JP2002219648A - ブレードの装着方法及び切削装置 - Google Patents
ブレードの装着方法及び切削装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P11/00—Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for
- B23P11/02—Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for by first expanding and then shrinking or vice versa, e.g. by using pressure fluids; by making force fits
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- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
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- B27B5/00—Sawing machines working with circular or cylindrical saw blades; Components or equipment therefor
- B27B5/29—Details; Component parts; Accessories
- B27B5/30—Details; Component parts; Accessories for mounting or securing saw blades or saw spindles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 スピンドルにブレードが装着された構成の切
削装置において、ブレードのスピンドルへの装着を可能
としつつ、スピンドルの回転時に回転バランスが崩れな
いようにする。 【解決手段】 切削装置の使用環境の温度においては、
被装着部30をブレード装着部25に装着することが不
可能な程度に被装着部30の大きさL1とブレード装着
部25の大きさL2とが異なるように形成しておき、ブ
レード23をスピンドル22に装着する際に、被装着部
30またはブレード装着部25を相対的に加温または冷
却して被装着部30をブレード装着部25に装着できる
状態として装着し、装着後は、使用環境の温度におい
て、被装着部30とブレード装着部25とが密着して固
定されるようにする。
削装置において、ブレードのスピンドルへの装着を可能
としつつ、スピンドルの回転時に回転バランスが崩れな
いようにする。 【解決手段】 切削装置の使用環境の温度においては、
被装着部30をブレード装着部25に装着することが不
可能な程度に被装着部30の大きさL1とブレード装着
部25の大きさL2とが異なるように形成しておき、ブ
レード23をスピンドル22に装着する際に、被装着部
30またはブレード装着部25を相対的に加温または冷
却して被装着部30をブレード装着部25に装着できる
状態として装着し、装着後は、使用環境の温度におい
て、被装着部30とブレード装着部25とが密着して固
定されるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削用のブレード
をスピンドルに密着固定することができるブレードの装
着方法及び切削装置に関する。
をスピンドルに密着固定することができるブレードの装
着方法及び切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェーハ等の被加工物を切削する
切削装置においては、例えば図6に示すように、チャッ
クテーブル50及びチャックテーブル50において保持
された被加工物を切削する切削手段51を備えており、
半導体ウェーハWを切削する場合は、保持テープTを介
してフレームFと一体となった状態で半導体ウェーハW
がチャックテーブル50において保持され、チャックテ
ーブル50がX軸方向に往復運動しながら、切削手段5
1を構成するブレード52が高速回転(例えば3000
0rpm〜60000rpm)して半導体ウェーハWに
作用することにより、半導体ウェーハWに形成されたス
トリートが切削される。
切削装置においては、例えば図6に示すように、チャッ
クテーブル50及びチャックテーブル50において保持
された被加工物を切削する切削手段51を備えており、
半導体ウェーハWを切削する場合は、保持テープTを介
してフレームFと一体となった状態で半導体ウェーハW
がチャックテーブル50において保持され、チャックテ
ーブル50がX軸方向に往復運動しながら、切削手段5
1を構成するブレード52が高速回転(例えば3000
0rpm〜60000rpm)して半導体ウェーハWに
作用することにより、半導体ウェーハWに形成されたス
トリートが切削される。
【0003】ここで、切削手段51は、図7において示
すように、スピンドルハウジング53によってスピンド
ル54が回転可能に支持され、このスピンドル54にハ
ブブレード55が装着され、ナット56によって固定さ
れた構成となっている。
すように、スピンドルハウジング53によってスピンド
ル54が回転可能に支持され、このスピンドル54にハ
ブブレード55が装着され、ナット56によって固定さ
れた構成となっている。
【0004】スピンドル54の先端にはブレードマウン
タ57が形成されており、このブレードマウンタ57
は、ハブブレード55の中心開口部58が嵌入する円柱
部59と、ハブブレード55を支持する支持部60とか
ら構成され、円柱部59にハブブレード55の中心開口
部58が嵌入し、支持部60と雄ネジ部61に螺合した
ナット56とでハブブレード55が挟持されている。
タ57が形成されており、このブレードマウンタ57
は、ハブブレード55の中心開口部58が嵌入する円柱
部59と、ハブブレード55を支持する支持部60とか
ら構成され、円柱部59にハブブレード55の中心開口
部58が嵌入し、支持部60と雄ネジ部61に螺合した
ナット56とでハブブレード55が挟持されている。
【0005】そしてその状態でスピンドル54が高速回
転し、それに伴いハブブレード55が高速回転しながら
被加工物に作用することにより切削が行われる。
転し、それに伴いハブブレード55が高速回転しながら
被加工物に作用することにより切削が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中心開
口部58を円柱部59に嵌入することを可能とするため
に、中心開口部58の内径は、円柱部59の外形より5
〜10μm程度大きく形成されている。即ち、図7にお
いては、L1はL2より5〜10μm程度長くなってい
る。従って、ハブブレード55がスピンドル54に装着
された状態ではハブブレード55の回転中心とスピンド
ル54の軸心とに5〜10μm程のずれが生じ、これに
起因してスピンドル54の回転時はハブブレード55の
回転バランスが崩れるため、半導体ウェーハ等の被加工
物を高精度に切削できないという問題がある。
口部58を円柱部59に嵌入することを可能とするため
に、中心開口部58の内径は、円柱部59の外形より5
〜10μm程度大きく形成されている。即ち、図7にお
いては、L1はL2より5〜10μm程度長くなってい
る。従って、ハブブレード55がスピンドル54に装着
された状態ではハブブレード55の回転中心とスピンド
ル54の軸心とに5〜10μm程のずれが生じ、これに
起因してスピンドル54の回転時はハブブレード55の
回転バランスが崩れるため、半導体ウェーハ等の被加工
物を高精度に切削できないという問題がある。
【0007】また、切削時に回転バランスが崩れること
によって被加工物の切削溝の両側には多くの欠けが生じ
るため、例えば被加工物が半導体ウェーハの場合には、
切削によって形成された個々の半導体チップの品質が著
しく低下するという問題がある。
によって被加工物の切削溝の両側には多くの欠けが生じ
るため、例えば被加工物が半導体ウェーハの場合には、
切削によって形成された個々の半導体チップの品質が著
しく低下するという問題がある。
【0008】このように、スピンドルにブレードが装着
された構成の切削装置においては、ブレードのスピンド
ルへの装着を可能としつつ、スピンドルの回転時に回転
バランスが崩れないようにすることに解決すべき課題を
有している。
された構成の切削装置においては、ブレードのスピンド
ルへの装着を可能としつつ、スピンドルの回転時に回転
バランスが崩れないようにすることに解決すべき課題を
有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、被加工物を保持するチャ
ックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工
物を切削する切削手段とから少なくとも構成され、切削
手段は、回転可能なスピンドルと、スピンドルに装着さ
れるブレードとを少なくとも含み、ブレードは、基台と
基台の外周に形成された切り刃と基台の回転中心部に形
成された被装着部とから構成されるハブブレードであ
り、スピンドルには被装着部を装着するブレード装着部
が形成された切削装置におけるブレードの装着方法であ
って、切削装置の使用環境の温度においては、被装着部
をブレード装着部に装着することが不可能な程度に被装
着部の大きさとブレード装着部の大きさとが異なるよう
に形成すると共に、被装着部またはブレード装着部を加
温または冷却により伸縮する材質により形成し、ハブブ
レードをスピンドルに装着する際に、被装着部またはブ
レード装着部を相対的に加温または冷却して被装着部を
ブレード装着部に装着できる状態として装着し、装着後
は、使用環境の温度において、被装着部とブレード装着
部とが密着して固定されるブレードの装着方法を提供す
る。
の具体的手段として本発明は、被加工物を保持するチャ
ックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工
物を切削する切削手段とから少なくとも構成され、切削
手段は、回転可能なスピンドルと、スピンドルに装着さ
れるブレードとを少なくとも含み、ブレードは、基台と
基台の外周に形成された切り刃と基台の回転中心部に形
成された被装着部とから構成されるハブブレードであ
り、スピンドルには被装着部を装着するブレード装着部
が形成された切削装置におけるブレードの装着方法であ
って、切削装置の使用環境の温度においては、被装着部
をブレード装着部に装着することが不可能な程度に被装
着部の大きさとブレード装着部の大きさとが異なるよう
に形成すると共に、被装着部またはブレード装着部を加
温または冷却により伸縮する材質により形成し、ハブブ
レードをスピンドルに装着する際に、被装着部またはブ
レード装着部を相対的に加温または冷却して被装着部を
ブレード装着部に装着できる状態として装着し、装着後
は、使用環境の温度において、被装着部とブレード装着
部とが密着して固定されるブレードの装着方法を提供す
る。
【0010】そしてこのブレードの装着方法は、被装着
部は、ハブブレードの基台の中心部に形成された開口部
であり、ブレード装着部は、スピンドルに形成されたブ
レードマウンタにおける開口部の内径より大きい外径を
有する円柱部であり、被装着部を加温するか、または、
ブレード装着部を冷却することによって、被装着部の内
径をブレード装着部の外径より大きくし、この状態で被
装着部をブレード装着部に嵌入してハブブレードをスピ
ンドルに装着すること、被装着部は、ハブブレードの基
台の中心部から突出した凸部であり、ブレード装着部
は、スピンドルに形成されたブレードマウンタにおける
凸部の外径より小さい内径を有する凹部であり、被装着
部を冷却するか、または、ブレード装着部を加温するこ
とによって、被装着部の外径をブレード装着部の内径よ
り小さくし、この状態で被装着部をブレード装着部に嵌
入してハブブレードをスピンドルに装着することを付加
的な要件とする。
部は、ハブブレードの基台の中心部に形成された開口部
であり、ブレード装着部は、スピンドルに形成されたブ
レードマウンタにおける開口部の内径より大きい外径を
有する円柱部であり、被装着部を加温するか、または、
ブレード装着部を冷却することによって、被装着部の内
径をブレード装着部の外径より大きくし、この状態で被
装着部をブレード装着部に嵌入してハブブレードをスピ
ンドルに装着すること、被装着部は、ハブブレードの基
台の中心部から突出した凸部であり、ブレード装着部
は、スピンドルに形成されたブレードマウンタにおける
凸部の外径より小さい内径を有する凹部であり、被装着
部を冷却するか、または、ブレード装着部を加温するこ
とによって、被装着部の外径をブレード装着部の内径よ
り小さくし、この状態で被装着部をブレード装着部に嵌
入してハブブレードをスピンドルに装着することを付加
的な要件とする。
【0011】また本発明は、被加工物を保持するチャッ
クテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物
を切削する切削手段とから少なくとも構成され、切削手
段は、回転可能なスピンドルと、スピンドルに装着され
るブレードとを少なくとも含み、ブレードは、基台と基
台の外周に形成された切り刃と基台の回転中心部に形成
された被装着部とから構成されるハブブレードであり、
スピンドルには被装着部を装着するブレード装着部が形
成された切削装置であって、切削装置の使用環境の温度
においては、被装着部をブレード装着部に装着すること
が不可能な程度に被装着部の大きさとブレード装着部の
大きさとが異なるように形成されていると共に、被装着
部またはブレード装着部は加温または冷却により伸縮す
る材質により形成されており、被装着部またはブレード
装着部の相対的な加温または冷却により被装着部をブレ
ード装着部に装着することができる切削装置を提供す
る。
クテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物
を切削する切削手段とから少なくとも構成され、切削手
段は、回転可能なスピンドルと、スピンドルに装着され
るブレードとを少なくとも含み、ブレードは、基台と基
台の外周に形成された切り刃と基台の回転中心部に形成
された被装着部とから構成されるハブブレードであり、
スピンドルには被装着部を装着するブレード装着部が形
成された切削装置であって、切削装置の使用環境の温度
においては、被装着部をブレード装着部に装着すること
が不可能な程度に被装着部の大きさとブレード装着部の
大きさとが異なるように形成されていると共に、被装着
部またはブレード装着部は加温または冷却により伸縮す
る材質により形成されており、被装着部またはブレード
装着部の相対的な加温または冷却により被装着部をブレ
ード装着部に装着することができる切削装置を提供す
る。
【0012】そしてこの切削装置は、被装着部は、ハブ
ブレードの基台の中心部に形成された開口部であり、ブ
レード装着部は、スピンドルに形成されたブレードマウ
ンタにおいて開口部の内径より大きい外径を有する円柱
部であり、被装着部を加温するか、または、ブレード装
着部を冷却することによって、被装着部の内径をブレー
ド装着部の外径より大きくし、この状態で被装着部をブ
レード装着部に嵌入してハブブレードをスピンドルに装
着することができること、被装着部は、ハブブレードの
基台の中心部から突出した凸部であり、ブレード装着部
は、スピンドルに形成されたブレードマウンタにおいて
凸部の外径より小さい内径を有する凹部であり、被装着
部を冷却するか、または、ブレード装着部を加温するこ
とによって、被装着部の外径をブレード装着部の内径よ
り小さくし、この状態で被装着部をブレード装着部に嵌
入してハブブレードをスピンドルに装着することができ
ることを付加的な要件とする。
ブレードの基台の中心部に形成された開口部であり、ブ
レード装着部は、スピンドルに形成されたブレードマウ
ンタにおいて開口部の内径より大きい外径を有する円柱
部であり、被装着部を加温するか、または、ブレード装
着部を冷却することによって、被装着部の内径をブレー
ド装着部の外径より大きくし、この状態で被装着部をブ
レード装着部に嵌入してハブブレードをスピンドルに装
着することができること、被装着部は、ハブブレードの
基台の中心部から突出した凸部であり、ブレード装着部
は、スピンドルに形成されたブレードマウンタにおいて
凸部の外径より小さい内径を有する凹部であり、被装着
部を冷却するか、または、ブレード装着部を加温するこ
とによって、被装着部の外径をブレード装着部の内径よ
り小さくし、この状態で被装着部をブレード装着部に嵌
入してハブブレードをスピンドルに装着することができ
ることを付加的な要件とする。
【0013】このように構成されるブレードの装着方法
及び切削装置によれば、ハブブレードの被装着部または
スピンドルのブレード装着部が温度変化によって伸縮す
ることを利用し、切削装置を使用する環境における温度
においてハブブレードの被装着部とブレードマウンタの
ブレード装着部とが密着固定されるよう形成しておき、
装着時には被装着部及びブレード装着部に加温または冷
却を施して伸縮させることにより装着を容易に行えるよ
うにし、装着後は本来の大きさに戻るようにしたため、
着脱が容易であると共に、スピンドルが30000rp
m〜60000rpmのように高速回転しても回転バラ
ンスが崩れることがなくなる。
及び切削装置によれば、ハブブレードの被装着部または
スピンドルのブレード装着部が温度変化によって伸縮す
ることを利用し、切削装置を使用する環境における温度
においてハブブレードの被装着部とブレードマウンタの
ブレード装着部とが密着固定されるよう形成しておき、
装着時には被装着部及びブレード装着部に加温または冷
却を施して伸縮させることにより装着を容易に行えるよ
うにし、装着後は本来の大きさに戻るようにしたため、
着脱が容易であると共に、スピンドルが30000rp
m〜60000rpmのように高速回転しても回転バラ
ンスが崩れることがなくなる。
【0014】また、ハブブレードとブレードマウンタと
が強固に固定されることで、固定用のナットやボルト等
が不要となる。
が強固に固定されることで、固定用のナットやボルト等
が不要となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、ま
ず、図1に示す切削装置10及びこの切削装置10にお
けるブレードの装着方法について説明する。この切削装
置10は、チャックテーブル11において被加工物を保
持し、切削手段20の作用によって当該被加工物を切削
する装置であり、例えば半導体ウェーハWの切削を行う
際は、まず、保持テープTを介してフレームFと一体と
なった半導体ウェーハWがカセット12に収容され、搬
出入手段13によって仮置き領域14に搬出されてから
搬送手段15によってチャックテーブル11に搬送され
て吸引保持される。
ず、図1に示す切削装置10及びこの切削装置10にお
けるブレードの装着方法について説明する。この切削装
置10は、チャックテーブル11において被加工物を保
持し、切削手段20の作用によって当該被加工物を切削
する装置であり、例えば半導体ウェーハWの切削を行う
際は、まず、保持テープTを介してフレームFと一体と
なった半導体ウェーハWがカセット12に収容され、搬
出入手段13によって仮置き領域14に搬出されてから
搬送手段15によってチャックテーブル11に搬送され
て吸引保持される。
【0016】そして、半導体ウェーハWを保持したチャ
ックテーブル11が+X方向に移動してアライメント手
段16の直下に位置付けられ、ここで切削すべきストリ
ートが検出されてから、更にチャックテーブル11が同
方向に移動することにより、当該検出されたストリート
が切削手段20の作用を受けて切削される。また、切削
手段20をY軸方向にストリート間隔ずつ割り出し送り
しながら、チャックテーブル11がX軸方向に往復移動
することにより、同方向のストリートがすべて切削され
る。更に、チャックテーブル11を90度回転させてか
ら上記と同様の切削を行うことによりすべてのストリー
トが縦横に切削され、個々の半導体チップとなる。
ックテーブル11が+X方向に移動してアライメント手
段16の直下に位置付けられ、ここで切削すべきストリ
ートが検出されてから、更にチャックテーブル11が同
方向に移動することにより、当該検出されたストリート
が切削手段20の作用を受けて切削される。また、切削
手段20をY軸方向にストリート間隔ずつ割り出し送り
しながら、チャックテーブル11がX軸方向に往復移動
することにより、同方向のストリートがすべて切削され
る。更に、チャックテーブル11を90度回転させてか
ら上記と同様の切削を行うことによりすべてのストリー
トが縦横に切削され、個々の半導体チップとなる。
【0017】切削手段20は、図2に示すように、スピ
ンドルハウジング21によって回転可能に支持されたス
ピンドル22と、スピンドル22に装着されるハブブレ
ード23と、ハブブレード23を固定するためのナット
24とから構成され、スピンドル22の先端には、円柱
形状のブレード装着部25とそこから外周方向に突出し
た支持部26とを備えたブレードマウンタ27が形成さ
れている。一方、ハブブレード23は、基台28と基台
28の外周に形成された切り刃29と基台28の中心部
において開口するブレード被装着部30とから構成され
る。
ンドルハウジング21によって回転可能に支持されたス
ピンドル22と、スピンドル22に装着されるハブブレ
ード23と、ハブブレード23を固定するためのナット
24とから構成され、スピンドル22の先端には、円柱
形状のブレード装着部25とそこから外周方向に突出し
た支持部26とを備えたブレードマウンタ27が形成さ
れている。一方、ハブブレード23は、基台28と基台
28の外周に形成された切り刃29と基台28の中心部
において開口するブレード被装着部30とから構成され
る。
【0018】例えば、ハブブレード23の基台28また
はブレードマウンタ27は、いずれか一方または双方が
加温または冷却により伸縮する材質、例えばアルミニウ
ム、アルミニウム合金等の金属により構成され、被装着
部30内径はL1、ブレード装着部25の外径はL2で
ある。なお、ここで用いられる材質は、線膨張係数が大
きいものが好ましい。
はブレードマウンタ27は、いずれか一方または双方が
加温または冷却により伸縮する材質、例えばアルミニウ
ム、アルミニウム合金等の金属により構成され、被装着
部30内径はL1、ブレード装着部25の外径はL2で
ある。なお、ここで用いられる材質は、線膨張係数が大
きいものが好ましい。
【0019】また、常温(切削装置の使用環境の温度)
においては、被装着部30及びブレード装着部25は、
L1がL2より若干小さくなるように形成されている。
具体的には、 L1=L2−(0.1μm〜1μm)・・・・・(1) の関係となっている。
においては、被装着部30及びブレード装着部25は、
L1がL2より若干小さくなるように形成されている。
具体的には、 L1=L2−(0.1μm〜1μm)・・・・・(1) の関係となっている。
【0020】ハブブレード23をスピンドル22に装着
する際は、最初に、基台28を加温するか若しくはブレ
ード装着部25を冷却することにより、または、被装着
部30を加温すると共にブレード装着部25を冷却する
ことにより、L1をL2より数μm程大きくする。次に
その状態で、ハブブレード23の被装着部30をブレー
ドマウンタ27のブレード装着部25に嵌入し、基台2
8を支持部26に当接させる。そして、ナット24を雄
ネジ部25aに螺合させ締め付けることによって、ハブ
ブレード23を固定する。このように、L1をL2より
大きくすることにより装着が容易となる。
する際は、最初に、基台28を加温するか若しくはブレ
ード装着部25を冷却することにより、または、被装着
部30を加温すると共にブレード装着部25を冷却する
ことにより、L1をL2より数μm程大きくする。次に
その状態で、ハブブレード23の被装着部30をブレー
ドマウンタ27のブレード装着部25に嵌入し、基台2
8を支持部26に当接させる。そして、ナット24を雄
ネジ部25aに螺合させ締め付けることによって、ハブ
ブレード23を固定する。このように、L1をL2より
大きくすることにより装着が容易となる。
【0021】こうしてハブブレード23が固定された直
後は、L1がL2より若干大きくなっているが、常温に
おいては上記(1)式の関係が成立するため、被装着部
30及びブレード装着部25は、自然に(1)式の関係
が成立するように戻ろうとする。従って、被装着部30
とブレード装着部25とはやがて完全に密着した状態と
なる。こうして被装着部30とブレード装着部25とが
密着すると、ハブブレード23はスピンドル22に強固
に固定され、更にナット24を締め付けると、図3に示
す状態となる。
後は、L1がL2より若干大きくなっているが、常温に
おいては上記(1)式の関係が成立するため、被装着部
30及びブレード装着部25は、自然に(1)式の関係
が成立するように戻ろうとする。従って、被装着部30
とブレード装着部25とはやがて完全に密着した状態と
なる。こうして被装着部30とブレード装着部25とが
密着すると、ハブブレード23はスピンドル22に強固
に固定され、更にナット24を締め付けると、図3に示
す状態となる。
【0022】そしてこの状態で切削を行うと、ハブブレ
ード23がスピンドル22に強固に固定され、図2に示
した被装着部30とブレード装着部25とが密着してい
るため、ハブブレード23の回転中心とスピンドル22
の軸心とが一致し、スピンドル22が高速回転しても両
者の間で回転バランスが崩れることはない。
ード23がスピンドル22に強固に固定され、図2に示
した被装着部30とブレード装着部25とが密着してい
るため、ハブブレード23の回転中心とスピンドル22
の軸心とが一致し、スピンドル22が高速回転しても両
者の間で回転バランスが崩れることはない。
【0023】従って、半導体ウェーハ等の被加工物を高
精度に切削することができ、しかも切削により形成され
る切削溝の両側には欠けが生じにくいため、半導体チッ
プの品質が向上する。
精度に切削することができ、しかも切削により形成され
る切削溝の両側には欠けが生じにくいため、半導体チッ
プの品質が向上する。
【0024】また、上記のようにして装着することによ
り、ハブブレード23の被装着部30とブレードマウン
タ27の装着部25とが強固に固定されるため、ナット
やボルト等を用いてハブブレード23を固定することは
必ずしも必要ではなくなる。
り、ハブブレード23の被装着部30とブレードマウン
タ27の装着部25とが強固に固定されるため、ナット
やボルト等を用いてハブブレード23を固定することは
必ずしも必要ではなくなる。
【0025】一方、ハブブレード23の切り刃29に磨
耗や欠けが生じたりした場合には、ハブブレード23を
交換する必要がある。この場合は、まず最初にナット2
4を取り外し、装着の際と同様に、被装着部30を加温
するか若しくはブレード装着部25を冷却することによ
り、または、被装着部30を加温すると共にブレード装
着部25を冷却することにより、L1をL2より数μm
程大きくし、その状態で、ハブブレード23の被装着部
30をブレードマウンタ27のブレード装着部25から
抜き取ると、容易にハブブレード23をブレードマウン
タ27から取り外すことができる。
耗や欠けが生じたりした場合には、ハブブレード23を
交換する必要がある。この場合は、まず最初にナット2
4を取り外し、装着の際と同様に、被装着部30を加温
するか若しくはブレード装着部25を冷却することによ
り、または、被装着部30を加温すると共にブレード装
着部25を冷却することにより、L1をL2より数μm
程大きくし、その状態で、ハブブレード23の被装着部
30をブレードマウンタ27のブレード装着部25から
抜き取ると、容易にハブブレード23をブレードマウン
タ27から取り外すことができる。
【0026】このように、温度変化による伸縮を利用
し、被装着部30の加温または冷却、ブレード装着部2
5の冷却または加温のみで、スピンドル22に対するハ
ブブレード23の着脱を容易に行うことができる。
し、被装着部30の加温または冷却、ブレード装着部2
5の冷却または加温のみで、スピンドル22に対するハ
ブブレード23の着脱を容易に行うことができる。
【0027】図4は、切削手段の別の例を示したもので
ある。図4に示した切削手段40においては、スピンド
ルハウジング41によって回転可能に支持されたスピン
ドル42と、スピンドル42に装着されるハブブレード
43とから構成され、スピンドル42の先端には、凹型
形状のブレード装着部44を備えたブレードマウンタ4
5が形成されている。一方、ハブブレード43は、図5
に示すように、基台46と基台46の外周に形成された
切り刃47と基台46の中心部から突出する凸型形状の
被装着部48とから構成される。
ある。図4に示した切削手段40においては、スピンド
ルハウジング41によって回転可能に支持されたスピン
ドル42と、スピンドル42に装着されるハブブレード
43とから構成され、スピンドル42の先端には、凹型
形状のブレード装着部44を備えたブレードマウンタ4
5が形成されている。一方、ハブブレード43は、図5
に示すように、基台46と基台46の外周に形成された
切り刃47と基台46の中心部から突出する凸型形状の
被装着部48とから構成される。
【0028】ここで、凸状に形成された被装着部48の
外径をL1’、凹状に形成されたブレード装着部44の
内径をL2’とすると、常温(切削装置の使用環境の温
度)においては、L1’はL2’より若干大きくなるよ
うに形成されている。具体的には、 L1’=L2’+(0.1μm〜1μm)・・・・・(2) の関係となっている。
外径をL1’、凹状に形成されたブレード装着部44の
内径をL2’とすると、常温(切削装置の使用環境の温
度)においては、L1’はL2’より若干大きくなるよ
うに形成されている。具体的には、 L1’=L2’+(0.1μm〜1μm)・・・・・(2) の関係となっている。
【0029】ハブブレード43をスピンドル42に装着
する際は、最初に被装着部48を冷却するか若しくはブ
レード装着部44を加温することにより、または被装着
部48を冷却すると共にブレード装着部44を加温する
ことにより、L1’をL2’より数μm程小さくする。
次にその状態で、ハブブレード43の被装着部48をブ
レードマウンタ45の装着部44に嵌入する。
する際は、最初に被装着部48を冷却するか若しくはブ
レード装着部44を加温することにより、または被装着
部48を冷却すると共にブレード装着部44を加温する
ことにより、L1’をL2’より数μm程小さくする。
次にその状態で、ハブブレード43の被装着部48をブ
レードマウンタ45の装着部44に嵌入する。
【0030】この状態とした直後は、L1’がL2’よ
り若干小さくなっているが、常温においては上記(2)
式の関係が成立するため、被装着部48及びブレード装
着部44は、自然に(2)式の関係が成立するように戻
ろうとする。即ち、L1が大きくなるか若しくはL2が
小さくなるか、または、L1’が大きくなると共にL
2’が小さくなる。
り若干小さくなっているが、常温においては上記(2)
式の関係が成立するため、被装着部48及びブレード装
着部44は、自然に(2)式の関係が成立するように戻
ろうとする。即ち、L1が大きくなるか若しくはL2が
小さくなるか、または、L1’が大きくなると共にL
2’が小さくなる。
【0031】従って、被装着部48とブレード装着部4
4とはやがて完全に密着した状態となる。こうして被装
着部48とブレード装着部44とが密着すると、ハブブ
レード43はスピンドル42に強固に固定される。な
お、固定を完全とするために、ハブブレード43の中心
部にボルト挿入孔を形成すると共に、ブレード装着部4
4の中心部にボルト螺合ネジを形成し、締付け固定する
ように構成してもよい。
4とはやがて完全に密着した状態となる。こうして被装
着部48とブレード装着部44とが密着すると、ハブブ
レード43はスピンドル42に強固に固定される。な
お、固定を完全とするために、ハブブレード43の中心
部にボルト挿入孔を形成すると共に、ブレード装着部4
4の中心部にボルト螺合ネジを形成し、締付け固定する
ように構成してもよい。
【0032】このように構成される図4の切削手段40
を用いて被加工物の切削を行った場合も、ハブブレード
43の回転中心とスピンドル42の軸心とが一致し、ス
ピンドル42が高速回転しても両者の間で回転バランス
が崩れることはないため、半導体ウェーハ等の被加工物
を高精度に切削することができ、切削により形成される
切削溝の両側には欠けが生じにくいため、半導体チップ
の品質を向上させることができる。
を用いて被加工物の切削を行った場合も、ハブブレード
43の回転中心とスピンドル42の軸心とが一致し、ス
ピンドル42が高速回転しても両者の間で回転バランス
が崩れることはないため、半導体ウェーハ等の被加工物
を高精度に切削することができ、切削により形成される
切削溝の両側には欠けが生じにくいため、半導体チップ
の品質を向上させることができる。
【0033】また、ハブブレード43の取り外しも、同
様に加温または冷却により容易に行うことができる。
様に加温または冷却により容易に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るブレ
ードの装着方法においては、ハブブレードの被装着部ま
たはスピンドルのブレード装着部が温度変化によって伸
縮することを利用し、切削装置を使用する環境における
温度においてハブブレードの被装着部とブレードマウン
タの装着部とが密着固定されるよう形成しておき、装着
時には基台及びブレードマウンタに加温または冷却を施
して伸縮させることにより装着を容易に行えるように
し、装着後は本来の大きさに戻るようにしたため、着脱
が容易であると共に、スピンドルが30000rpm〜
60000rpmのように高速回転してもスピンドルの
回転軸心とハブブレードの回転軸心とが合致しているの
で回転バランスが崩れることがなく、切削の精度が向上
する。また、切削溝に欠けが生じにくいため、切削によ
り形成される半導体チップ等の品質も向上する。
ードの装着方法においては、ハブブレードの被装着部ま
たはスピンドルのブレード装着部が温度変化によって伸
縮することを利用し、切削装置を使用する環境における
温度においてハブブレードの被装着部とブレードマウン
タの装着部とが密着固定されるよう形成しておき、装着
時には基台及びブレードマウンタに加温または冷却を施
して伸縮させることにより装着を容易に行えるように
し、装着後は本来の大きさに戻るようにしたため、着脱
が容易であると共に、スピンドルが30000rpm〜
60000rpmのように高速回転してもスピンドルの
回転軸心とハブブレードの回転軸心とが合致しているの
で回転バランスが崩れることがなく、切削の精度が向上
する。また、切削溝に欠けが生じにくいため、切削によ
り形成される半導体チップ等の品質も向上する。
【0035】更に、ハブブレードとブレードマウンタと
が強固に固定されることで、固定用のナットやボルト等
が不要となるため、ブレードの着脱が容易となる。
が強固に固定されることで、固定用のナットやボルト等
が不要となるため、ブレードの着脱が容易となる。
【図1】本発明に係る切削装置の実施の形態の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】同切削装置を構成する切削手段を示す分解斜視
図である。
図である。
【図3】同切削装置を構成する切削手段を示す分解斜視
図である。
図である。
【図4】切削手段の第二の例を示す分解斜視図である。
【図5】同切削手段を構成するハブブレードを示す斜視
図である。
図である。
【図6】従来の切削手段を用いて半導体ウェーハを切削
する様子を示す斜視図である。
する様子を示す斜視図である。
【図7】同切削手段を示す分解斜視図である。
10…切削装置 11…チャックテーブル 12…カセット 13…搬出入手段 14…仮置き領域 15…搬送手段 16…アライメント手段 20…切削手段 21…スピンドルハウジング 22…スピンドル 23…ハブブレード 24…ナット 25…ブレード装着部 26…支持部 27…ブレードマウンタ 28…基台 29…基台 30…ブレード被装着部 40…切削手段 41…スピンドルハウジング 42…スピンドル 43…ハブブレード 44…ブレード装着部 45…ブレードマウンタ 46…基台 47…切り刃 48…被装着部 50…チャックテーブル 51…切削手段 52…ブレード 53…スピンドルハウジング 54…スピンドル 55…ハブブレード 56…ナット 57…ブレードマウンタ 58…中心開口部 59…円柱部 60…支持部 61…雄ネジ部
Claims (6)
- 【請求項1】 被加工物を保持するチャックテーブル
と、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削す
る切削手段とから少なくとも構成され、該切削手段は、
回転可能なスピンドルと、該スピンドルに装着されるブ
レードとを少なくとも含み、該ブレードは、基台と該基
台の外周に形成された切り刃と該基台の回転中心部に形
成された被装着部とから構成されるハブブレードであ
り、該スピンドルには該被装着部を装着するブレード装
着部が形成された切削装置におけるブレードの装着方法
であって、 切削装置の使用環境の温度においては、該被装着部を該
ブレード装着部に装着することが不可能な程度に該被装
着部の大きさと該ブレード装着部の大きさとが異なるよ
うに形成すると共に、該被装着部または該ブレード装着
部を加温または冷却により伸縮する材質により形成し、 該ハブブレードを該スピンドルに装着する際に、該被装
着部または該ブレード装着部を相対的に加温または冷却
して該被装着部を該ブレード装着部に装着できる状態と
して装着し、 該装着後は、該使用環境の温度において、該被装着部と
該ブレード装着部とが密着して固定されるブレードの装
着方法。 - 【請求項2】 被装着部は、ハブブレードの基台の中心
部に形成された開口部であり、 ブレード装着部は、スピンドルに形成されたブレードマ
ウンタにおける該開口部の内径より大きい外径を有する
円柱部であり、 該被装着部を加温するか、または、該ブレード装着部を
冷却することによって、該被装着部の内径を該ブレード
装着部の外径より大きくし、この状態で該被装着部を該
ブレード装着部に嵌入して該ハブブレードを該スピンド
ルに装着する請求項1に記載のブレードの装着方法。 - 【請求項3】 被装着部は、ハブブレードの基台の中心
部から突出した凸部であり、 ブレード装着部は、スピンドルに形成されたブレードマ
ウンタにおける該凸部の外径より小さい内径を有する凹
部であり、 該被装着部を冷却するか、または、該ブレード装着部を
加温することによって、該被装着部の外径を該ブレード
装着部の内径より小さくし、この状態で該被装着部を該
ブレード装着部に嵌入して該ハブブレードを該スピンド
ルに装着する請求項1に記載のブレードの装着方法。 - 【請求項4】 被加工物を保持するチャックテーブル
と、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削す
る切削手段とから少なくとも構成され、該切削手段は、
回転可能なスピンドルと、該スピンドルに装着されるブ
レードとを少なくとも含み、該ブレードは、基台と該基
台の外周に形成された切り刃と該基台の回転中心部に形
成された被装着部とから構成されるハブブレードであ
り、該スピンドルには該被装着部を装着するブレード装
着部が形成された切削装置であって、 該切削装置の使用環境の温度においては、該被装着部を
該ブレード装着部に装着することが不可能な程度に該被
装着部の大きさと該ブレード装着部の大きさとが異なる
ように形成されていると共に、該被装着部または該ブレ
ード装着部は加温または冷却により伸縮する材質により
形成されており、 該被装着部または該ブレード装着部の相対的な加温また
は冷却により該被装着部を該ブレード装着部に装着する
ことができる切削装置。 - 【請求項5】 被装着部は、ハブブレードの基台の中心
部に形成された開口部であり、 ブレード装着部は、スピンドルに形成されたブレードマ
ウンタにおいて該開口部の内径より大きい外径を有する
円柱部であり、 該被装着部を加温するか、または、該ブレード装着部を
冷却することによって、該被装着部の内径を該ブレード
装着部の外径より大きくし、この状態で該被装着部を該
ブレード装着部に嵌入して該ハブブレードを該スピンド
ルに装着することができる請求項4に記載の切削装置。 - 【請求項6】 被装着部は、ハブブレードの基台の中心
部から突出した凸部であり、 ブレード装着部は、スピンドルに形成されたブレードマ
ウンタにおいて該凸部の外径より小さい内径を有する凹
部であり、 該被装着部を冷却するか、または、該ブレード装着部を
加温することによって、該被装着部の外径を該ブレード
装着部の内径より小さくし、この状態で該被装着部を該
ブレード装着部に嵌入して該ハブブレードを該スピンド
ルに装着することができる請求項4に記載の切削装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001015751A JP2002219648A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | ブレードの装着方法及び切削装置 |
US10/052,518 US20040014408A1 (en) | 2001-01-24 | 2002-01-23 | Method of mounting a rotating tool to a spindle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001015751A JP2002219648A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | ブレードの装着方法及び切削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002219648A true JP2002219648A (ja) | 2002-08-06 |
Family
ID=18882243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001015751A Pending JP2002219648A (ja) | 2001-01-24 | 2001-01-24 | ブレードの装着方法及び切削装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040014408A1 (ja) |
JP (1) | JP2002219648A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7258601B2 (en) | 2005-02-04 | 2007-08-21 | Dicso Corporation | Machining apparatus |
JP2021084171A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-03 | 株式会社ディスコ | 切削ブレードの取付方法、取外し方法、及び、ブレード把持具 |
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---|---|---|---|---|
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US20130217310A1 (en) * | 2012-02-21 | 2013-08-22 | Chih-hao Chen | Wafer Processing Equipment |
JP6769680B2 (ja) * | 2016-11-11 | 2020-10-14 | 株式会社ディスコ | フランジ機構 |
JP6998159B2 (ja) * | 2017-09-07 | 2022-01-18 | 株式会社ディスコ | 切削ブレード供給装置 |
JP7157674B2 (ja) * | 2019-01-30 | 2022-10-20 | 株式会社ディスコ | ブレード交換ユニット |
WO2023076166A1 (en) * | 2021-10-25 | 2023-05-04 | Edge Exponential LLC | Automated pizza cutter |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3579915A (en) * | 1968-11-08 | 1971-05-25 | Satterthwaite James G | Free orbital surface treating tool |
US4026074A (en) * | 1976-06-04 | 1977-05-31 | General Motors Corporation | Grinding wheel tubular support for radial expansion thereof |
US4602411A (en) * | 1984-01-13 | 1986-07-29 | Westinghouse Electric Corp. | Method for fabricating a rotor disc assembly |
US4934743A (en) * | 1989-02-07 | 1990-06-19 | Raychem Corporation | Assembly for forming a mechanical connection to an object |
DE9116547U1 (de) * | 1991-08-28 | 1993-02-18 | DaimlerChrysler AG, 70567 Stuttgart | Standardschaft für rotierende Bearbeitungswerkzeuge zur unmittelbaren Aufnahme in eine Arbeitsspindel einer Werkzeugmaschine |
US5280671A (en) * | 1992-05-12 | 1994-01-25 | Fx Marquart Gmbh | Process and device for clamping tools in a clamping chuck |
US5311654A (en) * | 1992-09-25 | 1994-05-17 | Cook Harold D | Tool holder system and method of making |
WO1999002297A1 (en) * | 1997-07-09 | 1999-01-21 | Cook Harold D | Machine tool extension and method of forming the same |
IL127827A (en) * | 1998-12-29 | 2001-08-08 | Iscar Ltd | Milling a disc |
US6425716B1 (en) * | 2000-04-13 | 2002-07-30 | Harold D. Cook | Heavy metal burr tool |
-
2001
- 2001-01-24 JP JP2001015751A patent/JP2002219648A/ja active Pending
-
2002
- 2002-01-23 US US10/052,518 patent/US20040014408A1/en not_active Abandoned
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7258601B2 (en) | 2005-02-04 | 2007-08-21 | Dicso Corporation | Machining apparatus |
JP2021084171A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-03 | 株式会社ディスコ | 切削ブレードの取付方法、取外し方法、及び、ブレード把持具 |
JP7465078B2 (ja) | 2019-11-27 | 2024-04-10 | 株式会社ディスコ | ブレード把持具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040014408A1 (en) | 2004-01-22 |
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