JP2002218909A - 高湿度熱風発生炉 - Google Patents

高湿度熱風発生炉

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JP2002218909A
JP2002218909A JP2001018814A JP2001018814A JP2002218909A JP 2002218909 A JP2002218909 A JP 2002218909A JP 2001018814 A JP2001018814 A JP 2001018814A JP 2001018814 A JP2001018814 A JP 2001018814A JP 2002218909 A JP2002218909 A JP 2002218909A
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JP
Japan
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air
heat
humidity
hot
furnace
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JP2001018814A
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Keiichi Isotani
恵一 磯谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バーナーより噴出される燃焼ガスが回転胴型熱
処理装置へは吹き込まれることのない方式の高湿度熱風
発生炉を提供する。 【解決手段】本体2内の底部に燃焼室3を形成して、そ
れに複数本の煙管31を適宜な間隔をあけて接続して、燃
焼室3にバーナー4の火炎を噴き込むことにより、煙管
31をヒータとして機能させる。本体2には、適所に空気
の入込口21を形成すると共に、他の適所に熱風吸引ダク
ト22が取付け、更にそれに耐熱ブロワー5を接続して、
これを駆動させることによりして、本体2内に入込口21
から熱風吸引ダクト22に向かう空気の流れを生じさせ、
また、本体2にスプレーノズル6を取り付けて、ここか
ら本体内に霧状の水を噴出させて、これらが煙管31の熱
により加熱されて、高湿高温空気となるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、緑茶の製造等に使
用する煙管式高湿度熱風発生炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】緑茶を製造するに当たっては、茶の新芽
が所定の成長度に達したところでそれを摘採して、それ
を先ず95〜105℃程度の蒸気により数十秒間蒸熱して茶
葉中の酵素を不活化し、次いでこの蒸し茶葉に粗揉、揉
捻、中揉、精揉、乾燥等の処理を加えて荒茶とする。そ
して更に、それに火入れ、篩分、その他の仕上げ処理を
加えて仕上げ茶(製品緑茶)とする。
【0003】従来の緑茶の製造方式では、材料生茶葉の
蒸熱処理にはネットコンベヤ方式の送帯蒸機と回転胴形
茶葉蒸機が用いられており、蒸気は小型の熱管ボイラー
から供給されることゝされていたので、材料生茶葉の生
育度や硬さ等に拘わらず処理の温度条件は全て同一であ
って、一番茶(ミル芽)も秋冬番茶(コワ葉)も蒸熱工
程ではそれを95〜105℃程度の蒸気により蒸熱処理を加
え、粗揉工程では被処理茶葉の温度 を36℃程度に保つ
条件で粗揉処理を加えることゝされていた。そのため、
製品緑茶は処理温度が低すぎて、ミル芽にとっては酵素
失活不十分や青臭みが残るという問題があり、コワ葉に
とっては香味や旨味が薄いものとなる、という問題があ
った。
【0004】上記した従来の緑茶の製造装置の不具合を
解消するものとして本発明者は、回転胴型熱処理装置と
高湿度熱風発生炉とから成り、熱処理装置の横型回転胴
内に吹込口を配設し、高湿度熱風発生炉の蒸気発生槽の
送出口をそれに接続して、高湿度熱風発生炉で湿度:60
〜90%、温度:100〜230℃程度の高湿度熱風を発生させ
て、それを吹込口より吹き込ませて回転胴内に高湿度熱
風を充満させると共に、回転胴の内壁面を100℃以上に
加熱することが出来るように構成した被処理茶葉の熱処
理装置の横型回転胴を回転させながらその一方端に形成
した投入口より被処理茶葉を投入して、これに1〜20分
程度熱処理を加えることを特徴とする緑茶の製造方法を
発明し既に特許出願に及んでいる。(特願平11−32
6260号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の方法によれ
ば、極めて上質の緑茶を得ることができる。しかしなが
らこの発明では、高湿度熱風発生炉は混合槽にバーナー
の火炎を噴き込んで槽内を高温にすると共に、その中に
霧状の水を噴き出させてこれを高温空気により気化する
ことにより、高湿高温空気として回転胴型熱処理装置へ
吹き込むものである。そのためバーナーの燃焼ガスが回
転胴型熱処理装置へ送り込まれて材料茶葉と接触するの
で、バーナーで使用し得る燃料が、製品緑茶に対して不
具合を及ぼす成分を全く含まないもの(主とて気体燃
料)に限られる、と云う問題があった。
【0006】本発明は、バーナーより噴出される燃焼ガ
スが回転胴型熱処理装置へは吹き込まれることのない方
式の高湿度熱風発生炉を提供することを課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】バーナーにより生成され
る熱により、高湿高温空気として使用される空気を熱交
換方式により加熱して、高湿高温空気にはバーナーの燃
焼ガスが入り込むことのないようにした手段を用いてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、本体2内の底部に燃焼
室3を形成して、それに複数本の煙管31を適宜な間隔を
あけて接続して、燃焼室3にバーナー4の火炎を噴き込
むことにより、煙管31をヒータとして機能させる。本体
2には、適所に空気の入込口21を形成すると共に、他の
適所に熱風吸引ダクト22が取付け、更にそれに耐熱ブロ
ワー5を接続して、これを駆動させることによりして、
本体2内に入込口21から熱風吸引ダクト22に向かう空気
の流れを生じさせ、また、本体2にスプレーノズル6を
取り付けて、ここから本体内に霧状の水を噴出させて、
これらが煙管31の熱により加熱されて、高湿高温空気と
なるように構成した。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る高湿度熱風発生炉の一例
を被処理茶葉の熱処理装置に接続した実施例に基づいて
具体的に説明する。この実施例では熱処理装置1は、回
転胴型加熱機であって、本体部分は横型回転胴11により
構成されており、これに高湿度熱風発生炉が接続されて
いて、回転胴11に湿度:60〜90%、温度:100 〜230 ℃
程度の高湿度熱風を送り込むようになっている。この横
型回転胴11は、円胴状或いは多角胴状をなしており、図
示しない駆動装置により所望の速度で回転するようにな
っている。又、回転胴11の一方端には被処理生茶葉の投
入口12が形成され、他方端にはその取出口13が形成され
ている。また、横型回転胴11の内壁面には投入口12から
取出口13に向かって案内突条14が螺旋状に取り付けられ
ており、これにより回転胴11の内壁面には螺旋状の溝が
構成されて、横型回転胴11を回転させながら投入口12か
ら被処理生茶葉を投入すると、生茶葉は回転胴11の回転
により掬い上げと落下を繰り返しながらこの溝を通って
順に取出口13に向かって移行して、やがて取出口13に達
してそこから排出されるようになっている。
【0010】高湿度熱風発生炉は、煙管式の加熱装置で
あって、本体2内の底部に燃焼室3が設けられており、
それにバーナー4が取り付けられていて、これに火炎を
噴き込むようになっている。また、複数本の煙管31が適
宜な間隔をあけて設けられており、それぞれが燃焼室3
に接続されていて、燃焼室3に生じる熱気が煙管31内を
通過して本体2内の空気と熱交換しながら上昇し、やが
て煙突32を経て大気中へ放出されるようになっている。
尚、図示の実施例では燃焼室3は、耐熱煉瓦を用いて形
成して、高温に耐えるようにしてある。本体2には、適
所に空気の入込口21が形成されていると共に、他の適所
に熱風吸引ダクト22が取付けられ、更にそれに耐熱ブロ
ワー5が接続されていて、これを駆動させることによ
り、入込口21から本体2内に空気が入り込み、その空気
は煙管31の熱により加熱されて高温空気となり、熱風吸
引ダクト22から取り出される。尚、図示の実施例では耐
熱ブロワー5には吐出口に熱風吐出ダクト23が接続され
ていて、それが横型回転胴11に導かれると共に、材料茶
葉に向けて噴気ノズル24が取り付けられていて、それに
熱風を噴き付けるようになっている。
【0011】本体2にはスプレーノズル6が取り付けら
れていて、ここから本体内に適量の水を霧状にして噴出
するようになっている。この水は本体内を流れる高温の
空気と混合されて気化し、空気は高湿高温空気となる。
尚、図示の実施例では材料水をサービスタンク61に溜
め、これとスプレーノズル6との間に送水ポンプ7、流
量調節弁71、及び流量計72等を介在させて、ノズル6か
ら所定量の水を一定の圧力で噴き出させるようになって
いる。また、本体2より排出される高温のドレン水をサ
ービスタンク61に導くようにして、熱の有効利用を図っ
ている。サービスタンク61にはレベルセンサー62を取り
付けると共に、吸水管63には制御弁64を取り付け、この
両者を連絡して、サービスタンク61内の水位を一定範囲
に保つようにしてある。
【0012】高湿高温空気を生成させるときは、バーナ
ー4を駆動させて燃焼室3に火炎を噴き込み、煙管31を
加熱状態にする。そして、耐熱ブロワー5を駆動させる
と共に送水ポンプ7を駆動させる。すると本体2内では
入込口21から熱風吸引ダクト22への空気の流れが生じ、
これが煙管31と接触することにより加熱されて高温空気
となり、同時にスプレーノズル5から所定量の水が霧状
となっての噴出され、高温空気と混合して気化し、空気
が高湿高温空気となり、熱風吸引ダクト22から耐熱ブロ
ワ5を経てその吐出口から吐き出される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る高湿度
熱風発生炉は、高湿高温空気として使用される空気をバ
ーナーにより生成される熱により熱交換方式により加熱
し、更にそれに霧状にした水を混合させることにより高
湿高温空気を生じさせるもので、高湿高温空気にはバー
ナーの燃焼ガスが入り込むことのないので、燃料はどの
ようなもの、重油等の液体燃料も用いることが出来るの
で、炉の形式や燃料について選択の余地が著しく広くに
ろくなり、経済的な運転が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高湿度熱風発生炉を熱処理装置に
取り付けた状態を示す説明図である。
【図2】高湿度熱風発生炉の一例を示す一部切欠縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 熱処理装置 2 本体 3 燃焼室 4 バーナー 5 耐熱ブロワー 6 スプレーノズル 7 送水ポンプ 21 入込口 22 熱風吸引ダクト 23 熱風吐出ダクト 24 噴気ノズル 31 煙管 32 煙突 61 サービスタンク 62 レベルセンサー 63 給水管 64 制御弁 71 流量調節弁 72 流量計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体2には、適所に空気の入込口21が形成
    されると共に、他の適所に熱風吸引ダクト22が取付けら
    れて、それに耐熱ブロワー5が接続されており、またこ
    の本体2にスプレーノズル6が取り付けられて、ここか
    ら本体内に霧状の水を噴出するように構成されていると
    共に、この本体2内の底部に燃焼室3が形成され、それ
    に複数本の煙管31が適宜な間隔をあけて接続されてお
    り、更に、燃焼室3にはバーナー4が取り付けられてい
    て、ここに火炎を噴き込むように構成されていることを
    特徴とする高湿度熱風発生炉。
JP2001018814A 2001-01-26 2001-01-26 高湿度熱風発生炉 Pending JP2002218909A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105806770A (zh) * 2016-04-29 2016-07-27 河南省日立信股份有限公司 一种发生高温高湿的仪表试验装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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