JP2002220879A - 配管パネル付き建物及び配管パネル付き建物ユニット - Google Patents

配管パネル付き建物及び配管パネル付き建物ユニット

Info

Publication number
JP2002220879A
JP2002220879A JP2001017320A JP2001017320A JP2002220879A JP 2002220879 A JP2002220879 A JP 2002220879A JP 2001017320 A JP2001017320 A JP 2001017320A JP 2001017320 A JP2001017320 A JP 2001017320A JP 2002220879 A JP2002220879 A JP 2002220879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
panel
piping
building
piping panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001017320A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Ogawara
朋宏 小河原
Masanori Yoshioka
正則 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001017320A priority Critical patent/JP2002220879A/ja
Publication of JP2002220879A publication Critical patent/JP2002220879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住性を損なうことなく、外部から見え難い
状態に配管パネルを取り付けた施工性のよい配管パネル
付き建物及び配管パネル付き建物ユニットを提供する。 【解決手段】 床小梁34とこの床小梁より高さの低い
低床小梁5を、相対する床梁32に上面をほぼ同じにし
て差し渡し、この低床小梁5の下側に、配管パネル6を
取り付けた床構造を備えた建物ユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給水管、給湯管、ガ
ス管、排水管、電欄管等の管類をパネル状にした配管パ
ネルを建物や建物ユニットに取り付けた配管パネル付き
建物や配管パネル付き建物ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物に給水管、給湯管、ガス管、
排水管、電欄管等の管類は、外から見えないように地中
に埋設し、この埋設した管類を地中からほぼ垂直に立ち
上げて浴室や厨房室等へ別々に配管していた。一方、ユ
ニット建物は、特公昭62−62224号公報に記載あ
るように、運搬可能な一定の大きさの箱形の、且つ、内
部、外部の仕上げられた建物ユニットを、予め、工場で
製造し、この建物ユニットの複数個を施工現場に運搬
し、施工現場で組み立てて建物となすもので、現場施工
期間が短く、且つ、寸法精度のよい標準化された建物と
なる特徴があるから広く採用されている。
【0003】かかるユニット建物に配管する構造として
は、特許第2579706号公報に記載されているよう
に、給水管等の管類を建物ユニットとほぼ同じ平面形状
の偏平なユニットに組み立てた配管ユニットとし、この
配管ユニットを建物ユニットの上面又は下面に、配置し
た配管設置構造が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の建物の
外側から浴室や厨房等へ別々に配管する配管設置構造で
は、管類を地中に埋設する工事が複雑であるし、後日、
管類が故障したときに、地中のどこに配管したか不明と
なったり、土地を掘り起こす等の管類の管理が困難であ
った。そこで、一部では、管類を一か所に纏めた配管パ
ネルを屋外に設置し、この配管パネルから浴室や厨房等
へ配管することが行われているが、この配管パネルが見
え、醜悪であった。
【0005】又、かかる問題を解決するために、床下に
配管パネルを設置し、この配管パネルから浴室や厨房等
へ配管すると、上記問題は解決できるが、床下での作業
が発生し施工性が悪い。後者の特許第2579706号
公報に記載されている配管設置構造では、配管ユニット
が建物ユニットの上面又は下面に配置されているので、
外部からは見えなく極めて便利であるが、次に示す問題
がある。
【0006】即ち、配管ユニットは、建物ユニットとは
別体であるために、建物ユニットとは別に配管ユニット
を施工現場に運搬する必要があり、配管ユニットを運搬
する運搬費用が余分となる。又、配管ユニットを建物ユ
ニットの上面に取り付けると、それだけ天井面が低くな
るし、建物ユニットの下面に取り付けると、それだけ床
面が高くなり、その結果、居住部分が小さくなり居住性
が低下する。
【0007】又、この配管ユニットは建物ユニットとほ
ぼ同じ平面形状を有するので、施工現場でクレーン等で
吊り挙げて設置する必要があり、施工性が悪く、現場施
工工数が増加し、その結果、現場施工期間が長くなる。
そのため、現場施工期間が短いというユニット建物の特
徴が損なわれる。又、この配管ユニットは、例えば、公
報に記載されているように、下階の建物ユニットと上階
の建物ユニットとの間に設置する構造になっているため
に、この配管設置構造をユニット建物以外の建物に導入
し難い。
【0008】そこで、この発明の目的は、居住性を損な
うことなく、外部から見え難い状態に配管パネルを取り
付けた施工性のよい配管パネル付き建物ユニットと、こ
の配管パネル付き建物ユニットの配管設置構造及び略同
じ構造の配管パネル付き建物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、床小梁とこの床小梁より高さの低い低床小梁が相対
する床梁に上面をほぼ同じにして差し渡され、この低床
小梁の下側に、配管パネルが取り付けられた床構造を備
えているものである。
【0010】請求項2記載の発明は、床小梁とこの床小
梁より高さの低い低床小梁が相対する床梁に上面をほぼ
同じにして差し渡され、この低床小梁の下側に、低床小
梁の下面と床梁の下面との高さの差以下の高さを有する
配管パネルが取り付けられた床構造を備えているもので
ある。
【0011】請求項2記載の発明に使用する配管パネル
は低床小梁の下面と床梁の下面との高さの差以下の高さ
になっているが、請求項1記載の発明に使用する配管パ
ネルには高さの制限がないが、これは、次に示す理由に
よる。即ち、ユニット建物では、工場で建物ユニットや
配管パネル付き建物ユニットを製造し、この建物ユニッ
トや配管パネル付き建物ユニットを施工現場に運搬し、
この建物ユニットや配管パネル付き建物ユニットの複数
個を組み立てるので、建物ユニットや配管パネル付き建
物ユニットを運搬する必要がある。
【0012】この際、配管パネル付き建物ユニットの配
管パネルが床梁より突出していると、床梁をフォホーク
リフトの爪の上に載せて配管パネル付き建物ユニットを
持ち挙げる際に、配管パネルが破損することがある。従
って、請求項1記載の発明では、配管パネルが床梁から
突出しないように、配管パネルの高さを上記のようにす
るのである。一方、請求項1記載の発明の建物では、施
工現場に建てられている建物であり、建物ユニットのよ
うに運搬する必要がないために、配管パネルの高さを低
床小梁の下面と床梁の下面との高さの差以下にする必要
がないのである。
【0013】(作用)請求項1記載の発明では、床小梁
とこの床小梁より高さの低い低床小梁が相対する床梁に
上面をほぼ同じにして差し渡されているので、略同じ高
さの床小梁の上面と低床小梁の上面に床根太や床面材を
取り付けて床とすることができる。しかも、このように
した床では、床の高さが床小梁の上面に床根太や床面材
を取り付けた床と略同じであり、その結果、低床小梁の
上方に設ける居住空間が小さくならず居住性のよい建物
である。
【0014】そして、この請求項1記載の発明では、こ
の低床小梁の下側に、配管パネルが取り付けられている
ので、低床小梁が低くなっているだけ配管パネルを高い
位置に取り付けることができ、その結果、この配管パネ
ルが下方から大きく突出することがない。従って、配管
パネルが見え難く美麗である。又、床小梁や低床小梁の
上に床根太や床面材を取り付ける前に、配管パネルを低
床小梁の下側に取り付けると、この配管パネルを取り付
ける作業を床下で行う必要がなくなり、配管パネルを取
り付ける作業の作業性がよくなる。
【0015】請求項2記載の発明では、床小梁とこの床
小梁より高さの低い低床小梁が相対する床梁に上面をほ
ぼ同じにして差し渡されているので、請求項1記載の発
明と同様に、略同じ高さの床小梁の上面と低床小梁の上
面に床根太や床面材を取り付けて床とすることができ
る。しかも、このようにした床では、床の高さが床小梁
の上面に床根太や床面材を取り付けた床と略同じであ
り、低床小梁の上方に設ける居住空間が小さくならず居
住性のよい建物である。
【0016】そして、この請求項2記載の発明では、こ
の低床小梁の下側に、低床小梁の下面と床梁の下面との
高さの差以下の高さを有する配管パネルが取り付けられ
ているので、低床小梁の下側に取り付けられた配管パネ
ルは床梁から下方に突出せず、配管パネルが見え難く美
麗である。しかも、この配管パネル付き建物ユニットで
は、配管パネルが床梁から下方に突出してないので、こ
の配管パネル付き建物ユニットを工場で製造し、配管パ
ネル付き建物ユニットの下側にフォークリフトの爪を挿
入して配管パネル付き建物ユニットを持ち挙げて保管場
所やトラックの位置まで運搬したり、トラック等に積み
込んだり下ろしたりしても、フォークリフトの爪で配管
パネルを破損させることがない。
【0017】又、配管パネルを建物ユニットに取り付け
た配管パネル付き建物ユニトとして運搬するので、配管
パネルと建物ユニットを独立に運搬する必要がなくな
り、配管パネルを独立に運搬するより配管パネルの運搬
費が安価になる。又、工場で建物ユニットに配管パネル
を取り付けた配管パネル付き建物ユニットを製造し、こ
の配管パネル付き建物ユニットを施工現場に運搬し、施
工現場では、この配管パネル付き建物ユニットと他の建
物ユニットを組み立てるだけで、配管パネルが取り付け
られたユニット建物とすることができる。従って、配管
パネルを取り付ける際の床下での作業がなく、施工性が
よいし、配管パネルを取り付ける現場施工工数が増加せ
ず、現場施工期間が長くならない。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例で説明する。図1〜図6は本発明の一実施例を示すも
ので、図1はユニット建物を示す斜視図、図2は建物ユ
ニットを示す一部切欠斜視図、図3(イ)は配管パネル
付き建物ユニットを示す一部切欠斜視図、(ロ)は
(イ)のA−A線における断面図、図4は配管パネルを
示す平面図、図5は配管パネル付き建物ユニットの骨格
に配管パネルを取り付けている状態を示す斜視図、図6
は配管パネル付き建物ユニットに洗面台を取り付けた状
態を示す断面図である。
【0019】図1〜図6において、1は、ユニット建物
であり、このユニット建物1は、図1に示すように、基
礎9の上に8個の建物ユニット2と1個の配管パネル付
き建物ユニット3とが据え付けられて1階が形成され、
この1階の建物ユニット2と配管パネル付き建物ユニッ
ト3の上に9個の建物ユニット2が据え付けられて2階
が形成され、この2階の建物ユニット2の上に屋根パネ
ル4が取り付けられたものである。
【0020】建物ユニット2は、図2に示すように、略
矩形の四隅に立設された鋼製四角筒状の柱21と、この
柱21の下端部を矩形の辺に沿って連結した鋼製断面コ
字形長尺体の床梁22と、柱21の上端部を矩形の辺に
沿って連結した鋼製断面コ字形長尺体の天井梁23とか
らなる骨格を有する。そして、この建物ユニット2は、
この骨格の長辺の相対する床梁22に鋼製四角筒状の床
小梁24が差し渡され、この床小梁24の上に木製の床
根太25が床小梁24に直交した状態に取り付けられ、
この床根太25の上にパーチクルボードの床面材26が
取り付けられて床が形成され、骨格の長辺の天井梁23
に木製の天井野縁27が取り付けられ、この天井野縁2
7の下面に石膏ボードの天井面材28が取り付けられて
天井が形成されたものである。
【0021】又、外壁を設ける場所には、床梁22と天
井梁23との間に間柱29が取り付けられ、この間柱2
9に外壁パネルと内壁パネルと、この外壁パネルと内壁
パネルの間に断熱材とが取り付けられて壁が形成されて
いる。配管パネル付き建物ユニット3を建物ユニット2
と比較すると、床小梁34の一部が高さの低い低床小梁
5に代替され、この低床小梁5の下側に配管パネル6が
取り付けられていることが異なる。
【0022】即ち、配管パネル付き建物ユニット3は、
図3(イ)に示すように、略矩形の四隅に立設された鋼
製四角筒状の柱31と、この柱31の下端部を矩形の辺
に沿って連結した鋼製断面コ字形長尺体の床梁32と、
柱31の上端部を矩形の辺に沿って連結した鋼製断面コ
字形長尺体の天井梁33とからなる骨格を有する。
【0023】そして、この配管パネル付き建物ユニット
3は、この骨格の長辺の相対する床梁32に鋼製四角筒
状の床小梁34と低床小梁5が差し渡され、この低床小
梁5の下側に配管パネル6が取り付けられ、この床小梁
34と低床小梁34の上に木製の床根太35が床小梁3
4や低床小梁5に直交した状態に取り付けられ、この床
根太35の上にパーチクルボードの床面材36が取り付
けられて床が形成され、骨格の長辺の天井梁33に木製
の天井野縁37が取り付けられ、この天井野縁37の下
面に石膏ボードの天井面材38が取り付けられて天井が
形成されたものである。
【0024】この配管パネル付き建物ユニット3に取り
付けられる低床小梁5は、図3(ロ)に示すように、高
さが床小梁34より低い。そして、この低床小梁5は上
面を床小梁34と略同じにして床梁32に取り付けられ
ている。又、配管パネル6は、図4に示すように、給水
パネル61と給湯パネル65とが連結具69で連結され
たものである。給水パネル61は、矩形状に組み立てら
れた枠62にヘッダー63が取り付けられ、このヘッダ
ー63に多数の給水管64が連結されたものである。
又、給水パネル65は、矩形状に組み立てられた枠66
にヘッダー67が取り付けられ、このヘッダー67に多
数の給湯管68が連結されたものである。
【0025】尚、この配管パネル6は、図6に示すよう
に,低床小梁5の下面と床梁32の下面との高さの差に
略等しか若干小さい高さになっている。又、外壁を設け
る場所には、床梁32と天井梁33との間に間柱39が
取り付けられ、この間柱39に外壁パネルと内壁パネル
と、この外壁パネルと内壁パネルの間に断熱材が取り付
けられて壁が形成されている。
【0026】7は洗面台であり、この洗面台7は、図6
に示すように、配管パネル付き建物ユニット3の床面材
36の上に据え付けられている。そして、この洗面台7
に取り付けられている水栓71に給水管64や給湯管6
8が連結されている。屋根パネル4は従来の屋根パネル
と略同じ構造であるので説明を省略する。
【0027】次に、ユニット建物の施工方法及び配管パ
ネル付き建物ユニットの作用について説明する。工場
で、略矩形の四隅に柱21を立設し、この柱21の下端
部を矩形の辺に沿って床梁22で連結し、柱21の上端
部を矩形の辺に沿って天井梁23で連結しして、図2に
示す建物ユニット2の骨格を製造する。
【0028】そして、この建物ユニット2の骨格の長辺
の相対する床梁22に床小梁24を差し渡し、この床小
梁24の上に床根太25を床小梁24に直交した状態に
取り付け、この床根太25の上に床面材26を取り付け
て床を形成し、骨格の長辺の天井梁23に天井野縁27
を取り付け、この天井野縁27の下面に天井面材28を
取り付けて天井を形成して建物ユニット2を製造する。
【0029】尚、外壁を設ける場所には、床梁22と天
井梁23との間に間柱29を取り付け、この間柱29に
外壁パネルと内壁パネルと、この外壁パネルと内壁パネ
ルの間に断熱材を取り付けて壁を形成する。更に、必要
な場所には、押し入れ等の据付家具や便所や風呂等の住
宅設備を取り付けたり、その他の仕上げを行うと、建物
ユニット2が完成する。
【0030】一方、枠62にヘッダー63を取り付け
て、このヘッダー63に多数の給水管64を連結して、
給水パネル61を製造する。又、枠66にヘッダー67
を取り付け、このヘッダー67に多数の給湯管68を連
結して、給水パネル65を製造する。そして、図4に示
すように、この給水パネル61と給湯パネル65とを連
結具69で連結して、配管パネル6を製造する。
【0031】略矩形の四隅に柱31を立設し、この柱3
1の下端部を矩形の辺に沿って床梁32で連結し、柱3
1の上端部を矩形の辺に沿って天井梁33で連結して、
図3(イ)に示す配管パネル付き建物ユニット3の骨格
を製造する。そして、この配管パネル付き建物ユニット
3の骨格の長辺の相対する床梁32に床小梁34と低床
小梁5を差し渡し、図5に示すように、この低床小梁5
の下側に配管パネル6を取り付け、この床小梁34と低
床小梁34の上に床根太35を床小梁34や低床小梁5
に直交した状態に取り付け、床根太35の上に床面材3
6を取り付けられて床を形成し、骨格の長辺の天井梁3
3に木製の天井野縁37を取り付け、この天井野縁37
の下面に石膏ボードの天井面材38を取り付けて天井を
形成する。
【0032】更に、床面材36の上に洗面台7を据え付
け、洗面台36に配管パネル6の給水管64や給湯管6
8を連結したり、その他の仕上げを行うと、配管パネル
付き建物ユニット3が完成する。このようにして製造し
た配管パネル付き建物ユニット3では、床小梁34とこ
の床小梁34より高さの低い低床小梁5が相対する床梁
32に上面をほぼ同じにして差し渡されているので、略
同じ高さの床小梁34の上面と低床小梁5の上面に床根
太35や床面材36を取り付けて床とすることができ
る。
【0033】従って、この配管パネル付き建物ユニット
3の床の高さは、床小梁24の上面に床根太25や床面
材26を取り付けた建物ユニット2の床の高さと略同じ
である。そして、この低床小梁5の下側に、低床小梁5
の下面と床梁32の下面との高さの差と略等しいか若干
小さい高さの配管パネル6が取り付けられているので、
この低床小梁5の下側に取り付けられている配管パネル
6は、床梁32から下方に突出せず、配管パネル6が見
え難く美麗である。屋根パネル4を製造する。
【0034】このようにして製造した建物ユニット2、
配管パネル付き建物ユニット3、屋根パネル4等を施工
現場に運搬する。このように、建物ユニット2や配管パ
ネル付き建物ユニット3を工場で製造し、これを施工現
場に運搬するのであるが、この際、建物ユニット2や配
管パネル付き建物ユニット3等の下側にフォークリフト
の爪を挿入して建物ユニット2や配管パネル付き建物ユ
ニット3等を持ち挙げて保管場所に運搬したり、トラッ
ク等に積み込んだり下ろしたりする。
【0035】この際、この配管パネル付け建物ユニット
3は、配管パネル6が床梁32より下方に突出してない
ので、工場で配管パネル6を配管パネル付き建物ユニッ
ト3の低床小梁5の下側に取り付けていても、この配管
パネル6をフォークリフトで破損させることがない。こ
のように、工場で建物ユニットに配管パネル6を取り付
けた配管パネル付き建物ユニット3とし、この配管パネ
ル付き建物ユニット3を施工現場に運搬することができ
るので、配管パネル6を独立に運搬する必要がなく、配
管パネル6を独立に運搬するより運搬費が安価になる。
【0036】施工現場では、予め、設けられている基礎
9の上に8個の建物ユニット2と1個の配管パネル付き
建物ユニット3を据え付けて1階を形成し、この1階の
建物ユニット2と配管パネル付き建物ユニット3の上に
9個の建物ユニット2を据え付けて2階を形成し、この
2階の建物ユニット2の上に屋根パネル4を取り付け、
配管パネル6に水道管や電気温水器と接続する等の配管
したり、その他種々な仕上げを行うと、ユニット建物1
が完成する。
【0037】このように、施工現場では、この配管パネ
ル付き建物ユニット3と他の建物ユニット2を組み立て
るだけで、配管パネル6が取り付けられたユニット建物
1とすることができる。従って、配管パネル6を建物の
床下に取り付ける従来の配管パネル6の取り付ける作業
と比較すると、床下での作業がなく、施工現場での施工
性がよくなる。その結果、配管パネルを取り付ける現場
施工工数が増加せず、現場施工期間が長くならない。
【0038】このようにして完成したユニット建物1で
は、建物ユニット2と配管パネル付き建物ユニット3と
は、略同じ高さの床面と天井面を備えているので、配管
パネル6を取り付けることによって居住空間が小さくな
ることがなく、居住性のよい建物である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、床小梁とこの床
小梁より高さの低い低床小梁が相対する床梁に上面をほ
ぼ同じにして差し渡され、この低床小梁の下側に、配管
パネルが取り付けられた床構造を備えているから、配管
パネルを低床小梁が低くなっているだけ高い位置に取り
付けることができ、その結果、この配管パネルが下方か
ら大きく突出することがなく、配管パネルが見え難く美
麗である。
【0040】又、床の高さを従来の床小梁の上面に床根
太や床面材を取り付けた床と略同じにすることができ、
低床小梁の上方に設ける居住空間が小さくならず居住性
のよい建物である。又、床小梁や低床小梁の上に床根太
や床面材を取り付ける前に、配管パネルを低床小梁の下
側に取り付けることにより、この配管パネルを取り付け
る作業を床下で行う必要がなくなり、配管パネルの取り
付ける作業の作業性がよくなる。
【0041】請求項2記載の発明は、床小梁とこの床小
梁より高さの低い低床小梁が相対する床梁に上面をほぼ
同じにして差し渡され、この低床小梁の下側に、低床小
梁の下面と床梁の下面との高さの差以下の高さを有する
配管パネルが取り付けられた床構造を備えているから、
低床小梁に取り付けられた配管パネルは床梁から下方に
突出せず、配管パネルが見え難く美麗であるし、床の高
さを従来の床小梁の上面に床根太や床面材を取り付けた
床と略同じにすることができ、低床小梁の上方に設ける
居住空間が小さくならず居住性のよい建物である。
【0042】しかも、このように配管パネル付き建物ユ
ニットは配管パネルが床梁から下方に突出していないの
で、この配管パネル付き建物ユニットを工場で製造し、
配管パネル付き建物ユニットの下側にフォークリフトの
爪を挿入して配管パネル付き建物ユニットを持ち上げて
保管場所に運搬したり、トラック等に積み込んだり下ろ
したりしても、フォークリフトの爪で配管パネルを破損
させることがない。
【0043】従って、工場で建物ユニットに配管パネル
を取り付けた配管パネル付き建物ユニットとし、この配
管パネル付き建物ユニットを施工現場に運搬し、施工現
場では、この配管パネル付き建物ユニットと他の建物ユ
ニットを組み立てるだけで、配管パネルが取り付けられ
たユニット建物とすることができ、その結果、配管パネ
ルを独立に運搬するより運搬費が安価になるし、施工現
場での施工性がよくなり、配管パネルを取り付ける現場
施工工数が増加せず、現場施工期間が長くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ユニット建物
を示す斜視図である。
【図2】建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。
【図3】(イ)は配管パネル付き建物ユニットを示す一
部切欠斜視図、(ロ)は(イ)のA−A線における断面
図である。
【図4】配管パネルを示す平面図である。
【図5】配管パネル付き建物ユニットの骨格に配管パネ
ルを取り付けている状態を示す斜視図である。
【図6】配管パネル付き建物ユニットに洗面台を取り付
けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物 2 建物ユニット 3 配管パネル付き建物ユニット 32 床梁 34 床小梁 5 低床小梁 6 配管パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床小梁とこの床小梁より高さの低い低床
    小梁が相対する床梁に上面をほぼ同じにして差し渡さ
    れ、この低床小梁の下側に、配管パネルが取り付けられ
    た床構造を備えていることを特徴とする配管パネル付き
    建物。
  2. 【請求項2】 床小梁とこの床小梁より高さの低い低床
    小梁が相対する床梁に上面をほぼ同じにして差し渡さ
    れ、この低床小梁の下側に、低床小梁の下面と床梁の下
    面との高さの差以下の高さを有する配管パネルが取り付
    けられた床構造を備えていることを特徴とする配管パネ
    ル付き建物ユニット。
JP2001017320A 2001-01-25 2001-01-25 配管パネル付き建物及び配管パネル付き建物ユニット Pending JP2002220879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001017320A JP2002220879A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 配管パネル付き建物及び配管パネル付き建物ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001017320A JP2002220879A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 配管パネル付き建物及び配管パネル付き建物ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002220879A true JP2002220879A (ja) 2002-08-09

Family

ID=18883549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001017320A Pending JP2002220879A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 配管パネル付き建物及び配管パネル付き建物ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002220879A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5873369B2 (ja) 建物の張出構造
KR101086060B1 (ko) 조립식 건축모듈
JP2002220879A (ja) 配管パネル付き建物及び配管パネル付き建物ユニット
JP2019078148A (ja) 外壁にステンレス鋼板を使った隣地空きなし外断熱工法
CA2615154C (en) Method of building construction
JP6770829B2 (ja) 建物ユニット及び壁パネルの接合構造並びに接合方法
JP3261404B2 (ja) 規格化集合住宅のスケルトン構造
JP2000017735A (ja) ユニット式建物
JPH10212763A (ja) パネルユニット
JP4395030B2 (ja) 戸建住宅
JP2544985Y2 (ja) 建物ユニット
JP2000096752A (ja) 建築構造および建築工法
JP2000328663A (ja) 太陽熱集熱配管構造及び施工方法
JP3392970B2 (ja) 建物ユニットの配管方法
JPH1061018A (ja) ユニット建物
JP2007191926A (ja) 間仕切りパネルの設置方法及び間仕切りパネル
JP7198025B2 (ja) 持ち出し構造
JP4702717B2 (ja) 間仕切り壁パネル
JPH09217395A (ja) ユニット式建物の配管構造および配管方法
JP6671035B2 (ja) 建物ユニット及びその製造方法
JP3224179B2 (ja) 床下配管構造
JP2958274B2 (ja) 家屋付属部の構造
JP4176916B2 (ja) 勝手口の構造
JP2001073463A (ja) 建物ユニットおよびユニット式建物
JPH07122289B2 (ja) 在来木造住宅のユニット構法