JP2002219965A - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機のシフトレバー装置

Info

Publication number
JP2002219965A
JP2002219965A JP2001019014A JP2001019014A JP2002219965A JP 2002219965 A JP2002219965 A JP 2002219965A JP 2001019014 A JP2001019014 A JP 2001019014A JP 2001019014 A JP2001019014 A JP 2001019014A JP 2002219965 A JP2002219965 A JP 2002219965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
range
shift
actuator
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001019014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4638063B2 (ja
Inventor
Tatsuya Nakamura
竜也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001019014A priority Critical patent/JP4638063B2/ja
Publication of JP2002219965A publication Critical patent/JP2002219965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4638063B2 publication Critical patent/JP4638063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両減速時における各応答時間等を考慮して正
確にクラッチ保護上必要な車速を設定することができ、
トランスミッションの保護機能を損なうことなく、且
つ、シフトレバーの操作性も良好に保つ。 【解決手段】シフトロック制御部10では、車両がブレ
ーキング状態の場合にのみアクチュエータ9の作動を判
断するアクチュエータ作動切替車速Yを車両の減速度X
に応じて予め可変設定する。そして、車速Vがこのアク
チュエータ作動切替車速Y未満の場合には、アクチュエ
ータ9を作動してストッパー8をNレンジに位置するレ
バー部1と係合解除させるべく駆動信号をアクチュエー
タ9に出力する。逆に、車速Vがアクチュエータ作動切
替車速Y以上の場合は、アクチュエータ9を非作動とし
て、ストッパー8をNレンジに位置するレバー部1と係
合する位置に保つように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にニュートラル
レンジからリバースレンジへのシフト操作を最適に行う
自動変速機のシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動変速機においては、前進
走行中にリバースレンジ(以下、Rレンジと略称)にシ
フト操作すると、リバースクラッチに過大な負荷がかか
り、クラッチ板を傷める等の虞がある。このため、判定
車速以上では、ニュートラルレンジ(以下、Nレンジと
略称)からRレンジへのシフト操作を禁止するシフトロ
ック機構が実用化されており、実開平7−20460号
公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、車両の車庫入れ
等で、車両を前進から急減速で停車し、直ちに後退発進
する、所謂、スイッチバックをする状況では、ドライバ
は前進からの減速中に、早めにRレンジにシフト操作し
たい場合がある。
【0004】しかし、上記先行技術では、急減速時にお
ける車速検出の応答遅れ等により、実際の車速が判定車
速以下になっているにも関わらず、Rレンジにシフト操
作できない状況が発生し、シフト操作の操作性が悪化
し、その改善が切望されている。
【0005】また、判定車速以下になった状況を判断し
てからシフトロックを解除するまでのシフトロック機構
の解除に必要な応答時間や、シフトレバーがRレンジに
操作されてからリバースクラッチトルクが発生するまで
のリバースクラッチの油圧回路の応答時間を考慮する
と、減速時においてRレンジへのシフト操作を行った
時、実際にリバースクラッチトルクが発生する車速は、
本来クラッチ保護上必要な車速よりも低い車速となって
いる可能性がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、車両減速時における各応答時間等を考慮して正確に
クラッチ保護上必要な車速を設定することができ、トラ
ンスミッションの保護機能を損なうことなく、且つ、シ
フトレバーの操作性も良好に保つことが可能な自動変速
機のシフトレバー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の自動変速機のシフトレバー装置は、少なくともパ
ーキングレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレン
ジ、ドライブレンジ、の各シフトレンジを有する自動変
速機のシフトレバー装置において、上記複数のシフトレ
ンジのうちの一つを選択し操作される上記自動変速機と
連結したレバー部と、上記ニュートラルレンジに位置す
る上記レバー部に係合自在に配置して、該レバー部と係
合状態では、上記ニュートラルレンジに位置する上記レ
バー部のリバースレンジへの移動を阻止するストッパー
と、上記ストッパーと連結し、該ストッパーを上記レバ
ー部と係合又は係合解除するアクチュエータと、予め設
定する車速に応じて上記アクチュエータを作動して、上
記ストッパーを上記レバー部と係合又は係合解除させる
アクチュエータ作動手段と、車両のブレーキング状態に
応じて上記予め設定する車速を可変設定する判定速度設
定手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、第2の自動変速機のシフトレバー装
置は、少なくともパーキングレンジ、リバースレンジ、
ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、の各シフトレン
ジを有する自動変速機のシフトレバー装置において、上
記複数のシフトレンジのうちの一つを選択し操作される
上記自動変速機と連結したレバー部と、上記ニュートラ
ルレンジに位置する上記レバー部に係合自在に配置し
て、該レバー部と係合状態では、上記ニュートラルレン
ジに位置する上記レバー部のリバースレンジへの移動を
阻止するストッパーと、上記ストッパーと連結し、該ス
トッパーを上記レバー部と係合又は係合解除するアクチ
ュエータと、予め設定する車速に応じて上記アクチュエ
ータを作動して、上記ストッパーを上記レバー部と係合
又は係合解除させるアクチュエータ作動手段と、車両の
減速度に応じて上記予め設定する車速を可変設定する判
定速度設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】更に、第3の自動変速機のシフトレバー装
置は、少なくともパーキングレンジ、リバースレンジ、
ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、の各シフトレン
ジを有する自動変速機のシフトレバー装置において、上
記複数のシフトレンジのうちの一つを選択し操作される
上記自動変速機と連結したレバー部と、上記ニュートラ
ルレンジに位置する上記レバー部に係合自在に配置し
て、該レバー部と係合状態では、上記ニュートラルレン
ジに位置する上記レバー部のリバースレンジへの移動を
阻止するストッパーと、上記ストッパーと連結し、該ス
トッパーを上記レバー部と係合又は係合解除するアクチ
ュエータと、予め設定する車速に応じて上記アクチュエ
ータを作動して、上記ストッパーを上記レバー部と係合
又は係合解除させるアクチュエータ作動手段と、車両が
ブレーキング状態の場合にのみ車両の減速度に応じて上
記予め設定する車速を可変設定する判定速度設定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0010】また、第4の自動変速機のシフトレバー装
置は、第2の自動変速機のシフトレバー装置又は第3の
自動変速機のシフトレバー装置において、上記判定速度
設定手段は、上記予め設定する車速に上限車速を設けて
いることを特徴とする。
【0011】すなわち、第1の自動変速機のシフトレバ
ー装置では、まず、判定速度設定手段で車両のブレーキ
ング状態に応じて予め設定する車速を可変設定し、アク
チュエータ作動手段で予め設定する車速に応じてアクチ
ュエータを作動して、ストッパーをレバー部と係合又は
係合解除させる。そして、ストッパーがニュートラルレ
ンジに位置するレバー部と係合した状態では、ニュート
ラルレンジに位置するレバー部のリバースレンジへの移
動が阻止され、トランスミッションが確実に保護され
る。ここで、予め設定する車速は、判定速度設定手段で
車両のブレーキング状態に応じて設定されるので、車両
がブレーキング状態においては、車両減速時における各
応答時間等を考慮して正確にクラッチ保護上必要な車速
を設定することができ、トランスミッションの保護機能
を損なうことなく、且つ、シフトレバーの操作性も良好
に保つことができる。
【0012】また、第2の自動変速機のシフトレバー装
置では、まず、判定速度設定手段で車両の減速度に応じ
て予め設定する車速を可変設定し、アクチュエータ作動
手段で予め設定する車速に応じてアクチュエータを作動
して、ストッパーをレバー部と係合又は係合解除させ
る。そして、ストッパーがニュートラルレンジに位置す
るレバー部と係合した状態では、ニュートラルレンジに
位置するレバー部のリバースレンジへの移動が阻止さ
れ、トランスミッションが確実に保護される。ここで、
予め設定する車速は、判定速度設定手段で車両の減速度
に応じて設定されるので、車両がブレーキング状態にお
いては、車両減速時における各応答時間等を考慮して正
確にクラッチ保護上必要な車速を設定することができ、
トランスミッションの保護機能を損なうことなく、且
つ、シフトレバーの操作性も良好に保つことができる。
【0013】更に、第3の自動変速機のシフトレバー装
置では、まず、判定速度設定手段で車両がブレーキング
状態の場合にのみ車両の減速度に応じて予め設定する車
速を可変設定し、アクチュエータ作動手段で予め設定す
る車速に応じてアクチュエータを作動して、ストッパー
をレバー部と係合又は係合解除させる。そして、ストッ
パーがニュートラルレンジに位置するレバー部と係合し
た状態では、ニュートラルレンジに位置するレバー部の
リバースレンジへの移動が阻止され、トランスミッショ
ンが確実に保護される。ここで、予め設定する車速は、
判定速度設定手段で車両がブレーキング状態の場合にの
み車両の減速度に応じて設定されるので、車両がブレー
キング状態においては、車両減速時における各応答時間
等を考慮して正確にクラッチ保護上必要な車速を設定す
ることができ、トランスミッションの保護機能を損なう
ことなく、且つ、シフトレバーの操作性も良好に保つこ
とができる。
【0014】また、第4の自動変速機のシフトレバー装
置では、第2の自動変速機のシフトレバー装置又は第3
の自動変速機のシフトレバー装置において、判定速度設
定手段は予め設定する車速に上限車速を設け、予め設定
する車速が過大になることを確実に防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の実施の一形
態を示し、図1は自動変速機のシフトレバー装置のスト
ッパー係合時の概略側面図、図2は自動変速機のシフト
レバー装置のストッパー係合解除時の概略側面図、図3
はシフトロック制御部の機能ブロック図、図4は車両加
速度に対するアクチュエータ作動切替車速の説明図、図
5はシフトロック制御のフローチャートである。
【0016】図1及び図2において符号1はシフトレバ
ー装置のレバー部を示し、このレバー部1のレバー2の
上端にはドライバが把持するシフトノブ3が装着され、
レバー2の下端には図示しない自動変速機と連結された
セレクトケーブル4の後端が連結されている。
【0017】レバー部1を前後に回動自在に軸支するセ
レクトレバー取付部には、レバー部1の側方にガイドプ
レート5が配設されており、このガイドプレート5に形
成したガイド溝6に、レバー2の側部に突出し、シフト
ノブ3の上下押圧操作、または図示しないシフトボタン
の押圧操作によりレバー2の軸方向に移動するピン7が
案内されるように構成されている。
【0018】このシフトレバー装置には、パーキングレ
ンジ(Pレンジ)、Rレンジ、Nレンジ、ドライブレン
ジ(Dレンジ)、3速レンジ、2速レンジ、1速レンジ
と前方から順に設けられており、ガイドプレート5のガ
イド溝6のPレンジとRレンジとの間は、下方に突出し
て形成されている。このため、PレンジからRレンジ、
或いは、RレンジからPレンジにシフト操作するには、
図示しないシフトボタン等を押し、ピン7を下に移動さ
せて行うようになっている。
【0019】また、ガイド溝6のRレンジとNレンジと
の間は、Nレンジ側がRレンジ側に対して切り立って形
成されており、これにより、RレンジからNレンジにシ
フト操作するにはそのままピン7を下に移動させること
なく操作可能な一方、NレンジからRレンジにシフト操
作するにはピン7を下に移動させて操作するようになっ
ている。
【0020】更に、ガイド溝6のNレンジ、Dレンジ、
3速レンジの間は、Dレンジを頂点として緩やかな山状
に形成されており、これら3つのレンジ間でシフト操作
する場合は、そのままピン7を下に移動させることなく
操作可能になっている。
【0021】また、ガイド溝6の3速レンジと2速レン
ジとの間は、3速レンジ側が2速レンジ側に対して切り
立って形成されており、これにより、2速レンジから3
速レンジにシフト操作するにはそのままピン7を下に移
動させることなく操作可能な一方、3速レンジから2速
レンジにシフト操作するにはピン7を下に移動させて操
作するようになっている。
【0022】更に、ガイド溝6の2速レンジと1速レン
ジとの間は、緩やかに形成されており、2速レンジと1
速レンジとの間でシフト操作する場合は、そのままピン
7を下に移動させることなく操作可能になっている。
【0023】一方、レバー部1のレバー2とガイドプレ
ート5との間には、上下に回動自在で、上に位置された
際にガイド溝6のRレンジ位置を閉塞するストッパー8
が配設されている。このストッパー8は、レバー部1が
Nレンジに位置した際、上に回動された状態(図1の状
態)では、レバー部1のピン7に係合し、レバー部1が
Rレンジに移動することを阻止するように形成され、下
に回動された状態(図2の状態)では、レバー部1のピ
ン7との係合が解除されレバー部1がRレンジに移動す
ることを許容する形状に形成されている。
【0024】また、ガイドプレート5には、ストッパー
8の下端と連結されて、このストッパー8を上下に回動
するアクチュエータ9が配設されており、このアクチュ
エータ9は、シフトロック制御部10からの駆動信号で
駆動される。
【0025】シフトロック制御部10は、図3に示すよ
うに、車速を検出する車速センサ21、及び、ブレーキ
ペダルが踏み込まれた際にONするブレーキスイッチ2
2からの信号が入力され、これら入力信号を基に後述す
るシフトロック制御を実行してアクチュエータ9に駆動
信号を出力する。
【0026】すなわち、シフトロック制御部10は、車
速演算部11、車両減速度演算部12、ブレーキ操作検
出部13、及び、アクチュエータ作動制御部14から主
要に構成されている。
【0027】車速演算部11は、車速センサ21から信
号が入力され、この信号から車速Vを演算してアクチュ
エータ作動制御部14に出力する。
【0028】車両減速度演算部12は、車速センサ21
から信号が入力され、この信号の所定の微少時間内での
変化量から、負の変化量を車両の減速度Xとして演算
し、アクチュエータ作動制御部14に出力する。
【0029】ブレーキ操作検出部13は、ブレーキスイ
ッチ22からの信号が入力され、この入力信号により、
車両がブレーキング状態か否か判定してアクチュエータ
作動制御部14に出力する。
【0030】アクチュエータ作動制御部14は、車速演
算部11、車両減速度演算部12、ブレーキ操作検出部
13から各信号が入力され、車両がブレーキング状態の
場合にのみアクチュエータ9の作動を判断するアクチュ
エータ作動切替車速Yを車両の減速度Xに応じて予め可
変設定する。そして、車速Vがこのアクチュエータ作動
切替車速Y未満の場合には、アクチュエータ9を作動し
てストッパー8をNレンジに位置するレバー部1と係合
解除させるべく駆動信号をアクチュエータ9に出力す
る。逆に、車速Vがアクチュエータ作動切替車速Y以上
の場合には、アクチュエータ9を非作動として、ストッ
パー8をNレンジに位置するレバー部1と係合する位置
に保つように制御する。すなわち、アクチュエータ作動
制御部14は、予め設定する車速(アクチュエータ作動
切替車速Y)に応じてアクチュエータ9を作動して、ス
トッパー8をレバー部1と係合又は係合解除させるアク
チュエータ作動手段と、車両がブレーキング状態の場合
にのみ車両の減速度Xに応じてアクチュエータ作動切替
車速Yを可変設定する判定速度設定手段としての機能を
有している。
【0031】次に、アクチュエータ作動制御部14で実
行されるシフトロック制御を図5のフローチャートで説
明する。まず、ステップ(以下、「S」と略称)101
で、車速演算部11から車速V、車両減速度演算部12
から車両の減速度X、ブレーキ操作検出部13からブレ
ーキスイッチ22の状態等の必要パラメータを読み込
む。
【0032】次いで、S102に進み、ブレーキスイッ
チ22がONでドライバにより車両がブレーキング状態
か否か判定する。この結果、ブレーキスイッチ22がO
Nの場合はS103に進み、アクチュエータ9の作動を
判断するアクチュエータ作動切替車速Yを車両の減速度
Xに応じて可変設定し、ブレーキスイッチ22がOFF
の場合はS104に進んで、アクチュエータ作動切替車
速Yを一定値B(例えば、2〜3km/h)に設定する。
【0033】S103のアクチュエータ作動切替車速Y
の設定は、具体的には、以下の式のように減速度Xに応
じて増加補正し設定する。 Y=A・|X|+B ここで、Aは係数(正値)であり、演算したYの値は、
予め設定した最大値(例えば、5km/h)以上にならない
ように制限される。
【0034】そして、このように、車両のブレーキング
状態の場合に、アクチュエータ作動切替車速Yを減速度
Xにて増加補正するのは、急減速時における車速検出の
応答遅れ等により実際の車速がアクチュエータ作動切替
車速Y以下になっている可能性がある。また、アクチュ
エータ作動切替車速Y以下になった状況を判断してから
シフトロックを解除するまでのシフトロック機構の解除
に必要な応答時間や、シフトレバーがRレンジに操作さ
れてからリバースクラッチトルクが発生するまでのリバ
ースクラッチの油圧回路の応答時間を考慮し、通常より
高めに補正するためである。
【0035】尚、S103におけるアクチュエータ作動
切替車速Yの設定は、上述の式により設定する以外に、
例えば、図4に示すような、予め実験、演算等により求
めておいたマップを参照して設定するようにしても良
い。
【0036】S103或いはS104でアクチュエータ
作動切替車速Yを設定した後は、S105に進み、車速
Vをアクチュエータ作動切替車速Yと比較して、車速V
がアクチュエータ作動切替車速Y未満の場合はS106
に進み、アクチュエータ9を作動させ、ストッパー8を
Nレンジに位置するレバー部1のピン7と係合解除させ
る位置に(下側に)回動させてシフトロック解除しルー
チンを抜ける。
【0037】一方、車速Vがアクチュエータ作動切替車
速Y以上の場合はS107に進み、アクチュエータ9を
非作動とし、ストッパー8をNレンジに位置するレバー
部1のピン7と係合する位置に保つように制御してNレ
ンジに位置するレバー部1がRレンジに移動することを
確実に阻止し、ルーチンを抜ける。
【0038】このように、本実施の形態によれば、車両
がブレーキング状態の場合にのみ車両の減速度Xに応じ
て補正し設定されるので、車両がブレーキング状態にお
いては、車両減速時における各応答時間等を考慮して正
確にクラッチ保護上必要な車速を設定することができ、
トランスミッションの保護機能を損なうことなく、且
つ、シフトレバーの操作性も良好に保つことが可能とな
る。
【0039】尚、本発明の実施の形態では、車両がブレ
ーキング状態の場合にのみアクチュエータ9の作動を判
断するアクチュエータ作動切替車速Yを車両の減速度X
に応じてきめ細かく可変設定するようにしているが、車
両がブレーキング状態の場合は高めの一定値に設定して
制御時間の短縮化を図るようにしても良い。また、単純
に車両の前後加速度のみ監視し、車両加速度が負、すな
わち、減速を示す際に、この減速度に応じてアクチュエ
ータ作動切替車速Yを補正するようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両減速時における各応答時間等を考慮して正確にクラッ
チ保護上必要な車速を設定することができ、トランスミ
ッションの保護機能を損なうことなく、且つ、シフトレ
バーの操作性も良好に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機のシフトレバー装置のストッパー係
合時の概略側面図
【図2】自動変速機のシフトレバー装置のストッパー係
合解除時の概略側面図
【図3】シフトロック制御部の機能ブロック図
【図4】車両加速度に対するアクチュエータ作動切替車
速の説明図
【図5】シフトロック制御のフローチャート
【符号の説明】
1 レバー部 8 ストッパー 9 アクチュエータ 10 シフトロック制御部 14 アクチュエータ作動制御部(アクチュエータ作動
手段、判定速度設定手段) 21 車速センサ 22 ブレーキスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともパーキングレンジ、リバース
    レンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、の各シ
    フトレンジを有する自動変速機のシフトレバー装置にお
    いて、 上記複数のシフトレンジのうちの一つを選択し操作され
    る上記自動変速機と連結したレバー部と、 上記ニュートラルレンジに位置する上記レバー部に係合
    自在に配置して、該レバー部と係合状態では、上記ニュ
    ートラルレンジに位置する上記レバー部のリバースレン
    ジへの移動を阻止するストッパーと、 上記ストッパーと連結し、該ストッパーを上記レバー部
    と係合又は係合解除するアクチュエータと、 予め設定する車速に応じて上記アクチュエータを作動し
    て、上記ストッパーを上記レバー部と係合又は係合解除
    させるアクチュエータ作動手段と、 車両のブレーキング状態に応じて上記予め設定する車速
    を可変設定する判定速度設定手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機のシフトレバー装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくともパーキングレンジ、リバース
    レンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、の各シ
    フトレンジを有する自動変速機のシフトレバー装置にお
    いて、 上記複数のシフトレンジのうちの一つを選択し操作され
    る上記自動変速機と連結したレバー部と、 上記ニュートラルレンジに位置する上記レバー部に係合
    自在に配置して、該レバー部と係合状態では、上記ニュ
    ートラルレンジに位置する上記レバー部のリバースレン
    ジへの移動を阻止するストッパーと、 上記ストッパーと連結し、該ストッパーを上記レバー部
    と係合又は係合解除するアクチュエータと、 予め設定する車速に応じて上記アクチュエータを作動し
    て、上記ストッパーを上記レバー部と係合又は係合解除
    させるアクチュエータ作動手段と、 車両の減速度に応じて上記予め設定する車速を可変設定
    する判定速度設定手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機のシフトレバー装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくともパーキングレンジ、リバース
    レンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、の各シ
    フトレンジを有する自動変速機のシフトレバー装置にお
    いて、 上記複数のシフトレンジのうちの一つを選択し操作され
    る上記自動変速機と連結したレバー部と、 上記ニュートラルレンジに位置する上記レバー部に係合
    自在に配置して、該レバー部と係合状態では、上記ニュ
    ートラルレンジに位置する上記レバー部のリバースレン
    ジへの移動を阻止するストッパーと、 上記ストッパーと連結し、該ストッパーを上記レバー部
    と係合又は係合解除するアクチュエータと、 予め設定する車速に応じて上記アクチュエータを作動し
    て、上記ストッパーを上記レバー部と係合又は係合解除
    させるアクチュエータ作動手段と、 車両がブレーキング状態の場合にのみ車両の減速度に応
    じて上記予め設定する車速を可変設定する判定速度設定
    手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機のシフトレバー装
    置。
  4. 【請求項4】 上記判定速度設定手段は、上記予め設定
    する車速に上限車速を設けていることを特徴とする請求
    項2又は請求項3に記載の自動変速機のシフトレバー装
    置。
JP2001019014A 2001-01-26 2001-01-26 自動変速機のシフトレバー装置 Expired - Fee Related JP4638063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019014A JP4638063B2 (ja) 2001-01-26 2001-01-26 自動変速機のシフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019014A JP4638063B2 (ja) 2001-01-26 2001-01-26 自動変速機のシフトレバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002219965A true JP2002219965A (ja) 2002-08-06
JP4638063B2 JP4638063B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=18884961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001019014A Expired - Fee Related JP4638063B2 (ja) 2001-01-26 2001-01-26 自動変速機のシフトレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4638063B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222115A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Suzuki Motor Corp シフトバイワイヤ式変速制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141510A (ja) * 1991-03-30 1993-06-08 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機のシフトレバーロツク装置
JPH1016593A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Tokai Rika Co Ltd 自動変速機のシフトレバーのロック装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2606608Y2 (ja) * 1993-09-16 2000-12-18 株式会社東海理化電機製作所 シフトレバー装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141510A (ja) * 1991-03-30 1993-06-08 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機のシフトレバーロツク装置
JPH1016593A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Tokai Rika Co Ltd 自動変速機のシフトレバーのロック装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222115A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Suzuki Motor Corp シフトバイワイヤ式変速制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4638063B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6135422B2 (ja)
EP1344672B1 (en) Headway control system
CN107031451B (zh) 电动机驱动装置和电动机驱动系统
US20140005869A1 (en) Industrial vehicle
JP2001336629A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
KR101601770B1 (ko) 차량의 자동 정차 방법 및 정차 장치
JP4396284B2 (ja) スロットル制御装置
US20130237373A1 (en) Clutch disengagement control mechanism for mechanical automatic transmission
JPH06323425A (ja) 自動変速機のロックアップ制御装置
KR101714218B1 (ko) 환경차량의 정지 전 크립토크 제어 해제 방법
JP2002219965A (ja) 自動変速機のシフトレバー装置
JP2585682Y2 (ja) クラッチ制御装置
JP2007230271A (ja) 過回転防止装置
JPS63170529A (ja) 車両の走行制御装置
JP2006111196A (ja) 車両の制御装置
JPH0920161A (ja) 自動変速機の後退防止装置
JP3470544B2 (ja) 自動変速機の後退防止装置
US20230235819A1 (en) Vehicle control system
JP2709939B2 (ja) 車両用自動変速機のシフト制御装置
JP3320920B2 (ja) 坂道発進補助装置
KR100335949B1 (ko) 감속도를 기준으로 다운 시프트를 하는 자동변속기의제어방법
JP4396485B2 (ja) 車両の制御装置
KR100410743B1 (ko) 차량용 정속주행 제어 방법
KR20030026452A (ko) 자동변속기 차량의 안전장치
KR20020055041A (ko) 자동차의 급발진 오조작 방지 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4638063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees