JP2002218881A - 魚釣用片軸受リール - Google Patents

魚釣用片軸受リール

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JP2002218881A JP2001013329A JP2001013329A JP2002218881A JP 2002218881 A JP2002218881 A JP 2002218881A JP 2001013329 A JP2001013329 A JP 2001013329A JP 2001013329 A JP2001013329 A JP 2001013329A JP 2002218881 A JP2002218881 A JP 2002218881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定したドラグの作動が得られる一方向ドラグ
機構を備えた魚釣用片軸受リールを提供する。 【解決手段】本発明の魚釣用片軸受リールは、リール本
体3の支軸上に回転自在に設けたスプール30と、リー
ル本体3に回転可能に支持され、スプール30に対して
制動力を付与する制動歯車10とを有している。そし
て、前記スプール30に設けたスプール歯車55に常時
噛合する伝達歯車51を有する揺動体50をスプール3
0に回転可能に支持し、リール本体3に支持された制動
歯車10に、伝達歯車51を釣糸繰り出し方向のスプー
ル回転で噛合可能としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプールが釣糸繰
り出し方向に回転した際、それに制動力(ドラグ力)を
付与可能にした魚釣用片軸受リールに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、魚釣用片軸受リールは、釣竿に装
着される脚部を有するリール本体と、このリール本体に
対して片軸支持されたスプールとを備えた構成となって
いる。このスプールは、巻回される釣糸の両側を規制す
る対向した一対のフランジを備えており、スプールをリ
ール本体に装着した場合、一方のフランジは、リール本
体の内側面と対向した状態となり、他方のフランジは、
外部に露出された状態となる。そして、この外部に露出
する側のフランジには、その周縁部にハンドルツマミが
装着されており、このハンドルツマミを回転操作するこ
とで、スプールを一体的に回転させ、放出されている釣
糸を巻き取るようになっている。
【0003】ところで、上記したような構成の魚釣用片
軸受リールにおいて、例えば、実用新案登録第2530
263号(公知例1)や、特開2000−32886号
(公知例2)に開示されているように、釣糸がスプール
に巻回される巻取り方向のスプール回転時にドラグ力が
作動せず、釣糸繰り出し方向の回転時に自動的にドラグ
力が作用する一方向ドラグ機構が知られており、更に
は、このような構成に加えて、右巻き用と左巻き用に切
換えることができるようにしたもの(左右切換一方向ド
ラグ機構)が知られている。
【0004】これらは、いずれもリール本体に、ドラグ
力が作用するドラグギヤを備えた構成となっており、右
巻き、左巻きに応じて、スプールが釣糸繰り出し方向に
回転したときに、スプール歯車を制動歯車に噛合させる
ように構成されている。
【0005】すなわち、公知例1に開示されている片軸
受リールは、リール本体の支軸に、右巻き用及び左巻き
用の2個の連動歯車を有する揺動体を設けると共に、リ
ール本体に揺動体の揺動範囲を規制する規制部材を係脱
可能に設け、左右巻き方向を切換えるときは、揺動体の
揺動位置を変更して、いずれかの連動歯車をドラグギヤ
に噛合させるように構成されている。
【0006】また、公知例2に開示されている片軸受リ
ールは、リール本体の支軸に連動歯車を有する揺動体を
設けており、左右巻き方向を切換えるときは、揺動体を
支軸基部に対して軸方向に移動して、揺動範囲を左巻き
用/右巻き用に切換えた後、再度、回動可能に抜け止め
係止するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知例1に開示された技術によれば、2個の連動歯車を使
用しているため、高価であると共に、重量化するという
問題が生じる。
【0008】これに対し、上記公知例2に開示された技
術によれば、連動歯車を1個で構成しているため、上記
の問題は解消されるものの、スプール歯車と、これに噛
合する連動歯車との間のフリクション作用によって揺動
体を揺動させる構成のため、フリクションによる回転伝
達力が安定せずに、ドラグの作動不良が生じることがあ
る。
【0009】また、いずれの公知例も、左巻き用や右巻
き用に切換える場合、スプールをリール本体から取外し
た後、揺動体をリール本体の支軸基部から軸方向外方に
分解移動させ、かつ揺動範囲を規制する切換え作業を行
なわなければならず、切換え作業が煩雑で面倒であり、
さらには、切換え作業時に連動歯車とスプール歯車の噛
合状態を係脱させるために、歯面が損傷して回転性能を
低下させるという問題がある。
【0010】本発明は、上記した問題点に基づいて成さ
れたものであり、安定したドラグの作動が得られる一方
向ドラグ機構を備えた魚釣用片軸受リールを提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、そのような一方向ド
ラグ機構を備えた魚釣用片軸受リールにおいて、左巻き
用と右巻き用の切換え作業を支障なく容易に行なえる構
成を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明に係る魚釣用片軸受リールは、リール本
体の支軸上に回転自在に設けたスプールと、前記リール
本体に回転可能に支持され、前記スプールに対して制動
力を付与する制動歯車とを有しており、前記スプールに
設けたスプール歯車に常時噛合する伝達歯車を有する揺
動体を前記スプールに回転可能に支持し、前記リール本
体に支持された制動歯車に、前記伝達歯車を釣糸繰り出
し方向のスプール回転で噛合可能としたことを特徴とす
る。
【0012】また、上記した課題を解決するために、本
発明に係る魚釣用片軸受リールは、リール本体と、この
リール本体に対して着脱可能でリール本体の支軸上に回
転自在に設けられると共にリール本体側にスプール歯車
を備えたスプールと、前記リール本体に回転可能に支持
され、前記スプールに対して制動力を付与する制動歯車
と、前記スプールに回転可能に支持され、前記スプール
歯車に常時噛合する伝達歯車を支持した揺動体と、前記
スプールをリール本体に装着した際、前記揺動体の揺動
範囲を規制する規制手段とを有しており、この規制手段
は、前記スプールが釣糸巻取り方向に回転した際、それ
と共に回転して前記伝達歯車を制動歯車から離間させる
前記揺動体の揺動範囲を規制することを特徴とする。
【0013】上記した構成のように、スプール側に、ス
プール歯車と常時噛合する伝達歯車を有する揺動体を設
けており、スプールが釣糸巻取り方向、又は釣糸繰り出
し方向に回転した際に、スプールと揺動体との間で生じ
るフリクションを利用して、伝達歯車とリール本体側に
設けられている制動歯車との間で、噛合/離間を行なう
ようになっている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る魚釣用片軸受
リールの一実施の形態を添付図面に沿って具体的に説明
する。
【0015】図1は、魚釣用片軸受リールの中央断面図
(竿先側から見た状態)であり、図2は、図1に示した
魚釣用片軸受リールにおいて、リール本体とスプールを
分解した状態を示す図である。
【0016】魚釣用片軸受リール1は、リール本体3
と、このリール本体3に対して着脱可能に装着されるス
プール30によって構成されている。
【0017】リール本体3は、略円形状を成した側部5
を備えており、この側部5には、釣竿に装着される脚部
7が設けられた上方支柱5aと、この上方支柱5aと対
向するように下方支柱5bが一体的に形成されている。
この場合、下方支柱を保護するように、その表面に硬質
材等による保護部材5cを取着しておくことが望まし
い。
【0018】前記リール本体の側部5の中央には、支軸
9が圧入等によって取り付けられており、ここにスプー
ル30の中心に形成された支持部30aが回転可能に支
持されている。なお、スプール30には、公知の着脱機
構が設けられており、その支持部30aの一端面に配設
された押圧ボタン30bを押圧することによって、支軸
9の係合部9aとの係合関係が解除されて、スプール3
0をリール本体3から取外すことができ、また、スプー
ル30の支持部30aを支軸9に嵌め込むことで、係合
部9aと係合して回転可能に支持される。
【0019】前記スプール30は、釣糸が巻回される巻
回胴部31と、巻回胴部31の両端に形成され、巻回さ
れる釣糸の両側を規制するフランジ32a,32bを備
えている。この場合、フランジ32a,32bは、リー
ル本体3の側部5と対応するように円板状に構成されて
おり、スプール30をリール本体3に装着した際、側部
5の裏面と、フランジ32bとが対面し、その間には所
定の空間が形成されるようになっている。また、フラン
ジ32aは、外部に露出した状態となり、その径方向外
側には、ハンドルツマミ35が回転可能に支持されて、
これを握って回転操作することで、スプール30は一体
的にリール本体3に対して回転駆動される。
【0020】前記リール本体3の側部5と、スプール3
0のフランジ32bとの間の空間には、釣糸がスプール
30に巻回される巻取り方向のスプール回転時にドラグ
力(制動力)が作動せず、釣糸繰り出し方向の回転時に
自動的にドラグ力が作用し、更には、このような機能に
加えて、スプールを右巻き用と左巻き用に切換えること
を可能にした一方向ドラグ機構(左右切換一方向ドラグ
機構)40が配設されている。
【0021】以下、本実施の形態における一方向ドラグ
機構の構成について説明する。リール本体3の側部5に
は、スプール30が釣糸放出方向に回転した際、それに
対して制動力を付与するための制動装置が設けられてい
る。この制動装置は、側部5に回転可能に支持された制
動歯車10を備えており、この制動歯車10には、ライ
ニング材11を介在させて、制動歯車10を側部5の裏
面に向けて押圧する押圧部材12が係合している。押圧
部材12には、側部5に対して回転可能に支持されたド
ラグノブ15の軸部15aが螺合しており、ドラグノブ
15を回転操作することによって、押圧部材12は、そ
の螺合関係によって軸方向に移動され、制動歯車10に
対して所定の押圧力を付与するようになっている。すな
わち、ドラグノブ15を回転操作することで、押圧力が
可変し、制動歯車10に作用する回転負荷が調整される
ようになっている。
【0022】一方、スプール30側には、制動歯車10
に作用する制動力を伝達する伝達機構が設けられてい
る。この伝達機構は、スプール30の支持部30aに回
転可能に支持された揺動体50と、この揺動体50に回
転可能に支持され、前記制動歯車10に噛合可能な伝達
歯車51を備えている。
【0023】揺動体50は、リテーナ52によってスプ
ール30の支持部30aに抜け止め保持されており、伝
達歯車51は、支持部30aのリール本体側端部に嵌合
固定されたスプール歯車55に、常時、噛合した状態に
ある。
【0024】前記揺動体50の先端側には、保持部が形
成されており、スプール30をリール本体3に装着する
際に、リール本体の所定位置に形成されている係合部と
係合させることで、右巻き/左巻きを切換えることがで
き、かつそれに伴って一方向ドラグ機能を発揮させるよ
うになっている。
【0025】具体的には、保持部は、リール本体側に向
けて突出形成されたピン57によって構成されており、
係合部は、図3に示すように、前記リール本体3の側部
5において、制動歯車10の両サイドに貫通形成された
円形の係合孔20R,20Lで構成されている。そし
て、スプール30をリール本体3に装着する際、右巻き
/左巻きに応じて、係合孔20R,20Lのいずれか
に、ピン57を係合させるようになっている。
【0026】この場合、各係合孔20R,20Lの径
は、図4および図5(a),(b)に示すように、ピン
57の径よりも大きく形成されており、ピン57を係合
孔に係合させた際、揺動体50が所定範囲で揺動できる
ような遊度、具体的には、伝達歯車51と制動歯車10
との噛合関係で以下のように設定されている。
【0027】上記したようにスプール30が回転操作さ
れた際、それに伴って、支持部30aに抜け止め保持さ
れた揺動体50も、両者の間の摩擦力によって回転しよ
うとするが、揺動体50に設けられたピン57が、係合
孔の壁部に当て付くことで揺動体の回転は規制される。
この構成において、スプール30が一方向(図4におい
ては、時計回り方向)に回転された際、伝達歯車51と
制動歯車10は完全に離間し、かつ反対方向(図4にお
いては、反時計回り方向)に回転された際、伝達歯車5
1と制動歯車10が噛合関係となって、動力伝達状態と
なるように各構成部材を設定しておく。
【0028】次に、上記したような構成の魚釣用片軸受
リールの作用について説明する。魚釣用片軸受リールを
右巻き用として使用するのであれば、図5(a)および
(b)に示すように、ピン57を係合孔20Rに位置合
わせして、スプール30をリール本体3に取り付ける。
【0029】スプール30をリール本体3に取り付けた
状態を示す図4において、矢印D1方向が竿先側であ
り、時計回り方向がスプールの釣糸巻取り方向である。
この図に示すように、ハンドルツマミを摘んでスプール
30が巻取り駆動されると、それに伴って回転しようと
する揺動体50の時計回り方向の回転はピン57と係合
孔20Rの係合によって規制され、かつ揺動体に支持さ
れている伝達歯車51は制動歯車10から離間する。し
たがって、制動歯車10に作用している制動力はスプー
ル側に伝達されることはなく、ドラグフリーの状態とな
る。
【0030】これに対し、スプール30が釣糸繰り出し
方向に回転すると、図6に示すように、それに伴って回
転しようとする揺動体50の反時計回り方向の回転によ
って揺動体に支持されている伝達歯車51は制動歯車1
0に噛合する状態となる。したがって、制動歯車10に
作用する制動力が、伝達歯車51を介してスプール歯車
に伝達され、スプール30には、制動歯車10に設定さ
れているドラグ力が作用することとなる。
【0031】また、魚釣用片軸受リールを左巻き用とし
て使用するのであれば、図7に示すように、ピン57を
係合孔20Lに係合させて、スプール30をリール本体
3に取り付ける。
【0032】この状態で、ハンドルノブを摘んでスプー
ル30が巻取り駆動(反時計回り方向への回転駆動)さ
れると、それに伴って回転しようとする揺動体50の反
時計回り方向の回転はピン57と係合孔20Lの係合に
よって規制され、かつ揺動体に支持されている伝達歯車
51は制動歯車10から離間する。したがって、制動歯
車10に作用する制動力はスプール側に伝達されること
はなく、ドラグフリーの状態となる。
【0033】これに対し、スプール30が釣糸繰り出し
方向に回転すると、それに伴って回転しようとする揺動
体50の時計回り方向の回転によって揺動体に支持され
ている伝達歯車51は制動歯車10に噛合する状態とな
る。したがって、制動歯車10に作用する制動力が、伝
達歯車51を介してスプール歯車に伝達され、スプール
30には、制動歯車10に設定されているドラグ力が作
用することとなる。
【0034】以上のように、リール本体3に対しスプー
ル30を、ピン57と係合孔20R,20Lとの間で位
置合わせして装着することで、右巻き用/左巻き用の切
換えが可能となるので、その切換作業がきわめて容易に
行なえるようになる。しかも一方向ドラグ機構の揺動体
は分解移動する構成ではなく、スプール30の着脱作業
の際、スプール側のピンとリール本体側の係合孔との間
の選択的な係合によって、右巻き/左巻きの駆動形態の
切換えができるので、工具や分解作業を必要とせず、切
換え作業を簡単かつ容易に行なえる。
【0035】また、スプール30の支持部30aに、揺
動体50を支持する構成とし、スプールの回転に伴う摩
擦によって揺動体を揺動させて伝達歯車51を制動歯車
10に噛合/離間させるので、その噛合/離間が確実に
成され、安定した回転伝達力が得られてドラグ性能が安
定すると共に、スプールを巻取り駆動する際には、制動
歯車10から影響を受けることはない。しかも、揺動体
50は、所定の遊度をもって揺動するため、スプール3
0のリール本体3に対する装着が容易に行なえ、かつ歯
面を損傷させることがないので、長期に亘って良好な回
転性能が維持される。
【0036】上記した構成において、スプール30に回
転可能に支持された揺動体50の揺動範囲を規制する手
段として、揺動体50にピン57を設け、リール本体の
側部に係合孔20R,20Lを形成したが、このような
構成において、更に、図に示すように、同一の円周に沿
って、リール本体の側部に、同様な孔部(離間保持手
段)21を所定間隔毎に多数形成しておくことが望まし
い。
【0037】このような構成によれば、スプール30を
リール本体3に装着する際、ピン57をいずれかの孔部
21に係合させることで、右巻き/左巻き共に、釣糸繰
り出し方向のスプール回転に対して、ドラグ力を全く作
用させない状態(伝達歯車51が制動歯車10から常時
離間した状態)に維持することができる。また、孔部2
1を多数形成しておくことにより、外観の向上が図れる
と共に、軽量化を図ることが可能である。
【0038】また、スプール30に回転可能に支持され
た揺動体50の揺動範囲を規制する規制手段について
は、上記したピン57と係合孔20R,20Lによる係
合関係以外にも、例えば、凹部と凸部による係合関係に
する等、種々変形することが可能である。さらに、揺動
体50の揺動可能な範囲についても、リール本体側に形
成する係合部の構成や、配設位置等により、適宜変形す
ることが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上、本発明によれば、スプール側に、
制動歯車と噛合可能な伝達歯車を有する揺動体を支持し
たため、安定したドラグの作動が得られる一方向ドラグ
機構を備えた魚釣用片軸受リールが得られるようにな
る。
【0040】そして、そのような一方向ドラグ機構にお
いて、右巻き用と左巻き用の切換えが可能となるように
構成すると、切換作業を支障なく容易に行なえることが
可能になると共に、右巻き、左巻きのいずれも安定した
ドラグの作動が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用片軸受リールの一実施形態
を示す図であり、その中央断面図。
【図2】図1に示した魚釣用片軸受リールにおいて、リ
ール本体とスプールを分解した状態を示す図。
【図3】図1に示した魚釣用片軸受リールの側面図。
【図4】図1に示した魚釣用片軸受リールを側面から見
た図であり、リール本体の側部に形成された係合部とス
プールに設けられた揺動体との関係を示す図。
【図5】図4のA−A線に沿った断面図であり、(a)
はスプールをリール本体から外した状態を示す図、
(b)はスプールをリール本体に装着した状態を示す
図。
【図6】魚釣用片軸受リールを右巻き用に設定した際の
作用を説明する図。
【図7】魚釣用片軸受リールを左巻き用に設定した際の
作用を説明する図。
【符号の説明】
1 魚釣用片軸受リール 3 リール本体 10 制動歯車 20R,20L 係合孔(係合部) 30 スプール 50 揺動体 51 伝達歯車 57 ピン(保持部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の支軸上に回転自在に設けた
    スプールと、前記リール本体に回転可能に支持され、前
    記スプールに対して制動力を付与する制動歯車とを有す
    る魚釣用片軸受リールにおいて、 前記スプールに設けたスプール歯車に常時噛合する伝達
    歯車を有する揺動体を前記スプールに回転可能に支持
    し、 前記リール本体に支持された制動歯車に、前記伝達歯車
    を釣糸繰り出し方向のスプール回転で噛合可能としたこ
    とを特徴とする魚釣用片軸受リール。
  2. 【請求項2】 前記リール本体に、右巻き用と左巻き用
    の係合部を設けると共に、前記揺動体に、スプール装着
    時にいずれかの係合部と係合して揺動体を揺動可能にす
    る保持部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の魚
    釣用片軸受リール。
  3. 【請求項3】 リール本体と、このリール本体に対して
    着脱可能でリール本体の支軸上に回転自在に設けられる
    と共にリール本体側にスプール歯車を備えたスプール
    と、前記リール本体に回転可能に支持され、前記スプー
    ルに対して制動力を付与する制動歯車と、前記スプール
    に回転可能に支持され、前記スプール歯車に常時噛合す
    る伝達歯車を支持した揺動体と、前記スプールをリール
    本体に装着した際、前記揺動体の揺動範囲を規制する規
    制手段とを有する魚釣用片軸受リールであって、 前記規制手段は、前記スプールが釣糸巻取り方向に回転
    した際、それと共に回転して前記伝達歯車を制動歯車か
    ら離間させる前記揺動体の揺動範囲を規制することを特
    徴とする魚釣用片軸受リール。
  4. 【請求項4】 前記規制手段は、前記揺動体に設けられ
    た保持部と、前記リール本体に設けられ、前記保持部を
    所定の範囲内で移動可能となるように係合させる係合部
    とを有すること特徴とする請求項3に記載の魚釣用片軸
    受リール。
  5. 【請求項5】 前記スプールが釣糸巻取り方向、又は釣
    糸繰り出し方向に回転した際、いずれも前記伝達歯車を
    制動歯車から離間した状態を維持するように前記揺動体
    を保持する離間保持手段を設けたことを特徴とする請求
    項3又は4に記載の魚釣用片軸受リール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3251504A1 (en) 2016-06-01 2017-12-06 Shimano Inc. Single-bearing reel

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