JP2002219830A - マルチファンクションプリンタ、及び、その制御方法 - Google Patents

マルチファンクションプリンタ、及び、その制御方法

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JP2002219830A
JP2002219830A JP2001308655A JP2001308655A JP2002219830A JP 2002219830 A JP2002219830 A JP 2002219830A JP 2001308655 A JP2001308655 A JP 2001308655A JP 2001308655 A JP2001308655 A JP 2001308655A JP 2002219830 A JP2002219830 A JP 2002219830A
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Makoto Koyanagi
柳 誠 小
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度印刷における印刷待ち時間を可及的
に短くする。 【解決手段】 スキャナ機構部10でスキャンしたスキ
ャンデータの偶数ビットを、偶数用インターレースメモ
リ24に格納し、スキャンデータの奇数ビットを奇数用
インターレースメモリ26に格納する。インタレース処
理タスク42は、印刷イメージデータを生成するのにあ
たり、偶数ビットのスキャンデータを偶数用インターレ
ースメモリ24から読み出し、奇数ビットのスキャンデ
ータを奇数用インターレースメモリ26から読み出すだ
けですむので、インタレース処理を迅速に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチファンクシ
ョンプリンタ、及び、その制御方法に関し、特に、コピ
ー印刷における印刷時間の短縮化を図ったマルチファン
クションプリンタ、及び、その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナとプリンタとが一体化されて、
1つの筐体に格納されたマルチファンクションプリンタ
が普及してきている。このようなマルチファンクション
プリンタにおいては、1台で、スキャナとしての役割
と、プリンタとしての役割と、コピー機としての役割と
を、果たすことができる。この場合、プリンタ部分に
は、いわゆるページプリンタが用いられている。しか
し、プリンタとして、いわゆるカラーインクジェットプ
リンタ等のシリアルプリンタを用いた方が、装置の小型
化や低価格化を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コピー機と
してこのマルチファンクションプリンタを使用する際に
は、スキャナでスキャンしたスキャンデータを、一時的
に格納しておき、この格納したスキャンデータに基づい
て、印刷イメージデータを生成している。そして、この
印刷イメージデータをプリンタエンジンに転送し、印刷
用紙に対する印刷を行っている。
【0004】しかし、プリンタとしてインクジェットプ
リンタ等のシリアルプリンタを用いる場合、印刷ヘッド
を搭載したキャリッジの動作と紙送りの組み合わせによ
り、スキャナでスキャンしたスキャンデータと、印刷イ
メージデータとの間のデータ配列が異なる場合がある。
その代表的な例がインターレース処理である。
【0005】図12は、このインターレース処理の概念
を説明する図である。この図12の例では、このインク
ジェットプリンタの印刷ヘッドは、48個のインク吐出
ノズルを備えており、したがって1回の印刷ヘッドの走
査で48ライン分の印刷ができる。また、この例におい
ては、2回の印刷ヘッドの走査で、1ラスター分の印刷
ができる。すなわち、1回目の印刷ヘッドの走査で、#
1、#3、…、#95からなる奇数ラインの印刷が行わ
れ、2回目の印刷ヘッドの走査で、#2、#4、…、#
96からなる偶数ラインの印刷が行われる。
【0006】なお、この図12の例では、1回目の印刷
ヘッドの走査が終了した後に、1ライン分だけ紙送りを
して、2回目の印刷ヘッドの走査を行う例を示したが、
1回目の印刷ヘッドの走査が終了した後に、24ライン
分(1/2ラスター分)だけ紙送りして、2回目の印刷
ヘッドの走査を行う場合もある。
【0007】さらに、スキャンデータと印刷イメージデ
ータとで異なる配列になる代表的な例として、間引き印
刷がある。この間引き印刷では、1ライン分のスキャン
データを、一定間隔に間引いて、高解像度印刷を行う。
例えば、1ライン分のスキャンデータを2回の印刷ヘッ
ドの移動で印刷を行う。
【0008】図13は、2回の印刷ヘッドの移動で1ラ
イン分のスキャンデータを印刷する処理概念を説明する
図である。この図13においては、#1のラインのみを
示しているが、これ以外の#2〜#96のラインについ
ても同様である。
【0009】まず、1回目の印刷ヘッドの主走査で、ス
キャンデータの偶数ドットについて印刷を行う。続いて
2回目の印刷ヘッドの主走査で、スキャンデータの奇数
ドットについて印刷を行う。この2回目の印刷ヘッドの
主走査による印刷では、1回目の印刷ヘッドの主走査で
印刷した偶数ドットの間に、奇数ドットが位置するよう
に、印刷を行う。
【0010】しかしながら、スキャンデータに基づいて
印刷イメージデータを生成する処理には時間がかかり、
印刷ヘッドを搭載したキャリッジ移動をする度にキャリ
ッジが停止してしまうという問題があった。例えば、ス
キャンデータを偶数ドットと奇数ドットに振り分ける処
理を、ソフトウェアを用いて行うと、その処理に相当の
時間がかかってしまい、印刷ヘッドを搭載したキャリッ
ジ移動をする度にキャリッジが停止してしまうという問
題があった。つまり、1印刷パスごとにキャリッジ移動
が停止してしまい、キャリッジを連続的に左右主走査方
向に動作させることができないという問題があった。こ
のため、スキャナで読み取ったスキャンデータを印刷し
ようとする際のパフォーマンスが低下してしまってい
た。この問題は、CPUの処理能力が十分でない場合
に、特に顕著な問題として発生していた。
【0011】そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、スキャナで読み取ったスキャンデータ
を、異なるデータ配列の印刷イメージデータを用いて印
刷を行うマルチファンクションプリンタにおいて、その
印刷速度の高速化を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るマルチファンクションプリンタは、ス
キャナとプリンタとが一体化されたマルチファンクショ
ンプリンタであって、前記スキャナで読み取ったスキャ
ンデータを格納するための、第1データ格納部と、前記
第1データ格納部に格納されているスキャンデータに基
づいて、印刷処理に適したデータ形式である印刷イメー
ジデータを生成して、この印刷イメージデータに基づい
て、前記プリンタの印刷ヘッドを移動させながら、前記
印刷ヘッドを駆動した印刷パスにより印刷を行う、印刷
実行部と、前記スキャンデータを前記第1データ格納部
に格納する際に、前記印刷イメージデータを生成するの
に適した形式に前記スキャンデータを振り分けた上で、
前記第1データ格納部に格納する、データ振り分け部
と、を備えることを特徴とする。
【0013】この場合、前記プリンタが印刷媒体に印刷
すべき解像度よりも、前記印刷ヘッドの解像度の方が、
粗いため、前記スキャンデータの1つのラインについ
て、複数回の印刷パスにより印刷を行うようにしてもよ
い。
【0014】また、前記データ振り分け部は、前記スキ
ャンデータを、前記印刷パスに合わせて振り分けるよう
にしてもよい。
【0015】さらに、前記スキャンデータの1つのライ
ンについての印刷パスは2回であり、前記データ振り分
け部は、前記スキャンデータを偶数ビットと奇数ビット
に振り分けた上で、前記第1データ格納部に格納するよ
うにしてもよい。
【0016】一方、前記データ振り分け部は、前記スキ
ャナで読み取ったスキャンデータを一時的に格納する第
2データ格納部と、前記第2データ格納部から前記スキ
ャンデータを読み出して、前記振り分けを行った上で、
前記第1データ格納部に格納する、振り分け実行部と、
を備えるようにしてもよい。
【0017】また、前記振り分け実行部は、前記スキャ
ンデータを、偶数ビットと奇数ビットに分けた上で、前
記スキャンデータの偶数ビットのデータを、前記スキャ
ンデータの各ライン毎に、前記第1データ格納部の偶数
ビット用データ格納部に格納し、前記スキャンデータの
奇数ビットのデータを、前記スキャンデータの各ライン
毎に、前記第1データ格納部の奇数ビット用データ格納
部に格納し、前記印刷実行部は、前記偶数ビット用デー
タ格納部と前記奇数ビット用データ格納部から、それぞ
れ、1ラインおきにスキャンデータを取り出すインター
レス処理を行った上で、印刷を行うようにしてもよい。
【0018】さらに、前記振り分け実行部は、所定デー
タ長のラッチバッファを備えており、前記所定データ長
の前記スキャンデータをラッチバッファにラッチし、こ
のラッチバッファの偶数ビットから、前記偶数ビット用
データ格納部に格納するスキャンデータを取得し、この
ラッチバッファの奇数ビットから、前記奇数ビット用デ
ータ格納部に格納するスキャンデータを取得するように
してもよい。
【0019】一方、前記振り分け実行部は、所定データ
長のスキャンデータのすべてのパターンについて、前記
所定データ長のスキャンデータから偶数ビットを抽出し
て得られる偶数ビットデータが、格納されている、偶数
用ルックアップテーブルと、所定データ長のスキャンデ
ータのすべてのパターンについて、前記所定データ長の
スキャンデータから奇数ビットを抽出して得られる奇数
ビットデータが、格納されている、奇数用ルックアップ
テーブルと、を備えており、前記第2データ格納部か
ら、前記スキャンデータを前記所定データ長づつ読み出
し、この読み出したスキャナデータと、前記偶数用ルッ
クアップテーブルとを比較して、前記偶数ビット用デー
タ格納部に格納するスキャンデータを取得するととも
に、前記読み出したスキャナデータと、前記奇数用ルッ
クアップテーブルとを比較して、前記奇数ビット用デー
タ格納部に格納するスキャンデータを取得するようにし
てもよい。
【0020】一方、前記印刷実行部は、前記偶数ビット
用データ格納部及び前記奇数ビット用データ格納部の一
方からKラインおきに前記スキャンデータを読み出し
て、1回の印刷パスを実行し、Fライン分だけ印刷用紙
を紙送りした後、前記偶数ビット用データ格納部及び前
記奇数ビット用データ格納部の他方からKラインおきに
前記スキャンデータを読み出して、1回の印刷パスを実
行し、Fライン分だけ印刷用紙を紙送りする処理を、前
記奇数ビット用データ格納部と前記偶数ビット用データ
格納部について交互に繰り返すとともに、前記Kと前記
Fは互いに素の関係にあるようにしてもよい。
【0021】さらに、前記振り分け実行部は、ハードウ
ェアで構成されているようにしてもよい。この場合、前
記印刷実行部が行う前記インターレス処理は、ソフトウ
ェア処理として行われるようにしてもよい。また、前記
ソフトウェア処理は、前記スキャナと前記プリンタとで
共通に1つだけ設けられている中央処理装置で行われる
ようにしてもよい。
【0022】一方、前記第1データ格納部と前記第2デ
ータ格納部とは、別個のメモリとして設けられているよ
うにしてもよい。
【0023】本発明に係るマルチファンクションプリン
タは、スキャナとプリンタとが一体化され、前記スキャ
ナで読み取ったスキャンデータの同一ラインのデータ
を、X回の印刷ヘッドの主走査方向への駆動により前記
プリンタで印刷することが可能なマルチファンクション
プリンタであって、前記スキャンデータを、X回の印刷
ヘッドの主走査方向の駆動に分けて印刷する際のそれぞ
れの回のデータ形式に対応するように振り分けた上で、
第1データ格納部に格納する、振り分け格納部と、前記
第1データ格納部から、振り分けられたスキャンデータ
を順番に読み出して、読み出す度にそのスキャンデータ
に基づいて印刷イメージデータを生成する、印刷イメー
ジデータ生成部と、前記印刷イメージデータ生成部が生
成した前記印刷イメージデータに基づいて、印刷ヘッド
を主走査方向に駆動して印刷を行う、印刷実行部と、を
備えることを特徴とする。
【0024】この場合、前記振り分け格納部は、ハード
ウェアで構成されているようにしてもよい。
【0025】また、前記印刷イメージ生成部はソフトウ
ェア処理により実現され、このソフトウェア処理を行う
中央処理装置を、前記スキャナと前記プリンタとで共通
に1つだけ備えるようにしてもよい。
【0026】また、前記印刷イメージデータ生成部は、
前記第1データ格納部に格納された前記スキャンデータ
を、所定ライン毎に取り出すインタレース処理も行うよ
うにしてもよい。
【0027】一方、前記スキャナで読み取った前記スキ
ャンデータを一時的に格納しておく第2データ格納部を
さらに備えるとともに、前記振り分け格納部は、前記第
2データ格納部から前記スキャンデータを読み出して、
前記振り分けを行うようにしてもよい。
【0028】本発明に係るマルチファンクションプリン
タの制御方法は、スキャナとプリンタとが一体化された
マルチファンクションプリンタの制御方法であって、前
記スキャナで読み取ったスキャンデータを、実際に印刷
をする際の印刷イメージデータを生成するのに適した形
式に振り分ける工程と、振り分けた前記スキャンデータ
を、振り分けた状態で第1データ格納部に格納する工程
と、前記第1データ格納部に格納されている前記スキャ
ンデータに基づいて、印刷処理に適したデータ形式であ
る印刷イメージデータを生成する工程と、前記印刷イメ
ージデータに基づいて、前記プリンタの印刷ヘッドを駆
動した印刷パスにより印刷を行う工程と、を備えること
を特徴とする。
【0029】本発明に係るマルチファンクションプリン
タの制御方法は、スキャナとプリンタとが一体化され、
前記スキャナで読み取ったスキャンデータの同一ライン
のデータを、X回の印刷ヘッドの主走査方向への駆動に
より前記プリンタで印刷することが可能なマルチファン
クションプリンタの制御方法であって、前記スキャンデ
ータを、X回の印刷ヘッドの主走査方向の駆動に分けて
印刷する際のそれぞれの回のデータ形式に対応するよう
に振り分ける工程と、振り分けた前記スキャンデータ
を、第1データ格納部に格納する工程と、前記第1デー
タ格納部から、振り分けられたスキャンデータを順番に
読み出して、読み出す度にそのスキャンデータに基づい
て印刷イメージデータを生成する工程と、生成された前
記印刷イメージデータに基づいて、印刷ヘッドを主走査
方向に駆動して印刷を行う工程と、を備えることを特徴
とする。
【0030】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態は、スキャンデータをASICを用いて偶数ビッ
トと奇数ビットに振り分ける処理を行い、これら偶数ビ
ットのスキャンデータと奇数ビットのスキャンデータと
を、予めインターレースメモリ内に区分して格納してお
くことにより、ソフトウェア処理として行われるインタ
ーレース処理の際に振り分け処理をしなくとも印刷イメ
ージデータが生成できるようにしたものである。そし
て、これにより、可能な限り短い時間でスキャナで読み
取ったスキャンデータを印刷しようとするものである。
より詳しくを、以下に説明する。
【0031】まず、図1に基づいて、本実施形態に係る
マルチファンクションプリンタ5の内部構成を説明す
る。この図1は、スキャナとプリンタとが一体化された
マルチファンクションプリンタ5の内部構成を示すブロ
ック図である。
【0032】図1に示すように、マルチファンクション
プリンタ5は、スキャナ機構部10と、スキャナASI
C(Application Specific IC)12と、スキャナ用R
AM(Random Access Memory)14と、CPU(Centra
l Processing Unit:中央処理装置)16と、プリンタ
用RAM18と、プリンタASIC20と、プリンタエ
ンジン22とを、備えている。
【0033】スキャナASIC12と、スキャナ用RA
M14と、CPU16と、プリンタ用RAM18と、プ
リンタASIC20とは、内部バスを介して相互に接続
されている。スキャナ用RAM14内には、スキャナ機
構部10で読み取ったスキャンデータを一時的に格納す
るバッファ14aが生成されており、プリンタ用RAM
18内には、スキャンデータをインターレース処理する
まで格納しておくインターレースメモリ18aが生成さ
れている。本実施形態においては、スキャナ用RAM1
4とプリンタ用RAM18とを別個に設けているが、こ
れらをまとめて1つのRAMとしてもよい。
【0034】また、本実施形態においては、インターレ
ースメモリ18aは、偶数用インターレースメモリ24
と、奇数用インターレースメモリ26とに区分されてい
る。偶数用インターレースメモリ24には、スキャンデ
ータのうち偶数ビットが格納され、奇数用インターレー
スメモリ26には、スキャンデータのうち奇数ビットが
格納される。スキャンデータを偶数ビットと奇数ビット
に振り分ける処理は、スキャナASIC12で行われ
る。
【0035】スキャナ機構部10は、光学的に原稿を読
み取るラインイメージセンサを有している。このライン
イメージセンサは、キャリッジに搭載されており、キャ
リッジを原稿の一端側から他端側まで移動させることに
より、原稿全体を読み取ることが可能である。この読み
取り動作は、スキャナASIC12が制御しており、読
み取ったスキャンデータは、スキャナ用RAM14内に
生成されたバッファ14aに格納される。高解像度印刷
の場合、所定量のスキャンデータがバッファ14aに蓄
積された時点で、そのスキャンデータは、偶数ビットと
奇数ビットに振り分けられた上で、それぞれ、プリンタ
用RAM18内に生成された偶数用インターレースメモ
リ24と奇数用インターレースメモリ26とに転送され
る。
【0036】偶数用インターレースメモリ24と奇数用
インターレースメモリ26に格納されたスキャンデータ
は、CPU16によりインタレース処理された上で、印
刷イメージデータとして、プリンタASIC20に送信
される。本実施形態においては、まず、偶数用インター
レースメモリ24に格納されているスキャンデータに対
してインターレース処理を施して印刷イメージデータを
生成し、1印刷パス分の印刷イメージデータとして、プ
リンタASIC20に送信する。例えば、偶数用インタ
ーレースメモリ24の奇数ラインに格納されているスキ
ャンデータに基づいて、1印刷パス分の印刷イメージを
生成し、プリンタASIC20に送信する。プリンタA
SIC20は、この1印刷パス分の印刷イメージデータ
に基づいてプリンタエンジン22の制御を行い、印刷を
行う。具体的には、印刷ヘッドを主走査方向に移動させ
ながら、印刷ヘッドにある複数のインク吐出ノズルから
インクを吐出して、印刷用紙に偶数ドットの印刷を行
う。
【0037】続いて、CPU16は、奇数用インターレ
ースメモリ26に格納されているスキャンデータに対し
てインターレース処理を施して印刷イメージデータを生
成し、先ほど印刷した印刷パスと同じラインにある印刷
パスの印刷イメージデータとして、プリンタASIC2
0に送信する。例えば、奇数用インターレースメモリ2
6の奇数ラインに格納されているスキャンデータに基づ
いて、1印刷パス分の印刷イメージを生成し、プリンタ
ASIC20に送信する。プリンタASIC20は、印
刷イメージデータに基づいてプリンタエンジン22の制
御を行い、印刷を行う。この際、先ほど印刷用紙に印刷
した偶数ドットの間に、今回印刷する奇数ドットが位置
するように印刷をする。
【0038】次に、本実施形態に係るマルチファンクシ
ョンプリンタ5は、1ライン分だけ、印刷用紙を副走査
方向(主走査方向と交差する方向)に紙送りをする。そ
して、同様に、偶数用インターレースメモリ24の偶数
ラインに格納されているスキャンデータを印刷し、奇数
用インターレースメモリ26の偶数ラインに格納されて
いるスキャンデータを印刷する。このように、印刷ヘッ
ドを主走査方向に移動した印刷を4回行うことにより、
1ラスター分の印刷を行うことができる。
【0039】本実施形態では、このように1ライン上に
あるスキャンデータを偶数ビットと奇数ビットに分けた
上で、偶数ビットの印刷と奇数ビットの印刷を別個に行
うとともに、奇数ラインと偶数ラインの印刷も個別に行
うことにより、高解像度印刷を実現している。
【0040】以上のことからわかるように、本実施形態
に係るマルチファンクションプリンタ5は、ページ単位
のメモリバッファを備えるのではなく、スキャンしたス
キャンデータを、少なくとも1バンド単位(印刷ヘッド
の高さ分)のプリンタ用RAM18に格納して、印刷を
行う。
【0041】マルチファンクションプリンタ5の概略的
処理内容は、以上の通りであるが、次に、マルチファン
クションプリンタ5が備える各種のタスクについて説明
する。
【0042】図2は、CPU16で処理される各種のタ
スクを示す図である。本実施形態においては、マルチフ
ァンクションプリンタ5に、中央処理装置としては1つ
のCPU16のみが設けられている。このため、このC
PU16で、スキャナに関するタスクの処理とプリンタ
に関するタスクの処理との双方が行われることになる。
また、本実施形態のマルチファンクションプリンタ5
は、リアルタイムマルチタスクOS(オペレーティング
システム)30を採用している。このため、各種のタス
クには、このリアルタイムマルチタスクOS30上で、
CPU16が所定の優先順位で割り当てられることにな
る。
【0043】図2に示すように、本実施形態におけるマ
ルチファンクションプリンタ5は、印刷実行処理タスク
40と、スキャナ処理タスク41と、インターレース処
理タスク42と、アイドルタスク43とを備えている。
また、これ以外にも様々なタスクを、その他のタスク4
4として備えている。
【0044】各タスクの詳細な処理内容は後述するが、
スキャナ処理タスク41は、上述したスキャン処理を行
うためのタスクである。インターレース処理タスク42
は、偶数用インターレースメモリ24及び奇数用インタ
ーレースメモリ26からスキャンデータを読み出して、
インターレース処理を行うタスクである。印刷実行処理
タスク40は、インターレース処理された印刷イメージ
データに基づいて、印刷を行うタスクである。
【0045】図3は、本実施形態に係るスキャナ処理タ
スク41が行うスキャナ処理の内容を説明するフローチ
ャートを示す図である。この図3に示すスキャナ処理
は、インターレース処理タスク42から送信された転送
要求により、起動される処理である。つまり、転送要求
がトリガーとなって、スキャナ処理タスク41は起動す
る。この転送要求に際しては、スキャンデータを要求す
るライン数も指定されている。例えば、10ライン分の
スキャンデータが必要である旨の指定がなされている。
【0046】図3に示すように、スキャナ処理タスク4
1は、スキャナ機構部10のキャリッジ移動用のモータ
を起動する(ステップS10)。そして、スキャナAS
IC12にスキャンの開始を指令する(ステップS1
1)。スキャン動作の具体的な制御はスキャナASIC
12が行う。このため、スキャナ処理タスク41におい
ては、スキャンの開始をスキャナASIC12に指示し
た後に、CPU16を解放する。
【0047】スキャナASIC12は、指定されたライ
ン分のスキャン動作を行い、その読み取ったスキャンデ
ータを、バッファ14aに格納する。例えば、10ライ
ン分のスキャン指示を受信していた場合には、10ライ
ン分のスキャンデータをバッファ14aに格納する。
【0048】続いて、スキャナASIC12は、バッフ
ァ14aに格納されたスキャンデータを、偶数ビットと
奇数ビットに区分して、偶数ビットのスキャンデータを
偶数用インターレースメモリ24に転送し、奇数ビット
のスキャンデータを奇数用インターレースメモリ26に
転送する。そして、バッファ14aに格納されているす
べてのスキャンデータの転送を終えた時点で、スキャナ
ASIC12は、スキャン終了の割り込みを発生する。
【0049】このスキャン終了の割り込みに基づいて、
スキャナ処理タスク41は、再起動される。そして、図
3に示すように、スキャナ処理タスク41は、転送が完
了したことを示す転送完了通知を、インターレース処理
タスク42に送信する(ステップS12)。これによ
り、スキャナ処理が終了する。
【0050】次に、図4及び図5に基づいて、スキャナ
ASIC12で行われる上記スキャンデータの振り分け
処理について詳しく説明する。この図4は、スキャナA
SIC12で行われる振り分け処理の内容を説明するフ
ローチャートである。図5は、その振り分け処理を実現
するために、スキャナASIC12内に設けられている
ハードウェア構成の一例を示す図である。
【0051】これら図4及び図5に示すように、バッフ
ァ14aに所定量のスキャンデータを格納した時点で、
スキャナASIC12は、バッファ14aからスキャン
データをラッチし、ラッチバッファ50に格納する(ス
テップS20)。本実施形態においては、16ビット単
位(ワード単位)でこのラッチを行う。但し、ラッチす
るデータ長は、8ビット単位(バイト単位)や32ビッ
ト単位(ロングワード単位)等であってもよい。
【0052】次に、ビット2n(n=0〜7)のスキャ
ンデータを、偶数用インターレースメモリ24に転送
し、ビット2n+1(n=0〜7)のスキャンデータ
を、奇数用インターレースメモリ26に転送する(ステ
ップS21)。これにより、ビット0、2、4、6、
8、10、12、14のスキャンデータが、偶数用イン
ターレースメモリ24に格納され、ビット1、3、5、
7、9、11、13、15のスキャンデータが、奇数用
インターレースメモリ26に格納される。
【0053】次に、偶数用インターレースメモリ24の
格納先アドレスと、奇数用インターレースメモリ26の
格納先アドレスとを、それぞれ、更新する(ステップS
22)。格納先アドレスを更新することにより、次のス
キャンデータを格納すべきアドレスが定まることにな
る。
【0054】次に、バッファ14aに格納されているす
べてのスキャンデータを、偶数用インターレースメモリ
24及び奇数用インターレースメモリ26に転送したか
どうかを判断する(ステップS23)。すべてのスキャ
ンデータを転送し終えた場合(ステップS23:Ye
s)には、この振り分け処理が終了する。上述したよう
に、この際スキャナASIC12は、スキャン終了の割
り込みを発生する。一方、すべてのスキャンデータを転
送し終えていない場合(ステップS23:No)には、
上述したステップS20からの処理を繰り返す。
【0055】次に、図6及び図7に基づいて、インター
レース処理タスク42の処理内容を説明する。この図6
は、本実施形態に係るインターレース処理タスク42が
行うインターレース展開処理の内容を説明するフローチ
ャートを示す図である。この図6に示すインターレース
展開処理は、スキャナ処理タスク41から送信された転
送完了通知により、起動される処理である。つまり、転
送完了通知がトリガーとなって、インターレース処理タ
スク42は起動する。図7は、偶数用インターレースメ
モリ24及び奇数用インターレースメモリ26に格納さ
れているスキャンデータに基づいて、印刷イメージデー
タを生成する処理過程を説明する図である。
【0056】図6に示すように、本実施形態に係るイン
ターレース処理タスク42は、まず、次の印刷パスで奇
数ドットを印刷するのか、それとも偶数ドットを印刷す
るのかを、決定する(ステップS30)。続いて、イン
ターレース処理タスク42は、次の印刷パスで奇数ドッ
トを印刷すると決めたかどうかを判断する(ステップS
31)。奇数ドットを印刷すると決めた場合(ステップ
S31:Yes)には、奇数用インターレースメモリ2
6に引き抜き用ポインタをセットする(ステップS3
2)。
【0057】例えば、図7において、奇数用インターレ
ースメモリ26に格納されている奇数ライン#1、#
3、…、#95の印刷をする場合には、引き抜き用ポイ
ンタを奇数用インターレースメモリ26の奇数ライン#
1、#3、…、#95にセットする。つまり、本実施形
態に係るマルチファンクションプリンタ5の印刷ヘッド
は、48本のインク吐出ノズルを有している。
【0058】これに対して、図6に示すように、ステッ
プS31で偶数ドットを印刷すると判断した場合(ステ
ップS31:No)には、偶数用インターレースメモリ
24に、引き抜き用ポインタをセットする(ステップS
33)。
【0059】例えば、図7において、偶数用インターレ
ースメモリ24に格納されている奇数ライン#1、#
3、…、#95の印刷をする場合には、引き抜き用ポイ
ンタを偶数用インターレースメモリ24の奇数ライン#
1、#3、…、#95にセットする。
【0060】次に、図6に示すように、インターレース
処理タスク42は、引き抜き用ポインタからスキャンデ
ータを取得して、印刷イメージデータを生成する(ステ
ップS34)。本実施形態においては、図7に示すよう
に、PD1〜PD48からなる48ラインにより、1回
の印刷パス分の印刷イメージデータを生成する。PD1
〜PD48は、それぞれ印刷ヘッドのインク吐出ノズル
1〜48に対応している。
【0061】次に、図6に示すように、インターレース
処理タスク42は、生成した印刷イメージデータを印刷
実行処理タスク40に送信する(ステップS35)。こ
れにより、印刷ヘッドを主走査方向に1回移動した印刷
が行われる。続いて、ページ管理カウンタを更新する
(ステップS36)。このページ管理カウンタは、1ペ
ージ分の印刷イメージデータを生成したかどうかを判断
するためのカウンタである。
【0062】続いて、インターレース処理タスク42
は、このページ管理カウンタに基づいて、1ページ分の
インターレース処理が終了したかどうかを判断する(ス
テップS37)。1ページ分のインターレース処理が終
了した場合(ステップS37:Yes)には、このイン
タレース展開処理は終了する。
【0063】一方、1ページ分のインターレース処理が
終了していない場合(ステップS37:No)には、イ
ンターレースメモリ18aに、次のインターレース処理
を行うのに必要なスキャンデータが格納されているかど
うかを判断する(ステップS38)。
【0064】次のインタレース処理を行うのに必要なス
キャンデータが、インターレースメモリ18aに格納さ
れていると判断した場合(ステップS38:Yes)に
は、上述したステップS30からの処理を繰り返す。
【0065】一方、次のインタレース処理を行うのに必
要なスキャンデータが、インターレースメモリ18aに
格納されていないと判断した場合(ステップS38:N
o)には、スキャナ処理タスク41へ、次の転送要求を
送信する(ステップS39)。そして、このインタレー
ス処理タスク42をひとまず終了する。この場合、上述
したスキャナ処理タスク41から転送完了通知が発信さ
れることにより、このインタレース処理タスク42は再
起動される。
【0066】これら図6及び図7から分かるように、本
実施形態においては、1ラスター分のスキャンデータの
印刷は、印刷ヘッドを4回主走査方向に移動することに
より、行われる。例えば、1回目の印刷ヘッドの移動
で、偶数用インターレースメモリ24の奇数ラインを印
刷し、2回目の印刷ヘッドの移動で奇数用インターレー
スメモリ26の奇数ラインを印刷し、3回目の印刷ヘッ
ドの移動で偶数用インターレースメモリ24の偶数ライ
ンを印刷し、4回目の印刷ヘッドの移動で奇数用インタ
ーレースメモリの偶数ラインを印刷する。
【0067】次に、図8に基づいて、印刷実行処理タス
ク40の処理内容を説明する。この図8は、本実施形態
に係る印刷実行処理タスク40が行う印刷実行処理の内
容を説明するフローチャートを示す図である。この図8
に示す印刷実行処理は、インターレース処理タスク42
から印刷イメージデータとともに送信された印刷要求に
より、起動される処理である。つまり、印刷要求がトリ
ガーとなって、印刷実行処理タスク40は起動する。
【0068】図8に示すように、本実施形態に係る印刷
実行処理タスク40は、印刷要求とともに受信した印刷
イメージデータを、プリンタASIC20に転送する
(ステップS40)。本実施形態においては、プリンタ
エンジン22で印刷イメージデータに基づいて印刷用紙
に実際に印刷を行う際の制御は、プリンタASIC20
が行っている。したがって、印刷実行処理タスク40
は、印刷イメージデータをプリンタASIC20に転送
することにより、終了する。プリンタASIC20で
は、この印刷イメージデータに基づいて、プリンタエン
ジン22を制御し、印刷ヘッドを主走査方向に1回移動
することにより、1印刷パス分の印刷を行う。
【0069】以上のように、本実施形態に係るマルチフ
ァンクションプリンタ5によれば、スキャンデータの偶
数ビットと奇数ビットとを、それぞれ、偶数用インター
レースメモリ24と奇数用インターレースメモリ26と
に振り分けて格納したので、インタレース処理タスク4
2ではスキャンデータを偶数ビットと奇数ビットに振り
分ける必要がなくなる。このため、高解像度印刷であっ
ても、プリンタエンジン22の最大スループットで印刷
を行うことができる。つまり、プリンタの印刷ヘッドを
搭載したキャリッジの主走査を停止させることなく、ス
キャナ機構部10で読み取ったスキャンデータを印刷す
ることができるようになる。
【0070】しかも、本実施形態においては、スキャン
データを偶数ビットと奇数ビットとに振り分ける処理
を、スキャナASIC12、つまりハードウェアで行う
こととしたので、CPU16を1つしか備えていないマ
ルチファンクションプリンタ5であっても、高速に振り
分け処理をすることができる。特に、CPU16の処理
速度が十分でない場合であっても、従来より短い印刷時
間を実現することができる。
【0071】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態
は、上述した第1実施形態におけるスキャナASIC1
2で行われる振り分け処理に、変形を加えたものであ
る。
【0072】図9は、本実施形態に係る振り分け処理の
内容を説明するフローチャートである。図10及び図1
1は、図9の振り分け処理で用いられる偶数用ルックア
ップテーブルTB0と奇数用ルックアップテーブルTB
1とをそれぞれ示す図である。
【0073】まず、図10及び図11に基づいて、偶数
用ルックアップテーブルTB0と奇数用ルックアップテ
ーブルTB1の構成について説明する。図10に示すよ
うに、偶数用ルックアップテーブルTB0には、8ビッ
トのスキャンデータのすべてのパターンに対応する4ビ
ットの偶数ビットデータが格納されている。つまり、8
ビットのスキャンデータにより発生し得る256パター
ンすべてについて、偶数ビットを抽出して得られる4ビ
ットデータを、予め格納しておく。そして、8ビットの
スキャンデータを取得した際には、この偶数用ルックア
ップテーブルTB0を検索することにより、偶数ビット
データが得られるようにしておく。このことは、図11
に示す奇数用ルックアップテーブルTB1についても同
様である。本実施形態においては、これら偶数用ルック
アップテーブルTB0と奇数用ルックアップテーブルT
B1は、スキャナASIC12内に形成されている。
【0074】次に図9に基づいて、スキャナASIC1
2で行われる振り分け処理について説明する。この図9
に示すように、バッファ14aに所定量のスキャンデー
タを格納した時点で、スキャナASIC12は、バッフ
ァ14aからスキャンデータをラッチし、ラッチバッフ
ァ50に格納する(ステップS50)。本実施形態にお
いては、8ビット単位(バイト単位)でこのラッチを行
う。但し、ラッチするデータ長は、16ビット単位(ワ
ード単位)や32ビット単位(ロングワード単位)等で
あってもよい。この場合、ラッチするデータ長に合わせ
て、偶数用ルックアップテーブルTB0と奇数用ルック
アップテーブルTB1も、16ビットや32ビット用に
形成しておく必要がある。
【0075】次に、偶数用ルックアップテーブルTB0
を参照して、ステップS50でラッチしたスキャンデー
タに対応する偶数ビットデータを取得し、この偶数ビッ
トデータを偶数用インターレースメモリ24に転送する
(ステップS51)。すなわち、図10に示す偶数用ル
ックアップテーブルTB0を参照し、8ビットのスキャ
ンデータから、偶数ビットを抽出した偶数ビットデータ
を取得する。例えば、ステップS50でスキャンデータ
として、「00110100」をラッチした場合、偶数
用ルックアップテーブルTB0に基づいて、偶数ビット
データとして「0110」を取得する。そして、この偶
数ビットデータを偶数用インターレースメモリ24に転
送する。
【0076】同様に、図9に示すように、次に奇数用ル
ックアップテーブルTB1を参照して、ステップS50
でラッチしたスキャンデータに対応する奇数ビットデー
タを取得し、この奇数ビットデータを奇数用インターレ
ースメモリ26に転送する(ステップS52)。すなわ
ち、図11に示す奇数用ルックアップテーブルTB1を
参照し、8ビットのスキャンデータから、奇数ビットを
抽出した奇数ビットデータを取得する。例えば、上記と
同様にステップS50でスキャンデータとして、「00
110100」をラッチした場合、奇数用ルックアップ
テーブルTB1に基づいて、奇数ビットデータとして
「0100」を取得する。そして、この奇数ビットデー
タを奇数用インターレースメモリ26に転送する。
【0077】次に、偶数用インターレースメモリ24の
格納先アドレスと、奇数用インターレースメモリ26の
格納先アドレスとを、それぞれ、更新する(ステップS
53)。格納先アドレスを更新することにより、次のス
キャンデータを格納すべきアドレスが定まることにな
る。
【0078】次に、バッファ14aに格納されているす
べてのスキャンデータを、偶数用インターレースメモリ
24及び奇数用インターレースメモリ26に転送したか
どうかを判断する(ステップS54)。すべてのスキャ
ンデータを転送し終えた場合(ステップS54:Ye
s)には、この振り分け処理が終了する。一方、すべて
のスキャンデータを転送し終えていない場合(ステップ
S54:No)には、上述したステップS20からの処
理を繰り返す。
【0079】以上のように、本実施形態に係るマルチフ
ァンクションプリンタ5によっても、上述した第1実施
形態と同様に、スキャンデータの偶数ビットと奇数ビッ
トとを、それぞれ、偶数用インターレースメモリ24と
奇数用インターレースメモリ26とに振り分けて格納し
たので、インタレース処理タスク42ではスキャンデー
タを偶数ビットと奇数ビットに振り分ける必要がなくな
る。このため、高解像度印刷であっても、プリンタエン
ジン22の最大スループットで印刷を行うことができ
る。プリンタのキャリッジ移動を停止させることなく、
スキャナ機構部10で読み取ったスキャンデータを印刷
することができるようになる。つまり、プリンタの印刷
ヘッドを搭載したキャリッジの主走査を停止させること
なく、スキャナ機構部10で読み取ったスキャンデータ
を印刷することができるようになる。
【0080】また、本実施形態においても、スキャンデ
ータを偶数ビットと奇数ビットとに振り分ける処理を、
スキャナASIC12、つまりハードウェアで行うこと
としたので、CPU16を1つしか備えていないマルチ
ファンクションプリンタ5であっても、高速に処理する
ことができる。特に、CPU16の処理速度が十分でな
い場合であっても、従来より短い印刷時間を実現するこ
とができる。
【0081】〔第3実施形態〕本発明の第3実施形態
は、上述した第1及び第2実施形態において、インター
レス処理の仕方に変形を加えたものである。
【0082】図14は、本実施形態における高精細印刷
の手法を説明する図である。この図14に示すように、
本実施形態においては、スキャナ機構部10で読み取っ
た1ライン分のスキャンデータを、偶数ドットと奇数ド
ットに分けて印刷するとともに、インターレース処理タ
スク42では3ラインのインターレス処理を行う。さら
に、印刷された印刷用紙において矩形状に隣接する4つ
のドットが、異なるインク吐出ノズルで印刷されるよう
に、主走査方向に印刷ヘッドを1回移動した後に、副走
査方向に印刷用紙を2ライン分だけ紙送りするようにし
たものである。
【0083】すなわち、この図14の例では、印刷ヘッ
ドは、0番から3番までの4つのインク吐出ノズルを有
している。また、図14では、偶数ドットを丸印で表し
ており、奇数ドットを菱形印で表している。
【0084】1回目の印刷ヘッドの主走査方向への移動
により、#2のラインの偶数ドットを3番ノズルで印刷
し、2ライン分の紙送りをする。2回目の印刷ヘッドの
主走査方向の移動により、#1と#4のラインの奇数ド
ットを2番ノズルと3番ノズルで印刷し、2ライン分の
紙送りをする。3回目の印刷ヘッドの主走査方向の移動
により、#3と#6のラインの偶数ドットを2番ノズル
と3番ノズルで印刷し、2ライン分の紙送りをする。4
回目の印刷ヘッドの主走査方向の移動により、#2と#
5と#8のラインの奇数ドットを1番ノズルと2番ノズ
ルと3番ノズルで印刷し、2ライン分の紙送りをする。
5回目の印刷ヘッドの主走査方向の移動により、#1と
#4と#7と#10のラインの偶数ドットを1番〜4番
のノズルで印刷をする。
【0085】以下、このように、3ライン毎に、偶数ド
ットと奇数ドットとを交互に印刷する処理を繰り返し
て、スキャンデータの印刷を行っていく。但し、印刷用
紙に正常に印刷できる有効印刷範囲は、図14に示すよ
うに、1回目の印刷ヘッドの移動における0番ノズルの
位置から9番目のラインより、副走査方向下側になる。
【0086】また、印刷を行うために抜き出すスキャン
データのラインの間隔をK(図14の例では3)とし、
紙送りのライン数をF(図14の例では2)とすると、
KとFは互いに素の関係になっている。この関係を維持
することにより、図14に点線で示すように、矩形状に
隣接する4つのドットが互いに異なるインク吐出ノズル
で印刷されるようになる。
【0087】本実施形態に係るマルチファンクションプ
リンタ5のハードウェア構成は、図1と同様である。ま
た、第1実施形態又は第2実施形態で説明したように、
スキャナASIC12でスキャンデータが偶数ビットと
奇数ビットに区分されて、それぞれ、偶数用インターレ
ースメモリ24と奇数用インターレースメモリ26に格
納されるのも同様である。しかし、CPU16が実行す
るインターレース処理タスク42の内容が異なってい
る。
【0088】図15は本実施形態に係るインターレース
処理タスク42の処理内容を説明するフローチャートで
ある。この図15に示すように、本実施形態において
は、まず、偶数用インターレースメモリ24と奇数用イ
ンターレースメモリ26との先頭部分に、印刷開始用の
ダミーラインTDLを形成する(ステップS29)。図
16は、偶数用インターレースメモリ24の構成を示す
図であり、図17は、奇数用インターレースメモリ26
の構成を示す図である。但し、これら偶数用インターレ
ースメモリ24及び奇数用インターレースメモリ26
は、1ページ分の容量をプリンタ用RAM18に一括で
確保するのではなく、所定ライン分の容量をプリンタ用
RAM18に確保した上で、印刷の終了したラインのス
キャンデータは破棄することにより、順次使い回しがな
される。したがって、図16及び図17は、あくまでも
理解を助けるための概念説明図である。
【0089】この図16に示すように、本実施形態に係
るインターレース処理タスク42においては、スキャン
データの印刷を開始する前に、ライン#TDL1〜ライ
ン#TDL8からなるダミーラインTDLを偶数用イン
ターレースメモリ24の先頭に付加する。ダミーライン
TDLを付加するのは、上述したように有効印刷範囲と
の関係で、印刷開始後の8ラインは、正常な印刷ができ
ないためである。このため、インク吐出ノズルからイン
クの吐出をしないデータ、つまり、NULLデータを書
き込んだダミーラインTDLを用意する。
【0090】同様に、図17に示すように、本実施形態
に係るインターレース処理タスク42においては、スキ
ャンデータの印刷を開始する前に、ライン#TDL1〜
ライン#TDL6からなるダミーラインTDLを奇数用
インターレースメモリ26の先頭に付加する。ダミーラ
インTDLを付加するのは、上述したように有効印刷範
囲との関係で、印刷開始後の6ラインは、正常な印刷が
できないためである。このため、インク吐出ノズルから
インクの吐出をしないデータ、つまり、NULLデータ
を書き込んだダミーラインTDLを用意する。但し、こ
れらインターレースメモリ24、26にダミーラインT
DLをセットするのは、そのコピー印刷を開始する際の
1回だけである。
【0091】次に図15に示すように、インターレース
処理タスク42は、次の印刷パスで奇数ドットを印刷す
るのか、それとも偶数ドットを印刷するのかを、決定す
る(ステップS30)。続いて、インターレース処理タ
スク42は、次の印刷パスで奇数ドットを印刷すると決
めたかどうかを判断する(ステップS31)。偶数ドッ
トを印刷すると決めた場合(ステップS31:No)に
は、偶数用インターレースメモリ24に引き抜き用ポイ
ンタをセットする(ステップS33A)。
【0092】この引き抜きポインタのセットの仕方は、
上述した第1及び第2実施形態と異なる。すなわち、図
16に示すように、偶数用インターレースメモリ24の
先頭から、3行おきに引き抜きポインタをセットする。
すなわち、ダミーライン#TDL1から3行おきに引き
抜きポインタをセットする。但し、次の引き抜きポイン
タをセットする際には、前回にセットした引き抜きポイ
ンタから4ライン分、副走査方向にシフトすることとな
る。
【0093】一方、奇数ドットを印刷すると決めた場合
(ステップS31:Yes)には、奇数用インターレー
スメモリ26に引き抜き用ポインタをセットする(ステ
ップS32A)。
【0094】この引き抜きポインタのセットの仕方は、
上述した偶数用インターレースメモリ24の場合と同様
である。すなわち、図17に示すように、奇数用インタ
ーレースメモリ26の先頭から、3行おきに引き抜きポ
インタをセットする。すなわち、ダミーライン#TDL
1から3行おきに引き抜きポインタをセットする。但
し、次の引き抜きポインタをセットする際には、前回に
セットした引き抜きポインタから4ライン分、副走査方
向にシフトすることとなる。
【0095】次に、図15に示すように、インターレー
ス処理タスク42は、引き抜き用ポインタからスキャン
データを取得して、印刷イメージデータを生成する(ス
テップS34)。そして、インターレース処理タスク4
2は、生成した印刷イメージデータを印刷実行処理タス
ク40に送信する(ステップS35)。これにより、印
刷ヘッドを主走査方向に1回移動した印刷が行われる。
【0096】次に、ページ管理カウンタを更新する(ス
テップS36)。このページ管理カウンタは、1ページ
分の印刷イメージデータを生成したかどうかを判断する
ためのカウンタである。
【0097】続いて、インターレース処理タスク42
は、このページ管理カウンタに基づいて、1ページ分の
スキャンデータの受信が終了したかどうかを判断する
(ステップS37A)。1ページ分のスキャンデータの
受信が終了した場合(ステップS37A:Yes)に
は、偶数用インターレースメモリ24と奇数用インター
レースメモリ26に、印刷終了用のダミーラインBDL
をセットする(ステップS37B)。
【0098】図16の例では、スキャンデータの印刷を
終了する前に、ライン#BDL1〜ライン#BDL8か
らなるダミーラインBDLを偶数用インターレースメモ
リ24の末尾に付加する。ダミーラインBDLを付加す
るのは、上述したように有効印刷範囲との関係で、印刷
終了直前の8ラインは、正常な印刷ができないためであ
る。このため、インク吐出ノズルからインクの吐出をし
ないデータ、つまり、NULLデータを書き込んだダミ
ーラインTDLを用意する。
【0099】同様に、図17に示すように、スキャンデ
ータの印刷を終了する前に、ライン#BDL1〜ライン
#BDL6からなるダミーラインBDLを奇数用インタ
ーレースメモリ26の末尾に付加する。ダミーラインB
DLを付加するのは、上述したように有効印刷範囲との
関係で、印刷終了直前の6ラインは、正常な印刷ができ
ないためである。このため、インク吐出ノズルからイン
クの吐出をしないデータ、つまり、NULLデータを書
き込んだダミーラインTDLを用意する。
【0100】次に、図15に示すように、インターレー
ス処理タスク42は、ダミーラインBDLの最後まで印
刷を行う(ステップS37C)。すなわち、図16に示
す偶数用インターレースメモリ24においては、3ライ
ンおきに引き抜きポインタをセットしながら、1回の印
刷パスが終わる毎に4ライン分シフトして、ダミーライ
ン#BDL8まで印刷を行う。これにより、スキャンデ
ータの最後のライン#nまで正常な印刷結果を得ること
がができる。
【0101】また、図17に示す奇数用インターレース
メモリ26においては、3ラインおきに引き抜きポイン
タをセットしながら、1回の印刷パスが終わる毎に4ラ
イン分シフトして、ダミーライン#BDL8まで印刷を
行う。これにより、スキャンデータの最後のライン#n
まで正常な印刷結果を得ることがができる。これによ
り、インターレース処理タスク42の処理が終了する。
【0102】一方、図15に示すように、1ページ分の
スキャンデータが終了していない場合(ステップS37
A:No)には、インターレースメモリ18aに、次の
インターレース処理を行うのに必要なスキャンデータが
格納されているかどうかを判断する(ステップS3
8)。
【0103】次のインタレース処理を行うのに必要なス
キャンデータが、インターレースメモリ18aに格納さ
れていると判断した場合(ステップS38:Yes)に
は、上述したステップS30からの処理を繰り返す。
【0104】一方、次のインタレース処理を行うのに必
要なスキャンデータが、インターレースメモリ18aに
格納されていないと判断した場合(ステップS38:N
o)には、スキャナ処理タスク41へ、次の転送要求を
送信する(ステップS39)。そして、このインタレー
ス処理タスク42をひとまず終了する。この場合、上述
したスキャナ処理タスク41から転送完了通知が発信さ
れることにより、このインタレース処理タスク42はス
テップS30から再起動される。
【0105】以上のように、本実施形態に係るマルチフ
ァンクションプリンタ5によっても、上述した第1及び
第2実施形態と同様に、スキャンデータの偶数ビットと
奇数ビットとを、それぞれ、偶数用インターレースメモ
リ24と奇数用インターレースメモリ26とに振り分け
て格納したので、インタレース処理タスク42ではスキ
ャンデータを偶数ビットと奇数ビットに振り分ける必要
がなくなる。このため、高解像度印刷であっても、プリ
ンタエンジン22の最大スループットで印刷を行うこと
ができる。プリンタのキャリッジ移動を停止させること
なく、スキャナ機構部10で読み取ったスキャンデータ
を印刷することができるようになる。つまり、プリンタ
の印刷ヘッドを搭載したキャリッジの主走査を停止させ
ることなく、スキャナ機構部10で読み取ったスキャン
データを印刷することができるようになる。
【0106】また、本実施形態においても、スキャンデ
ータを偶数ビットと奇数ビットとに振り分ける処理を、
スキャナASIC12、つまりハードウェアで行うこと
としたので、CPU16を1つしか備えていないマルチ
ファンクションプリンタ5であっても、高速に処理する
ことができる。特に、CPU16の処理速度が十分でな
い場合であっても、従来より短い印刷時間を実現するこ
とができる。
【0107】なお、本発明は上記実施形態に限定されず
種々に変形可能である。例えば、上述した各実施形態に
おいては、1ドットの印刷イメージデータを、1ビット
のデータから生成することとしたが、これに限るもので
はない。すなわち、1ドットの印刷イメージデータを、
2ビット等(例えば、00、01、10、11)の多値
データに基づいて生成するようにしてもよい。この場
合、1つのドットについて、大ドット、中ドット、小ド
ット、ドット無しの4つのパターンが存在することにな
る。
【0108】また、上述した各実施形態においては、ス
キャンデータの1つのラインを2回の印刷パスで印刷す
る場合を説明したが、スキャンデータの1つのラインを
3回、4回…の印刷パスで印刷する場合でも、本発明を
適用することができる。この場合、これに合わせて、イ
ンターレースメモリ18aを、3個、4個…に区分し、
これに合わせてスキャナASIC12がスキャンデータ
を振り分けるようにすればよい。
【0109】さらに、上述した各実施形態においては、
マルチファンクションプリンタ5は印刷用紙に印刷され
たラインとラインとの間を、別のラインで再び印刷する
インターレース処理を行っているが、このインターレー
ス処理は本発明において必ずしも必要なものではない。
つまり、インターレース処理をしないマルチファンクシ
ョンプリンタについても、本発明を適用することができ
る。
【0110】さらに、上述した実施形態においては、ス
キャンデータの振り分け処理を、スキャナASIC12
で構成したが、これを他のハードウェア機構又はソフト
ウェア機構で構成してもよい。
【0111】さらに、高解像度印刷をする仕組みは、上
述した実施形態に限るものではない。印刷用紙上の解像
度よりも印刷ヘッドのインク吐出ノズルの解像度の方が
粗く、複数回の印刷パスで印刷用紙上の印刷が完成する
仕組みのプリンタであれば、本発明を適用することがで
きる。
【0112】また、上述した実施形態においては、スキ
ャンデータに基づいて、プリンタエンジン22で印刷可
能な印刷データを生成するための処理が、高解像度印刷
のためのビット振り分け処理である場合を説明したが、
スキャンデータに対して他の処理を施すことによりプリ
ンタエンジン22で印刷可能な印刷データを生成する場
合でも、本発明を適用することができる。例えば、第3
実施形態において、図18に示すように、3ライン毎に
スキャンデータを取り出すインターレス処理をした上
で、スキャナASIC12でスキャンデータを偶数ビッ
トと奇数ビットとに分けるとともに、プリンタ用RAM
18に格納するようにしてもよい。このようにすれば、
プリンタ用RAM18には、印刷パスの順にスキャンデ
ータが格納されることとなる。このため、印刷の際には
CPU16では、インターレース処理も不要になり、プ
リンタ用RAM18の上から4ラインずつ、スキャンデ
ータを取り出して、印刷を行えば足りるようになる。
【0113】また、別な例としては、上述した第1乃至
第3実施形態において、偶数ビットと奇数ビットとを抜
き出す処理を行わず、インターレース処理だけを行うマ
ルチファンクションプリンタに対しても、本発明を適用
することができる。この場合、例えば、第3実施形態に
おいては、3ライン毎にスキャンデータを取り出すイン
ターレス処理をした上で、プリンタ用RAM18に格納
するようにしてもよい。このようにすれば、マルチファ
ンクションプリンタは、印刷の際にプリンタ用RAM1
8の上から順に4ラインずつ、スキャンデータを取り出
して印刷を行えば足りる。なお、この場合、3ライン毎
にスキャンデータを取り出すインターレス処理のための
振り分けは、スキャナASIC12で行ってもよいし、
CPU16で行ってもよい。
【0114】さらに、上述した実施形態においては、同
一ラインの中で偶数ビットを奇数ビットよりも先に印刷
するようにしたが、これを逆にして、奇数ビットを偶数
ビットよりも先に印刷するようにしてもよい。
【0115】また、上述した実施形態においては、印刷
媒体が印刷用紙である場合を例に説明したが、OHPシ
ート等の他の印刷媒体であってもよい。
【0116】また、上述の実施形態で説明した印刷実行
処理タスク40、スキャナ処理タスク41、及び、イン
タレース処理タスク42等の各タスク処理については、
これら各処理を実行するためのプログラムをフロッピー
(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc-R
ead Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒
体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能であ
る。この場合、このプログラムが記録された記録媒体を
マルチファンクションプリンタ5に読み込ませ、実行さ
せることにより、上述した実施形態を実現することがで
きる。
【0117】また、マルチファンクションプリンタ5
は、オペレーティングシステムや別のアプリケーション
プログラム等の他のプログラムを備える場合がある。こ
の場合、マルチファンクションプリンタ5の備える他の
プログラムを活用し、記録媒体にはそのマルチファンク
ションプリンタ5が備えるプログラムの中から、上述し
た実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出
すような命令を記録するようにしてもよい。
【0118】さらに、このようなプログラムは、記録媒
体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒
布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形
で伝送されたプログラムは、マルチファンクションプリ
ンタ5に取り込まれて、このプログラムを実行すること
により上述した実施形態を実現することができる。
【0119】また、記録媒体にプログラムを記録する際
や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プ
ログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。
この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラム
を読み込んだマルチファンクションプリンタ5は、その
プログラムの復号化や伸張化を行った上で、実行する必
要がある。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スキャンデータをデータ格納部に格納する際に、印刷イ
メージデータを生成するのに適するように分割して格納
するようにしたので、印刷イメージデータを生成するの
に要する処理時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマルチファンクショ
ンプリンタの内部構成を示すブロック図である。
【図2】図1のマルチファンクションプリンタが備える
各種のタスクを説明するブロック図である。
【図3】本実施形態に係るスキャナ処理(スキャナ処理
タスク)の内容を説明するフローチャートである。
【図4】本実施形態に係るスキャナASICで実行され
る振り分け処理の内容を説明するフローチャートであ
る。
【図5】図4に示す振り分け処理を実現するためのハー
ドウェア構成の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係るインターレース展開処理(イ
ンターレス処理タスク)の内容を説明するフローチャー
トである。
【図7】偶数用インターレースメモリと奇数用インター
レースメモリとから、インタレース処理された印刷イメ
ージデータを生成する処理を説明する図である。
【図8】本実施形態に係る印刷実行処理(印刷実行処理
タスク)の内容を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態に係るスキャナASIC
で実行される振り分け処理の内容を説明するフローチャ
ートである。
【図10】図9に示す振り分け処理で用いられる偶数用
ルックアップテーブルの構成の一例を示す図である。
【図11】図9に示す振り分け処理で用いられる奇数用
ルックアップテーブルの構成の一例を示す図である。
【図12】インターレース処理の処理概念を説明するた
めの図である。
【図13】高解像度印刷で偶数ドットと奇数ドットを2
回の印刷パスで印刷する場合を説明する図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る高精細印刷の手
法を説明する概念図である。
【図15】本発明の第3実施形態に係るインターレース
展開処理(インターレス処理タスク)の内容を説明する
フローチャートである。
【図16】第3実施形態に係る偶数用インターレースメ
モリに形成されるスキャンデータの構成を説明する図で
ある。
【図17】第3実施形態に係る奇数用インターレースメ
モリに形成されるスキャンデータの構成を説明する図で
ある。
【図18】本発明の第3実施形態における一変形例を説
明する図である。
【符号の説明】
5 マルチファンクションプリンタ 10 スキャナ機構部 12 スキャナASIC 14 スキャナ用RAM 14a バッファ 16 CPU 18 プリンタ用RAM 18a インターレースメモリ 20 プリンタASIC 22 プリンタエンジン 24 偶数用インターレースメモリ 26 奇数用インターレースメモリ 30 リアルタイムマルチタスクOS 40 印刷実行処理タスク 41 スキャナ処理タスク 42 インターレース処理タスク 43 アイドルタスク 44 その他の処理タスク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 107 H04N 1/04 B Fターム(参考) 2C056 EA01 EC12 EC34 EC69 EC74 FA10 HA58 2C087 BB10 BC02 BC07 CB03 CB13 5B021 AA05 AA19 BB02 DD09 QQ04 5C062 AA05 AB17 AB43 AC02 AC22 AE01 BA04 5C072 AA01 AA03 BA03 EA04 FB21 SA04 UA12 XA01 XA04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スキャナとプリンタとが一体化されたマル
    チファンクションプリンタであって、 前記スキャナで読み取ったスキャンデータを格納するた
    めの、第1データ格納部と、 前記第1データ格納部に格納されているスキャンデータ
    に基づいて、印刷処理に適したデータ形式である印刷イ
    メージデータを生成して、この印刷イメージデータに基
    づいて、前記プリンタの印刷ヘッドを移動させながら、
    前記印刷ヘッドを駆動した印刷パスにより印刷を行う、
    印刷実行部と、 前記スキャンデータを前記第1データ格納部に格納する
    際に、前記印刷イメージデータを生成するのに適した形
    式に前記スキャンデータを振り分けた上で、前記第1デ
    ータ格納部に格納する、データ振り分け部と、 を備えることを特徴とするマルチファンクションプリン
    タ。
  2. 【請求項2】前記プリンタが印刷媒体に印刷すべき解像
    度よりも、前記印刷ヘッドの解像度の方が、粗いため、
    前記スキャンデータの1つのラインについて、複数回の
    印刷パスにより印刷を行う、ことを特徴とする請求項1
    に記載のマルチファンクションプリンタ。
  3. 【請求項3】前記データ振り分け部は、前記スキャンデ
    ータを、前記印刷パスに合わせて振り分ける、ことを特
    徴とする請求項2に記載のマルチファンクションプリン
    タ。
  4. 【請求項4】前記スキャンデータの1つのラインについ
    ての印刷パスは2回であり、前記データ振り分け部は、
    前記スキャンデータを偶数ビットと奇数ビットに振り分
    けた上で、前記第1データ格納部に格納する、ことを特
    徴とする請求項2に記載のマルチファンクションプリン
    タ。
  5. 【請求項5】前記データ振り分け部は、 前記スキャナで読み取ったスキャンデータを一時的に格
    納する第2データ格納部と、 前記第2データ格納部から前記スキャンデータを読み出
    して、前記振り分けを行った上で、前記第1データ格納
    部に格納する、振り分け実行部と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のマルチファ
    ンクションプリンタ。
  6. 【請求項6】前記振り分け実行部は、前記スキャンデー
    タを、偶数ビットと奇数ビットに分けた上で、前記スキ
    ャンデータの偶数ビットのデータを、前記スキャンデー
    タの各ライン毎に、前記第1データ格納部の偶数ビット
    用データ格納部に格納し、前記スキャンデータの奇数ビ
    ットのデータを、前記スキャンデータの各ライン毎に、
    前記第1データ格納部の奇数ビット用データ格納部に格
    納し、 前記印刷実行部は、前記偶数ビット用データ格納部と前
    記奇数ビット用データ格納部から、それぞれ、1ライン
    おきにスキャンデータを取り出すインターレス処理を行
    った上で、印刷を行う、 ことを特徴とする請求項5に記載のマルチファンクショ
    ンプリンタ。
  7. 【請求項7】前記振り分け実行部は、所定データ長のラ
    ッチバッファを備えており、前記所定データ長の前記ス
    キャンデータをラッチバッファにラッチし、このラッチ
    バッファの偶数ビットから、前記偶数ビット用データ格
    納部に格納するスキャンデータを取得し、このラッチバ
    ッファの奇数ビットから、前記奇数ビット用データ格納
    部に格納するスキャンデータを取得する、ことを特徴と
    する請求項6に記載のマルチファンクションプリンタ。
  8. 【請求項8】前記振り分け実行部は、 所定データ長のスキャンデータのすべてのパターンにつ
    いて、前記所定データ長のスキャンデータから偶数ビッ
    トを抽出して得られる偶数ビットデータが、格納されて
    いる、偶数用ルックアップテーブルと、 所定データ長のスキャンデータのすべてのパターンにつ
    いて、前記所定データ長のスキャンデータから奇数ビッ
    トを抽出して得られる奇数ビットデータが、格納されて
    いる、奇数用ルックアップテーブルと、 を備えており、 前記第2データ格納部から、前記スキャンデータを前記
    所定データ長づつ読み出し、この読み出したスキャナデ
    ータと、前記偶数用ルックアップテーブルとを比較し
    て、前記偶数ビット用データ格納部に格納するスキャン
    データを取得するとともに、前記読み出したスキャナデ
    ータと、前記奇数用ルックアップテーブルとを比較し
    て、前記奇数ビット用データ格納部に格納するスキャン
    データを取得する、 ことを特徴とする請求項6に記載のマルチファンクショ
    ンプリンタ。
  9. 【請求項9】前記印刷実行部は、 前記偶数ビット用データ格納部及び前記奇数ビット用デ
    ータ格納部の一方からKラインおきに前記スキャンデー
    タを読み出して、1回の印刷パスを実行し、Fライン分
    だけ印刷用紙を紙送りした後、 前記偶数ビット用データ格納部及び前記奇数ビット用デ
    ータ格納部の他方からKラインおきに前記スキャンデー
    タを読み出して、1回の印刷パスを実行し、Fライン分
    だけ印刷用紙を紙送りする処理を、 前記奇数ビット用データ格納部と前記偶数ビット用デー
    タ格納部について交互に繰り返すとともに、 前記Kと前記Fは互いに素の関係にある、ことを特徴と
    する請求項6に記載のマルチファンクションプリンタ。
  10. 【請求項10】前記振り分け実行部は、ハードウェアで
    構成されていることを特徴とする請求項6に記載のマル
    チファンクションプリンタ。
  11. 【請求項11】前記印刷実行部が行う前記インターレス
    処理は、ソフトウェア処理として行われる、ことを特徴
    とする請求項10に記載のマルチファンクションプリン
    タ。
  12. 【請求項12】前記ソフトウェア処理は、前記スキャナ
    と前記プリンタとで共通に1つだけ設けられている中央
    処理装置で行われる、ことを特徴とする請求項11に記
    載のマルチファンクションプリンタ。
  13. 【請求項13】前記第1データ格納部と前記第2データ
    格納部とは、別個のメモリとして設けられている、こと
    を特徴とする請求項5に記載のマルチファンクションプ
    リンタ。
  14. 【請求項14】スキャナとプリンタとが一体化され、前
    記スキャナで読み取ったスキャンデータの同一ラインの
    データを、X回の印刷ヘッドの主走査方向への駆動によ
    り前記プリンタで印刷することが可能なマルチファンク
    ションプリンタであって、 前記スキャンデータを、X回の印刷ヘッドの主走査方向
    の駆動に分けて印刷する際のそれぞれの回のデータ形式
    に対応するように振り分けた上で、第1データ格納部に
    格納する、振り分け格納部と、 前記第1データ格納部から、振り分けられたスキャンデ
    ータを順番に読み出して、読み出す度にそのスキャンデ
    ータに基づいて印刷イメージデータを生成する、印刷イ
    メージデータ生成部と、 前記印刷イメージデータ生成部が生成した前記印刷イメ
    ージデータに基づいて、印刷ヘッドを主走査方向に駆動
    して印刷を行う、印刷実行部と、 を備えることを特徴とするマルチファンクションプリン
    タ。
  15. 【請求項15】前記振り分け格納部は、ハードウェアで
    構成されていることを特徴とする請求項14に記載のマ
    ルチファンクションプリンタ。
  16. 【請求項16】前記印刷イメージ生成部はソフトウェア
    処理により実現され、このソフトウェア処理を行う中央
    処理装置を、前記スキャナと前記プリンタとで共通に1
    つだけ備えることを特徴とする請求項15に記載のマル
    チファンクションプリンタ。
  17. 【請求項17】前記印刷イメージデータ生成部は、前記
    第1データ格納部に格納された前記スキャンデータを、
    所定ライン毎に取り出すインタレース処理も行う、こと
    を特徴とする請求項14に記載のマルチファンクション
    プリンタ。
  18. 【請求項18】前記スキャナで読み取った前記スキャン
    データを一時的に格納しておく第2データ格納部をさら
    に備えるとともに、 前記振り分け格納部は、前記第2データ格納部から前記
    スキャンデータを読み出して、前記振り分けを行う、こ
    とを特徴とする請求項14に記載のマルチファンクショ
    ンプリンタ。
  19. 【請求項19】スキャナとプリンタとが一体化されたマ
    ルチファンクションプリンタの制御方法であって、 前記スキャナで読み取ったスキャンデータを、実際に印
    刷をする際の印刷イメージデータを生成するのに適した
    形式に振り分ける工程と、 振り分けた前記スキャンデータを、振り分けた状態で第
    1データ格納部に格納する工程と、 前記第1データ格納部に格納されている前記スキャンデ
    ータに基づいて、印刷処理に適したデータ形式である印
    刷イメージデータを生成する工程と、 前記印刷イメージデータに基づいて、前記プリンタの印
    刷ヘッドを駆動した印刷パスにより印刷を行う工程と、 を備えることを特徴とするマルチファンクションプリン
    タ。
  20. 【請求項20】スキャナとプリンタとが一体化され、前
    記スキャナで読み取ったスキャンデータの同一ラインの
    データを、X回の印刷ヘッドの主走査方向への駆動によ
    り前記プリンタで印刷することが可能なマルチファンク
    ションプリンタの制御方法であって、 前記スキャンデータを、X回の印刷ヘッドの主走査方向
    の駆動に分けて印刷する際のそれぞれの回のデータ形式
    に対応するように振り分ける工程と、 振り分けた前記スキャンデータを、第1データ格納部に
    格納する工程と、 前記第1データ格納部から、振り分けられたスキャンデ
    ータを順番に読み出して、読み出す度にそのスキャンデ
    ータに基づいて印刷イメージデータを生成する工程と、 生成された前記印刷イメージデータに基づいて、印刷ヘ
    ッドを主走査方向に駆動して印刷を行う工程と、 を備えることを特徴とするマルチファンクションプリン
    タの制御方法。
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