を検出する検出手段(N1〜N
4)と、各気筒に燃料、環流排気ガス、燃焼促進剤或い
は燃焼抑制剤を供給する供給手段(81〜84)が設け
られており、前記検出手段(N1〜N4)の検出結果に
応答して各気筒(C1〜C4)の吸・排気バルブ(IV
1〜IV4・EV1〜EV4)の開閉タイミングを調節
する制御手段(5)を有するのが好ましい(請求項3:
図5に対応)。
【0010】さらに、複数の気筒(C1〜C4)の各々
に気筒内の燃焼状態を検出する検出手段(N1〜N4)
と、各気筒(C1〜C4)に供給される混合気の温度を
調節する混合気温度調節手段(H1〜H4、PC1〜P
C4)とを設け、前記検出手段(N1〜N4)の検出結
果に応答して混合気温度調節手段(H1〜H4、PC1
〜PC4)の作動を制御する制御手段(5)を有する請
求項1の複数気筒を有するのが好ましい(請求項4:図
6、図7に対応)。ここで、前記混合気温度調節手段と
しては、例えば、冷却水が流過する熱交換器(H1〜H
4)、EGRガスが流過する熱交換器、ペルチェ・クー
ラ(PC1〜PC4)等を用いることが出来る。尚、ペ
ルチェ・クーラは流す電流の向きを変える(逆向きに電
流を流す)ことにより冷却のみならず、過熱も可能であ
る。前記混合気温度調節手段が熱交換器(H1〜H4)
である場合には、前記制御手段(5)は、冷却水或いは
EGRガスの流量を制御する流量制御バルブ(HV1〜
HV4)の開度を制御する。一方、前記混合気温度調節
手段がペルチェ・クーラ(PC1〜PC4)である場合
には、前記制御手段は、ペルチェ・クーラへの通電量を
制御する。
【0011】或いは、複数の気筒(C1〜C4)の各々
に気筒内の燃焼状態を検出する検出手段(N1〜N4)
と、各気筒(C1〜C4)に供給される混合気の供給圧
力を調整する混合気供給圧力調整手段(IJ1〜IJ
4)とを設け、前記検出手段(N1〜N4)の検出結果
に応答して混合気供給圧力調整手段(IJ1〜IJ4)
の作動を制御する制御手段(5)を有する請求項1の複
数気筒を有する予混合圧縮自着火機関であることのが好
ましい(請求項5:図8に対応)。ここで、前記混合気
供給圧力調整手段としては、例えば各気筒のポート近傍
に設けられたスロットルバルブであることが好ましい。
【0012】上述した構成を具備する本発明の複数気筒
を有する予混合圧縮自着火機関において、燃料を供給す
るための手段としては、ミキサ或いはインジェクタを用
いることが好ましい。ここで当該ミキサは、燃料(例え
ば、都市ガスその他の燃料ガス)供給管及びそこに介装
された開閉弁と組み合わされて1つのユニットを構成し
ており、燃料供給量の制御は当該開閉弁の開度を制御す
ることにより行なわれるのが好ましい。
【0013】実施に際しては、複数の気筒に連通するマ
ニホルド(の分岐点)上流にミキサ(又は大型インジェ
クタ)(2)を設けて、且つ、燃料供給量を正確に制御
する(偏差を補正する)ために各分配管(81〜84)
毎にミキサまたはインジェクタ(IJ1〜IJ4)を更
に設けるのが好ましい。或いは、マニホルド(の分岐
点)上流のミキサ(2)を省略し、各分配管(81〜8
4)毎に設けられたミキサ又はインジェクタのみで、燃
料供給量の制御を行っても良い。なお、前記インジェク
タ(IJ1〜IJ4)は、燃料ガス噴射量で燃料供給量
を調節している。
【0014】本発明の運転制御方法は、複数気筒を有す
る予混合圧縮自着火機関の運転制御方法において、各気
筒(C1〜C4)の燃焼状態を検出する工程(S1)
と、制御パラメータと燃焼状態との特性マップに基づい
て各気筒の燃焼状態の検出結果から当該制御パラメータ
を制御する工程(S2)、とを有することを特徴として
いる(請求項6:図9に対応)。
【0015】また本発明の運転制御方法は、複数気筒を
有する予混合圧縮自着火機関の運転制御方法において、
各気筒(C1〜C4)の燃焼状態を検出する工程(S1
1)と、制御パラメータと燃焼状態との特性マップに基
づいて複数気筒中の代表気筒における燃焼状態の検出結
果から当該代表気筒の制御パラメータを制御する工程
(S12)と、その他の気筒と代表気筒との燃焼状態に
おける偏差を決定する工程(S13)と、当該偏差が低
減する様に制御パラメータを制御する工程(S14)、
とを有することを特徴としている(請求項7:図10に
対応)。
【0016】上述した各気筒(C1〜C4)の燃焼状態
を検出する手段(N1〜N4)としては、例えば、圧力
センサ、加速度センサ、ロードワッシャを用いるのが好
ましい。
【0017】上述した様な構成を具備する本発明によれ
ば、各気筒毎に圧力、温度を正確且つ高精度に制御して
気筒間の燃焼差異と、それによる性能差異(差異:不均
一なばらつき)を低減することが可能である。また、効
率変動、最大圧力変動というデメリットを解消すること
も出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に関し
て、添付図面を参照して説明する。図1及び図2は、本
発明の第1実施形態を示している。図1において、たと
えば、図示右から順にC1〜C4の4気筒を有する予混
合圧縮自着火機関では、燃料供給系及び排気系は、以下
のように構成されている。
【0019】即ち、燃料及び空気の供給系は、エアダク
ト1の途中に介装された第1のミキサ2では該ミキサ2
に連通する第1の燃料供給管31を介して、燃料供給源
3から燃料ガスGが圧送されて燃料ガスGと空気Aの混
合ガスMG1を発生させる。
【0020】前記第1の燃料供給管31の途中から前記
エアダクト1で前記ミキサ2の下流側には、第1の燃料
ガス流量制御弁4を介装した燃料バイパス管32が連通
している。そして、前記第1の燃料ガス流量制御弁4は
出力信号ラインL1を介して制御手段5によって開度が
制御され、燃料ガスのバイパス量BGを調整し、混合ガ
スMG1の空燃比を適正(MG2)に制御する様に構成
されている。
【0021】前記エアダクト1の気筒側の端末は、吸気
マニホールド7と接続され、該吸気マニホールド7の分
岐点70より上流側にはスロットルバルブ6を介装して
ある。また、吸気マニホールド7の下流側の端部には第
2のミキサM1〜M4を介装した吸気分岐管71〜74
が形成されており、該吸気分岐管71〜74は前記気筒
C1〜C4の吸気ポートIP1〜IP4に各々連通して
いる。
【0022】前記第2のミキサM1〜M4には、前記燃
料供給源3に連通する第2の燃料供給管8の燃料供給分
岐管81〜84が連通しており、さらに、該燃料供給分
岐管81〜84には各々第2の燃料ガス流量制御弁V1
〜V4が介装されている。
【0023】また、前記制御手段5は各気筒に設けられ
た圧力センサ(請求項2における検出手段:以後圧力セ
ンサと記載する)N1〜N4によって入力信号ラインL
3を介して常時燃焼状態を監視しており、各気筒の燃焼
状況に応じて各気筒C1〜C4に供給する混合ガスの空
燃比を演算する。尚、前記圧力センサに変えて、加速度
センサ、又はロードワッシャを用いてもよい。
【0024】そして制御手段5は、前記混合ガスMG2
が前記ミキサM1〜M4によって最適の空燃比に調整さ
れる様に出力信号ラインL2を介して前記第2の燃料ガ
ス流量制御弁V1〜V4に開度指令信号を送り、添加燃
料ガスの添加量TG1〜TG4を加減する様に構成され
ている。
【0025】一方、排気系は、各気筒C1〜C4の排気
ポートEP1〜EP4に排気マニホールド9の排気分岐
管91〜94が連通している。前記混合ガスMG2は気
筒内で爆発・燃焼し、燃焼後に発生した排気ガスEG
は、前記排気マニホールド9及び、図示しない排気管と
図示しない消音器を介して大気中に排出される様に構成
されている。
【0026】係る構成を具備する本発明によれば、先
ず、負荷の程度によって自動或いは手動により、スロッ
トルバルブ6の開度を決定し、運転を行っている。
【0027】一方、前記第1のミキサ2では、最大負荷
時でない一定負荷時の空燃比、即ち空気AとガスGの混
合比率は一定に決められている。そして、前記第1の燃
料ガス流量制御弁4は前記制御手段5によって一定負荷
時の開度が、0では無い一定値を保ち、前記一定負荷時
よりも高負荷の場合には開度を増加させバイパスガスB
Gの流量を増やし、反対に前記一定負荷時よりも低負荷
の場合には、開度を減少させバイパスガスBGの流量を
減少させる様に制御されている。
【0028】他方、前記燃料供給分岐管81〜84に介
装された第2の燃料ガス流量制御弁V1〜V4では一定
負荷では0でない一定開度を保ち、したがってこの時の
燃料ガスの添加量TG1〜TG4は一定値に定められて
いる。しかし、運転中の負荷変動や気筒間で燃焼の不一
致が生じた場合には、前記制御手段5は、前記センサN
1〜N4からの情報及び運転条件マップ等のデータベー
スにより、負荷変動の量に応じて燃料ガスの添加量TG
1〜TG4が適正値となるように前記第2の燃料ガス流
量制御弁V1〜V4を制御している。
【0029】したがって、各気筒間での燃焼の不一致が
抑制されるため、機関全体としては負荷変動が生じて
も、常に滑らかで高効率な運転が維持出来ると共に、機
関の耐久性も向上する。また、安全な始動と運転制御が
可能となり、運転時には機関出力と筒内圧を独立に制御
することが可能となり、機関の損傷を回避しつつ高出力
での運転が可能となる。
【0030】図2は第1実施形態のその他の例であり、
図1では示されている第1のミキサ2、第1の燃料供給
管31、燃料バイパス管32、第1の燃料ガス流量制御
弁4が、図2では省略されている。その他の構成は全て
同じである。したがって、構成についての説明は省略
し、作動原理及び作用効果の異なる部分についてのみ説
明する。尚、同じ機能の部品に対しては図1と同じ符号
を用いて説明する。
【0031】図2で示す本発明の予混合自着火機関によ
れば、先ず、負荷の程度によって自動或いは手動によ
り、スロットルバルブ6を調整し、供給空気Aを吸気マ
ニホールド7の各吸気分岐管71〜74に供給してい
る。
【0032】一方、燃料供給分岐管81〜84に介装さ
れた燃料ガス流量制御弁V1〜V4では一定負荷では一
定開度を保ち、一定量の燃料ガスを各ミキサM1〜M4
に供給している。
【0033】前記一定の負荷を増減させたい場合には、
前記スロットルバルブ6を自動或いは手動で調整する。
すると制御手段5は前記スロットルの調整代を図示しな
い手段で検出し、前記燃料ガス流量制御弁V1〜V4に
スロットル開度の調整代に見合う開度操作指令が出力信
号ラインL2を介して与えられ、燃料ガス流量制御弁V
1〜V4は開度を変更し、結果として、供給燃料ガス量
G1〜G4が変更される。
【0034】また、運転中の負荷変動や気筒間で燃焼の
不一致が生じた場合には、前記制御手段5は、前記セン
サN1〜N4からの情報及び運転条件マップ等のデータ
ベースにより、負荷変動の量に応じて供給燃料ガス量G
1〜G4が適正となるように前記燃料ガス流量制御弁V
1〜V4を制御することが出来る。
【0035】したがって、各気筒間での燃焼の不一致が
抑制されるため、機関全体としては負荷変動が生じて
も、常に滑らかで高効率な運転が維持出来ると共に、機
関の耐久性も向上する。
【0036】図3−図10で示す本発明の第2−第8実
施形態の説明に際して、図示される構成ユニットの機能
が第1実施形態の図示の構成ユニットの機能と同じ場合
には、同じ符号を用いて説明する。
【0037】図3で示す第2実施形態は、各気筒C1〜
C4へ供給する燃料ガス(混合ガス)の成分調整を還流
排気ガス、所謂「EGR」によって行うものである。図
3において、燃料及び空気の供給系は、エアダクト1の
途中に介装された第1のミキサ2では該ミキサ2に連通
する第1の燃料供給管31を介して、燃料供給源3から
燃料ガスGが圧送されて燃料ガスGと空気Aの混合ガス
MG1を発生させる。
【0038】前記第1の燃料供給管31の途中から前記
エアダクト1で前記ミキサ2の下流側には、第1の燃料
ガス流量制御弁4を介装した燃料バイパス管32が連通
している。そして、該第1の燃料ガス流量制御弁4は第
1の信号ラインL1を介して制御手段5によって開度が
制御され、燃料ガスのバイパス量BGを調整し、混合ガ
スMG1の空燃比を適正(MG2)に制御する様に構成
されている。
【0039】前記エアダクト1の気筒側の端末は、吸気
マニホールド7と接続され、該吸気マニホールド7の分
岐点70より上流側にはスロットルバルブ6を介装して
ある。また、吸気マニホールド7の下流側には吸気分岐
管71〜74が形成されており、該吸気分岐管71〜7
4は前記気筒C1〜C4の吸気ポートIP1〜IP4に
各々連通している。
【0040】前記吸気分岐管71〜74には、排気ガス
を吸気側に還流させるために、排気マニホールド9或い
は排気管90と連通する排気ガス還流管ERTの分岐管
である還流分岐管ER1〜ER4と連通している。そし
て、該還流分岐管ER1〜ER4には各々還流ガス流量
制御弁V11〜V14が介装されている。
【0041】また、前記制御手段5は各気筒に設けられ
た圧力センサN1〜N4及び入力信号ラインL3によっ
て常時燃焼状態を監視しており、各気筒の燃焼状況に応
じて各気筒C1〜C4に供給する混合ガスの構成成分を
演算する。
【0042】そして制御手段5は、前記混合ガスMG2
が夫々還流ガスRG1〜RG4によって最適の成分構成
に調整される様に出力信号ラインL2を介して前記還流
ガス流量制御弁V11〜V14に開度指令信号を送り、
還流ガスの量RG1〜RG4を加減する様に構成されて
いる。
【0043】排気系は、各気筒C1〜C4の排気ポート
EP1〜EP4に排気マニホールド9の排気分岐管91
〜94が連通している。混合ガスは気筒内で爆発・燃焼
し、燃焼後に発生した排気ガスEGは、一部は前記排気
ガス還流管ERTに還流ガスRGとして吸気系に戻さ
れ、残りは排気管90と図示しない消音器を介して大気
中に排出される様に構成されている。
【0044】係る構成を具備する本発明の予混合自着火
機関によれば、先ず、負荷の程度によって自動或いは手
動により、スロットルバルブ6の開度を決定し、運転を
行っている。
【0045】一方、前記第1のミキサ2では、最大負荷
時でない一定負荷時の空燃比、即ち空気AとガスGの混
合比率は一定に決められている。そして、前記第1の燃
料ガス流量制御弁4は前記制御手段5によって一定負荷
時の開度が、0では無い一定値を保ち、前記一定負荷時
よりも高負荷の場合には開度を増加させバイパスガスB
Gの流量を増やし、反対に前記一定負荷時よりも低負荷
の場合には、開度を減少させバイパスガスBGの流量を
減少させる様に制御されている。
【0046】他方、前記還流分岐管ER1〜ER4に介
装された還流ガス流量制御弁V11〜V14では一定負
荷で0でない一定開度を保ち、したがってこの時の還流
排気ガス量RG1〜RG4は一定値に定められている。
【0047】運転中の負荷変動や気筒間で燃焼の不一致
が生じた場合には、前記制御手段5は、前記センサN1
〜N4からの情報及び運転条件マップ等のデータベース
により、負荷変動の量に応じて還流排気ガス量RG1〜
RG4が適正値となるように前記還流ガス流量制御弁V
11〜V14を制御している。
【0048】したがって、各気筒間での燃焼の不一致が
抑制されるため、機関全体としては負荷変動が生じて
も、常に滑らかで高効率な運転が維持出来ると共に、機
関の耐久性も向上する。また、安全な始動と運転制御が
可能となり、運転時には機関出力と筒内圧を独立に制御
することが可能となり、機関の損傷を回避しつつ高出力
での運転が可能となる。
【0049】図4で示す第3実施形態は、前述の第1実
施形態では吸気分岐管71〜74において燃料ガスを混
合ガスに添加させ、混合ガスの成分構成を調整したのに
対して、混合ガスに燃焼促進剤或いは燃焼抑制剤を添加
させ、混合ガスの成分構成を調整するものである。以下
は、燃焼促進剤を用いた場合の説明であり、一定負荷以
外に対する添加量の増減は燃焼促進剤と、燃焼抑制剤で
は逆となる。
【0050】図4において、燃料及び空気の供給系は、
エアダクト1の途中に介装された第1のミキサ2では該
ミキサ2に連通する第1の燃料供給管31を介して、燃
料供給源3から燃料ガスGが圧送されて燃料ガスGと空
気Aの混合ガスMG1を発生させる。
【0051】前記第1の燃料供給管31の途中から前記
エアダクト1で前記ミキサ2の下流側には、第1の燃料
ガス流量制御弁4を介装した燃料バイパス管32が連通
している。そして、該第1の燃料ガス流量制御弁4は出
力信号ラインL1を介して制御手段5によって開度が制
御され、燃料ガスのバイパス量BGを調整し、混合ガス
MG1の空燃比を適正(MG2)に制御する様に構成さ
れている。
【0052】前記エアダクト1の気筒側の端末は、吸気
マニホールド7と接続され、該吸気マニホールド7の分
岐点70より上流側にはスロットルバルブ6を介装して
ある。また、吸気マニホールド7の下流側の端部には第
2のミキサM1〜M4を介装した吸気分岐管71〜74
が形成されており、該吸気分岐管71〜74は前記気筒
C1〜C4の吸気ポートIP1〜IP4に各々連通して
いる。
【0053】前記第2のミキサM1〜M4には、燃焼促
進剤供給源800に連通する促進剤供給管80の促進剤
供給分岐管801〜804が連通しており、さらに、該
促進剤供給分岐管801〜804には各々流量制御弁V
21〜V24が介装されている。
【0054】また、前記制御手段5は各気筒に設けられ
た圧力センサN1〜N4及び入力信号ラインL3によっ
て常時燃焼状態を監視しており、各気筒の燃焼状況に応
じて各気筒C1〜C4に供給する混合ガスへの燃焼促進
剤の供給量SG1〜SG4を演算する。
【0055】そして制御手段5は、前記混合ガスMG2
が前記ミキサM1〜M4によって最適の成分に調整され
る様に、出力信号ラインL2を介して流量制御弁V21
〜V24に開度指令信号を送り、燃焼促進剤の添加量S
G1〜SG4を加減する様に構成されている。
【0056】排気系は、第1実施形態で説明したものと
同じである。
【0057】係る構成を具備する本発明の予混合自着火
機関によれば、先ず、負荷の程度によって自動或いは手
動により、スロットルバルブ6の開度を決定し、運転を
行っている。
【0058】一方、前記第1のミキサ2では、最大負荷
時でない一定負荷時の空燃比、即ち空気AとガスGの混
合比率は一定に決められている。そして、前記第1の燃
料ガス流量制御弁4は前記制御手段5によって一定負荷
時の開度が0では無い一定値を保ち、前記一定負荷時よ
りも高負荷の場合には開度を増加させバイパスガスBG
の流量を増やし、反対に前記一定負荷時よりも低負荷の
場合には、開度を減少させバイパスガスBGの流量を減
少させる様に制御されている。
【0059】他方、前記促進剤供給分岐管801〜80
4に介装された流量制御弁V21〜V24では一定負荷
では0でない一定開度を保ち、したがってこの時の燃焼
促進剤の流量SG1〜SG4は一定値に定められてい
る。
【0060】しかし、運転中の負荷変動や気筒間で燃焼
の不一致が生じた場合には、前記制御手段5は、前記セ
ンサN1〜N4からの情報及び運転条件マップ等のデー
タベースにより、負荷変動の量に応じて燃焼促進剤の流
量SG1〜SG4が適正値となるように、出力信号ライ
ンL2を介して前記流量制御弁V21〜V24を制御し
ている。
【0061】したがって、各気筒間での燃焼の不一致が
抑制されるため、機関全体としては負荷変動が生じて
も、常に滑らかで高効率な運転が維持出来ると共に、機
関の耐久性も向上する。また、安全な始動と運転制御が
可能となり、運転時には機関出力と筒内圧を独立に制御
することが可能となり、機関の損傷を回避しつつ高出力
での運転が可能となる。
【0062】図5で示す第4実施形態は、前述の第1実
施形態(図1)に対して燃料供給系統及び排気系統は全
く同じであるが、各気筒での燃焼状態によって各気筒毎
の給・排気バルブの開閉タイミングを独自に調整可能と
したものである。構成及び作用・効果で第1実施形態と
異なる部分のみを説明する。
【0063】図5において、各気筒C1〜C4の夫々の
吸気バルブIV1〜IV4及び排気バルブEV1〜EV
4は、気筒別に、燃焼状態により開閉タイミングを変え
られる可変タイミング動弁機構VT1〜VT4によって
開閉作動する様に構成されている。
【0064】また、制御手段5は、第1の実施形態で詳
述した様に第1及び第2の燃料ガス流量制御弁4、V1
〜V4の開度を制御する他に、各気筒に設けられたセン
サN1〜N4によって検出した各気筒の燃焼状態の情報
を入力信号ラインL3を介して得、各気筒毎に給・排気
弁IV1〜IV4・EV1〜EV4の開閉タイミングを
演算して、出力信号ラインL4を介して各可変タイミン
グ動弁機構VT1〜VT4に作動指令を出す様に構成さ
れている。
【0065】係る構成を具備する本発明の予混合自着火
機関によれば、各気筒毎に第1実施形態より更に細かな
燃焼制御が可能となり、運転の滑らかさや、運転効率が
大幅に向上することとなる。
【0066】図6で示す第5実施形態は、前述の第1実
施形態(図1)に対して、各吸気分岐管に流体を媒体と
した混合気の温度調整手段H1〜H4及び温度センサT
1〜T4を設け、各吸気分岐管71〜74内を通過する
混合気の温度を最適に調整することにより出力や熱効率
の向上を図ったものである。構成及び作用・効果で第1
実施形態と異なる部分のみを説明する。
【0067】図6において、吸気マニホールド7の各吸
気分岐管71〜74に介装された第2のミキサM1〜M
4の各下流側には、例えば機関の冷却水を媒体とした混
合気温度調整手段H1〜H4が設けてある。
【0068】該温度調整手段H1〜H4の流入側は冷却
水流量制御バルブHV1〜HV4を介装した流入水管W
1〜W4が、排出側は排出水管W11〜W14が夫々接
続され、図示しない冷却水供給源から熱交換を受けた冷
却水(冷水又は温水)が必要に応じて循環する様に構成
されている。
【0069】一方、前記温度センサT1〜T4は温度調
整手段H1〜H4の上流側、下流側の何れか、或いは上
流・下流の双方に設置してある。そして、第2のミキサ
M1〜M4により空燃比を調整された混合気MG3の温
度を常時監視しており、この温度情報は入力信号ライン
L5によって前記制御手段5に送られている。
【0070】前記制御手段5は入力した温度情報を基
に、更に温度調整をするのか否かを判断して、出力信号
ラインL6を介して前記冷却水流量制御バルブHV1〜
HV4に開閉、或いは開度調整を指令する様に構成され
ている。
【0071】係る構成を具備する本発明によれば、各気
筒毎に混合気の温度を最適に調整することにより出力や
熱効率の向上を図ることが出来る。
【0072】第5実施形態のその他の例が図7に示され
ている。図7で示す装置は、前述の第1実施形態(図
1)に対して、各吸気分岐管にペルチェ・クーラを設
け、各吸気分岐管71〜74内を通過する混合気の温度
を最適に調整することにより出力や熱効率の向上を図っ
たものである。ここでペルチェ・クーラとは、電気的性
質の異なった2種の半導体、例えばアンチモン(Sb)
と、ビスマス(Bi)の両端同士を接続し、電流を流せ
ば一方の接続部が発熱し、他方は吸熱即ち冷却する特性
を利用したクーラ装置であり、電流を逆に流すことでヒ
ーターの役割も果たすことも可能である。構成及び作用
・効果で第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
【0073】図7において、吸気マニホールド7の吸気
分岐管71〜74に介装された第2のミキサM1〜M4
の各下流側にペルチェ・クーラPC1〜PC4が設けて
ある。
【0074】前記ペルチェ・クーラPC1〜PC4の一
方の端子は電流制御器J1〜J4を介装した電線D11
〜D14、電線D1、電流切換器Kを介して電源BTの
一方の極に接続している。ペルチェ・クーラPC1〜P
C4の他方の端子は電線D21〜D24、電線D2、電
流切換器Kを介して電源BTの他方の極に接続してい
る。
【0075】一方、温度センサT1〜T4が前記ペルチ
ェ・クーラPC1〜PC4の上流側、下流側の何れか、
或いは上流・下流の双方に設置してある。そして、第2
のミキサM1〜M4により空燃比を調整された混合気M
G3の温度を常時監視しており、この温度情報は入力信
号ラインL5によって前記制御手段5に送られている。
【0076】前記制御手段5は入力した温度情報を基
に、更に温度調整をするのか否かを判断して、出力信号
ラインL7を介して前記電流制御器J1〜J4に通電量
の変更又は維持を指令する様に構成されている。
【0077】係る構成を具備する本発明によれば、各気
筒毎にペルチェ・クーラPC1〜PC4に流す通電量を
調整し、混合気を冷却し、或いは過熱することにより、
混合気の温度を最適に調整し出力や熱効率の向上を図る
ことが出来る。
【0078】なお、ペルチェ・クーラPC1〜PC4と
電源BTを接続する電流切換気Kは制御手段5が混合ガ
スの冷却と加熱の切換を判断した場合に、出力信号ライ
ンL8を介して指令信号を受け、電流の向きを変えるも
のである。
【0079】図8で示す第6実施形態は、前述の第1実
施形態(図1)に対して、各吸気分岐管に設けた第2の
ミキサM1〜M4の代わりに噴孔が各吸気分岐管71〜
74内に開口する様にインジェクタIJ1〜IJ4が設
けられ、該インジェクタIJ1〜IJ4の吸入側が燃料
供給分岐管81〜84に接続したものである。その他の
構成については第一実施形態と同じであるので、作用・
効果を含め異なる点について説明する。
【0080】図8において、先ず、負荷の程度によって
自動或いは手動により、スロットルバルブ6の開度を決
定し、運転を行っている。
【0081】一方、前記第1のミキサ2では、最大負荷
時でない一定負荷時の空燃比、即ち空気AとガスGの混
合比率は一定に決められている(この時、インジェクタ
IJ1〜IJ4からも吸気分岐管71〜74内に燃料ガ
スは噴射されて燃焼直前の混合ガス全体としては適正な
燃料成分構成となっている)。また、前記第1の燃料ガ
ス流量制御弁4は前記制御手段5によって一定負荷時の
開度が0では無い一定値を保ち、前記一定負荷時よりも
高負荷の場合には開度を増加させバイパスガスBGの流
量を増やし、反対に前記一定負荷時よりも低負荷の場合
には、開度を減少させバイパスガスBGの流量を減少さ
せる様に制御されている。
【0082】他方、前記燃料供給分岐管81〜84に連
通し、各吸気分岐管71〜74内に設けられたインジェ
クタIJ1〜IJ4の噴射圧力は一定負荷の場合に所定
値を採り、負荷の増減時や、各気筒間で燃焼の不一致が
生じた場合などには、前記制御手段5は、圧力センサN
1〜N4からの情報を入力信号ラインL3を介して得、
運転条件マップ等のデータベースに基づき、最適な噴射
圧(噴射量)が演算され、負荷変動の量に応じて各イン
ジェクタIJ1〜IJ4の噴射圧力を調整出来るように
構成されている。
【0083】したがって、各気筒間での燃焼の不一致が
抑制されるため、機関全体としては負荷変動が生じて
も、常に滑らかで高効率な運転が維持出来ると共に、機
関の耐久性も向上する。
【0084】第7実施形態として、複数気筒を有する予
混合時着火機関の機関全体の運転制御方法を、図9に基
づいて(図1をも参照して)、以下に説明する。
【0085】制御を開始して、ステップS1では各気筒
C1〜C4に設けられた圧力センサN1〜N4は各気筒
の燃焼状態を検出している。次のステップS2では、制
御手段が燃焼状態の情報を受け、機関の全ての制御パラ
メータと燃焼状態との特性マップに基づいて、当該制御
パラメータを制御する。ここでは制御の対象としては第
1の燃料ガス流量制御弁4である。即ち、機関全体とし
て混合ガスの空燃比が適正となる様に第1の燃料ガス流
量制御弁4の開度を調整制御するものである。
【0086】ステップS3に進み、制御手段5は制御を
終了するのか否かを判断し、終了しないと判断すれば
(ステップS3においてNO)、ステップS1に戻る。
終了すると判断すれば制御を終了する。
【0087】本発明の第8実施形態は、図10で示され
ている。図10において、複数気筒を有する予混合時着
火機関の運転制御において、機関に代表気筒(図1では
代表気筒をC1とする)を設け、代表気筒C1とその他
の気筒C2〜C4間で運転状況の差異を低減する様に制
御している。以下、図10に基づいて(図1をも参照し
て)、説明する。
【0088】開始して、ステップS11では各気筒C1
〜C4に設けられたセンサN1〜N4は各気筒の燃焼状
態を検出している。次のステップS12では、制御手段
が燃焼状態の情報を受け、機関の全ての制御パラメータ
と燃焼状態との特性マップに基づいて、当該制御パラメ
ータを制御する。ここでは制御の対象としては第1の燃
料ガス流量制御弁4及び代表気筒C1に関与する第2の
流量制御弁V1である。、
【0089】ステップS13に進み、前記ステップS1
1によって得られた各気筒における運転状況の情報か
ら、制御手段5は代表気筒C1とその他の気筒C2〜C
4間の差異(検出された物理量の差異)を演算する。
【0090】ステップS14に進み、制御手段5は被制
御ユニットである第2の燃料流量制御弁V2〜V4の開
度を制御する。次のステップS15では、各センサN1
〜N4は再び燃焼状態を検出する。
【0091】ステップS16に進み、制御手段5は代表
気筒C1とその他の気筒C2〜C4の間の差異が所定値
以内であるか否かを判断する。所定値以上であれば(ス
テップS16においてNO)、ステップS14に戻り、
所定値以内であれば(ステップS16においてYE
S)、次のステップS17に進む。
【0092】ステップS17では、制御装置5は制御を
終了するのか否かを判断し、終了しないと判断すれば
(ステップS17においてNO)、ステップS11に戻
り、終了すると判断すれば制御を終了する。
【0093】
【発明の効果】本発明の作用効果を以下に列記する。 (a) 各気筒毎に圧力及び燃焼温度を正確且高精度に
制御出来る。 (b) 気筒間で燃焼が均一になり熱効率を向上させる
と共に、振動や騒音を抑制する。 (c) 機関の耐久性が向上する。 (d) 負荷の変動が生じても、常に静粛で高効率な運
転が維持できる。 (e) 安全な始動と運転制御が可能となり、運転時に
は機関出力と筒内圧を独立に制御することが可能とな
り、機関の損傷を回避しつつ高出力での運転が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図2】第1実施形態のその他の例としての全体構成を
示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図4】本発明の第3実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図5】本発明の第4実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図6】本発明の第5実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図7】第5実施形態のその他の例としての全体構成を
示すブロック図。
【図8】本発明の第6実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図9】本発明の第7実施形態である機関全体の運転制
御の流れを示すフローチャート。
【図10】本発明の第8実施形態である機関全体及び、
各気筒毎の運転制御の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1・・・エアダクト 2・・・第1のミキサ 3・・・燃料供給源 4・・・第1の燃料ガス流量制御弁 5・・・制御手段 6・・・スロットルバルブ 7・・・吸気マニホールド 8・・・第2の燃料供給管 9・・・排気マニホールド 71〜74・・・吸気分岐管 81〜84・・・燃料供給分岐管 V1〜V4・・・第2の燃料ガス流量制御弁 M1〜M4・・・第2のミキサ N1〜N4・・・センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 19/12 F02D 19/12 Z 21/08 301 21/08 301C 41/04 360 41/04 360Z 370 370 375 375 380 380Z 45/00 312 45/00 312Z 312Q 360 360F 364 364K 368 368S F02M 21/02 F02M 21/02 L 25/07 570 25/07 570D (72)発明者 森 本 智 史 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 川 端 康 晴 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 3G023 AA00 AB05 AC01 AC07 AF01 AG03 AG05 3G062 BA04 BA06 CA06 FA08 GA00 GA07 GA12 3G084 AA01 AA03 AA05 BA05 BA11 BA13 BA14 BA20 BA23 BA26 DA04 EB09 FA00 FA02 FA19 FA21 FA22 3G092 AA02 AA11 AA13 AA17 AB06 BA04 BB00 BB01 BB08 DA01 DA02 DA03 DC01 DC09 DE15Y DF01 DF03 EC10 FA06 HA04Z HB03Z HC01Z HC03Z HC04Z 3G301 HA02 HA06 HA13 HA19 HA22 JA03 LA00 LA01 LA07 LB06 MA00 MA01 MA11 NC04 PA10Z PB08Z PC01Z PC05Z PC06Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒を有し、各気筒に空気及び燃
    料の混合気を供給し、当該混合気を圧縮して自着火せし
    める予混合圧縮自着火機関において、各気筒毎に筒内圧
    力或いは筒内温度を制御する様に構成したことを特徴と
    する複数気筒を有する予混合圧縮自着火機関。
  2. 【請求項2】 複数の気筒の各々には、気筒内の燃焼状
    態を検出する検出手段と、各気筒に燃料、環流排気ガ
    ス、燃焼促進剤或いは燃焼抑制剤を供給する供給手段
    と、燃料、環流排気ガス、燃焼促進剤或いは燃焼抑制剤
    の供給量を調節する流量制御バルブが設けられており、
    前記検出手段の検出結果に応答して前記流量制御バルブ
    の開度を決定する制御手段を有する請求項1の複数気筒
    を有する予混合圧縮自着火機関。
  3. 【請求項3】 複数の気筒の各々には、気筒内の燃焼状
    態を検出する検出手段と、各気筒に燃料、環流排気ガ
    ス、燃焼促進剤或いは燃焼抑制剤を供給する供給手段が
    設けられており、前記検出手段の検出結果に応答して各
    気筒の吸排気バルブの開閉タイミングを調節する制御手
    段を有する請求項1の複数気筒を有する予混合圧縮自着
    火機関。
  4. 【請求項4】 複数の気筒の各々に気筒内の燃焼状態を
    検出する検出手段と、各気筒に供給される混合気の温度
    を調節する混合気温度調節手段とを設け、前記検出手段
    の検出手段に応答して混合気温度調節手段の作動を制御
    する制御手段を有する請求項1の複数気筒を有する予混
    合圧縮自着火機関。
  5. 【請求項5】 複数の気筒の各々に気筒内の燃焼状態を
    検出する検出手段と、各気筒に供給される混合気の供給
    圧力を調整する混合気供給圧力調整手段とを設け、前記
    検出手段の検出手段に応答して混合気供給圧力調整手段
    の作動を制御する制御手段を有する請求項1の複数気筒
    を有する予混合圧縮自着火機関。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の複数気筒を有する予混合
    圧縮自着火機関の運転制御方法において、各気筒の燃焼
    状態を検出する工程と、制御パラメータと燃焼状態との
    特性マップに基づいて各気筒の燃焼状態の検出結果から
    当該制御パラメータを制御する工程、とを有することを
    特徴とする運転制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5の複数気筒を有する予混合
    圧縮自着火機関の運転制御方法において、各気筒の燃焼
    状態を検出する工程と、制御パラメータと燃焼状態との
    特性マップに基づいて複数気筒中の代表気筒における燃
    焼状態の検出結果から当該代表気筒の制御パラメータを
    制御する工程と、その他の気筒と代表気筒との燃焼状態
    における偏差を決定する工程と、当該偏差が低減する様
    に制御パラメータを制御する工程、とを有することを特
    徴とする運転制御方法。
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