JPH0656261B2 - 熱回収式燃焼装置 - Google Patents

熱回収式燃焼装置

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JPH0656261B2
JPH0656261B2 JP63046307A JP4630788A JPH0656261B2 JP H0656261 B2 JPH0656261 B2 JP H0656261B2 JP 63046307 A JP63046307 A JP 63046307A JP 4630788 A JP4630788 A JP 4630788A JP H0656261 B2 JPH0656261 B2 JP H0656261B2
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23LSUPPLYING AIR OR NON-COMBUSTIBLE LIQUIDS OR GASES TO COMBUSTION APPARATUS IN GENERAL ; VALVES OR DAMPERS SPECIALLY ADAPTED FOR CONTROLLING AIR SUPPLY OR DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; INDUCING DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; TOPS FOR CHIMNEYS OR VENTILATING SHAFTS; TERMINALS FOR FLUES
    • F23L15/00Heating of air supplied for combustion
    • F23L15/02Arrangements of regenerators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、燃焼した後の排気ガスの熱を燃焼用空気の加
熱に使用するようにした熱回収式燃焼装置に関する。
(従来の技術) 鍛造炉、焼準炉、調質炉などの工業用炉とか、タービン
の蒸気発生用加熱装置等に使用されている燃焼装置に
は、省エネルギを図る上から、燃焼した後の排気ガスの
熱を利用して燃焼用空気を加熱するようにした熱回収式
の燃焼装置が多用されている。
この種燃焼装置に使用されるレキュペレータは、排気ガ
スラインと燃焼空気ラインとを近接するとともにこの両
ライン間に所定の熱交換器をして設け、この両ライン内
を流れる空気と排気ガスとの間で熱交換させるようにし
たものが一般的である。
確かに、このレキュペレータでも、温度レベルで見れ
ば、約半分程度の熱の回収が可能である。例えば、前記
工業用炉では、1200℃の排気ガスで熱交換した燃焼
空気の温度は600℃程度とされている。
このようなレキュペレータは、必然的に材料は元よりス
ペース的にも著じるしい制限を受け、時には炉とか加熱
装置等の本体よりも大きな場所をとることもある。
そこで、最近では、第9〜11図に示すような燃焼装置
が提案されている。
第9図に示す燃焼装置は、炉1の下部にバーナーbを取
付け、上部に煙突2を配置したもので、前記バーナーb
に供給する燃焼空気を、前記煙突2と空気ライン3との
間に設けられた熱交換器4を利用して排気ガスと熱交換
し、前記燃焼空気を加熱するようにしたものである。
なお、図中「5」は燃焼空気を送るブロア、「6」は鋳
塊である。
第10図に示すものは、蓄熱方式と称されるもので、炉
1に上下一対のバーナーbを設け、これを交互に所定時
間燃焼し、燃焼していない側のバーナー側から排気ガス
を排出するようにしたもので、燃焼していない側のバー
ナーにおいて、このバーナーと同心的に設けられた蓄熱
体7に前記排気ガスの熱を蓄熱し、次にこのバーナーb
が点火されて燃焼を開始する時に燃焼用空気を加熱して
流すようにしたものである。
第11図に示すものは、バーナーbに供給する燃焼用空
気と、炉1から排出される排気ガスとを前記バーナーb
の外周面において熱交換し、このバーナーbの周面温度
と排気ガスの熱を利用して燃焼用空気を加熱するように
したものである。
(発明が解決しようとする課題) ところが、第9図に示すものは、煙突2と燃焼空気のラ
イン3との間に熱交換器4を設置するために、全体的な
成形が面倒となり、しかも熱交換器4とバーナーbとの
間に距離があるので、加熱された空気がバーナー部分に
届くまでには温度低下を来し、省エネ効果が低減する虞
れがある。
また、第10図に示すものは、バーナーbを付けたり消
したり繰り返し行なうために、点火不良を起す虞れがあ
り、安全性に問題が生じ、また、燃料の供給と停止も繰
り返して行なうので、燃料供給系に設けられたバルブ
(図示せず)が摩耗する度合が激しく、寿命の短い装置
となる。しかも、この装置は、蓄熱体が蓄熱した熱を一
度放出すれば、それ以後の空気は加熱されないものとな
ることから、熱補給が間歇的となり、高い省エネ効果を
上げるには、前記付けたり消したりの繰り返しのサイク
ルタイムを短くしなければならず、使用頻度が多くな
り、それだけ安全性の欠如あるいは寿命の短縮等という
前述の欠点が助長されることになる。さらに、バーナー
等が一対必要となるので、装置全体のコストが高くなる
ことも否めない。
第11図に示すものは、伝熱面積が小さく、熱の回収効
率が悪く、燃焼用空気はほぼ600℃程度まてしか昇温
せず、また、密閉炉の場合は、炉内から速やかに排気ガ
スを外部に排出する必要性から、排気側に圧力損失を防
止するためのエゼクター8を設け、このエゼクター8を
利用して燃焼用空気の一部をエゼクター空気として使用
しなければならず、それだけ装置全体の構造が面倒とな
り、設備コストも高価なものとなっている。
本発明は、上述した従来技術に伴う欠点、問題点を解決
するためになされたもので、熱交換した空気を温度低下
させることなく直ちに燃焼用空気として使用でき、省エ
ネ効果が高く、バーナーの点火−消化を繰り返すことの
ないものであって、安全性が高く、寿命の長い、コスト
的にも有利な熱回収式燃焼装置を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明は、炉壁に取付け
られたバーナーの近傍に配設された燃焼用空気が流通す
る空気通路と、燃焼した後の排気ガスを炉外に排出する
ようにした排気ガス通路と、この排気ガス通路を流通す
る排気ガスの熱より前記空気通路を流通する燃焼用空気
を加熱するように前記排気ガス通路と空気通路との間に
回転し得るように設けられた多数の通気孔を有する蓄熱
体とを有する燃焼装置において、前記炉壁に開設された
開口部に、内部を仕切板で仕切ることにより前記空気通
路と排気ガス通路を形成した一つのダクトを連設し、こ
のダクトの炉内側端部の前記仕切板のない円筒部に前記
蓄熱体を配置したことを特徴とする熱回収式燃焼装置で
ある。
(作用) このようにすれば、排気ガス通路内を流通する排気ガス
により、また炉内からの輻射熱により蓄熱体が加熱さ
れ、この蓄熱体が所定回転しつつ空気通路内を流通して
いる燃焼空気を加熱するようになるので、高い温度状態
で廃熱の回収が可能となり、しかも排気ガスの通路側で
加熱された蓄熱体が空気通路側に移動して直ちに燃焼空
気を加熱され直ちに炉内に吐出されるので、極めて高温
の燃焼空気が炉内に吐出され、この高温の空気によって
燃焼作用を行なうことができることになり、熱回収が一
層促進され、熱効率も向上する。
そして、従来の炉等の加熱室内に生じ易いデッドゾーン
もなくなり、加熱効率が上がるとともに、空気等の流れ
経路が簡略化され、しかも伝熱面積が大きくなるので、
装置全体の外径寸法が小さくなり、装置の設置面積も少
なく、工事が迅速に安価にできることになる。特に、熱
回収効率が高いので、空気配管機器がすべて冷風使用の
ものを採用でき、この点でもコスト的に有利となる。
そして、空気通路のダクトの全通気面積に対する比率を
1/8〜1/2.5とすれば、高温の排気ガスの圧損を
少なくし、空気側の流速を高めることができ、燃料と空
気との混合を速やかに行なうことができる。
また、バーナー若しくは燃焼用空気の流れの軸線を相対
的に2〜30度傾斜させることにより、燃料流と空気と
の混合が一層助長される。
さらに、仕切板とセラミックス製蓄熱体との間に排気ガ
スの一部を空気通路に導く連通口を設けると、排気ガス
の一部が空気に混入し、NOの排出量がコントロール
できる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る熱回収式燃焼装置の
概略断面図、第2図は、同熱回収式燃焼装置の要部を示
す断面図、第3,4図は、第2図のIII−III及びIV−IV
線に沿う断面図、第5図は、第2図の要部拡大断面図、
第6,7図は、実験結果を示すグラフである。
この熱回収式燃焼装置10は、例えば、第1図に示すよ
うに鍛造炉Rの下部に取付けられ、内部の鋳塊Wを加熱
し軟化するための熱源として使用することができる。
各熱回収式燃焼装置10は、第2図に示すように、鍛造
炉Rの壁体に開設された開口部11に傾斜して装着され
たバーナー12と、前記開口部11と連通するように水
平に装着された円筒状のダクト13を有している。
前記バーナー12は、周知に属するため詳述は避ける
が、通常のガスあるいは油バーナーである。このバーナ
ー12は、前記開口部11内に枠板14及び耐熱性のバ
ーナタイル15を介して取付けられ、このバーナタイル
15は燃料噴流を囲むような形状に成形され、これによ
り火炎が所定の長さとなるように保炎している。特に、
このバーナー12は、燃焼用空気の流れの軸線に対し2
〜30度傾斜され、ガスの燃料流と燃焼用の空気との混
合が確実になるように構成されている。なお、この傾斜
は相対的なものであり、前記ガスバーナー12を水平に
設置し、燃焼用空気の流れの軸線を傾斜させてもよいこ
とは言うまでもない。
前記水平に設置された円筒状のダクト13は、第3,4
図に示すように、内部に燃焼用空気が流通する空気通路
16と、燃焼した後の排気ガスが流通する排気ガス通路
17が、仕切板18により仕切られて形成されている。
この空気通路16にはブロア等により給送される空気が
流通する空気管19が連通され、排気ガス通路19には
前記ダクト13より垂直下方に連通した排気管20が連
通されている。前記仕切板18は断面が扇状をしたもの
であり、この空気通路16の全ダクト断面積sとの比率
は、後に詳述することから明らかなように1/8〜1/
2.5に設定されている。
また、このダクト13の先端部内には、前記仕切板18
が設けられていない円筒部21が形成され、この円筒部
21内にハニカム状をした多数の通気孔oを有する通気
性のあるセラミックス製の蓄熱体22が配設されてい
る。この蓄熱体22は、前記空気通路16を流通する空
気を加熱するためのもので、排気ガス通路17を流通す
る排気ガスによって加熱された部分が空気通路16側に
回転移動し、ここにおいて燃焼用空気と熱交換して放熱
し、この燃焼用空気を加熱するものである。つまり、こ
の蓄熱体22は、ダクト13内で回転するように中心に
回転軸23が取付けられ、この回転軸23の端部には駆
動用のモータMが装着されている。
前記仕切板18は、第5図に示すように、前記セラミッ
クス製の蓄熱体22の端面まで伸延せず、このセラミッ
クス製の蓄熱体22との間に隙間を設け、この隙間を前
記空気通路16と排気ガス通路17とを連通する連通部
24としている。この連通部24は、排気ガスの一部を
図中破線の矢印で示すようにバイパスさせるもので、こ
れにより排気ガスを再燃焼し、排気ガス中のNOの量
を調整するようにしている。この連通部24の大きさ
は、後述するように前記空気通路16の相当直径の1/
100〜5倍程度とされている。
ここに、相当直径De とは、前記空気通路15を円と仮
定したときの直径を意味し、次の式で表わされる。
Sa :空気通路の断面積 第6図は、前記空気通路16の面積を設定するに当って
の実験結果を示すもので、ダクト13の全通気面積sと
の比率を横軸に、火炎の長さを縦軸に取ったもので、ガ
スバーナーを使用した場合に、全通気面積sの1/8以
下を空気通路16とすると火炎は吹き消されることにな
ることから、1/8〜1/2.5程度とすることが望ま
しい。
第7図は、前記連通部24の大きさを決定するための実
験結果を示すもので、横軸に相当直径De を対数目盛で
示し、左縦軸にNOの量を、右縦軸に火炎リフトの長
さを示している。
この図より明らかなように、連通部24の大きさが1/
100De に近ずくと、NOは急激に増大し、5De
以上になると低減する。
また5De の近傍になると火炎にとっての空気量が不足
し、火炎は次第にリストすることになり、5De 以上に
なると火炎は吹き飛ぶことになる。
したがって、前記連通部24の大きさは、相当直径De
の1/100〜5倍程度が好ましいことが分る。
次に作用を説明する。
この熱回収式燃焼装置10を鍛造炉Rに取付け、モータ
Mを回転しつつバーナー12に着火し、ブロアにより送
風する。
前記バーナー12より噴射された燃料流は、空気通路1
6及び蓄熱体22を通って流れてきた燃焼用空気により
酸素補給を受けて火炎となって鋳塊Wに向って伸びる。
これにより鍛造炉R内の温度は次第に上昇し、所定時間
が経過すると鍛造炉R内の鋳塊Wは加熱され軟化する。
この場合、排気ガスは、蓄熱体22を通って排気ガス通
路17より流出することになるが、この蓄熱体22は、
前記排気ガスにより加熱され高温となっているので、こ
れが前記空気通路16と対応する位置まで回転すると、
この空気と熱交換して空気を加熱することになる。
この加熱は、排気ガスの通路17側で加熱された蓄熱体
22が空気通路16側に移動すると直ちに燃焼空気を加
熱するという、いわば即時加熱方式となっているので、
加熱時に熱のロスがなく、高温の加熱空気を効率良く作
ることができ、この高温の加熱空気によって行なう燃焼
作用もきわめて高温領域で行なわれ、燃焼開始から所定
の高温に達する時間が短時間となる。なお、この場合、
排気ガスは蓄熱体22より排気ガス通路17を通って排
出されるので、煙突も必要としない。
特に、空気通路16のダクト13の全通気面積sに対す
る比率を1/8〜1/2.5とすれば、高温の排気ガス
の圧損を少なくすることができ、したがって、炉内の背
圧もあまり上昇せず、また空気通路16の面積が小さい
ために、空気側の流速を高めることもでき、これにより
燃料と空気との混合を速やかに行なうことも可能とな
り、さらに蓄熱体22の加熱ゾーンも大きくなるので、
燃焼用空気の加熱も確実となり、省エネ効果の高いもの
となる。
また、バーナー12が燃焼用空気の流れの軸線に対し2
〜30度傾斜していることから、燃料流と空気との混合
が助長され、きわめて良い燃焼状態が得られることにな
る。
前記燃焼中において、排気ガスは、仕切板18とセラミ
ックス製蓄熱体22との間の連通部24を通り、その一
部が空気通路16側の空気に混入して再度燃焼された後
に、再度排気ガス通路17より排出されることになる
が、このようにすれば排気ガス中に含まれるNOの排
出量を所定値以下にコントロールすることができる。ま
た、この連通部24を設けることにより空気通路16と
排気ガス通路17との間を不必要にシールすることもな
くなることから、装置全体の構造も簡素化され、装置の
組立て性も向上するというというメリットもある。
第8図は、本発明のに係る燃焼装置の他の実施例に示す
もので、前記燃焼装置をラジアントチューブと連結した
もので、排気ガスを炉内等に排出せず、雰囲気温度のみ
により、つまり、クリーンな空気で加熱する場合の燃焼
装置30である。
この燃焼装置30も構造的には、前述したものと同様で
あるが、排気ガスがラジアントチューブ31内を直線的
に流れた後にUターンして流通し、そして排気ガス通路
17から排出されるようになっている。
なお、本発明に係る燃焼装置は上述した鍛造炉等の炉の
みに限定されるものでなく、他の種々の装置、例えば乾
燥装置、タービンの蒸気発生装置等加熱に関するものな
らば、種々の装置に対して使用することができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、空気通路と排気ガ
ス通路を、一つのダクト内に仕切板で仕切り、このダク
トの端部の円筒部にセラミックス製のハニカム状をした
通気性のある蓄熱体を設け、これを所定回転させるよう
にしたため、高い温度状態で廃熱の回収が可能となるの
みでなく、排気ガスの通路側で加熱された蓄熱体が空気
通路側に移動して直ちに燃焼空気を加熱することになる
ので、一層熱回収が促進される。そして、従来の炉等の
加熱室内に生じ易いデッドゾーンもなくなり、加熱効率
が上がることになるとともに、空気等の流れ経路が簡略
化され、しかも伝熱面積が大きくなる、装置全体の外径
寸法が小さくなり、装置の設置面積も少なく、工事が迅
速に安価にできることになる。特に、熱回収効率が高い
ので、空気配管機器がすべて冷風使用のものを採用で
き、この点でもコスト的に有利となる。
また、空気通路のダクトの全通気面積に対する比率を1
/8〜1/2.5とすれば、高温の排気ガスの圧損を少
なくし、空気側の流速を高めることができ、燃料と空気
との混合を速やかに行なうことができる。
バーナー若しくは燃焼用空気の流れの軸線を相対的に2
〜30度傾斜されているので、燃料流と空気との混合が
一層助長される。
さらに、仕切板とセラミックス製蓄熱体との間に連通部
を設けると、排気ガスの一部が空気に混入し、NO
排出量がコントロールできる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の一実施例に係る熱回収式燃焼装置の
概略断面図、第2図は、同熱回収式燃焼装置の要部を示
す断面図、第3,4図は、第2図のIII−III及びIV−IV
線に沿う断面図、第5図は、第2図の要部拡大断面図、
第6,7図は、実験結果を示すグラフ、第8図は、本発
明の応用例を示す断面図、第9〜11図は、従来の燃焼
装置を示す概略断面図である。 10……燃焼装置、11……開口部、 12……バーナー、13……ダクト、 15……バーナタイル、16……空気通路、 17……排気ガス通路、18……仕切板、 22……蓄熱体、23……回転軸、 24……連通部、R……炉。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉壁に取付けられたバーナーの近傍に配設
    された燃焼用空気が流通する空気通路と、燃焼した後の
    排気ガスを炉外に排出するようにした排気ガス通路と、
    この排気ガス通路を流通する排気ガスの熱より前記空気
    通路を流通する燃焼用空気を加熱するように前記排気ガ
    ス通路と空気通路との間に回転し得るように設けられた
    多数の通気孔を有する蓄熱体とを有する燃焼装置におい
    て、前記炉壁に開設された開口部に、内部を仕切板で仕
    切ることにより前記空気通路と排気ガス通路を形成した
    一つのダクトを連設し、このダクトの炉内側端部の前記
    仕切板のない円筒部に前記蓄熱体を配置したことを特徴
    とする熱回収式燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記蓄熱体は、セラミックス製であり、ハ
    ニカム状をした多数の通気孔が開設されたものである特
    許請求の範囲第1項に記載の熱回収式燃焼装置。
  3. 【請求項3】前記空気通路のダクトの全通気面積に対す
    る比率は、1/8〜1/2.5である特許請求の範囲第
    1項又は第2項に記載の熱回収式燃焼装置。
  4. 【請求項4】前記バーナー若しくは燃焼用空気の流れの
    軸線は、相対的に2〜30度傾斜させたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の熱回収式燃
    焼装置。
  5. 【請求項5】前記バーナーは、燃料噴流を囲むようにバ
    ーナタイルを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項又は第2項に記載の熱回収式燃焼装置。
  6. 【請求項6】前記ダクトは、前記蓄熱体と仕切板との間
    に排気ガスの一部を空気通路に導く連通部を有する特許
    請求の範囲第1項乃至第5項に記載の熱回収式燃焼装
    置。
  7. 【請求項7】前記連通部は、前記仕切板とセラミックス
    製蓄熱体との間に距離が前記空気通路の相当直径の1/
    100〜5倍程度離間してなる特許請求の範囲第6項に
    記載の熱回収式燃焼装置。
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